はてなキーワード: 物言いとは
日本では神武天皇の即位以来、男系による皇位継承が保持され[1]、第126代の今上天皇に至るまで、男系(父方)で辿ると必ず神武天皇に辿り着くとされている[1]。
これが崩れるということに尽きるんじゃないの
もう長ったらしく書くのもアレなので詳細はぜんぶ割愛するが
『夜間労働が認知症発症リスクを上げる』という世間的にもかなり知られた健康問題を無視して
深夜労働する90代マックバイトを『健康面のプラス効果』だけみて、働くのは健康にいい、素晴らしいと褒め称えるブコメ群は異常というよりほかなかった
これに限らず「労働が健康に与える害」を軽んじる風潮が日に日に強まっていて、働き方改革以前にまた逆戻るのではと危惧する
と、同時に「働かないとボケる」が「働く以外に認知症予防できないかの如く錯覚させるような物言い」であったことも注目すべき問題だ
こちらも、最近はてブで猛威を奮っている「AとBの選択肢しかないと錯覚させる典型的詭弁」が使われていて
働く以外にも認知症予防法は様々あるにもかかわらず
「働いてボケ防止するか」と「働かずにボケるか」の二択しかないと思わせる手法で「高齢者が働くのは健康上必須」という価値観を刷り込もうとしている
仲間うちで協力して、数の力で「黒いカラスを白」と言い通すようになった最近のはてブではなに言っても駄目だと見切りをつけたので
ここで吐き出す
お前に合わなかっただけだろ、と。
アナログゲームならあんな甘えを言う奴、まずいないと思うわけ。
ボードゲームを遊ぶには自分で覚えて、自分で相手を見つけなきゃいけない。
「自分で」という感覚が欠けてるし、それを悪いとも思ってない。
何より、開発者への敬意がない。
中世にあった大将棋が中将棋とアップデートされ、ルールが簡略になったり改善されたりした。
格ゲーも1990年代からアップデートを重ねた上で、今のシステムになったわけ。
なのに、始めたばかりの思いつきで「ここが欠陥」「こうすれば良くなる」と放言する。
歴史への敬意が足りてない。
https://anond.hatelabo.jp/20210820152752
まず同情します。
夫は身勝手なガキだと思うし諭さない共通の友人たちもまあガキです。
あなたと夫たちについては夫たちが圧倒的に悪い。
好きなことしながら体大事にしてほしい。
ただあなたの、というより妊婦共通のなぞの言動が気になります。
まず「一生恨む」というやつ。
妊娠中に○○されたら、○○してくれなかったら、一生恨むって言うやつ。
すごいバカ丸出しです。
あなた個人がバカなんじゃなくて明らかになんか変な文化があるよねそれ。
「妊娠中の事は一生恨む」みたいな変な伝説と言うかカルチャーがあるでしょ。
あなたの「一生恨む」もどっかで見たものの影響と言うか真似でしょ。
よいことなら真似してもいいけど一生グチグチ恨むってなんなの?悪いことじゃん。損するのは自分で。
夫が糞ならさっさと離婚してもいいと思うけど一生恨むのはあんたの人格の問題であんたがバカなだけでしょ。
誰なのその妊婦一生恨むカルチャー発明して垂れ流してるバカは。
身重の私にコロナもってくる危険があるからいくな、これはわかる。
身重の私に何かあったときそばで頼りになってくれないと困るから行くな、これもわかる。
でも自分が楽しめないのに一人だけ楽しむなって言うのは意味わかんないじゃん。
女だとそんな頭悪くないやつでも突然それ言い出す。
なんか不合理な仲間はずれとかなら抗議してもいいけど
仕方ない理由で自分が参加できない楽しみについて、他の奴らも参加すんなって
それ誰が得すんの?
男なら参加できるやつが参加する。
そんで気が利いたやつ(大人)なら参加できなかったやつになんか奢ってあげるとかおすそわけしてあげるとかそういう風にする。
動けない自分のための楽しみを明るい気持ちで要求すりゃいいんじゃないの?
そっちの方が全体の利益が増す上にそっちのほうがかわいいと思うんだけど。
男特有の悪いとこもたくさんあるのはわかってる。
けどみんなじゃない限られた友人が得することを処罰したがる変な感情って明らかに女に特有で、それは女の悪い部分だと思う。
横並びの友人の中で一人だけすごい美人と棚ぼたで付き合うやつが出たとする。
男ならすげーなやるなお前って言いながらその美人彼女の友達と合コンセットしてくれよってなる。
誰も得しないじゃんそれ。
人に損させようとすんじゃなくて自分も得する事を目指すべきだし、
よいことあった人間には愛嬌をもって図々しくおすそわけや奢りを要求すべきだと思う。男も女も。
zeromoon0 「一生恨む」は「酷いことされたら恨みなさい」と妻側に言ってるわけでなく「そのくらい強く嫌だと感じるから気をつけろ」という夫側に向けたメッセージではないかと。
いやー違うと思うな。
もしそういう、自分の利益のための交渉の手管なら合理的で建設的だから全然悪いと思わないんだけど(脅すような交渉は程度問題だけど)
「一生恨む」はむしろ女同士のコミュニティで共有・継承されてる伝説だと思う。
それやってて損するの自分じゃん。
tetere うわー!やな感じのする増田!論理的に反論することができなくて悔しい。誰かが反論してくれるのを待つ。実際にこういう人に会ったら、いちいち反論しないで距離置いて逃げちゃうからな…
2021/08/21
えーやなこと言ってるかなあ。
人の得を恨んだり放棄させたりするのはバカだからやめなさいというだけ。
人が得したり楽しんだりしてたらよかったなと心から喜んでお裾分けを要求する方が全員ハッピーだしそういう人間の方が可愛いじゃん
可愛さ大事じゃない?男でも女でも。
mike47 子供は二人のものだろ?でも子供を産むのは女しか出来ない。なんで私だけ苦労しなきゃいけないんだって思うのは当然だと思うけど。その過程で旦那が好き勝手やってたらそりゃ恨むだろうよ
2021/08/21
「子供は二人のものだろ?でも子供を産むのは女しか出来ない。」
「なんで私だけ苦労しなきゃいけないんだって思うのは当然だと思うけど。」
う―ん既に違うというか暗いよね
なんで自分だけ苦労しなきゃいけないんだお前等も嫌な思いしろー!っていうの、バカなだけだし暗くない?
はあ?もう完全にバカですよね?
旦那が楽しめて良かったねってなんで思えないの?
ただ明るい気持ちで純粋に自分の得を追求したらいいじゃん。いいことあった人に「奢って」って言えばいいじゃん。
なんで「自分が不自由だから周りの奴も楽しむな不自由になれ」なの?
それだと誰も得しないし全体の幸福が下がるし、
そんな風に考える人って性格がめちゃくちゃ暗いから周りの人も嫌な気持ちになって離れていくじゃん。
楽しんでる人の喜びをわがこととして心から喜んだうえで「私にも」っていう人のほうが可愛いし愛されるし当人がハッピーじゃん。
というか
「自分だけが困難であるときにどうするのが最良で明るい選択か」という話をしてるんだけど
「妊婦は大変なの!」みたいな反論してくる一部の人は日本語通じてるのかな。
ak148 言及元を読んだら、コロナ禍なのに夫がフジロック行ったって内容で、妊婦さんが心配しているのは主に感染のことなので、論点ずれてる気がするなあ。 増田
2021/08/21
LethalDose “仕方ない理由で自分が参加できない楽しみについて、他の奴らも参加すんなって”そんな事書いてあったかな。
2021/08/21
元増田↓↓↓
感染の心配とは別に「私が参加できない楽しみに参加すんな」とはっきり言ってる。
あなた方2人はそもそも元増田の文も私の文もちゃんと読んでないよね
brightsoda 何の利益もないのに足を引っ張っている…訳じゃない。この場合、夫が楽しみを諦めることが明確に増田の利益になる。マジで増田の邪魔にもなんんにもならない楽しみにケチつけ始めてから出直せ
2021/08/21
同上。
ちゃんと問題の文章読めるようになってからいっちょ前の口を叩こう。
BBQ_BBQ 元増田の旦那、子どもが産まれて奥さんが心身共にめちゃくちゃ大変な時にも全く構わず同じことをしそうだからだよ。コロナ関係なく。新生児育児という戦争を一緒に戦う心構えができてねぇと言って怒ってるんだよ。
2021/08/21
夫が悪いと。この文の序盤に明確に書いてるのであなたはそれすら読めてないんです。
aquatofana 妊娠って言う生物として指折りでリスクの多い期間に負担を軽減することを考えてくれないことが恨みにつながるのでは。「俺が出かけてる間看護師資格のあるベテランお手伝いさん雇ったよ」なら、そう恨まんだろう。
2021/08/21
ikanosuke 妊娠中は何かと身体能力に制限があるので、何日も1人は辛いよ。コロナで他に人も呼べないし。また、産前産後は女性ホルモンの働きでネガティブな感情が記憶に残りやすい。
2021/08/21
dakarane 一生恨み文化ってなんだよ笑 普通にこのコロナ禍で元増田夫の行動はひどくない?
2021/08/21
酷くないとか言ってないけど冒頭5行も読めないならあなたは何に対して反論してるの?
myogab 持論を言いたくてたまらなかったから、少しの関連性で飛び付いたのだろうが、レス付け選ぶ相手間違ってない? 一時の愉しみでコロナ貰って重症化したら、それこそ一生ものの障害を負いかねんだろ…。 附言
だからコロナの危険を心配する事には一ミリも反対してないでしょ。
レス付ける相手間違ってない?(「レス付け選ぶ相手」ってなんか日本語おかしくない?)
国語が得意ではなくこれくらいの文量を読むのがつらいからあまり読まずにレスして頓珍漢になっているのか
ちゃんと全文読んだうえで国語が得意ではないために内容を把握できずに頓珍漢なレスをしてるのか
どっちなの?
kujira_aoi_blue 例えば妻が弱った夫を見て過去された事を思い出して同じようにする事は、夫から見たら自分が弱った時やって欲しかったことなので夫は嬉しく妻は恨みを晴らせるのでwin-win。なので一概にみんな損する文化ではないかも
2021/08/21
そうやって架空の恨みまで創作してニチャアってしながら興奮して書き込んでる時のあなたの歪んだ顔とくっだらない喜び
それがまさに「一生恨む」系の文化が引き継がれてる理由なんじゃないの?と思うんだよね。
そういう性格を作ると人を恨んだり攻撃したりしてる時に快感を感じてしまうのは確か。
でもそれってヘロイン打った時に気持ちいいんじゃあ~って言ってるみたいなもので
結局は周りの人間を引かせていくし自分の一生を不幸にしてない?
折角もの考える頭がある人類に生まれてもあなたみたいなくだらん暗い思考ばっかりしてニチャアしながら自分で不幸になっていく生命と比べると
「今日のご飯も美味しかったな」って満足してるペットの犬や猫の方がずっと可愛くて上等な生命じゃない?
そんなにネチネチ恨みを引きずってる対象の相手となんでずっと一緒に暮らしてるのだろうと思う。
相手が楽しんでるのを見て喜べないどころか恨みが心に溜まるなら
そもそもその相手と一緒にいるべきではないんじゃない?あなたの幸せの為に。
そうやって「損したくなーい」「周りの人間が喜んでるのむかつくー」ばっかり考えてる人が豊かな人生を送るかね。
kudoku みんなで損するはまあ分かるだろ。嫉妬を買いやすい状況ならそれは避けるべき。ポーカーフェイスで乗り切れ。
2021/08/21
わかった上で、
と言ってます。
犬を飼って美味しいものを買って帰ったら
もう純真な喜びを満面に表現して「当然自分の取り分がある」っていう確信と嬉しさを一杯にして周りではしゃぎますよ。
妬んだり恨んだりくっだらないことするぐらいなら犬を見習えばいいと思いますよ。
satoimo310 他人の機微に共感する能力が高い人が闇落ちした形態なんじゃないかな
2021/08/21
それは随分綺麗な言い方してあげてるだけでしょう。
「共感」という言葉自体が怪しいもんで、だいたいは自分の主観で自分の感情をぶん回しているだけ。
人が何しててもそれを見ながら自分自分自分。だから恨んだり劣等感持ったり見下したりに忙しくてどんどん性格が暗くなるんでしょう。
単にずっと自分の事ばっかり考えて妄想をフル回転してるだけの人達ですよ。
あなたは口のでっかさに能力が追い付いてないのをたびたび見るけどいつまでも直らないのは廉恥がないからでは。
私なら読解ミスであんなデカい口を叩いたら恥ずかしくなってまずお詫びを書きます。
あなたはちょっと恥ずかしいなとかチョンボだったなとかちゃんと思ってるんですかってことです。
他人の前でその人のできない楽しみをしたことを大っぴらにアピールしにくいっていうのはその感情と裏表で、かつそこそこ一般的だよね増田はそこについてはどう思ってるの
本来関係ないことなんだからバカな感情は互いに捨てたらいいのでは?
例えば私もフジロックには行けないけどフジロックいってる人を妬ましいとか自分ばっかりとか別に思わない。
他にやること沢山あるでしょう。
妊婦の文化…? 独自文化ができるほど 全国の妊婦同士の 繋がりって濃いか?
2021/08/21
直接の繋がりがなくたって文化なんかあらあな。
ここはもはや何言ってんのかもわかんない。
brightsoda この増田はいちいち保存してくれるから消しやすくて良い/誤読で叩いてごめん/他の大口叩いたというブコメ全部堂々と指摘してほしい。自分は何も言わないままに私ちゃんが間違ってるという印象だけ残されたら迷惑
2021/08/21
あなたが私にそういう問題外のブコメ(賛否とかじゃなくて「問題文読めてません0点」なやつ)書いたのも数度目だよ。
つまんないからその時に無視したかちゃんと引用して罵倒してあげたかも覚えてないけども。
あと「誤読で叩いてごめん」じゃないでしょ「誤読してごめん」でしょ。
誤読で賛成する人間も同じぐらい不快だし、話が噛み合ったうえで叩いてきた人間にこういう物言いしたことねえよ。
mawhata 末永く円満な夫婦関係を目指すなら、夫は妻の感情に気を配った方がいいし、妻も不満を前向きに解消できる案を出した方がいいだろうけど、それにしてもこの増田の文章は微妙に頭が悪そうな上から目線だなと思う。
2021/08/21
「私が参加できないのに参加するな」という感情は肯定する必要がない(というより肯定してはいけない)。
上から目線だというのは正しい。
バカな人達にそれがなんでバカなのかを説明する気持ちで書いてる。
ricanam 若いうちは正しい理屈を聞き入れず感情的になるのを頭悪いなって思ってたけど、実際は人の数だけ正論があってみんな自分の感情を満足させるために理屈を組み立てるんだよね。共感って究極の合意形成なのよ
2021/08/21
それだと一番感情的なバカのラインで足並み揃えることになるでしょう。
まず個々に自分の感情を疑うことから始めたらいいのではと思います。
oyatsuda_3oclock すごい蟹好きの友人が蟹アレルギーになったら「蟹食べに行ってくるね!」とは言えないし、蟹食べた後お土産にケーキ持ってくのも違う気がする。損得の話ではなく、思いやりを持ってほしいという話では。
2021/08/21
その場合の思いやりというのはその蟹アレルギーさんを蟹以外の美味しいもの食べに行くのに誘ってあげることであって
アレルギーに付き合って蟹を食べるのを自粛するとか食べたのを隠すとかではありません。
「蟹食べてきたぜ、お前には別の美味しいもの買ってきたよ」と言われて不機嫌になるような人間は自分の性格を治した方がいい。
kingate 言葉の通じないバカとはお付き合いしないのが筋なので、もとの旦那も大概だな、とは思うし、この増田は余計なことを言って相手を不快にさせたいだけのクズで、俺と同類だな(笑)ようお友達。
2021/08/21
不快にさせるのを恐れてはいないけどそんなん目的にはしませんし、
ザっと見た感じあなたのブコメは自分で言うほど人を不快にすることに注力出来ておらず
ある種の自意識の方が圧倒的に伝わって来ます。人へのアプローチが目的ならそれは不純物です。
あなたが本当に好んでいることは「人を不快にさせること」ではなく「ネットで”ワルな自分”を作りあげてそれを顕示すること」です。
pega2s 私の母は、妊娠中に雑な扱いをされたのを40年以上経つ今でも時々口にする。父の抗がん剤治療の際の吐き気に「つわりで苦しむ気持ちがわかった?」とすげなく言ってた
2021/08/21
それであなたはそのお母さんみたいな人になりたい?
