はてなキーワード: 跋扈とは
連日連夜オタクの妄念がツイステッドワンダーランドで爆発している。
今回は直近のイベント「ゴーストマリッジ」に関して取り沙汰された『イデアの君へのいじめがひどい、キャラクターの倫理観がおかしい』という意見が気になったので匿名で意見を書く。本増田はツイッター等で意見を書いてインターネット本名で書く勇気は無い。本増田は意見を書くだけでどのような派閥にも与しない。
幽霊と結婚させられそうになり、デッドオアアライブな状態のイデアくんに対し無責任に「もう面倒だからさっさとキッスして終わらせろ」と囃し立てるキャラクターに対して『イデアくんの命がかかってるのに、そんな最低な性格のキャラクターだとは思わなかった』、『いじめに加担するキャラクター達なんて見たくなかった』と言っている意見を散見した。
本増田はびびった。何故ならそもそも「これはコメディなので、イデアくんが死ぬことは100%無いだろう」と思っていたからである。
ツイステッドワンダーランドはディズニーアニメのヴィランズを基礎として作られたキャラクターが跳梁跋扈するゲームだ。本増田がこのゲームに嵌まった分岐点は明らかに気のいい相棒キャラとして表れたエースくんがゲスい本性を露にした瞬間である。
このゲームは愉快で安心なゲームである。キャラクター達にはそれぞれ悩みがあり、それが爆発し大変なことになったり、化物が出てきたりする。が、最終的に問題は全てでは無いにせよ解決し、キャラクター達はちょっと前に進んで一件落着する。この辺りで人死にが出たりリアルにグロい描写が入らない所はバランスがいいなと思っている(仄めかされることはあるが表には出ない)。つまりは「二次元然」としたゲームなのである。
例えば、頭からイソギンチャクが生えて強制労働に駆り出されても、そのまま退学させて奴隷として出荷されたり臓器を売買されることはない。殴り合いの喧嘩はしても、ずだ袋にいれて死ぬまで暴行することはしない。ツイステのNRC生徒達は死なないし、殺さない。それが「お約束」だからである。ロケット団は浚ったピカチュウをその場で解剖したりはしないのと同じである。
ツイステの世界はあくまで「悪役が主役の全年齢向け物語」である。イデアくんが死なないであろうことは物語の「お約束」ですでに担保されている。イデアくんが最終的に救出されることも担保されている。イデアくんの命を何だと思っているんだ、という言葉は、勢い余って壁にぶち当たって平べったくなったトムを見て笑うジェリーに対し、「トムの身体に後遺症が残ったらどうするんだ」と怒っているのと同じように感じる。トムの身体に後遺症は残らない。何故ならそういう「お約束」だからである。もちろん「お約束」にも許容範囲がある。あまりにもトムがかわいそうな目に合い続けてジェリーばかり得をすると見ている方が不快になる。増田的には、「ゴスマリ」はぎりぎり「お約束」の範囲内で収まっているように思った。ちょっと毒気が強いコメディ、で済む程度だったと思う。
ただ「ゴーストマリッジ」がいいシナリオだったかというと、それも違う。前回の「フェアリーガラ」では新規衣装が実装された四人全員に見せ場があり、サブキャラとしてのヴィルくんもシナリオ上重要な立ち位置にいた。今回の「ゴスマリ」は、正直イデアくんが被害に会う必要は無い。他の誰でも良かっただろう。オルトくんの能力で手伝うことも出来ただろうにそれもなし、イグニハイドは貧乏くじを引かされているな、とイグニハイド推しではない増田は思う。なりきり花婿4人も出番はほぼ後半からであり、取って付けた感が否めない(個増田の意見です)。
コメディとして、「お約束」として担保されている表現は流動的である。今のご時世男の尻を狙うホモオカマキャラや、肥満体型を豚だのなんだの揶揄することは単なるギャグとしてはもう受け入れられない。「お約束」で死なないからって死ぬような目に合わせてもいいわけではない。が、「お約束」の存在を無いものとして物語を語るのも違う気がする。まとまってないですね。
こういう「お約束」の概念とかって社会学とかで名前がついてたりするんだろうか。本増田は「ゴスマリ」関連の話題について、「イデア君の自業自得じゃん」「彼らはヴィランが元なんだから」「あの世界はみんな性格が悪いよ」等以外の説明がないかと思ってこのエントリーを書いたんですが、ほかの皆さんはどう思っているんでしょうか。
