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はてなキーワード: やらかしとは

2023-08-27

anond:20230827063044

中国政府水産物禁輸により、あるいは日本原発再稼働プロセスを妨げたいらしいのは、次のような理由が考えられます

  1. エネルギー貿易で優位に立ちたいロシアへの協力
  2. 中露はBRICs+7になることになったばかりなので、ここで日本に対する政治力を示しておきたい
  3. 日本化学製薬業界のヤバさ

アステラス製薬社員中国スパイ容疑で拘束されたが、この会社イギリスでもやらかしていた

世界で警戒されている企業がまた原発を手に入れたら…という不安

2023-08-25

いつからネットが強くなったよね

企業政治家やらかし事実告白したツイートとか

コミュニティノート発言を訂正されたりとか

つのまにか政治家やらマスコミすらネットを警戒しはじめてさ

  

逆にそういう方々がネット世論コントロールしようとしてもすぐにバレちゃう

これはこれですごくいいことなんだけどね

  

いいことばかりなんだけど、そう感じるのは一般人からなのかな

2023-08-24

毒親育ちの認知の狂いについて

今日分かった俺の欠点は二つある。

1.好きなものがない事

2.コミュニケーションにおいて相手に過剰なコスト要求してしまう事

の二つである

毒親育ちと書いたが、そうでない人でもこの傾向があるかもしれない。俺が俺自身欠点模索していった時、原因として現れたのが親であったというそれだけの事でこの題名を付けた。

1.について好きなものが無い事に関して生じるデメリットとしては、”他人”と呼べる人間が喜ぶことのみを主軸に物を考えてしまう事にある。

好きなものがない人は、なまじ相手が好きなものに対する反応がわからないがゆえに、相手理解できない。

共感することができない為に、基準が狂う。狂った基準相手を喜ばせようとし、努力が空転して、裏切られたように感じる。又はトラブルが起きてしまうという事が頻発する。

実例を挙げると、FPSが好きな友達がいて、誘われて一緒にやった。友達は楽しくなさそうにしていた。

俺は自分が下手なせいだと思った。

実は、それはその場で活躍できていない、足を引っ張っているという事に後ろめたさを感じる自分自身がその場にいる事から生じるつまらなさであることなのだが、それを実感できない。

どうしても足を引っ張る自分がここにいるべきではないという思考が、一歩先に出てしまう。

そして、おっかなびっくりプレイする。

負けた時、相手のご機嫌を伺うように振舞ってしまう。

認知からくる基準の歪みである

俺は死に物狂いで追いついた。

その頃には友達はそのゲームに飽きている。自分は裏切られたと感じた。

そうして不満が募った。過去にはそういったことで仲違いした友達がたくさんいた。

今は、その不満が不当な事が分かっている。酒を飲んで実感から離れる。

今はそうしている。

FPSが楽しかたかと言うと全く楽しくなかった。そもそもやって楽しいと感じる事が何もない。

俺は、相手を喜ばせた時、楽しませたとき、それに少し共鳴する形で、ほんの少し嬉しいし、楽しい

それ以外の全ての事はつまらない。

好きな事も何一つとして無い。

自分のために付けたスキルが、ちょっとしたきっかけで人の役に立つのか、又は正常な思考人間が正常に報われようとしたならば報われるのか、俺には分からない。

しかし二択まで絞れている。俺がその回答に届くことがあるのかは分からない。

2.コミュニケーションにおいて過剰にコスト要求してしまう事について

これに関して、過去やらかして謝った事は多々ある。

しかしどのように振舞うのが最適か全く分からない。

こういう間違いをした。次からはしない。ごめんなさい。

対処療法しかして来ていない。

そのため広い範囲で、幅広くいろんな間違いを犯す。

何が正解なのかは分からない。

よって以下に、この問題根本的な原因についてを書く。

歪んだ家庭に育つ人間は、最低でも二つの人格を持つ事になる。

一つは親の機嫌を取る人格、もう一つが友達の機嫌を取る人格である

というのも、ニーズがズレているのだ。親にとっては「自分に味方してくれるご機嫌取り機」に軍配が上がり、友達にとっては「面白い芸人」に軍配が上がる。

友達にとって「自分に味方してくれるご機嫌取り機」というのは不気味であるし、親にとって「面白い芸人」というのは家庭に不和をもたらすトラブルメーカーでしかない。

これが幼少期の俺にとって当然の生活で、働いている時でもそうだった。

常に片方の人格が、もう一方を批判し続けている状態と言える。対人関係で使うコストは人より遥かに多いのだろう。

そのコスト普通だと考えていた為に、俺は友達や同僚、上司に同じくらいのコスト要求してしまった。

要はご機嫌取ってもらおうとした。(具体的にどの行動がそうだったかはわからない。精神的に疲れるとそれが出るらしいという事だけが分かっている。)

結果としてトラブルが起きてしまった。アイツと関わるのはダルい、アイツの面倒を見るのは疲れる。そういった事を陰で言われているのを聞いた。

それについて俺は職場の、関わった人全員に謝りに行った。疲れた

謝れる事はすごいと言われたが、謝っただけで何が正解か分からなかった。

加えて、その上司や同僚に応援されたりしたが、怖かった。

なぜ怖く感じるかと言うと、幼少期、両親が機嫌を悪くして、それに謝罪した時、俺は必ず対価を払う事になるというのが当然だった為である

例えば成績が悪くて謝った事がある。

「あの時謝ったのに全然勉強してないけど、反省してないの?」等、謝ると必ずそれに伴うご機嫌取りをする必要があった。

父に関しては機嫌を損ねると、俺のゲームを壊すとか、殴られるとかそんな所だった。スカッとしたかったのだろうか?

「俺(父)を怒らせたんだからこれぐらいしてもいいよな」というのが言い分である異論はなかった。今でも異論は思いつかない。

ちなみに行った小中学校も相当荒れていて、大体こんな感じだった。

俺も両親と同じように考える。相手が謝って来た時、相手に対して「なんでもお願いを聞いてくれる券」が一つ発行されたと思い、それを破棄する。

対応としては、「別に最初から気にしてなかったよ」となる。両親のようにはなりたくないからだ。₍この対応予後が非常に悪いのだが、他に方法が思い付かない₎

同僚や上司に謝りに行った時は殺されるつもりで行った。そうならなかった。

俺は、相手がその「券」を破棄したのか、果たして保留したのか、いつ殺されるのか分からなかったから怯えていた。

表情から殺意など感じられなかった。

俺が間違っているのだと分かった。

自分が間違っている事が分かった後、次に直面したのは何が正解なのか分からない事だった。

今回見つけたのも欠点だけだ。

俺はもう嫌になって、精神疾患を患い、遂には仕事を辞めて生活保護を受け一人暮らしの家に引きこもっている。

anond:20230824133558

みけねこファン乙 

みけねこやらかしてホロライブを辞めたとかみんな知ってることだから

業界の鼻つまみ者に何があってもおかしくないだろ

2023-08-23

文化の断絶を感じる

慶應出身者に慶應応援がうるさいと言っても通じず、早慶戦のノリを甲子園に持ち込んだと言うとやばいことやらかしたとわかってくれるんだけど、これって文化の断絶よねえ

早慶戦やばいって知ってる地方民なんて滅多におらんやろ

ピクスクとピクブラはもうダメだろ…

https://pictbland.net/

 

ソースコードを全部消して作り直すとか言ってるが、もう信頼が地まで落ちた上にその後の対応ダメダメだったから無理だと思う

ピクブラは会員も戻るかもしれないが、儲かってたのはピクスクの方だろ?

ピクスクはたしか機能豊富だしよかったけど、Webオンリー主催側も、ピクブラ復活したのでピクブラWebオンリーやります!って言ったところで参加側が尻込みするでしょよ

ピクブラでやるなら参加しない、怖いもん」

「あれだけ問題起こしたピクブラで開催するような主催のやるイベントには参加できない」

こういう声が出るのは予想できる

ならサーバーが重かろうが競合のピクリエやエアブーでやったほうがまだマシだ

「ピクリエなら参加しない」というユーザーよりは「ピクブラなら参加しない」というユーザーの方が圧倒的に多そうだから

 

今回の件は、ピクブラだけの問題ではなく、pixivとらのあななどのオタク向け企業まで全部パスワードを変えて、と発表することになったりとか、他社もかなり腹立ててると思われる

セキュリティ完璧にして出直しても、冬の時代はかなり続くと思うが、その間経営頑張れるんですかね?

オタクはちょろいのでなにかやらかしてもその後の対応がよければまだ戻ってくるが、ユーザー情報既に売却済みでtwitter乗っ取り被害が出てたりして界隈は騒いでいるのに知らんぷりして一言も言わなかったからな

ひたすらサーバー再開の時期とか言ってたがユーザーが欲しいのは「自分情報はどうなったのか」「自分はどういう対応をとればいいのか」であり、twitterやってないユーザーオタク仲間などから情報を得て慌ててパスワードを変える、などの事例もよくあり、「自社のサービス再開ばっかり考えててユーザー後回し」としか思えない対応がもう最悪

 

情報漏洩した宅ふぁいるは、今から再構築してセキュリティをしっかりとしたものにするためには時間金も足りない、と終了させた

ピクブラは「一ヶ月で全部ソースコードから作り直します!再開します!」ときたもんだ

怖すぎるだろそんなの。宅ファイルでも諦めたことをやれるのかおまえら

 

正直さっさともう停止して二度と復活しないで欲しい

浦和民だけど、ほーんとレッズは目の上のたんこぶ

別にサッカーとかJリーグが嫌いなわけじゃないし、チームとしてのレッズだって嫌いじゃないけどさ、

なんであんバカファンばかり集まるんだろう

なんとかならんの?

ニュース浦和って出ると高い確率レッズファンが暴れた件ばかりで悲しくなる

まずは運営会社、しっかりやってくれよ

で、さら問題なのは行政までレッズを持ち上げてることなのよね

役所とか商店街とかレッズの旗ばかりでさ

こんだけやらかしてんだからちょっとは突き放せば良いと思うんだけど

別にレッズがいなくても浦和は良い街だろ

選挙人気取りか?

俺だったら、明確にレッズ追放する方針候補者が出たら投票するけどな

とにかく、バカレッズファンのせいで地価が下がるのだけは勘弁して欲しいんだわ

映画バービーは単なる人間賛歌モノなのでは?

この映画についての物議・炎上はいくつかあって個人的にも嫌な印象しかなかったんだけど、どうせ自分一人が見ても見なくても日本での売上は芳しくはないだろうと思って見に行ってきた。

そうしたら頭の片隅でずっと考えつづける映画になったので、思うところを吐き出しとこうと思う。

以下うろ覚えながらネタバレしまくる。

深夜の書きなぐりだから色々お粗末だろうが勘弁してほしい。

長いぞ!あと普段このサイトをそんなに見ないので空気感も分からない。



端的に言えば、自分には普通にコメディとして楽しめた。

一番面白かったのは、ケンバービーをやっと惚れさせることができた!!と確信して2時間か4時間ギター弾き語りしてたあたり。

理由はざっくり後述するけど、男社会化したバービーランドで自信満々に振る舞っていたケンが、歌詞では『こんなダメな僕でも愛してくれるかい』みたいな弱気なことを言っていたのが毒っ気があってよかった。

それで、語るに外せないこの映画社会的な側面についてだけど、当然かなり強いメッセージが感じられる映画ではある。

興味深いのはやっぱり、この映画フェミニズム映画として評価されているのと同時に、アンチフェミニズム映画としても評価されているところだろう。

実際映画を見てみて自分も納得した。監督女性で、女性についての映画を撮ることが多いそうだが、実はアンチフェミニズム厭世観たっぷりなオジサンが撮ってますと言われてもまあ分かるような映画だと思った。

バービーが住んでるバービーランドは、完全な女社会だ。もっと言えば、現実の(従来の、あるいは誇張された形の)男性社会の反転だ。

総理大臣、一番偉い検事ノーベル賞受賞者マスコミ工事現場で働く人、幸せ自由住民。そのすべてが女性、つまりいろんなタイプバービー人形である

バービーランドには男性もいる。いろんなタイプの、と言ってもバリエーションは限られ、全員若い男だけだが、ケン達も住んでいる。

しかし彼らはバービーのおまけだ。バービーににこやかに挨拶して、バービーにかっこいいところを見せて、バービーがいなくては生きていけないと言うためだけに存在している。

夜になって、メインのバービー(以後マーゴット)に、メインのケン(以後ライアン)がキス待ち顔をしてみたり一緒に過ごさないか提案してみるけど、ライアンはマーゴットに気まずそうに追い払われる。ライアンはもちろん深追いしたりせず笑顔で去る。全く彼を顧みず女子会に赴くマーゴットにいい感情は抱いていないのだろうけど、その国ではそうするしかない。

そう。この映画バービー付属品ケンたるライアンの、口に出せない苦しみからはじまっている。

そしてその直後に描かれるのが、バービーであるマーゴットの、バービー社会での初めての違和感だ。

バービーが『死について考えたことは?』と口にした途端、鳴り響いていたEDMが止まりパーティーが凍りつく。バービーランドでは多分、深く暗く考えることは好かれることではない。ライアンも後々深く考えるマーゴットは好きじゃないなどと言う。

ギャグ文脈でもあるだろうが、ちらほら映っていた重役のバービー達の仕事っぷりもそんなに思慮深そうではなかったし。

そんなマーゴットが抱えた違和感を出発点にして、マーゴットは、勝手についてきたライアンと一緒に、バービーランドを出て現実へ旅立つことになる。現実とはそのまま、人間が暮らす現代社会──もちろんアメリカだ。(この旅の最中も、例えばライアン料理か何かをしている最中にマーゴットはのんびりコーヒーを飲んでいたり、ちょっとした違和感が散りばめられていた。それともこれを違和感と思う自分認識の歪みに気付かされるギミックなのかもしれないが)

そこからはかなり端折って説明する。マーゴットが旅に出たのは自分に起こった変化を治すためだったが、マーゴットは事態解決する人間を見つけてバービーランドへ戻る。ところがそこは、現実の『男が尊敬される』男社会に感銘を受け、一足先に舞い戻っていたライアンによってケンダムケン王国)に作り変えられてしまっていたのだ。

バービーたちは軒並み『洗脳』されており、大統領メイド服ビールを運んだり検事ケンマッサージをしてたりなどなど、変わり果てた有様にマーゴットは絶望するが──『変化』が嫌だと泣きわめいて──しかし、連れ戻った人間バービー達をその洗脳から解き放つのだ。

バービー達はケンたちによる憲法改正を食い止め、バービーランド平和が戻る。

これが大筋だ。

この洗脳下りは紛れもなく『woke』の比喩しかも2重に交錯させた比喩のはず。

wokeとはググっていただきたいが、ざっくり説明すれば、直訳で目覚めた人々を意味し、フェミニズムなどの活動家を指している。侮蔑意味合いで使われることもあるようだ。

表層を見れば、ここで描かれるwokeはバービーたちの方だ。

人間は、ケンダムと化したバービーランドの『おかしさ』をバービーたちにぶちまけて洗脳から解き放つのだが、やってることはひたすら説得である人間はひたすら女性の生きづらさ──家事子育て押し付けられながらも綺麗でいなくてはならないとか、そういう愚痴バービー達に語りかける。それで、バービー達は突然ハッと目を見開く。まるで今ようやく目が覚めたかのように。それで洗脳はとけ、社会を変革しようと活動し始める。

でも、作品の中で一番最初に『目覚めていた』のは、きっとライアンだ。

ライアンは男が立派な仕事をし、女性必死にならず、振り回されず、通行人が丁寧に時間を聞いてくる現代社会に感動して、現代社会を作っていると図書館の本に書いてあったらしい、『男社会』の概念バービーランドに持ち帰った。それは日本で言うところの『海外を見て日本の異常さに気づいた女性フェミニスト』の反転ではないだろうか?

バービーランドで無価値だった自分に気付かされた、ライアンもまたwokeだったのだ。

ライアンが短時間に実際どうやって、ケンたちはともかく、バービーまで男社会に染め上げることができたのか映画の中ではハッキリとは描かれていなかった。(とあるバービーが、バービー達は耐性が無かったのでケン洗脳されたとは言っていたが、曖昧だ)

正直なところ、ここの急展開は若干違和感だった。まるでこの映画を、フェミニズム映画に仕立てるために無理やり男社会と女の生きづらさのエッセンスを詰め込んだシーンのようにも見えて、見ている間はずっと、制作陣はこれを皮肉のつもりで撮っているのだろうか?と勘ぐっていた。

それに、その違和感は多分全く見当違いなものでもなかったと思う。

結局ケンダムの夢は崩れさったわけだが、マーゴット(それか人間だったかも)は今までのバービーランドに戻るのではいけないと他のバービーたちを諭す。

その中で初めてバービーたちは、ケンたちがどこに住んでいるのか自分たちは知らないという事実に気づく。まあ多分、バービーシリーズ商品展開について詳しくないけど、ケンの家は存在しないんだろう。

その結果、バービーたちはケンたちの人権を認めると言う。ケンたちは大喜びだ。ある一人のケンバービーに言う。『おれも最高検事になってもいい?』バービーは真顔で即答する。『それはだめ。でも下級検事ならいいよ』ケンはそれに喜び、ナレーションが入る。『ケンたちはまだまだこれからのようです…』

かなりの皮肉だよね?

口では権利を認めながら、実際は希望の職につけるかどうかは既得権益者の許可制なわけだ。明示的なwokeとして描かれた、女性象徴であるバービーたちがその矛盾、つまり性差別やらかしてる様をバッチリ描いている。結局変わらない憲法も、制限された自由に気づかず喜ぶ被支配者たちも、いびつだ。

これは、目覚めた過激フェミニストたちがこのまま突き進んだって女尊男卑が訪れるだけですよ、なんてメッセージなのだろうか?

支障がなければいろんな人にこのシーンを見てほしい。これは、おそらく確実に、どちらとも取れるシーンだ。そしてその違いはきっと、その人が、今世間にあるフェミニズムをどう捉えているのかにかかってくる。

少なくとも2つの捉え方が想像できた。

このシーンは現実の『行き過ぎた』フェミニズム本末転倒差を指摘するものであるとするものと、あくま現実女性の苦しみのメタファーであるとするものだ。

前者は先程書いた通り。こういう見方をする人は、きっと『何でもかんでも男女差別だという今のエセフェミニストどもにほとほと嫌気が差している』という昨今なのではないだろうか。正義棒を片手に暴れ回る人々の脅威を感じているので、このメタファーが真に迫って見える。

後者は、きっと現実にはこんな女性優位の場所存在していない(あるいはひょっとして存在し得ない?)と思っている人だろうか。だからこのメタファーフィクションとして見れる。現実女性男性をただ反転させて描いただけだと読み取れる。性別を反転させて世の歪さを描こうとした作品はそう少なくはないだろうし、その系列だとも十分読み取れると考えられる。

結局変わらないルール。相変わらず性別の偏った管理職の面々。覚えのある話だろう。

並べてみたが、正解──制作の真の意図はどちらだろうか?

はっきり言って、まるで分からない。そして(驕りかもしれないが)分からないのはきっと自分だけではないと思った。現に全く真反対の2つの陣営評価されているのだし。

この分かりづらさこそ、自分がこの駄文を書くに至った発端だ。


映画バービー』は絡み合った皮肉だ。ただのフェミニズム、もしくはアンチフェミニズム映画だったとして、ここまで現実比喩とを交錯させる必要はないんじゃないか制作陣が描きたかったのは果たしてそのどちらかの主張なのか?

多分違うんじゃないかというのが、前置きが随分長くなったが、自分の考えだ。

映画バービーの締めくくりは、なんとマーゴットが人間になるというものだった。

変化の兆しを見せつつあるバービーランドに、マーゴットは上の空だった。あれだけ戻りたがっていた、バービーらしい日常に帰れることへの喜びは見えない。そこへ(詳しくはかかないけど色々あって現実出会っていた)バービー人形の生みの親、ルースが現れ、マーゴットに手を差し出すのだ。

変化するのが嫌だ!と泣いて嫌がっていたマーゴットが──今思えばこの変化を拒む仕草既得権益者側の改革を拒む姿勢メタファーかも──考えが刻々と変わり、喜び、悲しみ、老い、変化していく『生き物』である人間になることを考える。

マーゴットは人間社会に飛び込んだときトレーラーにあるとおり警察に捕まったり、男にセクハラされたり、バービーランドとはまるで違う現実の荒波に揉まれるわけだが、その後、座ったベンチから人間生活のさまを広く見渡して涙を流すシーンがある。

公園遊具で遊ぶ子供たち。親子。親密そうに語り合う若い男性二人。老人も。

どれもバービーランドにはなかったものだ。

マーゴットはそこで初めて、人間というもの理解第一歩を踏み出したのだ。

そしてふと目を開けて、隣に座っていた老女と見つめ合うと、『あなたはきれいだ』と言って涙ながらに笑ったのだった。

このシーンは人生肯定だ。そう感じた。

流し見たインタビュー記事によれば、ここは監督が決して譲らなかったシーンなのだという。少なくとも監督のコンセプトにおいてかなり重要なウェイトを占める場面のはずで、実際演出も印象的だった。

映画ラスト、マーゴットはルースとの対話の末、人間になることを選ぶわけだが、その決断ときにも、人生というものがとても美しく描かれた。

笑顔の子どもたちが映るホームビデオ風の映像がいっぱい流れたのだが、最近こういうの全般に弱くて泣きかけた。

そこで自分は、これは人間賛歌の映画なのだと考えたのだ。

人生に起こるいろいろな問題に苦悩しながらも、人生の素晴らしさについて描く映画一種ジャンルだろう。この映画はきっとそれに位置する。

男女差別についてかかれていたのは、勿論テーマ自体は主役扱いで、不誠実な描かれ方はされていなかったが、他の映画における、例えば叶わない夢の話や、恋、はたまた自然環境仕事社会問題など、『現代社会に生きる人々において共感を得る悩みごと』としてのテーマでもあったのではないか

だってそうじゃないと、マーゴットは、他のバービーたちに背を向けて、バービーランドを抜け出さない。理想郷永遠に住み続けていればよくて、いずれ死を迎える人間になんてならない。この映画が、女性女性理想郷で生きる権利がある、なんて事だけを説く映画なら、そんなエンディングにはしないはずだ。

いま分断社会に生きる我々は日々大いにストレスに晒されている。その中でも、人生が素晴らしいのだと思えるようであってほしいと伝える映画だというのが自分の所見だ。

少し話は戻るが、最後のマーゴットのルースとの対話の中で、細かい流れはうろ覚えだけど、特に印象に残った言葉があった。

人間になりたい気持ちの間で揺れるマーゴットが、バービーとして生まれ自分人間になっていいのか、と産みの親に訪ねる。それに、答えるルース言葉が、

『なりたい自分になるのに許可なんていらない』というものだ。

きっとこれがこの映画パンチラインだろう。

さっきこれは単なるフェミニズム映画というわけではないとか力説したばっかりだが、テストで作者が考えるフェミニズムとは何ですかなどという設問があったら、自分はこれを抜き出して回答する。

男女差別と、人間賛歌という2つのテーマを包括する答えでもあるだろう。

人間はただなりたい自分になりたいだけだ。


フェミニズム女性のためのものか、男性含む人間のためのものなのか。どちらと答えても炎上する今の世の中で、論争を煙に巻いて、たった一つの単純明快フレーズを残したようなコメディ映画だった。

2023-08-22

anond:20230822122741

静かな雰囲気の高級なお店に行って

そいつやらかしてもらって

もうあなたご飯は行けません行きませんでいいんじゃない

2023-08-21

初めてのお渡し会で完全敗北した話

8月18日8月20日まで新宿マルイワンで開催されたお渡し会に参加してきました。最終日だけ。

なんのお渡し会かって、認知度向上も含めて言うとね、アイカツフレンズ!の5周年を祝ってのお渡し会。

あのアイカツ!シリーズ3作目の「アイカツフレンズ!」。無印ではシリーズ合同ライブスターズ!では感謝祭フレンズ!はお渡し会です。いいよね等身大で。なんかあいつ等なら本編でもやってそう。ファンとの距離が近いよ。

放送当時にもお渡し会やってまして、自分も参加してたんですがそん時はポスカ渡されて速攻剥がされたんですよ。今回もそうなんかなーって不参加でした。

今回もそんなんかなー思って調べてると「2,30秒ぐらい話せる」ってことだったんで当日買い物して整理券ゲットしました。

ただお話出来るとはいえ時間制限があるので、事前に何を伝えたいかをまとめて挑みました。それがこれ↓

・10thFesのステージ最高だった

ゲストキャラフィギュアを作ったんで認知してもらう

・一緒にアイカツ!をやって欲しい

どこまで出来るか分からんけどなんとかやった。

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僕「よろしくお願いします!」

2人「お願いしまーす!」

僕「10thFesのサンメガミすごい良かったです!凄すぎてフィギュア作りました(ポーチに入れた成果物見せる)」

松「えっすご!フィギュアって作れるんですか?!」

木「すごい!」

僕「作れるんですよ!あとすいません一緒に『アイカーツ!』やってくれませんか?」

せーのっ「「「アイカーツ!」」」

僕「ありがとうございます!それじゃあ失礼します!!」

松「可愛く作ってくれてありがとうございます!」

-------------------------------------------------------------

終わった後若干の多幸感を味わったのち「もっとこうしておけばよかった…」と後悔の洪水に飲み込まれた。

なにがいけなかったのか、もっとこうすればよかったところを以下に記す。

①伝えたいことが先行し過ぎた

時間制限がある以上、事前に何を伝えたいのかを整理しておくのはもちろん重要だが、それにとらわれ過ぎるのもよくない。

なぜなら上記を優先するあまりそれ以外の対応が全く出来なくなる。

今回で言うと自分は「10thFesのサンメガミが強過ぎた」「成果物を見せたい」「アイカーツ!を一緒にやって欲しい」この三点を念頭に置いて挑んだわけだが、それ以外の行動を完全にすっ飛ばしている。せっかく目の前に推しが二人も、机一つ挟んでいるのであればもう少し会話できたはず。あまりにも勿体なさすぎる。

また、完全に失敗したこと成果物(有形物)を見せることを目標の一つに挙げてしまたこと。

これ、結構やることが多い。「成果物を見せる」「会話する」「キャストを見る」「時間考慮する」とやることが多過ぎる。喋る見る動く考えるを一気にやってるわけだからパニックにもなってしまう。実際、自分必要最低限の事しか出来なかった。せめて「成果物を見せる」を削除しておけば「喋る」「見る」の二つぐらいに絞られたのではないだろうか(時間考慮は初回だとどうしても意識ちゃうからしゃーない部分もあると思う)。

認知されてぇ」と自分エゴ押し出した結果残念なことになってしまった。作品があって自分があることを意識すべきだった。テメーが前に出ることはない、ただゲストを見れるだけでいい。そのうえで会話を楽しめれば直義。

ゲストちゃんと見れなかった

伝えたいことを優先し過ぎたせいでちゃんゲストのお顔や衣装を目に焼き付けることが出来ませんでした。これが一番やらかしたことだと感じてる。

みなさんイベント推しとどこまで接近できますか?ライブ最前でもそうそう近くまで行けませんよね?今回は机一台分接近できるんですよ。近距離パワー型なら相手スタンドを発現させた瞬間拳を叩き込める距離ですよ。

