「ネットメディア」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ネットメディアとは

2024-05-04

〜とのこと。 〜だそう。←これウザい

ネットメディアの頻用表現「〜とのこと。」「〜だそう。」

がとにかく不愉快だ。

従来型の「〜〜という。」「〜〜だという。」なら許容できるのだが、「〜とのこと。」「〜だそう。」はなぜかイラッとする。

「売り切れ次第、販売を終了するという。」◯

「売り切れ次第、販売を終了するとのこと。」×

「売り切れ次第、販売を終了するんだそう。」×

「〜〜のこと。」「〜だそう。」からは、「私はあくまでも人から聞いただけで、情報が間違っていたとしても一切責任は持てない」という責任回避を感じる。

大手紙の記事で「〜〜のこと。」「〜だそう。」はまず見かけない。「〜〜とのこと。」「〜だそう。」には能天気ネットメディア無責任さを感じる。

2024-04-10

anond:20240410195645

イチから学ばなければまったく理解できない“ドヤコンガ”

“ドヤコンガ”がやらかしてきたことは理解できた。が、「そもそも“ドヤコンガ”とは何者なのか」という点を解明しなければ話は始まらない。

「水瀬さんの裏垢疑惑が浮上した“ドヤコンガ”は、実際には“二代目ドヤコンガ”のようです」(前出のネットメディア編集デスク

伝統芸能世界でもあるまいし、“二代目”とはどういうことなのか。

「もともとネット掲示板などを荒らす“初代ドヤコンガ”というアカウント存在していて、そのハンドルネームを乗っ取る形で“当代ドヤコンガ”がメジャーデビューしているというのがネット上の定説です」(同前)

これが“ドヤコンガ学”の初歩の初歩、必須知識だという。

面白すぎでしょwww

この記者の文才がすごすぎる

そんな“ドヤコンガ”は井口裕香小倉唯鬼頭明里芹澤優伊東美来、内田真礼佐倉綾音といった他の人気声優たちを辛口批評していたとも言う。

井口さんに対しては『整形バラし』とも取れるリプライ小倉さんにはライブでの口バクバラし、内田さんにはライブブルーレイの売り上げマウントなど、結構な暴れ具合でした」(同前)

しかしながらネットメディア編集デスクによると、誰に対しても毒を吐いていたということではなく、大御所声優田村ゆかり水樹奈々については褒めている模様で、大御所以外でも早見沙織戸松遥悠木碧沢城みゆき等は高く評価しているという。彼女ら“大御所以外”の声優たちは水瀬と共演経験があり、“ドヤコンガ”は声優評価するにあたって技術面を重視する傾向があると同氏は語る。

ワロタ

この分析記事自体がすでに面白い

ヤコンガというドラクエに出てきそうな名前センスといい、センスあるよこの人

しろそっちの方向で売ってもいいのではないか

https://www.mag2.com/p/news/596595

2024-04-04

anond:20240404121440

拡散」を利用したらいいのでは?

例えば文春に誹謗中傷記事があった場合、文春は誹謗中傷になるがニュースサイトが文春の記事引用して拡散することは誹謗中傷にはならない

テレビラジオ拡散しても誹謗中傷にならない

Google記事検索可能状態にしておくのも誹謗中傷にはならない

増田がすべきことはネットメディアを作ることだ

2024-04-02

マッドサイエンティスト×方言

京都水族館研究室バイオハザードアンブレラ社っぽい、っていう話の画像の中でスタッフ関西弁云々ってのがあって、「この設備関西弁って面白いな」となんとなく思った。

関西ラボ関西弁なのはよく考えたら当たり前で、そこに面白さを見出したのは、(特にマッドな)ラボスタッフ標準語を話す、というステレオタイプを持ってることの現れだろう。したがってここでおかしいのはラボではなく自分認知である

とはいえラボ標準語っぽさはどこから来るのか。「自閉症津軽弁を話さない」という研究からすると、ASD者の特性が有利なマッドサイエンスでは標準語に偏りそうな感じもあり、なんとなく理系より文系の方が方言が強い感覚がある。(とはいえ私の通った大学理系もみな関西弁だったから、ラボ=標準語というのはまるっきりテレビ世界の話だ。)

そういうわけで、方言を話すマッドサイエンティストというキャラを作るのは面白いかもしれない。

その際、単に方言を話させたり、そのお国ステレオタイプを塗り付ける(例:軽薄な関西人、寡黙な東北人など)のでもそれなりに面白そうではあるが、ここにさらに「自閉症津軽弁を話さない」の理論を踏まえたそこのラボ方言が使われる理由のようなものを付け足しても良いかもしれない。

自閉症津軽弁を話さないのは、ASD者は会話よりメディアから言葉を覚えるからだという。

そうすると、そのマッドサイエンティストは組織に育てられ組織メディアで育ったのかもしれない。

組織は、言葉が違う=地域共同体的な側面があることからすると、政治経済支配する中央から冷遇される、「南部」とか「少数民族」とかであろうか。

しかしそんな組織の中だけで高度な先端科学者を育成するのは難しいから、その科学者英語圏中国留学したのだろう。だから母語標準語汚染されず、組織の使う方言のままになる。

何となくだけど、組織の設定も込みで、「方言を話すマッドサイエンティスト」キャラが出来てきた。

(余談だが、ASD者が方言を話さないのは会話よりメディアから言葉を学ぶからという理屈からすると、ネットメディアから言葉を学べばネットスラングに染まったASD者が発生しそうだ。理系研究室、会話でネットスラング使いがち問題の遠因だろうか。)

2024-03-04

僕達は天使(ステマ)だった

それはまだ背中羽根を無くした頃(Webメディアが今よりは多少元気だった時)の話。

私はとあるサイトライターをしていた。


今でこそWebメディア記事コタツ記事(取材を一切せず自宅から動かずに書ける様な代物)などと揶揄される事が多く

当時も似たような批判はあり実際に「ネットで調べた事をまとめただけ」で書かれた様な記事も少なく無かったが

ちゃんと実際に取材に行って記事を書く事も多かった。まだ多少は元気だったので少々ではあるが予算が出たからだ。


飲食店美容関係(店舗)の記事が多かったが、実際に記事を読んでお店に行ってみた、みたいなコメントが増えて行くに従って

お店の側から「ウチの記事も書いて欲しい」と依頼される事が増えた。


「そういうのは宣伝になるので…」と穏便に断る事もあったが、結果的に依頼を請けて記事を書く事もあった。

さすがに金銭の支払いは拒否したが、「じゃあ代わり」にと次回の食事代を無料にして貰ったり(実際に行かない事も多かったけど)

美容関係だと実際にサービス施術を受けてそれを無料にして貰ったり。

商品宣伝だと、試供品を大量に貰って編集チームの面々で分け合ったりした事もあった。

高価な電化製品だと、自分はやらなかったが、こっそりオクに…という人もいた。

今だとこれらは完全にアウト、コンプラ違反である


あくまでも「お金」を貰って記事を書いた訳では無いか問題無い――「という事」にしていたのだろう。

まだステマという言葉一般的では無かった当時でもちょっとこれどうなの?と思う事もあったが

依頼する側も請ける側も特に問題視はして無かったので、「そういうもの」だと割り切る様にしていた。

記事を読む人は、自分メディアが本当に良い、推せる!と思ったか記事を書いている、と信じていた人の方が多かったと思う。

記事を真に受けて大した事無い店に行って「実際に行って見たけど美味しかったよ!」とコメントを書くヤムチャみたいな人間は良い面の皮である


ステマ問題になり、遂にステマ規制法なる法律まで出来たが、今でもステマ「的」なネットメディアはそこらにある。

例えば「◯◯先生のあの漫画は凄い!」とか、□□グルメの誰それが今もっと推している!なんてのは大半がステマ「的」である

別に記事を書いて一記事いくら金銭提供される訳では無い。

記事を書いて宣伝する事により、別の媒体で誰でも(餃子みたいな坊主でも)書けそうな記事仕事を「対価」として与えられるか

紹介の「お礼」としてお店で「接待」されるなど、あくまでも「金銭」は伴わない形での利益提供を受けている。

寧ろインフルエンサーやら人気ネットライターやらを標榜する人間が、一切のステマ行為をした事が無い・利益提供された事が無いという方が不自然だろう。


ネットライターが某インフルエンサーを「ステマと指摘されたのは事実摘示名誉毀損である」として訴えたという話を聞いて

当時の事を思い返しながら罪滅ぼし的に書いた。

話を聞く限りは確かにステマ「的」ではある。消費者庁定義には引っかからいかも知れない。

しか一般目線からすれば「友人からの依頼で宣伝」「(人的資源の)利益提供

があったという時点で「ステマ?」と思う人の方が多いだろう。

(ちなみに先程帰宅してきた家人に聞いた所「えっ?(それ)ステマじゃないの?」とあっさり言われた。一般人はこんなものだと思われる)


ネットメディアという虚業界人からすればこれが「ステマである」と認定されたら

自分達のやってる事の大半がアウトになるから戦々恐々になっているかもしれない。


既にライターから足を洗って久しいし、今更自分に火の粉が飛んでくるとは思わないが

当時の自分達が書いた宣伝記事(PRとは書かれていない)を読んで真に受けたヤムチャからしたら

狼牙風風拳の一つでも叩き込みたくなる事だろう。


一般的に考えれば、例え金銭の支払い・商品無償提供が無かったとしても

何らかの利益提供を受けて「これが私の一推し!」などと、さも本人が良いものであるる思って推している

かの如く宣伝している時点でステマ臭いとは思うし、何より読者・視聴者に『不誠実』だよね。

出来れば法律ガチガチ規制するのでは無く、界隈の良心に期待したい所だけど……難しいよね、やっぱり。


だって僕達は天使(聖人君子)ぢゃ無いから……

EVアンチ記事ブクマが不自然に増えているなぁ

しかも本当のエネルギー環境工学機械工学自動車アナリストみたいなガチ専門性の高い記者評論家メディアはほぼなくて、微妙ネットメディアフリーライター、そんな人の記事ばっかりだ。

今時無料記事に誰かの意向が紐づかないものなどないという原則によると、とても気持ち悪い。

2024-02-10

anond:20240210015514

そうは言うがネットメディア記事を鵜吞みにして「これからマイクロサービスだ!」っつってIT素人経営者がやっすい外注に作らせたマイクロサービス採用案件に途中から入ったりすると地獄しかない。

あんな複雑で扱いづらいアーキテクチャを「これからスタンダードだ!」みたいに喧伝してた奴らは本当罪深い。

反省文書け。

2024-01-25

2ch + mixiが一番バランス良かった

今のSNSはバズりを狙いすぎてて面白くないどころか不快

週刊誌ネットメディアが幅を効かせててユニークさが全然ない

2chの「その発想はなかったわ」的な面白さとか「ゲス過ぎるやろお前」的な面白さとか

そういうのが全然いからつまんない

マジメな話もシンプルに身内だけで情報交換できればいいから当初のmixiがちょうどよかったよ

facebookとかで実名になると会社絡みの人とか出てきて全然面白くない

戻ってきてくれ、mixi

2024-01-09

情報源おかし人達

1.一次ソース公式情報公的情報

2.それを元にした記事新聞ネットメディア

3.2を用いたまとめや煽り記事

4.2や3に対するSNSコメントや反応

 

はてなーはいつも2ではなく1を見ようみたいに言ってる人が居る

でもたまにスレタイ速報だったり、3を用いてしまってる人が居ると思う

一方、世の中を見ると、ガチで4ばかり見てる人達がいる

SNS意見を見て物事判断しようとする人たちや

もっと酷いとそれを対立勢力ポジショントークと捉えて、4と公式を混ぜて話すような人達もいる

4ばかり見て「どっちを信じればいいかからない」とか言う人もいる

たぶんソースに対する距離感がないんだ、1が中心であって、2,3,4と遠くなっていくイメージをした時に、1と4を混ぜて語るのは、例えば友人と有名人を混ぜて語るのに近い

そういう距離感がない人が一定数いることに気づいた

これは5chやはてブではあまり見かけなかった層だが、SNSでは見つけることができる

そういう時に出てくるワード勢力名で、例えば「ネトウヨ」が頻出ワードだと思う

これは何かといえば、1や2を見ずに語ってるので、事実がどうかではなく「どっちが言い負かしたか」で世の中を捉えてしまっているからだろうと思う

2023-11-30

AI絵師達のAI絵への忌避について

AI絵を嫌う反AI達は「AIを使った作品は心がこもっていないか禁止するべきだ」と繰り返し主張している

既に生成AIクリーン化は実施されており、合法学習において絵師たちが蛇蝎のごとくAIAI活用者を嫌う政治的思想根底にあるのは

「手描きでなければ心がこもっていない」「手抜きである」というオカルト的な手描き信仰に基づく

  

しかし少しでも冷静に考えてみれば分かるはずだ

漫画スクリーントーンは手抜きではないのか?

デジタルツールを使って絵を描くのは手抜きではないのか?

手ぶれ補正は?変形ツールは?ブラシ機能は?

  

イラスト界隈はそのような新しい技術が出る度に「これは絵ではない」「使う人間邪道だ」と

排他的姿勢を露わにし、活用者を徹底して差別してきた歴史がある。現在AIイラストも全く同じ状況に置かれている

しか上記ツールはいずれも浸透し、今AIを親の仇かのように憎悪している絵師達も日常的に使っているもの

彼らも過去に幾度となく新しい物を否定する適応できない層から差別を受けていたわけだが、

過去無知な老人達に学ぶ事なく差別排除運動を繰り返しているのは愚かと言う他無い

奥 浩哉 @hiroya_oku

僕が3DCGを始めた頃もCGが心がこもってないとか言われてたけど、今はAIが同じこと言われてる。CGは許されたのだろうか?

  

プロであるクリエイターからイラスト界隈の村ルールには辟易しているようで、

リプライでも奥氏に賛同する形で反AI達に多くの批判殺到している

  

前回のコミケでは反AIと反AI絵師達はあらいずみるい氏への一方的AI使用疑惑をかけ(そもそもAIを使っていたとしても何の問題も無いのだが)

犯罪者呼ばわりなどの誹謗中傷集団で浴びせ、同氏から手描きの証拠提示されるという事態に至った

その事件Yahooニュースなど大手ネットメディアでも取り上げられ、反AIの異常な攻撃性と非論理的お気持ちが世に周知されたが

未だに反AI達はあらいずみ氏への誹謗中傷をしつこく続けている

  

このような振る舞いはもはや技術適応できない老害どころではなく、一種カルト信仰に近いものと言える

既にAdobe FireflyやDALL-E3により「イラストAIを使って作る」という認識一般化しており、

Windows搭載のペイントにもAIが導入される事が決定している

今後反AIの先細りと先鋭化はますます激しくなると予想されるが、認知の歪みが激しい彼らが

現実事件を起こすような事態に発展させない為にも

AI思想、及びそれに同調している絵師には警戒し、しっかりとNOを突きつけ関係を持たない事が推奨される

2023-11-28

客観的に見て増田民度ヤバイと思う

民度最悪と言われる5chやアフィブログですら

まだここまで酷くない。

年がら年中似たようなタイトルで似たような

話題対立煽りの罵り合いばっかり。

ここまで憎悪や怒りしか感じないネットメディア

珍しい。

好き嫌い.comと同じくらいの酷さだよ。

2023-11-18

羽生結弦過激ファンストーカーされて離婚した!!! ←文章読めないんか?

現在、様々なメディア媒体で、一般人である相手、そのご親族関係者の方々に対して、そして、私の親族関係者に対しても、誹謗中傷ストーカー行為許可のない取材報道がなされています。」

「様々なメディア媒体」が主語なんだから誹謗中傷ストーカー行為を働いたのはメディアだろ

過激ネットメディアパパラッチのことを、メディア誹謗中傷ストーカー行為って表現してるんでしょ

この人のファン過激なの多そうだけどこの文章ファンのせいにすんのは流石文章読めてないだろ

2023-10-30

婉曲表現が通じない人たち

2019年渋谷区ハロウィーン渋谷の誇りに」

2023年渋谷区渋谷ハロウィーンイベントの会場ではありません」

というキャッチコピーの違いを比較した画像付きツイート話題になっていた

https://twitter.com/bad_texter/status/1718499651136237587

このツイートめぐり

手のひら返し

「絶賛してたのに」

爆速矛盾

など、渋谷区ハロウィーン推奨から否定趣旨替えしたと捉えたであろう反応を複数目撃した

なるほど、渋谷区もより直接的な表現に変えるはずだ


多くの人は気づいていると思うが、2019年の時点で渋谷駅前を中心としたハロウィーン狂騒は問題化していた

(一部TVネットメディアは、暴れる新成人よろしくエンタメ消費していたが)

それでもハロウィーンのものや、渋谷純粋につつましくハロウィーンを楽しむ人たちを否定するわけにはいかない

そういった面に最大限配慮すべく考え出されたのが、2019年キャッチコピーであろう

からない人にもっとわかりやすく言うならば

ハロウィーン渋谷の誇りに(するために、飲み食いしたごみ路上放置したり、大声で叫んだり、喧嘩したり、暴れたり、破壊行為したり、道路占拠したり、警察の指示に従わなかったり、つまり人の迷惑になるようなあらゆることをやめましょうね)」

ということなである

それがこの4年の間に、新型コロナウイルス流行梨泰院(イテウォン)での悲惨事故など、婉曲表現お茶を濁すわけにはいかない事態が発生してしまった

2023年キャッチコピーは切羽詰まった渋谷区気持ちが最大限に表現されたものと言えよう

ただ残念なことに、ここまで切実に訴えても、ダチョウ倶楽部ネタか何かと勘違いした人や、日本語の通じない人や、そもそもキャッチコピーを見ていない人らが現実には沢山発生することになるのだが

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part1/3


 国税庁の最終面接のことを思い出している。大学四年生の頃だ。今までの面接は、無機質な長机とパイプ椅子のものだった。だがその時は、四角いどっかりとした檜机と、ふかふかの椅子だった。それでいて圧迫感のある面接であり、最後に「私達と一緒に働けますか?」と言われたのを憶えている。

 「はい。私でよければ宜しくお願いします」といったことを告げると、その場で最終合格が遠回しな言い方で告げられた。内定通知は賃貸アパートに届いた。

 こんなところに書くほどだから予想はつくだろうが、結構前に官僚を辞めている。仕事は大変キツかった(きっつー、というやつ)が、やりがいはあった。いつかは挑戦してみたい仕事もあった。

 思えば、大学3年生の春からコツコツコツコツと勉強を重ねて、やっと第一志望のひとつだった官庁合格できて、「やったー!」と無邪気に思っていた。案外こんなものだ。

 国家公務員課税部門)としての経験20数年しかないが、せっかくのシルバーウィークだ。ちょっと語ってみたい。今は税務コンサルタントとして働いているが、夏前に大きな仕事が片付いた。今は仕事を少なくしてもらっている。

 仕事のことを、はてな匿名ダイアリーに書いてる人を稀に見る。今回、私もやってみようと思った次第だ。企業との課税交渉協議録とか、個人法人の税額とかを載せない限りは大丈夫だろう。何かあったら責任は取るつもりだ。

 高橋洋一山口真由が自著で話している内容に比べれば、当日記はベジタブルのようなものだ。あの内容を出版して捕まらないなら、ここで書く内容など余裕でセーフだ。

 なお、私ははてなユーザーの中では年寄り(フミコフミオさんと同い年)である。古い表現があってもお許し願いたい。

 先に言っておくが、「霞が関に来なければ体験できなかったことは人生財産」とか、「国のために働いている自負があった」とか、「苦しかったけどいい仕事ができて国民のためになった~」といったことはあまり書かない。

 そんなに夢や理想のある官僚じゃなかった。僅かばかりはあったが。むしろ組織に負のイメージがあって、若い頃に限った語彙だと「こいつらクソ野郎だな」という感情を抱いていた。それで、40代になって数年後に転職した。再就職規制に引っかかる危険はあったが、グレーな方法突破した。

 当日記は、数パートに分かれている。できるだけ簡潔にまとめたい。以下、思い出を何点か挙げて回想する。



思い出① 税金とは何か?という問い

 中学生の頃から、「税ってそもそも何ぞや?」という疑問があった。大学に入ってからは、税理士資格を取るために勉強していたが、どれだけ勉強しても税への理解イマイチだったし、全科目に合格した後も結局わからなかった。

東大とか一橋大とか慶應とか早稲田とか、そういうい大学を出てるわけじゃない。偏差値50ちょっと大学だ。たまたま会計学講義を取ってみたら面白く、勉強にハマった。

 税とは、一般的説明だと、国や地方自治体国家の維持や発展をめざして、民間では供給されにくい公共的なサービス提供するにあたっての資金として「税金」を徴収している――ということになっている。

 だが、おかしいと思っていた。だって、国はお金自由に発行できる。地方自治体が言うのならわかる。あと、大昔だったら年貢を物納で納めてもらわないと国が維持できなかったはずだ。

 だが、現代社会国家がそんなことを言っても説得力イマイチだ。税金をとらなくても、別にお金を刷ったらそれでいい。金本位制時代を通り抜けて、今では発行された紙幣のものに信用がある時代なのだお金というのは、それがお金であるがゆえにお金だ、というトートロジーである

 増田民の人も、わかってる人はわかってるだろう。税とは何かが。ここで答えは書かない。気になる人は、Yahoo!知恵袋とか、Quoraで求めれば賢い人が教えてくれる。

 私が納得いかなかったのは、一応は国家公務員一種試験(昔だったら上級甲種試験)を通ってきたはずの人達が、入庁一年目だった私の質問に答えられなかったことだ。「そんな当たり前のことを聞くな」という人もいたし、「ここではちょっと…」と口を濁す人もいたし、「知らん。自分で調べろ」という人もいた。

 税を納めるのは当たり前のこと、ただ、その原理と言うか……そう、原理大事だろう。何も考えずに常識を信じていいのは中級者までだ。上をめざすのであれば、身も蓋もない本質を疑う必要がある。

 こういうことを私が言っても説得力がないので、ちょっと引用させていただく。

それぞれの原理を、その自然本性のかぎりで探求しようとしなければならないし、きちんと定義されるよう腐心しなければならない。というのも、原理はそのあとに続く事柄にとって、大きな影響をもっているかである。実際、原理は全体の半分以上であり、探求されているものの多くは、原理を経由することで明確になると思われるのである。 ニコマコ倫理学(上) P.62


 なぜ国民から税金を取るのか、という新人職員の問いに答えられる職員10人に1人ほどしかいなかった。思えば、この時からはいつかここをやめようと思っていたのかもしれない。

 実際、徴税国民みんなから集めたお金公共サービスに充てるため、というのはお題目だ。わかりやす国民を納得させるための。本来目的はほかにある。それに比べると、上の『お題目』はビックリマンチョコのおまけに近い。ウエハースだ。



思い出② 課税処分の難しさ

 トラブルになりかけた事例になる。詳細は端折って書く。専門用語は補足するか、日常的な言葉に言い換えている。

 キャリア官僚現場体験しないイメージがあるかもしれないが、別にそんなことはない。入庁二年目から普通に現場だったし、30才を過ぎて地方支局で働いてる人もいる。

 当時は、北海道某所にある国税局に勤務していた。一応は税理士必要な科目は残りふたつというところまで取っていたが、それでも実務は難しかった。勉強しないといけないことは山ほどあるし、一年目は税務の学校で学ばせてもらったが、実務に必要知識の何割も身に付いていない。税務の世界は広いのだ。

 最初の頃はひたすら、簡単事務とか雑用とか、先輩が受けた税務相談の回答案作りとか、上位機関から調査ものとか、庶務全般文書収受会議日程調整~飲み会手配まで含む)に、兎に角いろいろやった。

 すべて勉強になるとは思ったが、正直これは臨時職員がやった方がいいのでは……と感じるものもあった。まあ、とにかく新人らしく何でもやった。

 赴任して半年だった。とある先輩を経由して、それなりの事業規模の法人の税務申告を最初から最後までやらせてもらえることになった。同じ年代職員(※省庁キャリア)の中では遅い方だった。資本金結構ある機械メーカーだったかな。これまで当業務では、先輩方を手伝う立場として動いていたから、割とすんなりいくように思えた。

 申告内容は当然精査するのだが、日本課税制度は一応性善説でいっている。国民法人含む)が嘘をついたりごまかしたりしない、ということを前提にしている。その企業も、過去に税務に関して更正処分(支払う税額が誤っていると判断した場合に○円払いなさい、という措置関係トラブルを起こしたことはない。

 一応は提出書類を三周ほどしたところ、申告書類も、帳簿も、領収書請求書契約書(請書)も、通帳関係問題なし……それで、さあ決裁だといった具合に伺いをスタートした。

 先輩方の場合は、スルッと起案が通るようだったが、自分場合はそうはいかなかった。新人に厳重なチェックが入るのは当然だった。

不動産の項目がおかしい。取得した不動産価格常軌を逸して安い。税をごまかそうとしているのでは?」

 という、先輩及び直属の上司からツッコミがあった。上司を納得させないと、次に進むことができない。思えば、あの先輩は、このことがわかっていて私に振ったのかもしれない。

 当時の私の実力を超えた課題だった。頭を抱えたのを憶えている。あの時の思考過程を追っていこう。

 かくして・・・

 探求の旅は はじまった

 まず何をすればいいかというと、不動産価格がしっかりしたものかを調べればいい。正当な根拠のある価格であればいいし、不適当価格であれば……面倒なことになる。

 不動産売買にかかる課税額は、比較シンプルだ。普通法人税と同じで基本は定率である(税額表を見ればいい)。ちょっと賢い中学生でも実務ができるだろう。

 印紙税も、登録免許税も、不動産取得税(県税)も、固定資産税(市税)もそんな具合だ。不動産本体価格については難しい計算必要だが、焦る必要はない。市区町村にある固定資産税台帳には、固定資産税評価額が載っている。それを見れば、登録免許税の目安となる不動産価格がわかる。※固定資産税の納付書にも書いてある。

 それを根拠に……と思ったが、そんなに単純な話ではない。ならば先輩も上司ツッコミを入れたりしない。イレギュラーなケースなのだ

 その物件は、なんと固定資産税台帳に載っていなかった。そういう土地だった。登記簿を見たところ、字名がとんでもないことになっていた。奥地にあって、大昔は栄えていたのかもしれないが、今では地域まるごと誰も手入れをしていない。そんな土地だった。しかし、幅4.0m以上の道路は通っている。江戸時代の人が整備したと思われる。

 国税庁においても、外部公表している不動産価格の調べ方みたいなものはある(いわゆる路線価だが、当然奥地には路線価がない)。国でも地方自治体でも、不動産価格を求めるための要綱要領は具えているが、今回は通用しないのではないか。そういう案件だった。

 若かりし日の私は思案しつつ、先輩にも相談して上司に2つの案を出したはずだ。懐かしい。

 1. 比準価格(みなし計算のようなもの)を使って不動産価格を弾くと、今の数倍以上の価格になる

   メリット…適正と思われる税を徴収できる

   デメリット…上申や裁判等になった時に勝てる保証がない

       県や市町村にも情報共有や協議意見聞取が必要

 2. 今回は大した金額ではないため、相手方の税額を受け入れる

   メリット…百万にも満たない税額差であり、費用対効果を考えるべき

   デメリット相手方が悪質だった場合前例を作ることになる

 結局、2.の案が採用された。それで、起案はあっさり通った。協議相談をしたのは直属の上司までであり、決裁の責任者には上司が一声かけたくらいだ。それで新人職員の一件目である課税処分は通ってしまった。

 思えば、先輩や上司からすれば、最初から2.一択だったのだ。今の私の判断もそうだ。課税額の差として百万円にも満たない金額のために、そこまでの手間はかけられない。もっとかに日本の税務行政のためにやらないといけないことが山ほどある。

 一応弁護しておくと、現場で働く公務員には、「法適用裁量」と「エネルギー振り分けの裁量」がある。現場的な要素が強い職種だと、上司の指揮監督を受けるのが望ましくない場合がある。極端な例だが、警察官凶悪犯をパトカーで追っている最中に、スピード違反信号無視をしている者を放っておくのはやむを得ない、といった観点だ。

 余談になるが、国税局職員県税や市税の脱税を見つけた場合も、人や状況によって対応が変わる。情報提供する場合もあれば、見なかったことにする場合もある。

 それこそ昔の話だが、飲み会とある話を聞いた。ある個人納税者から地方税務署相談があったという。要約すると「1年前に出した赤字決算の申告書だが、実は黒字で、税金を納めないといけないことがわかった。どうすればいいか」ということだった。追加で納付すべき税額は、約30円のようだ。このままでは脱税者になってしまうと焦っていたらしい。

 その相談を受けた税務署員はこう答えたという。「実は、ボールペンとか消しゴムとか、事務用品を買っていたのを申告書に書いてないんじゃないですか? だったら、納付すべき税額はやはり赤字では? 問題ないですよ」と。※以後の話は不明

 課税処分はもちろん、どのような行政処分であっても費用対効果という観点が重視される。税収1万円増のために2~3万円をかけるのは議論余地があるにしても、20~30万円をかけるのは明らかに不合理だろう。

 テレビネットメディアはてなブログでは、公務員は何も考えずに税金支出しているイメージがあるかもしれないが、ちゃんと考えている人が多数派である。そこは信じてほしい。

 数年後、私は北海道から霞が関に戻ることになった。それから退職するまで、ずっと法人課税部門にいた。



 Part2/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201302

2023-09-23

日本が悲しい国になっている

ただの独法病院勤務医だけど神奈川田舎母子家庭に生まれたからか、昔は名誉欲と権力欲が強かった。横浜翠嵐卒業して東大法学部卒業して、在学中に司法試験国家公務員試験合格して、大蔵省自治省官僚を目指していた。金には全く興味がなくてエリート視、次官という肩書き陛下から頂ける勲章が欲しかった。

だけど、司法試験合格して東大法卒の事務次官さらに中高は私立の名門男子校なんて人はゴロゴロいるわけで、地元小中と県立出身自分じゃ「真のエリート」にはなれないなと諦めた。

その後内閣人事局というとんでもないオフザケ組織ができてしまったのでその選択は正解だった。

それからは「国立大学医学部教授」を目指して旧六医とされる地方国立医学部に受かったんだけど、大学在学中に新しい臨床研修制度が始まってしまった。県外出身の友人始め多くの同級生はそれを歓迎していた。だけど俺は不安だった。せっかく苦労して関連病院の多い歴史の古い国立医学部に入ったのに、その医局権威が揺らいでしまったら…と。

予想は的中し、今や国立医学部よりも設備の整った私立総合病院の院長がデカイ顔をすることもあり、大学医局に属したことのない医師名医と紹介されることもあり、極め付けに最初から稼ぎの良い美容外科を志望して入学してくる学生がいる。

医師官僚だけじゃない。情報化社会ネットメディアが進展すればするほど、金と根拠のない影響力だけを持った胡散臭い実業家インフルエンサー大口を叩くようになり、正当な権威権力を持った人間の影響力が次々と失われていく。

勲章よりも権力よりも名誉よりも、金や知名度容姿を求めるようになった日本が悲しい。

2023-09-17

ジャニーズ事変の後の時代はどうなるか?

スポンサージャニーズを嫌がる

テレビジャニーズが出づらくなる

ジャニーズタレント路線を諦め、アイドル業に専念し始める

テレビ以外の、コンサートインターネットに注力し始める

ネットメディアがそれを拾う

ジャニオタがそちらに流れる

テレビ視聴率が更に下がる

 

割と当たると思うこれ

2023-09-02

社会運動社会事件

事実捻じ曲げる団体が打倒されたり

監督機関監督機関ができた例は

やっと社会保険庁、原子力保安院桜を見る会コラボか…

コラボ事案はネットメディア使う人だったな

2023-07-30

大阪万博が中止にならない理由府民感想です)

本命IR統合型リゾート)なの。

大阪万博の開催は、夢洲へのインフラを国の金で整備するための口実でしかないってことは皆も知ってると思ってたよ。

府民からすると、IRやるってなったとき抱き合わせみたいな感じで出てきたから、説明されなくてもなんとなくわかったんだけど……。

関西圏東京のほうでは報じられ方が違うのかな?

あと、大阪万博を開催する理由として、「絶対に儲かるイベントから」って言ってたような記憶があるんだけど、これは俺の思い違いかな?

ネットメディア記事を見ていると、「今更どうして万博なんて……」みたいな開催理由がわからなくて困惑する主張だったりカキコミを見かけるんだけど、当時は儲かる(もちろん念頭には儲からいからと反発されてきた大阪五輪があったんだと思う)って話だったんだよ。

コロナだったり、ウクライナロシア戦争による資源物資の高騰、円安少子高齢化による建設業界の人手不足計算があわなくなったみたいだけどね。

ここまで読んでくれたかたの中には、そもそもその夢洲IRっていうやつが商業的に成功する見込みってあるの?

カジノってVIPルームの売上が収益の柱なんでしょ?

どこの国のお金持ちを相手にするつもりなの?

アメリカから連れてくるの?

マカオカジノみたいに、中国人富裕層相手にするために特化するの?

って疑問に思ったかたがいるかもしれない。

俺にはわかんない。

だってそれ、こっちのメディアでは大阪万博の成否よりもタブー視されてる話題から

2023-07-17

Amazon vs 俺 【開戦】

☆あらすじ

評価したらギフト券を渡す系の業者を何度通報しても、対応しないのでメールを送ったよ

これでも対応しなくて、マスコミに取り上げられたらブランディングリスクがあるようにしといたよ

本文👊

メールは【具体的なアクション】が得られるまで、【2023/8/20】まで【4回】にわたって送られます

アマゾンギフト券報酬としたレビュー要求取締り要求

メールは、賄賂レビューへの対応を求めるものです。

2023/8/30】までに【Amazon調査を行い、適切な措置を講じました。】という措置内容が不明文言以外の【具体的なアクション】を求めます

それでも対応がなされなかった場合は、BuzzFeedなどのネットメディアマスメディアTwitter/YouTubeアカウントに本件を報告いたします。

☆これは何を意味しますか?

メディアに下記のような取り上げ方をされる可能性があります

Amazon日本支社は、レビュー不正問題認識していながら、対処をしなかった。

Amazon日本支社は、顧客からの問い合わせを処理できる体制を構築できていない。

また、本件を対応しないと判断した担当者Amazon本社から説明を求められる可能性があります

☆【具体的なアクション】とはなんですか?

Amazonセラーセントラルにおいて、「高評価を条件としたギフト券オファー禁止」を周知する

消費者から通報があれば、FBA在庫調査し、ギフト券オファーがある商品ASIN廃止業者改善を促すフローを敷く。

質問があればいつでもお聞きください。

対象商品

注文日:2023/xx/xx

注文番号:xxx-xxxxxxxxxx-xxxxxxxx

添付写真が高評価を条件としたアマゾンギフト券オファー証拠です。

よろしくお願い致しま

2023-07-09

anond:20230709001931

少なくとも今でもアニソン特集あれば取り上げられる定番だし視聴者の評判も悪くなかったはずなのにな

アニメ話題が出てから急にネットメディアがサゲ記事を量産し始めた感じ

2023-07-02

続 岩永直子さんが退職するエントリーを読んだ人たちに

前 https://anond.hatelabo.jp/20230702201919

PCR簡単説明

タカラバイオ社が説明書とマニュアル類を公開しているので暇な時に是非読んで欲しい。

https://www.takara-bio.co.jp/research/prt/guide.htm

 

素人簡単説明すると、PCRはポリメラーゼ(核酸合成酵素)チェーンリアクションの略で、DNAが分裂したりRNAに転写する酵素を使ってDNA/RNAの一部分をどんどん増幅させちゃおうという検査だ。試薬プライマーという)の中に増幅させたい塩基配列の一部に反応する成分を入れておく。で、この成分に蛍光剤をくっつけておくのだ。

PCR機械がやってる事も単純で、最初に一瞬95度まで加熱する。その後冷えたら65度加熱→冷却をずっと繰り返す。こんだけ。

最初の95度でDNAをほどいて一本ずつにする。65度は解けたRNAの一か所にプライマーが引っ付く。細胞内でタンパク質合成する時と同じだ。プライマーには蛍光剤が引っ付いてるから紫外線を当てると光る。DNAは小さくて顕微鏡じゃないと見えないが、こうすることでカウントされ易くなる。カウントされたら陽性だ。

リアルタイムPCRはこの増加量をずっとカウントしている。TV映像などでモニタ画面に線グラフが出ているのが映るだろう。

 

シーケンサーとの関係プライマー会社

PCR大分から広く使われていて、食品メーカー飼料メーカー、酒蔵など、生物由来のものを扱う会社ではお馴染みで、サンプルを封筒で送る事もある。

こうなったのはDNAシーケンサーの開発が関係している。

90年代米国のヒトゲノム計画というのがあって、人間遺伝子配列を全部読んでしまおうという計画だ。最初PCRで少しづつ読んでいたのだが埒が明かない。そこで自動的配列を全部読んでくれるDNAシーケンサーが開発された。

当然シーケンサーはヒトゲノム遺伝子配列)だけじゃなくてウイルスでも生物でも何でもかんでも読めるからゲノム読み競争が勃発。あらゆる生物DNAシーケンサーに掛けられた。ここでバカ高い試薬が大量消費されるようになったので、その市場目当てにバイオベンチャーが続々と参入した。その一つタカラバイオ焼酎宝酒造の子会社だ。

ゲノム読み競争が加熱すると色んな生物配列が確定する。するとPCR有用性がぐっと増す。ある部分の配列がその生物に特異的だ(他の生物には存在しない)という事が判る。検索してヒットしなきゃいいわけから

からPCR産業的に実用で使う事が市場した。タカラバイオなどはこの市場に合わせてPCRプライマー中心に業態を転換した。

他の化学検査と違って存在しないDNA配列は増幅しない=特異度100%偽陽性無し、チェーンリアクション、つまり何度も反応を重ね掛けするので採取さえされていれば増殖可能=感度ほぼ100%という特徴があるから非常に使いやすい。コーンスターチのレーンにアレルギー物質海老の殻の粉が落ちていても拾いだすし、プリオンというタンパク質が原因の狂牛病では、プリオンは検出できないが同種の動物の体が混入されていないかという形で活用できる。

 

間抜けな医クラ達は「PCR検査には熟練技術必要検査技師にも感謝」とか道徳の授業みたいな結論にしていたが、添付されている画像リアルタイム機のモニタの線グラフだったりした。

熟練技術でやってたのは90年代の事であってその機械現在のモノだという事が判ってない。更に彼等の勤務先にはPCR機が導入されていたりしたのだ。検査技師に話を聞いたらどうなんだ。

 

増田ペットで鳥を飼っているが、90年代にPBFDという原因不明難病流行した。鳥のエイズである

これが2000年になると原因ウイルスが判明、これはシーケンサーの開発による。

2003年頃になるとアメリカで「遺伝子検査」が出来るようになる。PCR業者の隆盛だ。

最初は「間違って要請になる事も1%程度あります」と書かれていたが後にこれは無くなった。特異度100%国内代理店に知れ渡った為だろう。

 

こういう風に2000年以降シーケンサー開発により遺伝子工学が一般化して来ていたのに岩永らは勉強不足で知らなかったのだ。タカラバイオ初心者向け説明書を公開しているのはそういう為なのだ活用するのは研究者だけじゃないからだ。

日本では健康保険適用での検査活用が遅れている為に、他業種の人たちから盛大にツッコミを食らう形となった。医療特別知的上位であるという驕りが学びを怠らせたのだと思われる。医療特別さは社会的責任にある。

 

失敗してはいけない時というもの

一生に一度の知見が問われる場面で勉強不足で仕事の道具の事を間違えてミスリードした上にあれだけ説得されても無視してブロックし、ネットフィルターバブル悪用して支持者の間では無謬イメージを保持し、まともな選択をした医学部に犬笛拭いて攻撃し、メディアディレクター地位悪用して部下に擁護させて防疫に背を向けておいて、医療記事が書きたいとか、ずぽっと脳カテーテルがしたいとか言われても、頼むからもう止めてくださいとしか言えない。他に仕事あるでしょ?

宗教学者島田裕巳オウムに抱き込まれて騙され、「サリン事件オウムじゃない」という記事を書いたところ、雑誌販売日に警察サティアン大捜索が入り、大捜索中継中に「サリン事件オウムじゃない」の雑誌本屋に並ぶという大失態をして世間の怒りを買い、大学を追われてしまった。

昭和石油民族資本石油会社だったが新潟地震コンビナートが壊滅して経営破綻ロイヤルダッチシェルに買収されたが、地震時に支社長だか工場長が連絡取れなくなった。不可抗力だが彼は最後までまともな仕事が与えられなかった。人事に「申し送り」が付いたからだ。失敗したら終わりという瞬間はあるのだ。

今回のBuzzfeed身売りではどうかわからないが、一般的にはコロナでの岩永の振舞いは申し送りが付くものだろう。

 

発足当初のBuzzfeedネットメディアにないクオリティで注目を集めた。だがコロナでの報道でそれらは全て帳消しだ。最初から無かった方が良かったというレベルだ。ファクトチェックを自社記事に向けるべきだった。

 

岩永読売から転籍で、反ワクチン連中の抗議で左遷されたと書いていてそれに同調する人が居る。だが広告出稿元の抗議とかでもなしにそんな有象無象の抗議で大新聞社の雑誌左遷まですると信じられるものだろうか?そんな馬鹿な。

思い出したのは山口敬之が語っていたTBS退職理由だ。新潮報道前、山口夕刊フジなどに「韓国慰安婦取材をしたらTBS韓国軍の圧力に負けて握り潰されそれを文春に持ち込んだら帰国させられ報道から左遷された」と言っていた。そんな馬鹿ストーリーがあるか。

果たして新潮記事が出ると、警察帰国日と帰国便を知っていたので令状を取って空港に張っていた。どこから知った?TBSである事件捜査を受けて特派員解任、帰国便を教えたのだ。

一般論としてもたかが反ワク抗議で左遷なんて信じられない。彼女コロナ禍での振舞いを見たらなおさらである

お金しますと言っている人はBuzzfeedメディカルコロナ初期の記事群、やまもとの動画タカラバイオ説明書群を読み、ツイッターで「岩永直子 ブロック」で検索してからでも遅くはないですよと申し上げておく。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん