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はてなキーワード: 音楽業界とは

2021-07-26

オリンピック開会式がゴタゴタした理由

舞台に出て説明責任も負ったりする舞台映画監督や、せめて作家性のある構成作家が仕切るべきオリンピック開会式を、裏方でかつ、通常業務ステークホルダーアーティスト芸人サイドである演出家が仕切ったから。

舞台映画監督スポンサー意向を聞きながらもオーディションを経由してバックグラウンドチェックを行うことでお友達以外から参加者を募り、かつ観客動員数などの責任を負い、客の期待していることを読みながら、シーンの転換に一貫したシナリオのある舞台を作るのが仕事。向いている方向は、客、または、スポンサー演者監督の思い描いたシナリオ絵コンテの流れを実現する素材。

一方で演出家は、シナリオの部分を担保するのがアーティストお笑いネタを作る側、脚本家であり、演出家自体は出来上がっているシナリオやそのシナリオに沿って動く側を良く見せるのが仕事。向いている方向は、演者演者活躍表現サポートする立場

このゴタゴタは、AKIRA案という、復興五輪日本外交どころかオリンピック憲章と全然関係ない案を出した演出家MIKIKO先生キャスティングから間違いは始まっている。

AKIRA案って、そこと何の関係あるんですか?表現者サイドの自己表現よりも、日本民意を汲みつつ、各国の選手の歓迎の方が優先される場なんですよ。思い切り自己表現をするアーティストを支える人ではなく、オリンピック憲章の意図理解自分表現力をオリンピックという場を成立させることに注ぎ込んだ森山未來的な役者ダンサー開会式に起用できるような教養のある監督必要場所なんですよ。

あと、開会式冷戦時代だと有効だったジョンレノンイマジンが墓から出てきたのでびっくりしたのですが、こういうチョイスをしたサブカル層が見てる世界って、難民が出ている世界国境領土問題でゴタゴタあるインドパキスタン台湾等ではなく、欧米音楽業界さらマイノリティの痛みに無頓着な育ちの良いボーイやガールの界隈なんですかね?さら強者と言われる白人サイドから手を取り合ってって言われるの、どうなんですかね?マイノリティの主張を聞くことから始めないんですかね?

サブカル層はすぎやまこういち海老蔵に対してカウンター打てるほどの人材作品プール出来てないぐらいに日本外交に対して考えもなく、多様性もなく、身内で固まっていただけ。そういう現状を反省しつつ、スポーツの採点でスポーツ業界人材の方がはるかに多様だったら、大坂なおみさん以外の多様なスポーツ選手にも沢山映像等でフォーカスすれば良かったのに、そういうこともしなかった。

消防団歌舞伎だせというのは、最低限、ベタ日本的なもの開会式に出せという、あらかじめ想定できた国というスポンサーから要求ベタボランティア経歴のあるMISIAもそう。

音楽歌謡曲民謡太鼓三味線とか『のど自慢 世界大会』的なベタもの全然良かったし、前回のオリンピックから違う系統で且つ昨今の流れを組みつつ世界でもわかりそうなものと言ったら、ヒップホップジャズとかの黒人音楽でも良かった。他は、よさこいねぶた祭り漫画アニメみたいなベタで良かったし、最初赤い糸を使ったハイコンテキストな割にその意図が『はたらく細胞!!』っぽくて可愛いことにあっていないコンテンポラリーダンスはなくても良かった。

借りてきたマイノリティではなく、自国の中のマイノリティを見つめるなら、日本的なもの統一しても良かった。その流れで、身体障害者として途中からマイノリティになった長嶋さんの登場や、音楽業界ではマイノリティであるゲーム音楽(すぎやまこういちはともかく)は良かった。

老若男女世界各国ウケるベタでローコンテキストものを嫌って、身内しかからないハイコンテキストものや、借りてきたマイノリティ性を好む人たちが、たまたまアーティストサイドを贔屓する演出家を中心となって固まり音楽映像サイドもそのことを気にかけなかったことが露呈した、そんな開会式だった。

才能ある人を守れと言われても、コンセプトやシナリオにあった動きをするから守れるのであって、そこを蔑ろにしてたら守れる才能のある人も守れないんですよ。シナリオ絵コンテがあるリニアコンテンツではなく、電博雑誌テレビ的なノンリニアコンテンツの作りをしていたら、枠を入れ替えるように人もコンテンツも交代されちゃうんですよ。だから外部からの口出しに柔軟に対応できちゃうんですよ。周りに何言われても「これはコンセプトやシナリオ絵コンテの流れに合ってませんから」で断れずに。

小山田圭吾擁護する同業者が現れない件

渡部建ときと似ている。

一緒に仕事をしていたミュージシャンはたくさんいたのになぁ。

実は音楽業界で嫌われていたのかな。

2021-07-22

東京五輪表現の自由呪いになる

五輪さえ閉幕すればイベント開催のコロナ対策について大人数の動員における有効事例ができあがり、いまよりも柔軟にイベント開催を行えるとわずかな希望を抱いていた音楽ファン演劇ファンは何人いただろうか–––––

一縷の望みは五輪が始まることなく打ち砕かれた。相次ぐ批判と辞任の嵐により、日和見から一転、動き方を間違えば80年代おたく差別にも近いバッシングを受ける可能性が万が一にも出てきてしまった。

唯一の救いは岡崎体育近田春夫明和電機が率先して道化を演じ、音楽業界への厳しい批判の目を発展させる動きをどうにかやわらげる役割を果たしたことだ。単なるSNS上でのポーズであろうが、偶然だろうが策略だろうが後に英雄的行動として振りかえることになるやもしれない。

此度の問題については、単純に擁護ができない……もはや擁護はせずともよい、身内からの声が早かったくらいであった部分もあるが、やはり五輪失敗を目論む勢力による粗暴なやり方はより多くの人間絶望を与えた。


まり文脈無視し、元の表現をゆがませた抜き出しをもってして苛烈批判を浴びせる様は目に余る。

しかし、この抜粋という手段に対して抵抗する手段がないのだ。

ここを批判した途端に、元の表現表現自由に基づくという論拠も揺らいでしまう。

幾人もの表現者たちは戦い自由を勝ち取り、自由をどうにか守ってきた表現者が自由にその身を貫かれてしまう。

今回の抜き出しという手法は合ってはいるのだが、あまり悪辣で人の心のない手段なのだ


はじめから両手両足をもいで袋叩きにしているのと近しい。

ここでもし仮に五体満足のままだとしても、殴られている側からすれば、だれが殴っているのかわからないのである

オリンピックを見ても、内閣を見ても、自分を殴った手はそこにないのだ。


あれだけ尊かった自由は、名の知れない誰かによって黒く濁り、呪いのように心を蝕んでいる。

救ってもらえるかと思ったが、尻尾のように切り捨てられてしまった。


五輪を失敗させるためにありとあらゆる手を尽くされ、ただ静かに五輪の閉幕を待つだけであっただけの人間がことごとく「見えない民」たちに傷つけられている。

おそらく誰が立っていても、どのような人生を歩んでいたとしても、無差別につるし上げられすべてを否定されていただろう。そこに思いやりもなければ、憎悪すらないのだ。

ただ使い捨てられるだけ。

後半にいくにつれ無理のある部分も増えてきているが、傍若無人に失敗へと突き進む様は無敵の人彷彿とさせる。しかしその姿は見えず、なにかを失うことは絶対にない。

嵐のように襲い掛かり、跡形もなく吹き飛ばしていく。


2021-07-20

anond:20210720164534

とっくに小山田本人とか当時の事件の如何とかを議論する段階過ぎてる(あと被害者考慮して掘り返してはいけない)

問題小山田無関係な部分の音楽業界映像業界も最大人数巻き込むタイミングでこれを出して来られて、出した人間が見つからないとなると巻き込まれ人間が何もしてないのに大打撃を受けた上泣き寝入りになること

放置してたのが悪いとかいレベルじゃないくら世代領域が広すぎる(小山田のソレが共通認識な訳がない)ので、一般の人が単純な「ミュージシャン」「音楽ファン」という大枠で大多数の人格適当に処断し出す前に、最初問題を出してきた明確な個人ないしアカウントプレイヤーとして出さなければならない

anond:20210720004007

発起人というか「障害者団体やもとからいじめ問題に取り組んでいる人々」以外の単純に乗っかってきた人間全員もうすでに敵兵扱いだから手遅れどころでない

日本コンサートライブからマフィアを追い出したことけが救いだと思うからかつての音楽業界感謝してほしいくら

2021-07-19

おや、まだ

音楽業界ってあんモラルの上に成り立ってたんですね。

小山田だけに

anond:20210719144709

周辺の音楽業界人はあんまり問題にしてなかったのも事実からねぇ…

たとえば、元暴走族リーダー俳優とか、正直どんな気持ちで見たら良いか判らん部分もあるんよね。今、本人は人当たりのいい人らしいけど(そりゃあの感じで人当たりが悪かったら怖すぎるが)。

いろんなやり方を模索して、国会質問でもちゃんと冷静に補償のことを聴いた音楽業界が結局ボッコボコにされることになり

一応テイはなしてるポーズだけ取って、対策乗り気なのとそうじゃないの半々で頭ごなしに政府行政に怒ってる酒提供業界市民チヤホヤされるあたり、やっぱ日本マジョリティってクソだな

2021-07-18

昔、「探偵ナイトスクープ」という視聴者の疑問を探偵役のお笑い芸人レポートする番組で、ご意見番ポジションキダ・タローがいるときに、彼が作曲した「アホの坂田テーマ」をノルウェーだかカナダだかのホッケー試合で聴いたという調査依頼があり、それは要するにどこかの民族音楽キダ・タローがパクっただけという話なのだが、コメントを求められたキダ・タローが「引用や!」と開き直ってスタジオ爆笑というオチになった回があった。

それで済んでしまったので子ども心に釈然としない思いを抱いたものだが(もちろんアホの坂田原曲著作権が切れているのだろう)、音楽業界の「引用」って、もしかして思ったより根深くて、当時キダ・タローが「引用や!」と言ったのも、ウケ狙いとかではなく、本気だったのかなあというようなことを、昨今の騒動でふと思った。

ちなみに「フニクリ・フニクラ」という曲はどこぞの登山鉄道宣伝のために作られたものだそうで、それを知らず「イタリアの昔の民謡かなんかだろう」と思い込んで「引用」したクラシック作曲家が訴えられて著作権料を払う羽目になったそうな(Wikipedia情報)。

2021-07-16

anond:20210716130711

ロキノンスルーするだろうし、音楽業界スルーだろうね。

小山田氏やロキノンを向こうに回すと仕事しづらそう。

それにサイコパス的なキャラはむしろキャラが立つとしてポジティブ評価だった。

こうした環境下で今まで何らの弁明の必要もなくやってこれた。

からそのままオリ「パラ」でもやっていけると勘違いしたんだろう。

NHKが「スタジオあ」で彼を起用することで、オリパラもなんらの弁明もなくやっていけるとのアリバイを与えてしまった。

政府人間小山田氏の過去なんて知らないしNHKの子番組で起用なんて聞いたらそりゃ安心する。

から今回JOCの次に責任が重いのはNHKだと思っている。

なぜ「彼は反省している」などという加害者側の言い分を無留保に受け入れてしまったのか。

仮にも障害者向け、いじめられた子供向けの番組を多く制作するNHKが何故?

いくら末端の制作者が障害者子供に寄り添うと言ったところで

あんなひどいいじめ加害者が何の咎も受けずNHKで起用されるのを障害者子供が見て絶望すると思わなかったのか。

小山田氏のファンだった制作者の目が眩んでそこは見ないふりしていただけではないのか。

増田、アップしてくれて有難う。

お陰でもやもやが少しほぐれた気がする。

2021-07-15

anond:20210714195254

日本人社会の都会でも、格差があるよね。ホームレス大金持ちも、東京大阪にもいる。

留学生を見ても外国人って、かなりピンキリかな。

個人主義だよなあ。

日本でも、野球選手音楽業界クスリに手を染めてるが、一時期は成功した人もいる訳だし。

トランプさんやジョンソンさん、ゴーンさんの言動を見ても、思いつきでやってもつじつまを合わせてしまうところもあるような。

2021-07-13

anond:20210713012606

もはや「目が合ったぞふざけんなテメエ」レベルの難癖だな

如何に音楽業界が自浄作用が無いかが良く分かるコメントありがとう

anond:20210710171633

>増田の知り合いには音楽業界で飯食ってる人も何名か居るし、彼らが「またイベント中止になった」と悲鳴を上げる姿を見るのはそろそろ打ち止めになって欲しい。

最後にあるが、フジロックは開催されてほしいと思いながら、ロッキンには憎しみが籠ってるかのように終始そのスタンス言及しているのもどうなのか。

プロ野球Jリーグの開催スタイルがさも完璧かのように書かれてるが、試合後に競技場を出て5分もすればコンビニスーパー飲食店パチンコ店電車の駅と

誘惑が揃う立地で行われ観客も瞬時にそこに交わる環境などには触れず。

ロッキンだと終演後にステージから数十分歩いてもまだ周りは森で地元民に出会うこともない。

野外フェススポーツ観戦よりセーフティな部分もあったりするが、それらは一切取り上げない。

まり詳しくない者達にロッキンに対してのマイナスイメージを植え付けたいという意図だけで書かれている文章のように感じる。

2021-07-12

anond:20210712015313

今の音楽業界だと一席開けの市松模様で上限5000人じゃね

チケット売っちゃったのに再抽選とか揉めるだろ

2021-07-11

anond:20210711025510

> 音楽業界を賤業とみなしてる言動

そもそもそんな言動見当たらないけど)そう感じたからやり返しても良いって所が他でも言われてる民度ってやつなんだろうね

anond:20210711023345

医師会の人たちと一部の世間の人たちから

音楽業界を賤業とみなしてる言動を受けてなんだが

なんで分断生もうとするかねどいつもこいつも

2021-07-10

anond:20210710171633

野球大金が動くからオリンピックと同じで開催ありきで話がすすむから

音楽業界ちゃんロビー活動しておくべきだった

ロッキンが中止せざるを得ず、プロ野球Jリーグ普通に客入れて開催している理由

プロ野球Jリーグは観客入れてやってるじゃねーか!なんでそっちにも中止や無観客の要請を出さないんだ医師会は!」という的外れな騒ぎを起こしている連中が居るので解説しておく。

1.プロ野球Jリーグは上位組織専門家を巻き込んでイベント開催ガイドラインを作り、随時改善しながら1年以上興行を続けた実績がある

まずこれを指摘しておきたい。Jリーグ村井チェアマンが発起人となり、プロ野球感染学の専門家政府をも巻き込んだ「新型コロナウイルス対策連絡会議」が2020年春に作られ、そこで1から開催ガイドラインを作り、同年夏から試合という興行を再開に持ち込んだ。新型コロナウイルス対策連絡会議は今でも定期的に開催されており、7月5日に第35回目の会合が開かれている。試合開催ガイドラインも随時更新されており、違反したらチームや選手や観客個人にも罰則がある強制力のあるものだ(この強制力重要なのだが後述)。そして、もちろん最近デルタ株やワクチンの動向も考慮されている。ここまでやっている組織に対して、茨城県医師会という一地域医師団体が何か要望を出せるわけがないのだ。

2.ロッキンの想定規模に対応したガイドライン日本存在しない

ロッキンは1日あたり3万人を動員予定だったとされている。ところが、3万人を想定したガイドラインはいまだに日本にない。プロ野球Jリーグガイドラインは上限2万人(または収容人数の50%の少ない方)を想定しており、3万人規模の客を正式に入れて試合開催した実績はない。正確には昨年秋に、プロ野球試験的に3万人前後の客を入れた実績が数試合あるが、あくま空気の流れなどを測定する試験目的で行われたものだ。試験結果のフィードバック公表されていないが、その試験からわずか1か月半後に感染爆発が起きて2回目の緊急事態宣言に至ったことや、(結局ほぼ無観客になったが)五輪の観客数を「1万人」に制限する方針が少し前に政府からたことを鑑みると、試験結果は感染拡大防止の観点で芳しくなかったと推察される。つまりロッキンの規模に応じたガイドラインはいまだに存在しないのだ。

3.コロナに加え、熱中症の客が多発することを想定したガイドライン日本存在しない

ロッキンは例年、開催期間中熱中症の客が多発し、近隣の医療機関はその対応に追われる。その考慮も加えたイベント開催ガイドラインもいまだ日本にないのだ。先述のプロ野球Jリーグガイドラインは、そもそも炎天下の中での試合実施を想定していない(正確にはJリーグの3部では夏の日中試合も一部あるが、その試合の観客は多くて2000人にも満たない程度なのでロッキンとは比べ物にならない)し、他の音楽イベントガイドラインも同様だ。

4.客の行動を制御できない

プロ野球Jリーグガイドラインには、違反者への罰則も含めた強制力のあるものとなっている。チームが違反したらJリーグだと最悪勝ち点剥奪罰則があり、実際コロナ関連で選手登録ミスやらかし浦和レッズが当該試合の結果を0-3の敗戦扱いにさせられた実績がある。この試合自体は元々2-3の敗戦だったので勝ち点変動はないが、得失点差マイナス2となったので、後々の順位変動に影響が出てくる。また違反した選手は最悪解雇になるケースもあり(岐阜に飛ばされた柏木陽介の事例や、昨年西武解雇になった相内誠の事例など)、客ですら、マスクをしていなかったことで数試合入場禁止になったケースもある。

このように強制力のあるガイドラインがあるからこそプロ野球Jリーグは客の行動を制御できるわけであるが、多数のアーティストによる合同イベントであるロッキンのようなフェスでは、そのような強制力のあるガイドラインは作れない。アーティスト違反しても運営側は何もできないし、客が違反しても入場禁止処分を施すことが出来ない。施したとしても他のイベントに行けばいいだけであって実効性がないのである。だからロッキンは客の行動を制御できず、性善説に頼るしかなくなるのだ。

5.じゃあ、ロッキンはどうすればよかったのか?

今回のように「中止」という判断普通にあるとは思うが、熱中症リスクが下がる秋に延期したり、スポーツイベントなどで散々実績のある1万人規模に抑えるとかの案は取り得たはずである

どうしても3万人集めたいのなら、それは日本と言う国として前例がない規模・時期のイベント開催となるので、国家レベル医療専門家政治家などのステークホルダーを巻き込んで、プロ野球Jリーグガイドラインの上位となる興行ガイドラインを作り、それを遵守できるような運営態勢を整える・・・そこまでやるべきだった。茨城県内の自治体医療機関との連携程度で済ませるレベルの話ではなかったのだ。

これは増田の推測だが、イベントが近くなって、医療機関との連携部分でロッキン運営現場医療機関との間でもめて、医療現場から医師会エスカレーションが行われたのが医師会からの中止要請に繋がったのではないだろうか。

簡単に言えばステークホルダーマネジメントに失敗し、中止と言う選択肢しか残らなくなってしまったのが、ロッキン中止の本質だと増田はみている。コロナ禍で一人一人が言いようのない不安毎日襲われているからこそ、ステークホルダーマネジメント重要なのである。それに成功してイベントを開催できているのがプロ野球Jリーグで、失敗してイベント中止に追い込まれたのがロッキンという構図なのだ

追記

団体の強さや規模の違い」というコメントがちらほらあるので反応しておく。そういう点は確かにあるだろうが、実はJリーグ村井チェアマン自分達が作り上げた仕組みを他業界にも役立てたい意向を持っており、「他の業界から相談はいつでも乗るので相談して欲しい」と兼ねてから公言していた(1年前に報道されていた)。ロッキンの主催者JリーグまたはNPB一言相談持ちかけていれば、それだけでもだいぶ展開は異なっていたのではないだろうか。J2水戸ホーリーホックがロッキンと関連させたホームゲームイベントをやるくらいだし、相談ルートはいくらでもあっただろう。実際は相談していたのかもしれないが、ロッキンの中止プレスリリースで出てきた協議相手に「医療側」「専門家」というフレーズが無かったから、ロクに専門家サイドには相談していなかったと思われる。

追記2

ツイッター眺めてたら「違和感がある。ロッキングオン社は5月の1万人規模のフェスで人流のデータを取っていたから」という反応と、「スポーツのほうは(茨城県医師会要求した)会場外の行動にまで触れてないだろ」という意見があったので反応しておく。

前者についてはその取組自体は良いことだし、ロッキン側もフェス実施に向けて努力していたのは否定しない。だが、この増田ステークホルダーマネジメントの誤りを指摘するものであり、ロッキン側が自分達でデータを取っていたからというのは反論にすらならない。ずれている。

後者については、Jリーグガイドラインは客の会場外の行動にまで触れている節がある。内容は「サポーターが会場外で集結しないような取組を各チームに求める」という簡素ものだが、この一文があることでJリーグチームのサポーターは会場外で大人数で集まることを自粛せざるを得なくなるのだ。集まってることがバレたらチームが罰せられてしまうからだ。茨城県医師会はそういう規定までスポーツ側は用意していたのを知っていたのかも知れないね鹿島アントラーズとはPCR検査会場の提供などで協力関係にあるし。ロッキン側も、実効性はともかく「ファンが会場外で集結しないような取組を出演アーティスト側に求める」という一文を書いて公表することをやれば、茨城県医師会は折れてくれたかも知れないね

あとついでに書いておくけど、ロッキン中止に対して怒りの声を挙げたRADWIMPS野田洋次郎が直後に飲酒泥酔大規模誕生日パーティーやってたネタをすっぱ抜かれたのは美しいと思いました。JとNPBガイドラインに照らし合わせたら、初犯で当面の間試合出場停止再犯解雇になるレベル

追記3

五輪は?という問いが複数あるので触れておく。五輪については、JとNPBとの比較という観点では無観客が妥当と考えている。

NPB試合数が多いという特性上、試合のために都道府県をまたいだ多人数の移動は発生しづらい。発生するのは首都圏チーム同士の対戦くらいだ。

逆にJリーグは同じチームとのアウェイゲームが年に1回しかないという特性上、都道府県をまたいだ多人数の移動が発生しやすいが、いまは収容人数を絞ってることで1試合あたり1000人を超える都道府県をまたいだ移動はまず起きないし(県外客が元々多い鹿島例外だが、彼等は基本直行直帰だ)、さらに対戦相手緊急事態宣言地域のチームである場合アウェイサポーター席は用意されない。つまり緊急事態宣言が出ている東京都沖縄県Jリーグチームのサポーターアウェイ試合を現地に遠征して観ることが出来ない。このようにして都道府県をまたいだ人流を抑えている。

五輪はそのような都道府県をまたぐ移動を抑制できる特性も仕組みもないので、東京都緊急事態宣言が出た時点で、オール無観客にしないとJやNPB比較しても平仄が取れないし、だから無観客で仕方ないと考える。

追記4

最後追記にするが、他のフェスとの比較も書いておく。

まずJAPAN JAM。これはやったのが5月であり、人数は2万人規模。この増田で指摘しているロッキンの「3万人+炎天下」の条件に合致しない。

それから今後予定されているフジロック。これも1日あたりの人数は2万人規模を想定していると聞いている。つまり実績のある人数規模。また苗場でやるので熱中症リスクは低地開催の他フェスと比べて低い。ただそれでも日差しが出ればリスクはそれなりにあるので、日照が強い10~15時は避けて開催すべきなんじゃないかなと個人的には思っている。それでも省庁や地元を適切に巻き込めているようなので、予断は許さないが、開催にはこぎつけられるんじゃないかと思う。というか開催されて欲しい。増田の知り合いには音楽業界で飯食ってる人も何名か居るし、彼らが「またイベント中止になった」と悲鳴を上げる姿を見るのはそろそろ打ち止めになって欲しい。

2021-07-07

音楽業界ビビって自己規制に走っている一方で格闘技系は普通にイベントやってるのが対照的だわ

どの業界オカマ体質なのか分かってしま

2021-06-28

anond:20210628152125

音楽業界は今現役ミュージシャン評論家になってるからマジで音楽評論家は死んだと思う

だって山崎洋一郎東京事変を語るよりKing Gnu拡声器使ってる人が東京事変を語る方が面白いに決まってるもんな、この前テレビでやってたけど

そういう意味では俺の方が上とは言わないけど、山崎洋一郎King Gnu拡声器使ってる人より俺に近いと思う

なのでKing Gnu拡声器使ってる人が音楽評論家になった今、旧来の音楽評論家素人も似たようなもんだと思う

anond:20210628132221

そもそもiPad漫画描けたり、楽器弾けなくてもDTM音楽作れたり漫画とか音楽業界ってツール進化してものすごい効率化してるもんな

それで流通物理メディアじゃないか配信代行サービス使えば一人でリリースできる

宣伝TwitterYouTubeTikTokで良い

ミュージシャン漫画家って副業で成り立つレベルまで効率化されてる気がする

まぁ専業としてトップを目指すならレコード会社出版社契約した方がいいんだろうけど

2021-06-17

ニコニコ尊敬していた大人twitter狂人になっていた。

anond:20210616183613

増田はたぶんこの元増田よりはきっともう一世代年下という事になると思う。

要するに初期のニコニコYouTubeの頃、動画文化の走りぐらいの世代間の人間である

だが感覚としては同じで、「当時尊敬していた大人狂人になってしまった」という印象である

当時からおっさんだったような人は、大体おもんないジジイ進化した。

昔は無邪気で楽しいおっさんだった。面白いものを作るおっさんだった。場を盛り上げるのが上手なおっさんだった。

おっさんキッズよりも博識で、交流があったおっさんからは色々と良く教わったものだった。

ただそれも後半になってくるとどちらかというと「シュババババwww」というニュアンスになってきたような気がする。聞いてもいないのに飛んできたりな。

おっさんたちは最近、何も創らない。作ってるならいいけど何も作ってない。

ただ今日政権ケチをつけて、東京都今日感染者数を確認して、炎上現場ガソリンをまきに行って、インフルエンサー()に噛みついて、競馬を見ているだけのおもんない1年を過ごしている。

元増田は男らしさとの関連を見出していたりもしたが、自分場合女性もちらほら居たのでその話もしよう。

彼女らはかなりの割合フェミ系に走っている。

政治経済へ物申すところは男とあまり変わりないが、特徴的なのは痴漢とか家事をしない夫の悪口なんかをRTしてくる事だ。

自己矛盾を起こしていることで有名なポリコレ腐女子と化してしまった人もいる。

昔はあんなに面白い動画を作っていたのに。楽しい人だったのに。そんな人たちがネットで見かけるクソ女カテゴリーになってしまった悲しみは筆舌し難い。

ニコニコ動画ないしこの時代感のクリエイター文化では、ここを出身として後に有名になった人もそんなに珍しくなく存在している。

世代感としてはさらに少し後になるが、最も有名な所だと音楽業界の頂点まで上り詰めてしまったハチこと米津玄師氏などがそうだろう。

特に音楽系においてはボカロP歌い手からメジャーデビューする人も多く、例を挙げるだけでも絞るのが大変なぐらいである。

それ以外の分野においてもニコニコで手描きMADを書いていたうp主プロイラストレーターになって活躍していたとか、

MMDをやっていた人が3Dモデラーとして発注を受けるような立ち位置になったとか、ゲーム実況者がえげつない数のファンを獲得していてそれで生計を立ててるとか、

あるいは大きな知名度は無くても、その分野でちょっとした有名人立ち位置を未だにキープし続けている人だったりとか。

有名とか人気とかにも度合はあるが、クリエイターとしてある程度成功を収めている人っていうのは結構いる。

なんでこんなことを話題にしたかというと、おもんないジジイあるいはクソフェミババア進化した彼彼女らは

この「未だにクリエイターとして活躍しており、大なり小なりそれなりの人気を維持している人」”ではない”という共通点があるからである

要因はいろいろあるだろう。時間が無くなって物理的に作れなくなった人も、体力が尽きてしまった人も、もう感性を失ってしまった人も、文化についていけなくなってしまった人も、クリエイターとして挫折してしまった人もいるだろう。

どこを経由したかはさておき、いずれにしても「ニュースに物申す老人」という結果にたどり着いていく。

逆に活躍している人ほどセルフマネジメントとしてセンシティブ話題への言及意図的に避けているというのもあって、どの程度センシティブ話題に触れるか自体ある意味脱落者チェッカー役割果たしているような気もする。

そう思うとかつてあれだけ尊敬した輝きが失われた、もうクリエイターですらない彼らを見るのはとても寂しい。

2021-06-11

悔しすぎて新しい音楽を受け入れられない。

小学生の頃、ASIAN KUNG-FU GENERATIONにハマってから音楽を大好きになった。

雑誌ネット情報をもとにアジカンメンバーが影響を受けた音楽を辿り、

昔の洋楽を聴き漁るようになった。


小遣いはほぼCDで使い切ってたし、

まだ画質が良くなかったYouTubeニコニコ動画で好きなバンドライブ映像を食い入るように見ていた。

中学生になり、親に必死で頼み込んでギターを買い与えてもらってからは夢中になって練習した。

ギターを抱えたまま寝落ちしたことも数えきれないくらいあった。

授業中もハンドグリップでずっと指の筋トレしてた。

クラスメイトから見たら当時の自分ちょっと様子がおかしかったと思う。

同級生バンドを組み、アジカンコピーをして文化祭ステージに立ったときの興奮はよく覚えている。


高校生になってからバンドは続けて、放課後スタジオに入り浸り、

バイト代ライブハウスにも通うようになった。

気付けば地元高校生バンドマンの中では飛びぬけてギターが上手くなっていた。

ギターバンド音楽が楽しくて仕方がない。

この頃にはもう音楽で食っていくことしか考えられなかった。

ライブハウスのステージに立つ憧れのバンドマンだけが理想の姿で、

他のあらゆる大人のことをバカにしていた。


親や教師から大学進学を進められたがそれを押し切って東京音楽専門学校入学した。

東京バンドを組み直し、プロを目指して活動を始めた。

バイト代ライブハウスのノルマ、機材、スタジオ代、打ち上げに費やし、電気やガスが止まることは日常茶飯事。

バンド活動に集中するため、専門学校に行く時間が勿体なく感じて退学した。

親には怒鳴られた。さすがにちょっと心が痛んだし、苦しかったけどそれでも音楽にしがみついた。


そうこうしてがむしゃらにやっていたら、バンドにそこそこの人気は出始めた。

ガラガラだった下北沢ライブハウスのフロアは少しずつ自分たちのお客さんで埋まっていった。

遠征先の地方でも自分たちを目当てに来てくれるお客さんが居る。

物販の売り上げはガソリン代に消えるけど、それでもギリギリ赤字じゃない。

ライブ終わりに業界大人から名刺を渡されることも増えていった。


きっと誰でも名前を聞いたことのある大手音楽企業スタッフさんが親身に自分たちの面倒を見てくれて、

そこの傘下のインディーズレーベルからミニアルバムリリースできた。

音楽雑誌や小さくだけど記事が載った。メディアサイトインタビューしてもらえた。

から聴いていた憧れのバンドツアー前座で呼んでもらえた。

下北沢の中でもまあまあ大きいハコのワンマンソールドさせた。

これ一本で生活できる金額じゃないけど、一応バンド活動給料を貰える。

スタジオ代もガソリン代もレーベル負担してくれる。

打ち上げ居酒屋さえ財布を出さなくていい。


夢が一つずつ叶っていったけど、そう上手くは進まなかった。

メンバーが家庭の事情地元に帰ることになり、バンドを脱退。

その数か月後にまた別のメンバーが体調を崩し、脱退。

正式メンバーが2人になってしまったバンドサポートメンバーを入れて活動を続けたが、

CDの売り上げもライブの動員も伸びないし、後輩バンドにも追い越された。

残ったメンバーとぶつかり合うことが増えて、結果的バンド解散した。


そう簡単に諦め切れず音楽業界への未練から東京に残り、

いろんなバンドサポートとして活動してみたり、

元々所属していたレーベルとのつながりでシンガーソングライターの後ろでギターを弾いてみたりしたが、

以前やっていたバンドを超えるような成果は出せなかった。


30代になった今、地元に戻って営業仕事をしている。

高卒20代ほとんどを音楽に費やし、同い年より数年遅れで社会人になった割には、

まあ悪くない給料を貰えている。


相変わらず音楽は好きだが、どうにも新しい音楽を受け入れられない。

正確に言えば、自分より一回り年下のバンドを受け入れられない。

かにみんな良い曲を作ってるし、演奏も上手い。メンバー個性もある。売れるのは分かる。


でも、そこって本来俺が立ってたはずの場所じゃないのか。

俺が出るはずだったフェス舞台に立ち、テレビ音楽番組に出て、タイアップを受けている奴がいる。

仕事中、ラジオから勢いに乗った若手バンドの曲が流れてくるとどうしようもない気持ちになってくる。


なんで俺は音楽を諦めてサラリーマンをしてるんだろう。

なんで機材車じゃなく社用車運転してるんだろう。

なんで俺の音楽人生は上手く行かなかったんだ。


悔しすぎて新しい音楽を受け入れられない。

2021-05-23

JASRACコピーガード音楽一切聴かなくなったな

CDも買わなくなったしどこで皆音楽聴いてるんだろ

俺の音楽につかう金ゼロになったし音楽業界終わってんな

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