それなのに、それなのにお顔を拝見することが出来なかった。瞼の母を瞼の推しにすることが出来なかった。南斗のシュウだったらオタクの掟により己の両目の光を捨ててますよ。

これねぇ…悔やんでも悔やみきれんよ。ここが一番後悔してる。なんでもっとちゃんと見なかったん・・・?て。もうあれ以上接近できるイベント、向こう5年はないんじゃないかな…。

だって私服じゃなくてスクールドレスなんだぜ?ライブで着てるお馴染みのあの。それ着てるんだぜ?可愛さ100万倍なのに、俺はなんで…ナンナンダンスですよ。せめてゲストの目を見てほしい。あっちが自分のこと見てくれるんだぜ?ライブ不特定多数ファンサしただけで「俺にレスくれた!」なんてバカみてーなこと言ってる状況じゃねーんだ。正真正銘あの時だけは自分ひとりだけ見てくれてんだよ。その意味もっと考えろ。

③ろくすぽ会話出来てない

せっかくスクドレ着てんだからめっちゃ可愛いですね!」くらい言えばよかった

ヒ見てるとマニキュア褒めたら二人が見せてくれたとかツイートしてる方がいてね、吐きそうになった。お渡し会上級者か?

事前に言いたいことをまとめるのはいいんだけど、もっとキャッチボールしろ一方通行になるな。一往復して終わりじゃなくて2,3往復キャッチボールしろ。頑張れ。

④剥がされる前に切り上げた

アホかお前アホか。スタッフに剥がされなければ「お渡し会」は終わりじゃないんだ。肩叩かれるまで全力でゲストを見ろ。会話しろ


で、次回参加するならこれを意識したい。

自分を出し過ぎるな。それをやるのは周回してからだ。

ちゃんゲストのことを見ろ。目に焼き付けてから目を潰せ。

③会話を楽しめ。多少暴投してもいい、頑張ってキャッチボールしろ

















つってもね、無理だろうよ。無理に決まってんじゃん。推しが目の前にいるんだぜ?頭真っ白になってパニックになるよ。

じゃあどうすりゃいいかって数こなすしかないんよな。勝手を知るというか。

「見ろ」「話せ」この二点なんとかすりゃ勝てると思うしガンガン参加して養いましょうよ。ああいうのは何度か経験しないと分からん!!!!!!!!!!!!!!!からもっかいお渡し会やってくれ頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あと、これは余談なんですが自分は豚なのであいみおと「アイカーツ!」するのは万死に値する(百合の間に挟まるやつ)と思うんですよ。これね、すごい悩んだ。やっていいものか。でも一緒にやった、やってしまった。二人が「アイカーツ!」するとこを満足げに腕組んで眺める異常者も一緒に「アイカーツ!」する異常者も等しく異常者だろと。

「壁のシミになりたい」とはよく聞きますが、自分から言わせてみればシミだろうが人間だろうが「自分」という存在(不純物)がその作品に介入すること自体おこがましい事なので、それ以外は一緒です。あれで完成してるのになにかを追加する必要性を感じない。

からね、やっちゃったよ……一緒に…多分これ逃したら一生出来ないってのもあって………ごめんな…ごめんな………超楽しかったよ…………。

恐怖政治代名詞ロベスピエールをカッコよく描くのは許されてる問題

こないだダークサイドミステリー再放送ロベスピエールが出てきて

そういや、こんだけ多方面に取締が厳しくなったけど「ロベスピエールを美化するのは許さん」はまだ出てきてないなと

ベルばらでも悪役じゃないしね(まあマリアントワネットもルイ16世もアントワネット愛人すらも「いい人」で描く大河ドラマでわかりやすい悪役じゃないのは当たり前なんだけど)

しかし、やってることは大概エグいわけで

フランス革命となると現代史でもないので、フィクション始皇帝豊臣秀吉をカッコよく描くのはダメレベルの難癖ではあるのだが、

自分の分類枠組み的にはドイツナチス党とジャコバン派は近現代ジャンルの中でやらかしちゃったフォルダなので何となく変に思えちゃうんだよね

 

ヒトラーダメロベスピエールがアリな理由は色々あるとは思うんだけど

存外にアバウトな理由で許されちゃってない? とも思うし

ヒトラーは見た目で戯画化しやすいので信奉するほうも批判するほうも便利なアイコンだよなあ。つまり見た目がアカからナチスダメってこと? とか

ロベスピエール民主主義の敵を処刑台送りにするインテリ左翼だけどナチス保守反動勢力と裏で手を組む右翼、つまりナチスってアタマ悪いのがダメなのかな? とか

シンプル敗戦国ドイツと、いちおう現代国際政治体制の勝者(そうかぁ?と思うが)フランスの差かなあ、とか

 

