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2024-09-09

藤子Fの大長編ドラえもん感想

40歳になったところでなんとなく藤子Fの大長編ドラえもんを読み返したので感想を覚え書き。

のび太の恐竜

ドルマスタイン外道恐竜ハンターが「人間狩りはやったことないでしょう」と誘ったときに乗っかってきた辺りで、ドラゴンボール魔神ブウ編に出てきた混乱に乗じて人を撃ってた外道二人組の雰囲気があった。しかしその後、のび太たちにティラノサウルスをけしかけたとき恐竜ハンターが止めようかと思った辺りでドルマスタインは「こっちの方が見たくなった」と言う。いやあド外道幽遊白書で垂金の賭けに乗っかってた B.B.C. のメンバーかにいてもおかしくない。

のび太宇宙開拓史

ギラーミンが有能。ギラーミンが出てくるまではチンタラしてたガルタイト鉱業のやつらが一気に引き締まって動くのが面白い。序盤ではケチ嫌がらせしか出来なかった三下も的確に爆弾しかけたりして動きがよくなるのがいい。

まあ、コーヤコーヤ星のガルタイト鉱業支部長?の奴があんまり仕事をすすめる気がない「ゆるくやって給料もらえればそれでいい」タイプだったんだろう。ギラーミンに「嫌がらせはやってるんだがなかなか進まず」みたいなことを言ってるけど結局嫌がらせしかしてないあたり向上心もない。のび太が来なくても遅かれ早かれ更迭されそう。

のび太の大魔境

しずかちゃんが序盤から何度も「おふろに入りたい」と言うのが、終盤で先取り約束機をしずかちゃんが持っている伏線になっているのに今更気付いた。巧妙だ。

敵のダブランダーは軍部を掌握してクーデター政権簒奪したんだと思うが、民衆の支持が本当に全くない状態軍事に全振りの総動員かけてる有様なのでそのうち政権崩壊しそう。「姫が残されているから」以外に正統性を持ってないか時間問題だろう。

あとブルスス強すぎ。折れた木だけを武器にして何人もの兵士と戦って生還するのは普通にすごすぎる。

のび太の海底鬼岩

前半のキャンプ楽しい子供のころに読んだときは前半ばっかり読み返してた記憶があり、同じ感想だった。

敵のポセイドンは海底火山活動攻撃と捉えて報復してるあたりポンコツだし、人間の生贄を要求するあたりはコンピュータのくせに呪術に傾倒していて狂ってるとしか思えない。アトランティス技術者はなんでそんなAIプログラミングをしたのやら。

のび太魔界冒険

魔界に乗り込んで一回いけそうな所まで行くが撤退せざるを得なくなり、なんとか立て直して再侵攻でトドメを刺すという王道、「カリオストロの城」の形式魔界に入ってからファンタジー世界ありがちな罠をかいくぐるところが楽しい

ボスデマオンは登場時点でほとんど詰みの状況まで作り上げていて手強かった印象。魔界歴程とドラミがいなかったらやりようがなかった。メジューサの石化もドラミが助けてくれなければあの時点で勝利確定だったはず。

大魔境に引き続いての出木杉解説がある。なんか民明書房を思い出した。

のび太宇宙戦争

戦車宇宙飛ばし撃墜するところがアツい。大抵の作品宇宙活躍するのは戦闘機戦艦であるところ、履帯つき戦車宇宙空間飛ばし無人機撃墜するのは他ではあまり見ないなと思ってニヤニヤしてしまった。

ギルモア将軍は「大統領を倒して皇帝になろうとしている」らしく、共和制やめて王政にするとかどんな体制転換だ、銀河英雄伝説のルドル大帝か? という気持ちになった。でも例によって軍部・・というか諜報機関無人機部隊しか押さえてなさそうで、大衆の支持が全くないのでどうせだめだろう。ドラコルルは諜報機関の長として有能な感じ。ドラコルルが頑張ってるからギルモア体制が維持できてるんじゃないかな。

ギルモア軍の総戦力80万に対してレジスタンス100人ちょっとであり、レジスタンスは「民衆の蜂起に賭けて動く」と言っていて「いやーそれはいくらなんでも無理では」と読んでて思った。しかギルモアが劇中で動かしていたのは諜報機関無人機だけ。総戦力80万のうち多くを占めるであろう有人戦力を全員動員するなんて出来ない、無理だろうという読みがレジスタンス側にあったのかも。

のび太と鉄人兵団

ミクロスが妙に人間味があってカワイイ。言いたい放題言ってくれるので全員シリアスな中での息抜きになってる。

今見るとリルルが神話を語る場面が印象深い。リルルが神話と同じ信念で来てるんだったらもう宗教戦争のような構図で、上官っぽいやつに何を言っても説得なんて不可能だろう。リルルが実質寝返ったのは・・リルルは現地に先に潜入して拠点確保など工作をする目的で作られているだろうから、現地で自然振る舞うために現地人の感情などを理解する仕組みが組み込まれているのでは? など考察してみる。

あと森を焼くシーン、戦況が絶望的すぎてつらくなる。

のび太と竜の騎士

世界観の謎解きがメインで明確な敵が居ないという新しい形式オチ。でも風雲ドラえもん城とか隕石落下とかスペクタクルがあるし、スッキリまとまるので読んでて楽しい

のび太の日本誕生

冒頭の自分だけの国をつくるところ、時代歴史要素、時空乱流あたりのオカルト、ペガとドラコとグリという厨二かつペットとの別れという感涙シーン、中盤の大冒険、終盤の追い詰められてからの大逆転、と盛りだくさんですごい。

ギガゾンビはあまり語るところがないベタな悪役という印象。

のび太アニマル惑星

ツキの月」のところがやっぱり面白い大長編補正をそのまま正当化するすごい道具。子供ときはこんなんいいのか?って思ったけど今読み直すと結局こういうのが見たいんだよなあ、と思ってしまう。

終盤、戦ったことのない動物たちを陣地と作戦で戦力にするところ、子供ときスルーしていたが、今見るとヒストリエとかドリフターズとか思い出すアツいシーンだと思う。

のび太ドラビアンナイト

中盤の砂漠彷徨うところやしずかちゃん境遇が、これまでのどの大長編よりもヤバくて一手間違えると死にそうでハラハラする。シンドバッドが現れてからは、実質主人公シンドバッドなのでは?と思うほど活躍するし、シンドバッドのび太一行に諭されるところも名シーンと思う。おっさんが往年の生気を取り戻す話なのかも。

あと、序盤のアラビアンナイト現実とが交錯する点を探すところ、子供のころはなんとなく見てたけど巧妙な構成だなあと感じた。

のび太と雲の王国

「竜の騎士」の行き違い展開や「アニマル惑星」のエコロジー思想を盛り込みつつも違う印象になっている。

中盤、かなり長い間のび太一人だけの逃避行になっていて、前作と同じくらいワンミス即死の展開をやっていて辛い。その後ドラえもんが復帰してもずっと緊迫感がある。

終盤の雲もどしガスで脅しをかけるところ、子供の時には「そんな物騒な・・対話でなんとかできないの?」など思っていたが、今読み返すと連邦最高議会での討論がとんだお気持ち明大会になっていて、「地上人意見も聞こう」と言いつつスネ夫しずかちゃんを「証拠を出せ」と詰める感じになってて、あんな場で言い合いするくらいなら武力に訴えるわな・・とも思った。雲もどしガスを撃っちゃったかドラえもん特攻説得力を持ったような気もするし。

のび太ブリキ迷宮

ナポギストラーの反乱について、「発明するのもめんどくさくなっちゃって、発明ロボットナポギストラー博士を作った」という説明がある。これが通ると言うことはナポギストラーの発想や発明品は流通させちゃうということで、もう倫理観や知性もナポギストラーに丸投げしちゃっている。そこまで投げたらそりゃあ反乱されるよね、という気がした。

作中では人間身体が弱ることだけ言及されていたが、もうちょっと反乱待って数年やってたら知性も劣化しそうだし、そうなってからナポギストラーが「幸せになれる薬を発明しました」とかやったらそのまま征服完了しそう。

のび太夢幻剣士

個々のエピソード・・伝説武器の回収、ドラゴンとの戦い、敵の将軍との戦いあたりは王道でかっこいいん。ダイの大冒険とかロトの紋章とか読んでたとき気持ちになる。だけど、やっぱり最後打ち切りエンドのような話のまとめ方が気になる。ジャイアンスネ夫も呼べなかったし。大長編の連載スケジュールから言ってケツが決まってたから仕方ないんだろうけど。

妖霊大帝がトリホーを連れて夜襲をかけるところ、ダイの大冒険でハドラーがザボエラを連れてバラン戦直後の一行に夜襲をかけるところを思い出した。

のび太の創世日記

明確な敵がおらず、「竜の騎士」や「雲の王国」のように対話エンドなせいか子供とき特に終盤なんだかよく分からないうちに終わった印象だった。

今見ると個々のエピソード面白いし、しずかちゃんダイジェストで語ったこともページがあれば描かれてたんだろうな、とか思う。「T・P・ぼん」とかでやりたいネタがたくさんあったんだろうなと感じた。

のび太銀河超特急

王道展開をやりつつ、「禁断の星」とか「忍法壁抜け」とかの伏線回収も忘れない、とても整った作品

ハテノハテ星群の「鉱業で栄えたが衰退、土地だけはあるのでテーマパーク建設」というの、思い浮かぶ地名がいくつもある。

のび太ねじ巻き都市冒険

子供ときは、敵がしょぼい、小便小僧結構すき、くらいの印象だった。あと透明ペンキを出すコマドラえもんポーズを決めてるのが子供ながらに違和感があって、「あーもう作者交代したんだ・・」という気持ちになったのを覚えている。

今見ると、藤子Fの遺作となったのもあって、どうしても制作背景が気になってしまう。あらかじめ話の概要を伝えてあったり、絵を任せる比率を増やしていたり、 Wikipedia に載ってる「種をまく者=藤子F本人」説があったり、その種をまく者の行動が自分問題解決するのではなくのび太たちに託す形だったり、後に伝えることをとても意識してたのかなあ、と思わされた。

2024-09-08

anond:20240907100034

転職サイト登録して

のぞいて見るぐらいで良いんじゃない

同じような環境年収アップするところがあれば転職するぐらいで。

専門のある技術者になったって

すぐに陳腐化するから、深く考えなくて良いのでは

2024-09-07

anond:20240907100034

マジレスちゃうけれど、益田言葉を借りるなら日本IT業界に住んでる人間の50%はサラリーマンだと思うよ。じゃ残りの50%が技術者かっていうとそうでもなく、45%は人工の人数合わせの素人生贄と応援係で、益田のいう技術者なんて5%もいないんじゃねえかな。

てなわけで、技術アピじゃなくて、勤務態度や実績や調整能力アピで転職するのがいいと思うよ。人材募集してる企業だってそもそも益田のいうレベル技術者なんて求めてないんだから

追記アラサー、『IT業界サラリーマン』なんだがどうしよう

IT業界人の多いはてなーの皆様、アドバイスをください。

最近転職を考え始めた。

今の会社新卒経験で入って、5~10年勤めている(万が一、同僚に読まれたら身バレしそうなので少しボカさせて)。

従業員数十人の小企業で、給料は同年齢・同性・同地域中央値くらい。

休みちゃんと取れるし、社内の雰囲気も良く、十分満足して働けていたんたが、ライフステージの変化に伴って、平均年収くらいを目指して頑張ろうと思い、それは今の会社では昇給制度限界的に難しそうなので、まだ本当に考え始めたのレベルだが転職を志望するようになった。


ただ、俺はIT業界で働いているだけで、自分を『技術者』と呼べるだけの自負はない。

最新の技術キャッチアップできているわけではないし、何か特定技術領域に自信があるわけでもない。自分業務で関わらない領域に関してはPC基本的なことすら曖昧だったりする。

対外的には「webアプリケーションの開発を中心に行ってきたエンジニア」となるのだろうが、あくま自分が本当の意味で『技術者』とは思えない。

その一方で、一労働者として見たら別に今の会社落ちこぼれているわけでもない。

目の前の仕事を真面目にこなして、社内では一握りの本物の技術者然としている層には敵わないが、それでも社内評価は良い方だ。

自認としては良くも悪くも『サラリーマン』だなという感じ。

から、『IT業界サラリーマン』。

だが、サラリーマンとして十分やれてきていても、転職市場において、「自分は何ができる人間」なのかが分からない。

「どんなキャリア選択肢があるか」もサッパリだ。

勤めている会社小企業にしては珍しく、人売りではなく自社オフィスで開発できる環境なのもあって、そもそも俺はIT業界がよく分かっていない(自分所属する企業の狭い世界しか知らない)。

マジでからないだらけだ。

たぶんこういうのは、転職サイトに登録して、今までやってきた業務を洗い出して、転職エージェントみたいな方に相談するのが良いんだろうな。

貴方の強み、プロと探せますよ」みたいなCMたことあるし。

今の職場でやってきたことは、別にそんな特殊性の高いことではないので、余所に行ったら全く無価値キャリアではないと思う、思いたい。

ただ、相談するにしても、IT系の転職サイトとかだと、俺みたいなサラリーマンエンジニア相手してくれるのだろうか?

でも、広く一般的転職エージェントなんかだと技術的な掘り下げの力になってもらうのは難しいだろうし。

あるいは、まずは今の会社で働きつつ勉強して、しっかり『技術者』になれてから転職活動した方が良いのだろうか?


追記

半日で2ブクマくらいだったので完全に埋もれたと思ったら、伸びててビックリ

皆様、色んなアドバイスありがとうございます

とりあえず転職エージェントはあまり信じるなは肝に銘じておきます

うへ~、でも俺は新卒就活でも自己アピールとか超苦手で落ちこぼれて、大学就職課やカウンセラー二人三脚でようやく内定を得た人間なので、プロサポートなしは正直怖ぇ~。

エージェントの力を借りる時はこちらで必要なところだけ利用するくらいの気構えで臨むようにします。

あとはとにかくなんでも良いから動く事ですね、了解です。

それで自分市場価値とか、どんなキャリアがあるかとか見えてくると。

今のままでもという意見もあるが、後出し申し訳ないけど、今の職場の難点として小企業故に「現在経営陣が引退する歳になったらこ会社どうなるの?」みたいな点もあるんだよね。

そういう意味で、自身がまだつぶしの効く歳の内に外の世界に出た方が良いのでは? という気持ちがある。

今の会社もこうやって転職を考えることに後ろめたさを覚えるくらいには、感情として好きではあるんだけどね。

副業とか意見も出てたけど、会社終わった後にまた働くの地獄じゃない……?

そりゃ年収伸ばすために転職で多少残業が増えるとかは覚悟しなくてはと思っていたけど(といっても時給換算が変わらなかったら転職する意味ないが)、そこまで意識高くはやってけねぇわ。

わりと皆そんな専門分野とか持ってないし、俺が言うところの『技術者』なんてそんなにいない、みたいな意見は、正直安心したよ、ありがとう

いや、こういう言葉に甘えてちゃいけないのは分かっているけど、気持ちとして楽になったよ。

勉強会とかも俺みたいななんちゃってエンジニアが参加して良いのかみたいな意識があって避けてきていたけど、転職で知らない人だらけの会社に飛び込むよりは楽と思って、俺くらいのヤツでも参加できそうな集まりを探してみるか~。

ともあれ、皆様ありがとうございました。

2024-09-06

anond:20240906175310

たすかに

後で目標をこっそり撤回すればいいもんね

2021/12/14 【速報】トヨタが新型EVを15車種世界初披露2030年までに30車種出す」 - 自動車情報誌ベストカー

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/bestcarweb.jp/news/business/356086

全方位のトヨタ最強w

トヨタがEVで遅れを取ることはない!!!(キリッ

2022/10/24 トヨタ、EV戦略見直し検討 クラウンなど開発一時停止=関係者

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/jp.reuters.com/article/world/-idUSKBN2RJ0NQ/

しかし、EV専業のテスラなどに比べて効率が悪いと、同関係者らは言う。市場が急速に立ち上がり、車両価格が徐々に下がる中、製造コスト面で太刀打ちできなくなるとの危機感が一部の技術者幹部の間に広がり始めた。

収益のめどが全く立たない」と、関係者の1人は話す。「EVの普及が予想以上に急で、さらテスラなど競合が新たな技術を投入するのが速い。この2点で目論見が外れた」

2024-09-04

田舎で老人だらけだから光回線はうちしか引いていない

そもそも光回線じゃないご家庭はもう存在しないし携帯電話基地局光回線ですから光回線専有できているから速度が早くて快適なんてのはプラシーボ効果以外の何物でもないんだよね

こういうのは技術者じゃないとなかなか気付けないとは思うけど

2024-08-31

anond:20240831193100

こういうインターネットによる個人間のコミュニケーションなんてのは単なる遊びで、メインはデータ通信による仕事効率化とか技術革新とかっしょ。

技術者とかならどういう技術が何に使われてるかもよく知ってるだろうし、そのほかの仕事でも知ってる人は多いと思うけど、そうじゃない人はなんか生活が便利になってくことにネットがかなり影響してるとか思いもよらないだろうしな。

インターネットは確実に世界を変えたけど、それはこんな目にみえるところでやってる雑談かのことじゃないんだよ。

anond:20240831143056

うちのおじいちゃん、もう定年退職して久しいんだけど、もし戦争まったりしたら技術者として志願したいってすごい張り切ってる。

でも機械かには詳しいけどパソコンとかそっち系からっきしだからたぶん使い物にならないんだろうな…っては思う。

2024-08-27

熊本ヤバい

普通科廃止して熊本介護土木とか底辺収入職につく高層若者量産したいってこと?

https://news.yahoo.co.jp/articles/90269c6f6250c00a514fb54c52e39217dcb12394

就職を選んだ高校生のうち66.1%しか熊本就職せず若者が県外流出し、建築土木・測量技術者介護サービス職など、幅広い分野で人材不足

熊本県知事

「私の心の中の長年の持論が証明された。逆をみると足りていてどうしようもないのが、一般事務とかは、要はいらないんですよ。そういう若者を育てちゃいけないんですよ、僕らは。教育長過激な言い方だけど、普通科なんかいらないと僕は思っているのね」

一般事務は全部AIが代行する。これから必要なのはエッセンシャルワーカーだ」

「これから時代に本当に必要産業を、今の求職者希望していない。非常に未来を見据えたうえでのミスマッチ事務職はもういらないですよ。すぐに解消できる話にはならないかもしれないですけど、 一つでも多くの良い事例を見つけて、熊本で働こうという気運を高めていきたい」

なーにが「技術選定」じゃ

勝ち馬に乗る」のを技術選定呼ばわりしてる人間の多さよ。そら流行った側について人にマウント取るのは楽しいだろうね。それで先見の明があるとかで称賛すらされるんだから彼らにとっちゃやめる理由はない。

俺が言いたいのは技術の勝ち負け、言い換えればネットの表層から見える使用人口、なんて観点の一つでしかねーよって話。(観点ではないとまでは言わない。優しいので)

そもそも技術を正しく突き詰めた先は、解決したい問題と諦めた問題の取捨選択だろ? すべてを解決する最強の技術があるって言いふらすのは小学生までにしとけな。

適用範囲にとって最適な技術が違うんだから一個だけが優勝するなんてことはねーの。あ、これ「ビジネス問題から真に技術力を持った技術者には関係ない」とか言っちゃいます???

夢を抱くのはキッズ仕事なのにいい大人いつまでも夢見て堂々としてるのは恥ずかしいことだね

2024-08-23

anond:20240822200241

そんなに https:// って見かけるかな?自分の中ではほぼ見かけなくなった気がしてるけど。。。

Web ブラウザも随分昔から https:// を省略して入力できるようになってるしな。

一般の人には縁のない話になるが、技術的には「無くす」ことはできない。

例えば HTML の中では

 (1) <a src="https://example.com/some/page">...</a>
 (2) <a src="http://example.com/some/page">...</a>
 (3) <a src="//example.com/some/page">...</a>
 (4) <a src="/example.com/some/page">...</a>
 (5) <a src="example.com/some/page">...</a>

この 5 つはそれぞれ明確に意味があり、現実としてもよく使い分けられているから。

特に Web 技術者として働きながら (3) の意味が分からない人は、このあたりを勉強しなおした方がいい。

現在のページが http: であれば http: のままで、現在のページが https: であれば https: のままでアクセスせよ」という意味

まさにこの増田のページの HTML にも <iframe src="//www.googletagmanager.com/...."> という URL が使われていたりする。

2024-08-22

面白かったころのITを書いてみる

単体テストというのは、画面を手動で操作してスクリーンショットを撮る仕事だった。エクセル仕様書を書き、レビューをしていたが、レビューアーはテストケースよりも、枠線の整え方に気を配っていた。

誰かが自動テストを導入しようと言い出した。「再現性がある」「保守性が高まる」「もっと良くなる」と口々に言われていた。

でも、テストコードを開発する工数はどうするのか、開発コードが増えればさらに大変になるのではないか不安があった。

それでも、これが実現すれば、何かが大きく変わる予感がした。

 

アプリケーションフレームワークStrutsだった。フォームポストする瞬間にカオスが生じ、50行の無駄コードを書き、100行の読みにくいコード理解することが技術者の条件だった。

ある人が「レイヤリング」という概念を持ち出し、別の誰かが「DI」と言い出した。アプリケーションアーキテクチャという言葉も登場し、ファウラーという人物名前も聞こえるようになった。

新しい構造提案され、それに影響を受けながら、「いつかは美しいアプリケーション構造が生まれるのかもしれない」と夢を抱いていた。

 

当時、PerlCGIを作っていたが、PHPRubyが登場した時は、正直Web"サイト"を作るためのものだと侮っていた。

しかし、次々と洗練されたWebアプリケーションフレームワークが生まれStrutsJavaEEよりもはるかに使いやすくなっていった。

数多くのWebフレームワークの中で、どれを選ぶべきか悩みながら、「いつか完璧Webフレームワークが現れるかもしれない」と期待していた。

 

サーバー冗長化され、ReversProxyを使い、セキュリティのために構成を変更してきた。そしてクラウドが登場し、Dockerなんて本番で使えないと言っていた時代から

気がつけばどこに存在するのかもわからないクラスターの中で、コンテナアプリが動いている時代になった痛快だ。

かつてLinuxマシン一台を「鯖」と呼んでいた時代から世界は目まぐるしく変化し続けるとかと思っていた。

 

誰かがAjaxと言い出し、別の誰かがReactと言い出した。「こんな方法HTMLを作って良いのだろうか?」と疑問に思いつつも、「Webアプリケーションだ」という感覚が強まっていた。Webアプリケーションがどう進化していくのか、未来を感じることができた

 

私たちは、ソフトウェアを開発すること自体に大変さを感じていた。新しい技術フレームワークが次々と登場し、その都度課題解決される一方で、新たな課題生まれる。これほど面白いことはなかった。そしてエンジニアたちには一体感があり、誰もが自分なりの方法課題解決し、そのフィードバックループ世界を動かしていた。だからこそ、今は少しつまらない。変化は穏やかになり、「お金を稼ぐ」という目標けが共通となり、課題は個々の事象に閉じ込められている。しかし、それが悪いことではない。ただ、私たち時代が変わったのだ。

 

かつては、私たちの目の前には普遍的課題があり、それぞれがそれぞれの場所課題解決し、そのフィードバックループ世界を動かしていた。

生成AIで例えると、それをどう使うかではなく、エンジニア一丸となって生成AIチューニングしていた。世界情勢で例えると、世の中の飢餓を全世界の人がアイディア出して、解決しようとしてたいた。

今でも、普遍的課題世界中に転がっているが、それらは高度で、私たちには手が届かないものが増えてしまった。

IT面白かった。プログラミングが分かるだけで、世界課題を一緒に解決できる時代だった。それぞれが自分場所で働くだけで、世界を動かしていた。そんな時代が終わってしまったと感じる。

  

老害といえば昔話だろ!

2024-08-20

ITをクソつまらなくしているマネージャーです。ごめんね。

SIerマネージャーまで出世し、いくつかのスタートアップEMCTO経験してる。

この増田には本当にごめんねと思ったので初投稿

https://anond.hatelabo.jp/20240728023355

エンジニアビジネスだとか、生成AIだとか、本当つまらないよね。俺もそう思ってるよ。

 

でもさ、CEO株主役員達が言うんだよ。

ビジネス成果も禄に出してなければ、OSS活躍している訳でもない、コミュニケーションちょっと得意なその辺のスタートアップCTOかにビジネスイベント飲み屋でそう言われてさ。

「これからは生成AIだ」とか「エンジニアにもビジネス意識を植え付けよう」って。「評価採用技術発信もそうしよう」「その方が儲かるぞ」って。

JTCがコンサルに弱いのと同じでさ、エンジニア業界評価されていないキラキラCTOみたいな人でもさ、なんか不思議な力で言われてそうなるのよ。

そして「うちのエンジニアは、多くの会社と違って、ビジネスの事考えてるし、開発生産性も高くて、生成AIも使いこなす!」みたいな事を言いたい訳よCEO役員株主も。

多くの会社ではそういう事って出来てないからさ、誇り高く気持ち良い訳よ。

 

そしたらさ、俺も家族が居るし、今の社内のマネージャー陣との関係を壊したくないから「そうですよね、検討してみます」って言うしかないじゃん。

ビジネスビジネスだ生成AIビジネスだとか、ソフトスキルが最も重要だとか、そういうのずっと言ってるエンジニア技術者的に尊敬出来る人が全然居ない事も承知の上でさ。

自分技術を磨いて今の立場に居るし、メンバーに「いや君はもっとこの技術が出来ないとキャリア的に後々しんどくなるよ」「技術に没頭する時間があったほうがいいよ」みたいな指導を散々してきた上でさ。

CTOっつったって、結局中間管理職みたいなもんでさ。

時流に乗ったフリして、偉い人に振る舞っていかないといけないってワケ。

 

周りの実績あるトップエンジニアCTOだってさ、みんな技術のし上がってきてる人ばかり。

若いから技術にどっぷりつかって、元増田みたいに徹夜しながらハードウェアソフトウェアも触り倒して、技術的な実績と評価の上に今の立場にいる。

そんな生存バイアスの塊みたいな人も、偉くなっていくと次第にみんな口を揃えて言うんだよ「エンジニアも生成AI!」「エンジニアビジネス!」ってね。

今そういう立場が求められていて、その人にも生活家族があるからね。

 

そしたらもう負のループだよ。

一回社内でビジネスAIだって言ったら、お金や人が動きはじめちゃってなかなか引けない。

その体を見せるためにも外部登壇はそういう話ばかりになって、気付けばキラキラCTOの出来上がりってワケ。

自分達の使っている技術は極めていてビジネス理解をしているエンジニアこそ最高で、転職する技術を身に付けるような技術オタク文化否定する。

事業貢献や事業関心が出来ないと行き詰まるよ!生き残れないよ!」と言ってアドバイスしたフリしてね。

会社にとっての最高のマネージャー

まり俺ね。

 

そりゃ、技術コミュニティもつまらなくなるよ。

金だしてるやつら、アイデアを出すやつらが、こうなんだから

そりゃあ、そういう人に群がって、驚き屋とか典型的な変な人も寄ってくる業界になるワケよ。

でもごめんね。俺には止められない。

なんてったって、俺にも生活があるからね。

 

また明日にはイベントに登壇して「エンジニアも生成AI!」「エンジニアビジネス!」「エンジニアソフトスキルが最重要!」って言ってるよ。ああ技術懺悔

2024-08-19

電力スマートメーター電気見える化

5年前、そういう記事技術ブログに書いたが、あまりまれていなかった

電子工作プログラミングの話だから一般受けしする内容ではなかったし

また、通信方法日本ガラパゴス仕様なので技術者の興味も引かなかった

それが、2022年後半から電気代高騰の影響なのか、少し読まれるようになった

すると批判コメントも来るようになった

スマートメーター電磁波は人体に有害だ!

スマートメーターは5Gの増幅装置だ!

お前は電力会社の回し者か!

スマートメーター脳!コロナ脳!ワクチン脳!

スマートメーターの発する3G/4G電波電磁波がどの程度人体に影響を及ぼすのかよく知らない

しかブログコメントを書き込むには、少なくともスマホパソコン必要なはずだ

そして、当然、スマホWi-Fiの発する電磁波を浴びるはずだが、それは大丈夫なのだろうか?

また、"スマートメーター"で検索すると、通信部を外したら電気代下がった主張する人たちがいた

我が家スマートメーターへ交換しても電力使用量はほとんど変わらなかった

逆にスマートメーター電気見える化し、節電した結果、交換前より使用量が年間で3割減った

ただ、電気代高騰の影響で電気料金自体は2割程度しか下がっていない

スマートメータを外して電気代が下がったと主張する人たちの多くは具体的なデータを示していない

また提示していたとしてもパターンが決まっている

おそらく検針票をきちんと見たことがないのだろうし、見方も知らないのだろう

anond:20240818145106

フリーランスゲームエンジン担当したり調整したりの仕事を今でもやってます

ITがつまらなくなった」「ゲーム制作がつまらなくなった」のは違う角度の話も入ります同意です。

物を創るよりコードを書くことが好きだった

おそらく現在40歳あたり以降の人たちは「めちゃくちゃコード書けた時代」の人たちだったと思います

私もめちゃくちゃコード書いてましたし、他人コード修正してたし(それでキレられたり1日中討論したりも)、何より車輪の再発明がすごく楽しかった。

ナレッジとしての答えが無かった時代ですね。

Game Programming Gemsが唯一の経験者のナレッジの詰め合わせで、貪るように読んでましたね。懐かしい。

楽しいを優先する人が多かった時代でもあると思います

というよりそうでないと生き残れなかった。

何よりもコードを書くのが楽しい、起きてる間は全てコーディングアーキテクト、新技術調査時間を充てるような生き方しか出来ない人たち。

生産性?それよりもテンプレートプログラミング面白くね?意味あるか分からんけど。そういやこのコンパイラいいよね、メモリの使い方上手くてさあ。

プログラミング全般技術力は、正しい知識を身に着けているか重要なんですが、それよりも重要なのはライブラリ仕様を覚えるくらい何度も何度もアウトプットすることなんですよね。

DirectXOpenGL仕様を追えばだいたい効率的計算方法や描画手法は身についちゃうので。

技術体系に紐づくものだったり、デザパタとかある程度知っておくものもあるにはありますが、何なら自分で見つけたくらいの方が遥かに理解度が高い。

頭で創るより、実際に書いてコンパイラ通して目で確認するほうが何倍も重要

時代が良かったと言えるなと思います

初代のバイオハザード

3Dゲームの知見がまだまだ日本に足りていない時代ドラマチックな演出を行おうとしたら別の技術必要になった。

それは演出カメラワークです。

今の時代では、ただFPS/TPSにすりゃええって回答になっていますが、模範解答として映画しかモデルが無かったんですよね。

しか日本の画作りは時間を使った画作りより、止め画、見栄を軸とした画が多くて、海外センスとはジャンルが違う。

最先端技術生業にしていた大手ゲームパブリッシャーデベロッパーは頭を抱えていました。

なにせ、個人技術で戦ってきてしまっていた日本では太刀打ちできないことがわかったからです。

すでに海外では映画映像最先端技術者やクリエイターをかき集め、サイエンスとしてナレッジ化を進めていました。

物理学者を集めまくってたのもそのときだったのを覚えています

結果的に、大手は各社最高のグラフィックエンジンクロスコンパイルエンジンを自社開発しようとして、(ほぼ)全て断念していますね。

……ただフォローのつもりで言いたいのですが、失敗ではあったと思いますが、そこで得た技術は非常に重要ものでして

日本は失敗を許容しない組織が多く、初めるのが遅く、辞めるのも遅い、それでいて二度と挑戦させない文化なので育つ土壌が無いんだと思います

今の仕事は……

だいたい誰かが俺仕様で作ったクソみたいなコード修正して、高速化したりメモリリーク改善したりがメインです。

「またコレか…」のパターン多すぎる。これがつまらなくなった所以です。

GC仕様くらい考えたらなんでスパイクが起こるかわかるやろ……なんで調べんのなんて思うこともあります

ただ出来ない人が多い、才能の無い人がビジネスだけでゲーム作ってる時代でもあるので、そのおかげでおまんま食べられてるんだよなって考えてます

プロジェクト破綻してることも多くて、その大部分はエンジニアがクソすぎるってのが多いですね。

体制問題もあるにはあるんですが、ゲームにこだわることもなく、ただ稼げるで来ちゃった人たち。

からそんな人達に何か伝えても響くことも無いし、生き方も違うので何も言わない。

ゲーム自体もどこかで見た何か。なので正解が存在するのでアーキテクトや制作に頭をひねる必要も無い。

感謝されるのでやりがいはあるんですが、当時激論を交わしていたような人たちはゲーム業界から離れ超ホワイト外資系大手ぬくぬくやってます

幸いなことにソーシャルゲームバブルが起こり、その波に乗れた人たちです。

たまたま私の周りはコミュニケーション能力問題解決能力、分解能力が高かったのでちゃん地位を築き、ちゃん生活しています

まらなくなった理由

  1. 議論できる程度の技術者が皆無。ほぼ開発環境の使い方やルール言語仕様程度
  2. だいたいの問題に正解とされるパターン存在している
  3. やれることをやってるだけなので、単に飽きた
  4. だいたい同じもの作ってるから楽しくない

2024-08-18

anond:20240818145106

俺が昔書いたやつにでてくる技術者のそれで笑った

日本企業が同じ分野で無駄に多い理由

https://anond.hatelabo.jp/20240213181408

もう秋葉原にはなにもない

かつて、秋葉原電気街として独自文化を誇り、オタクたちの聖地として広く知られていた。しかし、時代の流れとともにその姿は大きく変わり果ててしまった。インターネットの普及により、欲しいもの情報が手軽に手に入るようになり、秋葉原で買い物をする理由も薄れてしまった。今では、狭苦しい雑居ビルに漂う酸っぱい臭いが、かつての活気ではなく、どこか閉塞感を感じさせる。

その狭い店内に並ぶのは、ティーンエイジャー向けの安っぽい食玩トレーディングカード価値の見出せないアクリルキーホルダー、そして精度の低いプライズフィギュアばかりだ。かつて個性を持っていた店舗は、今や凡庸チェーン店に取って代わられ、街全体が均一化されてしまった。

メイド喫茶も、かつては独自文化象徴する存在だったが、今では弱者男性から金を搾り取るだけの、名ばかりのガールズバーへと変貌してしまった。観光客たちはガイドブックを手に期待を抱いて秋葉原にやって来るが、現実とのギャップ失望し、無気力な表情で街を歩いている。

かつての秋葉原は、ただの商業街ではなく、情熱創造力が溢れる特別場所だった。通りを歩けば、電気パーツを扱う小さな店が軒を連ね、手作り電子工作パソコンカスタマイズに熱中する人々で賑わっていた。彼らは、秋葉原という街そのものを生きた実験室とし、自らの手で新しいものを生み出す場だと信じていた。

一方で、アニメゲーム文化も花開き、秋葉原オタクたちの聖地としての地位確立していった。ここには、他では手に入らない希少なグッズや、熱意を持ったクリエイターが作り上げた同人誌が溢れていた。地下のショップや裏通りでは、宝探しのような感覚で新たな発見を求める人々が集い、確かに「何かを見つける」喜びが存在していた。

メイド喫茶もまた、単なる飲食店ではなく、訪れる客とメイドの間に築かれる特別体験の場だった。メイドたちはただの接客スタッフではなく、その世界観を共有する仲間として迎え入れられていた。そこには、日常の疲れを癒し、非日常空間自分解放する、独特の温かさと安心感があった。

秋葉原は、熱心なオタク技術者が自らの趣味を追求し、仲間と交流し、未来を夢見る場所だった。それは、単なる物を売買する場を超えた、コミュニティであり、文化のものだった。そうした情熱こそが秋葉原特別場所にしていた。しかし、時代の変化とともに、その魂は次第に失われ、今では過去面影を探すことも難しくなってしまった。

しかすると、秋葉原は初めから虚飾に満ちた偽りの場所だったのかもしれない。それでも、かつての秋葉原には、人々の情熱と夢が詰まっていた。しかし、今の秋葉原はその魂を失い、ただの観光地と化してしまったように感じる。

2024-08-16

anond:20240728023355

世代技術負債と開発のかの字もないやりたくない仕事に追い込まれ

にっちもさっちもいかなくなって気が狂いそうなヘタレ技術者の俺よりは幾分か彼は恵まれている。

2024-08-13

SIerとは結局何であり、なぜ滅びないのか

誰も教えてくれないSI本質SIerの世界観

https://zenn.dev/sta/articles/2024-08-10-sat-what_is_si


少し前にブクマの集まっていたこ記事について、SIerでなぜITが軽視されるのか、SIerがしぶとく生き残っているのが何故なのかをもう少し深堀りしてみたくなった。なお俺自身は、もうずっと長いことSIerの中で働いている、現役のSIerの中の人である

これから書くのはSIerの中でもBtoB業務システムの中身の構築を主に手掛けていて、なおかつ元請けに近い組織の話だと思ってほしい。


業務プログラム可能な形に翻訳する専門組織

まずSIerでITが軽視されがちな理由である受託開発を主に手掛けるSIerの顧客は、だいたい以下のような特性を持つ。


このような顧客日本社会にはまだまだいくらでも存在しており、その市場に特化した業態SIerだ。このような市場は、いずれ消えると言われながら今でもしぶとく残っている。

こうした顧客の元では、新しい技術チャレンジしてもあまりメリットがなく、枯れた技術や使い尽くされたフレームワークを使って、すでにどこかで見たようなシステム生産するのが最適となる。古い技術は長期的には先細っていく運命にあるが、一方で経験者が多く失敗事例が出尽くしている、過去資産を利用できるなどの利点があり、顧客側も冒険よりはリスク回避を望むため、古くて安定した技術採用するメリットが大きい。


それを請け負うSIerで重宝されるのは、IT知識よりも顧客業務理解してロジックに落とし込むスキル、いわば業務プログラム可能な形に翻訳するスキルだ。

顧客自分説明する業務ルールはだいたい矛盾していたり、条件が不足していたり、例外ケースが考慮できていなかったりするので、それらを整理してプログラム可能な形に変換する必要がある。特に金融などの業務ガチガチ法規制されている分野は業務ロジック法律制度に適合させる必要があり、そういう時に業務ロジックを「業務専門家立場で」検討できる人材SIer側にいると顧客安心して設計を任せられる。だからSIerでは上流工程が重視され、それができる人間が重宝される。


余談だが、俺自身経理システムを専門として長い間この業界で働いているが、俺がここに残っているのはIT技術も好きだけど経理勉強をするのもそれと同じぐらい好きだったことが大きい。いざとなったら経理知識だけでも食いつなぐことができるぐらいには、そっち方面知識もある。IT技術への興味は趣味で発散させており、仕事でそれを生かせる機会はなくてもいいと割り切っている。そういうタイプが、この業界には向いている。


閑話休題

SIerでは上流工程が重視される一方、実装フェーズでは使い尽くされたフレームワークを使って作るので最新技術への理解必要なく、実装上の創意工夫が必要なほど難しいもの新規性の高いものを作るわけでもないため、設計書に書かれたことをそのまま実装できる人であれば十分、ということになる。そのため、実装要員は単価の安い人を大量に集めればいいという発想になり、かくして派遣ビジネスの隆盛へとつながっていく。

実装フェーズ業界全体で単価が安いため、元請け比較的高給取りな社員実装を任せてしまうと、それだけで利益率が悪化する構造があり、ハイスペック社員はなるべく単価の高い上流工程アサインしないと勿体ないという話になる。

実装フェーズを丸ごと外注することも多い。フェーズ単位外注する方式ウォーターフォールと相性がよく、発注のためにはきちんとした設計書を外注先に渡す必要があり、かくしてSEドキュメントをひたすら書き続ける。


SIerは「ITを専門とする組織」ではなく「業務プログラム可能な形に翻訳する専門組織」であり、翻訳した後の作業を自社の社員はあまりやっていないので、そもそもIT企業と言えるかは本来微妙立ち位置なのだ。実際には翻訳成果物である設計書でさえグダグダなことは多いのだが。


とはいえパフォーマンスチューニングなどで技術面の創意工夫はしばしば必要になるのだが、それが実装の工夫だけでどうにかなるものであれば、大体は現場エース級の人(自社社員とは限らない)がなんとかしてしまい、経営者を含む大部分の人にはその必要性があまり深く認識されず、エースの人がどうやって解決たか理解されない、というのが実情ではある。技術スペシャリストSIerでは立場が弱く、裏で活躍していてもそれが日の目を見ることはあまりない。

こうした姿勢のためにSIerはたまに来る技術の変化の波に弱く、大波が来た時はしばしば多くの人が新技術適応できずにドロップアウトしたりする。日進月歩IT世界で、お前は本当にIT企業かという感じではあるが、そもそもITの専門組織とはいえい組織なので期待するのは無駄である


社会現状維持させるための業種

ではSIerがしぶとく生き残っているのは何故なのか。

SIerとは「業務プログラム可能な形に翻訳する専門組織」だと言ったが、もっと大きなことを言うと、総じて日本SIerというのは、日本社会現状維持させるために存在する業種なのだろうという気がする。(日本限定したのは、海外の状況はまったく知らないからだ。)

顧客IT化の波に対応しないといけないが、かといって現状の業務を変えたくないし、ITのことを学びたくもない。SIer自身も新しい技術積極的に取り入れない。その両者が結託して、古い技術社会現状維持させている。その良し悪しはともかく、多くの人がそれを望み、その望みがSIerという業種を存在させている。まるで邪教徒たちの祈り邪神を生き永らえさせているみたいな話である


古い技術革新しないと社会が変わっていかないとしたら、SIerは変化に対する抵抗勢力であり、SIerの古い技術者が変化の波でドロップアウトするのは、社会にとって必要新陳代謝といえる。

からもし、技術社会を変えようと望むなら、SIerは来るべき業種じゃない。技術先駆者たちが社会を変えようとして切り拓き舗装した道を歩きながら、すでに出来上がった仕組みを維持するために働いているのがSIerだ。技術社会を変えようと望む人は、是非他で活躍して、技術変化の波を起こし、俺をドロップアウトさせてみてほしい。

不正問題トヨタ擁護してる奴らマジでおかしくて笑うわ

「国が設けた基準突破しなければいけない」という出荷条件があって、それに従って皆やってるしトヨタも「突破しています」と言っていた。

でも実際には「こんなの無意味だろ」とトヨタはやってなかった。

それが本当に無意味であるというならトヨタは堂々と「こんなのは無意味だと思うのでやってません」と主張するべきだろ。

なんで「無意味だと思ってからやってないですよ。でもやったと言わないと出荷できないからやったと言いました」になってるねん。

これを「トヨタ技術者科学的に無意味だと判断したのだから無意味なのだろう。何も分かってない文官共がそれに合わせてルールを変えるべきであり、変えてこなかった文官が悪い」と養護するのはウルトラCが過ぎる。

もしも本当に変えるべきならトヨタは全力で「これはマジで無意味から辞めましょう。俺達は辞めます。辞めたうえで出荷します。それを不正だというならそうするがいいさ!」と主張するべきだった。

なんで発覚してから「ちーっす無駄だと思ってたからやってなかっただけですけど~~~マジ無意味なんで~~~~」とか言い出すねん。

こんなことする奴らの商品が信用できるのか?

こんな奴らの売ってる商品を信じるのは無理だろ。

だって車だぜ?

時速100kmで走る数トンの鉄の塊で、素人がそれにのって市街地をビュンビュン走るんだぜ?

そんなものを作っておいて「実は試験サボってましたテヘペロ。ゆーてあれマジ無意味でしょ?まあ分かる人には分かるし」とか言われても困るんだよ。

さも「AV女優処女なわけないでしょ。素人モノだとしても処女がいきなりAV出演とか人身売買を疑うべき案件ですよ」ぐらいの感覚でやっていいことじゃないんだよ。

なんでこれを擁護できるんだろう・・・

トヨタ必死言い訳するのは分かるぜ?

だってここで選択を間違えたら一気に会社が潰れる可能だってあるし。

よくわからん民間人がしゃしゃり出てきて「前から思ってたけど、無意味試験なくすべきだよね☆ゆーて公僕なんて定年まで働いても年収3桁で終わるような底辺ボンクラしかいないからそういう話を理解できる知能がないんだよねー☆だからサボるしかなくなーい☆」とか言い出すのは頭おかしいやろ。

お前、自分の子供がカビ生えた健康食品で死んでも同じようなこと言えるのか?

やってることのレベルマジでなんも変わらんから

2024-08-10

   裁判官人情のあるお手紙を書く人ではない。  法の原理に関する教科書をまずかき、その原理定理に基づいて技術的に構成され技術的な裏付けをもった法律の諸規定

 に対して、更なる技術解釈実施して判例という枠組みを作り、この規範を使うことにより、裁判を行い、法秩序形成する任にあるのが裁判官であるから裁判官はいわば、法のエキスパート

   専門家技術であるとともに、実務家であるから志村警察署ゴミが考えているようなものと法は別物である板橋区管内であると、法については、カス警察よりも、福祉行政板橋区

  の職員の方が、その内容について十分に知っている職員が多く、板橋警察署や志村警察署のような教養技能もないクズが集まっている部署であると人気を得られる余地はない。

 福祉行政板橋区法規課の職員に、法のエキスパートが集結しているのに対して、なぜ、志村警察署けが集中的に癌であるのかは分からないが、志村警察署には、巡査戸田勇哉と熊谷永華

   というがんの二大巨頭がある。

2024-08-09

イーロンめちゃくちゃなのに、技術者どうやって集められてるんやろ

日本だと、金出しても国内技術持っている人が居ないって状況だと思うんだが。

アメリカ場合、軍やNASAで、技術標準化団体でしっかり技術身につけている人が人材市場にいるってことよね。

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