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2023-08-10

アニメオタク特に萌えオタ)に対する嫌悪感が一体何なのかきちんと考えてみた

自分の中でのアニメオタク特に萌えオタ)に対する嫌悪感が一体何なのかきちんと考えてみた。

すると恐るべき結論に達してしまった。これから書くことは正直私も断言して良いものかどうか躊躇している。しかし、アニメ文化の発展のためにも、心を鬼にして書かなければいけないことだ。

アニメオタクは何もアニメに貢献していない!

今までも、そしておそらくこれからもずっとそうだ。これは岡田斗司夫のような豚野郎の言う「オタクは死んだ」でも、東浩紀のような豚野郎の言う「読者の質が悪い」でも、宇野常寛のような豚野郎が言う「萌えオタはクズ」でもない。もっと根幹に関わる重大なことだ。そして恐ろしい事実だ。

まず、オタクオタク向けに作ったオタクアニメが大きな評価を得てきたことは今まで一度たりともない。

名作を作ったクリエイター側は言うまでもなく、『ガンダム』の富野由悠季は仕方なくアニメ現場に降りてきた人だし、『攻殻機動隊』の押井守は元々映画監督志望でジャン=リュック・ゴダール敬愛していてたまたまタツノコプロ求人が目に入ってアニメ業界入りした人だ。

「でも、今は世界的にアニメブームが起きているじゃないか」と萌えオタがブヒブヒ言ってきそうだが、それは幻想である。まず90年代後半に盛んに言われた「ジャパニメーションブーム」を取り上げると、これは岡田斗司夫オタク地位向上のためにでっち上げものだ。本人も後にそれを認めており、外から圧力に弱い日本オタク市民権を得るにはそれしかなかったと言っている。この岡田斗司夫苦肉の策電通村上隆が乗っかり、ジャパニメーションブームという虚構ができあがったのだ(元々別称だったジャパニメーションという言葉を良い意味として輸入したのが村上隆である)。

それは今まで世界的な評価を得てきた作品を見ていけばわかる。

まずは、宮崎駿アカデミー賞も受賞し、名実ともに日本代表するアニメーション監督といった地位を得ているが、その作風アニメ界ではむしろ異端であるスタジオジブリ的なもの宮崎駿的なアニメは本人にしか作れず、その作風を引き継ぐような後継者は未だ誰一人いない(宮崎駿の後進育成が下手という話ではない。宮崎駿に影響を受けた人間が外で宮崎駿的なアニメを作ったっておかしくないのに、そんな人は日本はいないのだ。海外ではどうか? そう、モンスターズインク制作したピクサーが後継にふさわしいだろう。言うまでもなく彼らはアニメオタクではない)。

宮崎駿にはオタク的なるものを避けて避けてやっと今日地位を築いたという歴史がある。オタク的なものを避けて世界評価を得た、これは非常に重要ポイントだ。

押井守もその一人だ。『うる星やつら』を制作し、オタク向け監督の一人で終わるかもしれなかった彼は『機動警察パトレイバー2 the movie』や『攻殻機動隊』においてオタク向けアニメ想像力を捨て去ることで作品の強度を確立した。『ビューティフル・ドリーマー』はどうなんだ、という声があるかもしれない。これには後に押井守がこう語っている。「劇場版第一作『オンリーユー』を作ったとき原作者ファンが喜ぶことを全部詰め込んだ。上映されると当然原作者ファンは満足したようだが、作品的には酷い代物だった」。この諦観によって『ビューティフルドリーマー』は作られた。オタクから距離を取ることで傑作に仕上がったのだ。

他にも大友克洋の『AKIRA』だって一見すればわかるようにオタク的な想像力から離れたものであり、渡辺信一郎の『カウボーイビバップだってそうだ。

オタク監督だと言われるウォシャウスキータランティーノだってウォシャウスキーSFの人で決してオタク想像力に耽溺しているわけではないし、タランティーノ高校中退して一日中映画を見まくっていた怪物だ。

エヴァンゲリオン無視しているじゃないか、と言われるかもしれない。確かにエヴァオタクオタク向けに作ったオタクアニメであり、社会的現象を起こすほど大ヒットしている。だが、これ一本でもってオタク想像力勝利にはなりえない。何故ならオタク外にも評価されたオタク監督庵野ただ一人、例外中の例外なのだ。その庵野ですら、オタク偏狭さに嫌気がなして反オタク改宗した。その事実オタクは裏切った、とこれまた偏狭さを見せて批判している。

このようにオタクオタク向けに作ったオタクアニメで傑作が生まれたことは、一件の例外を除いて存在しない。オタクが喜ぶ想像力や「萌え」なんてもの全然強度を持ち合わせていない(十年前にオタク想像力オタクに受けていたクリエイターの今の地位を思い浮かべて欲しい、それが十年後の山本寛新房昭之の姿だ)。

しろオタクの好みに少しでも外れると烈火のごとく怒り、作画監督が少しでも個性を出すと作画崩壊と騒ぐその類まれなる偏狭さは害悪だと言ってもいい。

オタクオタク的な想像力から外れるような、例えば『スーパーミルクチャン』や『TAMALA2010』のようなアートアプローチからまれた傑作を評価できない。どちらも発売時にはタワーレコード平積みされ、オタク想像力は一瞬で敗れ去った。

それどころか『フリクリ』をオサレだとかラベリングして嘲笑するほど、子供のような舌でもってクレームをつけて回っているのだ(『フリクリ』はガイナックスが作ったオタクアニメじゃないかという屁理屈が聞こえてきそうだ。ガイナックスは今や庵野の反オタクキャンペーンによってオタク的な人間駆逐されており、鶴巻は反オタク急先鋒である)。

そして、それは明らかにアニメ進化を阻害している。その理由を書こう。

まず、オタクが大好きな絵柄、要するに萌え絵はアニメーションに不向きなのである。あの頭と目が大きく、等身が低くて身体か華奢という構造は、見た目通り人間的に動かすというのは困難だ。だから、どのアニメにおいてもよく動くと言われるもの萌えから距離を取っている。萌え絵を選択すると自動的紙芝居的な動きが縛られたものしか作れなくなる。ディズニー萌え絵を選択せず、あのような絵柄なのは動かすことを念頭に考えているからだ。

しかし、アニメオタク萌え絵以外の絵柄のアニメを「絵が変」と言って嘲笑し、批判する。ここがアニメオタクの一番の問題点であり、私が害悪と言い切る理由だ。

例えば近年稀に見る傑作である鉄コン筋クリート』を例に出そう。この作品も「オサレ」「絵が変」といって批判されているが、この作品こそアニメーションの快感、動くことの快感を思い出させてくれるものはない。画面の中を縦横無尽に動き回るキャラクター達が見るものの心を掴んで離さない。そして、それはアニメオタクが「変」といって批判するその絵柄が貢献している。もし、この作品萌え絵だったらここまで動くものになってはいない。現にそんな作品はない。

そして、アニメーションの快感を蘇らせたのがオタク外のマイケル・アリアスだったことは非常に重要だ。アニメオタクアニメーションのことがわかっていない。だからスタジオジブリ的なものピクサーに取られ、アニメーションの快感マイケル・アリアスに取られてしまうのだ。

もう一度言おう。オタク想像力は強度を持っていないし、オタクが好むアニメ絵はアニメーションに向いていない。アニメーションに向いているオタク的じゃない絵を排除するその思考アニメ進化を阻害している。

アニメオタクが本当に現実逃避ではなくアニメのことを愛しているのなら、今すぐアニメを見るのをやめて即刻退場することだ。それが一番の貢献だ。

2023-08-02

anond:20230802082122

マッドマックスシェイクスピア劇のような人の高潔さを描いた作品ですが、特にフューリーロードには下品なシーンはありませんし、正直に申し上げますと、それを下品と断ずる増田様の教養が足りないのだと思われます

増田様の挙げられた作品ヒューマニズムというものを題材としております

これらは米国アカデミー賞、あるいは英国の作劇アカデミズムにおいて重要視される要素であります

俳優の表面的な美しさだけではなく、汚辱や辱めを受けながらも立ち上がる姿を見せる姿勢特に彼らの持つ作劇史、文学史において重要とされているのです。ご納得いただけましたか

2023-07-28

anond:20230728153311

イブ都会へ行くと星の王子様ニューヨークへ行くがゴチャゴチャになってニューヨークで大暴れ!あの面白増田も…参戦!?

全米が抱腹絶倒アカデミー賞を総なめした大爆笑銀河スペクタクルコメディ

観客「弊社、最高〜!」

 

弊社2 〜増田ニューヨークへ行く〜

 

今年の夏は…弊泣き!

2023-07-16

君たちはどう生きるか感想(後半ちょいネタバレ

公開数ヶ月前になってタイ人に関するなんやかやの報道でどうでもいい悪印象を与えてくれた鈴木Pでしたが、「宣伝を全くしない」という前代未聞のプロモーション戦略のおかげで、「宮崎駿の新作を全く前情報のない状態で見る」という稀有経験を与えてくれたことに感謝します。

これは実に小学生の頃「両親に連れられて『火垂るの墓』を見に行ったら突然なんか知らないアニメ始まった」以来の驚愕経験であり、その後のジブリアニメ国民アニメとなっていき毎回公開前に怒涛のプロモーションが行われていった経緯と、その時に見た「となりのトトロ」が私の生涯において不動のベストアニメであることを考えると、奇跡のような経験であるといえます

 

ただ、正直あまり期待はしていませんでした。というより期待しないように努めていました。私のジブリへの信頼感のピークは「もののけ姫」とコミック版「ナウシカ」であり、今ではアカデミー賞に相応しい最高のアニメである評価している「千と千尋」も終わった直後は頭の中「???」でしたし、ハウルでは「??????」、ポニョでは「????????????」となっていきました。

ゲド戦記アリエッティは私の生涯のワーストアニメベスト1&2です。

風立ちぬ」「かぐや姫の物語」も、「?」は浮かばなかったものの「ピークを過ぎた老境の作家の遺作としては十分以上の出来だろう」というような妥協した評価に落ち着きました。

 

この作品制作発表された時にまず思ったことは「本当に完成するのか?」という心配でしたが、鈴木Pの斬新なプロモーション戦略により完成するまでその心配を思い出すこともありませんでした。ポスターが発表されてからもほぼ忘れていたのですが、「プロモーションをしない」という鈴木Pの方針話題になってから俄に気になり始め、上記トトロ以来の経験をする決意をしたというわけです。

 

私と同じ体験をしたい人は絶対にこの連休中に観に行くでしょう。連休中に観に行く予定の人はこの先を読まないでください。

 

行かなかった人はその後普通にどのような作品だったか情報を目にすることになるでしょうし、少々のネタバレを食らったところで気にもしないでしょうから、ここから私の感想を書いていきますストーリーの核心をネタバレするつもりはありませんが前提となる設定などは普通にバラしていきます

 

 

 

 

 

面白い

 

カリオストロ」「ラピュタ」のような痛快冒険活劇ではありません。「ナウシカ」のような設定をしっかり作り込んだ異世界ファンタジーでもありません。しかし、見ている最中最高傑作」という言葉が何度も浮かんだのは確かです。「トトロ」や「千と千尋」を上回るか?と言われると、難解で観念的すぎる部分はありますが、明らかに上回っている部分もあるので、評価を決めるにはまだ何度も見る必要があります。というかすぐにでももう一度見たいです。

 

◆この作品を見るべきか否か?

