はてなキーワード: 領収書とは
舛添のあれなんて、収支報告書のなかにいくつも公費を私的に使ったんじゃないかという疑惑があるだけで、それら数万から高くても100万程度のものがチラホラでしょ?
説明の通りお土産に使った報告がないから虚偽記載といわれてるだけで。
そもそも収支報告書に1億円も記載漏れの使途不明金あって、領収書はないし全部秘書のせいで細かいことはハードディスクがドリルで破壊されたからわかりません!って人をみんな忘れてませんかね?
大臣は辞任したけど議員は辞めず、また当選したから有権者には許されたことになったドリルクィーンです。
使途不明金1億ですよ?
虚偽記載含めると3億超でしたよね?
あいついいの?
すげええええええええええ同意
http://anond.hatelabo.jp/20160524012315
この東大卒おばさんの文章をふむふむと読んでいたがラストのコレ
「国の税金も会社の経費も使えるだけ無駄に使ってやろう」って言ってるのみて勢いつけて右頬をグーで殴りたくなった。
自分貧乏育ちなもんで。カレーに入れる肉買えなくてちくわ入れて育った家庭なんで。
同じ気持ちになるのが政治家がなんでもかんでも政治資金使ってお買い物してる報道みたときと、
ウチの会社に天下りしてきた元公務員が湯水のように会社の経費使ってその領収書を自分が整理してるとき。
そのお金、地面掘ったら沸いて出てくるわけじゃないんですけど。
バカなのですか?
大学まで行ってそういう思考回路なさるとはバカなのですか??????
お昼休みには室内の電気消しましょうって書いてるの読めませんか???????
電気のスイッチ1時間オフにするのと、スナックのおねーさんにムダ話聞いて貰うの1回我慢するのとどっちが節約になるのかな???????
スマホとMacをジモティっつうフリマ・物々交換サイトに出そうとしたら、
まず出品アイテムの運営チェックがあるからすぐに投稿が公開されない
チェックが終わってさあ公開されてばんばんメールくるぞとwktkしてたら、
運営からきたメールは、高額商品だから身分証の画像を登録しろと。めんどくせ・・・
ここでがくっと熱が下がった
しかも免許だけじゃだめで、免許+保険証の画像を登録しなきゃいかん
( ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ たかがフリマサイトごときに
でもそんだけで高く売れるならいいかなと思って登録
そんでこれでようやく公開されるかーと溜息交じりに待ってたら、
さらに運営からきたメールは「詐欺に使われやすいものだからID付の画像うpしなおせ」って連絡
もうさすがにうんざりして愛想が尽きたので、通信買取で業者に売ることにした
だってこれでID付でうpしてようやく公開されたら、今度は常識のないコジキどもの相手しないといけないんだよ
労力に見合わなすぎるわったく
運営の対応は早いっちゃ早いけど、めんどくさすぎてとても今後使う気にはなれない
メルカリみてーにあえてザルな運営してくれてたほうが、運営もラクだろうしこっちもラクだわ
ジモティ終わったな
こないだの強敵(とも)は凄かった。
〜 元気そうな婆さん来社。連れ数名は境内をうろうろしてるものの、なぜか受付には入ってこない。〜
ヴァヴァ「ごめんくださいませ」
ヴァヴァ「あの、男二人が厄で…」
ヴァヴァ「ヨソの神社で貰った厄年表で見たんですけど、(見覚えのない厄年表を広げる)息子二人が厄のようで…」
神主様「(なぜそのヨソの神社で厄除けしないのか)ああ、そうですね、同じ厄年表ですね」
ヴァヴァ「ハア?」
神主様「(耳が遠いのか)」
ヴァヴァ「この子が昭和三十一年生まれなんですが…(名前の記された封筒を二つ出す)」
神主様「(やや声量を上げて)本厄ですね、こちらは前厄ですね」
ヴァヴァ「ハア?」
神主様「(いや違うな、耳が遠いわけではないな、単に聞く気がないタイプだこれ)」
