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2022-09-18

中国が発展してきたので戦争を警戒」という日本ムーブボードゲームなら敗北の流れ

本来であれば「圧倒的経済力によって生み出された余剰分だけで国外の敵に対処」が理想

でも経済的にクソザコなのでそれが出来ない。

仕方がないので軍事予算を増やすけど、それによって国力が低下。

結果として負のループに入り最後には勝ち目が0に。

とはいえ中国が今人口ボーナスから人工オーナスへの転換期にあるのは事実で、ここから20年を耐えれば衰退が始まる可能性もある。

それまでを軍事費優先の貧困国家で耐えていくのが戦略的にアウトではないとも思う。

まあでもやっぱやるなら「軍事費に回すのでオリンピックの誘致諦めます」みたいな明確なバーター取引ちゃん国民に開示することかな。

何を犠牲にした予算で何をやっているのかが見えてなさすぎる。

結局この国はいつまで経っても癒着となれ合いで金を引っ張ってくる話だけを大蔵省の上辺エリートがメクラで承認してるだけの属人社会なんだよね。

2022-09-17

山上徹也の人生

1980年奈良県誕生

2歳 ネグレクトにより大便でパンパンオムツのまま裸足で外をうろつく

4歳 父親自殺。その後、山上兄も小児がんにかかる

11歳 母親、入信。5000万献金

14歳 母親、1000万献金

16歳 山上県内有数の進学校

18歳 山上経済的理由により大学進学を断念 (京大に余裕で行けた)。祖父も死去

19歳 母親祖父不動産を売却。4000万献金(ここで1億)

22歳 海自に入隊。母親破産

25歳 自殺未遂。海自を辞める 

35歳 山上兄、自殺

41歳 2022年7月8日安倍元首相を銃撃し現行犯逮捕

2022-09-16

anond:20220916075307

一般論だけど、結婚したがるのは結婚による経済的メリットが大きい女の方で、結婚させられる側が男だぞ。

なかなか結婚に踏み切らない男に痺れを切らして別れる話とかよく聞くけど、逆の話は滅多に聞かないだろ。

2022-09-15

anond:20220915205522

 お風呂に入ってて返信が遅くなった。ごめん。

 ずっと家からたかったよ。でも、なぜかいつも身体がずーんと重くて、言うことを聞かなかった。

 一人暮らしはできると思う。家事はできるし、服薬もできる。経済的自立が難しいだけで。

 父から騙し取ったお金貯金障害年金を合わせて、あと5年はなんとか暮らせる感じなので、その間に仕事もなんとかするよ。

 父から離れたら、身体が軽くなる……かもしれない。そうしたら働けるから、働くよ。

親と別居することになった

 この増田は、孤独で気が狂いそうだ(https://anond.hatelabo.jp/20220116164742)の続編である。あの時心配してくれた皆さんにご報告をしたいと思って書いた。

 私は32歳の女で、生まれつき発達障害があり、父との共依存関係に悩んでいる。

 結論から言うと、父とは家を別にすることになった。別居先は、空き家になっている築45年の父方祖母の家で父の持ち物だし、経済的に自立できるまでの間、生活費の一部は父に出してもらうし、1日に1回は父から電話がかかってくる。とても自立とは言えない。それでも、別居だ。別居なのだ自由だ。

 相談支援専門員さんの件はどうしたかというと、父から離れたら、一生生活保護で、治安の悪い地域のボロアパートだねと言われて、ビビって逃げられなかった。ごめんなさい。

中3の夢

 9月12日月曜日の朝、中3の時の夢を見た。

 中学受験をして入った私立中高一貫校は、生徒みんなが旧帝大医学部を目指すバリバリ進学校だった。毎日、大量の宿題が出た。

 両親は、

・夜9時以降はゲームインターネット禁止する

宿題が終わるまではゲームインターネット禁止する

時間を作らないお前が悪い

 と言っていたのだが、それはゲームインターネット実質的禁止だった。

 私は鈍臭く、しばしば他の生徒から文房具を投げ付けられたりしていて、何だか勉強に身が入らず、成績が学年最下位付近をさ迷っていた。

 ある日、私はどうしても我慢ができず、宿題が終わっていないのに、こっそり母の部屋からゲームを持ち出してやってしまった。すぐにバレた。父はいつも通り「誰がお前みたいなゴミを養ってやってると思ってるんだ。親の言うことが聞けないなら、今すぐ売春婦にでもなっちまえ」と怒鳴った。私を叱る時の決まり文句だ。父が私を押さえ付けて、母が私の頭を何発も殴った。

 折檻が終わって、私は自分の部屋で一人になった。むしゃくしゃして、何か壊してやろうと思いながら部屋を見回した。家具ぬいぐるみを壊すのは可哀想でできなかった。代わりに、自分の腕や脚をカッターナイフで切り付けた。今思うと、カッターナイフでやってよかったと思う。カッターナイフで血が出る程度に切ったところで、跡は残らないからだ。

 翌朝、傷を見せるでもなく隠すでもなく、朝ご飯パンを食べていると、両親が傷に気付いた。「見ろよ、あの厨二病自分可哀想だとでも思ってんのかね、受ける」と両親は私を指さして笑った。

