はてなキーワード: 気概とは
そのアニメの感想に、批評を気取った文章が混じっているなら、下書きのメモ帳に保存したまま絶対にネットに上げるな。
アニメは娯楽で、その作品を楽しめる層の人が楽しむためのものだから、ツッコミは野暮どころか有害無益だ。
そうではなくて、作品の良さを伝えたい、こんなすばらしい演出に気づいた、みたいな時は、
その感動の勢いのままに書きなぐって、どこでも良いから目立つところに投稿しろ。できればファンコミュニティの中に。
一箇所褒めたら一箇所冷やかさなきゃ気が済まない、そうしないと自分が頭の悪い信者と思われる、
そういう、作品を語りたいのに自意識の方にベクトルが向いてしまうような精神年齢の人は、
どこからともなく湧いてくるネットの向こうのアニメキッズにボロクソ言われても動じない覚悟をもって、
もし好きな人に想いを伝えるなら、
”いいなと思った”
というフレーズは使わない方がいい。
大人だし、高校生のような熱烈な告白ではなく、なんとなくこういうふわっとした言葉になるのは真っ当かもしれない。
いやそもそも普通そんなこと言わねーよって感じだったらごめん。
長くなるが吐かせてほしい。
去年、元々知り合いだった人から飲んだ帰り際に告白をされた時のフレーズだった。
大人になってからちゃんと告白をされたのは2回目で、世の大人達が何と言ってお付き合いをスタートするのか、健全な大人の恋愛をまだ知らない。すまん。
その彼はとても優しい。とにかく優しい。
もちろん、2か月近くやりとりをしていたこともあり、彼の人柄に私自身も”いいかも”と思っていたのも事実だ。飲んだ日もそれなりにしおらしく振舞っていた。
告白にその場では応える決心がつかなかったが、”たぶん私はこの人をちゃんと好きになれる”とすら思っていた。
ちなみに私はこれまで、とりあえず付き合う、というようなことはしてこなかった。
イケメン好きの現実を見てない痛いデブスというのも事実かもしれないが
単純に、好きでもない人に毎週時間やお金を割くのは嫌だったし、もちろん触られたくないから。(飲み友は大歓迎)
とはいえ彼氏は欲しい。きちんとした”彼氏”と、対等でお互いを尊重した年相応なカップルへの憧れは尽きない。
自分へ好意を向けてくれる希少な人(類友なのか変な人が多かったが)へすら、決定的な言葉を言われる前に逃げることを繰り返した結果、
気付いたら30歳だったがこの思考は変わっていない。約10年のブランク。
その私が、ここまで思ったのだ。
これは付き合うだろうとお互いが思っていたに違いない。
というか、正直そろそろ愛情に飢えているので示されたらホイホイ行ってしまうだろうと。
少し年上の彼は、LINEがとにかく長い。2000年代のメールかよ。
その上竹内涼真意識してんのかってくらいあざとい。しかも各センテンスの末尾が絵文字。顔文字じゃなくて絵文字。
特に目つぶって笑ってるやつ。内容も○○しちゃった!↑↑みたいな。出たよ報告。何その↑。
極めつけは、止めた翌日にまたLINEが来た。別に体調悪いから止めてるんじゃないのくらいわかってんでしょ?
元々気付いてはいたけど、これにプラスして心なしか告白以前より甘ったるいニオイを醸し出している。
これからもずっとこのやり取りを行わないといけないのかと思うとかなりしんどい。頭が痛くなってくる。
とはいえまあ面と向かって話していればそんなあざとさも目立たず普通なのだから、と思い直してはみた。
だが決心は2週間経ってもつかず。私の中の”いいな”指数は下落する一方。
そして再び会う流れになり、「この前の話だけど、どう?」と言われた。
来たか…と私が言い澱んでいると再度思いの丈を話してくれた。紳士である。
「話してて気が合うと思うし、一緒にいれたらいいなと思ってる」
もちろん喪女としては大変ありがたいお言葉。会ってみるとやはり”いいな”指数は少し回復基調を見せる。
プレゼンは続く。
「もちろん、年齢的にもその先のことも考えてるし、最近iDeCoも始めたんだ」
ちょっと待て、まだ付き合ってもいないのに何の話?
たしか彼は子供が好きだ。欲しいとも言っていた。でも私はいい年こいて自分のことすらままならないクソガキだ。こんな状態で子育てなんてできるわけがない。子供がかわいそう。
まして、まだ飲み歩きたいし男友達とも遊びに行きたい。もちろん女友達だってしょっちゅう会いたいしライブもフェスもなんなら地方も行きたい。
毎週会うなんて面倒くさいことするの?無理無理、寝たいし。昼から遊ぶとか、無理。
とてもじゃないけど君のプランを結婚への一歩だと嬉々として受け入れる能力や気概は全くない。
ってかそもそも私が三度の飯より数倍多く呟いていた”彼氏欲しい”は嘘だったんじゃないのか?
彼を目の前にそんなことを反芻するしかなかった。
そのプレゼンにおける自分への“いいな”は、私の何にも当てはまってないんだと気付いた。
無論、期待されている”いいな”に応える気も一切ない。私が彼に期待したことといえば、”正式な彼氏”というポジション名以外、何もなかった。
お互いが、あまりにも表面的すぎる。
”いいな”は”好き”ではない。妥協してまで、結婚という契約に拘る必要は私には感じられなかった。数年後は、わからん。
でもどうせ結婚するなら、最初から我慢してどうする。最初くらい思いっきり好きでいたいじゃないか。どうせ結婚するなら、私は”鼾すら可愛い”とかちゃんと思える人と結婚したい。
そんなことを思いながら、今日も不毛極まりない7年ぶりの片想いを拗らせている。
「いやいないっす…」
「いたことは?」
「無くはないっすけど…」
「作ろうとは思わないの?」
「今のところは特に…」
「ダメだよぉ〜そんなんじゃ〜」
「そっスカ…」
「アッハイ…」
「女なんて作ろうと思えば作れるんだから居ないのはやる気がないだけだよ」
「ウッス…」
「そう思わない?」
「ソッスネ…」
「そういうの仕事に関しても同じだからね〜全てはやる気だから」
「ソッスカ…」
「最近の若い子は自分から行こうって気概がないよね〜だから少子化とか言われてるんじゃないの?ねぇ」
「ハイ…」
「ところで〇〇君さあやる気あんの?さっきからハイハイって聞いてるみたいなフリしてるけど」
「スンマセン…」
「ハイ…」
「だから!それがダメだって言ってんじゃんかヨォ!(ガチギレ)」
「なんで言われなきゃわかんないかなぁ〜ほんと」
忘年会つらかった
聞こえない人が手話で話すための場と、聞こえる人が手話を学ぶために立ち上げた場。
聞こえない人が手話で話すための場は、昔は手話の知名度が低かったのもあって話し相手がいない聞こえない人の集いの場として発足したものだと思っている。
一方の聞こえる人が手話を学ぶための場、これは手話を学ぶのが第一目的で聞こえない人が手話で交流するのはオマケ的な位置付け。
聞こえない人が手話サークルに対して不満を持つつぶやきを散見するけど、手話サークルが発足したきっかけを重視すべきだと思う。
聞こえない人の憩いの場として発足したサークルが聞こえる人に牛耳られてるなら、主導権を奪い返すくらいの気概が必要ではなかろうか。
「やだい!手術なんか受けないんだい!」
独特の消毒臭に混じって大きな金切り声が白い廊下に響いた。ここが病院であることを忘れるほどの元気な声、わたしは深くため息をついた。8歳になる我が息子は生まれつきの難病を抱えている。治療法もなく、担当医曰く10歳まで生きられれば奇跡らしい。それ以上延命できた例がないそうだ。助かる助からない以前の問題だ。
「病気なんだから治さないとダメよ、お外で遊べなくなるんだから」
手術をしてもいくばくかの延命にしかならない。儚い命をいくらか繋ぎ止めるだけの手術。それだけのために息子の体にメスを入れ痛みを与えることになる。本心ではそんなことしないで欲しい、そう思ったが少しでも長生きして欲しいという思いもあった。
少しでもこの子の笑顔を見ていたい。元気に叫ぶ姿を見ていたい。できることなら外を走り回る姿だって見たい、そう思った。もう、手術をしてもらうことしか選択肢はなかった。しかし、息子にとって手術は恐ろしいものらしく、頑としてこれを受け入れなかった。
「僕ね、病気じゃないよ。元気だよ。お外でも遊べるよ」
屈託のない笑顔でそう言う息子は元気そのもので、本当に病気じゃないかもしれない、そう思えるほどだった。けれども病魔は着実に息子の体を蝕んでいる。そう思えば思うほど涙を堪えることしかできなかった。それしかできない自分を心の底から情けないと思った。
この笑顔をいつまで見ることができるのだろうか。
苦痛に歪み、そのまま消えてしまうであろうこの笑顔、私には守ることのできないこの笑顔、正直言って私は迷っていた。このまま何もせず、ただ息子の笑顔が消えていくのをジッと待つべきか、それとも成功率が低く、成功したとしても気休め程度の延命にしかならない手術を、そんな無意味ともいえる手術を息子に受けさせるべきなのか。どちらが親として正しい選択なのか……。いくら考えても答えが出なかった。
「やあやあ、俊夫君、体調はどうかな?」
主治医が看護師を伴い、満面の笑みで病室に入ってきた。息子の余命が幾許もないこと、手術は困難を極めること、成功しても気休め程度にしかならないこと、それらを私に告げた時の深刻な表情がまるで幻であったかのような快活な笑顔だった。
「どうかな? 俊夫君。手術を受ける気になったかな?」
医師は俊夫の顔を覗き込んだ。すぐに俊夫が顔をそむける。
「手術なんて受けないよ! だって怖いもん。痛いのだって嫌だよ。手術を受けても受けなくても僕、死んじゃうんでしょ、知ってるよ。それなら受けない方がいい」
なんてことだろう。息子は自分の命が残り少ないことも、成功率が低いことも全て知っていた。もう先が長くないことを知りつつも、私たちを悲しませないよう精一杯の笑顔で振舞っていたのだ。息子の前では泣かないと決めていたのに大粒の涙が零れ落ちた。
辛いのは私たち夫婦だけじゃなかった。息子だってそれ以上に辛かったのだ。こんないい子を死なせてはいけない。こんないい子を失いたくない。もうどしたらいいのか分からなくなっていた。
病室に静寂が訪れた。その空気を破るかのように医師が切り出す。
「今日はね、俊夫君に会わせたい人がいるんだ。俊夫君も良く知ってる人だよ」
ドアを開けると廊下の窓から漏れる西日が病室に入り込んできた。その眩い光を遮るかのように大きな人影が躍り出る。
「やあ、俊夫君、元気かな」
大柄の男性はそう言った。逆光で姿が見えなくとも優しい表情をしているであろう柔らかな声だった。
眩しさに目を細めていた俊夫がまじまじと影を見る。次第に顔が見えたのか目を見開いて驚きだした。
そこには、息子が大ファンのプロオナニー選手、スペルマズの松井選手が立っていた。ブラウン管越しに見るのとは違い、体も大きく、なにより漂うプロオナニー選手独特のイカ臭い匂いが印象的な人だった。
「実は私、松井選手の後援会の会長をしてましてね、俊夫君が大ファンだということを伝えたら是非会ってみたいと言われたんですよ」
「すげーすげー! お母さん、松井選手だよ! サインもらおうよ!」
あまりの息子のはしゃぎっぷりに照れ笑いを浮かべた松井選手。息子が差し出したプロオナニーカードにも快くサインをしてくれた。サイン入りのカードを渡しながら松井選手が切り出す。ちゃんと俊夫の目線まで屈んで話してくれる姿が印象的だった。
「俊夫君、手術受けるのが怖いんだって?」
途端に俊夫の表情が曇る。
「違うのかな?」
俊夫が重い口を開く。
「うん、怖いよ……。だって体を切っちゃうんでしょ、それに成功しないって看護婦さんが言ってた。僕知ってるんだ。僕もうすぐ死んじゃうんだもん……」
「僕らプロオナニー選手はね、常に怪我との戦いなんだ。僕も俊夫君くらいの頃に酷使しすぎでペニスの靭帯が裂傷してね、アメリカの有名な先生に手術してもらった。あの時は怖かったなあ」
俊夫が頷く。
「今でも怖いよ。ペニスに爆弾を抱えてプレイしているようなものだから、オナニーボックスに立つたびに怖くなる。逃げ出したくなる。またあの痛みが再発するんじゃないかって」
「やっぱり……痛いのは怖いよ……」
「でもね、それは違うんだ。痛いのは確かに怖い、手術だって怖い。でも本当に怖いのは、恐怖のあまり挑戦することを放棄する、そんな逃げ腰な自分になってしまうのが怖いんだ」
「ああ、そうだ。挑戦することを忘れ、嫌なことから逃げ出してしまう。それは確かに楽かもしれない、怖くないかもしれない。けれども、そこから一歩も進めなくなってしまうんだ。動けなくなってしまうんだ。痛みや手術なんかより僕はそっちのほうがずっと怖いな。あの時逃げなかったから今の自分があるわけだしね」
「そんなの良く分からないよ。やっぱり僕、手術するの怖いもん。一人で死んじゃうの怖いもん」
今度は俊夫が首を横に振った。
最愛の息子に「一人で死ぬのが怖い」とまで言わしめた自分の無力さを呪った。悔しかった。また大粒の涙が流れ落ちた。それに気づいたのか気づかなかったのか、松井選手はこちらを一瞥した後、俊夫の両肩に手を置いてさらに続けた。
「じゃあこうしよう。今夜のナイターで僕がホームシャセイ打つことができたら俊夫君も手術を受ける。これでどうだい?」
松井選手はまっすぐ俊夫の瞳を見ていた。また俊夫は首を振った。
「無理だよ、松井選手は確かに2012年にシャセイ王のタイトルを取ったけど、最近じゃスタメンからも外れて、たまに代打で出てくる程度、今シーズンなんて一本も打ってないじゃないか。そんなの絶対に無理だよ」
「俊夫……! なんて失礼なことを!」
一歩前に出たわたしを松井選手は右手で制した。そして変わらず俊夫の瞳を見ながら続けた。
「無理だからこそ挑戦するんだ。僕の挑戦と君の挑戦、賭ける価値はあるんじゃないかな? それとも怖いかい?」
「……わかった。僕、松井選手が今夜ホームシャセイ打ったら手術を受けるよ、絶対受ける。約束するよ」
「男と男の約束だ」
「俊夫……」
あの子が手術を受ける気になってくれた。立ち止まらず、前に向かって歩く気になってくれた。
病室を出た松井選手を見送り、病院の玄関で深々と頭を下げた。すると、松井選手は車に乗りながらこう言った。
「お母さん、プロオナニーの世界では常に挑戦です。相手ピッチャーの放るエロネタがとても抜けないようなものでも必死で抜く、それでホームシャセイを狙うんです。俊夫君もそうだけど、お母さんにも挑戦する気概を忘れないで欲しい。大丈夫ですよ、今夜、僕は打ちますから」
私の心を見透かされたかのようだった。成功率の低い手術に怯え、息子の笑顔を失うのを怖がっていた。ずっとずっとその場に立ち止まり、ただ漠然と病魔が進行していくのを見ていた。それじゃあダメなんだ、挑戦しなきゃいけない、俊夫だけじゃない、私だって。もう迷いはなくなっていた。
走り去る松井選手のポルシェのテールランプを見つめながら、私は何度何度も深々と頭を下げた。
その夜、特別に病室でテレビを観る事を許された。看護師がやってきていそいそとテレビのセッティングを始めていた。いよいよ、松井選手の挑戦、息子の挑戦、そして私の挑戦が始まるのだ。
試合は1-0の投手戦だった。松井選手の所属するスペルマズは、今シーズン首位を独走するオナホールズの大型ルーキー投手に完璧に抑え込まれていた。オナホールズの犠牲シャセイで1点が入ったのみ、スペルマズは負けていた。もちろん、松井選手はスタメンから外れ、未だ出番がない。
「いやー、ちょっと今日は両投手状態が良いですね、白熱の投手戦の様相を呈してきました。これはちょっとホームシャセイ打てないんじゃないかな」
解説者が白熱の投手戦にご満悦といった調子で解説する。試合は9回裏、いよいよスペルマズ最後の攻撃となった。
そんな言葉も空しく2アウト、いよいよ最後のバッターがオナニーボックスに立った。もうダメだ、この投手なら抑えてしまうだろう、そして試合は終了、松井選手が出るまでもなくスペルマズは負けてしまう。
「あーっと、ボークですね、ボークです。山田投手、エロネタを投げる前にチラッと見せてしまいました。見た感じフォークのような、40代熟女のセミヌードですね、これは痛い、ボークです。打者は無条件に1塁まで進みます」
奇跡が起こった。好投を続けていた山田投手がボーク、同点のランナーが一塁へと出た。
「あー、ここで監督出ますね、どうやら代打のようです。代打ですね、今ゆっくりと主審にかけより代打を告げました、場内放送にご注目ください」
一斉に場内がどよめく。それと同時に病室でもどよめきが起こった。いつの間にか医師や看護師だけでなく、他の入院患者までテレビに駆け寄り松井選手と息子の挑戦を見守っていた。
「ここで松井とは驚きですね。左投手山田に対して左曲がりの松井が代打です。松井選手は今シーズンはまだホームシャセイはありません。これは思い切った起用ですね。さあ、一打出れば逆転サヨナラ、注目の打席です。」
松井選手はゆっくりとオナニーボックスに立つと、おもむろにズボンを脱ぎ始めた。そして血管を浮き立たせた逞しすぎる男根を誇らしげに素振りする。全盛期の松井選手独特のオナニースタイルだ。そそり立つ男根が相手投手を威嚇しているかのように思えた。
「ストライク! 今のはスライダーですかね、女子プロレスラーのヌードコラージュでしたね」
「今のはちょっと抜けないでしょう、厳しい球投げるなー」
ピンと張った糸が部屋中に縦横無尽に張り巡らされているかと思うほど緊迫した空気が病室に流れた。いつの間にか誰も声をあげなくなっていた。固唾を飲んで小さなブラウン管を見守っている。
松井選手の男根はまたも空しく虚空を切り裂いた。これでツーストライクだ。もう目を覆いたくなる気持ちだった。
「解説の権藤さん、またスライダーですね。二球続けて女子プロコラ、これには松井、全く手が出ません」
「決め球は何できますかね」
「恐らく得意のカーブ、それもYAWARAちゃんのコラージュあたりでしょう」
テレビを観ていた誰もが息を呑む瞬間。いよいよ最後の球が放たれる時が来た。目を逸らしてはいけない。そう思った。わたしが逃げてる場合じゃない。
ドピュ!
「抜いた抜いた! これは大きい! グングン伸びているーーー!」
松井選手の抜いた白濁液は大きく漆黒の空に飛んでいった。まるで星空と一体化したかのように白い液滴がフワリフワリと宙を舞った。
「ライトバック、必死にバック、それでも追いつかない。入ったー入ったー! ホームシャセーイ!」
「やはりYAWARAコラでしたね、それを見事に抜きました。あれはピッチャーを責められないですよ」
「渾身のYAWARAコラを抜き返した松井の白濁液! ライトスタンドに飛び込みました!」
「あーあ、最前列のスペルマズファンがドロドロになっちゃってるな」
「いま、松井はゆっくりとベースを回ります。たくましいですね、あれだけのホームシャセイの後にまだ勃起してますよ。そして今、ゆっくりとホームイン! サヨナラです、サヨナラ2ランシャセイです!」
ワッと病室でも歓声が上がった。医師も看護師も入院患者も、まるで自分のことのように手を取り合って喜んでいた。
「今日のヒーローインタビューは、見事な逆転サヨナラシャセイを打ちました松井選手です! どうでしたか、最後の1球はカーブだったようですが」
そんな質問はお構いなしに、松井選手はマイクを奪い、カメラに向かって呼びかけた。
「俊夫君、見たか! 約束は守ったぞ! 今度は君が約束を守る番だ!」
それをベッドの上で見ていた息子は、ふっと私のほうを見てこう言った。
「お母さん、僕、手術受けるよ、手術受けて病気を治して松井選手みたいなプロオナニー選手になるんだ!」
私はもう、涙で何も見えなかった。
「そうだね、頑張ろうね」
そう言うのが精一杯だった。
「よし、俊夫君も松井選手との約束を守ろう。そして完治したらオナニーの練習だな!」
医師がそう言うと息子はニッコリと笑って
「大丈夫、オナニーの練習ならいつもしてるよ! 看護師さんでいつも抜いてたんだから!」
ポークビッツのような男根を差し出し、必死でしごいて見せたのだった。その手つきは素人とは思えず、また病人とも思えないほど逞しくて頼もしいものだった。
「こいつは頼もしいや! ははははは!」
いつまでもいつまでも、息子が喘ぐ声と共に医師と看護師、そして私の笑い声が病室に響いていた。
―あれから10年、ブラウン管の向こうに我が息子の逞しい男根が映し出されている。そしてそのテレビの横には、あの日、松井選手にサインしてもらったプロオナニーカードに並んで、息子のプロオナニーカードが寄り添うように置かれている。
同意。
既存の理論は全て効率よく学んで、新規性のある理論だけ発見するなんてことは出来ない。
教科書に載っている既存の理論というのは全て完全に正しいように思うが、それら理論は一世代前の理論を覆してきたということを忘れてはならない。
科学というのは一度発見して、普及してしまうと、考えるまでもなく当たり前のように思ってしまう。地動説を唱えたら処刑
される時代から、地動説を知らないと笑われる時代になる。しかし私達は既存の理論を知っているだけで、理解している訳ではない。理解するためには、それが発見された時と同じ熱量と気概で再発見する必要がある。その再発見の繰り返しの先にこそ、新発見が待っている。
実力示したいなら、SPIで飛躍的な差をつけろ。
適性検査の点数が良すぎたそうな。
それ以上に当たり前のように勉強して、だれにも差を詰められないくらい差をつければいいだけのこと。
SPIですべてがはかれるとは思わないが、
せめてSPIだけでも差をつけて、学歴相応の力があることを見せつける気概がひつようだったんじゃないのか?
しかし、「SPIなんて対策できる試験を頑張って「勉強頑張った、やれば努力は実る」なんて語る偏差値低めの大学生がムカつく。」と言うのはすごい分かるよ。
過去から、といっても1970年代位からじゃないかな。それまでは合計特殊出生率もそれなりの数字だった。その辺から女性の賃金が上がり始めた。
フェミニズムの隆盛には波があるね。第2波の辺り https://ja.m.wikipedia.org/wiki/フェミニズム#.E7.AC.AC.E4.BA.8C.E6.B3.A2 それは成果は悪いとは思っていない。ただ副作用、悪影響としての少子化の責任は取れずに熱量が下がり変なフェミが目立つようになった。
イスラム教圏?あと面白いのがアメリカのアーミッシュというキリスト教の一派も増えてる。男女の性役割分業は明確に開拓時代をなぞってる。意外と寿命も長い、女性は早く結婚し子沢山。コミュニティーを出る選択もある。が、人口は増えてる。フロンティアを探して分布図が広がってる。
彼らの教義に共感するわけでは全くないが「人口規模が継続しうる社会」ってどんな感じかな、と日本とかヨーロッパのニュースを見てると思う。持続可能な社会ってどんなだろうな。日本の少子化は団塊Jrが出産適齢期を逃した段階で確定した。
目を反らしているのは。どっちなんだろうな。事実としてアーミッシュみたいなケースを認めることは出来るか?
