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はてなキーワード: てっぺんとは

2020-12-07

最近ジェンダー論の摩訶不思議

あのねジェンダーとか性役割?について書いてあるコラムとか本とか読んでいて思うんだけど

「新しいジェンダー

「新しいジェンダー価値観アップデートせよ」

と言うではないか、主に女性

で、思ってしまうのは、

「じゃあ旧来のジェンダーで満足しちゃいけないの?」

あなたがたは新しいジェンダーカレンダーの如く毎年作ってもジェンダーのボーダレスには否定的だよね」

ってことなんだけど。

たとえばさ、亭主関白とか男に二言はない!女は男の言うことに従え!って男性とか、夢はお嫁さんになって子ども3人くらい育てて幸せ暮らしたい、夫の理想の妻でありたいって女性とかを、ザルで振るい落とさないわけでしょ?

こう、小麦粉ふすま

(古い歌だけど男性だと「関白宣言」、女性だと「あなた」の世界観ね)

ボーダレスについてはさ、変な話、トランスジェンダーは受容されつつあって、それはそれで大変結構ことなんだけれど、じゃあ単純に好きで髪を長くしてフェミニン服装をしてる事務職のお兄さん、ベリーショートで化粧ゼロ現場職のお姉さん、彼・彼女らって結構いると思うんだ。自分観測範囲内に何人かいるし。

そういう

ジェンダーロールに最初からとらわれてない」

方々についてはジェンダー論のふるいにもかけられてない。あちらが小麦粉ならこちらは米です的な。相手にされてない。

したらさ、

「本当に新しいジェンダーアップデートできる人、くいついていこうとする人」

って、実は

「その時代で一番男性らしい男性女性らしい女性

てっぺんとその下くらいにいて、それ以外の人は社会不適合あるいはてっぺんからは見えない人たち、になっちゃうと思うんだけど、それって健康とか健全ジェンダーなんかな。

不思議

2020-12-06

コロナの山

コロナ、思った以上に長引いているね。ワクチン現実味を帯びてきたけど、どうだろう。実際にその辺の医療機関使用されるのはいつになるだろう、来年中になんとかなるのかな?それとも再来年になるんだろうか。こちとら休日にお家引きこもり期間も長くなってきたし、疲れるよね。インドア派な自分でもこうなんだからアウトドア派やアクティブな人はさらにつらいだろうな。

今は第3波がきている状態だけれども、山のてっぺんが見えてきた頃だろうか。それともまだ伸び続けるだろうか。どちらにせよ、いったん下り坂になったとしても、また次の波がくるよね。もっと高い波が来てしまう。個人でできることはもうしてるから、山の様子を眺めるしかない感じだし、こんなこと言っても何にもならないけどね。あぁ、また次の波が来たぞ、気をつけろ、って言って、波の届かない高台へみんなで非難することができればいいけどね。なんにせよ自分は真っ先に高台へ向かうだろうと思う、言い訳として気をつけろ、波が来るぞ、って言いながらね。

公的対策は打たれるだろうか。ちょっと無さそうだな、彼らも私と変わらないのかね。できることには限りがある、今はまだその時ではない、経済に対する影響に責任は負えない。

まぁそうだよな、責任負えないね。間違っていたらどうする、波の来ない高台誘導したら、その高台まで波が来ないとは限らない。経済が壊れると人の生活が壊れる。

現実的な人は、経済コロナ対策トレードオフを考えているんだろう。一定コロナ被害を引き受ける代わりに、経済への打撃を限定的に抑えなさえたい。人の感情を考えればはっきりとは言えないけれど、コロナによる死者が月間何人くらいまでなら許容できるという計算もされているんだろうか。人命と経済価値交換。年齢、残り働ける平均年数と平均年収とか労働生産性みたいな数値から年代別の死者数と掛け合わせて被害予想額を出したりするんだろうか。

まだ子ものいない若い年齢層なら、もし生きていたら生まれたかもしれない子どもたちの将来的に生み出したかもしれない価値計算するんだろうか。計算できないよね、こんなの。だから閾値も設けられないし、判断も遅くなるんだろうな。すべてが終わった後、結果論としての振り返りが行われたりするんだろうか。責任が追求されたりするんだろうか。失われたのは命か、お金か、最適解はあったのか、次に同じようなことが起こった場合対策は?

山を登り切ると、向こうの山が見えてしまう、さらに高い山が見えてしまう。登りたい人だけが登って済めばいいんだけどね。そうもいかないんだろうね。

2020-11-25

anond:20201124234100

切る髪があるだけいいだろ!