 両親が心配するような期待はしていなかったけれど、喜ばれるとは思っていなかった。アホらしくなって気持ちが冷めて、その後自傷行為はしなかった。

 ちなみに、この話を中3の時の担任にしたら「リスカを止めてくれるなんてなんて素晴らしいご両親なんでしょう!感謝しなきゃね!」と一人勝手に感動してうっとりしていた。

 その時の、両親に怒鳴られ、殴られ、笑われる夢を見た。カッターナイフの刃が腕に入っていく感触も蘇った。

 朝起きて、もう父と暮らすのは無理だ、と強く思った。父と一緒にいると、父がどんなに優しく親切にしてくれても、すごく苦しくてモヤモヤする。その正体を見たような気がした。

これから

 その日、私は父を拝み倒した。しばらく、おばあちゃんの家に住ませてください。どうかお願いします。お父さん、ごめんなさい。嫌な夢を見て、死にたくなりました。と言った。父はめちゃくちゃ動揺していたが、死にたいと言った私の勢いに押されて、別居する上に経済的援助をするという、無茶苦茶な条件を飲んでしまった。父のための家事を放り出すのに、お金請求するのは自分でも無理筋だと思ったが、通ってしまった。あと、父は身内が生活保護になるのは困るみたいだ。

 こないだジュンク堂立ち読みしたギャンブル依存症の本が役に立った。ギャンブル依存症の夫を持つ妻は、治療お金を夫の親に出してもらいましょう。1ぺこり300万円です。頭を下げてお金をもらいましょう。私はこれを読んで、生き残るためにプライドや気まずさを捨てよということだと思った。

 とりあえず、半年分の生活費を私の口座に振り込んでもらった。汚い生き方だ。でも、死ななきゃいいんだ。

 今はB型作業所だけど、父と離れたら健康になってもっと働けるかもしれない。そうしたら、いつか自分お金で全て賄える日が来るかもしれない。そう思っている。

2022-09-13

anond:20220913140143

ビットコインは金と同じで上限量が決まっている交換と保存が可能ものと言うだけ。

形がない上に交換履歴の追跡ができるので金より機能的というだけ

経済的には金本位制に戻ることを意味するが、情報工学的には難しい話はない

2022-09-12

anond:20220911210619

見た感じ、その女性

結婚すると子育て趣味になり、セックス拒否しだし、経済的に家庭を支配しようとする典型的な女って感じする。

自分依存してる感じの女性はやめたほうがいいよ。というか子供が欲しいって焦ってるのはわかるけど、増田のことあんまり考えてない時点で自分はないなーって思う。

出会いだけでいえば、まだまだ先にもあるだろうし、おれなら切るなその子

絶対当たる予言してやんよ

原子爆弾が落とされる

キリスト教会白人の無惨な死体がたくさんある写真が公開されると共に世界は途端に原子爆弾を赦されざる罪悪として糾弾核兵器の廃棄に真剣に向き合う

世界を変える一枚の写真スマホで撮られインターネット永遠に配布され続ける

日本人1945年8月に異教の黄色人種から虐殺され無視され続けたことを思い知る

そして国際社会からなんとなくスルーされ経済的にも阻害されは円は終わる

1945年原子爆弾日本を殺す

坂本が毎回ピル代3万円奢りだと考えると

やっぱ奢り奢られ論争って恋愛をする世代経済的な余裕のなさのあらわれなんだろうね

男も女も金ないからどっちが金出すかの綱引きみたいになってるんだろうなあ

anond:20220911210619

子供は俺はどちらでも良いと考えているので、相手意思尊重してあげたい

子供は両親の責任やぞ大丈夫か。相手意思尊重する、なら彼女子供が欲しいとなったら子供の世話をするとか経済的に困らないようにするとか柔軟にやれますよ、ってことなんだけどそこはわかってるの?

こういう認識でいざ子供ができたら「でも欲しいって言ったのは妻だし」で育児しない、それでいて妻が経済的支援で手を打ったら「ATMいか」とか言いだす男は山ほどおるよ。そこも含めて彼女と長期的にやっていけるか検討するのが同棲期間だと思うんで、お互いの時間無駄にならないように頑張って。

2022-09-11

独身だとか結婚だとか話題になってるが、

統一教会のはびこりやすいのは

昔ながらのロールモデルにしがみついていて、

人を差別する土壌があるからなんだろう。

なんだかんだいって結婚して子供育てて一人前、とかい増田にどうしても引っかかった。

こういう差別ってここ40年くらいでかなり薄れてきた印象だったから。何を今さらというか。

40年前は確かにこういうのは、炎上すらしないほど当たり前の感覚だった。

自分リアルタイムで思い起こせるのは80年代くらいまでだが、

その頃、ふぞろいの林檎たちという山田太一ドラマがあって

病弱で子供を望めない長男の嫁を姑がイジメて追い出そうとするシーンが初回から最終回まで延々と続くんだよね。

一人前になれない嫁としかみられない姑。いたたまれなくなって家出する嫁。

必死彼女の居場所を探して連れ戻した長男が、たまりかねて実の母親に言い放ったのは

俺は幸子じゃなければ嫌なんだ、というセリフ最終話

この鬼姑を演じたのは数年前にお亡くなりになった佐々木すみ江だが、

最近BSで「ひまわり」に松嶋菜々子のお祖母ちゃん役ででているので懐かしく思い出す。


結婚して子供育てて一人前、というのも視点を変えると、ただの視野狭窄だ。

だって、それをいうなら、バングラデシュで9歳だか10歳でいわゆる少女婚をさせられて

10人も子供を産み育てる彼女らは、一体何人前になるんだよ。

彼女たちが知っているのは「世の中そういうものだ、という地獄」で、その彼女たちの「人権蹂躙されている」と知っているのはNGOだ。

そして私は、「少女婚の地獄から逃れるのを支援するために、縫製など手に職を付けさせ、経済的に自立させようとしているNGO」を知っている。

NGO職業訓練を通じて「一人前」にしようとしているんだよ。一人前の価値観が違う。

観ている世界認識している事柄も、それぞれみんな違う。

こういうのは一例で、人生の9割以上は、自分の知らない世界の人々によって支えられているし、自分を取り巻く社会経済は、

見知らぬ人の努力、苦労そして犠牲によって成り立っているかもしれない。


でも、普通は、そういうことを知らなくても半人前だとはいわない。

また、明治から昭和を生きたおしん世代が知っている母親ロールモデルは、現在とはかけ離れたものだし、それを今の世代が知らないからといって

一人前じゃない、とは誰もいわないだろう。



母だとか嫁だとか、ロールモデルはまっているかどうかを無自覚基準にしてしまうのは、

そういうイデオロギー的な主体構成の営みが、良きにつけ悪しきにつけ、婚姻文化を持続的たらしめている証左ではあるけれども

そこに付け込むカルトにも同時に無自覚になってしまう。

個人的には、ネット空間でいえば例えば、アメブロ的な空間が、あるべき家族像、母親像を再生産して、繰り返し繰り返し啓蒙する場になっていると感じている。

から視野狭窄に陥らないためにも教養って必要なんだし、それに気づかせるためにも社会には多様性必要なんじゃないかね。ネット空間も含めて。

増田っていうのは、そういう場だとも思うんでね。アメーバじゃないだろ、ここは。

ロシア軍は略奪をします」+「日本人の中には外人を見下す人が沢山います」=???

まあ今まではこのフンワリした答えの中に「でも自衛隊世界屈指レベル規律自称しているから……」を入れることが不可能ではなかったんだよ。

でも実際には規律なんて存在しない、のよりもっと最悪な「パワハラセクハラを平気でする人達のための『規律』がまかり通っている」が自衛隊の現状なのよね。

さてさて、パワハラセクハラ肯定容認じゃなくてマジで肯定だと思う)こそを『規律』としている軍隊が、自分たちよりも人間的に下等だと見下している人種の暮らす戦地に赴いた時なにをするんだろうね。

私の知り合いにも自衛官はいてその人は「韓国人ってマジで最悪なんだよね。レイプとか平気でするんだよ。チョンはいつもファビョってるってネットでも言ってるし本当もう最悪だよね」みたいな事を雑談として話します。

さて、そんな人達が、戦争朝鮮半島に行ったら何をするでしょうか?

日本人の中には、日本以外のアジア人黒人デブ白人経済的日本より弱い立場のありとあらゆる国の住人を平気で馬鹿にする人達がいるのはテレビ新聞での描き方を見れば明らかなわけです。

さてさて、自衛隊が赴いてレイプ絶対に起きないと言える戦場って今どれぐらいあるんでしょうね?

私は本当に情けないですよ。

日本という国の治安を守っているのがこんなドチンピラの集まりだってことが。

まあ昭和時代ならまだ世界チンピラばっかだから我慢できたかもですが、令和にもなってこのレベルのままってのは成長がなさすぎる。

赤ん坊幼稚園児がオムツしてオシッコ漏らすのは仕方ないと思えても、高校生にもなってオシッコ漏らすやつばかりの高校とかは流石にヤバイんじゃないってなる感覚ですかね。

成長してくれ~~~進歩してくれ~~~~頼む~~~~

2022-09-10

少子化解決したいって本気で思ってる?

自分子供いて高い教育を受けさせたりするために

経済的支援が欲しいから言ってるだけじゃないの。

自分の子供のためなんですって言うと角が立つから少子化対策のためって言うそれっぼいお題目が欲しいだけじゃないの。

子供手当とかを実質独身税とか言う奴

何言ってるのかわからんな。

子供を育てるのにもらった以上の私財を投入するのは分かってることだよね。時間については金以上のもんだ。

で、その子供が将来(多くの場合税金を納めるわけだ。

その税金の使途は子育てをしなかったものも含まれるわけ。

しろ子育てしている人々はいまだに経済的時間的に虐げられているとしか見えない。

なんか子育て楽しいことなんだ自分勝手に産んだんだみたいにしたいみたいだけど、こと経済的に考えたら楽しいとか楽しくないとか関係ないし自分勝手にって社会貢献考えたらそんなこと言われる筋合いなんだけど。

anond:20220910113939

韓国がいつ日本経済的に抜いたの?