ヴァヴァ「住所と氏名も書いてきたんですが…(記入済みのヨソの神社の祈願申込書を二枚出す)」
神主様「(ここまでしっかり用意して、なんでそのヨソの神社で厄除けしない)…写させて頂きますね」
ヴァヴァ「ハア?はい」
神主様「(凄いな…還暦の息子二人、結婚して子供もいる60の息子二人の厄除け祈願を、その母親が依頼しに来るのとか初めて見たわ)」
ヴァヴァ「あの、今日は上の息子しか来てないんですけど、下の息子は来てないんですけども、やっぱり揃っていた方がいいでしょうか、上がって祈願受けてもいいんでしょうか」
神主様「そうですね、やはりご本人様の厄をお祓いするわけですから。でも上の息子さんはお越しという事ですから、お上がり頂いて御祈願受けられても」
ヴァヴァ「じゃあ、連れと相談して、この次の祈願の時に上がれるようなら上がります」
神主様「(それだと自分の番じゃない祈願に間違えて昇殿したりして『名前読まれなかった!』とか後でクレーム入れられたりすんだよ)
今、お連れ様とご相談されて、決めて頂いてよろしいですか?」
ヴァヴァ「後でじゃなくて今ですか?」
神主様「ご相談の間に、領収書やお札お守り類はご用意をしておきますから、お連れ様と相談して上がるか上がらないか決めて頂いて、すぐにこちらへお戻り頂いて宜しいですか?」
ヴァヴァ「はい、はい、ここに受け取りに来ればいいんですね?」
神主様「(違うそうじゃない)上がるか、上がらないか、お連れ様とすぐ相談して決められて、すぐこちらに戻られて、その結果をお教え頂けますか?」
見守っていると、身長が二倍くらいある相手とにこやかに会話しだす婆。
ていうかあれたぶん息子じゃない。旦那。
神主様「(祈願奉仕もあるから離席までのタイムリミットが近いんだが…早く帰ってこい婆)」
なぜか、祈願中の本殿へとためらいなく上がり込んでゆく婆。
出てくる婆。
神主様「(なぜ上がった…)えーと、どうされました?」
ヴァヴァ「息子が見つからず、合流できなくて…探したんですが」
神主様「(祈ってる人たちの顔を覗き込んで回ってたのかよ、とんでもねえな)あー、この御祈願はずっと前に受付された方ばかり上がられてますから、息子さんはいらっしゃらないと思いますよ?」
ヴァヴァ「ハア?…」
神主様「こちらが撤下品になります、じゃあ御祈願はお預かりしてこちらでご奉仕申し上げておきますね」
つくづく思ったが、高齢化社会ってとんでもない。
80くらいの婆さんが、60の息子の厄除けに来る世界。
今の世の中じゃ60ではまだ普通に働いてるせいなのか、同居もしていない様子。(息子達はどちらもかなり離れた都市部在住だった)
婆さんは子供と孫の祈願を依頼するのみであり、自分達夫婦の祈願すら依頼しなかったという点もまた、何ともやりきれない。
とはいえ。
受付に、連れのいる老人が一人きりで来るのは珍しいんだが、納得した。
あれじゃさぞ苦労するだろうな。…主に息子の嫁たちが。
街の本屋がAmazonのせいで潰れまくってるってそれ何度目だって話題が今日もあったので、ネット時代でも客が呼べそうな本屋モデルを妄想してみる。
まず、本屋の棚には本の表紙とかんたんなレビュー、及びQRコードが印刷されたカードが並んでいる。このカードは出版社側で準備される。客はカードを持ってレジへ行く。レンタルビデオ形式で、カードと引き換えに現物が買える。現物を棚に並べないことで万引き対策にもなる。あと、他人の触った本を買いたくない人にもうれしい。
ということで、カードのQRコードをスマホや電子書籍端末から読み取ると、その本を端末から電子書籍版を立ち読みできるようにする。ネットの試し読み以上に読める。なんなら全部読める。ただし、本屋のwifi範囲内でしか立ち読みできない。さすがに全部読めるのはマズイって場合は、1冊辺り20分までみたいな時間制限をかけたりはありかも。
あと、アマゾンみたいにユーザーレビューが閲覧できてもいいね。
本屋にカードのない本も、スマホや電子書籍端末から検索すれば電子書籍として買える。上記立ち読み機能もフル利用できる。気に入れば端末でポチることもできるし、端末にQRコードを表示させて、レジで現金でも買える。当然手書きの領収書ももらえる。
音楽配信も試聴&購入可にする。試聴はwifi内限定でフルで聴けるようにする。CD屋の試聴コーナーもほぼフルで聴けるでしょ。
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問題はインフラ投資にけっこうな費用がいるのと、このシステムは別に本屋じゃなくてコンビニでも運用可能なことですかね。
本屋がこの先生きのこるには、多様化するニーズに対応できる在庫問題を解決しつつ、ネットではできない体験を提供する以外にないと思うのだけど、他にいい方法はあるだろうか。
これ以外では、もう街の本屋を全部ヴィレッジヴァンガードにするしかないよね。
子供のいる家庭が離婚した場合、親権が取れなかった側の親は、養育費を払うことになる。
例え母親の不倫が原因だとしても、母親に親権を取られればそうなる。
さて、この養育費だが、母親と子供の生計は基本同一であり、払う側に使い道を限定する術はないはずだ。
子供のために使っているといっても、実際問題いくらでもごまかしがきくし、
領収書を渡さない限り養育費は出さない、というのも法的に無理そうな気がする。
つまり、離婚しても自分の子供にはいい暮らしをさせたいが、母親はもう別れたのだから自分で稼げ、
というのは通らないということになる。
例えば、領収書なしで補助金をばらまいたり、市バスの運ちゃんの年収が何故か1300万円もあることだったり、普段使いできるスーツが職員に配布されていた問題などです。
柳本氏は、その問題が表に出る前に10年以上議員として活動していました。彼は何故、10年以上、その問題を解決できなかったのでしょうか?
③事実を知っていたし、問題と捉えていたが、解決しようとしなかったから。
④事実を知っていたし、問題と捉えていて、解決しようと動いたが阻害要因があって出来なかったから。
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①問題を知らなかった
→会社でいえば、接待だけはするが、金の出入りや、領収書の有無など気にしないタイプの経営者。会社を倒産に追い込むタイプ。国会議員でいうと、(何故か議員続けてるけど)小渕優子。
→「あぁ、今年も補助金は例年通りあそこになったんだなぁ。今年の新入社員もスーツ配られたかぁ」くらいの感覚。物事を一歩深く考えられないタイプ。
③事実を知っていたし、問題と捉えていたが、解決しようとしなかった。
→悪い心※を持ったタイプ。もしくは、よっぽど優先度の高い重要な案件を十数年の間抱え続けていたから(でも色々な情報を見ても、大した成果は上げたようには書かれていない)つまり、よほど仕事が出来ないか、悪い心を持ったタイプのヒトなのか。
※悪い心とは、選挙で勝つために、とか、議員やその関係者に恩恵が被られるように、とか、有権者利益以外の目的で動いちゃう心の持ち主とします。
④事実を知っていたし、問題と捉えていて、解決しようと動いたが出来なかった。
→議会に議題を上げたような形跡はないから違うような気がするが、もし、見えないところ(会派内での会議や親父さんとの議論とか)で問題視していたとしても、屈して形に出来なかったということになるように思います。
ワタシ的には、頭は悪くなさそうだから、①と②はないと思うんですよね。可能性としては③が一番高いように思う。問題を問題と認識しつつ、10年以上スルーし続けた人じゃないの?と。
つまり、彼はよっぽど仕事出来ないか、もしくは悪い心で政治に関わっていたんじゃないか、という疑念が湧いてくるんですがどうでしょう?
教えて賢い人。
正直すげぇムカついている。
方法は単純。
買ったものを返品して、戻ってきたポイントで私物を購入してたってわけ。
yahooやrakutenのポイントくらいなら目をつぶってたけど、さすがにこれはネーわ。
たまたまHDDがいかれて、数台購入したばかりの領収書が目についたから余ってたらよこせって聞きに行ったら変に言いよどんだから追求したら発覚した。
アカウントの履歴見たらここ一年でHddとかメモリとかで月2~3万くらいずつの返品があった。
そんなに額も大きくないし月末の領収書チェックじゃ全然気づかなかった。
社内共有アカウント使わせなかった自分が悪いってのはあるけども、購入レポートを指定アドレスに定期的に配信させたりとかできないものかね。
大仁田厚とマネージャー(秘書?)らしき人、それに若い女性で食事をしていた。
それでも仕事という感じではなく、プライベートで誘われたような印象だった。
大仁田厚はいいところ見せようと笑いを取ったり知り合いの芸能人の話をしたりと必死。
いざお会計というタイミングになると大仁田厚は我先に財布からカードを取り出し、紳士的に支払いを済ませていた。
ここまでかっこよく決まったと思っていた矢先に、明らかに気の遣えないマネージャーらしき人物がまさかの空気を読まない発言。
女性にも聞こえるようなしっかりした音量で「領収書はどうしましょうか?」
そんなのわざわざ聞かないで黙ってもらっておけばよいのに、ここで受け取ったらいままでの流れが台無しにではないか。
「バカヤロウ!カードで払えば後で明細に載るから大丈夫なんだよ!」
多分もう大丈夫じゃない。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150908/k10010221021000.html
http://digital.asahi.com/articles/ASH9761MCH97UTFK010.html
三行でまとめると
そもそも財務省やケイザイガクシャが複数税率は反対だと言っている根拠の大きな所は、手間がかかりすぎる一方で逆進性を和らげるという本来持つべき機能が薄いからと言う所だったんで、こんな馬鹿げた案を真面目に出してくるとは思えない。
そこでネットでは
と言うのが目的じゃ無いかとささやかれていけど、ここで俺は大胆に予想。
財務省はこれを機に、一気に購買情報などを電子化して、電子政府・電子国家を押し住めようとしているのではと思う!(な、なんだってー)
マイナンバーの主目的は、行政のあらゆる所で統一した番号を振ることで効率化する事だ。日本は異様に生産性の高い現場系に対して、バックオフィスが常に生産性が低く非効率だと言われてきたが、これらも効率化したいと言う考えがある。そのためのボトルネックとして、無駄に複雑な税務などは確かに言われてきた。
しかしここでプライバシー問題などの懸念があり(古くは「国民総背番号制」などと言われて廃案になったことも)なかなか進められない。アタマのいいカンリョーのみなさんは、プライバシーなどについても金に換算して考えるケイザイガク脳の効率厨がデフォルトなのでおそらくここら辺はなかなか理解できず、どうやって通したものかと考えていることだろう。
ここで登場したのが本件。「 貧困者救済」「消費税増税による逆進性の改善」という事を大義名分に、さらに政治的な理由から確実に実施される「複数税率」を逆手にとる。これは実務上ではなく政権公約の基礎的なもので政治的な理由であるから、採算や効率などは度外視でかなりの予算がかかっても実施されると考えられる。公明党は創価学会という支持母体に対して安保法案で相当な無理をしているので、軽減税率が実施されるのはまず揺らがない。
ここでごり押ししてマイナンバー利用すれば一気に普及ができるというわけだ。
これだけだとマイナンバー普及させるための陰謀説だが、さらに先がある。
政府の狙いはマイナンバーを普及させることでもあるのだが、これで
という状況ができることになる。
こうして、一度電子的に処理する仕組みができれば、これを拡張していくことは容易だ。
軽減税率は現在食品だけになっているが、医療用品や介護用品など他にも免税のものはあるし、今後の政治情勢の変化によって、たとえば子育て用品などは免税といったことも、一度システムが出来上がれば、かつての物品税時代にくらべれば相当に楽にできるようになる。
(おそらく財務省側は公明党が「食品だけに限って拡張しない」といっている事を信用していないと思われる。現に新聞社など社会的にごり押しできる立場のところが自分の業界は免税品にせよと運動している。)
さらに、システムがあれば、小売店からの情報と、利用者がカードに登録した情報が蓄積されて、突合せができるようになる。こうなると納税などの際に領収証などを用意しなくても、該当する電子記録を登録するだけで処理ができる、一方でお店のゴミ箱をあさって領収書を拝借していくようなこまごまとした脱税は困難になっていくし、金の流れが全体に記録されるので節税も明確化されやすくなって事務が減る。
さらにはこうしてフォーマットが確定し、全業者が対応する事が当たり前になると、企業間取引や、企業の会計処理などにもそのまま使えるようになる。現在でもEDRなどはあるが企業ごとにばらばらになっているが、それを統一して、マイナンバーを核に一気に統一もできる。
また家庭でも所得補足や購買行動が直接入手できるようになるので、ビッグデータ的に処理をして洗い流せば、おかしな消費行動や金の流れ(たとえば急にお金を使わなくなっている、だとか、介護用品を買い始めた、あるいは給与収入に対して登録された消費が急に変化する、など)を抽出することによって、その家庭の問題点を抽出し、行政側でフォローを行うこともできるだろう。
こういうのは嫌だと言う層は確実にいる。確実にいるが、システムさえ整ってしまえば、いやだという層と、これを受け入れる層との間で事務手数料の名目で税率や社会保障に差をつけてやれば自然にいやでも従うだろう。ここはアソーの言うとおり。
最終的にアタマのいいカンリョーのみなさんはここまで考えているのではないだろうか。
ちなみに俺は、消費への罰則たる消費税なんぞそもそも反対という立場。
軽減税率は消費税導入を民衆に受け入れさせるために有効なまやかしだと思ってはいるので、どうしても行うなら小売価格を素直にあらかじめ低い税率価格で購入できる最終消費者から見て一番シンプルな形にしないとそもそも意味はないし、企業間にのみインボイス方式を適用して処理するようにだけ義務付けりゃいいと思っている。年間4000円還付したら逆申請を和らげられるとか考えてる経済学者は正直アタマわいてるんとしか思えんレベル。
このインボイスで処理する仕組みは超絶効率が悪い行政システムの中でこの手の馬鹿なもんを作らず、クチだけきめて民間企業が自分らの努力で仕組みを改善させるほうが全体として効率がよくなると思う。
んで、所得補足についてだが、確かに俺も今日どんな夜のおかずを買って消費したかまで筒抜けに記録される社会真っ平ごめんではあるんだが・・・
消費税はそもそも、タックスヘイブンなど国をまたいでの送金ややり取りが増加して租税回避が起きている中で、獲りっぱぐれのない税金として注目されているところがある。ここに対してそんなもんそもそも消費を鈍らせるようなところに課税するのは駄目だろ、と考えている。
そこで、所得補足、あるいは企業の会計処理などが電子化され、効率化されて明確化される事で確実に徴税ができるようになり、そのために消費税を増税しなくてすむのならば、こっちのほうがまだましではないか、という立場だったりする。当然、プライバシーも寄こせ、情報も寄こせ、消費税増税、と言う現在の何もかももっちていく話は論外ではあるが。
もちろん知的財産権についてなどの座学も受けて
卒業して、デザイン事務所に入って、その後フリーで仕事してるような人間です。
「オリンピックエンブレムがパクリかどうか」について触れます。
「好きかどうか」「良いか悪いか」じゃないですよ。
「まあパクリではないだろう」というところです。
「丸と四角と三角をTの形にいい感じに並べて、さらに日の丸を強調した」
まあそんな話はよくあることだという印象です。
もう少し詳しい背景を説明していきます。読み飛ばしても良いです。
オリンピックのロゴを含む、「大企業のロゴ」や「国家事業のマーク」といった、
公共性の高い団体のロゴのデザインというものは、簡単な図形で作られた抽象的なものが多いです。
理由は色々あるけれど、「万人に受け入れられるものであるべき」というところは大きいんじゃないでしょうか。
女性向けでも男性向けでもなく、大人向けでも子供向けでもない、そういう物を作らなくてはならないので、
そうはいっても、
近年のオリンピックロゴというのは、自由曲線で書かれた具体的な物が多かった。
ロンドン五輪なんか
「夜中にヤンキーが高架下の壁にスプレーで書いてるアレ」を元にしてて。
それを「超クールだぜ!」って思う層もいれば、「伝統を冒涜している、ありえない」と思う層もいて。
振り返られる伝説、「亀倉氏の東京オリンピックのロゴ」はその具体的なものと比べて非常に抽象的。
これを嫌いだって言う人はそういない。だって「丸が嫌い」だなんて人は居ないもん。
「オリンピックのロゴを作りましょう」なんて話になったら、真っ先に思い浮かぶのがあのロゴ。
「最近は具体的なロゴの流れが来ているけれど、果たしてそれで良いのか?」
「亀倉氏のロゴのように、シンプルで迫力があって、それでいて繊細でモダンで…」
というイメージは、デザイナーだったら選択肢には上がったのではないでしょうか。
伝統的なフォント「Didot」はとても美しいから、その形をモチーフにしよう、と考えて。
その特徴的なセリフ(Tの左右の飾りの部分)の曲線を見て、
これは円を内包しているようにも見えないだろうかと気付いて、
それを強調するためには、セリフの片方を右下におろせばいいのでは?なんて試して。
それだとTに見えないし、そうだ、ここに日の丸を置くことで、左胸の心臓(正面から見たら右側)を表せるのでは…
とか言って作っていったんじゃないかと想像が付くわけですね。
佐野氏や委員会や著作権法が述べる「オリジナリティ」は、この過程にあるわけです。
Tの形に丸や四角を並べただけで著作権に引っかかってちゃ抽象的なロゴなんか全部パクリなんです。
それじゃ困るし、実際「たまたま似ちゃった」ってことは頻発してるので、法的には許されてるんです。
ちなみに商標権的には「たまたま」でも法に引っかかるんですけど、
さて、以上がオリンピックのロゴが「パクリではない」「問題ない」
あとは佐野氏の人柄が「パクるような人じゃない」とか、そういうのもありますが、
私は末端の人間なので佐野氏の人柄については存じ上げませんし、なんとも。
じゃなくて
だと問題が発生するんですよ。
「フランスパンの写真を自分で撮って配置したらたまたま似ちゃった」
無関係の個人がブログに上げてたフランスパンの写真と完全に一致しちゃってるわけです。
これはもう言い逃れはできない。
誰がどう考えたってその写真パクってデザインに貼り付けただけなんです。大問題です。
世の皆様が思っているほどクリエイティブでオリジナリティ溢れる職業じゃないんです。
広告に書いてあるお洒落な文面もデザイナーが考えてるとは限らないし、
端的に言えば「考える事」と「コミュニケーション」です。
お客さんに還元できるかんじの、夏っぽい企画を考えてくれ、って仕事が入ったとしましょう。
夏っぽいってなんだろう。
プール。水着。サングラスにビーチ。フランスパンとかおしゃれかも。女の人は鳥なんかも好きだよね。
そういうのでノベルティを作って…せっかくなら使えるものにしたいよね。
そんな柄のおしゃれなトートバックを大量に作るってどうだろうか。
「こんな企画どうでしょう、話題になるとおもうんですよね!」なんて言って。
さて企画が通ったぞと。予算も決まって、デザインの開始だ、と。
フランスパンをなんとなくおしゃれに見せるためには、
斜めに置いたらいいんじゃないか?とか、はみ出したらいいんじゃないか、とか、
じゃあ色は何色がいいんだろうか、とか、
大きさはどんなもんだろうか、とか、たくさんのことを考えて…
「予算◯◯◯円でベージュの帆布の生地を探して、業者と話つけといてね。
デザインはスケッチ描いといたから、それっぽい絵や写真を用意して×日までに作っておいて。」
あとはその×日に全作品をチェックして、「これはOK」「これは駄目、やりなおし」ってスタッフに伝えて。
数日後に出来上がった全てをクライアントのところ(サントリー)に持って行って、
完全に想像なので、実際にはもっとはじめの方からスタッフ任せかもしれませんし、
もうちょっとだけ手を動かしてるかもしれません。
つまるところ、
クライアントから依頼を受けて、細かく企画を考えてプレゼンして。
テーマに合わせてパーツを選んで、いいかんじに組み合わせて素敵な作品に仕立てる。
実際に手を動かしてる写真家やイラストレーターの方々であって、デザイナーはそれほどでもありません。
もちろん自分で絵を描いたり写真を撮ったりするデザイナーさんも居ますが、
かならずしも自分の絵や写真が、作りたいものにマッチするとは限りません。
(アニメっぽいイラストしか描けないデザイナーさんにリアルな画風のシリアスな仕事が来ても描けないし)
そういう時には他のイラストレーター・写真家を探して外注します。
車を作るメーカーと、そのパーツを作る下請け会社の関係、みたいな感じ?
パーツは自社で作ってないけど、それをいい感じに組み上げる技術は持ってる、みたいな。
その技術を活用するのが「車を作るメーカー」であったり「デザイナー」であったりするわけですね。
で、佐野氏の話に戻るけど
そういうわけで、
パクったのは佐野氏じゃなくて(本人の言う通り)事務所のスタッフだと思うんですよね。
「こういうレイアウトでフランスパンのいい感じの写真配置して」
って言われたスタッフが楽をして、ネットからフランスパンの写真を探してきて配置したんでしょう。
とまあ、特筆したわけですが、だからといって佐野氏が悪くないわけでは全く無いです。
・「佐野デザイン」って銘打ってるんだからスタッフのせいだろうと責任は佐野氏にある。
というのがよく聞く話で、それはもちろんのこと。
という部分も気になります。
実際にフランスパンや看板を用意して写真を撮ったり絵に描いたりするのでは、
フランスパンや看板を買うお金だって必要です。数百円かもしれませんが。
その差に誰も気づかなかったんでしょうか。
フランスパンの領収書貰ってないけど、どうやってこの写真撮ったの?とか。
出来上がりがやけに早かったけど、この絵はいつ描いたの?とか。
素材をちゃんと自分で用意していれば、
イラストを外注したりパンを用意したりした分の経費が出るはずなんですよね。
写真をパクったスタッフは、果たしてホントにパクリたくてパクったんでしょうか。
さすがにデザイン事務所で働いてる人が「ネットから勝手に写真を持ってきても良い」とは思ってないでしょう。
佐野氏はオリンピックのエンブレムを作る程には大御所ですし、クライアントも大きなところですから、
写真を購入する程の予算がどうしても捻出できない、とは考えられません。
でも、写真は購入していない。させてもらえなかったのか、スタッフ自身の判断かはわかりませんが。
でも自分で撮影するにはスケジュール的に無理があって。でもなんとかしなきゃ怒られる。
うーーーーん仕方ない、どうせバレないだろう。適当な写真を勝手に使ってしまおう。
という流れすら透けて見えるのです。
スタッフがどうしようもないクズで、時間があったのにやらなかったとか経費をくすねたとかいう可能性もありますし、
事実だったとしてもスタッフが悪くないわけではないです。罪になりますからね。
デザイン業界というものは、おしゃれに見えて、わりかし体育会です。
初任給は額面で15万〜20万ぐらい。手取りは13万とか15万とか。
多くの事務所が関東にありますが、住宅手当も寮もないから家賃で給料の半分以上が飛んでいきます。
少人数で回している事務所では、そもそもそういうシステム自体が無かったりもします。
もちろんそうでない事務所もあるんでしょうが、そういう話はよく聞きます。
なんでそうなっちゃうかって、代理店の仕業だったりクライアントの事情だったり色々な理由があるんですが。
結論として。
HH堂やD通はやっぱ噂通りにしんどい(色んな意味で)場所なんだろうなとも思いました。
佐野氏だけじゃなくて、デザイン業界全体の闇?みたいなものを再認識した一件でした。
まあ書くまでもなかろうと思ってましたが、
とは言ってません。
むしろ、
ぐらいの話のつもりです。
ただそこで、
とか言う論調になるのに疑問を覚えただけであって。
私としてはまず「佐野氏の事務所のスタッフの管理はどうなってるんだ」と思ったし、
でも、自分の知ってるデザイン事務所を思い起こせば、どこもそんな管理体制だったわけで
(上は下の仕事に文句付けるだけだし、下がまともに仕事をするためのロクな環境は整ってないし)
そうやって考えたときに、「佐野氏以前にデザイン業界の業務体制自体がクソだ」という結論に至った、ということです。
デザイン業界の横のつながりって「仲が良い」「飲み仲間」「一緒に展覧会した」みたいなレベルの話で、
業務自体は基本的に、1クライアントに対して1デザイン事務所なので、自浄作用とかあんまり期待できない。
クライアントに対してのプレゼンが誠実で説得力があれば、クライアントからはスタッフの給料とか実務時間とか見えないし。
「デザイン業界」っていうのに明確なヒエラルキーがあるわけでもないので、
「デザイン業界が佐野氏を罰するべき」とか無理無理。佐野氏に上司なんかいないし。
せいぜい「昔の同僚と飲んだらもっとちゃんとしろって叱られた」とかそのぐらい。
クライアント側がこれから先佐野氏に仕事を発注するか否か。それだけ。
最初に述べた通り、自分はフリーで細々と働いているわけだから、こういう話は蚊帳の外。