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2022-11-16

anond:20221116141512

割りと単純な話

寒いと密閉空間作りたくなるのが人間のサガなので

コロナの天下になる

本日スマホ全部忘れる増田朱眞ル玲スワ奉膳帆マス津人保(回文

おはようございます

今日全部携帯スマホを家に忘れて来ちゃいました!

シムの入っていないスマホだけはあるけど、

かろうじてそれで今日は生きるわ。

でも全く携帯スマホを忘れても支障ないところがいいわね。

何も困らないけど唯一、

ログイン認証の時に手からから揚げを出しながら二段ジャンプするとき必要なので、

今日はそう言った不意のログアウトしてログインして

ヤシの木を探すゲームをするのには遭遇したくないわね。

困るのはこれだけかしら?

あとはヤシの木だけど、

これ正解!ってあなた画像選び認証言ってるけど

それソテツだかんね!ってもはや突っ込みどころ満載で正解の画像選びが超絶難しい、

横断歩道を探せ!とか

バスを探せ!とか

あの突然出てくる画像認証というかあのクイズ

この車は日本で言うとバスなのかしら?な海外ではバスかも知れないけど。

そう思いながら今日は全部スマホ忘れちゃってるので、

しくよろです。

そんでさー、

こないだ出掛けるときにお財布忘れちゃっててこれどうしようかな?ってパスとか入ってんのに!でも戻っておにぎり握り結び直している時間がないっ!ってぐらい家に戻るのも億劫で、

どうしたものかと思ったけど、

腕時計に入ってるスイカとアイディーで今日は戦うわ!って

案外財布自体なくてももはや暮らしていけることを発見してしまったわ。

となるとさー

スマホ忘れちゃってても困らない現実世界の中

スマホで何やってるの?って感じになるじゃない

もはや情報摂取するデバイスとしての役目の機能目的しかなくて

私たちラーメン屋さんでラーメンを食べているのではなくて情報を食べているんだよ!って

美味しんぼ山岡さんがそんなこと言ってるような気がするぐらい、

明日たここに来て下さい!本当の情報を食べさせてやりますよ!って

情報再生する端末なのよね。

でも

時計かにそういうの入ってるから

かろうじて世の中には存在していることとしていけるけど、

それこそいろいろと機能の入ったそういう腕時計スマートに家に忘れちゃう

もはや不便極まりまくりまくりすてぃーな

結構そうなると終わった感があるわよね。

さすがに何も電子デバイスを持たずに丸腰で世の中やドコモショップに行くバックアップなしの母親のようにだと

電車にも乗れないから、

丸腰のまま外に出るってことはないわよね。

車だと一回そう言うことがあって

カローラIIに乗って買物に行ったけど財布を忘れてそのままドライブな陽気なパフィーの歌をカニ食べたい曲だと思ったら「アジアの純真」だったってぐらい!

かに!ってことよね。

今だとかろうじてスマート腕時計クレジットカード入ってっから

カローラIIに乗って買い物に出掛けても財布を忘れていても

そのままドライブで今度は「渚にまつわるエトセトラ」をお気に入りエフエム局にリクエストして採用されるまでってわけにはいかないので便利だわ。

ゴルゴサーティーンの依頼を頼むときの回りくどいやり方だと

同じ番組で同じ局が何度もリクエストされて採用される不自然なっちゃうぐらいだから

まあスマート時計があったらスヌーズ知らずで朝も起きられるもんってものよ。

それぐらい便利!

もう私スマホとか財布とか全部忘れちゃっても

アジアの純真を間違ってリクエストしない

渚にまつわるエトセトラだってことを覚えておけるわ。

世の中そんなものよね。

うふふ。


今日朝ご飯

彩り野菜サンドイッチよ。

野菜も私食べるのよちゃんと。

発表していないだけよ。

今の時期のシーズンはベーナーで美味しく鍋で野菜も摂れるしね!

トマトって貴重なので、

サンドイッチから摂取よ。

デトックスウォーター

緑茶ホッツウォーラーね。

急須すら出すのがめんどくだったので、

例の出汁パックに緑茶お茶っ葉を入れて

ホッツウォーラー投入で

後片付けも簡単ホッツ緑茶ウォーラーね。

寒いので温活で温めて目覚めよ


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2022-11-15

ここのところ動悸するし不安感強いし自律神経めちゃくちゃ調子悪いな、寒いいかなって思ってたんだけど

これ、最近マインスイーパーにハマって「2分ちょっと息止めて超集中」を数時間続けていたせいだ。ちょっと気合い入れて深呼吸してみたら恐怖感取れた。呼吸大事だな

マインスイーパじゃない暇つぶしを探すとして、ゆったり呼吸しつつ集中できるパズル何かないかな。

集中すると息止まっちゃう体質だから、難しいな

2022-11-14

コロナ後の初通勤がとてもいやだ

明日から常勤務なんだけどすごく心が重い。

先週月曜日に変な咳が妙に出てだるくて痰が出てたんだけど朝一で平熱だったから通常に勤務、午後からダルさが半端なくて体温は買ったら38.5℃で電話して通院して即陽性で1週間。

最初の3日は38℃台から下がらないしひたすら寒いいくら水分入れても出てこないし汗かかないし眠れないので大変だーって思ってたけど4日目の朝に汗だくになってすーっと体温下がった。

で、そのあとは健康のもので家の生活楽しんでいた。っていうか通常だとできなかった部屋の掃除とか、寝具の洗濯とかくっそやった。

正直飽きてきたか仕事場行きたい気持ちもわいてきたけど、よくよく考えたら来週締め切りのでかい案件抱えていたのを思い出した。

めんどくせー。

しかワクチン3回打っててこれなので打ってなかったらどうなってたのか。心配になってしまうけれど軽症もいいとこなんだろうな。

めんどくせー。心を無にしてがんばる。

今日寒い

風がぴゅーぴゅー吹いている。

冬の足音だね。

こたつ出そうかな。

2022-11-13

些細なことで死にたくなる時まとめ

概要

私は、些細なことで死にたくなって、死にたくなるなら何もしないほうがいいと逃げる行動を繰り返していた。

毎回そうして逃げていては疲弊してしまうので、どのような些細なことで死にたくなるのかまとめてみた。

さらに、逃げたことに対する罪悪感から、当時の記憶忘却の彼方に送る現象確認した。これが同じ失敗を繰り返す要因の一つであるかと示唆される。

月日が経つにつれ活動エネルギーが溜まっていくが、考えなしに働いてもすぐにつまずいて病むことから対策を立てて動くことが重要である

結果

私が死にたくなる些細なことは以下の通りです。

  1. ケアレスミスをした時、指摘された時
  2. 上記に合わせて、「そういうところやぞ」等、追い打ちをかけられた時
  3. 過去の失敗がフラッシュバックした時
  4. ずる休みした時
  5. 寝起き、風呂に入っている時、寒い時(闇モードに限る)

