2023-08-15

AIはもはやカルト宗教まで堕ちた

あらいずみるい先生騒動をみて、心底そう思った。

もう反AI(正確には反AI描画、と言うべきか)と言うのは(過激派ヴィーガンのような存在に成り果てた、と。

こんなことを書いてはいるが、私とて最初は反AI側の人間だった。

その人の努力結晶たる絵をAI簡単に読み込ませて量産するのは絵を作った人に対して失礼だと感じていたし、だからこそAI描画は正しく使われるようにしなければならない、と思っていた。

最初はその危機感を訴えていたし、そういう認識が広がってほしいと思っていた。

しかし、反AIはもはや思想めいた何かに傾倒していき、いつしかAIで絵を描くこと自体がまるで悪かのようになっていった。

ここでAI技術で絵を描くことの是非を問う気はない。いろんな意見があるからできるだけそれを尊重したいし、それは少し本筋からズレるから

過程無視して、AI画鋲する事自体が悪であるかのようになっていく反AIに私は強い違和感を感じたので、AI画鋲については徐々に言及することは少なくなり、最近は対岸から眺めているような感覚だった。

 

私がいよいよ反AIカルトじみてきたと感じたはFGOのCMを見て反AIが「AIを使って作ってる!」と騒いだ時だった。

話題になってるCMを見たが、確かに画像生成AIっぽい演出ではあったが、別に珍しい演出でもなく昔から存在する演出だ。AIじゃなくても出来る。

それをまるでAIを使った!と騒ぎ立ててる反AIの人たちを見て、私の中で反AI思想というのは完全に冷え切ったし、いつかこの人たちやらかしそうだな、て感じた。

 

で、あらいずみるい先生騒動である

心底あきれ果てたし、過去とはいえ自分が少しでもこの人たちと同じような行動を取ってたのかと思うと気が滅入る思いだ。

「これはAIで書かれた絵だ!私にはわかる!!」という証拠もない真偽も定かではない、個人感情を元に何百人と言う人が個人攻撃する。

もはや集団ヒステリックに近い光景だ。

一歩でも引いてその光景を見れば、如何に異常な行動を取ってるのかわかると思うのだが、彼らは自分たちがつかんだ『正義ふいんき)という棍棒』を振り回すことに必死だ(ふんいきはわざとです。

で、あらいずみるい先生動画付きで証拠提示すれば、謝罪するなんてごく一部で、ほとんどの反AIはだんまりを決め込んでこの騒動が落ち着くのを待ってるわけだ。

どれだけ自分たちが恥ずかしいことをしたのか自覚も出来ないんだろうか。

確たる証拠もない、たった一人の思い込みに乗っかって個人攻撃したとに対して、ダンマリを決め込むなら今後、学校いじめ問題パワハラ問題についても口を閉じててほしいものだ。

彼らがやったことはそれと全く同じことなんだから

謝罪すれば許される、なんてのは言わないが、謝罪した人はそれだけマシともいえる。

 

今回の騒動あらいずみるい先生ちゃんと声をあげられる人だったから良かったが、そうじゃなかったらどうなっていたのだろうか。

そもそもあらいずみるい先生だって、今後のコミケに参加するかどうかも、同人誌を出すかもわからない。

これで先生がもし同人誌活動から離れたら、それは反AIのせいだと言われてもしょうがないことを起こした、と当事者たちは理解しているのだろうか。

先生のようにちゃんと声をあげて身の潔白を晴らせたらまだいい。

ちゃんと絵を描いたのに、「絵がAIっぽい」という理由だけでAI描画だと言われ、今回のように攻撃されたら、ほとんどの人は筆を折るんじゃなかろうか。

そうなったら本末転倒じゃないのか? ちゃんAIに頼らず絵を描く人が筆を折ることになったら、何のために彼らは反AIなんて言ってるのか。

ましてや筆を折るくらいならいい、下手をすれば誹謗中傷を受けて自殺を選ぶ人だっているかもしれない。

今回の騒動はそういうレベルの話だ。

 

私は反AIというのは思想過激かもしれないが、その根っこにあるのは「絵師を守ろう」という気持ちだと思いたかった。

だが、今回の件で私は反AIというのは「自分不愉快もの攻撃したい」集団なのだと思わざる得ない。

それくらいに今回の彼らの行動は浅はかだし狂気じみているし、自分の行動に責任をとらない人たちの言葉積極的に聞く人などいないだろう。

今回の件で反AIというのは地に堕ちたのだ。

絵師権利を守ろうとか言ってる集団がその肝心な絵師魔女狩りじみた理由で燃やしたのだ、当たり前である

自分たちの思い込みで何の罪もない人を燃やして傷つける。

これをカルト宗教と言わずしてなんと呼べばいいのだろうか。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん