はてなキーワード: 依存症とは
こちらこそ、お返事ありがとうございます。
津島隆太さん、存じております。きっとこうなんだろうな、ととても肉薄する感覚があって胸が痛くなるような……あんなふうに警察にお世話になるような加害をしてしまう前に治療に繋がれるのがいちばんなのだと思います。
ただ、どうしても被害感情と切り離して考えるのが難しいときがあって、虚しくなるんですよね。恨む先がわからなくなる感覚。私も私で被害者の会みたいなものに参加した方がいいのかもなあとふと思いました。それこそ津島さんの作品の序盤で描かれる異性嫌悪の気持ちが自分の中に生じてきている気がして、認知が歪みそうで本当に怖いんです。すみません、弱音を吐きました。
依存症というのは本当に辛くて、支えるひとがいてもひとりでも辛いものだから、どうかそうなる前にと。性依存に関わらず、すべての依存症がそう。
そういえば2020年冬に痴漢に遭ったとき警察の方がおっしゃってました。最近は減っていたんですけどね、と。立件数としても少なったのだろうなと思いました。アプリ側が調査するのは精度が高そうでいいですね。
返信どうもです。
性依存症治療に携わってる斉藤章佳さんが言ってたけど、性依存症は一度発症すると治療の難易度がとても高くなるので、初犯を犯す前に治療する事が何よりも大事なのだそうです。
なので本来は自分に危ない兆しを感じたら、犯罪に走る前にクリニックに繋がる事が望ましいと言われてるんですよね。あまり知られてないけど。
Twitterやテレビで性依存と治療について発信してる方ですが、アルコール依存症の治療プロセスにかなり近いと仰っていました。
性依存症の治療に完治というものは存在せず、「我慢し続けるスキルを身に付ける」という感じなのだそうです。
(ちなみに性依存症は犯罪に限らず不倫に狂うとかセックスに溺れるとか色々あって、女性にも多いけど、女性の場合は他害ではなく自傷に向きやすいらしい。売春とか破滅的なセックスとか)
※豆だけど、痴漢アプリの会社が調べた所によるとコロナ自粛期間中に電車に乗る人数が減った時は、痴漢の発生件数が激減したらしい。
治療プログラムがあることは聞き及んではいたし、今回のトラバやブコメで新しく知ったこともたくさんあった。
警察や検察の方に聞いた話になるけれど、刑務所の中では性依存症の治療プログラムってほとんどできていないらしい。薬物なんかは一応あるらしいのだけれど。
元増田でも書いたけれど、いちばん重篤だったと思わえるひとは治療に通っていた。けれど続けなかったらしい。金銭的な負担が軽くなったり、アルコール依存症治療プログラムぐらい細かくできたらいいよね。でもそこまでの需要がない、気づかれていないのかな……。
私はアルコール依存症治療プログラムには少し詳しいんだけど、やっていることは同じなんだろうなという印象。
トリガーって本当に些細なところにあるんだよね、「え?」って思うようなこと。
そして明らかにアルコール依存症のようなひとでも治療に連れて行くのは本当に難しくて、そうそこがいちばん大変で、性依存治療も同じなのかなーとか想像してみた。
例え法を犯して捕まっていても、依存症であることは否認してしまうのかもしれない。そこを刑務所が上手くやってほしいって思うけれども、現状まだまだなんだろうね。
治療すれば、という手があることがもっともっと周知されたらいいけれど、犯罪を繰り返していて定職についていない以上、治療プラグラムを安価にする必要があって…そのためには人数が集まらなくてはいけなくて……。
いまは「性依存症(ある一定の痴漢層)」は治療に繋げるべき存在だ、ということが知られて欲しい。乱暴な記事だけど、その一助になれたらいいな。長々とごめんなさい。
「セックス依存症になりました」とか「男が痴漢になる理由」とかを読むと、性依存症患者の治療プログラムはもう確立されていて、クリニックでのカウンセリングや自助会(海外ドラマによく出てくる椅子を円形に並べて座り話し合うやつ)は結構有効だというのが、内情交えて色々解る。(ただ治療の道のりは簡単ではないっぽい)
現状では専門クリニックが都心部にしか無いのと、性依存症そのものの存在が周知されておらず治療にアクセスする犯罪者がそもそも少ないらしく、根絶に繋がってないのが問題視されてて、関係者が一生懸命メディアで広めてる。
是非広まって欲しい。
ちなみに治療そのものも長い時間を要するっぽいけど、自助会で依存症患者同士で話をしている内に、他者の認知の歪みに気付き、芋づる式に自分の認知の歪みにも気付いて解消される瞬間はやってくるらしい。
専門家によると逮捕そのものは全く性依存症治療にならないらしい。
逮捕されただけでは駄目で、その後に専門治療を受けずに社会に出ると、トリガーだらけの空間に再び放逐されるようなものらしい。
トリガーというのは性依存が発症しちゃうスイッチの事。車の通る音とか風の吹く音とかでスイッチが入ったりする。
あるいは電車に乗って「あ、この混雑具合と時間帯とこの角度なら絶対バレずに痴漢できる」と長年の勘でピンと来たら自動的にスイッチが入るとか。人によって色々らしい。
ちなみにクリニックに来た性犯罪者をカウンセリングの催眠治療などで調べていくと、半数以上が幼少期に性犯罪の被害に遭っていたり、虐待に遭ってたりするらしい。(前述の著書参照)
つまり、性被害に遭った被害者が大人になってから今度は性犯罪者になったりする。そういう悲しい連鎖がある。(特に男児の被害者が成人した場合)
もちろん全員ではない。
今更そこに同情しろとは言わないが、とにかくただただ悲しいのでこれ以上起きて欲しくない。
https://anond.hatelabo.jp/20220317162935
https://anond.hatelabo.jp/20220318013755
少し前に痴漢被害に遭ったよという話をした増田です。進捗と引き続き思うこと徒然を書きたいと思います。
大体この二点になるかと思う。
私が体験したことを通して知りうる限りの実情、痴漢加害者ってどんな感じなの?というあたりの話。
私感でいろいろ述べるのは危ないと指摘してくださった方、ありがとう。増田だからとつい気を抜きました。
あくまで私の体験とそれにまつわる感想の範囲に過ぎない、専門性は低い私感です。
詳しい見解はブコメ等でも指摘されている本や専門知識のある方に委ねるものとなるます。
ここでは専門家ではない一般人の受けた印象と、並びに看過されがちな問題点があるのではないかという指摘及び前提になりうる情報の共有に留めたいと思います。
あとなぜか民事が異体字になっている……その前まで作っていた書類のせいですね、深い意味はないです。
追記ここまで
・駅員に報告→鉄道警察登場→その場でおおまかな流れを聞き取り&パトカーを待つ
・パトカーに乗って警察署へ(この段階までには被疑者と別れて以後顔を合わせることはない)
・調書を取ったり、状況再現の写真を撮影したり、場合によってはDNA鑑定をしたりする
・解放(この後、事件調査にあたる組織は検察にうつる、のかな?)
所要時間はそのときどきによってまちまち。3-5時間といったところ。
これで全部が終わりのこともある。
被疑者が証拠不十分で釈放されたり、あるいは初犯だとかさっさと認めただとかで軽い処罰を受けたりする場合ね。
そして後日、検察から連絡が来ることがある。おおまかに2パターンだと思う。
・「相手方の弁護士に連絡先を伝えてもいいですか」→示談交渉を持ちかけられるパターン。この段階で断ってもよい。
・「検察庁まで来てくれませんか」→引き続き取り調べパターン!!!
ちなみに、示談交渉は民事で検察庁は刑事のため、両方を同時に行うこともある。検察に行ったあとに弁護士に会う、みたいな。
つまり、要するに相手が否認をしているだとか、事件性が高いなんていう理由で捜査が続いているという状況。
取り調べ自体は警察に説明したこと、もしくはそのとき聞かれなかったことまで聞かれる。
私は覚えてないことは覚えていないと素直に言いました。たぶんこうだけど自信がない、とか。
調書って味気ないものだし、当日警察に伝えた情報が検察に来てないということもあったので、二度取り調べを受ける意味はなくはない。
今回の相手は否認しているということだけれど、幸い乗っていた車両には防犯カメラがあったらしい。
まだ映像は入手出来ていない(めっちゃ時間かかるね!?)とのことで、一旦保留。DNA鑑定も結果待ち。
そういった状況証拠が先に揃えばいいんだけどね……。
また、このまま否認が続けば出廷をお願いする可能性も高いという説明を受けた。したことない。
状況証拠が揃えば出廷しなくて済むかもしれないし、起訴の段階で容疑を認めたり弁護士をつける可能性も、という話もあった。
出廷、出廷が視野に入ってきたのかあ~~~
ちなみに、出廷するしないに関わらず有罪判定が出たら民亊裁判も視野にいれようかな。
弁護士費用っていくらかかるんだろう…慰謝料取れたとして割に合うんだろうか……。
そんなこと考えながら駅に向かってひとりで歩きながら泣いた。毎度毎度精神的にキツい。
今まで何人かの痴漢を捕まえてきて、それぞれの状況を聞くこともあった。
個々の話をするとプライバシー的に問題がありそうなので、複数人の痴漢の諸々をリミックスしてお届けするね。
(追記:再犯率のデータで言うと違うという指摘もあったので、ただ単に運の話なのかもしれない。極端な書き方をしてごめんね)
有罪判決という前科持ちだったり刑務所に行っていたりする人々、それも10回以上だったりする。
最初は「性依存症って病気なんだな、犯人も大変なんだな」って被害感情をどこに向けていいのか悩んだけれど、
なんせ常習犯だから否認をどこまで引っ張るかとか独自のノウハウがあるっぽい。
状況証拠が揃っても被害者が折れるの待ちで頑なに否認するとか、示談金の提示額が極端に低いとか。
捕まえても捕まえても繰り返す。
これまでずっと俯いて我慢してきたのってなんだったんだろうって思って一回精神崩壊した。
このひとの人生壊すの怖い、そのためなら自分くらい……とか思ってたけど違った。もう人生壊れてるひとも多かった。
逮捕は是正の機会になりうる、このひとのためでもある、と思って声をあげるしかない…もうやだ……。
取り調べが進むうちに無職であることが発覚したひとも。ではなぜ朝の満員の通勤電車に?
