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はてなキーワード: 袋小路とは

2023-12-24

anond:20231224003406

そのA家の人間によると「あそこ(新居に繋がる道路)はウチの土地から。どうしようがこちらの勝手でしょ」と言ってきたという。

我が家の新居含め何軒が建っている住宅地袋小路の様になっており、車が入れる様な道路は一本しかない。

これより後ろは読んでないけど、こんな土地建築許可出るわけないでしょ。

2023-11-08

人付き合いで安心ってするんですか?

タイトル通り。一つ質問がしたいです。

きっか

現在私はカウンセリングに通ってます

きっかけは職場起因の適応障害でしたが、今はそれは治っていて、今後同じことが起きても適応出来るように認知行動療法を通じて自身の耐性を高める為に通っています

認知行動療法の中にはコラム法と呼ばれる手法があるのですが、そのワークの中で

という指摘を頂きました。

これは正に仰る通り。


職場内のチームチャットにAさんが投げかけた質問に対して、その他チームメンバーが反応していなかったのを見て「冷たい人たちだ」「なんで助けようとしないんだ」と憤りやら不信感を勝手に覚えたり、

「何らか困っている人がいればそれは助けるべきだろう」という価値観に基づいて、それに反した(ように自分は捉えている)Aさん以外のチームメンバーに対して冷たい人間、ク◯共、と捉えて見下したりしていました。


テンプレート的な返答についても覚えしかありません。

自分はいじめられっ子でコミュニケーションコンプレックスがあったこからネットに落ちてる情報やら心理学、果ては哲学の本も読んだりして、

的なパターン結構頑張って勉強していて、それを元に動いているからです。

ワーク後に私は健全人間関係を築けるように「自分にとって安心出来る関係はどのようなものか?考えてみて下さい」という宿題を貰いました。これは非常に難しい。



自分人間関係検討すると、ネット情報心理学やらの勉強のお陰でそれなりの人間関係は築けるようになったと思うし、社会人になった今は一緒にいれば楽しめるみたいな関係性の人もそこそこいると思ってます

でも、どこまで行っても安心なんて出来ないんですよね。



世俗的には実の親との関係安心出来るものという考えがあるのかなと何となく思っていますが、自分にとってはこれは当てはまらないので除外されます

仲のいい人、昔からの友人、酒をよく飲む関係性、いずれを検討しても、楽しさはあれど安心は出来ない

今の自分にとって人間関係安心絶対に相容れない関係に思えるんですね

なぜ安心出来ないか安心ではないか

私にとってその答えは間違いを冒さないように神経を使わなければいけないかです

私にとって人付き合いは、その場その場で相手が求める内容を会話の流れに応じて間違えないように返答することです。

そんなもん安心できるわけないじゃん、と私は思ってます

間違いとは何か

会話の流れから逸れる返答だったり、相手の求めているものと違うレスポンスを間違いと私は捉えてます

文章化すればなんだかおかしものだとすぐに思います

ですが、ある程度のルールのもと成り立つの人間関係なのではないか、という観念も同時にあって、それはもっともらしい風にも感じています

守らなければ死ぬ法律と同じレベルの拘束!義務!ではないにしても、互いができるだけ守りましょうねという形で定められた努力義務レベルの効力はあるものではと捉えています

そして、それを守ることは、やはり私にとっては安心出来るものとは言えません。神経をとても使います

適応する方法を考える

守るのが苦しいのであれば

というようなアプローチがあるのかなと考えています


守らないアプローチ

守らない方面であれば簡単結論が一つ思いつきます自分が何をやっても許されるってことです。

傍若無人に振る舞ったって何だって誰にだって許される。それは安心でしょう。

ただそれに対して思うのは、そんなん非現実的すぎるということと、それが私の望むような関係だろうかということ。

自分の中のいい子ちゃんが反射的な反応を示しているようにも思えますが、常識的な対人場面を想定した時に、他人に対して「あんなことこんなことやってやりてぇぜ」みたいなことはあまり思いつきません。

別に1人で良くないかと思う。誰かといる意味を感じられない。

てかきっと気持ち悪さを感じる。なぜ相手がそんな自分を許す必要があるのか疑念が湧くだろうし、疑心暗鬼になり、そんなもの安心とは言えない。


ふと思いついたのが、もう1人自分がいて目の前に現れたらどうだろうってことだ。

ただ、自分はきっともう1人の自分にも気を遣うと思う。その時の私は出来るだけもう一人の自分が辛くならないように「まぁ気にしないでよ」みたいな声をかけるでしょう。

ただ、その声をかけられるもう一人の自分はきっとその声を受ける前に「マジで気にしなくていいからなんでも好きなこと言ってよ」と先制してくるでしょう。もう一人の自分なのだから気を遣ってくることは想像出来るので、相手が変に気を遣ってくる前に先制をします。

ただ、そうやって先制してくることはやってきそうだな、と私はもう一人の自分からの先制を読んで……

気を遣う無限ループ先読み大会

私がもう1人という無理筋勝負したとしても安心には辿り着かないように感じます

別方向のアプローチでの検討

1人はとても安心します。なぜ1人は安心なのか。それは何も気を使う必要がないからだ、とすぐに返答できます

何か試される訳でもない、求められる訳でもない、それは非常に安心します。何をやってもいいということだからです。

では、その自由さが私にとっての安心出来る要因だとして、それを通常の人間関係適応出来るものなのか?と考えると、そんな気はしません。

気を使わないことなんてありえなくないか??と感じて袋小路に感じてしまます。ここまで来て、手詰まりを感じて今こうやってブログにしています

表題質問をさせて下さい。

人付き合いで安心ってするんですか?

2023-11-07

anond:20231106211051

もしかして埼玉千葉で同じような開発しても同じくらい成功できるのか?

埼玉は知らんが千葉は無理だろ。地理的にどん詰まりからな。

横浜東京から行くこともできるし静岡から行くこともできるし通過して他に抜けることもできる。

千葉はそれができない。千葉に入って千葉から出るしかできない。

空気の淀んだ袋小路のような場所。それが千葉

2023-10-14

anond:20231014113706

なにいってるのかわからん。これだから文系は。

文化的な分け方で性別をわければもっと細かくも大ざっぱにもわけられるのは当たり前だ。

でも生殖科学からみると、すくなくともホモサピエンスは産む性と産ませる性の2種の袋小路に進んだわけよ

(産むことに関与したくない立場の人もレイプされたりでこの「体は子を産めてしまう/子を産まれしまう」生殖科学上の事実に直面することがままある

もちろん子供を産めることを期待されても体が答えない不妊も男女両方あるけどね)

 

ウクライナ人女性ロシア男性の間には合意がないから決して子供が生まれないというのならもっと世界簡単多様性があり自由だっただろうけれど

これが全然普通にまれちゃうんだよ

元増田が第三の性を求めるというのなら人外しかないよ

人工子宮にiPS卵子とiPS精子だね

あるいは二次元キャラクター抱き枕しかシコりてぃを感じない人たちはもうすでに人外という第三の性に手を出しつつあるのかもしれない

まあ今でも母親万能説とやむを得ない育児放棄がまかり通ってる日本

だれがわざわざ出所不明胎児を金と手間かけて育てるんだって話ではある

2023-10-09

anond:20231009064153

属人的なところに言っちゃって袋小路に入ってる事例何度も目撃したな…

あと、ミスった当事者が仕組み提案すると、当事者意識が足りないってたたかれたり。

2023-09-05

[]

ゴキブリがまた出た

2cmくらいのやつ

ちっちゃくてもぞわぞわくるのなんでなんだろなー

アースジェット吹きかけたらたまたま袋小路にいったから近くのゴミもろともぐちゃーってつぶした

ちっちゃかったからたぶんごみにまきこまれてつぶれたと思う

2023-08-29

anond:20230829170657

だめというのが基本、許可取ればいいという論理の何がそんなに不満なの?あとその基本的人権他人権利との折り合いの中で行使されるべきってことを無視してるよね

だいたい基本的人権の話持ち出されたら著作人格権なんかもその範疇権利だろう?お前の論法は結局どっちかの人権否定する袋小路なのよ

2023-08-01

臭い

三日くらい前にうっすらと、昨晩は濃厚な生ゴミと古い油を混ぜ込んだような臭い玄関前まで漂ってきた。

マンションに住んでいる。で、玄関開けて廊下を右に行くと非常階段。左に行くとエレベーター階段がある袋小路

自分の部屋は玄関開けると外が見えるんだが、左の部屋はエレベーターがあるので外が見えない。てことはウチの左へ行くと換気がなく、空気はその場所に滞積する。

説明が下手で申し訳ないが、そんな感じの設計になってる。

話を戻す。昼間買い物に出ようと玄関を開けた瞬間、これまでよりもキツイ、強烈な臭いが鼻を突いた。もとより臭いに弱いのでえづいてしまった。

ゴミ屋敷?そんなことあるか?異常だ。管理人に伝えようとエントランスに出たらウチの隣に住むおばさんと別フロアに住む男性がいた。

住人の多くは顔見知りで、人によっちちょっと話し込むことも珍しくない。古いマンションだと住民の多くは長く住んでおり、そんな風土になる。

「ちょうど臭いの話をしてたのよー!」

臭い、ひどいですよね」

「そうそう!おかしいよねー!!」

「なのでいま管理人さんに相談しようと思って」

「それがいいよねー!」

管理人室が目の前に、なんなら小窓もあるというのに直接相談しないで何話してたんだろう?

そんなことはどうでもいいが小窓を叩き、管理人相談してみた。

エレベーター前があまりにも臭い。突き当りなので臭いが流れず漂っているので確認してほしい。

で、管理人、おばさん、男性自分の四人で問題フロアまで行ってみた。

いつもは通り過ぎる際に「臭い」と思っていたがその場に留まってみるとより強烈な臭いだとわかる。

何度もえづく。嫌な気分。

臭いの元はどこなのか。廊下の突き当り左右に玄関がある。そのどちらかから臭ってきているのは確実だ。

管理人がそれぞれの玄関に顔を近づけ臭いを嗅ぎ、インターホンを押し、ノックをした。

どちらの部屋も反応はない。ただ管理人住民生活サイクル、昼間在宅しているメンツを把握しているらしく、右部屋住人は昼間働いているので平日は不在だろうとのこと。

左の住民はというと老婆らしい。週一で介護訪問する以外ほぼ外出はしない状態だそうだ。

真夏。気温は連日37℃近く。それでも「クーラーは体に悪いから」と暑い最中扇風機で済ませてしまう老人はまだまだいるらしい。

そんなことを思い浮かべながら最悪を想定する。

管理人は老婆の部屋の玄関を激しくノックしたが反応はない。

ここまで見届けた。自分用事がある。

管理人に報告した」というミッションを済ませたのでその場を辞した。

用事を済ませ帰宅。イヤな臭いは相変わらず。何もしないで放置されるのも困るな。

と思いつつ一杯やりつながらテレビを見ていたらノックが。もう夜の9時を回り、宅配を頼んだ覚えもない。

不審。チェーンをかけ最小限に扉を開けたら救急隊員が立っていた。

「夜分すみません。奥の部屋の様子を見たいのですがベランダを使わせてもらえませんか?」

最悪の可能性が高まる。つかほぼ確定だな。二つ返事で迎え入れる。ドカドカと数人の救急隊員が入室してくる。真っ先にベランダへ。

そこからはただの傍観者になるだけだった。

「入れるか?」

「あー、窓のカギ空いてますね」

「様子どうだ?」

「…………」

そんなやり取りをしていた。

確定だ。最悪だ。もう耐えられない。とりあえず外へ。この空気から少しでも離れたい。あの臭いはやはり死臭だったのだ。

外出する準備を整え玄関を開けると救急隊員と警官トータルで10はいただろうか。それとおそらく知らせを受けた老婆の子夫婦。

目は合わせられない。逃げるようにエレベーター飛び込み、馴染みの飲み屋へ。マスターに頭から塩を振ってもらう。

痛飲、暴飲。どちらでもいいが酒をがぶ飲みして酔いたかった。

3時間も飲んだだろうか。もう色々な処理は終わっているだろうとフラフラと帰路に。

エレベーターに乗り自分フロアについた。扉が開く。臭いはどうだろう?

かすかに漂うがほぼ無臭に近くなっていた。ような気がする。

気がする、というのはもうあの臭いを覚えてしまたからだ。死臭。鼻につく。

これを書いている時点で昨晩の出来事臭いの元である遺体は運び出されてもまだ部屋の掃除が始まっていないのかもしれない。

本当に漂っているんだろうか?それとも臭いを覚えてしまった脳が思い出させてるんだろうか?判断できない。それがとても嫌だ。

自分の部屋は締め切って、外部から臭いなど侵入してこないはずが、鼻が覚えてるんだろうか。

ふとあの臭いがこみあげてくる。最悪だけれど老婆が末期この世に残した記録、記憶なのかもしれないと思うとそのこと自体嫌悪感はない。

人は死んでもどうしようもなく記録をのこし、人の記憶に無理やり潜り込んでくる。そんなもんなんだろう。これまで経験したことのない不思議感覚

ただ自分だけで抱えるにはキツく辛い。かといってSNSで共有する話でもない。ということではてな匿名ダイアリー

読んでしまった人には謝罪感謝を。この経験を共有してくれ。

冥福を祈る。

2023-07-21

「布団の中でZINEを読んでみた」が面白い

トランスの人たちはno debateなんで、批判者の意見を詳しく読むことはないんだろうけど、TERFといわれている側はトランス側の主張をよく読んで矛盾理解してるんだよね

特に疑問に思ったところ

アンブレラタームといいつつ、クロスドレッサーやオートガイフィリア存在を明言していない

>教えてくださいよ、○○○○大先生。「性別は一生変えられない」というのなら、私は○ぬしかないのですか?私の存在が「犯罪的なイデオロギー」なのですか?(p.32)

GIDでオペ済の人が自○をほのめかしていた。

→TGismはセルフIDを推進しているのにこういう時にオペ済GIDの人を矢面に立たせるのは違うと思う。

双方の意見のすり合わせが必要なのに、明らかに議論必要なことを自○をちらつかせて相手を黙らせて自分意見を通そうするのは感情的脅迫(=心理的恐喝/Emotional Blackmail)であり、モラル・ハラスメントではないか

ここで引用するにあたって、○○に書かれている個人名を伏せたが、実際は他称TERF側の意見もつ論者の名前が名指しされていた。

他称TERF側だって女性子どもにとっての権利との衝突があるし、安全や最悪の場合は命の危険があるから発言している。

戸籍性別を変えるための法律は極めて差別的な厳しい要件を課しており、全ての人が要件を満たせる訳では全くない。法改正の目処も立っていない。(p.27 水上文)

→特例法の性別変更要件を緩和するように求めていると思われる。

2003年に成立した「性同一性障害者の性別の取り扱いの特例に関する法律」(通称性同一性障害特例法)には、性別を変更するためには

①年齢要件 二十歳以上であること(成年年齢の引き下げとともない、2022年4月1日から18歳以上になった)

非婚要件 現に結婚をしていないこと

③子なし要件 現に未成年の子がいないこと

④手術要件(生殖不能要件) 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること

⑤外観要件 その身体について他の性別に係る身体性器に係る部分に近似する外観を備えていること

を満たすことを条件にしている。

そもそもこの特例法というのは「性別適合手術を行った性同一性障害者」が日常生活になじめるようにと設けられた法律だと認識しているが、この条件を緩和するということは、法制度がつくられた前提条件が覆されて法の意味自体が変わってしまうし、「性自認」のみで戸籍が変更できるようになる(いわゆるセルフID制度)。文字通り「男性器がついたまま戸籍女性」が存在することになり、女性スペースや医療統計などのさまざまな場面で影響を及ぼすことになることをわたし懸念する。

>違和の有無ではなく、まさしく特権性を名指すカテゴリーこそがシスジェンダーなのだ(p.28 水上文)

いわゆる「シス特権について

→「シス」は「トランスではない人」という意味で使っていて、わたしトランスではないしシスでもないので勝手に「シス」呼ばわりしないでほしい。

だいたい「シス特権」という言葉は、男性スルーして女性に対してわきまえろという文脈で発せられる方が多いし、わたしは「シス特権」という言葉女性抑圧の新たな形だと思っている。

他称TERFをプロテスタント右派と中核とする保守バックラッシュと同じ扱い(p.36 ゲンヤ)

→他称TERFに対する典型的レッテル。もう100万回みた。

他にも「アンチフェミ/家父長制に加担/統一教会/Qアノン/極右/トランプ支持者/オルトライト」とかいろいろ言われてるけど、違います

自認がどうであれ身体男性女性のスペースに入らないでほしい(女子スポーツに参入とかも含む)って言ってるだけです。

このように女性スペースを使う当事者でもない男性が、抗議する女性たちに向かってレッテルを貼って「女性スペースは身体男性を受け入れろ」といってくるのはよく見る。

自分がどれほど無責任で横暴なことをしているか、それこそ「男性特権」を自覚してほしい。

「その声には応答しない」とno debateを歴史修正主義をひいて正当化(p.40 高島鈴)

権利の衝突に関する議論をこうやって何年もno debateというスタンスで逃げ続けてきたようですが、世間にも「トランスジェンダー」や「トランス女性」の定義だんだんと知られるようになってきていて、そのスタンスでいるのもいい加減苦しくなってきているのではないでしょうか。

「ラディフェミ分離主義袋小路」(p.63 清水晶子)

わたしアカデミア事情には疎いのですが、清水晶子先生の専門はジェンダー学ではないんですよね?ジェンダー学専門の先生お話も伺ってみたいです。

https://note.com/000gwen/n/n6cb8f3e16d32

2023-07-03

首都圏郊外の自宅付近ウォーキングする

住宅街ばかりで袋小路も多い

というかあえて袋小路になっているのかな

うちもそうだけど、公道から入って私道の両脇に家が並び、通り抜けできないような構成

地図上に道はたくさんあるけど抜けられる道となると少ない

2023-06-22

男 蛙化現理由

25歳男のオレの話。結婚して半年セックスレス

結婚する直前までは会うたび迫ってたのに。

結婚して同棲しはじめてから勃起しなくなった。

ひとりでマスターベーションするときは、エロ漫画とかでは相変わらず反応する。

だけど愛すべき彼女のハダカを見た途端、柔らかくなってしまう。

大切にすべき女性と向き合った直後に、役に立たなくなる。

こんなオレ、おかしいかな。

化現象って女性けがなる精神疾患だと思ってたけど。

男性でもなる場合があるのか…………… 全然わからん

好きだったはずの可愛い女の子は、今だに可愛いと言っているし、頭でもそう思っているのに。

だけどセックスだけは出来なくなってしまった。

彼女の魅力を感じなくなったオレ、どこに問題が生じちゃったんだろう。

家族になったことで女の所有を達成したから、それで満足しちゃったんだろうか。

ゲームクリアした気になってるのか。

本当は彼女人間性幸せな家庭もどうでも良くて、賞品としてしか見てなかったのか。

女性を道具扱いするクズ恋愛詐欺してただけなのか???

……それとも、実は彼女の方が何か問題を抱えてる可能性、あり得るかな。

見た目上は大して変わってないと思うし、むしろ女性的な深みというか人間的魅力は増した気がするのだが。

どう思う?

悩んでるのにヒントがないから、同じ場所グルグルグルグル袋小路だよ…。

違う立場の人の視点での忌憚のない意見をもらえると嬉しい。

2023-06-06

anond:20230606162509

自分も画面の中の美少女になりたいのに、現実には不可能なわけで、

ふと我に返っても、やっぱり、自分も画面の中の美少女になりたいのに、現実には不可能なわけで、

結局、自分も画面の中の美少女になりたいままなんだよね。

死ぬまでずっと、画面の中の美少女になりたいと思い続けてる気がする。

ある種の袋小路

2023-06-05

「私は子供を産まない」というセルフ産児制限

言い換えると進化の小さな袋小路

2023-05-27

袋小路にハマった

世間一般的幸せを得たところで俺は幸せになれない

かといってそれらを諦めてすべて投げるのもイヤ

どうあがいても絶望

2023-05-16

anond:20230516110244

鬱を乗り越えられるか…。でも俺は彼女にすごく依存しているから、彼女と別れるくらいなら自●しちゃうと思うから、もう袋小路だ…

2023-05-02

anond:20230502153919

あと袋小路多すぎ。そんでもってあまりにも我が物顔で道への進入すら敏感に反応する人がいる。お前その道の固定資産税払ってんのか??

2023-04-21

anond:20230421121337

なんでせめて道路に面して家を建てずわざわざ袋小路にしたのか理解に苦しむ。その分アクセス悪くなって不便なだけじゃん。

藤沢辻堂袋小路っぷりは異常

東西南北に平行な道はほとんどなくぐっちゃぐちゃなので歩いてるだけで方向感覚が乱れて来る。袋小路体感で百か所はある。特にエル字型の袋小路入り口からだと曲がり角の先が続いているようにも見え歩いてみないとわからないのがいやらしい。

鎌倉殿仕事しとけよ。

2023-03-26

仕事で不機嫌に振る舞うのをやめたい

やめたい。

30代後半女。


私は、もともと他人に対して威圧的振る舞う方ではない。はずだ。

友人に対しても同僚に対しても家族に対しても取引先に対しても、どちらかといえば腰を低く接するほうだし、怒りを表明することはもともと苦手だ。

仮に立場が異なる意見要望を伝える場合も穏やかに伝えるべきだと考えているし、

怒鳴ったり不機嫌になってみせるのは、心理的安全性が下がるばかりで全く益がないと考えていた。

だが、職場の限られたメンバーに対して、意見を伝えるときに「不機嫌である」という表情を浮かべることが増えてきた気がしている。

相手は50代男性上司と30代男性同僚。

自分を加えて3人でチームだが、50代上司は実務にはあまり関わらない。

会議等は、私と同僚が実務の話をして、ときどき上司が口を挟むというかたちである


視点で、会議が本当にうまく行かないことがある。

たとえば取引先との商談用資料をどういう方向性でまとめるか、という話で、私と同僚の意見が食い違った際に、

「私はAを中心にまとめたらいいと思ってます理由はこれこれこうです。同僚さんの意見はどうですか?」と伝えると、同僚が黙り込んでしまう。

私の意見の何かが気に食わないのだが、それが言葉にならない……というのだ。

正直ここで「何いってんだこいつ……」と思うが、相手愚痴みたいにぶつぶつ言ってる言葉をなんとか拾って、

「なるほど、同僚さんの意見ってこんな感じですかね。では、こういう要素を挟むのはどうでしょう?」と私なりに頑張って反映させようとする。

それでものすごーく納得行かなそうに「じゃあそれで……」と言うのがお決まりなのだが、

会議で決めたとおりに直したものを出すとまた不機嫌になる。

挙げ句に、同僚氏の納得してない方向で進めてるんですから、(私)さんが一人でこの仕事進めたらいいんじゃないですか、ってなる。


これで同僚が無能仕事ができないというなら放置するのだが、同僚は客受けはとーーってもよく、一人で勝手仕事をするぶんにはむしろ評価されている。

取引先との人間関係等を握っているのが同僚のことが多く(私より数年早く入社しているため)、この拗ね拗ね状態の同僚から情報をひきだす必要もあることが多いので八方塞がりだ。

上司はなんとなく口を挟んでは来るけれど、根本的に話を理解していない。面談等では、同僚氏と協力して仕事を進めてほしいと私に言ってくる割に、会議のこの有様を見てもなんとも思わないらしい。


そんな状態が続いて、ある日

「はあ、じゃあ、こうしますけどこれでいいですね。これであとでちゃぶ台返しされたら流石に私怒りますからね。」

とかなり不機嫌を滲ませて伝えたところ、この二人が慌ててもう一度意見を練り直す、ということが起きた。

そっぽを向いてよくわからん拗ねを見せていた同僚も

なんかよくわからんへらへらしたフォローを入れていた上司も。

………怒るとこっちの話をまともに聞くんか。

と思った。


それ以来、話をしていて袋小路だな…と思うと、不機嫌さを表に出すことが増えた。

流石にまだ怒鳴ったりはしていないのだが、

こうやって「不機嫌さで他人を動かす」のを自分がしているのがまず嫌だ。

そして、上司も「(私)さん怒っちゃうからさ、ちゃんと話そう?」みたいな態度を取り始めているのもむちゃくちゃに嫌だ。

怒りっぽい女部下と温厚ななだめる上司、みたいなロールに付き合わされている気がするし、

実際怒って見せている自分も嫌だ。


もっと若い頃、怒りっぽい、高圧的に話す女性社員を見て、なんであんなふうにしか話せないんだ…と思って呆れていた。

まともに、順序立てて話せば聞いてもらえるはずではないかと思っていた。

ただ、今年齢を重ねて思うことは、

から「お伺いを立てる」とか「聞いてもらう」形式ならば問題なく通じていた話が、

それなりに責任ある立場で、同列の目線意見を求めようとすると急にまともに聞いてもらえなくなる、ということだ。

ただ普通に意見交換をしたいだけなのに、フラットに話したらコミュニケーションが成立しない。

しかしたら、圧倒的にこちらが出世して上下関係がつけばまた話しやすくなるのかもしれないが、

そうでない今は、感情を強く打ち出して「怖いからさ(笑)」みたいな扱いにならない限りまともに話ができない場面が度々訪れるのではないか

ただ、正直怒りたくない。怒るのは苦手だ。

こうして土日までひきずって、自分の態度をうだうだ思い悩む羽目になる。

なんとかならんか。

−−−−

追記後出しですまぬ。

>同僚は一人でできるなら横槍不要では?

属人業務が増えてるのよくないから、このタイプ案件はチームであたるようにしようねえ〜

というお達しにより結成されたチームのため……

この属人業務増えてるってのも業務性格というより同僚氏個人性格によるものと私は正直思っている

2023-02-19

怖いのが嫌だからホラーは避けてきたけど、前にミーハー心で話題になっていたヘレディタリー/継承を観た。超怖かった。

ただ、これを耐えたなら他のも行けようと思って、往年の名作を開拓してみた。

エルム街の悪夢』『13日の金曜日』『トワイライトゾーン』『チャイルド・プレイ』『スクリーム』『エクソシスト』等々

全然怖くなかった。

シチュエーション怪異への恐怖が、有名すぎてミーム化してしまったというのもあるんだろうけど。

ゴアスプラッター描写は、怖いというか単に気持ち悪くなるから見たくないって感じ。

宗教観がどうのみたいな雑語りは、エクソシストではそうかもしれなかったけど他は言うほどか?って感じだった。エルム街〜でも十字架握ってたけど、さほどキーになる部分ではないし。

あと怖さより苛立ちを覚える方が多かった。かまいたち漫才でもそんなネタあったな。

敵が凶器を手放したら回収しろ

自ら袋小路に逃げ込むな

怪我人が出た時点で警察を呼べ

無闇に怪異を刺激するな

いつまでも驚いてないでさっさと逃げろ

倒れた仲間に駆け寄る前に敵を確認しろ

動かなくなったくらいで油断するな

死体に火をかけて消し炭にするくらいはしろ

神の目線から観てて真実が明かされてる分イライラする所もあるのかもしれない。

キャラクターと同じ心境で疑心暗鬼になれる方が好きなんだと思う。だから遊星からの物体X』は凄く面白かった。いやコイツ明らかに怪しいやんって所はあったけど、ご愛嬌

スクリーム』はホラーを成立させているお約束ネタにしたメタホラーと名高いけど、それでも普通にイライラした。メタネタも擦られまくった今や特に面白くはなかったし。

お約束に頼らず、必然的な状況で全身全霊を尽くすのが好き。それで勝つと怪異バトルものなっちゃうけど、負ければ多少後味は悪くともホラーにはなるんじゃないかと思う。

個人的には、未知の存在不条理にも蹂躙されるけど抗う所にホラーの魅力を感じます。『エイリアン』は大好き。ヤバそうな巣に入って余計な事してパンドラの匣を開けてはしまうけど、それくらいのチョンボなら良いかなって。

ホラーとは少し離れて、進撃の巨人エヴァ人間蹂躙する未知の存在が結局種明かしされちゃって(後者は匙を投げたとも言う気がするが……)人間同士の内ゲバなっちゃったのが残念だった。面白かったけど。

2023-02-11

anond:20230210225301

ネットで御高説を語っている高学歴独身よりも

若くしてできちゃった結婚して子供3人くらい居て来年には孫もできる元ヤンとかの方が殖えるよね

幼年期の終り』は地球人支配しにきたオーバーロード達が実は

進化袋小路で滅びゆくものであり、未来ある人類の手助けに来てたというお話よね

2023-02-08

外国で暴れて精神科に入れられたんだけど

なんか書いたけどクソ長いか外国精神科措置病棟が気になるやつは下までスクロールしてくれ。

入院に至るまで

お前らは精神科入院したことはあるか?俺は一回もなかった。でも精神科/心療内科に通院はしてた。俺はADHDから毎日ストラテラを飲まないと仕事にならない。ストラテラは処方薬だから医者に行かねば貰えない。毎回医院に行って1分話して処方箋貰って金払うだけ。

ある時、俺は海外一身上の都合引っ越した。医療制度というのは国毎に大幅な差異がある。引っ越した先の国では生憎ストラテラは18歳以下のみの保険適用だった。やっとのことで見つけたクリニックの先生は、ビバンセを勧めてきた。言うには最新の作用機序リタリンよりOD不安もない。そして保険適用。かつてコンサータがまるで駄目な方にしか効かなくて3日でやめた記憶もあったものの、軽い気持ちスイッチしてしまった。

ADHDにはニ種類の薬がある、と俺は思ってる。集中力を高める薬と、気が逸れにくくする薬である。似たような響きだがまるで逆だ。後者が俺の相棒であるストラテラ、前者はコンサータ(どちらも先発名)。コンサータは薬というと聞こえはいいが、どちらかといえばヤクと読むべき、ほぼ覚醒剤である。もちろん患者が薬物依存になるとまずいので、徐放剤といってガツンとキメないように調整はされている。先生の勧めてきたビバンセもこの覚醒剤サイドで、違いといえば覚醒剤原料が体内で覚醒剤に変わるというところであるビタミンAじゃなくてカロチンなのかくらいに俺は認識していた。間違ってたら教えて。

そうして薬をビバンセに変えたら途端に寝れなくなった。初日なんて考えてるだけで夜が明けた。今思えば当たり前で、覚醒剤なんだから眠れなくなるのは当然だ。でも俺は一日の睡眠が減っても活動できると喜んでいた。季節は夏。高緯度の日照も相まってたいそう便利だった。

しかし季節が進むにつれ、困ったことが出てきた。まとまって考えることができないのである仕事の都合上ゆっくり腰を据えて考えられないのは致命的だ。家族にも最近まるで話ができないと呆れられている。俺は薬が足りないのだろうと考えた。先生相談して薬は一日40mgから徐々に増え、ついには120mgまで達した。高緯度では夏昼が長いかわりに冬がとことん暗い。俺史上で最悪の冬が迫っていた。

冬になると俺の考えはいよいよまとまらず、出前一つ頼むにも1時間かかるレベルになっていた。仕事でも当然頭は微塵も回らない。上司は進捗の無さに苛立ちを隠せず、俺は完全に途方に暮れていた。家族心配してるものの俺にも全く見当がつかない。しっかり薬を飲んでるのに…俺は焦って更に薬を飲んだ。そうして寝室に籠もって考えると、ふと人生とは詰んでいる気がしてきた。人生とは詰んでるから人生は詰んでるのだ!ただの循環論法小泉進次郎も逃げ出すくらいのアホくさい"証明"だが、当時の俺にはQEDと思えた。そして俺は一切の社会活動をやめた。

俺は恐怖に怯えて布団にこもる。世界は詰んでるから何をすべきかわからない。俺は何日も何週も寝てないように感じた。もはや家族もこの世界を詰ませた陰謀一角に違いない。俺は家族の一人をその首謀者と断定し、他の家族と俺は囚われているか処分しなければならないと画策した。幸いこの企てはすんでのところで失敗し、家族は俺を行きつけの精神科に連れて行った。そこでも俺は先生に向かっていか家族が俺の世界ダメにしたか語った。診断は統合失調症、なんか薬を処方されて俺はそれを飲まざるを得なかった。そして俺は意識を失った。

意識を取り戻すと俺は大変なことに気づいた。家族は俺を陥れるのに成功し、完全に俺は世界から分断されてしまった!行動するのは今だ、そう思った俺は誰かに家族陰謀告白するたった5,6行のメールを2時間かけてしたためて、覚悟を決めて救急車を呼んだ。俺はこの内容を見せて告発するんだ。しばらくして警察が家に来た。俺はぱっと玄関に出た。あれ、俺は鍵かけて閉じ込められてたんじゃなかったのか?それに警察?でも俺が家族に嵌められてることを説明するには誰でもいいか。そう思い俺は警察官についていった。本当は俺が傷害罪犯人っぽいか警察署に連れて行かれたんだけど、俺は家族が悪いと信じて決めつけている。警察官も通訳挟んでもまるで話が通じない東洋人にさじを投げたのか、救急車措置入院と相成った。

入院

救急車外国っぽい青いライトを光らせて夜の山道をひた走る。救急車に本人として乗るのに怪我一つしてないのは不思議なもんだなと、妙に冷静なつもりの俺は思っていた。どれくらい走ったか救急車は薄暗い建物の前に止まった。俺は促されるとおり建物に入った。石造りの古い建物で、照明もロクにない薄暗い廊下を右に折れて、15人位入りそうなでかい部屋に通された。巨大な机の向こうに何人か人がいて、書類に何通かサインさせられた。正直何喋ってるのか全然わかんなかった。部屋が暗かったのか、その人たちは顔だけ真っ黒に塗りつぶしたように見えた。その後は夜も遅かったこともあり、すぐ相部屋の寝室に通された。枕元にはスーパーで一番安い炭酸水ボトルが置かれていた。一杯だけ飲んで徐々にせり上がってくる不安に蓋をした。途中同房の人にトイレ場所を聞いたところ、寝ているように見えたもののすぐ教えてくれた。でも何言ってるか分かんなかったか自分で探した。

次の日起きて俺は焦っていた。なんで精神科入院してるんだ…言ってる意味が全く分からないと思うが、マジで焦っていた。

朝起きたら何もすることはない。みんなおもむろにロビーに出たり朝飯を食べている。それがまず気に食わない。生産的ではない気がする。周りのやつの目が全部死んでるように見える。ここにいたら俺は終わりだと思った。なんのことはない、家族仮想敵に仕立ててたのが精神科になっただけだ。なんだけど、俺は自分危機的状況に最悪なリアクションを取った。錯乱だ。

まずはでかい声を出して職員を探した。しかしまるで相手にされない。そのまま逃げようと思って大声を出しながら雪の上を素足で走った。しかし、精神科だけに柵がある。逃げ場はなさそうだ。少しだけの理性で俺は柵をよじ登るのを諦めて戻った。すると職員が騒ぎを聞きつけて何人か集まってきた。外に出れるチャンスか?俺は必死自分はまともだからここから出せと迫った。しか職員はつれない態度ですぐ俺を元のロビーに戻して対応をやめようとする。なるほど、騒ぎを大きくすればするほど対応する職員も増えるんだな。それを学習した俺は更に声を荒らげて職員を捕まえた。

彼は俺にこういった。あなたがまともなら、それでいいじゃないですか。俺は焦った、こいつはこのまま話を終わらせようとしている。逆を言えばいいのか?そう思って俺は自分サイコパスから危険から病院から追放したほうがいいと逆張りしてみた。そうすると職員サイコパスかどうかは血液検査しないと分かんないですねと返してきた。んなわけないだろ、その時の俺ですら分かった。分かったが、検査を受けないと何も変わらない気もしていた。なので必死サイコパスだね俺は危ないねと話を合わせ、とうとう採血までされるに至った。

しかしどうだろう、検査が終わったら彼は、はい用済みと言わんばかりに俺をロビーに戻すではないか。これまでの会話で勝手検査=退院と思い込んでいた俺は完全に頭にきて、いよいよ本気で暴れた。そうすると複数職員外国語で(当たり前だ)何か言いながら迫ってきた。それがちょうど進撃の巨人普通巨人みたいに見えた俺は恐ろしくて走って逃げた。ロビーから裏の通路を通って行き着く先は袋小路。ドアが閉められたとき、俺はそのドアにドアノブがない事に気がついた。

入った部屋は6畳くらいで、日本人感覚で言えば十分な広さだった。床はリノリウム、壁はクリーム色一色で、はめ込みの厚い窓が冬の寒々しい景色を切り取っていた。部屋には唯一つベッドが置いてあった。退院するために暴れてたのに閉鎖病棟に入れられるだって冗談じゃない。俺はドアをバンバン叩くがまるで開けてもらえなさそうだ。覗き窓からゴミを見るような職員の顔がちらりと見える。次に俺は窓を開けようとした。割ろうとも思ってこちらも叩くがなかなか頑丈でヒビひとつ入らない。この時点で俺は寝たら廃人になると思い込んでいた。ここ10日寝てない(体感から、寝たらパソコンRAMのように頭に入ってる記憶知識知恵すべてが失われ廃人になるに違いないと。しかし体は完全に疲労困憊していた。トイレに行きたいが行かせてくれる気配もまるでない。いよいよ俺は錯乱して部屋の中で小用を足した。これがもしかたら窓の外から目に止まり救出されるのではと思ったが、あとから思えばもし見えたとて重度の精神病患者が暴れてるようにしか見えないだろう。ともかく俺は疲れ果てて寝落ちした。

どれほど寝ただろうか、気がついたら閉鎖病棟に寝ていた。さっきの部屋だ。少なくとも廃人というには認知能力記憶連続性は失われてなさそうだった。あと、漏らして寝たはずなのに服やシーツは取り替えられていた。それには少なくとも満足した。

しかし俺はあまりの空腹と便意ですぐ耐えられなくなった。部屋は暗く時間も何日たったのかすら分からない。とはいえ2大欲求が充たされないことには始まらない。俺は再度ドアを叩いた。しかし飯が全く出されない。トイレも連れて行ってはもらえない。刑務所の部屋にはトイレがついてると聞いたことがあるが、この部屋はベッドしかない。ドアをひたすら叩いてようやく職員から得られたものは、おまるですらない用を足すお椀であった。このとき俺は完全に人権を失ってることを理解した。その後しばらくして食事も与えられた。ツナと冷たいジャガイモを混ぜた犬のエサレベルのもので、俺はさら人権がないと思って涙をこぼして食べた。こっちはよくよく考えると、実はただのメシマズな賄いだったのかもしれない。ともかく起きた日は俺の人生でも指折りの人権のない日だった。

次の日俺はまたトイレ交渉をしてみた。ダメ元だ。しかしあっさり外のトイレに連れて行ってもらえた。人は一度酷く当たられると、多少でもマシな扱いをされた時いいことをしてもらったのではと勘違いする。その時の俺はまさにそれで、トイレに行けただけで感謝した。同時にトイレに行けない可能性に恐怖した。何も口答えする気がなくなった。そしてその日はパンバターだけ食ってたまにトイレに出て終わった。

次の日は更に良くなった。部屋の扉を常に開きっぱなしになるように、食事も他の患者たちと取るようになった。もちろん俺はクワイエットルームに逆戻りしたくないから何も口答えはせず唯々諾々と従った。病棟全体には10人ほど入院していた。そのうち数人から閉鎖室に入れられるなんて可哀想にと同情されてしまった。そうして開かれた閉鎖部屋に何日いただろうか、ほどなくして相部屋に移された。

相部屋の相手はまともな学生さんに見えた。挨拶もするし自己紹介もしてくれた。ただ、虚空に向けて話し出すときと、段ボール箱ラジオと称して実際には携帯音楽を鳴らすときだけはヤバい奴だと思った。実際彼は軽症なのか、一週間ほどで退院していった。他の患者は古株そうに見えた。分かんないけど。常に冷蔵庫自分の食い物を入れては食べてるおばあちゃん、常に食洗機を回すおばあちゃん、常に電話してるトルコ人の女、2chにいそうな青年偶数日はクレオパトラ級のゴリゴリメイク奇数日はサロペットの地味子になる女の子、みんなそれ相応に精神を患ってそうに見えた。

部屋から出られるとはいえ閉鎖病棟自分のいる階から外には出られない。と言っても中で暮らしていくのは暇な事以外何も不自由はなかった。朝昼晩三食食事は出るし、キッチンで持ち込みの食事を作るのも自由だ。途中から家族文明IT機器を持ち込んでもらってからは暇潰しも簡単だった。社会に触れるのは怖かったから、オフラインゲームだけを黙々と遊んだゲーム時間を埋める作業か、あるいは順序立てて行動する訓練のように思えた。ゲームでもいいから何か進捗がないと人間としての価値がなくなるような切迫感を感じてプレイし続けた。

夜は就寝時間があり、あまり遅くまで起きていると当直の人にハロペリドールを飲まされた。すごく頭が鈍くなって好みではなかったが、あの部屋に戻りたくはないから諦めて飲まざるを得ない。

先に書いた通り閉鎖病棟から俺は一歩も出られなかった。当たり前に聞こえるけど、俺だけ外出が禁止されていた。他の患者たちは毎日午後一時くらいにお散歩に出かけていた。たまには俺も外に出たいと思って参加していいか職員に尋ねたが、あなたズボンと靴がないんですと残念そうにみな口を揃えた。自分の足で歩いて入院したのにズボンと靴が無いことがあるだろうか?しかし何度聞いても埒が明かないので、ズボンと靴は汚れて捨てられたのだろうと解釈した。家族に頼んでズボンと靴を差し入れしてもらった。そうしてズボンと靴が揃ってもなんやかんやと言い訳して外に出れず、入院して2週間たちようやく外に出ることができた。

散歩病棟の唯一外に出る玄関職員が開けて、その引率でぞろぞろと歩いてついていく。まず、俺が最初にいた病棟を通った。驚いたことに、この病棟は外の道路からなんの障害もなく行き来できるようだ。柵があって出られないと思っていたが、反対側は正面の入口に繋がっていた。はじめにもう少し理性があったら閉鎖病棟に連れて行かれなかったのにと思う反面、理性がないか入院したわけだし、あの錯乱状態で外に出たら車にはねられてそうだなとも思った。

この散歩想像していたものよりずっと大規模だった。30分から時間精神病院の周りの住宅街を黙々と歩いて回る。歩き電子タバコに歩き火タバコで吸い殻を投げる精神病患者達に近隣住民から苦情は来ないのか、非喫煙者としてはヒヤヒヤする。患者同士しゃべりながら歩いていて、小学校遠足くらい伸びた列を定期的に立て直す。そしてなぜおばあちゃん冷蔵庫食品を蓄えてるかも分かった。多分自分スーパーに買い物に行ってるのだ。そうなってくると家なんだか閉鎖病棟なんだかよく分からない。散歩で外の空気を吸えるのは嬉しいが、また俺はここにいたら駄目になると思った。今度こそ話で退院に持ち込まねばならない。

職員はのらりくらり退院の話を誤魔化し続け、医師の診察もろくになく、どうなってるのかと思い始めた、入院一ヶ月後。小原ブラス似の職員の引率で卓球テーブルサッカー遊んだ帰りに唐突に俺は数日後の退院が告げられた。退院する支度中に、その職員が「あ~ここにあったわ〜」みたいな猿芝居をしながらロッカーから俺のズボンと靴を出してきたが、既に俺にはツッコミを入れる気力は残されて無かった。彼らからしてみたら、話の通じない患者にどうやって秩序を与えるか、自分の気が狂わないか考えた結果がその猿芝居なんだろう。

そうして退院して数ヶ月はものすごく不安で仕方なくどうなるかと思ったけどその後はすっかり元通りになった。相変わらずのADHD、薬を飲まねば仕事にはならない。先生も上手いことストラテラ保険で落ちるようにしてくれた。ビバンセは少なくとも依存性は無かったようで、リタリン系の薬を飲みたいとも思えない。元々飲んでキマってた訳では無いからかもしれない。そのあとめちゃくちゃ面倒なことになったんだけどそこは割愛勝手に敵に仕立てて迷惑一方的にかけたのに見捨てない家族には感謝言葉しかない。

まとめ
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