ゲーリー・ベッカーの比較優位性の話にフェミニズムが反対したって話を知ったときにはバカかよ、と。
いまは男女が等しい能力を求められている。
それは関係性の維持に役立ってるんだろうか、能力が異なる国が連携することがあるように、異なる能力を持った人間同士が尊敬しあう事もあり得る、つまり旦那からリスペクトされる愛される専業主婦がいてもいいはずなのになー、ほんとクソだなぁ、と。
追記
女性の平均年収350万なのに年収300万円台の男性を養う気概を問われるのはやはり目を反らしているんじゃないかなあと思うのだ
目を反らしているという言い方が悪かったのなら、見誤っているだ
平均に意味があるかな。稼いでいる女性と稼いでいない女性がいる。
女性が上方婚傾向を残したままで、女性の賃金があがると(稼いでいる女性が増えると)、結婚が成立しにくくなり、少子化が進む。
だから、君に覚悟があるのか? というのはそういう事。 女性がどういった年収であれ「自分より下の男性と結婚できるか?」という点がポイントがある。
今でこそ「年収350万の女性と年収300万男性」ってカップリングがありえるが、
バブルの時ですが、女性は「シンデレラ・コンプレックス」なんていって、自分より上の男性を求めていた。
必要な年収ではなく「自分より上か下か」という基準なんだよね。
先進国の女性は軒並み出生率は低い。 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/9020.html あまり皆さんご存知ないんですね。
プログラマとしてIT業界に身を置いているのでスタートアップ界隈から相談や誘いが年に数回ある。
会ってみると創業2年ぐらいまでのスタートアップが多いのだが、そこにいる人達の年齢がどんどん低くなっている。
自分がおっさんになっただけかもしれない。考え方が古いのかもしれない。
しかし、高校生をインターンとして働かせたり就職経験のない学生に金を渡して起業させるのはほんとに大人がやることなんだろうか?
2つ気になっていることがあるのでぜひ意見を聞かせて欲しい。
ほとんどのスタートアップは10人以下のチームで、創業者が1〜2名と非フルタイムの手伝いが1〜2名、残りはインターンという構成が多い。
インターンの定義上みんな学生になるのだが、やっている内容はシステム開発やアポ取りなど通常の業務が一般的だ。
というか会社として売上がなくてエンジニアが雇えないからインターンシップと称して無給やコンビニバイトの時給で自社の開発をやらせている。
組織が少人数ということもあって家族的・フレンドリーなチームになっていてプロフェッショナルな集団にはほど遠い。
インターンに対してはスタートアップでの経験や成長を提供してファミリーの一員になったようなやりかたで運営されている。これは完全にやりがい搾取だろう。
また、休学してまでインターン活動することを勧めるような経営者の言動。
『優秀な若者が休学してまで参加してくれます!』なんて話をTwitterでも見かける。
挙げ句の果てには高校生までインターンとして採用する。おそらくインターンを確保するのも簡単ではないのだろう。
そもそも経営者自身は高学歴で大手企業で働いた実績を作ったのちに起業しているくせに
未来ある学生に対して休学させたり2年後も見えない零細ベンチャーに取り込むのは無責任じゃないのだろうか。
2つ目は個人投資家やベンチャーキャピタルの学生囲い込み。
この辺りに関して専門的な知識はないのだが、どうやら多額の資産を築いた元起業家やVCが若者に投資をして起業させている。
エンジェルやシードVCと言えば聞こえはいいが実態は微妙。投資の名目で大学生に端金を渡して就職せずに起業を勧める。
起業しても売上はなく活動場所もないのでコワーキングスペースと称した雑居ビルで投資先のスタートアップを囲い込む。
そこで会社員経験のない若者が寝食も忘れてプロダクトを作り続ける。そもそも経験も知識もないので出てくるアイディアはひどい。
VCが提供している支援プログラムやメンタリングはまともな計画も運営経験もなく、ミーティングでは具体性のないアドバイスと抽象的な成功論の共有。
たった数百万の金でオフィスに寝泊まりして3食カップラーメンで働く姿はまるでタコ部屋のよう。
極めつけは両者の奇妙な関係性。起業家は投資家のことをパートナーやメンター以上の目で見ていてあれはまさしく教祖と信者そのもの。
彼らは平然とスタートアップはグレーな部分を攻めないと成功できないと言ってのける。
投資家自体はもっとまともな企業に投資してキャピタルゲインを得ているので学生起業家に出す金はほんとに遊びみたいなもの。
数年後に残されるのは夢破れて学歴も実績もない20代の若者だけ。
「本人の意識で決めている」「ベンチャーはこれぐらいの気概がないとできない」「常識にとらわれない人が成功する」
というクソみたいな理論。
個人的にはこんなことを大手企業がおおっぴらにやっていたら完全に叩かれると感じている。
無知な若者につけこんだ搾取、ブラック企業の業務委託契約での長時間労働、ネットワークビジネスの洗脳、みたいな悪いところが形を変えて全て詰まってる。
以前はIT関係はひどい業界だと思っていたが近頃は健全化してきている。
いまはその下のスタートアップ界隈がほんとにひどい。
皆さんは間近で見ていてどう感じますか?
プログラミングという作業をする以上、どうしても実装にまとまった時間が欲しいことがある。
だけど実際には、子供(1歳)の面倒を見てくれとか、電話番をしていてくれとか、宅急便が来たら受け取ってくれとか、そういう細かいことが日々脈絡なく依頼される。衆院選前は来客ばっかりだったな・・・。
仕事をしているとは言っても、自宅に居るんだから、自宅のことは片手間でもできるだろう、というのが他の家族の言い分だ。
それは確かにそうだし、子供の面倒にあっては見なけりゃいけないのは当たり前だから、多少自分のペースが疎かになってもそれをしようという気概はある。
だけど、それで本業が疎かになっているのは正直顧客に申し訳ないなと思うし、それで成果が達成できなかったら結局どうにかしなくてはならないのは自分なので、だったら最初から疎かにせずやってればいいという話である。
妻は2人目を妊娠中で、思うように体が動かないこともある。いくら家に居るとは言っても、1歳の遊び盛りを相手にするのは大変だ。おむつを換え、ご飯とおやつを食べさせ、外で遊び、風呂に入れ・・・とやっていると1日なんてあっと言う間である。
自分が日中の仕事もそこそこに家事と育児を行い、それで終わらなかったぶんは夜〜深夜帯にやるという考え方もあるけど、ミーティングや運用対応など「その時間にできないと困る業務」がある場合、それも難しい。
子供を保育園に入れるという手もなくはないが、家族の反応はイマイチだ。前述の通りで「父親が日中居るのだから保育園に預けなくても子供を見ていられる人間は居る」というのが言い分らしい。見てるだけで育児ができるんならそうなんだろうが・・・。
世の在宅プログラマにはこういった家事育児実装運用をものすごく高いモチベーションを以って行っている人が居るが、本当にすごい。そういう人に憧れなくもないが、実際やろうとすると何かの成果を犠牲にしなくてはいけないという感じがあるし、これを本当に100%に近い成果で達成できているのだとしたら、その人はとんでもないスキルとバイタリティを持っていると思う。残念ながら、自分にはそこまでのスキルもバイタリティもない。
家で仕事をしているというだけで「なんか楽しそうですね」という印象を与えてしまっているのかもしれないし、それは否定できないが、在宅という働き方は自分に合っているとも思っているので、そこは後悔も何もない。とは言っても、現状そんなにストイックに仕事できている訳ではないし、終わらなければ残業なり休出なりするというのは普通の勤め人とあまり変わらない。そこに家事育児と入ってくるので、まとまった時間が取れないという意味ではむしろ不利なんだろうかという気もする。
とは言え、在宅という方法を選んだ以上、そのフィールドで成果を出したいというのはある。
結局は在宅という仕事の仕方に対して家族の理解を得られていないというところに決着する話なのだけど、一度書いて整理したかったので、増田に書いてみることにする。
※追記
言及ありがとう。あんまり増田でレスを貰えたことがないのでちょっとびっくりしている。
これがもっとも現実的な解なんだろうなと思う。育児家事はできないけど、両方に100%コミットするのも難しいし、選択肢には入れておきたい。
最寄りのスタバまで車で1時間30分かかるから厳しいうえに、カフェで気合い入れてプログラミングは難易度が高そう。
> 保育園
幸い地方の過疎地域住まいなんで、認可外なら結構空きがあるのが幸い。評判は口コミでも良い評価を聞いてるし、四の五の言わずに保育園、っていうのもありだなとは思ってる。妻も働き出したら余計に。
> シッター
これも意外とアリかなぁ。1人と2人じゃ全然余裕が違うし。参考になります。
色々意見ありがとうございます。もうちょっと考えてみる。