ま、レーニンスターリンすらヒトラー並みの語ってはいけないアカンやつ扱いになってないし、ナチスダメって言っとけ、というだけなのだろうけどさ

2023-08-20

若い女性によるおじさん差別

おじさんから見れば若い異性が何かやらかしても全てが可愛く見える現象の逆が起きているんだろうとは思うし、実際迷惑おじさん沢山いるんだろうし、いや俺だって頑張ってるつもりではあるけど迷惑かけてしまってるところはあるんだと思う、思うけどやっぱおじさん全体を差して(例外もいるのに)嫌い、っていうのはダメだと思う。例えば「千葉県民が嫌い」と言うのに近い(別に俺は千葉県民は嫌いじゃないけど比喩として。ごめん。自分居住自治体で読み替えて欲しい)。当然住んでるエリアによって何らかの傾向はあるだろうけど、自分がそこに属性しているというだけのことで、他の悪い振る舞いをしたやつの責任を取らされるのは納得いかないよ。嫌うべきは行為であって属性ではないだろう。そりゃ全ての千葉県民を遠ざければ「主に千葉県民にだけ生じる特徴」は回避できるかもしれないが、それは冤罪を生じさせてしまっているよ(一部の男性痴漢冤罪をやたらクローズアップするのは(もちろん自分被害者になる可能性は少ないけど加害者と誤認される可能性は高いからってのもあるだろうけど)属性による被差別を受けてきたトラウマもあったりするんだろうか)そういえば痴漢がまさにそうだよな。痴漢を受け続けたことで男性恐怖症になってしまう子はいるだろう。認知の歪みというやつは恐ろしいもので「挿入しなければセーフ」くらいに思ってるやつは実際にいるし、そのほとんどが男性ではある。男性の1000人に1人が痴漢(という言葉本来良くはない、相手同意なく身体に触るやつに性別を問わない蔑称必要であるとして、全ての男性を遠ざければ被害が大幅に減るのはその通りで、女性専用車両は999人の男性区別できないから非常手段として設置されている。でも女性専用車両は仕方ない。だからって「おじさんは嫌い」はやはりヘイトスピーチだろうと思う。若い女性は痴漢のような明確な性被害にならずとも有形無形の多くの被害にあってるだろうから同情の余地はあるが、年齢や性別で悪い待遇を与えるのはダメだし(でもそうか、収入格差や姓の変更など、社会において悪い待遇を受けているからこそ、悪い待遇を与えてるわけでもない単なる嫌悪の表明くらいはしたい、という欲望はあるのかもしれない、でも)「千葉県民は嫌い」は表明してはいけないんだよ。俺は千葉県民は好きだ。昔好きだった子も千葉に住んでいた。

2023-08-17

anond:20230817150217

姓だけを考えればそれでいいけど、先行きが思いやられるってまさにこのことで、孫なんか生まれた日にはいろいろとやらかしそうで、破断になった方がいいのかもしれんよなあ

anond:20230817001138

ああ、もしかして誤解がある?

同人誌無断転載通報というか訴えられて敗訴させられたのは漫画村とおなじころに「転載やらかしてるからだよ

おまえのいう「二次創作同人誌が減った」はその前にあるべき「(ネットでただで全文読める)」という句が抜けてるんじゃねえの

全文無断転載二次創作者もいやがってたんだから撲滅されて当然だよ

そうでなくともコロナ酷暑をいやがった高齢化した創作者は即売会に出ずネットだけで有料配信したり(代表がD○MやD○site)

女性の紙同人誌は(「コミケットサービス」のコミケじゃない方の)通称コミケに移動したよ

2023-08-16

何故加害者扱いされる事を恐れ、怒ってはいけないのか?

この自称外国人ヤローふざけんなよマジで

https://anond.hatelabo.jp/20230814203914


どっかの国のDJがFUCK靴履いてイキって迷惑かけた挙げ句被害者かます様なアレだと言う事を差し引いても

フェス客のクソ男・カス女に胸揉まれて嫌だったのは分かるし完全にセクハラだしやらかした奴はゴミクズだし出禁しろ謝罪賠償しろって思ってるよ。


でも世間はいつの間にかアニメ漫画文化に慣れ親しんだ日本の(弱者)男が悪い、日本の男共はクズ死ねセクハラ肯定するな!」って事になってるんだよ。

ネット見ればフェミ等の女達が大はしゃぎで騒いでるでしょ。

漫画アニメ文化を楽しむ一男性としては完全に冤罪で責められ貶められている気分だよ。

何でこんな屈辱的な仕打ちをされて「加害者扱いされるの怖がってんじゃねーよww」って煽られなきゃいけないの?

完全におかしいだろ。

冤罪尊厳を貶められて怒らない人間がいるのかよ。

お前は黙って冤罪を受け入れて黙って死ねって言うのかよ。

何で韓国DJみたいなのが出る様なフェスに行くDQNの罪を俺等まで背負わなきゃいけねーんだよ!


男の原罪プレイしたいなら一人でオナってろよゴミ勝手他人を巻き込むんじゃねえよ。

2023-08-15

AI疑惑やらかしくん

しゃべればその場で消えるリアルでの雑談として話すのと

文章として残るツイッター全然違うんだよねというのをちゃんと分かっておくべきだったよね

AIはもはやカルト宗教まで堕ちた

あらいずみるい先生騒動をみて、心底そう思った。

もう反AI(正確には反AI描画、と言うべきか)と言うのは(過激派ヴィーガンのような存在に成り果てた、と。

こんなことを書いてはいるが、私とて最初は反AI側の人間だった。

その人の努力結晶たる絵をAI簡単に読み込ませて量産するのは絵を作った人に対して失礼だと感じていたし、だからこそAI描画は正しく使われるようにしなければならない、と思っていた。

最初はその危機感を訴えていたし、そういう認識が広がってほしいと思っていた。

しかし、反AIはもはや思想めいた何かに傾倒していき、いつしかAIで絵を描くこと自体がまるで悪かのようになっていった。

ここでAI技術で絵を描くことの是非を問う気はない。いろんな意見があるからできるだけそれを尊重したいし、それは少し本筋からズレるから

過程無視して、AI画鋲する事自体が悪であるかのようになっていく反AIに私は強い違和感を感じたので、AI画鋲については徐々に言及することは少なくなり、最近は対岸から眺めているような感覚だった。

