はてなキーワード: 住宅とは
CM、ドラマ、街中でごく一般の幸せな家庭を見かけるとつらい。普通の家族を作ることが自分にはできなかった。
子どもには習い事も、行きたい学校も満足に行かせられないかもしれない。これから父親がいないってどんな生活なんだろう。
追記
デキ婚で結婚、そして離婚。ここらからもう叩かれるのはわかってるし自分もこのパターン大嫌いだった。
出産して里帰りして1ヶ月後に家に帰ったら自分が入院した日から時が止まったように家が何にも変わってなくても「ん?」ってなった。今思えばここからもうありえないんだけどね。普通、ちょっとでも掃除するよね?父親としてというか3人で暮らすという自覚がなかったんだろうね。
仲がだんだん悪くなったのは家を建てようとなったとき。私の両親と住む二世帯住宅。
こだわりの強い旦那は注文住宅。都内で平家。でもそれが契約時の確認不足で不動産会社と言った言わないのトラブルに。訴訟問題寸前。私の両親からお金ももらったのに。
これを旦那は話がここまで大きくなるまでずっと隠してた。何にも言ってくれなかった。このあたりから私が明るく今まで通りに接しようと思っても何にも会話を返してくれなくなった。それがかなり苦痛だった。
育児は何にもしてくれなかった。旦那は深夜帰宅だったから所謂ワンオペ。朝から晩まで。土日も昼過ぎまで寝てた。夜になっても私が夕飯作ってて、子どもは泣いてるのに、旦那は寝っ転がって漫画読んでるからブチ切れたらあっちもキレた。何故か自分の漫画すべてまとめて捨てようとしてた。
あっちからしたら私のキレ方も苦手だったみたい。言葉遣いとか乱暴になるのが。あと靴の脱ぎ方とか、トイレの仕方とか指摘されるのも。私のやり方に合わせなきゃいけないのが苦痛だったんだね。
家の問題は片付いてないんだけど、戸建て分譲購入しようとなった。今思えば旦那はまったく乗り気ではなかった。契約日に2回バックられた。ありえる?私と両親は2回も不動産会社に頭を下げた。
それでも私は職場復帰を控えてたから、保育園とか環境を整えるため今よりもっと広くて、両親の近いところの物件に引越すことしにした。
それも契約金払ったあとに、別居したいと言われた。ここでもうダメだと思った。一応3ヶ月後にまた同居しようとこっちから話を持ちかけたけど来る気もなく離婚を切り出された。
旦那は小さい頃に両親が離婚してるから、今回離婚に踏み出したのも簡単だったろうな。
現実を受け止められなくて半年ぐらいこっちも放置した。別居のままが一番楽だなと思ったけど、この前子どもの誕生日があった。旦那も来た。イヤイヤ期で泣き叫ぶ子どものそばで旦那は寝てた。
それをみてやっとわかった。
この人は半ば無理やり別居させて離婚話持ちかけて育児は全て私に押し付けて、なのに自分はこうやって自由に暮らしてるんだ。仕事だって残業出来るし、自由に帰り飲みに行って、休みの日は自分の時間を使ってる。それがもう許せなかった。
慰謝料もらおうと思ったけどDVとか不倫じゃないから無理なのかなと思ってやめた。弁護士も高いし、一刻も早く他人になりたい。
育児は疲れた。蒸発したいとも考えた。赤ちゃんポストも調べた。自分に育児向いてないと思う。可愛いと思う日もあるけどイライラの方が圧倒的に多い。仕事してる方が楽しいし土日の方が苦痛。
長くなった。
今までどこにも吐いてなかった。
この前、物件管理部門出身の古参店長と飲む機会があって、聞いた話を書く。
昔は、バンに工具・部品を山ほど積んで、ちょっとしたことならその場で直して終わりだった。
部品代数千円の話なら「ちょっとしたトラブルだったのでいいですよ」と大家にも請求してなかったので、「対応が早い」「安心だ」と喜ばれてた。
ただ、それは収益につながらなかった。もちろん顧客満足度を高めることは長期的には会社のためになることなんだが、会社が大きくなり、現場の感覚ではなく組織の管理で仕事をするようになっていくと「お前らが即応すると売上にならないからまず業者に振るように」と上から言われるようになった。
