はてなキーワード: 嫉妬心とは
クソみたいな自己愛のはきだめ。
私は同人文字書きの端くれで、わたしが追っている彼女も小説を書く二次創作同人作家。
私たちは同じジャンルにいるが表向きはなんの面識もなく、オンオフともに彼女は私のことを知らない。
と言うとまるでファンであるかのようだが、ファンと私では彼女に向けている思いがまるっきり違う。
私は、彼女が嫌いだ。
嫌いだから彼女のやることなすことを監視せずにいられない、アンチに似た心理で彼女のことを追っている。
なぜ嫌いなのか。
理由は普遍的かつ単純で、わたしは彼女に嫉妬しているから彼女のことが嫌いなのだ。
いや精確には、彼女の作品と、それを生みだす彼女の才能に嫉妬している。たぶん羨望に近い。
読み手にすらすら文章を追わせる勢いや説得力があり、個性も情熱もある。
彼女の書く話にはまず真ん中に〝感情〟という揺るぎない芯がとおっていて、その感情を軸に人間というものがみずみずしくそこに描写されている。
自分のなかにある感情が気付けば彼女の文章に呼応し、自然と作品世界に入りこめる。
そういう、強く惹かれる引力みたいなものがあった。
それで、彼女にずば抜けた文章力や構成力があればすべてよかったのだ。
そうであれば私も素直に彼女の作品を称賛し、彼女に心酔するファンの列に加わることが出来ていた。
彼女の作品にいっさいの隙がなければ、他人の作品に過剰な自意識を持ち込み嫉妬心をいだくような事にはならなかった。
これなら私のほうが、と思わせる、あら探しをさせるだけの隙が見えてしまった。
たとえば、有り体に素人くさいと感じさせる文体や単語のえらび方、エピソードが矢継ぎ早に通過していく展開の強引さ、
状況説明を台詞に頼りすぎるところや、メインとするモチーフのわざとらしさなんかが、読んでいて私には引っかかった。
それでも、それなのに、とにかく彼女の作品は「読みやすい」の一言に尽きた。
自分の文章を読み返すときに感じる堅苦しさやとっつきにくさが彼女の作品にはなく、
自分の文章に感じる、くどいと思う描写や言いまわしを、彼女はたった数行のかんたんな表現で読者に納得させてしまう。
私がありきたりにならないようにと頭をひねって考えたストーリーよりも、彼女のありきたりなストーリーの中で光る表現や細工のほうが私には鮮やかに感じた。
「私のほうが」と思える隙があるのに、その隙間を覗けば覗くほど、私のほうが優っている要素が見えなくなった。
彼女の作品を読むたび、私は彼女よりもはるかに書けていると思える瞬間と、私は大差をつけられ彼女よりずっと下にいるのだと思う瞬間が交互にやってきて、自信と劣等感でぐちゃぐちゃになった。
そんなふうに散らかった情緒を自分の力できれいに整理することは難しく、彼女のことを「嫌いだ」と疎もうとする強い感情が、私にはもっとも手近で易しい感情に思えた。
私は彼女の投稿するすべての作品をブックマークしているが、ブックマークの設定はすべて非公開にしている。
彼女の作品を「好きだ」と評価すること、そしてそう評価した私の存在を彼女に知られてしまうのが嫌だった。
それは彼女の才能の前にひれ伏し、負けを認めることと同等の敗北感があってただ、悔しかったから。
彼女のツイッターにしてもそうだ。わたしは彼女のツイッターを非公開リストにいれて観覧している。
わたしが彼女をフォローして、彼女から私にフォローが返らない可能性を考えると耐えられない。先にフォローをしたほうがきっと負けになる。だから死んでもフォローはしたくなかった。
彼女がツイッターに投稿する作品にいいねやRTで触れることもしない。いいと思ったものは黙ってローカルに保存した。
負けたくなかった。
彼女の作品が好きだけど、彼女の作品を好きだと感じる瞬間は嫌いだ。
キャラクターのえがき方や心情の拾い方が絶妙だと思うけど、同時に、文章力がその熱量に追いついていなくて拙いとも思った。
しかしその拙さは、言い換えれば小説をあまり読まない人から見ても読みやすい文章ということでもあり、そのまま共感や感情移入のしやすさでもあった。
つまり彼女は、ちゃんと小説が上手いのだ。技術などは関係ない。彼女は小説が上手い。
多分、彼女の書いた小説を読んだ瞬間に本当は、私は圧倒されていた。圧倒しきるほど完全ではないのに、それでも力押しで圧倒してきた。そんな経験は初めてで、それがとにかく悔しかった。
彼女のような作品を私の技術で書けるようになりたい。でも模倣はしたくない。彼女に影響などされたくない。彼女の書く作品とかけ離れたものを書いて、上回りたい。そう思う時点ですでに影響されている。嫌だ。負けたくない。
『負けたくない』
彼女への執着の根幹にあるこの「負けたくない」という対抗心こそが、とにかく厄介でわたしを惨めにさせる。
私の感じている、勝ち、負け、という卑しい価値観が彼女の中にはなく、そもそも彼女は私の作品など読んですらいない。
最初から勝負になっていないのに、強すぎるプライドと折り合いをつけられずに独り相撲をしているだけの間抜けが、つまり私なのだ。
少し話を変える。
わたしは彼女が設置している匿名感想ツールに、よくコメントを入れる。
お題箱や質問箱やマシュマロなんかの匿名ツールというのは、一人のファンの連投によって、無数の信者の存在を作家に幻視させることが可能なツールだと私は思っている。
そして私も書き手の端くれだから、アマチュア作家が言われて嬉しいこと、作家が読者から訊かれたいこと、そういうのはだいたい分かる。理想的な匿名コメントというものを作り出せる自負もあった。
だからわたしは、匿名メッセージから彼女の純粋な信者を装い何通ものコメントを送った。
あるときは彼女の作品のおかげでこのジャンルとCPにハマった新規ファン、
あるときは昔から彼女の作品を追い続けてきた古参ファンにもなった。
それから創作のルーツについての質問や、彼女の作品にだけ感じる唯一無二の個性、工夫された演出や、タイトルと内容のリンク、読者に気づいてほしいであろう描写や箇所を、
すべて小出しで拾って「ちゃんと届きましたよ」と都度、読者からのアンサーを返してやった。
それらすべてが私一人からの打算のコメントであることを知らずに、たくさんのファンに向けて何度も「ありがとうございます!」「そんなふうに言ってもらえて嬉しいです…」と答える彼女を見て、せめてもの優越に浸りたかった。
私は一度だけ、その匿名ツールからさりげなく「小説を書くのは好きか」と彼女に訊いたことがある。
彼女は迷いなく、書くのが好きだと答えた。
うまく書けなくても、理想に届かなくて悔しくても、書くのが楽しいから書いてしまうし、きっとこれからも書き続ける。そう言った。
この模範回答にも私は打ちのめされ、嫉妬で頭が燃えそうになった。
彼女が小説を愛し、小説からも愛されていることを知り、心の底から彼女を憎たらしく思った。
私はちがう。手段として書きたいと思うことはあっても、書くことが好きだと感じたことはない。むしろ書くことはつらいことだ。
書くという行為がこちらに寄り添ってくることはなく、「自分は息をするようにこれからも小説を書き続けるだろう」と根拠なく信じることなんかとても出来ない。
なのに彼女は書くことが好きだと言い、創作を信じ、私にはとうてい書けない小説を楽しみながら書いてみせる。まるで物語の主人公だ。
大きく差が開いていく感覚を味わいながら私はまた彼女の作品を読みにいって、私より劣っている要素をあげて安心しようとするけれど、
そのたび私よりも優っているところばかりに目がいって結局、コントロールできない感情だけが重くなってどうしようもなくなる。
私がこれほど彼女の作品を読み返しては否定と肯定に挟まれて息苦しくなっているというのに、とうの彼女は私の存在も、作品も知らない。
彼女はツイッターなどで、良いと思った作品は気軽に共有し、前向きにその感想を述べる(こういうところも、卑屈な私とはちがう)。
私は彼女のブクマ作品も定期的にチェックするが、いつ見ても彼女のブクマ一覧に私の作品があがることはない。
もしかすると、同じジャンルにいるから名前くらいは目にしたことがあるのかもしれないけど……でも多分、彼女にとって私の名前などは、意識に留まることもないつまらない文字列にすぎないんだろう。
それでも、「私を知って!」とこちらから声をあげることはできない。
だって彼女はいちども、私に「わたしを見て!」と言ったことはないから。
私を圧倒していった彼女という存在に近づきたくて、対等になりたくて、私を見つけてほしい、知ってほしい、認めてほしいという気持ちが根底にある。
そして思いどおりになってくれない彼女のことを、恨めしく感じている。
……なんて言い方をしてしまうと誤解を生みそうだが、この心理は『だから本当はあなたが好きなの』と言えるような可愛いもんじゃない。
好きと嫌いは裏表だとか、そんな収まりのいいものでも決してない。
好きじゃない。言い切れる。嫌いだ。大嫌い。
彼女が「スランプで書けない」と思い悩む発言をすれば私は「やった」と思うし、
逆に、今は筆がのっている、書きたかったものが書けていると満足する様子を見せられると、焦燥を感じる。
途中まで書いていた話がどうしても気に入らなくてボツにしたと嘆く彼女を見て、一歩前に出たような気になって嬉しくなった。
彼女の作品にブックマーク数が増えていくのを確認するたびつまらない気持ちになって、
私以外のだれかが彼女に送った匿名メッセージの絶賛コメントを見ると、そのすべてを否定したくなって腹が立った。
創作に関するマイナス感情やネガティブ思考で落ち込んでいる彼女を知れば、いつまでもそうしていればいいと胸のすく思いがする。
これが嫌い以外の何だというのだ。嫌いでなければこんな悪意は生まれない。
いっそ、彼女の作品がなくなればいいのにと思う。でも作品を消されるのは嫌だ。
彼女にどこかにいなくなってほしいとも思うが、私の追えなくなるところに消えることはしないでほしい。
もう無茶苦茶だ。
そんなに嫌なら見なければいいのに…と呆れる(あるいは唾棄する)意見が一般的で、健康的なのは分かっている。
だけど、こういう執着をそれでも続けてしまう人はむしろ、現状から楽になりたいからこそ、原因となるものを断ち切れないんじゃないかと私は思う。
わたしは彼女の才能を認められずに、必死になって彼女を妬んでいる。それはひどく不様で惨めなことだ。自分が惨めであることを自覚しながら生きるのはつらい。
だからその〝原因〟を自分の中で貶めることで、少しでも惨めさをやわらげて救われたい。貶める要素を見つけるために彼女の言動を追いかける。
楽になりたくて、楽じゃない感情にせっせと薪をくべている。
ほんと馬鹿みたいだな。
分かっていてやめられないんだから救いもない。
きっと私が彼女に正面から偽りなく本心を伝えるか、彼女から好きだと告げられることが、私の思いえがく理想のゴールなんだろう。
彼女から好きだと熱烈な告白を受け、抱擁でもされようものなら、その瞬間に私の中にわだかまっているぐちゃぐちゃが全てすがすがしいものに変わる気がする。
そのとき私を満たす思いは、『勝った』という勝利の喜びだろうか。分からない。想像がつかない。
何にせよ、そんな日はどうせ来やしない。昨日も今日も明日も、彼女は私を嫌うことすらしない。
すべてがむなしいまま、なにも変わらず続いていくだけだ。
めったにオフ活動をしない彼女の、それが当面の、最後になるかもしれないイベント参加なのだそうだ。
そのイベントに足を運んで、彼女の姿を一目、この目で確認してみようか。
私はずっと、それを迷っている。
何ていうか、嫉妬心を受信した。
先日、この掲示板での投稿を見てみて、ほほう世の中にはこんな便利なものがあるのかと思ったので使ってみることにした
書きたいことはあるけど、それの為にいちいち個人ブログを立ち上げたりするのも面倒だし、そうなると書く場所とかってなかなか思い浮かばないしで。こういうものがあるなら使ってみたいなと思ってやりました
信じられんかもしれないがこういう事もあるんだぜ、っていうのを読んだ人に「ほーん、そうなんすか」って気持ちで眺めて貰えたら嬉しい。ちなみに結構長いです
で、本題に入る前に少しだけ注意
今の私は20代の女だ。そして、一応腐女子です。知ってると若干分かりやすくなるかな?と思うので言ってみたけど、まぁそういう人種
何を隠そう、腐女子の方がここで書いた記事を読んで、私も自分のことを話してみたくなったのだ
けどこの腐女子ってことは別にそんな本題には絡んでこない。腐女子だからどうだ~ってことは無いので、ぶっちゃけそんな気にしなくても大丈夫
んで、この話は私が高校生の頃のこと。結構前なようでまだ全然前じゃない気もする。少なくとも数年前に遡るので、元々記憶力が皆無な私の中で抜けてる記憶が多々あるんですよ
だから思い出せない部分は「確かこうだったか…?」って感じで継ぎ接ぎしていくので、多少フィクションも入ると思っといた方が良いと思う。そうじゃないと万が一当時の関係者に見つかった時に「おまえの言い分全然違うじゃねーか!!」って言われても困るし。ごめんよ私の頭がニワトリ以下なために
星の数ほど腐女子なんざ居るだろうけど、万が一ね
前置きが少し長くなりましたが、ここからタイトル通りの本題に入ろうかと思います
記憶を手繰り寄せながら書いていくよ
当時、私は今とは全然違うジャンルに居ました。マイナーなジャンルだったので、数少ない同志様達との距離は他よりも近かった気がする。やっぱ数が少ないと更に仲間意識が強くなっちゃうからね
その中で、私が彼女に会った経緯はそんなに覚えていない。腐女子の繋がり方なんざ、タグやらフォロワーさんのフォロワーさんやらと、とにかく色々あるのだ。とりあえずそういうののどれかで、私は彼女と初めて繋がった
彼女の名前はNちゃん。私より年下で、多分中学生くらいだったと思う。とにかく私より年が下で、妹のような感覚だったのを覚えている
そんなマイナーなジャンルだったからか何なのか知らないけど、当時フォロワーさん同士で「嫁」と「旦那」を決めて更に仲良くなる~みたいな遊びが流行っていた。
この時点で意味が分からない。いや、そもそもコレ意味あんのかな
決め方は適当。特に仲良しの人同士で役割を決めてプロフに書いたりしてた。何でそんな事やってたのかは今思うとわからん。そのジャンルにしか当時居なかったから分からないけど、もしかして腐女子共通の遊びだったのか?
コレ、他の人から見たら意味分かんないだろうな…私も今はやろうと思わないし
でも、今にして思うとコレが最大の誤算だったのかもしれない。こういう役割を下手に決めてしまったから、私はあそこまでにはなってしまったのかも
で、その嫁と旦那という遊びを、私とNちゃんはやることにした。Nちゃんが嫁で、私が旦那。何でそれになったかはあんまり覚えてない。まぁ事の成り行きで?
とりあえず、そこからお互いプロフに嫁とか旦那とか書いて、周りのフォロワーさん達からはあそこ仲良しなんだなーくらいの認識で見られてた(と思う)
勿論お互い他のフォロワーさんとも繋がってたけど、この「夫婦制度」のおかげで私とNちゃんはものすごく仲良しになった。言ってしまえば毎日ラブラブなような日々を過ごしていた、というか
楽しくなかったと言えば嘘になる。いやホントはめちゃくちゃ楽しかった。毎日のようにお互い好きだー!愛してるー!とリプ上でイチャイチャイチャイチャ
外野から見たらキモいだろうが、少なくとも当時の私達は楽しくて仕方がなかったのである
私達の他にも夫婦が居て、その二人と仲良くなったのだ
名前は…ゴメンぶっちゃけあんま覚えてない。アイコンは覚えてんだけどな…あとフォロワーさんってポンポン名前変えたりするからさ…
四人になってからは、更にそのグループで固まっていた気がする。他のフォロワーさんとも皆仲良くしているのに、その四人で居るのは別格だった。要するにグループが出来ていたのだ。誰にも入り込めないような、そんな結束力のあるグループが
多分その頃が全盛期だったんじゃないかなー。楽しかったもんめちゃくちゃ。この四人で、そして私の大好きなお嫁さんが居ればそれで幸せだった
幸せだった筈なんだけど
Nちゃんが他のフォロワーさんと話しているだけで、ものすごく嫌な気持ちになってくるのだ
Nちゃんは私のものなのに、私のお嫁さんなのに、どうして私以外と話したりするの。みたいなことを本当に思っていた。
同時に「お前フォロワーさんと話すな言われても無理だろムチャ言うなや」とも思っていたので、まぁ理性と本能のせめぎ合いが毎日始まった
加えて、Nちゃんには私よりも仲良しそうな神絵師と、リア友でもあるフォロワーがそれぞれ一人居たのだ。私には到底到達のできない画力を惜しみなく使う神絵師とめちゃくちゃ仲良さそうに話すNちゃんも、私には分からないリアルの学校の話をするNちゃんも嫌で仕方がなかった
けど、私は年上で、Nちゃんは年下だった
そのことが、私の嫉妬心を何とか抑えていた
だって年上の女が年下の女の子に対してそんな醜い独占欲を顕にするなんて、到底考えられないだろう。少なくとも私はそうだった。だから全部を隠してNちゃんと一緒に居た。そうすれば、彼女は私のお嫁さんで居てくれるから
ここで一つ言っておくと、別にNちゃんはめちゃくちゃ絵が上手いとか超絶美少女とかいうわけではない。ちなみに何度かリアルで会ったことはあります。ホント本人が見てたら申し訳ない。けど事実だ
神絵師とかじゃなくてもいい、普通の女の子でいい。実際会って話をしたらもっと好きになった。これで私も名実ともにリアルにお友達になれたと思って、めちゃくちゃ喜んだ
ただ、Nちゃんのことがとてもとても好きなだけだったのだ
けれどさすがに、私は少々おかしいのではないか?と思う気持ちが、私を苛み始めていた
だってこんなのおかしいだろう。相手は年下の女の子なんだぞ。年下で、フォロワーさんで、会ったのは数回程度で、そんで、女の子だ
私も女だ
ホラおかしい
もしや私は同性愛者?レズっていうよりバイ?いや、そもそもコレは恋なのか?お互いが一番と決めてしまったから、そうじゃないと嫌なだけなのでは?
そんな事を色々と、延々と考えた
一つ言っておくけれども、決して同性愛をする方々のことを侮辱するつもりは無い
でもね、やっぱ初めてそういう気持ちにぶち当たるとね、こういう気持ちになっちゃうもんよ。しかも高校生だったしね。素直に受け入れるのは難しかったんだ
今なら、好きになる気持ちにやっぱ性別は関係ないんじゃないかなー、と思う。相手が女の子なのを悩むのと同じくらい、女の子とかいうことを差し置いて好きだ!ってなってたから。女の子でも男の子でも、中身がNちゃんならそれは私の好きになったNちゃんなんだしさ
今まで散々推しカプに言わせていた「男とか女とか関係ない!お前だから好きなんだよ!」という言葉が改めて理解できた瞬間であった。なるほど、こういう気持ちなのだな。うんうん分かるよ分かるよ
が、それとこれとはまた話が別である
その時ハッキリしていたことは、この気持ちを決してNちゃんに悟らせてはならないということだった
私が逆の立場なら、とりあえずビビる。ビックリする。そしてその後は、好きの度合いにもよるけど、もしかしたら気持ち悪いってなるかもしれない
そう、ドン引きされて、気持ち悪いって思われるのなんて無理だ。心が壊れる
なので私は、毎日毎日湧き上がる嫉妬心を抑えて、少しでも私の存在を彼女に焼き付けようと日々頑張っていた。もう私以外と話したりしないでほしい、私だけ見ていてほしい、なんて気持ち悪いことを思いながら
そして、私を驚かせる事件が起きる
なんと、旦那のOちゃんが、離れた場所に暮らす嫁のSちゃんに、クリスマスに会いに行ったと言うのだ。リアルで。
聞いた時は「ええええマジで?!」と思った。ウッソだろお前。逆ならまだしも、Oちゃん学生だぞ?!っていう
Sちゃんは既に成人していたかその間近だったと思うので、逆ならまだ分からんでもない。だって大人だもの。けど、Oちゃんはまだまだ学生の身分。多分私とそんな変わんないぐらいだったと思う
しかも結構な距離を離れて暮らしていたと思うのに、Oちゃんは自らの足でSちゃんの元へと向かったのである
もう衝撃とかいう問題ではない。マジで?という感想しか出てこなかった
私は、素直に羨ましいと思ってしまっていた
実際にクリスマスに会って、頬にキスまでして、お互いラブラブで帰って
なんて羨ましいんだろう
私はひっそりとお互いに聞いてみた。もしかして、本当にそういう仲なの?と
二人は、「うん」と答えた記憶がある
私は「そんな事が本当にあるんだな…おめでとう!」と祝福したのを覚えている
羨ましい、羨ましい、私もそうなりたい。他の誰でもない、お嫁さんのNちゃんと
本当は、心底そう思っていた
けど、言えるわけ無かった
だって本当は分かっているのだ。お嫁さんだの旦那さんだの何だのと言いつつ、私達は二人のような関係にはなれないことを。何より、そんな事になったら、Nちゃんのこれからの人生に陰りを落としてしまうと思った。こんな私とそんな仲になったなんてこと、Nちゃんにとっては汚点でしか無いと思った
当時の私は、本当にNちゃんのことを女の子として好きだったのかどうかは理解できていなかった。そもそも喪女だし、人を本気で好きになったことなんかほぼ無いし
しかも相手は女の子。好きかどうか考えるより、この気持ちをどうにかして無くしたいとも思っていた
そうすれば楽になれるのに、と
私とNちゃんの好きが違うことも、私が望んでいることは決して実現出来ないことも、全部全部承知の上だった
だから私は最後までNちゃんに、本当の本当に気持ちを打ち明けることはしなかった
私って気持ち悪い、気持ち悪い、こんな疚しい気持ちがあるなんて、彼女と恋人同士になってみたいと思うなんて、と、毎日考えて自己嫌悪に陥ることばかりしていた
そんなこんなで日々は過ぎていくのだが
陰りは私達以外の夫婦にも、実は見えていた
嫁のSちゃんが、私に頻繁にLINEで相談をしてくるようになったのだ
内容はあんまり覚えていない。確か、Oちゃんの束縛が酷いとか怖いとか、そんなんだったか?みたいなレベル
話を聞いてなかったんじゃなくて私の記憶力が無いだけです。すみません
けど、私はNちゃんのことも好きだが、この二人のこともそれはそれは大好きだったのだ。Nちゃんに向ける気持ちとは全く違うが、二人には二人の幸せを掴んでほしかった
私とNちゃんでは到達できない所に、私の分まで行ってほしかった気持ちもある
二人の存在に助けられたりすることもあったのだ。主に、「そういうことを考えるのは私だけではないのだな」という安心感に関して
そんで、Sちゃんには相談されるけど、同時にOちゃんにも相談され始めた
内容は…とりあえずSちゃんの事ばっかだったな、うん。もう記憶が忘却の彼方だよ
Sちゃんから相談が来ればその後Oちゃんから相談が来る、それが終わればまたSちゃんから……終わらない無限ループである
けど、私は二人に頼られていると思って、必死にお互いの仲を取り持っていた。もう別れる!無理!と言いつつも翌日にはラブラブになっている二人を見て、「良かった、仲良しに戻った…」と安心していたし、私のおかげかと思って嬉しくもなった
しかし
私は大抵、自分の言いたいことを押し殺して誰かと誰かの間に入るのが癖だった
中立で居たいんだよね。どちらかに偏って、一方だけを贔屓にするの好きじゃないんだ。まぁ、他人と争う勇気がない臆病者なのだろうとは思うけど
そしてその降り積もった「言いたいこと」は、押し殺せば押し殺すほど途端に爆発してしまうものであるということを、私はあまり理解していなかったのだと思う
その日は、明日は大事な用事があるから早めに寝よう、と思っていた。何の用事だったかは知らない忘れた。とりあえず、その日の私は十分な睡眠を求めていた
そして眠りについたが、深夜2時くらい
LINEが来た
またかよ。というか今何時だと思ってんだ。と思ったけど、私は話を聞いた。早めに切り上げたらまだ全然寝れるだろ、と思ったから
しかし、思いの外話は終わらなかった
正直寝たくて堪らなかった。そもそも私は三度の飯より睡眠が大好きなのだ。邪魔されてはたまったもんではない
でも今回の話を聞いているとなかなかに切羽詰まった印象を受けたので、出来る限りのことをしてあげたかった。なので私は最後まで話を聞き、きちんとアドバイスをした
ほんと寝りゃ良かったのにね。「今話したいんだろうなぁ…じゃあ今聞いてあげないと」とか思ってたからこうなるんやで自分
Oちゃんは、「ありがとう。○○に話したら何でも解決する。本当にありがとう」と言って、結局Sちゃんとはお別れをするという結論に至ったらしい
まぁSちゃんとOちゃんから同時に別れる!別れない!別れる別れない!の話を連日聞かされていたし、今回ばかりはこの子も懲りただろう…と思ったので、これでようやく終わった…と私は安心して眠りについた
その時刻はもう夜明けだった
翌日、眠りはしたものの、全然十分じゃなかった私のコンディションは酷いものだった
しかし頑張った
そりゃネット上の友達もかけがえのないものだが、リアルだって大事なのだ。
だが、その後私に送られてきたLINEは
「やっぱりヨリを戻すことにした」
というものだった
そこで、堪忍袋の緒が切れた
ハ?私はあれだけ睡眠時間を削って話を一から十まで聞いてお互いが相談したり愚痴ったりしてることを悟らせないように上手く立ち回って、しかしどちらかの味方は良くないからそれも考慮しつつその結論に共に至ったというのに、コイツらはまたこうなったのか?そしてまた今後も私はコレに振り回されるのか?
降り積もった我慢が遂に崩れたのだ
こうなると、私は最早怒りを抑えたり相手を許したりするタイプではないと、自分でも分かっていた
Oちゃんからは謝罪が来た。まぁ怒ったからな私。けど許す気も無かったし、また仲直りした所で同じことが起きるのは明白だった
もう嫌だ
結果的に、私は全てのことをTL上でバラして、そのジャンルから姿を消した
文字通り、全部ブチ壊して
簡単に言うと、LINEの内容全部バラして言いたいこと全部言って一方的に消えた。そんな感じ
そのジャンルから離れる時って、まぁキャラに飽きるってこともあるんだろうけど、私の場合は人間関係が多かったかもしれない
そこにある人間関係が嫌になって、全部ブチ壊して去ってしまうのだ。その時は自分に悪い所などは無いと思っていたけれど、今となってはなんてTL上の方々にご迷惑をお掛けしてしまったのだろうかと自責の念に駆られている
それでも、本当に頭に来ていた。とにかく何か仕返しをしてやりたかった、相手の迷惑な行動を晒し上げてやりたかった。大人気ないと今でも思います。ごめんなさい。
けれどコレに関しては私も我慢の限界だった。ので、謝る気は今も無い
Sちゃんとは、またどこかで会えたらいいねと、若干お互い気まずいまま別れた
Nちゃんとは
正直なところ、あんまり覚えてないんだよね。どうやって別れたっけ
そんで、思いの外アッサリ、いいよって言われたのも
その時、私は本当に、この子と私の好きは最初から最後まで別だったことを実感した
引き止めてほしかったのか?行かないでと、一人にしないでほしいと言われたかったのか、どうなのか私には分からないけど
ただただ、寂しい気持ちが残った
私は彼女が居なければ当時生きていけないくらい、彼女が好きだったけれど
多分、彼女はそうではなかった
私が居なくたって、きっと私じゃなくたって、誰かが一緒に居てくれるのだろう
それを最後に痛感しながら、私はそのジャンルから卒業したのであった
とは言っても、腐女子から卒業できるわけも無いので()相変わらず別ジャンルで元気に腐女子をやっているよ
もうあれから何年も経ってしまったし、あの時の自分について落ち着いて振り返ることも出来るぐらいにはなった
好きの感覚がわからないとは言ったものの、恐らくこれは恋と呼べるものだったのではないかと、今更ながらに思う
あれからジャンルを移行しても仲良しの人を作るのが怖くて、意識的に人を避けていた。フォロワーさんは居るけど、絶対に大事な人は作らないように心がけた。またNちゃんの二の舞になってしまっては自分が困るからである
けどまぁ、続けていればそれなりに付き合いの長い人も出てくるわけで。特定の仲良しさんを作らない!という私の決意は時間と共にどこかへと行ってしまったわけなんですけど
でもそれのおかげで、Nちゃんに向けてた想いを改めて考えることができました
私には現在、お互い別ジャンルをやってるけどめちゃくちゃ仲が良いっていうフォロワーさんが数人居ます。単純な仲良し度で言えばNちゃんと多分変わらない。
でもね、当時彼女に感じていた凄まじい独占欲や愛情はその人達には全然向けてないし、ましてや『そういう関係』になりたいと思ったことなんて一度も無いのよ
だから、ああやっぱりあれはそういう事だったのか、と。
けど今ではその気持ちも薄れてるし、なんといっても昔のことなので、全ては推測でしかない。だから、恋してたのかも、というレベルに留めておこうと思う
私が彼女に今思うことはただ一つ
あの時はありがとうね。今はもう私のことなんて忘れてるかもしれないけど、それでも良いんだよ。幸せになってね。ということだけです。
以上、ここまで読んでくれてありがとうございました。当時のことを振り返りながら書けて楽しかったです。
今じゃネット恋愛もそんなに珍しくないけど、当時は、というかその時の私は自分の感情を本当にアブノーマルだと思って否定し続けていました。今ならまだもうちょっと落ち着いて受け止めることができる…かもしれない
ずーっと自分語りで申し訳ないと思ってます。でもスッキリしたよ。
それでは、閲覧ありがとうございました。
「彼女」の話をしよう。
私は彼女に興味があった。
それは好意でもましてや悪意でもない、純粋な興味だ。彼女という人間を構成する全てに興味を抱いていた。
一概に「ファン」といっても不思議なもので、一般の人が思っているように「芸能人に恋愛感情を抱く」人もいれば、単に綺麗なものや技能が高いものを見て満足したい人もいる。
私はどちらかといえば後者寄りだ。
彼女は前者であった。
リア恋だのガチ恋だの呼ばれる層はそもそもファンと呼ばれること自体を厭うのかもしれないが、彼女は本気で恋をしていた。
私が彼女を知ったきっかけはとあるウェブラジオだ。ウェブラジオと言ってもどこかスポンサーがついていたり広告収入が発生するわけでもなく、彼女自身が自分のアカウントでとりとめのないことを話す音源であった。
彼女はそれを用いて同じように芸能人に本気で恋をしている女の子たちとよく対談をしていた。
彼女含め、その友人たちは皆普通の女の子であったけれど、彼女達のコイバナを聞くのが好きだった。
所謂、同担拒否を名乗る彼女に話しかけることは到底叶わなかったけれど、私はそんな彼女を面白いなと思っていた。
とある日、彼女のメールが読まれた一通後に私のメールが読まれた。奇しくも彼女と私は同じ日が初採用であった。
私は一方的に彼女を知っていると思っていたので、その連続で少し親近感のようなものを覚えた一方、彼女のTwitterを覗くと、彼女は採用の喜びよりも何よりも私に対する嫉妬心を露わにし、グチグチとうらみつらみを吐露していた。
名指しで!
ソーシャルネットワーキングシステムにおいて、誰かを匿名で叩くことも卑劣であるが、特有のハンドルネームをつける人間を名指しで批判することほどバカなことはない。
なぜなら、「ミサキ」だの「アヤカ」だのどこにでもいるようなありふれた名前でなく、例えば「サバ味噌」だとか「ビーフジャーキー姫」だとかオンリーワンの名前を名乗る人間は、一様に自己顕示欲が強く、そして必ずと言っていいほどエゴサーチをするのである。
まあ、この件に関しては私は彼女に以前より興味があったのでリストに入れて見ていたのだが、一方認知だと思っていた彼女が私のことを認識していた上に、彼女が露わにしていた感情はまぎれもない「嫉妬」であった。
確かに私が彼女に対して何をしたわけでもないが、当時は私もファンアカウントのようなものを持っていた上に、ツイッター友人が多くちやほやされていた私のような存在は気に入らないものだっただろう。
推し被りとして気に入らないアカウントであったことは間違いない。
ただ、顔も見たこともなければ、自分より優れているはずのない私に対し嫉妬心を抱く、その発想は私の中に持ち合わせていない感情であった。私に嫉妬したところで、ツイッターで声がデカイだけの私は推しと付き合えるわけもないし、そもそも付き合いたいとは思っていなかった。
今まで生きていたうちで名指しで「恋のライバル」と言われたことのある人間はどれくらいいるだろう。
少なくとも、私はこの一回きりだ(残念ながら)
「アイツがあの女と仲良くて気に入らない」ならまだわかる。それは少し身に覚えがなくもない。しかし「恋のライバル」という6文字はたまらなく美しい6文字だ。だってまるで私たちは少女漫画の世界にいるみたいじゃないか。彼女が主人公、推しが王子様。私はさながら推しの元カノくらいに位置するのだろうか?彼女の恋物語における序列三番目!それってかなりすごくない?!
だから、私は彼女をとても面白いと思った。私の彼女に対する興味は彼女が私に抱く嫉妬心と比例するように増幅していった。
私がROMっているのに気づいたのかはたまた別の理由があったのかは今となってはわからない。ともかく、鍵をかけられてしまうとフォローしていないアカウントの呟きは見れない。
私はその呟きがどうしても見たかった。鍵をかけられた時点で諦めるべきなのはわかっていたし、大抵のことはその時点で興味がなくなってしまうのだけど、彼女に対してのみは興味が増幅するのみであった。
もちろん、野次馬的な感情も少しはあったが、それ以上に興味があった。
私と全く違う観点を持ち、私を嫌う同い年の女の子。私はただ、彼女のことが知りたかった。
同担拒否を名乗る人間に丸腰で突っ込むのは死にに行くようなものだ。
しかも、認識されていないならともかく、私はどうやら彼女に嫌われているらしいから、フォローリクエストを送ったところでブロックされるのが関の山だ。
そこで、名前も年齢も住居も推しも全部デタラメのアカウントを作った。
北海道に住む大学院生、とある俳優が好きで本当に付き合いたいと思っている。スターバックスとたこわさが好き。お酒は好きだけど、飲み会は嫌い。
アイコンは適当な画像にぼやけたフィルターをかけたもので、Twitter初心者なので呟きは控えめ。推しに認知されたくはないが、他のオタクには負けたくない。
全てが彼女の上位互換である。当時未成年(成人してたかな)の彼女より3歳上で、人生もリア恋歴も彼女より先輩。滅多に呟かないけれど、人生はなんだかんだ楽しそう。
今思えば、実に稚拙であってバカらしい設定である。そんな胡散臭いアカウント、私だったら3秒でブロックする。
しかし、当時の私はそこまでしてまで彼女のツイートが見たく、彼女を知りたかったのだ。
フォローリクエストは2時間で承認された。バイトを終えてTwitterを開いたら彼女がフォロワーにいた。案外あっけないものだと思った。
私が、はじめましてのテイで彼女に話しかけると彼女も快く応対してくれた。中身は彼女があんなに疎んでいた私なのに、少し不思議で少し申し訳なくて、少し嬉しかった。
鍵になったアカウントはもともと彼女の本アカウントとは別に公開アカウントとして作られていたものである。
認知されたくないし、顔バレもしたくないし、仕事の関係者として彼に出会いたいくせに本名でメールするわ、公開アカウントを作る話をとはこれいかに、と思うところはあるが、私はそんな彼女の承認欲求と自己顕示欲を何より興味と好感を抱いていたのであった。
元公開アカウントの鍵アカウントでは彼女は色々なことを話してくれた。
詳しくは割愛するが、進路のこと、オタクが憎くてたまらないこと、コンプレックスのこと、彼女はそれをキャスと呼ばれるwebラジオのようなものを用いてよく話していた。
スマートフォンから聞こえて来る彼女の肉声はたまらなくリアルを感じさせ、彼女の実在を実感した。
それは、彼女に対する同じ推しを推すものとしての興味から次第に彼女への興味へと推移していった。
バイト先の人がウザいとか、昨日買ったコスメが可愛いとか、どうしたら押しと知り合えるのかなとか、顔も名前も知らな……(いでおこうと思ったけれど、彼女は普通にインターネットに載せる女だったので大体のことは調べずとも知ってしまった)……知るはずもなかったどこかの地方から東京へ一人でやって来た全く同じ境遇の少女の話が私は好きだった。
アカウントの呟きもプロフィールも全部デタラメだったけれど、最初の挨拶で言った「◯◯さんのことが好きで、応援してます!」はいつしか本当になっていたのかもしれない。
推しに彼女ができるとして自分と同い年の女は嫌だ。彼と同年代か少なくとも2、3下くらいの、間違っても私たちのようにまだ赤子に毛が生えた程度の小娘に手を出すような人間でないといいなと思う。これは私個人の感情でありわがままだ。
しかし、彼女だったら、推しへの嫌悪感の中でちょっとだけ「あいつやるじゃん」って思ってしまうかもしれない。
いや、逆に推しに対して嫉妬するかもしれない。いくら応援していた男であろうと、コイツを取られるのはなんだか癪だ。恋に恋して人生に悩む彼女をもう少し見ていたい気もする。
芸能人に恋なんて、根っからのオタクのくせにオタクを嫌って、毎晩毎晩悩んで病むなんてバカみたいじゃん。
確かにそう思うけれど、彼女のその青さや若さがどことなく眩しく、羨ましく思ってしまう私は確かに存在する。
あんな風にはなりたくないな、それは今でもそう思う。だけど、私の中で彼女はいつだって眩しい。
それは最初に彼女を見つけた時から今日まで変わらずずっと眩しい。
久々にあの頃を思い出してアカウントを覗きに行った。
なんと2年近く放置していた私の虚栄のアカウントはTwitter社の一斉排除にも耐えてまだ残っていた上に、彼女のたった5人のフォロワーに私の虚栄のアカウントが残っていた。
彼女は相変わらず、推しと結婚しようとしている。彼女の呟きは、痛々しく、そして眩しかった。
それはこの先もずっとそうだろう。
前々から成功している人や才能に溢れている人を見ると、ガスに火をつけたようにブワッと嫉妬心が燃え上がる。
嫉妬だけじゃなくて敵愾心だったり羨望だったり、とにかく悪感情であることは間違いない。
でも「この人も頑張ってるんだよな」とか「いい作品作るなぁ」とかそういう普通の感情に上書きされてすぐに鎮火する。
「何も作ろうとしない自分が悪い」「才能を持たない自分が悪い」という、まぁ当然なところに落ち着くわけだが、この感情の振れ幅に非常に精神力を持っていかれる。
大体こうなった後は絵やら小説やら何かを作ってみようと思うし、行動もする。
で結局1日も持たずに挫折する。
挫折した事にまた自己嫌悪し行き場のない破壊衝動を抱えて脳内で何かを壊す想像をして落ち着く。
翌々日くらいにはスッキリする。
こういうのって皆経験してるんだろうか。
元々、ただのオタクリーマンだった自分が4月頃にツイッターを眺めてたらキズナアイの動画が流れてきて
そこからVtuberの存在を知った。最初は、今でいう大手(キズナアイ、ミライアカリ)の動画だけ見ていたが
に〇さんじのVtuberを知り、恥ずかしい話ドハマりしてしまった。可愛いキャラが可愛い声で自分の好きなゲームやアニメの話をしてる。ハマるにはこれで十分だった
このサイト見てる人間に若年層は居ないと思いながら敢えて書くけど、自分は所謂「ちょwwおまww」(この表現も古いかな)
みたいな人間とは相容れないと思っていたが、コメントしそれにVtuberが返事をくれるのは嬉しいものだった。
そこからはそのVtuberのツイッターもフォローして、配信がある日は上司に早上がりを願って配信の前にはPCに立つ自分がいた。それだけ興味を惹いていたコンテンツだった。
でも、ある日の配信でVtuberが「〇〇さんって絵描きの方が~」とか、みたいな事を自慢気に話していた。何気なく見ていたが、
心の底で「羨ましいな、自分も絵が描けたら~」くらいの感情が浮かんでいた。でまたふとある日に、Vtuberが絵描きと仲良くリプライを飛ばしあってるのを見て
自分の中の黒い感情がハッキリと浮かんでしまった。「絵が描ける奴が羨ましい」これだ。色々オブラートな書き方も考えられたが、多分これが一番伝わりやすいだろう。
そもそも何も生み出さない有象無象の中であるファンの一人を認識しろなんて事は言わないが、やっぱりファンの中で一部の人間とだけ関わってるのを見るとどうしても嫉妬してしまった。
こんな事で嫉妬する自分が情けないと思いながらも、嫉妬心という物はどうしても湧いて出てくる物で辛かった。
じゃあお前も絵を描けばいいじゃんという話だが、自慢じゃないが自分はピカチュウを描いて10人に見せて3人がピカチュウと認識出来るレベルの画力なので、ファンアートなんて投稿しようものなら
Vtuberがコメントに困りながら「独創的ですね」みたいな気まずい返事をされる事だろうと思い、描けなかった。
その感情が生まれてからは、そのVtuberがリツイート也でファンアートの紹介やリプライで絵描きと慣れ合うのを見て、辛くなりツイッターのフォローも外して見なくなってしまった。
それ以来、Vtuberの動画はあまり見てない。こんな日記書いてる時点で未練タラタラだが、辛くなるのが分かってるので見なくなってしまった。
距離感の近いのがVtuberの人を惹き付ける所でもあり、また離れる原因にもなるのだろうか?それともこの感情を持ったのは自分だけなのだろうか。それが知りたくて日記を書いた。
勘違いされたくないので最後に書いておくが、絵描きとだけリプライを飛ばしあうのも、Vtuberの「自身の知名度を上げる」という本来の目的の一つだろうし何も悪い事はしていないと思う。寧ろ正解である。
Vtuberを嫌いになったのではなく、自分が辛くなるから自分から距離を置いただけの話だ。
思いの外反応を貰ったので驚愕している。黙って絵を描く努力をしろという意見や、他の創作物で、無産の嫉妬etc等の言及は正直最初から来るだろうなと思っていたし、
が、「Vtuberになればいい」等の意見が点々あるのを見て驚いた(現実性は兎も角として)。全く自分の中にその考えが無かったし、これもまた的を得ている言及だと思った。
最後に、自分は"まだ"誰も嫌っていないという事だけ伝えさせて欲しい。強いて言及するならこんな情けない記事を書いている自分くらいのもの。
こんな記事書いておいてなんだが、自分が絵描きだったらVtuberとリプライ飛ばし合ってるだろうと考えるし、そもそも好きなキャラクターの絵を描いている人間を嫌う訳が無い。
彼等はコンテンツの拡大という点において凄まじい貢献をしている。嫉妬と憎悪はかなり近い存在だが、本質的には別物と考えている。
ムクムクムクッ!(嫉妬心)
売れる売れないなんて言ってないですよ(笑)。
言い出したのは貴方。 https://t.co/BCRRK1RngI— 山本寛@売れたら勝ちです (@yamacane_0901) 2018年5月31日
アニメはこうやって蝕まれてるんだなぁ……。#売れたら勝ち#みんな人気アニメに群がれ— 山本寛@売れたら勝ちです (@yamacane_0901) 2018年5月31日
それともこのクソバご婦人、『エヴァ』が売れたのも自分のお陰だと思ってるんだろうか??— 山本寛@売れたら勝ちです (@yamacane_0901) 2018年5月31日
やべっwwキミもと言おうとしてキモみと言っちゃったwww
じゃあそろそろ答言うか
(´・ω・`)せーの
「チヤホヤされてる対象がキャラになった事で妬みの感情が薄まったから」
おっ、同じ答か。
(^_-)-☆分かってるじゃなーい
そうなんだよ今までの実況者とかはどんなに正体を隠していても
「Aというハンドルネームを名乗る本名太郎くん」がチヤホヤされているみたいな感じだったんだよ
だからどうやっても「A(本名:太郎)ばっか人気あってずり~~妬ましい~~~」と感じてしまうわけだ
でもそれがキャラになると中の人とチヤホヤされる対象の間に十二分な段差が産まれて結果としてそれが妬ましさを薄くするんだよ。
実際、本人が面白がられているんじゃなくてキャラが面白がられているだけな所はかなりあるしな
ピコ太郎(本名知らね)が受けているんじゃなくてPPAPが受けているだけみたいな感じよ
ネットの人間は嫉妬心が強い奴らが多いからそういう差が結構大きく響いてくるんだよなぁ
のじゃおじも本人が画面に映りながら「こういうキャラのこういうアニメを作っているんですよ。面白いでしょ~~~僕面白いでしょ~~~」とやっていたら絶対ここまで受けなかっただろうね
あくまで「正体不明の謎のおっさんが演じる謎のキャラ」というキャラを最後まで守った結果なのよ
中身が評価されているように見えて実際は、「謎のキャラを演じる謎のおっさん」というキャラとして受けているだけっていうわけ
そういう哀れさも受けてる秘訣でしょうなあ
普段は、彼はひとりでAVを観ているけれど、この日は「観てもいい?」とからかうように訊いてきたから、あまりいい気持ちはしないけれど「いいよ」と答えた。
嫉妬深い私を気にして「怒らないの?」と訊いてきたが、「大丈夫」と答えた。本当に大丈夫だと思ったから。
私も隣りで横になりながら一緒に観た。AVとは不思議なもので、男性は興奮するのだろうけれど、女性の私は何も感じない。ただただ、女優の容姿と自分を比べてしまう。私は胸が小さいのだ。
飛ばし飛ばし、いろんなAVを物色していた彼が、ひとりの女優をゆっくり観始めた。美人で巨乳で足の長い女優だ。複雑な気分になる。私とは真逆のような気がしてくる。あぁ、本当はこういう女性が好みなのかな、と。
敏感な彼は、私が不機嫌になったのを、言葉を発していないにもかかわらず、すぐに察知した。
「怒ってる?」
「大丈夫」
「隠してもわかるよ」
「うーん、ちょっとだけ複雑」
「なんで?」
「なにが?」
「そっか」
会話をしながら、頭ではわかっているけれど嫉妬心は消えない。ああ、私って本当に嫉妬深い。
ほかの女性はどうなんだろう? 私の友だちはサッパリした性格の女性が多く、私の嫉妬深さは彼女たちの会話のネタになるくらいだ。おそらく私は一般的な女性より嫉妬深いのだろう。
機嫌を損ねた私を気遣ったのか、彼はAV鑑賞をやめた。
「おやすみ」
「おやすみ」
いつもならお互いくっついて眠るのに、そっぽを向いたまま。ケンカをした夜にはよくある体制だ。あーぁ、しょうもないことでケンカになっちゃうパターンかな。でも……AVを観てほしくない……いや、一緒に観なければよかった。
気持ちを切り替えて寝てしまおう、と思ったときに、彼が寝返りをうって、横を向いて寝ている私の横腹あたりにそっと手を乗せた。「仲直りしようね」の合図。わかっている。
けれど、すぐ意地になってしまう私は、無視して寝たふり。いつも後悔するくせに、意地になってしまう私の性格は、もう治らないのだろう。
そうこうしているうちに眠ってしまい、朝になる。起きてからはお互い(少なくとも私は)、いつもよりテンションが低い。
いってらっしゃいと見送って、帰ってくる頃にはお互い元通りになっているといいな、と思いながら仕事をする。
すると、彼からLINEが来た。普段は仕事が終わるまで私用でスマホを触らない真面目な彼。「お!」と思って開いた。
が、事務的な内容だった。
付き合って2年が経つのに、LINEひとつにドギマギしてしまうのは、本当に彼のことが好きだから。
部屋にひとり。はぁ。
そうして過ごしていたら、さっき彼からまたLINEが来た。もうぬか喜びはしたくない。慎重にスマホの画面を覗く。
そこには「なにしてる?」の文字。
あぁ、愛おしい。あぁ、大好きだ。
気にしてくれていたんだ。私だけが彼のことを大好きで、私だけが空回りしていたわけではないんだ。そう思えた。
でも、やっぱり意地になってしまう私は、まだ返事をしていない。でも、これを書き終わったら返信しよう。
その翌日、元セフレから「やりてえ(意訳)」と1年ぶりに連絡があった。
それからさらに数週間後、職場の先輩Aさん,Bさんと一緒に飲みに行った。
前提として、私は以前Aさん(40代独身)に思いを寄せていた。そして、そのことをAさんは認知している。
(過去、Aさんに対して冗談交じりに「私、Aさんのこと大好きです!」と伝えたため)
Aさん, Bさんとの飲み会では、私の彼氏の話になった。一番ホットな話題は同棲なので、私は「同棲することになって本当に嬉しい」と素直な気持ちを話した。
そしたら、Aさんは「嫉妬するわー、こいつ前まで俺のこと好きって言ってたんだぞ」とBさんに言った。その発言は嬉しかったけど、今は彼氏が大好きなのであまり動じなかった。
3人とも、この時点で結構酔っ払っていた。
Aさんと私は入口側のソファに座って、Bさんはその隣のソファに座る。
私が歌っていたら、Aさんが腰に手を回してきた。よくある絡みなので、「あー、Aさん今日も酔っ払ってるなー」くらいに思った。
Aさんも眠くなってきたのか、私の腰に手を回したまま、私に寄りかかる形で眠ってしまった。それから、もう一方の腕を私のほうに伸ばして、私に抱きつくような体制になった。
さすがに困った。密室だし、Bさんは爆睡してるし、部屋は薄暗いし。振りほどくのも起こしちゃって悪いかなとか考えていたら、私の手の上にAさんの手が重なった。Aさんの無骨な指が、すこし動く。Aさんの浅黒い肌が、ベルトの上あたりにのぞいている。…………困った。
もう狸寝入りしてしまおうと思って、そのままの体勢で机に軽くうつ伏せる。そしたら、顔がカーっと紅潮してきて心臓がドキドキ鳴った。Aさんの指がかすかに動くたびに、エロい声が出てしまいそうなのを渾身の力で我慢した。
どうしようどうしようどうしよう、いやいやこれはさすがにマズいと思って、できるだけそっとAさんの腕からすり抜けた。マズいところまで来ていた。完全に、好きだったときの気持ちにかなり近づいている。気持ちを振り切りたいけれど、完全にエロスイッチが入ってしまった。
気持ちを落ち着けていると、Aさんが寝たままの体勢で私のふくらはぎに触れた。「くすぐったいです」と笑ったら、Aさんも笑ってまた寝た。
しばらくしたら部屋の電話が鳴って、「退店10分前です」と言われた。
なんだかもうよくわからなくなって、Aさんに抱きつく形で「起きてください」と上半身を起こしたら、またAさんが横になって寝た。そしたら、Aさんは「もっかい起こして」と言った。私は、もう一回抱きつく形で起こした。
気持ちを切り替えるためにぱん、と手を叩いて「はい、行きますよー」と言っても、Bさんは起きないので、AさんといっしょにBさんを何回も起こして店を出た。
家に帰って寝て起きて、思い出してみてあれは夢か???と軽くパニックになった。
過去何度も好意を伝えても、「こんなおっさんのどこがいいんだ」と笑っていなされてばかりだったのに。
過去の彼女の話だってろくにしないくらい、プライベートを誰にも話さないような人だったのに。
彼氏に秘密ができて申し訳ない気持ちと、ドキドキする気持ちと、おっさんの嫉妬心や甘えたを悲しく思う気持ちがないまぜになってる。
「同性愛を気持ち悪く思ってしまう」のと「彼女の気が自分から離れるのが不安」なのは全く別問題だぞ。
前者は個人の人生観とか経験から長年かけて形成されてしまうものだから、現段階でどうこうするものじゃない。差別するような気持ちがあっても表に出さなければ何の問題もない。こういうのは理屈じゃないもんな(差別を助長しているわけではないが)。
文章読んでて、「自分は嫉妬深いから嫉妬しなくてもいいような相手を選んだはずなのに、急に仮想敵が現れてどうしよう!?」ってパニックになっているのが主なのかなと感じた。
パニックになってる増田を面倒くさがらず諭して、妥協点を見つけようとしている彼女、なかなか誠実だと思うぞ。
いい相手を選んだな。
増田が今後も彼女と過ごしたくて本気でどうにかしたいなら、振り返るべきは自分の嫉妬心の根源についてだと思う。
これはあくまで一個人の予測だけど、幼少期に家族や友人との愛着形成でうまくいかなかった時期があるんじゃないか?
長期的に向き合わなければ解決しない問題だから即効性はないが、嫉妬の根源にある過去の恨みを自覚して、愛情をくれなかった相手と彼女は別の人間だと再確認できたら、いつか苦しくなくなるかもな。
ついさっきzaikabouが山盛りの牡蠣を食ってて嫉妬してたとこ。 http://d.hatena.ne.jp/masudamaster/20120629
同人活動をしていると、感想がくるこない、評価されるされない、といった話をよく聞く。
でも私は、あなたの反応が欲しいのだという話をする。半ば愚痴だから嫌になったらすぐに読むのをやめてほしい。
嫉妬とは羨ましいさからの妬みと自分以外に興味を持たれてしまうのではというジェラシーの二つの面を持つらしい。
では私はどうだろうと振り返れば両方だよなとすぐに思った。
だって私がもらいたいのは自CPの書き手たちからの評価だから。
私は自CPのあなたたちが別CPを評価する話をしていると、ツイッターならリツイートが回ってくると本当にイライラしてしまう。その時急いで下書きから自CPの妄想ツイートを投稿して、いいねを貰うと安心する。あぁ、あなたはまだCP移動はしなさそうだと。
受け違い攻め違いの対抗CPが本当に嫌いだ。何故なら自CPの書き手たちが興味を持ちやすいからだ。
私の嫉妬は対抗CPなのに自CPの書き手に評価されてる姿が妬ましいのと、自CP以外に興味を持たれるのではというジェラシーから成る。
言いがかりなのは分かっている、私も読み専で他ジャンルを掻い摘んだり感想を言ったりする、分かってる。移動するときは前触れなく移動してしまうということも。
普段は対抗CPの癖に、分かったような顔をして自CPを語る奴なんて最低最悪だ、そういう奴は大抵先にミュートかブロックしてるけど、リツイートを回した自CPの書き手がいるのはTLの雰囲気で分かるからまったく意味がない。
あとこれは関係あるようで関係なくて、それでも私の嫉妬の一環だから書いておく。
本を買ってくれ。
何故だ、妄想ツイートだけじゃなくピクシブに上げた新刊サンプルにはブクマもしているのに何故本を買ってくれない。
当日会場で売れると通販売れる冊数を足してもブクマ数より少ないのはしんどい。
せめて反応をくれる対象が増えれば私の嫉妬心も少しはやわらぐだろうに、CP人口は減るばかりで、私は今日もあなたに嫉妬する。