考察

私の死にたくなる感情は実際に死にたいものでなく、≒消えたいに近い。

がむしゃらに仕事を探せば働けそうであるが、無策に働いても無駄に傷を増やす気がしてならない。

病むのはなるべく控えたいので、自分に合った仕事がしたいものである

2022-11-12

anond:20221112192839

JR東北の方に、手動で開閉する電車があります(防寒対策のため)

電車の停車中に、他のお客様がおられないのを確認し、閉まるボタンを押して挟まって下さい。

特に待ち合わせをしている電車なら、迷惑にならないです。

下記のURLがその扉です。寒い時期にJR東北に乗りましょう。お待ちしております

https://www.jr-odekake.net/railroad/service/semi-automatic-door.html

人の言葉じりを揚げ足取って「オッサン臭い」だの「年寄りすぎて寒い」だの言う奴いるけど

いうほどてめぇも若くないだろ?

先週寒い中に花火を見に行ってから1週間ずっと体調が悪かった。

まともに風呂にも入れない状態が続いてる。

部屋もぐちゃぐちゃだし食べるものあんまり健康的じゃないものばかり食べてしまっている。良くない。

2022-11-11

チェンソーマンの作者がアカウント凍結された件

もう耳の早いみんなは知ってるようで記事の方にも10:58の時点でブックマーク付いてる。

平日の11:00前後ネットニュース見てたんかのこの人たち。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.itmedia.co.jp/news/articles/2211/11/news088.html

まあそんなことはどうでもいいんだけど。

コレ本当に解除されるんですかね?対応していたと思われるTwitterJapanの従業員は全員解雇されてるのに。

https://twitter.com/SHIHEILIN/status/1590854706804719616

ツイートの内容見る限りだともう解除間近って感じだけど(じゃなきゃ「Twitter社様 何卒よろしくお願いします❗️」なんてお寒い茶番劇みたいなコトしないでしょ)、TwitterJapanの従業員いなくてもそんなに早々に凍結解除なんかできるんかね。

まあ、多分TwitterJapanは翻訳して本社連絡するぐらいしか仕事してなかった可能性もあるけどさ

2022-11-10

飼っていた猫が死んだ

ある日突然腰が立たなくなり、それから二週間と経たずに逝ってしまった

こたつの中で眠ることが多くなり、肉もどんどん落ちていった

夜中に腰を引きずってフラフラ寒いところに行くようになり、心配になって家族総出の交代制で見守っていた

その日の朝、仕事に行こうと声をかけると這い出るようにこたつから出てきて倒れた

心臓マッサージをし、家族全員で呼びかけて一度は蘇生した

が、結局一時間と経たずに痙攣が来て、そのまま逝ってしまった

蘇生したとき家族全員の顔を眺めてから逝けたのは救いだったと思いたい

家族喧嘩していると仲裁に割って入るような優しい猫だった

結局仕事休み、翌日、ペット葬儀屋に依頼して火葬場でおくった

点火のスイッチ自分が押した

翌日出社し、何事もなかったように仕事をし、帰った

帰り道、運転する車の中でもう家に帰っても猫は居ないと考え、運転しながらひとりで号泣した

これから(11月〜)の北海道観光について

コロナのことは置いておいて過去の知見をここに残しておきます。またコロナ落ち着いたら再投稿するためにも今書いておきます

1.北海道は非常に広いので2つ以上の都市めぐりたいなら一日の半分は移動に費やされることを頭に入れてください。例えば札幌函館なら、

札幌(新千歳空港)着→札幌観光→一泊して起きたら4時間弱移動→夕方に着いて夜にかけての函館観光

一泊して札幌(新千歳空港)へ4時間弱で帰るということになります。二泊三日で2都市ですね。でもツアー旅行と同じくらいの忙しさになりますしかしこのくらい目まぐるしいのも楽しくていいかもとも思います

2.11月から寒いです。本州から来るなら薄手ダウンかアウドアブランドの上着が最低条件で、ヒートテック下着必須です。屋外が寒く屋内は暖かいようにされているので上一枚脱いだらある程度涼しくなるようにしておくと快適です。居酒屋ついたら脱ぐみたいな。下半身はそれなりの厚さのあるボトムを履いてください。薄いボトムで長時間歩くと骨が寒くて痛くなります下半身はかなり大切です。靴下は長いものにして靴は暖かいある程度厚めのものを選びましょう。女性タイツの上に靴下一枚はくとかなり違います

3.雪についてですが大体11月中旬から降り始めて12月車道歩道が雪に覆われます12月後半は踏み固められ凍結した部分がかなり多くなりますスニーカーは最も滑りやすく、登山靴チックな靴でないと道民以外はまともに歩けません。ある程度底のごついブーツで来てください。北海道で雪が降ったあとにコンバースで歩く人は道民はいません。グリップかきく靴なら札幌繁華街を移動するスピードがかなり上がります女性の方はローリーズファームやレプシィムで売っているヒールのあるレザーショートブーツおすすめです。かかとで硬い雪を削って踏ん張れるので下手したら登山靴より歩きやすいかも。

4.雪まつりについて

インフルエンザの温床です。でも相当楽しいです。おすすめしたいのですができないのが辛いです

札幌市の大通公園のもの一般的です。巨大で精巧雪像が飽きるほど作られます企業市民が作るのもあれば自衛隊が作るのもあるし、カナダ北欧まさかハワイの方がつくる雪像もあります飲食屋台は温かいものほとんどですが提供されて一分後には口内体温より低くなります。なので限界まで楽しんだら予約した居酒屋に飛び込んで暖を取りましょう。飽きてくるととたんに寒くなるのは道民もそうです。

5.11月から食べ物おすすめ北海道ポイント

ホッケが美味しくなります居酒屋でたのんでください。じゃがバタてきなお芋料理全然違います。芋は全然違うと思う。観光者向けの居酒屋でもこれだけは同じです。とりあえずホッケはたべろ!