sub_low あの、マジメに妊娠中や育児中に旦那が非協力的だと、一生妻からの愛情なくなるよ。統計もあるし。どう見えるかは別として、それはただの統計的な事実。
2021/08/21
「バカなの治したらどうでしょう」って話に「我々がバカなのは統計的事実!」と言われても。
efus 「みんなで損する」と言われてパッと思いつくの、例えば腐女子の身内ルール強要とかああいうのですね。たぶん男の場合は後ろ指さされてでも逸脱するバカが多すぎて、そういうのがなかなか成立しない。
2021/08/21
その時代には狩猟頑張ったり新たな縄張りを開拓したり幸せの総量を増やすのは男の役目で
男が持ち帰った果実(狩猟は腕で結果が偏る)を平等に分配してグループ内の争いの芽を摘むことが女の役目だった。
そうすると女は幸せの総量を増やすことより危険な不平等を封じることに関心が強くなる。
誰かがとびぬけるぐらいならみんなでちょっと損して下方で足並みをそろえさせるのが結局はみんなの幸せ。
女が家政と子育てのみ担ってた太古の群れではこの性格でも人の役に立ったわけです。
幸せの総量を増やすのは男の役目だからそちらの合理性を女が心配する必要はなく。
あなたのいう同人女なども自分で狩りをして果実を生み出す存在になってるわけです。
幸せも多彩で供給元は無数で、一生変わりばえしない果実を変わり映えしない固定メンバーで分け合う人生ではない。
そこで下方に揃えさせたい処罰感情が湧きあがったら「あ、これは現代には要らない太古のDNAだぞ」って
ある日突然出張から帰ってきたら荷物をまとめて実家に帰ってて、以後はLineのみのやり取り。
まずは子供に会わせてくれという要望は一切無視、子供の写真を送ることすらせず、更には元嫁両親からの「実家に近付いたら警察を呼ぶ」という宣告。(元嫁が暴力を振るわれて追い出されたと言っているらしい)
当初元嫁は何か入れ知恵されたのか、肉体的なDVの証拠が無いことを指摘された後も「経済的DVが~、精神的に追い込まれて~」など色々のたまわっていたが、調停の担当者がこの時はまともで協議時の履歴や発言に一貫性が無いことであくまで『性格の不一致』という形での離婚には落ち着くことができた。
親権は協議時に決まらなかったので、子供が小さいこともあってかほぼ強制的に元嫁側が取ることになり、そこから養育費の話で泥沼になった。
通常はお互いの年収から算出される表で決まっているのだが、慰謝料が取れないと確定したからか表の金額では少なすぎると文句を言い始めた。
「こんな額じゃ習い事一つさせてあげられない、子供が可愛くないのか」「あなたはお金を渡して終わりなのに、少しでも多く払おうと思わないのか」そんな言葉を元嫁からも元嫁両親からも終始投げ掛けられ、調停担当者も「算定表は必要最低限の金額なので、今の子育てにお金が掛かる時代では少なく感じる金額ですね」と元嫁側の肩を持つ感じだった。
そんなに経済的に不安があるなら離婚しなければいい、親権も取らなければいいと思っていた、こっちが一方的に殴られているのに「お前を殴った手が痛い、責任を取れ!」と言われてる気分だった。
結局調停が平行線で続いても自分は算定表金額の中央値で絶対に譲らず、担当者の最終的に裁判したとしても金額は変わらないという言葉に元嫁も折れたようだった。
全てが終わる頃には2歳だった息子は3歳を目前にしていた。
初回の養育費は息子の3歳の誕生日に手渡しする、それ以外は認めないと言ったこちらの要望に、嫁は意外なほど素直に応じた。
誕生日プレゼントは山程用意した、当時好きだったアンパンマンや緊急車両のおもちゃ、少し大人になったから好みも変わるかと思いネットで色々調べて3歳に人気のおもちゃも沢山見繕って、買い物している時から高揚する気持ちを抑えることが出来なかった。
元嫁の実家での面会だったが、当日は義両親は出掛けているとのことで、少し気が楽になった。
呼び鈴をならし、元嫁がドアを開ける、そこにはずっと会いたかった息子の姿もあった。
前までなら帰る度に大声で「パパ!パパ!」と飛びついてきたはずの息子は、元嫁の脚にすがり付いて、こちらを静かに見つめていた。
あまりの態度の違いに茫然自失になりながら、リビングへ向かう元嫁と息子の後ろを力無く追いかけた。
「増田さんがプレゼント買ってきてくれたよ、お礼言わなきゃ」とまるで遠い親戚が来たかのような物言いの嫁に合わせて、息子は少し照れながら「ありがとう」と言った。
今までの息子のお礼と言ったら大人の真似をして全身を使ってお辞儀を繰り返してニコニコ笑うもので、それが可愛くて一緒になって同じ動きをしたりして二人で笑い合っていたのにな。
一緒に座ってプレゼントを開けながら、絞り出すように「パパだよ、覚えてる?」と息子に精一杯の笑顔を見せた。
「パパ、おぼえた」と言う息子の「パパ」は、元気一杯で全力で世界に一人だけのパパを呼ぶ今までの言い方ではなく、この人はパパという呼称の人なんだ、という呼び方で、同じように呼ばれているはずなのに全く違う言葉のように聞こえた。
そこからはもう堪えることができず、2時間の面会の予定だったけれど、15分で切り上げて養育費の入ったアンパンマンの小袋を嫁に押し付けて、飛び出す様に家を出た。
車に乗って、少し離れたコンビニの駐車場に車を停めると、大声で泣いた、子供の頃だってこんなに泣いたことは無いと思うぐらい嗚咽した、人生で初めての経験だった。
悲しかった、悔しかった、寂しかった、情けなかった、自分が意地を張らずにもっと調停を早く終わらせて会いに行ってればこんなことにならなかったのかと死ぬほど悔やんだ。
次に怒りが沸いた、また実家に戻って元嫁を殺して子供を奪い取ろうかと考えた。
でも今の息子からしたら他人が来て、大好きなママに酷いことをする人間にしかなれず、結局自分が捕まれば子供は両親を失ってしまうと思うと何も出来なかった。
その後も泣き続けた、自分の中の水分が全部出尽くしてしまうんじゃないかと思った、そのまま渇れて死んでしまえばいいと思った。
そのまま泣き続けて、気がつけば外は真っ暗になっていた。
そこからどう帰ったかは憶えてないけれど、どこを見ても息子との思い出だらけの自分の家を何も見たくなくて、倒れるようにベッドに入ってまた泣きながら寝た。
元々冴えない人生だった、生きてる意味があると思えたことがなかった。
それでも子供が出来て、この子のための人生だったと思った、自分に出来ることは全部してあげようと思った。
どれだけ疲れて帰ってきても、息子とお風呂に入るだけで癒された。
どれだけしんどいことがあっても、寝かしつけている時にうとうとし始める息子の顔を見れば何だって出来ると思えた。
面会はまた半年後に予定されているけど、1年に2回だけあえる得体の知れないパパでいることが子供にとって良い影響を与えるのだろうか。
【追記】
ここまで見られると思わなかった、考えを整理出来てないままでも吐き出さないとおかしくなりそうで書きなぐった、日本語が所々おかしいのは申し訳ないです。
自分でも「これは嘘の話で起きたら隣に息子の寝顔がある朝が戻ってくる」と馬鹿みたいなことを考えているので皆にも嘘だと思っていて欲しい。
一応、目についた疑問とか、ちょっと反論したいことにだけ答えます。
元嫁の実家は経営者で、金銭面での苦労はしたことなかったらしい。(結婚後はあんまり甘やかすのも良くないと言われて大っぴらな援助は無かった、というか男は自分で稼いで家族を喰わすもんだみたいな思想の人だった)
一方で自分は30前半で年収400万ちょっとなので、正直贅沢な生活とかはさせられんかった。
元々恋人時代に「お肉買って帰ってきて」って頼んだら黒いパックに入った国産和牛とか選んでくる人だったのと、子供が産まれた時に貰ったお祝い金50万をブランドのベビー服や友達とのお食事で一瞬で溶かしたこともあって、家計は自分が管理してました。
元嫁には子供のために使うという名目で月3~4万渡してたのと、必要であればその都度別に渡してた。
加えて元嫁は父親の会社で時折パートはしてたが、その給料も家計には加えなかった。(そもそも幾ら貰ってたのかも分からん)
当然家計は火の車で、カードを駆使しながらやりくりしてたんだが、件の出張の直前に「もっと広くて綺麗な家に引っ越したい」「マイホームが欲しい」みたいな話をされて、支払いに頭を抱えていたこともあって「頼むからもう少し現実を見て欲しい」「もっと色んなことを諦めないとダメだよ」と軽い言い争いなってしまったのが原因かと思っている。
·子供を育てられる自信あったの
もちろん一人では無理だと分かっていたので、自分の実家で両親の援助を受けれることを確約し、その上での提案でした。
·何で養育費を出し渋ったの
前述した通り生活がかなりカツカツだったのでいくつかのローンなどもあり、そもそも生きていけない⇒養育費を支払えなくなるという状態を避けたかった。
ちなみに元嫁の希望した当初の養育費は月額15万、相場の3倍でした。
月額15万を要求するような感じだったので全然話がまとまらずにとにかく長引いて、調停から裁判に移行する一歩手前だったけれど、弁護士を雇うようなお金も無かったので何とかして調停で終わらせたかった。
そして3歳の誕生日にも会えないというのも避けたくて少しでも早く解決したいと焦っていたところで、「もうじゃあ養育費は相場通りでいいから、会うのは盆正月ぐらいにして」と溢した元嫁の条件に後先考えずに飛びついてしまった結果です。
·15分で帰ったり、殺したいって言ったりヤバいでしょ
「色々あったけど誕生日の日は家族としてお祝いしたい」という相談を事前にしていたのにも関わらず、息子に自分が来ることは一切伝えていなかった。
夫婦の頃には元嫁もパパ呼びだったのに、当日は子供の前であてつけのように終始「(苗字)さん」呼びをされたため、こちらが息子に「パパだよ」と伝えているのに、その後にわざとらしく元嫁が自分のことを名字で呼ぶことで息子にまで「(苗字)さん」と呼ばせようとしたことに本当に腹が立った。
後、息子の今までと違うパパの言い方にとても平静でいられなくなり、折角の楽しい誕生日を言い争いする元両親や涙を流す父親の姿にしたくなくて、逃げ出すように家を出たことを分かって欲しい。
「殺したい」なんて書いたけど、少しよぎったくらいの話で、緻密な殺人計画を考えるようなことはしていないよ。
皆さんは余程の人格者なのでそういう感情が沸くこともないのでしょうけれど。
·これからどうするの
実は皆さんの言葉で結構救われました、「時間が解決する」系の内容には淡い期待を抱いています。
少しは落ち着いたと思っていたけれど、仕事から帰ってきて少し横になろうとしたら、息子が大切にしていたはずのアンパンマンの人形がおきざりにされているのを見てまた号泣するぐらいには情緒不安定なので、そんなんだから離婚されたというのにも否定できずにいる。
まずは自分の生活を立て直さないと子供に何かあった時に何も出来ないので、節約生活を頑張ろうと思います。
で、その被害者はどこにいるの?
二次元と三次元の区別のつかないオタク練度が低いくせにオタクカルチャーを分かったフリして弄り回してくる人間が勝手に被害妄想で傷つけられたような気分になっただけでしょ?
イラストや想像の世界は自由で、それを受け取る人はそれぞれの倫理で解釈して適切にフィクションの世界を楽しんでいるのに、不適切な解釈を現実で振り回すはずだと勝手に極端な悲観的妄想によって人類が愚かであると決めつけているからこそ、絵と現実の差別や性的搾取が結びつくような妄想をしちゃうんでしょ?
それはね、銃を撃つゲームが当たり前に販売されているのは将来の乱射犯を育てているようなものだ、というのと同じくらい失礼な物言いなんだよ
「命には優劣がある」
「自分がいつホームレスになるかもしれないのだから、そんなことを言うべきではない」
──はぁ。
「命は平等に尊いもの。価値があるかどうかで決めることではない」
──そうかい。
「人間は弱い者を守り、人権を、法律を、福祉を発展させることで繁栄する生存戦略を選んだのだから、見当違い」
──ふぅん。
しかし。
あなたがいつか上司になるかもしれないのに、上司の陰口を言ったことはないのか? クレーム電話の陰口は? お役所の受付の陰口は? あなたがいつか誰かにとっての陰口の対象になるのなら、陰口をしないのか?
命の価値が同じなら、自分の愛娘と無縁のホームレスも同じ価値か? どちらかしか救えないのなら、娘が助かって欲しいと祈るのでは?
日本が家長制度を導入していたら政略結婚や男女不平等が正しいのか? それを嫌って現在の日本にシフトしたのでは? ならば現在の法体制を疑うことが悪にならないはすだろう?
まるで話にならない。
私は年間、数百冊の書籍を読み、誰よりも勉強している自負がある。
だからこそ、システマチックな物言いだけれども、間違っているとは思わない。
──私は、個人として、陰口を言うこともある。
──私は、個人として、生存戦略よりも個人の自由や整合性を選びたい。
「社会的影響力のある者が公の場で個人の感想を言ってはならないと主張するその根拠は?」
「普段見てもいないYouTubeチャンネルの内容にまで立ち入って、怒りたいだけ怒り、自分の主張を押し付ける行為は正しいのか?」
「私が自殺をしたら、あなた方が私をいじめ殺したことになるが、あなた方の大好きな『命の価値が平等』という主張はどこに行ったのか?」
例えば「子どもが真似してホームレスを軽視するかもしれない」というけれど、それは「模倣犯になるかもしれないから」とニュース番組を一切見せないのと同じでは?
あなた方の子どもが、あなた方の主張する善悪の区別がつかないのなら、「歴史の真似をするかもしれない」といって戦争を教えないのか? すべてを教えて個人に取捨選択させるのが教育なのでは?
私の動画のコメント欄に呪詛を吐き出すのが正しい行為か? それを堂々と子どもに見せられるのか? 「将来子どもが何かしでかすかも」という不確定な要素よりも、他人に呪詛を吐く姿をこそ子どもに見せてはならないのでは?
もしかすると、多少の表現の不備はあったのかもしれない(否、あったとすればそれは受け取る側の浅学さ、浅薄さであるとも思う)。けれども、私が間違っているとは思えない。仮に誤っていると主張するのであれば、客観的かつ信頼性に足る根拠を示してほしい。私はいつでも謝罪し、反省し、訂正し、その正しさを誠実な態度で以て最大限に広く周知することを誓う。
勘違いされがちだが、私は基本的に論破されたがりなのだ。普段から道に外れたセンセーショナルなことを言っている自覚はあるけれども、それは新たな論理で正してほしいことの裏返しだ。それは、強がりや掌返しではなく、心の奥からそう思う。
けれども、その正しい根拠を募っても、いつまで経っても出てこない。だから私は怒っているのかもしれない。
「私のような厄介な人間に、正しさを説いてくれ!」と。
「私程度の小悪党が駄々をこねている間に、本当の悪党に対抗する武器を見つけろ!」と。
「正しさを曖昧にして二千年以上も生きてるんじゃない!」と。
そう言葉にすると、ふつふつと怒りが沸く。たかが日本のような小さな国で、数百万人の支持者を持っている程度の小悪党の暴走すら止められないのは、あなた方人類の怠慢であると──心底、怒っている。
私を否定できないのであれば、現時点において私が正しいことになる。
否、正しいかどうかはわからないが、しかし間違っていないことになる。
もし「正解」という道があるとしたら、私はその縁に立っているだけなのだ。危うい縁に。
けれども、違反でなければ過ちではない──。
◇
……と。
私は、思考を切るためにスマートフォンの画面をオフにする。今日は考えることが多い。浅い割に多いのだ。批判ってものは。
スマートフォンを手に乗せたまま信号が緑になるのを待つ。手のひらの中で今も生まれているだろう主張の嵐を持て余しながら、ほんの僅か、足元のコンクリートブロックが割れているのを感じ、身体を一歩前に進ませる。爪先が少し、車道を踏んだ。
と、深夜の街に相応しくないスピードの車が近づいてきた。物騒だなぁ、と思いつつも、スマートフォンの裏面を何の気なしに眇めていると、
身体に強い衝撃が走った。
衝撃が先か、轟音が先かはわからない。視界が宙を舞い、まるで目ヤニだらけの朝のようにぼやけたからだ。
続いて、痛み。
大きな銅鑼を打ったかのような、押して引いての波紋が身体中を暴れている。その振幅は自分の身体を越えているように錯覚するほどで、立ち上がることはできない。否、仮に足を踏ん張っても立つことは不可能だろう。なぜなら、膝下がひしゃげて見当違いの方向を向いているからだ。
次に、不快さ。
胃の内容物がまるでネズミになったかのように這いずり回る──実際には胃の方が動いているのだろうが、しかし這い上がってくる吐瀉物は鉄臭く、“血の通った何か”を飲み込んだ報いとばかりに喉を押し広げ、ほとんど無抵抗に半固形の何かが口や鼻から垂れる。
さらに、熱さ。
命の素がどんどん外に溢れるような、そんな感覚。身体の芯は生きる手だてを探してやけに熱っぽく、しかし手足は凍えるほど冷たい。小さな穴の開いた水風船をただ見ているだけしかできないような、取り返しのつかなさと焦燥感。何かを決定的に失う瞬間というのを久々に味わう──忘れていたのかもしれない。あるいは見ない振りを。もしくは「自分は失わない」と高をくくっていたのかもしれない。
私は、急速に死に向かっていた。
ぼやけた視界から判断できる限り、交通事故──らしい。私を轢いたと思しき自動車は、「ガードレールに刺さっている」と表現するしかないほどに大袈裟に半壊ならぬ七割ほど破壊されている。
──なお、今の私に知る由はないが、この自動車の運転手は病院へと急いでいた。
というのも、彼の愛娘が突然大量の吐血をしたため、一も二もなく最高の速度で病院へと向かっていたのだった。
皮肉なことに。
運転手は、彼の大切な命を優先したのだ。彼の咄嗟の行動に間違いはなかった。
私は助けを呼ぼうとするも、体力的な問題なのか、あるいはどこか発声に関わる器官が深刻なダメージを受けているからか、大きな声が出ない。口腔内から聞こえる「ヒュー」という音がやけに空々しい。
頭を打っていないことが幸いして意識はあるけれども、しかし長く保たないことは確かである。否、どんな仮定の話をしようとも、命を失ったことはないから“失ってみるまでわからない”──。
そんな“悠長なこと”を考えていると、ふと視界の端で動くものが見えた。それはのっそりと立ち上がり、「く」の字に曲がっていたり、すっくと立ち上がったりしている。何かを引きずる者もいる。
元々いたのか、騒ぎを聞きつけたのかはわからないが、どうやら人間のようだ。ああ、助けてくれ──!
そう口元を歪ませると、どうやら仲間同士で話し合いをしている様子だった。冷えは身体中に広がり、今にも意識を失ってしまいそうだ。早く、早く救急車を!
どのくらい経っただろうか。実際には数十秒くらいなのだろうが、その時間は誇張なく一時間に感じる。身体の中から聞こえる「ぎっぎっ」という音が何に起因するかもわからない。車が焼けているのか、瞳孔の機能が低下しているのか、まぶしくて人間たちの姿が見えない。
轟音で痺れた耳が復活した頃、声が聞こえた。
「俺らのねぐらにさ、仏さんが転がってたら良くないよな」
「な」
「他に行くアテもないし」
会話からするに、ここに住んでいる住民──ねぐら? つまりここら辺に住んでいる──ホームレスの……集団?
