2024-07-08

もはや立憲民主共産保守だし、自民党は嫌われてる

n番煎じだけど都知事選終わりに改めて。

今まで、特に石原都政安倍政権ぐらいまでは

左派リベラル革新

右派保守

っていう明確な対立軸があったからわりとわかりやすかったし、実際2009年政権交代はこのイメージ成功できた。


ただ、立憲民主共産ってもはや「保守」なんだよね。

憲法改正にせよマイナンバーにせよ、自民改革に着手してるのもあるけど、今あるものを守ろうってそりゃ保守に見えておかしくない。それらしいイシュー夫婦別姓同性婚とかか(実際この二つは国民からも支持されてる)。

一方、自民党が革新に振れたかというと流石にそういうわけではない。元々レンジの広い政党ではあるものの、軸は保守には違いない。どちらかというと裏金問題等の既得権益の部分が嫌われてる部分が大きい方は思う。

まり「現状に不満があるから与党自民党は嫌いだが、立憲や共産もっと嫌い」というのは「既得権益を壊したいが、旧態依然とした保守もっと嫌い」であるということ。

よく昔のインターネットでは「愛国保守」とか「反日リベラル」とかのレッテル張りがなされていたが、それでいうなら「愛国革新」ともいうべきものを求める人間が若年層を中心に広がってきてるんじゃないかと。

そのイメージを脱却して第三極になろうとしたのが維新国民民主だろうけど、この3年半国政選挙がないのが痛かった。この2つは自民党嫌いの立憲・共産嫌いという中道右派左派の層を取り込もうとしたけど、それは選挙得票数を増やしてバンドワゴン効果的に支持を増やしていくタイプなので、選挙が無い時期は弱い。さら維新万博ネガティブイメージ国民民主は相次ぐ離党等で支持が冷え込んだ。


その間隙を縫ってきたのが石丸小池蓮舫、二つの保守」に立ち向かう「革新」として、維新の推薦を断り党派性なしで挑んで見えるようなブランディング

本質的には中川暢三に近く、強い思想はなく選挙に勝つこと自体目標に見えるけど、ただの泡沫候補に終わらなかったのはYouTubeTikTokというシステムをうまく利用した点。

地盤看板カバン」のうちSNSだけで「看板カバン」を賄えるって、考えついてもなかなかできない。というか政治家として実績がある人ほどできない。調整や利害関係無視してるからこそできる所業

結果的には党派色も薄く失策も少ない小池が強かった(東京ってなんだかんだ日本で一番恵まれてるんだから現状維持割合が多いのは当然ちゃ当然なんだけど)けど、インパクトはあった。特に最も数の多い無党派層では石丸小池を喰ってたからね。

ただこのブームが続くかというとわからない。安芸高田市長を辞任してYouTubeという「晴れ舞台」を失った以上、継続的アピールしていけるのか。

他の候補者も同じ手法をとってきたときにどうなるのか。

どちらにせよ言えるのは、今後の選挙は二つの保守」にとって今までの戦い方だけでは通用しない選挙になっていくんだろう。

  • 弱者男性だけどお前は賢い。勿体ないからリベラルやネトウヨなんかには絶対になるなよ だから連中には反日左翼認定されたりネトウヨ=弱者男性=オタク=統一信者=自民党支持者認定され...

  • いつも陳腐な分析を嬉々としてその書き込んでいるね

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん