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2023-05-31

anond:20230531221441

かぐや様の漫画1話切りしたのに、なんで推しの子は90話以上も読んでいるのですか?

かぐや様の時から思ってたけど、私に言わせに赤坂アカ作品って子供ぽいんだよ

アニメ化された頃には作品に冷めてるということがよくあるんだけど、推しの子久々にアプリでまだ読んでなかったところ読んだら、インターネットで全てを分かった気になる人みたいで萎え

一応自分の言ってることは実体験の裏付けがあるようにしてるんだけど、それがあるのか疑わしい推しの子

三田紀房作品にも、ひろゆき落合陽一にも通じることなんだけど

「ざっくりとでいいからズバッと言って欲しい」

「分かった気にさせてくれるコンテンツが好き」

みたいな需要一定数あるのが本当に恐ろしい

推しの子からそういうにおいがプンプンして全然好きになれない。今も昔も

僕の言ってることとか考えてることはそれはそれで偏ってるので、ご指摘やお叱りも受けるのですが…実体験かデータもしくはその両方がある上で言うようにしてるから推しの子は「さもありなん。されど偏見多し」みたいに見えるのよ

言葉選ばないならテレビ嫌いのオタク妄想っぽい

嘘だったとしても本当だったとしても推しの子の、85から89話ぐらいは読むのしんどいわ。

何て言えばいいの?

作者の偏見か、もしくはブラック企業に勤めた人の愚痴か、インターネットでよく書いてあるマスコミ悪口

そういうのをひたすら聞かされてる気分になって不快

単行本半分ぐらいの尺なのに

テレビ面白くなくなってるのは、コンプライアンスのせいだみたいなことを言ってる現場関係者って本当にいるのかね?

なんならコンプライアンステレビが守ってると本当に思ってんのかな?

推しの子インターネットに書いてあるテレビへの偏見を集めて作ってるようにしか見えない。(90話感想

テレビ面白くなくなった分岐点2006年結婚できない男を見ればすぐにわかます

2006年深夜アニメってめちゃくちゃ面白かったんだけど、テレビドラマは80年代90年代から価値観アップデートできてないままずっと来てる。

特にわかりやすターニングポイント2006年

テレビ面白くなくなった。理由はつまりテレビ自身が変化できなかったからです。

その結果、テレビが栄えた年代テレビに出演する人の階級、そういうものを描くことしかできなくなっちゃって「おじさんがおじいさんおばあさんのために、芸をするとこ」

なっちゃったの。

アニメ漫画は常に子供のために解放している。部分と大人のために上に積み上がっていく部分と両方はある。

でもテレビって子供の頃にNHK とか朝のアニメ見た後に1020代に見る番組って深夜アニメ以外なんだよって話になってくる

昔はバラエティお笑い若者向けの番組もあったけど、今は…

92感想

なんかテレビ番組内で原因の究明とかディレクター謝罪とか、そういうのを企画としてやれば面白いんじゃないか?みたいなネタなんだけど…まずテレビが1億パーセントやらんやろ

子供も騙されない。

子供が魂みたいなストーリーに頭かかれてる

マスコミ様、そんな聞き分け良くないよ

マスコミ取材のヤバさで有名な話っていっぱいあるけど、噴火取材をしていて非難している民家を漁ったり、マスコミから町を守るために立ち上がった消防団人達まで後に発生する噴火事故に巻き込まれたりそういう事件があったんですよ

行政警察の言うことも聞かないマスコミ自己批判します?

かぐや様の時から思ってたけど、私に言わせに赤坂アカ作品って子供ぽいんだよ

何が天才達の恋愛頭脳戦だよ?

告白するとかさせるとかそんなこと本気で考えてる天才嫌だよ

そういうテイストギャグ漫画だとして子供っぽいなって思って1話で切ったんです。あれは

2023-05-30

推しの子を一気読みしたらメンタルに来た

原作は積み状態アニメ1話で「お?」と思ったものの2話以降は「うーん?」だったけど7話ラスト見て原作を崩すことにした。本筋に絡みそうにないキャラが突然覚醒するみたいなの大好き。

とはいえ一気に読むと楽しみを無くしそうだし…でちょびちょび読んでたものの、やっぱりアニメの続きが気になって昨日から真面目に読み進めていったら止まらずに最新話まで追いついてしまった。111話以降を無料公開してるジャンプラはよく商売を分かってる。

で。やはりというか予想外にメンタルに来てしまった。

かに面白いのだけど「うおおおおお!!先が気になるうううう!!!!」みたいな熱いやつじゃないのだよな。

キャラクタの心境変化に物凄く振り回されて平衡感覚を失ったような気分。

救いなんて絶対無さそうな展開しか無いのに先を気にさせるのは大した手腕だが、全てが計算され尽くされていて過剰摂取メンタルに重い。

原作の人はかぐや様(のアニメ)でしか知らんけど、こういうのも書けるのはすげぇわ。

2023-05-22

木村花の死の意味は?

