「リンチ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: リンチとは

2016-01-24

http://anond.hatelabo.jp/20160124075723

事件→本人だけ大事だと思っている

リンチ謝罪→たぶん全員忘れてる

もう毎回「嫌なら止めろ!」って書けば?

ぶっちゃけ何の事かさっぱり分からないやつがほとんど

2016-01-20

http://anond.hatelabo.jp/20160120032030

イルカは頭がいいから性器写真を撮られているときクリムゾンな気分だったかもしれない

あとイルカ集団強姦したり、孤立した個体リンチで殺したり、男同士でも強い雄が威圧してやったり、普通にホモ夫婦になったりする

君を性的に楽しませる情報は山ほどあるから極めるといい

2016-01-18

http://anond.hatelabo.jp/20160118170829

ネグレクトで衰弱死した子どもとかDQNリンチされた死んだ少年とか每日報じられてるのにそういうのには何にも思わなかったんだ

今世の中では、細部こだわり派と、本質探求型のバトルが激突してる

保守派というのは、既存の完成されたものを守るために、徹底的に細部に磨きをかける戦略を取っているのだと思う。

そして新しいものを産み出す派は、ゼロイチを産み出さねばならず徹底して本質の一点を追求している。だから完成さ(完璧さ)よりも、新しさに焦点してる。

この真逆タイプが世の中の至るところ?で激突していて、そして後者は恐らくマイノリティの側なので、多勢に無勢の状況がずっと続いている。後者タイプは、この日本の、おぞましいリンチ環境に生きている。

2016-01-12

http://anond.hatelabo.jp/20160112122038

イケハヤ炎上メソッドで稼いでるわけで、

集団リンチなんてのは、逆にイケハヤに貢いでるに他ならないから

向こう側としてはむしろ喜ぶに値するわけで。(その辺を理解してないで炎上させて自ら貢いでる奴多すぎ。この辺、小学校から教えるべきだよ、ホント。)

一方で、本来の「ブログ」としてタダモノ書いてるだけで炎上した所で1円にもならなければホントに「リンチ」としか受け取れないし嫌だろうから

状況がぜんぜん違う。

2015-12-26

てっきり

議員の育休取得について自民党内で賛否両論!ってところにリベラルが颯爽と踊り出て

「育休ぐらい取らせてやれ!制度がちゃんとしてなくて待遇甘すぎ?1世帯ぐらい甘いまま通してやって次の事例までに適切な規定を考えればいい!」

ぐらいの啖呵を切って

本当は国民をしばきあげたいけど試しに観測気球を上げてみたワタミもといジタミ党はしごを盛大に外すという痛快な展開になるかと思ったのに

まさかリベラルリンチを始めたでござる…

2015-12-16

「煽ってやる気を出させる」という発想が嫌い

偉い人「ばーかばーか

下っ端「くっそー俺達の本気を見せちゃるぞー」

偉い人「すごい!やれば出来るじゃないか!」

下っ端「ふふん。見なおしてくれましたか?」

偉い人「実はお前たちのやる気を出すための演技だったのさ」

下っ端「そうだったのか……俺たちのために悪役を演じてくれたのか……ポロポロ」

っていう展開大っ嫌いなんだよね。

漫画ドラマでこの展開が出てくると吐き気がしてくる。

相手を煽って自分の思う通りに動かそうとした人間のどこに善人扱いされる要素があるわけ?

「お前のためを思って悪い言葉をあえて投げかけてやってるんだぞ」ってそれネットリンチを繰り返してるキョロチンピラと何も変わらないじゃん。

フィクションでも吐気がするのに現実でもやってくる人が未だにいるのも参るね。

あいつら自分が同じ目に合わされたとして納得できるのかな?

どっちかという自分が同じ目に合ったらヒステリー起こすような奴ほどこういう事実行してくる気がするんだよね。

一部の馬鹿自分脳味噌の中だけで起きてる妄想現実区別がつかないから他人からおもいっき顰蹙を買うような行為ドヤ顔でやるって現象ですかね。

2015-12-13

同人界の「相互批判絶対禁止」という内部的な言論規制

オタク批判絶対禁止」という言論規制に拡大されて

ネット全体を窒息させてきたドス黒いタブー形成した

オタク以外の物なら何でも批判していいヘイトしていいリンチしていいデモやりまくってもいいしかオタク同人批判だけは絶対禁止!という独善的タブーをだ

2015-12-10

社会底辺

高学歴や有名企業の人がネット炎上したときってルサンチマンというか僻みが中心だと思う。

一方で社会底辺にいるような人も炎上する。立ち読み晒しあげたコンビニ店員とか土下座強要する奴とかね。

この時のネットの反応って正義感暴走させた人のネットリンチが中心になると感じる。

でも他の類の意見があるんだよね。

例えば

「これ以上落ちることのない底辺じゃん」

「30歳、フリーター、あっ(察し)」

炎上から積んでる。はい解散」とか。

自分もいい年してフリーターから感じるんだけどこの類のコメントが一番キツイ

2015-11-24

嫌なコピペ

Q.こんなことしてもお前らの青春は戻ってこないよwww

A.でも他人青春を奪うことはできるよ!

Q.お前ら冗談他人の家庭を壊してんじゃねーよwww

A.冗談じゃなくてこちとら本気で壊しにかかってんだよ !

Q.何の罪もない善良な市民リンチするなんて最低www

A.で、どこで何の罪もない善良な市民ネットリンチに遭ってるの?

2015-11-19

シロクマエントリに感じる勝ち組負け組の深い溝

シロクマ先生今日エントリを読んで思ったのは

勝ち組負け組に横たわる深い溝だ

説明はいらないと思う

その溝を感じてくれればいい

広場で一緒に遊んでいても

金持ちの子金持ちの家に帰って行くし

貧乏人は貧乏長屋に帰って行く

当然その後の進路も違う

勝ち組負け組は住む世界が違うんだ

負け組負け組同士でつぶしあい

今日新人ブログリンチされる

その音が響きわたれば

ブルースは加速していく

見えない承認が欲しくて

見えない承認を撃ちまくる

増田の声を聞かせておくれよ

トレイントレイン 走って行け

トレイントレイン どこまでも

2015-11-18

ブログの吊るし上げとリンチってどうよ

ブログサードプレイスみたいな古参ブロガーを紹介した記事を読むと

知的レベルの高そうなブログコミュニティのような印象を表面上は受けるんだけど

実際には古参ブロガー新規参入ブロガーを吊るし上げて定期的にリンチしている印象もある

粛清する正当な理由はいろいろあるんだろうけど見てて気持ちものではないと感じる

陰でやるなら目に入らないのだろうが目につくところにそうしたエントリーが幾つも

あがっているので目に入ってしまう。はてなを利用しなければいいんだけど

古参としては自分たちコミュニティをつくってきたという自負があるということなんだろう

こうした新人ブロガー粛清運営はどう考えているのだろうか

http://anond.hatelabo.jp/20151118005313

2015-10-07

はてな民の総意としてはとりあえずいい記事書いたらサンケイなのにいい記事書くなよという思いでブコメを書き、いつもどおりのネトウヨ論調ときはみんなと一緒になって気持よくリンチ楽しいでしゅうううううと叩いとけばおk

2015-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20150929013203

なるほど、やっぱクソだわ

注意書きと年齢制限ゾーニングまでは理解できるが

創作内容が気に入らないから潰せ」が本題だとよーくわかった

原作プレイ原作ファンにとっては不愉快だが、それでも「フルボッコにされても文句は言えない」とかリンチ推奨するほどのことじゃない

オリジナル主人公メインで原作キャラが添え物」も、そんなん完全に個人の嗜好のちがいにすぎない

完全に、気に入らない創作物を叩くことが目的化してるわ

2015-09-21

広告排除されたweb村の未来

203x年。webから広告が完全に排除されて10年がたった。


2010年代初頭にヘビーなネットユーザから普及し始めた広告ブロックツール2010年代後半には一般のネットユーザにまで広がり、広告屋/コンテンツ屋は広告ブロックツール作成者に対してあらゆる理由裁判をおこした。何人かの作成者は言われの無い理由で葬られたりもしたが、そうした動きがインターネット原理主義寄りの開発者たちに火をつけ、広告ブロックツール開発コミュニティ活性化させることとなった。


202x年、ついに広告広告ブロックツールイタチごっこに終止符が打たれる。

もはやあらゆるブラウザは一切の広告を表示しなくなった。



広告排除されて最初に姿を消したのは広告媒体となるために生みだされたサイト群だ。


やがて新聞TV局が供給するニュースサイトwebの配信を終了し、紙/TV回帰し始めた。

新聞発行部数web登場の前と同様までとはいかないものの、かなり取り戻している。毎日新聞などは海外版変態記事まで復活させた。


TVチャンネル数が倍になった。広告主がTV回帰したことに加えて、放送法改正放送インフラ整備が進んだため、TV局を開始/運営するコストが大幅に下がり、TVスタートアップIPO雨後の筍状態だ。ネット上で独自コンテンツ供給していたサイトの多くがここに参入した。




広告広告の形で表示されるものばかりではない。

検索結果の操作や、広告に見えないよう工夫された内容の偽装広告ECサイトへのリンクを含むブログなど、しばらく残り続けたものもあった。


しかし、それも長くは続かなかった。



民間レベルでの広告排除の動きに同調した各国政府は、広告主のバイアス検索結果から排除することを義務付けた検索法を相次いで制定し、googleをはじめとする検索サイト広告媒体ビジネスモデルの転換を余儀なくされた。

各国で監査機関が設置され(日本では検索庁)、定期的な監査が行われている。

このため、現在yahooは定額制でユーザに直接課金している。

googleは数年前に違法検索結果を表示したために、世界中監査機関から総額120兆円に上る制裁金を科せられ、あっけなく姿を消した。




検索法に続き、多くの国でEC法が制定され、ECサイトへのリンクが禁じられた。一部の国はECサイトへのリンク許可し続けたため、それらの国のドメインを経由するドメインロンダリングが多く行われている。それらの国はECイブンと呼ばれ問題視されており、蔵相会議などでたびたび議題に上がっている。ジャネット・イエレンFRB議長(90歳)は大国で唯一ECイブンとなっている中国を名指しで非難した。




偽装広告は、広告を嫌うネット民たちの公告狩りを生み出した。いったん広告とみなされればネット民リンチさらさらた。中には広告を含まないサイトまで含まれており、現代魔女狩りとして社会問題となったが、やがて高度に発達した広告検知アルゴリズムによってかなり正確に偽装広告排除できるようになり、広告狩りは沈静化している。




SNS広告媒体は多くが直接課金制となった。直接課金制に移行できたのはタイプごと(テキスト/写真/動画など)に上位1-2社であり、多くのSNSサービスが姿を消した。生き残った数社も直接課金移行時の大幅な利用者減のショックから立ち直れず、リストラを繰り返している。



現在電通にも博報堂にもネット媒体を扱う部署は無い。

トラフィック解析などを行うネットマーケティングサービスも姿を消した。リクルートリクルートテクノロジーズを解散し、再びR25を駅で配っている。



広告配信の停止や広告媒体サイト撤退SNS利用者減などによりインターネットトラフィックが大幅に低下したため、パケットあたりの通信コストは上昇を続けた。これがユーザネット離れにつながって、新聞TVでは「若者ネット離れ」として話題となることもあった。



パケットあたりの金額を値上げしても、トラフィック総量はそれを上回る速度で減少しており、通信キャリア業界は一般ユーザ向けネットワーキング事業の縮小を繰り返し、業界再編の波に襲われた。現在日本では"KDDIソフトバンク"社とNTTグループの2勢力に集約されている。




キャリア事業縮小のあおりを最も受けたのはネットワーク機器業界だ。戦略を誤り、事業売却とリストラを繰り返したシスコシステムズなどは現在サンノゼガレージで細々とハンドメイドルータを作っており、マニアの間で高額で取引されている。



webサーバ用途クラウドサービスを中心に、クラウド業界事業の転換を迫られた。

アマゾンwebの縮小を見越して早い段階でAWSなどのクラウドサービスを売却して世界を驚かせた。

クラウド向けサーバ需要が減少したため、サーバ業界も再編を繰り返した。日立サーバ事業を買収したヤマハは「ますます何の会社なのかわからない」と話題になった。




現在広告収入に頼っていたサイトほとんどが放置状態となっており、web村は日に日にアクセス可能なサーバが減っている。

悪しき文化遺産として保存運動なども起こったが、コストが高すぎて全てとん挫した。

web村では多くのサーバ廃墟となって朽ちている。しかし、広告を載せた大きなサーバたちが廃墟となったとしても、web村そのものが失われるわけではない。直接課金に移行したサイト非営利サイト継続して存在し、新たな(村民に受け入れられる)エコシステム形成しようとするサイト群が現れるなどして、web村の日常は続いていく。



はてなは生き残れる側だろうか。廃墟と化す側だろうか。

はてなサーバが生きていることを祈って「この内容を登録する」。

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少し加筆修正

思いついた小ネタをつないで30分ぐらいで書けると思ったら3時間もかかったので、読んでくれた人がいてうれしいっす。ありがとう

http://anond.hatelabo.jp/20150920110830

2015-09-17

男性向け界隈のアンチ炎上リンチ女性向け界隈の学級会

http://anond.hatelabo.jp/20150910222900

……はどっちがマシなのかは、結構悩ましいな、と最近思ったりする。

正直どっちも同じくらい同調圧力はある。

ただ、その発露と収束先が違うな、というのは最近気づいて、これ自体面白いと思う。

男性向け界隈だとまぁ、とにかくどこもかしこも何かにつけてアンチ擁護が大暴れしている。

アンチ擁護が殴り合い、力が拮抗していれば延々と本スレでも無関係に見える所でも、場所を選ばず大暴れが起こる。荒らしガンガン沸いて誰かを晒しては叩く。

じゃあ同調圧力がないのかというと、逆にこいつは叩いてよい、と決まった相手は、リンチで総叩き。いわゆる村八分だ。ピクシブでもニコニコでもあらゆる場所アンチタグが乱舞して収集がつかなくなる。

一方女性向けはというと、とにもかくにも「住み分けのやり方で」延々学級会している。

住み分けルール自体は一度出来上がると全員で遵守するため、あちこちで殴り合い、荒らし、みたいなのは起きにくいし、一方的リンチ村八分もほぼない。

愚痴・悪口系統は専用の場所アカウントで流れる。要は悪口言う場所も、徹底的に住み分けされている。学級会が行われる場所自体住み分けられている。

まり嫌な世界は関わりたくなければ避けられる。ただし逆に避けるためのルールだけはきちんと読み込み、それを遵守するのが必須とも言える。

どちらも利点と欠点はある。

男性向けはとてつもない変態神とでも言うべきか、とにかく突出した萌えの極地に立つ人々が表れるのが利点だと思う。

逆に女性向けは、萌え多様性がかなり確保されているのが利点だと思う。

ピクシブでは、総合男性けがルーキー女性けが取ることが多い。(ただし小説はやや別世界)

男性向け殴り合いのカオスは、ある種の祭りを生み出し、独特の価値観を突き抜けていくように見える。その流れに上手く乗れ、殴り合いの王者に立った者は俗に「良くも悪くも神」扱いされる領域まで昇華されたネタを作り出す。

