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2024-08-12

[]【高橋源一郎にきく】今あえて社会内面化しない勇気

本書は、3年毎日に連載されている「これはあれだな」の中から選ばれた文章を集め、過失したエッセイです。

「これはあれだな」とはどのようなコンセプトのコラムでしょうか。

何か気になった事件や本、作品などがあったら、それについて書くのが普通ですよね。それだけじゃ面白くないので、過去に同じようなことがなかったかと探し当て、その二つを比べて何が変わって何が変わっていないかを考えるというのがコンセプトです。

まり、例えば文学作品であれば、文学作品と何かの映画とか、100年前に同じようなことがあったとか、こういう事件があったけど、50年前に全く同じようなことがあったよね、といったことです。だからジャンルが違う場合もあって、例えば映画と最新作のアニメでは、これどこかで見たことあるなと思ったら、80年前のあの映画と同じことをやってない?ということです。

パッと5、6個思いついて「これならできそう」と思って始めたんですが、途中で「大変だ」ということに気づきました。少なくとも二つは見つけなければならない作業であることに10回目くらいで気づいたんです。普通は一つの話題で済むところを、必ず二つ見つける必要がある。多ければ多いほどいいんですよ。例えば今と大正明治で同じようなことがあった、とか。

時代は変わらないね、というのは面白いんだけど、めちゃくちゃ手間がかかる。読み直しを結構確認しなければならないですからね。一応記憶に頼って「こんなことあったな」と思い出しても、記憶曖昧になってきます。でも、本当にこれ面白いんだと。途中からは大体ストックがあって、これは似てる、逆に今のこれがあれだけど、あれから発想する場合もあるんです。昔こんなのあって、こんな面白ものって今にはないかな、と。

そうやって見ていくと、最近若い人の旅に出た記録が1000年前の元神尚の記録に似てるとか、1500年前のものそっくりだ、とか。そういうふうにしていくと、結構いろんな時代に似たものがある。特徴性が被るものがある。だから時代にそういうものを生み出す必然性があるっていうことを考えると、話としては面白いんで、ただ手間がかかる。

今回本にまとめられたのも、別に今回が初めてではないです。これで3冊目です。毎週締め切りがあると憂鬱なっちゃう。まずこれを見つけるでしょ?で、あれがなきゃダメなので、どんなに面白くても「これ面白いんだけど、ペアになるものがいないよね」ってなると、できない。

そもそも、ご自身文学作品を作るっていうのも、アイデアを出さなきゃいけない。アイデアはひねり出すんですけど、あれを見つけるっていうのはなかなか難しい。でもやっぱりコンセプトが光ってますね。やっててうまくいったときは「これ、よく見つけたな、自分でも」って思います

あの、本書の前半では、2022年9月13日フランス映画監督ゴダールの死について書かれています高橋さんにとってゴダールはなぜこれほど特別存在なんでしょうか?

これは世代的なもので、僕の世代芸術音楽映画文学好きな人ゴダールに影響を受けていない人はいないと思います

皆さん結構しますね、やっぱり。

当時はSNSもないし、情報だって今ほどは入ってこなかったから、例えば映画ニュースもなかった。テレビニュースやらないから、どこで知ったかというと、映画雑誌とか、映画芸術とか、そういうところにちょこっと載っていて、新作が出たって今だったら全部SNSでお知らせが来るんでしょうが、そういうのがなかった。だから新作が出たって言っても、日本公開がいつかはわからなかった。

僕は映画だと、アートシアターというのに入っていました。60年代、相当幼い時から、そういう会の会員になって、中学入ってすぐそういう会に入った。だから映画クレイジーキャッツからゴダールまで一緒に見ていました。そもそもそれを分けて考えるのはダサいって感じだった。

しかも極端なことを言うと、芸術ばかり見ていると馬鹿にされるから、逆にクレイジーキャッツとかGS映画を見ないと恥ずかしいって感じだった。そういう背景の中で、ゴダール作品はかっこいいと思ってましたね。彼の即興スタイル特に印象的で、シナリオを書いていかないんですよね。当日、その場でセリフを持っていく。そして基本的編集映画を作るというスタイル

引用が多い。ゴダール作品は、引用が多くて、ただ引用しているだけのものもある。それはオリジナリティに対する嫌悪なんだと思うんです。オリジナリティではなく引用作品を作る。だから過去世代否定する度合が一番強いのが彼で、その影響を受けていると思います

最後作品についても書かれていますが、イメージばかりが連続してくる、写真バンバンバンと順番に来るような映画で、画質は必ずしも良くないのに、なんだか異様に綺麗な映像が印象的でした。

どうでしたか?その最終作に対する感想は?というと、ゴダール作品が好きだなって感じですね。もういい悪いじゃなくて、好きだって感じですね。ゴダールはずっと「映画テーマがどうとかじゃなくて、90分なら90分、じっとその映画館に座って見ていればそれでいい」と言っていて、ただ画面を見ていれば幸せ映画ってそれでいいんだ、という考え方を持っていました。

ゴダールは、自分映画自殺映画だと言っていて、主人公死ぬ映画が多いんです。「気狂いピエロ」もそうだし、「勝手にしやがれ」もそうだし、最後主人公自分で目を閉じて死ぬ。あれはすごいなと思う。しかも、あれがデビュー作なんですよ。最後自分意思表現する映画を撮るという意味で、彼の作品は一貫してそのテーマを持っているんです。

「映画史」という映画も撮っていますが、ゴダールという監督は、常に作品現実境界を取り払うことを考えていたんです。作品現実が別々のものではなく、その境界を取っ払って、映画館で観ている観客に語りかけるという姿勢がありました。

映画の中で、主人公が観客に話しかけるというのは珍しいことではないですが、それを堂々とやったのがゴダールアメリカでも10年くらい前に「ハウス・オブ・カード」とかで流行りましたけど、ゴダールもっとからそれをやっていた。それがかっこよかったんです。

また、魚くんの電気映画「魚の子」や、中村喜子の「女と刀」、植物学牧野富太郎の「牧野富太郎自伝」などについて書かれた箇所を読むと、一つの観念や興味に取り憑かれて、非論理的であろうが、非経済的であろうが、自分の道を進む人が高橋さんの好きなタイプなのではないかと思いました。そういう方にどんな魅力を感じるのですか?

いや、面白いですよ。単純に普通面白くないですか?ちょっと病的な感じさえありますが、頭おかしいんですよね。でも、そういう人は見ていて面白いですね。付き合いたいとは思わないけど。

でも例えば、魚くんだと、そこに書きましたけど、魚くんも面白いけど、お母さんがすごいですよね。僕も読んで「あ、そうなんだ」と思いました。魚くんの主人公はお母さんなんですよね。つまり、こういう人はいるんですよ、きっと。街を歩いても変な人はいます。変な人はいるけど、大体は困るんですよね。それが普通で、生きる人の知恵です。普通に生きてるとそうなるんですよ。

でも、時々そうは思わない人が出てくる。だから、変な人も大事なんだけど、その変な人を受け入れる人の方が自由だと思っています。お母さんがそうですね。お母さんは自分の息子だけど、そのおかしさを全面的に抱きしめる。

普通おかしいって言っても結局排除されるか、直されちゃう。「お前、おかしいか普通にしなさい」と。でも、そのおかしさを育てるというのがすごいなと思います。それは他者とか異業のもの尊重するってことなんですよね。つまりおかしくても存在意義がある。

これは結局、すべての人に存在意義があることにつながるんですけど、普通の人は存在意義があると認められている。でも、おかしな人とか、魚くんならいいけど、例えば身体障害者とか、知的障害者の人たちは見たくないと思うこともある。でも、それでも家族でも受け入れられない人もいる。

僕も色々調べました。障害ある子供が生まれると、受け入れられる家族と受け入れられない家族がいます時間をかけて受け入れられるようになる家族もいます特に父親最初は受け入れないんですよ。でも、母親はすごいなと思います。お母さんは何でも受け入れるんですよね。

魚くんも牧野富太郎も色んな人が出てきますけど、その面白さとは別に、それを誰が受け入れたのかが重要なんです。牧野富太郎変人だけど、奥さんが受け入れたんですよね。牧野富太郎植物愛に没頭する変人ですが、それを受け入れるのは大変なことですよね。

でも、それを受け入れたからこそ、彼の生存保証されたんです。だから、僕が書いた美方ククスとかも超天才だけど、あれ夫だったら困るよ。でも、受け入れた人がいたから、その生存保証された。

でも、どうですかね。例えば、牧野さんとか魚くんとか、みんな著名になって仕事に繋がって成功しているけど、そこまでお母さんが考えていたか奥さんが考えていたかは分からないけど、魚くんになれなかった魚くんや、牧野富太郎失敗版みたいな人も絶対たくさんいたはずです。

結局、成功者の影には1000人の失敗者がいると思います。きっとそういう人たちのところにも、お母さんがいたんですよ。でも成功しなかったけど、いいんじゃない、それで。

これでも、親もすごいけど、1000人の失敗した人を見守ってた親がいて、その人たちが不幸だったかっていうと、そうでもない。そういう人たちは必要なんですよ、ということをよく考えますね。

セコさんの漫画マダムたちのルームシェア」とか、信友直子監督の「ボケますからよろしくお願いします」、早川知恵監督の「プラン75」など、老いと向き合った作品が多数言及されています。今、世界で最も高齢化の進む国と言われる日本で、高橋さんは何を感じていますか?

自分が年取ってきましたからね。今年で73歳です。もうやばいです。あと2年で後期高齢者です。やっぱり、身体的な衰えを感じます。確実に老いていくのがわかります。それに対して色々と体に気をつけています

一つは、老いを新しい経験だと捉える感覚です。確かにそうですよね、経験したことないことですから、新鮮です。僕もそうですよ。ちょっと年を取ってきて体が辛くなってくると「こんなの今までなかった」と思うことがあります

例えば、鶴見俊輔さんという哲学者の方が「限界芸術論」を書かれたんですが、90歳を過ぎて、「今日1日転ばないことを目標に生きよ」と書かれていました。「あ、そういうもんなのか」と思って、わかりました。

転びそうになるんです。僕、スクワットして足腰を鍛えているから平気だと思っていたら、筋肉じゃないんですね。バランスが悪くなっている。神経が悪くなっていて、神経は鍛えようがないから転ぶ。僕は筋力鍛えれば大丈夫だと思っていたけど、そうじゃなかったという新しい発見がありました。

そんな老いを新しい経験だと思って、余裕を持って受け入れることが大事なんです。実際、この国、これは日本だけじゃないと思いますが、68歳、70歳、72歳になると社会の窓が次々と閉まっていく。つまり、色々なことができなくなってくるんです。

例えば、家を借りようと思ってインターネットを引こうとしたら「72歳ですか、ではご家族契約になります」と言われたんです。「70歳とインターネット契約ができないってどういうこと?」と聞いたら、「こういう決まりなので」と言われて、「おかしいでしょ」と思いました。これってちょっと差別的ですよね。

プラン75もそうですが、年寄り不要だという考え方があるんですよね。これが寂しいです。今「シルバーデモクラシー」と言われて、年寄りが恵まれていると言われていますが、それは嘘だと思います。年を取ってみたら、社会の窓が閉じていく。シルバーデモクラシーという言い方で、年寄りが恵まれていると若い人に思わせようとしているんです。

でも実際には、全世代がそれぞれ抑圧を受けている。70代以上はこういう抑圧があるけど、20代30代も年金の支払いなど、みんなそれぞれ抑圧されているんです。だから、全世代連帯しなきゃいけないと思うんです。分断が一番都合がいいから、それをやめるべきです。

僕は政治テーマとして、全世代連帯すべきだと考えています。知らないかもしれませんが、70歳になったらインターネット引けないんですよ。72歳になったらローンもできないんです。なのに恵まれているなんて、ふざけているとしか思えません。

これは、土線(映画)とかでテーマになってもいい話ですよね。でもそれはなかなか声になりにくいんですよね。40代50代の時には知らなかったけど、68歳70歳72歳で新しい抑圧が出てくるんだな、と気づくんです。

社会ってさ、普通のことは知らせないようにしているんですよね。それぞれの世代とかジェンダーで、社会から抑圧されていることをお互いに調べ合って、連帯しなきゃだめです。

ジャニーズ問題玉音放送について、高橋さんテレビ局の幹部たちに「ジャニーズ問題無視するのか」と質問した時のエピソードについて書かれています。昨年末ジャニーズの性加害問題が巨大なテーマになりましたが、この間、どう感じていましたか

あそこにも書きましたけど、僕がちょうどBBC放送した直後に番組審査員を辞めて、最後番組で「これはダメだよ」と言ったんですが、沈黙がありました。その後、某テレビ局が漫画問題で騒ぎになって、それを良かったと思って続けました。

でも、やっぱりテレビ局は商業放送から視聴率が下がることが怖いんですよね。だから視聴率が下がる可能性があることはなるべく避けたい。僕は怯えすぎだと思うんですけどね。もうそんなに怖がらなくても、普通常識でやればいいのに、忖度している。忖度しない方が視聴者の指示を得るんじゃないかと思いますが、なかなかそうはならないんですよね。

今と昔を比較して、昔の方が保守的だったかというと、そんなことはなく、テレビ全体は進化している。ただ、メディア動画サイトSNSに壊れていく時にどうするかを同時に考えなきゃいけなくなっているので、やることも多いんです。

から、僕も言ったんですが、面白動画サイト番組テレビより面白いですよ。テレビバラエティなんてやめたらいいと思います個人で作っているものでも、ものすごくよくできた動画番組があるんです。それを見たら、テレビお金も人もあるんだからもっとできることがあるはずなんですよね。

Netflixドラマなんかも面白いですよ。コンテンツの中身も含めて、やれることがあるのにやっていない。同じようなラブコメばかり作って、誰が見るんだろうって思います

江戸川乱歩の「芋虫」を現代では取り上げることがかなり難しいということについて書かれていますが、以前、マルキ・ド・サド作品を絶賛されていた話もあります。今の時代言論空気感についてどう感じていますか?

メディアテレビラジオだけじゃなくて、小説も含めて、僕がデビューした頃に比べると、だいぶ書きにくくなっています。例えば「ピエロ」って言えないじゃないですか。今では「ピエロレフ」って言われることがありますが、検索しても出てこない。

一番怖いのはこれですよね。こういう名詞ごと削除されること。ポリティカル・コレクトネスで、こういう言葉を使いなさいというのは一つの考え方としてあるかもしれませんが、元々あった言葉が使えないというのは、歴史捏造じゃないですか。

今、「ジプシー」って言葉も使えないんです。「ロマ」とか言いますが、これは歴史捏造であり、存在させないという方向に進んでいるんです。例えば、ゴダールの「気狂いピエロ」も、僕はそれを見ましたからね。でも、「ピエロレフ」って言われてもわからない。

ポリティカル・コレクトネスについては、理解できるところもありますが、理解できないところも多いです。多分、それを推進している人も、やっていて変だと思っているんじゃないかと思います定義や限度が確定していないのが問題で、空気みたいなものから

ポリティカル・コレクトネスの一つの問題点は、日本が元々空気社会から空気で決めるというのはやばいポリティカル・コレクトネス空気で決められるようになっているのが、日本事情なんですよ。

上辺だけの議論が多く、社会的な不正義の問題は見ないで、言葉だけで物事判断する。ポリティカル・コレクトネスは、社会的な問題言葉だけで覆い隠そうとしているだけです。

その辺が、日本という国は忖度する社会から空気を読めということがずっと言われてきて、変わらなかった。変わるかと思ったら、ずっと空気を読んでいる。片方では多様性を唱えているけど、それは言っているだけで、実際には何も変わっていない。

大杉栄についても言及複数見られます思想生き方性格、私には高橋さんと似ている印象を受けましたが、大杉栄をどのように見ていますか?

大杉栄は、日本でも代表するアナキストですが、やっぱり感じがいいですね。友達になりたいなと思う。問題はいっぱいありますが、女癖が悪いとか、迷惑な部分も多いけど、その一方で愛すべき点がある。だから、あの人は人たらしなんです。

例えば、子育てをしていたんです。普通政治的な人は政治活動はするけど、家のことは見ない。でも、大杉栄は、伊東のと結婚して子供が生まれたら、赤ん坊選択をしたり、オムツを変えたりしていた。嫌じゃなくて、それが好きだったんです。

彼の中では、夫婦や男女の形は形式じゃなくて、対等であって、子供から自分 Permalink | 記事への反応(1) | 08:25

2024-02-12

俺にとって村上春樹はなんだか面白い話をしてくれるおじさんだったんだよ。

難しそうなブラームスだとかヤナーチェックみたいなクラシックとか、ボブ・ディランとかジャズとかを教えてくれたり、ゴダールみたいな聞いたことのないフランス映画について話してくれたり、戦時中からつながる日本政治の暗部についてノモンハン事件からめて「ねじまき鳥クロニクル」で示唆してくれたり、知り合った女性と突然やたらとエロい経験したことを話してくれたりする、親戚の集まりにいる何してるかわかんないおじさんだったんだよ。

きれいな女性バーで仲良くなってすぐに寝ちゃったり、ホイホイとセックスに誘われたり、野外でフェラされたり、そんなことが本当にあるはずがないってわかってたけど、高校生がそれくらい空想したっていいじゃないか。「ノルウェイの森」みたいに幼馴染がいて日常的にセックスしまくるという空想悶々とする年ごろだよ。

海辺のカフカ」でおねショタに目覚めたりして性癖も歪んじゃったよ。俺、「国境の南、太陽の西」みたいに先に裸にされる性癖であるんだよ。

大学生になったら女の子セックスできるんじゃないかって期待させてくれたし、セックスなんて大したことじゃなくてよくあることなだって振りをするのに憧れたんだよ。でも俺は酒も飲めないし煙草のにおいで気持ち悪くなるんだよ。

大学時代しょっちゅう歯噛みさせられる経験をしてきたんだよ。今でもときどき思い出して悔しくなるよ。

世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」みたく図書館司書さんと仲良くなって当日セックスみたいなことはないよ、レイモンド・チャンドラーの読み過ぎだよ。

村上春樹が全レスするみたいなサイトで、モテない男の子ちょっと辛辣だった村上春樹を見て寂しかったよ。あんたの言っていることはわかるけどそれは恵まれてる側から意見上から目線だよなって思ったよ。いつもの他人気持ちを慮るもののわかったような言い方はどこに行ったんだよって悲しくなったよ。

でもやっぱり俺の感性には影響を与えまくってるんだよ。

感性以外にも倫理観を形作ってるよ。村上春樹小説で示された倫理基準村上春樹自身が従っていないことだってあるし、早稲田に記念館が出来ちゃってすっかり体制側のおじさんになっちゃったけど、やっぱり面白かったんだよ村上春樹。俺の各文章リズムに影響を与えているし、俺の読んだ本も見た映画もおじさんが教えてくれたものがいっぱいあるんだよ。

それに話し方が村上春樹っぽいって言われちまったこだってあるんだよ。

最近小説よりも随筆翻訳のほうが好きになっちゃったんだよ、なんでなんだよ。

なんだよ、わけがわかんないよ。

新刊を読みたいんだか読みたくないんだかわかんないよ。

俺にとって村上春樹は真面目な顔してセックスについて読める場所だったんだよ。真面目さしか取り柄が無かった俺なりの叛逆だったんだよ。だから体制側になってみんなから持ち上げられているのを見ると、逆張りしたくなるんだよ。

いい子ちゃんじゃない文学が読みたいんだよ。

2023-12-31

2023年観た映画

公開年・鑑賞方法わずとりあえず記録しはじめた。

今年観たのは以下のとおり。いちおう感想っぽいものも書き留めているけど、大した感想も浮かんでこないやつも多い。

雑な感想しか書いていなくてあれだけどとりあえず。

1/1『メイン・テーマ

森田芳光監督

知っている風景ちょっと映っていた。時代を感じるけどそれがいい。

1/2 『ちょっと思い出しただけ』

松居大悟監督

良かった。

1/8 『アルファヴィル

ジャン・リュックゴダール作品、初。

なんども寝落ちしてそのたびに巻き戻しながら観た。でも面白かったと思う。

ウルトラセブンの「第四惑星悪夢」のネタ元になっているのもよくわかった。たまに観返したい。

1/8 『RRR』

かに面白かったけど3時間は長い。

1/21 『ゾッキ

蒲郡舞台映画

2/4 『卓球温泉

結構良かった。

98年の映画なせいか、あまりノスタルジック雰囲気を感じなかった。

2/11ブラックパンサー / ワカンダ・フォーエバー』

まらなかった。

チャドウィック・ボーズマンの抜けた穴が大きすぎる。

2/12 『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー

30分なのでいつものドンブラって感じ。というより、いつもよりつまらない。

2/17 『彼のオートバイ彼女の島』

大林宣彦監督作品80年代臭のするコテコテ大林映画だった。

2/25 『天国にいちばん近い島

大林宣彦監督作品。まだ10代と思われる主人公口説き出す峰岸徹が辛かった。

終盤ずっと無口だった原田知世20歳くらい上の人に恋愛説教をしだすのも辛かった。

3/17 『シン・仮面ライダー

金曜18時の最速上映で観てきた。

シン・シリーズのなかで一番いい出来じゃないかと思った。けど、感想を見てみると賛否両論みたい。

4/1 『続・男はつらいよ

1作目より面白かった。くすっとくるシーンが多かった気がするし、寅次郎イラッとする箇所もあまりなかった。

4/2『マイ・ブロークン・マリコ


4/9『未来の想い出 Last Christmas

森田芳光監督作品

90年代香りのする映画だった。まぁそれを堪能したくて観たのだけども。

4/16『ブレット・トレイン

伊坂幸太郎原作らしい。

良かった。また観てもいいかな。

4/16 『グリッドマンユニバース

https://ssss-movie.net/

超超良かった!