大学卒業後4年ほど会社員をやったあと、ウェブ関係のプログラマを目指して1年ほど、バイトしながら独学で勉強しています。
ネット上には詐欺師まがいの情報商材屋とイキリマウントゴリラが跋扈し、普通の人間向けの情報が少なかったので、参考までに書いてみます。
なお、ここ数年のウェブエンジニア転職ブームとは無関係に転職を考えていたので、ブームは正直迷惑だと思っています。
独学にはいくつかの大きな問題点がありますが、もっとも大きいのは「全体のロードマップが存在しない」ことだと思います。
初学者は具体的に何をどの順番で学べばいいのかわかりませんし、この情報はネット上にはありません(冒頭にも書いた通り、そう思ったからこそ、このエントリを書いています)。
などありますが、どちらも普通の人間向けというには若干ゴリラ臭と商材屋臭がします。
また、プログラミング初心者向けの教材はおしなべて貧弱で、腹が立つほど不親切です。読んでいて何度もブチ切れそうになります。
特に初学者の場合は、教材の練習問題ひとつ解くにしても、誤字脱字等の初歩的なエラーのために平気で数時間のロスが発生したりします。
当たり前ですが、これは純粋に時間の無駄なので、すぐに講師に相談して解決したほうがいいです。
こういうことを書くとすぐに「自力で問題解決できない人間はプログラマに向いていない」と言いだすゴリラが現れますが、いまはそういう話はしていません。
そのほか独学だと自分の実力や相場感を測ることもむずかしく、その分詐欺師やゴリラに引っかかりやすくなりますし、基本的におすすめしません。
いまさらC言語と思うかもしれませんが、勉強するうえで重要なことはプログラミングの仕組みを理解することであって、どの言語から始めるかではありません。
その点、上記「苦C」はとても丁寧に文法を説明してくれますし、ポインタの説明を通してメモリの仕組みも教えてくれます。
ただし、回答例のコードに誤字脱字があって動かない等の発狂ポイントがいくつかあるので、注意が必要です。
勉強のやり方としては、まずはサイトを読みながらスマホのC言語アプリでポチポチ書いてみるところから始めると気楽でいいと思います。
途中で頭が混乱してきたら、再度冒頭からきっちり丸暗記するつもりで勉強するのがおすすめです。プログラミングに暗記は不要だと言うゴリラもいますが、あれは嘘です。
intはintegerだからintなんだとか、そういうことを調べながらやるだけでも解像度が格段に向上すると思います。
実際にC言語でバリバリ書けるようになる必要はないので、おおよその仕組みを理解してしまえば、最後のほうは流してしまって大丈夫です。
検索するとこの手のサービスが一番上に出てきますが、内容は不十分だと思います。かゆいところに手が届かず、使っていて非常にいらいらします。
とはいえ他に代替となるものもないので、サービスを利用しつつ、必要に応じて入門書を読むのがおすすめです。
私が利用したかぎりでは、Progateは教材の内容が薄く、Paizaは無意味にオタク臭くて私は苦手でした。N予備校やUdemyの評判がいいみたいですが、使ったことがないのでわかりません。
私はウェブ関係のプログラマ志望なので、ProgateとPiazaでHTML/CSS/JavaScript/Git/Ruby/Ruby on Railsを勉強しました。
最近は初心者Railsエンジニアが供給過多の印象があり、DjangoやLaravelのほうが就職には役立ちそうな気がしています。
余談ですが、無料の教材として有名な「Railsチュートリアル」 https://railstutorial.jp/ は、あえて劣悪な翻訳を放置することで、自社のプログラミング講座に顧客を誘導するビジネスモデルのように見えるので、内容はともかく個人的にはあまりいい印象を持っていません。
ちなみに私はこの辺で迷走していたため、いろんな言語をちょっとずつかじっています。
『スッキリわかるJava入門』はオブジェクト指向を理解するのに役立ちましたし、『退屈なことはPythonにやらせよう』で覚えたスクレイピングは求人情報の収集にとても役立っています。ほかには『プログラムはなぜ動くのか』も読んでためになりました。
基本的に本を読んで損することはないので、時間の許すかぎりたくさん読んだほうがいいと思います。私はあまり読めていません。
Railsチュートリアルを参考にRailsアプリのポートフォリオを作りましたが、完成まで半年くらいかかりました。
上述の劣悪な翻訳のせいもありますが、データベースの設計を考えたり、UIを工夫してみたりすると、いくらでも時間が吸い取られていきます。
知識ゼロから3ヶ月でポートフォリオを作りました! みたいな若手情報商材屋を見かけると、そんなにすごい能力があるなら普通にエンジニアだけやってればいいのに、と思います。
完成したアプリはDockerでコンテナ化したうえで、GithubActionsで自動テストを走らせ、AWSのサーバーにデプロイしていますが、この辺は言語の勉強やアプリの製作と比べたら全然むずかしくありません。
まともな日本語で書かれたまともな教材が揃っていますし、ネットの記事も豊富にあります。ここまでの勉強で、エラーメッセージや多少わかりづらい文章を読み解く能力も身についているはずです。
それぞれ1、2週間集中すれば最低限の実装はできると思います。ただしAWSの設定だけは、適当にやると数万円の請求書が届いたりするので注意が必要です(届いた)。
「ああ何を 違えてしまったのか 日本はきっと起業が栄える筈だったのに
ああせめて 君が起業してくれたなら イノベーションを信じられたかもしれないな」
「などと馬鹿めが! 世迷いごとに沈め! 正直者が馬鹿を見るそんな世界の理なら
ああ!(界隈を去ることを決めた)ボクこそ 最後の勝者なのだ! その真実を噛み締めて今楽園(起業界隈)を後にして
墓標に刻んだ数だけ 胸に込み上げる勝利の余韻に嗤う。」
凋叶棕墓標より。
あー糞、中途半端に起業あきらめていないからやること雑用多くて、書けねぇ。トンチキなリスクマネー(笑)だのイノベーション(笑)叫ぶ謎のピエロが腐った妄言を今日も吐き続けてるわ。
なお、この曲はおそらく実態見ずにきれいごとばかり抜かして、他人をすりつぶすような連中が跋扈する界隈全部に当てはまる曲だと思う。
ルーピー鳩山は大嫌いだが、彼がかつて言ったように、もう日本が日本人のための島であることは終わった。人口動態からいって復活の目なんてない。国としては終わり。
間抜けなお人好しと、三代かけて落ちぶれる由緒正しい100年企業の三代目()みたいなのが跋扈してるんだからどんどんアジア圏の人口圧に飲まれて日本人のための日本と日本国は薄まって雲散霧消していくわけだ。
この間にグローバル企業に脱皮できた会社はサムソンのように実質アメリカ資本みたいなものに収斂していく運命なんだから、日本の日本による日本のための世界に役立つ産業資本技術発展なんてものは完全に失われた。
よくあるアメリカから日本への周回遅れの流れのように、マイケル・ムーアのアホで間抜けなアメリカ白人みたいなノリの情けない日本人がウヨパヨしてるのが現状で、本当にこの国としてどうありたいかを考えればいくらGDPは内需主導とはいえ資源のない国で外貨を獲得する方向へリソースを全振りするコンセンサスがこの期に及んでも取れていないんだからあと10年しても20年してもジリ貧で右肩下がりなんだよ。
尊厳死()安楽死()の国策に乗って、この間50年くらい何も進めずリソースを貪り食ってた連中がこの世を去って社会保障費を削ってくれることだけが唯一の希望の光まであるわな
私は、日本には女性差別があると思うし、夫婦別姓は認められるべきだと思うし、あらゆる性犯罪はこの世からなくなればいいと思うし、ある程度自由な格好で働けるほうがいいと思うし、過度に性的な広告は見る人が限定されるコンテンツのみに使われるのが正しいと思うけれど、フェミニストは苦手だ。
厳密に言うと、ネット上(特にTwitter上)にいるフェミニストが苦手だ。
考えには賛成なのだ。
現に私だって、女だからという理由で来客用のお茶を用意されられるのだとか、営業の女性はヒールを履くべきという暗黙のルールだとか、駅でぶつかってくるおじさんだとか、有名人のセクハラ報道だとかには心底うんざりしている。
だから、最初にフェミニズムを知ったときは自分のモヤモヤした気持ちを言語化してくれるものだと思ったし(これは今でも思っている)、フェミニストとして活動している人々から色々吸収したいと思った。
でも、いざフェミニストとして発信しているアカウントのTwitterを訪れてみると、そこはフェミニストとアンチフェミニストとミサンドリストとミソジニストが跳梁跋扈する地獄だった。
最初こそ、「皆、女性差別と戦ってるんだ!」と思ってたけど、だんだんフェミアカウントの発言の方にもモヤモヤするようになってしまった。
アンチと無益な舌戦を繰り広げ、たまにある正当な反論に対しトーンポリシングだとリプライし、同じ内容の発言でも女性が言えば称賛し男性が言えば批判する。そしてほぼ全員が安倍政権を叩いている。
そして「#検察庁法改正案に抗議します」をみんなが呟いていたのを見て、全フェミアカウントのフォローを解除した。
検察庁法改正案に賛成している訳ではない。安倍政権を手放しで支持している訳でもない。
ただ、フェミニズムとは直接関係がない政策に全員が全員反対しているのが気持ち悪く感じてしまったのだ。
検察庁法改正案については、反対派が多かったが、問題ない法案だと言う声も一定数あった。でも、私がフォローしていたフェミアカウントは全員反対していた。50人近くが、だ。
小中学生のころ、クラスの少し目立つ子の意見にクラスの全女子が乗っかっていたのを思い出した。あの頃は私も浮くのが嫌だと思って乗っかっていた。
今考えると、Twitterで情報を得ようとしていたのが間違いだったのだと思う。本当にフェミニズムを学ぼうと思ったら、書籍等から入るべきだったのだ。
今、いくつかフェミニズム関連の本を読んでいるが、自分の考え方が整理されるのを実感している。
しかし、考えが整理されたところで、発信しようとするとまた同じ道を辿りそうな気がするのだ。発信なんかしないほうがいいのだろうか。
まず最初に見ていただきありがとうございます。
そして、私には腐女子に対する敵意がないことを述べておきます。
ただし、この後に書く内容によっては腐女子の方を不快にさせるような文面があるかもしれません。
その時は申し訳ありません。
「オタクは腐女子だけじゃないって話なのに、お前はアニメオタクないし漫画オタクだけをオタクと言うのかよ」という意見があるかもしれないので一応挙げておくと、アニメオタク、ゲームオタク、漫画オタクです。
最近のオタク界隈はあまりにも腐女子が幅をきかせすぎている印象があります。ただしこれは抑えろという意味ではなく、あくまでただの印象、感想です。私も好きに過ごすので、腐女子の方も好きに過ごしてください。
私の認識では、腐女子はアングラ的趣味でありあまり大っぴらに言うものではなく、オタクの中にもそれなりにはいるが決して多いわけではないというイメージでした。
ですが、最近では例えばツイッターでよくある「#◯◯好き(クラスタ)と繋がりたい」というタグではカプ名が跋扈しており、好きなキャラの名前で検索するとBL漫画がバカスカヒットする、といったところです。
特にタイトルにした通り「女オタク」はほぼ腐女子が覇権を握っています(当垢調べ)。
腐女子であることが一種の通行証のようになっているというか、腐女子でないシンプルなキャラ好きオタクはどことなく肩身の狭い思いをしているのが今のオタク界隈になっていませんか?なってないですか。そうか…
私の周りはなっています。私は周りのオタクもとい腐女子が簡単にやっている「キャラクターを受けか攻めかで見ること」がどうしてもできません。しかしながら周りのオタクたちはそういった目でキャラクターを見ています。キャラクター名よりもカプ名で呼ぶ回数の方が多い人もいます。それが嫌なのではなく、ただただそういった目で見れない仲間を探すのが今では逆に困難になり、寂しいのです。
そういった仲間とキャラクター個々の良さを語り合ったりしたいのです。NLも好きだよ!な腐女子はザラにいますが、BLも読めるよ!けどメインで組み合わせたいわけじゃないよ!な人はあまり見かけなくなりました。
創作キャラによるカップリング、いわゆる「うちよそ」も最近ではBLが多いような気がします。男女ではなく、受け攻めでカップリングを組まれることが多くありませんか。彼女を大切にするような男の子を作ったつもりが、ド受け!と言われると少し悲しいです。これは一部の腐女子の話ですが…
最初に腐女子に敵意はないと言いましたが、(実際敵意はないのですが)少し思っていることと偏見丸出しの話を書きます。
【異性愛者が友情とか喧嘩するほど仲がいいとかで同性愛に目覚めるってある!!?!?!?!?!?????】
これです。
これは思い切り偏見なのですが、世の中の大多数は根っからの異性愛者であり、漫画やアニメのキャラクターも特筆されてない場合そうであると思って読んでいます。というよりは私の中ではそもそも大前提にあるので、思いすらしていないです。
いっぽう腐女子の方は1つの作品に1組のみならず複数のBLカップリングを見出す方が多いように見受けられます。これは同性愛の素質が元からあったキャラがその漫画のメインキャラに何人もいるということなんでしょうか?仮にそれぞれのカップリングが別世界線としても素質持ちが2人はいることになります。それも主役や準主役としてです(マイナーカプの方は強く生きてください)。なんとなく変な感じがします。
「本当にそれをBLでやる必要があるのか?」という腐女子は聞き飽きているであろう疑問がどこかよぎってしまうのです。
結局は私に「男同士の恋愛に偏見がある」ということをつらつら書いただけなのかもしれません。
もし腐女子の方がこれを読んでくださったら、腐女子からの男キャラの恋愛対象についてどう見えているのか、その他BLの良さなどお教えいただけると幸いです。
女オタクでやっていないともはやすでに人権を剥奪されかねない、今最も勢いのある、飛ぶ鳥も落とす、泣く子も黙る、超覇権ジャンル、それがツイステッドワンダーランド。
ディズニーにもヴィランズにも枢やなにも興味がなくても、ツイッターのTLに流しそうめんみたいに流れてくるからちょっと興味を持って始めたという人も多いはず。かく言う自分もその口である。
当方、ディズニーは何度かディズニーランドに行ったらくらい。小さな頃は家にディズニー映画のビデオテープがあった。まあ、話題の新作映画が面白そうなら観る。
先日、ディズニーに大変思い入れのある増田のツイステッドワンダーランドアンチ記事が一部で話題になったが、これはディズニーに大して思い入れのない人間のツイステッドワンダーランドアンチ記事である。ツイステッドワンダーランドファンには再び「お気持ち」「お気持ち」とぶっ叩かれガソリンを撒かれ火を放たれるかもしれないが、正直なところ「お気持ち」と腐される程の気持ちもない。
ただ、ファンダムがここまでの規模になると自由に好きなことを呟けるはずのTLでちらりとでもツイステッドワンダーランドに好意的でないことを呟こうものなら火を放たれるので匿名ダイアリーを書き殴る次第である。
理由はただ一つ、自分と同じように「え?これ面白いの?流行ってるけど全くわからん。自分のオタクとしての感性は死んだのか?」と慌てふためきながらトートイトートイ顔がいい〜と周囲に合わせて囀る悲しきオタク達に「君は一人じゃないよ」と手を差し伸べるためである。あと自分が書きたいからかな。書くとスッキリするからね。
以上より、ツイステッドワンダーランドファンの閲覧は推奨しない。と、記していても読む人は読むのだろう。
そもそも自分はソーシャルゲームもノベルゲームもほとんどしないので、毎日ログインしないとならないのが面倒くさいとか露骨なガチャ誘導が鼻につくとか文字送りがダルいとか細々としたソシャゲノベルゲー文化への違和感があるのだが、そんなところをあげつらうとキリがないので(1)ゲーム性(2)世界観(3)ストーリーの3つに絞って扱き下ろしていく。
(1)ゲーム性
擁護する隙もなくクソである。これはファンでさえ異論がないと思う。
このゲームがゲーム性を発揮する点は、バトル、リズミック、ノベル内の選択肢であるがどれも「ゲーム」と呼ぶにはお粗末な出来である。
バトルはガチャで集めたキャラクターをレベル上げして数字をぶつけ合うだけで、ほぼじゃんけんである。金と時間のある人間が圧倒的に有利なじゃんけんである。これ以上言及することは特にない。そもそもこのバトルはオートでとばすことが出来るのでゲーム的に重視されていないのだろう。
リズミックは、いわゆる音ゲー要素だが、まず音楽とノーツのタイミングがあっていない。この音ゲーを作った人間には致命的にリズム感が欠けている。ノーツが増えると動作が重くなって画面の動きがガタガタになるのでタイミングも合わない。
耳で聞いてリズムを合わせることも、目で見てノーツをタップすることも出来ない。
先日、リズミックでアイテムを集めるイベントが開催されたらしいが、一回もタップせずに画面を眺めているだけでクリアできるらしい。これは不確かな情報なので「こういう噂がある」と記すに留める。
最後にノベル内の選択肢であるが、これが一向にストーリーに影響している気がしない。しっかりと検証したわけではないが、どの選択肢を選んでも話相手のキャラクターの反応は変わらない。
なぜ選択肢が設定されているか分からない。ストーリーをオートで流していると選択肢のたびに止まるからやめてくれ、とさえ自分は思った。
(2)世界観
ゲーム性がクソであることはファンもアンチも異論はないと思われるが、このあたりから意見は分かれるかもしれない。
このゲームの世界観は、基本的にハリーポッターである。これはファンも「ツイステッドワンダーランドは治安の悪いホグワーツ」「ハリーポッターが好きな人はツイステッドワンダーランドをやって!」と放言しているので共通認識としていいだろう。
パクリだ、とは言わない。全寮制の名門校、特殊な入学許可、特色ある複数の寮、マジックアイテムによる組分け、動く肖像画、住み着くゴースト、魔法史、魔法薬学、錬金術――ハリーポッターが後世の魔法学園モノに与えた影響が絶大だというだけの話である。トールキンの指輪物語以降世界中の洋風ファンタジーが様変わりし、十二国記以降国内の中華風ファンタジーへの敷居は低くなった。我々は確実にアフターハリーポッターの世界を生きている。
だが、それを架空の世界の架空の学校の設定にそのまま持ってくるのは浅はかであるとは思う。ナイトレイブンカレッジはイギリスにあるのか?
そもそも生徒は多くの国から集められているようだが、その場合のナイトレイブンカレッジの立ち位置が分からない。公立ならば他国からの生徒は留学生なのか?私立ならばスラム出身などの裕福でなさそうな生徒は学費をどのように工面しているのだろう。奨学金のある世界なのか?あったとしてそれまでろくに教育を受けていなそうなスラム出身の生徒を迎える体制は整っているのか?
世界中から優秀な魔法使いの卵を集めているなら、ナイトレイブンカレッジの政治的な立場はかなり微妙になる。ナイトレイブンカレッジはどの国に所属しているのか。卒業生の進路はどうなるのか。他国の、王族でも金持ちでも何でもない生徒は国に帰ることができるのだろうか。
というか、生徒の出身地一覧も○○の国があったかと思えば✕✕の村との表記があったりして一貫していない。国と村を併記するのはどうなんだ、という疑問もあるがこの際置いておく。便宜上、国と称しているだけで連合体なのだろうか。それこそイギリスみたいに。
登場キャラクターが「そんな奴ツイステッドワンダーランド中どこを探してもいないよ」というセリフを口にするシーンがあるので、ツイステッドワンダーランドは国名か大陸名であるらしい。
気になるところは多々あるのでこのへんにしておくが、世界観については今の所ガバガバだなぁという印象しかない。
みんなハリーポッターの前知識があるからうっすらとこんな感じかなーと隙間を埋めているにすぎない。
せっかくディズニーの世界観を借りているのに、登場人物が全員白人風イケメンなのも個人的にはがっかりポイントである。そのへんは好みなので追及しないが。
日本国内だから好みの話で終わっているが、海外展開は難しいかもしれない。
(3)ストーリー
ここが一番ファンとアンチで意見が割れるだろう。アプリのレビューには「ゲーム性はイマイチだけどストーリー、キャラクターは最高です!」という意見が散見される。
個人的には「嘘だろ」と思っている。というか世界観がガバガバなのだからそれに付随するストーリーもガバガバになるのは致し方あるまい。
1章は毒親に抑圧されていた少年寮長が周囲を同じように抑圧していたが、反旗を翻され逆ギレ大暴れというストーリーである。個人的に特筆すべき点はない。
他の生徒の命を危険に晒したのに特にお咎め無しなことにはずっこけた。退学とまでは行かずとも、寮長は辞めたほうがいい。失敗は誰にでもあるが、それを指摘され顔を真っ赤にして奇声をあげキレ散らかし周囲の人間を殺そうとする者に責任ある立場を任せてはいけない。危険すぎる。
ストーリーとしては可もなく不可もなく、個人的には退屈だが、まあ凡といったところではないかと思う。好きな人は好きだろう。
2章は王家の不貞腐れた次男坊がスポーツ大会で不正をしようとするが露見し、逆ギレ大暴れというストーリーである。1話と変わらない?そのとおりである。
この次男坊はライオンキングのスカーがモデルと思われる。今もはや懐かしさすら感じる二言目にはメンドクセーダリーを口にする典型的な「本気出せばやれるんだぜ?」キャラである。その時点で薄ら寒いがそのへんは個人の好みだ。
スカー同様王弟の地位に満足しておらず虎視眈々と王の地位を狙っている……かと思えばそうでもない。どうせ俺は王になれないんだと腐り、憎い親の金で学校を二留している。やることと言ったら温室でのサボりか校内スポーツ大会のライバル選手を襲うこと。ショボすぎて泣けてくる。それも露見したら「あーだりーこんなの本気じゃねーしおまえらが勝手にやったんだろ」と不貞腐れるダサさ。おまけに憎いはずの兄の息子には懐かれていてタジタジである。意味わからん。
スカーをモデルにしているならば、兄も甥も手にかける覚悟のある男であってほしかった。
と、ここまでやって自分はこれ以上進めることを諦めた。ストーリー、うっすーーーー。ふつーにつまらん。
どこが駄目とか、ここが駄目とかじゃなくてシンプルに退屈。なんかどっかで見たことあるストーリー(有名なディズニー映画を下敷きにしているから当たり前か?)に00年代女オタク向けの謎の風味付けがされている。10代の子には新鮮かもしれないが、古のオタクは己の痛々しい過去を思い出して体中の穴から血が流れる。
トイレの鏡で前髪をM字にかため、上目遣い(本人は睨んでいるつもり)で「咬み殺すよ……?」「俺を怒らせたら怖いよ?」とドスをきかせる女オタクが跋扈した時代があったのである。歴史は繰り返すのだろうか。
これから髪にメッシュを入れ「締め殺すよ……?」とピチピチするいきのいい女オタクが現れるだろうか。すでに現れているかもしれない。自分はそれを優しく見守ることができるであろうか。
最後に
タイトルは「人気が分からない」としたが、まあなんとなく人気の理由は分かる。はからずもタイトルが釣りになってしまった。
二次創作の場が大きくSNSに移行している昨今「バズる作品」に求められるのは綿密な世界観でも繊細なストーリーテリングでもない。「みんなが知っていること」「みんなで盛り上がれること」だ。
そういう意味でディズニーという大看板と枢やなという大先生のチョイスは大成功をおさめている。
あとは妄想力たくましいオタクがガバガバ世界観もガバガバストーリーも好きなように埋めてくれる。
我々のようなまずは原作ありき、原作を骨の髄までしゃぶるオタクはすでにオールドタイプなのである。老兵は何も言わずにただ消えゆくしかない。
私は、日本には女性差別があると思うし、夫婦別姓は認められるべきだと思うし、あらゆる性犯罪はこの世からなくなればいいと思うし、ある程度自由な格好で働けるほうがいいと思うし、過度に性的な広告は見る人が限定されるコンテンツのみに使われるのが正しいと思うけれど、フェミニストは苦手だ。
厳密に言うと、ネット上(特にTwitter上)にいるフェミニストが苦手だ。
考えには賛成なのだ。
現に私だって、女だからという理由で来客用のお茶を用意されられるのだとか、営業の女性はヒールを履くべきという暗黙のルールだとか、駅でぶつかってくるおじさんだとか、有名人のセクハラ報道だとかには心底うんざりしている。
だから、最初にフェミニズムを知ったときは自分のモヤモヤした気持ちを言語化してくれるものだと思ったし(これは今でも思っている)、フェミニストとして活動している人々から色々吸収したいと思った。
でも、いざフェミニストとして発信しているアカウントのTwitterを訪れてみると、そこはフェミニストとアンチフェミニストとミサンドリストとミソジニストが跳梁跋扈する地獄だった。
最初こそ、「皆、女性差別と戦ってるんだ!」と思ってたけど、だんだんフェミアカウントの発言の方にもモヤモヤするようになってしまった。
アンチと無益な舌戦を繰り広げ、たまにある正当な反論に対しトーンポリシングだとリプライし、同じ内容の発言でも女性が言えば称賛し男性が言えば批判する。そしてほぼ全員が安倍政権を叩いている。
そして「#検察庁法改正案に抗議します」をみんなが呟いていたのを見て、全フェミアカウントのフォローを解除した。
検察庁法改正案に賛成している訳ではない。安倍政権を手放しで支持している訳でもない。
ただ、フェミニズムとは直接関係がない政策に全員が全員反対しているのが気持ち悪く感じてしまったのだ。
検察庁法改正案については、反対派が多かったが、問題ない法案だと言う声も一定数あった。でも、私がフォローしていたフェミアカウントは全員反対していた。50人近くが、だ。
小中学生のころ、クラスの少し目立つ子の意見にクラスの全女子が乗っかっていたのを思い出した。あの頃は私も浮くのが嫌だと思って乗っかっていた。
今考えると、Twitterで情報を得ようとしていたのが間違いだったのだと思う。本当にフェミニズムを学ぼうと思ったら、書籍等から入るべきだったのだ。
今、いくつかフェミニズム関連の本を読んでいるが、自分の考え方が整理されるのを実感している。
しかし、考えが整理されたところで、発信しようとするとまた同じ道を辿りそうな気がするのだ。発信なんかしないほうがいいのだろうか。
遠回りになるが経済をよくする以外に答えはないと思うよ。
不景気だと労働需要と労働供給で労働需要が少なくなる。すると労働者の立場が弱くなる。
景気が良くて労働需要が高い時に、労働者をゴミみたいに扱っていれば、ほかのところに転職されて自分の商売はつぶれてしまう。だから労働者を大切に扱う。扱いづらい人間も何とか使えるように工夫する。
すると労働需要がやや高めの時に、人手不足倒産を恐れて待遇や給料が上がる。
いかんせん日本は30年デフレを続けていたから悪い。特に新自由主義で不景気を続けたのが悪い。
安部の時にリフレで少し人手不足倒産が起こり始めてブラック企業が淘汰され始めたが、消費税増税でダメにした。
安部の次も「何か経済と関係ない問題で政府や誰か敵を叩いていれば政権を奪える」って連中が跋扈するが、経済をきちんと上げる奴を選び、労働需要を高くしてこそKKOは救われる。
世に跋扈するアニメの多くは、その製作の全てを一つの会社が行っているわけではない。
クレジットを見れば誰にだって分かる(俺は一度もマトモに見たことはないが)。
声優だって他社の事務所からやってくるし、自社で仕事をしているスタッフさえ一時的に契約している者が多い。
その内訳を見ると、実際にスタジオが携わった作業は半分以下ってこともある。
餅は餅屋というわけだ。
だが当然、餅屋だって暇じゃない。
美味しい餅を大量に作ってもらうには相応の人手がいるし、お金と時間だって必要だ。
外注が当たり前の彼らにとって、それは未知数の試みだった。
暗雲立ち込める中、平均台の上を自転車で走り続ける必要がある。
アニメの製作は、その気になれば細かく作業を分担させるが、それだけ人手もいる。
支障が起きないよう、ホウレンソウも徹底しなければならない。
そんなことを悠長にやって、作業を止める余裕なんて残っていなかった。
「そこに置いとけ。先に2話の絵コンテを終わらせたい。あとオレが描いた奴は出来てるから持ってけ」
「早いですね」
「急いでるだけじゃい」
監督が出来そうなことはほとんど一人でやり、少しでも手が空けば他のことまでやった。
“やれることはやろう”と言ったのは嘘ではなく、自らが体現し、主導で行ったんだ。
それを物理的に可能にするため、必要そうな工程まで削るなんてこともあった。
「そういえば、脚本はどこです?」
「ねえよ、そんなもん。ストーリーは絵コンテの段階で考えるんだよ」
「原画マンあがりのオレに、そんなもん求めんな。それに脚本なんて書いてる時間はねえよ」