逆に女性向けの住み分け統治は、ルールさえ守れば主流派以外も保護されるため、多様な物が守られる。結果中年萌え非処女童貞など、男性向けでは特殊扱いされる分野が、他と遜色なく普通に扱われる土壌がある。

(中年百合中年ホモに比べて少ないという増田があったけど、あれはそもそも各萌え界隈の特徴そのものに原因があると思う)

この辺の違いは、ひょっとすると普通社会でも起こりうる顛末なのかもしれないと最近思ってる。

まり原始的自由な殴り合いを求めると、カオスの中から神がかった奴が現れ、住み分けルールを徹底すると多様性担保され守られる。

そういう普遍的社会現象が起こるのかもしれない。

2015-09-13

痴漢炎上ネットリンチ

痴漢にあっています、助けてください。今京王線急行調布明大前間です。拡散希望。#京王線

ある月曜の朝、通学途中に覗くスマホの中にそんなツイートリツイートされてきた。なんとなくだが、嫌な予感がした。

特定しました。犯人は30代らしき短髪のサラリーマンで、えんじ色のマフラーが首元に見えます気持ち悪い笑いしてる。明大前駅の人、駅員さんに通報して待ち受けてください。号車は5号車です。あと少しだから頑張って!#京王線

そんな別人のツイートリツイートされてきた。ああ、これは炎上するなぁ、そう直感した。

明大前駅、5号車前待機しました!#京王線

これもリツイート。このリツイートを読んだときに、「次は〜、明大前明大前〜」というアナウンスが流れてきた。間抜けだが、このアナウンスを聞くまで件の京王線に乗っていることに気がつかなかった。

まさか、と思って辺りを見回したら、いたよ、泣きそうな顔をしている女子高生。その後ろでニヤニヤしながらスマホを覗いているえんじ色のマフラーの男。

修羅場遭遇の予感!

そう思ってるうちにもカシャ!というスマホシャッターの音がどこかでした。それを聞いてすぐに京王線タグを見に行ったら、あった。

犯人写真#京王線

というツイート。すでに幾らかリツイートされている。これは大変な現場に立ち会っているかもしれないと思ったとき明大前に着いてドアが開いた。

「駅員さん、こっちです!」気の強そうな美人が手を挙げる。瞬く間に辺りはざわつき、えんじ色のマフラーの男は捕まり、泣きそうだった女子高生はさっきの美人とは違う女性に肩を抱かれて保護された。ちなみに俺は野次馬になることにした。

痴漢現行犯ということで、お話をうかがわせてください」そう言って駅員が男を掴むと、彼はぽかんとした顔でこう言った。「痴漢って、僕がですか?」いまいち事態を把握しきれてないらしい。そのぽかんとした顔を見て、俺はこれは冤罪なのではないかと思った。

そのうち、駅員と男が揉め始める。その間に俺は京王線タグを見に行って、びっくりした。すでにえんじ色のマフラーをした男の個人情報特定され始めている。本名会社名、あとツイッターアカウントも。

そして、最初の方で特定しましたと言っていたアカウントは、こう呟いていた。

痴漢が捕まってよかったです。学校行かないといけないので、立ち去ります。#京王線

「誰か、目撃者の方いませんかー!?」駅員がこう声を挙げる。

「そうだ、目撃者、僕はやってないんです、見てた方いませんか!?」男もこう声を上げた。俺は思わず声を上げた。「見てました!」そう声を上げてから俺は気付いた。男がスマホを持っていたということに。そして、男の荷物は手提げ鞄だということにも。

「どんな場面を見ましたか?」「僕がやってないこと、見ててくれてましたよね!?」駅員と男が口々に訊いてくる。

「その人は痴漢をやってないと思います。その人がスマホをずっと眺めてたのを見てました。そして鞄も持ってる。両手が塞がってるから痴漢ができるわけがないと思います

そう俺が言うと、駅員は怪訝そうな顔になり、男はホッとした顔をした。だが、「でも気持ち悪い笑顔してた、ってツイッターにあったぞ!」「写真もあったけどニヤついてたわ!」と、周りの人々がざわつき始める。その空気があまりにも悪くて、俺は気圧された。一旦はホッとしていた男の顔も再び不安げに曇る。

男性スマホを持っていたという証拠はありますか?」駅員が俺にそう訊いてくる。あるわけねーだろ、そんなもん!と叫びたかったが、周りの空気がそれを許さない。いつの間にやら俺は、痴漢と同罪のような扱いを受けそうになっていた。このままだとまずい。

証拠証拠なんて、と思ったが、ひらめきが俺を救った。

証拠ならありますツイッターにアップされてる写真です!」

そう、勝手写メられて今ネット中をリツイートされて駆け巡ってるはずのこの男の写真。それになら男がスマホを持っていることが写ってるはずだ!