 

私がいよいよ反AIカルトじみてきたと感じたはFGOのCMを見て反AIが「AIを使って作ってる!」と騒いだ時だった。

話題になってるCMを見たが、確かに画像生成AIっぽい演出ではあったが、別に珍しい演出でもなく昔から存在する演出だ。AIじゃなくても出来る。

それをまるでAIを使った!と騒ぎ立ててる反AIの人たちを見て、私の中で反AI思想というのは完全に冷え切ったし、いつかこの人たちやらかしそうだな、て感じた。

 

で、あらいずみるい先生騒動である

心底あきれ果てたし、過去とはいえ自分が少しでもこの人たちと同じような行動を取ってたのかと思うと気が滅入る思いだ。

「これはAIで書かれた絵だ!私にはわかる!!」という証拠もない真偽も定かではない、個人感情を元に何百人と言う人が個人攻撃する。

もはや集団ヒステリックに近い光景だ。

一歩でも引いてその光景を見れば、如何に異常な行動を取ってるのかわかると思うのだが、彼らは自分たちがつかんだ『正義ふいんき)という棍棒』を振り回すことに必死だ(ふんいきはわざとです。

で、あらいずみるい先生動画付きで証拠提示すれば、謝罪するなんてごく一部で、ほとんどの反AIはだんまりを決め込んでこの騒動が落ち着くのを待ってるわけだ。

どれだけ自分たちが恥ずかしいことをしたのか自覚も出来ないんだろうか。

確たる証拠もない、たった一人の思い込みに乗っかって個人攻撃したとに対して、ダンマリを決め込むなら今後、学校いじめ問題パワハラ問題についても口を閉じててほしいものだ。

彼らがやったことはそれと全く同じことなんだから

謝罪すれば許される、なんてのは言わないが、謝罪した人はそれだけマシともいえる。

 

今回の騒動あらいずみるい先生ちゃんと声をあげられる人だったから良かったが、そうじゃなかったらどうなっていたのだろうか。

そもそもあらいずみるい先生だって、今後のコミケに参加するかどうかも、同人誌を出すかもわからない。

これで先生がもし同人誌活動から離れたら、それは反AIのせいだと言われてもしょうがないことを起こした、と当事者たちは理解しているのだろうか。

先生のようにちゃんと声をあげて身の潔白を晴らせたらまだいい。

ちゃんと絵を描いたのに、「絵がAIっぽい」という理由だけでAI描画だと言われ、今回のように攻撃されたら、ほとんどの人は筆を折るんじゃなかろうか。

そうなったら本末転倒じゃないのか? ちゃんAIに頼らず絵を描く人が筆を折ることになったら、何のために彼らは反AIなんて言ってるのか。

ましてや筆を折るくらいならいい、下手をすれば誹謗中傷を受けて自殺を選ぶ人だっているかもしれない。

今回の騒動はそういうレベルの話だ。

 

私は反AIというのは思想過激かもしれないが、その根っこにあるのは「絵師を守ろう」という気持ちだと思いたかった。

だが、今回の件で私は反AIというのは「自分不愉快もの攻撃したい」集団なのだと思わざる得ない。

それくらいに今回の彼らの行動は浅はかだし狂気じみているし、自分の行動に責任をとらない人たちの言葉積極的に聞く人などいないだろう。

今回の件で反AIというのは地に堕ちたのだ。

絵師権利を守ろうとか言ってる集団がその肝心な絵師魔女狩りじみた理由で燃やしたのだ、当たり前である

自分たちの思い込みで何の罪もない人を燃やして傷つける。

これをカルト宗教と言わずしてなんと呼べばいいのだろうか。

anond:20230814213625

中途採用場合良くも悪くもポテンシャル採用では無いので、今まで問題なく働いていて面接時に大きなやらかしをしてないのであれば

相手との相性が悪かった

・ちょうど今欲しい人材ではなかった

くらいでは。

anond:20230815140356

現実を見ると性犯罪は割と強者もやってるっていう。金持ちの子息が強姦してたりマーシー盗撮してたりNHK社員やらかしてたり。

anond:20230815142246

ADHDだけど運送系の仕事大型車運転とか恐ろしすぎてできる気がせえへんな

自分がどれだけ気をつけてもミスるしな

絶対事故るで

ADHD者はやらかしても人が死なない仕事をするほうが自分の為でも周りのためでもある

anond:20230815130454

俺こういうの参加したこといかわからんのだけど、この被害者以外がゲストときとかも、普段から普通に接触とかあるようなイベントなんだろうか?普通に触っていいよみたいな空気感の中で性的に度を越した話しなのか一線を完全に引いてる中でやらかした話なのかよく分からんのだが

この国では個人的にはとても気持ち悪い握手会とかもずっとやってるし、どの程度が想定されてるイベントなんだろう

anond:20230814203914

違うんだよ、日本切腹指詰め文化で、やらかした罪に対してアンバランスなほど大きな罰を受けることが美徳とされる風潮があるんだ

言い訳をせず罰を受け入れる、多少不条理でも責任として引き受けるのが潔いという考え方

ただ、その副作用で、切腹はかわいそうなので大目に見るとか、罪を認めないことが最適解になってしまった

飲酒運転の罰を重くしすぎた結果、人を轢いても救護せずに逃げて酒を抜くのが最適解になるように

今回に限らず、昨今炎上した事件でも、必要以上に吊し上げて大きすぎる社会的罰を与えようとするSNSの反応も多いしな

本来さが美徳の国民無責任な行動をとってしまうのは、こういうバランス感覚を持って適切な罰の重さを設定できないところにある

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