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2012-10-19

http://anond.hatelabo.jp/20121017214432

はあ。無菌室に住んでる人みたいね

東日本のほうが放射線バックグラウンドが高いのは事実

あのさ、地質の関係で昔から西日本の方が放射線レベル高いんですけど。

ま、どっちもインドとかブラジルとか北欧とかローマとかに行けば笑うレベルだけどね。それとか国内でも温泉地とか。

不確かなものを信じないで自衛する、というのはさすが名大出らしい立派な考えだと思うが。

ふーん、個人的には東京から名古屋に移動中に東海地震大津波コンボに遭う方が余程怖いけどね。飛行機だって墜ちるかもしれんし。

交通事故に遭うかもしれないから家から外に出ないでいたって、家の真上に隕石が墜ちてこないとは限らんしさ。

吸った息の中にインフルエンザウィルスが含まれてて脳症起こして死ぬかもしれないか息もできないね。


要はなんでも「程度問題」なんだよ。少し考えればわかるはずのその程度のことにも思い至らずに、そんな屁理屈こねて悦に入ってる疑似インテリ馬鹿ほど有害ものってないね

2012-06-30

http://anond.hatelabo.jp/20120630035251

自分家族恋人の一番大切な命の安全が脅かされようとしてて、

それを守ろうと動くことに理屈なんていらないし、

だいたい命の安全を売って得られる生活の豊かさに

どれほどの意味があるのかな。

そもそも命の危険が感じられない。

東日本大震災大津波というあれだけの大災害に見舞われてもなお

直接原発で死んだ人間って一人もいないじゃん。

0.000何%の確率すら許容できないっていうなら

増田はもちろん自動車にも乗らないし海辺にも行かないんだよな?

2012-04-05

原発再稼働反対の人って

発電してなきゃ安全とでも思ってんのかな?

いま大津波がきて原発流されたら結局同じじゃん。燃料はそこにあるんだから

だったら代替エネルギーの目処がつくまで使っちゃいかんの?

2012-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20120314123921

冷却機能消失して放射能漏れ場合は 暫定基準値を直ちに引き上げ 直近の食糧難を乗り切る。

という政府の想定シナリオ通りにことが運んだわけだが?

 

しか引き上げる暫定基準値なんかも、そこにある資料からある程度決まってたはずだが?

でなければ、動きの遅い役所がアレだけの速さで暫定基準値引き上げを決められないだろ。

今回の問題は 冷却機能消失 したことであって、その後の対応 ではなかろうという話と

指摘されなければならないのは、避難区域の話だろうね。

 

冷却機能については 直流電源みたいな、変な話を除けば そもそも 高さ10mあった地盤を5mまで掘り下げたことに問題があって、

当時 歴史に残っているあの値域の最大津波高さは5m以上だったわけで 想定外どころか って話にいつ決着が付くかってことでいいと思うよ。

 

株主代表訴訟、等々でおそらく、そこは指摘されて決着が付くやろ。

2012-03-11

原発に関するスタンスを決めた

原子力発電どうしたら良いのかなあと考えてきて

最初バリバリ原発推進派だったんだけど

だって震度7地震がきて、あり得ないほどの大津波がきて、それでもギリギリ踏ん張ってんだよ

これ以上の被害はまさに「想定外」になるから原発推進した方がいいじゃん。

でもなんか、そう公言するのもはばかられるatmosphereで

致命的なことが起きたときに、地球全体が危機に陥るのは許せんと言われればそうかと思ったり

子供に対する放射能の影響を真剣心配する親をみると、うーむやはりと思ったり

まあそれで色々と考えてきて、今日スタンス決めた

代替エネルギーがあり、生活レベル東北地方太平洋沖地震前と同等でいけるなら、原発全廃賛成」

しま

地震前と同等」というのは、もう街がやたら明るくて、冷房暖房ガンガン使うという感じ

こういうこと言うと「少し我慢したって原発廃止だろ!」と怒られそう

そりゃ怒られるかもね

怒る人にちょっと聞いてみたいんだけど

原子力発電をしない限り、電気は一切使えません」

という状況になったら、どうするの?

そしたら、電気使わないでいくの?

利便性と危険性を天秤にかけて、原子力発電して電気つかうの?

なんかね「原発反対!」という人で

「もう、電気なんか使わなくて良いじゃない!」

という極論にいく人がいなくて不思議だったの

あとはちょっと本論はずれるけど

放射能心配」というとき、具体的には何が心配になるんだろう

放射能物質が含まれる食物を摂取してしまって、それによって癌になることかなあ

その確率ってどれくらいなんだろう

その確率心配なんだけど、道路を歩いていて或いは車を運転していて交通事故に遭う確率心配じゃないのかな

致命的なことが起きたとき地球全体が危機になるのも、そりゃ大変だよね

世界の色んな国で核弾頭を保持してるけどさ、あれ、やっぱなくさないとだよね

原発反対!」と言うときには、併せて「核兵器全廃!」も言ったほうが良くないか

あと「想定外事象に備えろ」って言うよね

例えば震度10の地震がきて、水力発電で使うダムが決壊したらどうなるんだろ

それぐらいは、まあ、いいのかな

震度10」は想定外すぎるから、いいのかな

火力発電所で温度が急上昇して、発電所が爆発するとかはないの

「急上昇しないようにできてる!」のかもしれないけど、それも「想定内」で考えてるでしょ

とか、色んなことを考えながら、スタンスを決めました

しま地震で巨大津波があったら

今度は全員で生き残ろうや。

それが死んでいった者たちへの鎮魂歌となろう。

2012-01-27

http://anond.hatelabo.jp/20120127122556

今こうして書いてみても、現実とは思えん・・・

そりゃぁ、ほとんどがお前の妄想勘違いからな…。

アメリカ特殊部隊ビンラディン暗殺

今まで、何回失敗したと思ってるんだよ…

30m以上の巨大津波日本を襲う!

30mの津波って…最大遡上高30mなら、特段珍しくもないだろ。

北海道南西沖地震でもそれぐらいは行ってる。

普通に、波高10mって言っとけよ。そっちの方が恐ろしいだろ。

地震原発が爆発!4基メルトダウン

震災で被害に逢ってテレビ見れなかったのかもしれないけど、地震で爆発してないから。

地震の翌日に水素爆発が起きたんよ。

それと、メルトダウン(溶けた燃料棒原子炉下部に落ちること)が起きたのは3基なんだ。

日本中が放射能に汚染される!

避難地域以外は別段、感嘆符つくぐらいの汚染ではないと思うがね?

むしろ、中東アフリカ革命ラッシュの方が世界史には残るだろうな。

2011-11-11

読売七日会・東京読売会合同総会(7月8日)での渡辺恒雄氏のあいさつ

 このたびの東日本大震災で、東北から関東の一部まで大被害を受けましたが、我が社も陸前高田坂井宏所長御夫妻とそのご子息および、各店の所長の御家族五人、YCスタッフ一〇人がお亡くなりになりました。深く哀悼の意をささげます。また、YC店舗は全壊六戸、半壊・一部損壊一七戸という被害を受けました。

 今回の震災の被害対策については、政府対応は誠に非能率で憤慨するところ大でありますが、グループ本社及び傘下各本社は、宮本副社長販売担当のもと、労力的にも、資金的にも迅速に対応し、その報告を聞いていささか心を癒されました。今後とも被災地YCの復興に全力をあげるつもりであります。また政府被災地全体にわたる救済、復興不手際については、紙面で厳しく批判し、督促してまいります

 さて、震災後の五月二十六日に、読売新聞週刊新潮無責任デマについて提訴した名誉毀損訴訟に対して賠償金の支払いを命ずる判決が出て、全面勝訴しました。

 この新潮報道では、二〇〇九年六月十一日号で、「新聞業界最大のタブー"押し紙を斬る"」というタイトルで、「読売18%、朝日34%、毎日57%が配られずに捨てられていた」と断定しております判決では「読売新聞においては"押し紙"が存在すると推察することもできない」として、新潮報道が全面否定されました。

 新聞が二割、三割、五割以上もの紙を配らずに捨てるというような不合理な無駄をしていれば、用紙代、印刷代、輸送費及び人件費の消耗で直ちに倒産しているでしょう。

 過去十年間の読売新聞決算報告をもとに数字を申し上げれば、この十年不況日本経済が停滞し、また新聞外のメディア特に電子メディアの普及等もあり、販売部数が減少したことは事実であります

 しかし、二〇〇二年三月期と、二〇一一年三月期の十年間の読売新聞の収支を申し上げると、販売収入は二六四九億円から96.61%の二五六〇億円に減少、その落ち込み幅は3.39%に過ぎません。その間のABC部数は一〇一五・二万部から98.74%の一〇〇二・四万部に減少、落ち込み幅は十年不況の中で僅か1.26%であります

 それに対し、景気を最も敏感に反映する広告収入は、一五〇六・九億円から53.16%の八〇一・二億円に減少、落ち込み幅は46.84%にも達します。

 それにもかかわらず、黒字経営を続けているのは資材、人件費の節減や、製造工程近代化、合理化による節減と保有株の配当収入不動産賃貸収入の安定もありますが、最大の原因は販売収入の減少が極めて僅かだったからであります

 週刊新潮の言うように、印刷した新聞の18%も捨てていれば、このような安定した販売収入はあり得ません。

 大きく言って、読売新聞収入構造は、販売6、広告2、不動産賃貸収入配当収入巨人軍等の事業収入2の割合です。そのうち二割を占める広告収入が十年不況で半減したのに、堂々たる黒字経営を続けていられるのは、ここにおられるYC所長の皆さまの日常努力による販売収入の安定でありまして、皆さまの献身的な愛社精神と堅実な経営努力に心から感謝申し上げます

 ちなみに、最近倒産の多発している米国新聞広告収入依存度は、七割から八割であり、これは宅配制度の不備によるものです

 さて、原発問題と今後の日本世界経済の問題について若干言及致します。

 現在稼働中の原発もいずれ点検による稼働中止になり、このままでは来年には、日本の全原発が稼働停止になります。もし、日本の電力の29%をまかなってきた原発が動かなくなれば、日本産業生産は縮小し、かなりの企業倒産し、失業者が増大し、税収は減り、国家財政破綻する恐れがあります

 菅首相は、現在9%の再生可能エネルギー20%とか25%に増大するという夢を語っていますが、彼の言う再生可能エネルギーのうち8%は水力発電です。これを増強しようとすれば、民主党政権の言ってきた「コンクリートから人へ」を逆転させ、ダム建設しなければなりませんが、それには五年、十年かかるし、また日本にはその適地もなく、コストは巨大になります

 菅首相の言う太陽光風力発電は、現在全発電量の0.5%くらいで、日本地理上、適地が少なく、風力発電は海上に巨大な浮体を作って乗せるほかなく、それも巨額な出費をもたらします。

 太陽光発電は、理想としては良いのですが、実際に広大なパネルを作ろうとすれば、それも巨費を要し、一朝一夕にできるものではありません。

 そうなれば、今問題になっている玄海原発のように、政府安全保証する点検済みの原発を再稼働させていく以外には、日本経済財政産業国民所得を維持する道はありません。

 今回の福島第一原発事故の原因は次々に解明されています

 私が枝野官房長官をはじめ、関係政府要人や専門学者達に聞いたところによると、福島第一原発事故は、地震によるものではなく、大津波によるものだということです

 つまり地震による揺れで原子炉破壊されたのではなく、大津波によって原子炉の冷却装置を稼働させる電源と冷却装置をつなぐ配電管が破壊され、冷却装置が止まってしまったこと、また海水を汲み上げるパイプ、そのための発動機の損傷もありました。

 海面上一〇メートルの所に作られた第一原発は壊れましたが、一五メートルの高台に作られた女川原発は、津波による被害がなかったので、今すぐにでも稼働できるのです日本海側、瀬戸内海側の原発は、二〇メートル津波かぶる心配はありません。静岡県浜岡原発も、完全な防潮施設を作れば安全になるでしょう。福島第一では電源を地下に設置してありましたが、浜岡では建屋の屋上に設置してあります

 福島第一の事故で、たくさんの人災的原因が明らかになりました。この経験と知識と高度な日本技術をもってすれば、耐震性は証明されている日本原発に対し、さらにどんな津波が来ても、外部電源とつながる炉の冷却装置を損傷しないような防御装置を構築することは可能でしょう。震災後四カ月たっても、こういう措置を稼働中止中の原発に対して取ってこなかった政府は、一体何を考えていたのでしょうか。

 ドイツ原発を中止したといっても、ドイツフランス原発から電力を輸入しているからできることです

 過剰な原発アレルギーで、日本の電力の三割を止め、節電とか自粛とかを連呼しているのみでは、日本はいずれ産業国家として世界三等国に転落し、貧困失業に悩まされるのではないでしょうか。

 読売新聞社は、この不況の中で、大手町の一等地に三三階の新社屋を建設します。首都直下型地震が来ても安全耐震性、非常の時の自家発電や、交通途絶対策としての非常食の備蓄等、完壁なビルを無借金で建てます

 私が社長に就任した二年後、借入金はピークで一六四一億円余ありました。社長就任以降今まで五六五四億円設備投資しましたが、現在すでに返済し、数百億円の預金があります。つまり、二十年前に千数百億円借金をしなければ、新規設備投資ができなかったのですしかし今、大手町に最新の建設技術の全てを取り入れた高層ビルを建てるのに、新たな借金は必要ありません。

 現在の我が社の基本的な経営体力は、皆さんの努力による安定した販売力、YCの店力、全従業員の愛社精神が基軸であります

 さらに、読売新聞の主張する税制改革案を含む財政経済社会保障産業政策等が、ポスト菅の内閣によって実現されれば、不況も解消し、広告収入の低落にストップがかかり、増収になり、その成果を皆さんとともに享受できるようになるでしょう。

 次に今回の読売グループ人事異動について説明します。すでに新聞等に細かく報道されているので、重点について述べます

 内山社長は昨年春、令夫人が大きな手術をして以来、術後が思わしくなく、そのショックで本人もいささか精神不安定になり、特に3・11の地震後の社務にはほとんどたずさわらないという状態になり、私宛に、夫人の看護に専念したいとの辞表が提出されました。

 内山君は私の永年の忠誠な部下であり、私には万感こもごも至る思いもありましたが、新聞社として緊急非常の事態の中、その辞表を認めました。

 老川東京本社長は定年に達していたので、グループ本社最高顧問としてグループ全体について指導してもらうこととしました。

 私は依然、事実上最高経営責任者として残りますが、八十五歳という高齢を考え、実務は白石二郎君に、グループ東京本社代表取締役社長を任せることにしました。白石君は、編集局長論説委員長、メディア戦略局長社長室長等を歴任、社務の全般に通じており、最適任と思います。また、政策理論家として社外でも評価されている早川準一君にグループ本社副社長兼副主筆として私を補佐してもらいます

 販売担当宮本友丘君は東京本社副社長に昇格、私の直轄下で、東西の販売政策を指揮してもらいます

 内山君の病気のこともあるので、八十五歳という最高齢で、事実上最高経営責任者である私の健康状態について報告しておきます

 今月、慈恵医大病院で、世界的な血管外科の大家として知られる大木隆生先生に、全身の内臓検査をしてもらいました。その検査結果の一部を読みます

 これは大木教授より読売診療所近藤所長にあてられた報告書です

 「渡辺さんは、息切れなどの症状もなく、極めて健脚です血液検査については、γ-GTが少々上っている以外、異常はありません。肝機能は極めて正常です

 次に、心電図と脈波検査を行いました。血圧は正常、閉塞性動脈硬化症がなく、脚の血流が良好です

 CT検査の結果、まず脳に関し驚くべきことに脳の萎縮が全く進行しておらず、頭がさえていることが見てとれます。脳動脈瘤甲状腺、嚢胞や腫瘍もありません。心臓肥大や大動脈石灰化もなく、極めて若々しい状態にあり、六十歳代くらいの若々しさと言えます。肺にはがん、腫瘍も認められません。極めて健康的な肺です膵臓が唯一の所見のある部位で、萎縮があり、前糖尿病と言えます。腹腔動脈、上腸間膜動脈、および左右の腎動脈に狭窄はありません。

 腰椎に高度の変形を認めます。腹部大動脈、腸骨動脈動脈瘤や狭窄病変などはありません。膀胱に異常はありません。現時点で治療を行う必要はないと思われます

 内臓脂肪が多く、膵臓が萎縮していますので、一層のカロリー制限と定期的な運動を続けられることは膵臓のみならず、高血圧、痛みのある膝関節にとっても良いことです

 最も素晴らしいことは、八十五歳と高齢であるにも関わらず、脳に萎縮が全く見られないことです人間にとって肝心な脳、心臓腎臓肝臓が全て六十歳代と思えるほどの若々しさです

 東京慈恵医科大学科学教授血管外科 大木隆生 読売診療所 近藤和興先生御侍史」

 以上が目下の私の健康状態なので、新社屋の完成する年、つまり米寿までは持ちこたえるでしょう。この世には小生が早く往生することを願っている人も少なくないようですが、その人達失望されても仕方のないことです

 最後に、ポスト菅の首相が誰になるかを予想することは、巨人勝敗予測よりも困難であることを告白してごあいさつと致します。

新聞新聞 2011年7月13日号)

2011-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20110519201250

古い投稿になんだけど、解釈が違う。

あれは「魔女を否定」したんじゃない。

魔女を発生させる要因を否定」したんだ。

単に結果として「魔女存在しない世の中」になっただけ。


こう考えればいい。

大津波が町を襲った」

結果、多くの人が苦しんでいる。

大津波を無かったことにする」

結果、本来津波で苦しんだ人が救済された。

この時、津波で苦しんだ人を否定などしてない。

津波で儲かった人や、津波によって救われた人も居たかもしれないが、それらの人の存在も否定してはいない。

行った行為は「津波の消去」であって、「結果の規定」ではないんだよ。

から、「魔獣」が生まれちゃう。


今を生きる人に、過去を代えることはできないけれど、あなたにも魔女になった原因があるのでしょう?

から魔女である自分アイデンティティを感じている。

その、魔女になった原因を消去するのが「まどかの願い」。

それによって自分がどう変わるかは、すでに自分の問題であり「まどかの願い」は関係ない。

魔女的な存在で居たければ、勝手になればいい。




にも拘らず、「まどかの願い」によって自身が否定された、と感じてしまう人は、やっぱり魔女的なナニカになってしまうんでないかな。

まりにも他者に依存しすぎてる。

2011-08-07

次の大津波の時、やはり大量の犠牲者が出るな

まあ思ってたことではあるが、やっぱりだめだわありゃ。同じように街が復興し、次の大津波の時、同じように大量の人々が津波に飲まれるよ。

2011-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20110705201212

は?完全に結果論じゃん。

ごくまれな結末を取り上げて常に従えとか言いだす男の人って・・・乙。

むしろ大したことなくても逃げろ逃げろと言うオオカミ少年的な繰り返したから「まーた今回もか」と思わせて被害を増やした責任は感じないの?

勧告通り仕事投げ出して逃げて大津波が来なかったら、その損害の責任取れんの?

この話のスケール拡大したら日本列島に住むこと自体が間違ってるんじゃねえの?

こんなこと言うのは後知恵だよな。

そりゃ逃げないと確実に死ぬと事前に分かってたら誰だって逃げるよ(笑)

逃げないと死ぬか死なないか未確定な段階じゃ逃げないのが当たり前。

逃げ遅れて極めて低い確率で死ぬリスクより、逃げて高い確率仕事を失うリスクの方がよっぽど怖い。

仕事を失ったらどうせ死ぬわけで。

逃げずに津波で溺れ死ぬ確率と、逃げて仕事失って野垂れ死ぬ確率なら、後の方が低く見積もって何十倍も高いわな。

逃げないに決まってるじゃん。

2011-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20110604234121

俺もそう思う。みんな結果論で責めすぎだよなー。

千年前に一度あったきりの大津波を想定していなかったからケシカランとか無茶苦茶だよ。

まあその津波の前に壊れていたっぽいのは問題だけどw

2011-04-29

東電の賠償責任についての前提整理 --賠償責任の有無

原子力損害の賠償に関する法律第3条 (無過失責任責任の集中等)

1 原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。

2 略

福島第一原発事故による損害ついて、原則として東電は無過失で賠償責任を負う。(無限の、という形容詞を付ける者がいるが、損害賠償責任無限なのは当たり前の話だ。ただ東電が無一文になれば事実上、支払えないと言うにすぎない。この支払能力の問題は別稿とする。)

もっとも上の条文から明らかなように、その損害が異常に巨大な天災地変…によつて生じたものであるとき賠償責任を負わない。

これはAll or Nothingの話なので、このただし書きが適用されるならば、東電は一銭たりとも賠償責任を負わない。(枝野氏が「免責はあり得ない」と言ったのは、このただし書きの適用があるとは思われない、という感想である司法の判断領域なので、この発言は法的には無意味な、政治的発言である。)

さて、今回の東北地方太平洋沖地震及び大津波は、異常な天災地変であることは明らかだ(千年に一度の天災地変が含まれないなら、ただし書は無意味も同然だ)。そうすると、東電は賠償責任を負わないとも思える。

しかし、同条は責任の範囲を通常よりも拡大したものであるから、通常でも賠償責任が生ずる場合にまでただし書が適用されるものではない(と考えられる)。即ち、東電に過失があった場合には、ただし書は適用されず、東電は賠償責任を負うことになる。

 

それでは東電には過失はあるか。想定すべきを想定しなかった場合には過失が認められよう。

ここでM9地震や14m津波は、3.11以前の科学技術の水準に照らし、予見すべきものとはされていなかった(っぽい)。そうすると過失は無かったとも思える。

しかし、3.11以前の科学技術の水準に照らしても、例えばM8地震や7m津波は予見すべきものだったと言える(かもしれない)。そうであれば、これを想定せず、M8地震や7m津波への対策が不十分であれば、過失は認められる。つまり、過失の有無の判断においては、東電M9地震,14m津波を想定できたかは問題とならない。

もっともこの場合にも、過失と損害との因果関係が問題となる。因果関係の無い損害を賠償するいわれは無い。

ここに来て初めて「想定外」が問題となる。つまり、想定すべきM8地震や7m津波への対策をしていても事故が発生していたならば、事故災害対策不備という過失とは因果関係がなく、損害賠償責任は認められない。(だから想定外」の主語東電はなく「現在科学技術水準」だ。)

もっとも、M8地震や7m津波向けの対策をしていれば、今回の「想定外」にあってもより軽微な損害で済んだ可能性がある(例えば今回の地震津波女川原発にとっても想定外だったが、女川原発は正常に動作停止した)。制御不能に陥ったのが、M8,7m津波すら対策を怠ったためであると言えるならば、過失と損害との因果関係は肯定でき、東電は賠償責任を負う。

なお、東電の「政治判断」として、そもそもただし書を主張しない、という可能性もある。その場合には過失を云々せずに、損害賠償が認められる。

また、仮に東電の賠償責任が認められない場合はどうするか。天変地異と同じく、国が支援するか、被害者が諦めるかである。この場合は、どの程度の支援を受けられるかは基本的には国の胸先三寸であり、全額を請求できる賠償の場合とは全く違ってくることになる(東電にすら過失が認められないなら、国家賠償請求も過失(や瑕疵)が無く認められないだろう)。菅氏等が全額の「補償」を宣言しているのは、主にこのケースについての対応を提示しているものといえる。

2011-04-26

TEPCOの歌

震災震災震災震災震災震災 放射能

キラキラな海と風 輝く発電所

みんなで集まって 始めましょ始めましょ

ほらほらそこのTEPCO わがままな態度で

落ちたり委託したら イカんでしょイカんでしょ

本当はもっと優しい気持ちを持てるでしょうTEPCO

独りぼっちも国の平和会社 電気年収も 守ります

イーカンジ☆ムテキに☆ススメ イーカンジ☆ムジャキに☆ススメ

西の国行ったら 電気がいっぱい大勝利

イーカンジ☆ムボーに☆ススメ イーカンジ☆ムチューに☆ススメ

放射能厳しい このまま日本潰れなイカ?

震災 原発 計画 停電

震災原発大津波

鬱々な街の風 駆け出す記者会見 

社員を見つけたら 並びましょ 並びましょ

ドキドキ気にしてる 会見の5分前 

オシタリおくれたりは イカんでしょ イカんでしょ

ホンネはいつもかくしていたよ キズつかないようにね

ヒキコモリでも 平和主義でも いばらの道でも 収入をつかみたい!

イーカンジ☆ムテキに☆ススメ イーカンジ☆ムジャキに☆ススメ

嘘とデマをかけたら 効果抜群 ハイタッチ

イーカンジ☆ムボーに☆ススメ イーカンジ☆ムチューに☆ススメ

銀座にのみに行ったら セクハラパワハラならなイカ?

震災 原発 計画 停電

震災原発大津波

今の世の中は ちょっとキュウクツな感じ

だけど役員は 今日も 好きなものだけは変わらないまま 退職するよ

(許すまじ TEPCO! わたしがお前たちの腐った性格を修正してやるでゲソ!)

イーカンジ☆ムテキに☆ススメ イーカンジ☆ムジャキに☆ススメ

下請けホラ いったら 被害がたくさんできました

イーカンジ☆ムボーに☆ススメ イーカンジ☆ムチューに☆ススメ

ひとりじゃ ねぇ サミシイ このまま一緒に逝かなイカ

震災 原発 計画 停電

震災 原発 震災 原発 震災 原発 放射能!

http://www.youtube.com/watch?v=3F15hNl4Mfo

2011-04-25

熱中症論法

東日本大震災福島第一原発が大変なことになったので、「原発危険なものだ」という印象を持った人が多いことは理解できる。

しかし、あの地震はあくまでも想定外だったということに留意しなければならない。

想定の範囲内地震だったなら、決して原発から放射能漏れることはなかったはずだ。

もちろん、福島第一原発以外も同じことだ。

いかなる大地震大津波が襲来しようとも、それらが想定の範囲内である限り、原発が爆発したり、暴走したり、お漏らしをしたりすることはないのだから、安心していいのだ。

問題は想定外震災だが、これはもう想定外なのだから想定しようがない。想定しようがないことについて考えるというのは、語り得ない事柄について語ろうとするのと同じことで、全く無意味といえるだろう。

従って、意味のある議論をしようとするならば、我々は原発は絶対安全だという前提に立たねばならないのである

そうすると、今すぐ日本中の原発を停止せよ、などという意見が暴論であることは明らかだろう。

絶対に安全な原発をわざわざ停止して、何が得られるというのか。

ただ、電力不足が生じるだけではないのか。

太陽光だの風力だのは全くあてにならない。

それらは原子力発電の穴を埋めるだけの電力を安定的に供給することはできないのだ。

そうすると、どうなるか。

夏場に停電が生じる。

最も暑いさなかにクーラーがきかなくなってしまうのだ。

暑くて暑くて仕方がないではないか

えっ、なんだって

「夏の暑さくらい我慢すればいい」だって

なんと無責任物言いだろう。

暑さは単に不快感のもとであるばかりではない、体の弱い人にとっては生命の危機をもたらす危険があるのだ。

原発を止めてしまったがために熱中症になり、重篤な障碍を惹き起こしたり、そのまま死に至ったりする人が続出する事態をどう考えるのか?

弱者の命などどうでもいい、とでも言うのか。

無責任かつ非人道的ではないか

私は怒りに震える。

原発憎し、の一念で人の命を危険に晒す輩の言うことに耳を傾けてはならない。

繰り返すが、原発は安全だ。

地震が来れば、自動的に停止する。

そうすると電力が不足することになるが仕方がない。

夏の暑さくらい我慢しなさい。

2011-04-19

http://anond.hatelabo.jp/20110418031039

もう我々には悠長に代案考えてる時間なんてありませんよ。明日にも第二の事故が起きるかもしれないんですよ。

今日廃炉に着手したってその現実を変えることはできないよ。廃炉には十年単位時間がかかるんだから。ということは原発をやめる・やめないにかかわらず十年単位の時を稼ぐ必要がある。このことは理解しなよ。

で、今のところ現実味のある事故シナリオ福島第一型ぐらいしかないわけだが、あれと同じことが起こる条件は

というものだから電源車を配備し、使い方を訓練し、ディーゼル発電機原子炉建屋に退避すること。これは今日明日にもできることだし既に実行中だ。これだけで「明日にも第二の事故が起きる」確率は非常に低くできる。そして、あとは防波堤を強化し、古い原子炉廃炉にすれば当面の危機は凌げる。

脱原発か否かの議論はそれからでよいというかそれからしかできない。

2011-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20110417021106

まあ「想定外」や「想定を超える」は、

今回の震災原発事故の対策責任者逃げ口上か、

マスコミテンプレじゃないかな。

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3月11日巨大地震大津波以後、「想定外」あるいは、「想定を超える」という言葉が、この国ではどれだけ飛び交ったことか。

メディアを通してそれを耳にするたびに、

「この国ではどれだけ飛び交ったことか。」と言われても、

政府東電マスコミの人だけ」としか答えられないなぁ。

---

どのような「メディアを通してそれを耳に」したのか分かりませんが、

一部の大手メディアあんまり信じないほうがよいですよ。

どう見ても、

「取材しやすいときに、取材しやすい場所で、取材しやすい人に、話題にしやすいこと(←私は「3σの外側」って命名してますけど)」

を聞いてくるだけ。

たとえば、

本当に援助が必要そうで話題になりそうにない小規模避難所へ取材に行った記者とか聞いたことないよ。

東北の怒り

4月16日河北新報 「3.11 震災作家たち(6)」より

河北新報HPに掲載されてはいないが以下から転記。

http://ameblo.jp/goldenchildsee/entry-10863022937.html

東北の怒り  熊谷達也

3月11日巨大地震大津波以後、「想定外」あるいは、「想定を超える」という言葉が、この国ではどれだけ飛び交ったことか。

メディアを通してそれを耳にするたびに、最初から私は腹が立って仕方がなかったし、いまだに腹立ちは続いている。

沿岸部の被災地の人々は、あるいは、私を含め、東北に生きることで同じ痛みを抱え、困難な未来を共に引き受けようと覚悟している者、誰ひとりとして「想定外」という言葉を口にしていない。

たとえ確かにそうだと思っていても、目の当たりにした数々の光景はそんな簡単な一言で片付けられるはずがなく、無言を貫くか、懸命になって違う言葉を探そうとするかの、どちらかだ。

 

人間は何をどう想定しようと、人智をはるかに超えた力を、時に暴力という形で解き放つの自然だという事を、私たち東北人は誰に教えられることなく知っている。

からこそ私たち東北人は、自然に対して謙虚に向き合い、その厳しさに耐えることを当然としていき続けてきた。

から今回の震災に対しても、失ったもののあまりの大きさに嘆きこそすれ、恨む事はしていない。

ただ黙々とその日に出来る事をひとつづつ積み重ね、日常を取り戻すための辛抱をするだけだ。


だが、内に抱える腹立ちや怒りを今回ばかりは遠慮せずに言葉にしてはいいのではないか

それほど、東京を中心とした首都圏から発信される言葉は、下品なまでに卑しく、呆れ果てるものが多いからだ。

ここまで言葉に傷つけられ、それでも黙っている事は、もう出来ない。今回だけは、東北人はキレていい。誰もキレなくても、私はキレる。

例えば震災直後、大きな決断しましたと言わんばかりに「2万人の自衛隊員派遣する」と発表したこの国の政府

その後すぐに「5万」と変更したと思うが、冗談じゃない。

被災地にいる我々は、2万はおろか5万だってぜんぜん足りない、最低でも10万は必要だと、誰もが直感的に思ったはずだ。

メディアがこぞって原発事故ばかりを騒ぎ立てている間にも、助けようとしたら助けられたかもしれない命が、瓦礫の下でどれだけの数、失われていった事か。

暴走しようとする原発を宥めるべく、現場に身を置き続ける作業員や自衛隊員消防隊員には敬意を払う。

しかし、冷たい雪になぶられる瓦礫を、なすすべなく見つめるしかなかった私たちには、東京放射線騒ぎや計画停電なんかどうでもよかった。

燃料の尽きた底冷えのする避難所で空腹を抱えていた被災者はもちろん、同じ寒風の下で幼い子どもの手を引き、愚痴をもらさず何時間スーパーマーケットに並んでいた仙台市民も、東京のバカ騒ぎに対して、いい加減にしろっ、と心の内では吐き捨てていた。


東京電気を送るために、私たちは進んで原発を引き受けたのではない。原発なんかなくても暮らす事は出来ていた。

原発がなくては暮らせないように東北の村を作り変えたのは、首都圏エゴイズムだ。

今度原発を作る時には、東京湾に作ればいい。原発道路なんか、私たちには必要ない。

あるいは、今後は津波の来ない場所に町を再建すべきだと、訳知り顔で言ってのけるものもいる。

何度津浪が来ようと、海のそばでしか暮らせない人々の、その気持ちがなぜ分からない。

いつも海を見ていた人々の心の在り方に、どうして思いが至らないのか。

もちろん、東京人だって、私たちの痛みを同じ目線で共有しようとしてくれている人々がいることを、一緒に痛みを引き受けようとしてくれている人々が沢山いることを、私たちは知っている。

しかし、それを差し引いても、私の腹立ちが収まる気配は一向にない。

想定外」などという、想像力のかけらもない安易な言葉に、これ以上傷つけられるのはもう沢山だ。

2011-04-16

3月10日に戻って

明日M9.0の超巨大地震が起こって、八戸から銚子までの太平洋沿岸には巨大津波が押し寄せて

街は壊滅状態になって、死者は2万人以上になって、福島原発が4機も爆発して、

チェルノブイリなみに放射能をまき散らすよ。

東京電車が全部ストップして、みんな歩いて家まで帰って、電気も順番に停電して、

食料・水は売り切れてスーパーの棚はすっからかんになるよ。

なんて言ってたら、「何言ってるの?バカ?」と一笑に付されるだけなんだろうな・・・

しかし、これが現実。。

2011-04-13

近頃の原発問題について

原発問題に全く詳しくない私が

そろそろ意見をまとめてみようと思う。

まず、今回は誰しもが想定しにくかった大地震大津波

から仕方ないと言いたいけど

もともと地震が多い三陸地域原発があるのはどうかと思う。

しかも、地元民の為の原発はなくて

私たち関東の為。

たぶん海沿いじゃなきゃだめなんだよね?

冷却水の関係上とか。。

だったら千葉茨城南部あたりに設置すればよかったのに

なんでわざわざ、地震が頻発している地域においたんだか。


そこはそもそも間違っていたと思う。

それはわかる。


じゃぁ、原発はなしたほうがいいのか?

特に最近Twitter民を筆頭に反原発派が

声高に叫んでいるこのトピック

原発電気供給量は3割なんだね。

どうなのかな。

6割を占める火力発電は地球温暖化問題、。

原子力放射能問題。

原発派のみなさんは放射能ダメだけど、

地球温暖化はOKって図式なのかしら?

私の個人的な感想としては原発必要悪

でもそもそも悪なんじゃなくて

管理する側、使う側によって悪になってしまった気がする。

たぶんだけど今私たちは戦後復興、先人の皆さんのおかげで

何不自由なく、電車に乗って、テレビを見て、頭を乾かして

パソコンして、ゲームしてパチンコできてる。

彼らの頑張りとそれに伴う電気は必要不可欠だったと思う。

から日本はこんなに物質的、経済的には

恵まれた経済大国になれたわけで。

原発派の方々も

今までの人生、その恩恵を受けてたわけでしょ?

今までウハウハ生きてきた人がほとんどだよね?

根っから原発に問題意識を持っていた人なんて

少ないと思う。

それが、危機が起こったとたん、

思い出したかのように沢山の人が反原発行動。


本当に、今の生活を捨てられるの?

今の仕事に支障が出て、お給料が減る覚悟が出来てて

デモとかもちろんしてるよね?

ちゃんと現実的な代替案を出してるよね?

もし、原発をやめて代替案にして日本経済が落ち込んでも

国のせいだとか、東電政治家になすりつけないよね?

原発派の意見は全く目を通してないけど

そうでない事を願いたい

ちなみに私はそんな自信はない。

今の生活に慣れすぎてしまってるから

から、今の生活と引き換えに

危険性は受け入れるつもり。

必要悪という考え。

良くはないけど、必要。

から、うまく利用してほしいと願う。


たまたま、私の住んでいる東京には原発はないけど

昔住んでいたのは柏崎だった。

でも、そこに住んでいる人たちは

危険性を受け入れているわけだよね。


危険が、本当に嫌ならそこに住まなければいい。


沖縄基地問題もそうだけど

本当に、本当に嫌なら住間なければいいと思ってしまう。

でも、きっとそんな簡単に割り切れる事でもないんだろうなとも思う。

私には何かを変える力もない。

から、現状を受け入れるしかないとおもってる。

今は、東電や国に全てをお願いするしかない。

どんなにダメでも、何かを出来るのは彼らしかいない。

一般市民の私には何にも出来ない。

から本当に危険になったら、逃げるしかない。

でも、怖い怖いとわーわー騒いでRTとかで煽りまくってるのに

今日もまた東京に住み続けてる人たちは

本当に迷惑だから、とっとと関西にでも逃げておとなしくして欲しい

ああ、結局グチになってしまったな。

2011-04-09

日本復興への課題3/3

http://anond.hatelabo.jp/20110409170039からの続き)

安心と不安
情報統制という妄想

上杉や広瀬は、政府東電対応についてこうも批判している。

事故発生当初から「東電は事故に関して隠している、嘘を言っている」、「政府は騙されている。メディア記者クラブは、東電が最大の広告主、クライアントだから遠慮して言えないのではないか」と、自分の出演しているメディアラジオ番組で言い続けていました

いま再び、70年前(太平洋戦争末期)の大本営発表と同じことが、起こっているんだなと思います歴史教科書をみて「こんなことがあるわけないだろう」と思っていたことが、実際に、目の前で起こったことに、びっくりしています。まさか自分がそんなことの当事者になるとは思わなかったので(苦笑)。

日本人は小さい頃から新聞テレビは正しい。雑誌インターネットは嘘ばかりだ。と思い込まされているんですよ。ただ、新聞テレビ情報は、政府の発表を記者クラブとしてそのまま報じる。彼らが独自に取材した情報と内容が違っていたとしても政府の発表を採用する。だから新聞テレビは正しいと思っている国民は常にその情報を信じるから、今回も同様の洗脳が起こっている。ただ、これまでとちょっと違うのは、若い人たちを中心にインターネットを通じて「あれ、何か違うんじゃないか?」とわかって来ていること。私のツイッタータイムラインも今朝ぐらいから「新聞テレビの言っていることと事実が違うぞ!」と結構大変なことになっています。まるで、エジプトとかチュニジアたいに。明らかにそこが変化して来ていますね。

大本営発表の再来という誇大妄想と、自分が時代を動かすんだという自己陶酔で完全に正気を失っている。

だが、科学誌『Nature』は上杉などと全く逆の見解を示している。

JS: 〔…〕私としては、現在データの量と質は、満足できるものだと思います。でも、ご質問のとおり、計測方法なんかの情報が抜けてたりして、データ解釈かしずらいのは事実です。これは、ひょっとしたら、翻訳の問題なのかもしれません。もしかしたら、日本語データレポートは、もっと関連情報がしっかり網羅されてるのかもしれません。

JS: 私もGeoffと同感です。難しい状況を鑑みても、日本側のデータ収拾の努力を批判するのはどうかと思います

GB: 私がひとつ言いたいのは、報道側がこの危機をどう報道していったかは、結構問題だったと思います報道は、最大値ばっかりをレポートする傾向にあります。とくに、放射能汚染の場合は、最大値じゃなくて、ある一定の時間内での積算値が問題なわけで、最大値は、それだけじゃ、あんまり関係ないわけです。実際、低レベル放射線長期間続くほうが、ほんの瞬間の最大値よりもあぶなかったりするわけで。

すでに紹介した早野龍五と辰巳創一も、これを支持している。

また、辰巳はこうも呟く。

さきほどのツイートに関連して,こうした抑制的,かつ整理された情報発信を日本の信頼出来る科学コミュニティーから出来なかったことは,今回の本当に大きな反省点だと思う.少しこんな話をするのは早いけど,望まぬ”次”が来た時,きちんと役割を果たせる体制を作ることは我々の世代の使命だと思う.

門外漢ながらこれには同感。今回の震災で、日本の学会学会誌は何とも頼りない。下手に東電を擁護しようものなら石を投げられそうな現状には同情するが、それでもバカなマスメディアとバカなネットユーザーに好き勝手させず、学会や有志が連名で声明を出すくらいのことはして欲しい。

煽られる不安

TBSの松原耕二は、震災発生当日から報道特番で「政府不都合な真実を隠しているんじゃないでしょうか」と明言し、「「念のための避難命令」という政府の説明はどうも納得できませんね」と連呼していた。

僕らは不安であっていいんだ。それは僕らの中の危険の感知装置が鳴っていることだから。自分で量りきれない恐怖があるときに僕らは不安になるだろう。そして、僕らは今存在する危機に対して、その可能性の正確なサイズや輪郭をつかめいでいる。その不安は僕らのものだ。警報を切ってはいけない。

不安を増幅してはいけない、というのは、政府既存権力が望むことだ。なぜなら、不安は人々を駆り立て、秩序を破壊することがある。けれども、今、政府が恐れていることは、人々がどこかに殺到して怪我人や死者が出ることではない。暴動が起きることでもない。そうではなくて、原発政策が根本的に覆されることだ。今すぐ原発を止めろ、という人が増殖することだ。彼らは事故に寝るヒマもなく対応しながらも、今もそこを必死に守ろうとしている。

不安を煽るということを許さない自警的感情は、すぐに不安であることを許さない、という事態につながっていく。しかし、全員の心をそのように一つに塗り込めていくことは危険である不安は自然であり、この危機に不安を持たないことは不自然である不安はない、ということを強制すれば、その感情はいずれなんらかの形で暴発する。あるいは一人一人の心がこわれ、あるいは集団的な行動を誘発する。

どこかの気持ち悪い物書きの文章。

風評被害」というのは「悪いことでも異常なこともなく」、情報不足した時に起こる「正常な人間社会活動」ということです。だから、風評被害をなくすには、一にも二人も人間自分を守りたいという本能に適した「正確な情報を提供する」ということなです

中部大の気持ち悪い教授の文章。

最近、このような主張が散見される。その理由はきっとこうだ。「政府東電原発行政を守るために偽りの安全を強調するに決まっている。だから安全だと強調されればされるほど不安になるのは当然だ」と。

では、何故不安を煽ってはいけないのか。それは、人は不安になると冷静な判断ができなくなり、誤った衝動に駆られるからだ。注意を促すことはよいが、不安を煽ることは絶対にすべきでない。

また、正確かつ十分な情報を人は必ず判断できる、ということもまた大いなる幻想だ。「自分が安心できないのは政府東電からの情報が不十分だからだ。何故そうだと分かるかと言うと、それは自分不安いるからだ。自分不安でいる理由は、それ以外に考えられない」。このような自己欺瞞責任転嫁はもう止めてもらいたい

群衆の行動や心理について詳しい新潟青陵大大学院の碓井真史教授社会心理学)は「現在自分が普段と違う心理状態だと自覚する必要がある。一部の極端な行動で多くの人が脅かされる。そういうことを皆が理解し、協力しようとすれば、パニックは避けられる」とアドバイスする。

「落ち着いてください」「安心してください」と言われれば言われるほど落ち着かず不安になるのは、政府東電が悪いのでない。それはそうなる人の心理が異常を来たしているのだ。「情報や説明が不十分不正確だ」と思うのは、ただそう思い込んでいるからではないだろうか。

東電魔女狩り

人災論批判

東電の武藤栄副社長は25日の会見で「連動地震による津波は想定していなかった」「(貞観地震に対する見解が)定まっていなかった」と釈明。東電対応に、岡村さんは「原発であれば、どんなリスク考慮すべきだ。あれだけ指摘したのに、新たな調査結果は出てこなかった。『想定外』とするのは言い訳に過ぎない」と話す。

震災の発生以後、殊に原発事故の発生以後、「1000年に1度の大地震を想定していなかったのは怠慢だ」「これは天災でなく人災だ」という声がよく聞かれる。こういった東電非難の意見が、私にはよく分からない。

もし国や地方自治体東電以外の企業などがすべて1000年に1度の大地震を想定していたのならば、今回の原発事故は人災と言ってよい。だが、そんなものを想定していた団体はどこにも見当たらない。東電だけを非難するのは全く不公平だろう。

仙台に巨大津波が押し寄せる恐れがある」と16年前に警告を発していた郷土史家がいる。津波の歴史研究し、対策の充実を訴えていた仙台市宮城野区の飯沼勇義さん(80)。東日本大震災大津波を目の当たりにし、「行政も住民も危機管理が不十分だった」と悔やんでいる。

飯沼さんが暮らす宮城野区蒲生アパートも津波で壊滅的な被害を受けた。身を寄せる避難所で飯沼さんは「歴史は繰り返す。震災を教訓に、津波対策や避難誘導のシステムを早急に構築するべきだ」と語っている。

仙台への大津波を警告していた郷土史家もいたが、その本人のアパートでさえ津波で甚大な被害を受けるほどの、つまり想定以上の大津波だった。

WSJ:東電は甘かった?

米倉氏:甘かったということは絶対にない。要するにあれは国の安全基準というのがあって、それに基づき設計されているはずだ。恐らく、それよりも何十倍の安全ファクターを入れてやっている。東電全然、甘くはない。

GB: 原発は、すべて、ある程度のリスクはこえられるように設計されてます。ここで留意しておきたいのは、福島原発は、設計段階で考えられていた最大の災害よりも何段階も上を行く大災害にみまわれたにもかかわらず、一応は、破壊されずに、まだ残っているわけです

今回の震災では、2万数千人が大津波の犠牲になった。筆舌に尽し難い被害だ。しかしこの被害について、「国や地方自治体が1000年に1度の大津波を想定し、沿岸から数km圏内の住民に立ち退きを命じていれば2万数千人は死なずに済んだ。だからこれは天災でなく人災だ」と非難する人は誰もいない。沿岸に原発は造っちゃいけないが人間は住まわせてもよい、などということにはならないだろう。

しかも今回の原発事故では、将来を悲観して自殺した農家を除いて、まだ誰も死んでいない。これは事実だ。まだ誰も死なせていない原発事故は2万数千人の津波被害と比べて軽微だ、などと言うつもりは毛頭ない。原発事故によって多くの福島県民の生活が破壊されたことも、また事実だ。しかし、東電のみを非難して国や地方自治体を非難しないのはどう考えても不公平だ。

「津波が想定を大きく超えた」という。早い話が、東電の想定が間違っていた。地球や自然への畏敬(いけい)が足りず、結果として津波に負ける原発を海辺で動かし続けた。天災が暴いた人災である

東電に「地球や自然への畏敬(いけい)が足り」なかったのであれば、庁舎ごと津波に飲み込まれた南三陸町なども同然なのではないか

ここぞとばかりに反原発を唱えてる人へ

警鐘を鳴らしていた(キリッとか知った事言ってるけど

今回の津波は日本最高新記録なんだけど予想できたの?

あ、予想してた?

こんな津波来るって予想できたなら

先に堤防が無い町に警鐘を鳴らしてやってくれ

放射能汚染は元に戻るまで長い年月が掛かるから次元が違う、という意見もあるかも知れない。しかしそれだったら、犠牲者の埋葬は1年も掛からないから大したことはない、ということにならないか。死者はもう二度と元には戻らない。

そして、妻は自分にいい聞かせるように、こういった。「これは天災だからね。天災に勝てる者はいないよ」

ただし、「私は東電を許します」という発言は記事に見られないので、そこは印象操作かも知れない。

東電への迫害

上記のような東電非難を口にする人は、そもそも原発が嫌いな人が少なくない。また原発いでなくとも、こういった大災害では誰もが怒りや悲しみの捌け口を求める。東電は格好の悪玉候補だった。しか理不尽不公平な非難は決してよい結果を生まない。

原発事故処理最前線は如何に苛酷な環境かが報道されても、聞かれるのは「やっぱり東電は酷い企業だ」「国はちゃんと東電監督しろ」といった非難ばかり。「現場作業員のために、みんなで食料や寝袋を送ろう」なんて応援活動は全く聞こえてこない。

激励慰問の手紙を送ったアメリカ小学生の方が、人としてよほど真っ当だと思うのは私だけだろうか。

危険な状態が続く東京電力福島第一原子力発電所国民不安といらだちが募る中、東電社員への苦情や脅迫嫌がらせが目立ち始めた。東電社員の安全を守るため、社員寮の表札から社名を消した警視庁も警戒を強める。

護憲反核薬害問題に対する活動をしている女性・星アカリさんが、インターネットコミュニケーションサイトTwitterで「東京電力社員子供を全員がボイコットしなさい」などの発言をし、インターネット上で炎上状態となっている。

社員やその家族が身の危険を感じるほどの東電叩き。なのに流石は糞っ垂れのガジェット通信

果たして現在国民政府東電を正しく冷静に評価することが出来ているだろうか。

今、国民がすべきこと

冷酷な減点法からの脱却

こうした政府対応について、災害時の心理に詳しい広瀬弘忠東京女子大教授災害リスク心理学)は、「パニックを恐れて、余計な情報は出さないという心理が透けてみえる」と話した避難指示の範囲が拡大された理由の説明も遅れた。広瀬氏は「わかること、わからないことをはっきりさせて、説明するのが危機管理の基本だ。大変なことが起きているのは、すでに皆がわかっている。私たちのリスク観はもっと成熟しているのにバカにしている」と批判した

週刊現代も同様のバカ記事を書いている。

政府東電対応情報公開に問題があることは事実だ。これらの記事は、不適切な対応情報公開はすべて故意や怠慢によるものだと決め付けている。だが、このような冷酷な減点法こそが不適切だろう。

1000年に1度の大震災が発生した時点で、すでに満点の対応を期待することは出来なくなった。譬えるなら、100点満点のテストマイナス数十点のハンデ付きで受験するようなものだ。政府東電さえしっかりしていれば何も問題は起こらなかった、などという仮定は成立しない。

しかも、政府東電もまた被災者だ。負傷者がより深刻な負傷者を手当てしているようなものなのだから、対応に不備があったからと言って叱責するのは余りに冷酷で不当だ。

原発内にいる人達は、みんな命懸けです。きっと、報道されてること以上にやってることもあると思うし、報道されてほしいことが報道されてなくてってこともあると思う。私は、東電社員だったことを誇りに思うし、今原発内にいる東電社員の方々を本当に誇りに思います。予想外の津波がきて、原発での事故が起こってしまった。でも誰も悪くない。東電が悪いわけじゃない。誰も悪くないんだよって思う。色々な批判や、文句がある。でも今も寝ずに国民の安全の為に、一生懸命原発内で戦ってる東電作業員がいることを忘れないでほしいと思います

WSJ:当局への不信が国民にみられる。東電責任問題情報公開問題はどうか?

米倉氏:一生懸命やっている。考えられていないが、東電自体が被災者だ。従業員が津波に流され、機器も津波に流されているところがある。そういったなかで一生懸命努力をしている。

これらを関係者による身内贔屓などと切り捨てるべきでない。

GB: 〔…〕あと、付け足しておきたいのは、今の状況は、計測するにしても、かなり難しい状態だ、ということです。日本側の行っている計測やサンプリングいちゃもんつけるのは簡単なことですし、まあ、そうやって、批判的に事態を見つめていくことも、大切だと思います。でも、特に震災の直後は、計測用の計器もままならなかったし、交通網もやられて、原発の周辺へ近づくことも、簡単ではなかったんです

政府東電とも一つに

震災以前において、菅政権を信頼することは明らかに狂気の沙汰だった。それは同意しよう。私も数年前から一貫して、民主党などに投票するのは狂気の沙汰だと考えてきた。しか震災以後、政府はかなりよくやっている。完璧ではないが、それでも国民から糾弾されるべきほどには酷くはない。

サッカー試合で観客がすべきことは、「ドリブルで繋げ」「ディフェンスを上げろ」などと指示を飛ばすことでない。そんなことをしても大歓声で掻き消されてしまい、監督選手たちの耳には届かない。たとえ届いたとしても、観客一人ひとりの指示に従っていたら試合を戦うことは出来なくなる。また、味方の監督選手たちにブーイングを飛ばすことはもっと間違っている。もし味方のチームに勝って欲しいなら、観客は声援を送るべきだ。それが選手たちの士気を高め、勝利を引き寄せることになる。

現在の日本には、政権交代どころか、与野党国会で議論している余裕すらない。国民はもっと政府を信頼すべきだ。政府東電を信頼し、激励し、慰藉すべきだ。それが問題解決の何よりの手助けとなるだろう。

また、マスメディアは徒に政府への不信や不満を煽ってはならない。政府東電の説明に不十分なところがあれば、その意を酌んで誤解のないよう報道しなければならない。政府東電を叩いて足れりとするような報道は厳に慎むべきだ。

政府は日本の政府であり、東電は日本の電力企業だ。日本が一つになって頑張るために、今は政府東電とも一つになって頑張ることが求められている。文句があるなら試合が終わってから伝えればいい。

2011-04-02

http://anond.hatelabo.jp/20110402001549

何のために脱原発を叫んでいるのかを書いてくれないと、よくわからないが。

今回の規模であれば、オゾン層破壊による太陽から被爆の方がヤバいんじゃない?という問題あることを念頭に

それに、ソーラーパネル欠点は、東北のような、雪が多い地域はどうするの?

夜間寒い時に、エアコン使わずどうするの?

という問題に答えないといけない。

 

ちなみに、蛇足だけど

今回を除く、有史以来 最大の津波被害は

明治三陸地震

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E4%B8%89%E9%99%B8%E5%9C%B0%E9%9C%87

海抜38.2m 死者2万2千人

この時、北米プレートと太平洋プレートが幅50km、長さ200kmにわたって5~6mずれ動いたことが分かってきた

 

ということで、今回の地震と同じ地震明治時代に起きているんだよね。そして、昭和にも大津波が起きている。20m級。

30m級 20m級の津波が起きている地域で、堤防が10m級だった。という事を考えていただければ何が起きたかは分かってもらえると思う。

単なる、対処漏れであって、原発が持つ 根本的な問題とはまた異なると思われる。

 

ようするに、利権で、そんなことはない!と進めた人たちと

自分たちの夢や希望で、こんなこともあろうかと!と 物を作った人たちの違いがよくわかる、年だったなぁと。

つくらせちゃいけなない人たちが、つくっていた。理由は金。というところを、抜きにして、原発問題を語っちゃいけないと思う。

 

ただし、原発を擁護するわけではない。

2011-03-31

忘れる前に君に伝えたい2011年3月11日金曜日に起こったこと

君にはどうか、忘れないでいて欲しいんだ。

2011年3月11日金曜日に起こったこと。

そしてその後に起こったことたちについて。

君はちょうど小学校下駄箱にいて、下校する直前だったらしいね。

ママはその時、会社会議室にいたよ。

揺れ始まってまず見たのは、時計だった。君が学校にいる時間なのか確かめたかたから。

だけど運悪くそれはちょうど君が下校するくらいの時間だったね。ママ不安不安で、揺れの恐怖よりも君のことばかり考えていた。

幸いにも君は学校を出る前だったみたいだけど。本当に、君が一人で道路の真ん中で怯えていなくて良かったよ。

揺れは、長かった。

建物はきしみ、壁にかかっていたものが落ち始め、天井プロジェクターは私の頭上で振り子のように揺れていた。

そして最後蛍光灯がジジジと不気味な音を立てて消え、とうとう揺れは収まった。

とにかく、長かったよ。

ママはこりゃ大ごとだなと思ってね。だって電気が消えちゃったんだもの。

ライフラインが断ち切られるなんて、初めての体験だったから。

揺れたこと自体はママはそんなに恐怖じゃ無かったよ。ずっと、見てた。

どんな風にどれくらい揺れるのか。

「いいから机の下にもぐれ」って、隣の先輩に怒られたんだけどね。

でも、見たかったんだ。世界を確かめなくちゃって思った。くっきりとそう考えたことを覚えてる。

目をこじ開けて、全部を、見たかった。

会議室にはその時職場の人全員がいて、誰からともなくみんなが声を出していたよ。

「まだ揺れてるから、動かないで」「上注意だよ。プロジェクターが危ない」「揺れ強いよ。まだまだしっかり」「続いてるよ。まだみんな隠れて」「みんな、大丈夫?怪我してる人はいないよね?」って

あちこちで声が上がっていた。ママは一番下っ端だから、じっと黙っているだけだったけれどね。

良い職場だな、と思ったよ。世の中の人たちはどんな感じであの揺れを耐えたんだろう。

君はお友達と一緒だったんだよね。良かった、一人じゃなくて。

お友達が「バスたい!」って喜んだそうだね。良かったよ、頼もしいお友達を持って。

あんなこと、きっと君が生きている間にはもう二度と起きないと思う。と、信じたい

から、覚えていて欲しいよ。大事な記憶になるはずだから

ママ会社から退社の許可が出て、一番最初会社を飛び出したんだよ。

ママ会社って何百人もの人が働いている工場なんだけど、一等賞だったんだよ。すごいでしょう?

だって、君が心配だったからね。

車に飛び乗って、車のナビでNHKチャンネルを回したんだ。どんな状態なんだろう、と思って。

その時に見たのは、街が海に飲み込まれていく映像だった。ハリウッド映画じゃないよ。生中継だ。

大津波警報って、なんだ?大津波?この映像は?現実なの?一体、どこなの?どこの海で津波が起こってるの?

さっぱり訳が分からなかったよ。だって、信じられるかい?街が海に浸かるなんてことを。

そしてそこは、君も知っている場所なんだよ。

一旦車を家に置き、自転車立ちこぎで猛スピード小学校に着いた。

最初ママも顔見知りの君の友だちに会ったんだけど、その子は顔を真っ赤にして泣いていたよ。当然だね。不安だっただろう。

でも君は不思議と泣いていなかったね。

硬い顔で

「さむさが限界だよ」

とぽつりと言った。ワンワンと泣いたのはママの方だった。

帰り道には冷たい雪が降ってきて、街がどんどん暗くなってきた。

街は不安に包まれていた。

あの時、不安は形になって、色になって、私たちの住む街に降りていていたと思うよ。少なくとも、ママにはそう見えた。

君の手を、痛くなるくらいぎゅうっと何度も握り返したよ。

これは大ごとだ、って。確かめるように何回も考えた。

かに大ごとだったんだよ。

ママテレビも見れず、知らない間に、津波宮城県の全ての沿岸部を根こそぎ持っていってしまった。

岩手も、福島も、青森も、茨城も海に浸かった。

でもママはそれを知る手段がなかったんだよね。

唯一手元にあったのはラジオだけで、でもラジオでは津波がどれだけの陸地を飲み込んだのかは想像できなかった。

君と一緒に何度も行った公園も、なくなったよ。

君と一緒に飛行機を見た空港も、ぐちゃぐちゃになったよ。

君と一緒に行ったことのあるショッピングモールも、水に浸かったそうだよ。

君と一緒に遊んだサイクリングできるあの場所も、なくなったよ。

君と一緒に船に乗ったあの港も、君と一緒に買い物をした市場も、みんな、みんな、波が持っていってしまった。

私がそれを知ることができたのは、それから何日も経って家に電気が来てからだったけど。

本当はね、3月12日土曜日には

君を仙台空港の近くの海のそばにある公園に連れて行くつもりだったんだ。

からもしもあの地震が一日ずれていたら、私たちは死んでいたかもしれないね

だってあの場所に、あん津波が来るなんて全く想像つかないよ。正直、今でも信じられない。

そしてその場所に私たちがいる可能だって大いにある。

そこは確かに、私たちの日常だった。

それが、一瞬でなくなってしまうなんて。

どうやって信じたらいいのだろう。

もう、あそこにはすべり台はないの?って君は訊いたね。

ないよ、ってママは答えた。

もう、あそこには公園作らないの?って君は訊いたね。

どうかな、ってママは答えた。

あの公園お気に入りだったのにって君は言ったね。

ママお気に入りだったんだよ。

でも、誰も悪くないんだ。あの公園がなくなったことも、何もかも、全部。

どうか、君には忘れないでしい

あの日あの時、起こったこと。

そしてこれから起こるであろう全てのこと。

ママたちは津波の影響がなかったから、家を片付けて、ライフラインが復旧すれば

とりあえず身近な日常に帰ることができる予定だった。はずだった。

でもそれを壊したのは、あの原発ニュースだった。

真っ暗な家の中で、唯一の情報源ラジオだった。

掌に収まるほどの小さなラジオが、大事な大事な全ての情報源だったんだ。

いや、新聞もあったか

こうやって考えると皮肉なものだね。

ママは普段からパソコンだの携帯だのって、デジタル漬けになって生きていたのに

結局あんな時に頼ることができたのはアナログだけだったんだものね。

ラジオから貰える情報は限定的だった。音声のみのデータでは、余りにも物足りなかった。

でもNHKアナウンサーは繰り返し、福島原発が良くないということを伝えていた。

最初は、電源が使えなくなって冷却ができない状態に陥ったこと。

次は、核燃料が溶けているかもしれないこと。

そして、爆発したこと。

ママ新聞ラジオしか、知ることができなかった。

情報が圧倒的に不足していた。

から、とにかく怖かった。不安だった。

からないっていうことは、不安ということなんだと、今回とくと思い知ったよ。

情報と知識があれば、何事にもそれほど恐れずにすむことを。

からやっぱり君にはしっかりと勉強することを勧めるよ。

知識は人を強くするから

知らないってことは怖いことなだって、気付いた時には遅いこともたくさんあるだろうから

何が起こっているか、分からないこと。これから先、どうなるか分からないこと。

それらがママをどんどん蝕んでいった。

不安は日を追うごとにどんどん大きくなった。

ラジオから枝野さんの声が流れてくるのが、怖かった。

彼が出てきて話すことといえば、やれ爆発しただの、やれ退避しろだの、やれ念のため家の中にいろだの、

そもそも原発事故ってだけでもとてつもなく恐ろしいことなのに、

その内容たるや、時間が経てば経つほどに悪化して行っている。

ママはね、自分が生きてる間に戦争が起こることって想像したことがなくて、

でもこれは、戦争だと思ったね。

その時はちょうど電気も無くて、買い物するにも屋外に商品をとりあえず並べたものを何時間も並んでちょっと買うしかなくて、

そして津波で被災した地域はそれはまるで焼け野原の様で、

ラジオからは日に日に悪くなる原発の様子を聴かされる。

ママは思ったよ。

これは戦争だ。ここは戦中なんだ、と。

そして、まだそれは続いている。

うちに電気がきて、ママはいつも通りにインターネットを使えるようになって、

スーパーも徐々に開いてきて、でも、

まだ何も解決はしていない。

日本は、混沌不安に覆われたままだ。

もうね、原発の悪いニュースが続いてばかりで

ママはある日泣いてしまったのだよ。

ラジオから二号機の核燃料棒が全て露出して、炉心が溶けたかもしれないってニュースが流れた時に

限界が来て泣いてしまった。

その時は、ママには君を守ることができないかもしれないって、本気でそう思ったんだ。

何があっても、ママは君を守り抜くって思って生きてきていたんだけれど、

うちにはパパって人がいないから、絶対に絶対にママが君をどうやったって守ろうって思っていたのだけれど、

どうも、ママにでもどうすることもできないのかもしれないって

その瞬間、身体の奥底から本気で絶望したんだ。

うちから原発まではたったの80キロほどしか離れていないからね。

原発に重大な何事かがあったら、多分我々も駄目になるだろうからね。チェルノブイリのようなことがあったらね。

すぐには死なないかもしれない。

でも、身体に影響はあるかもしれない。

君は子どもが産めない身体になるかもしれない。

いや、産めないわけじゃないかもしれないけれど

でも宮城県出身からっていう理由で差別されて結婚できなくなるかもしれない。

それ以前に病気になってしまうかもしれない。

病気で死んでしまうかもしれない。

君はたったの7年しか生きていなくてこれから先何十年も生きて幸せになるはずで、

ママ今日まで君に全ての愛情を注いで育ててきて、

でもその全てを原発に奪われるのかもしれない。

2011年3月11日まで、当たり前のようにこの先ずっと生きていくんだと思ってた。

ママ毎日会社に行って、君は学校に行って、

そうしてどんどん君は大きくなって、運動して勉強して、そのうち反抗期になったり恋したりして、

当たり前のように大人になるんだと思ってた。

でもそれは簡単に手に入るものじゃなくなった。

訳の分からないうちに。

福島原発の一連の事故に対して最初に抱いた感情は、絶望だった。悲しみだった。

次に浮かんだのは怒りだった。そして不信感だった。

ラジオ新聞情報のみの電気が無い状態では、自ら調べることはできない。焦燥感が募った。

そして、憎かった。原発が。東電が。政府が。そして、東京の人すら。

君はさ、まだ7歳で

今ここで何が起こっているかなんてことは、到底理解できないと思うんだ。

でもママには君に対して責任がある。

君の未来を守るという、責任があるんだよ。

多分君の未来には、日本未来も含まれているんだろうと思う。ひょっとした外国に永住するかもしれなけどさ。でも故郷は必要だろう?

からママ日本未来について考えなくてはいけないと思ったんだ。

調べたよ。たくさん。原発ことなんて、今まで気にも留めてなかったからね。

放射能放射線の違いすら知らなかったし、同位体って何のことだかもすっかり忘れていたくらいだったけれど、とりあえずいっぱい調べた。

ああ、余談だけど、やっぱり勉強は大事だよ。ママも昔、ちょっとはしたんだよ。化学物理もやった。そのベースがなかったら、ちょっとしんどかったかもしれない。まあそれはいいんだけど。

調べたからって正答を得られるわけじゃないんだよ、勿論。

考えなくてはいけない。どんなに困難でも、逃げるという選択肢はない。自分たちの問題だからね。

どこかで誰かが解決してくれるだろう、ってわけにはいかないんだよ。

から考えなくてはいけないよ。諦めずに、信念を持って、考える必要があるんだ。

でも一つだけ、ママには確かに分かったことがある。

人の命よりも大事なことなんてないんだってこと。

ましてや人の命よりも大事な電力なんてものもないんだってこと。

原発がなくなったら、確かにしんどいことが起こるだろうと思うよ。

とんでもなく不便で、そして貧乏になる。私が貧乏なのはまあ、いいけど、日本という国の全てが貧乏になるだろうね。

不便もどれくらい我慢できるんだろうね。今まで無尽蔵に電気を使ってきたからね。

とてもとても、想像つかないけど、どうにかできないこともないはずだと思うよ。

でも、仕方ないよ。

だって変わり始めはしんどいもんだよ。当たり前だよ。

ママ離婚したての頃はしんどかった。する前は不安だった。でも、どうにかなったよ。どうにか、したんだ。

でもこれは日本という国全ての話だからね。ママ離婚比較するのはおかしいだろうね。

国の全てがしんどくなるって分かってる方向に向かって、舵を切るのが困難だってことも分かる。

勇気がいる。痛みも伴う。そして、犠牲も。変化は怖いものだよ。いつだって、どんなことだって、そうだ。

だけど私たちは、ずっと先のことを見なくちゃいけない。これから先の、未来のことを。

今この瞬間が辛くてもいいんじゃないかな。十年後、二十年後、五十年後、百年後、いやそれよりもっと先でもいい。未来幸せになれるんなら、いいと思うんだ。

でも、原発を使い続けて、明るい未来はやってくるのかな。何百年後かの君の子ども子ども子どもだって、困るんじゃないのかな。

人間はさ、失敗するもんだよね。

でも失敗は成功のもとだよね。君にもいつも教えてるよね。

今回の失敗はさ、繰り返してはいけないことなんだよ。絶対に。

勿論、国だって馬鹿じゃないから、津波対策とかはするだろうよ。

だけど永久に絶対に安全な原発って作れるのかな。

多分、無理だよね。だって人間は失敗するんだもの。いつかは必ず、何かが起きるよね。

ママは何かが起こったときに、誰かが命張ってじゃないと止められない仕組みなんてあっちゃいけないと思うんだよね。

今もどこかの誰かが命掛けで、どうにもなんない原発をなだめようと頑張ってる。

どこかの誰かにそれを押し付けてる。

でもそれが、家族だったら?君だったら?

日本は変わるよ。変わらなくてはいけないんだ。ママにはそれがはっきりと分かったよ。

こんなこと考えたのは生まれて初めてだよ。でも必ずどうにかしなくてはいけない。

強く強く、そう思ってる。ママはなにができるのかな。きっと、何にもできないとは思うよ。

だってママ東北の片隅の工場でチマチマ働いてるだけの人だからね。政治家でも学者でもないからね。

だけど考えることはできる。そんなに賢くはなちゃらんぽらんで頼りないママだけど、君のためなら必死に考えるよ。

どうしたら、日本は良くなるのかってことをね。

2011年3月11日は、日本にとって重大な日になるはずだと思う。

君もママもこの瞬間に立ち会えたこと、そしてその渦中にいたこと、これはとてもとても貴重な経験だと思うよ。

人によっては運が悪かったって思うかもしれない。

でも、違うんだよ。

私たちはね、歴史の変わり目に立ち会えたんだよ。

2011年3月11日に始まった悪夢を、一つも無駄にしてはいけない。

私たちはそれを見てしまった。知ってしまった。

これを二度と繰り返さないために、未来に伝えていかなくてはいけないんだ。

私は君に伝えたいと思うよ。

から、どうか忘れないで

この全てのことを、忘れないで

再発しないように?

 我が国の首相。再発しないように?とか安全基準がうんたらとか。

 事故、とくに冷却と閉じ込め機能の損失が再発することは想定し、仮に再発したとしても迅速に終熄させることのできるしくみの構築と、そういう事故が再発する状況下で、代替の冷却のしくみ自体が損なわれることのないような設計と実装。だろうが。

 それが難しいにせよ、今国内にある原発すべてを即座に停止したにせよ、即座に“無害化”できないのは確定なのだから、大震災とか大津波対策はまだまだ必要でいずれにせよなんらかの金と人をつぎ込む必要はある。

 フランス語はわからないのだが同時通訳から聞こえてくるフランス大統領はわりかたまとも。翻って我が国の首相の言は、まだ完全に安全を目指すかのような口ぶり。全然わかってないような気がする。間抜けすぎ。東工大は全力で学位を取り消せ。

2011-03-23

叩かれるのは承知の上であえて言う

1000年に1度のM9.0クラス地震と、それに伴う10m以上の大津波が来て、

取水ポンプ等の冷却装置が失われても「この程度」の事故で済んだのだから

日本原発の安全管理はしっかりしている、と言えるのではないか

今のところ、首都圏は人が住めなくなることもないだろうし。

原発から40~50kmの距離は人が住めなくなるかもしれないが、

影響を受ける人が最小限になるような立地にしてあるわけだし。

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