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2020-09-09

anond:20200909143207

自衛隊否定するやつ+自民党投票しない奴は国民の敵だから震災で見捨てられて死んでも仕方ない

東日本大震災の時は民主党政権だったか国民の敵が多かったから死者と行方不明者数が増大した

自民党政権になって以降は自然災害で死んでいない

自民党を支持していれば自然災害が起きても救助拒否されて死ぬことはない

anond:20200909023744

無理くね?

[FNN]「これ以上わがままは言えない…」震災から9年、被災者向け仮設住宅からの退去期限が3月末に迫る

https://sp.fnn.jp/posts/00050704HDK/202003111840_morimototaro_HDK


富岡浪江、飯舘の3町村の住民原発事故の際、福島県内外に避難することを強いられ、そのうち応急仮設住宅に住むことになった人たちが今回の退去期限の対象となる。

まり被災者たちは強制的避難をさせられて住んだことのない土地に移り住み、なんとか慣れて生活を再建したところで、今回、そのようやく慣れた家から出ていかなくてはいけなくなるのである


今後どうするのかを聞くと、「とりあえず荷物の整理をして運んだりはしているんですけど…。どうしましょう?どこかシェアハウスとかを探すしかないのかな?もしかしたら当面はネカフェで寝泊まりすることになるのかもしれません」


Sさんたちの住む東雲国家公務員住宅は、被災者が退去した後、国家公務員であるキャリア官僚の住居になるのではないかと見られている。

なお、地震津波で家や街が壊れた人へもこの仕打ち

完全に壊れていない限り仮設住宅へも行けず自費らしい


[NHK] 壊れた家に住み続ける被災者

https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20190402/index.html


宮城県石巻市に、今も壊れたままの家に1人で住む70代の男性がいる。家の外観は特に問題ないが、1階の柱は朽ちて中が空洞だ。床も抜け落ちそうで不安を抱えながら暮らし続けてきた。


震災直後の被災地には、自宅の1階が壊れ、かろうじて残った2階に逃れた「2階族」と呼ばれる人が数多くいた。男性もその1人。自宅の1階は津波で水没し、大規模半壊と判定された。国から202万円の補助が出たがそれだけでは修理しきれずに住み続けている。


地震が起きたとき男性は倒れてきたたんすの下敷きになり、足に大怪我を負ってしまう。けがのため避難所に行けず、壊れた自宅の2階で過ごすしかなかった。しかし、津波生活必要ものを流されてしまったため、厳しい暮らしに耐えかねて仮設住宅への入居を希望したが拒否されたと言う。


市役所に行って『仮設住宅に入りたいんだけど』と申請したのよ。そうしたら『あなた場合ダメだ』って。『何でダメなの?』と言ったら、

あなた場合自分の家あるでしょ。2階で避難してたから、2階の部屋があるから2階で住んで下さい』と。」(被災者男性

国は災害救助法運用基準で、仮設住宅に入居できる対象原則として次のように定義している。

「家が全壊・流出するなどして、居住する住家がない者に供与する。」(内閣府告示


70代の男性は、壊れたままの家で8年間も暮らしている。厳しい環境で次第に体調を崩し、病院通いが欠かせない。医療費がかさみ、食費にも困窮している状態だ。


うどんはね、3袋で百円なのよ。もやしは15円。もやしが一番安いのな、野菜で。おれ最近思ったのはさ、この震災になって7年目になって、自殺する人の気持ちが分かってきた。考えても考えても、生活が苦しくて苦しくてさ。生きる力っていうのが、考えれば考えるほど暗くなってきて、明るい気持ちが持てなくなったのよ。それで死んだ方が楽だなと思って。死んだ方が、何にも考えることないなと思って。」(70代の男性



[NHK]「震災直後は夢があったけれど…」 老舗菓子Tさんの9年

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200311/k10012325051000.html


岩手県宮古市で老舗の菓子店を営むTさん(63)は、今回のアンケート自由記述に「思い描いていた未来のようにはなっていない」とつづりました。


Tさん東日本大震災津波で自宅と店舗、そして工場を流されましたが、それでも震災の直後は前向きな気持ちになれたと言います


Tさんは、当時の心境について、「すべてを失いましたが、家族住宅フェアや見学会に行って再建するならどんな家がいいかと考えたりして、不謹慎かもしれないけど、楽しい、夢が持てた時期でした。店の再建もできない訳がない、お菓子屋さんをまたやるんだと、当然のように思っていました」と振り返りました。


しかし、再建は当初思い描いたようには進みませんでした。仮設住宅不自由生活を送りながら仮設店舗営業を続け、震災の2年後には工場を再建。しかし、売り上げは震災前の10分の1にも届かず、不安材料けが増えていく日々が続きました。


Tさん震災2年のアンケートに、

▽「震災1年頃までは明るい夢を持てたが、それが2年たっても実現出来ない。むなしさを感じる時が多々ある」と書き、震災3年のアンケートには「仮設3度目の冬はマイナスイメージ言葉しか思い浮かばない。全てを失った震災直後は、それでも立ち直るという強い意志希望が芽吹いていた。当時の思いは3年で日に日にやせ細り、しおれかけている」と記しています


当時の胸の内についてTさんは「復興のつち音が響きたくさんの人が来て復旧復興に尽力してくれていることが励みになって自分も明るい気持ちになれたが、そういう人たちが去っていくと人が減り静かでさみしくなった。売り上げがゼロの日もあり、切なくて、自分たちでお菓子を買ってレジお金を入れたこともあった」と語りました。


それでも「完全復旧する」と意気込み、店の再建という夢に向かって進んでいたTさんに「建設費の高騰」が追い打ちをかけました。復興需要の増大などで震災前1坪あたり50万円程度だった工事費用が、2.5倍近い120万円程度にまで上がったのです。


工場に加え震災から5年後に自宅を再建し、すでに多額のローンを組んでいたTさんは、震災6年のアンケートに「歩みが減速して、1度勢いを失うと、強い気持ちを持続させるのは難しいと実感している。借金を増やしてでも店舗再建を目指すことは正しいことなのだろうか?」などと、自分が選んだ道は正しかったのかと自問自答を繰り返していた当時の心境を記していました。


震災から6年半近くたった2017年の夏、仮設店舗の退去期限が迫る中、Tさんは店の大きさを当初の計画の半分程度に縮小してようやく再建を果たすことができました。


Tさんは「店と工場が離れてしまうなど当初考えていなかったことが重なった。行政方針が二転三転して読めないのでその時その時で対処していたら借金が1億を超えてしまった」と話しました。


ところが、ようやく戻ることができた街は思い描いた姿とは変わっていました。住宅高台移転商店街もなくなったため店の周囲ににぎわいはなく、震災前は大勢いた自転車や徒歩で店に来る客は今はほとんどいません。


Tさんは「元の場所に戻ったら悪くても震災前の半分は売り上げがあるだろう」と思っていたと言いますが、震災の影響で商品の卸し先が廃業したこともあって、売り上げは震災前の3分の1程度にとどまっています

anond:20200909020102

東京大空襲東京にいなかった人にとってはどうでもいい

震災付近に知り合いすらいなければ対岸の火事

千羽鶴を送ろうとも思わない

2020-09-07

私の車にはもう金をかける価値がないと思う。

十数年前に買った中古ワゴンRなのだが、あっちもこっちも地味~に壊れている。乗るのに支障がない程度の故障のせいか車検で毎回不具合箇所が見逃され、車検から戻ってほどなく本格的に故障して整備工場に逆戻り。

年数乗ってるせいで軽自動車税は高いし、燃費が悪くてガソリン代もかかる。細かい修理代も馬鹿にならない。

こんなポンコツお金をかけて騙し騙しで乗る意味なんてあるのか?と思ってしまう。山の方へ行けばエンジン馬力がたりなくてAT車なのに坂道発進にてこずるとか、北関東道を走れば震災の時の道路の修理跡に乗り上げる度にハンドルを持ってかれそうになって冷や汗が出るとか、遠出に向かない普段使いするしかない車だ。

なんかあちこち凹んでるし、最近になって気付いたら覚えのない傷がサイドミラーのとこにガリガリと着いてるし。そもそも別に珍しいものでもない、なんの変哲もないただのワゴンRだし。

けれども、私は基本的に物は大事にしたい方なので、やっぱりもう寿命でどうしようもないという所まで使ってやりたいという気持ちが大きいんだよなと思う。自分と同乗者……主に私の大事家族……の、命を預ける機体に変なお情けをかけるもんじゃないとも思うが、日々家族を乗せて走らすからこそ思い出と愛着の積もり積もった車でもある。

だがやっぱり金がかかるのは……。と、私がお金心配を本気でしだす前に夫や車のディーラーの方が勝手お金心配をしだすのであり、つい先週、お金がそれなり貯まったか一年点検に出した愛車は、タコメーターの所の基盤がぶっ壊れてメーターの照明がたまに思い付いたようにしか光らない状態になってしまっているのだが、ディーラーと夫の判断で、基盤を取り寄せて交換すると五万円くらいかかるからさないで放置でいいだろ、ということにされてしまっていた。

私のワゴンR、お前、私の知らん所で変に見捨てられちゃったんだけど……。持ち主の私はちゃんとお前を直す為にお金貯めてたんだけどな……。

新しい車を買うかぁ、と私はぶっちゃけ前向きに考えられないんだが、でも点検に出してさえ、「金がかかる」という理由故障箇所をギリギリまで直して貰えず、本格的にトラブルを起こしてからやっと修理ということがここ数年で何度もあったという状況では、もう買い換えしかないのかもしれないと思う。私は正直お前をさっさと捨ててせいせいする気が全然しないのだが、このままお前を使い続けで走行中に壊れて事故を起こしたりでもしたらと思うと……。(ちなみに去年はエンストを何度も繰り返したのを診てもらおうとしたらそんな事はよくあると整備工場で突っぱねられた挙げ句に、交差点の真ん中でエンストしちゃって危うく後続車に追突されそうになったという)

で、夫とディーラーしょうがいから買い換えようかなあっていうじゃん?「金がないからそれはちょっと……」とか言われちゃうんだなぁ。どうしろと。

ディーラーまで渋るのって夫がそんな金うちには無いとか言うからなんだけど、お金なら私は車のためにちゃんと取っておいてあるから大丈夫なんだ。だって私が住んでるのは車がないとどうにもならない田舎なんだから、車の為にお金を貯めるのなんか当たり前なのであり、そこをケチるなんて意味わからん。そんなに車にかけるお金が惜しけりゃこんな辺鄙な所になんか住むなとしか……。ここは夫の生まれ育った土地なのであり、私が結婚前に住んでいたのは東京都新宿区なのであって、私の方がくっそ真面目に車貯金してるとか意味不明過ぎるんだけど……。

まあ、そんな訳で私は車貯金をコツコツとしながら、ポンコツ愛車を満足に直してやれず、かといって新しい車を買えず、ガソリン代と軽自動車税車検請求書を見る度にあーあと思い続けなければならない、訳がわからない。

ともかく私のワゴンRが私とその家族の死因にならないことを祈っている。

2020-08-31

anond:20200831163841

震災メシウマと各奴と同じ

自分被災した時にビール宴会されるのが嫌なら結婚自慢も悪だ

2020-08-30

ノースキル文系新卒中小企業就職するハメになった人へ

この文章2013年自分に向けて書いている。リーマンショックにより続いた世界経済の混乱がようやく終息するかと思われた矢先に、あの東北での震災があり、

サプライチェーンが大混乱し輸出産業が大打撃を受けていたこである

私が就職した年からアベノミクスが始まり株価が上がり(少なくとも表面上は)景気が良くなり始めるその直前に当たる。


そのころ私は一浪無資格微妙知名度私大文系友達ゼロ、ノンサーというスペックを抱えて就職活動をしていた。

ハナからまともな企業に受かる気はしなかった。半ば投げやりに、就職活動をしていた。

結果として、ある不人気業種の中小に拾われ、社会人生活スタートさせることができた。

もちろん、「もし」「れば」を考えなくもない。もっとましな選択肢があったかもしれない。

ただ、新卒で入った会社で、組織で働くということや、社会人として最低限の常識は学ぶことができたと思う。結果として間違った判断ではなかったと思う。

なので、仮に今後コロナウイルスの影響で、就職氷河期の再来というようなことになったとき、当時の私と同じような境遇にいる人に参考になればいいと思っている。

その会社新卒切符を使うに値する会社なのか


を、よく考えてみてほしい。

というか会社選びの基準を持ってほしい。


私は経験がないが、世の中には社員をボロ雑巾のように使い使い捨て会社はたくさんあるらしい。

そして会社の規模が小さい、中小企業ほどそのような会社である確率高まる

このコンプライアンス時代に、大企業ほど監督官庁からとやかく言われるが、中小企業はそのあたりまだまだ甘い。

そもそも、どういう会社を受ければいいのかよくわからないという人もいると思う。なので何らかの会社選びの軸があったほうがいい。

私が判断の軸としてお勧めしたいのは、ニッチ市場を抑え、利益率の高い商売ができているか?という点だ。

利益率に関しては言うまでもないことなので、「ニッチ市場を抑え」という点について説明したい。

例えば近所でいろいろな会社スーパーマーケットを回ってみると(できればその地域しか見かけないスーパーがいい。近所に〇オンしかない?ご愁傷様)

その会社ごとに特色ある売り場づくり、立地、品ぞろえ、店員の配置、をしていることが多い。

そういうのはやはり運営している会社が何らかの意図を持ってやっているに違いない。

そしてそれはほとんどの場合特定属性を持った顧客金持ち貧乏人、男性女性、近所に住んでいる人、遠方から車で来る人、ETC...)