5/1 『シュシュシュの娘』

期待しすぎた気がする。

5/20 『その日、カレーができるまで』

画面が暗いのとセリフ聞き取りづらすぎた。

カレーは美味しそうだった。

5/20 『NOPE』

一回目は前半寝落ちしたのでよく分からなかった。

解説読んで再度みたらなんだかんだ面白かった気がする。

5/24ケイコ、目を澄ませて』

静かで良い映画だった。

5/28 『MONDAYS / このタイムループ上司に気づかせないと終わらない』

Prime Videoで視聴。

途中までは面白かったけど漫画描き始めたあたりからまらなくなった。

6/15 『ちひろさん』

Netflixで視聴。

今泉力哉監督だけどいまいち面白そうじゃないなと直感しつつ観た。けどやっぱりあまりおもしろくなかった。

『窓辺にて』が早く観たい。

6/16 『男はつらいよ フーテンの寅』

面白かった。

7/16 『きさらぎ駅

途中まで見ていた続きを。

あんまりホラーではなかった。CGがしょぼい。

7/17かがみの孤城

なんか泣けてしまった。

想像以上に話が重かったけどいい作品なのではと。

7/18 『君たちはどう生きるか

TOHOシネマズにて鑑賞。

前半なかなり眠かったけど良かった気がする。

8/13 『ミッションインポッシブル: フォールアウト』

デッドレコニングの予習としてPrimeVideoで観た。

思った以上に楽しめた。

8/14 『アナザーラウンド』

マッツ・ミケルセンだけで画が保っていた。

けっこう良かった。

9/18 『バーバー吉野

プライムビデオで鑑賞。

もたいまさこが主演でノリが似ていたのであれ?と思ったら「めがね」かもめ食堂」と同じ監督だった。納得。

パーマネント野ばら」とごっちゃになる。

9/22 『ベイビーわるきゅーれ』

Netflixでなんとなく観始めたけどめちゃくちゃおしろかった。

2021年公開らしいけど、2021年イチかなと思う。最後の格闘シーンがすごすぎて、あそこまで飽きずに観れたのは久々。

9/23 『ある用務員』

ベイビーわるきゅーれに続いて、同じ監督作品

ベイビーわるきゅーれの2人が似たような役で出ている。アサシン集合シーンが最高すぎた。

テンポ感が「鮫肌男と事桃尻女」を想起させた。

10/7「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」

それぞれのパートは良かったけど最後パートは対して面白くなかった。お互いのいいところを殺しているというか、

それぞれで面白ものを混ぜても別に面白くはならないんだなと思った。

10/21 『エヴリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

Netflixで視聴。シリアスさとくだらない下ネタバランスが適度で面白かった。

マルチバースまたいだ親子三世代の和解話でもある。ただ2時間オーバーと長いので一回で十分かな。

11/3 『ゴジラ -1.0』

TOHOシネマズで鑑賞。

まぁまぁ良かった。ゴジラの登場シーンは良い。ストーリーパートはなんかゴジラあんまり関係のない話していて乗り切れなかった。

11/12 『半世界

プライムビデオで鑑賞。

良かった。 主人公たち3人が39歳設定はちょっときついなと思った(自分と同い年だ)

稲垣吾郎田舎の旧体質めいた父親役だったけどやはり無理があった。

12/2 『すずめの戸締まり

プライムビデオで鑑賞。

なんかよくわからなかったけど良かった気がする。

12/9 『イコライザー2』

Netflixで視聴。結構面白かった。

12/23チケット・トゥ・パラダイス

プライムビデオで視聴。

ジョージ・クルーニージュリア・ロバーツということで、どことなオーシャンズ11ぽい鑑賞体験を期待して観た。

実際カラッと終わってよかったけど、最後最後そうするかぁ?!と思った。

12/31 『ザ・スーパーマリオブラザーズムービー

まぁまぁ面白かった。

12/31 『新・男はつらいよ

Netflixで視聴。

2023-04-08

何がゴダールじゃ俺が見たいのは娯楽!

自由資本主義サイコー!!!

バァン!(ロシア人が爆発する音)

バァン!(石油産出国人が爆発する音)

バァン!(ベッドの軋む音)

でいいんすよ

2023-03-02

映画500本弱観て覚えた監督

ホラー恋愛ミュージカルは観ないので知らない

リュミエール兄弟歴史資料

エイゼンシュタイン教科書モンタージュの人 戦艦ポチョムキン展覧会の絵プロムナードを何回繰り返すねんと思った

ヒッチコック教科書技術的に色々斬新だったらしいが、その後洗練されたフォロワーの現れた今観ても……感は否めない 鳥は割と面白かった

キューブリック:一点透視図法の人 映像生活感がなくてなんか観てて不安になる 半ば教科書枠のようだけど、普通に面白

ゴダール︰「ヌーベルバーグ」の人らしいが、ヌーベルバーグが何なのかを知らん

スピルバーグエンタメ映画の大天才 かと思えばシンドラーのリストなんかも撮れちゃうのが凄い

ルーカススターウォーズ 𝗕𝗜𝗚 𝗟𝗢𝗩𝗘 SWとインディジョーンズの小道具についてのムック本読んだけど、ディテールへのこだわりが病的だと思う

ティムバートン:空想家って感じがする それを映像に起こせるのが凄い 悪趣味とおふざけにセンスがあるけど、それはそれとしてビッグフィッシュみたいなのも撮れちゃうのも凄い

スコセッシ:デ・パルマとごっちゃになる ダメ人間を描くのが上手い気がする

デ・パルマアクションで印象的な画を撮るのが上手い気がする miの宙吊りとか水槽ガム爆弾とか

イーストウッド監督もやるらしいけど観たことないな、と思って調べたらハドソン川の奇跡も撮ってたの知らなかった 手広いな たけしみたいだ

コッポラゴッドファーザー地獄の黙示録しか観てないから、なんか長い映画の印象 ロッキーエイドリアンは妹らしい モンタージュが好きらしい

リドリースコット:ブレードランナーエイリアンの人 怪しい漢字酸性雨サイバーパンクの父らしい

ジェームズキャメロンタイタニックの印象が強いけど、エイリアン2めっちゃ面白かった SFと続き物の2作目に強いらしい

フィンチャーどんでん返しに定評があるイメージ どんでん返しから更にもう一歩踏み込むのが良い

ディアレン:オサレ

ノーラン:小難しいけど、エヴァみたいに難解というより単に(意識的な)説明不足なだけでは……と思う でも面白

タランティーノ:忍殺読んで欲しい 読んで映画化して欲しい 香港ズームがかっこいい

コーエン兄弟:ノー・カントリーめっちゃ良かった なんかドライな感じ

ウォシャウスキー兄弟マトリックス以外は……

サム・ライミ:完全にスパイダーマンの人という認識 元々ホラーの人らしい

ジョーダン・ピール:黒人差別×ホラー 毎回動物意味深に出てくる

アリアスター:怖すぎ

2023-02-23

救う本を教えてほしい

今「高齢者集団自決」とか「colabo問題」などあるが、この頃炎上させる気持ち分からんでもないけど、その力を少しだけ救う方向に転換してみてはどうだろうと思っている

じゃぁその中にいる高齢者達をどう救うのか

成田さんはよく『老人は自害』と言ってるじゃないですか?老人は実際日本から退散した方が良いと思うんですよ。老人が自動でいなくなるシステムはどうやって作ります?」

みたいなことを考えて、その答えにのっかるような発言をされた小学生とどう接していいのか

暴力虐待などの被害を受けた若年女性をどう救うのかとか、

他の方向へ考えることの方が必要だとは思った。

しかし、どうしたらいいのか今私には解決する力はないのだが。

誰かそういう本や漫画とか映画等あったら教えて欲しい。

ちなみにウィリアムマッカスキルの『〈効果的な利他的主義宣言善意活動への科学アプローチ』は持っていて、物凄くさらっと読んで、日本赤十字社のトルコシリア地震救援金に5000円払い初めて自ら寄付というものをした。

払った最初は高揚感?みたいなものがあった。

しかしその後、このお金ビックマックいくつ食べれたんだろう…とかいう『シンドラーのリスト』の中のシンドラーが、私の心の中では反シンドラーという現象(誰かこの現象を上手く名付けてほしい)が起こっていた。

まぁ今はどんどん現状がひどくなっているようなので多分良かったんだろうと思っている。

他には献血とかも行った方がいいのかなとか考えてたりする。ただ針が怖いのでちょっと躊躇しているが。

やっぱ、グラフとかデータとかで貧困国の状況とか比較であらわせられても、自分時間お金に少し余裕がないとなかなか、行動するのは難しそうだし、まずやっぱり国内から救った方がいい思ってしまった。

多分分かってない部分がかなり多いので、あとでじっくり読んでみようとはしている。

この後の文章

私がこの問題炎上するであろう理由

安楽死に対する考え

私の現在状況が書かれている。

興味のある方は読んで欲しい。




炎上する理由

高齢者集団自決」でいうと、

T4作戦を実行したナチスドイツ総統ヒトラー現代タイムスリップして世論を動かしていく『帰ってきたヒトラー』とか

高齢者安楽死政府が上手く推奨させる『PLAN75』や、

実際歴史はあってるのかよく分からないけど、物語の中では軍の命令で、戦って手や足がなくなったり動けなくなったりした重症人達に毒を飲ませたり、刃物自決したりする、『激動の昭和史 沖縄決戦』

を見てたのでさすがに怖くなって、あなた安楽死について考えてほしいなんて言われたくないし、どうせメディア視聴率再生回数のためにTVネットで出してんだろうとは思う。

「colabo問題はいろんなのが絡んでて実際よく分からんが、不正税金使ったり、叩き合ってるイメージしかない。名誉棄損的なものが互いにあって、怖いし苛立ってるんだろうなとは時々思う。訴えたりするのも仕方がないのだろうが、その集めたお金で一体何人救えるのだろうとは思った。



安楽死については

カルト問題ちょっと興味をしめし始めた頃、『世界』の2022年12月号を買ったのだが、ちょうど『安楽死を遂げるまで』や『安楽死を遂げた日本人』を執筆した宮下洋一氏のルポが載っていた。フランス巨匠ゴダール監督安楽死について書かれている。

最後にこんな文章がある。

安楽死容認国では今、「死にたいと」思わせる社会に潜む問題解決よりも、その意図に反映に重点を置く傾向にある。それが「死ぬ権利」というものなのか。私の理解が彼らに追い付くには、まだ時間が足りないのかもしれない。

フランス映画『すべてうまくいきますように』を見た。

『PLAN75』とはちょっと違った目線から見る、もし現代自分家族安楽死を願ったら?というのがテーマで、主人公父親脳卒中回復を少しずつしているのにも関わらず、死を願う。というのがあらすじ

この映画宮下氏は

家族安楽死をしたいと言ったら?

終末期でなく、まだ生きる望みがあるならば?

死を個人権利ととらえる欧米社会

価値観を異にする日本は、彼ら親子のような決断を下せるのか。

尊厳ある命」とは一体何なのか…。

コメントしている

見た感想としては、まずこの親子関係複雑だし、抗うつ薬みたいなの飲んでるし、その精神的なもの回復できることはできなかったんだろうかと思った。何がどう回復なのかは分かってないのかもしれないが。やっぱ価値観が違うんだろう。

私の場合自分の親が安楽死を願ったらどうするんだろうか。

まだ自分の親は認知症でも脳卒中でもないし、今聞く勇気もない。

主人公父親のようにあそこまで頑固でもないと思うし、病気になって回復してきたら少し気持ちが変わるかもしれない。

あとは、介護の大変さ。それにかかるお金

いろいろ考えると答えは出ない。

私の場合、おそらく個人尊重を優先してと思いながら親の安楽死を願ったとしても、必ずどこかでは自分介護負担が出てきて楽になりたいとう気持ちがどこかには少なからずあると考える。

もし今、日本政府安楽死法案を出すとしたら、本当に苦しんでいる人には悪いとは思うけど、私は反対する。

今回の問題発言もそうだし、それに賛同する人達や、笑っている人達、や政治家たちの失言を見ると優生思想が強すぎると感じる。



私の現在状況

40代独身

統合失調症精神障害者2級であり、手帳も持っている。

そして、今は障害者雇用で週5日4時間の清掃員をしている。

給料障害基礎年金を合わせて実家生活

前までは就労継続支援B型事業所で約3年ほど働いていた。

給料B型よりも格段と良くなった。

その時のB型事業所は、月曜日から金曜日10時~16時(昼休憩45分)で給料は平均して月1万5千円くらい。

今の給料は平均して月7万円くらい。

障害基礎年金は2か月に1回の12万9千円ほど。

家賃は3万ほど出している。

今、年金は払っていない。

国民健康保険扶養で親に払ってもらっている。

まだ私は親がいる分、生活は楽な方だとは思っている。

貯金は300万ほどある。

だが、今後の生活不安はかなりある

もう遅いのか、NISAとか考えた方がいいのだろうかと最近思う。

病気になるまでは派遣仕事転々としていた。

発症原因はあまり教えたくないので、ここには書かないことにする


普段母親の部屋で洗濯物を取り入れて畳んでいるのだが机の上に、一冊の本カバーを裏側にして置いてあった。

なんだろうと思い、カバーを取ったら『老い品格』という本だった。

中の目次さっと見たら、良い老人であろう的な感じがした。

まぁ品格って書いてあるし、そうなんだろう。

これを見て思い出したのが、テレビでやっていた『月曜から夜ふかし』の"通りすぎる人全員に会釈するおばあちゃん”の回である

ある女性がその行為不思議がって調べてほしいと投稿した話なのだが、そのおばあちゃん理由が感動というよりも、そこまでさせないといけない社会なんだなと思ったし、私たちもそういう風になるのかもしれないと少し怖くなってしまった。その理由は興味があれば調べてほしい。

私は母親とうまくいっておらず、会話はほとんどない。なので何を考えているのかよく分かっていないのだが、そんな感じでとりあえずこの本をkindleで買うことにした。そして最優先にこれを読もうと思う。

ついでに、映画『生きる LIVING』のパンフレットも置いてあった。

まぁ母親と話せば済む話なのだが。それができないのが私のダメなところである


どこで働いているか判明されるかもしれないので、分かりにくく書くが、清掃作業をするととある消耗品が毎回なくなるのだが、それを注文するたびに一枚の絵ハガキが入っている。

その絵は私にとっては上手くはない。おそらく障害者が描いたであろうと思われる。

初めはその絵ハガキを清掃道具入れにためていた。捨てると罪悪感がある気がしたのもあったし、以前ここで障害者雇用として働いていた人がずっとそうしていたのもある。

その後一旦その清掃道具入れを整理してほしいと補助役の人に言われたので、このたまった絵ハガキはどうしようか相談し、申し訳ない感じもするが捨てようということになった。

それから少し経って、相変わらずその新しく入ってきたその消耗品の中には、絵ハガキが入っている。ふとなぜこの絵ハガキは入っているのだろうと疑問に思い、その意図は分かってはいないが、私としては「絵は描けます」というメッセージみたいなのを受け取った。

もしこれが、障害者でなく高齢者だったらどうなんだろうとか、通院している精神病院に、病にかかっている人が作った、よく分からないパズルとか、ちょっと凝った折り紙だったりとか展示されているのを見るとあれは一体何なんだろうと不思議だったが、これも実際意図は分からないが、この社会にいる存在を表しているのではないのかと思うようになった。

その後、私はこの上手くはない絵ハガキをなんとなく家に持って帰っていて、本当に何かの緊急事態が起こった場合以外は捨てずにためることにしている。

その消耗品会社が分かった人は、変な人が絡むと嫌なので黙っていてほしい。

終わり

2022-09-16

anond:20220916122909

自殺者が出ると悲しみの総量が増えるのと税収が減るので国にとってあんまり良くないのですね。割れ窓理論というのもあるのかな。なので自殺は良くないという教育をしてますゴダールスイス安楽死しましたけど、NHKは死因は報道しませんでしたね。理由があれば人は死ねます。命を一瞬で使い果たす生き方しか得られないこと、伝わらないこともあります。命は君のものです。

2022-09-14

ゴダール映画に人気が出たのはアンナカリーナが美人だったか

結局映画とは動く美人を見るための娯楽だから

マイナー映画素人映画なんてブスしか出てないのがダメ

ブスしか出てないと他をどう頑張ってみても客なんかつかない

その点ゴダール映画が人気出たのはアンナカリーナのおかげ

ハリウッド以外にも本物の美人女優引っ張ってこれるんだ!という事実ゴダール映画説得力を与えていた

日本マイナー映画が人気でないのは女優陰キャのブスしかいないか

そりゃそうだよな

日本芸能人でもないのに映画作りなんかやりたがるのは男も女もスクールカースト最下層のB級妖怪しかいない

日本アニメが人気でたのは美人女優はいなくても美少女キャラなら好きなだけ出演させることができるから

「○○が亡くなった! 青春が終わった!」がうっせいわ

ジャンリュックゴダールが亡くなったんですって(知らん)

なんとかバーグの旗手なんだってさ(だからなんや

若者は知らんて! 

  

もうやめませんか。「○○が亡くなったって」「俺の青春も終わった」って

  

人は皆、死ぬんです。

日本をみても、団塊の世代は75歳76歳77歳で、どんどん死に始める、そんな世代です。

当然、その世代アイドル達は、もっと死んじゃう世代です。もういいよ。死亡報告は。ニュースにするな。

  

マイケル・ジャクソンとか、エリザベス女王とか、が亡くなったのならいいですよ。騒いでも。時代象徴ですから

  

人間に尊卑も上下もないけど、時代象徴の中の象徴、つまりTOP OF TOP以外は、もう誰が死んでも、騒がなくてもいいんじゃないですか。むしろ騒ぐな。うっせいわ

2022-09-13

結局誰もゴダール映画の何が良いのかは語れなかった

何回見ても何が良いのかわからないし

誰に聞いても何が良いのかわからない

これはつまりゴダール映画の良さがわからないのではなく

ゴダール映画に良さがないのだ

良さがないから誰も語れない

まり映画界のポストモダニズムゴダール

大御所文化人訃報に接すると、彼らがブレイクした頃の、自分黒歴史を思い出してしまうので

微妙な気分になる(今の自分ダメとき自分史は全て黒歴史である

ゴダールジャン・ポール・ベルモンドは景気良かったよな

2022-08-13

anond:20220812185156

いや、そら黒澤っしょ。

世界的に見ても、文学で言えばシェイクスピア位の扱い。

引用されまくりオマージュされまくりリスペクトされまくり

王道七人の侍」、エンタメ特化「用心棒」「椿三十郎」、

社会派天国と地獄」、SWの原型「隠し砦の三悪人」、

人間ドラマの傑作「生きる」赤ひげ」、

どれも今観ても普通に面白い作品ばかりだからね。

ただ著名な「羅生門」は直接的な面白さではないかな。

アーティスティックな感じ。ま、ゴダール見れるなら余裕か。

あとやはり三船と離れた後の黒澤は普通にまらないと思う。

これは俺の個人的感想でなく、あの高倉健でさえ同じこと言ってる。

素直に三船期の作品日本語字幕付き(音悪いので)で観よう。

2022-08-12

教養を身に付けたいかお勧めの本を教えて”というやつ

そういうのはよく見かけるけど、

教養を身に付けたいかお勧め映画を教えて”というのは見かけない不思議

映画だって十分教養あるでしょ。

というわけで教養を身に付けたいかお勧め映画を教えて!

あと、とりあえずゴダールは観た。

2021-08-06

初めて真面目にクンニしたけど世界が広がった

ゴダールが「宇宙の傷口」って言ってた理由がわかった

あれがコスモか🛸

2021-03-25

anond:20210325195845

ゴダール監督したやつなんて大抵そう

シネフィルはなぜか有り難がってるけど

2021-03-14

ジャン=リュック・ゴダール

中学の頃、文化の日か何かのイベントアワーミュージックって映画を観たんだけど、全く意味が分からなくて苦痛だった記憶がある。

新劇より旧劇が好きな人ゴダールが好きそう。

新劇好きな人新海誠ジョージルーカスが好きそう。

俺はゴダールが嫌いだけど旧劇が好き。

2019-12-23

‪「映画好きなんです〜。ゴダールとか市川崑とかヤンシュバンクマイエルとか〜」←マウンテンゴリラ情報ブス。‬

2019-12-16

12月中にゴダールが死んだら「時代の総決算」という感じがして感慨に浸れる気がする。

2018-09-29

anond:20180929005824

うちのママンはもう60歳だから最近映画は難しいの、テンポ早くてセリフ量多くて大変なの。ソーシャルネットワークなんて無理、理解する前に次のシーンいっちゃう。でもゴダール最初からわからんっていうのが分かってるから好きなんだって

嫌いなタイプ映画オタク

フェリーニアルトマンゴダールヴィスコンティが好きですとかいうやつ。

対話可能性が0なのは百歩譲るとして、大凡多くの人がするであろう映画体験から大きく外れた作品群の監督ばかりなのは何故だ?

スピルバーグが好きである必要はないがスコセッシとかロバートゼメキスとかデヴィットフィンチャーとかあるだろ。

そういう必ず通過したであろう諸作品無視するがごときスノビズムに怒りを覚える。

高尚ぶるな。

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