……痴漢そのものが目的なのでは、と勘繰るのは致し方がないことですね。
職もないしそういえば東京にいる理由もなかったので両親のいる地方都市に帰る、と弁護士を介して伝えてきたひと。
うん、しらねーよ。っていうかその地方都市、私の出生地にわりと近いからもっと遠くに行ってくれ。
そのひとの経済状況(ちょっと話を聞いた)を鑑みるに、示談金もその後の罰金刑も全部親が出したのでしょう。
なんだかな、なんだかなあだよ。
一緒にホームに降りて駅員さんに押さえていてもらったはいいけど全部振り払って逃亡した還暦以上の男性。
そのときの勢いを見て痴漢が線路上に逃げるのって全然ありうるって理解した。捨て身。
さっきから全然リミックスできてなくて思いついた順につらつら書いてるだけって気づいてる。ごめん。
そう、痴漢には性依存症患者がとても多いんじゃないかという風に思うようになった。
ちょっと女性と密着しちゃった!かわいいなあデヘヘ、ヒップにタッチ!みたいな軽いノリ、出来心ばかりとは思わない。
あいつらなんかみんなマジ感がすごいの。
万引きGメンものでみる「うわ、こいつ常習犯だ」のヤバさってあるじゃん。
「お金がないわけじゃないんですけど…なんでだろう……」って言いながら机の上にえげつない量のもの並べられて、首を傾げてる感じの。あとから常習だと聞かされた遭遇してきた痴漢が持ってるのってそれ。
ちょっと買えなくて、新商品で気になってつい、みたいな出来心の万引きとは訳が違う。格も違う。
「生活力がないから刑務所に入りたいのでは?」と指摘されたこともあったけれど、だったらないお金搔き集めて示談なんて申し出ないんだよ、実刑は受けたくないんだあのひとら。
痴漢エントリについてたトラバやコメントとかをみて、まずはそれを共有したほうがいいんじゃないかと思った。
男性vs女性の問題に収まる領域にない。だからそこで殴り合ってる場合じゃない、というのが私の個人的な意見です。
― ― ―
以前こんな増田があった。これが創作かどうかの判断はできないけれど、限りなくリアルで実話ベースな増田だと感じる。
痴漢OK娘の影響で認知が歪んで痴漢してた - https://anond.hatelabo.jp/20200526191623
こういう認知の歪み、すごく伝わってくるんだよ。
「ちっ、見つかっちまったぜ」なリアクションじゃなくて「なんで?」って顔をされたり、なんか…伝わってくるんだよ……。
「自分いま何してた?あれ??」みたいに青くなってフリーズしたひともいた。
経済状況的に継続した通院はできていなさそうだったけれど、性依存症で通院経験のあるひとだった。
上記の増田も、ようやく認知の歪みを自覚できたけれど矯正には至っていないと感じる。「頭ではわかってる」という状態。
この増田が再犯していないといいなって読むたびに胸糞悪くなりながら願ってる。
個人的に「軽犯罪を繰り返す病理の持ち主をどう隔離するか」というのは痴漢問題のかなり重要な要素だと思う。
痴漢問題に限らず、病理に基づいた犯罪全般に適応されうる問題でもあるけれど。
(追記:隔離という言葉は強いな。哀しいバッティングを防ぐにはどうするか、くらいのニュアンスで捉えて欲しいです)
司法の人間に言われたのは「そういったタイプのひとは、現状とにかく捕まえて刑務所に入れておくしかない」という言葉。
外に出ると再犯してしまう者が多い、そして結局また捕まってくる。もう少しでも長く刑務所に置くしかない、と。
以前の増田にも書いたけれど、罪を認めて釈放して自宅に戻ってからすぐ違う性犯罪を行ってそっちで捕まったひともいた。
なんだかあらゆる依存症と同じ。アルコール飲んで暴力振って正気に戻って愕然として、なんてのと似ている。
なのに男女の身体の仕組みによって均衡がとれないから男女問題に片足突っ込みがちで、なんだろうな…このしっくりこない感……。
それは問題解決に向けての要素としての重要度が高くないよっていう感じなのかな。ごめん、言語化できない。
追記:指摘の通り多くの加害者の大半が男性であるのが痴漢だけれど、逆はどうなんだろうね。
潜在的な男性被害者ってもっと多い気はする、女性被害者以上に何も言えないだろうし深層心理で認めるのが難しそう。
でも絶対にいるだろうし、とはいえ性犯罪に遭いましたっていうのはとても怖いことだから……。
私がたまたま常習犯を引きがちなのか、痴漢一般がそうなのかは正直わからない。
でもこういう実情を体感してしまうと「男だから」でくくろうという気に到底ならないのよ、土台別物だよ。
通り魔!放火!オタクや引きこもりはみんな犯罪者予備軍!!って本気で思っているひとを見ている気持ちになる。
といいつつ男性不信に片膝突っ込んでて立派なダブスタです。男が憎いわけじゃないんだけど、不本意なひとに向けられる一方的な性欲が怖いというのが正しい。これは余談です。
また長くなってしまったけれど、ここまで読んでくださった方はどうも有難うございました。
もちろん、出来心で痴漢して初犯で捕まるひともそりゃあいる。それももちろん悪質な犯罪だ。
性依存症のひとだとしても悪質な犯罪であることには変わりなくて、許せなくて、でも……なんか、やっぱり気持ちのやり場がわからない。何と戦っているのかわからない。私が戦っている相手はひとですか、ひとと戦っていいんですか?
とりあえず、実際に捕まるひとたちの多くはこうじゃないかと感じていますっていう視点も存在していることを匿名の海に流しそして私は親指を立てて溶鉱炉に沈む。
だらしない夫じゃなくて依存症でした
でもそれを認めてしまうと「性欲が高いふしらだな人間」ということになりそうなのが嫌だった。
その理論武装として、幼児が求めるそれと差なんてないちゃう?という(屁)理屈が思い浮かんだという次第だ。
年頃の女は同年代の男がオナニーの話してたら「フケツ」とか言うけど幼児が性器いじってるのを見てもそこまでは思わないだろ。
俺の動機は幼児のそれと同じなんです、変態じゃないんですっていう言い逃れかな。
でもそもそも性依存症の治療に、性欲という概念は必要なくて、気持ちよさというものに振り回されて他の時間がつぶされてるなら何が原因であれ(覚せい剤とかパチンコとか)治療しろよってことかなとも思う。
内容のバックアップと所感など
【演説全文】ウクライナ ゼレンスキー大統領 米議会で演説 | ウクライナ情勢 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220318/k10013540231000.html
(魚拓)
【演説全文】ウクライナ ゼレンスキー大統領 米議会で演説 | ウクライナ情勢 | NHKニュース
(はてブ)
[B! ウクライナ] 【演説全文】ウクライナ ゼレンスキー大統領 米議会で演説 | NHKニュース
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220318/k10013540231000.html
あとで探す。
まずプーチンを擁護するつもりは一切ない。プーチンは殺したウクライナ人に謝罪賠償して、引退すべき。
その上で、アメリカという国も大概クソだという印象が拭えない。
アメリカの建国の歴史を学ぶと、イギリスからやってきた侵略者が、もともと北米大陸にいた原住民(ネイティブ・アメリカン、インディアン)から土地を略奪して作った国だと分かる。
アメリカ人は、西部の開拓時代とか言って、原住民を蹴散らす戦いを正義として美化してきてが、自分達が強盗の末裔という現実を直視すべき。
原住民から土地を略奪して、自分達の生活を豊かにすること、すなわち自分達が自由になれば他人はどうでもいい、という論理を振りかざしている。
今の地球で一番極悪な人間はアメリカ人であり、ロシアや中国はアメリカ以下の雑魚とアホの集団でしかない。
そんなアメリカに泣きついて頼らないと生きていけない人類は、なんとも情けない限りである。
「世界の警察」とかいって、他人に依存するメンヘラが増えると、ますますアメリカは増長するだけ。
もっと自立する気持ちをもって、アメリカに頼らず、自分は自分で守るという気概と努力をする人間が増えないと、地球はダメになるね。
ただの気持ちを吐きたいだけ。これを書くことによって評価が下がっても仕方ないと思いつつ。
こんなに叩かれるんだな~と思った。でも会社での扱いとそう変わらない気もした。
これが世論かーと思う、でも数にしたら少数みたい。よくわからん。
釣りでネカマで嘘松だったらどれだけいいだろう。そうやって言われるだけでも傷つくくらい弱ってるっぽい。
名誉男性!とか女性に叩かれると思って怖かったけどそんなことなくてほっとした。
本当に自分がやってることがいいことなのかもうわかんなくなってた。
そうだよね、少なくとも再犯野郎をもう一回刑務所にぶちこめたもんね。
「あれは病気なんですよ」って言われたけど、今思えば知りたくなかった。
彼は加害者だけどきっと苦しんでいるひとで、そう思ったら気持ちのやりどころがわからなくなった。
被害に遭ったのは自分なのにな。そして今までもたくさんの女性が被害に遭っていて。
刑務所のなかの依存症プログラムは薬物が中心で、性依存プログラムは十分なものとは言えないらしいこと。
だから出所した後も事件を起こすけど、その都度捕まえて刑務所にいれるしかないこと。
別のひとだけど、そういう治療をするというのを条件に示談書を書いたことがある。履行してくれてるのかな、調べようがないな。
別件だけど、私も一緒に戦ってくれたり励ましてくれたりする恋人が欲しいな~と昔の増田を見ながら思った。
示談交渉に行くのも怖い。相手の弁護士に何を言われるのかわからない、自分に値段をつけられるのが怖い。
言い淀んだときにちょっと強く出てくれて弁の立つ理解者が同席してくれたら心強いだろうな。
自分で自分の値段に対して怒るのとかもなんか…なんか難しいんだよその場では……。
まあでも守って欲しいとか贅沢だからね、自分の分は自分で戦って、それで自分を守らないとね。
そうしてもらえないことを嘆いてる暇ない。たまたまそうなったらラッキーってだけ。
でもなんか疲れちゃうんだよな
ずっとこうやってひとりで戦ってくのかなーって思う
昼休みにこうやって書きながらだらだら泣いてる、何かしらの限界はきてるのかもしれない。
だけど生まれて死ぬまでひとりで戦うのが生命だしね、めげずに頑張ろうね
って例えばここにウィッシュリスト貼るとか投げ銭箱置くとかしても別にさして応援されないだろうな~
自分だけ楽しようって道理は通らない。頑張るのは当たり前のことなんだよな。
みんな誰に褒められなくても応援してなくても生きてる、それだけでめっちゃ偉い。
なんか生きてるひと全員偉いよって気持ちになる。
犯罪者だって犯罪するまでは普通に生きてたんでしょ、偉いよ。犯罪をしたの一点で悪だし許せないけど。
「罪を恨んでひとを憎まず」を素でやりすぎなのかもな~
それではうちの職場に事務員欲しいんだったな~って方がいらっしゃいましたら是非面接してください!
まあこんなメンヘラリスク高いやつ誰が雇うのってエージェントにも言われたな。
自己管理できてなくてすみませんでした(犯罪被害って自己管理できるんですか?)
自己憐憫自己陶酔かわいそうな自分かわいい~とかその手の叩きを受けてもいいと割り切ってこれ書いた
逆に言うと前の記事2つでは言われたくなかったってことなんだな~書いてるといろんなことに気づくね
なんかきもい話になってきたのでまじ終わり
何度も愚痴をたくさん読ませてごめんね、有難う。
(3/31追記 進捗を書きました https://anond.hatelabo.jp/20220331171821)
https://anond.hatelabo.jp/20220317162935
「痴漢について思うこと徒然吐き出しながら整理したい」の投稿をした増田です。
たくさんの方の目に触れて驚いています。読んで下さって有難うございました。
夜になってみたらはてなのトップページに自分の増田があったから…何が起きたのかと思った……。
励ましてくれた方、有難うございます。厳しいメッセージももちろん読んでいます。
できる自衛はするのですが、そのときにふと虚しくて仕方がなくなるときがあります。
「痴漢を対策してる」という事実そのものが「痴漢で傷ついた」ということの補強のように感じられることがあって、対策するたびに被害に遭ったときの辛さを思い出して新鮮に傷つくと言うか。
「傷ついていた」なんてやっぱり本当は認めたくないんですよ。しんどいもん。
・さっきはいろいろ言われてヘコんで、被害者ヅラすぎる言い方をしてしまった部分もあったかもしれないので、落ち着いた今もう少しニュートラルに話したい
・「お前はどんな対策してんだよ」の内訳
そんな感じです。つらつら書きます。
とても長いから気になる項目だけ流し見するくらいでいいと思います。
長いよ整理できてないよって言うのはわかってるから言わないでくれ。発散として書かせて欲しい。
・ガンは飛ばすし場合によっては舌打ちもする
・ちなみに私服はゴリゴリに派手というか強め。金髪経験もある。
ただ、着替えるにしても私服が派手だとなにか言われる社風で…この時点でどうなのもあるけど……
セーターの色で社内で揉めて干されたことがあるから、派手な格好を避けて通勤したいって思ってる。
黒いマスクは知らなかった。会社で嫌な顔されたけど車内だけでも再開しようかな、教えてくれた方有難う。
・電車に乗る際、極力女性の近くに寄ったり、身体の向きに配慮している。お互いに嫌な思いをしないようにしたいし。
今日に関しては、昨日の地震のせいかダイヤの乱れがあり、いつもに増して混んでいたので車両を選ぶ余裕がなかった。来たものに乗らないと、と思った。
例えば。
1号車にしか他の路線の乗り換えに繋がっている階段がないのに、女性専用車両は最後尾車両にしかない。
移動しようにもその間上下線ともひっきりなしにくるし、他の路線からの乗り入れで階段周りは常にごった返している。
また、自分がその路線に乗り込むときに使う乗換駅の階段を使うと1号車が最寄りの車両になる。
というわけで、最後尾車両に向かうごった返しホーム移動を乗降時2回することになって、毎日毎回は時間も体力もキツい。
実はいまも時差出勤使ってるんだ。
休職するきっかけになった痴漢のときの時間帯の電車に乗るとパニックが起こるようになったから。
でも会社には、そもそも時差出勤制度はコロナ対策で一時的にできたもので、そんな理由で使うのはどうかと言われたこともあった。
いや、許可出したのあんたたちやろと思ったけど。っていうかその言い草も謎だけど。
休職と同時に、パニックの症状と不眠とうつが出た。今は折り合いつけて生活してる。
もう平たく言えば朝弱いメンヘラってくくり。
なんなら復職のときに時短も検討した。現在、体力と気力が戻ってるのか自分ではもう判断できない。
昔、パニック発作がひどかったときは時間に余裕を持って行動するようにしてたけど、いまはそれができない、動けない。
だから、どんな理由にせ早く行動するという対策をとっているひとは全員偉いし、そういう方々の努力には及ばないです。本当に偉い。
そんな状態で被害を訴えるのは「対策しきってない」と言われても仕方がないんだけど……でも自分ばかり責められなくちゃだめなの?という気持ちが爆発して書いたのが先の増田というところもあります。
そうだよお前の甘えだよっていう意見もちゃんとあって、ですよね、という気持ちにもなりました。
都内。配属先50人以下の中小。他の女性社員は10-20くらい年上の方が片手人数以下。
まあそんなところから業種は察してって感じです。リモート?ないよ
本社は社風変えようとかしてるけど、その風はうちにはは吹いていません。
良くも悪くも「一昔前の悪意ないおじちゃんたち」。
あとは男性寮が徒歩圏内にあって、上司は電車通勤したことなかったりする。
なんか…叱る前に私の乗ってる電車の混雑状況とかちょっと見て欲しいなって思っちゃうんだよね……はい甘え!わかってるって!
正直「こいつ痴漢とか嘘なんじゃね?」とか「示談金目当てなんじゃね?」とか、いっそ虚言とか思われてる気がしてる。
それがすごい辛いけど、自意識過剰なだけかもしれないし、お互い建前があるから言わないし聞けない感じ。
最初は不可抗力だからと出社扱いにしてくれたこともあって、いい会社だなって思ったんだけど……だから本当に全く悪いところばかりではないんだ。
でもそういえば女性陣含め、直属の上司以外に「痴漢」って申告したことないんだよね。
通勤時間帯だし察しって感じではあると思うけど、え、なんで共有されてんの?やだもうこういうとこなんだよ弊社さあ
理解が薄いとは思うけど、理解を求めるという行為をしていいのかというのはよくわからない。この部下面倒くせえって思いが強まるだけでは。
まず、示談は加害者側が弁護士を通じて持ちかけてくるものです。そして言うほど持ちかけられるものでもないなという感じ。
持ちかけかられて初めて補填するかどうかを選ぶことができるけれど、前の増田には示談を受けたとはあえて書かなかった。
また、相手に罰金刑がついたとしてもそこから被害者の懐に入るお金は1円もありません。民事裁判を別途行う必要があります。
被害者が示談を受けるとき、示談書というものを弁護士を通じて取り交わす。
その条件の中で刑事罰が軽くするような一文を入れる(ゆえに加害者側には示談するメリットがある)のだけれど、
その中には「被害届を取り下げてくれ(=刑事罰には一切問わない)」なんていうのが条件のものもある。
示談を受けずに少しでも長く刑務所にいてもらうほうがいいのではないかとか都度悩む。
とはいえ受けたこともある。それはそれで犯罪に助長してしまったのではないかと悩んで全然すっきりしない。
被害に遭って不快だったこととは別に、こういう気持ちを抱える羽目になる。
これ、私も休職したとき調べました。結果から言うと非常に難しい上に前例がないとのことでした。
逃げるときに突き飛ばされて怪我とかしてたら通勤災害らしいけど、メンタルやられたっていうのは因果関係の証明が難しいらしい。まあ…パワハラやいじめでも大変だもんね……。
具体的には周りにこちらに腕を伸ばせる距離・身体の向きのひと(女性含む)を探して、次に手が胸より上にあるかを確認する。
それくらいの時点で「大体このひとだろうな」「いま視野にいないひとだな」がわかるし、後者のときは諦める。身体を反転させる余裕はないから確認できない。
次に、怪しいと思ったひとの手や腕を見る。
それが自分の身体に触れてるところが確認できたらばっちりなんだけど、満員電車でそれはまず無理だから、肘から上や肩が動いていないかを目視する。
今日は周囲にいたひとの配置7人分くらい提出した。降りてすぐ、警察来る前に図をメモした。哀しい場数ですね。
で、それくらいの時間経ってまだ止まなかったらもう完全に故意だなって確信が持てるので手を掴みにいく。
距離的に難しかったら引っ掻くことを心掛ける。相手の手に線が残ればいいし、爪の間のDNA鑑定してもらえる。
とはいえ自分の手も上に上げてるから掴みに行けなくて諦めることもあるし、掴んだ手を引き抜かれて諦めることもある。
この時間ここで、と言えると後々便利。やっていた位置ゲーのログが役立ったこともあった。
監視カメラ?ついてる車両のこともあるけど「映像確認しますね」って直接言われたことは一度もないよ。
実際にしてることもあるんだろうけど。警察・検察の方いつもお疲れさまです、有難う。
そんな位置触れるわけないだろ!の理由、他のひとの身体があるとか鞄がひっかかって手を上げられないとか。
冤罪も被害のうちだと思うから、何かの参考になれるんじゃないかな……。
そうもいかない。
その後検察から取り調べが再度ある可能性があるので、供述を全部覚えておく必要があります。
そういった情報を警察官が教えてくれるかどうかは五分五分。検察から連絡が来るかどうかも五分五分。
場合によっては裁判で証言しないといけないし、嫌なことを反復記憶で定着させる必要がある。
どんな犯罪でもそうだけど磨耗するよね。
トラウマ的に覚えているのは、ふたつある。
まずは電車A車内で痴漢に遭い、乗換駅で降りたら次はその乗換中のホームで密着、エスカレーターなどでも引き続き痴漢に遭い、当然乗換え先電車Bでも止まらなかったこと。
とにかく混乱した。慌てて最寄りで降りたけど、降りてからこのままストーキングされるのではないかと思って怖かった。しばらくホームにいた。
次は、捕まえて駅員に引き渡した後の男性が駅員と私を突き飛ばして全力ダッシュ逃走したこと。
その後ろ姿を今でも覚えています。大の大人の全力ダッシュ、間近で見ると怖い。
「そいつ捕まえて!」と駅員が叫んで、気づいたホームの男性や駅員が協力して、ホームを上がった階段のところで確保したそうです。
怖くて見てないけど、暴れ回っていて大の大人5人がかりで押さえつけたと聞きました。
ちなみにその男性は私に行った痴漢は、出所した直後のものだったと聞きました。
私が痴漢で捕まえたあと一度自宅に帰った隙に違う女性に性犯罪を行って捕まりました。
わかるわかる。こっちも「すみません」みたいな位置に手が行くことある。あれすごい気まずいし怖いよね。
満員電車だし、大体の被害者は「あー仕方ないこと起きてるな」ってわかってると思うよ。
それで、そういうときに身体を捻ったり睨んだりするのは故意じゃないかを確かめるためでもあるから、必ずしも犯人扱いって決めたわけじゃない。
こっちも動けないんすよって対応してればちゃんと伝わるよ。伝わってるよ。目が合って会釈し合うみたいなこと普通にある。
押し付けるだけにしても痴漢ってもっと露骨だし、なんか違うんだよ。
あと、手も引き抜けないくらいマジのすし詰めだったり、鞄が他所に攫われてたりするときは無理に動かなくてもいいと思う。「はい動けない!」と「故意にそこに手を置き続けた」とは違うので。
逆に言うと避けられる余裕があったら避けないと不利になると思います。
ちなみに変にもぞもぞされる方が「あれ?」感が生じる気がします。
なんというか、満員電車、普通に不快だよね。性別も年齢も超えて不快。やばい乗り物だな。
これから男性とか女性とか言うけど、被害男性も加害女性もいるのはわかった上で、記載がややこしくなるので男女で書かせてください。
一括で加害者が悪い、どっちの性がどっちに痴漢してもそれは絶対。
今から単純化するから、先にその辺りでしんどい思いをした方に謝らせてください。蔑ろにしたいわけじゃない。
男性が自浄しろとか、男性同士で叩き合ってくれとか、そんなふうには思ってない。
自分は絶対痴漢しないし痴漢は悪だって立場の男性が多いこともわかってる(そうであって欲しいとも思ってる)。
痴漢問題が男女でのバトルとか、あるいはフェミがなんか言ってる〜ウケる〜みたいになるのを避けるためには、どうしたらいいんだろうね。
絶対数なんて知り得ないけど、痴漢する男性と同様、冤罪でっちあげ女性も架空ではないんだろうと思う。
痴漢被害に遭ったけど本気で人違いをした女性と冤罪男性っていう組み合わせがいちばん多いだろうけど……みんな不幸になる組み合わせだね。
痴漢被害者が「なんでだよくそ!」って思うように、冤罪者も「なんでだよくそ!」って思うのは当然だろうし、そりゃいがみあっちゃうよ。
加えて冤罪者は突然疑惑の目で見られるわけで嫌な気持ちになるのは当たり前だ。
女性が痴漢に遭うようなもの、なのかもしれない。災害のようなもの、という意味で。
だから諦めろとか許せとかじゃなくて…私は痴漢が許せないし……。
それでもそれって痴漢に遭うよりは確率低いと思う、低いから何?それって「だから許せ」論調になっちゃわない??
上手く言葉が選べなくてごめんね。
一定の確率で起こり得るバグが万人にあって、でも確率がどれくらいかは性別…というよりは個体によってまちまち、みたいなイメージです。
でも(冤罪でっちあげは罪だから痴漢同様最悪だけど)、元を正せばバレなかった犯人が悪いんだよな。これは絶対にそうなんだよな。
たぶん捕まえた側も「お前認めろよ」って思ってる、だって犯人だと思ってるから。
そういうときに互いに「誰か小器用に逃げやがった奴がいるぜ」って仲間意識を持てないものかなあと思うけど……理想論なのかな。
被害者も、そういう哀しみから自分を守るためになるたけ冷静に周りを観察しよう。
といってもむやみに苦労を被害者に強いるわけじゃなくて、これはそのまま必要なものになるから。
犯人を特定しただけじゃ弱くて、警察行っても辛い思いする(ソースは私)。
なぜ特定したかの論理が必要になるから、とにかく冷静に警察に伝えよう。伝わればそれは状況証拠として自分のことを守るものになってくれる。それは自ずと冤罪減らしに繋がるはず。
……被害に遭ってるときにそんな余裕ないんだけどね、こんなことに慣れたくなかったよって書いてて哀しくなってくる。
被害に遭う側に求めてごめんとも思う、求められてもしんどいよね。
改めて、長ったらしいものを読んでくれてどうも有難うございました。
自分の意見を考えてみたんだけど、法治国家だからかなあというのが核にあると思った。
日本という法治国家に住んいでて、犯罪のものは裁かれるというのが前提にある。
そしてそういった法によって守られている・悪事が抑制されているという認識です。
そして、法が正しく機能していますよということを示すのは、どんな犯罪にも有用だと思っています。
たまに「はあ?」と思う法もあるけど、そういう例外は置いておいて。
法治国家の維持のため、ひいてはあらゆる角度から自分や周りのひとを守るため、
犯罪はきちんと裁かれるという姿勢を取ることは大切だと思います。
その犯罪のなかに痴漢も内包されるだけ。殺人も強盗もその他諸々の悪事も全部入る。
(追記とクソ余談)
誰に対してこんな気を遣って文章書いてるんだろうってちょっと思う。
これでも「女さんは~」みたいに言われちゃうんだったらどうしたらいいんだろう。
フェミニズム含め、性別関係なく総ての人間の人権が認められて欲しい。ヒューマニズムだよ。
バカ女だの書かれてしまって(そんなの書くのも少数だって思いたい)、いつかなりたくないタイプの「フェミ」になってしまったらと思うと怖い。
でもバカ女とかいう言葉を選ぶひとにも、それを選ぶようになるまでの過程があったんだよな。
どうしてみんな傷ついちゃったんだろう。
(3/18 14:02追記)
しかも理解ある彼くん・夫くんの多くはふとした拍子に正気に戻るor共倒れになるまでは
理解ある彼女ちゃん・妻ちゃんは夜職以外の経済力は期待出来ない
男に媚びへつらって養って貰おうとか自尊心を満たそうとか身の毛もよだつ話
単純な事実として人工子宮が宗教で許されるまではすべての人間は女から出てくるのである
そして人権があるので『はい出産ご苦労様ボッシュート』とは出来ねぇのである
ともなれば女性の自立というのはすべての人間にとって自分ごとの話のはずである
先日の、出勤して事務所のドアを開けたら警察官と鉢合わせた問題は、よくあることだと女子フリーターアルバイトさんから聞いた。女子フリーターアルバイトさんはDさんから聞いたらしい。当店で事件が起きたわけではなかった。なんでも、近くで何か事件が起きて犯人が逃走した場合、逃走中にそこら辺の店舗に立ち寄った可能性を見て、警察は近くの店舗の監視カメラをチェックしに来るのだそう。
ということをDさんがよく知っているのは、バイト歴が長いというのもあるけど、人の迷惑を考えずに軽々しく話しかけることができるというアビリティを持っているからだ。私みたいに、「邪魔したら悪いな……」と思って何も言われないうちに引く奴は、何年経っても情報通にはならない。
さすがにコロナが流行り過ぎてコンビニまでもが暇になってきた。といっても、昼間にスーパーに買い物に行くとすごいたくさん人がいるけれども。
昨日は節分だったので予約恵方巻きのお渡しというミッションが発生したのだが、夕勤ってあまり予約商品の引き渡し業務がない時間帯なので、不慣れというかそもそも知識がない。それで、シフトリーダーにやり方を教わった。シフトリーダーは昼勤もやれる女子フリーターアルバイトさんが一緒だから大丈夫だよね、分からないことがあれば彼女に聞いて、と言って帰っていった。
ところが! いざ恵方巻きの受け取りのお客様が来店して女子フリーターアルバイトさんのレジに来たら、女子フリーターアルバイトさんは、
「これって足りないですけど、ウォークインかどこかから取ってくるってことですか?」
と私に聞いて来た。(恵方巻きは常温保存なので、カウンターの内側に置いてあったのだが、一緒に注文された汁ものは冷蔵品だったのでウォークインの中の「予約商品。店頭品だし不可!!」というメモの貼られた籠の中に保存されていたのだ。)人の話はちゃんと聞こうな。しょうがないから汁ものは私が取りに行った。
一見ちゃきちゃきと仕事をしているが所々に奈落の底みたいに深淵な感じの難のある女子フリーターアルバイトさんだが、彼女の姉は輪をかけてヤバイらしい。そんな噂をAさんから聞いた。もともとが女子フリーターアルバイトさんがDさんに語ってDさんがAさんに語ったことだから、現実には女子フリーターアルバイトさんの姉は言われるほどの狂人デはないのかもしれないし、逆に想像を絶するレベルの危険人物かもしれない。何しろ女子フリーターアルバイトさんが信用できない語り手過ぎるし、DさんはAさんいわく「記憶力が悪い」らしいし、Aさんは他人の不幸を面白がり過ぎなので、彼らの伝言ゲームはかなり歪んでいるんじゃないかなと思う。
聞いた限りでは女子フリーターアルバイトさんの姉は買い物依存症であるらしい。Aさんはどんだけクソなんだよw と嗤うのだが、私は「買い物依存症は病気なのだから人柄がクソでなくともなり得る」と言った。あんまり否定するとAさんは拗ねてしまって面倒臭い奴に豹変するので、あまり他人の姉を馬鹿にするなよと直球に諌めることは出来ないものの。
「いくら金を使っても物欲が尽きないなんて俺には信じられない」
とAさんが言うから、
「買い物依存症の人はさもしい人間だから欲が深いんじゃなくて、散財しないと不安になるし不安だから散財する魔のスパイラルにハマってしまったただの人だから。散財しなければという衝動に人格が振り回されているという状態」
と私は言ったが、Aさんは理解できないのだそう。それは「理解できない」のではなく「共感できない」じゃないのかな。理解なら、依存症の人の行動パターンは似かよっているから、理解し難いところはないだろう。
そんな時代もあったねといつか話そうと思いたって、筆をとっています。私はかつて露出狂でした。今はもうやめています。なった理由は仕事のストレスから。やめた理由は相手の反応が得られなかったから。
わかりやすい例ですが、仕事のストレスからある種の依存症みたいになってしまったわけです。当時の部署は激務かつ上司がパワハラというところでした。ピラミッド型でパワハラは降りてきます。上司、先輩、そして、自分。勤続年数は多少あったのですが、自分には部下がいないので、自動的に自分が、一番下です。降りてきたパワハラは自分で、なんとかしなければなりません。ここで
家族に当たったりする人もいるかもしれません。私には家族がいなかったので、そのようなことはありませんでした。ただ、子供とかがいた場合、虐待せずに過ごせたか、と聞かれたら自信はありません。とりあえず、自分よりも下の人間を、自分に何をされても逆らわないような、そんな人間を探すことが急務でした。
このような最低の理由で、見ず知らずの中高生相手に露出することが、私のストレスの捌け口となったのです。
会社をやめて、転職しろという声も聞こえてきそうです。ただし、やりたいこともないし、やれることもない人間に椅子は用意されていないのでした。コミュニケーション能力も低く、一度だけ転職イベントに行きましたが、絶望しました。
その絶望した帰りに思いつきました。
そうだ、露出しよう。
どう考えても、その思考はおかしいのですが、そうするしかできることはなかった。その日はまだ夕方だったので、おとなしく家に帰りました。次の日は仕事なので、仕事帰りに露出することに、しました。最寄駅の一駅手前で降りて、長めに歩いて帰ります。ちょうど冬だったのでコートを着ていました。駅のトイレで準備をします。コートを開けたら性器
が見えるように調整していきます。いざ、露出散歩です。対抗側から誰かが見えてきたら、コートのボタンを外していきます。ただし、相手は選ぶ。高校生くらいの二人組が見えてきました。コートのボタンは開いているので、性器が露わになっています。ところが、二人組はおしゃべりに夢中で、こちらのほうを全く気にしていない。残念なことに、終始そんな感じだった。一人でも、歩きスマホや音楽聴いてるのとか。誰にもきづかれない。性器出してるんだけど、見えてるんだけど。自意識過剰だからわかってなかったんだけど、他人は他人のことに興味がないんだったな。結局、誰からも相手にされず、さらに絶望した。
季節が春になり、コートを着る必要がなくなってからは、露出することができなくなった。季節は状況を変えたが、私を変えなかった。