ツイッターにアップって、どういうことですか?」男がまた混乱したといった顔をして聞いてくる。俺は彼に答える。

「この件は最初からツイッターで中継されてるんですよ。その中に電車の中でのあなた写真もあります。一緒に確認しましょう」

駅員は混乱した様子もなく、一緒に俺のスマホを覗き込み始めた。そういえばこの駅員はツイッターでこの件を見た奴に呼ばれてやってきたのだから、少なくとも実況のことは把握してるはずだ。呼んだ奴が誰だかはわからない。この場にまだいるのかどうかも。

俺のスマホを覗き込んでみると、この件は大炎上しているようだった。この場の写真も多数アップされ、俺の名前特定されていた。背筋が寒くなる。俺もはっきりと男の冤罪証明しないと逃げられない、そう思った。

そうしてリツイートされまくっている先ほどの写真を探し出した。が、そこでまた俺は絶望した。写真は男の斜め後ろから撮った写真で、手元に持ってたはずのスマホが写ってなかったのだ。ニヤニヤ笑っている男の顔と、えんじ色のマフラーしか写っていなかった。

「どうやら、証明できないようですね」冷たく駅員が言い放つ。「そんな!」男は悲鳴を上げ、周りの野次馬たちはざわつき始める。

「助けてください!見てたんでしょう!?」男が俺にすがりついてきた。「俺だって助けたいです」これは嘘偽りなく本心だった。さっき見た感じだと、すでに事態は俺の身にも飛び火しているのだ。「なにか、スマホを見ていたと証明できるものはありませんか?スマホでどんなページを見ていたのかとかでもいいです」「いろんなウェブページを見て、ブクマしてました…」「それだと時間が出ないから証明にならない…」俺は途方にくれた。

せめてツイッターをしていてくれたら。ツイッターなら細かい時間が出るのに。俺は心底思った。いや、待てよ。

もしかしてそのブクマツイッター連携してます!?」俺は男の肩を掴んで尋ねる。びっくりした様子の男だったが、徐々に理解の色が広がった。「…!してます、してます!」

「今度はなんなんですか?もう警察が到着しますよ?」そう言う駅員に、俺たちは答えた。「今度こそスマホを使っていたことを証明できるかもしれないんです!」

早速、男のスマホを開いてツイッターアプリを呼び出す。男のツイッターは通知がひどいことになっていた。ちらっとだけ見たが、「死ね」だの「人間のクズ」だの、罵声オンパレードだった。しかし、それらは無視して男のツイートを呼び出す。そうしたら、あった。ちょうど電車に乗っている時間ブクマツイートが。

「これで証明にならないでしょうか?駅員さんだから、この時間俺たちが乗っていた電車が走っていたことはわかるでしょう?その時間にこのツイートはされているんです。スマホを使っていた証拠です」「面白い申し開きですね。これ以上は署で聞きましょう」突然声が割り込んできた。警察だった。

警察に行ってからがまた長かったが、結論からすると、男は逮捕されずに済んだ。被害者女性がいつの間にか現場からいなくなっていたからだ。その理由はわからない、とは言わない。家に帰ってから彼女アカウントを見てみると、鍵付きになっていた。俺が駅で見ていた時点でも、彼女アカウントには大量のメンションが飛んでいた。それを見てきっと怖くなったのだろう。いろいろと。

この件はトゥギャッターでもまとめられていた。そして幸い、このまとめは男が冤罪であること、俺が善意の第3者であることがわかるようにまとめられていた。そして、真犯人が捕まることを祈るというように〆られていた。

特定しました、と言った後に立ち去った学生アカウントは、最初冤罪ではないことを主張していたが、関連ツイートを削除し鍵付きアカウントに移行した。写真を撮って晒した奴は、学生ツイートが悪いと開き直りを見せた後、「めんどくせ」と言い残して鍵付きになった。

男のアカウントは削除されていた。これはもう、仕方がないとしか言いようがない。冤罪だということがネットでも認められつつある今でも、流れ出した彼の個人情報は消えることはない。

俺の個人情報もまた同様だった。男と同じほど拡散されてはいないが、血気にはやった第3者の情報提供がされている。そして同時に、メンションもたくさん届いていた。うまく逃げたな、的なものもあったが、そのほとんどが俺の勇気をたたえるとか、そんな感じのものだった。

俺は、この件について考えあぐねていた。俺が男を助けたのは多分事実だ。今でも十二分にひどい状態だが、俺が出なければもっとひどいことになっていただろう。けれども、俺自身はそれで自分を讃える気にはならない。あのときは思わず声が出ただけで、男を助けようというはっきりした勇気を持っていたわけではない。最後まで頑張ったのは、ネットリンチが怖かったからという理由だ。

ただ、嫌な時代になったな、とは痛感した。今回俺たちの個人情報晒したりリツイートした奴らの多くは、何も責任らしきものを取っていない。何もなかったかのように今でもツイートしている。俺たちは、彼らに復讐したくとも彼らの顔もわからない。

俺のアカウントは結局どうするのか?それをよくよく考えたが、結局残すことにした。ネットリンチが怖くてがんばり、幸い最後には冤罪証明できたのだから、ここでアカウントを消してはいけない。リンチされるのが怖いだけではなく、それに屈することになるのは嫌だ。俺を叩いた奴らが何も考えずのうのうとしているのに、自分は思いつめて日常の一部を手放してしまうなんて馬鹿馬鹿しい。

俺は俺の日常を手放さない。それだけがネットリンチに負けない道じゃないか、と思う。

2015-09-11

義憤」のあるデザイナーが見えない件

>>小学生佐野くんがテストカンニングをした

佐野くんは大学教授ですよ。この場合学校先生立場です。

あなたのたとえにのれば、

小学校教諭佐野先生が、教員免許を偽造して就職したことがばれてしまったとします。たまたまそれがバレてちょっと問題になって、そのうち他にも学歴詐称など何件も嘘をついていた事実が見つかって関係者の知ることになり、関係者ベルギー人)から批判が始まったとします。そのうちそれがネットに取り上げられ社会全体に広まって、某匿名サイト批判誹謗中傷を言われてる状況を想像してください。そこにさら拍車をかけてテレビまで彼への批判に加担している状況、この関係者ベルギー人)やネットテレビ対応は今回の五輪ロゴ問題と同じです。増田(この元記事を書いたあなたのこと)のやるべきことは行き過ぎた誹謗中傷を止めること、なぜカンニングが起きたのかの検証、そして再発防止のための対策を考える、その他いろいろありますよね。それなのに、勝手画像等を盗用された被害者に同情することなく、自らのゆるい著作権意識自戒することなく、イジメリンチだとブーブー文句を言うあなた業界人っておかしくないですか?

私の意見はこうです。本来なら画像盗用などの検証業界人間が、業界健全化・正常化を願って自発的にするべきであり、結局それをしない苛立ちからネット検証が盛り上がったのだと思います。分りやすく言えば、仮に日本の何処かで殺人事件が起きて、警察捜査をしなければ、地域住民自警団を作りますよ。そして勝手犯人と思しき人を見つけて、私刑にすると思います。良くないことですが、本来責任を果たさな立場の人たちが何もしないことが、そもそも原因だと思います

http://anond.hatelabo.jp/20150904121847

2015-09-10

ネットリンチってなんだろうねえ

佐野五輪エムブレムへの批判ネットリンチと言われて糾弾されるのならば

安倍ちゃん批判安保反対もやっぱりネットリンチって事になっちゃうのかな?

違うって言い張りそうだけど

私には両者は全く同じにしか思えないけれど

2015-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20150908213952

で、パクリって結構な重罪だと思うんだけど、それ、出したもの辞めるよ、サーセーン、で済む話なの?