笑わせないでよ

左翼妄想は常に笑いの種だわ

結婚して一人前っていう話

https://anond.hatelabo.jp/20220909211701

自分は二人の子持ちだが、これ読んで納得したようなしないような気分だったので、気持ち言語化してみると、

✗:結婚して子供ができたら一人前

◯:結婚して子供ができると強制的人間的にも経済的にも学んで成長する機会が得られるイベントが発生する。→ が学びの量は人それぞれ。

ということなのかと。

言いたいのは、子供ができると一人前なんじゃなくて、そこから学び、しかもそれを周りに還元するように活かせて初めて豊かになる。ということ。自分も一人前って思えた瞬間はない。

子供ができて、「俺は一人前なんだ。独身乙」って思っている自分がいたらおそらくまだまだ半人前って思っておけばいいのでは。

あと独身の人たちは、自分に名指しで言われてない既婚者の独り言感想過剰反応しなくてもよろしいかと。

anond:20220909191646

弱者男性ケアを受けられない」は状況を大きく誤解している。正確には、「コミュニケーション能力の低い男女はケアを受けられない」である

時代はもう既に男性の甘えを許さなものにはなってない。


実際、若い男性はすでに、甘えたり弱みや相談自己開示をして同性同士で相談に乗り合ったり気持ちを慮り合ったりしてケアし合っている。

女性ももはや男性愚痴や弱音や弱みや相談に対して、昔のように「男らしくない、ナヨナヨして気持ち悪い、男女、」などとは言わなくなり、仲の良い友人男性の弱音にも普通に相談に乗るなど受け入れケアをしている。


しかし男女問わずケアを受けられない存在がいる。それがソーシャルスキルが足りない人、コミュニケーションスキルが著しく低い人である発達障害知的障害トレーニングを受けられなかった人もいるだろう。

またそもそも人間本来ケアをしてくれる人に対してケアを返すものであるケアをされたくばケアをするしかない。一方的ケア搾取であり、当然だが人間関係が持続しない。

過去男性は、経済的な勾配を作り出すことによって金銭的困窮を強いてケア搾取成功していた、というだけである

女性でもコミュニケーションスキルソーシャルスキルが足りない場合は全くケアを受けられないのだが、女性ソーシャルスキルが足りないと人権剥奪レベル迫害される。男性も実際には人権剥奪レベル迫害されているにはいるのだが、性差別的な下駄を履いているためすぐには困らない。また女性と異なり性的役割分担の歴史の作り出した女性蔑視的言語の上では可視化しにくい。

自分コミュニケーション能力が低いため人権がないということについて自覚が生まれづらいというだけである

2022-09-09

https://togetter.com/li/1942373

結婚する気がない」のは女性よりも男性の方が多いんだよなぁ。

まあ、男性の方が経済的独身でも生きやすいとかの意味性差別問題として語ることはできるだろうけど。

未だに「女は男と違って結婚したくない!」という方向で頑張ってるフェミ現実見た方がいいかと。(それを言ってるフェミ自身が既婚者だったりしてしばしばオチがつくのも定番。)

2022-09-08

男性が受ける差別とは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです

男性が受けている差別として重要だと私が思うのは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです。

男にも女にも、男は警戒すべき存在だという感情がうっすらとあります

同時に、男性だったらほっといても大丈夫だろう、という肯定的な信頼の形をとって、男性のことをろくに気遣う必要はないとされがちです。

から世間話でもマスメディアでも、男性への警戒や、過度の信頼による雑で粗末な扱いが平然と行われています

それが積み重なった結果として男性は、敬遠されて孤独人生になりやすく、自尊心も低く、自分たち男性自身への嫌悪も生まれ自分の事すら粗末に扱い、次世代男性もそのように扱うので引き継がれる、などの被害を負っています

保護と抑圧は地続きなのでバランスが大切だ」という話をよく目にしますが、同じように、信頼と放置も地続きなのです。

家父長制は、自立したい女性にとっては抑圧という差別だけれど、自立を望まない女性には保護を受けやすいというメリットとしても働く。

それを裏返したように、男の自由放任は自立できる強者男性にとってはメリットだけれど、弱者男性にとっては助けてもらえないし悲鳴無視される差別として働いています



若者が遭遇しやす実例として、バイトサークル活動が長引き、夜になってしまった場面を考えましょう。

男性は帰り道の安全心配されることは少ないです。

これは、男性の方が不安心配事が少なく、お節介干渉もされず自由に生きやすいというメリットととらえることは確かにできます

しかし同時に、「襲ってくるとしたらたぶん男だ。男を警戒すべきだ」「男の自分は、夜道で女とすれ違う時に怖がらせてしまうだろうから気を使わねばならない」「男の帰り道を気遣ってやる必要はない、男は粗末に扱っていい。自分も男だから自分の事も心配せず粗末に扱うべきだ」という認識を強めることにもなります

実際は、男性でも深夜に一人で帰ることに恐怖を感じる人がそれなりにいるのですけどね。

でも、女性の帰り道は心配されるが男性はそうではないという現実と向き合うたびに、「ああ、俺の夜道への恐怖は認識すべきでない感情なのだ。むしろ俺は怖がる側ではなく怖がらせる側なのだ」という方向へ矯正され、やがて本当に自分でも自分不安や恐怖に気づけなくなります

しばしば指摘される中高年男性自分語りの下手さや、困りごとをうまく伝えられずかんしゃくを起こす傾向などは、彼らが自分苦痛不安認識する能力社会破壊されているからでしょう。まして適切な言語化などできるわけがありません。



他にも色々な場面で、不安を感じてないことを前提とした粗末な扱われ方を重ねて、男性自分に対しても他人に対しても鈍感にさせられていきます

たとえばトイレ

男だったら道端で立ちションしても大目に見られがちという自由は、性器露出し排泄を見られたくない感情を気遣ってもらえないという粗末な扱いでもあります。(道端は許されないと思うならハイキング海釣り森林浴を想定してください)

不安羞恥を感じていた男児も、「その辺でおしっこ済ませてきな」と言われたり、仕切りのない小便器や、女性が清掃に入ってくるトイレを使ううちにその弱さを鈍麻させ忘れてしまます

たとえば「男の人がいれば安心だね」という言葉

この言葉はおおむね好意や信頼の表れですが、同時に「男の人は一人でも不安になる必要はないよね、あなた自身が男の人なんだから加害者である男と戦えるもんね」という扱いでもあります

一人で行動しても口を挟まれない自由の反面、一人は心細いという男性感情最初から考慮されていない。

このような扱いに触れ続けることで、「俺は男だから不安になる必要はないんだ」と自分勇気づけ、痩せ我慢することが癖になります

そうならなければまともに社会生活ができませんから

夜道にせよ、トイレにせよ、一人行動にせよ、成人男性に直接聞いてもたいてい「いや全然平気だが」と言うだけでしょう。

最初から平気な男性と、鈍麻し平気にさせられた男性と、本当は平気じゃないが痩せ我慢している男性区別することは本人にすら困難です。

この論法は「たとえ当事者男性差別否定しても、それをそのまま受け取るべきではない。男性差別存在する」という無敵論法っぽくなるので好きではないロジックですが、そう言わざるを得ない。

ネットでは、男性セルフケア能力が低い、まずは自分を大切にすべきなのにそれをしようともしない、などという話も多くなっていますが、男性セルフケア能力の低さは数十年にわたる「男性自由に行動してよい反面、粗末に扱ってよい」という経験の積み重ねによるものであり、決して男性個人に責を負わせるべきでも、自己解決を求めるべきでもありません。

セルフケアに焦点を当てるならば、社会によって損なわれた男性個人セルフケア能力を育て直すため、社会反省して手厚く協力してあげよう、という話になるのが妥当でしょう。

しかし現状の男性セルフケア論では、セルフケアというスローガンと丁寧な暮らし雑誌は与えてやるのであとは自分で(せいぜい弱者男性内部で)上手くやって成長しろ社会は手を貸す気はないぞ、という正反対の切り捨て論になっています

男同士で友人を作っても、それは楽しさや得意分野を分かち合うには向いていますが、弱みを見せ合い癒し合うことには向いていません。「今日はパーっと遊んで嫌なことは忘れちまおうぜ」のような会話がその典型です。



男性が警戒され、気遣ってもらえない原因には合理的理由がある、という反論はできるでしょう。

ホルモン文化的影響による男性の特徴は色々あります

腕力の強さ、性欲や暴力性の強さ、外見の悪さ(体毛が濃く皮脂が多く禿げやすいなど男性ホルモンが外見に与える悪影響は多い)、コミュニケーション能力共感能力の低さ、など。

しかし、そのようなある程度の合理性があったとしても、統計的差別であることは間違いありません。

統計的差別はどの程度まで許されて良いか、というのは難しい問題なので、別に論じる必要があります

そして、フェミニズム弱者男性論の共闘が難しいのはここが主な原因でしょう。

性犯罪男性から女性への加害が多い(犯罪全体では男性が被害者になる方が多いですが)」「腕力が強くて制止が困難」「妊娠リスク」など様々な事実に基づき男性に対する統計的差別をどの程度認めるべきか、フェミニズム弱者男性論は真っ向から対立しています

統計的差別は一切許されるべきでないと言い切る人も時々いますが、それはどの陣営であっても非現実的でよくないと思います

もっとも「社会運営するにはマクロ視点統計的差別必要なことは認めるけれど、その加減を考えましょう」とかぬるいことを言ってると、確かにそうだね考えなきゃねとは言ってもらえても実態現状維持が続くだけであり、統計的差別を一切許すな!と極端なこと言って圧を掛ける方が新規分野の社会運動としては実を結びやすいんでしょうけどね……。



今までも男性差別については、男性加害者として認められやす被害者として認められづらいという内容でしばしば語られてきましたが、たいてい注目されるのは女から男への悲惨セクハラ暴力事件がほとんどです。

それも由々しき問題ですが、男性差別根底にあるのは、もっと日常的でうっすらとした「男ならまあ平気だろ。ほら、やっぱり平気だった」という日々の積み重ねではないでしょうか。

特に、「男性なら大丈夫」という信頼により粗末に扱われる場面は見過ごされやすいと思います

フェミニズムでは、「女を自立した人間と信頼して放任しろ、家父長制で口を出してくるのやめろ」というアプローチが行われていたため、その逆である、過度の信頼による放置という男性差別問題視されづらいのです。

女子供は弱いか保護して指示してあげなきゃね」という慈悲的差別に対して、男性が受けやすい「男は大丈夫だろうから心配する必要もないし勝手に自立しててくれ」という扱いは、信頼的差別などと呼べそうです。



この記事は、これまで弱者男性論で強調されてきた、人間関係恋愛経済ジェンダーロール面の困難や、弱者男性存在自体不条理否定される、などの論点対立しません。

警戒されつつ粗末に扱われることは、親しい人間関係恋愛関係ハードルを上げます

経済的貧しさについては、一般的貧困問題に加えて、男性公的にも私的にも助けてもらいづらいし、そもそも助けを求める能力社会により破壊されている点に、男性特有の困難があります

男性ジェンダーロール問題とくくられるような、男なんだから泣くなしっかりしろと言われるとか、責任を負わされるとかは、「信頼の名目で粗末に扱われる」部分です。

弱者男性自体があまり聞く耳を持ってもらえないしミソジニストとすら言われることや、困ってると認めてもらえなかったり、困っててもそれは受け入れるべき部分だと言われることなども、「信頼してるという名目で粗末に扱われる」の一種ですね。



また、「男性にも弱者がいることは分かったけど、結局どうなることを求めてるんだ、要求を出してくれ」という問いがありますが、運動として歴史の浅い弱者に、的確な要求をする強さをいきなり求めないでください。

現時点では、「どうなったらいいかを、男性に肩入れしつつ一緒に考えてくれる人が増えるのが望みです」としか言えません。

少なくとも私は、男の乳首露出NGしろとか、男性トイレもすべて個室にしろとか、芸人ちんちんポロリシーンやハゲネタダメだとか、「男の人がいると安心」はハラスメントから許すなとか、そういう短絡だったり個別的すぎる議論にはしたくありません。

男女平等に近づけることには合意されるとしても、男性女性くらいに保護する方向と、女性男性くらいに放任する方向では、目指すものは大きく変わるでしょう。

細かな調整が必要問題ですから、今はまだ最終要求を問われてジャッジを受けるほど議論が深まっていません。



あくまで私の主観的意見としては、消極的自由を重視して積極的自由には疑問を持っているので、保護よりも放任安全よりも可能性を男女ともに重視する方がよいと思っています

人間に限らず生物が「男性的な物、強そうな物、醜い物」へ抱く警戒と嫌悪は途方もなく根深いので、男性ケアされる男女平等の実現可能性は絶望的であり、女性も雑に扱われる男女平等の方がまだ実現可能性があるだろうという予想のせいでもあります

エントリの書き方だと皆が保護される平等を求めているように見えるかもしれませんが、私個人はそれが実現しそうにないと絶望しているので、皆が放任される平等を目指した方がマシだと感じている、ということです。この絶望感をぬぐえるならぬぐっていただきたい。お前にサン(son)は救えるか!



追記

母親と妻、そして「女をあてがえ論」についても書きました。

男性が母と妻にだけ弱さを晒そうとするのは、皆に原因がありますanond:20220909191646)』

ソロキャンプで警戒がどうこうの話以前にさ

5000円払えばホテルに泊まれ時代

一人でテント張ってキャンプしなきゃいけない

日本女性経済的困窮をどうにかしなきゃいけないんじゃない?

少子化問題

年金を徐々に減らしていってその分子供に支給していけば回復するのは明白なのになんで誰もそうしないんだ?

財源は変わらないし(なんなら増えていく)教育費が浮くから親は自分貯金ができる。

経済的に余裕が生まれから子供を作る選択肢が増える。

以下繰り返し

国民全体で支えなきゃいけないのは資産であって負債を手厚く擁護してる意味が分からない。

これ誰か論破出来るやつおる?

2022-09-05

anond:20220905070801

半日経ったのに、誰もまともな反論してないんだ。しょうがない、経済 専門じゃないけど、反論すっか。

色々と暴論かましているんだけども、1番のキモは「株価指数は、市中に回っているお金の総量で決まる。実体経済とか関係ない」の部分ね。

どこの本で勉強したら、こんな結論になるか分からないんだけども(というか「多くの人は株式投資の本とかをみて、ここを間違って教えられている。」とか書いてるから、ご自慢のご自説かな。経済学の常識反旗翻すなら論文でも書いてみたら?)、経済学の常識ではこんな事書いていないはず。(私の勉強した範囲なので、経済専門の人、フォローよろしく。)

株式の数は(ある程度)一定で、供給されるお金が増えれば、需要供給関係株価は上がる」みたいに素朴に考えたのかな? んな訳ない。というか、短期的には正しいんだけども、市場に入ってくるお金というのは、リターンを期待して入ってくる訳だから、期待したリターンが返ってこなかったら供給は止まっちゃうのよ。だからマネーサプライは、あくまカンフル剤にすぎなくて、マネーサプライだけで20年も成長させ続ける事なんてできないって。やっぱり実体経済の成長があるから株価も上がってんのよ。

じゃぁ、この20年に経済的には何があったかって言うと、一番大きいのは(認めたくはないけど)中国の成長。やっぱり、あれだけの人口が成長してお金持つようになりもの買うようになると、世界経済への影響はでかいよね。あと、この10年は東南アジアの成長も大きい。そうやって大きく成長する地域があると、回り回って先進国でもある程度経済が成長する訳で。アベノミクスだって世界経済がその間成長していたから、それに引き摺られて上がってた訳で。

といった所が、一般的経済勉強してたら出てくる解釈だと思うんだけども、「いや、株式市場ねずみ講にすぎない」って言うなら、そういう理論経済学と戦ってみたら? 

というか、経済専門の人、こんな暴論放置しないでちゃん反論しなさいよ!