四十路にしててっぺんハゲに成り果てた俺の身にもなれ

2020-11-21

天気の子に感じる違和感

嫁がWOWOWで録画した天気の子を見ていた。

パソコン触りながら耳で聞いていたが、妙な違和感があった。なんだろうと思ってたら、喋り方だと気づいた。

その前に最後に見たアニメ宮崎駿の生きてこそだったかな。その時にも感じた。

喋り方がなんか変だ。特に女性は浮ついてるというか、頭のてっぺんから黄色い声を出してるというか。

ストレートに言うとイライラする。だからアニメは見なくなったのを思い出した。

でも外国映画吹き替えもこんな感じだったような。

なんて太郎。絵と音声が合ってないのかな。

この違和感命名が欲しい。

2020-11-16

anond:20201116214748

そっかぁ。耳鳴りやですよね。

タオルをぎゅーっと絞って、お皿にのっけてレンジであっためて首の後ろとか頭のてっぺんとか

目の上とかにのっけてぼーっとするとか

立ち眩みだったら、貧血バランス良い食事をしてくだされ―。

ハーブティーとか飲んでもすこし気分スッキリしますよ(気のせいかもしれないけど)

落ち込んだ時に学んだ

この前大変ショックなことがあって、その時周りの反応から思ったこと。

助かった・嬉しかたこ
「つらかったね、がんばったね」系寄り添いセリフ

ねじ切られそうに精神が辛い時、一発目にこのセリフもらうとマジで沁みる。

いっぱいいっぱいの時とか文字見るだけで嗚咽した。

すぐ予定あけて飲みに行ってくれる

飲もう!はたくさんきたけど、すぐ予定調整してくれるひとは限られるので嬉しい。

リソースを割いてくれる

時間でもお金でも、自分のために割いてくれるのは純粋に嬉しい。

一晩中飲みに付き合ってくれたり、高い酒あけてくれたりなどなど。

めちゃくちゃ褒めてくれる

あんた○○だから大丈夫だって○○だし○○なところも〜〜」みたいに

頭のてっぺんからつま先、中身、生い立ちまで誉め殺しにされて自己肯定感修復された。


嬉しくなかったこ
「おつかれ」「よかったじゃん」系励ましセリフ

しんどい時なんて「世界で一番自分が不幸」な気持ちでいっぱいなので、

「お疲れとか何目線だよ」とか「よくねーよダボ」みたいな歪んだ気持ちしか湧いてこなかった。

不幸マウンティング

「俺も@@@でさ〜、それに比べたらマシだろ?」

いや知るかよ。不幸は自分だけのものから比較できねンだわ。

説教

愛の鞭みたいなつもりかもしれないけどただの死体蹴り

滅されてほしい。

2020-11-14

anond:20201114231724

もう登りきれないとなっても死ぬだろうからてっぺんが見えたら死ぬのでは

2020-10-27

anond:20201027181101

人間の男女しか知らんようだが、たいていの動物でも「劣ったオス」というのは同族からすらうっとうしがられる存在だ。

ショウジョウバエ、そうあのバナナ放置しているとどこからともなく湧いてくるコバエ、

遺伝子配列が単純なことからよく実験動物として使われるあのコバエ。

あれも実験で劣ったオスが一定数出て、DTのまま死んでいくオスとSJのまま死ぬメスでは前者のほうが多いという結果がある。

 

オスというのは生物的には総じて単なる資源を浪費するごくつぶしに過ぎない。

オスが社会てっぺん目指すようにできているのは、もしかしたら、そういう己の存在価値を示すためでもあるのかもな。

 

ある意味人間はそういう生殖競争のしがらみからある程度自由な心持を持てる環境を手に入れたのだから

もうちょっとそこ謳歌してもいいと思うぞ。

まりモテるオスと同じ土俵に立つ必要はないのに自縄自縛すんなってことさ。

2020-10-24

anond:20201021231351

残念だけど全身がおちんぽになるんだよね

からちんぽから波紋のように快楽が広がって全身におちんぽが浸透していくんだ

全身がおちんぽになって結果おちんぽの射出担当部分が精嚢に溜まったザー汁と共に頭のてっぺんから足の指の先まで溜まったおちんぽ気持ちいいパワーを発射してしまうんだね

からおちんぽという存在となった自分自身を射出してるんだね

ザーメンは出るけどいまいち気持ちよくない、ってのはそこまで自分を高めきれてないからなんだね

 

ついてこれるかな…この高みまで…

2020-10-21

人妻と妻と『俺の母校めぐり

この増田フィクションです。登場する人物団体名称等は架空であり、

実在のものとは関係ありません。

俺は結婚前、ある人妻と付き合っていた。

仮にこの人妻里子としよう。

里子提案で、俺の地元温泉巡りに行った時の話である

駅前レンタカーを借り、見慣れた風景の中を懐かしく思いながら車を流していた。

その風景の中に味気ないクリーム色をした小学校の校舎が見えてきた。

「あ、ここ俺が行ってた小学校なんですよね」

何の気なしに里子に話しかけた。

「ふうん、そうなんだ。あ、でも『俺の母校めぐり』はしなくていいからね」

里子はそう言っていたずらっぽく笑い、いつものクシャっとした笑顔を向けた。

「うん、大丈夫ですよ、そんなことしませんよ」

俺も里子と、その背後に見えるクリーム色の建物を見ながら笑って応えた。

「このジャングルジムてっぺんから落ちて骨折してさ」

「校舎裏に原っぱがあってカマキリたくさん捕まえてさ」

自殺した児童幽霊放送室に出るって噂があってさ」

こういった類の話は得てして、その時間、その土地にいた者以外にとっては

「ふうん、そうなんだ」で終わってしまものである

そういった性格的な了解里子と俺の間にはあったため、冗談を言い合い

じゃれあうようにしながら目的地の温泉地へ向けアクセルを踏んだ。

二年後、俺は里子との関係清算した。

三年後、俺は現在の妻と結婚した。

仮にこの妻を良子としよう。

良子の提案で、彼女大学院時代にすごした地方都市旅行に行くことになった。

「このカフェがとってもお気に入りで、ほとんど毎日来てたんだ」

当時の彼女の友人らも交え酸味の少ないコーヒーを啜る。

「あ、ここが昔住んでたアパート。ぼろいけどまだ人住んでるね」

寒風を真正面に受けながら住宅街を歩く。

「この飲み屋はね、BGMが素敵なの。あ、今日はお休みみたいね

軒先のビールケースと使用済みおしぼりがただじっと回収を待っている。

良子は、里子が言うところの『俺の母校めぐり』をほぼ無自覚に、

いやここでは無邪気に、と言った方が正確に思えるが、行っていた。

俺は、知らない土地をめぐる旅を楽しんではいたし、

良子を愛しているし、俺にはないその無邪気さが

より一層彼女を魅力的にしている数多くの要素のひとつだということも分かっている。

ただ、たまに、里子のことを懐かしく焦がれる瞬間がある。

2020-09-29

俺をはてなてっぺんに連れて行け

そこからたこともねえような景色を見せてやる

2020-09-20

サボテン喜怒哀楽

育てて3年になるサボテンがなんだか今日は元気がない。

どうかしたのと本人に聞いてみても「さぁ・・・なんででしょう」というような曖昧な返事しか返ってこないので困ってしまった。

私もサボテンも、あまり人付き合いが得意なタイプではないのだ。だからいつもは程々の距離感を保っている。

しか相手が落ち込んでいるとなると話は別である実は私はサボテンに助けられたことが何度もあるのだ。

例えば仕事ミスをした時。そのミス些細なものであっても私は勝手に考え過ぎてしまって、そして深く落ち込んでしまう事がある。

そんな時、サボテンは私を慰めたりは決してしない。むしろ文句を言うのである

もっと肥料がほしい、湿気が多い気がする、日光浴がしたい、云々」

私はそれに従って忙しく働くのだが、世話をされて楽しそうなサボテンを見ているうちに仕事ミスなどは自然と忘れて気にならなくなるのだ。

そういうことがこれまでに何度もあった。

  

私はサボテンに顔を近づけてよく観察してみた。いつものようにツンツンと張ったトゲが針のように光っている。

・・・もしかして私と同じような事がサボテンにもあるのだろうか。何かを深く考え過ぎて落ち込んでいるのだろうか。

  

「ねえ、ちょっと触っていい?」

私の突然の問いにサボテンは驚いたようだった。そして少し怒ってもいるような気もした。無理もない。

触られるのを防ぐためのトゲを持っている生き物に対して「触っていい?」が禁句ということは誰にでも分かることである

  

私はサボテンの返事を聞かずに、その身体てっぺんにある唯一トゲの生えてない場所人差し指をそっと乗せた。

この3年間で初めて触ったサボテン感触は、他の植物と同じようなものだった。瑞々しくて少し弾力があって、そして生きている感触があった。

  

私が触ってもサボテン一言も喋らなかった。

  

その間、私はサボテンの悩みとは何なのか考えてみたが、正直なところ見当もつかなかった。

しかサボテンにはサボテンの悩みがあるに違いない。それだけは確かだろう。

私には私の悩みがあるのだから

  

・・・しばらくして私は指を離そうとした。その瞬間、サボテンはその身体を突然ブルブルブルッと震わせた。

私はとてもびっくりしたが、その震えが喜怒哀楽のどれなのかは、少しだけ分かった気がした。

2020-09-08

anond:20200908151324

最近頭のてっぺんから髪の毛の撤退が続き過疎化懸念されている

これさえなけりゃキモいなんて陰口叩かれないんだろうけど

これが一番どうしようもないよな

キモくて金の無いおっさんになった

・先日社内の若い女性に「増田さんキモいよね」と陰口を叩かれていた所を目撃

・月給手取り20~22万円

ボーナス夏冬1.5ヶ月分(コロナの影響は無い業界なので)

・39歳・独身

最近頭のてっぺんから髪の毛の撤退が続き過疎化懸念されている

中古で平屋(ボロい)を購入(15年ローン)

三毛猫が1匹いる

それなりに幸せなのでおk

2020-08-28

昔好きだった男の子が見事に「アベガー」になっていた話

入りきらなかった題名

『昔好きだった男の子が見事に「アベガー」になっていて百年の恋も冷めた話』

題名の通り。昔好きだった男の子が、「アベガー」になっていた。それを知ったのは2、3年前の話だけど、今日安倍総理が辞任されるという話を聞いて色々と思い出したので書こうと思う。

政治の話がしたい人には申し訳ないが、ここからしばらくは私の恋話に付き合っていただきたい。ウヨもサヨも、野党与党安倍総理も、全く関係がない。

長い前置きで悪いね。でも言っておきたい。私は彼のことを責めているのではない。私は結構自分勝手人間だったってことを自覚したと同時に、世の中の残酷さを味わったという、ただそれだけの話。

昔、というのは私が中学生の頃のこと。現在の私は社会人1年目。社会の荒波に揉まれながら毎日頑張っている。

これは、私が中学2年生だった頃から23歳を目前に控えた今日までずっと消化しきれなかった、小さな恋の話である

中学2年生のとき好きな人ができた。彼の名前は"リュウ"としよう。クラスメイトが時々彼は神木隆之介さんに似ていると言っていたからだ。リュウは賢く、明るく、優しく、運動も得意で、先生にも好かれている、常にカーストてっぺんに立っているような人だった。対する私は、良く言えば大人しく、悪く言えば地味な眼鏡っ子勉強はそこそこ、運動は苦手、国語先生には好かれて体育の先生には嫌われるようなタイプだった。

リュウは私のような人にも優しかった。人見知りの私は初対面の人間の大半が苦手だが、不思議と彼を苦手だと思ったことはなかった。初めて隣の席になったときなんて、もう毎日が夢のようだった。教科書見せて、これどうやって解くの、今日朝練やってたね…少しずつ、少しずつ、私たちは"ただのクラスメイト"から"友達"になっていった。

友達になった私たちは、あっという間に仲良くなった。(私は人見知りだが彼のことが大好きだったから、どうしてもこのチャンスを逃したくなくて必死だったのだ。)ノートの切れ端で手紙を交換して、授業中に目が合えば小さく手を振られて、休み時間はよく2人で頭を突き合わせて数学問題を解いていた。

私は彼のことがずっと好きだった。今でも覚えている。中学3年生のある日、彼はこう言った。

「俺、増田のことがずっと好きだった。付き合って欲しい。」

もちろん答えはイエス。隣の席になったときよりも、もっと夢みたいだった。

で、まぁよくある話だけど、幸せ時間は長くは続かないんだよね。夢みたいに幸せな私が、彼と恋人でいられたのはたったの半年だった。公立中学校の3年生には、受験というものがあるからだ。ありがちな展開で申し訳ないが、私たちは進学を機に別れてしまった。より正確に言えば、私は彼に振られたのだ。

大半の大人から見れば、中学生恋愛なんて所詮はオママゴト。中学校より高校高校より大学大学より社会人になってから恋愛の方がより真剣で、大事ものだと思っている人も多いんじゃないかな。でも、私にとってあの時の恋は本当に真剣で大切で、今でも忘れられない出来事だった。

話は変わるが、私が初めてスマートフォンを手にしたのは高校入学したときのことだ。スマートフォンを手に入れた女子高生がすることといえば?

…そう、SNSだ。私はTwitterアカウントを手に入れた。(Instagramを始めたのはもっと後の話だ。)

始めたばかりのTwitterアカウント、それもリア垢でフォローするのは誰?

…そう、リアル友達だ。私は友人たちを探してフォローしたし、彼女らも私をフォローした。そうやっていつの間にか広まって、私のフォロワー欄には同じ中学校や高校の人たちが並んだ。

その中にリュウがいた。恋人になる前の私とリュウは気の合う友達だったし、趣味も話もよく合った。SNSでも、滅多にリプライなんてしないしされないが、それでも私たちは時々、本当に時々、ネット世界で顔を合わせるようになった。

まだ私は彼のことが好きだった。あの時だって、「面倒な女」「聞き分けの悪い女」になりたくなくて、別れ話にも納得したフリをしただけだった。必死で忘れようとして、本当に忘れた時もあったけど、やっぱり好きだった。多分ずっと好きなんだと思う。

ストーカーだと思われたくないから、今までの話は誰にも言ったことがないし、行動を起こしたこともない。私は彼にLINEの一件すら送ったことがない。

私の激情もだいぶ落ち着いて、大学生になったある日。リュウTwitterたまたま見てしまった。いや、わざわざ彼のアカウントを見に行ってしまったのだ。友達彼氏ができたって聞いて、私はやっぱり彼のことを思い出してしまたから。

高校生の頃は確かにあったはずの、彼の好きなスポーツ音楽部活ゲームに本や漫画話題は全て消えていた。真っ白なタイムラインタップしてリプライ欄。メディア欄。空っぽ

どうしたのだろうかと考えながら、またタップいいね欄。私はここで2度目の失恋をした。

安倍晋三総理大臣としての責任果たしてさっさと辞職するべき。」「アベはこの問題について一体どう考えているのか。逃げていないで説明しろ!」「アベは国民バカにしている!」「アベが」「アベが」…。

どうしたというのだろう。何故彼のいいね欄は政治の話…それも所謂「アベガー」ばかり。

リュウは優しい人だった。自分努力家で、同じく頑張る人を見捨てられない、優しい人だった。

間違っても、誰かを口汚く罵倒するような人ではなかった。

なのに、どうして?

私の恋心ゆえに、記憶の中のリュウがかなり美化されていることは分かっている。(クラスメイトよ、リュウ神木隆之介似というのは流石に言い過ぎだと思う。)

でも、優しくて賢くて、誰かに手を差し伸べることはあっても、誰かを攻撃するような人ではなかったことは紛れもない事実だ。

何がどうしてこうなったんだろう。リュウが私の理想通りにならなかったことに怒ってるんじゃない。絶対に言い返さない、言い返せない人に向かって、安全からこそこそ口汚い言葉を使うような人に共感しているなんて、ショックだった。

直して欲しいとは思わない。誰が何を考えていようと自由からだ。彼は自分共感した意見いいねを押して、私は勝手にショックを受けた。ただそれだけの話。

勝手でごめんね。だから私、振られたんだろうな。

今日安倍総理が辞任を発表した。

私は懲りずに彼のアカウントを見に行った。凍結されていた。

恋って一体何なんだろう。

2020-08-18

【まとめ】こう見えて元タカラジェンヌです|天真みちるcakes

https://cakes.mu/series/4395

隔週月曜更新 日曜まで無料 以降有料 第1話無料 な感じ

記事リンク張りたかったけど増田仕様?9個までしか張れない模様

書籍化

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2020年12月7日

はいからさんの一族最後の鐘〜

2020年11月23日

卒業の決意

2020年11月9日

中間管理職ブルース~おじさん役者への道 ビジュアル編~

2020年10月26日

トップスター明日海りおさんとの出会い~再び大運動会

2020年10月12日

奇跡スマスマ出演、そして蘭寿さんの卒業花組太陽

2020年9月28日

おじさん役者に与えられた試練~絶世の美女

2020年9月14日

巨匠との出会い~破~

2020年8月31日

爆笑

「格好良い」と「イロモノ」の間~関西弁の壁~

2020年8月17日

初めてのセンター歌唱&魅惑の新トップ・蘭寿さん登場

2020年8月3日

情報量の多いおじさん選手権水泳事件

2020年7月20日

人生の岐路~小劇場選抜落ち~

2020年7月6日

巨匠」との出会い ~序~

2020年6月22日

新人公演の試練!~おじさん役者への道~

2020年6月8日

トップスター退団公演の思い出〜下級生に受け継がれるもの

2020年5月25日

今度こそお話します~初めて髪の毛を染めた日~

2020年5月11日

いよいよ花組公演スタート!~最下級生の仕事

2020年4月27日

運命の配属式。振り分けられた先は……花組!!!

2020年4月13日

ダンスにもそういう呼び方があるんだね!チェイサー……

2020年3月30日

  • 百千糸、花城舞

特別編〉3.11宝塚歌劇団トップスター背中

2020年3月16日

涙の卒業・涙涙の初舞台芸名の由来~

2020年3月2日

  • 花織千桜
  • 『Never Say Goodbye』

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2020-07-13

アイカツ!に戻ってきたことを後悔したオタクの話

突然だが、私はアイカツ!という作品の出戻り勢である。そして、戻ってきたことを後悔したオタクでもある。

アイカツ!放送当時、私は小学三年生だった。ちょうど声優、逢来りんの一つ下にあたる。大した理解力もなかった私は、3話にして純粋神崎美月にハマった。レッスンする姿がカッコ良かった、それだけだった。

1年目は純粋に楽しんでいたが、2年目の終盤。最高のパートナーいちごセイラであると明言されたとき、幼心に感じたのは「あおいは?」だった

しかしまあ、その後もきちんと完結編まで見た。

時が経ち、あかりジェネレーションになった。さくらの薄紅デイトリッパーはうっすらと覚えているから、恐らくそこまでは見ていたのだと思う。しか放送開始当時の私は小学五年生になっていた。周りにはもうアイカツ!を見ている友人はおらず、曲が好きだと誤魔化しても苦笑いされるばかりだった。アイカツ!は幼稚だと、友人は思っているようだった。

私はあかりジェネレーション開始のすぐあと、ジャンルを後にした。

さらに時が経ち、私が小学六年生三月アイカツ!は完結した。最終話と聞いて、一年半ぶりに見てみようと思った。

あかりいちごより早く崖のてっぺんに登ったところで思い浮かんだ当時の感想は「は?」と静かな怒りだった。もちろん私は出戻り勢。あかりジェネレーションはその時見てもいなかった立場だ。その回はカレンダーガールなども流れたようだが全く記憶にない。悲しいことである

それからすっかりアイカツ!から離れ、高校一年生になったある日、Twitterを見ていた私はふと、幼少期の推し神崎美月について検索してみた。

そうしたらなんとびっくり。アイカツオンパレード!なるものをやっているのだ。

びっくりした。小さい頃の推しにまた会えるんだ。そう思った。

こうして私はアイカツ!というジャンルにまた戻ってきた。

そして深く後悔することになる。

まず、私は大空あかりについて色々調べてみることにした。

そしたらなんとびっくり。いちご美月が出せなかった、私も名前を知らない新しいアピールヲ出せたと書いてあった。

は?が正直な感想だった。そりゃ彼女たち、つまり私が応援していた時には無かったものから2人とも出せなくて当たり前だよね。そう思った。

しかアニメを見ないことにはなにも始まらない。

とりあえず、あまり見ていなかったあかりジェネレーションDアニメストアで全部みてみることにした。

大変申し訳ないが氷上スミレ、新条ひなきのことは一切記憶になかった。しかあかりがドリーミーレイクに行く場面などは記憶の奥底にうっすらと残っていた。さくらデイトリッパーも懐かしい気持ちでみていたが、大空お天気やスミレの歌の話も一切覚えていなかった。

さくらスターライトクイーンになる話やあかりのBlooming♡Bloomingから先も記憶にないので、おそらく当時の私はこのあたりで視聴をやめたのだろう。そう思った。

そして見始めること151話ファンの間でも意見割れるであろう大スターライト学園祭。私は当然のように否定意見しか出なかった。

ルミナス推し(美月)に勝ったことではない。見えないところでも頑張っていたという関係者ツイートを目にしたかである

なんだそれは。あかり努力するキャラ、少なくとも私が見ていた2期ではそうだったはずだ。見えないところでも頑張っていたから出来た、それは天才として作られたキャラには通じる言い分だが、なぜ努力として作った大空あかりでそれをやってしまったのか。

彼女は見えないところでも頑張っていてはいけなかった。頑張りを余すところなく見せないとダメキャラだった。

そしてまあ、その後4期も見た。アピールはしっかりと新時代アピールと明言されていたので一先ずそこの誤解は解けた。

とりあえず推しがいるのだから繋がりたいと思うのが世の摂理推し名前検索すると出てくるのは罵詈雑言

うーん地獄かな。小さい頃好きなキャラBBA呼ばわりされているのをみて戻ってきてよかったと思うファンっているのだろうか。少なくとも私はよかったと思えなかった。

あかりジェネレーションでいいと思った曲も聞いてみた。そしてYouTubeコメント欄で見るのは必ずと言って良いほどあかり努力賞賛。ここまではまだいい、しかしそれと同時に他のキャラ努力していないみたいな書かれ方だった。

とある動画で「美月いちご天才だったかあんまり努力はしてなかった。でもあかりは沢山努力した」というコメントをみて「は!?」となった。私が見てた1期と2期ってなんだったのだろう。幻覚

どこぞのいちごやゆめと違ってあかり努力しているというツイートも見かけた。私が小さい頃応援していたいちごはなんだったのだろうか。

ダイヤモンドハッピーはかえでの曲だった話を耳にした。楽しんで見ていた1期の裏にそんな事情があるとは知らなかった。知りたくなかった。

トライスター編で蘭の役は本当はあおいの立場だったが、あおいに嫌な印象をつけたくないから蘭にかえた、という噂も聞いた。あくまでも噂だがショックだった。

しかしこれでも戻ってきた身。文句ばかり言っているが、美月のLPR自力で揃えたし、ドリームストーリー第1弾のPRも揃えるつもりでいた。

ここでやって来るのがコロナ騒ぎ、そして緊急事態宣言に伴うゲームセンターの閉鎖。これはもう仕方の無いことだろう。だから私は、きっと第1弾の延長が告知されると思い、定期的にDCDの公式Twitter確認していた。

結果、ファンの「第1弾延長だって!よかった!」というツイートで知った。

なんなんだろう、これは。その公式Twitterは何のためにあるのだろうか。情報発信目的のはずなのにどうしてそんな大事な話を発信していないのだろうか。

小さい頃好きだったものは、こんなひどいものだったんだろうか。

小さい頃楽しんでいたものの裏に、愛など無かったのだろうか。

小学生の頃の思い出を踏みにじられた気分だった。

公式にも、ファンにも。

私の推しは確かにTwitterをやっている層からはあまり人気はなかったのだろう。それは分かる。ここに来て見返してみると、確かに美月の行動はかなりおかしい、そう感じた。

しかしだからって、なぜBBAとか言われなきゃいけない。小さい頃好きだったオーラ演出をフケとか言われなきゃいけない。

こうなるのなら戻ってこない方が幸せだった。

推しのことも、ファンのことも、トライスター編やかえでのことも、知らないままで思い出にしておけば良かった。

そう思った。思ってしまった。

推し新規CG楽曲を聴きながら、今日アンチスレを開く。しかしこれからも私は、追い続けてしまうのだろう。アイカツ!というコンテンツを、小さい頃見た楽しい世界を追いかけて。

2020-07-09

父とサボテンと私

私は園芸が嫌いだった。

いや、おそらく……嫌いだったのは父で、園芸には興味がなかった。

父が大事そうに育てている花たちに興味が持てず、どの株も同じようにしか見えなかった。

から最初から農園を継ぐつもりもなく勉強に打ち込み、そこそこいい大学に行って実家を離れた。

それから10年間の間に私は園芸に触れず、父の農場が今どうなっているかにも全く関心を示さなかった。

---

ある春の日の仕事帰り、ふと100円ショップでミニサボテンが売られているのを見つけた。

連日の激務で疲れ果てていた私は売れ残っていたのであろう萎びたそれに同情し、自身の安アパートの部屋に連れて帰ることにした。

ベランダの室外機の上に乗せ、たっぷりと水を与えてやる。

「生き延びろよ」と声をかけ、俺も頑張るからと心の中でつぶやく

---

しばらくたったある日、異変に気付く。

サボテンが明らかに一回り大きくなっている!

