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はてなキーワード: IVSとは

2023-09-05

Web3ヤーたちはどう生きるか

Not Financial Advice。個人的メモ、現状の文字起こしと雑な未来予想。自分Web3ヤーとして整理したかった。

ビットコイナーが望まない形でBTCがATHを迎えるシナリオ

根源的にビットコインは規制禁止することはできないので、できるところから規制されるトレンドは今後も続くだろう。目下、短期ナラティブETF承認であるAML/CFT観点ビットコイ現物流通はなるべく制限したい規制当局側と、ビットコインのエクスポージャーが欲しいだけの大多数の投資家の思惑の両方が、現物ETF承認という形で結実するのである。その後、ビットコイETFが高い流動性を持つようになれば、既存金融機関ビットコイETF担保にした金融サービス派生金融商品を展開できるようになる。

また、大手マイニングプールと、(すでにマイニングプール株主となっている)ETF取扱金融機関提携する未来もありえるだろう。例えばマイニング収益プール参加者ウォレットアドレスに引き出されることはなくなり、プール参加者証券口座ETF残高として入金されるようになる。これはプール参加者規制当局どちらにも利点がある。プール参加者にとっては、ブロックチェーン手数料秘密鍵保管といったブロックチェーン特有リスクを負わなくて済むし、ビットコイETFを通して既存金融多種多様流動性へ容易にアクセスできるようになることも喜ばしい。規制当局にとっても、本質的規制できないマイナーとBTC現物が切り離されることは喜ばしく、win-winなのだ。すでに大手マイニングプールマイナーにKYCを求めているので、マイナー分散思想よりも規制された安定を選んでいる。マイナー投資家保護環境の整ったETFに乗り換えるのは合理的選択なのだ

ビットコイナーの思想とは相反するものの、市場原理とは相反しない力が優勢となって働くことで、ビットコインはATHを迎えるのである

少数マイナーの寡占は問題か?

先日Twitter話題になっていたので急遽追加する。

マイニングプールが結託して51%攻撃を起こすことは、マイニングプールにとっても合理的ではないので、少数マイナーの寡占状態が直接的にビットコインを破壊に導くとは考えにくい。しかし、大きな金額を動かさないといけない巨大プール既存金融保護されざるを得ず、規制圧力に対しては脆い。同じ51%でも1 ✕ 51よりも25+26の方がCensorship ResistanceやOpennessといったブロックチェーンの本源的な価値は損なわれやすい。なのでマイナーに寡占が起こることを問題視しないのも間違いである。

ツイートの人の反論もあるので一応参考程度に

https://x.com/nook_ethereum/status/1696476655475171759

仮の話だが、完全に当局規制を受けてコーポレートが牛耳る、本源的な価値を失ったビットコインが、too big to failな状態ゾンビ化した時どう振る舞うのだろうか?そのタイミング古参クジラ離脱して一時的に売り圧が発生する気もするが、そのままトリクルダウンとなるほどのトリガーかというと分からない。これはビットコインに使われる暗号の危殆化などのリスクと一緒で、起こるまで想像ができない。そのフェーズP2P電子決済システムビットコインという壮大な社会実験重要ハイライトになるに違いない。

Drivechain

ビットコインのブロックスペースを使って、レイヤー2上で好きなブロックチェーンを誰でも立てられるようにする新機能。まだ提案段階の機能だが、賛否両論を招き、界隈を真っ二つにしている。

https://www.drivechain.info/

ちょっと前に流行ったStacksの仕組みと異なり、BTCを子チェーンにオプトインするような仕組みも備える。もちろんオプトアウトもできる。

ただし、Drivechainが認められると、ビットコインのスケーラビティを向上させるソリューションとしてのLightningネットワークの意義がかなり失われる。Lightningは”P2Pで”高速決済したい人が使うための機能という、かなり思想が強い人向けの錆びついた技術になり得る。

Drivechainの提案自体は昔からあったが、最近になって流行り出したのは単なるナラティブ作りであろう。ordinalsやStacksもそうだが、新しい技術はそれだけで盛り上がりやすい。ordinalsの場合だと、昔から追っていた人は、自分が優位でいられる情報非対称的な時期に、短期で出口流動性イナゴ養分)をたくさん集めて、たんまり儲けて売り抜けることができた。

ちょうどBitcoin, not Cryptoな時期で、Drivechainのような特大アップデートがあればナラティブとしては強力だ。しかし、だからこそ、どうしてもDrivechain利権存在を勘繰ってしまう。Lightning利権とも対立しそうだ。

Lightningはビットコインにマルチシグだけあればできる機能だが、Drivechainはソフトフォークとは言え、これだけのために新規のオプコードメッセージの追加など、開発リソースをかなり費やす大幅なアップデートなので非常に図々しい。ソフトフォークをexcuseにすればなんでもありだと言うわけではない。

今更dAppsが走るサイドチェーンを作っても、Ethereumで起きているようなゴタゴタをビットコインに持ち込むだけで、Bitcoin, not Crypto神話を汚すだけになるだろう。

DeFiはDaFi(Dark Finance闇金融)へ

実質管理者のいるDeFi規制煽りを受けて存続は難しくなっていくだろう。ハッキングインサイダー、スキャム(詐欺)、ラグプル(持ち逃げ)から投資家保護できないファイナンスは、たとえゲイリーゲンスラーSEC長官を退任したとしても長期的には必ず規制対象になる。また、そうはならなくとも投資家の方から勝手離脱していく。

しかしながら、オフショア規制の及ばないチェーンを舞台に、リスクを恐れない投機家の間でDaFi(Dark Finance闇金融)に転じたDeFiがしぶとく生き残るのはどうしようもない。

ただ、そのようなDeFiはもう社会生活金融インフラになることはないだろう。結果的に今のDeFiはDaFiかCeFiに分岐していく。

CeFiの意義

CeFiという語彙は以下のツイートから使わせてもらった。ブロックチェーンを使っているが、規制もされている金融サービスくらいの意味だ。

https://x.com/kimurayu45z/status/1695988782871498898?s=46

ブロックチェーン上の金融サービス規制をかける場合、どのようなものになるだろう。まずCeFi事業者に対する当局による管轄投資家のKYCは必須になる。そうなってくるとブロックチェーンでやる必要はあるのかいよいよ分からなくなってくる。かの有名なWhy Blockchain?の声がまた聞こえてくるのだ。

少なくとも、トークンガバナンスするような機能プロトコルに組み込む必然性はなくなり、ガバナンストークンは株や証券に近いものになっていく。また、仮にアプリケーションどころかL1チェーン自体規制されれば、PoSなどのトークンベースコンセンサスアルゴリズムはもはや茶番になる。

ユーザー目線でも、KYC済みのアドレススマートコントラクト登録してまで、入札や取引したい投資家がどれくらいいるのか今のところ分からない。

もしもかつてのDeFiバブル違法事業者非合法的な取引で盛り上がっていただけの幻想だった場合、KYC後のクリーンなCeFiにどのような実需があるのだろうか。

MEVは重い問題

MEVというのは、ブロック生成者が承認前のブロック内の取引を盗み見れることをいいことに、他人取引を先取りしたり、順序を利己的に入れ替えることが可能である性質から生じる、ブロック生成者が独占できる収益源泉のことである

筆者は以下の記事勉強させてもらった。

https://keccak255.substack.com/p/mev

https://mirror.xyz/0x95d7660ceb04b402fdBAf112a8278980335616d4/aDB1Zh4ybztR3DJsY1pgoK8h63wH05PlOMOEj0zvL3U

MEVがあるせいで、ブロック成行為が中央集権化しやすくなったり、ユーザーサービス体験が低下したりするため、dAppsが動くブロックチェーンにおいては重要課題だ。

もちろん技術的に解決するSuaveのようなソリューション提案されているのだが、分散化にメドがたっているわけではない。また、問題が外部化するだけで本質的解決にはなっていないのではと思う。

Suaveについて参考までに

https://writings.flashbots.net/mevm-suave-centauri-and-beyond

また、MEV利権がすでに巨大化している政治的事情もあり、問題はかなり複雑化している。このように込み入った問題を、さまざまなステークホルダーの思惑が入り混じる、非効率的分散ガバナンス解決するのは前途多難と言わざるを得ない。

チェーンのTVLが巨大化し、RWA(real world assets)などのMEVファクターがチェーンのエコシステムの隅々まで組み込まれれば、MEVがもたらすマイナス・サムの影響はユーザーにも感じ取れるくらい甚大なものとなるだろう。さらに、可視化できないリスクを嫌う大手投資家の参入を阻むことにもつながる。

そうなったときパブリックブロックチェーンの夢は雲散霧消するか、中央集権正当化された世界でregulatedなブロックチェーンが生き残っていくかのどちらかになる。

DeFi社会限界

一旦DaFiやCeFi、MEVのことは忘れて、全てが解決して、DeFiがそのままメインストリームになった社会を想定してみる。そこで注目したいのは、チェーンに閉じたDeFiでは信用創造ができず、分散型ステーブルコインなどの場合は常にover-collateralized(過剰担保)させなければならない点だ。つまりロックされた資本以上の価値市場に再投資されない。原資本は再投資のたびに指数関数的に薄まっていく構造になってしまうのだ。

そのような先細りの金融インフラの上に展開される資本主義及び自由市場経済社会が、規制された金融に基づいた現状の社会よりも、高い資本効率経済成長率を達成できるのかは甚だ疑問である

一昨年のDeFiバブルの正体が、USDTなどの法定通貨担保型のステーブルコインがチェーン外から流入することで起こったに過ぎなかったのだとすれば、DeFi世界はCe要素なしには拡大できないということになる。実際、USDT、USDCなどの法定通貨担保型のステーブルコインの時価総額無視できないほどに巨大だ。そういった規制アセット流入なしにはリターンが期待できない構造的欠陥がある限り、DeFi規制を拒んで信用収縮の道を選ぶか、信用創造のために規制を受け入れてCeFi化していくしかない。

ブロックチェーンイノベーションなのか?

分散自己主権といったブロックチェーン思想を全く気にしない大多数のユーザー目線で見ても、国際送金や金融取引が瞬時に透明性高く行えるブロックチェーンが便利なのは間違いない。しかし、それは既存金融サービス規制というかなり重いハンデを付けられた状態で戦ってくれているからそう見えるだけで、ブロックチェーンという技術自体イノベーションからではないのではないか?つまり、仮に規制の側が妥協して、金融業界リバタリアン並みの自由化を勝ち取った時、ブロックチェーンは、例えばApple銀行のような大規模なWebインフラを使った金融サービス技術として勝てるのだろうか?

もしも、ポンジスキームやスキャムであることが明らかなミームトークン、発行主体を名指しできるXRPや、ガバナンストークン全般が、規制されない(もしくは証券ではない)と判決された場合Apple銀行プログラマブルトークン発行プラットフォームを立ち上げればブロックチェーン競争に負けてしまうのではないか?秒間取引処理数が少なくて、手数料も高く、ウォレットも使いにくいブロックチェーンの優位性はどこにあるのだろう?

とはいえ実際に既存金融が完全自由化することはありえない。あり得るのは、既存金融業界ブロックチェーン業界が融合していく中で、その両極からの声を取り入れながら、長期的には両者の境界線が最も曖昧となるような規制環境が整備されていくシナリオだ。それはトークン証券化かもしれないし、証券という概念が古くなるような全く違う新しい法概念規制フレームワーク誕生かもしれない。そうなったとき果たしてブロックチェーン技術市場競争力を持つのかは、改めて問われなければならない。使いやすさより分散思想を優先するユーザーなんて殆どいないはずだ。

日本海外Web3コミュニティ

日本Web3界隈は、昔から霞ヶ関巡回する界隈と海外組の界隈に二分されていたが、最近海外からの出戻り組が増えてきたように思える。かつてJapan色がなかったAstarが最近Japanを押し出すことが増えてきたので、これも出戻り組と言えるだろう。京都で開催されたIVS Cryptoでは、かつての海外組が、今後は日本にもコミットしていくしたたか姿勢も見せていた。

Astarが政府機関やJTCと手を取り合って、提携関係や共同研究関係を結び始めたときは、何をしているんだと正直思っていた。しかし、当時から規制側に歩み寄らなければブロックチェーンは存続できないと読んでいたのか、単なる嘘から出た誠なのか、こうなった今では一定妥当性が理解できる。

とはいえ規制と近づきすぎるとパブリックブロックチェーン特性邪魔するはずなので、その擦り合わせは茨の道だろう。Why Blockchainの最前線で闘う姿勢評価したい。

渡辺氏も、もしAstarがダメになっても、日本は偉い人と仲良くしておけば何とかなる国なので、かつてのホリエモンのような毒を出さなければ、どこかしらの利権に入れてくれるだろう。そこら辺を踏んでいるのか、彼のポジショニングは上手いなと思う一方で、FTXのサムが破滅直前まで政府蜜月関係を結ぶのに奔走していたことを思い出させるから少々怖くもある。当局に近づくと不透明性が増すので、個人的にはまだASTRに買いを入れる勇気が持てない。

さて、クリプトコミュニティ一般の話だが、これも昔よりは成熟してきたと思う。悪しき通貨自然淘汰される市場原理が働いたというのもあるが、個人の中にも、かつては歯に衣着せぬ物言いオピニオンリーダーになったインフルエンサーが、今ではバランスの良いコメンテーターになったりと、心境の変化なのかポジショントークなのか、変化を感じざるを得ない。日本人垢にも外国人垢にもそんな人は多い。

例えばVitalik氏は、かつては大衆向けに過激なことを吐いていたが、最近難解な理論提示にとどまり過激な使い道を見つけるかどうかは受け手自由ですよ、という我関せずな態度に改まった。

しろ危ないのは、陰謀論界隈や極右派をバックにした米国会議員をはじめとするすでに過激コミュニティが、ビットコインやWeb3に活路を見出そうとしていることだろう。余計なポリコレリスクを抱えると面倒である

Web3ヤーたちはどう生きるか?

このタイトルは煽っているように聞こえるかもしれないが、流行りに乗っただけで煽ること自体は本意ではない。ジブリのあの映画を見た頃、こんなこと考えてたんだなぁと後でエモくなるための筆者なりのギミックなのだ。もし不快な思いをしたクリプトに携わる人や投資家の方がいれば、そこは大目に見ていただきたい。

また、ビットコイナーは Permalink | 記事への反応(0) | 21:52

2020-05-29

行政機関日本語文字処理に関して愚痴

誰も見てねえだろうからここでロバの耳する。

日本語扱う行政機関向けDB漢字扱うについて、汎用機時代IBM/日立/富士通が引っ張ってたのがいわゆるラックサーバ時代になってIBM富士通が少し引っ込んでMSSun(現オラクル)がクライアント表示やos絡みで関わってくるようになり、プライベートクラウドでの処理前提になってきたとこでOSDBエンジン、あと電子文書対応って点で富士ゼロックスアドビが加わって『外字死んで欲しい』に至ってんだと認識してます

日本縦書き法文のレイアウトにつおいジャストシステムキーエンスに売られる前に前述のコンプレックスに参加してたこと、ユーザデータ形式意識しなくていい電子文書フォーマット確立したアドビが加わった、これで前世紀末に始まった外字無くして文字化けくそうという文字基盤が成立したわけですが、IVS/IVDでやるって決まってDBエンジンクライアントOS対応してんのに10放置されて今に至るんですわ。

MSなんか「もう知らん」言ってるわけで、今後感染症対策としての電子文書交換とかって話、どうやってやれってんですかMS明朝マンセーな連中にIPAmj明朝使えって言ったらうちの役所での規定フォントじゃねえとか本気で死ねよだからイントラネット内に.localでサーバ建てるとかできるんだよなそりゃ鯖トラブル原因なんて不明言われるわいい加減にしろっての

2017-11-22

オリバー君

オリバー君 - Wikipedia

このときホテルオリバーの世話をしていたのがIVSテレビアシスタントディレクターだったテリー伊藤であるテリーは糞尿を垂れ流すオリバーに腹を立て、殴る蹴るの暴力を振るった結果、オリバーテリーに恐れをなし、二度と視線を合わせようとしなくなったとのことである

見世物として飽きられてしまった1980年代末になると、今度は化粧品会社実験所の1.5メートル四方の小さな檻で7年間を過ごした。狭い檻の中でオリバー発狂して暴れまくることが多くなってしまったという。

オリバー君来日の際、東てる美が「オリバーくんの子供を産みたい」と発言

晩年は目がほとんど見えず、歯も無く、関節炎に苦しんでいたとのこと。2012年6月に死亡した。

5年前まで生きてたんだなあ。

合掌。

2017-03-01

IT起業家嫌い

大学時代、知り合いに誘われて行ったIVSというイベントで、上場ゴールの人がべらべらと中身のない話をしているのを聴いて嫌いになった。上場ゴールの人はもちろん、ああい価値観を共有してる集団に対する嫌悪感がすごい強い。

2016-12-11

人工知能という言葉のうさんくささ

とあるITベンチャーに勤めてる中堅エンジニアだけど、最近人工知能という言葉のうさんくささに呆れ気味。

特に渋谷に拠を構える某求人系の会社だとか、他にも多数求人系の会社人工知能を使っているなどとのたまっている。

またIVS 2016 Fallファイナルにも人工知能で云々というのを打ち出しているところもあったけど、本当に人工知能なのか?

そもそも人工知能はなんなの?

一般的想像するのは日本マイクロソフトが開発した女子高生AIりんなだったりすると思う。

機械学習遺伝的アルゴリズムならばまだ人工知能と言ってもいいと思うけど、

他のところが言っているのって下手すると条件分けしましたとかじゃないの?

流行ってるキーワードからそう言っておけば食いつくだろうっていう気持ち悪さ。

ロジックをちゃんと説明している会社ほとんどないよね。

ガチャバイラルメディアという言葉と同様に、

welg問題によってキュレーションという言葉が負のワードに入ったけど、

人工知能が負のキーワードに入る未来がそう遠くはない気がする。

2015-12-16

暇だねー

IVSCTOだけのイベントで二泊三日とか、世の中のCTOそんな暇なんですかねー。

こっちはクソ忙しいのに一人だけのうのうとされてるとか呆れてしまう。

次の会社いくときIVSCTOイベントいったことある?と聞いてみよう

2015-06-15

IVS(Infinity Ventures Summit)の価値って?

IVS(Infinity Ventures Summit)という、ベンチャー企業経営者投資家に向けた招待制カンファレンスイベントが、6月10日(水)・11日(木)・12日(金)に、宮崎県で開催されました(年2回、札幌とか京都とかでもやってる)

実際ご招待といった感じではないんですが、参加する機会を得て初めて参加してきたので感想と、特に継続して参加されている方に質問を見てもらえるといいな、と。

①なんぜ宮崎

宮崎じゃなくていいでしょ、3日間でなくていいでしょ、と思いました、率直に。

上場企業経営者なら4半期決算3月決算なら本決算)のIRだったり、3月決算会社なら株主総会の準備でみんな忙しいんじゃないんですかね?

開示がなかったとしても3日間、移動時間も入れれば下手すりゃ4日間、みんなそんなにヒマなの?

正直、宮崎でやるということに、時間費用無駄は感じましたが、メリットは感じませんでした。

②高額な参加費

参加者属性によって違うんですが、10万円とか20万円とか、すんごく高いんですよ(参加費は非公開だったはずなのでこのような書き方です)、もちろん宿泊交通費は別。

ベンチャーってそんなことにお金使っていいんですかね?少なくとも私はそうは思いません。

で、その対価としてあの高級ホテルの豪華パーティー、豪華食事、豪華装飾、あれがベンチャーイベント必要なんでしょうか。

少なくともイベントの内容という本質には、全く関係ないですよね。

いくら豪華といってもひとり10万、20万という費用と比べれば、相当儲かってると思うんですが、どうなんですかね(笑)

割高、割安、といった基準相対的ものなので、IVSにそれ以上の価値を感じている方々が継続して参加されているんだろうな、とは思いますが、

私にはそれがなんなのか、いまも理解できていません。

③内輪感がハンパない空気と、まだ成功してないのに壇上から語る人々

お金を払って参加するメンバーも、登壇するメンバーピッチ審査員固定化がすごい、ネットベンチャー投資家の仲良しグループ。もうこれ東京飲み会やってりゃいいじゃん、って思います

新しい出会いなんか到底期待できないし、こういった仲良しグループに加わりたいと思ってもお仲間バリアがすごくてとても入れたもんじゃない。

で、登壇する方の多くはベンチャー経営者だったりするわけで、まだ成功の途上な方々なわけです。

ご本人たちもそれは自覚があるんでしょうが、「おいおい、いまお前が語るのかよ」というテーマが多いです。

若き経営者経験も浅いですから、話も当然ヘタクソな人が多くて、とにかくつまんないんですよほんとに。

例えば海外成功する方法をまだ成功していない人が語る、良い会社の作り方みたいなことを良い会社だとかあんまり思えない(良い会社だと聞いたこともない)会社経営者が語る、みたいな。

パネルディスカッションテーマ設定もマンネリっぽいし、登壇者のチョイスも微妙すぎる、登壇ハードル低すぎないですかね、10万とか20万とかとってるんですよこれ?

参加者が多すぎて情報価値がない

招待制とか高額な参加費とかのハードルがあるにも関わらず、700人参加とのこと。

700人が入手する情報って、基本的価値が無いですよね、ネットでもガンガン共有されてるし。

雰囲気とか直接聞けるメリットかいうなら、コストは合わないと思います

(やっぱり私が貧乏からですかね、でも3日間という時間コストだけでも合わないと思います

ピッチコンテストで根回しが必要だ、という新しい価値観

ピッチコンテストで優勝された方は、審査員に奢りまくっただの、事前アドバイスを受けただの、メールやらでお願いしてただの、やれることは全部やった!と、受賞してすぐ暴露しまくってました。

上場企業経営者とは思えないワキの甘さで、自ら根回し活動暴露されてました。審査員の皆さんとはお友達ですもんね。

もうこれピッチコンテスト革命ですよ、事前活動が許されるピッチコンテストとか。普通は失格じゃないでしょうか。

審査員が決まるタイミングが遅くて審査員に決まる前に相談していた、という不可抗力はあるのかもしれませんが、

だったら審査員はその会社の採点は棄権する、とかのモラルはあってもいいんじゃないかと思うんですよね。そういうモラルがなかったから優勝したんでしょうけど。

そもそもこういう成り立ちの会社ピッチさせるのがどうかと思うんですけどね。

他の真面目なピッチ参加者は本当にお気の毒です、優勝したピッチが如何に優れていたとしても、これは納得いかないですよね。

ボランティア

ボランティア意識高い系の皆さん、意識高く一生懸命やってるのは伝わってくるんですが、運営全般ホスピタリティは、ド素人運営無料イベントよりははるかにマシですが、

都内でやっている同種同規模のイベントと比べて、良いということもないです。

世の中の3日間で20万円とるレベル(1日5万とか)のまともなイベントを知らないから自分たちは最高の仕事をやってると思い込んでるのでしょうか、可哀想です。

ボランティアの皆さんは、IVSを手伝っても成長の機会など殆どの人は得られないと思います

ボランティア参加者SNSなどの発言検索して見てみても、「刺激」「成長」「優秀な仲間」「感謝」という抽象ワードばかりで、実際には成長機会になっていないんじゃないかと思います

聞けばマニュアルバッチリ整備されているとのことですが、参加した側から言わせてもらえばどう見てもそんなにちゃんとしたマニュアル運用されているとは思えないし、

どんなに一生懸命やったとしても所詮素人の付け焼き刃仕事しかありません。これでプロクオリティと並んでる仕事だ、とか間違っても思ってはいけません。

ちゃんとしたマニュアル仕事することを学ぶなら、マクドナルドバイトしたほうがお金も貰えてはるかに高度なマニュアルオペレーションを体験できます

ボランティアもあれだけ人数がいて担当業務が細分化されてたら、成長の機会なんか本当ににないと思います、こういうボランティアでの成長機会はカオスから得られることが多いと思うので。

きちんとしたイベント運営を学ぶというには、おそらくマニュアル運営ノウハウプロレベルには全く及んでないと思います、良いと思われる部分はホテルホテルノウハウでやってるのでは。

こういう場合の成長は、個人個人でスタート地点が違うので、アルバイト家庭教師くらいしかやったことな学生さん、みたいな方なら、あれで成長できるのかもしれません。

そんなボランティア仕事に、さも成長の機会があふれているように意識高く取り組ませてるのはスゴイとおもうんですが、ボランティアの子に直接聞いたところ、旅費も宿泊費もボランティア自己負担で、しかも無給だそうです、n=1ですが。

もしIVSが儲かってるんだとしたら、ボランティアという名称仕事してもらってるとはいえ、旅費宿泊負担して給料払わないといろいろマズイんじゃないですかね、よく知らないですが。

⑦そもそもファンドの業務は大丈夫なのか

Infinity Ventures Summitを主催しているInfinity Ventures Partnersは、ベンチャーキャピタルファンド運営しています

ファンドということは、投資家から資金を預かって運用する仕事なわけですが、このIVSがよっぽど儲かるのか、ファンド仕事はほっぽり出してイベント屋にばかり精を出しているように見えます

ファンド投資家さんはこの状態を許してるんでしょうか、許してるんでしょうね(笑)

ちょうど嫌がらせのように開催期間中に以下のような記事があったり、やっぱり同じようなことを思ってる人はいるんだなと(笑)

http://thestartup.jp/?p=14612

700人参加(10万円〜20万円)とスポンサー料で売上1億円くらいはいってるんですかね、

それで聞いた話が事実で、ボランティア交通費宿泊費も負担せず、さらに無給で使ってるんだとしたら、

こっちだけやってても儲かってしょうがないんじゃないでしょうか。

最後

こうやって書いてみると、最初から最後までお金の話ばっかりですいません。

やっぱり私が貧乏なので、10万円とか20万円とかいう参加費を基準にした不満が多くなるんだとおもいます

こういう大金ポーンと出せる人だと、また違う感想になるんですかね、そういう人になりたいものです。

金額の負担感を極力排除して考えてみても、パネルディスカッションの中身は素晴らしいものもあればクソつまらないものもありますほとんどはクソつまらないです。

話す人が話せるだけの経験がない人たちで、話もうまくないので当然だと思います。これは登壇者の責任じゃなく運営責任だと思います

運営者も参加者も良し悪しの比較基準がない、本当に良い物を知らない人が良いものだと信じて一生懸命やってる印象です、

参加者の内輪感とあいまって、「井の中の蛙イベント」といった印象を強く感じました、ちょっと痛々しい感じすら。

豪華な食事や装飾も、ベンチャーイベントだと思って参加した私にとっては正直不思議不快ものしかありませんでした。

で、私は2度と行きませんし、他人にもお勧めできません。

私にとってはやっぱり時間と金銭の費用対効果があわない、に尽きます

あれに何度も行っている人はどこに価値見出しているのか?

価値がなかったらあれだけの人数が継続して参加していないと思うので、価値がないということは絶対にないと思うんです。

しろあれだけの時間と金銭のコストに見合うかそれ以上の素晴らしい価値があるに違いないんです。

参加されている多くの経営者のお一人お一人の時間価値は、私自身の時間価値の数百倍できかないわけですから

ただそれはおそらく、イベントの内容の絶対的価値ではなく、立場や考え方によって変わる相対的価値なんだろうと思います

ベンチャー関係で最大最高のイベントと言われているIVS価値ってなんですか?

継続して参加している人にそれを聞いてみたくて、(お金を持っていない)私が感じた疑問をぶちまけつつ、この日記を書いてみました。

2015-03-18

とあるスタートアップを抜け、CTOを辞めた話。」を読んで

この記事を読んでもやっとしたので書いておく。

http://nobkz.hatenadiary.jp/entry/2015/03/18/165954

ちなみに俺はエンジニア社長

彼は日本VC投資家技術が全く分かっていない、酷い、ということをファイナンスができなかった理由としてあげている。

俺もそれは否定はしない。

だが大事なのはいくら技術的に優れたプロダクトがあったとしてもそれ自体にはなんの価値もないということだ。

彼らのプロダクトをコーポレートサイトで少し見てみたが、どんなペルソナを想定しているのかが分からなかった。

例えば一番最初に紹介されているmilkcocoaというサービスの説明を見てみると「日本で唯一リアルタイム通信に特化した」と書いているが、

ここにお金を払うほどの強いニーズを持っているユーザーはどこにいるのだろうか。

余談であるが、「唯一の」というサービスはそもそものニーズが少ないことが多い。

 

話を戻すと、そもそもエンジニア社長であるにも関わらず調達成功している会社なんていくらでもある。

最近LINEバイアウトしたWebPay

http://careerhack.en-japan.com/report/detail/333

IVSで優勝したCapy

http://engineer.typemag.jp/article/forkwellxcapy

こういった事例に全く触れず、日本スタートアップシーンを断罪する彼からはまるで駄々をこねる子供のような印象を受ける。

あなた(の会社)が調達できなかったのは、イケてるプロダクトが作れなかった、そしてその先の未来を示すことができなかったからです。

 

技術負債を早く返しすぎる問題点については頷く部分もあった。

ただ一番言いたいのは、まだ存続している(仮にもCTOを務めた)会社についてこういうことを書くのはクソ野郎だっていうこと。

2013-06-09

ゲームに対する無理解

Infinity Ventures Summit 2013 Springレポートその1:パズドラの次のメガアプリは?IT業界と放送業界キーマンIVS初参加:レポート|gihyo.jp技術評論社 http://gihyo.jp/news/report/2013/06/0601

これ読んだ。

で、

> 課金へ誘導するタイミング絶妙である

はぁ? いろいろ端折られているんだろうけど、ちょっと馬鹿じゃないか、と。

Candy Crush Saga、おれもやっているけど、あれが上手いのは課金タイミングなんかじゃない。「あとちょっとクリアできそう」と思わせるパズルの難易度だよ。だからアイテム獲得の告知が有効機能するんじゃん。CCSはいわゆるBejeweledゲームに属するもので、類似アプリはたくさんあるのに、なんでCCSが勝ち残っているのか、というところを考えないといけない。ゲーム絶妙バランスのほかにFacebook連携で順位を競えたり、いろいろな機能を持っている。どちらかといえば課金は、そうした機能の裏側にあると言っていい。短い時間でそこまで語れないだろうけど、こういう観点を本気でもっていたら、ちょっと神経疑う。

あと、

> Supercell社は他にHay Dayと合わせて2本のタイトルしか出していません

うろ覚えで申し訳ないが、Supercellは、いろんな失敗作を出して、今の2作に落ち着いている。なんで、「出してない」んじゃなくて、「それ以外は失敗した」んですよ。

2011-12-21

IVSなどxVS関連

あんなクソっぽいところと絶対関わりたくない

中二病かもしれん

2011-03-09

声の大きな人たちについて

Webサービスでは、声のでかいヤツがいつも幅を効かせている。

この声のでかいヤツって便宜的に呼ばせてもらうけど、いわゆるアルファブロガーとか言われている人たちとか、まぁインターネット上で発言力がある人たち。

この人達は、新しいサービスとかが出てくると真っ先に飛びつくアーリーアダプターな人たち。そして、感想ブログに書く。もちろん発言力があるので、多くの人がそのブログを見て、「あ、このサービス面白くないんだ」とか、「お、面白そうだから使ってみよう」って反応する。

その反応を見て、フォロワーたちがあとに続く。そしてその人達ブログとかTwitterに書く。それが広がる。

そして声の大きな人たちは、自分よりも有名な人に弱い。自分よりも有名な人が使ってるサービスとかがあるとすぐ使っちゃう。ソーシャルゲームとか作って有名な人達とか、IVSでの講演を聞いて、したり顔で「これからソーシャルの時代」とか言っちゃう。でも冷静に考えてみて欲しいのよ。あん収益構造まともじゃないだろ?いつか破綻するよ。だって、実際のユーザー目線じゃないでしょ。いくら情弱ホイホイだって言っても、さすがに限界あるぜ。

そもそも、ソーシャルゲームベンダーとかを崇拝してもてはやす人たち、実際課金ゲームやってないっしょ?

そういう事ですよ。

声はでかいけどうわべだけ。

 
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