 

文字通り宮崎駿集大成なので、ジブリ映画で育った人間なら見に行かないという選択肢はありえないでしょう。ハウル以降は見なくてもいいと思いますがこの作品を見ずに日本アニメのことを語ることは不可能です。というか、確実に「トトロ」や「魔女宅」などと同じように日本人のDNAに深く刻まれ作品になるでしょう。

 

◆良かった点

 

文字通り集大成なので過去宮崎アニメの要素が全て入っている

 

風立ちぬトトロ千と千尋ハウルポニョコナンカリオストロラピュタ

と怒涛のようにどこかで見たような風景、展開が続きます二番煎じではありません。

本人にしかできないセルフオマージュであり、過去作を踏まえた上で、それが国民記憶として共有されているからこそできる唯一無二の表現です。

そして、あらゆる影響を生み出してきたオリジネイターにしかできない圧倒的イマジネーションがあります

 

宮崎駿自身実存が感じられる

 

主人公モデル少年時代宮崎駿自身であり、半分自伝的な物語になっているが故に、少女主人公とした「千と千尋」などより真に迫ってくる情感があります

何より宮崎駿インタビューで度々口にしていた母親に関する憧憬が、作品として昇華されているところが素晴らしいです。

 

ストーリーが練り込まれている

 

コンテを描きながら公開日を決め、締切に追われながら作られた過去作品は、若い頃は力技で最後まで渾身の力で作りきっていましたが、近年の作品においては終盤明らかに息切れが感じられました。今回は明らかに時間をかけてストーリーが練り込まれており、「ハウル」や「ポニョ」で顕著だった「えっこれで終わり????」という感覚は一切ありません。

既存ストーリー構成の枠にはまらない」という手法は「千と千尋」の方法論を踏襲しているので唐突な展開の連続に難解さを感じる人もいると思いますが、終わってみれば一本筋の通ったストーリーになっており、深く考察する価値がありそうです。

千と千尋」で確立した「ゆきて帰りし物語」のフォーマットを発展させ、導入はよりゆっくり自然に、異世界に入ってからはよりぶっ飛んだ展開の連続で飽きさせません。結末も「これしかない」という納得感のあるものになっています

 

・泣ける

火垂るの墓」以外のジブリ映画で泣いたことはあまりないですが、様々な要因からくる深い感動で終盤は涙が止まりませんでした。米津玄師主題歌がその感動に拍車をかけてきます。ズルいと思うぐらい良いです。

 

◆悪かった点

・なんか説教くさそう

 

説教くさそうなのはタイトルだけです。少年時代宮崎駿が「君たちはどう生きるか」を読んで感銘を受けた、という以上のことは原作との関連は読み取れませんでした。原作を読み返し、何度も見て考察したい点です。

2023-07-15

anond:20230715222944

まあ来年アカデミー賞スパイダーバース長編アニメ賞取って君生きをタコ殴りにするから楽しみに待ってなさい。黙ってみていろ。結果が出るから

2023-06-18

anond:20230618222252

ひょっとしたら、マイノリティが低評価レビューを読んで傷つかない様に配慮してるのかもね。

アカデミー賞でも作品マイノリティを参加させておかないと受賞できなくなる制度に変えるというし、世界的にそうなっていくんだと思う。

差別お構いなしの国は中国ロシアとその取り巻きぐらいになる。

2023-06-11

一流映画監督アカデミー賞直木賞受賞経験あります)がつけるクリストファーノーラン映画ランキング

テーマ脚本、完成度でそれぞれ2.3.5点でつけて評価しま

反論があればご自由

詳細が必要場合は別途お答えいたしま

私は映画を30年撮っており過去アカデミー賞を受賞経験があります

A インセプション(2,3,4)、ダークナイト(1,2,4)

B テネット(1,2,4)、ダンケルク(2,2,4)、インターステラー(2,1,3)

C メメント(1,1,2)、ダークナイトライジング(2,1,3)、バットマンビギンズ(1,1,2)