2022-09-04

ついに車を買い換えた。

だいぶ前に、愛車のワゴンRポンコツ過ぎて辛い、早く買い換えたいが、ワゴンRは愛車……というような愚痴とも惚気ともつかない文章を書いて増田に放流した覚えがなくもないのだが、最近やっと車を買い換えた。

愛車のワゴンRはあちこち壊れまくっていてどうにもならない状態だったので、廃車となってしまった。十五年ほど乗って、その間軽く擦ったり縁石にぶつけたりはしたものの、事故は起こさなかったので、故障は主に単なる老朽化のせいだった。

これがもし大衆的なワゴンRではなく、ちょっとした高級車で、大事大事に整備して乗り続けた車だったらよかったんだけど、愛車と口では言いつつ乗り潰し上等な扱いを十二年ほどしてきてしまったために、ちょっと具合が悪いなと思って点検に出しても、整備士から「もう買い替えたらいいんじゃないすか?」と冷たく言われてほぼ何も治ってない状態で突っ返されて来る(消耗部品だけはちゃっかり交換されている)ような体たらくだった。

そんなんでも、自分気持ちの中だけでは「愛車」だったのであり、仕事で嫌な事があって家にも帰りたくない時の籠城の場であり、子供達を赤ん坊の頃からあちこちに連れ回すのに使った車でもある、思い出のいっぱい詰まった車なのだ

だったらただの足扱いせずに、ちゃんメンテして車内の掃除ちゃんとせえよって話だが。愛とは思い込みではなく行動である……というのを車には適応して来なかったのだが、ひょっとすると自分一事が万事それなんじゃ? といううすら寒さもありつつ。


ともあれ、約十五年ぶりの車選びをした。といっても、愛車()ワゴンR自分で選んで買った訳じゃなくて、義父母の友人のディーラーさんが義父に頼まれ適当に見繕ってきた車だったので、今回は実質、人生初めての車選びだった。

義父の友人のディーラーさんはとっくの昔に定年退職をしていて、その後に担当を引き継いだ人はしぬほどやる気のない人だった。まあ、二年に一度の車検の時と年一の自動車保険更新の時にしか用のない客なんて有象無象の糞客のうちの一人でしかないのだと思うが、あからさまにこちらをゴミ扱いしてきて、夫が出た時にだけあからさまに態度を変えて来るので、もう義父母の縁も時効だと思うし、販売店選びから自分でやろうと思った。

で、ネット検索してレビュー女性客でも馬鹿にしない・中古車を買った客やちょっとした整備だけ頼む客でも見下さないという販売店を選んだ。家からは遠いけどまあ仕方ない。夫は近くのスズキ直営店に拘った(私がずっとボロいワゴンRに乗り続けていたので、よほどスズキの車が好きなんだなと思ったらしい)ので軽く揉めたが、結局買うのは私ということで、私の意見が通った。


で、私の選んだ販売店に出掛けた。受付で中古車を買いたいと申し出たら、若いディーラーさんが呼ばれてその人がそのまま担当になった。なんか若すぎて今にも辞めそうな人だなというのが第一印象で、でも愉快な人だった。

ディーラーさんは、今は店舗に一台も中古車がないので、車で10分の所にあるもうひとつ支店に案内すると言った。それでそこに行ってみると、その支店にも今ある丁度いい中古車は四台だという。お値段32万円以下で、諸費用込で50万円ほどになる車だ。現金50万で買える車っていったらどれ? ということで紹介された。見るからにパッとせず、しかも全部修復歴がある年式の古い車だ。

でも、それくらいのお金をポンと出せるとしたらこレベルなんだけれど、もう少し出せればもっと良いのが買える。だがトータルで100万以下の中古車を、50万円を頭金にしてローンを組んでまで買うのも馬鹿らしいし、元より軽自動車希望なのだから、いっそ新車をローンを組んで買ってみてはどうか? 納車がちょっと先になるけれど……と提案された。

いきなり足元を見られている感があり、上手く新車を買う方向性へと誘導された感がある。いや、私ですらまんまと乗せられつつあるぞと気付くくらいなので、このディーラーさん、人柄は悪くなさそうだけど営業はあまり上手くなさそうだな、マジで近々辞めるんじゃね? と思ったが、新車が買えるかもしれない!! という話に夫のテンションが上がってしまったので、とりあえず話にノッてみた。

紹介されたのはホンダN-BOXだった。ワゴンR運転のし心地が近く、低身長女性の私でも視界が良好。天井が高いので背の高い夫にも乗りやすい。そしてワゴンRよりもずっと内部空間が広々としている。一番下のグレードは179万円ほどだったか。今は軽でもかなり値段がつり上がっているという噂をかねがね聞いていたから、車体価格が200万もしないという事に驚いた。物価が上昇し続けている今日この頃なので、買うなら今かなーという気がする。

しかも納車時期はお盆休み前に注文すれば年末予定。今車を注文しても納車は一年後って、ネットにはよく書き込まれているが? 思ったより現実シビアではないのだろうか。

だが、問題が一つある。我が家は義父が自営に失敗したせいで、一族郎党みんな貧乏。ローン審査が通らなさそう。

それと気になるのは、そもそも車を買い替えようと思った動機が、愛車のワゴンRポンコツ過ぎて今にも壊れて動かなくなりそうということなので、納車時期が年末予定なのは思ったよりも早いとはいえポンコツ車を使い続けてそこまで待つのリスキーな気がする。愛車が壊れずに済んだとしても、気候が寒くなってくれば、しょっちゅうエンストされてイラッとするのは間違いないし。

まあ、でも。新車を買えるチャンスがあるならダメ元で挑戦するのもいいか新車だったら、大事に乗れば十五年くらい使い続けられるかもしれない。十五年後といったら子供達も成人している。新車ボロボロになるまでの間に、大きな出費といえば子供達の進学関係が主で、車への出費はそれほどかからないとすれば、経済的だと思った。


で、どうなったか。ローン審査が通らなくて打ち敗れた。一族郎党、誰も保証人審査に通らないという……。

ローン審査のあれこれで、人間、齢40を超えてそれなりに収入はあったとしても、資産を一つも持たないならば自動車ローン審査に通るほどの信用はない、という知見を得た。若いうちに土地や家を買ってローンを組むとか、クレジットカードでお買い物をするとか、ほどほど借金を返済する経験大人には必要なのか……。


そんな訳で、新車購入はディーラーさんをぬか喜びさせただけで白紙に戻ったのだが、私は最初から中古車がすぐに欲しかっただけの人だったのですぐ立ち直った。夫はしばらく立ち直れなかった。

お盆休み明けにまたディーラーさんに連絡を取って中古車を見に行った。丁度良いことに、お盆明けに沢山の中古車が入荷しており、広告も出したところだったそうで、平日なのに何人もの客が品定め中だった。

相変わらず、すぐ出せる金額は50万と言った私だったが、ディーラーさんはせめてあと10プラスしてくれたらこの四台がおすすめ、と言い、ワゴンRに似たような形の四台を紹介してくれた。私は秒速で「これがよさそうです」と右から二番目の車を指差した。スズキMRワゴンだった。謎に運命的な何かを感じてしまい、これしかない! という気分になっていたのだが、実は車選びを始めてからずーっと可愛い色の車は嫌だと言い続けていた(N-BOXもお安く低渋いシルバーを注文しようと思っていた)ので、あまり見かけない色合いの車を一目見て気に入ったと言うのはどうかと思った。チラッとディーラーさんを窺ってみると、やっぱり、マジかよ……、と顔に書いてあった。夫は、「でもこっちのも良さそうだよ」と隣のブラウンの車を指した。

とにかく多くの客がいて、展示されている車に次々と「売約済み」の札がかかっていくので、お目当てのMRワゴンが他の客に買われませんようにと思いつつ、夫がよさそうだと言った車と、その隣のもう一台を適当に見て、MRワゴンの所に戻った。

ディーラーさんの勧めてきた四台のうち、三台を見た訳だが実はMRワゴンが一番オプションが少なかった。しかも修復歴もある。ただ、交通事故を起こした訳じゃなく、車庫入れか何かに失敗して軽く擦った所を鈑金屋で直してもらったくらいだった。珍しい色合いの車なだけあって、塗装の修復箇所はそこだけ明らかに色が浮いている。仮に目立つ所を擦ってしまったら、二度と元通りにはならない(しかもドア一枚だけなんか違う色、みたたいな恥ずかしいことになる)という、けっこう大きめのデメリットがありそうだ。

年式は愛車のワゴンRと五年くらいしか違わない。だが、前のオーナーがあまり車に乗らない人だったようで、走行距離は三、四分の一くらいだ。

真面目に整備をして大事に乗ったとしても、子供達の進学に金がかかる時期に車の買い替え問題がまた浮上してしまうが、中古車を買うならどれを買ってもそんなもんだろう

一応、グレードはちょっと高かったみたいで、ドアにシートと同じ材質の内張りがされていたりする。車体の色が珍しいのもそのせいだろう。オーディオがやけに良い感じだけど、他は鍵がスマートキーであるとか、アイドリングストップON OFFが切り替えられるくらいしか特色がない。夫が良いと言った車の方が、すでにカーナビが着いているし、ステアリングコントロールパネルボタンがいくつもついていて、まるで宇宙船コックピットみたいで凄かったのだが、私は自分直感以外を信じる気にはなれなかった。なんだか知らないけれど、MRワゴンからは謎の縁起の良さと引力を感じたのだ。

そうして、ただの直感だけで我を通し切り、私はMRワゴンを無事に手に入れた。自動車保険代まで含めると、67万円ちょっとかな。全部自分貯金から出した。

納車の日、全ての手続きを終えたところでディーラーさんが、

「実は僕、今月の25日付けで退社させていただくことになりました!」

爆弾発言。あーでもなんか、今にも辞めそうな気はしてた……。

納車から1か月未満で担当ディーラーさんが別の知らない人に代わることに地味に不安はあるものの、新たな愛車の運転のし心地は良好で、満足感が高い。今度はディーラーさんや整備士さんに見放されないよう、真面目に手入れをして乗り続けようと思う。

しかし、自分直感なんてあてになるものなのだろうか? 直感でこの人がいい! と思って夫と結婚した結果、赤貧に甘んじている私なのだが。でもまあ気に入った男との生活貧乏でも満足感はかなり高いからいいけど。

ちなみに、夫は私が「やっぱりスズキの車が異様に好きな女」であるという確信を深めた模様。

追記

車の修復箇所は、後部の、トランクの縁辺りのとこ。

今のとこ、走りに問題はなさそう。思えば恋しいワゴンRも買った時点でトランクちゃんと閉まらなかったし、まあなんとかなるんじゃないの……と思いたい(買ったMRワゴントランクちゃんと閉まる。)

2022-09-03

anond:20220903203748

子育てするなら家事楽になっても、必要ではあると思うけどね。

経済的問題の方が正直多いと思うよ

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