「仏さんには悪いけどなァ」
「な」
「すまんなぁ。でも俺らも優先するモンがあるんだぁ」
「手は合わせておこうか」
「だなぁ」
「成仏しておくれな」
な! 待て! 待ってくれ! 私はまだ生きている! ただ、声が出なくて、ア、まぶしくて、身体が、動か……なくて、そん、な死体に向けるよう、な、目を、そんな真似を、命を命とも思わない真似を、なぜできるんだ! ア、ア…考え直してくれ! 今すぐ!
くぐもったガサガサという音が聞こえる。普段寒さを避けるためのブルーシートか何かだろうか。数人の男たちが私の身体を包み始めた。
男たちの声は続く。
「口から血の泡が出てるな」
「そっか、お医者さんかぁ。……人生、何があるかわからないね」
いしゃ………? まって……。
「気のせいだろ! 見るなよ! 目を合わすと取り憑かれるって話だぞ」
そんなの……“えびでんす”が……ない……よたばなし……で……。
「じゃあ、せーので」
「うん」
「川に流すなんて、罰が当たるかもしんねぇけどさ」
「ま、許してくれなんて言わねぇよ。俺たちの“個人的な事情”だしなぁ」
「……」
「かもなぁ」
「だからさ」
「俺たちは……。
いや、誰もがみんな、間違ってないのさ。
きっとな」
(了)
自殺した妹が猫を8匹残していった。
幸い自分の住んでる古い借家は大家が寛容で猫を飼うことは一応許してもらうことができた(数を伝えたら態度は変わりそうだけれど)が、できれば早急に不幸にならない形で新しい飼い主を探したいと思ってるんだが色々と困難にぶち当たっている。
まず保護団体をあたってみたが、現在はどこも飼い猫を直接引き取るようなことはしておらず、捨て猫や保健所で殺処分を控えた猫が優先されるらしい。
じゃあ一回捨てたら良いってことか?と思ったが、誰かに拾われる保証も無いし、カラスにでも襲われることを考えたら夢見が悪いので却下。
次に保健所に相談したが、こちらも自分の住んでる地域は飼い猫の引き取りは原則しないらしい。
道で拾った猫と遺族の部屋で拾った猫の違いはなんなんだ、そして突き放すような担当者の物言いにかなりイラッときた。
そもそも保健所は保護じゃなく処分する所なので、自分が相談するのも間違っていたかもしれない。
まず妹の猫は全員雑種の成猫だったので、周りの可愛らしい子猫の写真が掲載された投稿はどんどん成約していく中で、自分の投稿はほとんど反応が無かった。
何件かあった問い合わせは「自宅を知られたくないので近所の大きめの公園で引き渡し希望(しかも夜間指定)」っていうおじさんとか、自宅まで届けに行ったらボロボロのアパートから言動がおかしいおばさんが出てきたりで、その辺りは流石にこちらから断ってしまった。
自分が裕福であれば全員飼ってあげたいけど、金銭的にも健康管理って意味でも3匹ぐらいが限界なんだよな。
知り合いは山にでも放したらって言うが完全室内飼育だった猫を山に放すのって要は遠回しに殺すってことだよな。
どうすればいいんだろう。
絶句した
呆れてものが言えなかったのではない
まとめサイトやTwitterなどでDaiGoのホームレスへの差別的な発言を知り、
そのあまりにもひどい物言いに怒りを覚えつつ、彼の動画を見て回っていたときだ
彼が詭弁めいた自説を饒舌に並べる中で放ったその一言に、私は答えを出すことができなかったのだ
野良猫へ餌付けすると野良猫が繁殖して結果的に殺処分される猫の数が増えてしまうからだ
野良猫に餌を与えるという行為は一見すると猫をかわいがっているように見えるが、その実は殺処分される猫を増やす残酷な行為と言える
愛猫家の野良猫への無責任な餌付けは遠回りな猫の虐待行為になり得るのだ
他にも野良猫が増えると排泄物で街が汚れたり、ゴミが荒らされてしまうこともあるだろう
野良猫を保護したいのであれば、自宅で飼ったり不妊手術をして地域猫として生活させるべきである
一方、DaiGoが野良猫と並べたホームレスへの炊き出しはどうだろうか
ホームレスへ炊き出しを行うとホームレスが炊き出しに依存してしまいホームレスから抜け出せなくなる可能性が考えられる
さらに、まだホームレスになっていない人が「ホームレスになっても炊き出しで生きていける」と思って実際にホームレスになってしまうかもしれない
ホームレス支援者の炊き出しはホームレスのためにはならないのではないだろうか
他にもホームレスの存在が街の治安悪化や衛生環境の悪化に繋がってしまうこともあるだろう
ホームレスを保護したいのであれば、生活保護を受給させてアパートに住まわせたり、シェルターなどで生活させるべきなのではないか
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DaiGoはその差別的とも取れる発言から徹底的に叩かれている
しかしDaiGoを叩くその流れの中に、本来考えるべき問題が飲み込まれてしまっているのではないだろうか
DaiGoを叩くことで本来向き合うべき問題から目をそらしてしまっているのではないだろうか
「野良猫への餌付けは許されていないのに、なぜホームレスへの炊き出しが許されているのか」