はてなキーワード: ブラックとは
ブラック企業で過労死寸前の人にインタビューしても「自分の意志で働いているし自己責任です」と言うかもしれないが、外野から「いやいや、君それブラックだから」と口出しするのはアリでは?
それなら、社会的な搾取の構造の渦中にある人が「自分の意志でやっています」と言ったとしても、外野から「いやいや、それ搾取だからね」と口出しするのもアリじゃね?
……というのが、おおむねそういう発言をする人の理路であり、それは、そこで働く人を馬鹿にしているというよりは、「渦中にあると自己を客観視しづらい」という、ただそれだけのことだと思う。
吉岡里帆が過去の水着グラビア仕事についてどう思っているか、の解説みたいな記事 https://note.com/774notes/n/n70ee8ae3a6bf
を読んで思ったこと
自分は40代で新卒入社でコンサルティング会社に入った。20年前くらいね。
20年前くらいは「良いコンサルタントになるには、長時間労働+高プレッシャー・パワハラすれすれの指導に耐えるプロセスに耐えて当然」みたいな雰囲気があった。おかげで自分もブラック労働を経験した。朝8時に出社して夜11時まで仕事して休日出勤、みたいなスケジュールがざらにあったし、上司やクライアントから激詰めされることも多かった。その会社は親の介護とかあって8年くらいで辞めた。
今はぜんぜん違う職種になったけど、コンサルタント時代の経験はすごく糧になってる。知識やスキルもそうだし、自分の体力も限界も知れたし、高ストレスの会議にたくさん出たおかげでトラブル対応に全然ビビらなくなった。今そこそこ出世できているのは当時の経験があるからなのは間違いない。
とはいえ、「当時の経験はいい経験でした!」って全面的に肯定できるか、っていうとそれも難しい。先輩や後輩の中には心を病んでしまった人も多いし、同業界の他社ではプレッシャーに耐えきれず自殺した人もいると聞く。自分は心身ともに健康だから糧にできているけど、病気になっていたらそんなこと思えているかは自信ない。在籍時に「長時間労働でスピード出世コース」と「普通の労働でゆっくり出世コース」があったとしたら、ゆっくり出世コースを選んでいたのではないかとも思う。週に90時間くらい労働してた時は、本当に仕事が嫌だったしね。今となっては思い出の一つだけど。
ただ、ブラック労働的な環境がすごく好きな人もいた。口では「2日連続徹夜でしんどかったっす~」と言いながらも笑顔で働き続ける人。そういう人に聞いたら肯定的な答えが返ってくるだろうとも思う。
吉岡里帆の記事を読むと、彼女が今現在グラビアの仕事を肯定的に捉えていることは分かったし、それはそのとおりなんだと思う。ただ、もしグラビアやっても女優として全く成功していなかったら肯定できたのか、とか、グラビアやらなくても女優になれる道があってもグラビアやったのか、とか、自分でやることを決めたというより「女優として成功するには当然グラビアをやらないと」みたいな雰囲気に流されてしまったのではないか、とか、そういう疑問は色々湧く。「お前のブラック労働に対する気持ちを吉岡里帆に投影しているだけじゃないか」と言われたらそうなんだが、でもそういう風には思ってしまう。
吉岡里帆のインタビューを「グラビアをやっていた人は実はグラビアが嫌いなんだ」という主張の根拠として使うのは不適当だと思う。ただ、吉岡里帆のインタビューを根拠に「グラビアをやる人はグラビアをやることに感謝しているしグラビアを肯定しているんだ」みたいな主張をするのも、同様に不適当だと思う。少なくとも「この仕事はやりたくない」という思いは尊重されるべきだと思うし、「グラビアを好きな人がいる」ということは「グラビアやってる人が皆グラビアを好き」なことを意味しないし、「嫌なら辞めろ」がちゃんと通用するのかどうかはちゃんと確認しないとダメだと思う。
男性の胸囲と女性のアンダーの差20cmあるから入らないだろうし、入ってもまじで苦しいだろうってのが一番
昔ふざけて旦那につけさせようとしたけどブラ壊れそうでやめた
2-30代のBMI30越え女とか3%もいないし、肥満は遺伝するから姉が肥満なら弟も肥満の確率高いし、まず無理じゃん
次に、いつ盗んでどうやって家族に隠し通してるの?ってこと
下着入れからブラ無くなってたら気づかない?(男ならわからんかも)ブラって数千円とか余裕でするし
最後に、会社の上司弱すぎない?外資ホワイトコンプラ!みたいな会社ならわかるけどさ、限界になるようなブラック職場で急に女性下着マンに対してだけ逃げ腰になる意味がわからないよ…ブラックでも服飾規定とか定めてるだろうし、適当に理由つけて引き止めるしょ
零細システム屋なんだけど、社長がこんなことを言っててドン引きした。
客に丸投げしてくれって言ってるんだけど、これをきいてたのもしいなんて思う客がいるのだろうか。
「お前はバカのままでいろ、そのほうがうちがもうかるから」って言ってるように聞こえた。
anond:20230612125242のブコメ見て、暢気すぎでは? と思った。
子役を禁止するのは無理でしょ。歌舞伎や宝塚を敵に回すつもりで?長年の蓄積を必要とする芸と、単なる被写体じゃ流石に比較するのは無理がある。子供の自己決定権「だけ」を外部が勝手に当てはめられないだけ
容姿端麗な女性しか採用しませんよ、と明言してる劇団なんて、ルッキズムの助長でキャンセル一択でしょw たとえ演技力がどれだけ優れていても顔面が整ってなかったら入学できない、劇団に所属できない、なんて、ド直球のルッキズムですよね? ザ・就業差別じゃん。
たとえばアニメ『SHIROBAKO』は「女性はある種の規格に収まらなければ存在自体がないことにされる」って進歩的な映画評論家の人から酷評されてましたけど、アニメですら美少女ばかり出すルッキズムは批判されるようになってきてるんだから、顔の美醜によって合格が左右される学校や劇団なんてもう存在自体がアウト以外の結論なくない?
ところで宝塚歌劇団って2022年に『王家に捧ぐ歌』っていう公演をやってるんですよ。これは『アイーダ』っていう、古代エジプトの軍人とエチオピアの王女との恋を描いた作品が元ネタなのね。で、公式サイトを見てみると……
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/aida/index.html
……エチオピア人役の人、肌を濃いめの色で塗ってるよね? これブラックフェイスじゃない?
っていうかアフリカ系の人の役を非アフリカ系の人が演じるのってホワイトウォッシングで文化の盗用じゃない?
というわけで、進歩的でポリティカリー・コレクトな価値観を採用するなら宝塚歌劇団は問答無用でアウト、キャンセル一択です。みんな危機感薄すぎなんだよな。宝塚ならセーフだとでも本気で思ってんのか? いやいや、ポピュラーカルチャーの中でも一番ヤバいのが宝塚ですから。
信じられないだろうけど書いてあるんだよね。団員を養成する宝塚音楽学校の募集要項見てみ。
この学校を出てないと団員になれないので、事実上これが入団の条件というね。ド直球すぎてドン引きしちゃう容姿差別なんだよなぁ。
ルッキズム否定し始めると芸能、推し活すべて否定しなくちゃだからフェミの人も全員ルッキズムに否定的というわけではない。女性差別とルッキズムをごっちゃにして同じ問題にしようとするのはどうかと思うよ
公共の場での架空の萌えキャラにさんざん物申してきたんだから、「たかだか」推し活程度のために実在の人間の外見に基づく就業差別というド直球の人権侵害をかばうなよwwwwww
萌えキャラは性的消費! 海外ではありえない! の大合唱だったんだから、ブラックフェイスの扱いも海外並みにしろよwwwwwwwwwwww
ちな、カナダのジャスティン・トルドー首相は学生時代のおふざけで『アラジン』の衣装でブラックフェイスやって謝罪に追い込まれてるからなw たかだか学生時代に顔を塗って『アラジン』のコスプレしただけで非難轟々なんだから、現在進行形の宝塚が許されるわけねえよなあ? 今からでもタカラジェンヌは謝罪会見開いて二度と黒塗りしませんとか言えばいいんじゃね?
美はもともと差別的なものだからねえ。理性でどうにかしようとするには限界がある。容姿にこだわらない宝塚を旗揚げしたらいいのでわ
ウケる。やるべきは「容姿にこだわらない宝塚を旗揚げ」じゃなくて「容姿にこだわる宝塚の廃止」でしょw どんだけ女性文化に甘いんだよ。
ルッキズムを広く適用しすぎなんだよ。同じ仕事内容(成果)でも外見で給料が違うとか、裁判で同じ罪状でも外見や態度で判決結果が異なるとかは問題だが、演劇で外見がいい人間がいい役を得るなんてのは違う
あれ? 『月曜日のたわわ』のときは「巨乳JKとのラブコメ漫画は大きな胸や女子高生を性的な目で見る風潮を助長」って言われてた気がするんだけど、気のせい? たかだか漫画で女性を性的に見る風潮が助長されるんなら、実在の劇団が容姿に基づいて実在の女性を就職差別してることは、漫画以上に女性を外見で判断する風潮を助長するんじゃないんですか? でかいリボンの後ろで微妙に乳が揺れるへそ出しVTuberは性犯罪を助長するって全国フェミニスト議員連盟さんが言ってましたよ? 顔が良くない女性を差別する現実の劇団の存在は女性差別にいったいどれだけ甚大な影響を及ぼすんでしょうね。想像もつかないなぁ。
昔、増田でヅカファンの先回りの憂いを見たなあと思った。確かその時は人種ステレオタイプ的なキャスト設定を海外から問題視され攻め込まれたら?とのIFだった。
anond:20180106164019とかanond:20180316000039ね。定期的に黒塗りやってるって聞いて笑った。性的ステレオタイプの再生産が許されないなら人種ステレオタイプの再生産も許されないんで、まあ宝塚愛好者は女性の性的ステレオタイプ表現を愛好する人たちに向けられるのと同程度の視線を向けられればいいと思いますよ。議員連盟や国連機関から非難されるとかね!
役者の黒塗りについては「役(仕事)を奪われた」が主な論点になるので単なる差別の問題とは少しずれる。ただしそこから派生して「宝塚は異人種を受け入れているのか?」という問題も考える必要が出て来る。
黒塗り批判が役者の雇用問題が主論点ってどこ情報? だったら、数十年前に学生の余興として黒塗りしたカナダ首相はどうして叩かれたんですか? 誰の仕事も奪ってないのに! これはつまり黒塗りそのものが駄目ってことだと思いますよ。
そもそも宝塚歌劇団の公演を見てもないのに見てきた体で叩いてるの何なの?公共施設でのロリコン向け水着撮影会が中止に追い込まれそうだからと必死に別の話にすり替えて叩いてるようにしか見えんよ。まず見ろ。
それwwwwwwフェミに言えよwwwwww
『宇崎ちゃんは遊びたい!』や『ラブライブ!サンシャイン』や『月曜日のたわわ』を見もせずに焼いてきた連中に言えよwwwwww
俺はみかんのポスターのときにフェミ連中がラ!のことエロアニメって言ってたの忘れてないし、宇崎ちゃんのこと男が女を雑に扱う女性蔑視漫画って言ってたのも覚えてるからな。見ずに批評はフェミニスト連中の十八番だろ? 悪いな、その十八番って誰でもできるやつなんだわ。
程度問題なので… 宝塚歌劇が毎日午後4時から国営放送で放映されるほど普及した世界線だったらもっと非難されていたかもしれない。
でも、アニメ化発表前の『宇崎ちゃんは遊びたい!』は燃やされたし、マイナーなご当地VTuberは議員さんたちから叩かれたし、『月曜日のたわわ』なんてアニメ化すらされてないのに国連が出てきたし……これらと比較するとものすごい普及してると思うよ宝塚って。広告に問題があるというなら、宝塚の広告の方がよっぽど献血ポスターやみかんの販促イラストよりも人目に付くだろうし……
2023-06-11
増田に入り浸っていたら至司法試験に合格して弁護士になったらブラック事務所に就職しちゃって鬱になった弁護士増田だよ!
初めましての人が多いかな!
そんなわけで例の共産党の水着撮影会の件、これを肯定出来る法律家は活動家に軸足のある方以外はほとんど居ないんじゃないかな。
そりゃ依頼者に金払うから正当化してって言われたら屁理屈を考えるけど、そんな八方美人気味の自分でも依頼者に説教しちゃうかも☆
今回の件、共産党の方は水着撮影会が良いか否か未成年の水着が良いか否かと言った価値判断の違いと思ってるかもしれないけど、これは列記とした国民の人権への直接的な制約だよ。
水着で肉体美をアピールするという表現の自由、撮影をして発表するという表現の自由、主催者の営業の自由…。
これらは個人の自己実現に資する権利だから価値の高い人権だよ!
これらを制約することが許されるにはかなりハードルが高いよ!
共産党の方は、対与党では人権侵害を批判する側にいると思ってるのかもしれないけと、対国民では権力者側にいるってことを自覚して欲しいね。
この文章は24卒の文学部に所属している私が書いたもので、同じ文学部の人たちや学部を悩んでいる高校生、その親御さんとかに向けて書いているつもりです。キャッチーなタイトルにはなっていますが私は文学部が好きだしここで勉強できて良かったなと思っています。主に文学部での大学生活と就職活動について正直に書いていきます。進路選びの参考にしてください。構成を決めず、思ったことの羅列なので読みにくかもしれません、すみません。読んでいるうちに私の所属にピンとくる方がいるかもしれません。その時はおすすめの東京のご飯を教えてください。
24卒私文。都内近郊生まれ都内近郊育ち、中高一貫からMARCHへ。やや厳格な家庭だが進路や普段の学習・成績ついて厳しくは言ってこない環境で育つ。
サークルなし、体育会なし、大学に友達(と呼べる関係の人)マジでゼロ、長期インターンなし、普通のバイトと特殊なバイト
一言でいうと文学部はおすすめしません。やめておきましょう。なぜなら文学部の授業で聞くことは基本的にやる気があれば調べたり本を読んだりすることでみにつけることができるからです。特に国文系や史学系は新しい事実が追加されることがあまりなく、すでに体系化されたものをその科目のオタクの先生が楽しい感じでおしゃべりしてくれるだけだからです。要するにうんちくマンにはなれますがご飯を食べていくための能力は授業だけでは身につかないかなと通って思いました。いつか忘れましたが阪大の文学部(?)の卒業式で部長っぽい人が言っていた「文学部の学びは金にならないけど人生の節目節目で生きてくる」(意訳、ググって読んでください。これを読んでいる人には刺さると思います)の通りだなと思います。うんちく(笑)がたくさんあるに越したことはありません。けれど考えてみてください。あなたが面接官だとして、マーケティングを学んできて神話や文学の知識にも明るい商学部の人とレポートの文字数を稼ぐのが異様に得意で国生み神話を事細かに話せる文学部ではどちらの方が欲しいですか?(泣)私はこのことに大学4年の春に気づきました。「イザナミとイザナギが空からぐちゃぐちゃにかき回したらできた島が淡路島なんですよ〜!」っていう知識が会社で顧客の獲得に大きく貢献するでしょうか(涙)。あなたの文学部での研究が面接官にまったく刺さらなかったらどうでしょうか(涙)。私は広告に関する卒論を書いていますがマーケ的な視点ではなくシンプルに趣味で調べましたみたいな内容なので全然ウケないです!
なので今進路に迷っている高校生はよっぽどの確固たる動機がない限りは文学部を選ばない方がいいと思います。理由は①やる気さえあれば本やネットで十分に学習できる、②会社で直接役に立てる知識が身につきにくいからです。数学ができるなら商学部や経済学部、そうじゃなくても文学部以外だったら基本的に会社の仕事に直結できるようなスキルが身につきやすいのではないでしょうか、知らんけど。たとえば法学部とかだったら薬の会社の法務職とか、マーケ勉強してたらマーケターの採用もあるので学びと結びつけやすそうだなと就活して思いました。
では私には確固たる動機があったのでしょうか。ありました。高校生時代のある経験から「広告をつくりたい」という強い思いができたこと、その経験から文学部で勉強するという動機がうまれ進学を決意したのです。今思うと大学入学時にすでになんとなく行きたい業界(広告)が決まっていて、かつ広告に関係することで卒業論文を書こうと決めていたのでなんとか納得のできる就活ができたのかな、と思います。結果として行きたい業界で満足できる会社の内定をいただけました。ふわふわした感じで「歴史が得意だから」「源氏物語が好きだから」「神話をもっと詳しく知りたい」みたいな趣味ベースで行ったら苦労すると思います。その好きや趣味の先に「こういう仕事、業界で働きたいから文学部で〇〇を勉強するんだ」というビジョンがない限りは文学部は選ばない方がいいと思います、マジで。文学部で就活に成功するのは基本スポ薦でゴリゴリ体育会ウェイか授業最低限で長期インターンハマり奴か公務員になろうという意思を持って1年から公務員就職に関する勉強や情報収集をしている奴です。何も考えずに大手受けても普通に落ちます(笑)パンフレットに載っている大手や勝者で活躍している先輩の紹介はマジのマジで一握りです。各大学が出している学部別の「就職先企業データ」をみましょう。何も考えず王手を受けるのはMARCHの文学部では心もとなさすぎます。運動部全国大会系ガクチカ、長期インターンガクチカなどが作れない(作る気ない)けど文学部で趣味の延長線上みたいなことがしたいならとにかく上位の文学部に入りましょう。
教員志望は学芸大学とか早稲田の教育とかとりあえず知名度とか偏差値の高いところに行くべきだと思います。理由は周りの(っていっても友達がいないので雰囲気でだが)教職履修者は大体途中で履修をやめているからです。文学部というのはおそらくどこの大学も専攻がわかれていて、国文とか史学とか色々あってそれらの必修をなんとなくとっていれば教員免許に必要な選択単位が自動で取れるのですが教職のための科目を取らなければいけません。教職科目は履修人数が多くてテストありきで(レポートや出席点がない)落とす可能性があったり、土曜だとか平日の遅い時間か1限に授業が入っていて「とりあえずとっとくか〜」のノリでとった人は大体やめます。教職は保険代とかであまり課金せずに取れる資格課程なので辞めるのもハードルが低いのでしょうね。教職履修者で残るのはマジの教員志望と親が教員でとりあえず受け続けている真面目なやつくらいです。なので「1年の時は教員になろうと思っていたけれど3年になってやっぱ一般企業にしよ」とか言う人も多いと思います。なので高偏差値の教育学部に行っておけば教員という道をやめても就活市場で戦える可能性が高くなるのではないかと思いました。
ここまでできれば文学部はやめとけの路線で行きましたが、文学部でできること(いいところ)をいくつか挙げておきます。
文学部は経済や法と違って知識の定着を問う試験はあまりありません。(もちろん試験ある科目も一定数ある)基本的に14回分の授業を通して考えたことやそこから発展して自分で決めたテーマに沿ってレポート(最低2000字くらい)を書くことのほうが多いです。文学部はどちらかというと知識や体系を詰め込むところではなく「ここまで色々話してきたけどじゃあ貴方はどう思うの?」と問われることが多いところなのかなと思います。文学部に入学するということは基本的に中高時代に作文などで苦労したことが少ない人が多いと思うので元からある程度の作文スキルがあるでしょうがそれがより強くなります。難解な表現やカタカナ語を駆使して中身がないのに文字数のある文章を書けるようになったり、参考文献を読む機会が多いので要約する力や全然関係ない学部の他校の友達のレポート代筆ができるようになります。多分3年生くらいになると最低2000文字のレポートを課されても「ツイート15個分カァ」くらいになると思います。授業の感想を毎週数百文字で求められる授業も多いので文字数を稼ぐ文章力や考えを整理する力、あとはブラインドタッチができるようになります。(逆にこの力を4年かけて400万で欲しいですか?笑)
②ずっと日本史とか世界史の教科書の端っこのコラムみたいな話が聞ける。
文字の通りです。その分野のオタクの先生がコラムみたいな話を100分盛りだくさんで話してくれます。考えてもみてください、文系(人文社会学)で院行くだけでもかなりのキテレツなのにそこから大学教員で研究者になるってよっぽどの厄介オタクですよね。先生に質問とかすると基本ニコニコされるし気に入られます。中高の頃先生と仲良くなるのが得意だった人(仲良くなりやすい人)は中高の延長線上みたいな授業になるのではないでしょうか。
③一般教養科目がめちゃくちゃある。
どこの大学の文学部でも大体当てはまると思います。専攻や専門以外の文学部の授業がたくさん取れます。国文系でも哲学や歴史、心理、宗教など幅広く授業をとることができるので(めちゃくちゃ偏見だけど)楽単度合いで選ぶよりも内容で取りやすい、しかも大体が出席とレポートで簡単に単位が取れるのでおすすめです。あそ文学部の所以ではないでしょうか。
パッと思いついたのはこれくらいです。基本的に高校時代までの趣味嗜好がそのまま勉強になるみたいな感じなので授業そのものは満足できると思います。
就活について
就活は広告、テレビ、出版、映像などクリエイティブ系を見てました。また好きな商品やサービスを宣伝するのも楽しそうだという思いからメーカーもいくつか受けました。メーカーは全て「ES落ち」でした(笑)。保険などの無形商材と不動産と金融、コンサルなどは「私如きが人様の人生に口出しできない」という思いとウェイ系が多そうということで受けませんでした。文学部は大学によっては教員・公務員志望がほとんどで大3の夏になってもサマーインターンの話が全く出ないみたいなこともザラなので仲間が欲しいとかなら他のコミュニティに入るか文学部はやめましょう。就活を始めたのは大学3年生の春で、といっても春は片っ端から興味のある会社のマイページを作って本格的にやっていたのはサマーインターンの応募からでした。ちなみによくtwitterとかでみるサマーインターン経由の優遇・内定を勝ち取れるのはごくごく一部です。期待するのはやめましょう。また、twitterでゴリゴリサマーインターンを勝ち取った報告をする人がいますが病む必要はありません。意識が高いからtwitterをしているのです。いい結果の時しか呟かないでしょうし、心配する必要はありません。夏インターンに参加できたのはテレビ局(単日開催→上級参加)と誰でも参加できるキモいベンチャーのふたつだけでした。キー局と電博、読広、D2C、NTTとかの大手をミーハーで出してました。インターン参加しなくても本選考が始まると説明会や座談会がたくさん組まれるので大丈夫ではあると思います。20社参加した!とかいうのもあまり気にしないようにしましょう。
私が就活を終えたのは6月に入ってからでした。ありがちな秋〜冬の大手に落ちまくってバリ病んでいたところ、たまたま行きたい度が高かった会社の選考がとんとん拍子で進んで内定をいただくことができました。大手だけ見るのはマジで精神を病みます。行きたい業界の大手と業界10位以内くらいまでの会社をとりあえず出して、あとは駒を増やすために逆オファーサイト(オファーボックス、ABABA、ネオキャリアなどなど)を登録するといいと思います。逆オファーは有名な(かつブラックである)飲食チェーンとレバや某ハウスみたいなウェイベンチャーと零細意識他界ベンチャーしかないので、逆オファーサービスメインでの就活はやめましょう。
あとは話せる人がいるって大切だなと思いました。学校の環境が就活モード低そうであれば夏秋冬のインターンに参加して居合わせた学生とインスタなり交換して情報交換できるようにしましょう。私は大学での友達がマジのガチのゼロでしたが夏インターンで出会った子と励ましあったり情報共有をしたりしていてメンタルが保てました。有名かつ人気の企業のインターンに「選抜」されているということはそれだけである程度優秀なのでぜひそこの繋がりも意識してみてください。大学が違う方が僻んだり妬んだりしないのでなるべく違う環境で生きている子の方が精神が安定するしモチベも保ちやすいです。
ESや面接のガクチカは特殊なバイトをしていたことと特殊なゼミに入っていたこと、地元でのボランティアでの活動を出す会社によって分けていました。これらの活動をしていたのはサークルなどに入っていなかったのでガクチカ代わりになると思ってやっていました。ゼミの方は結構ウケて、特殊なバイトの方は広告・エンタメ系ではウケました。結果として行く会社に内定をいただけたのは特殊なバイトを面白がってくれたからだと思っています。文学部の人は学部に華がないので大学+自分にしかできないような経験が必要じゃないかなと思います。商とか経はよくゼミ大会とかゼミでコンペに出すこともあるのでゼミがガクチカになりうると思いますが自分の趣味を発展させただけの文学部でのゼミの活動は「で、なんか役に立った?(笑)」になってしまいがちです。クリエイティブ系を目指すのであれば変なバイト、特殊なバイトをしましょう。特殊なバイトというのはタピオカ屋やスタバ、高級焼肉などある程度のハードルが必要な飲食もいいですがライター、特殊清掃、ラブホ、街ゆく人の数数えるなど人とのコミュニケーションや人間観察ができる、価値観に影響しそうな仕事を選ぶといいと思います。私は上に書いたようなバイトを経験しました。話すと結構興味を持ってもらえました。SNS運用インターンもいいですが、特殊な経験をうまく話したり表現することができると食いついてくれる(おもしれ〜女・男認定される)のではないかと思います。
ガクチカについては「これまでの学生時代」や「いつでもいい」などがない限りは基本大学での活動にしていました。高校時代のを話すときは文化祭でのリーダー経験でした。ガクチカを「作る」のはお勧めしません。せめて経験を「盛る」くらいにしておきましょう。周りの話や感覚としては「サークル活動」は弱いです。圧倒的に「体育会」が強くて次点で「長期インターン」です。行きたい業界に関連した会社のインターンがおすすめです。おそらくその長期インターンはベンチャーが多いと思いますが間違えてもそのベンチャーに魅せられて就職したりベンチャーで就職するのはやめましょう。
個人的ヤバい(ヤバそう)会社の見分け方は①20代で人事、②HPや会社説明文をみて一発で何をしている会社かわからない(成長・やりがい・仲間みたいな単語で内容が薄い)のは要注意です。特に①で外したことはないです。(D◯M、〇―〇〇〇〇〇、すか〇〇―◯など飲食全般)ベンチャーはベンチャーでも出資元が老舗企業だったりキャリアのある中途が多い人は結構印象よかったです。(タクシー配車アプリの会社とか)
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。文学部の受験を考えていた方は考え直してくれたでしょうか。推薦で文学部を考えている人も私の文学部での生活をぜひ参考にして自分でもイメージしてみてください。教員や公務員志望の方は文学部でいいと思います。結局文学部だけに限らずどこでも大学では「自分の意思」が非常に大切です。周りに合わせていたら詰みます。一緒に行動している友人が就活を始めるのが4年の4月だったらあなたもそうしますか?面白くなさそうだけど友達がとるからその授業をとりますか?ぜひ自分の意思で行動してみてくださいね。
文学部に行きたいと思っている後輩へ
考え直してみましょう。〇〇について詳しく知りたいな〜くらいの動機だけじゃないですか?大学の文学部ではその〇〇を知った上で何か新しい視点をみつけなければいけません。自称進に通うあなた、先生に穴場学部として文学部を勧められていませんか?早慶くらいならまあいいかもしれませんがMARCH以下ならやめておきましょう。MARCHで文学部に滑り入るくらいなら勉強して文学部以外に入れる成績に持っていくかランクを落として法学部に入ったほうが就活楽そうに思います。(個人の感想)旧帝以上なら学歴に箔がつくと思うので文学部でもいいと思い Permalink | 記事への反応(30) | 15:34
1996年卒の女です。昔の話で記憶もあいまいだけど突然書いてみる。
私が就職活動した年は多くの企業が採用をゼロか前年度よりもぐっと絞っていて、特に女子には説明会の案内などもほぼ来ない。
当時は企業にハガキを送って資料請求し、応募書類を取り寄せて応募する方式。
私はそんなことが頼めるような親しい男友達はいなかったので、自分宛てに来た少ない資料や学校に来る求人票などで応募していた。
面接は50社くらい受けたか。10社くらいは役員面接まで進んだけどだめで「社会に必要とされてない」と感じて毎日泣いてた。
結局、小さなソフトウェアの会社で内定が出たので、そこに決めた。自社開発はほとんどしてなくて、大手の下請けの仕事。とにかく仕事がやってもやっても終わらない。
今で言うブラックで毎日始発で出社、終電で帰宅、土日祝はも進捗遅れを取り戻すために出社、客先での本番検証の時は大体トラブって2日くらい家に帰れないような生活だった。給料はもちろん激安。プライベートな時間がなさすぎて彼氏にふられたし、友達とも疎遠になった。
3年目で第一種情報処理技術者試験(当時)に受かったので転職先を検討しようかなと思い始める。私の働き方を心配していた親が新聞で見つけた求人広告に応募してみたら、あっさり決まりホワイト企業に転職できた。SEの経験を生かせる事務職みたいな仕事で、仕事は前職と比べると楽で休日は休めるのに給料は2倍くらいになった。ああ命拾いした、抜け出せてよかったなと思ったよね。
会社が嫌で夜寝るのが恐い。日曜の夜なんか最悪だ。
ブラックからホワイトに転職したら、就業条件はホワイトだけど現場の空気はブラックだった。
ヒスお局と苛め体質の古参が元凶。陰口に付き合わされるのも嫌だし、仕方なく同意するとこっちが陰口を叩いたことにされたりするのも最悪だ。子供みたいで情けなくなってくる。早く転職したい。
会社が嫌で夜寝るのが恐い。日曜の夜なんか最悪だ。
ブラックからホワイトに転職したら、就業条件はホワイトだけど現場の空気はブラックだった。
ヒスお局と苛め体質の古参が元凶。陰口に付き合わされるのも嫌だし、仕方なく同意するとこっちが陰口を叩いたことにされたりするのも最悪だ。子供みたいで情けなくなってくる。早く転職したい。