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2023-10-13

anond:20231013202248

そして増田には1億2千万の虫眼鏡視線となって降り注ぎ、焼け焦げたってわけ

2023-10-12

ガザ住民今日自己責任リベラル派は言うべきだ

ハマースは選挙によって信を得ていたという。ならばその政策帰結として侵攻を許すことは甘受せざるを得ないだろう。一時の夢に浮かれて原理主義者共を政権に擬したその責任を己で負わずして何の民主主義か。

ガザの外に出る自由もなかったと、青天井刑務所であったという。日々報復攻撃に苦しんでいたという。失業率が50%で働き口すらなかったという。無為の日々が苦痛であったという。

なぜそのような抑圧を受けるに至ったか。すべては統治を握っていた、あの日熱狂の末に選んだハマースの政策当然の帰結である

抑圧されているのならば革命を起こすことこそ、不正を見たのならば加担しないことこそ、正しき人民義務だったはずだ。

翻って、リベラル人士はこぞって一発の銃弾も打たず、一人の敵国人すら殺さなかったのになお、人民の敵であるという理由だけでアベを殺せ撃てと命じてきたのである

ならば、リベラル人士はロケット弾を発射し、隣人の老若男女を虐殺した、真に人民の敵であるハマースの首魁共をこそ殺せ撃てとというべきだろう。そしてガザ住民は現にそれを昨日まで怠ってきた。その帰結がこのテロルである。年端もいかぬ赤子の首を鍬で押し切り、住民であるというだけで射殺し、身も知らぬ異国人をそうであるというだけで辱めて殺し、遺体にまで侮りを加える虐殺である

外に出る自由がなかったのではない、出る蛮勇を持たなかったのだ。地中海を見よ、蛮勇によって千万難民溺死している。それでも彼らは自由明日を求めて絶望的な船出に己の身を賭けている。

日々報復を受けていたことは痛ましかろう。ならばなぜその原因となる攻撃を止めなかったか

働き口すらないのは難儀だろう。しかし逆説的に言えばそれで生活が成り立っているということは、テロ組織おこぼれにあずかって今日まで来たということだ。テロ組織に対する資金は即ち無為殺害された他人によって稼がれたものだ。それを承知で、湯気の立った生き血をもせせって浅ましくも生き永らえてきたのだ。

何もできなかった日々ではない、それら正しき行いをせずに空費してきた日々なのだ

ましてガザの地は全くの徒手空拳であった訳ではない。そこには突撃銃が、爆薬が、ロケット弾が、容易に入手できること日本の、世界遍在する本物の刑務所の比ではない。なぜ原理主義者共を打倒しなかったのか。自由と職と正義平和を求めて蜂起しなかったのか。それをガザの住人は大なり小なり怠ってきた。それをしない、即ち肉屋を支持する豚であったからだ。不正を、流血を、戦争傍観消極的にせよ支持してきたからこその今日がある。

明日には仇敵イスラエルが侵攻してくるだろう。

その前に酒を差し出して、戦車の前で歌を歌って、武器差し出して和を乞うことこそ、危機に際して人民の正しいふるまいだろう。リベラル人士は常にそう説いてきた。しかしそれを彼らがしないならば、その結果はやはり全くの自己責任であったというべきだ。

選択の時は十分にあった。正しさを選べなかったツケを払う時が目前に迫っている。残念ながらそれは彼らの選択の末だったということだ。

2023-10-11

政治家年収千万の人としか喋らんのよ

最低賃金とか知ったこっちゃないのよ

選挙ときだけは何となく知ってんのよ

2023-10-09

残業込で年収400万が精一杯なんだって

頭が良い人たちの俺の年収何百万何千万マウンティング聞いてるとうるせぇくたばれと思う。

地方正社員、なんとか手取り30万届くときがある。

病気旦那治療費を稼がないと。うちの家計火だるま。毎月赤字。脱ぐか致死的な残業するかならまだ後者の方がマシ。リモワから通勤無いし。てか脱いだところで残業から毛が生えた程度の時給とかザラ。金になんねぇわ。

どこも地獄だ。モダンプログラミングじゃないってにゃーにゃー泣いてる同僚たち。うるせえな、たしかにここのカードは良くないよ。でもやりようっしょ?いかによく見せるか実務経験+資格で補強してからカードを切り直せばいいんじゃん?くそまじめ?あるべき環境無限に求めるなよ。

あぁ、旦那病気が直ったらペット可のとこに引っ越して、みみって名前の犬飼うんだ。

2023-10-07

anond:20231007115720

フリーターまがいどころか正真正銘フリーランスだったりするんだが。 

というか、稼げればフリーランスが最強でしょ。人なんか雇わずに一人で何千万も何億も稼げれば一番いいじゃん。採用とか人事とか労務管理とかのバックステージ雑用が増えたら時間と労力ばっかり食って稼ぎにつながらないか所詮無駄だし。

子育てをしなくていい」という事実に心が洗われる

中学時代部活をやってて、高校帰宅部になったとき、「部活をやらなくていい」ということが嬉しくてたまらなかった

その後の人生で己と向き合うにつれて、俺は「やらなくていい」ということが大好きなんだということがわかってきた あるいは、何もしたくないというか…

「やらなくていいこと」として子育てコンテンツを見るの、マジで気持ち良すぎる

子育てには1人あたり○千万円が必要

障害児・発達障害児が生まれたらどうしたらいい?

・今後の社会はどうなっていく?

・将来世代にマトモな環境を遺すには?

学校はどんなところに通うのがいい?

習い事はどうする?

・育休はどうとる?

家事育児の分担は?

マジでどれも全部、俺にはまったく関係ない

何もしなくてOK

ホンマに気持ちええ

人生育児がなくたってやるべきことが多すぎてウンザリなんだけど、とはいえ育児関係の膨大なタスクを全部スキップできるっつうのは、完全に福音ですよねえ

育児愚痴とか読むの楽しすぎる

これ、俺はやんなくていいのか〜 ってなる

あー今日練習だ、とか言って部活に向かっていく友達を尻目に、一番早い電車帰宅していた高校時代のことを思い出す

ゲオに寄ってCD10枚借りるのがすごく楽しみだったんだよな

最後のほうはネタが尽きちゃって、インド音楽の詰め合わせとかそういうのを借りてたけど、あれはあれでなかなかよかった

部活がなくても俺にはゲオがあったし、中学時代部活より高校時代ゲオの方がいい思い出なんだよな

人生においてもたぶん同じようなことが言えるだろう

俺は、半義務みたいなことをサボって、堕落した趣味に走ることが大好きなんだと思う

部活に対するゲオと同じものを、子育てに対して見つける必要がある

必要っつうか、まあ、あらゆる趣味が多分それに当たるんだよな

趣味に走ろう 疲れたら好きなだけ寝よう

何にもエンゲージしないで、起伏のない人生を送ろう

それを想像するだけでウキウキした気持ちになる

anond:20231007093330

はあ?

受験勉強をがんばったご褒美に、しけた病院風邪薬処方箋を売って毎年何千万円もらうのの何が悪いんだよ。

文句があるならお前らもなれば良かっただろ。

2023-10-06

anond:20231006175006

肉体労働しておかんと、年取ってから寝たきりや介護のお世話になるで

うん千万マイナス

anond:20231006120210

道、電車病院警察自衛隊介護

大体病気になったら一人数千万とか普通にかかってるし自衛隊ミサイルだって一発何億もする

詳しくないかわからんけど、動く金より止まってる金に課税強化した方が経済回るんじゃないの?

たとえば一千万円超えるような現金資産課税とかしたらみんなバンバン投資とか寄付とか消費に回したりしないの?

2023-10-05

anond:20230817115047

ミュンヘン怪談世界で最も恐ろしいとされる怪談。あまりの恐ろしさに数千万人が命を落としたとされ、これ以降は四谷怪談存在感凋落の一途をたどることとなった遠因の一つとされる。(脚本監督・主演:リチャード・チェンバレン

2023-10-04

anond:20231004163837

公正な評価制度必要ってのは正にそう

事例にひいたシンガポールでは在任中のGDP伸び率などで定量的評価指標を予め定めておき、何%を達成したら2千万さらに何%を達成したら5千万とかやってる

2023-10-03

選ばれなかった質のよくない野菜が敗者復活するには弁当になるしかない

婚活がうまくいかない男性は5名一組くらいでやればトータル年収1千万いくかもしれんな

皆なんですぐ数字盛るんだろ

増田ブクマ数自慢とか年収とかみんなす数字盛るよね。

簡単に500ブクマ稼げた←実際には簡単に稼げるのは50ブクマぐらいまで。

年収千万ぐらいちょろい←実際にチョロいのは年収300万ぐらいまで。

世界一美味い←お前それもう1000回ぐらい言ってる

ジャニオタのいうことは今後一切信用しない

それにしても2日前まであれだけジャニー喜多川擁護してセカンドレイプ加害までしてたのに、事情が変わったら記憶喪失担ったかのように豹変するの女怖すぎる… ジャニオタが言ってること何も信用できないわ……

要するに「ジャニーズ事務所を守りたい」という目的があって、そのためなら手段は選ばず今まではジャニー喜多川を「クロだと確信しながらも」「しらばっくれて」擁護してたジャニオタがめちゃくちゃ多いわけだね。

ところが、「ジュリーさんの会見」によって「ジャニー庇わなくていい」になった瞬間に瞬時に「ジャニーメリー悪者にしてジュリーさんありがとう路線に切り替えてる。ジャニオタにとって理屈とは常に後付で、目的100%なんだなってことがよくわかったわ…… もうこのひとたちのいうこと二度と信用できない

から言ってるけどジャニオタって何百万人どころか何千万人もいて、99%の人は常識人だと思ってます。とにかく1%人間がやばすぎる。これって別にジャニオタに限らず他のアイドルオタでもアニオタでもミリオタでも鉄オタでも全部同じなんだろうなと思うけれど、ジャニオタ1%は今まで見た中でも特にヤバかった

本人たちはすぐに自分たち加害行為してたことを忘れるんだろうね。

ちなみに、今回チェックしてて気になったこととして、セカンドレイプ大好き加害者ジャニオタ、かなりの確率で「ウクライナバッシング」を行っている。そういうやばいジャニオタが今回のセカンドレイプ加害活動の中心にいるんだろうね…

まぁいいや、ジャニオタキモすぎるあまり、このキモジャニオタに活力を与えてるジャニー自体社会悪だなって思ってたけど、それをトップジュリーさんが認めてくれた以上、これ以上ジャニーズに興味ない。ジュリーさんありがとう

ごめんなさい。ジャニオタ全般がそうだというのは失礼すぎる。今までの話は「ジャニー喜多川を直前まで擁護してたのに今日になっていきなり手のひらクルーしてる、ごく一部の節操なしのジャニオタ」だけに限った話です。

アノンだって必死に暇空の敵認定の指示通りに動くやん?あれと同じよ

ああ、たしかに。

ジャニオタじゃなくてジャニアノンって呼べばよかったね。まぁジャニー自体解散するからもう許したるわ

2023-10-02

anond:20230611231950

そもそも国民戦車で轢き潰したり素人の思い付き政策で何千万餓死者出しておきながらロクな反省批判も許さない国だぞ。

最初からまともであるけがけがない。

いつかまた同じレベルやらかし歴史に刻む。

2023-09-30

例のマックツイート1億3千万回も表示されてるんだが

皆見すぎだろ。

2023-09-28

2356年に目覚めた

眠りについたのは21世紀の半ば。

当時不治の病にかかっていた私は、一縷の望みをかけてコールドスリープで眠りについた。

解凍技術もなかった当時としては分の悪い賭けだったと思うが、私は勝ったようだ。

なんだか医者のような人が話しかけてきた。

あなた病気を治すためには、免疫系と細胞の増殖の調整をすべてナノマシンに置き換える必要があります

「そうするとどうなるのですか?」

「不死ではありませんが不老になります

病気を治すためには致し方ない。不老不死ではないから、そう悪いことにもならないだろう。同意書にサインした。

注射一本で治療完了医療に関してはすべて無料提供されるらしい。まさに隔世の感だ。

翌日、弁護士のような人が訪ねてきた。

あなたは、コールドスリープに入るとき普通預金を1,000万円程度お持ちでした」

「そうだったかもしれません」

「毎年だいたい平均して1%の利子がついて2億4千万円程度になっていますが、財産継承しますか?」

先立つものがあるとは大助かりだ。同意書にサインした。

その翌日、役人のような人が訪ねてきた。

NHKです」

NHK⁈」

あなたNHKに加入していました」

はい…」

契約更新はできなかったので年間受信料は13,650円です」

はい

「2116年に借金時効自己破産制度が無くなりました」

はい?」

「これまでの年間受信料13,650円の240年分と毎年8%の延滞料(複利)を合わせて16兆6081億1033万円をお支払いください」

「そんな無茶な!」

あなたは昨日財産継承同意をしたので債務継承されます

「それにしたって払えないよ」

「払えない場合現代では支払い完了まで債務刑務所に入ることとなっております

「……その刑務所に入ればいつか返済できるのか?」

「毎年利子分も返済できないので永遠に無理ですね」

「……」

今私は自殺方法検索している。

5000兆円ほしい

ほたて漁師だけど

最初の頃は食べて応援とか言ってたのに

つの間にか自業自得だの補助金乞食だのパブリックエネミー扱いだよ

年収千万もあったんだろとかいうけどそんなことないって

そりゃ漁師の中にはそれくらい儲けてる人もいるよ

〇〇御殿みたいなでっかい家建てたりしてさー

でもほたて漁師全然そんなことないって

ほたてだけにほったて小屋なんつってなガハハ

2023-09-27

行動しないか日本フェミダメなんだよね

6万の授乳室に文句言うのはまぁいいとしても

代替に300万の授乳室を設置しろ!と喚くのがダメ

そんなお前らがやらないといけない事は1億5千万集めて300万の授乳室を50個寄付したいです!って活動だろ。

大好きな欧米ならさっさとカネ集めて実現してるぞ。

達成できなくても実際のお金がこれだけ集まる程要望があります!と社会に突き付けるコト。

捏造簡単署名じゃなくて現金が集まるのはデカい。

私たちお金コストなんか解決するから実際に社会を良くしますって行動ができないかワガママって言われるだけなんだよ。

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part2/3


思い出③ ビットコイン

 私の所属していた法人課税部門の話ではあるが、直接関わったわけではない。どちらかというと、もっと上の方の、課税全体の企画や調整・取りまとめを行う部署の話になる。

 当時も、国税庁が掲げるところの「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」をめざして、日々勉強毎日だった。世の中は変わり続けている。税の勉強に終わりはない。当時の仕事を平たくいうと、税制改正の内容を関係者関係部局にわかやすく伝えて質問相談苦情に答える、といったところか。管理職が近づいた当時は、そんな仕事をしていた。

 40代が近づいても、税の世界は深かった。税理士資格若い時分に取得したが、それでもマニアックな税分野とか、諸外国税制度になると不案内だった。

 そんな折、とある会議最中だった。ある人が、たしか個人課税徴収部門責任者だったかビットコインの話を始めた。納税方法がわからない人や、脱税の疑いがある人が増えており、(内閣府まで通じて)国レベル対応を考えているという。

 ビットコインのことは何となく知っていた。どんな形であれ、収益を得たのであれば納税するのが当たり前である。だが、事情があってできない者や、あえてそうしない者もいる。私の思い違いは、後者が思いのほか多かったということだ。

 国の関係機関は、ビットコインほか暗号資産に関する文書を多数発行している。国税庁もそのひとつだ。それは6,7年前だったか、取り掛かったのはさらにその数年前になるが――上の会議の後で、主に若手職員が中心となって暗号資産の税務上の取扱いに関する文書納税ガイドライン)を起草した。国税庁のページに今でも載っている。

 ガイドラインを作るにあたり、各部からは若手数人(YoungなAdultを含む。40代でもOK!!)が抜擢された。うち1人は私の同僚だった。あの頃、仕事帰りに個室の飲み屋で話をしたのを憶えている。彼は、ビットコイン暗号資産)に対して恨みの感情をいだいていた。

・ただでさえ忙しいのに。ガイドラインの下準備だけでも難しい

・今の部署との並行体制だと過労死する

・国際反社資金源を絶とうと思えば、暗号資産違法化してもよいのでは

・でも、それでは他国との足並みが揃わない。国力にとってデメリットがある

暗号資産がどの国でも一般的存在になれば、俺達のこの仕事は報われるかもしれん

上司評価をくれると言っていたが、貸し借りにすらなっていない感がある

・実は、「優秀な若手を」と言いつつ、優先順位の低い職員を駆り出しているのでは?

・こんなことが続くようなら、転職を考えた方がいいかもしれない

 このような愚痴をもらしていた。この人は、高卒枠で国税庁採用され、若い頃は地方税務署を転々とした。その後、実力を評価されて国税庁現場寄りの部門で働くようになった。叩き上げというやつだ。普通に幹部候補である。このあたりの考え方は、省庁によって違う。※後述。

 私だって彼のように、当時は「よくわからないもの」「社会必要性がないもの」「反社資金源」とされるものを扱う仕事に抜擢されたとしたら、どんな気持ちになっていただろう。憂鬱になっていたかもしれないし、反対にワクワクしていたかもしれない。おそらくはその中間だ。

 ところで、件のガイドラインは相当に練られている。人件費で換算するなら、軽く数千万はかかっている。本来部署でさえ仕事忙殺されているのに、彼らはよく作ったものだと感心した。

____________________________

《後述の内容》

中央省庁大卒しか採らない印象があるかもしれないが、高卒採用は私が知る限り全省庁で実施している。省庁によって雰囲気は異なるが。私が若い頃だと、毎年何十人も採用しているところもあれば、実質的高卒者を採用していないところも当然あった。覚えている限りでは、次のような印象だった。

総務省

たくさん採用する。男女比は同じくらいかデータの取りまとめや解釈など、政策の基本になる数字を拾う仕事が多い。実力が認められると政策立案担当できる。地方自治体への幹部待遇での出向も。

国土交通省

たくさん採用する。男性が多い。本庁に採用されても、ダム管理関係など現場作業をするポジションになる可能性があるからだろうか。工事用の図面作成なんかも当然あるだろう。

財務省

ほどほどの数を採用する。高卒枠だと、ほぼ女の子しか採用してなかった。もちろん顔採用だ。たまに業務で寄ることがあったが、当時の先輩が「俺も財務省の子合コンしたい……」と呟いていた。当然ながら、銀行一般職みたいに、大卒採用男性とくっつけるためにやっている。

国税庁

高卒採用はしているが、数はとても少ない。公務員試験には受かっても、税務大学校での勉強についていけずに辞めていく子が多いのが理由だ。代わりに、会計といった専門学校の子を多く採用している。

厚生労働省

たくさん採用する。男女比は半々だ。労働環境が厳しいこともあるのだろう、私が知っている子は、ガタイがいい人ばかりだった。総じて言えることだが、高校3年生の時点で中央省庁面接官の眼鏡にかなうわけだから、指折りの人材だ。特に役職持ちの高卒者を見たら刮目せよ」のイメージは正解だ。

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 かくいう私も、当時はこの仕事を続けるべきか迷っていた。実際、数年後には転職することになるのだが、正直やりがいを感じられなかった。

 実際、あの彼の言うとおりだったと思う。あのガイドラインは、いわゆる『火消し』の仕事に近い。すぐにバブルが弾けてなくなると思われたビットコインが生き残ったことで、脱税者(善悪を問わない)が多く存在することが予想された。事前の対策を打とうにも、そんな余剰人材は配置されていない。

 実際、暗号資産関係脱税者がいたとして、まともに取り締まることができていなかったのではないか? 現金で数千万円を国内口座に出金、みたいな愚か者はすぐに摘発されただろうが、もう少し小さい金額とか、取引所にずっと利益を預けていたとか、そういう人は対応ができていないはずだ。他部門の私ですらわかるほど、それくらい国税庁マンパワーが足りていない。

 加えて、思い出②で説明したストリートレベル行政職員観点もある。海外取引所や、すでに潰れた取引所で売買をしていた場合納税者も行政庁も課税情報証明ができない。そういう面倒かつ費用対効果の低い案件――それでいて該当者が数千人に上るであろう案件は、あえて手をつけないこともある。

 さて、こうした想定外事態が起こった場合、上で説明したように臨時タスクフォースが編成される。今回の火消しチームだと、指揮を取る者が選り抜きであったのは言うまでもないが、ほかのメンバーを見る限りだと、各課イマイチメンバー人柱にしていた感がある。正直、エースは残して温存させているように見て取れた。

 そんな理不尽でも耐えられるほどに組織が魅力的で、職員にとってやりがいのある仕事内容や職場環境を用意できればいいのだが――こういうわけで、近年の若手官僚大量離職問題が起こっている。

 ちょっと路線変更をする。思えば、このあたりの時期は私も病んでいた。過重労働で心が沈んでいた。

 一応マイホームは買っていた。ただ、数年前から妻が病気入院していて、子どもふたり実家にしばらく預けてあった。つまり単身だった。

 かつては、いろいろと堪え切れずにデリバリーヘルスを呼んでいた時期もあるが、穴があったら入りたい気分だ。煉獄さん……。

 その日々では、深夜に誰もいないマイホーム帰宅して、独身時代が懐かしいと思いながらテレビを点けていた。ある時だったか、今時風のアニメが流れた。

♪ わんわんわん猫が好き 夢中で何も見えない

  にゃんにゃんにゃん犬が好き 素直にアイラブユー ♪

 ほぼ終電+徒歩の関係で、自宅に帰る時間は固定だった。ダイニングの食卓の上に、コンビニおにぎり綾鷹を置いてから、大匙1杯の味覇を小鍋に入れて沸騰させ、菜箸で溶き卵を回し入れていた。最後テーブルコショーを振りかける。ネギは買い忘れることが多かった。

 食事の支度ができて、テレビを点けると上のアニメがやっていた。女の子が出てくるやつ。

 サブカルチャーについては、若い頃に少し嗜んだだけの私でもわかった――これは三級品のアニメだ。放送枠を埋めるためにひとまず作られたような、1話につき実質4分間だけの5分もの作品。それが正体だった。

 かわいそうに。作者はどんな想いだったろう。悔しいと思わなかっただろうか。残念ながら、番組製作者にとって優先順位が低いアニメだったのだ。※当時はそう思っていたが、今は違う。

 内容だが、女の子同士が仲良くするようなものだった。はっきりいって中味はない。ただ単に、女子高生が仲良くしているか、仲良くしようとアプローチしているだけの。そういうやつだった。だが、観ている最中に何も考えなくていい。それがいいと思って、つい毎回見てしまっていた。

 別に興味はない。なんとなく見ているだけだ。深夜帯だから、それ以外に選択がなかった。前後時間帯にほかのアニメ放送されることもあったが、観ることはなかった。この齢になると、特に30分枠のアニメは見るのがしんどい子どもと一緒に土日朝のアニメを観るのであれば、まだなんとかなるのだが。

 愚痴が長くなった。この章は仕舞いにする。これ以外にもパワハラ職員とか、やる気のない職員とか、省庁間のいがみ合いとか嫌がらせとか、議員行政との癒着・密着とか、嫌なことはいくつもあったが、本題ではない。

 そういうのが知りたい人は、元キャリア官僚が書いた書籍ブログを探して読んでみるといい。意外とみんな、けっこうぶっちゃけている。生々しい。

 その人達に比べれば、当記事の内容というのは、やはりベジタブルに違いない。冷静に考えて、野菜よりも肉の方がハイパワーだろう。そういうことだ。



思い出④ 政治家転身を間近に見て

 「官僚から政治家になりたい」という想いを抱く人は、一応は存在している。そして、そういう人が政治から求められる場面もある。

 30代に入る頃の話だ。具体的にいつ頃だったか失念したが、自由民主党地方自治を担っているグループが各官庁にチラシを配っていた。要するところ、「官僚の皆さんの中で政治家になってみたい人、手を挙げて。ハーイ、ハーイ!!」と、ここまで軽いノリではないが、かくして官僚から政治家へ……というルート希望する人は一定数いる。

 そういう説明会に参加したことがある。「興味本位でいい。年齢関係なし」といったことがチラシに書いてあったが、会場に同年代はほぼいなかった。

 説明会の流れは月次だった。自民党のそこそこ偉い人が挨拶をして、後は別の人達に交代して政治家への転身ルートの大まかな説明(国政コース地方自治コース)があって、最後簡単グループ討議だった。

 なお、これはずっと昔の話だ。今がどういうシステムかはわからない。

 私がいた席の隣には、一回り年上の国土交通省(の前身)の技官であるIさんがいた。体格は小柄だったが、その割には大きく見えた。頭の回転が速くて、こっちが話しても0.5秒でレスポンスが飛んでくる。

 Iさんとはグループ討議の後で連絡先を交換して、一度だけ飲みに行った。頭の回転だけじゃなく、教養のある話し方だった。人としてのスペックの違いを感じた。

 Iさんが上の説明会に参加した動機は、出世や昇進に関係していた。上に行けないのであれば、いっそ政治世界活躍してみたい――そんなことを話していた。

 Iさんは、東大でも京大でも筑波大でも東工大でもなく、一般的国立大学だった。偏差値でいうと50ちょっと。私と同じくらいの。その大学名では正直、立身出世の見込みはなかった。よくて審議官民間でいうと次長部長ほどか。今はどうかわからないが、当時は学歴が問われる時代だった。国交省でも、上級管理職東大が基本だった。

 Iさんのキャラクターというのは、古い語彙になるが、ザ・自民党といった雰囲気だった。政治的に保守というやつだ。頭の回転が速いというよりは、物事道理がわかるというか。いざという時には清濁併せ吞むことができる。そんな具合だ。

 かくいう私は、政治家ルートは無理だと感じ、その後にあった面接を受けることはなかった。国会議員になるには地盤看板も鞄も足りないし、かといって地方自治体に出向して市町村助役(今でいう副市長)になるのはリスクが高すぎる。もし地場に合わなければどうすればいいのか。どの面を下げて霞が関に帰ればいいのか? いや、というか帰れない。片道切符だ。

 でも、本当に政治家になりたい人であれば、不安に打ち勝ってしまえるのだろう。当時の私は、転職を考えはじめていたけれども、今と違って転職市場は整備されていなかった。インターネットでの転職活動も始まったばかりだ。リクナビ黎明期になる。

 まあ、それらも言い訳に過ぎない。本気で転職したい人だったら、そんな事情関係なく転職エージェント架電していることだろう。心の底では、そこまで転職したいとは思ってなかったのだ。

 その後も、厳しい日々が続いた。職責はどんどん増えていくけれども、やりがいは減っていった。給料も見合っていない。時給換算だと千数百円ほどか。上でいう40才になる頃には、自分がなんのために働いているのかわからなくなった。行政ロボットのようだった。

 ひたすら政策課題に対して向き合い、法律常識に照らして世間でいうところの正解と思われる回答を見つけ出し、複数上司忖度とやらをしながら仕事を回していた。税制を維持していくためのロボットになっていた。

 あと数年以内には、おそらく課長補佐から課長級になる。もっと忙しくなるだろう。子どもを2人育てるなど不可能だ。

 もやもやした気分で深夜に帰宅した時、やはり、あのアニメ――『犬神さんと猫山さん』が流れていた。たった三ヶ月の付き合いだったが、少しばかりの息抜きになった。コンビニおにぎりお茶と、味覇スープを飲みながら、ほとんど何も考えずに観ていた。

 女性同士が仲良くすることに主眼を置いていたのはわかる。メインふたり関係だけでなく、ほかの女性同士の関係性も描いている。

 犬神さんは積極タイプだった。猫山さんのことが大好きだ。ほかの女の子はいざこざがありながらも、最後には仲良しになっていた気がする。

 強いていえば、犬神さんの猫山さんに対するアプローチには、セクシャルハラスメント構成する要素があった。いきなり抱きついたり、薬物を飲み物に混ぜようとしたり、髪型自分好みにさせようとしたり、猫山さんの反応が気に入らないとキレたり、ハラスメントし放題だった。デートDVに通じるものがある。人権という観点からは、現代社会で許容されるべきものではない。

 この日記を書き始めた頃、ニコニコ動画登録して全話パックを購入した。順番に話数を巡ったところ、第9話にこういうやり取りがあった。以下、犬神さんを「犬」とし、猫山さんを「猫」とする。

犬「あの~、今なんて……?」

猫「えっと、だからストパーかけたいなって……」

犬「バッカなんですか猫山さん!」

猫「そこまでいうの犬神さん!?」

犬「だって、素晴らしいその猫っ毛を矯正するとか、そんなのって、そんなのって、コーヒーからコーヒー抜くようなものですよ!?」

猫「わたしアイデンティティなんだと思ってるの!?」

 リアル高校生ならこういう会話をするのかもしれないが、中年の私には厳しい描写だった。若い人向けの作品なのだからと思いつつ、読者が真似をしたら相手が苦しいことになる――と当時は考えていた。こちら以外にも、若い人なりの情動リビドー)が爆発するようなシーンがあったのを思い出す。

 思えば、若い人向けの作品なのだから、少しオーバーなのがちょうどいいのかもしれない。作者が若年だったのもあるだろう。梶原一騎(巨人の星)にしても、雁屋哲(野望の王国)にしても、巻来功士(メタルK)にしても、CLAMP(聖伝)にしても、荒木飛呂彦(バオー来訪者)にしても、板垣恵介(バキシリーズ)にしても、作者が若いと、エログロやスプラッタや、恋愛確執社会価値観との対峙など、青春期ならではのリビドーに溢れている。反対に、作者が齢を取ってくると確執関係が雪解けするような、そんなシーンを描くようになる。『バキ親子ケンカ編』などが顕著だ。

 あの人達が若かりし頃のマンガというのは、基本線として反社会的だ。反社会的といっても、若者にとっての抑圧を打ち破るという意味での反社会性だ。うまく料理できれば、マンガの魅力として存分に活きてくる。あの人達は、若者のそんな感情を搔き立てるのが抜群にうまかった……と、元若者が振り返ってみる。

 追記 Iさんはその後、大成した。少しではあるが本人に馴染みのある地域で、市町村助役として迎え入れられた。その後、国会議員職員団体や地元から応援を受けて市長選立候補し、並み居る解放同盟勢力を圧倒して市長になった。

 あれから調べてはいないが、きっと長い間お勤めになったのだろう。ああいう人がもっと多くなれば、地方もっと活性化するに違いない。



 Part3/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201303

anond:20230926162604

それは大抵金ケチって安い施術にしたか

伸ばしすぎのパターンや。

運動したいなら最新の施術で5cmくらいが限界

費用は5千万はする。

しかも、半年くらいはリハビリでまともに働けない。

anond:20230926102428

あるはずだがカンパ募って何千万だか集まったって自慢してた

山分けするってのも言ってた

あとcolabo関係以外に勝手に始めた堀口関係裁判にも使う予定らしい

2023-09-25

公務員は少ないというかいつまでも足りない気がしてきた

まずパトロールに5千万必要ってところから詰み

anond:20230925093301

あの記事見て思ったのは女子大生は灘高生にコナをかけまくるだろうなってゲス想像

偏差値50で将来性もない女子大生がお姉さんの立場で性について話し合うんだろ。

日本トップクラス頭脳で将来は年収千万が期待できるけど、まだ男子校なので相手のあるやつも少ない。

どんな合コンよりもお買い得案件だわ。

男子高生は子どもから考えてなくても、女子大生側がそう思ってなかったら異常だわ。

捕食者の立場が逆転してる意味でもえっちな状況としか表現しようがない。

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