2023-05-04

マリオ映画で、なんで「アメリカ映画評論家は薄っぺらだ」と言い出したのに観客は満足したか

これ。

アカデミー賞評価の際にも色々話題になった。

ようするに「スーパーマリオ映画には、別にマイノリティが出てこないし、人種差別LGBT差別問題も出てこない」

ということ。

まりアメリカ映画評論家が突きやす社会問題投影されていないということだ。

イタリア移民白人兄弟が、勇気を出して頑張る話」

という話だ。

テーマは「家族愛」と「勇気」だった。

社会問題は一切含まれていない。

から薄っぺらだ」と言っているんだろう。

娯楽作品に何でもかんでも社会問題を入れるのは、それが作品作用することはあるが「絶対的ルール」ではない。

差別に苦しんでいる人間以外にも、娯楽作品で楽しみたいひとはいっぱいいる。

マリオルイージの住むスーパーマリオ世界は、いわゆる「バカでのろまで、失敗続きの優しい二人が、勇気を出して困難に立ち向かう」

という映画だった。

わかりやす被差別アイコンは出て来ないが、十分普遍的テーマだったと思う。

ゲイでもトランスジェンダーでも、有色人種でもないが、上手く行ってない、社会から軽んじられている二人の物語だった。

多くの観客は、それで十分。

評論家のように属性を気にしなかった。

なぜなら、その二人は、かつて自分分身として、ゲームの中で悪戦苦闘をともにしてきた、古くからの友人だからだ。

とりたてて、別の社会的な属性付与する必要はなかった。

マリオマリオルイージルイージだった。

それ以上は余計なものだった。

観客にとっては「自分分身」であり、そこには特定属性意味を成さないのだから

2023-04-17

anond:20230416201560

ほれ。BingAIに聞いてきてやったぞ

 

映画評論家として答えてください。 映画セッション」の良さが全く分からない。これパワハラ映画だよね?

映画評論家として答えるのは難しいですが、映画セッション」の良さについて私なりに考えてみました。😊

映画セッション」は、世界的なジャズドラマーを目指す主人公アンドリューと、彼を厳しく指導する鬼教師フレッチャー関係を描いた作品です。1

この映画の良さは、以下の点にあると思います

マイルズ・テラーJ・K・シモンズの熱演。特にJ・K・シモンズアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。1 彼らの演技は、観客に強烈な印象を与えます

ジャズドラムの迫力ある演奏シーン。主人公が血だらけになりながらもドラムを叩き続ける姿は圧巻です。音楽も素晴らしく、ジャズファンでなくても感動できます

ラストの展開。主人公と鬼教師音楽を通じて対決するラスト9分間は、映画クライマックスです。2 二人の関係がどう変化するのか、観客は息を呑みます

もちろん、この映画には批判的な意見もあります。3

パワハラモラハラとも言える鬼教師指導方法。彼の行動は、音楽教育において許される範囲を超えています。彼が主人公の才能を引き出したとしても、その方法正当化できません。

主人公性格人間関係の薄さ。彼は音楽以外に興味がなく、恋人家族とも疎遠になります。彼は一流のドラマーになることだけを目指していますが、その過程で何を失ったのか、観客は考えさせられます

私は、この映画は「パワハラ映画」というより、「音楽への情熱映画」というべきだと思います。2

主人公と鬼教師は、音楽に対する思いが本物であり、それゆえに互いにぶつかり合います。彼らは自分自身への妥協を許さず、常に高い目標を持っています

この映画は、観客に音楽への愛と挑戦への勇気を伝える作品だと思います。🎵

あなたはどう思われますか?😊

こんな先生絶対に許されないし、音楽関係ない罵倒もあったし、普通は殴った時点でこの先生はクビだろう 公開が2014年から、その時代では受け入れられてたってこと?

映画セッション」には、パワハラモラハラとも言える鬼教師指導が描かれていますが、それは公開当時から批判されていたことです。12

実際に、この映画監督デイミアン・チャゼル実体験がベースになっています。 彼は高校時代ジャズバンド所属していて、フレッチャーのような教師出会ったそうです。

彼はその教師について、「彼は私を怒鳴りつけたり、物を投げたりしたことはなかったけど、とても厳しい人だった。 彼は私たちに対して非常に高い基準を持っていて、それを満たせないとき容赦なく指摘してきた。 彼は私たちを褒めることもあったけど、それは本当に稀なことだった。 彼のクラスでは常に緊張感があって、彼の目を気にしながら演奏しなければならなかった」と語っています

チャゼル監督は、この教師指導自分音楽への情熱を高めたとも言っていますが、同時に自分精神的な健康にも影響を与えたとも認めています

彼は、「彼のクラス演奏することは楽しかったけど、同時に恐ろしかった。 彼のクラスで失敗することは最悪のことだった。 私は彼のクラスで失敗したくないという気持ちが強すぎて、他のことに関心を持てなくなってしまった。 私は友達恋人遊んだり話したりする時間もなくなってしまった。 私は音楽以外のことで幸せを感じることができなくなってしまった」と振り返っています

このように、映画セッション」は監督自身体験を反映した作品であり、パワハラモラハラ問題だけでなく、音楽への情熱や挑戦、才能や天才というテーマも含んでいます

公開当時からパワハラモラハラとして批判されていましたが、それは監督自身体験ベースになっているからかもしれません。😅

あなたはどう思われますか?😊

音楽世界が厳しいのは分かるが、体罰ダメだし、理不尽叱咤もアウト、椅子投げるのは完全に犯罪から それを解決せず練習して立ち向かっていくのは暴力肯定しているとしか思えない

そうですね。フレッチャー行為暴力パワハラとして許されるものではありません。😢

実際に、映画の中でもニーマンフレッチャーを訴えることになりますし、フレッチャー教師の職を失います

映画ラストでは、ニーマンフレッチャー音楽を通じて和解するような描写がありますが、それは彼らの個人的感情問題であり、フレッチャー指導方法正当化されたわけではありません。

映画は観客にフレッチャー指導方法を賛美することを求めているのではなく、音楽への情熱や挑戦、才能や天才というテーマについて考えさせることを目的としていると思います。🤔

なんでこんな映画アカデミー賞まで選ばれるまで評価されてるのか分からない

映画セッション」は、アカデミー賞で5部門ノミネートされ、編集賞、録音賞、J・K・シモンズ助演男優賞を受賞しました。12

受賞理由としては、以下のような点が挙げられます

編集賞ドラム演奏シーンやラストセッションシーンなど、緊張感やリズム感を高めるカット割りやテンポ評価された。23

録音賞:ジャズの生々しい音やドラムの迫力ある音を再現するために、多くのマイクや機材を使って録音した。23

助演男優賞J・K・シモンズが演じた鬼教師フレッチャーの圧倒的な存在感演技力評価された。23

映画セッション」は、音楽や才能に対する情熱と挑戦を描いた作品ですが、同時にパワハラモラハラ問題も提起しています

あなたはこの映画にどんな感想を持ちましたか?😊

2023-04-16

映画セッション」の良さが全く分からない。これパワハラ映画だよね?

アマプラセッション配信されてたから観てみたんだけど、もう本当に最悪

音楽学校の生徒がパワハラ全開の先生に怒鳴られて、殴られて、椅子を投げつけられてた

自分ブラック企業で働いてた頃がフラッシュバックしてしまい、震えが出てきて30分くらいで観れなくなった

なんでこんな映画評価されてるの?

公開が2014年から、その時代では受け入れられてたってこと?

こんな先生絶対に許されないし、音楽関係ない罵倒もあったし、普通は殴った時点でこの先生はクビだろう

生徒の青年は負けじとドラム練習を始めるんだけど、それこそ良くない流れだよ

音楽世界が厳しいのは分かるが、体罰ダメだし、理不尽叱咤もアウト、椅子投げるのは完全に犯罪から

それを解決せず練習して立ち向かっていくのは暴力肯定しているとしか思えない

なんでこんな映画アカデミー賞まで選ばれるまで評価されてるのか分からない

自分としてはダンサーインザダークより辛かった

みんなはこの映画のことどう思ってるの?

2023-04-05

anond:20230405130812

少なくともアカデミー賞作曲賞を受賞し、晩年でもニューヨークライブを行えば世界の名だたるミュージシャンが観に行くほどの格って、他に比較対象があるだろうかレベルでは

2023-03-18

エブエブクソつまんなかったんだけど何でこれがアカデミー賞取れんの?

エブエブはラ・ラ・ランド見たときと同じ気持ちが残ったので多分アカデミー賞と相性がよくない

anond:20230318090813

強姦されて妊娠した10歳の少女中絶できず

中絶処置法律を掻い潜って危険措置を受けるが

それがうまくいかずに泣き喚きながら女の子が生きたまま放置されて死んでいく

ドキュメンタリーとか作ったら

アメリカ人は涙を流して賛同するに違いない

アカデミー賞総ナメやで

2023-03-15

おまえら、"エブエブ"見ろ

アカデミー賞総なめの「エブエブ」こと、 Everything Everywhere All at Once を見てきた。

カンフーギャグ下ネタはさておき、「ADHDで悩む親子が、お互いの傷つけあいに終止符を打つ」というお話だった。

 

おれは、ADHD毒親育ちで自分ADHDで苦しんでいる。そして自分の子もも発達障害という毒血筋遺伝性障害で、親子間の負の連鎖が続いているので、すごく共感したし、心に刺さった。

 

増田にいる発達系の障害を抱えたお前ら。お前らには共感するところがあるんじゃないかと思う。

 

こんな作品アカデミー賞を取るなんてすごい時代だよ。LGBT権利を認める動きはあるが、ADHDのことを知ってもらうには、この映画が良い。これを世界中の沢山の人が見てくれた、ADHDってあの映画みたいな感じなんだよ!と表現できる。初めて俺たちの意味不明妄想拡大を代弁してくれる映像表現がでてきたんだ。

 

おれは、仲間がみつかったみたいに感じて、いまとても嬉しい。

 

ちなみに、「画家泥棒」という映画(信じられないが、ドキュメンタリー映画)もADHDで悩む中年男性が出てくる。この映画もなんかすごく刺さったので、ADHDで悩んでるみんな、よかったらみてくれ。(アマプラで見られる)

2023-03-09

映画を見るとき動物愛護精神もほどほどに

アカデミー賞最優秀賞作品にある注意喚起がされている。

作品は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」だ。タイトルはもうこれしかないので長いのは勘弁してあげてほしい。

配給会社推奨の通称は「エブエブ」で主演のミシェル・ヨーはこれ聞いて爆笑してた。

今作で拡散されてる注意はこれだ。

「犬が可哀想」「犬が傷つくシーンがある」「犬好きは注意」等々だ。

自分はどちらかというと猫派だが犬も好きなので、かなり鑑賞に慎重になった。が、好きな映画の予感があったので「目を閉じよう、シェイプオブウォーターでもそうした」と奮い立たせて映画を見た。

結論から言うと、犬は可哀想な目にあってなかった。

いや、確かに犬(ポメラニアン)なのだが、確かにちょっと可哀想なんだが、どうみてもぬいぐるみなのだ

子供以外は騙されない。CGでもない。明らかにぬいぐるみだ。

そして一方的にやられるわけでもなく、狂犬ポメラニアンとして登場し、飼い主に紐で宙をぐるぐる回され鉄球武器のように扱われる。死んだ描写はない。そもそも空間なので現実世界では怪我もなく生きている。

これを…まるで犬が虐待されて死ぬような注意喚起されても……!

「明らかにぬいぐるみだよ」と書いた上での注意喚起なら良かったのだが…。

エブエブは色んな映画サブカルネタが入っていて、アジア作品も多くパロディ使われている。

実はこのぬいポメ虐シーン、昔「極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU」という三池監督映画哀川翔チワワ(のぬいぐるみ)を振り回したり蹴り飛ばしたりしてたシーンのパロディと言われている。

あの頃の邦画は好き放題してた印象だ。よく海外映画祭にも日本映画が出品されていて牛頭カンヌ正式出品されている。

これもVシネなので一定の層しか見てないはずだが、それでもちゃん炎上した。ウィキにも書いてるしエブエブ監督もわかってるだろう。

エブエブは監督が見てきた色んな映画の中から印象に残ったシーンを詰め込んだような印象があり、その中の一つがこれだったのだ。

注意喚起ちゃんと正確にすべきだ。

エブエブの一番の注意喚起シーンはオチンチンをヌンチャクにして振り回すシーンである

これはぬいぐるみ虐待より重要なことではないだろうか。

「あの頃の一部マニアに人気な邦画」の雰囲気を見たい人はぜひ劇場に行ってほしい。アカデミー賞歴史が変わりそうだ。

2023-03-08

アニメオタクアニメに何も貢献していない。むしろ害悪だ。

自分の中でのアニメオタク特に萌えオタ)に対する嫌悪感が一体何なのかきちんと考えてみた。

すると恐るべき結論に達してしまった。これから書くことは正直私も断言して良いものかどうか躊躇している。しかし、アニメ文化の発展のためにも、心を鬼にして書かなければいけないことだ。

アニメオタクは何もアニメに貢献していない!

今までも、そしておそらくこれからもずっとそうだ。これは岡田斗司夫のような豚野郎の言う「オタクは死んだ」でも、東浩紀のような豚野郎の言う「読者の質が悪い」でも、宇野常寛のような豚野郎が言う「萌えオタはクズ」でもない。もっと根幹に関わる重大なことだ。そして恐ろしい事実だ。

まず、オタクオタク向けに作ったオタクアニメが大きな評価を得てきたことは今まで一度たりともない。

名作を作ったクリエイター側は言うまでもなく、『ガンダム』の富野由悠季は仕方なくアニメ現場に降りてきた人だし、『攻殻機動隊』の押井守は元々映画監督志望でジャン=リュック・ゴダール敬愛していてたまたまタツノコプロ求人が目に入ってアニメ業界入りした人だ。

「でも、今は世界的にアニメブームが起きているじゃないか」と萌えオタがブヒブヒ言ってきそうだが、それは幻想である。まず90年代後半に盛んに言われた「ジャパニメーションブーム」を取り上げると、これは岡田斗司夫オタク地位向上のためにでっち上げものだ。本人も後にそれを認めており、外から圧力に弱い日本オタク市民権を得るにはそれしかなかったと言っている。この岡田斗司夫苦肉の策電通村上隆が乗っかり、ジャパニメーションブームという虚構ができあがったのだ(元々別称だったジャパニメーションという言葉を良い意味として輸入したのが村上隆である)。

それは今まで世界的な評価を得てきた作品を見ていけばわかる。

まずは、宮崎駿アカデミー賞も受賞し、名実ともに日本代表するアニメーション監督といった地位を得ているが、その作風アニメ界ではむしろ異端であるスタジオジブリ的なもの宮崎駿的なアニメは本人にしか作れず、その作風を引き継ぐような後継者は未だ誰一人いない(宮崎駿の後進育成が下手という話ではない。宮崎駿に影響を受けた人間が外で宮崎駿的なアニメを作ったっておかしくないのに、そんな人は日本はいないのだ。海外ではどうか? そう、モンスターズインク制作したピクサーが後継にふさわしいだろう。言うまでもなく彼らはアニメオタクではない)。

宮崎駿にはオタク的なるものを避けて避けてやっと今日地位を築いたという歴史がある。オタク的なものを避けて世界評価を得た、これは非常に重要ポイントだ。

押井守もその一人だ。『うる星やつら』を制作し、オタク向け監督の一人で終わるかもしれなかった彼は『機動警察パトレイバー2 the movie』や『攻殻機動隊』においてオタク向けアニメ想像力を捨て去ることで作品の強度を確立した。『ビューティフル・ドリーマー』はどうなんだ、という声があるかもしれない。これには後に押井守がこう語っている。「劇場版第一作『オンリーユー』を作ったとき原作者ファンが喜ぶことを全部詰め込んだ。上映されると当然原作者ファンは満足したようだが、作品的には酷い代物だった」。この諦観によって『ビューティフルドリーマー』は作られた。オタクから距離を取ることで傑作に仕上がったのだ。

他にも大友克洋の『AKIRA』だって一見すればわかるようにオタク的な想像力から離れたものであり、渡辺信一郎の『カウボーイビバップだってそうだ。

オタク監督だと言われるウォシャウスキータランティーノだってウォシャウスキーSFの人で決してオタク想像力に耽溺しているわけではないし、タランティーノ高校中退して一日中映画を見まくっていた怪物だ。

エヴァンゲリオン無視しているじゃないか、と言われるかもしれない。確かにエヴァオタクオタク向けに作ったオタクアニメであり、社会的現象を起こすほど大ヒットしている。だが、これ一本でもってオタク想像力勝利にはなりえない。何故ならオタク外にも評価されたオタク監督庵野ただ一人、例外中の例外なのだ。その庵野ですら、オタク偏狭さに嫌気がなして反オタク改宗した。その事実オタクは裏切った、とこれまた偏狭さを見せて批判している。

このようにオタクオタク向けに作ったオタクアニメで傑作が生まれたことは、一件の例外を除いて存在しない。オタクが喜ぶ想像力や「萌え」なんてもの全然強度を持ち合わせていない(十年前にオタク想像力オタクに受けていたクリエイターの今の地位を思い浮かべて欲しい、それが十年後の山本寛新房昭之の姿だ)。

しろオタクの好みに少しでも外れると烈火のごとく怒り、作画監督が少しでも個性を出すと作画崩壊と騒ぐその類まれなる偏狭さは害悪だと言ってもいい。

オタクオタク的な想像力から外れるような、例えば『スーパーミルクチャン』や『TAMALA2010』のようなアートアプローチからまれた傑作を評価できない。どちらも発売時にはタワーレコード平積みされ、オタク想像力は一瞬で敗れ去った。

それどころか『フリクリ』をオサレだとかラベリングして嘲笑するほど、子供のような舌でもってクレームをつけて回っているのだ(『フリクリ』はガイナックスが作ったオタクアニメじゃないかという屁理屈が聞こえてきそうだ。ガイナックスは今や庵野の反オタクキャンペーンによってオタク的な人間駆逐されており、鶴巻は反オタク急先鋒である)。

そして、それは明らかにアニメ進化を阻害している。その理由を書こう。

まず、オタクが大好きな絵柄、要するに萌え絵はアニメーションに不向きなのである。あの頭と目が大きく、等身が低くて身体か華奢という構造は、見た目通り人間的に動かすというのは困難だ。だから、どのアニメにおいてもよく動くと言われるもの萌えから距離を取っている。萌え絵を選択すると自動的紙芝居的な動きが縛られたものしか作れなくなる。ディズニー萌え絵を選択せず、あのような絵柄なのは動かすことを念頭に考えているからだ。

しかし、アニメオタク萌え絵以外の絵柄のアニメを「絵が変」と言って嘲笑し、批判する。ここがアニメオタクの一番の問題点であり、私が害悪と言い切る理由だ。

例えば近年稀に見る傑作である鉄コン筋クリート』を例に出そう。この作品も「オサレ」「絵が変」といって批判されているが、この作品こそアニメーションの快感、動くことの快感を思い出させてくれるものはない。画面の中を縦横無尽に動き回るキャラクター達が見るものの心を掴んで離さない。そして、それはアニメオタクが「変」といって批判するその絵柄が貢献している。もし、この作品萌え絵だったらここまで動くものになってはいない。現にそんな作品はない。

そして、アニメーションの快感を蘇らせたのがオタク外のマイケル・アリアスだったことは非常に重要だ。アニメオタクアニメーションのことがわかっていない。だからスタジオジブリ的なものピクサーに取られ、アニメーションの快感マイケル・アリアスに取られてしまうのだ。

もう一度言おう。オタク想像力は強度を持っていないし、オタクが好むアニメ絵はアニメーションに向いていない。アニメーションに向いているオタク的じゃない絵を排除するその思考アニメ進化を阻害している。

アニメオタクが本当に現実逃避ではなくアニメのことを愛しているのなら、今すぐアニメを見るのをやめて即刻退場することだ。それが一番の貢献だ。

2023-03-05

映画】エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

・よかった

・一緒に観に行った相手の苦手ジャンルで途中で誘って悪かったな〜〜〜と思いつつみた

レミーの美味しいレストラン面白すぎ

・お尻INのジャンプ台とかワンちゃんぶん回しお姉さんとかクレヨンしんちゃんの感じがして面白かった

・ショルダーバッグ戦闘シーン、こんなブルース・リーみたいな中国拳法2023年スクリーンで今の映画映像感覚で見れるだなんてと謎の感動があった

・とにかく画面に飽きさせねえ!という強い意志アイデア洪水がすごかった

世界線とか複雑でついていけるか不安だったけどわかりやす提示してもらったお陰で多分ギリついていけた

・税務局の人、これは助演女優賞ですわ

視聴理由アカデミー賞めっちゃノミネートされてる作品って認識だといまいちしゃらくせえ自我がでてきちゃったけどスイス・アーミー・マン監督の新作って認識に改めて見ることにした









追記

・なんか感想書ききれてない感じするなって思ったんだけど、他の人の感想で「思ったより普通」って言っててそれだ ってなった

・新しくて新鮮な表現が溢れた映画だけど最後家族愛とか隣人を愛せよ的なテーマ収束するところ

・パーツパーツは若い才能のある人が作った面白さがあるけど収束普遍的なとこに着地するというか

隣人に優しくバトルの後のセリフ多めパートらへんからそう感じた

・なんか今の時代流行り的価値観だと「親子でも合わないなら無理に一緒にいるのではなくほどほどに距離を置いてやってく」的なのでもよくないかってなった 家族は一緒!を強めに押してくるのがちょっと一昔前の家族キヅナ描写感を少し感じた

いやでも今回はそういう話じゃねえからなのかな…

・あと、個人的に「色々なバースでもしもの人生があるけど何だかんだ今の人生やっていくか」的なテーマを期待してたから「家族愛」に収束してくのちょっと欲してたものとズレてた

(創設家族からニアリー自分人生かもだけどなんかちょっと違う)

・劇中で発達障害〜の表記があったら「理解のある旦那くん(離婚しそう)」じゃねーか!ってひねくれた見方してた

・「楽観的に生きることと世間知らずは違う」的なセリフ、よかった

・でも最後最後エンディング直前で謎の感動鳥肌がたったのでヨシ!

アカデミー賞最有力の「エブエブ」がぶっとんだ映画だった

ブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

〜あらすじ~

若い頃にアメリカに来てコインランドリー経営している広瀬香美は(若い頃の)ジャッキーチェン離婚危機にあり、認知症養父橋爪功大学を辞めてタトゥーを入れたレズビアン娘、渡辺直美暮らしていた。

納税に苦しめられ毎日鬼のように忙しく過ぎる日々。

しか税務署で夫のジャッキーチェンが突然カンフーを始める。

「僕は君の夫じゃ無い」と言い出すジャッキーチェン広瀬香美は混乱の中、襲ってくる敵と戦っていくことになった。

そして広瀬香美ジャッキーチェン結婚しなかった世界線広瀬香美Bの人生を知ることになる。

マルチバース上の彼女はあるときカンフースター、あるとき歌手、ある時は足が器用だった。マルチバース記憶を共有することで、広瀬香美格闘技マスターし、最強の広瀬香美となるのだ。

そして敵は……闇に落ちた世界最凶の渡辺直美だった。

世界線広瀬香美が今、立ち上がろうとしていた。

広瀬香美ミシェル・ヨージャッキーチェンインディージョーンズグーニーズのあの男の子という映画好きの日本人なら結構興奮するキャスティングだったりする。他にもアジア人映画オタは知ってる有名人たくさん。

とにかくカオスアクションが多いがギャグの頻度も多い。

インディーズ映画なので予算も低いらしいが、そうとは思えない映像の凝り方やCGの使い方は圧巻だった。スタッフロール日本人名もちらほらあったのが嬉しい。日系人オスカー部門賞受賞も期待している。

あいわゆる「ハリウッド映画」は世界中が見てきてると思うがエブエブはそれとは全く違う。

日本人も親しんできたカンフー映画前提で、日本邦画要素も強くあり「なんでもオッケーだよ。好きなことをしよう!黒澤明はもちろん、ナンセンスギャグジャンプレベル下ネタも、ごちゃごちゃごった煮でいこうぜ!中国政府規制貴様無視だ!」というアジアの良いところが詰まっているのだ。

からお上品な映画好きな人は避けてほしいし、ボーボボマサルさんと言われるのだろう。

(とは言ってもオスカー映画って結構下品なシーンあるよね?)

マルチバース解釈スタッフアベンジャーズシリーズでお馴染みのルッソ兄弟が入っているので、マーベル好きなら特に抵抗感なく見れるだろう。

ここまでの話では奇抜だという印象を持つと思う。

しかしこの映画、メインストリーが恐ろしく素晴らしく、そしてシンプルなのだ世界観のカオスさを超えて真っ直ぐテーマが突き刺さり、何もよくわかっていないのに感動が押し寄せてくる。

石と石が喋るシーンが本当に泣ける。画面には声もない。石に字幕がついてるだけだ。それなのに何故だか頬に涙が伝っていた…。

予測もつかない展開だ。説明も難しい。だからこそ一度見てほしい映画だ。映画好きならきっとこの映画を愛してしまうだろう。

それにしても最近大人が肩車をよくするのを見る気がする。あれはRRRだったかアジア人は肩車をするものだと西洋人勘違いしたらどうしよう。

期待に答えて練習すっか…。

広瀬香美さんはミシェル・ヨーに似てるからってだけでエブエブの日本公開応援ソングを歌っておりますが、めっちゃ世界観あってるので一度見てください。

https://youtu.be/WkMsZJ4G6Lc

2023-03-03

anond:20230303165057

コメディアン無罪っていうかあれは「例年、アカデミー賞では客弄りをコメディアンがやるという文化があり、過去ウィル・スミスはそれを見て一緒に大笑いしていた」という文脈があり(ちなみに黄色差別的ネタもある)、さらにあの前年にハゲ弄りされた妻が若い男と不倫してたをパパラッチにすっぱ抜かれて、ウィルが「うちの妻は結婚に対してそういう価値観でやってっから。何なら俺だって別の女と関係持ってっから」とテレビで話してバッシングを受け、好感度が下がってた。

からウィルビンタに対して少なくないアメリカ人は「パフォーマンスでしょ」という冷ややかな態度になった。

2023-01-05

anond:20230105091828

フェミニスト新聞記者

コラボ記者会見の時には暇空にもコメントをとり、監査認容でも署名記事を書く毎日新聞宇多川はるか記者女性支援記事継続して書いてきている

フェミニスト”の”新聞記者

83人の支える会のメンバーでありながら最初質問者となった記者会見記事はイソコブランドで出し、監査の件は通信社で済ませる、アカデミー賞映画モデルとなりネトフリで世界展開している東京新聞望月衣塑子”新聞記者

2022-12-31

2022年は久しぶりに明るいニュースが多い一年だったよな

コロナが少しずつ収まってきたことも影響しているのか、昨年・一昨年と比べても世の中がかなり上向きになってきた。

来る2023年もこの調子で明るい一年になってほしい。

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