木村響子推しの子批判したこと推しの子ファンから罵詈雑言を投げられている。

木村花事件があったのは推しの子原作が発表されたタイミングとほぼ同時期。

プロット事件に合わせて変えたとは考えずらいが参考には間違いなくしているだろう。

ここで問題なのは赤坂アカはこの事件エンタメとして消費するという意思があったのかどうか。

これは否だと思う。

かぐや様然り推しの子然り赤坂アカは人の成長を願う系の作家

この事件を通して、推しの子を通して人が成長して欲しいと願って書いているはず。

なので木村響子から真っ向から批判されたことは赤坂アカにとってはしんどいことなんじゃないかと思う。

が、それよりも推しの子ファンファンネルと化して木村響子攻撃していることに赤坂アカ絶望しているのではないか

赤坂アカ物語を通して衆愚性を説いている。

謝罪している物、燃えているもの攻撃していいと考えている集団思考のなさを嘆いている。

それをコントロールできない演者側の課題も挙げているがそれは本質ではない。

炎上している物が本当に悪い物なのか見定める賢さを得て欲しいと願っているはず。

が、推しの子を見たはずの、今見ているはずのファンが愚と化して木村響子を叩いている。

自分が描いた作品からは一切教訓を得ずにまさにエンタメとして消費し、尚且つ木村響子を叩いている。

絶望するしかないのではないか

木村花の死からなにも学ばす、そして推しの子からも何も学ばす、自分の都合に属さない物は叩き続ける。

そこに正義はあるのか。

2023-05-17

推しの子」の問題点はそこじゃないんだわ

アニメ一話のネタバレありなので、これから一話目を観ようかなと思ってる人は読むな。

じゃあ本題に入る。

一話目でアイが死ぬことに納得できないという投稿を見たんだが、この作品構成にある問題点はそこじゃないよ。

そもそも推しの子において愛にテーマを絞らなかったのは、メタで言えば作風かぐや様とかぶるからだと思ってる。

から一話目でアイが死ぬこと自体には構成的になんの問題もないし、寧ろ新たな作風の萌芽を死によって描いているさえ言える。

問題は「父親は誰か」というミステリー要素を主軸に据えながらも、主人公が”アイの赤ちゃんに転生した”というファンタジー要素を入れてしまたことだ。

これ、聡い人ならすぐに納得するはず。

まりは”ミステリー”といった、ある種”限られた世界”を前提とするものにおいて(推しの子では”現実世界”)、その前提の中に”ファンタジー”が入り込んでしまうとどうなるか?

要は、”なんでもあり”になってしまうのだ。

推しの子最初の突飛な展開(殺され、推しの子に生まれ変わる)によって多くの読者の興味を惹くことには成功したものの、それによって本筋のミステリーおざなりになってしまうことが避けられない、というのが本作品における大きな問題点であると思う。

2023-05-04

2023春アニメ感想をまとめるよ!

各種春アニメを4話ぐらいまで視聴したので、その感想を綴るよ!

アリスギアアイギスExpansion

全然知らないタイトル原作スマホゲーらしい。

事前情報ゼロで見たけど案外面白い

ノリが昭和で頭からっぽにして見れる系。

個人的には好み。あと主人公のアへ顔芸も好き。

ウマ娘 プリティーダービー Road to the Top

ゲームはやったことないけど1期と2期を観ていたので惰性的に視聴。

競馬に疎いので馬のことも史実についても全然知らんけど、それでも面白い

相変わらず作画えぐい。2話目で早くも激アツ展開で、心震えた。山本昌

初見でも楽しめるクオリティはあるので、気になってる人は観ても損はないと思う。山本昌

江戸前エルフ

今期の癒し枠。出勤前に観れば、その日一日頑張れる。

面白いからとにかく観ろ。おすすめ!!

推しの子

今期の超話題作。名前は知っていながらも内容は全然知らないまま視聴。

うーん……確かに面白い…のか?

面白いことには面白い。ただ展開がふらふらしてて、作者の好きなものてんこ盛り感が。

この作者さんならかぐや様のほうが個人的には好き。

・おとなりに銀河

今期の癒し枠その2。

ちゃん可愛いし、ヒロイン可愛い

基本的にはイチャラブなのでノンストレス安心して観れる。

ただ今のところ既視感ある場面が多いので、今後の展開に期待!

・神無き世界カミサマ活動

名前さえも知らなかった作品

なろう系?かと思えば違うらしい。

宗教という概念のない世界”という設定は無理があるように思えたが、

こまけぇーことはいいんだよ!な基本コメディ作品なのでヨシ!

でもその設定をストーリーにうまく落とし込んでる感もアリ。

ただ敵騎士の女体・巨乳化は狙い過ぎで正直蛇足だと思った。

カワイスギクライシス

ネコと和解せよ

機動戦士ガンダム 水星魔女

とんでもなく面白い

正直シナリオだけで見れば、今期の中で頭ひとつ大きく抜け出てる。

二期になってガンダムらしさも濃くなってきていて、とにかく面白い

この作品リアルタイムで観られることに幸せを感じるほど。

ガノタ必見の作品で、初見でも楽しめるはず。

1期を観てない人でも今ならまだ間に合うから、すぐに1期全話観て追いついてでも観るべき作品

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

なんだかんだで面白い

作画も安定してるし、これまでを観てるなら安心してお勧めできる。

相変わらず炭治郎がいい奴で見ていて癒される。

というか根っからの善人が主人公っていうのは逆に新しい気も。

炭治郎はまさしく古き良きジャンプ主人公だと思う。

スキップローファー

原作全然知らんかった。面白いのこれ?

半信半疑で観たけど、むっちゃ面白い!!

なんだろう…空気感…ですかね。学校雰囲気クラス雰囲気

友達になりたての雰囲気。とにかく空気感がいい。

登場人物に悪い人いないので安心して観れるのも好印象。

もっと話題になっていい作品で、もっと売れてもいい作品であるのは間違いない。

マイホームヒーロー

二転三転する展開が速く、スリル連続が特徴的。

しか個人的にはあまり嵌らず、海外ドラマ感が強い印象。

実写でやったほうが面白いかも。

魔法少女マジカデストロイヤーズ

OPED映像話題作品

うーん…観る前は意欲的なアニオリと思って期待したものの……。

評価の難しいアニメ。というか内輪ネタ感が著しい。

オタクいじりのネタも若干滑ってる気も…。

あと世界観の設定がほぼないので何やってるのかよく分からん

それでもオチが気になるので見続けます

山田くんとLv999の恋をする

おもろい。今期の「山田ァ!」枠。

個人的にはダークホースオフ会回はワロタ

癒しコメディ恋愛など各要素のバランスがちょうど良くて心地よく見れる作品

これももっと話題になっていいし、人気が出てもいいと思える作品

・私の百合お仕事です!

声がすごく合ってる作品。あと設定が面白い

可愛い子を演じながら百合を演じる、みたいな感じに

各々のキャラは”演じながら演じている”状態なので階層的なメタがある。

ただの百合もの思ってみるとその奥深さに驚くはず。

これも面白いので一押しです。

2023-04-11

anond:20230411144145

かぐや様の作者が言ってたことが一番すとんと落ちる感じはする

 

漫画実写化は、漫画の連載を100年やっても読まないだろうなっていう遠い層に向けて「かぐや様」を届けてくれる漫画家としては滅茶苦茶有り難く、かゆい所に手が届く文化です。原作を好きで居てくださる方々には、かぐや様がより遠くの人へ届く様に、後押しする感じで応援して欲しいと願っております

 

実写化原作ファンは「買い支えてきた俺たちに対するご褒美」であってほしいと思ってるけど

作っている側は「原作ファン以外の人たち」に向けて作っている。

 

その割に出てくるのが「原作ファンにとっては物足りないけど、新規が見たらよくわからん中途半端ゴミ」ばっかりなのが日本実写化の一番の問題だとは思う。

2023-04-03

鈴木雅之OPかぐや様に合ってるのって

世界観?に寄せに行ってるんじゃなくて鈴木アーティストとしてのあり方というか恋愛とかすれ違いを歌手生命のなかで歌い通してきた生きざま感みたいなものがあって、

その雰囲気かぐや様の世界観部分的に重なるからイイねってなるんだよな。

部分的にというのはあくまかぐや様は秀逸なラブコメであって鈴木の歌そのもの世界観ではなくて、鈴木鈴木でそれまで歌ってきたベースの上にある「自分の歌」を歌っているんだけれど

恋愛に対する気持ちとかすれ違いをどうにかしたいだとかそういったお互いの世界観の重なり合う部分がお互いに寄せて行くんじゃなくて在りのままで反響し合うような相乗効果が出ている。

2023-02-27

もしも掲載雑誌が既知じゃない状態かぐや様と五等分の花嫁さらっと提示されて、さてどっちが青年漫画でどっちが少年漫画か当ててみよと言われたら多分俺は答えられないだろう。

青年漫画かどうかの判断基準少年漫画と比べたときの内容の大人っぽさに据えてみたとしても、どっちの方が大人っぽいか良く分からん。答えを知ってる立場で見るなら確かにかぐや様には時事ネタ政治経済的な文脈での人間の汚さを描いてるところがあるという点で、少年漫画と比べて大人っぽいのかなあと言えなくもないが、どうも後付けな感じがする。五等分の方がフィクトセクシャルに向けて性をより押し出そうという点ではそっちの方が大人向けなのではないかという感じもする。

なんでこんなことを考えているかというと、新しく面白い漫画を発掘しようと思ったところなのだが、経験上俺が面白いと感じるツボを押さえた内容を持った漫画が出されてるジャンルというのは少年漫画青年漫画の双方にかなりの重なりをもってまたがっているからだ。そして少年漫画青年漫画の内容上の区別が思いのほか難しいときてる。

ならこれらをいっしょくたにして探したいと欲するところなのだが、電子書店で受け付けるクエリというのはグーグルツイッターほど融通が利くものではなく、or検索すらできない。

男性向け」というタグを用いてる書店もあるが、このタグには18禁でない程度の白塗りお色気漫画が多数含まれている。

その気が無いときにお色気漫画ばっか出てきて検索ノイズしかなく著しく発掘効率が落ちるというわけだ。

ああ、別に学園漫画ラブコメに限って面白いと感じるわけではないのであしからず

社畜ちゃん少年漫画なのに社畜となんとかの1000何日だっけ?は青年漫画とかってのもみるとほんと内容的から論理的にそう区別された根拠説明できるものじゃなくて便宜上区別しかないなあ。

かぐや様はともかく着せ恋がなんでこんなに評価されているのか理解できない

かぐや様は1話つまらなかったので切ったが、ラップ回だけ見たら結構面白かったので「まあ、評価してやるか」となった。

でも着せ恋は8話を見ても「え?これを評価しないとだめなの?」となってしまった。

1話は見ているので「お爺ちゃんこんな気持だったんだ」はたしかめっちゃエモいと思った。

でもそこまでなんだよなあ……25分のアニメ見て残った感情としては決して多くない量だった。

ヒロインの在り来りな悩みの方はイマイチさらんかったな、もうちょい上手く表現して欲しかった(アニメじゃなくて原作がって感じかねこれは)。

うーんやっぱ基本的恋愛ものってまずもってヒロインとのイチャイチャを楽しめないとアカンのやろねえ。

なんでわざわざ見てるかって言うと、まあぼざろと上位を競い合った作品は見ておかないとなと考えてね。

でもやっぱそういうのは違うんだろうね。

人気があろうがなかろうが自分の好きなものは好きってのは、あろうがなかろうが好きになれんものは好きになれんってことなんやろね。

そう考えていくと、ああいランキングを作るのもなんか違う気がするんだけどな。

2023-02-15

最終巻のかぐや様ではアシスタントペンネームらしきものが載っている。

おそらくこれで調べればSnsアカウントなりに辿り着いて彼らが描く絵に辿り着くことだろう。

あって邪魔情報ではないし絵に飢えている人にとっては貴重な情報だし彼らにとっても認知度拡大から仕事獲得の機会になるのでwin-winだろう。

そこで地縛少年に目を移すとスペシャルサンクスという名目でおまゆたんとかきよかわさんとか書いてある。

こんなありがちなあだ名じゃ一生かけても彼女らのSnsにはたどり着けんだろう。というかこれはおそらきペンネームではなく本当に仕事場でのあだ名に過ぎないと思われる。

どうにも女は自己顕示欲が少ないのかもしれないと思う例であった。

2023-02-07

やった!ついに僕ヤバが「終わった」!!!

俺さ……この漫画なんで流行ってるのか全くわからなくてさ……でもクラスの皆に遅れたくないから仕方なく読んでたの。

でもこれでいよいよ「終わり」だね。

もう完全にコンセプトを見失った!

もう「ヤバ」くもなんでもない普通恋人じゃん!

告っちゃったあとのかぐや様だ!!!!!

やったぜ!!!

もうこの漫画話題にならない!

ネット0時組を煽りまくって自爆したキン肉マンみたいな末路を迎えるぞ!!!!!!

いやっほ~~~~~~~~~

解放される~~~~~~~~~~~

2023-01-12

推しの子がどんどんかぐや様みたいなノリになっていく

原作赤坂アカって極めてタレント的な目線の人で、一般の、ファン側の考えが全く無いんだよね。かぐや様のときから

今回のアイドル仲間が週刊誌にすっぱ抜かれるという最新話でも、「ストーカーしてくる記者が悪い!!」というある種開き直るという展開。ここからかぐや様のように、自分達を邪魔する記者たちに対して一泡吹かせてやろうという流れでしょ。芸能界大御所なんかも出てきて、タレント側で結束して記者側に圧を掛けるといったやり方かもね。

かぐや様も白銀圭も学内においてタレント側の人間であり、同じく学内権力を持つ御曹司ら(タレント側)と結束して困難に対抗していくという流れだった。

赤坂アカ作品にはこうした共通項があって、極めて自己中心的自身(タレント側)の正当化ばかりするところにキモさを感じてしまい苦手である。(同時に面白さでもある)

こうした己の圧倒的正当化により無茶苦茶やるという話で思い浮かんだのは宗田理の「ぼくらの7日間戦争」だ。小学校の仲良しグループがうざい教師ボコボコにするという話で、読んだのは同じく小学生ときだが流石に先生側が可哀想過ぎて、自分達に酔っている「ぼくら」側をキショイな〜〜〜と思ったのを覚えている。

このノリは化学調味料みたいなもの面白いのだけれでも、用法を間違えるととんでもない量のキショみが生まれしまうので注意が必要だと思う。かぐや様の後半で人が離れたのはこれが理由でしょう。推しの子では気を付けてもらいたいですね。

というか近年のインフルエンサー(youtuber,vtuber)に感じるしんどさもそこにあるのかもしれない。彼らが生放送で行った発言は即座に切り抜かれて「実は〇〇してる人、無能です…」みたいな動画が出来上がる。今から真理を言っちゃいますよ…みたいな体で腹の底で思ってることが大衆開陳されてるのをみたとき、例によってキショイな〜〜〜と思ってしまう。

あれか、自惚れによる内側の開陳キモいのか。それはまた別の話か?分からなくなってきたけど、世の中キショキショのキショが多いというはなし。

2022-12-19

anond:20221216101830

リコリコとぼっち普通に面白かったんだよなあ……

ドールスパファミ・かぐや辺りがマジでまらんのにバンドワゴン効果だけでめっちゃ伸びてた

でもスパファミは一般人相手リーチしてたし単純なクオリティ面白さにつながっているか別にして)は高かったから伸びたのに不思議はないわ。

2022-11-08

ラブコメの負けヒロインの救済

ヒロインって書いたけど、恋愛レースに負けたキャラ全般の話をしたいので別にキャラでもいいんだけど。

ぼく勉のマルチエンド方式が荒れたりしてたけど、実際恋愛作品における恋愛レースに負けた(思い人と結ばれなかった)キャラってどうやったら救われるんだろう。

よく恋愛けが幸せじゃない!とかも聞くけどさ、ラブコメ及び恋愛作品のゴールはやっぱり好きな人と結ばれることなわけじゃん。少年漫画とかだったら恋は実らなかったけど宿敵は倒せたし世界平和に貢献できたか幸せ!とはできるかもだけど、恋愛メインの作品志望校に受かったとか課題を乗り越えられたとかが失恋を帳消しにできるほどの幸せにはなかなかならないような気がする。

余り物同士でくっ付いたり新しい恋が見つかるのも、勿論いいんだけど作中で数年の時が経ってようともリアル時間では数話前に思いを語ってた相手から速攻乗り換えてるの!?みたいな感覚に読者としてはなりがちだし。

もう明らかに主人公が誰が好きなのか明言されてる・既に付き合っててそれでも尚主人公を好きなキャラが登場してるとか勝敗が見え切ってればこっちも覚悟ができるんだけど、誰が勝つか最後までわからないタイプラブコメ応援してたキャラが負けるとやっぱり悲しいし、その後の展開で心が救われた経験がない。決着まで漫画だと当然年単位でかかるので、その分こっちも思い入れが嵩むから余計に。

ギャルゲー乙女ゲーだとこっちが誰を勝たせるか選べるし、こっちからアプローチしなければ攻略キャラ好意を抱いてこなかったりするからこういう苦しみはないし、かぐや様とか100カノとかの既定路線系(?)ラブコメばかり最近は読んでいる。

負けヒロイン推してたけど、こういう結末で(自分の心含め)救われた!って作品があったら読みたいので教えてほしい。

2022-11-07

ラブコメ漫画を読み漁ったがまだ足りない

まりは、お前らのおすすめラブコメを教えてくれという話である

さて、まずは前提条件として読んできた条件を話しておこう

読書

基本的少年漫画におけるラブコメ作品と呼ばれるものはできうる限り読んできた

うる星やつらからスタートしてサンデーマガジンジャンプは一通りラブコメと呼ばれていた作品は抑えている。ガンガンも読んできたのでここ20年くらいは一通り抑えているはず)

少女漫画もある程度有名作はカバーしている…はず

となりの怪物くん、俺物語ハチクロのだめ花男とかあの辺りのドラマ化、アニメ化作品は一通り。)

青年漫画大人けがやや弱いか

藍より青し辺りからは読んでいて、最近だと100カノ、かぐや様辺りも読めている)

Web系を探しているがなかなかこれといった作品出会えていない

ジャンプラ、コミックワン周りは読んでる)

という状態である

そもそもラブコメ定義論みたいな話をしだすとややこしいのだが、「終盤などでシリアスになると思うけど、ある程度ギャグ要素のある恋愛要素があるもの」ぐらいの立ち位置漫画を求めている

ちなみに読んできたものランキングを作るとしたら以下の通りだ

1位 Working!

2位 五等分の花嫁

3位 らんま1/2

4位 ラブひな

5位 藍より青し

6位 ハヤテのごとく!

7位 君のことが大大大大大好きな100人彼女

8位 山田太郎ものがたり

9位 ぐらんぶる

10位 桜蘭高校ホスト部

というわけで、皆のお勧めラブコメ漫画をくれ

好きなラブコメと好きじゃないラブコメ

私は漫画大好き人間

いわゆる少年誌青年誌を手広く読んでいる方ではあるが、苦手ジャンル存在する。

その最たるものが「ラブコメ」であり、「萌え漫画である

話題になっている、『ぼく勉』『かぐや様』『五等分の花嫁』は、いずれもごく初期でnot for meと思ってしまった。

この中でいうと『かぐや様』は1巻はお試し無料的なやつでちゃん最後まで読めて、

まぁ続き読めなくもないなと思ったが買うほどではなく読んでないから読もうと思えば読める。

『ぼく勉』『五等分の花嫁』は1巻途中でもう「あーだめだな、合わないな」と読めなくなってしまった。

そんな私にとってもちゃん最後まで買って読んで面白かったり、現在進行形で読んでるラブコメもあり、

その違いについて自己分析してみたい。

 

<読んでみてダメだったラブコメ>(抜いたかどうかは別として、面白いと思ったかどうか)

めぞん一刻うる星Isいちご100%ToLOVEるラブひなネギま、BOYSBE、ぼく勉、かぐや様、五等分、僕の心のヤバイやつ

 

<読んでみて好きだったラブコメ>(基本的に全巻買った、買ってるもの

ハイスコアガール、1518!、だがしかし湯神くんには友達がいないスキップローファー、潮が舞い子が舞い

 

こうやって見ると、ダメだったやつは大体名作とか話題作とされているタイトルで、そんなにイイなら読んでみよう!と挑戦してやっぱり撃沈したやつがほとんど。

対して好きになったやつは、割とマイナータイトルもあって、自分から気になって読んでみたものが多い。

結局、周りの評価ではなく自分感覚で読んでみたものが好きになりやすいという、当たり前といえば当たり前の結果になった。

作品共通点は…あんまりいかも。けど、自分と同じラブコメ苦手な人にもおすすめできると思う。

逆に、これ読んでみてっていうのあったら教えて欲しい。

2022-11-06

ぼく勉ではなく漫画でのパラレルストーリーが悪い

https://anond.hatelabo.jp/20221105115632

ぼく勉と五等分、かぐや様とではクオリティに差があるのだからパラレルストーリーが悪いのではなくぼく勉が悪いのだという説が散見される。

これはぼく勉の話がつまらなかったから盛り下がったのだという趣旨で一理あるように見える。

しかしあえてぼく勉ではなくパラレルストーリー自体が悪いのだと私は主張する。

まずメディアミックスであるがぼく勉より単行本売り上げが低かったゆらぎ荘の幽奈さんですらゲーム化している。

単に人気が低いというだけではゲームより遥かにコストが低いボイスドラマが打ち切られる理由にはならないだろう。

またそもそもジャンプで2年以上連載していた作家に対してお前がうまく出来なかったから悪い、もっとうまくやれたはずだと言うこと自体傲慢まりないと一蹴しても良いだろう。

そもそもの話として、ぼく勉に話の良さは求められていたのだろうか。

ぼく勉は元々1話完結を繰り返す構成であり、長編と言われるものでも4話程度の連続した話しかない。その中ですら粗が目立った。

そして本編終盤の強引さを鑑みればその後のパラレルストーリーの出来についても推して知るべしであったが、そのような中でも多くのファンパラレルストーリーを歓迎していた。

同じ作者が描くのだから、話のクオリティが急に上がるわけがないのは誰しもがわかっていたはずだ。

まりぼく勉は話の良さなど期待されていなかった。強引でもいいか自分の好きなキャラの思いが成就することだけがまれていたのであり、実際にそれは叶った。

読者の求めていたことを叶えて、それでも盛り下がってしまったのだからこれはぼく勉が悪いわけではないだろう。

まとめると

ぼく勉に話の良さを期待していたファンなどほとんどいなかったのだから、話の出来が悪かったから盛り下がったのだという主張は失当である

となる。

ぼく勉はキャラの可愛さで人気を獲得し、長編の話作りが下手であることもわかった上でパラレルストーリーが歓迎されていたのだからファンが望んでいたのもキャラの可愛さだけのはずだ。話の出来の良し悪しは関係ない。

作者は今まで通りキャラの可愛さを引き出していたのだから、十分にうまくやったと言えるだろう。(理珠ルートキャラが出なかったのでまあうん)

もっともこれはぼく勉は話を期待されていない漫画から、話の出来が悪いのが悪いという批判は成り立たないということに過ぎず、話を期待されている漫画であれば話が良ければ受け入れられたのかという課題が残る。

そこでぼく勉が仮にストーリー面も期待されていたもの仮定して、以下にパラレルストーリー自体問題点を上げていくことにする。

必然的な読者の減少

パラレルストーリー問題点はまず読者が減っていく点にある。

読者が自分推しキャラが終わった時点で満足して読まなくなることは想像に難くなく、読者が減るのも当然である

ぼく勉の場合、頭3つほど抜けた人気のあった真冬ヒロインであった最後ルートですら大した盛り上がりを見せず(事実単行本売り上げが他より上回っているわけでもない)、最終回でもトレンド入りすらしなかった。

トレンド入り自体ジャンプ打ち切りになるレベル漫画(例:レッドフード)でもすることがあるものであり決して高いハードルではない。アニメ化していない作品ですら円満終了なら最終回トレンド入りは定番となっているので、ジャンプ連載作品ではむしろしないほうが珍しいと言って良いだろう。

読者が減少するということはすなわち作品が連載中であるにも関わらず、話が進むごとにどんどん盛り上がりが減っていくということになり、活気の減った漫画は余計に見向きがされなくなるという悪循環を生んでしまう。これはぼく勉に限った問題ではなく普遍的課題だろう。

作品内容が語られなくなる

他に読者が作品を語らなくなるという問題もある。

五等分の花嫁かぐや様では作中の描写がどうだ、ここの描写がああだと言った考察が盛り上がっていたが、ぼく勉はパラレルストーリーが始まった時点でこれまでの描写が語られることがほぼなくなり、考察ブログ更新を停止することが目立った。

これはパラレルストーリーが本編の描写連続するものでない以上、何がきっかけで彼を好きになったのか、何がきっかけで彼女を好きになったのか。そういったことを本編の描写から考察することが出来ないのだから当然だろう。したところで意味は無い。話を期待されていたのであれば、なおのこと虚しくなるだろう。

個別ルートは本編の描写と繋がっていない。であれば推しキャラを持つファンは本編の描写を語ることが虚しくなるだろう。それが個別ルートまでの間にあった出来事なのかどうかわからないのだから

全く語らないことはないだろうが、以前までと同じ熱を持って語ることは出来ない。同じキャラを推すファン同士であれば個別ルート話題で盛り上がれるだろうが、違うキャラを推すファンとはそれで盛り上がることは難しい。無意識にどこかで俺の好きなキャラルートではその出来事はなかったという冷めた目線が生まれしまう。

よって違うキャラ推しとは思い出の共有が出来ないのだ。

SNS時代の今、語られなくなることは作品にとって致命的であるパラレルストーリー二次創作需要の先食いですらなく、ファン交流の土壌ごと奪っていることに等しい。

これは恋と嘘のように最初からマルチエンドにすると決めていた作品であれば回避できる問題ではあるが、現実的には難しいだろう。週間少年漫画誌で人気と伏線を両立させることは困難であり、ぼく勉のように途中でなんとなく決まることが大半のはずだ。

ファンを満足させることの困難さ

最後にたとえパラレルストーリーをやったとしても各キャラファンを満足させることは難しいという最大の問題がある。

パラレルストーリーに対する各キャラファンの主な反応はこうだ。

  • うるか派 とにかく発表方法やその他の扱いにキレている。※
  • 理珠派 ほぼ関城さんがメインで理珠がサブ扱いなので不満の声が目立つ。
  • 文乃派 話自体にはそれなりに満足しているがパラレルがなければ本来は文乃が勝っていたはずだという幻想に縋って不満が渦巻いている。
  • あすみ派 とりあえずやってくれたことに満足している。
  • 真冬派 圧倒的な人気なのになぜか先生と生徒じゃなく先生先生恋愛になるという扱いにキレている。

※参考

作者に嫌われているキャラクターを好きになってつらい

https://anond.hatelabo.jp/20200724234926

追記】作者に嫌われているキャラを好きになったら特典でも冷遇されてつらい

https://anond.hatelabo.jp/20210308181806

替え歌】作者に嫌われている。

https://nicovideo.jp/watch/sm40451991

このように手放しに満足しているのはあすみ派だけだ。

なぜ満足しているのかといえば、登場が遅く人気も低いためエンドヒロインになる芽が一切なかったのに、奇跡的にヒロインになる姿を見ることが出来たから満足しているのだ。

この点真冬も同じく設定的にエンドヒロインになる芽が一切なかった。ではなぜこちらはキレているのかと言えば、パラレルストーリーをやること自体真冬の圧倒的な人気を背景に生まれものだと信じられているかである

まりパラレルストーリーをやるきっかけが真冬の人気によるものなのだから、当然話のクオリティも素晴らしいものであるはずだという期待があったのに、その期待が裏切られたから不満を持たれているのだ。

このように元々芽がなかったキャラルートをやったにも関わらず、そのルートの出来が良くなければ恨まれしまう。

芽があったキャラであれば、話が良くても悪くても本来は勝っていたはずなのに二番手以降に追いやられたという逆恨みをされてしまう。

元々なければ諦めがつくが、中途半端に与えられると足りないものが目についてしまう。半端な救済は逆に恨みを買ってしまうという、社会問題でもよく見られる現象と同じことだ。

結局のところ満足ができるのは元々芽のなかった不人気キャラファンだけであり、人気キャラファンは余計に不満を持ってしまうのである

本来ルートがなければないであもので満足できる。五等分の花嫁を見ればわかりやすい。

一花のあの思い出だけは嘘じゃないんだよの泣き顔で切なくなれるし、二乃のあんたを好きって言ったのよという告白で痺れることができる。三玖の私は私を好きになれたんだという独白に感動できるし、四葉が私の分の仕事をお願いしますという台詞をようやく言えたことも胸を打つ。五月の私は私の意思で母を目指しますという宣言が嫌いな人間はいないだろう。

(各キャラ台詞は筆者の趣味ピックアップしたものであり、あくまで例である

結ばれようが結ばれなかろうがそれぞれのキャラに素晴らしいシーンは存在していて、通常キャラファンはいいところを見つけて満足できる。満足出来ないファンもこういうルートがあればよかったと理想を追える。

パラレルがある場合それは出来ない。各キャラファンが見たいのは結ばれるところであり個別ルートである

すなわちそれまでの話にいくらいいシーンがあったとしても、個別ルートの出来が良くなければ満足されないのである

そして一度公式提示された以上、それは違うこれが正しいと自分理想を追える気概のあるファンは少ないから、ファン活動ハードルパラレルの有無で段違いになってしまう。

自分の好きなキャラの思いが成就する場面をやるのであれば、誰だって自分の中の理想の形で成就することを想像する。当たり前だが多くの場合理想通りに行くはずはない。

漫画である以上、あまり長い話数は出来ないのだからなおさらだ

普通であれば期待外れに終わるのは一度だけ、一人のキャラファンだけだが、ぼく勉のようにした場合ヒロインの数だけ期待外れに終わることになる。

作者に対する失望が増えるほど作品に対する興味も冷めていく。当たり前のことであってぼく勉に限った話ではない。

失望されなければいいというのは一つの理想ではあるが、それは全教科満点取れば入試に受かると言っているようなものだろう。

まとめ

仮に話のクオリティが期待されていたとしても、パラレルストーリーを連載する以上

というパラレル自体問題点があり、仮に万が一クオリティが高かったとしても盛り下がっていたと考えられる。

よってぼく勉が特別うまくやれなかったのではなく、パラレルストーリーという形式そもそも悪いのだ。

なおパラレルストーリーという形式をぼく勉が選んだ事自体が悪いというのはそのとおりだろう。

ただその場合批判は、作品ではなくそれを選んだ作者に及ぶべきではないかと考える。


追記

ぼく勉のチャレンジ自体評価したい

マルチエンドをやろうとしたこと評価したい

これがまさにパラレルストーリーをやったことの弊害ではないだろうか。

作品の内容を評価される手前、パラレルをやった意義で評価されてしまうのだ。

この話題がぼく勉である意味は何もない。内容について踏み込まれいか作品理解を深めることは出来ない。

パラレル自体で盛り下がり、内容についても理解が深まらいから盛り下がったのだから悪かったのだろうとみなされる。

かにぼく勉は話自体も悪かったが、仮に良かったとしても内容について踏み込まれないなら同じ結果になるのではないだろうか。

2022-11-05

anond:20221105115632

ここまで貧乏ラブコメ3作品の辿ってきた軌跡を追った。どれも押しも押されもせぬ人気作品と言って良いだろう。

かぐや シリーズ累計発行部数1900万部(Wikipediaによるとうち100万部以上はスピンオフ)。仮に原作が1750万部とすると1巻あたり発行部数は約65万部。

ぼく勉 シリーズ累計発行部数は440万部。仮に原作が420万部とすると1巻あたり発行部数は約20万部。

五等分 シリーズ累計発行部数は1600万部。仮に原作が1500万部とすると1巻あたり発行部数は約107万部。

これだけの差があるのに「どれも押しも押されもせぬ人気作」っていうの強引じゃない?

