はてなキーワード: 労働力とは
そんなん、終身雇用制度を前提にしたリクルートなど新卒向け人材マッチングが全部失敗してることじゃん
「新卒就職」については成人した男女本人の意志に基づく志願制とする。(他者による強制が認められた場合は刑事罰が課せられる)
「新卒就職」を志した男女は、個人の希望を優先されつつ、好感・愛着を持たれやすい秀でた容姿への改造手術たる「化粧、ネクタイの着用、おじぎのしかた」、温厚で献身的な人格への矯正、家事育児などのケアワークを中心とした技能のインストールとしてのインターン制度が行われる。
上述の通り「新卒就職志望者」には人格矯正措置が施されるが、改造前の個人が希望すれば、改造前の記憶や基本的な思考パターンについては他者に危害を加えない範囲での温存が認められる。
改造された時点で全ての人間が美しい容姿、温厚な人格、ケアスキルを手に入れることができる。
どのような形の派遣となるかは製造会社の一存となるが、全ての派遣において身元を保証され、オーナーから(法人の場合は顧客からも)の愛着と承認を得ることができる。派遣先で(元の漫画で主人公が「やすお」にしていたような)オーナーおよび顧客による人権侵害があればすぐに保護を受けることができる。
改造前の個人の経験によっては、改造前の記憶の消去はメリットにもデメリットにもなりうる。
派遣に適した外見と人格への改造措置を受けるため、個人としての同一性は失われる。
産休すると昇進に不利かつ同僚に迷惑との脅迫を受けるため実子を持つことはできない。
個人オーナーの場合、製造会社への申請さえ認められれば自分の好みの容姿の献身的な秘書を得ることができる。
法人オーナーの場合、製造会社への月額報酬支払と適切な運用が認められれば、ある程度の能力が保証された眉目秀麗な秘書を得ることができる。
不適切な運用があれば雇用側は職安にしか求人をのせられなくなる。
人権の制限をバーターとした生存権の保護により、弱者問題が大きく改善される。
法人の場合、人手の少ない労働市場の労働力および労働環境の改善が見込まれる。
「『やすお』『はなこ』になるのは絶対イヤ」と思う人間が10割であろう・・・って普通に創作マンガのキャラになりたいなんて1ミリもおもわないんじゃないかな。制度が現実より不備だなんてさすが素人マンガだなとおもうだけ。
https://comic-days.com/episode/3269632237330766632
ホッテントリに上がってるのに気づかずにさっき読んだが、ブコメで指摘のあったように、この「22歳時点で特別なコネのない平均的な能力の男女が強制的に奉仕型サイボーグに改造される」という政策が実現しかけた時点で国民の大半が国外逃亡し出生率が急落して国が滅びると思うので、発想は面白いが現実性には乏しいなと思った。
とはいえ「自分だったら『やすお』『はなこ』をこんな風に運用するのに」と考えたら面白くなってきたので書いてみる。
ざっと思いついたのはこのくらい。
「『やすお』『はなこ』になるのは絶対イヤ」と思う人間が10割であろう元漫画を踏まえ、どのような運用であれば「これならば『やすお』『はなこ』になってもいい」と思う人が出てくるかを考えながら書いた。
「やすお」「はなこ」の人間時の家族や友人の処遇、リタイアした「やすお」「はなこ」の処遇などを考えるとまだまだ書ききれない部分が沢山あるがとりあえずこのくらい。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.okinawatimes.co.jp/articles/-/753959
ここ10日ほどの増減では、バングラデシュの感染減少が鈍化しているのがわかる。
増減率グラフから脳内近似曲線で単純に外挿すると来週には増加に転じてしまう。
不吉な予感しかない。
*なお、この記事はバングラデシュの感染状況をウォッチする記事の3回目です
前回https://anond.hatelabo.jp/20210504165055
おりしも昨日、インド株関連が懸念される2つのニュースがあったばかり。
ひとつは、バングラデシュでついにインド株が確認されたというニュース。
https://time.com/6047019/india-coronavirus-bangladesh/
5月8日(土)、バングラデシュ保健当局は、インドで確認されたコロナウイルスの変異株が初めてバングラデシュで検出されたと発表した。詳細は明らかにされていない。この数週間、バングラデシュで解析されたサンプルでは、南アフリカの亜種が主流だったが、これらの変異株は、より容易に拡散し、第一世代のワクチンは変異株に対してあまり効果がないのではないかと懸念されている。
一刻も早いワクチン接種が急がれるが、当のワクチン供給国のインドが供給を停止する事態に陥ったままだ。
日本帰国者のなかにバングラデシュで行動歴のある陽性者が見つかった、というニュース
https://this.kiji.is/764055688978251776
バングラデシュから日本にたどり着く経路は相当限られてきているので、どの経路で入国してきたかは定かではない。
陸路でインドかな。。いずれにしても、出国前にPCR検査を受けることが義務付けられていることから、
PCR検査から漏れた感染者だった可能性もあるが、現地空港や機内、トランジット先、成田ゲートの
上記のインド株確認のニュースと合わせると、3行しかない短いニュースのなかに、恐ろしい未来が見えてくる。
蟻の一決というアレだ。
バングラデシュでは、ラマダン(断食)の終わりを祝うイード(ラマダン明けのお祝い)を迎え、帰省する人々でごった返している。
https://www.afpbb.com/articles/-/3345815
この写真は、ガンジス川で沐浴するインドの光景と同様、おぞましいものだ。
町中の様子は写真はないか?と思ってツイッターを検索すると、こんな感じ。
https://twitter.com/taslimanasreen/status/1391048425060257792
ちなみにバングラデシュは、ロックダウンを16日まで延長、依然、警戒を続けている。
4月初めには7千人を超えた新規感染者数もここ数日は2千人をきっている。当局もイードを警戒しているからこそロックダウンの延長を決定しているのだろう。
いずれにしても、ラマダンとロックダウンへの疲れ、イードへの期待、
これらが人々の緩みにつながっているのは間違いない。
日本政府は、インドに加え、隣国のパキスタン、ネパールの3か国からの水際対策を強化。
見出しをみた瞬間、ユルい!緩すぎる!と叫んだ人も多いに違いない。
水際対策の問題点はここ(APPLE文体の増田)がわかりやすい
私の結論からいうと、水際対策対象リストも問題。確認できた感染者の情報をもとに実施するのでは遅すぎる。
情報が不確かであっても、地域全体の状況から、ありうる未来を予測して予防的に行うべきだ。
今の水際対策のままだと、インドばかりみていて、両サイドがら空き状態。
特に見落とされていると思うのが、まさに私が注目しているバングラデシュ。
感染爆発が収束しているようにみえるがゆえに上記3か国のリストから漏れているが、社会経済のつながりは
ネパールと同様、相当高い。
それはスリランカだ。
https://ourworldindata.org/covid-cases
で分析された実効再生産数はここ数日およそ1.6。1.25あたりを推移するインドよりも高い。
新規感染者の増加率もインドより急こう配。百万人当たりの新規感染者平均値は日本の倍以上、先日水際対策を強化したペルー並の値。
こうした周辺国とインドの感染の連鎖を考えるうえで重要な視点は、出稼ぎ経済だ。
労働力の国際移動をもうちょっと分析する必要があるのではないか。
スリランカは西は中東湾岸諸国、東は韓国に至るまで、出稼ぎ労働者の送り出し国。
日本との関連でいえば、攘夷派で名高い入管当局が収容していたスリランカ女性を死亡させた事件。
海外に出稼ぎ労働者を送り出す一方で、スリランカは外国人労働者を受け入れてもいる。
特に南インドとの歴史的なつながりも深く、多くのヒンドゥーが出稼ぎにスリランカに来ているという実態がある。
ところで前回の記事で、バングラデシュの感染がそれほど爆発的になっていない背景を、社会階層の分断が少ないことも一因なのでは、と分析というか想像してみた。分断というのは階層や人種によって死亡率に大きな差があるアメリカが典型的な事例。つまり黒人やラティーノは医療へすぐにアクセスできないことが多く、また感染リスクの高い職種に就くことが多いなどのことを指している。バングラデシュでは、ことに感染症対策については、例えば結核にしてもNGOが機能していて、地域住民へのリーチアウトがしっかりとできている国なのだ。ドヤ顔するとすぐ感染が急上昇、という法則があるのであまり言いたくないが。
結論からいって、社会階層の分断政策をウルトラ強力に推進している、政治的に危うい状況がみえてくる。
ラージャパクサ大統領の選挙勝利(2019年)がひとつの大きな転換点だった。ラージャパクサ兄弟という視点でいえば返り咲きだ。
同大統領就任後、中国との関係強化を露骨に進めているスリランカ。
中国はやったぜとばかりにオセロをひっくり返すかのように、他ドナーを蹴散らし、次々に融資を強化、権益を強めている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2707Y0X20C21A4000000/
日本の援助をはじめ、各国ドナーは後退を余儀なくされているのは知っていたが、
内政的にもイスラム抑圧を進めるなど危うい面が表面化してきた模様だ。
社会階層の分断によって、ある種のエスニックコミュニティや社会階層へのリーチアウトができず、実質アンタッチャブルになることで感染がコントロールできない、という分析はブラジルのスラムでの感染爆発で経験したことだ。
これは想像だが、スリランカの感染爆発が、もし仮に南インドからの出稼ぎ労働者(ヒンドゥー)で、今なお、社会的少数者として不利益を被っているヒンドゥーの感染症対策が放置されている、あるいは見過ごされている、とするならば、スリランカの今後の状況はとても厳しいものになるのではないかと思う。
新規感染者の増加率はここ数日、若干低下してきた様子なのが安心材料ではあるが。。
2週間くらい経った5月下旬、スリランカ、バングラデシュも水際対策を強化、というニュースをみないように、先手先手の対応を祈っている。
バングラデシュ、スリランカ、パキスタン、ネパールからの入国を12日より制限する措置を発表。
湾岸諸国で主要空路ではカタールがまだ残っているが時間の問題だろう。
タイ、マレーシア、シンガポールも先週、すでに上記国からの入国制限済み。
なお、インド株については、すでに韓国(4/19)、日本(4/22)、香港(4/30)、マレーシア(5/2)、シンガポール(5/3)で確認されている。
さらに今週10日から12日にかけ、アジア各国から続々とインド株の報告が上がった。
タイ、スリランカ、インドネシア、フィリピン、カンボジアの5か国をネット記事で確認することができた。
競合に在籍しているものです。
最近めっちゃ人出てるらしく、なんか大丈夫か?とおもってここで吐き出す。
慢性的な人手不足があるので、業績はクソ下がるという感じではなさそうだけど、たぶん昨対比でもだいぶ厳しそう。
差別化ができないのに競合が多くなってきていて、ジリ貧になりつつある。
人材紹介って20年前からビジネスモデルかわっていないんだって。
副業みたいな、正社員のフルタイムの労働力だけではない、細かなピースで必要な労働力を埋める手段とか、ダイレクトリクルーティングみたいな採用のパイを奪い合うサービスが
雨後の筍のようにどんどん出てきているので、顧客離れが激しい。
そもそも人材紹介は価格がめちゃくちゃ高くてサービスに対しての対価が見合っていない。これはうちもおんなじ。
ずっとエージェントだけやってて、一応、HR Techみたいなシステム周りへの投資もやっているみたいだけれど、ほぼ撤退しているらしい。
今あるシステムも無料ということだけが売りで、界隈では使い物にならないシステムとのことで有名。
こんなことになっている理由は、前にDNP問題でやらかしてしまったので、新しい事業への投資がしずらくなってきているらしい。
競合にあたるPはここぞとばかりに新規事業を作りまくったりアライアンスを他者と組んだりして、追い越そうと投資をしかけまくっている。
うまくいってるものは徐々に増えてきている感じなので、事業単体でみると遠い将来追い越す日が来るのではないかと思ったりしている。
個人的には、データベースでの差別化しかできないから、M&Aしたりアライアンス組むのは割と筋がよいように思う。
ちなみに最近だと圧倒的に起業家はPのほうが多くて、Rの人が起業するってのはまじで聞かなくなってきてる。
新しい事業への投資がないから、スキルとか経験をもった人材が育たないんだろうな。
組織カルチャーの存続の難しさと、組織の儚さを感じるね。2年くらい前まではイケイケだったのに。
3つ目は、社員のモチベーション要因、これまではかなり業績も良かったので、なんとかなってきた部分もあるようだが、
企業が欲しい人材と、応募したい候補者はシステムでマッチングされるので、人がやっていることはごくごく一部。
でもやることが多いから忙しいけど、単純作業がすごいおおいので、疲弊してしまうらしい。
コアになるようなスキルとか経験も身につかなくて、このままでいいのかな、って思ってやめるらしい。
他の大手人材のJとかは、業績クソ伸びてるらしいけど、なんか対照的なんだよな。。。
エージェントに求められるものが変化しているのに、全然適応できていなくて、ちょっと心配になるレベル。
上に挙げたもの以外でも事業とか組織レベルでも何か大きな問題が起きているようにしか思えない。
要は大手の人材エージェントは今質がよくないから、がっつりつかうのは微妙なので、自分で知識つけて応募したい求人にだけ受けさせてもらうくらいの使い方がよさそう。
それかできるだけ直接応募とか、ビズリーチとか、LinkedInの企業からスカウトしてもらうほうをがんばったほうが良さそう、という話。
https://anond.hatelabo.jp/20210504201554
左派政党が理念先行型というのが元増田の指摘にあってほんとその通りだと思うが、この原因について自分なりの考えを書いてみた。
まず、左派の思想で典型的なのは人権、男女同権、貧困対策だと思うんだけど、こうした現代の左派の理念を普遍的で絶対的だと多くの左派が勘違いしている気がする。
例えば、男女同権なんだけど、もし、現代人がタイムスリップして江戸時代以前で布教するなり活動するなりしてそうした社会が成立するか少し想像してみて欲しい。
産業革命以前の社会に男女同権を持ち込もうとしても無理か無駄で終わると自分は思う。
産業革命以前の工業化、機械化されていない社会では人間の筋力が労働力や防衛力に直結する訳でそうした社会の元では
男女分業には一定の合理性があって、もしかすると当時はそのことがより文明的だったのかもしれない。
現代の日本で暮らす我々からすれば許容し難いけれど、今は良くないこととされていることが皮肉にも昔は合理的でよいことがあっても不思議じゃない。
つまり女性を解放するためには一般の女性を目覚めさせるためにも女性の権利の活動家の方々の活躍が必要なことは言うまでもないけれど、
やっぱり人間の筋力に依存しない社会全体の技術の発展も同時に必要だったのではないだろうか。
(技術の発展は必須というのではなくて、場合によっては理念の実現の難易度を下げてくれる要素もあると思う)
というか、前者ばかりが注目されて後者を左派の思想家や政治家が語らなさすぎると思う。
男女同権の話だけだとアレなので貧困についても同じだと思う。
その原因はもちろん、現代には基本的人権の尊重や福祉の思想によって弱者救済の制度があるからだけれども、
一方でそうした福祉を制度として導入したり、運用できるのも社会全体で見たら圧倒的に現代の方が裕福だからというのもあると思う。
「再分配の強化!」に比べれば左派成分は少ないかもしれないけれど、長い目で見たら「皆で豊かになろうぜ!」でもそれなりの貧困対策は見込めるんで
雑な話なんだけれども、まあ、適当に
↓
↓
3.今まで十分に活躍できなかった弱者層が新たに社会に進出します。
(彼らの協力でさらに科学技術や社会全体を発展させる難易度が下がります)
↓
1.最初に戻る
みたいな分かりやすい左派の発展モデルを用意すりゃええのにな。
(3は相当に嘘くさいしこれは例えばね)
フランケンハイマー監督の映画『RONIN』は、ソ連崩壊の余波が残る90年代の作品である。ソ連が崩壊した頃は、生活に困ったソ連の元・軍関係者が兵器を第三世界やテロリストに密売する可能性や、ソ連という敵を失ったことで欧米諜報機関の人間がリストラされる可能性が取り沙汰されていて、そのような世相が同作品には反映されている。
ロバート・デ・ニーロ(主人公)、ジャン・レノらが演じる「ソ連の崩壊に伴って仕事を失った東西諸国の諜報機関の元・工作員たち」が、アイルランド人らしき女性からリクルートされて、フランスのニースに滞在中の元・ソ連軍関係者と思しき男たちの持ち歩いている「怪しいジュラルミンケース」を強奪する非合法ビジネスに挑む…という話である。
このジュラルミンケースを巡る争奪線として物語は進行するが、その中身が何なのかは最後まで明かされない。ただ「非合法な真似をしてまで欲しがる人間たちが存在するような『物騒な何か』なのであろう」とだけ、観客には理解される。しかし、そのような理解で物語の進行には十分なのである。この映画におけるジュラルミンケースのような、物語進行上の小道具をマクガフィンと言う。
マクガフィンがマクガフィンとして機能しうるのは、物語の語り手と観客が「世界観」や「状況認識」や「常識」を共有しているからである。新聞やニュースを通じて、冷戦下における東西諜報機関の暗闘や、北アイルランド返還を要求してテロ活動をしていたIRAの存在、ソ連崩壊に伴う兵器拡散の危機などについて既に了解しているからこそ、たとえジュラルミンケースの中身が判明しなくても、観客は物語を読み解くのに支障が無いのである。ちなみに、主人公たちをリクルートするアイルランド人らしき女性が、物語の冒頭で主人公たちに対して「私はディアドラ」と名乗る。これは、日本人に擬えると「私は花子」と言うぐらい「平凡な名前すぎて逆に偽名クサイ」という描写とのことである。「アイルランド人」らしき人間が「偽名」で接触して「非合法ビジネス」を依頼してくる。となれば、90年代のフィクションにおいては「IRAか?」と推測するのは観客にとって極めて自然な成り行きであった。このような社会的な知識や認識を持たない人間が『RONIN』を観ると「何だかよく分からない話だった」となるかもしれない。
さて、海賊王漫画について言及したところ「『海賊王』の定義がハッキリしなくても、マクガフィンなのだから問題は無い」との意見が見られた。しかし、端的に言えば『海賊王』はマクガフィンとして機能していない。何故ならば、物語の世界の法則や状況に関する「確固たる土台情報」が与えられておらず、ジャンプ読者は共通認識を持っていないからである。
海賊王漫画は、政治・経済・軍事・警察・法律の社会体制、キャラの強さの根拠や尺度、海賊稼業が成り立つ社会の仕組みなど、全てにおいてアヤフヤである。
海賊王漫画に比べると、まだ『パイレーツ・オブ・カリビアン』の方が、海賊冒険物語としてはマシな方である。それが成立するのは何故かと言えば、以下のような「世界認識」が朧げながら観客に共有されているからである。
我々の世界での海賊の歴史は、ヨーロッパのような国々があり、中南米・アフリカ・アジアのように植民地とされた地域があった。海賊たちは、国家の軍や警察の力が及びにくい地域で略奪・誘拐などを行い、時には国家から許可を受けた「下請け業務」として海賊業務を行っていた(このような海賊船は、所謂piratesではなく「私掠船privateer」と呼ばれて区別される)。
国家の下請け業者としての海賊が成り立っていたのは、ヨーロッパの国々が互いに覇権争いをしていたからである。競争相手国の船が、私掠船にとって獲物であった。
覇権争いをしてまでも植民地にした地域には、金銀や宝石の鉱山が有ったり、香辛料や農産物の産地であったり、サトウキビやコーヒーなどのプランテーション農園を作って労働力に使う現地住民がいたり、宗主国がそこに侵出する様々な経済的な動機があった。
植民地域と本国との間で行われる貿易の関税を逃れて密輸するのも、海賊の仕事の一つであった。
海賊が略奪した貴金属貨幣や物品、誘拐した人間を欲しがる人間が、宗主国や植民地域に「顧客」として存在し、また略奪や誘拐ビジネスで富を手に入れた海賊が消費活動を行なって、植民地域の経済圏に金を落としたからこそ、海賊稼業も成立していた。
このような大まかな共通認識が観客にあるからこそ映画『パイレーツ〜』も成立するのである。これに比べたら、如何に海賊王漫画がアヤフヤなまま連載を続けて、本来は連載初期に描いておくべきであった、読者が物語を読むための足掛かりにするべきことを何も描いてこなかったのが一目瞭然である。
「パンピレホニョンに俺はなる!」と言うだけではマクガフィンにはならない。
【2021/05/06誤字を指摘して下さった方、ありがとうございます。】
逆、差別され続けたいの、そして差別され続けても生きていける社会になって欲しいの
差別と認識し、永久に差別され続け、でも必要な差別として理解し弱者男性をありとあらゆる面で補助して欲しいの
他者を蹴落とすくらいなら上は望まない
ただ、現代社会のシステムでは上を目指さないと普通が手に入らない
だから女性はガラスの天井を蹴破り上を目指すし、障がい者はバリアフリーを社会的に進めてもらう代わりに労働力になろうとしている
弱者男性はその「頑張らないと普通が手に入らない」という現状を打破したいの
「頑張る」という言葉は個人の問題のように聞こえるが、実は「頑張る」とは他者を蹴落とし自分が上に登るプロセスを指しているの
自分が一つステップを登った時、その下には蹴落とした人が崖を駆け落ちている
それでも、普通を手に入れるには相手を殺す覚悟で蹴落とし続けないといけない
頑張って受験して良い中学高校大学に入る、頑張って就活して良い企業に就職する、頑張って出世して一軒家を建てる
その行為の裏で大量の敗者を作り、その敗者は"それなり"という底辺の地獄を生きることを強いられる
そして、誰もがそれを当然と思っている
ただ、本当にそうなのか?
なら敗者は退場しても良いのか?
そんなことはなく、敗者が退場したら社会は成り立たないのは誰でもわかる
なのに、敗者というポジションにいることに意味があるはずなのに、そして誰もがそれに気づいているのに、その価値を現代社会は軽んじすぎている
弱者男性は敗者で居続けることの価値を世の中に再認識して欲しい、そして敗者で居続けるという価値を維持できるだけの支援が欲しい
ただ、その敗者が存在しないと社会は成り立たないという事実を世間に再認識させ、それ相応の対応を世間に求めている
それじゃ頑張る意味がなくなる?
社会主義と同じ?
まぁ同じかもしれない
ただ、現代社会を見ればわかる通り、頑張れらないと普通が手に入らない社会は格差を広げ、国を疲弊させ、疲弊した市場で儲けられない企業は海外で売り上げを保とうとし、財布は中国に握られ依存することになる
子供を産む余裕が無くなり少子化になり、いずれ移民を導入することになり、他国(ここもたぶん中国)に依存する
それでも弱者、敗者は自己責任だから地を這いつくばっていれば良いと言えるなら、それでも良い
後悔しても知らんがな
ごめん。本当に前から分からないんだけど、なんで強者男性は奪っていないことになってるの?
主流派経済学が財政均衡を目標にしている。理由は財政破綻が起きるから。主流派経済学の基準に対して別の基準としてMMT側のインフレ率を言ってるだけであろう。
君の批判も「インフレ率ターゲットが間違っている」という根拠にはならない。インフレ率ターゲットであれば間違いが起きるという根拠を示さないとならない。
資源配分結構。そして、デフレ状態は労働力含めた資源を余らせてロスしている状態には違いない。とするとまずの基準としてインフレ率はターゲットにしてもよい。むしろフィッシャー曲線側からの要請でしょ。
フィッシャー曲線もオイルショックで成り立たないことがあった。だけど、別途オイルショックのような供給由来インフレに備えよとなる。対応は代替エネルギーを確保せよが解になる。結局そちらへの投資にはなる。