よくよく見てみると肌にツヤがあり(水を吸ったのだろう)、新しいトゲが頭のてっぺんから生えてきている。

なんだか嬉しくなってしまい、その日は滅多にしない晩酌をした。

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一人じゃ寂しかろうと思い、ホームセンターから別の種類のミニサボテンを連れ帰った。

サボテン入門の本を買い、よく育つよう黒のプラ鉢に用土肥料も用意した。

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まずい事実に気付く。ベランダが北東向きで日照時間が足りない!

このままではヒョロヒョロな姿に間延びしてしまう……

サボテンの数は既に10を超えていた。

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南向きのマンション引っ越した。

職場からは少し遠くなったが、ベランダは広くなった!園芸スチールラックも買った。

これでいくらでもサボテンの数を増やせるぞ、とほくそ笑む。

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また春がやってきた。

希少なサボテンの種を購入した。多肉植物コーデックスの種にも手を出した。

パキポディウムアデニウムアガベユーフォルビア……

種まきポッドで一気にベランダが狭くなった。

種まき後の生存率は5割……初心者にしてはまあまあなのではないか

日ごとに成長している姿を見せるサボテンの苗たちが愛おしい。

つのまにかそれぞれのサボテンたちの顔色が少しわかるようになっている気がした。

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婚約した。

婚約者を父に紹介することになり、日程調整のため久々に電話で父と会話した。

今はもう花は作っておらず、野菜栽培しているらしい。

インスタやってるよと言われ、写真を見てみる。

ふむふむ、スイカイチゴ……ん?サボテン

「父さん、このサボテンは?」

農園の空きスペースで育ててる俺の趣味

「え、初耳なんだけど……」

「昔は少しだけだったけど、今は農園区画が余ってるから趣味のものを増やした」

さらにインスタをスクロールすると食虫植物やら蟻の巣玉やら……まあい趣味だこと!

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私は園芸が好きだ。

初めて手に入れたサボテンはもう二回り以上大きくなった。

父が大事そうに育てている野菜たちの表情も、今なら少しはわかる気がする。

父のことは……まだ少し嫌いだが、次会う時にはもうちょっとだけ好きになることができるんじゃないかと期待している。

2020-06-26

二府四県なのでユニバ行ってきた

二府四県か確認されなかった

至るところに消毒液がある

キャストさんは鼻の上までちゃんマスクつけてる

定期的に待機列ポールとか拭いてくれてる

だけどお土産店の商品だけじゃなくて見本(杖とか)も触り放題

お土産店は入口と出口分けてる

ご飯はみんな同じ方向向いて客席

キャラ撮影とか路上のショーも間隔とってくださーいって言われる

山とピーチ城のてっぺんが見えてる

基本横の密はOK前後の密はNGなので一列の人数は同じ

ハリポタガラガラすぎて目が暗順応せず出る頃に慣れる

濡れますとか言ってるやつもカッパいるほどは濡れない

5〜15分待ちがゴロゴロある

ダイナソーと進撃は人気

でもMAX90分待ち

とか言ってたけど1時間で乗れた

ジェットコースター系はみんな叫んでる

叫ぶなとは言われなかった

こんにちは〜って返してくださーいみたいなやつは拍手で返す

 

 

 

初めて行ったけどめちゃめちゃ乗れてめちゃめちゃ楽しかった

二府四県のひとは今のうちにどうぞ

2020-06-19

女にモテる方法

山のてっぺんに立てばいい。

優秀な遺伝子はらませてほしいですってことだから、なにかで有能さを示せばいいだけ。

anond:20200619105104

日本総理大臣に「器」なんて求められてないぞ。器に盛り付けられたパフェてっぺんチェリーにすぎない。

2020-06-10

人間神様にイケニエとして奉げれば日本が救われる神風思想科学的根拠がない

「私は若い人に高度医療を譲ります」 注目浴びる新型コロナ意思カード」 - 毎日新聞

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20200606/k00/00m/040/135000c

  

コロナ要請患者の老人を切り捨てたところで残った若者が救われる根拠は何なんだ

山のてっぺんの木に若い娘を縛り付けたら村が災害に合わないのと同じ発想じゃない

カミカゼのように犠牲を払うことそれ自体目的化している宗教

2020-06-04

書いたな!俺の前で!チェンソーマンの話を!

anond:20200603135913

まりはそういうことなんだが、チェンソーマン面白さとは、アンチカタルシスを極めたあの藤本タツキという作者の作品に、少年漫画エッセンスをこれでもかとぶち込んだその濃度だ。

漫画マニアなら作者の前作、ファイアパンチは知っているし、最低でも1話は読んだことがあるだろう。今ならジャン+で無料で1日1話やってるから、知らなかった一般人諸兄も気になるなら読める。1話目をとりあえず読んでくれ。復讐譚の導入としては、これ以上ないほどの1話目だと感じられると思う。これが合わないなら藤本タツキは合わない。それはしょうがない。

で、このファイアパンチだが、連載終了後もとにかく賛否否否両論ある漫画だ。とはいえ、否の方も「編集バケモノを持て余した」というタイプの否が多く、1話目の出来を疑う人は少ない。ではなぜここまで否が多いか簡単だ、徹底して読者の予想を裏切ることに特化したからだ。問題は、予想だけじゃなく期待すらも裏切ったことだ。

1話目を読んだ時点では、ファイアパンチはどう考えても「復讐譚」になる。復讐譚にしかならない。モンテ・クリスト伯や虎よ虎よの導入のように、如何にして復讐を遂げるか、を期待させ、復讐への葛藤を乗り越え、最後にどうやってカタルシスを感じさせるか、に焦点が行く。しかし、ファイアパンチは徹底してその予想、期待を裏切り続け、復讐ではなく「呪い「嘘」「演技」といった、ユングペルソナ論的な方向性に進んでいくのだ。あれだけ復讐の想いを奮い立たせる効果がある1話目の妹の言葉すらも、「その役割からそれっぽい言葉を言う」という演技からくるものではないか、というちゃぶ台の下の畳からひっくり返すレベルの話を平気で作ってくるのが藤本タツキだ。主人公復讐という目的から、アレコレあってブレてブレてブレまくって、という葛藤をも描いた作品だ。カタルシスなんてあったもんじゃない。全力で振り回される、ジェットコースターのような作品だ。観覧車に乗ったと思ったらてっぺんから急降下してなんかよくわからないけどコーヒーカップで目が回ってた、みたいな状態になる。徹底したアンチカタルシス解決しないことへのこだわりを感じさせる作品だ。

さて、ここまで前作の話だが、今作のチェンソーマンはどうだろうか。1話目は作者の妹(作者)のTwitterでも読めるし、ジャン+でも確か読めたはずだ。まず読んでくれ。1話読み切りだとすると完璧過ぎる1話だ。「普通を望みながら、誰もが今以上を望む」というテーマを書きながら、ちゃん伏線張って回収する、お手本のような1話目だ。さて、ここから本作がどうなっていくかだが、とにかく主人公であるデンジが直情的なのだ。俺の邪魔すんな、面倒みてくれる奴が好き、おっぱいもみたい。とにかく目的が、「自分感情」でブレない。ここが前作と比較したときの大きな差で、少年漫画とはこの確固たる「目的のブレなさ」が大きな魅力なのではないかナルトなら火影、ワンピースなら海賊王、チェンソーマンなら「普通生活である。カッコつきの「普通生活」が何かは読めば分かる。読め。デンジはその「普通生活」への憧れが本気で、徹底してる。馬鹿らしくても徹底してるんだよ。それも1話からだ。

そして藤本タツキ作品には、素晴らしい助演が居るのだ。ファイアパンチではトガタ、チェンソーマンならマキマさんだ。まて、石を投げるな。チェンソーマンならポチタだろうとか、パワーちゃんだろとか、アキくんと姫野の話とかコベニちゃんだとかコベニカーだろとかあると思うが、マキマさんだ。マキマさんが圧倒的にエロいんだ。直情的なデンジに、文脈エロさを教えるんだ、あのシーンでマキマさんに心を動かされなかった奴は居ないだろう。いいから読め。まだ既刊は7巻だ。今日7巻発売。一瞬だ。読め。合わないならしょうがないが。読め。マキマさんは怖くてエロいぞ。1話目のセリフも、素晴らしい前フリになってる。読め。

もう一つの魅力はセリフ回しだ。例えば、デンジが夢をバカにされた時のセリフ、「み~んな俺のやること馬鹿にしやがってよぉ、みんな偉い夢持ってて偉いなぁ!じゃあ夢バトルしようぜ夢バトル!お前が俺に負けたらお前の夢は俺の夢以下な!」だ。最高に頭が悪いバカデンジが、圧倒的なバカを本気で叫ぶ。読者も、そのバカを待ち望んでいる。予想は裏切っても期待は裏切らない、王道少年漫画だ。それでいて、前作のジェットコースター性は失っていない。圧倒的なスピード感と期待を裏切らないフルスイングバカ、これはジェットコースターではなくもはやテーマパークだ。

まだまだ魅力はあるぞ。マキマさん以外も素晴らしいキャラがたくさんいる。全員がブレない、生きたキャラだ。書ききれん。読め。キャラデザも最高だ。読め。全てを理解していけ。

チェンソーマンというテーマパークを楽しめるかは個人差がある、友達になりたくないならしょうがない。私だって高校文化祭が最高の思い出で率先して同窓会幹事をやるような奴とは友だちになれない。シラフディズニーランドを楽しめる奴とは友だちになれない。大学院研究室生活が365連勤のような状態で如何にクソだったかを語りつつ、研究室生活に戻りたいと思ってるような奴と友達になりたいと思ってる。そこはしょうがない。いいか、読め。1巻だけでいい、読んでくれ。

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