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はてなキーワード: チェチェンとは

2022-03-17

ロシアの電撃作戦計画者とか処刑されてそう

ゴシップが本当ならスペツナズが全滅した責任取らされてチェチェン首長出張ってるのかな

2022-03-16

anond:20220316204154

チェチェンでそういうの見かけたことないけどモスクワ劇場占拠人質ごとガスで殺してたのはおそロシアとか言われてたような気がする

ロシア進撃の巨人類似性

エルディア人は巨人兵力を持ちかつて世界統治したが、自分のしてきたことが恐ろしくなり壁を作って引きこもった

巨人への恐怖から、エルディア人は差別される立場となっている

しかし、始祖の巨人の力を使えば、世界を滅ぼせる力は依然ある


一方、ロシアはかつて強大な国で、今も影響力を持とうとしている

その野心が西側からは恐ろしく、チェチェン侵攻やクリミア併合なども経て、制裁される立場になっている

しかし、その気になれば世界を滅ぼせる核を持っている


エルディア人が差別されず平和に暮らすため、エレン達は壁の民を滅ぼそうとする国々と戦う

しかし、世の流れ的には立場は不利にならざるを得ない、というところで、エレンは壁の巨人を動かし、世界を全滅させようとする



一方、ロシア世界での不当ないじめを終わらせ、尊厳を取り戻すために戦う判断をした

が、世の流れとしてロシアの存続が危ぶまれた時、エレンがやったようにロシアは核を撃つだろう



エレンが皆殺しにするつもりで巨人を動かした時点で、皆殺しをやめればエルディア人はもはや生きていくことはできない

今以上に排除されるだろう

しかし、皆殺しは間違ってるとして動いたエレンの仲間たち、ミカサによってエレンは殺され、巨人の侵攻は止まる

こうなると、もはやエルディア人は排除されるのか?と思いきや、エレンにより世界の2/3の人口土地は壊滅させられていたため、エルディア排除の余裕をもつ国はもはやなくなっていた

そして、エレンを倒した人たちは英雄となった



では、これをロシアに当てはめるとどうなるか?

最終的に立場が悪くなった時、それを覆せるのは核しかない

いよいよとなれば使うしかないだろう

それもエレンと同様、中途半端に使えばますますロシア立場がなくなるから世界の半分以上の壊滅は義務だろう

そして、核の罪をプーチン1人に着せ、内部からクーデターを起こしてプーチンを打倒すれば、ロシアにとってそう悪くない落とし所となるかもしれない

いやー、ほんと恐ろしい

2022-03-15

チェチェン首長って戦地に自ら行ってんの?

普通行かないよね

2022-03-13

非暴力民主主義者が出来ることって何だろう?

21世紀になってもなお、専制国家による軍事侵攻が後を絶たない。

チェチェンシリアに続き、崩壊したソ連復活を狙うかのように、事実上専制国家ロシアプーチン政権は、西暦2022年隣国ウクライナ軍事侵攻した。

権力とその支持者らの横暴によって、他国武力によって侵略することは、絶対に赦されるべきではないが、この軍事侵攻は、専制国家に限って起こる話なのだろうか。

近年、民主主義国家であるここ日本米国於いてでさえ、何かしら外交政策的な行き詰まりなどによって時の政権が強権化し、それを支持する著名人たちが民族主義煽りマスメディアSNS路上などでも平気で差別暴力行為を繰り返して自身立場を優位に見せ、民衆の分断を謀る動きが彼方此方で散見されており、国家権力のみならず国民までもが、軍拡軍事侵攻に傾倒し邁進して行く可能性は、充分に考えうるのではないだろうか。

現在ロシアでは、一般国民に対して、プーチン政権が、自身にとって都合の悪い情報が流れないように、暴力(軍や警察)を使って情報統制している。

まり現在ロシアの人々は、プーチン政権にとって有利な情報しかアクセスできない状態にある。

これは、プーチン大統領が、自己にとって都合の悪い情報については、“ニセ情報”として扱い、その情報を流した者については厳しく罰するという法律を制定したかである

したがって、ロシア国外で起こっている出来事についても、プーチン政権にとって都合の良い情報しか流れてこないであろうことは、容易に予測可能であろう。

プーチン政権の横暴が加速化し、ウクライナにおいて無差別殺戮が繰り広げられて行く中、それを他人事としなかった世界中の人たちが、少しずつではあるが、動き始めているのは言うまでもない。

例えば、アノニマスは、ウクライナに於ける本当の出来事ロシアの人々に伝えるべく奮起し、ロシア国営放送ハッキングし、電波ジャックを試みたようである

プーチン政権暴走を止める為には、ロシアの人々に真実を伝え、彼ら自らが立ち上がってこそと考えたからであろう。

そして、それが止まらなければ、やがては自分たちにも何某かの影響があろうことは容易に想像できたからではないだろうか。

情けは人の為ならず」とは良く言ったものだ。

見て見ぬふりをしていれば、明日は我が身なのだという危機感が、アノニマスを動かしたのかも知れない。

しかし、そのアノニマスの働きが、はたしてロシアの人々を統制から解放する上で、充分機能しただろうか。

否、それだけではない。

このままアノニマスの行動を頼みにし、或いは何もせず傍観をし続け、ロシアの人々に真実を伝える確率を上げる方法をまったく考えずして、我々、非暴力民主主義者が日々やり過ごして行くことが、はたして、我々自身にとっても得策なのだろうか。

ロシアの人々に、より多くの真実を(とりわけ、プーチン政権にとって不都合な真実を)得られる確率を上げ、勇気を持って立ち上がったロシアの人々を私たちも心から応援しているのだと彼らに伝える方法が、もっと他には無いものか。

と、我々、外野非暴力民主主義者こそ、考える必要があるのではないだろうか。

ロシア軍事侵攻に限らず、或る国がそのような事態に陥ってしまった時、我々一般非暴力民主主義者に、はたしていったい何が出来るのか、今こそ、この機会に、皆さんと共に考えてみたい。

ただし、断っておくが、これは飽く迄も、一素人思考実験の一つに過ぎず、妄想の域を超えない可能性も否定出来ないため、例え、これを目にした読者の皆さんの誰かが、この記述をもとに実際に行動に移し、自身に何らかの被害が及んでしまったとしても、筆者は一切の責任を負えないので、その点は悪しからず御理解いただきたい。

(我ながら、なんて酷い言い訳なんだw恥ず)

さて、非暴力民主主義者が取れるであろう考えられる方法の一つとして、風船爆弾作戦が挙げられる。

風船爆弾といっても、非暴力民主主義者が打ち上げるとするならば、そこに搭載すべきものは無論、危険物や爆発物や細菌ウイルスなど、人の命を奪うものでは無く、真実情報を詰め込んだメディア通信可能情報端末や無線機などであろう。

──これについては、既に御存知の方もおられるだろう。

つい最近韓国から情報統制されている北朝鮮へ向けて、拉致被害者家族会自由北朝鮮運動連合などの民間団体が中心となって何度か打ち上げ、実際、北朝鮮に届いた実績がある。

当時、風船には水素ガスなどを用い、そこに搭載したものは、真実情報を記した印刷物(チラシ・ビラなど)が中心であった。

因みに、この風船爆弾作戦、もともとの発祥は、太平洋戦争中の旧日本軍だそうで、当時、米国へ向けて爆発物を載せて打ち上げものの、その殆どが失敗に終わったのだとか。何とも皮肉である──

例えば、ヨーロッパ大陸風向き計算して、ヨーロッパ全土からロシア国内に向けて風船を打ち上げるというのも結構だが、現代では、かなりの長距離で、正確な位置ドローンを飛ばすことが技術的にも可能となっている。

軍事面に詳しい方なら、レーダーに掛からないドローンが開発されていることも御存知なのではないか。)

そのドローンに、真実情報を詰め込んだメディアUSBメモリSDカードなど)、そして、ロシア政府の介入をもすり抜け自由通信のできるSIMカード、もしくは、衛星回線使用した情報端末(ノートパソコンタブレット端末、スマートフォン携帯電話)や無線機などを搭載し、勇気を持って反戦を訴え続けているロシアの有志たちに、或いは、プーチン政権に何某かの疑問を抱いている人々に向けて飛ばすのである

特にSIMカード情報端末については、ハード面ではAppleGoogleなどを始めとする端末そのもの販売・取り扱いをしている企業物質的な支援が、ソフト面では、アノニマスなどを始めとするハッキング技術的な支援必要になろう。

そこに流す真実情報については、国境なき記者団WikiLeaksなどが中心となるのだろうか。

いずれにしても、非暴力民主主義者こそが立ち上がり、それぞれ得意な分野で互いに協力し合い、時には企業の助けをも借りて、プーチン政権下で孤立したロシアの人々に向けて、少しでも多くの真実を伝え、我々が共に連帯していることを伝え、ロシアのみならず、統制されている他の地域でも、権力によって苦しい思いをしている人々に向けて、何らかの形で展開できないだろうか?

専制国家によって支配された民衆解放を。

非暴力で。

2022-03-09

増田にみてほしい、ソ連崩壊後のロシア戦争を描いた映画2本

ソ連ロシア戦争映画って言うと第二次大戦大祖国戦争ものばかりでなんか食指が動かないよねという増田対照的な2本をお勧めするよ。

1)『オーガストウォーズ』(2012年ロシア映画

2008年南オセチア紛争舞台

キービジュアルは『トランスフォーマー』を連想させるような巨大ロボがドーンとでてきているけど、これは空想の中でしか出番がない。

主人公の息子が、勇敢な巨大ロボットと共に闇の帝王と戦っている、という空想に耽っている。

なんやかんやあって南オセチアグルジア国境戦争が始まってしまい、離婚していた父親に会いに行った息子ちゃんとが巻き込まれて、モスクワにいた母親主人公)が息子を助けに…というお話

CGでのロボ変形シーンはトランスフォーマーばり。ジェネリック

ロシア政府全面協力だけあって、プロパガンダ匂いが強烈。実物の戦車もカッコよく描かれてて、敵軍を吹っ飛ばすとやった~ってなるほか、当然ながらロシア軍人が外面も内面イケメンで、惚れてまうやろ…となる。

ロシアマッチョさは少年が「空想世界(≒逃避)」を捨て、現実世界に戻ってくるところにも表れている。

面白うてやがて寒々しい露映画かな。


2)『あの日の声を探して』(2014年フランスグルジア映画

1999年第二次チェチェン紛争舞台ダブル主人公制度。(最近メジャー映画で言うとノーランの「ダンケルク」みたいな)

Aパートチェチェンにおける虐殺家族を殺され、一人生き残るもの精神的ショックから失語になってしまチェチェン少年難民キャンプなど、行く先々でむき出しになった戦争の結果そのものに直面する。

Bパートロシア普通青年。町を歩いていたらささいなことで警察言いがかりをつけられ、そのまま懲罰的兵隊にさせられてしまう。

大日本帝国軍のシゴキ・イジメを思い出させる軍隊描写からまりこっちのパートも実に刺さる。AB交互に進んでいく作品。Aの方、赤十字に引き取られた生活善意制度でありながら少年にとっては却って辛い描写とか、もうね…

こちらはロシア政府が協力したわけではないのですが、寒々しい荒野をあるくこどもと実機の戦車の進軍の対比など、何とも言えない「リアル」さが力強い。

2022-03-07

FSB内部告発文書(信憑性注意)

id:Vorspiel

Changelogを入れたら末尾が切れてしまった…Changelogはリプにします。https://anond.hatelabo.jp/20220308162009

--

Twitterで流れていた以下の文書翻訳したものです。

https://twitter.com/igorsushko/status/1500301348780199937

最初Twitterに流しましたが(https://twitter.com/Vorspiel2/status/1500677825044819971)、誤訳修正し、追加情報を入れて清書しました。

なお、この文書真正性について、まずこちらの評価をご参照ください。(イギリス情報サイトBellingcatの幹部Christo Grozev氏による)

https://twitter.com/christogrozev/status/1500196510054637569

以下はその翻訳です。

昨晩[日本時間3/5早朝]、FSB内部告発文書と称するものが公開された。そこには、ロシア軍ウクライナでの失敗と、今後数週間~数ヶ月におけるロシア惨状予測が記されていた。これが本物かは分からない—ウクライナは以前に、心理戦の一環として偽のFSB文書リーしたことがある。

だがこれはそれとは違うようだ: 情報源は信頼できるもので(gulagu.net創始者)、偽造にしては遥かに長い文書だ(長くなるほどボロが出やすくなる)。

私はこの文書を、知己のFSB職員2人(現職または前職)に見せた。2人とも、これは間違いなく同僚が書いたものだと判断した。彼等は結論のすべてには同意しなかったが、それはさておき。

文書こちら。一読の価値がある: https://www.facebook.com/vladimir.osechkin/posts/4811633942268327

内部告発というのが仮に真であったとしても、内容に虚偽が含まれている可能性にご注意ください。

更に、私はロシア語は分からないので、露→英訳時に意図的か否かを問わず誤情報が紛れ込んでいる場合にはそのままになります。この点について、ロシア語が理解できる方はチェックをお願いします。

以下本文です。

--

[冒頭は英訳者Igor Sushko氏のコメント。氏はウクライナ出身アメリカ育ちのレーシングドライバー]

以下は、現職のFSB分析官による、ロシア現状分析英訳したものである。長いスレッドになるので心して読んでいただきたい。シェア歓迎。全文で2000語以上になる。カーテンの裏で起きていることに対する高度な洞察であり、幅広い題材を含む。

文意を明確にするための補足を、必要に応じて括弧書きで加えている。[日本語訳時に、追加の補足を角括弧書きで入れている。] では始めよう:

[ここからが元文書の内容]

最近はろくに眠れていない。ほぼ24時間勤務で、頭に靄が掛かったような状態だ。過労なのだろうが、まるでシュール世界の住人になったような気分だ。

パンドラの箱は開いた—本当の世界規模の惨劇は今夏までに始まるだろう—全世界飢餓は避けられない。ロシアウクライナ小麦の主要産地なのだから。(コメント: 世界規模の飢餓が起きるという予測には同意しない。)

我が国指導者層に本作戦(ウクライナ侵攻)を決断させたのが何かは分からないが、彼等は揃って我々(FSB)の責任だとしている。我々の分析非難され、もっと沢山報告を出すよう、最近ますます圧力を掛けられている。

こういう政治コンサルタント政治家、権力者ども全員が混乱の元凶だ。何より重要なのは、誰もこんな戦争が起きるとは知らなかったということだ—開戦は誰に対しても秘匿されていた。

一例を挙げる— ロシアに対する隕石攻撃(コメント: 西側諸国による制裁を指すと思われる)[これは露→英訳時のミスと思われる。詳細はhttps://anond.hatelabo.jp/20220322231355を参照]があった場合の結果と影響の分析依頼があったとしよう—

そこで攻撃モード分析するが、一方これはあくまで仮説であって細部を強調するな、とのお達しがくる。なるほどこのレポートはどこぞの官僚チェックリストとして使うもので、分析結果はロシアにとってポジティブものでなくてはならない、

そうでなければ「仕事ができていない」と詰問されるんだな、と理解する。したがって、我々にはどんな攻撃にも対抗手段が揃っている、という結論を出さざるをえない。もう完全にやりすぎだ。

ところが、蓋を開けてみればこれが仮説ではなく現実に起こっており、こんな仮説に基づいた分析など全くのゴミ屑になってしまった。制裁に対抗できていないのはこのためだ。こんな戦争が起きることは誰も知らず、従って制裁への対抗策も準備していなかったのだから

これは秘密主義と裏表だ—誰もが知らされていないのなら、準備のしようがあるだろうか?

カディロフは激おこだ。ウクライナが「FSBからキーウのチェチェン部隊情報をもらった」と吹聴したことで、我々(FSB)と連中は一触即発になりかけた。

カディロフの部隊戦闘に入る機会すらなく壊滅し霧消した。FSBからウクライナへのリークがあったという情報を私は持っていないので、推測するにその可能性は1-2%だろう—とはいえ可能性を完全に排除できるものではない。

我々の電撃戦は完全に失敗した。そもそもが完遂できないタスクだ: ゼレンスキーと部下を開戦3日で確保し、主要な建物をすべて占拠し、城下の盟を誓わせたとしたら、

ウクライナ抵抗は最小限に抑えられただろう。理屈上は。だがそれがどうした? こんな「理想的な」展開であってさえ、解決不能問題が残っている: 我々は誰と交渉する気だ?

ゼレンスキー排除するとして、よろしい、では合意署名するのは誰だ? ゼレンスキー署名するなら、彼の排除後は合意は役立たずだ。ОПЗЖ(ウクライナの親露派野党)は協力を拒否している。

臆病者のメドヴェドシュク[実業家プーチンの友人]は逃亡。指導者は他にもいるが—ボイコ[野党党首]は拒否、彼の支持者も理解しないだろう。ツァリョーフ[DPR・LPR議会議長]を呼び戻そうにも、ロシア国内ですら不評。ヤヌコーヴィチ[前大統領]を戻す? どうやって?

占領不可能、ということになれば、我等の撤退後、[ウクライナ]新政府10ももたずに倒されるだろう。

占領するにしても、必要人員がどこにいるというのか? 司令部軍警察、防諜、諜報—ウクライナ人の抵抗を抑え込んだとしても、50万人は要る。これに更に補給兵站が加わる。

こんなのはまりきったことだ—質の悪いリーダーシップを量で補おうとするなら、何もかも分が悪くなる。繰り返すが、これは「理想的シナリオ」での話だ。現実はそうではない。

それでどうなっているのか? 総動員を掛けることはできない。理由は2つ:

1)総動員を掛けたらロシア国内問題で自壊する: 政治でも経済でも社会でも。

2)我々の兵站今日ですら伸びきっている。これだけ巨大な分遣隊をウクライナに送り込めたとして、何が得られる? ウクライナ—広大な国土を持ち、我々に向けられる敵意は半端ない国において。

我々の道路はこんな大部隊補給に耐えうるようできていないから、何もかもがストップするだろう。現在の混乱状況を鑑みれば、指導者層がどうにかできるものでもない。

この2つの理由が同時に存在している。どちらか一方でも、失敗には十分だというのに。

ロシア軍の損失について: 実数は分からない—誰にも。開戦から2日間は何がしか情報が入ってきたが、今となってはウクライナで何が起きているのか誰も把握していない。主要師団との連絡は途絶えている。(!!)

通信回復するかもしれないし、攻撃を受けて散開しているかもしれない。司令官ですら戦死者数・負傷者数・捕虜数を把握できていない。戦死者の合計数は千人単位だろう。1万人か、5千人か、2千人ですんでいるか

こんなことすら、司令部誰も知らない。もしかしたらロシア兵の戦死者は1万人近くかもしれない。しかもここにはDNRとLNRの戦死者は含んでいない。

ゼレンスキー殺害ないし捕縛したとしても、状況は変わらない。我々に向けられる敵意はチェチェンのそれ並だ。今となっては、ウクライナの親露派ですら公然と我々に反抗している。

それもこれも、(ロシアの)トップがすべて決めたから。こんなシナリオ(ウクライナ侵攻)など、先制攻撃を受けない限り起こらないと聞かされてきたから。

我々が脅威を高めていくのは、戦闘によらず交渉で結果を出すために必要と聞かされていたから。ウクライナ国内でのゼレンスキー批判の準備も、ウクライナ侵攻など考慮にも入れていなかったから。

今日ウクライナ市民の死者数は幾何的に増加しており、抵抗は強くなる一方である歩兵部隊都市侵入を試みているが—落下傘部隊20隊のうち、わずか1隊が「暫定的に」成功を納めたのみ。

モスル侵攻を思い出してほしい。まるで同じだ—どの国でも起こることで、何も新しいことなどない。ここ数十年のヨーロッパでは—セルビアが一番良い例だろう—都市を包囲しても数年は持ち堪えられる。ヨーロッパからウクライナへの人道的支援が始まるのも時間問題だ。

我々のひとまずの期限は6月だ。というのは、6月になったらロシアには経済というものが無くなるからだ—何にも残らない。

大局的には、来週には(ロシアで)(戦争賛成派対反対派の)両者の一方が崩れるだろう。こんな(ロシア国内の)緊張状態は長続きできない、というだけのことだ。

分析のしようもなく、混乱状態予測の立てようもなく、何が起きるか確度を持って言える人間など(ロシアには)誰もいない。

直感に従って、しかも強い感情に動かされて行動するなどというのは最早ポーカーではない。だが賭け金は釣り上がってしまい、どれかしらの手段はうまく行くだろうという望みに掛けるしかない。悲しいけれど、人間は往々にして計算違いを起こすし、そうなればすべてを失うことになる。

見渡してみれば、ロシアにはアウト[ポーカーにおいて「これを引けば勝てる」というカード。「勝ちの目」]が無い。勝ち筋などなく、どうやっても負けるしかない—ということだ。(ここで一旦中断。小休止後に再開する)

(ここから後半。こちらはもっと興味深く、ラストには喜ばしい方向で驚くべきことが記されている)

我々は前世紀の失敗を100%なぞっている。「弱っちい」日本を蹴散らして瞬く間に勝利するつもりが、実は我々の軍はずたぼろだった。[日露戦争]

その後、また勝ちを目指して戦争[第一次世界大戦]をおっ始め、軍隊教育のためにボリシェヴィキ徴兵を始めた。当時よく知られていなかったボリシェヴィキ戦争反対のスローガンを掲げ、ああいった行動に出た…

プラスの面も見よう: 懲罰部隊前線に送り込むなんてことは考えもしないよう、我々は手段を尽くした。政治犯や社会不適合者を徴兵したら、前線士気は下がるだけだ。

敵軍(ウクライナ)の戦意は高い。恐ろしく高まっている。戦い方をよく知っているし、有能な指揮官も多数居る。武器補給もある。世界的な人道破局舞台を整えているようなものだ。

我々が最も恐れていることは: 首脳が古くから問題を新しい問題で糊塗しようとしていることだ。ドンバス2014年に起きたことの大きな理由がこれだ—我々は西側諸国クリミアの「ロシアの春」から引き剥がす必要があった。それで、いわゆるドンバス危機演出し、西側の注意を逸らして

交渉材料にするしかなかった。だがそれで問題さらに大きくなった。そこでエルドアン圧力を掛けてサウス・ストリーム(ガスパイプライン)を4本引かせた上で、シリアに侵攻した。

レイマニ(イスラム革命防衛隊)が自分側の問題解決するために、わざと偽情報を我々に流したために起きたことだ。その結果、クリミア問題は片付けられず、ドンバス問題も無くなっていない。

サウス・ストリームは(ガスパイプライン)2本に減らされ、シリアは宙吊り状態だ—我々が撤退すればアサド政権は倒され我々は無能扱いされるが、我々が駐留し続けるのも困難だし意味もない。

こんな「ウクライナ電撃戦」を誰が思い付いたのかは知らない。もし仮に我々が正しいインプットを受け取っていれば、少なくとも初期の計画には疑問点があり、大部分を再評価するよう指摘できただろう。それはもう大量に。

それが今や、我々はクソみたいな(PG言葉遣い英訳者による)ハマリ状態で、どうしたら良いかも分からない。「非ナチ化」「非武装化」というのは分析カテゴリには無い。というのも、具体的に数値化されたパラメタが無く、目的達成を何をもって評価できるのか分からない。

今や我々は、頭のおかし参謀トップヨーロッパとの紛争決断させるのをただ待つだけだ。要求制裁の緩和だ—制裁を弱めるか、それとも戦争か。

西側が拒絶したら? その場合、本物の国際紛争に巻き込まれ可能性も否定しない。1939年ヒトラー同様に。我々の「Z」[紀章]は鉤十字同様に扱われるだろう。

(ウクライナでの)局地的な核攻撃はありうるか? イエス。但し軍事目的ではない。こんな兵器は防御を崩す役には立たない。使うなら目的は我々以外(西側諸国)の恫喝だ。

我々はウクライナに全責任をおっ被せるシナリオの土壌を作っている。ナルイシキン(ロシア対外情報庁官)と配下SVRは、ウクライナが密かに核兵器製造していた、という証明をせっせとこさえている。クソったれ。

連中は、我々がとっくに分析放棄した論を押し通そうとしている: [核兵器開発の]専門家ウランがあったことの証拠証明など、でっち上げることは不可能だ。ウクライナには劣化同位体238[ウラン238。劣化ウラン]が1トンある—だが問題にはならない。核燃料サイクル上、作り出すことを秘密にはできない。

「汚い爆弾」にしても秘密裏に製造することはできない。ウクライナの古い原発では、それに必要物質副産物として最小限産出されるのみだ。アメリカはMAGATE[IAEAロシア表記]と共にこういう施設監視しているから、こんな論など出したら馬鹿にされるだけだ。

1週間後には何が起きているだろうか? 2週間後でもよい。我々はドツボにハマり、古き良き、空腹の90年代を思い出すことになるだろう。

市場が閉じつつあるのに対抗して、ナビウリナ[ロシア連邦中央銀行総裁]は正しい措置を講じているようではあるが、所詮は船に空いた穴を指で塞ぐようなものだ。状況はどのみちどんどん悪化し続ける。3日とか5日とか7日、などのうちには最早解決しない。

カディロフが地団駄を踏んでいるのも故ないことではない。彼等には彼等の野心がある。彼は「無敵」として名をあげた—もし失敗したなら、自分の部下達に引き摺り下ろされることになる。

それからシリア。「諸君—耐えろ、ウクライナは片づける、そうしたら我らのシリアでの地位を強化する。」実際のところ、ロシアの分遣隊はい補給が切れるかも分からず、その後には熱波が待っている…

トルコ海峡を封鎖したし、シリア物資を空輸するのはかまどに金をくべるようなものだ。しかもだ—これはすべて並行して起こっている。ひとまとめにして分析する時間すら無い。

我々の現状は1943-1944年ドイツのようなものだ—だがこれはウクライナでの「初期状態」にすぎない。

過労でくらくらするし、これは夢で、実は以前と何も変わっていないのではないかと思うことすらある。

監獄について—今後も悪化するだろう。ナットは血が滲むまで締め付けられるだろう。どこでも。有り体に言って、純粋テクニカル観点では、現状をコントロールし続けるにはこの手しかない。

我々は既に総動員体制だ。だがこんな体制は長く続けられない。タイムテーブルがどうなっているのかは分からないが、状況は悪化の一途だ。国家統治というのものは、総動員を掛けたら狂い始めるものと決まっている。しかもだ: 100mを疾走できるとして—それをマラソンでやったらどうなるか。

で、ウクライナ問題について100m競走よろしく飛び出したものの、よく見たら参加登録したのはマラソンだった、ということだ。しかもこれは、現状のかなり簡潔な要約でしかない。

更に皮肉なことを言えば、私はプーチンが核の赤ボタンを押して世界を終わらせるとは信じていない。

まず、それを決められるのは1人ではない。誰かが反対するだろう。このプロセスには多数の人間が関与している。「赤」ボタンを1個押すだけ、というものではない。

2つ目、そもそも[核兵器が]正常動作するかも疑念がある。

経験的に知られているとおり、制御構造に透明性があるほど、問題点は見つけやすい。誰が何をどうコントロールしているか混沌としているにも関わらず、虚勢を張った報告ばかりが飛び交う状況にこそ、問題が潜んでいるのが常である

「赤ボタンシステムが言われているとおりに稼働するかは確信が持てない。それに、プルトニウム燃料は10年毎の交換が必要だ。

3つ目、これが最も唾棄すべきで悲しいことだが、私個人の信念として、側近や忠臣すら近づかせないようになったプーチンが、自分自身を犠牲にするなどとは思えない。

プーチンが恐れているのがCOVIDなのか暗殺なのかはどうでもいい。もしプーチンが、自分が最も信頼していた人々すら恐れているのだとしたら、自分自身と最愛の人々を破壊するなんてことができるものかね? (英訳終)

2022-03-06

ロシアネオナチが起こしたアジア人への集団暴行モスクワ暴動について

2010年12月

約6000人もの民族主義者が、「ロシア人のためのロシア!」「モスクワっ子のためのモスクワ!」など、

人種差別スローガン叫びながら、ナイフ鉄棒を振り回して、

コーカサス系と思しき者を中心とした非ロシア人に対し、無差別集団暴行を開始したのだった。

警察が取り締まりに入り、死者は出なかったものの、30人程度の負傷者が出たといわれている。

しかし、当局極右ネオナチグループに対して、危険なほど寛容だったという。

なぜなら、このようなグループ社会的安全弁として利用するために、

彼らが政治に関与してこないかぎりは外国人への暴力も黙認して、

彼らを政権サイドにおきつつ、管理しようとしてきたかである

今回の一連の事件により、ロシアに約7万人程度いるといわれている極右ネオナチの力の強さが白日のものとなった。

プーチンチェチェンへの軍事介入で「力強い指導者」として国民の強い支持を得た。

まりプーチンらは、長年、盲目愛国主義外国人排斥傾向を弄んできたといえる

2022-03-02

ウクライナ情勢 最新情報

主にredditから

プーチンの犬と化したチェチェン精鋭部隊が「ウクライナ退治だ!」と威勢よく出発したが、すぐに全滅。ウクライナ側はFSBロシア連邦保安庁からの垂れ込みで情報得て対応したと言っている。

https://www.birminghammail.co.uk/news/midlands-news/russian-squad-sent-assassinate-ukraine-23255714

 ちなみに、元チェチェン兵たちはウクライナ側にもいる

アノニマスハッキング状況はこちhttps://twitter.com/youranontv ほんとかどうか知らんが、結構な成果を上げていると主張

ウクライナに進行中のロシア軍12万人の個人情報流出 https://www.pravda.com.ua/news/2022/03/1/7327081/ または https://www.pravda.com.ua/eng/news/2022/03/1/7327081/

ロシア各地では反戦抗議運動が千人規模だけど繰り返し続けられていて、小さな子供逮捕されたりしている

ロシア起業家が100万ドル懸賞金をプーチンにかけた(元はfacebook投稿、今は見れない)

捕虜になったロシア兵が家族電話したり尋問されている姿が大量にSNSに上がっている

欧米ニュース機関ウクライナ情勢くわしいのは(どこも日本報道機関より詳しいが)個人的にはGurdianかなと思う

取り急ぎこんな感じになります

真偽は各自判断してください

・開戦から8万人ほどが海外からウクライナ帰国した(ほぼ男性

・バビ・ヤールもしくはその近くが空爆された

2022-03-01

anond:20220301191755

相対化、がよくわからんけど

2、3はよく分かった。(1は保留)

あとはチェチェンの時なんかよりも中国台湾武力行使するかもという懸念が段違いに高くなっていて、

それもあってみんな盛り上がってるのかなと。

個人的体感と言われればそれまでだけど、たとえばテレビニュースだけに絞ってもコソボチェチェンよりは全然大きく扱われてると思うけどね、

anond:20220301134149

常に紛争状態にあるようなシリアと比べてどうとかは思わないけど、

チェチェンコソボよりも大ごと感を出すのは単純になんで?と思う。

大ごとじゃないというわけじゃなくて、今まではそんなに取り上げなかったのに急になんで?という。

地続きのヨーロッパのショックはわかるけど、日本にとってはチェチェンの時とそう変わらない状況じゃない?

よくウクライナ台湾に喩える人いるけど、独立宣言はしてなかったという点ではチェチェンの方が台湾に近くないか

日本西側諸国の一員なので、欧米が盛り上がる時には一緒に盛り上がるんだよ!ってならちょっとわかる。

anond:20220228121929

挑発された」といいがかりつけて(実際はなにもしてないのに)テポドンを頭越しに撃ったり勝手国民拉致したりする国に隣にいられる日本にとっても他人事じゃないので全然ロシアの言い分に同情する気にはなれない。

なんで他国首都他人居住するマンションミサイル撃ちこんで平然としていられるのか。

日本でいえばいいがかりを相手にしてくれないという理由東京都足立区かに撃ちこまれたわけでしょ?

悪口いわれたら違う部分だけいいかえせばそのうち真実が伝わって終わるよ。情報社会民主主義ってそういうもんだろ。手を出した瞬間どんなやつでもテロリストになるんだよなぁ。

ロシアチェチェンでもゲイはもともと居ないんだから拉致殺人もしてないんだってさ。

選挙ちゃんとやってるつもりなんだってさ。

中国といい、なんだかなぁ詐術幸福をお仕着せようとしても情報社会じゃしょうがないんだよな。

どうみても暴力団のやり口じゃん。ずっと指定うけてるのもやむなしだよなぁ。

2022-02-28

モロトフカクテル

ソ連兵器としてはこれほど由緒正しいものもないが。しかしなあ。

チェチェン軍も投入されてるというし、虐殺されるのを防ぐために

民間人は逃げるべきだと思うよ。

2022-02-25

anond:20220225194134

というかいまのまま全土占領したらロシア統治出来ないで。

チェチェンの規模、人口ですら国内不安定化するのに、あの人口規模の国を占領統治とか本国も含めてテロゲリラ戦頻発するわ。

2021-05-13

anond:20210513214219

増えたのスラブイスラム系チェチェン人ばかりで他は増えてないよ。

フランスと同じ構図で失敗しています

2021-02-19

伊藤計劃ハーモニー」を語っているのは誰?

久しぶりに、伊藤計劃ハーモニー」読んだんだけど、少し気がついたことがあるので、

間違っているかもしれないけど、書いてみる。

ネタバレあるから、未読の人は注意ね。

長くなっちゃったので、3行でまとめると、こんなかんじ



ハーモニー」のETMLが文法的おかしいのは、生府の検閲から逃れるため。

ソースを見る」の状態未来人類が読んでいる状況を「ハーモニー」は表している。

それで、実は「ハーモニー」はミァハがトァンをかばうために書いた物語だった。


ETMLが、文法的に間違っている理由

色んな所で言われてるけど、この小説ファイル形式であるETMLは、文法的おかしい。

例えば、箇条書きでタグで両方から囲まなきゃいけない(HTMLなら<li>~</li>)のに、<i:~>と、タグの中に箇条書きの要素を書いたり、

皮肉っぽくQ&Aをしているところでも、<q:~><a:~>と書いていたりする。

それはもう、至る所で間違えている。

伊藤計劃XMLとかHTML文法に詳しくないってことはないと思う。たぶん、わざと間違えた。

じゃあなぜ間違えたのか?

もし、こういう文法間違いがあると、どうなるか。

もしHTMLなら、表示ソフト(ブラウザ、たとえばGoogle Chrome)であいまい解釈してくれたりするけど、

本来なら「文法おかしいので表示できません」とか、真っ白いページになるべき。

から、ETMLの文法おかしい「ハーモニー」も、ETML用表示ソフトでは何も表示されないことになる。

そうなったら、普通の人は見るのを止めるよね。でも、何人かに一人は、Google Chrome機能にあるような「ソースを見る」に似た行動をとる。

そうなると、タグがあって読みにくいけど、きちんと文章が表示されることになる。

その何人かに一人に読んでもらいたいために、文法として間違えたETMLで「ハーモニー」を書いた。

そういう、何人かに一人が読んでいる状況を表すために、伊藤計劃はETMLのタグ付きで「ハーモニー」を書いたんだと思う。

何のために、「ハーモニー」のETMLを間違えたのか?

そりゃあ、もちろん、ハーモニクス後の世界で、なぜハーモニクスが起こったのかを記録として残すため、だと思う。

もし、ETMLが正しい「ハーモニー」を書いたら、生府の検閲に引っかかって、消されるかもしれない。

から、ETML表示ソフトウェアに入力しても、何も表示されないようにした。

何人かに一人に気づいてもらえばそれでいいと思って、書いたんだろう。

誰が書いたのか?

でね、「ハーモニー」で文法的おかしい部分を読んでいたら、冒頭部分にこんな文章があるのに気づいた。

いまから語るのは、

 <declaration:calculation>

  <pls:敗残者の物語

  <pls:脱走者の物語

  <eql:つまりわたし

 </declaration>

ETMLのタグ意味はわからいから推測だけど、「declaration:calculation」で数式を宣言してると思う。

で、「pls」は加算記号+で、「eql」は等号記号=だと思う。

となると、「ハーモニー」を語っているのは、「わたし=敗残者+脱走者」ってことになる。

この定義に合うのは、「ハーモニー」では誰か?

真っ先に出てくるのはトァンだよな。本人がそう気取ってるし。

社会に馴染めなくて、負けるように、逃げるように辺境戦地に行って、

煙草やら飲酒やらをした。

でもさ、社会的にはトァンは官僚で、しかも本人が言っているように、高級官僚でありエリートだよな。

社会的には敗残者でも脱走者でもない。

じゃあ他に誰がいる?

一人いる。<次世代ヒト行動特性記述ワーキンググループ>の争いから敗れ、

チェチェンに逃亡した者が。

そう、ミァハ。

この物語は、ミァハが書いている。

なんで彼女が書けるの?

死んだはずのミァハが書いている。

すごく謎に思える。

でも、こう考えたらどうだろう?

ミァハは、トァンをかばいたくて、トァンを主人公物語を書いた。

実は、チェチェン意識が芽生えたのがトァンで、ヌァザの実の娘がミァハだとしたら。

トァンが、長老たちにハーモニクスをさせたいがために、全世界同時自殺を実行したとしたら。

その事実を後世に残さないために、トァンをかばうために、

ミァハが自分経験したことを、トァンが主人公になるように、

最大限つじつまが合うように「ハーモニー」を書いたとしたら。

じゃあ、書こうと思った動機は何?

そう思って読むと、つじつまが合わないところがある。

ハーモニー」は、全部で5日間の物語だよね。トァンがセラピーを受けるまでの猶予期間である5日間の物語

そのうち、日本で2日、バクダッド飛行機移動込みで2日、チェチェン飛行機もろもろ移動込みで1日。これで5日間。

なのにさ、バクダッドからチェチェンに出発する前に日本に立ち寄ってミァハの名刺を取りに戻った、と書かれてる。

バクダッド日本を往復するだけでもう1日かかるよね。これでは5日間を越えてセラピーを受けることになっちゃう。

時間的に間に合わない。

となると、トァンは5日間の内に実家に行ったことになる。トァンが誰かの家に行ったのは、ミァハの実家だけだよね。

日本バクダッドホテル名刺があるわけないし、飛行機の中にもあるわけないよね。

まり、ミァハの実家によった時に、トァンは名刺を手に入れたんだよ。

ミァハの実家なのに、トァンは名刺を手に入れることができた。何故か?

「ミァハの実家が、トァンの実家でもあった」とすると、説明がつく。

まり、ミァハとトァンは義理姉妹だった。

なぜミァハは13年前に錠剤を作れたか

ミァハとトァンが義理姉妹だと考えると、整合性が取れることが多い。

例えば、ミァハが13年前になぜ栄養を取らないようにする錠剤を作れたか、について。

錠剤を作るための技術に近かったのは、むしろトァンじゃん。何しろ父ヌァザがWatchMeを作ったんだし。

その気になれば知識はいくらでも入ったはず。でも錠剤を作ったのは、普通の家庭で養女になっていたミァハ。

いくらなんでもおかしい。

ミァハがヌァザの養女になっていたら、納得できる。いくらでも知識を得られるし、錠剤も作れる。

もう一つ、なぜ本というデッドメディア普通の家庭のミァハが持っていたかについて。

普通の家庭では存在も知らないはず。でも、ヌァザの養女であれば、冴紀ケイタでもわかるように、

本を持っていても不思議ではないし、それだけのお小遣いを持っていても不思議ではない。

そもそも名刺知識もヌァザから得られる。ヌァザがそういう人々とも交流があっただろうし。

そして、ミァハとトァンが義理姉妹なら、最初の段階で「もしかしたら必要になるかも」と考えて、

嫌だった実家に帰り、名刺を持ってくることもできる。

あと一つだけ、なぜトァンではなく、キアンを自殺させたのかについても説明がつく。

どちらを殺すか選択するとき義理とはいえ姉妹であったトァンではなく、キアンを選択した。

もちろん、後から呼び出すことや、行動力の差で選んだという可能性はあるけど、

一番の理由になるでしょ。

なぜ、姉妹であることを隠したのか?

最後に、なんで姉妹であることを隠して、別人であるかのように書かれたのかについて。


ハーモニー」で起こった殺人事件って、大きく分けて3件。


これだけの殺人事件の内、もしミァハとトァンが義理姉妹で、かつトァンをかばうために

ミァハが書いているのだとしたら、まずは全世界同時自殺自分のせいにする。

問題は、残り2件。義理姉妹のままだと、ミァハが自分父親殺害するのは

書いていて受け入れられたとしても、トァンが義理とはいえ姉妹殺害することになる。

トァンにとって、あまり聞こえは良くない。

そのため、義理姉妹であるということを隠すことにした。

そうすると、トァンは、自分目的を達成するために全世界同時自殺を実行し、

それに紛れて、こともあろうにかつての友人を自殺させ、

かつ相手父親殺害してもよいという指示を出すような、

頭が幼稚で非人道的なミァハを殺害する、ということにできる。

ミァハは、自分をそこまで貶めてまで、トァンをかばった。

なんでミァハは「ハーモニー」を書けたの?

DummyMeを入れているから。WatchMeからハーモニクス命令を実行したように見せかけることができる。

その上で、ETMLのシステムができたときに、「ハーモニー」を書いたんじゃないかな。

なんで、冒頭に手掛かりを残したの?

自分の思いを達成するためとはいえ、偽の歴史を後世に残すことになるので、

良心葛藤し、せめてもの償いに、わかる人にわかるように手がかりを残したんだと思う。

オールタイムベスト百合SFっていわれるけど、確かに愛だよね。

2021-02-17

anond:20210217040829

あーそれはきいたことがある

チェチェン?だかの女性兵士が1人いたせいで全滅したって話

2020-09-02

anond:20200901160242

暴言を吐くが

性癖ってのは後天的な、個人の心の中の問題なんだから

いくら世間小児性愛者が叩かれても

小児性愛を実行せず、自分小児性愛者ですと名乗らなければ

べつに平然と生存は許されてるわけで

たまたま個人意志性癖関係くそういう人種民族に生まれついた

というだけで、無条件に殺されたり強制収容所行きになる

パレスチナ人とかチベット人とかウイグル人とかチェチェン人とかツチ族とか

ユーゴスラヴィアでのボスニア人とか、インドの下層カーストとか

クルド人とか、北朝鮮で「出身成分」が低いとされてる人とか

その他いろいろな人たち(日本にもいるぞ!!)

が受けてる差別に比べれば、100兆倍もマシなんじゃねえの(鼻ホジ)

――と、おねショタエロ同人誌集めに余念ない男が言ってみるテスト

(俺はまったく自分が不当な差別を受けているとは思ってない)

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