ボイスドラマが途中で終わったのも実績から見れば異常でもなんでもなくて結局人気がなかったからでしょ。

貧乏ラブコメ三国時代の終わりとラブコメ漫画の終わらせ方あれこれ【追記

先日かぐや様は告らせたい最終回を迎えた。

これをもって一時代を築いた貧乏学生主人公ラブコメ貧乏ラブコメ)3作品※が全て完結を迎えたことになる。

かぐや様は告らせたいぼくたちは勉強ができない、五等分の花嫁のこと。

これらは同時期に連載していて同じような設定の主人公で同じような時期にアニメ化したことからまとめて語られることも多く、それでいて全く違う終わり方をしたことからよく比較対象になっている。

作品の終わり方

ラブコメ漫画はとかく完結後炎上やすく、どういう終わり方がいいのか議論になることが多い。

同じような時期に同じような設定で始まり全く違う終わり方を迎えた3つの漫画。これほど比べるのにちょうどいい環境もそうそうないだろう。

せっかくの機会なので各作品の軌跡を振り返っていきたい。

原作展開

かぐや様は告らせたい

ミラクルジャンプで連載開始。好評のためかその後ヤングジャンプ移籍

ラブコメというジャンル名でありながらほぼラブがメインなことが多いラブコメ漫画の中では珍しく、コメディを中心に据えた作風で人気を博し、貧乏ラブコメ仲間の一つである五等分の花嫁に抜かれるまでの2年以上、全週刊漫画誌で連載中のラブコメで売上No.1の座を守った。

白銀かぐやが付き合ってからコメディ割合が減ったり裏主人公である石上メインの話が増えたりしたために若干不評な時期もあったが、白銀たちが1年生のとき生徒会や思わせぶりな新キャラなどで考察好きのファンの間では変わらず盛り上がりを見せ、アニメ化成功実写映画化の大ヒットも手伝い最後まで人気のまま完結を迎えた。

シリーズ累計発行部数1900万部(Wikipediaによるとうち100万部以上はスピンオフ)。仮に原作が1750万部とすると1巻あたり発行部数は約65万部。

ぼくたちは勉強ができない

週刊少年ジャンプで連載開始。

ラブコメとしてはオーソドックスヒロイン主人公交流を繰り返していくタイプであるが、ストーリー連続性の薄さやヒロイン同士の交流がほぼ皆無であることなど、1話完結を繰り返しストレスなくキャラの可愛さを愛でるという構成ライトラブコメの一つの究極でもある。

単行本1巻発売時にはあまりの人気に重版が追いつかない事態となり、当時としては異例の紙書籍電子書籍がほぼ同時に発売するという措置を取られた。(当時は紙書籍から1ヶ月遅れ電子書籍配信されるのが当たり前だった)

その後アニメ化決定あたりをピークとして徐々に人気が落ち着いていったものの、本編最終回と同時に週間少年漫画としては前代未聞のパラレルストーリーを発表したことで大きな盛り上がりを見せた。

ただそれ以降はあまり話題には上がらず、その影響もあってか最終回でのTwitterトレンド入りを逃すという、アニメ化作品としてはある意味異例の結果を残した。

シリーズ累計発行部数は440万部。仮に原作が420万部とすると1巻あたり発行部数は約20万部。

五等分の花嫁

週刊少年マガジン読み切り掲載を経てから連載開始。

とかくキャラ人気に引きずられて話が本筋から逸れて冗長になりがち(キャラの魅力が大事ジャンルなので冗長になった部分こそが魅力だという面もあるが)なのがラブコメというジャンルだが、その中で珍しく一切の無駄を省いて本筋だけを通って完結まで走りきった。

元々人気作ではあったがアニメ化きっかけにさらに人気が爆発。貧乏ラブコメ仲間のかぐや様は告らせたいから全週刊漫画誌で連載中のラブコメで売上No.1の座を奪取した。

原作の完結時には結末に納得の行かないファンたちや駆け足での完結に反発したファンたちでネット上は荒れたものの、引き伸ばしがなく人気絶頂のまま完結したためか一般層の評判はさほど変わらず、完結後も売上が伸び続けるという異例の大ヒット作となった。

シリーズ累計発行部数は1600万部仮に原作が1500万部とすると1巻あたり発行部数は約107万部。

(2022年12月現在2000万部。仮に原作1900万部とすると1巻あたり発行部数は約135万部)

アニメ

かぐや様は告らせたい

クオリティ作画鈴木雅之主題歌という話題性も手伝いヒット作となる。

テレビアニメは3期まで放映され、新作アニメーションの劇場先行公開も決定。4期もおそらくやるものと思われる。

ぼくたちは勉強ができない

声優ユニットを組んでCDを出すなど音楽面には力を入れていたように思うが、アニメ自体はそれなり。ぼく勉の前クールに放映していた超豪華声優陣の五等分の花嫁や高クオリティかぐや様に食われてしまったためか、ヒットや原作読者の獲得には繋がらなかった。

緩いラブコメが好きな層からはそれなりに好評だったが、アニメ2期最終回で途中から唐突にアニオリ展開が始まり原作の完結より前に原作の結末が明かされ炎上した。何だったんだこれ。

五等分の花嫁

1期は不安定作画が、2期は原作の取捨選択がそれぞれ原作ファンからは不評。一方でヒロイン花澤香菜竹達彩奈伊藤美来佐倉綾音水瀬いのりという超豪華声優陣に恵まれアニメとしてはヒット(もちろん原作面白さがあってこそではあるが)。

YouTubeでの頻繁な無料公開で若年層の獲得にも成功し、今年上映した映画小中学生連れの家族女子高生など幅広い層が見に来たうえ原作ファンも絶賛。上映規模が100館程度の作品としては異例の観客動員数150万人以上、興行収入22億円以上の大ヒットを記録した。

余談:個人的アニメの出来の評価

かぐや様>五等分の花嫁映画)>ぼく勉>五等分の花嫁テレビアニメ


その他のメディアミックス

かぐや様は告らせたい

主人公白銀ジャニーズ平野紫耀ヒロインかぐや橋本環奈採用した実写映画興行収入22億円超えの大ヒット。続編も作られそちらも興行収入10億円を超えるヒットとなった。

スピンオフも活発で、かぐや様は告らせたい二次創作同人を描いていた作家を起用したかぐや様は告らせたい同人版をとなりのジャンプで連載したり、新聞部の2人を主人公にしたかぐや様を語りたいをヤングジャンプで同時掲載するなど幅広い展開を見せた。

その他にノベライズオリジナルストーリーが1冊。漫画映画ノベライズが計5冊。

ファンブックも1冊刊行されている。

ぼくたちは勉強ができない

オリジナルストーリーノベライズが2冊のみ。

強いて言えば単行本有償特典として付属したボイスドラマヒロイン5人中4人分存在する。

五等分の花嫁

スマホゲームとしてごとぱずと呼ばれるゲーム配信されており、その他にコンシューマーゲームとしてADVが2作発売されている。コンシューマーゲームADVは好評のため3作目も決定していて、さらにごとぱずの1年目のストーリーをまとめたものコンシューマーゲームとして発売することが決定している。

