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はてなキーワード: ベンチャーキャピタルとは

2017-01-29

RETRIPは合法化を急いでももう遅い(石田言行/田中勝基)

DeNA社のWelqが閉鎖した後、ネット民の矛先は2つに分かれたと思う。

LINE株式会社Naverまとめに不満を持つ人と、ベンチャー系のキュレーションサイトの筆頭格である株式会社trippieceのRETRIPに不満を持つ人。

迷惑をかけた人の数が多いだけに、いずれも極悪メディアとしてすっかり名高くなった。

私がこの記事を書いている動機も、RETRIPに盗られた写真、隠された引用元、あり得ないメール対応facebookではリア充振りまいてる役員たちの顔、いずれも数年越しで溜まってきたやり場のない怒りが元となっている。

引用範囲という法を振りかざし、写真を盗用して儲ける。

PPAP商標権横取りした元弁理士上田育弘氏が話題になったが、それと同じことをしていると気づかないのだろうか。

<影で進むRETRIPの合法化

さて、そんなRETRIPだが、目ぼしい記事から合法化を推し進めている。

フォトストックから写真を買い集め、アクセスの多い記事から順に写真差し替えている。

沖縄記事

昔:http://web.archive.org/web/20150724035350/https://retrip.jp/articles/4791/

今:retrip★jp/articles/4791/

京都記事

昔:http://web.archive.org/web/20160509185055/https://retrip.jp/articles/7858/

今:retrip★jp/articles/7858/

申し訳ないが、リンクを張りたくないので、差を見たい人はURLを加工してアクセスしてほしい。

また、昔の記事Internet Archivesで得られるものだけなので、具体的な日付けはわからないが、間違いなく最近のこと。

このような記事は、「地名観光」で調べたらザクザクでてくる。

違法手段で集めたトラフィック、蓄積したリンクで、そのまま逃げ切ろうとしているわけである

グレーゾーン商法にあこがれているのか>

ベンチャーにはグレーゾーンを突っ走ったら勝てるとかいう話がある。UBERとかAirbnbとかがその筆頭候補で、ベンチャー社長がこれに憧れるのもわかる。

でも、グレーゾーン走りきるの失敗してんじゃん、というのが今日での状況ではなかろうか。

一時期のWELQよりかは、延焼が止まりつつあるかもしれない。

でも、私同様に怒っているひとが多いと思うし、私は絶対に火を消したくない。

昨日ではパクリがバレないように工夫を凝らす開発を告発するブログへの言及が多かった。

http://suzukidesu23.hateblo.jp/entry/retrip-mlit-yuchaku

この記事やまもといちろう氏とヨッピー氏がTwitter拡散しだしたので、増田くらいしか発信場所がない私には嬉しい思いもある。

株式会社 trippiece(トリッピース)

代表取締役 石田言行(いあん)さん

RETRIP代表取締役 田中勝基さん

実名批判されて社会的再起不能になる前に、潔くRETRIP事業は閉じたらいかが?

合法化を推し進めて逃げ切る算段だとしたら、それにしても悪事を重ね、恨みを買いすぎたので、合法化するにはもう遅いと言える。


資金調達した事業の閉じ方>

声を大にしてRETRIPやめろといっても、社員もいるし資金調達もしててやめにくい、SEOに貴重な権威化したドメインを手放したくないということももわかる。

大企業DeNAがfind-travelを切るのとは違って、そのまま会社の存続に関わるのも、わかる。

でも、会社の存続より石田言行さん、田中勝基さんの社会的名誉の存続に関わる事態ではなかろうか。

ここで、資金調達した事業の閉じ方について私の知っていることを伝える。

いや、意外と簡単なのだが、意思決定して心を鬼にするだけのことである

私の狭い了見なので、この面で経験者がいたら教えてほしい。

資本調達した方面の調整

まず資本調達したDraper Nexus Venture Partnersとの関わりであるが、頭を下げて事業をやめますということで協議に入れば良い。メール一本でいい。あとは全部完了するまで、ちょっとしんどいかもしれないけど、オートメーションで全部終わる。上々の芽もバイアウト可能性も減っていると思うので、意外と損切り扱いにしてくれるのではないか

ベンチャーキャピタルからすれば、失敗する方の会社が多いし、調達した資金を溶かしたらベンチャー界隈で再起不能になるということでもない。

石田言行さんは、今は若くてマネジメントも失敗してるっぽいけど、人望ある方だとおもうので、頭下げればまた仲間集まるタイプだと思うけど。

2億円の資金調達に際し損害賠償請求がくるのであれば、応じればいい。後日はこんな感じで美談になるルートある。

22歳で借金1億円、人財の大量流出ウィルゲート)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150508/280829/?rt=nocnt

どちらかというと実名が汚れて社会的再起不能になることのほうが損害が大きいと思う。

社員方面

こちらも頭を下げるのみ。一度腹を決めればオートメーションで事が終わるかと。事業ブラックなんだから雇用を維持する必要なんてない。

というかこの前、五反田食事してたら、株式会社trippiece社員と会話でわかるような2人が大声で会社批判してたけど。大丈夫

まぁ社員ランチ時に少々愚痴をいうのはわかるにしても、忠誠心などというものはかけらもない感じだったけど。

ということで、いませっせとRETRIPが進めている合法化について知ってほしく書き込みました。

NAVERまとめ方面で怒りがある人も、火が消えないように頑張ってください。

2017-01-28

http://anond.hatelabo.jp/20170128101748

知識と人脈をつけてから転職を勧める。

今がユーザーである点は、10年後に大きなアドバンテージとして現れる。名前仕事が取れるから重宝される。実際、webベンチャー成功してるところは、幹部層が大手SIユーザー系か大手ベンチャーキャピタル出身で固まってるのがほとんど。

ただしそのユーザー企業に5年以上在籍して人脈が出来てることが条件

今のあわてて小さいweb系に行ってもヒエラルキーの下にはまりこむだけでメリットは皆無だろう

2016-12-11

大企業銀行などでVCがどんどん設立されているところに思うこと

大企業VC銀行VCは、リスクマネー供給という名の、頭でっかちサラリーマン悪趣味的に行っている投資活動を行っている集団

今、大企業銀行などでベンチャーキャピタルVC)が続々と設立されており、ベンチャースタートアップへのリスクマネー供給は加熱してきているように思われる。

ベンチャーキャピタルとは何か、はこちらを参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%94%E3%82%BF%E3%83%AB

しかし、結論から言うと大半のVC(CVC銀行VC)の実態は「リスクマネー供給という名の、頭でっかちサラリーマン悪趣味的に行っている投資活動である」ことを断言しよう。

その理由を詳細にわけて説明していこう。ちなみに筆者は、VCから資金調達を実際にしている一スタートアップ起業家であることを注記しておく。従って、客観的に論じているつもりであっても、これはあくま起業家から見た目線に過ぎないことにご留意いただきたい。

VCを作ることに命をかけていない、だから熱量も全体として薄い

まず大企業銀行は、なぜいまVC設立するのか。

1つは、自社でやれることに限界を感じていること。

一言で言うと、ほとんどの大企業新規事業は失敗する。あれだけ、ヒト、モノ、カネが揃っている大企業であっても、特にIT業界であるベンチャースタートアップスピード感に(大企業の仕組み上)勝てないかである

もちろん、DMM.comのような大企業であっても新規事業を片っ端からどんどん仕掛けて、成功、失敗を繰り返す会社もある。

しかし、そのように自社内のリソースを使ってPDCAを高速に回して成功、失敗を繰り返すことはほとんどの大企業の仕組み上(稟議等)難しい上、上場企業であればIRというガバナンス問題からも自社内で積極的に動いてリスクを取ることが難しいからだ。だから、自社内でそれができるDMM.comのような会社は、そもそもベンチャー投資など滅多にしない。ベンチャースタートアップ投資などしなくても、自社内で同じことができるからである

から大企業はそれをVCという形でベンチャー投資をすることにより、なるべくリスクを抑えた上でイノベーションを起こさせ、シナジーという名の”囲い込み”を行うのである

もう1つは、「ベンチャーキャピタル」というワード自体バズワードであること。

これは、例えば中期経営計画等を発表している会社資料を見るとよくあることであるが、会社として更に大きくしていくためには当然ながら何かしらに投資をする必要があるわけで、その中で最もわかりやすいのがベンチャー投資をすることによりシナジーを高めていく、というストーリ自体が今トレンドなのである。故に、中経を発表している企業には、よくアクセンチュアボスコンといったコンサル会社からベンチャーキャピタルモデルで展開しましょう!」とコンサルティングを受け、ベンチャー投資に右も左もわからない状態でとりあえずVCを作ったりするわけである

他にもいくつか理由はあるが、こういったところから大企業VC銀行VCがどんどんできていくわけである

こういう理由で作られたVCというのは、だいたい子会社としてVC運用会社設立、自社のお金運用して投資活動を行っていくわけであるが、そもそもVCとして本気でベンチャー投資をしていくつもりがないのは、上記のような理由を見ると明白であるだろう。自社でこれ以上事業投資して大きなリターンを狙うことができない状況だからこそ、ベンチャー投資というブラックボックスに外見上依存するしかないのである

故に、とりあえずVCとして活動しておけば、それで一旦OKで目的の大半は達成されるのである

サラリーマンであるからこそ、リスクを取らない

独立系VCというのは、ベンチャーキャピタルという業種で「起業」しているのである。例えば、IVPやインキュベイトファンド、East Ventures、ANRI、等といったVCは、全て「ベンチャーキャピタル業を行っていく」という目的の元、有志たちが事業として立ち上げて、人様からお金を預かって運用しているので、彼ら自身ベンチャーキャピタル業でスタートアップしている、一種起業家でもあるわけである

故にベンチャーキャピタル業として行っていく熱量は、大企業銀行VCにおけるそれとはかなり違うことが明白だろう。なぜ独立系VC熱量半端ないかというと、理由簡単で、VCとして結果を出せないと、会社の売上や自分たちの成果にダイレクトに響いてしまうからである。従って、彼らが掛ける熱量というのは、スタートアップ起業家のそれと同等もしくはそれ以上くらい、本気なのである

しかし、大企業系のVC銀行系のVCはどうだろう。サラリーマンであるが故に、目先の自分評価ばかりを気にしているので、大きなリスクなんて取れないし、ベンチャーキャピタル自体が最悪失敗しても、「残念でしたね」となって親会社本体に戻れるので、大きなリスクなんて尚更取る必要もないのである。だから、わざわざ大きなリスクを取ってまで投資する意義なんてそもそもないし、自分たちで目利きもできないので他社が出しているところに相乗りだけで出すVCほとんどなのである

はっきり言って、リードとしてリスクも張らず、相乗りしかさないようなVCは、リスクマネーじゃないのでさっさと滅びたほうがいい。起業家にとっては、話す時間ですら無駄になることも多いし、余計に疲弊してしまうのである

頭でっかちな人は、「未来バリエーション」の想像ができない

ベンチャーキャピタル業を始めます!と言った際、言ったものはいものの、誰が査定してバリエーションやその他諸条件と言ったタームシートを決めるのか、という問題が今度は発生する。普通なら、ベンチャーキャピタリストとして経験したことのある人材採用したいところであるが、ベンチャーキャピタリスト自体がそもそもまだ少ないので、引き抜きをしてまで採用するのは難しい。従って、ゴールドマン・サックスモルガン・スタンレーといった投資銀行M&Aやらを経験したことのある人材を引き抜いて来て、彼らをベンチャーキャピタリストとして即戦力になってもらうわけである

当然、知識的な面では彼らのスキルベンチャー投資のそれに十分資するものであろう。未上場株のバリエーション査定も、難なくこなすことができる。しかし、彼らのようなエリートくん達が査定する際に最も問題となるのが、「彼らは会社現在価値査定することはできても、未来に対しての価値査定できない」ことである理由は明白で、彼らはエクセル上ではじき出される数字のみを信用し、事業自体実態事業を行う起業家経営陣という人の部分では成長性を判断しないのである。それはある意味、前職の職業エクセル上の数字(結果、ファクト)のみで査定すること自体は正しいことでもあるが、ベンチャー投資エクセル上の世界とはまったく別物なわけであって、浪花節的に起業家を信じて投資しないと、ベンチャー投資なぞ絶対できるはずもない。エクセル上の数字のみで信用できる会社は、それはもうベンチャースタートアップでもない、ただの中小企業であるベンチャースタートアップはまだ華が開いていない状態からこそ、水をやって信じ続けて、華が開くのを待つの投資家の役目なのではないだろうか。

日本VCがこうある以上、日本からは新しいイノベーションは起きづらい

故に、優良はベンチャースタートアップ投資が至らないケースも多々あるし、投資したベンチャースタートアップがうまくいかないことも多い。

これが、私が「リスクマネー供給という名の、頭でっかちサラリーマン悪趣味的に行っている投資活動である」と断言する理由である。もちろん、全ての大企業CVC銀行VCがこれだとは限らないが、ほとんど大半のVCがこういう現状である

これでは、日本からは残念ながらアメリカのような新しいイノベーションはより起きづらくなるだろう。リスクマネーという名の、悪趣味投資であるのだから

生半可な気持ちVCなんて始めるくらいであれば、最初から無い方がましである。頭でっかりなサラリーマン悪趣味的に行う投資活動は、今すぐやめたほうがいい。

2016-12-02

ベンチャーキャピタルが法を守らない若者投資するからいけないんじゃねーかって話

デマ医療サイトwelqで、welqをはじめとするiemoなどのキュレーションメディアを公開中止にして、MERYは残したたDeNA

ももともとはiemoMERYも、もともとはベンチャー企業で、DeNAが始めたサービスではない。

DeNAは買収しただけ。

ということはパクリメディアを育てたベンチャー企業がいるわけで、例えばMERYベンチャーキャピタルANRIに投資されて成長した。

その佐俣アンリ代表はこう言っている。

「行儀作法は最悪だけど最終的に世界を変える、それってとてもインターネット的勝ち方じゃありませんか? それ実現できないならwelqは潰れるべきだし、実現したらみんなで讃えればよいよ。」

https://web.archive.org/web/20161125113125/https:/twitter.com/Anrit/status/802108464415637504

ようは、世界を変えられたら、悪いことしていいよって公言するわけだ。

それを山本一郎氏をはじめとしてtwitterでつつかれたら、「ベンチャー企業が萎縮しないように発言した」、と言い訳をしている。

https://web.archive.org/web/20161202104526/https:/twitter.com/Anrit/status/802355786055749636

そもそもせどりで稼いでいたグレーゾーンの人を公式の場で集めているあたり、お金が稼げればなんでもいいという意識が強いのかもしれない。

メルカリなどを使って月5万円以上せどりで儲けてた、アフィリエイトで月10万以上儲けてた、という学生なら優先的に出資決められるので連絡ください。」

https://web.archive.org/web/20161202104148/https:/twitter.com/Anrit/status/799438311462825984

記事パクリで何度も騒がれるカウモだってSkyland Venturesなどベンチャーキャピタル投資されている。

http://animeblog.hatenablog.jp/entry/2016/05/07/120542

ようは、若い人を応援するというような主張をするベンチャーキャピタルの人たちが、

こぞって犯罪行為投資しているため、こういう犯罪は無くならない。

企業が悪いというよりは、そういうもの投資してお金儲けをしている人がいるから、

助長する人がいるから、

悪いことは無くならないのである。つらい。日本は死んでる。さようなら

http://anond.hatelabo.jp/20161202192152

2016-09-23

[] ロックアップ

ロックアップは、企業株式新規公開する際に、創業社長会社役員大株主ベンチャーキャピタルなどの公開前の企業

株主が、公開後の一定期間(一般的には180日)、株式市場マーケット)で持株を売却することができないよう、公開前に契約

交わす制度のことをいいます。これは、上場直後(公開直後)に流通量が少ない株式を大量に売却することにより、株価が大幅に

下落するのを防ぐことを目的としており、通常、その内容は目論見書確認することができます

なお、市場外での相対取引など、相場に影響しない取引については許容される場合もあります

http://www.ifinance.ne.jp/glossary/management/man082.html

2016-08-17

ブラック企業撲滅のために貸し手責任を追及してはどうか

1日8時間、週40時間の法定労働時間を守らない。

最低賃金を下回る時給。

残業代を払わない。

社会保険に加入しない。

ブラック企業とまではいわれなくても、

労働法を守らない企業は、中小企業を中心に多い。

なかには、経営者労働者ともに法律を知らないっていうのもあるのだけれど、

知らないではすまされない。

こうした企業もたいていは金融機関から融資を受けている。

あるいはベンチャーキャピタルから出資を受けている。

金融機関は、企業労働法を遵守しているかどうかを十分に知ることができる立場にいるはずだ。

したがって、労働法を守らない企業支援している金融機関にも責任がある。

反社勢力に投融資する金融機関処罰されるように、

ブラック企業資金調達を助ける金融機関処罰されるべきだ。

もし、こうした貸し手責任が問われるならば、金融機関取引先に労働法の遵守を求めるようになる。

資金調達ができなくなれば、たいていの企業倒産するから企業労働法を遵守するインセンティブもつ

すべてのブラック企業有効手段ではないが、労働法を遵守しない企業は、かなり減るはずだ。

2016-07-19

http://anond.hatelabo.jp/20160718081608

ベンチャー入ってスタートアップに行ったけど、そもそも新卒だろうがなんだろうが、よっぽど優秀じゃないとスタートアップは入れないぞ。

一応日本におけるスタートアップベンチャー違いを説明しておくと、

スタートアップは、破壊的な価値を持ったプロダクト及びサービスを作ることで、ベンチャーキャピタルから廃課金をもって、急速な成長によって上場を目指す集まりのこと。なお課金が無くなると死ぬ

ベンチャーは、スタートアップほどじゃないけど、

冒険心をもって、大企業より柔軟に改革でき、事業継続していくことができる会社

スタートアップはそこまで優秀じゃない人材を採って育成するなんて余裕ないし、人数が増えれば増えるほどコミュニケーションロスが増えて、方向性が定まらなくなるから、基本少数精鋭。

スタートアップならバイト体験してみることをオススメする。

大企業と異なり、実際の業務に近いことができる。まずはそこから

特定の分野が好きで仕方がなく、プライベートが無いくらい関連イベント行ったり勉強するくらいで、極めた能力があるならスタートアップオススメ

ある意味覚悟必要

尖った能力あるならスタートアップいいと思うけど、無くてやりたいことがあるならベンチャー、なければ大企業かな。

大企業経験はないから一概には言えないけど、やりたいことのマッチングがあまり機能せず、やりたいことできず数年でやめるパターン良く聞く。

なんでもいいので能力つけて独立したいなら大企業のほうが良いかと。

逆に、これがやりたいです!というものが明確なら、ベンチャーでそれが出来るところに行けばよい。

2016-07-17

Say, you're the Start-up でも、ステージじゃ Never Stand up

http://anond.hatelabo.jp/20160716234517


アプリひとつまともにつくれねえお前は 所詮 みじめなAppbank

アクビひとつでやるぜ knock down 上場なんか夢のまた夢

上等言うぜ 俺はレペゼン ベンチャーキャピタル 

上方修正 夢をプレゼン フューチャー成したる


けんすうおべっか点数稼ぎ でも命数全然尽きてねえ 過ちて改ざるこれ即ち非社会人

増田しか聴けない糞VC証言 増田しかウケないお前の挑戦

ブコメ交戦 バレる讒言 当然のように勝利宣言

コピーキャットチャットボットシット Check it out? 俺はベイルアウト 


俺は常にかっさらマネー お前はいつもかっこ悪い猿真似

ばっかじゃねえの ザッカーバーグ? 違うお前だ 増田増田

夜な夜ながむしゃら 糞チンコカイてんじゃ 一生シリコンバレーにゃイケねえ

俺はジョブスなCEO おまえはノージョブR.I.P 人生既にQED


男だったら BtoB 俺すなわち Born to be a Billionaire この世界

ビジョンがないやつぁ非常にきびしい 根性論じゃイヌも食わねえ

ネコをあつめりゃ みなまっしぐら わかるか? アイディア次第なんだ

You're No1? or Not anyone? チャットボットドリーム どうせ邯鄲の you & me

2016-07-14

断言しよう、チャットボットブームは去るし関連ビジネスも失敗するよ

会社名を明かせないが、業界大手ベンチャーキャピタル所属している。

主な出資先は所謂ドルレイターと呼ばれる「成長、拡大期」のベンチャーである

私自身も一回事業立ち上げ、売却した経験を持つ。

さて、そんな私も最近起業前、もしくは新規事業を立ち上げようとしている方にアドバイスをすることが多い。

そしてその中でもここ1ヶ月は会う人の3割がチャットボット系のサービスアイデアを語るのである

「やめたほうが良い」と毎回アドバイスするのだが、毎回伝える3つの点についてここに記したい。

願わくばこの記事が広まり、浅はかな「対話サービス未来」を考えているベンチャーが断念し、より可能性の高いビジネスに切り替えて欲しい。

そしてこの記事を受けても尚、私の予測を上回り成功するチャットボットサービスが出てきてほしいとも思う。

前置きが長くなったが、以下3点がチャットボットが失敗する理由である

1. ユーザーの利用シーンが無い

一番の理由がこれだ。

ここで注意したいのが、 クライアント ではなく ユーザーである点だ。

よくあるチャットボット簡単ECサイトに導入できますサービスを事例に出してみよう。

彼らはこういった切口で法人クライアントに売り込む。

「今まで大変だった顧客対応チャットボット代替できます。」

チャットボット商品アピールをすることで売上が上がります。」

確かに正論に聞こえるし、無料キャンペーンや優先登録などに興味を示すクライアントは多いだろう。

プレスリリースを出せばクライアントの問い合わせは殺到するだろう。

しかし、その先のユーザーのことを考えているだろうか?

ユーザー商品についてわからないことがあった際に、いきなり得体の知れない自動応答システムに話しかけるだろうか?

そもそも埋込み型の顧客問い合わせサービス(zopimやolarkなど)について、ユーザーの利用率が5%未満に過ぎない事例が多いことを知っているだろうか?

私もこれらの問い合わせサービスに関わったことがあるが、日本人性質としてチャットボットにいきなり話しかけるしかも想定された問答を想定通りの言い回しで)例は少ない。

ユーザーが使わなければクライアントも離れる。

無料期間でクライアント数は増えるだろう。

また、少ない額であれば導入する事例も増えるだろう。

しかし、ユーザーチャットボットを使うシーンは少ないだろうし、結果として売上にもコストダウンにも繋がらないケースがほとんどだろう。

厳しい言い方をすると、話を聞くチャットボット関連サービスは現状、ユーザーのことを考えず提供者側の視点しかない マスターベーショナリサービス」

なのである

2. そもそも自然言語処理の精度はそこまで高くない

自然言語処理簡単説明すると、コンピュータが会話を理解し適切な回答を返す処理」である

この技術は現状、正直言ってそこまで高いレベルに達していない。

言い換えるならばユーザー期待値提供できる技術レベルの均衡が取れていない。それどころかユーザーの求める自然対話レベルにはほど遠く失望させるものなのである

よく非技術者創業者流行ものが大好きなコンサルが「Deep Learningの登場で自然言語処理の精度が高まり自然対話を実現できる」とドヤ顔で語るのだが、これは大きな勘違いだ。

画像認識については、「文脈」などその対象以外の外部要因が発生することは少ない。

その為、その特徴量を見出しやすDeep Learningを使用することで精度をかなり高めることが可能である

しかし、「対象のもの」以外にも文脈や発する人間パーソナリティなど様々な外部要因が発生する対話において、特徴量見出しづらい。

特に日本語主語が省略される、漢字の読み方で大きく意味が異なる、「空気」を重視する等のハイコンテクスト文化であり、自然言語処理は難しい。

その為にDeep Learningが自然言語処理を圧倒的に成長させ、機械であることを感じさせない自然な応答」可能にさせることはほぼ不可能なのである

そんな精度をユーザーが求めていないのでは?と思うのは提供者側のエゴだ。

自然対話自分の想定していない回答が続くようであればユーザーサービスから離れてしまうだろう。

3. 対話である必要性が無い

飲食店などの予約がチャットボットでできる」系サービスも良く聞く。

彼らには必ず「それってチャットボットである必要性ってあるんでしたっけ?」質問するのだが、納得のいく回答を得られたことは無い。

対話のほうがかっこ良い、対話でできたら未来っぽい、アメリカ流行っているから、実際にそんな浅はかな考えで通用するほどビジネスは甘くない。

対話によりニーズを深掘りできる」等もよく聞くが、2で挙げた通りそんなに自然言語処理の精度は高くなく、深掘りする以前に離脱してしまうだろう。

「なぜ対話なのか」

「なぜ対話でなくてはいけないのか」

「なぜ対話サービスが従来型のリストサービスを上回るのか」

これらの質問に自信を持って答えられるだろうか。

それができない限りはビジネスは成立しない。

今すぐチャットボット事業を畳み、↑の質問に答えられる別の何かの可能性を考えたほうが良い。


以上である

チャットボットブームは、クライアントが導入した後に「ユーザーに全く使われない」と気づきその悪評が広まる、あと半年寿命といったところだろう。

そんなチャットボットだが、現状で可能性があるとしたらチャネルの1つ」として使う程度だろう。

LineFacebookメッセンジャー組み込み、「既に展開しているサービス広報役割として活用する」、「メディア記事配信させる」役割であれば優秀なツールとなるだろう。

繰り返しとなるが最後にもう一度。

願わくばこの記事が広まり、浅はかな「対話サービス未来」を断念し、より可能性の高いビジネスに切り替えて欲しい。

そしてこの記事を受けても尚、私の予測を上回り成功するチャットボットサービスが出てきてほしいとも思う。


追記


一部コメントについて返信させていただきます

BtoBでの事例

そんなステマ記事をよく反例として書けますね...

導入事例のステマ記事メディアクライアントと内容は詰めている)はこの半年で沢山出てくると思いますが、実際の導入でコストが下がった、売上に繋がったという話は決して多く出ないだろう(むしろネガティブな話ばかりだろう)と私は予測します。

>「二次元アイドルとの会話」みたいな路線なら弾けるとこあると思うよ

これは私もそう思います。ただそのサービスだけでのマネタイズは難しく、記載した通り「チャネルの1つ」としての活用だと思います


>いま成功している企業に対して、過去の時点で成長すると断言できたのかな?

私の担当案件は同僚と比べてROIが高いほうだと自負していますが、それでも100%ではありません。

当然予期できていないものもありますが、ここで挙げた3つの課題クリアできない、もしくは突破できる切口が見つからない限り難しいだろうと考えています

また同時にそのようなサービスが生まれて欲しいという期待もしています

本名で書けばいいのに、VCなら。

君なら知っていると思いますが、VCといってもサラリーマンです。

君みたいなネットタレントでも私は承認欲求が強いわけでもないので、実名で注目されることでのメリットが無いのです。

>概ね合っているとは思うがこの人自然言語処理理解してなさそうだ

私のもともとのバックグラウンドエンジニアで、セキュリティソフト迷惑メールフィルタリングシステムを開発していました。

自然言語処理業務で取り扱ってきましたが、どういった点が自然言語処理理解が足りなそうか教えていただけますか?

まり冗長にならないように書いたのですが、不足している箇所があれば修正したいのでご教示いただければ幸いです。

>1.多くのユーザーは凸る前にカタログやQ&A等を見るでしょ普通ボットはその中間でしょ。2.検索性の悪いQ&Aよりはマシな可能性は? 3.何故に二者択一よ。

カタログやQ&A等を見るでしょ」

これがなぜ対話になるのですか?なぜチャットである必要があるのですか?いきなり不明点を話しかけると思いますか?

検索性の悪いQ&Aよりはマシな可能性は?」

検索性の悪いQ&Aよりはマシレベルのものビジネスとして成立すると思いますか?

チャットボットはゆらぎも含めた大量のインプットデータ必要です。

そのメンテナンス費用考慮すると検索性の悪いQ&Aを直せと言いたいですね。

「3.何故に二者択一よ」

対話システムとしてビジネスをするのであらば、対話である必要があるのか、なぜ対話なのかといった観点必要になると思いますいかがでしょうか?

なかなかご理解していただけないようなので、この質問をさせていただきます

あなたユーザーとしてチャットボット質問しますか?まだ使ったこと無い場合質問ができそうでしょうか?」


>まずもって中身のサービスが素晴らしく、それをチャットUI(また、それが載っているプラットフォーム)をもってレバレッジかけるような感じ

私もこれは完全に同意です。

既存製品の新たなチャネルとして、そのUIがフィットするのであれば良いかなと思っています

ただ、チャットボットですという売り方では難しいと考えています

(実際チャットボットでこれから生きていくみたいなビジネス相談が多いのです。)

>ナゼに増田にとは思うが、社員ならしゃーないとも。

理解いただきありがとうございます立場上、実名発言が難しいのですが、この「チャットボットで俺は生きていく」層が多くそれに警鐘を鳴らしたい、鳴らさなければいけないと感じ増田に書きました。


LOHACOチャットボット人件費削減に成功

ネットメディアの導入事例系はマーケティング的な要素が強く、またあの記事人件費削減の根拠曖昧です。

サービス広報としては優秀だったと思いますが。


ユーザー側が求めてるサービスの質次第なんじゃないかな。未成熟技術分野だからこそ、提供者側が工夫すれば良いだけ。

工夫というのは同意です。

ただ現状、完全自由対話インタフェースを用意すると、ユーザー期待値サービスが超えることは無いと考えています

ある程度選択肢を絞らせる、スタンプを使うなど「工夫」がなければ難しいでしょう。

またその工夫でもこのインタフェースだけでビジネスとして成り立つかというと...我々は慎重に考えています

複数人が入っている部屋での稼動があると思うんだ。

アイデア面白いと思います

趣味Slack上で司会進行的に喋るBotを仲間内で開発しましたが、これは非常に面白かったです。

ただ、やはりビジネスとなり例えば1,000社が有料で導入するレベルのものかというと...

成功しそうなの教えて

そうですね、ポジティブな話もしないとですね。

個人的にはBIツール可能性がまだまだあると考えています

からあるものですが、どうもインタフェース特殊で事例が中小企業規模まで降りてこない。

Google Analyticsの焼き直しや、他の埋込み型トラッキングサービスも伸びています

コンシューマ向けだと、所謂CtoCにはまだ可能性があると思っています

炎上しましたが、個人の写真売買など「今までプロ提供してたけど素人でも提供できる、かつ流通量が多いもの」に可能性はあると思います


更に追記

うご覧になる方はほとんどいないと思いますが、最後の追記です。

予想以上の反響をいただいて驚いています

活用方法や実際の導入の声など、参考になるコメントもたくさんいただけて私自身も勉強になりました。

はてなの方から他のシリーズもやってくれとコメントを頂いたので、IoTやVRなど他のトレンドについての課題も今後「増田で」挙げていこうと思います

これらの意見をいただいても尚、ビジネス化をしていくには難しいだろうと私は考えています

それほど、私が挙げた3つの課題クリアしかビジネスとして回していくことは難しいからです。

そして、同時に未来はどうなるかわからんぞ」といった意見には賛同します。

Webアプリも「こんなもの流行るわけがない」という世論があった中で、ここまでの発展を遂げています

「若くチャレンジしようとする芽を潰すな」という意見もありましたが、そもそもこの意見を聞いて諦めるような起業家ではその先にある苦難に立ち向かえないでしょう。

もともと「チャットボットが新たなインタフェースになるんだ」と確信し強い気持ちを持っている起業家は、こんな意見を聞いても全く諦めようとはしません。

私も実際、起業前の方に「止めておいたほうが良い」と伝えたことは何回もありましたが、それでも彼らは起業サービスローンチしています

私自身もそうでした。みんなに反対される中、当時全く広まっていなかった人工知能系のベンチャーを立ち上げました。

勝手ながら彼らの信念がいつの日か実り、少しでも世の中に良い影響を与えられる存在になってほしいと思っています

VC的にはIPOか売却というゴールを期待してしまます(笑)

私が本当に警鐘を鳴らしたかったのは、どちらかというと「チャットボットが万能だ」、「チャットボットで何でもできるようになる」と伝えるメディアコンサルの方です。

口々にチャットボットだと言って誰にも使われないサービススタートアップを量産しようとしている話を聞くと心が痛みます

過度な期待をしたくなるのはわかりますが、私が挙げた3つの課題はどうしても避けては通れません。

起業家の方々が「周囲の過度な期待」に流されず、これらの課題から目を逸らさず、新しいインタフェース開拓してくださることを期待しています

上から目線のようですみません。ただ立場抜きにして1ユーザーサービス享受する1人の人間としても期待しています

最後

過激表現などを使ってしま申し訳ありませんでした。

多くの方にご覧いただきたいということもあり、こういった表現使用してしまいました。

特にけんすう氏にも良くない表現を使ってしまいました。申し訳ありませんでした。

ここにお詫びいたします。

2016-06-04

大阪仕事ない

梅田の人の多さみてると、まだまだ大丈夫そうな錯覚するけど、仕事ない。

東京みたいに仕事たくさんあるわけでもなく、名古屋みたいに自動車でまだ大丈夫ってことでもなく。

USJに行く人は心斎橋で晩ごはん食べて御堂筋線新大阪に戻ってということで、そんなお金を色んな場所に落とすわけもなく。

中国人観光客ももうすぐ一段落しそうだし。爆買ツアーだと、予めきまったお店を案内して購入していくし。

中国人オーナービルもあるよね、そっち回ってる?

GIGAZINE大阪ネタにすると東京の人に馬鹿にされると思ってるのか、全国チェーン店食べ物ネタの時しか意味ないし。

FC2広告代理店特に大阪って感じもなく。いやそもそも人雇ってって感じでもないし。

大阪からだと、日本相手にしてるとダメで、一気に世界相手にしないといけない。

なんだけど東京くらい色んな国から人が集まってきてるわけじゃない。スタートアップリクルートするならそりゃ東京選ぶよね、と。

何かしらイベントしようと思った時にキャパある箱もない。インテックス大阪、なんでニュートラムなんか接続してるんだ…。

地下鉄延長して、動く歩道つけるとか、それくらいやんないと会場広くても人捌けない。

関西国際空港USJの延長くらいにあれば、また利便性も変わったのに。

東京だったら駅周辺で、それぞれ個性作って開発されるけど、大阪ってそれなくって、どこも同じになっちゃってるんだよね。

森ノ宮とか、天王寺とかショッピングモールできても同じ感じ。イオンモールが出来るのとあまり変わらない。

東京の人からすると大阪ってセンスないんだよな。多分。別に日本ウケるセンスの良さがなくてもいいと思ってる。

そもそも日本ニュース系で大阪話題になるのは、良いことでなんてない。ヤフーニュースにのるのは殺害事件選挙の時くらい。

それで西成区の危ないイメージが毎回湧き出るんだ。

5年後は更にヤバイと思ってる。

新世界とか観光客来ないだろうってくらい寂れてる。あれでリピータ来るとかはないだろ。大阪は見るものないんだよ。色んなところで食べ歩きする町だ。

京都奈良と手を取ればとか、東京の人は思ってるだろうが、距離が遠すぎるんだ。

山手線圏内大阪京都奈良が入ってりゃよかったんだ。平城京平安京あん場所に作ろうと思ったやつ出てこい。なんでもっと近くに作らなかったんだよ。

街づくりで、イメージづくりが出来てないんだ。

環状線東西南北で、青龍朱雀白虎玄武象徴となるものでっち上げるとか。

駅ごとに外国巡り出来るようなものとか。オーストラリアだと新今宮とか、アメリカだったら弁天町みたいな。

深センくらい人工的に街作れないだろうか。24時間開いてる図書館で、自動で貸出できるとか。図書も深センの図書みたいに文学充実するのではなく、

仕事に直結するスタートアップ必要プログラムとかハード解説のものとか。iPhone回路図って日本語書籍はないけど、中国語書籍ならあるし、読めなくても回路図あればなんとかなると思う。

サムスン日本研究所は遠すぎるし。なんで千里中央なんだよ。

は~、スタートアップの街としてならないだろうか。Slush Asiaのようなスタートアップイベント開催できるくらい。

デザイン系で町おこしはできんと思ってる。お金持続的に投資されないし。アヒルちゃん浮かべてもお金にならないよね。あと日本成功してる気がしない。

地方だと町おこしアート絡めてっての、どこも上手くいってないし。

ビジコンが行われてるのは知ってる。でもSlush Asiaくらい、これから何か始まるんじゃないかってほどワクワク感がないんだ。


Lマガジンセンス良かったんだが、ああいうので突破口開けないんだろうか

はてな京都ダメであとに続くのなかったんだから、やっぱ無理なんかなー

追記

こじれてるってのが大阪人気質なの?ってはてブあったから答えると、

名古屋だと東京距離的な関係ものなのか、別に東京依存しなくてもやっていけるって気持ちがあるのか、反骨精神があるのか、

そんなところで東京に対してあまり気にしてないというのが、自分感想

じゃあ大阪は?というと、やっていけない。

あと関西弁東京にいくと、まず馬鹿にされる。

そして、大阪でも東京に通用するような人がいるのだけど、大阪じゃなくて東京に行ってしまう。大阪を前面に出すと価値が上がるどころか下がるんだよね。


追記

予想外に反応があって驚いてる。

他の地域で、もっと危機的な場所があるんだから大阪なんてまだマシって議論にはなってほしくない。

雇用統計も見ているので、大阪失業率が減ってきているのも知ってる。でも給料安い求人しかない。

イオンで働き、イオンものを購入し、イオン葬式をあげる。延命はできると思う。

だが、5年後、10年後を考えてみるとどうだろうか。

東日本大震災で、このまま関東オフィスを構えているとマズイということで、一時的大阪にもオフィス移動してきたが、

結局仕事にならないということで東京に戻ったのではなかっただろうか。

なんとか保っている状態が、閾値超えたら、どんなに手を加えようがどうしようもなくなる状態にならないだろうか。

個人的には国内から資金が流れてこないんだったら、中国からでもいいと思ってる。

心斎橋梅田周辺が中国ベンチャーキャピタルから出資一辺倒になっても、活路があるならやるべきだろう。

既に心斎橋なんぞ中国語がそこかしこで聞かれるのだから

日本語看板ではなく、中国語看板の方が多くなっても。

レオパレスに住んでいるのが中国人ばかりになり、靴を脱がないでそのままフロアに上がるようになり、室内なのにガムがそのまま捨てられるようになり、

ゴミ分別日本語で書かれているからということで守ることもされず、溢れでたとしても、

ダイバーシティ確保出来るようになれば、そのうち解決出来るだろうと思う。

追記

ここまでブクマついたの久しぶりで驚いてる。

コメントは読ませていただいてます

大阪の魅力を当人達よりも、アジア系観光客の方がわかっているというコメントがあったのだけど、

わかりやすい魅力を5分くらいで説明できなければ、それは住んだ人にしかからないということなので、

観光きじゃないと思っている。

個人的には大阪には観光なんて期待するのは止めて、

折角奈良京都など観光資源が既にあり対応出来るだけの経験値もあるのだから

そちらに任せてしまえば良いと思ってる。

両方出来れば良いが、そもそもお金ないのだから集中と選択はするだろう。

外国人大阪で働いてもらって、京都奈良観光に行ってもらっていいし、

開発合宿として京都で行ってもいいんじゃないか?


なので、大阪ビジネス向けでいいんだ。

スタートアップ以外にも仕事はあるだろうとコメントがあったが、

これから成長するかもしれないと思われなきゃお金まらない。

俺の仕事大事だが、俺の周りの奴らの仕事大事なんだ。

給料日本で一番高いと言われるキーエンス大阪にあるのも知ってる。

デザインIT系自分の知ってる業界ヤバイ

食品関係は人手がいるし、人もまだまだいるか大丈夫だと思う。

危機感があるのは、斜陽になってきた時点で、トップヤクザ系に取って代わられるかもしれないってことだ。

あとは心斎橋のアムウエイセミナー会場兼、見本を置いている所があるのだが、

生活が出来なくなるそうとかで、手を出す奴がそこら中にいる。

ボロボロの服着たおっさんが昼間から立ち飲み屋で飲んでて、

実は成功した事業家ってのはあったから、

自分が知らないだけかもしれない。でもメディアが取り上げない以上、知りようがないんだ。

2016-01-09

ホリエモンはなんであんなに嘘つきになったんだろう。

http://weblog.horiemon.com/100blog/36286/

これまで種を蒔いてきた数々のビジネスは7〜8割の確率で芽が出ている

って無理じゃないか。本当に革命的なベンチャーを始めて、7割の成功率なんてありえない。シリコンバレーの優秀なベンチャーキャピタルでも、成功率は1割程度だし、日本代表する経営者の一人であるユニクロ柳井会長も、一勝九敗という本を書いている。7割の成功率を実力で達成できるとしたら、ホリエモンジョブスの再来とかいレベルではない。宇宙人、もしくはフォンノイマンの生まれ変わりレベルだ。

仄聞する限りでは、ホリエモンは優秀な人ではあるものの、おそらく人外レベルには達していないと思われる。だとすると、有料メルマガみたいな世界を変えることとは程遠い固いビジネスばかりやっているか、誇張しているか、どちらかだろう。


なぜわざわざメディアに現れ、嘘をついて、経験が足らない若い人を混乱させる必要があるのかよくわからない。日本ベンチャー業界では十分に立場確立しただろうからお金に困ることはないだろうに。

2015-10-27

ゴミクソパクリアフィリサイトに写真文章をパクられたら

とあるサイト運営しているのだが、数カ月前にまあ巷に吐いて捨てるほどあるキュレーションメディア(爆笑)にサイト記事をまるごとパクられた。(2ちゃんまとめではない)

運営会社の経歴なんか見てると、まあ立派なんだわ。大学在学中に起業、読めない横文字ベンチャーキャピタルから何億円出資された、だの。まあ意識高い高い。はい、成長成長。

で、やってることはキュレーション爆笑)という名のパクリサイト

パクリサイト起業って。。。正気か。正気なわけないか。

ほんと度胸ありますわ。てかそんなんでベンチャーかいうな、恥ずかしい。

ま、そんなことは置いといて、うちのサイト記事がパクられてアッタマきたんで、問い合わせフォームから抗議したんだが、これまた想像を絶する対応をされたんで、もうこうなったら徹底的に戦ってやる!と思って。

意識高いっつーか、頭が高い。根本的に。世の中なめきってる。

手始めに、「ははーん、そういう態度取るわけね。じゃわかった、このメールのやり取り添えてAdsenseポリシー違反サイトとして通報したる!」って、メール返したら、ソッコー、CEO(笑)とやらが、直接メールよこしてきて、「申し訳ございませんでした。」だとよ。

なんだよ、もっと遊ばせろよ。メンタル弱すぎだろ。てかAdsenseにどんだけ頼ってんだよ。財政基盤しっかりせーよ。

てなわけで、世のブロガーサイト運営者の皆さん。

ゴミクソパクリアフィリサイトにあなたが育てた大事大事な宝物をパクられたら、まずは、Googleはじめ、広告配信してるASPなんかに通報しましょう。(やり取りメールは必ず添付してね。)

相手が「法的に~」とか言っても無駄無駄。間違ってもこっちも「法的に~」とか言っちゃダメだよ。なんも解決しないから

法律よりもGoogleの方が強いんだから

2015-09-09

スタートアップバトルとかい出来レース

最近よくスタートアップが集ってプレゼン大会して、どこが優勝したみたいな記事を見かける。

そしたら大会主催者審査員ベンチャーキャピタルの人だったりする。

彼らの目的は、「自分出資しているスタートアップを目立たせて、成長させたい」だから自分関係スタートアップしか優勝させない。

ということで、本当に実力のあるスタートアップでも出資を受けていなければ応募に受かることすらない訳だ。


てか最近ベンチャーキャピタルはかっこいいみたいな雰囲気あるけど、

やってることなんてスタートアップ探して金使って応援してるだけだからな。

起業クールだぜ、と若者をその気にさせて、出資先を作ろうとする。



そこにワイワイこぞって集まるスタートアップもまた問題だ。

上下関係から解放されたいとか言っておいてVCから資金受けたら、上司ができるようなもんだ。

その上司をいかに説得させるかが社長仕事になる。

そんなんでいいのか、と。

あなたの見なければならないのは、投資家じゃない。顧客だけのはずだ。


お金なんて自分で働いて貯金して貯めようぜ。

2年分くらい収益なくても生活できるくらい貯めるのは3年も働いて無駄遣いしなければ稼げる。

それ以上のお金必要ビジネスなんて今の時代に向いてない。

自分が苦労したお金で貯めて起業すれば、お金を大切に使うし、何より本気でビジネスができるだろう。



そういうスタートアップこそ、これから必要なんじゃないか?

それくらいの意気込みのあるスタートアップこそ、これから増やさなければならない。

他人の金で浮かれたスタートアップなんて先が見えてるよ。

〜円調達? 売上とかユーザー数をニュースで取り上げなさい。



そういうサクセスストーリーをこれから聞きたいね

自分お金でなんとかやってきたスタートアップこそ、本当に表彰されるべきヒーローだし、尊敬されるべき存在だ。

2015-06-15

IVS(Infinity Ventures Summit)の価値って?

IVS(Infinity Ventures Summit)という、ベンチャー企業経営者投資家に向けた招待制カンファレンスイベントが、6月10日(水)・11日(木)・12日(金)に、宮崎県で開催されました(年2回、札幌とか京都とかでもやってる)

実際ご招待といった感じではないんですが、参加する機会を得て初めて参加してきたので感想と、特に継続して参加されている方に質問を見てもらえるといいな、と。

①なんぜ宮崎

宮崎じゃなくていいでしょ、3日間でなくていいでしょ、と思いました、率直に。

上場企業経営者なら4半期決算3月決算なら本決算)のIRだったり、3月決算会社なら株主総会の準備でみんな忙しいんじゃないんですかね?

開示がなかったとしても3日間、移動時間も入れれば下手すりゃ4日間、みんなそんなにヒマなの?

正直、宮崎でやるということに、時間費用無駄は感じましたが、メリットは感じませんでした。

②高額な参加費

参加者属性によって違うんですが、10万円とか20万円とか、すんごく高いんですよ(参加費は非公開だったはずなのでこのような書き方です)、もちろん宿泊交通費は別。

ベンチャーってそんなことにお金使っていいんですかね?少なくとも私はそうは思いません。

で、その対価としてあの高級ホテルの豪華パーティー、豪華食事、豪華装飾、あれがベンチャーイベント必要なんでしょうか。

少なくともイベントの内容という本質には、全く関係ないですよね。

いくら豪華といってもひとり10万、20万という費用と比べれば、相当儲かってると思うんですが、どうなんですかね(笑)

割高、割安、といった基準相対的ものなので、IVSにそれ以上の価値を感じている方々が継続して参加されているんだろうな、とは思いますが、

私にはそれがなんなのか、いまも理解できていません。

③内輪感がハンパない空気と、まだ成功してないのに壇上から語る人々

お金を払って参加するメンバーも、登壇するメンバーピッチ審査員固定化がすごい、ネットベンチャー投資家の仲良しグループ。もうこれ東京飲み会やってりゃいいじゃん、って思います

新しい出会いなんか到底期待できないし、こういった仲良しグループに加わりたいと思ってもお仲間バリアがすごくてとても入れたもんじゃない。

で、登壇する方の多くはベンチャー経営者だったりするわけで、まだ成功の途上な方々なわけです。

ご本人たちもそれは自覚があるんでしょうが、「おいおい、いまお前が語るのかよ」というテーマが多いです。

若き経営者経験も浅いですから、話も当然ヘタクソな人が多くて、とにかくつまんないんですよほんとに。

例えば海外成功する方法をまだ成功していない人が語る、良い会社の作り方みたいなことを良い会社だとかあんまり思えない(良い会社だと聞いたこともない)会社経営者が語る、みたいな。

パネルディスカッションテーマ設定もマンネリっぽいし、登壇者のチョイスも微妙すぎる、登壇ハードル低すぎないですかね、10万とか20万とかとってるんですよこれ?

参加者が多すぎて情報価値がない

招待制とか高額な参加費とかのハードルがあるにも関わらず、700人参加とのこと。

700人が入手する情報って、基本的価値が無いですよね、ネットでもガンガン共有されてるし。

雰囲気とか直接聞けるメリットかいうなら、コストは合わないと思います

(やっぱり私が貧乏からですかね、でも3日間という時間コストだけでも合わないと思います

ピッチコンテストで根回しが必要だ、という新しい価値観

ピッチコンテストで優勝された方は、審査員に奢りまくっただの、事前アドバイスを受けただの、メールやらでお願いしてただの、やれることは全部やった!と、受賞してすぐ暴露しまくってました。

上場企業経営者とは思えないワキの甘さで、自ら根回し活動暴露されてました。審査員の皆さんとはお友達ですもんね。

もうこれピッチコンテスト革命ですよ、事前活動が許されるピッチコンテストとか。普通は失格じゃないでしょうか。

審査員が決まるタイミングが遅くて審査員に決まる前に相談していた、という不可抗力はあるのかもしれませんが、

だったら審査員はその会社の採点は棄権する、とかのモラルはあってもいいんじゃないかと思うんですよね。そういうモラルがなかったから優勝したんでしょうけど。

そもそもこういう成り立ちの会社ピッチさせるのがどうかと思うんですけどね。

他の真面目なピッチ参加者は本当にお気の毒です、優勝したピッチが如何に優れていたとしても、これは納得いかないですよね。

ボランティア

ボランティア意識高い系の皆さん、意識高く一生懸命やってるのは伝わってくるんですが、運営全般ホスピタリティは、ド素人運営無料イベントよりははるかにマシですが、

都内でやっている同種同規模のイベントと比べて、良いということもないです。

世の中の3日間で20万円とるレベル(1日5万とか)のまともなイベントを知らないから自分たちは最高の仕事をやってると思い込んでるのでしょうか、可哀想です。

ボランティアの皆さんは、IVSを手伝っても成長の機会など殆どの人は得られないと思います

ボランティア参加者SNSなどの発言検索して見てみても、「刺激」「成長」「優秀な仲間」「感謝」という抽象ワードばかりで、実際には成長機会になっていないんじゃないかと思います

聞けばマニュアルバッチリ整備されているとのことですが、参加した側から言わせてもらえばどう見てもそんなにちゃんとしたマニュアル運用されているとは思えないし、

どんなに一生懸命やったとしても所詮素人の付け焼き刃仕事しかありません。これでプロクオリティと並んでる仕事だ、とか間違っても思ってはいけません。

ちゃんとしたマニュアル仕事することを学ぶなら、マクドナルドバイトしたほうがお金も貰えてはるかに高度なマニュアルオペレーションを体験できます

ボランティアもあれだけ人数がいて担当業務が細分化されてたら、成長の機会なんか本当ににないと思います、こういうボランティアでの成長機会はカオスから得られることが多いと思うので。

きちんとしたイベント運営を学ぶというには、おそらくマニュアル運営ノウハウプロレベルには全く及んでないと思います、良いと思われる部分はホテルホテルノウハウでやってるのでは。

こういう場合の成長は、個人個人でスタート地点が違うので、アルバイト家庭教師くらいしかやったことな学生さん、みたいな方なら、あれで成長できるのかもしれません。

そんなボランティア仕事に、さも成長の機会があふれているように意識高く取り組ませてるのはスゴイとおもうんですが、ボランティアの子に直接聞いたところ、旅費も宿泊費もボランティア自己負担で、しかも無給だそうです、n=1ですが。

もしIVSが儲かってるんだとしたら、ボランティアという名称仕事してもらってるとはいえ、旅費宿泊負担して給料払わないといろいろマズイんじゃないですかね、よく知らないですが。

⑦そもそもファンドの業務は大丈夫なのか

Infinity Ventures Summitを主催しているInfinity Ventures Partnersは、ベンチャーキャピタルファンド運営しています

ファンドということは、投資家から資金を預かって運用する仕事なわけですが、このIVSがよっぽど儲かるのか、ファンド仕事はほっぽり出してイベント屋にばかり精を出しているように見えます

ファンド投資家さんはこの状態を許してるんでしょうか、許してるんでしょうね(笑)

ちょうど嫌がらせのように開催期間中に以下のような記事があったり、やっぱり同じようなことを思ってる人はいるんだなと(笑)

http://thestartup.jp/?p=14612

700人参加(10万円〜20万円)とスポンサー料で売上1億円くらいはいってるんですかね、

それで聞いた話が事実で、ボランティア交通費宿泊費も負担せず、さらに無給で使ってるんだとしたら、

こっちだけやってても儲かってしょうがないんじゃないでしょうか。

最後

こうやって書いてみると、最初から最後までお金の話ばっかりですいません。

やっぱり私が貧乏なので、10万円とか20万円とかいう参加費を基準にした不満が多くなるんだとおもいます

こういう大金ポーンと出せる人だと、また違う感想になるんですかね、そういう人になりたいものです。

金額の負担感を極力排除して考えてみても、パネルディスカッションの中身は素晴らしいものもあればクソつまらないものもありますほとんどはクソつまらないです。

話す人が話せるだけの経験がない人たちで、話もうまくないので当然だと思います。これは登壇者の責任じゃなく運営責任だと思います

運営者も参加者も良し悪しの比較基準がない、本当に良い物を知らない人が良いものだと信じて一生懸命やってる印象です、

参加者の内輪感とあいまって、「井の中の蛙イベント」といった印象を強く感じました、ちょっと痛々しい感じすら。

豪華な食事や装飾も、ベンチャーイベントだと思って参加した私にとっては正直不思議不快ものしかありませんでした。

で、私は2度と行きませんし、他人にもお勧めできません。

私にとってはやっぱり時間と金銭の費用対効果があわない、に尽きます

あれに何度も行っている人はどこに価値見出しているのか?

価値がなかったらあれだけの人数が継続して参加していないと思うので、価値がないということは絶対にないと思うんです。

しろあれだけの時間と金銭のコストに見合うかそれ以上の素晴らしい価値があるに違いないんです。

参加されている多くの経営者のお一人お一人の時間価値は、私自身の時間価値の数百倍できかないわけですから

ただそれはおそらく、イベントの内容の絶対的価値ではなく、立場や考え方によって変わる相対的価値なんだろうと思います

ベンチャー関係で最大最高のイベントと言われているIVS価値ってなんですか?

継続して参加している人にそれを聞いてみたくて、(お金を持っていない)私が感じた疑問をぶちまけつつ、この日記を書いてみました。

2015-05-11

今更だが公認会計士シャープの99%減資をざっくりと解説する。

当方公認会計士

シャープ99%減資のニュースへの反応は、初期の誤った流れを正すきちんとした解説記事ホッテントリに上がっているので今更感はあるのだが、何故か気が乗っているので私も書くことにする。

ただしざっくりだ(それでもえらく長文になったが)。正確を期して例外留保をつけていくと誰も読まない文章ができあがるので一々そういうものは書かない。

まず資本金とは何か。

倒産する、しないに資本金がいくらかは関係ない。関係あるのは純資産の金額である企業資産から負債を引いたもの純資産マイナスになったら債務超過

資本金というのは純資産の金額の中で「この金額だけは配当しない」と設定・宣言した金額のことだ。資本金というのは債権者のための制度だ。企業純資産をどんどん配当株主に払い戻すと純資産が減って倒産リスクが高まり債権者銀行や取引先)は困る。仮に純資産が2000億円で資本金が1200億円だとするとこの会社は2000億円のうち1200億円は配当できない枠の中に入れたことになるので債権者にとっては安心なわけだ。資本金の大小が会社の信用とはそういうことだ。

一方で純資産が減って1200億円を割ったらこ会社配当ができない。純資産資本金の金額に満たない場合資本の欠損というのだが、利益の積み上げで短期的に欠損を回復を期待できない場合どうするか。「配当しない」と宣言した枠=資本金の金額、を減らせばよい。これが減資だ。資本金が1200億円、純資産1000億円とすると資本の欠損がマイナス200億円、このままではこの200億円が利益で埋められない限り配当できない。ここで資本金の金額を700億円に減資しまーすとすれば、資本金を超過する純資産300億円が配当可能になる。

たとえばシャープの去年(2014.3)の単体決算を見ると、純資産が1934億円、そのうち資本金が1218億円に設定されている。ほかに資本準備金という資本金の弟分が843億円設定されていて、両者合計で2061億円と配当できない金額枠が純資産を上回っているので、資本の欠損の状態にある。資本準備金というのは、資本金同様に、配当しない金額として設定・宣言されるものだ。実は減資の手続きというのは相当面倒だ。株主総会での決議、公告、異議を述べた債権者に弁済など色々しなければいけない。対して資本準備金を減らす手続きのほうは、もう少し簡単である。弟分というのはそういう意味だ。配当しない金額の厳格さを段階的に設けているわけだ。

シャープの2015.3の決算赤字見込みと聞く。欠損は、利益回復するどころか逆に大きく広がり、短期的に回復する見通しがないのだろう。だから減資である(前段階として資本準備金ゼロまで減少するのが通常である。おそらくそうするのだろう)。ただし本来資本金を1億円にまで減らす必要はない。1億円にまで減らしたのは後述する税務メリットのためと思われる。

ところである会社資本金の金額というのはどのように決まっているのか。大まかには、会社拠出された資金の金額の半分が資本金、残り半分が資本準備金として設定されるとおもってくれればいい。たとえば自己資金2億円で創業したら、1億円が資本金、もう1億円が資本準備金だ。純資産2億円に対して、資本金1億円、資本準備金1億円なので配当できない。出資された資産配当してしまっては意味不明な状況になるので、出資された金額は資本金資本準備金として配当不能になるようにされている。一方で事業による利益で増えた分の純資産利益剰余金と呼ぶ。これは配当可能だ。

代表例として以下のとき資本金の金額が増えていく。

事業拡大のためにベンチャーキャピタルや取引先から出資を受けた。

上場して株式の売出しを行い、一般投資家から出資を受けた。

・更なる投資のために公募増資投資家から更にお金を払い込んでもらうこと)をした。

会社の信用(対債権者)をあげるために利益剰余金の一部を配当できない資本金に振り替えた。

こうして今まで積み重なってきた資本金が、シャープ場合1218億円なわけだ。

混乱しやすものに「100%減資」というものがある。財政難企業公的資金などで救済するとき既存株主責任を取らせる(要するに既存株主の持分を紙くずにする)ヤツだ。これは上述した減資とは全く種類が違う。シャープ場合は99.99%減資らしいが、仮に99.9999999999であっても100でないものは今まで述べてきた減資、100%減資だけは全く種類が違うものと思ってもらっていい。上述のとおり減資は純資産のうち「配当しない枠」に入れる金額を減らす話なので、減資をしても減資自体では株主の持分価値純資産株式数)に変動はない。

100%減資というのはいったん資本金の金額をゼロにするからそういう名前なのだが、重要なのはその後、既存株主の株を強制的会社が無価値で取得するという仕組みのほうだ。当然、既に価値がなくなっている会社しかできない。資本金の金額を減少させることではなく、強制的に株を取り上げることを主眼とする制度だ。その際に資本金ゼロが伴うから100%減資という名前を付けて呼んでいるだけだ。

シャープの減資は通常の減資なので株主持分の価値は何ら変わらない。だが一般的に減資する会社は苦しい会社なので減資とともに新たな出資がセットになっている場合が多い。シャープ場合銀行債務株式化(デット・エクイティスワップというヤツ)をするらしいので、株式数が増えて一株あたりの利益金額は減少する。株式数が増えると希薄化で株価は下がるのが一般的だが、債務株式化の場合債務が減って信用不安が減少するので株価にはプラス材料でもある(今回の債務株式化のとき株価がどう反応したのかは知らない)。なお金機関にとっては、万が一の倒産時に株主より先に弁済を受けられる「債権から、その後の残りの財産しか分配されない(通常はゼロだ)「株式」に変えることは(もちろん経営状況が回復し売却益が出ることも大いにありうるのだが)通常は損な交換とされており、だから金融支援と言われる。

さて減資の目的についてだが、上述のとおり資本の欠損の填補が通常の目的であり、今回もそれが直接の目的であろう。ただし1億円まで極端に減らしたのは、そうすることで税務上のメリットがついてくるからである。税務上は大企業中小企業かを資本金の金額で判断する制度になっている。そのボーダーが1億円以下かどうか。税制はもちろん中小企業のほうが優遇されている。といっても中小企業向けの優遇の金額は本来大企業である企業にとってはたかがしれている。外形標準税という、赤字でも企業規模に応じて払う税金が、中小企業には適用されない仕組みもあるのだが、その分利益にかかる法人税の料率が上がるので、大きな利益が出る大企業ではむしろ不利になる可能性もある。だから今までは大企業が税務上中小企業になるインセンティブは大きくなかった。今までは。

最近繰越欠損金の控除に大企業向けの制限ができた。繰越欠損金の控除というのは、当期出た赤字を将来の黒字とオフセットできて、たとえば当期赤字200億円、来期黒字200億円なら、来期は繰り越した赤字を黒字に通算して、税金の支払いをなくせる制度だ。こうしないと黒字のときだけ税金が取られてしまい業績が赤黒をまたいで変動する会社が著しく不利になるからだ。ただし、リーマンショックで出た巨額損失を将来の利益に充て続けてきたために、最近まで納税がなかった大企業特に公的支援を受けた金融機関)が社会的問題視されたこともあり、黒字の100%オフセットして税金ゼロにすることができなくなった。今年までは生じる利益の80%まで、来年からは50%までがオフセットの上限だ。つまり、上の例で言えば、当期赤字200億円は来期の黒字200億円との相殺に、黒字の50%である100億円までしか使えない。黒字の残りの100億円には税金がかかる。使い残った赤字100億円は、2年後の利益相殺することになる。長い目で見れば変わらないような気もするが、欠損金は使用期限もあるし(今までは9年、来年から10年)、1年後に使える100億円と数年先に使える100億円は財務価値が違う(もう疲れたから詳述しないけど、割引率というやつだ)。要するに大企業には不利になった。中小企業ならこの制限を受けないのだ。シャープのように巨額の赤字を出した会社10年以内に利益とすべて相殺できるかわからないので、また業績回復を見せるべき今後数年間において税金ゼロになるかならないかが変わるので、それなりにインパクトのある話だ。ほかの大企業追随が続くようだと(世間イメージ銀行の反対などで、そうそう簡単にできるものではないが)、税法が改正されて中小企業の判定条件が見直されるかもしれないが。

以上です。疲れた。長文だ。張り切りすぎた。

ところで、以前に匿名ダイアリーで以下の文章を書き、僭越にも800ブクマ以上頂いた。

「何故、余っていたはずの会計士が足りないのか」

http://anond.hatelabo.jp/20150203104909

最近産経新聞が以下のような記事を書いている。

「余っていたはずの公認会計士がなぜ不足? 受験離れの背景に金融庁失策も…」

http://www.sankei.com/premium/news/150502/prm1505020011-n1.html

タイトルや筋立て的に、私の書いたはてな匿名ダイアリーを参考にされた可能性があると思われる。

仮にそうでも特に問題なく光栄であるが、ブログとしてやっていたら連絡をもらってもう少し掘り下げて話せたのになあ、と思わなくもない。

はてなユーザーレベルネット上の集団の中では高いほうだと思うし勉強になることが多々あるけど、金融経済企業財務は苦手なのか、理解不足に基づく流れでブコメ形成されていることがある。最近では企業内部留保批判や、トヨタが近年税金を払っていなかった?という記事など。

3ヶ月に1回更新でもいいのでトピックに上がってきた企業財務問題解説ブログでもやろうかしら。

2015-04-06

SkylandVenturesとかいイベント屋

あのモスキート音とかTwitterをやろうとか、ソーシャルメディア内だけで元気がいい自称ベンチャーキャピタリスト、あれはなんなんだろうか、世の中にあれをベンチャーキャピタルとして認めている人がいるんだろうか。ただのイベント屋だろあれ、そのイベントもどっかで覚えたミートアップとかい呼び方をうれしがって使ってるだけ、ミートアップってなんなんだ、主催者側がどんな屁理屈を並べ立ててもやってることは今までと全然かわってないだろ。

どこからどう見ても知識ゼロ経験ゼロ、頭の回転ゼロ礼儀ゼロ根性ゼロで、ベンチャーキャピタリストとしてどころか、いち社会人として問題ありすぎだろ、あれは。

あれを株主にするベンチャー企業も、あのファンド投資してる投資家も、脳みそに虫がわいてるんじゃないだろうか、モスキート音だけにw

2015-03-08

gumiという錬金術に群がった人々と、日本スタートアップ業界の暗部【2】

anond:20150308223851

危険すぎるgunosyIPO

これと同じパターンユーザーをかき集めているベンチャー企業が、ニュースアプリgunosyだ。gunosy東大生福島良典氏が創業し、後に、グリーネット広告会社を売却した連続起業家木村新司氏が共同代表に就任して経営を引き継いだ(2014年8月退任)。今年のIPO有力候補と目されており、その時価総額は数百円規模になるとも噂されている。

昨年に調達した24億円のほとんどを広告費に投じたとされていて、そのお陰かダウンロード数は800万に達しているようだが、そのうちの一体どれほどがアクティブなのかは甚だ疑問だ。

その証拠に、グーグルトレンドで「gunosy」「グノシー」「ブレフロ」「ブレイブフロンティア」と入れて調べてみると、その落ち込み方は上場ゴールを決めたgumiのゲームタイトルがかなりマシに見えてしまうほど深刻であることがわかる。

http://www.google.co.jp/trends/explore#q=gunosy%2C%20%E3%82%B0%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%BC%2C%20%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%95%E3%83%AD%2C%20%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2&cmpt=q&tz=

足元の業績動向がどのようになっているかは外部からは知る由もないが、ゲームアプリと違って直接的な課金が出来ない分、業績数値を作るのは容易なことではないと推測できる。昨年投じた24億円もの広告費で「買った」ユーザー数の伸びを実績として空虚エクイティストーリーを描き、それを元にして言われているような大規模な上場を許してしまうことは、日本証券市場に大きな汚点を残す危険性を孕んでいるように思える。

調達した資金によってテレビCMという短期的には成果の上がりやす劇薬を飲む。その経営判断をするのは自由だが、ユーザーの離散という副作用が現れる半年や1年後の経過を待たずして、上場株として押しこんでしまうのは非常に危険であり、モラルを著しく欠いた行為だと言わざるをえない。良識ある市場関係者ならば、絶対にやってはならないことだ。

最近ではメタップスやラクスルの例があるように、非上場でも数十億円単位調達が可能なご時世であるし、もしgunosyが本当に優れたビジネスであれば、ここでIPOを急がずとも、もっとしっかりと業績がついてきた段階で改めて上場しても何も問題はないはずだ。テレビCMというブーストをかけて作った成長イメージ上場株の投資家に売りつけるのが目的なら関係者は困るかもしれないが、そういう人たちの投資資金や労力が泡となって消えたとしても自己責任であり、単なる投資の失敗なのでやはり問題はない。

今や時価総額3600億円にまで成長し、ゲーム市場で確たる地位を固めたコロプラも、2012年末のIPO時の公開価格売上高100億円、営業利益23億円という業績予想に対して時価総額234億円、PER18.7倍という水準で生まれてきている。関係者がその企業の将来性を信じているのなら、IPO時の価格必要以上に高くする必要は全くない。その後の結果によって、自らが信じる本来あるべき企業価値へと投資家を導けば良いのだ。

・取引所がやるべきはIPOの数を「減らす」こと

市場活性化を目指す取引所や大手証券会社は、とにかくIPOの社数が増えればいいと思っているフシがあるようだが、私が思うに現実はその逆で、IPO粗製濫造を今すぐにやめるべきだと考えている。

そもそもリスクを取りたがらない気質に加え、人口減に陥り、経済全体の成長が大きく見込めない日本において、有望なベンチャーがポコポコ湧いて出てくると考えるのは誤りである。にも関わらず、「シリコンバレー」や「エコシステム」などの言葉ありきで物事を進めようとするから、後に残るのは上場後数ヶ月もすれば誰にも見向きもされなくなった「かつてIPOだった」ゴミの山なのだ

そうではなく、もっと少数精鋭の有力ベンチャー市場に呼び込み、成長性の高いIPO銘柄投資することは投資家にとっても有益であるという成功事例を積み上げることこそが、唯一の解なのではないだろうか。私などからすれば、市場関係者が今やっていることは、IPOを単なる期間限定マネーゲームの道具として扱うことを促進、推奨しているようにしか思えない。

取引所が昨今のスタートアップブーム迎合しなければならない必要はまるでない。いたずらに上場基準を緩くしたりせず、市場規律を守る番人として毅然とした態度を取り続けて欲しいと願う。

お金に対する現実感覚を失っているスタートアップ業界の人々

この際だから、私が昔から違和感を覚える現象についても触れさせていただきたい。それは、ベンチャー企業が大きな調達をした時に、手放しで起業家側だけを賞賛する一部のネットの人々の存在だ。私のような投資家側の人間からすると、そのリスクを取りに行った投資家も同じだけ賞賛されるべきだと思うのだが、どうも資金を受ける側もそれを応援する側にも、投資マネーはどこかから湧いてくるようなものだというおかし感覚があるのではないかと感じてしまう。

その際たる例が、gumiのCFOとして大型の調達を実現し、数々のスタートアップイベントにて武勇伝を語ってくれた川本寛之氏の存在であろう。

メルカリ18億円、gumi50億円… 注目スタートアップ資金調達ウラ側、全部見せます

http://logmi.jp/18485

gumi川本氏「入社時の給料は國光社長より高かった」 上場立役者が語った舞台裏

http://logmi.jp/26633

川本氏の発言の数々を見ていると、この人は他人リスク博打を打って、その成功自分の手柄にしてきた人という印象しか受けない。人から預かった何千万円、時には何億円という大金を、以下の発言のような感覚で使ってしま人間ベンチャー業界有名人なのだと言う事実に私は恐怖と戦慄を覚える。

私、キャピタリスト時代に5社か6社か、ちょっといろいろあって少ないんですけど、投資をしたんですけども、一番自信がなかった案件がgumiでした。「多分、潰れんだろうな」みたいな(笑)、そんな感じで思いながら、49:51でいうと「まぁ51で投資してみるか、こいつちょっとおもしろそうやし」っていうのが國光さんだったって感じでして。

その後2011年11月に、わりと当時のベンチャー企業としては大型のファイナンス20億円の増資を担当しまして、挨拶代わりに20億円調達たからっていうのもあったのか、現任で取締役やらせてもらってます

特技として資金調達って書いてますけど、一応今まで50億円くらい調達してまして、非上場の間に私は100億円調達するというのが一応目標です。そんな感じです。

まさに調達屋を自認している様子だが、こうした人々が集まってそれぞれの調達自慢を行う場のモデレーターを、UBS証券マネージンディレクターがつとめていることには驚くしか無い。外資系証券だけあって、他人のサイフで博打を打つことにかけては共感する部分があるのだろうか。

極めつけはこの発言だ。

FIFAショック」って社内で呼んでいるんですけれど。私銀行にいたから、晴れているときに傘を借りまくろうと思って。このとき、3.5億円と10億円の融資をいただいたとき、実は裏側で「FIFAショック」が起きるって情報インサイダーでもってたわけですね。

8月10日ぐらいに「やべえFIFA契約11月で切れるかもしれん」という話しが国光さんから来て、どうしようかなと思って「明日からちょっと資金調達に走ります」とか言って、9月末に融資10億円引っ張ったという。かなりタイトスケジュールお金を引っ張った途端、売上がドンと下がっていって、赤字が最大3億円に。

そのあと、ぎりぎりのところで、『ブレイブフロンティア』がリリースされるという。これはgumiに金がなかったので、gumiベンチャーズを使って、変則スキームで買収したっていう、ありえない形で。人のゲームで何とか救ってもらったという状態です(笑)

このような信義にもとる行為を自慢気に語る人間がいる会社に私は絶対投資をしたくない。

この手の風景賞賛する人々には、ではもし自分がその資金の出し手だったらどう考えるか?という発想が全く抜け落ちているように思える。時には他人踏み台にしていく図太さも成功には必要なのだろうが、公の場でこうした発言の数々を臆面もなくしてしまうような人たちが主役として持ち上げられる限り、日本ベンチャー業界健全さを保つことはないし、gumiのような上場ゴールは何度でも起きるのだろうと思ってしまう。

スタートアップ業界には自浄作用があるのか?

今回の件を受けて、これまで英雄視され、そのビッグマウスぶりが許容されてきた國光氏の存在スタートアップ業界内でどのような扱いを受けるのかについて注視していきたい。ああいう人だから、という声も一部では未だにあるようだが、一旦上場して公開企業となった以上は、これまでのようなベンチャーごっこの感覚では済まされない。今後、時間をかけて経営責任を全うし、結果で株主に報いていくことが必要になる。

それを待たずして、彼を「上場成功」した人間として周囲が持ち上げ続けるようではいけないし、日頃から日本シリコンバレーを、もっと起業家の数をと叫んでいる業界の人々も、こうした内側の腐敗に対してもきちんと向き合わない限り、日本スタートアップ業界に本当の夜明けがやってくることはないだろう。

また、本筋とは違うとばっちり申し訳ないが、本件で物議をかもし、様々な業界から注目を浴びることになってしまった梅木氏も、主だった実績としてはサイバーエージェント子会社における短期間の投資補佐業務しかないようであり、彼のような人が業界人としてそれなりに幅を利かせているようでは、外部から業界全体を見た時にその程度の集団かと思われてしまリスクはあるように思う。

そんな彼が主催する月額4000円の有料サロンには387名もの加入者がおり、その中には上場非上場わず著名な起業家名前も見られる。

http://synapse.am/contents/monthly/yuhei.umeki

この方々はせっかく素晴らしい実績を打ち立てたのに、梅木氏とつるんでいると思われることで失う何かがあることについてはどうお考えなのか、機会があればぜひ伺ってみたいと思っている。とは言え、毎月157万円の固定的な売上があり、手数料が3割としても年間にして1300万円ほどの粗利を確保している梅木氏は立派な成功者であると言えよう。昔からゴールドラッシュでは金を掘るよりツルハシを売れと言われるが、それを実践している点だけは見習うべきところかもしれない。

上場株の投資家もっと思慮深くなるべき

長くなったが最後自戒の念も込めて、我々個人投資家の側にも多少の責任はあることは記しておきたい。日本個人投資家が毎年のように出てくるIPOにとてつもない高値をつけ、マネーゲームの道具として次々に使い潰している現状があることは事実で、それを使って一儲けしてやろうと考える人が現れても仕方のないことではある。

起業家ベンチャーキャピタルを含めた市場関係者には、業界を長期的に、健全に発展させていくために良識を発揮してもらいたいと願う一方で、我々個人投資家の側も、優良なベンチャーを見極め、そこに投機ではなく投資マネー供給して共に成長していく姿勢が求められる。

特定の誰かの利得のためではなく、全てのステークホルダーが同じ方向を向き、一丸となって行動して行かない限り、今回のスタートアップブームもまた一過性のものに終わり、バブル歴史に新たな1ページが書き加えられることになるだけだろう。そのような未来は、誰一人として望んではいないはずだ。

gumiという錬金術に群がった人々と、日本スタートアップ業界の暗部【1】

上場からわずか3ヶ月足らずでの業績下方修正

3月5日、昨年12月18日上場したスマートフォンゲーム開発のgumi【3903】が業績予想下方修正を発表した。新興企業としては珍しい、東証一部への直接上場からわずか3ヶ月足らずのことだ。翌日は260万株もの大量の売りが殺到し、終日値段が付かずに2081円のストップ安比例配分となった。公開価格=初値の3300円からの下落幅は1219円。発行済株式総数が2866万株なので、この日までに349億円もの時価総額が失われたことになる。果たしてこの巨額のマネーはどこへ消えたのだろうか。

上場ゴールの定義

その行方を解説する前に、本件に関連して盛り上がっている、ある人物の勘違いを正しておこう。

上場ゴールと騒ぐ奴は馬鹿

http://thestartup.jp/?p=14117

今回のgumiのようなIPO銘柄のことを、我々個人投資家は「上場ゴール」と呼んで揶揄する。本来企業にとってはスタートであるべき上場時の業績が天井となり、まるで上場して市場で株を売却することを最終目標として頑張ってきたかのような業績推移をしてしま銘柄があまりにも多いことから、このような習慣が出来た。

その意味では、梅木氏も

VCの観点で「上場ゴール」と揶揄されるのは、明らかに上場後に成長が期待できなさそうな銘柄をVCのリターンのため(ファンド満期なども踏まえて)に上場させたのではないか?というケースといえよう。

と書いており、実は上場ゴールの意味を正しく理解している。

ただ、それはあくまでもVCの立場からの話であるらしく、彼の考える一般的定義では

上場ゴール」という現象は、上場後に株価が急騰し、上場高値上場時初値を越えることがないことを揶揄することである

となっているようなのだが、これは彼の勘違いだ。我々個人投資家も、上場ゴールに対する認識は等しい。上場した後の株価市場が勝手に決めていることで、会社経営者の与り知らぬところであり、会社自助努力によってコントロールが出来るのは業績だけだからだ。

それでは、なぜ上場ゴールはいけないのかという話になるが、IPOやPO(公募増資)を行う際には企業エクイティストーリーと言って、調達した資金活用したその後の成長シナリオ投資家提示している。各投資家にとって大事な資金を入れてもらう以上、これだけのリターンを出してお返しします、だから投資して下さいと言う筋書きが必要で、それがエクイティストーリーなのだ

特に新興企業場合、その後の高い成長性を謳うことで、いわゆるPERやPBRと言った株価指標で見て、安定した企業よりも高い評価をつけてもらっているので、上場後のエクイティストーリーの達成度合いはシビアに見られることになる。

上場前後に散々ビッグマウスを繰り返してきた國光氏

そうした観点から言うと、今回のgumiのIPOに際して付けられた公開価格945億円という時価総額は非常に高い期待値が盛り込まれている価格設定だったと言える。同じ時価総額900億円台の企業を見てみると、IT系では電子決済のGMOペイメントゲートウェイや、Twitterカカクコムなどに投資していたデジタルガレージがおり、他業種ではメガネJINSドトール洋麺屋五右衛門ドトールレスホールディングス化粧品マンダムペンタブレットワコム中古車ガリバーインターナショナルなど、一般に知名度の高い中堅企業の顔ぶれが揃う。

そんな場所に乗り込んでいって、國光氏は以下のような発言を繰り返してきた。

gumiで時価総額8兆円は見えた! そしてその次の8兆円ビジネスの準備も整ってきた!期待してくださいw

https://twitter.com/hkunimitsu/status/414653196758679552/

本日、東証一部に上場しました。情報革命時代代表する世界一エンタテイメント企業になるべく、これからも挑戦し続けます20世紀ディズニー21世紀gumi!w 頑張ります^^

https://twitter.com/hkunimitsu/status/545418932677394432/

クソみたいに小さいIPOはすべきではない?gumiが50億円を調達した理由

http://jp.techcrunch.com/2014/07/14/jp140714gumi/

新規上場のgumi、「目標エンタメ世界一

http://toyokeizai.net/articles/-/56965

他にも挙げればキリがないし、それぞれのどこがどうだったのかを言っていると日が暮れてしまうので割愛するが、要するに國光氏はこういうタイプの人だと言うことだ。

まり業績予想の達成は当然のこと、上方修正を繰り返して倍々ゲームの成長が求められるほどの時価総額をつけてIPOしてきた上、社長が大きな口を叩きまくっていたのに、このような下馬評通りの結果となったことが本件の問題を大きくしている要因の一つなのである

例えば風俗店に行って、激安店でモンスターみたいな嬢が出てきたとしても、そういうところに行った自分が悪いよなとある程度納得することができるが、最高級のサービスを売り物にした高級店で普段の何倍もの料金を奮発して払ったのに、出てきたのがそこら辺を歩いているようなギャルサービス精神の欠片も無いとなれば、ふざけるな!金返せ!となるわけで、「話が違う」の度合いの大きさがいかに重大であるかはおわかりいただけるだろう。

また、國光氏は1年前に自身フェイスブックで以下のように発言している。

日本のIPOマーケットは異常。不健全すぎる。企業もVCも証券会社もIPOすることだけが目的になってしまっている。IPO後2年間は少なくとも売上くらいは右肩成長ができる確信が持てるビジネスモデル熟成組織力が出来てからでないとIPOすべきでない。

ギャンブルに明け暮れるデイトレイダーを増やす政策も大反対。短期売買で個人投資家が勝てるわけがない。基本は投資信託に任せるか、長期保有しかない。こういう状態を焼畑農業という。絶対に長続きしない。日本の成長の為には健全資本市場形成必須

https://www.facebook.com/hkunimitsu/posts/10152163701193283

とても長期保有するに耐えない、過去最大級焼畑農業をやって健全資本市場形成を阻害した國光氏に対するペナルティとしては役員報酬100%削減だけでは足りないのではないか。仮に資金の出処がグリーからの4000万円の借り入れだったとしても、売出で得た数億円の返還を要求されても仕方ないぐらいの特大ブーメランだと言える。

國光社長は2014.12.25に大量保有報告書提出してます

これによるとNEXT BIG THING出資分はグリーから借り入れてます

2010.09.03 NEXT BIG THING増資引受 50万円×80株=4000万円

http://ameblo.jp/nn2006jp/entry-11998440890.html

同じように華麗な上場ゴールを果たした最近のIPOだと、ANAPと夢展望アパレル2銘柄代表格になるが、いずれも上場の規模が小さく、公開価格に対して投資家が高すぎる初値をつけてしまったことが問題であり、この場合はバカな高値で買った投資家の方が笑いの対象となることが多い。それに対してgumiの場合は、公開価格を上回ったのが上場初日だけと言うのが全てを説明している。

・ゴールでは生ぬるい、上場詐欺とも言うべきgumiによって大儲けした人々

から我々個人投資家は、こうした背景を勘案して、この「gumi」というIPOにおいて、上場後3ヶ月で下方修正を出すと言うのは言語道断であり、金融危機や大震災が起きるなどの事故でもない限り、いかなる論理を持ってしてもgumiや代表の國光氏を擁護することはできないと糾弾しているのである

もう一つ、本件で私が許せないのは、上場後に買った全ての投資家が大きな損失を出しているこの銘柄で、莫大な利益を挙げた少数の人々が存在することである

先述した通り、gumiは2014年12月18日にIPOし、その公開価格は3300円だった。ところが、上場に際して提出される目論見書を見てみると、IPOの3ヶ月前の9月24日LINEが1362円で、半年前の6月と7月にはVCのWiL、ジャフコ、B Dashベンチャーズ新生企業投資三菱UFJキャピタル、DBJキャピタルらに加え、グリーセガネットワークス、gunosyの前代表であった木村新司氏が1214円で増資に応じており、その総額は83.2億円にものぼる。余談ではあるが、木村氏はこの時点で住所がシンガポールになっている。

私は単なる個人投資家なので上場に関わる実務のことは全くわからないが、普通上場準備や上場審査にはそれなりの期間が必要だと思われるため、半年前のタイミングはまだしも、LINEが増資に応じた3ヶ月前の時点ではほぼIPOすることが見えていたのではないかと言う疑念が残る。一般的ベンチャー投資リスクが高く、投資回収も長くなると言われているが、仮にIPOという出口がほとんど確実に見えていたとしたら、これほど美味しい投資はない。勝つことを事前に知らされている馬の馬券を買うようなものからだ。

それに加えて、IPO前とIPO時では3倍近くの価格差がついていた。時価総額が10億円の超小型株ならいざしらず、わずか数ヶ月という短期間の間に企業価値が340億円から945億円に急増する合理的理由がこの世に存在するのだろうか。既存株主上場に際して1036万株、総額342億円の売出を行っている。この大規模な「利食い売り」は、主幹事の野村證券によって全国の個人投資家に売り捌かれ、既存株主は莫大な利益を手に入れた。

・業績後退の兆候があったにも関わらず、高値での公開を強行した野村證券責任

梅木氏の言うように「VCにとっては上場は一つの大きなゴールであることは明白」と言うのは一面では正しく、再生案件ではない成長企業のIPOでこれだけ大規模な売出が行われるのは異例ではあっても異常とは言い切れない。

だが今回、業績後退の兆候上場から既にあったことが決算資料によって明らかになっている。gumiの上場承認が降りたのは昨年11月14日だが、gumiは4月決算なので、この時点で既に上半期(10月末)が終わっている。先日出された決算資料のグラフhttp://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=14373&code=3903)を見れば一目瞭然だが、第一四半期(7月末)までは急激に売上高が伸びていたが、続く第二四半期(10月末)ではなんと売上高が減少に転じているのだ。

公開価格上場承認を受けた後に決定されるので、その時期にあたる11月の後半には、会社主幹証券も第二四半期の数字を当然把握していたはずだ。従って、第一四半期までの飛ぶ鳥を落とすような売上高の伸びが更に続くことを前提とした業績予想、及び公開価格をつけることは出来なかったはずである

更に言えば、今回下方修正をすることになった第三四半期は11月から1月なので、上場した12月18日にはその半分が経過しており、日々どころか1時間毎の売上の変動にも気を配らなければならないスマートフォンゲーム運営会社であるならば、計画値の達成が困難であることは覚悟できていたに違いない。そうしたことを踏まえて上場前後の國光氏の発言を見ると、また違った見え方が出てくる。

こうした事実無視して、時価総額ありきで直前の増資価格から3倍近くに引き上げての高値でのIPOを強行した野村證券行為問題視されて然るべきであるし、数百億円もの大金を一般投資家から合法的搾取した金融大量殺人をやったのだから担当者は当然クビにした上で、新規引受一定期間停止などの厳しい措置が取られるぐらいのことはして欲しいと個人的には思っている。逆に、公開時の価格妥当であったとするならば、gumiはお世話になった方々を儲けさせるための「お友達ファイナンス」をやったと批判されても仕方ないのではないか。

アプリという悪魔錬金術を見つけてしまったベンチャーキャピタル業界

このような極悪非道によって、大量の個人投資家の屍の上に黄金の宮殿を築いたVCの人々は、今どのような気持ちでいるのだろうか。あるいは我々個人投資家のことを、賢く儲けている自分たちの側に来れない資本市場の敗北者だと見做しているのかもしれない。ただ確実に言えることは、私達は決して梅木氏が考えているような無能な個人投資家ばかりではない。このようなことが行われた事実をきちんと理解しているし、記憶してもいる。真に日本ベンチャー業界を盛り上げたいと考えているなら、このような行為が長期的にどういう結果をもたらすかについて、もう少し想像力を働かせて欲しい。

それはさておき、私が今危惧しているのは、ベンチャーキャピタル業界の人々が新たに見つけてしまたかもしれない巨大な金鉱脈の存在である。それがアプリ市場だ。

gumiは上場前にも数度の巨額な資金調達をして度々話題さらっていたが、その資金が何に使われたかと言えば、主に「テレビCM」である。それまで「テレビなんてオワコンだ、これからネットだ」と言い続けてきたベンチャーの人々がテレビCMの価値を再認識したのは、恐らくガンホーパズドラの記録的なヒットによるところが大きい。ガンホーは多額のテレビCM予算を、しかし効果的に投入することによってゲームアプリ市場を全国津々浦々に広げることに成功。その結果、パズドラは老若男女が遊ぶ国民ゲーム地位を築き上げた。

またアプリ市場のもう一つの特性として、公式ストアでのランキングが非常に重要であることが挙げられる。毎日無数にリリースされるアプリの一つ一つを見ていくことな不可能なので、多くの人はランキングを頼りに新たなアプリを探している。そのため、一度ランキングの上位に来るとしばらくはランキング効果によってダウンロードされて更にランキングが上がるという好循環が生まれやすい。

から一時的には大きな出費でも、ある時期にまとまった広告費を投下してランキング上位を手に入れてしまえばその後が戦いやすくなる、と言うロジック経営戦略有効になり、今となってはそれをしなければそもそもアプリの存在を認知してもらえず勝負にならないというところまで来ている。

ただ、いかに広告費を使ってダウンロード数を稼いでも、そのアプリのものに魅力がなければいずれはユーザーが離れて行く。なので、大事なのは瞬間的なダウンロードの勢いや累計のユーザー数ではなく、どれだけ多くのユーザーが定着したかという指標になるはずだが、それが明らかになるまでには若干のタイムラグが有る。

腐ってもテレビなわけで、テレビCMを打ち続けている間はユーザー結構な勢いで伸びていくため、広告費さえ出せれば一時的には会社が急成長しているイメージを作り出すことができる。もちろん、その器となるアプリを最低限作り出す開発力は問われるし、ゲームアプリであればきちんと課金させる運営力も必要になるが、集めたユーザーを長期に渡って定着させ、かつそうしたヒットタイトル複数生み出していくことに比べれば遥かに容易い達成目標ではあるだろう。

穿った見方かもしれないが、今回のgumiの上場ゴールが、会社投資家主幹事が結託してこのタイムラグ悪用することで生み出されたものなのではないか、という疑念はどうしても残る。それを拭い去るには、この後の圧倒的な再成長という結果によって上書きしていくしか術はないだろう。

続き gumiという錬金術に群がった人々と、日本スタートアップ業界の暗部【2】http://anond.hatelabo.jp/20150308224002

2014-11-01

http://anond.hatelabo.jp/20141031225647

本当に、そういうのしかないよね。日本マジ終わってる。

>いいか悪いかはさておき

置いておいてはダメで、ダメベンチャーキャピタルも淘汰されてほしい。

ダメベンチャーキャピタル投資した金額は、

日本が、ベンチャー投資した総額にカウントされて国民安心させてしまうからね。

http://anond.hatelabo.jp/20141031225335

まず間違いなく、まともなベンチャーは、あの空間には近づかないよ。

まり日本には、まともに機能しているベンチャーキャピタル機関が無いに等しい。

2014-07-21

ベンチャー起業家が集まる、ベンチャーキャピタルためのピッチ大会

ベンチャーキャピタル主催スタートアップイベント参加をした。

プレゼンテーションするIT系スタートアップベンチャー企業は数社。

主催業界では有名なベンチャーキャピタル

イベント最初資金調達メディア露出成功している起業家基調講演が行なわれ、その後、ベンチャー企業ピッチが行なわれる。

ピッチとは5分〜10分の自社のプロダクト紹介するプレゼンテーション

本来プレゼンテーションプロダクトの紹介と、資金調達アライアンス先営業などが目的であることが多い、と思っていた。

しかし、実際は自己紹介会社ビジョンに終始する起業家ばかりであった。

明確な事業説明が驚くほどない。

マネタイズは決まっていません?と、高学歴起業家が平然とプレゼンテーションする。

それを褒め称え、話題を変え、過去起業家キャリアアピールするベンチャーキャピタル

プレゼンテーションとはマッチングの場であり、単なる自己アピールの場ではない。

マッチングを求めないスタートアップ企業は無理にピッチに出るより事業に集中した方がいい。

起業家はいま本当にそのピッチに出る必要があるのかを考えて欲しい。

そして、ベンチャーキャピタル起業家に対してピッチにでる覚悟を確認して欲しい。

私はもちろんベンチャーキャピタル話題作りのために、起業家を利用しているわけではないとは思っている。

ただそう思われても仕方がないと感じたイベントだった。

2014-07-03

http://anond.hatelabo.jp/20140703180206

増田にもそういうのを食い物にしてる

似非ベンチャーキャピタルみたいな連中が複数いて

こないだテクニックについて語り合ってたぞ。

オフィスやら記帳やらのサポートでかっぱいで

事業に失敗したら一生奴隷にするそうだ。

商売でやってる奴にそんなこと言ってもしょうがないだろ。

うろ覚えだけど

高学歴普通に雇ったら年に数百万かかる、起業させればせいぜい二千万奴隷を確保出来る」

とかなんとか。納得した覚えがあるわ。

いつだって若者の夢は資本家や老練な事業家の食い物なんだよ。

2014-05-10

http://anond.hatelabo.jp/20140510133224

もう会話が成り立たないみたいだから抜けるけど、お前、うちのクライアント言葉とそっくりだよ。

安く愚鈍人間使い捨てたいっていう、クライアントもそういう抽象論で正当化してた。中身がないのにね。

でもお前も洗脳されてるだけ。教育を受けた、学んだと思い込みたいのだろうけど、それは使いやす人間にされただけだよ。

悪意によってではなく、善意によってお前は騙されたのかもしれないね。余計たちがわるいのだが。

だれが悪いわけでもない。ただ、悲劇再生産されているだけなんだな。

一度、冷静に自分仕事を振り返るといい。ニート学生でないのなら。

じゃあね。

明日セミナーがあるんだ。ちょうど大企業の持ち駒がなくなった学生が、ベンチャーの駒を増やそうとする時期だから、狙い目でね。

言い方が悪いのかな。需要があるから供給するわけ。

搾取してほしい」というクライアント需要があるから、「ともかく正社員になりたい」という学生需要があるから

やってるわけ。

言い方だけなのかもな。

適材適所を推進する民間ハローワークヒューマンベンチャーキャピタルとでもいえば、お前としては納得がいくのかもしれない。

綺麗な言葉が欲しいんだろうな。君らは。

その需要に応えて、綺麗な言葉供給してるんだよ。

華美な装飾を取ったら露悪的だと思い込む人もいるから大変なものだ。

2014-04-28

ベンチャー起業して上手くやるための、最短パス

大企業を蹴って、ベンチャーに就職 するって?

新卒青年よ、悪いことは言わない、それだけはやめるんだ。

大企業だと先が見えてて自由がなくて面白くない、でも、ベンチャーだと会社と共に成長していけるから楽しそう」お前はそんなふうに思っているんだろう。

若者よ。気持ちはわかるぞ。そしてそれは全く正しい。

                                                                

10年付き合った彼女が、おまえのとろうとしているキャリアパスをたどった。

一方、俺は逆のキャリアパスをたどることになったんだ。大卒で(名前がNから始まる)とある大手企業に入社し、数年後、仲間と共に小さな会社を興した。

その経験から言う。おまえの考えは正しいが、おやめなさい。

ベンチャー就職活動真実

新卒でいきなりベンチャーに入っちゃう若者は、残念なことに、結構いるらしい。

就職支援を行う企業にいる友人が面白い話をしてくれた。

ベンチャー専門の就職説明会というのがある。ベンチャーに入りたい新卒を集めて、まだ名前が広まっていないベンチャー企業が集まって、彼らに自社を紹介する、そんな合同説明会だ。

説明会ビュッフェスタイルの豪華な食事とともに、ホテルラウンジで盛大に執り行われる。参加する学生も熱意に満ち溢れている。一般的説明会に参加する新卒とは、目つきのギラつきが違うらしい。企業の説明のために社長本人が繰り出してくることも多い。

企業の説明がひと通り終わって、担当者フリーになると、学生は我先にと質問に押しかける。そして名刺を押し付けるんだ(学生自分で名刺作ってるんだぜw びっくりだろ?)。

モチロン、名前を売るためだ。個人的に仲良くなって、入社の時にライバルに差を付けようとするのが、彼らの狙いなんだ。


「…へええ、実に、おめでたいねえ。俺が学生の時なんて、てめえの研究に夢中で、就職活動なんてろくすっぽやらなかったけどな。決められたレールで、用意されたステージゲームすればいいやあ。俺ダメ人間だなーw って思ってたけどw」

と俺が感想を言うと、就職支援の友人はスルーして、言う。

「いや、違う。これは『バイオハザード』なんだよ」

まり、『ゾンビ』は狩る気まんまんつもりで人間に群がるが、実は、狩られているのは『ゾンビ』の方なのさ。

学生側は自分で色々工夫して、積極的就職活動しているつもりなんだけど、彼らの中にはモチロン東大京大早慶はいない。

そういう頭のいい連中は、まっさきに大手企業内定決めちまってて、余った時間で、旅行先で女とパコパコしてるってワケ。

二流大学学生が、必死になって、それに続く。

残ったボンクラ学生が、俺らを頼る。俺らは彼らに就職先を紹介してやる。『ベンチャー』の響きがいいから、彼らは、「あれ? 実は、俺らって勝ち組なんじゃね」とか「受け身で生きてる奴らに差をつける」とか考えちゃうけど、

そういうポジティブシンキングって、ただ単に、自分を騙してるだけなんだよね。選択肢がないって現実から目を逸らしてるだけさ。

まあそういう学生は実際に働く段になって、いろいろな不都合に目を瞑って頑張ってくれるから企業側としてもありがたいんだろうけどね。

そういうのもある意味才能だよ。『セルフブラックアウト』って俺は呼んでるw

それに加えて、目が眩むってのもあるだろうな。きらびやか場所パーティする機会なんて、今どきの学生はめったにしたことないだろうからさ。

でも実際は、『ホテルラウンジ』は、『ハローワーク』なんだよ。

「まー結局は、いつの時代も、お金持ってる方とか、学歴持ってる方とか、もてるものが勝つんだよなーw そしてダメ人間は負ける」と軽口でシメようとした俺を横目に、友人は笑う。

「いや、中小企業も楽じゃないんだぜ。お前はわかってるだろう? 連中も東大京大とは言わずとも、早慶マーチあたりを取りたい。でも無理さ」

「カネがないからねえ」

「そう。でも大企業は金持ってるから、派手に募集をかけられるってわけ。リクルーTとかをつかってな。でも、そんな余裕のない企業様方もいっぱいいる。困ったなあ困ったなあ、でも学生ほしいよお。さあどうしよう?」

「そこにお前が現れるんだな」

友人はニヤリと笑って言う。

「その通り。俺らが中小企業たちに、『ベンチャー』ってラベルを付けて、魅力的に見せて、学生に紹介してやる。就職先が無くて意欲を失ってた学生も大喜び。Win-Win関係。そういうマッチング商売なのさ。実にウマイw」

シワひとつ無いシャツの袖に、派手なカフスボタンをちらつかせて、ニヤニヤ笑う友人。

なるほど。ラウンジの貸し切り料金と豪華な食事代は、全部中小企業持ちか。それでもリクルーTの利用料金よりは安くつくってことか。なんだかなあ。

呆れた俺は、店の飲み代を彼のオゴリということにして、その場を後にしたんだ。

ベンチャー起業して上手くやるための最短パス

彼女はいきなりベンチャー就職したが、俺はまず、(名前がNで終わる)大企業就職することにした。

ことにしたって書いたけど、ちゃんと考えたわけではない。前述のとおり適当なノリで就職した。のんびりやってければいいと思っていたんだ。

けれども、周りを見ると優秀な連中ばかりで、そう甘くはいかなかった。

周りに流されやすタイプだった俺は、せめて浮くまいとして、必死仕事した。

いつしか気づくとデスク光学関係の専門書で埋まっていた、仕事にかじりついて傷んだ腰を痛みを和らげるために、テンピュールのランバーサポートを買った。

社員は多いのに仕事は尽きること無く次々とやってきて、難しい問題に直面する度に、チームメンバーとの議論が白熱した。

少し暗いが音は優しい仲間たち。くせのある連中で、諍いを起こす度に俺は彼女に愚痴っていたが、振り返ってみると悪くない時間を過ごせたと思うんだ。

社食の味が薄味だったのが気にいらなかったけどね。

そうして、俺は経験をためていった。

重要なのは、安定した環境なんだ。

村上春樹は自著で、”真の芸術が生み出されるためには、奴隷制度が必要不可欠”と述べているんだが、その理由は、奴隷が畑を耕したり、食事を作ったり、インフラ的なことをやってくれるからだ。その上で芸術家は好き勝手にやりたいことをやれる。研究開発でも同じだ。

安定した環境が確保されて初めて、知識や技術を会得できる。明日おまんまを心配すること無く、目の前の仕事に集中できること。それが重要だ。

今、思いついたが、ベンチャー就職した彼女がやつれていったのは、まともにメシを食っていなかったというのもあるかも知れないな。三食カロリーメイトとかザラ、等と言っていたので心配したこともあったんだった。

薄味の社食は物足りないかもしれないが、A定食→B定食→C定食→D定食→A定食... と繰り返していけば、飽きること無いし、栄養もつくし。

安定と関連するが、大企業は定時に帰れるってのも結構大事なんだ。

若いころこそ、”遊ぶ”イコール人生無駄、的に考えていたが、今から振り返ってみると、本当によく遊べた奴が、得てして成功している。その傾向にあると思う。

俺の個人的な経験を拡大して一般化するのは無理があるかも知れないけどね。

”遊ぶ”ことは思考のかたよりを解消する効果がある。

とあるインドジュニアスクール休み時間は、授業一時間に対して、たっぷり30分取られる、という話を聞いたことがある(※ただし、その時間で自習している奴もいると思うけどね)。

俺も大企業時代で一番はかどってた時には、定時帰りで遊びまくっていたし。

每日のように街のダーツバーに行って、オネーチャン引っ掛けてよろしくやっていたんだ。

まり俺が言いたいのは、”若くて技術がないうちは特に大企業で力を蓄えるべし”ってこと。

そして、5年経ったら、独立する。

社会人のみんなはわかってると思うけど、どんな職場でも、5年も働くと飽きてくるんだ。

『飽き』っていうのは、仕事パフォーマンスに絶大な影響を及ぼす。

誰かが喋ってた胡散臭い説明だが、気に入っているものがある。

「我々の先祖ジャングルに住んでいた。ジャングルでは意味のないものに注意を向ける人間はいなくなる宿命にある。

遠く流れる雲を数えたり、カブトムシを集めたり。のんびりと下らないことをしている人間は、背後から近づいてくる毒蛇や、ジャガーに、気づかない」

そうした性質が我々に遺伝した。すなわち、生き残るために、下らないことに注意を向けようとすると、やる気が無くなるようになっている、と。

そして、新卒の坊やが言うように、そうなったとき、好きに仕事を変えられる自由は、大企業では得難い。特に技術屋はそうだ。

時が来たのだ。技術は蓄えた。今こそ、真の自由に突入するタイミング!!

そう思って会社を興した俺。紆余曲折を得て、なんとかベンチャーを続けられてる。

ところで、入社したはじめはわからなかったが、エリートとその他大勢を見分けるのには、実はちょっとしたコツが有るんだ。

それは机をよく見る事だ。

いや、机のきれいな奴がエリートってわけじゃない。机の汚い奴にも仕事のできるやつはいる。というか多い。

営業とか、人材マネジメント関係の人は割と皆知っていると思うが、「机の片付け方に、そいつなりの秩序がある奴は、たいてい仕事できる」。

たくさん仕事している奴は、資料をちょっと振り返るのに、ガサゴソ書類の山を漁ってさがしたりしない。ちょっと考えればわかると思うけど、そういう作業には1分とか2分とか、細かく時間が掛かるし、脳内コンテキストスイッチしなくてはならなくなる。

まり、それまでの深い思考を一時的に、脳内メモリからハードディスクに書き移して、退避させなきゃならないんだ。

脳みそハードディスクは書き込みは速いが、読み込みは遅い。目的の書類を発見した後に、再び深い思考状態に戻るのは、かなり時間がかかる。そしてそういう行ったり来たりを繰り返していくうちに消耗して、いつしか深く考えるのをやめてしまう。

から、デキるやつは、書類を探すのに時間を掛けない。たとえ机の上に山ができていても、目的の書類を即座に(1秒以内に、迷うこと無く)見つけてくることができる。

彼のシステム発見するスキル意識していると、いつの間にか身につく。

社内のいろんな部署ちょっと顔を出して、そういう机をしている奴を探して、声をかけるんだ。

休憩の時とかタバコ吸いながら世間話をしたりする。

で、連絡を取り合って、一緒にバーに行ったりするんだ(そしてオネーチャンたちに”自慢の友人”として紹介する)。

そうして仲良くなった数人を引き抜いて、自分会社を起てるんだ。

おおまかに言うと、俺が会社を起てる際にやったことは、そういうことだ。

Yコンビネータっていう外国ベンチャーキャピタルの、ポール・グラハムっていう人がこんなかんじのことを言っていた。

ベンチャー成功するかどうかを決めるのは、彼らのアイデアがどれだけすごいかは関係無く、ベンチャーを構成するメンバーの『人間』で決まる。

俺も経験上、完全に同意する。

初期メンバーは今はいない人も多いが、会社軌道に乗せるのにみんな役立ってくれた。

それ以後にも結構人を雇ったが、使えない奴はとことん使えない。単に役に立たないということじゃなく、仕事邪魔になるんだ。かと言ってすぐに抜けてもらう訳にはいかないし。

のべ数時間程度の面接試験だけで、そういった『人間本質』を見分けるのは土台、不可能に決まっている。

前述の就職支援の友人も、同じようなことを言っていた。(働いた後に机を見ればわかるんだが。)

人を雇うのにはコストがかかるし、振り回されると更にコストがかかる。

からこれが、ベンチャー起業して上手くやるための、”唯一まともな”最短パス、なんだ。

え? まともじゃなくてもいいから、真の最短パスを教えて下さい??

人生は一度きりだ。バクチを打つのは、なるべく止めておけ。

新卒ベンチャーの悲劇

一方で高校時代に付き合い始めた俺の彼女は、小説家になるのが夢で、文系国立大学に通っていたんだが、結局プロにはならず、普通に就職することにした。

学外に知り合いの多いやつだった。

知人の紹介でとあるベンチャーにツバをつけていた一方で、大手広告関連企業就職試験突破していた。

「どうすべきか悩んでる」と、喫茶店彼女は俺に打ち明けた。

まだ就職が決まっていなくて多少不安だった俺は、安定した企業の方がいいんじゃないか、空いてる時間でおまえの好きな小説が書けるかも、とアドバイスしたが、

ベンチャーで一旗揚げて、いつかキミを養ってあげるのもいいじゃんw 等と言っていた。いや、別にいいよ。とスルーしたと思う。

ほどなくして、連絡があった。彼女ベンチャーの方にかじを切ることを決めた。

当時の俺は納得できなかったが、決断を否定することだけはしたくなかったので、それ以上何も言わなかった。

社会人になって、電話で度々、「忙しくて小説書けねぇw」と愚痴ってきたので、その度なだめていた俺だったんだが、

結果的に二人の部屋が近くなったのは、実は嬉しかったんだ。

学生時代デートのために休みになる度に電車に揺られていた。社会人になってからは真夜中に突然訪ねてくるようになった。

でも、ある雨の夜にドアベルに気づいた俺がいつものようにドアを開けると、泣いている彼女が立っていた。びっくりする俺。彼女ブラウスの上のボタンが外れていた。

社長と揉めたらしい。

「無理矢理犯されそうになった」彼女はそう言った。

社長と二人で会社に残っていると、おつかれさま、少し休んだほうがいい、と言って社長が背後に立つ。振り返ると、どうも様子がおかしい。怖くなった彼女は逃げようとした。

だが、社長はいきなり掴みかかってきた。

それで、なりふり構わず逃げてきたという。

そういうことはよくあるのか、と問いただすと、「いつもはおしりを触ってくる程度」と、まるで自分が悪いかのように、申し訳無さそうに言った。

気づかなくてごめん、と俺は謝った。それしかできなかった。

後でわかったことだが、その日社長は二徹していた。

社長から謝罪があって、彼女は再び会社に通えるようになったが、心配した俺は、そういうことが次にあったら、まず俺に言うんだよ、と注意した。

だがその後、職場環境悪化するばかりだった。仕事は積み重なり、彼女も部屋に帰れない日が多くなった。心配した俺は度々電話をかけたが、通じないことが多かった。

言うまでもなく、ベンチャー仕事が多い。そして人間追い詰められると、判断がおかしくなることがある。

その社長はいくらなんでもクソだと思うだろうが、彼女の方にも問題がある。

学校を出たての人間は、社会の仕組みも何もかもがわからない。

働いて、職場人達と話して、しばらくすると口座に自動的お金が入ってくる。

そんな中で、例えば、おしりを触ってくることに関して社長に楯突くことが、どういう影響をおよぼすのかわからないのだ。

ちゃんと聞いてくれるのか、疲れた社長をノイローゼに陥らせて会社の機能を停止してしまうんじゃないか、そうすると仲間に迷惑をかけるんじゃないか、あるいは権力で押し切られて逆に会社ハブられることになるんじゃないか。もしかしたら辞めさせられてしまうんじゃないか。万が一辞めざるを得なくなったら、自分はどうやって生きていけばいいのか。キャリアもない、スキルもないのに、再就職先があるのか。路頭に迷うんじゃないのか。セクハラされたせいでやめたと、正直に再就職先に言っていいのか、再就職した先でその話が伝わっていじめられたりはしないか。

若者は、何も知らない。

まして、必要な激務で疲れている。そんな中でちゃんと判断を下すことが出来るはずもない。

セクハラの例は極端かも知れないが、あらゆる局面でそのような判断力の弱さは出てしまう。

どれだけ自分は働けるのか・働くべきなのか、業務で必要な知識を養うにはどうすればいいか、などなど。

大企業就職した人は、そういった常識は、周りの人間アドバイスを受けたり、会社提供する教育を受けたり、社内の規律を学んだり、顧客企業や、子会社との交流したり、そうして徐々に身につけていく。

知っていなければ。選択肢がなければ、選択できない。当たり前だ。

選択肢が無い。そして増えない。

これがいきなりベンチャー就職する最大のリスクなんだ。



若者よ、君たちは鳥だ。

社会に出て数年は確かに辛いかもしれない。でも巣の中で母鳥がくれる餌を兄弟と取り合うんだ。英気を養え。そのエネルギーはやがて力になる。すべては、巣を離れて大空を羽ばたく、その日のために。

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ところで彼女のことだが、事件があった日からしばらく働いていたんだが、やがて体調を崩し、ベンチャーを辞めてしまって実家に引っ込んだ(そうして、ようやく好きだった小説が書けるようになった)。

それでも何年かは交流は続いていたんだけど、ある日、些細なことで喧嘩して、それっきりになってしまった(確か彼女ネコを飼いたくってたまんない!ってしつこく訴えてきて、好きにすれば、って言ったらそっぽ向かれてしまった。それで俺も冷めたんだ)。

今は音信不通なんだが、風のうわさによると、最近結婚したらしい。どうやら幸せにやっているみたいだ。

相手の勤めている企業名前こそ知らなかったが、良く日に焼けた、笑顔の似合う好青年だ。

元気な男の赤ちゃん写真も見かけた。俺はタイミング的にデキ婚なんじゃね?等と下衆の勘ぐりをしてしまったけど(ひょっとすると俺の中にも未練が残っているのかもしれない)。元気でいてほしいと思う。

追記) げっ元増田の記事、よく読んだら、判断を下すのは今日中、ってことか?? さっさと投稿すべきだった… もう俺には、元増田がこのトラバに気づいてくれるように祈ることしかできない… 

なお、ここまで読んでくれた読者で、全然参考にならなかった方、ゴメンナサイ。ダラダラと長くて、あなた時間を奪ってしまって済みませんでした_ _。

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