発注をすれば、大家に請求がしやすく、業者から紹介料を取ることもできる。売上も立てやすい。そうやって、大部分を業者発注で対応するようになって、社員が現場に出る機会が少なくなっていった。
そうなってくると、社員の知識・経験が落ちていき、業者の工事完了に立ち会っても見落としが多くなり……みたいなことらしい。
まあ、昔はよかった、みたいなのもあると思うので、話半分に聞いて欲しいけど。
入居したあとに気づいたんだけど、トイレのウォシュレットにうんこがついたままだった。
そしたら、トイレまるごと交換してくれた。
掃除してもピカピカにはならないと判断してのことなのか、どうかはわからない。
ちょっとびっくりした。
それからしばらくして、また気づいた。
キッチンのシンクの蛇口、浄水器と原水の切り替えのレバーがついてるんだけど、
どっちに倒せば浄水でどっちが原水なのか、表示がかすれて消えてしまっていて、わからない。
問い合わせたら、下が浄水、上が原水ですという答え。
すぐに交換してくれた。
でも、本来、こういうのって清掃が入ったあと管理会社がきちんとチェックしてから貸しに出すものじゃないのか。
もちろんチェックしているとの答えだったけど、どういうチェックをしてるのかと聞けば、
管理会社が直接足を運んでチェックしてるわけではなく、孫請けの会社が形式程度のレポートを提出してるだけのようで、
他にも浴室の清掃が甘く、浴室と壁の間にカビがついてたりした。
これは、自分で掃除した。特に業務用の洗剤とか使わなくとも、家庭用ので簡単に落ちた。
これはかなり清掃があまい、チェックもされてないと思ったので、
エアコンの内部洗浄とかもきちんとされているのか気になってきた。
少なくとも目に見える範囲では綺麗だ。
が、ちゃんと中まで高圧洗浄してあるのか?
契約書の上では、退去時、エアコン一台当たり内部洗浄費用として、七千五百円を無条件にとられることになっている。
聞けば、きちんと清掃したという返事はあるが、本当にやったかどうかはわからない。
実はその前に借りていた物件で同じようにエアコン洗浄費を別途とっておきながら、まったく掃除してなくて
今回はすくなくともカバーを外した中は綺麗だ。が、内部洗浄となると見た目にはわからない。
なので、もうあれこれ言わず、気持ちよく使うために割り切って、自費で業者に頼んでエアコン洗浄してもらうことにした。
そしたら。
エアコンの設置場所が天井に近すぎて、本体上部の自動お掃除ユニットのパーツを外すことができず、
このままでは内部洗浄が出来ないと言われた。
どういうこと?って思った。
契約時に内部洗浄費用として別途料金をとっておくながら、設置されているエアコンは物理的に洗浄不可能な状態。
そのことを管理会社に伝えた。
管理会社は無理矢理外せば外れる。だから内部洗浄はしたという答え。
無理矢理外したあのなのかもしれない。
管理会社は下請けに、下請けは孫請けに、そして、その孫請けが更にひ孫にあたる職人に投げている。
そして、そのときには実際に清掃したという職人は辞めたあとだという。
超絶いい加減な話。
そのときは、ちょうど季節も秋だったので、エアコンもそんなに使わず、冬も床暖がついているので、エアコン使わないし。
そして、今年の夏。
やはり掃除したい。
そこで管理会社の了解を得た上で、天井に傷がついてもいいということで、もう一度業者にエアコン洗浄を依頼した。
一日、どっと疲れた。
徹底的に疑えってことだ。
黙ってたら、金だけ取られて、超いい加減な掃除されてる。
もう何を信用していいのかわからない。
【追記】
ごめん、大げさに書きすぎた。
驚愕の、ってほどではない。
結局、何をどうしてもパーツは外れなかった。
内部洗浄できなかった。
やるには、メーカーに頼んでエアコンをいったん壁から取り外してやるしかないという。
やったと言い張っていた管理会社は、それでもうちは正しいと言い張る。
それがうちのやり方の仕様だと。
でた、仕様。
仕様です。
結局、管理会社の言ってることは嘘だった。
いや、嘘ではない。
わからずに、何も知らずにただ言ってただけだった。
だって管理会社なのに自分たちは何もせず、「やってるはず」っていうだけで偉そうな口叩いてやがっただけ。
下請け、孫請けに丸投げして実際の現場の状況のことは何もしらないまま、マニュアル通りの対応をしていただけ。
いや、認めてないな。それでも、まだエアコンメーカーに連絡して現状確認して判断するという。
なんだよ、それ。
現状確認って。
そういうのは、貸す前にやれよ。
そして、今からメーカーに連絡しても、夏を前にエアコンメーカーは忙しく、対応がいつになるかわからない。
ぶち切れた。
そんなやりとりで今日一日、潰れた。
なんなんだよ、おまえら。鉄道系住宅リース。怒りがおさまらない。
ただ、ひとつ。
そんな簡単に取り替えてくれるんだってこっちがびっくりしたくらいだ。
だから、言ったもん勝ちだ。
言わなきゃ、奴らは何もしない。
とりあえず、不満があれば、言うことだ。
こんなもんかと諦めるな。
面倒だからと諦めるな。
クソをのさばらせるだけだ。
面倒かもしれないけど、黙ってれば退去時に金をとられる。
結局やつらは丸投げだ。
自分もこれまで、清掃なんてされてて当たり前だと思って、わざわざエアコンの中や、ウォシュレットのノズルなんて確認もしなかった。
そういう大半の人を前提にやつらは超いいかげんな仕事をしてる。
ほんと、クソだ。
19卒就活生。無い内定。内定ゼロである。おまけに先日持ち駒もなくなった。毎日ゲロ吐きそう。
周りの友達の就活終わった〜!などというツイートを目にするたびに「お前の意思とは関係なく私の心の余裕のために1発腹パンさせてくれ」と思う。日に日に心が腐ってきている。
だから八つ当たりさせてくれ。ここからの文章は全部八つ当たり。
売り手市場って何?幻想?何十社から「お前うちの会社にはいらないからwwwまあ気ぃ悪くせんと今後も就活頑張ってくれや」って言われてるんだけど。内定が出ないと大人に相談するたびに「売り手市場なのに?」「この売り手市場で内定が出ないなんて云々」とか言われるけどこちとら売り手市場なんて全く実感してねえよ。
売り手市場って言葉を目にするたびにNNTは社会不適合者だと言われている気がする。
どうすんだよ。もうろくな企業残ってねえ。
結局「売り手」とされている企業は、働き方改革やワークライフバランスの見直しも大して進んでねーし買い手からも見放された「行き遅れ企業」なんだよ。
年間休日100日程度で基本給18万ってなんなんだよ。交通費出ないってなんなんだよ。住宅手当も独身寮もないってなんなんだよ。買い手から見放されてるくせに就活業界とグルで売り手ヅラするんじゃねえよ。どいつもこいつも売り手市場とか都合のいい言葉使いやがって。行き遅れ市場に改名しろ。
売り手市場ってなんなんだよ。結局行き遅れ企業にも人回して金儲けするために就活業界が作り出した幻想だろ。
ウソかホントかもわかんねー情報で就活生の不安煽ってクソみたいなマナーしつけて金儲けしてる就活業界なんかとっとと廃れろ。バブルから抜け出せない行き遅れ企業なんてとっとと新卒採用から撤退しろ。
今気象庁で詳細な情報を発表していて、震源地は大阪府茨木市の南東側、JR総持寺駅や茨木駅の市街地のある一帯。
当初の地震規模はマグニチュード5.9だったけど、6.1に修正された。
震度6弱の範囲は大阪市北区、高槻市、茨木市、枚方市、箕面市。大阪市北区については、あそこは元々地盤の弱い埋立地なので、本来は震度5強程度の揺れが6弱に増幅されたものと思われる。
今回地震のあった大阪北部は、1995年に起きた阪神大震災でも震度5強の強震に襲われた経験があるから、地震に強い街づくりをやっていたおかげか、家屋の倒壊などの被害は震度の割には大きくないのは幸いだったようだね。
ヤフーの産経ニュースによると、「有馬高槻断層の南端と上町断層の北端がクロスするあたりが震源と思われる」とのこと。
大阪平野や神戸市街地の縁に広がっている六甲山地や千里丘陵、北摂山地は断層運動によって生まれた地盤の圧縮帯なので、というよりは断層運動によって山そのものが出来た場所なので、元々地震の多い場所なのかもしれない。
高槻や枚方は、江戸時代から大坂と京都を結ぶ京街道の宿場町であり、現在は大阪のベッドタウンとして住宅化された地域。前述のように江戸時代から続く宿場町だったので、ベッドタウンの割には市内を通る道路の道幅が狭く、古い住宅が建ち並ぶエリア。火災の初期消火に失敗すると、延焼する危険性がある。
不謹慎な言い方かもしれないが、震源地が大阪都心部や堺市のような人口密集地帯で無かったのは不幸中の幸いだった。震源地がさらに大阪都心に近い場所で、M6.1だと更に被害が大きかった可能性がある。
自らが経営する「シェアハウス」内で、泥酔した入居者の女性(当時21)にわいせつ行為をしたとして、兵庫県警は13日、神戸市灘区の会社員森崎幸義(ゆきよし)容疑者(60)を準強制わいせつ容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
灘署によると、森崎容疑者は2016年7月19日未明、経営するシェアハウスに泥酔して帰宅した女性の居室で、女性の服を脱がせて体を触るなどした疑いがある。森崎容疑者は妻と住む2階建て住宅の2階を3室に仕切って貸し、当時は女性数人が居住していた。
女性は今年3月、森崎容疑者から裸の写真をメールで送りつけられ、「援助交際」を要求されたとして灘署に被害届を出し、今月初めに灘署が同容疑者を強要未遂容疑で逮捕。捜査の過程で、2年前のわいせつ行為を同容疑者が撮影した動画が見つかったという。
・完全室内飼い
・脱走防止
・近況報告
・誓約書記入
・留守の少ない人
・経済的に安定していること
他にも家族にアレルギーがないとかキャンセル禁止とか重複応募禁止とか老い先短い人禁止とか条件つける募集もあるが、大概上記はお決まりっぽい。
NPOの保護猫活動団体が里親探しにサイトを利用していて、この手の募集で埋まっているようだ。
ある程度は理解もするし、無料譲渡だから有象無象の応募で埋まる対策だろうこともわかる。
とはいえ、これはやり過ぎでは。
まるで昔お世話になった婚活サイトでも見ているような気分になった。
あー猫欲しい。
来週には働き方改革関連法案が参院採決されると思うけど、そっちはもう上西先生にはかなわないからお任せ。
これ宮本議員も質権について完全に理解してなさそうなのと、蝦名航空局長の言い訳もひどいのとで理解が難しかった。当該部分は短いので是非見て欲しい。(前半部分では、会計検査院の事務総長と次官級折衝が行われたことをほのめかしていたり、何らかの弾をまだ持ってるな、という感じはあるので明日以降も国交、財金は見逃せないですぜ。)
追記:宮本議員が自身のFacebookに資料を掲載してくれたので、大体の概要はわかりました。トラバに。
「略)資料2を見ていただきたい。これは国土交通省から提出を受けた資料であります。質権設定承認通知書と、質権設定契約証書であります。質権設定承認通知書には、”上記の通り質権の設定を承認します”という干山よしゆき大阪航空局長の承認印がございます。内容は、さるメガバンクに対して、10億円の質権の設定を承認するものであります。28年10月14日といえば、8億円の大幅値引きで、わずか1億3400万円で国有地を売却した、わずか4か月後のことであります。瑕疵担保面積の考え方で、ただ同然、わずか1億円余りで買った土地を担保(これは間違い)に、森友学園が、メガバンクから10億円の借金をするのを大阪航空局局長は、承認をした。これは一体どういう理屈ですか。航空局長。」
蝦名
「ご指摘の質権の設定につきましては、森友学園との本件土地の売買契約締結後に、森友学園が限度額(抵当権の極度額に相当するものと思われる)10億円を借り入れる契約を結んだことを受けまして、国が、売買契約の解除や買い戻し権を行使した場合の売買代金の返還金の請求権に、森友学園側が質権を設定することについて、平成28年10月14日付で承認申請があったために、10月25日付で承認を行ったものであります。」(これは経緯をこたえてるだけで、どういう理屈で10億の質権設定を承認したのかについては答えてない)
「我々は、籠池氏が国有地買取の直後に、この土地の不動産鑑定を依頼し、8月10日付で、鑑定評価額13億円の不動産鑑定書を受け取っていることを、把握しております。ここにそれを持っております。大臣ね、蝦名局長は、リスクを排除するために、見える範囲でリスクを最大限に見積もったと、言うけれども、6月にただ同然で入手した森友学園は、早8月には13億円という不動産鑑定書を受け取って、この土地を担保に(これは間違い)、10月には新たに銀行から10億円の借り入れを行う約束を取り付け大阪航空局長は、それを承認までしている。全くこれは、でたらめな話じゃないですか。大臣。」
石井(なぜか笑いながら)
「あのーご指摘いただいた事実関係について、私は承知しておりません。」(これは事実だと思う。理由は後述。)
「今日委員会に提出した、この質権設定承認申請書、そして大阪航空局局長が、承認をしている。これは私がどっかから入手してきたものではありません。国土交通省から提出されたものですから、国土交通省が、10億円の枠を設定したことは、逃れようのない事実なんですよ。おかしいんじゃないですか。」
蝦名
「あの本件質権は、国が売買契約の解除や、買い戻し権を行使した場合の、売買代金の返還請求権に対して、森友学園側が質権を設定しようとしたものでございまして、土地に対して、質権を設定したというものではございません。」(事実を答えているが、質問には答えていない。おかしいかおかしくないかを答えていない。)
「1億3400万のあの土地に10億円なんか設定できるわけないんですよ。だから別途8月には13億の不動産鑑定書をとってるわけですよ。何から何まででたらめな土地取引だったと言わなければなりません。その全ては、安倍首相とその夫人が、肩入れをしてきたこと、そしてそれが発覚するや首相とその夫人を守るために、嘘に嘘を重ねた結果だと言わざるをえません。(昭恵証人喚問要求して終わり)」(この指摘はちょっと変かな)
抵当権は大抵の人が知ってると思うけど、質権は、債務不履行時に、目的物を占有できるのが特徴です。抵当権は占有はできない。そして重大な違いとして、一部を除いた債権を目的物に設定できるのが大きな特徴です。よく行われるのが、住宅ローンの火災保険の保険金に対する質権設定。住宅が火災で焼失し、債務者である借主が破産した場合、債権者である銀行は、現物である住宅を確保できないので、火災保険の保険金を請求する権利を債務者から譲渡してもらっておくことでリスクヘッジができるというわけです。
今回の場合、森友学園が購入した土地には、買い戻し特約が付されているため、その土地を担保に融資を受けるということはできないわけです。契約書の中で、所有権の移転の禁止や、売買物件そのものに質権や地上権を設定することを禁止する旨が記載されているので、銀行が抵当権を設定することができないのです。
債務:延納代金の支払い義務(残額およそ1億)、10年間の指定用途外利用の禁止等の違反時等の違約金支払い義務(契約金額の4割上限)
債権:延納代金の未払い部分(残額およそ1億)、10年間の指定用途外利用の禁止等の違反時等の違約金の受領(契約金額の4割上限)
という状況なわけですよ。
森友学園は、工事代金の支払いも滞っていたし、延納部分の支払いにも苦慮していた形跡があるので、おそらく、土地を担保に金を借りられないかと考えたのだと思われます。そのため、すぐに不動産鑑定を自ら依頼したのでしょう。その鑑定は8月に出ます。
つまり違約金部分まで含めると、売買金額の満額、1億3400万ですら、森友は受け取れないわけですよね。延納ではなく、即納であったとした場合でさえ、1億3400万の9割から6割(違反事由により変動)まで、つまり財務省が、土地を買い戻した時に、森友学園が受け取れる金額は最大でも1億2000万しかないわけ。原状回復義務を、国が設備を丸ごと受け取ったとしてもですよ。
その債権を担保に大阪航空局は10億円の債務を負うことを承諾してるんだけど、これって背任じゃないの?多分だけど、工事代金や延納代金の支払いを完了していないことから、実際には融資の実行前に騒ぎになったからとかで、融資は実行されてない可能性が高いと思うんだけど、これが実行されてて、籠池さんが破産してたら、大阪航空局は10億の債務を肩代わりしなきゃいけないんじゃないの?
財務省の売買契約終了後の応接記録には、大阪教育庁の私学課の職員から、28年9月に財務省の統括国有財産管理官(自殺された職員さんですね・・・)に対して、森友の提出してきた契約金額が異常に安いが、経緯を教えて欲しいという問い合わせがあったことが書かれてるんだけど、どうも森友学園は、学校建設に伴って、土地の瑕疵が解消したから、新たな不動産鑑定をとって、それを資産側に積もうとしていたことが読み取れます。
「同学園からの資料により、国との契約金額を見ると、周辺土地の相場から見て、相当程度やすいように思うが、その理由について教えて欲しい」
「土地の評価は不動産鑑定士による鑑定評価を徴し、同評価額について、森友学園と合意したものであり、国は契約金額について適正な価格と認識している。売買契約は双方の合意に基づくものであり、国が第三者に説明するような性格のものではない。森友学園から説明を聞いていただくのが良いのではないか。」
「略)本件土地から地下埋設物や土壌汚染が確認されたことは私学審議会の中でも報告されている。その要因を除いたとしても相当程度やすい価格ではないかと感じた。森友学園は、土地取得後、学校建設により、正常な価格に戻ったとして、本件土地の評価額を正常価格で計上する(13億のことだと思われます)。正常価格に戻るという考え方についてはどうか(負債比率を気にしているのだと思われます)」
「当局が売買契約により所有権移転した後の土地の評価額についてご意見する立場にない。森友学園に説明を求めるべき内容ではないか」
「森友学園は、土地の鑑定評価を取っているようである。これからも本件に関して貴局と情報共有したいと考えているので、よろしくお願いしたい」
そして9月15日に金融機関の担当者が近畿財務局を来訪しています。
その中では、金融機関の担当者が、池田統括官と、神戸の類似事例があったことを話しているので、資料は出ていませんが、おそらく電話か面談で、売買代金返還請求権への質権設定について問い合わせがあったものと思われます。この中で大臣印はもらえないから局長印でいいか、というやり取りがあるので、石井大臣は多分本当に知らない。
10月17日には再び、金融機関担当者が近畿財務局を訪れ、申請書の承認申請書を取り交わす約束であったけれども、籠池氏が、金融機関との貸借契約の学園側用の契約書も用意して欲しいから、ちょっと待って欲しいということで一旦中止されたことが記載されていますが、その後の事務については、近畿財務局の手を離れ、大阪航空局と直接手続きを行うことになったと記載されていて、実際に14日付で大阪航空局長が押印した書類が銀行側に回ったのかどうかまでは不明、という経緯ですね。
銀行がよほどのバカでなければ、これは大阪航空局と銀行は握ってないとおかしい。籠池さんはそんなに土地取引実務に詳しくなさそうだから、売買代金返還請求権を使って借り入れをしようというような発想は持ってないと思う。多分13億の不動産鑑定書を持って、銀行に融資の相談に行ったと思うんですけど、当然、銀行としては土地の登記を確認するでしょ。そしたらそこに1億3400万円と売買価格が書いてあるんだから、籠池が売買代金返還請求権を担保に10億貸してくれって言ったってそりゃ断るに決まってるわけ。
この銀行の担当者はおそらく買い戻し特約にすぐ気がついて、近畿財務局に相談を持ちかけたわけだよね、なんて親切なんだろうと思うけど、学校建設費用としての融資だと10月17日付の費用には記載があるので、おそらく既に取引のあったあの銀行でしょうねー。売買代金返還請求権に質権を設定しようと持ちかけたのが、池田統括官か銀行の担当者かはわからないけど、両方ロクデモナイ。
これは後1年ぐらいバレなければ、森友学園が、延納の残額と、違約金を支払うことで、土地の権利の設定を行えるようにすれば、完全に近畿財務局との関係は切れるわけ。おそらく銀行側としては、売買代金返還請求権を解消して、普通の土地担保取引にできる思惑があったと思うし、よほどのバカでなければ、当然地下埋設物に対する与信評価もやるでしょうよ。まぁつまりそういうことなんだろうね、とは思うけど、国としては、売買代金返還請求権(ご指摘多謝!)が10億の価値ないことは原理上知ってる(取引の当事者なんだから)わけだから、銀行が国に対して、直接10億の請求する権利を有することを承認するのはとんでもない話でしょ。ゴミがないこと知ってた上に、森友が土地の評価額を10億以上にしようとしてることも知ってるからこういう、いずれリスクがなくなるけど、一時的にとんでもないマイナスになる契約を承認しとるんでしょ。池田統括官ともう退職してるけど干山大阪航空局長は国会招致せなあかんやろ。
追記
id:bareloさんの指摘は正しいかもしれない。宮本議員は10億円の質権設定をしたと質疑していたけれど、1億ちょいの質権を設定して、残りを2番(1番抵当は国交省のもの約1億)で8−9億の抵当権を設定しているのかもしれないね。ただその場合、国が買い戻し権を行使して1億ちょいを銀行に直接返還して、国に土地が戻るんだけど、国が抵当権設定に了承しているのであれば、その戻ってきた土地には8−9億の抵当権がくっついてることになるんじゃないのかなぁ。これは誰が払うわけ?
狂気のゲリラ的バブル型住宅高騰が発生している横浜市は、地価の高騰が社会問題になっている川崎市と隣接している。その川崎市に隣接しているのが東京都。再開発&地上げラッシュが起きている地域だ。通常では考えられない問題が、奇しくも同時期に、近所で起きている。
都市部と地方の格差拡大問題はすでに多くの人に取り上げられてきたが、ここにきて、大きな問題として浮上しているのが、都市問題である。見えてくるのは「負のバブル化する東京圏」という問題だ。
東京圏というと、日本の中心とか、観光地のすがすがしさや、文化情緒などをイメージするものだ。そしてそういう豊かさもあれば自然も文化もあるような、勝ち組の豊富さにひかれた人々が集まった結果日本国民の20%が住む人口の規模に発展を成し遂げたのも事実だ。
ところが、そういう魅力のあった時代は、どれも2011年より前に偏っている。東京都内だって、2012年以降はハッキリ言って無機質な再開発が進むだけで、池袋にせよあるいは下町の極北として知られる23区東部にせよ、その時代は昔に偏っている。
東京圏には街ごとの序列意識がある。実際には、地価も安く店舗や交通網の多い郊外や下町地域の方が住むにはいい場所で、むしろ山手線の内側や中央線沿線の西側は治安リスクとインフラ事情の貧弱さによる問題や何より高齢化の問題を抱えているのだが、東京圏はとにかくそのような事情を無視するのである。