メディア展開とは異なるが、ごとぱずが公式Discordサーバーを設置しておりそちらでもファン交流が活発。

その他には映画までのアニメノベライズしたものが5冊。各ヒロインキャラクターブックが5冊。フルカラー版のコミックス原作と同数出ている。

終わり方の良し悪し

ここまで貧乏ラブコメ3作品の辿ってきた軌跡を追った。どれも押しも押されもせぬ人気作品と言って良いだろう。

ただ連載中の売上やアニメ化に伴う売上の増加は終わり方の良し悪しとは関係がない。終わる前の話であるから作品面白さやアニメの出来に左右されるものである

では何が終わり方の良し悪しを決めるのかといえば、やはり完結後のメディア展開や語られ方、盛り上がりといった雰囲気から見る他ないだろう。なのでそういった観点から、全く違う完結を迎えた3作品の終わり方はどう評価されたのか見ていきたい。

かぐや様は告らせたい

※終わって間もないが、付き合った時点で終わるのがラブコメスタンダードのため付き合った後も続いた場合はどうかという視点で考える。

付き合った後も続けるのは蛇足と言われがちだが、かぐや様は付き合ってからも3年以上連載が続いていた。読者からの不評の声がなかったわけでは無いが、人気が落ちたようなことは見受けられなかったため大きな影響はなかったと判断して良いだろう。

付き合った後もアニメは人気で、実写映画化も果たした。かぐや様を語ったり考察したりするファン大勢いた。最終回を惜しむファンも数多くいて、作者のツイートには27万以上ものいいねがついた。

そもそもハーレムラブコメではない、ラブよりはコメよりの作風だった、というのもあったかもしれないが、付き合った後も続けるという手法が悪いと言えないことは明らかだろう。

ぼくたちは勉強ができない

今ぼく勉について語られるのはパラレルストーリーの是非がそのほとんどを占める。作品の内容自体が語られることは限りなく少ない。

読者が一番見たい主人公ヒロインが結ばれるところとそれまでの話に連続性がないのだから、それまでの話を語る意義がないため当然ではある。実際にパラレルストーリーが始まった後に更新を止めた考察感想ブログもあった。

パラレルストーリー発表後の連載中も作品の盛り下がりは顕著で、掲載順はぼく勉史上初の最下位を記録し、単行本も右肩下がりを続けた。最終回では作者が全感想リプライ返しをするという読者サービスをしていたにも関わらずトレンド入りを逃してしまった。

メディアミックスという点で見ても、ボイスドラマという低予算でできるであろうものすらヒロイン5人中4人で打ち切りと相成った。(作者に嫌われているから残り一人は出なかったのだという過激派散見されるが、おそらくさすがにそれはないだろう)

これはぼく勉のそれまでの実績から見れば異常と言ってよく、パラレルストーリーによって読者の熱と興味が失われた結果だろう。

発表当時は二次創作需要を取り込んだといわれていたが、むしろファン活動の土壌ごと壊してしまったという印象を受ける。

作品の内容が語られることはなくなり、ファンの熱意が冷め、メディアミックスも打ち切られる。

パラレルストーリーという終わり方は悪いと言って良いだろう。

五等分の花嫁

完結当時から結末に納得の行かないファンや終わり方が駆け足だったことへの批判は少なからずあったものの、同時に考察好きなファンが今までの描写を振り返って数々の伏線を見つけ出すなどファン交流は非常に活発だった。

完結後に配信、発売されたスマホゲームコンシューマーゲームもヒット続きで、グッズも出せば出すだけ完売するなどファンたちの熱量も衰えず映画の大ヒットへと繋がった。

完結してから2年以上経つ今でもファン同士の交流は活発であり、今も新規グッズが毎週のように発売されて完売している。新しいゲームも発売するなど今もコンテンツとして生き続けている。

原作が本筋だけを描いたために、脇道に当たる部分をゲームが補完している面もあるので一概にこれが正解だということは出来ないが、少なくとも主人公ヒロインが付き合って終了という終わり方が悪いと言えないことは明らかだろう。

ラブコメにおいてオーソドックスな終わり方だが、オーソドックスになったのには理由があったということがわかる。

まとめ

貧乏ラブコメ三国時代を彩った3作品はそれぞれ人気作であったが、終わり方によってその後の評価に大きな差が出てしまった。

五等分のようなスタンダードな終わらせ方も、かぐや様のような付き合った後も続けるやり方もそれぞれに良い面があるが、ぼく勉のようなイレギュラーは望まれていないと言って良いだろう。

貧乏ラブコメ三国時代は終わったものの、その後もカッコウの許嫁や甘神さんちの縁結びなど貧乏ラブコメの灯火は絶えることなく続いている。

貧乏主人公勉強などを通してヒロインと仲を深め、ヒロインはその人間性主人公を成長させる。王道類型であり、個人的にも好きな設定だ。今後ともこういった設定の漫画を読みたいと思う。

後に続く貧乏ラブコメたちもこれらの人気作たちの終わり方を参考にして、それぞれがより良い最終回を迎えることをいちファンとして期待している。

追記

主人公貧乏ラブコメサンデーだとハヤテが一つ前の時代を築いたのでは

それはそうだけどこの増田では同時期に争った三国志の話をしたので始皇帝の話を持ち出されても……(ハヤテが始祖という意味じゃないよ)

時代が違いすぎて受容のされ方もまた異なるだろうし、そもそも最後まで付いていった読者が減りすぎてるので比較対象には適さないかと思う。

ラブコメと言えばサンデーたけど食い込んでないの寂しいよね

似た設定のラブコメでどうだったかという趣旨比較なので。

すでに言われてるけど古見さんとか高木さんとかトニカクカワイイとか人気よね。最近も帝乃三姉妹あるし。

同じ時期のサンデーラブコメなら"古見さん"かな?メディア展開は最も遅かったけれどコメディ重視で群像劇風かつ未だ継続中。発行部数からいってもハブられる存在じゃないと思うんだけど。

只野くん貧乏じゃないし……

ニセコイ千葉のyさんが起こした奇跡についてもなんかコメントください。

大量投票を重ねたら他ファンも対抗してきて、泥試合になりそうになった最後最後投票では目先を変えてガラスの靴を贈ったのはスマートすぎて惚れる。

マリーの見合い相手になったのはまあマリファンじゃなかったか個人的には素直におめでとうなんだけど、マリファン的にはどうなんだろね。楽が嫌われてたかOKなんだろうか。

ニセコイ実写映画エキストラにも行ってたみたいで愛が深くて偉い。

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