■箸の持ち方や歯並びで育ちを図るのは確かに合理的

箸の持ち方の悪い人間は育ちが悪いので関わらない方がいいという話に

「発達障害や運動障害、はたまた病気で箸が正しく持てない人もいる」

「親が外国人の人は習う機会が無いからしょうがない」

という反論が出ているのを見かけたがこれらは全く反論になっていない。

多くの人間が箸の持ち方が悪い人間に拒絶反応を示しているのは

箸の持ち方程度の日本のルールにすら沿えない人間の“異常さ”に対してなのだから。

育ちという言葉が出てくる時点でそのくらいは汲んでほしいと思っている人も大勢いるだろう。

仮に箸の持ち方が正しくない人が何らかの障害を持っていたとしても

正しく箸を持てる人間としか関わりたくない人間にとってはそれらは全く考慮に値しない。

はっきり言ってしまえばこうだ。

障害がある人とは関わりたくないのだから。

病気のある人とは関わりたくないのだから。

親が外国人で日本のルールを叩きこめないような家庭に育った人間とは関わりたくないのだから。

これが本音である。

でも箸を正しく持つ事が出来る育ちがいい人間たちはもちろん本音を言わない。

「初歩的な躾、マナーの問題について語っているだけですからもちろん障害者や病気の方は除外していますよ」

と表向き言うのである。

もちろんこの言葉は欺瞞だ。

食事の場面を一目見ただけで障害や病気やその人のルーツなんて

見抜けるわけがない事なんて誰だってわかる。

箸の持ち方はひとつの例で汚い歯並びや左利きだって同じことだ。

「箸の持ち方は努力で何とかなるのだから生まれつきの歯の大きさや骨格に左右される歯並びとは違う」

って発言を見たがこれまた問題を何もわかっていない。

そもそも箸だって上記の通りどういった理由で上手く持てないのかは外から見るだけではわからない。

なんなら診断が出ていない限り本人だってわかってないケースもあるだろう。

ついでに言うと歯並びも大概は努力でなんとかなるわけだが。

努力して金を稼いで矯正して直すんだよ。

話が脱線したがつまりはこうである。

「育ちの悪い人とかかわりたくない」という言葉を解体するとこうなる。

ガタガタの歯並びの遺伝子を持っている人間に、

矯正に金もかけられないような家庭に育った人間に、

そのみっともない歯並びを恥じもせず口を開けて笑う人間に、

左利きはみっともないと直してくれなかったような親に育てられた人間に、

左利きを矯正しようとしたら吃音が出るような脳の作りの悪い遺伝子を持つ人間に、

自分の仕草の一つ一つが右利きの人間から見れば酷いありさまである事を恥じない人間に、

普通の育ちのいい日本人は関わりたくないのである。

発端のツイートに嫁にいけないと出ていたがこれは象徴的な事だと思った。

端的にいえばそんな今日本にあるルールに沿えない、普通といわれる性質を持たない遺伝子を持つ人間には

子孫を残す資格はないですよという社会のひとつの答えなんだよ。

この考えに何を大げさなと思う人は何もわかっていない。

育ちやルーツを忌避するというのはそういう事なのだ。

生まれは平等じゃない。

育ちの悪い人間は努力しないと社会的な死が待っている。

育ちの悪い人間は育ちを良くみせる努力を死ぬまで続ける運命だ。

箸が上手く持てないなら飢え死にしろ。

フォークやスプーンがある？幼児じゃあるまいし。

なによりフォークやスプーンしか使えない人間が子孫残す必要、あります？

育ちの悪いみなさん、頑張って普通の日本人に追いついてね。

「育ちが悪い人とは関わりたくない」

という言葉に込められた意味、わかっていただけましたか？

Permalink | 記事への反応(8) | 04:01

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