次に北海道回転寿司の話。なごやか亭、トリトンという2大巨頭回転寿司が回らないお寿司より美味しいのでぜひ行くべき。駅前にないかちょっとタクシー使うかも。高いネタもそれなりに食べて一人3500円くらいです。函館朝市もいいけど色んな種類のお魚食べるならこういう回転寿司のほうが満足度高いです。

でもウニ決め打ち、イクラ決め打ちなら函館朝市の海鮮丼屋さんで頼むべきですね。まじで満たされる。

味噌バタコーンのいわゆる札幌味噌ラーメンは期待しすぎないでください。そんなに美味しくはないような…まあバター美味しい地域なのでそれを楽しむのも一興なのかなあ。札幌で人気のあるラーメン店味噌味にバターもコーンものせません。

すみれ純連系列は美味しい味噌ラーメンです。

私は味噌ラーメンというよりはえそば一幻というラーメン屋さんを推します。あとは旭川系列山頭火とか。

6.景色

雪に覆われるとどこもおんなじです。山は違うのかもしれないけど、雪山登山なんておっかなくてよっぽど好きな人以外はやりません。

北海道らしい美しい景色をみたいなら、7月十勝に来てください。レンタカー借りてドライブするだけで楽しいですよ。そのためだけにバイカーが十勝に押し寄せるくらいです。

本州にはどこまでも平らな土地ってあんまりないですけど北海道にはあります。豊かに繁ってる平らな土地っていいですよ。

以上です!

現在北海道過去やばいので、今は来ないでくださいね来年落ち着いたら来てください。

2022-11-09

無職アラサー、鬱っぽい。

最近寒くなってほんとにしんどい。ずっと寒い。部屋を暖かくしても、毛布をかぶっても、着込んでもなんかずっと寒い微熱はよく出るけど熱はない。自律神経がおかしくなってるかもしれない。

お金はないことはないので、とりあえず「これを食べたら元気が出るかもしれないな」と思うものを食べてみたりしてる。肉とか魚とかラーメンとか。全然元気にならない。美味しいとは思うけど精神回復するほどの何かはない。