私は2011年以降を「東京圏の黒い時代」と名付けている。都市圏との境目までは延々と個性ある光景が広がる。境界線から都市側に行くと、ある段階で急にその流れが終わる。神奈川県を抜けたら、山手線周辺に入ったら、埼玉県や千葉県を抜けたら、急に、歴史ある土地柄とは思えないファスト的風景や無機質な風景になるのである。
地域性がハッキリしているのが日本の都市とは言われている。阿佐ヶ谷や亀戸のように、駅名だけでイメージがつく。八王子なら高尾山の風光明媚さ、立川なら公園みたいに。しかし、東日本大震災以降の、「東京圏の黒い時代」は、はっきり言って、似たり寄ったりのものが増え続けているのである。
私は東海道線で横浜から東京に行くたびに、電車を降りて駅を出て歩いたときに見かけるあの「同じ都市風景」に、思うことがあった。赤羽でも、秋葉原でも、新小岩でも、渋谷でも、練馬でも、そして東京都の外の川崎や横浜でさえも、既視感のある風景。特別な理由があるわけでもないのに妙に没個性化していて膨大な人や金が凝縮される感じ。
「たまたま職場に近かったから」「たまたま学校に出やすいから」「たまたま住みやすい家があるから」「たまたま生活に便利だから」という、都会人の生活に至る中継点としての、半端な利便性、関係性を抜きにすればあまり成立しないところに、いびつな成長を遂げた姿があるのである。
こういう場所で、このような社会問題が連鎖して起きているということが、私にはとても気がかりなのである。昭和の裏社会もののようなイメージもあるバブル期ではなく、アベノミクス時代の方が実は事態が深刻で、市民が悲鳴を上げていて、頻繁にクローズアップされる現実は、日本人として見過ごせない。
大阪などよりは景気がよく、おまけに賃金水準が日本でもトップクラスで、多様性もある。その代割り、それ以上の価値はあまりないという場所に生きる日本人たちは、いったいどのような意識を形成するのだろうか。私とその家族も、あなたたちも、ほぼ同じ環境にいるはずだ。
しかし、2010年代くらいになると、地方にしかなかったファスト風土的光景が一気に都市部に広がり、凝ったチェーン店や文化はより高次のニーズを満たす街中のそれらに客を奪われる形で潰れ、貧困の高齢化、多文化共生などのあおりを受け、都市部の繁栄の広がりは陰りをみせてきた。
オタクだったら池袋と秋葉原の関係。池袋の方が本来は規模が小さいが、力をつけている池袋側のオタク文化に歴史や多様性以外なにもない秋葉原は負けてしまう。オタク系企業も西に移っている。そして西側の方が多様化が進んでいて成長が著しい。結果秋葉原文化は6年ちょっとでどうなったか。もう、電気街さえ。
じゃあ池袋がいいかというと、多摩地域と同じで一定のインフラ群はあっても、妙にひっそりしていて、千葉の都市部をもっとオーラを悪くした感じなのである。昭和時代に無機質に造成された建物がくすんでいる。人口も減りかけているだろう。
限られた都会の極地以外は、過去のように「勝手に集まって勝手に増えて勝手にぎわう」流れは通用しないでいる。とにかく輝きといえるような流れも何一つない。
しかし、大阪と違うのは外からの「東京圏は人口が最も多く、資源に富んでいて、日本の中では一番豊かで洗練されていて上等な部類に位置している」というイメージはあるということで、やはりギャップに葛藤するのである。不都合な現実、分断、ゆるやかな荒廃。こういうのを一番痛感するのが私たちだ。
でもこの「東京圏の黒い時代」にこそ、社会の急激な流れを感じる人が多い。現在では過酷なセクハラが常態化し「セクハラされた男社会4ね」という女性の叫びがネット上に飛び交う。
この「東京圏の負のバブル化」を本気で考えなければいけないのが、今の東京圏の現状だと思う。これらの場所がオーラを改善させ、2000年代までのような自・他ともに認める固有の性質を各地が確立でき、いびつな偏りのない競争が起きるくらいまで調整する役割を、私たちは放棄してはいけない。