向けに特に自社のサービスがより魅力的になるように意図をしてやっている。つまり万人向けでない限られた市場を抑えることを目的としていると言っていい。

そういうのをニッチ市場という。

業界の外から見たら、そんなところにニッチがあるの?と思えるような場所ニッチがある。がっちりマンデー特集されるような会社もそうだが、

もっと微妙で味わい深いニッチを抑えた中小企業日本にはたくさんある。

そういう小さな市場を抑え、曲がりなりにも継続して商売を成り立たせているような会社ならばおそら入社してからそれなりの経験ができ、入る価値がある会社といえるだろう。

ぶっちゃけ新卒学生の付け焼き刃の知識でどこにニッチあるかなんて判断はできないと思う。

そもそも、なぜニッチ市場に「ニッチ」なんてかっこつけた名前経済学者がつけたかというと、それは見つけるのが簡単ではないからだ。

ニッチ市場素人にも簡単理解できるくらいのものならば、すぐに他の会社が参入して来てしまう。

はた目から簡単に見分けがつかないかニッチ市場ニッチ市場と言える。

注目すべきポイントは、会社継続年数と売上高の規模。

どうしてその会社が長年ビジネスを続けている中で、つぶれもせず、さりとて大企業にも成りもしなかったのかというと、

おそらくそ会社シェアを抑えている市場の規模の限界がその会社の規模の限界となっているからだ。

あと、ホームページとかで「当社の強みはココです」みたいにかなりざっくりと表現してることが多い。

なので、面接説明会で聞いてみてもいい、「御社の強みは~~とホームページで見ましたが、~~と理解しました。しかし~~~なのがわかりません、なぜでしょうか?」

みたいに。そしてその答えに納得できればその会社に入ればいいし、納得できなければ辞退すればいい。

今はインターンかいものがあるらしいがそれについてはよく知らないので割愛する。

もちろん、このやり方で優良企業を探すとなると、どうしても設立年数の長い、「古い」会社ばかり選ぶ確率が高まってしまうという難点もある。

また、このやり方だと、昔は成長していたが今は停滞もしくは衰退している会社に入る可能性もある。

世の中にはいわゆるベンチャーと呼ばれるような、今は規模が小さいが新しい市場開拓して絶賛成長中の会社ももちろんたくさんある。

そういった会社のほうが才能や技術に秀でた人材にとっては働きやすく、より面白くて金になる経験ができるように思われる。

ただ私は新卒の時点ではそういうイケてる会社で働ける技術も才能もなく、あるいは新卒無業になるわけにもいかなかった。

結果として設立約80年の老舗の中小企業入社することと相成った。

そういう会社に入ってみて、結果としてはまあ悪くなかったと思っている。

今では同じ業界大手転職できたし、大手大手中小中小でいい面と悪い面があることも分かった。

少なくとも、ニートフリーターにはならずに済んだ。

ぶっちゃけ社風や福利厚生会社ガチャです

今まで述べたのは会社事業の安定性に関することだが、もう一方の重要な要素である

社風、福利厚生教育機会の充実などの「働きやすさ」に直結する部分はガチャしか言いようがない。

独立系中小ほどトップ創業者一族意向が反映されるので、よく調べたほうがいい。

ただどうしても待遇面は大手に対して見劣りする。

まれた時期が悪かったとあきらめるか、若いうちに転職できるように努力するしかない。

2020-08-29

モルヒネとしての政権

安倍政権は確かに日本民主主義システムの根幹を食い荒らした。だがそれは、全て「安倍政権を存続させるためには必要犠牲」だった。この7年半、政官財こぞって「安倍政権を存続させるため」に一致して、他のあらゆる犠牲に目をつぶってきた。これは、安倍晋三個人と言う矮小存在の為しうることではない。これは、集団的無意識組織的犯罪なのである

では、なぜ彼らはかように凡庸な才の人間必死になって支え続けたのか?

他のどの時代でも、こんなことはあり得なかったと思う。実際、最初に彼が政権を握ったとき自民党への信頼は大きく傾き、人々には政権にNOを突き付けるだけの理性があった。二度目の政権安倍が周到に用意をしてきたと評する人も多いが、お友達優遇で、偉そうなことを言う割には国家観もビジョンもなく、肝心な時には判断できず、取り巻き失言おそまつ対応で足をすくわれ死んだりする。何一つ変わっていない。変わったのは、それらを覆い隠して守ろうとした「世間」の方だ。

この7年半、すでに壊れかけていた日本は、やはり更に大きく壊れた。たとえばコロナ下で、防疫の基本中の基本であるデータがまともに取られていないことが判明したが、専門家をまともに活用できず、役に立たないマスクの配布に大量の金と人をつぎ込むようなこの政権下では、予測できることだった。少子化は進行し、二極化は進み、文化社会を支えてきた「豊かな中間層」は死滅した。セーフティネットも、安定雇用もない社会に、「良識」の居場所は消えた。「復興は成し遂げた、事態アンダーコントロール」とのまやかしの下に、復興予算横流しされ、五輪というお祭り騒ぎに投入された。意見のできるまともな「官僚」は、自らの立場を去るか、命を落とした。

いま、私たちが生きている「令和の日本」の、それが実像である

そして、この間、政権はひたすら「事実を取り繕う」ことに力を尽くした。きわめて凡庸な才の首相を掲げる彼らは、「事実を取り繕う」スペシャリストだった。この7年半、何度奇妙な「閣議決定」を我々は見せられたことだろう! あたか小説「1984」における「真理省(政府の決定が真理である、と全ての過去の記録を改ざんして取り繕う省庁)」さながらだった。それも「安倍政権を守るため」だ。そのために、彼らは憲法解釈すら捻じ曲げた。なぜそんなことを? ……それは、事実直視できなかったからだ、と私は思う。