旅行にでも行くことを検討したけど予約とか泊まる準備とかそもそもから出ることを考えるととてもしんどくて無理になった。

熱い湯船に浸かってみたりしたけども、のぼせてしんどいだけだった。

運動をしてみようと散歩に出たけど体の怠さと外の寒さが本当にしんどかった。

あとは何したらいいかからない。友達は居ない。

anond:20221109094052

西海岸は海沿いが寒いのが意外だった。オレゴンだと8月でもビーチで焚き火したりするくらい肌寒い日もあった。あれって寒流の影響なんだよね。黒潮と反対の。

他人容姿馬鹿にしてはいけない

俺の家族は揃って露悪的だった。

フィギュアスケート家族で見ていて、テレビ鈴木明子選手が映ると、母さんは「デメキンが出てきたよ」と言った。

それを見て俺や兄弟デメキンと呼んでいた。愛称というよりも蔑みが入っていた。

フィギュアスケートシーズンになると何度も見ていた。鈴木明子は毎回出ていた。

もう分別がついていたはずの俺も、家族に交じってデメキンと呼んで馬鹿にしていた。最悪な冬だった。

-

冬は別の意味でも最悪だった。

当時の俺は中学校いじめられていた。

小学校からずっといじめられていたが、中学になっていじめはより苛烈になった。

田舎学校で、スマホも出る前で、娯楽なんてものテレビしかなかった。

学校という小さな社会の中で、出ることも許されない俺は耐えるしかなかった。

俺の荷物が捨てられたり、鼻をかんだティッシュを机の上に置かれたり、

俺がどこのトイレでシコっただの意味不明な噂を流されて、そこのトイレネームトイレになった。

ある年の冬に、露悪的な連中が俺の暴行事件でっち上げて、先生に呼び出されたこともあった。

俺が反論すると、先生は「火のない所に煙は立たない」とか「どっちもどっち」とか言っていた。

そういう冬だった。

-

家でフィギュアを見て、鈴木明子容姿をなじることで、鬱屈とした気持ちを晴らそうとしたのかもしれない。

俺は家で気持ちよくなっていた。母さんや兄弟もそうだったかもしれない。

インキャな俺は人の容姿をあげつらうためのボキャブラリーを持っていなかったが、

目がでかい人に向けて言う「デメキン」だけは備えていた。

これが唯一の武器だった。

この冬に学校女子に絡まれた。

俺のことを気持ちわるがって関わろうとしない女子たちが、

俺にしかできないことを頼みに俺のところへ来た。

お願いする立場でありながら、全員が俺のことを小馬鹿にしていた。

頼みを断れば何をされるか分からない俺は怯えていた。

結局俺は頼みを聞いたのだが、聞いた瞬間に棟梁格の女から信じられないことを言われた。

「○○が出来るからって調子乗んなよ」

まわりも「そうだ」と言わんばかりで俺を見てくる。

その中に、ひときわ目の大きい女がいた。

俺はその女をあまり認知していなかったが、

その女も周りと一緒になって、ツンケンした態度で俺を見ていた。

棟梁格の女がそのまま引っ込むと、周囲の女も散らばりはじめたが、

目の大きい女は最後まで残された。

俺は何を思ったのか、あるいはやり返したい一心で「デメキンがよ」と言った。

女は泣き出した。散った女たちが戻ってくる。

女たちがデメキンを慰める。理由を聞くまでもなく女たちは俺を睨みつける。

女の誰かが先生を呼びに行った。俺は先生連行された。

この件は10:0で俺が悪いことになった。俺は中学校に行かなくなった。

-

俺は個別塾で勉強して、知り合いが誰も来ないような遠くの高校受験した。

家は裕福ではなかったが、同情した親が頑張って働いてくれた。

高校人間関係リセットする最良の場所だった。

背伸びをして交友関係を広げた。すんなり輪に入ることができた。

なぜ中学あんなにいじめられたのかがよく分からなくなった。

いじめはされる側も原因があるとよく言われるが、俺に過失があったとはどうしても思えない。

高校でたくさん遊んで、髪を染めて、モリモリ勉強した。

俺は都心の、まあまあ自慢できるくらいの大学に入ることができた。

-

大学では遊んでいるほうだった。

不埒サークルに入って、不埒人間関係を築いた。

悪い先輩についていって、大人の遊び方をいくつか覚えた。

女のいなし方も覚えた。実践を重ねて身に着けた。

なんとなく付き合って、なんとなく別れることを繰り返した。

セフレ複数人抱えたり、女を泣かせたりもした。

こんなところに出てくる中学同級生は、どれだけいただろうか。

俺は悪い優越感に浸っていた。風の噂だと、そのころに中学の連中はポコポコ結婚していた。

こんな早く結婚するのは田舎者のすることだと思って馬鹿にした。

-

大学で、いろいろな界隈に首を突っ込んでいたときに、

ある女性と知り合うことになった。

かわいい声、タイプの背丈、服やメイクもいい感じ。

音楽趣味も合うので、たくさん喋った。

この人の目は少し出っ張っていた。

でもそんなことが気にならないくらいの速度で、この人を好きになっていた。

仲良くなりたい。お話したい。

俺はこの人がいる、若干アカデミックな界隈に顔を出す頻度が高くなった。

恰好もおとなしい感じに寄って行った。

チャラいのを経由して落ち着いた男はモテるとよく言うが、実際ちょっとモテた。

俺は調子に乗っていた。このまま行けばこの人は落とせると思った。

でも俺がモジモジしている間に、この人には素敵な彼氏が出来た。

-

少しして、また俺はオラつくようになった。

オラついた界隈で遊び相手を作った。

そこで別の女と知り合い、仲良くなった。

さっきの女と雰囲気が似ていた。俺のタイプはこういう感じになっていた。

目が飛び出ていて素敵だった。

俺がモジモジしていたら、女は俺の友達イチャイチャしはじめた。

あとから聞いた話だと、このころからセフレとも恋人とも言えない関係になっていたらしい。

俺はただ遊びでイチャイチャしているだけだと思ってそれを眺めていた。

眺めながらいつ突撃するかモジモジしていた。

そんなときにほかの女が俺に近づいてきた。

俺はその女を抱きながら、先の女を想像していた。

毎回果てる時は、大体その女が脳裏にあった。

-

俺は大学卒業して、かなり人に自慢できる会社に入った。

俺は俺の経歴に満足している。

麻布競馬場や窓際三等兵がネタで擦りまくってるような経歴だ。

仕事は忙しいが、複数の女と遊ぶくらいの余裕はある。

たまに合コンとまではいかないくらいの、男女混合の食事会に呼ばれる。

港区女子みたいなやつと婚活女子みたいなやつが混じっている。

事故みたいなフリをして体を触ったり触られたりしている。

触られるほうが多いかもしれない。

こんなことで喜んでいる、底の浅い人間として天寿を無駄にしている。

そしてこの集まりとある回で、俺は美しい女と出会った。

ウェーブがかった綺麗な髪、赤くてキッとした唇、

そして一際大きな、宝石のような瞳。

結婚したい。俺のものにしたい。

真面目なお付き合いをしたい。

何も真面目なお付き合いを知らない俺ではない。今回はこの人としたい。

そう思って近づいて、仲良くなってすぐに、

つのまにか二人でホテルにいた。

-

彼女と何回か合っているうちに、俺は何となく察した。

この女には別に本命がいる。

俺は容姿や経歴でピックアップされた、誰かのスペア。誰かの人生バーター

俺に抱かれているときでも、違う男の夢を見ているようで、

俺がどれだけ言い寄っても、もの悲しさをごまかすような顔をしていた。

そして数か月後に、彼女は返信をしなくなった。

本命クンとうまくいっているのか、俺よりマシなスペアを見つけたのか、分からない。

けれども、それでも、と二週間くらい我慢してから、俺は泣いた。

ヤリ部屋みたいな自室に洗濯物が散らばり始めて、

その中心に座り込んだ時に、突然涙が込み上げてきた。

俺に涙を止める力はなかった。

冬の寒い日だった。

-

いま、人生の岐路に立たされている。

素敵な女性と付き合っている。お互いに腰を落ち着けたい感じがある。

このままパワーカップルとしてタワマンに住んで、子供を何人か持つのが、最適な人生だとも思う。

でも彼女は目が出ていない。

このまま彼女結婚して、そのあとに目の出た女性に押されたら、俺はどうする。

不誠実な自分を思って胸がキッとなる。

胸がキッとなるのはこう逡巡するときだけではない。

俺は何人もの、目の出た女性を逃がしてきたが、

毎回反省しても大体同じ結論にたどり着く。

俺は俺がかつて罵った容姿に近い女性を前にして、毎回尻込みしてしまう。

俺は俺がかつて罵った属性相手の横にいる資格があるのか?

俺は俺がかつて罵った時の感情を一生涯一度も相手に向けずにいられるのか?

俺は俺がかつて罵った相手と似た人の近くに居座ろうとする自分を許せるのか?

しかしたらほんの小さい問いかもしれない。

でも俺には前科がある。

テレビの前で無邪気に無辜スポーツ選手を罵り、

自衛としていじめに加わったであろう加害性の低い女を泣かせた。

小さい問いを否定させないだけの説得力がある、前科がある。

-

俺はずっとトラウマを抱えている。

帰責性のない女たちへ向けた悪感情が、今の俺にぶっ刺さって苦しめている。

トラウマが原因で尻込みしている節は大いにある。

たとえ男女の出会いは時の運だとしても、そのすべての持ち駒を俺は棄ててしまう自信がある。

それくらい自分に自信がない。

そして今、新しいトラウマとして、

「好みのタイプ女性を一度も自分のものにできなかった」という事実が、

俺に、俺が、植え付けようとしている。

この脆弱性を突かれることがあったときに、

目の出た女性から思わせぶりな態度で来られたときに、

俺は結婚するかもしれないこの女性を、そして生まれてくるかもしれない子供たちを、

幸せにできる自信がない。

-

俺は結婚するべきじゃないかもしれない。

結婚する資格もないかもしれない。

ヤフーニュースを見ていたら、イスラエルスケート指導をする鈴木明子記事があった。

写真を見てため息が出た。美しい。

次に涙が出た。俺はこんなに素敵な女性を罵っていたのか。

選手時代写真を食い入るように見た。

涙がポタポタと出た。少し熱っぽくなるのを感じた。

俺は自分が何をしてしまったのかをようやく理解した。

俺があの時に呪ったのは俺自身だったのだ。

そして俺は自分への自信をすっかり失ってしまった。

-

他人容姿馬鹿にしてはいけない。

容姿の出来についてその人に責任は全くない。

すべての人間が素敵なものをもって生まれてきている。

他人をブスだと思うなら、間違っているのはその感性のほうだ。

必ずだ。

デメキン」の四文字が、俺を磔にしている。

俺はどういうジジイになるんだろう。

グループホームで目の出た女性を罵りながら死ぬのか、

目の出た女性に許しを請いながら死ぬのか、

普通にそのへんで野垂れ死ぬのか、

からない。

藤子F不二雄の「ノスタル爺」のジジイみたいな、

キショい説教を唱えながら、煙たがられながら死ぬのかもしれない。

何でもいい。何でもいいけど、

俺みたいな過ちを、だれもおかさないようになればいい。

そういう呪いを込めながら、ひとりパソコンに向かっている。

既婚者によるホストクラブ体験レポート(長文)

結婚して初めてホストクラブに行ったので、記憶の整理のために書いた。同じ空間にいた人なら一発で誰か分かる内容だが、果たしてあの空間はてな匿名ダイアリーを読む人はいるのだろうか? 

Too Long; Didn't Read.

【忙しい人のために】支払総額10万。閉店後のデート同衾を誘われて逆に萎えた。キスはされたがセックスはしていない。既婚者が行ってはならない場所だと痛感した。

スペック結婚10年目、子なし、レスだが仲は良い、アラフォー田舎在住、普通体型、不美人。性欲はあまりないがときめき欲(?)はある。田舎すぎて職がないのでオンラインで小銭を稼いでいる。

【本文】

ある日東京に行き、用事を済ませた後一人でホストクラブに行った。結婚前は都内在住で、メンズキャバクラ(今は廃れつつある時間ホストクラブ)に1年ほど惰性で通った苦い経験がある。最近ホストクラブホスト個人YouTubeチャンネルSNSアカウントを開設しているので、店に行く前からホストクラブ雰囲気ホスト個人のことを知ることができる。あるチャンネルを通じ某大手グループ所属ホストXを知り、声と顔が好みすぎて会ってみたくなった。配信で「既婚者がお店に行ってもいいですか?」という質問に、「全然OK! 人のものっていいよね」とあしらっていたのも決め手になった。

行く日の夜、インスタのDMで「Xさん初回指名今日お店に入れますか?」と連絡すると、しばらくして「ありがとうございます顔写真付の身分証明書必要なので持ってきてくださいね」という旨の返事。初回指名とは指名するホストを予め決めて初入店すること。普通、初入店時は指名ホストを決めるために1人5~10分くらいでホストが入れ替わり立ち替わりやってきて、これを初回と呼び、1時間3千円〜と安い。初回指名は2回目以降の来店と同じ扱いで、予め指名したホスト接客し、だいたい2万〜。

上品そうに見える服にハイブランドスカーフ金持ちを装った小さい鞄をひっさげ、軍資金として独身時代貯金から15万おろす。店の付近で迷ってしまい、恐怖と緊張が高まる中、なんとか店を見つけてエレベーターで昇り、震える手で店の扉を開ける。YouTubeTikTokで見たままの店内、見たままの美丈夫たちが目に入り、テンションと緊張と恐怖が最大値になる。受付で身分証明書を見せる。コピーはとられなかった(たぶん)。書き物もなし。ホストに呼んでもらう下の名前(偽名可)を聞かれて本名で答えると、若手ホストに席へと案内された。

21時少しすぎに行ったが店内はまだガラガラホストクラブは通常19時開店だが幹部(売り上げの多いホストたちの呼称。毎月売り上げ上位をキープするなど、条件がある)は21時に出勤するところが多く、同伴(出勤前に姫(=客)とデートすること)してから来るためと思われる。

若手ホストメニューを見せてもらう。発泡酒や缶酎ハイは2本セットで2000円。水商売では明記された値段に消費税と、TAXという名目の法外なサービス料約25~45%が加算される。グラスワイン1杯3000円、有名日本酒4合瓶3万円〜、スパークリングワインボトル5万円〜など。すでに高い。この店の場合消費税とTAX入れて支払額は書かれてある値段に×1.5しなければならない。

飲み物を迷っていたら担当指名したホストのこと)となるXが登場。わー! ばり好みの顔! YouTubeでの印象より背が高い! 身体つきが思ったより男らしい! 超好みの顔! いい声! 上品な色味の上等なスーツ! ほのかないい匂い! 感極まって思わず立ち上がりペコペコするキモいムーブかますと「その反応めっちゃ嬉しい!」とリップサービス。並んで座ると膝の先を触れ合わせてくる。既に刺激が強すぎる。

「来てくれて本当にありがとう! SNSとかで『行きます!』って連絡来ても9割来ないからさ〜」といった会話を至近距離でする。顔が近い! すごく目を合わせて会話してくる! カラコンで目がちょっと充血してる! リップが淡いピンクでぷるぷる! マットなお肌! 化粧品または香水のいい匂い! 脳内麻薬が瀑布のように分泌され、体がじんわりと変な風に麻痺してくる感覚に陥る。

担当から店の料金システム説明される。席料は固定であとは飲み物代が加算されるだけ、とのこと。予算は5万円と伝え、とりあえず自分担当白ワイングラス、ヘルプ指名ホスト以外で席につきお喋りしてくれるホスト)に缶酎ハイを注文。時々膝に手を置かれつつ、「どうして俺指名なの?」「YouTubeを見て……」「いつから?」「初めてYouTubeチャンネルができたときから……」「えーすごい! 古参じゃんw」みたいな会話から入るが、一杯目を飲み切らないうちに内勤(ホストをどの席につかせるか等を指示する裏方)に呼ばれていなくなった。

ホストクラブ売れっ子になればなるほど自分以外の指名客(被りと呼ぶ)も来るため、高いお金を払っているのに自分の席についてくれる時間が少なくなるので、席についてもらうためにはより高額の酒を入れなければならない、という鬼畜商売である。高額な酒を入れると、「[ホスト名]の姫様より[酒名]が入りました〜!」と被りを煽るようなクソデカ店内放送が入り、シャンパンコールとなる。

担当がいない間は卓を挟んだ向かいに他のホストヘルプについてくれる。主に若手や新人がついてくれるが、数分だけ幹部もついてくれた。「隣座ってもいい?」と聞かれるも「あなたの姫に悪いか大丈夫です」といい人ぶって断ると「優しいんだね」とにこり。幹部は纏う空気が柔らかく、ドキドキするというより癒される感じがして話しやすく、なるほどこれが売れっ子なのかと思った。

3人くらい新人ホストが入れ代わりヘルプについた。そのうちに他の席も埋まり出し満席になる。他の席に担当がいるのが普通に見えるし声が通ってよく聞こえる。被りの姫がエレベーターに乗るときに肩を組んでいるのがちょっと見えて気になってしまう。姫たちは水商売風の人もそうでなさそうな人もいて年齢は2040代くらいだろうか。可愛い人や綺麗な人ばかりで背筋が伸びる。

新人ヘルプでも会話に困って気まずい、ということはないが、店には他の席の会話を聞かれないために大音量音楽が常に流れており、大声で喋り続けるので喉が枯れてくる。龍角散ダイレクトを持参すればよかったな、とこぼしたら、ヘルプの一人が龍角散のど飴をくれた。いい子~! 

やたら長く感じて正確には分からないがたぶん40分くらいすると担当が戻ってきた。酒が進み、白ワイン2杯目を自分担当に追加。スカーフを巻いてもらうなど戯れあう。この辺りからディタッチがあからさまに増えてゆく。膝に手を置くほかには腕を回したり肩や頭を寄せ合ったりふくらはぎスカート越しに揉むなど。小中高と容姿で虐められていた私のような不美人にもけっこう触れてくるんだなと思ったが、手慣れているというか、勢いがありすぎるというか、誰にでも同じようにやっていそうな雑な感じがした。確かこの辺りでLINEの交換をしたと思う。最新型のiPhoneの画面は少し割れていて、LINEはウケ狙いのような画面で萎えた。非現実的空間現実に引き戻させないでおくれ。

グラスが空いたものの、「そろそろ予算に達しそうだけどどうする?」と言われ、「1、2万なら超えても大丈夫」と答える。赤ワイン担当自分に追加。チェイサーがわりにジャスミン茶も追加。

赤ワインが来たあたりで担当に仕掛けられている感覚があった。抱きつかれたりキスされそうになったり、今後通わせるためか艶めいた色を滲ませるような会話内容になってくる。今日初めて会ったのに早すぎないか? 田舎在住で頻繁には通えないか最初からフルスロットルなのだろうか。「いつ東京出るの?」「明日」「えっ、じゃあ今夜がラストナイトじゃん! そうしたらさ、……店が終わったら、一緒にどこかへ行こうよ」閉店後にホストデートすることをアフターと呼び、これがあの聞きしに勝るアフター……! とちょっと感動。しかし既に23時を回っており、眠気と疲れでそろそろ宿に戻りたかった。けっこう渋ったのだが全く諦めてくれる気配がなかったので「じゃあ[歌舞伎町にある一部に有名なスポット]に行きたい」と言ってアフターを約束した。いま思うとここで無理にでも帰っておけば、よい思い出だけが残っただろう。しかし、店に着くまでの緊張や恐怖、美丈夫たちに囲まれてちやほやされる高揚感、薄暗い店内、馬鹿みたいにうるさい音楽と店内放送、美しい姫たち、昏く煌びやかな装飾、服越しに伝わる担当の体温と質感に飲まれて断れなかった。そのままずるずると奈落の底へ導かれてゆくような心地だった。

赤ワインが空いてラストオーダーの時間が迫ってきて、どうしようか……となり、つい雰囲気に負けて「10万円までなら出せて、それ以上は物理的に無理」と言ってしまう。「じゃあ俺の好きな日本酒頼んでいい!?」と担当の目と纏う空気が突然ぱっと明るくなる。10万円という額は一般人からすると大金だが、ホストクラブにしてみれば雀の涙。そんな額に対してこのぱっと嬉しそうな表情になったのが演技なら、けっこうすごいなと思った。

日本酒の4合瓶が来る。ジャスミン茶を飲み干す。幹部が数分席についてくれたり、日本酒の話などをしたりして2合くらい飲んだあたりでシャンパンコールをする時間になり、天井からスモークが出たり赤や青のライトが点滅したり始める。まぶしい。担当ヘルプコールのために席を外す。私の席の左側には壁があって、その壁を挟んだ反対側でコールしていた。様子は見えなかったが、オールコールホスト全員でコールするレベルのとても高額の酒が入ったようだった。席で一人になり、ここぞとばかりにアイスペールに入った氷をひたすら食べながらコールを聞いていた。酔っているのに頭の中はだいぶ醒めていて、帰りたいなあ、アフター行きたくないなあ、明日何時に起きなきゃ、こんなにボディタッチされるとかえって萎えるな、などと考えていた。内勤が伝票を持ってくる。会計99000円也。ちゃん10万に収まってよかった。バインダー現金10万円を挟んでおく。

シャンパンコールが終わって担当が戻ってきた時には、動いたせいなのかすっかりベロベロで、やたらと抱き着いたり抱き寄せたり私の頬に鼻や唇をつけてきたりする。もはやホストというよりもいい匂いのするばか犬に懐かれているような気分だった。ばか犬に失礼か。ただあまり酒の匂いはせず、抱き着かれるたびにいい香りがした。その秘訣は知りたい。お会計でおつりの千円が返ってくる。

閉店時間が近づいてきて、初めのうちは「余ったお酒持って帰っていい?」と言っていたのが何かスイッチが入ったのか飲み干そうとしていて、ヘルプも呼んで飲ませようとしていたがなかなか減らず、残り一合くらいになったあたりで母校の下校時刻に流れていたのと同じ曲がかかり始めた。ホストクラブでもこういう曲ってかかるんだねと笑いながら、仕方ないのでテキーラを飲むような飲み方で日本酒を片付けた。ごめんよ。担当は私のグラスが空くたびに自分のグラスに入った日本酒そっくり私のグラスに入れることで自分も飲んでいるようなふりをしていた。汚いわんこそばスタイルはやめろ。

閉店時間間際になってやっと飲み干せたので店を出る。「エレベーターの前で待ってて!」と担当に言われて待つ。担当千鳥足で、本当にアフターに行ける状態なんだろうかと不安になる。早く帰りたい。担当が戻ってきて(吐いたのかな?)エレベーターで一緒に降りて外に出る。風が冷たくて寒く、少し酔いが醒める。

歩きながらそれとなくホテルに誘われる。これがあの「初回枕」……! (初めて来店した客とセックスすること)本当にあるんだ! と思いつつ「いや結婚してるから無理」と答える。「えっ、結婚してるんだ! いいなー」「いいだろー、結婚はよいぞ」などと大変ふざけた会話をしつつ担当自販機の水をねだる。アフターは基本的に全額担当持ちである担当も水を飲めばいいのに矜持があるようで、この日見る限り一滴のノンアルコールもとっていなかった(裏では飲んでいたかもしれないが)。歩きながら500mlを飲み干す。ゴミ箱がない。道路が汚い。担当寒い寒いと言って首元に手を突っ込んでくる。冷たい。やめろ。

歌舞伎町にある一部に有名なスポット]に着いて少し戯れたあと、一軒目の居酒屋に入るが色々あってすぐに出る。この時の担当セリフ店員への不満)にドン引きして逃げたくなる。走って振り切れるか? と思ったがヒールだし転ぶかもと思って諦める。歌舞伎町から出てしまうと、25時過ぎという時間のためか新宿の街には本当に誰もいない。担当はとても酔っていて突然大声を出したり歌いだしたりする。人がいなくて本当によかった。「今日最後の日なんでしょ」「旦那さん家なんでしょ」と色々な言い回しで何度もホテルに誘われるので行く気がないことをセリフと態度で示すと「は? うざ」と何度も言われつつ、誰もいないのに妙に明るいビルの中へ入ってゆき妙に大きなエレベーターに乗る。

エレベーターが開いた先はアクアリウムダイニングで、これ見よがしに淫靡雰囲気が漂っていた。かなり広い店内だったが時間時間なためか客は数組しかおらず、わかりやすいかがわしいカップル席に通される。店内はホストクラブよりもやや暗く、蛍光がかった瑠璃色水槽の中で熱帯魚がけだるく泳いでいた。グラスビールを二杯注文する。眠さのピークは越えたが倦怠感がひどく、早く帰らせてくれと心から思った。

担当も意地になっているのかなおも枕に誘ってくるので、そんなに飲んでたら起つものも勃たないだろと思いつつ、なんとか諦めてもらえる話題を……と性病の話などをする。「いや実は昔クラミジアうつされて……(嘘)」「えー、小陰唇見なきゃ信じない。小陰唇見せろ(嘘つくな)」今日初めて会った人間同士でする会話ってこんなだっけ? 結婚前知り合いにレイプされてそのせいか不明だが後日HPV高リスク型と診断された話、その知り合いが肺がんになって死んだ話などをする。意外と否定せず聞いてくれる。梅毒流行っているか絶対に夫以外の人とセックスしたくない、会ってちょっとときめきたかっただけでセックスがしたいわけではない、刺激が強すぎる、もう充分楽しんだからもう帰りたい、ということをひたすら言い続けたら、さすがに担当も嫌になってきたのか目を見ながら「はいはい梅毒梅毒」とか「ガキが」とか言ってくるようになる。一回りくらい年下の男子にガキがと罵られてもかえって滑稽である。それでも抱き寄せられて頭を大きな手で優しく撫でられる。どの客にも同じことをしているんだろうなと思って全く嬉しくなく、もはや触られすぎて全くドキドキもしない。終電前に帰ればよかったな、でもそれだとかえっていい思い出しか残らなくてまた行きたくなってたかもしれないから逆に最悪な場面が見られてよかったかもな、それにしても色々ドン引きだな、こんな接客される被りの姫たちがかわいそうだな、ホストクラブなんぞ二度と行かないな、私みたいな人間が行く場所じゃなかったな、早く終わらないかな、宿に帰って風呂に入りたいな、と色々なことを考えながら撫でるに任せていたらマスクを外されてキスされた。気持ち悪かった。顔と声は本当に好みなのだが、本当に好みでも気持ち悪いと感じたことにほっとした。独身時代だったら、あるいは夫と仲が悪かったら、あるいは自分の性欲がもっとあったら、ここまで行きつく前にすっかりやられて身も心も崩れ爛れ落ちて二度と引き返せないところまで一瞬で行ってしまっていたかもしれない。担当の顔は暗い店内で定かではないが能面のような顔をして笑っていた……ような気がする。

もう行こうか、と担当が言って、ビールを飲み干し(担当はやはり汚いわんこそばスタイル自分ビールを私のグラスに注いでいた)店を出た。そのまま新宿駅のタクシー乗り場まで一緒に歩く。「次いつ東京来るの?」「LINE返信してね」みたいな会話をしたような気もするし、「はーうざ」と言われたような気もするがあまり覚えていない。タクシーに乗る前に最後ハグされたのでハグし返す。酔って匂い全然からない。これでやっと帰れる! と開放感でいっぱいだった。

タクシーの中ですぐLINEブロックし、インスタの捨てアカウントを削除する。部屋に帰った時には27時だった。水を700mlくらい飲み風呂に入ってさっさと寝た。(幸いなことに二日酔いにはならなかった)

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振り返ると、なんだか夢か幻かのような朧気な記憶しかなく、つらつら書いてみたが本当にあったことなのか少し不安になる。写真も撮っていないし、連絡手段も断っている。不美人だし、何十、何百万も使うような客には見えないだろうから色恋営業かけられることもなかろう、楽しく飲んで帰れるだろうと思っていたらこんな目に遭うとは思わなかった(昔通っていたメンズキャバクラ担当とは、艶めいたこともなければアフターや同伴をしたこともなかった、というのもある)。至極当たり前なのだが既婚者が行く場所ではなかった。なお夫への罪悪感は悲しくなるほどない。もしもセックスしていたらあったかもしれない。

次に東京へ行く機会があるとすれば半年以上後なので、物理的に距離を取れる環境でよかった。もしも都内在住だったら、通ってしまっていたかもしれない(逆に、田舎在住で通えないからこそ一度店に行ってみようと思ったのはある)。中村うさぎの著書やネットに転がるホスト体験談ねほりんぱほりんホスト回などは履修済だったが認識が甘すぎたようだ。

担当が酔うまでは、べたべた触りだす前までは、本当に楽しくてドキドキして理想的ホスト遊びだった。あんなにひどい目に遭ったのに、店内でのよい思い出が脳みそのどこかに楔を打ち付けたみたいだった。薬物中毒者気持ちがわかる気がした。もしも万が一、もう一度担当に会いたくなったら、遅めの時間帯に何か大事な予定を入れて早い時間入店するか、財布の中に免許証現金3万円だけ入れて入店して酎ハイだけ頼むか、とにかく自分意志を信じないで行動するしかないと思った。こんなことを考えている時点でもうだめかもしれない。もしもまた店に行くことがあればまたレポートしようと思う。その時は嘲笑ってほしい。そんな日が二度と来ないことを祈っている。

anond:20221108143547

住んだことあるところ

名古屋→夏暑く、冬は風が吹いて割と寒い

徳島→温暖だが冬は想像よりは寒かった。

新潟日本海側。富山と同じ。冬がどんよりして最悪。

三重名古屋と同じく冬の風が強い。

福岡新潟より大分マシだが、やはり日本海側だなあという冬。

長野→夏はやっぱり涼しい。冬は寒いが、晴れるし雪がサラッとしてる。

東京→冬暖かく天気がいい。夏は臨海部なら暑さはまだマシ。

ということで、上記の中では東京が一番いいと個人的には思います。次いで徳島

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住んだことあるところ

名古屋→夏暑く、冬は風が吹いて割と寒い

徳島→温暖だが冬は想像よりは寒かった。

新潟日本海側。富山と同じ。冬がどんよりして最悪。

三重名古屋と同じく冬の風が強い。

福岡新潟より大分マシだが、やはり日本海側だなあという冬。

長野→夏はやっぱり涼しい。冬は寒いが、晴れるし雪がサラッとしてる。

東京→冬暖かく天気がいい。夏は臨海部なら暑さはまだマシ。

ということで、上記の中では東京が一番いいと個人的には思います。次いで徳島

anond:20221108143547

住んだことあるところ

名古屋→夏暑く、冬は風が吹いて割と寒い

徳島→温暖だが冬は想像よりは寒かった。

新潟日本海側。富山と同じ。冬がどんよりして最悪。

三重名古屋と同じく冬の風が強い。

福岡新潟より大分マシだが、やはり日本海側だなあという冬。

長野→夏はやっぱり涼しい。冬は寒いが、晴れるし雪がサラッとしてる。

東京→冬暖かく天気がいい。夏は臨海部なら暑さはまだマシ

ということで、上記の中では東京が一番いいと個人的には思います。次いで徳島

2022-11-08

anond:20221108143547

日本は正直知らんというか無さそう。

海外ではやっぱりカリフォルニアだろうね。

と言っても、日本一般的イメージされるカリフォルニア気候南部のものなので、サンフランシスコ周辺ではなくロサンゼルスサンディエゴの方。

サンフランシスコも夏は気候最高なんだけど秋〜冬は曇りがちで雨も多く普通に寒いのでダメ

年間を通して住みやすオススメ地域ない?(気候的に)

実は俺、三年前に富山県へ転勤になった。

富山は住みやすランキング上位にくるらしい

でも実際には最悪。

年中、天候がドンヨリしている。

ほぼ毎日曇りか雨。

たまーに晴れ。

特に冬の時期は晴れることがほぼ無い

しかもメッチヤ寒い

雪も中途半端に降るから、足元は常にべちゃくちゃ

(冬の立山連邦はめちゃくちゃ綺麗だけどね!)


(・´д`・)はあ引っ越したい


ということで。

年間を通して住みやす場所を教えてくれくれないか

もちろん国内で。

ただ、海外移住する胆力は無いながらも、知りたい欲求はあるので、海外もぜひ教えてほしい

言いにくいことが言えない人たち

職場でね、部下(年上)からの声が上がってこないのね。

別に彼らが俺のこと嫌いでもいいのよ。

でも伝えるべきことは伝えないとダメだよね。

まあ誰がどう見ても100%報告が必要だろって案件は、ほんと必要最低限だけど報告入れてくるのね。

 

でもその他のちょっと言いにくいことについては、

「○○さんから電話がありました。またかけ直すって言ってました。」(どうせ向こうからかけてくるなら報告せんでええやろ)

宅配便届きました」(その辺に置いておけば勝手に気づいて持っていくやろ)

「室温20℃じゃ寒いんでエアコン温度上げました」(快適な職場環境は私の権利!! 誰にも邪魔なんてできない)

本当は「」内のことを報告してほしいのに、()内の彼らの勝手理屈で報告を省くんだよね。

 

場合によってはたしかに報告なしでもええかってこともあるんだけど、

少し別な問題として、言いにくいことを言えない人たちって、ミス隠匿の常習者になりやすいんだよね。

ミスの初動できちんと報告してくれればいいのにミスしたことを言えずに解決にならない解決法で余計にかきまわし、

ほんとどうしようもなくなったところで報告に来る。あるいはクレームが俺の耳に届く。

 

から俺は言いにくいことが言えるように訓練してあげようと、わざと部下には救いの手を差し伸べないこともある。

 

いやごめん

本音言うと年上の部下ってたいてい頭悪くて使い物にならないから嫌いなんだわ。

できるだけ関わりたくない。

冬の朝は寒い上にうるさい

遠くの音が聞こえるので夏には聞こえなかったガキの登下校の声や国道の車の音が聞こえる。

勘弁してほしい。

こたつ出した

寒いからもう出してもいいよね?

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