うん、そうだよ。

もちろん訴えられて有罪確定したら罰金懲役だけど。

それ以外においてなら謝罪して取り下げれば十分だよね。

しろそれで許されないっていう感覚おかしいよ。

完全にリンチ気質に染まってる感じだね。

2015-09-04

「大きく振りかぶって」の作者が昔書いた作品を読んだ後に考える、現在の若年層におけるよりどころの在処について

vipで書いた事のメモ転載

誰かが刺激され、現代の若年層における現実の味気なさや不安に対抗するためのよりどころの特徴について考察してくれたら嬉しい


――ここから全部転載

結局、誰もがレールをしかれて機械みたいに生産され続けてると、生きている意味を見失うんだろうな

セカイ系流行るわけで

結局、そういう実存とか生の感覚とかリアルさとかを浮き彫りにするための道具なんだろうな

酒やドラッグセックス喧嘩リンチ暴力いじめ犯罪虐待戦争人類危機などなど

全部が全部、真剣に向き合わざるを得ないような事ばかりで

からこそ人の目を惹くんだろうが

80年代の砂のような時代からは、どの漫画希薄現実を打ち消すような作品が多かった気がする

いわゆるヤンキー的な文化がもてはやされたし、現実でもそういうのが多かった

現実の味気なさに耐えきれない若年層のよりどころとして存在していたんだろうと思う

現実にそれを求めた時にヤンキーになり、作品に求めた時にサブカルチャーになるだけで

00年代ではそれがエヴァ最終兵器彼女のようなセカイ系に取って代わられたわけで

10年代はどういうもの現実空虚さに耐えるためのよりどころとして存在してるんだろうか

全体的には、おそらく00年代を通過した事で「外出すること」が少なくなった気がする

他者とのつながりに、救いを求めるような傾向が減ってきている感覚がある


行動化をしない代わりに、より鬱屈とした集団が出来上がっている

しかすると、その源流にある薄ら暗さはオウムであるかもしれないし、酒鬼薔薇かもしれない

原型としては、意外と村上春樹なのかも知れないが

ひたすら自己に潜っていくという意味では、村上作品聖典とする世代が今の若年層のメインなのかもしれない

そういう意味で、いわゆる00年代から萌芽した新ジャンルスレSSスレが読み解くカギなのかもしれない

また、小説家になろうなどの小説コミュニティもその一端を握るだろうし

ニコニコ動画でのストーリー付き楽曲についても、影響力があるのかも知れない

それらに共通するテーマこそが、今の若年層のよりどころとなっているのだろう

2015-09-03

結果的パクリっぽかったけど、デザイン別にダサくはなかったよな。

一部叩いてるidしかあんリンチとは一緒にすんなとか喋ってる系)が時代遅れデザインだとか、ダサいとか、

でざいんそのものを腐す方向にも容赦ないんだけど、

デザインそれ自体別にダサくなかったよな。

反知性主義としてのメシウマ五輪へ猛威をふるう情緒人民裁判

東京五輪エンブレムの使用中止に、ネット炎上の影響が「無かった」とは言えないと思う。

もちろんこの「思う」は、関係者取材をあてて話を聞いたわけではないし、感想レベルだ。

でも、まあそうかな。そうだろう?当たり前だろ!というネットの個々人の反応は予想がつく。

何の証明も無く、何の責任も負わず、ただの「感情」のうねりが、エンブレムを使用中止に追いやったのじゃなかろうか。

それは、本来意味での反知性主義に近いのでは無いか。

リンチ人民裁判と、群衆から石を投げる人達

 そうした“リアルの与論”に近い性質を帯びるようになった“ネット世論”が、警察裁判所第三者機関を介するでもなく、リツイートシェアまとめサイトを経由して増幅し、テレビ週刊誌を先回りするかたちで問題を暴き、批判し、蹂躙していく――その風景が、私にはとても恐ろしく感じられた。

ネットの暗い情念が“世論”と接続してしまう怖さ - シロクマの屑籠

(与論はたぶん世論の誤字なんだろうけど、何箇所も有るし俺の知らない用法なのか……?まあ良いや)

シロクマセンセイの「メシウマしたい個人が大挙して押し寄せて、それが世論になるの怖え」というのは、感覚として判る。

まだ、ネット世論にはなっていないとは思う。

ただ、ネットマスコミ世論、という、ワイドショーロンダリングによるお茶の間意思形成に一役買ったのじゃないかとは、思う。

その意味で、ギリギリ一歩踏みとどまって、既存メディアスクラムというか、メディアリンチまでで済んでいる。

勿論この社会的制裁ってやつだってどうかとは思うが、「捏造確定」のような報道は、少なくともしていない。

まあ老獪とか言うのかもしれないが、流石に法務があるようなところで、無茶はしなかろう。

証明の難しさと、放言無責任

例えば、シロクマセンセイへのブコメにこんなものがあって、スターを集めてる。

augsUK 盗用や捏造の指摘を「叩き」と言ったり「暗い情念」と表現するのは、単純にその人の倫理観ねじ曲がってんのかなとは思う。そもそも「ネット」が一つの人格で動いているような表現がとても気持ち悪いけど。

ブコメ中で「盗用や捏造」と言っているが、何のことだろうか。立証されただろうか。それasgsUKさん個人が、責任取れるだろうか?

捏造していないと裁判の末に証明されて、名誉棄損で訴えられて、30万くらい払う覚悟ブコメ、してないよね?(してたらゴメンネ)

法治国家における倫理観としては、「疑わしきは罰せず」で、容疑者犯罪者として扱わないことなのかな、と思う。

で、たぶんこの流れを読んでギョッとしたんじゃないかな。

え、いきなり個別ブコメを取り上げてナンカ言うのかよ、みたいな。

そう思ったのであれば、それは「「ネット」が一つの人格で動いている」となんとなく思っているからだ。多分そうだと思う。

当然、それぞれのネット上の発言は、それぞれ別の人格で、それぞれ別々に各発言意思責任があるんだけど、そう思ってないんじゃないかな。

から言葉が「軽い」し、覚悟がない。まあそんなもんだとは思うけど。

感想だし責任ないし、と思ってても、積み重なると世論に見える

例えば、ザハ・ハディドの個人攻撃あったよね、ちょっと後味悪かったよね、みたいな記事に、こんなブコメがあってスターを集めてる。

Matsuriame そうかなぁ。競技場に関しては「ねっとのひとたち」は「高すぎる」と言ってただけだし、「ザハのせい」にしたがって、建築家だけに責任押し付けて降ろしたのはむしろ発注者人達だったけど。

はてなブックマーク - 【新国立競技場】「なぜ実務家たちは、ザハ・ハディドを支持するのか」建築家・藤村龍至さんに聞く

まあ、「そうかなぁ」って書いときゃ免責みたいな空気感、あるよね?

xevra ザハの物を本当に作ろうとするのはクレイジー。ザハは模型を見て楽しむ物であって実際に作ろうとしちゃダメだ。デザインは素晴らしいからコンペは通過しちゃうが実現性無視してるから到底作れない。

はてなブックマーク - 新国立競技場の工事費が下がらない理由|建築エコノミスト 森山のブログ

はてブで1000超えってワリと珍しいんだけど、xevraさんの他にも「金かかるのデザイナー(ザハ)のせいなのね」というブコメの大合唱ですね。

他にも記録はイッパイあるけど、Matsuriameさんは、ググったり、ブコメを振り返ったりしない人なのかもしれない。(スターつけてるヒトもね)

そういう自分発言ホントかどうかの責任意識しないし、取るつもりもないのは、まあ放言じゃないかなぁ。(無責任話法)

勿論ここでは、「そうかなぁ」って書いてて、強く「いや違う!」とはコメントしてない。

感想だし違ってたらゴメーンネってすれば、別に良いじゃんブコメだし、みたいな空気感、あるよね?

「「ねっとのひとたち」は「高すぎる」と言ってただけだし」って、嘘ついても、いや嘘じゃないよ感想だしそういう言い方はヒドイ、とか思うのではないかな。

居酒屋談義の無責任さが、そのまま社会的制裁

見境なく社会的制裁を振るう現状は、褒められたものではない。昔だったら居酒屋談義で終わってしまったはずのネガティブ情緒が、インターネットを介してこんなに繋がり、こんなに盛り上がり、こんな風に“世論”に直結して構わないものだろうか?

ネットの暗い情念が“世論”と接続してしまう怖さ - シロクマの屑籠

「構わないものだろうか?」というか、法治国家ならシステム外のプロセスも経ていない圧力でひっくり返るのはマズイと思うよ。

はいえ、感情情緒は大切にしましょうというのは、日本システムにはプロセス中に組み込まれているし、拡大傾向にある。

執行猶予とか、情状酌量とか、裁判員制度とか。

amakanata 今回のシロクマさんの見方ちょっと違うんじゃないかなぁ。世界的な賞を許可を得ずに素材を使ったデザインごまかし続けた人間の作ったもの神輿にしたくない、という庶民感情健全な発露でしょ。

ごまかし続けた人間の作ったもの神輿にしたくない」という「ネガティブ情緒」で、「庶民感情健全な発露」として「“世論”に直結」。

シロクマセンセイの見立てとそう言ってること違うようには思わないけども、amakanataさんの感覚は、ざっとブコメの5割くらいの感覚には近いように思う。

(本人の属性作品価値上下するのは日本では良くある話だし、事業に関わる人の身ぎれいさを要求するのは日本だけじゃないしね)

amakanataさんは「ごまかし続けた」という具体例とかそれが真実ごまかしたのかを立証する責任があるとは思ってないだろうし、まあ実質ないんじゃないかな。

ちょっとブコメするのと同じ気軽さで簡単クリックで1万人自動訴訟できる世の中になったら、またちょっと違うんだろうけど、その非対称性の話はまた別の機会に。

ただ、「ホントだったらヒドイ(=嘘でも責任は俺にはない)」みたいなデマ一直線の発言も、居酒屋談義や床屋政談ならアリだと思うし、そこを気にするのは健全ではない気もする。

監視社会じゃねえのにそんな発言まで責任持ってしなきゃいけねえの?みたいな。いやほんとは責任もってしなきゃいけないんだけど。

反知性主義としてのメシウマ

信頼出来ない上司業務命令には疑いの目を向ける、ではないけれども、本質的なところに不信感があるのではないか。

まり知性主義というエリートのやることに、なんか違うのではないか、どうも信頼出来ない信用出来ないとの思いがあるのではないか。

それが、判りやすい形で出た今回のエンブレム炎上騒ぎで、「普通市民道徳的感覚として、まっとうな結果」と思う人が多いのであれば、

それは「メシウマ」が(ホフスタッターの言う本来意味での)「反知性主義」として機能し始めたということなんじゃないかな、と思う。

エリートの言うことは信頼出来ないから市民団体監視します、では無く。

一人ひとりの小さな放言や、調査結果や、情緒からくる感覚感想が、まとめサイトに束ねられてマスコミがすくい上げて拡大する。

そこには警察捜査も、弁護士検察官の立証も無く、過去の蓄積から裁判所判断もなく、法律ルールも無縁の所で、

そうだろう、そうに違いない、絶対そうだという、責任のない感情的判断が積み重なることで、「事実」になる。

それはある人から見れば「暗い情念」だし、ある人にすれば「常識的市民感覚」だろう。

動機行為正当化するとも免責するとも思わないけど、そういうものかもしれない。

クリックで参加できる人民裁判だし、結果死人も結構出てるけど、改まらないしね。

(この増田も、5人から訴えられる可能性あるしなあ。たぶんダイジョブだと思うけど。裁判面倒だよなあ)

追記

反知性主義」判り難いという指摘を直接受けてまあそうかなとおもったので追記。

知性主義」は、「専門家主義」と置き換えてもらうのが、一番ホフスタッターのニュアンス近いと思う。

反知性主義」は、「反専門家主義」となって、つまり専門家判断ではなく、むしろ専門家ではなく専門的な知識がないからこそ、正しい判断が下せる」という主義とか態度のことね。

模倣判断や、建築実現性、刑事民事の責任まで、デザイナー建築士弁護士でない、知識を持たないヒトが正しい判断をくだせていると考える(またそれを支持する人がいる)というのは反専門家主義(反知性主義)が受け入れられる土壌が育ってきているのではないか、という話。

専門家でない人達の声で(途中に週刊誌新聞の専門部署を経ずに)、専門的な判断が覆る怖さについての話なのかなと思っている。

まあ、医療災害に関しては、ネットでもまだ反専門家主義者批判されるのを見ると、専門家たちが丁寧に説明することが重要なのかな、と思う。

(とはいえ、教育関係のひっくり返らなさを観ていると、今回の炎上個別事案であって、脇が甘かったからこそってことなのかも知れないけど。ぬ、訴えられる可能性が上がった気がする。熱狂的な個人は手打ちが面倒だからカスぞ)

2015-09-02

Justice is Done.

佐野研二郎に対する我々の行いはイジメでもリンチでも、ましてや私刑でもない。正義である

奴は圧倒的強者であり、近親者も超優秀であるから我々の行いは弱者に対するものではない。我々こそが弱者である

これがジャイアントキリング、大勝利でなくてなんだというのだ。

バカサヨキモい

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