安倍晋三を評するもっとも的確なワードは、しばしば政権擁護するアンケートで聞かれた「ほかの人よりよさそう」という言葉だ。「よい」ではない。「よさそう」なのだ安倍晋三は、他の人よりなんとなくよさそうだと思わせることに長けた人だった。それは、経済政策人口政策の停滞・失敗で20年近い時間無駄にした日本を、更に大震災原発事故が襲って、もはや手の付けようがないと思われた時代に、人々を安心させるために必要な「モルヒネ」だった。「モルヒネ」は患者麻痺させるだけで、基本的には病を治しはしない。だが、それほど危機的状況でもあったのだ。

思えば、なんとよくできた「モルヒネ」であったろう。右側からの追及には、いかにも保守じみた言動(だが彼は一度も8/15靖国参拝は行わなかった)、憲法改正の掛け声(7年半かけてできなかったということは、端的に言ってやる気がなかったのだ)でかわし、左側からの追及には、経済政策と厚顔さで対応した。あの厚顔なスマイルで「問題ない」「大丈夫」と言えば、私のようなヒネクレ者ではないまともな神経の人なら、一応「信じてみてもいいんじゃね?」と思うだろう。そして、この社会状況の中なら「思いたい」だろう。


もちろん「モルヒネ」は、それが効いている間に大手術をするためには、絶対必要だ。だから安倍政権を支えた人が全て悪意100%でそれを行ったとは思わない。むしろ多くの人は、その根治的な大手術成功させるために、安倍晋三という「モルヒネ」を利用しようという、善意でそれを行ったのではないかと推測する。だが、地球規模の気候変動と相次ぐ天災消費税増税圧力、そして今回の世界的疫病の流行で、モルヒネ効果にも限界がきたようだ。

いま、我々の前に横たわっているのは、根治的治療も進まないうちに、手術中に次々とトラブルが発生し、かつモルヒネ限界量まで投与してしまった患者の体だ。安倍晋三は確かに何もしなかった。だが、7年半という時間を稼いだのは事実だ。その間に十分なことができず、時間切れを迎えてしまったのは我々だ。一人安倍晋三を責めても仕方ない。モルヒネ意志を論じたり、それが人体に多少の悪影響があったなどという議論をしても、正直意味がない、と私は思う。モルヒネモルヒネだ。肝心なのはモルヒネの効力にも限界がきたということ、そして、積み残した問題はどれ一つとして片ついていないということだ。

それでもこの日本という患者を生き延びさせようとするなら、もはや巨大な痛みに耐えながら手術を続行するか、無意味モルヒネだけを乱打して死を待つか、それとも全く新しいイノベーションという奇跡にかけるか、しかない。少なくとも、次期総理が「安倍路線継承」などと言い出したら、そんな政権半年保たない。それぐらい待ったなしな状況ではある。

こんな時代に、泥をかぶる次の政権に同情する。だが、重ねて言えば、日本そもそもこうなっているのは、別に安倍晋三一人の罪ではない。彼を支えてきた全ての人の罪だ。モルヒネが効いていた魔法時間は終わり、いま、現実に向き合う時がきた。それは困難な時代だが、いつまでもこの事態に「安倍のせいだ」を叫んでも、これまたモルヒネ頼りに変わりはあるまい。そんな時間はなるべく少なくした方がいい、と私は思う。それよりも、「安倍モルヒネであったこと」と「モルヒネ必要とされた状況」を認めた上で「モルヒネなしで今後どうするか」についての建設議論を始めよう。今後、生き延びていくためには、その認識が早急に必要なのではないかと思う。

anond:20200828183724

anond:20200828183724

大抵東北震災しろコロナしろ厄災があったら政治家は悪政を敷いた奴と悪口いわれるもんよ

卑弥呼呪術政治とその意味ではかわるところがないしお前がやってたのも現代卑弥呼あてに呪詛を送りつけただけのこと

呪詛が効いたとてコロナはとまらない

なんの意味もないんだよ

https://mobile.twitter.com/yurumazu/status/1299261669550383105

2020-08-28

anond:20200828224635

コロナの非常時に、500億円投じておかしサイズのカビた布マスクを怪しげな業者経由で一家庭に2枚だけ配布してみたり、今はステイホームとか言って国民置き去りで家で犬撫でてる奴だぞ?困窮する国民のために即時現金給付ではなく牛肉券配ろうかとか検討してたのよ?

コロナ被害拡大まで時間的余裕があったのにこの体たらくなのだからもっと短期間に甚大な被害の発生した大震災原発事故対応する能力など有るわけもない。

結局のところ。

安倍晋三という人は非常に凡庸で、具体的な政治指針もなく、しかしその時その時の流れに上手く乗ってなんとなく生き残るタイプ政治家であった。

それは彼が一番最初に脚光を浴びた北朝鮮協議拉致被害者帰国の時もそうであったし(彼はそれまでに北朝鮮問題に深い興味を示したという記録も伝聞もないが、以降はずっとあの青リボンをつけている)、

その注目度から幹事長に大抜擢され、官房長官さらには首相にまで上り詰めた。

しかしその政策小泉政権継承したもので、彼の独自性ほとんどなかった。もっとも前任者があまりにも政治家として強い個性の持ち主だったということもある。

だが、政府自民党ともに彼にその統率が取れていたとは言いがたく、政治家、とりわけ首相の適正には疑問がつきまとった。どうにかまとめ上げられたのは、自民党になんとなく漂う保守思想とそれを具体化した「美しい国」という空虚スローガンがあったからだ。

だがあいまいとした政治思想だけで日々の政治が回るわけもなく、様々な政治問題が噴出。現役農水相自殺などというトップクラス政治暗部が明るみになったところで、参院選敗北。自身は病に伏して一度表舞台を去ることとなる。

1度目の華々しい舞台は、あまりにも役者不足、という結末に終わった。

だがそこで政治生命が終わらなかったのは、血統のなせる技と祖父譲りの悪運なのか。

民主党政権機能不全に陥ったところをとどめを刺す形で震災発生。この社会不安から生じた反民主2000年代回帰の流れ(いわば振り子運動である)に乗る形で、周囲の反対を押し切って総裁復帰・そして首相に返り咲く。

そして今日再び病に倒れる形での辞任を表明した。

この第二次政権ははたして、どんなものであっただろうか。まだその総括は出来ないかもしれない。

政権立直後、目に見える形で株価バカみたいな上がり方をした。株価先導の形で企業業績は回復し以降6年景気を押し上げた。大量の金を市場に注ぎ込む金融政策は一つ結果を出したとは言える。

しかし結局くだんの3本の矢は揃わずじまいで、このコロナでこの政策はいよいよ手詰まりである

これも含め、本来であれば政府政権与党一丸となって一環した指針の下、さまざまな政策を大きく動かさなくてはならなかったが、結局政権初期以外そういう形はほとんど見られなかった。

結局のところ、安倍晋三首相は同じことを繰り返しただけではなかったのだろうか。首相として各所への人選は悪くなかったが、配置した人材ほとんどコントロールできず適切な機能を与えることが出来なかった。

本来であれば各省の歩調を合わせ利害関係者の調整を行うべき内閣官房(官邸)は、各職が見えない権力を握る中、政府内のただの権力装置に成り下がり、効率的かつ効果的な施策の支障を来すまでになった。

首相本人が制御を行うでもなく、その権限を適切に行使することなく、その権力装置自体権威化して好き勝手に行動してしまう。第1次と第2次問題点の違いはそこに突き詰められそうだが、それは結局、共通して安倍氏本人が役者不足であったのだろうという印象だ。

まりにもなにも背景が見えない凡庸な彼の素は結局、政権交代直前野田元首相との党首討論の時のあの、終始自分判断を先送りし他者判断をゆだねる彼だったのではないだろうか。

2020-08-26

anond:20200826143746

これを機にテレワークはある程度普及していくだろうけど、東京一極集中が解消されるほどでもない。コロナも2年くらいすれば落ち着いてくるだろうし。

東京で大震災が起きるとか、富士山噴火するとかあればまた違うかもしれない。今のうちに首都機能大阪京都あたりに分配すべきとも思う。

2020-08-24

anond:20200824195000

震災野党支持者が大勢死んだ話だろ

自衛隊反対の左翼は救助拒否しろと言われてその通りになった話だろ

anond:20200824194455

場所忘れたけど震災の時大規模火災おきたじゃん

野党支持者が大勢死んだ

2020-08-15

anond:20200815113226

ホームレスはほかに生活空間がないのだから余裕があるほうが出ていくのが筋だろ

東日本震災とき送られてきた水や食料の内容に文句を言ってただろ

金だけよこせカネカカネカネカネ。。。。

自分らは言っただろ

マスコミボランティアなど非武装の救援者だけ選んで罵倒してストレス解消していただろ

ホムレス公園生活程度寛大な心で許せよ

2020-08-09

anond:20200809140053

ついこの間話題になったラッコの話。

松島水族館宮城県)にはラッコがいたのだが、かなり前に死亡。生体が補充されることはなかった。でも水族館プリクラ写真など、記念品としてはちょっと残っていた。

そして大震災

ボランティア活動により再開。

しばらく営業したのち廃館になり、かわりにできたのが仙台うみの杜水族館、というわけだ。

都道府県水族館

とりあえずググらないで書いてくので間違った情報をつかまされた人はおハーブ

北海道

千歳サケのなんとか(リニューアルして名前変わった)がある。さらに近くにサケのなんとかがある。支笏湖に行く途中にもなんかサケのがある(こっちもリニューアルして名前変わった気がする)

札幌サンピアザ水族館だっけか。なんかデパートみたいなとこに入ってるやつ。水族館じゃないが円山動物園もある

小樽には小樽水族館がある。ペンギンショーが素敵。小樽の駅からバスで行かねばならない

室蘭室蘭水族館。たまにある町水族館的なところ。登別登別マリンパークニクスがある。お城みたいなところですわ。

旭山動物園動物園ながら海獣系やペンギンホッキョクグマなどがいる。

東の方はぽつぽつあるが行ったことない

青森

青森から少し行ったところに浅虫水族館がある。イルカを近くで見れた(ショーではない)。ショーもあったはず

秋田

男鹿GAOがある。車がないとめっちゃアクセス悪い。いや車があっても悪そうだけど。電話してバスを呼ばなくてはならなかった。てかい廃線されてもおかしくなさそうだった。水族館はそれなりにでかくてよかった。

岩手

もぐらんぴあがどっかにある。震災で町中に移動してたときに行ったけど戻った後は行ってない。地下にあるとか。

他にもあったような気がする。

宮城

無いことはないが思い出せん。

山形

まあクラゲ加茂水族館クラゲは他のおっきい水族館でもブームになってる

山方水族館って山形じゃないよね?

福島

アクアマリンふくしまがある。でっかくていいとこよ。ショーとかはなかった来はする。館内で寿司が食えたはずなのでタヌキックの方はぜひ。まあコロナで食えないだろうけど。あとアクアマリンふくしまカワセミ館的なものが遠くにある。こっちは小さいのでマニアはどうぞ

新潟

新潟からバスマリンピア日本海へ。風の丘があるので灰羽連盟マニアはぜひ(全く灰羽関係ないけど)。

寺泊とかサケのなんかとかあと名前思い出せないけどリニューアルしたとことか結構水族館がある。

内陸部にも小地谷の錦鯉のやつとかがある

沖縄

ちゅらうみ。クソデカ水族館

今年FANZA水族館もできた。あとイオンにもデカ水槽があるとかなんとか。



よく思い出せなくて悲しくなって途中でやめたンゴ

戦争を知らない世代」 ←こういうの何なんだろうな

戦争悲惨さを教えたいなら今も世界で続いてる紛争の話でもすりゃいい

70年以上前戦争の話をできる人がいなくなったことを殊更に取り上げるのは明らかに何かを履き違えてる

 

あとこれと似た話で

阪神淡路大震災より後に生まれた子を「震災を知らない世代」とか言ってたのは流石に笑った

東日本大震災経験してるっていうね

2020-08-05

anond:20200805152528

仙台は数年前まで震災バブル地価上昇してたけど今は下がってるとどっかで聞いたような

元々あったマンションとかが壊れて引っ越し需要が増えた上に他所地方被災者仙台に流れ込んだから

福島金持ち仙台疎開したりな

なあ若い奴らよ 俺ら全員で会社をバックレないか

いや唐突に何を言い出すんだと お前がサボりたいがために俺らを突き合わせるなよ

言いたいことは分かる

でもさよーく考えよう 俺らが今の会社にしがみついて将来安泰する可能性何%だ?

俺は等しく0に近いと思う 

コロナ倒産する企業経済悪化、そんな中浮き彫りになる政府放置プレイ(なんなら悪化させた)

仮にだコロナ収束しても大震災 そしてそれを乗り越えても少子化による人手不足場所によってはもう既に十分に人手不足を痛感してると思う)

絶望的だ 俺、お前らの上司は表面上は優しくしてくれるかもしれない でもそれは自分たちが将来安定した老後生活を手に入れるためだ

今上司でいる40から上の世代はぎりぎり逃げ切り世代だろう 

でも俺らは多分無理だ 上司と言われる頃には更に人手不足環境悪化し今以上に無理難題仕事に直面するだろう 予想じゃないぞ?確定してることだから

そんな中一生懸命働く意味ってなんだ? 俺らの老後はいくら貯めようがもう約束されてない

ならさもう全員でサボろうぜ 楽してさその後自殺しようぜ 80くらいのヨボヨボのジジイババアになってまで生きる価値もないし

なあ若い奴らよ 俺ら全員で会社をバックレないか

いや唐突に何を言い出すんだと お前がサボりたいがために俺らを突き合わせるなよ

言いたいことは分かる

でもさよーく考えよう 俺らが今の会社にしがみついて将来安泰する可能性何%だ?

俺は等しく0に近いと思う 

コロナ倒産する企業経済悪化、そんな中浮き彫りになる政府放置プレイ(なんなら悪化させた)

仮にだコロナ収束しても大震災 そしてそれを乗り越えても少子化による人手不足場所によってはもう既に十分に人手不足を痛感してると思う)

絶望的だ 俺、お前らの上司は表面上は優しくしてくれるかもしれない でもそれは自分たちが将来安定した老後生活を手に入れるためだ

今上司でいる40から上の世代はぎりぎり逃げ切り世代だろう 

でも俺らは多分無理だ 上司と言われる頃には更に人手不足環境悪化し今以上に無理難題仕事に直面するだろう 予想じゃないぞ?確定してることだから

そんな中一生懸命働く意味ってなんだ? 俺らの老後はいくら貯めようがもう約束されてない

ならさもう全員でサボろうぜ 楽してさその後自殺しようぜ 80くらいのヨボヨボのジジイババアになってまで生きる価値もないし

2020-08-04

コロナからの教訓

今回で嫌というほど分かったのが国は非常時に何もしないということ

分かりきってはいたけど悪化する方に舵取りして後だんまりってそこまで腐ってるとは思わなかったというか思いたくなかった

こんな非常事態にも関わらず中抜き利権は変わらないしもう感染が広がりきってどうしようもなくなってから責任なすりつけ合い

今後さら経済悪化、大震災確定

更に誰にも解決しようがない人手不足だろ

20代だけどなんか長い目で見たら生きる意味からなくなってきたわ どんだけ金稼いでもこんな世の中じゃ使いみちすらないし

老害老害言われてるけど俺らみたいな世代が老人になる頃にはもっと惨めになってるんだろうな

自己防衛投資、あと海外移住日本脱出だよね

みたいな自己防衛の人の言葉一時期流行ってたけど日本脱出すらできないのかw

関係ないこと書きすぎた 教訓

やりたいことやり尽くして若いうちに自殺が一番幸せ

今年のお盆は、都心部停電が起きるのではないか心配している

震災からの電力供給が十分じゃない中で、今年のお盆は人々が田舎に移動しない。

分散勤務で会社も完全にクローズしない中で、各家庭の電気需要がそのまま増えてしまう。

梅雨が明けて、例年通りに暑くなったので、冷房はフル稼働だろう。

どうなるのだろうか。

2020-08-03

ブクマカって当たらない占い師みたい

大変なことになるぞと煽りながら全然そうはならないw

震災ときと一緒で人生パッとしない奴らが騒いでるなという印象しかない

読んだ

バラカを読んだ。なんだろう、よくわかんない小説だった。

物語の冒頭部は、はっきり言って退屈だった。放射線汚染地域で謎の少女を老人たちが見つけるってのはキャッチ―だったけど、そこから続く第一部がつらかった。

文庫本の帯にもあったけど、愚劣な精神を持つ登場人物たちが入れ代わり立ち代わり共感しづらい行動を取り続けるので、結構ストレスフルな読書体験だった。

けど、強烈な悪の象徴たる川島が登場してからはグッド。一気にめり込めたし読み進めることもできた。

また、彼ら彼女らの人間性について、どうして過ちをおかししまうのかについての描写もそれなりにあってしっくりきた。貧困や分断って深刻よねって思う。

しかしながら、得体の知れない巨悪だった川島が、理屈の分かる復習者に成り下がってしまったのは残念だった。

よくゲームなんかでラスボスにかわいそうな過去があると萎えるって感想を見るけど、あの気持ちちょっとだけ分かった気分。川島にはもっと不気味なまま活躍してほしかった。

そんなこんなで上巻の後半戦、物語的には第二部が始まるあたりになるんだけど、なんかこのあたりからこの小説が何を表現しようとしているのかよくわかんなくなってきた。

東日本大震災が起きて、現実よりももっとひどい、甚大な被害が生じるわけだけど、この辺りはまだ震災というもの表現しているんだなあってふんふん納得しながら読んでいた。

で、下巻。薔薇香に視点が移って、十歳の少女の日々に次から次へと悲劇が舞い込むんだけど、これは何ってのが正直な感想だった。

汚染地域で見つかった少女が、家族を失い、仲間を奪われ、同志だと思った人間に騙されて、巨悪に軟禁される。抵抗しても支配されて、振り回されて、思想宣伝に利用される。

どうしてバラカがこんな目に合うんだろう。不思議なのが、川島がかかわる女性がことごとく死んでいくのと同様、バラカがかかわる人々もみんな不幸になっていくところなんだよね。

なんでこんな小説になっているんだろう。一番ではないにしろ庇護を与えられるべき人物が、特に何もしていないのに不幸をまき散らしているように見えるのが意味深長だった。

バラカに関わった人々の失敗のサイクルは何だったのだろう。なぜこの小説で描かれている日本はこんなにも精神的に荒廃してしまったのだろう。

しかしたら、その辺にこの小説のヒントがあるのかもしれない。描かれている社会や人々の行動こそが失敗のサイクルなのだとしたら、理想的社会を逆説的に描いているとも言えるのかも。

にしても、このエピローグはなあ。ぶん投げすぎではないのかなあ。なんか納得感がないんだよなあ。うーん。

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