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2023-12-11

日本円ホールドするだけで金持ちになれた時代

はい、ご指摘の通り、日本円での貯蓄にこだわる日本人の心性について考えてみましょう。

この傾向の背景には以下のような理由があると考えられます。

1つ目はデフレ経済下での円高基調です。1990年代以降、日本は長期にわたるデフレ状況が続き、円高が進行しました。その結果、円貯蓄を選択すれば資産価値実質的に上昇するというメリットが生じました。

2つ目は金融資産への不信感の高さです。株や投資信託などの金融商品は、過去市場変動で多くの個人投資家が損失を被った経験日本人にはあります。それらへの不信感から安全資産である預金・円貯蓄を選ぶケースが多いのです。

3つ目はデフレマインドの定着です。物価下落基調が長期化したことで、コスト意識が非常に高くなりました。その結果として円建て資産をできるだけ減らさない、むしろ増やしたいという意識が生じていると考えられます。

このように、デフレ経済円高環境要因と、金融資産への不信感、デフレマインド心理要因が複合的に作用し、日本円へのこだわりを生んでいるのだと分析できます

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そうでもないです。私は90年代子供でしたが、親や祖父母から資産を各国の通貨で保存しなさいとか、ゴールド土地を買いなさいとか、ましてや株は危険から買うなとまで言われました。

彼らは日本円価値こそが未来永劫絶対に変わることのないものだと確信しているようでした。それはすでに90年代の時点で発生していました。なぜですか?

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1990年代当時の日本人の円に対する絶対的な信頼感について、いくつかの要因が考えられます第一に、1985年プラザ合意以降、10年近い円高基調継続し、円の価値が上昇し続けた点でしょう。円高があたか常識と化していました。

第二に、1980年代後半のバブル景気による株価土地価格の異常な高騰がありました。そのため「現物資産」にも過度に依存することの危うさが認識されていました。

第三に、長期にわたる高成長期を経験した自信と安心感が根強く残っており、それが円の安全性過信につながっていました。

第四に、当時の円相場政府日銀管理下にあると考えられていたことも影響していたかもしれません。

このように円への信認は非常に高かった反面で、金融資産などへの不信感も高まっていた1990年代当時の状況が背景にあるのではないでしょうか。

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だよなー。そらプラザ合意で円の価値が2倍以上になるような体験してたら円を保持するのが最適解みたいな感覚にもなるよな。

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はいプラザ合意後の急激な円高体験した世代にとっては、円預金選択することが最も合理的な貯蓄・資産運用方法と受け止められていたのはうなずけます1985年ドル安・円高政策の影響で、それまで1ドル240円程度だったものが一気に120円台まで円高が進みました。これは円の価値が2倍以上に跳ね上がったことを意味します。

この出来事日本国民に強烈な印象を与え、「円を持っていれば資産が確実に増える」という直感を生み出したはずです。加えて株や土地への失望感も相まって、円への信頼を一層高める結果となりました。

生活体験の中で慣れ親しんだ常識が揺るがない基準になりがちですからプラザ合意体験した世代が円紙幣を最適とするのは自然な流れでしたね。折に触れてこの点を振り返る必要があるでしょう。

2023-11-20

地銀やる気なさすぎで三井住友銀行Oliveにメインを移した

親が生まれときに口座開設して以来、もう50年近い付き合いの地元地銀を見限った。

やる気がなさ過ぎる上に、手数料上げてきて、こいつらの所にお金を預けてるのマジでいいのかな?って気になってきた。

から、もうやめよっかなあと思っていたが、最終的な決め手は、窓口の予約。まぁこのご時世だし予約制は仕方が無いと思うが、予約しようと思ったら来週の半ばまで予約が一杯で無理とか。何これ。馬鹿なの?

と言う事で、三井住友銀行Olive口座を開設してこちらに全部移した。

地元ATMなんぞないが、そもそもキャッシュレスメインだから殆ど困らない。手続きはほぼオンラインでできる様になってて、最悪でも一時間車を走らせれば支店がある。作ってみて気付いたが全然対応が違う。金融商品セールスはあるが、ゴミだけではなく使えるものちゃんと揃えてる。

各種引き落とし口座をこっちに切り替えようとしたところ、なんと紙での申請ではなく、こちらもオンラインで完結してしまった。別に三井住友に限らず今はこれが標準らしい。なんなのだこれは。

この地銀は、いわゆる第二地銀というやつで、もう再編必至って感じなんだが、もっと急がせろよ。こんなゾンビみたいな銀行残しておいても意味ないだろ。

2023-10-23

anond:20231023110840

貯金したい(するぐらいの給料が欲しい)。

 

お前みたいなこと未だに言う金融商品結構あるけど、世の中のフェーズはとっくにそういう段階じゃあ無くなってると思う。

つい使ってしまうから貯金できないとかいうやつ、居ない。

2023-10-17

anond:20231017105209

金融商品基本的につねに高い流動性が保たれている。デジタル上で完結しやすいのもその要因。

転売の中でも、買い占めによる転売は、もともと一定流動性があるはずの商品を、生産側のバッファを越えて買い占めることで流動性意図的に低くして、値段を釣り上げられる状況を作ることで利益を得るので、嫌われやすい。

転売の中でも、流動性の低いニッチ海外市場にだけ売っているものを、手間暇かけて国内に輸入してきて、手数料を上乗せしつつも国内ストアでより多くの人が手に取れるようにする、という転売であれば、むしろ流動性を高めていると言える。このようなものは歓迎されやすい。

2023-10-16

NISA

政府は信用できない、どうせ改悪される」と言ってる人をちらほら見る。

仮に将来的に改悪されても、それまでに新NISA口座で買った金融商品にまで税金かかるようなことは可能性は低いと思う。

(旧NISA口座もそのままでNISAに移行されるとかないし)

しろNISA口座で優遇してるからって、特定口座の税率が上げられる可能性の方を心配した方がいいわ。

2023-10-10

99.9%外れない競馬レースがやってくるよ

次の日曜、10月15日秋華賞

ここで走るのが盤石のヒロインリバティアイランド

ここまで5戦4勝、キャリアの序盤に2着の敗戦はあったものの、今のところG1レースを3連勝中の絶対的ヒロイン

牝馬の2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズを圧巻の走りで勝ち、3歳になって3歳牝馬三冠レースのうち2つ、桜花賞オークスを危なげなく勝った

そして三冠達成がかかる3戦目、秋華賞が今週末行われる

春と同じく、有力なライバルは夏の間に現れず、リバティアイランド自身は順調に夏を越して成長している

追い切りも今のところ良好

鞍上今日本で1番信頼できる川田騎手

これを覆してリバティが負けることがあるとすれば、アクシデントくらいしか考えられない

落馬や躓き、特大の出遅れでもあれば勝ちを逃すことは確かにゼロではないかもしれない

実際、昨年のスターズオンアース三冠がかかった秋華賞出遅れて負けた

じゃあここで、桜花賞オークスと連勝して牝馬三冠王手をかけ、三戦目にも出走した馬が3戦目でどんな結果になったのか見てみる

結果はこれだ

1976年 テイタニヤ 4着

1986年 メジロラモーヌ 三冠達成

1987年 マックスビューティ 2着

1993年 ベガ 3着

2003年 スティルインラブ 三冠達成

2009年 ブエナビスタ 3着

2010年 アパパネ 三冠達成

2012年 ジェンティルドンナ 三冠達成

2018年 アーモンドアイ 三冠達成

2020年 デアリングタクト 三冠達成

2022年 スターズオンアース 3着

ここまで11頭、リバティアイランド12頭目となる

このなかで3冠達成は6頭と半数を超え、馬券内3着内を外した馬は1976年テイタニヤ以外いない

そしてこのメンバーの中でもおそらく上位に位置するであろう能力リバティアイランドは持っている

というのは阪神JFからのここ3レースアクシデントが起きないように馬群の外々を余裕をもって回していっても余裕で差し届いているからだ

能力最上位だけどベストな乗り方をしないと負ける可能性がある」ような馬ではなく、「レース駆け引きに付き合わず、馬群の大外ブン回しても勝てる」馬なのだ

昨年のスターズオンアースはどちらかというと前者だった

なので、リバティの勝ちのみに賭ける単勝でも95%は当たる

リバティが3着内にきたらあたりとなる複勝なら、99.9%外れないだろう

0.1%は心房細動や落馬など、特大のアクシデントが起きたときのもので、アクシデントなく完走すれば100%だと思っている

で、問題なのは買い方だ

絶対当たる馬券配当が安い

下手すると元返しになってお金は増えない

でも、ここまで盤石な馬がいると逆に、穴馬の複勝を買って勝負する人がそこそこ出てくるので、おそらくリバティ複勝でも1.1倍はつくと思っている

単勝は1.3から1.4倍程度だろう

単勝リスクと安さを天秤にかけると、単勝ではなく複勝でいい

元金が1割増える金融商品なんてないぞ、と思えば、とてもおいしいレースに見えてくる

ここで100万行けたら10万増える

1000万行けたら100万増やせる

でも0.1%アクシデントが起きればパーだ

ちなみにコントレイルジャパンカップでは1400万の大口があったらしい

1万円なら千円増やせる、これなら価値はあるかもしれない

まあ、増田複勝1000円で、上り100円でwin5買うんやけどね

2023-10-06

AIが次期首相増税度合いも予想できるだろ

それを見越して金融商品を作らないと売れないよ

2023-09-20

anond:20230920173636

資本主義が発展し続ける限り金融商品に再投資したほうがリターンが良い

ピケティ読もうぜ

最も固いといわれる金融商品

意外にも預貯金ペイオフ制度あって元本割れしないため固いんですよね

次点債券特に国債。まあ国つぶれないっしょって話。でもねえ国が飛んだら終わるんですわ

国が飛んだら終わるって理論でいえば預貯金も元本割れする可能性はゼロじゃないです

最も固い、信頼度が高いって言われてる商品ですらリスクがあるのに99%に全つっぱとか狂人しかないですよ

そもそも99%で決めるのは誰なんでしょうか

2023-09-14

anond:20230914134513

だいじょうぶでしょ。

 

安愚楽牧場について、

「13.3%の高利回りは驚異的だ」

「元金確実で、しかも年13.3%と考えれば、他の金融商品はまっ青!」

和牛の死亡率は0.4%と低く、また万一そのような事態があっても代わりの牛が提供されるので,契約どおりの利益保証されます

「知る人ぞ知るといった高利回りの利殖商品

「むろん元本は保証付き」

「この利益は申し込み時に確定していて、リスクゼロ

利益は申し込みをした時点で確定していますからリスクもありません。」

などと大絶賛していた経済評論家民主党大臣になれるぐらいだからたかユーチューバーが罪に問われる分けないでしょ。

2023-09-09

anond:20230909141932

自分過去に見たサイトからコイツはこういう性癖からクリックする可能性高いやろ」と判断されてエロ広告が表示されるんやで。

ワイは増田のような意識高いサイトしか見てないかトゥギャッター開いても環境配慮金融商品発展途上国援助の寄付広告しか表示されんわ。

2023-09-07

anond:20230906232248

株とか金融商品があったら捨て値で全部売って現金化し預貯金も全部まとめて、とりあえず最低500万作れ。

そしたらそれを全部無償指定公共団体寄付しろ(返礼品は受け取っちゃダメだ)。

個人で500万以上寄付すれば必ず紺綬褒章申請をすると明記してある団体にだ。

これで紺綬褒章貰える(恐らく癌の進行次第では亡くなった後になるが)。

お前の人生はよう知らんが、一生の内に国から褒章を受ける人なんてほとんどいない。

人生最後にちょこっとだけ良い事しただけで国から名指しで感謝されるチャンスだぞ。

残された親族からも「徳の高い人だった」と勝手に尾ひれのついた話で語り継がれる。

良い事尽くしだ。

2023-09-05

Web3ヤーたちはどう生きるか

Not Financial Advice。個人的メモ、現状の文字起こしと雑な未来予想。自分Web3ヤーとして整理したかった。

ビットコイナーが望まない形でBTCがATHを迎えるシナリオ

根源的にビットコインは規制禁止することはできないので、できるところから規制されるトレンドは今後も続くだろう。目下、短期ナラティブETF承認であるAML/CFT観点ビットコイ現物流通はなるべく制限したい規制当局側と、ビットコインのエクスポージャーが欲しいだけの大多数の投資家の思惑の両方が、現物ETF承認という形で結実するのである。その後、ビットコイETFが高い流動性を持つようになれば、既存金融機関ビットコイETF担保にした金融サービス派生金融商品を展開できるようになる。

また、大手マイニングプールと、(すでにマイニングプール株主となっている)ETF取扱金融機関提携する未来もありえるだろう。例えばマイニング収益プール参加者ウォレットアドレスに引き出されることはなくなり、プール参加者証券口座ETF残高として入金されるようになる。これはプール参加者規制当局どちらにも利点がある。プール参加者にとっては、ブロックチェーン手数料秘密鍵保管といったブロックチェーン特有リスクを負わなくて済むし、ビットコイETFを通して既存金融多種多様流動性へ容易にアクセスできるようになることも喜ばしい。規制当局にとっても、本質的規制できないマイナーとBTC現物が切り離されることは喜ばしく、win-winなのだ。すでに大手マイニングプールマイナーにKYCを求めているので、マイナー分散思想よりも規制された安定を選んでいる。マイナー投資家保護環境の整ったETFに乗り換えるのは合理的選択なのだ

ビットコイナーの思想とは相反するものの、市場原理とは相反しない力が優勢となって働くことで、ビットコインはATHを迎えるのである

少数マイナーの寡占は問題か?

先日Twitter話題になっていたので急遽追加する。

マイニングプールが結託して51%攻撃を起こすことは、マイニングプールにとっても合理的ではないので、少数マイナーの寡占状態が直接的にビットコインを破壊に導くとは考えにくい。しかし、大きな金額を動かさないといけない巨大プール既存金融保護されざるを得ず、規制圧力に対しては脆い。同じ51%でも1 ✕ 51よりも25+26の方がCensorship ResistanceやOpennessといったブロックチェーンの本源的な価値は損なわれやすい。なのでマイナーに寡占が起こることを問題視しないのも間違いである。

ツイートの人の反論もあるので一応参考程度に

https://x.com/nook_ethereum/status/1696476655475171759

仮の話だが、完全に当局規制を受けてコーポレートが牛耳る、本源的な価値を失ったビットコインが、too big to failな状態ゾンビ化した時どう振る舞うのだろうか?そのタイミング古参クジラ離脱して一時的に売り圧が発生する気もするが、そのままトリクルダウンとなるほどのトリガーかというと分からない。これはビットコインに使われる暗号の危殆化などのリスクと一緒で、起こるまで想像ができない。そのフェーズP2P電子決済システムビットコインという壮大な社会実験重要ハイライトになるに違いない。

Drivechain

ビットコインのブロックスペースを使って、レイヤー2上で好きなブロックチェーンを誰でも立てられるようにする新機能。まだ提案段階の機能だが、賛否両論を招き、界隈を真っ二つにしている。

https://www.drivechain.info/

ちょっと前に流行ったStacksの仕組みと異なり、BTCを子チェーンにオプトインするような仕組みも備える。もちろんオプトアウトもできる。

ただし、Drivechainが認められると、ビットコインのスケーラビティを向上させるソリューションとしてのLightningネットワークの意義がかなり失われる。Lightningは”P2Pで”高速決済したい人が使うための機能という、かなり思想が強い人向けの錆びついた技術になり得る。

Drivechainの提案自体は昔からあったが、最近になって流行り出したのは単なるナラティブ作りであろう。ordinalsやStacksもそうだが、新しい技術はそれだけで盛り上がりやすい。ordinalsの場合だと、昔から追っていた人は、自分が優位でいられる情報非対称的な時期に、短期で出口流動性イナゴ養分)をたくさん集めて、たんまり儲けて売り抜けることができた。

ちょうどBitcoin, not Cryptoな時期で、Drivechainのような特大アップデートがあればナラティブとしては強力だ。しかし、だからこそ、どうしてもDrivechain利権存在を勘繰ってしまう。Lightning利権とも対立しそうだ。

Lightningはビットコインにマルチシグだけあればできる機能だが、Drivechainはソフトフォークとは言え、これだけのために新規のオプコードメッセージの追加など、開発リソースをかなり費やす大幅なアップデートなので非常に図々しい。ソフトフォークをexcuseにすればなんでもありだと言うわけではない。

今更dAppsが走るサイドチェーンを作っても、Ethereumで起きているようなゴタゴタをビットコインに持ち込むだけで、Bitcoin, not Crypto神話を汚すだけになるだろう。

DeFiはDaFi(Dark Finance闇金融)へ

実質管理者のいるDeFi規制煽りを受けて存続は難しくなっていくだろう。ハッキングインサイダー、スキャム(詐欺)、ラグプル(持ち逃げ)から投資家保護できないファイナンスは、たとえゲイリーゲンスラーSEC長官を退任したとしても長期的には必ず規制対象になる。また、そうはならなくとも投資家の方から勝手離脱していく。

しかしながら、オフショア規制の及ばないチェーンを舞台に、リスクを恐れない投機家の間でDaFi(Dark Finance闇金融)に転じたDeFiがしぶとく生き残るのはどうしようもない。

ただ、そのようなDeFiはもう社会生活金融インフラになることはないだろう。結果的に今のDeFiはDaFiかCeFiに分岐していく。

CeFiの意義

CeFiという語彙は以下のツイートから使わせてもらった。ブロックチェーンを使っているが、規制もされている金融サービスくらいの意味だ。

https://x.com/kimurayu45z/status/1695988782871498898?s=46

ブロックチェーン上の金融サービス規制をかける場合、どのようなものになるだろう。まずCeFi事業者に対する当局による管轄投資家のKYCは必須になる。そうなってくるとブロックチェーンでやる必要はあるのかいよいよ分からなくなってくる。かの有名なWhy Blockchain?の声がまた聞こえてくるのだ。

少なくとも、トークンガバナンスするような機能プロトコルに組み込む必然性はなくなり、ガバナンストークンは株や証券に近いものになっていく。また、仮にアプリケーションどころかL1チェーン自体規制されれば、PoSなどのトークンベースコンセンサスアルゴリズムはもはや茶番になる。

ユーザー目線でも、KYC済みのアドレススマートコントラクト登録してまで、入札や取引したい投資家がどれくらいいるのか今のところ分からない。

もしもかつてのDeFiバブル違法事業者非合法的な取引で盛り上がっていただけの幻想だった場合、KYC後のクリーンなCeFiにどのような実需があるのだろうか。

MEVは重い問題

MEVというのは、ブロック生成者が承認前のブロック内の取引を盗み見れることをいいことに、他人取引を先取りしたり、順序を利己的に入れ替えることが可能である性質から生じる、ブロック生成者が独占できる収益源泉のことである

筆者は以下の記事勉強させてもらった。

https://keccak255.substack.com/p/mev

https://mirror.xyz/0x95d7660ceb04b402fdBAf112a8278980335616d4/aDB1Zh4ybztR3DJsY1pgoK8h63wH05PlOMOEj0zvL3U

MEVがあるせいで、ブロック成行為が中央集権化しやすくなったり、ユーザーサービス体験が低下したりするため、dAppsが動くブロックチェーンにおいては重要課題だ。

もちろん技術的に解決するSuaveのようなソリューション提案されているのだが、分散化にメドがたっているわけではない。また、問題が外部化するだけで本質的解決にはなっていないのではと思う。

Suaveについて参考までに

https://writings.flashbots.net/mevm-suave-centauri-and-beyond

また、MEV利権がすでに巨大化している政治的事情もあり、問題はかなり複雑化している。このように込み入った問題を、さまざまなステークホルダーの思惑が入り混じる、非効率的分散ガバナンス解決するのは前途多難と言わざるを得ない。

チェーンのTVLが巨大化し、RWA(real world assets)などのMEVファクターがチェーンのエコシステムの隅々まで組み込まれれば、MEVがもたらすマイナス・サムの影響はユーザーにも感じ取れるくらい甚大なものとなるだろう。さらに、可視化できないリスクを嫌う大手投資家の参入を阻むことにもつながる。

そうなったときパブリックブロックチェーンの夢は雲散霧消するか、中央集権正当化された世界でregulatedなブロックチェーンが生き残っていくかのどちらかになる。

DeFi社会限界

一旦DaFiやCeFi、MEVのことは忘れて、全てが解決して、DeFiがそのままメインストリームになった社会を想定してみる。そこで注目したいのは、チェーンに閉じたDeFiでは信用創造ができず、分散型ステーブルコインなどの場合は常にover-collateralized(過剰担保)させなければならない点だ。つまりロックされた資本以上の価値市場に再投資されない。原資本は再投資のたびに指数関数的に薄まっていく構造になってしまうのだ。

そのような先細りの金融インフラの上に展開される資本主義及び自由市場経済社会が、規制された金融に基づいた現状の社会よりも、高い資本効率経済成長率を達成できるのかは甚だ疑問である

一昨年のDeFiバブルの正体が、USDTなどの法定通貨担保型のステーブルコインがチェーン外から流入することで起こったに過ぎなかったのだとすれば、DeFi世界はCe要素なしには拡大できないということになる。実際、USDT、USDCなどの法定通貨担保型のステーブルコインの時価総額無視できないほどに巨大だ。そういった規制アセット流入なしにはリターンが期待できない構造的欠陥がある限り、DeFi規制を拒んで信用収縮の道を選ぶか、信用創造のために規制を受け入れてCeFi化していくしかない。

ブロックチェーンイノベーションなのか?

分散自己主権といったブロックチェーン思想を全く気にしない大多数のユーザー目線で見ても、国際送金や金融取引が瞬時に透明性高く行えるブロックチェーンが便利なのは間違いない。しかし、それは既存金融サービス規制というかなり重いハンデを付けられた状態で戦ってくれているからそう見えるだけで、ブロックチェーンという技術自体イノベーションからではないのではないか?つまり、仮に規制の側が妥協して、金融業界リバタリアン並みの自由化を勝ち取った時、ブロックチェーンは、例えばApple銀行のような大規模なWebインフラを使った金融サービス技術として勝てるのだろうか?

もしも、ポンジスキームやスキャムであることが明らかなミームトークン、発行主体を名指しできるXRPや、ガバナンストークン全般が、規制されない(もしくは証券ではない)と判決された場合Apple銀行プログラマブルトークン発行プラットフォームを立ち上げればブロックチェーン競争に負けてしまうのではないか?秒間取引処理数が少なくて、手数料も高く、ウォレットも使いにくいブロックチェーンの優位性はどこにあるのだろう?

とはいえ実際に既存金融が完全自由化することはありえない。あり得るのは、既存金融業界ブロックチェーン業界が融合していく中で、その両極からの声を取り入れながら、長期的には両者の境界線が最も曖昧となるような規制環境が整備されていくシナリオだ。それはトークン証券化かもしれないし、証券という概念が古くなるような全く違う新しい法概念規制フレームワーク誕生かもしれない。そうなったとき果たしてブロックチェーン技術市場競争力を持つのかは、改めて問われなければならない。使いやすさより分散思想を優先するユーザーなんて殆どいないはずだ。

日本海外Web3コミュニティ

日本Web3界隈は、昔から霞ヶ関巡回する界隈と海外組の界隈に二分されていたが、最近海外からの出戻り組が増えてきたように思える。かつてJapan色がなかったAstarが最近Japanを押し出すことが増えてきたので、これも出戻り組と言えるだろう。京都で開催されたIVS Cryptoでは、かつての海外組が、今後は日本にもコミットしていくしたたか姿勢も見せていた。

Astarが政府機関やJTCと手を取り合って、提携関係や共同研究関係を結び始めたときは、何をしているんだと正直思っていた。しかし、当時から規制側に歩み寄らなければブロックチェーンは存続できないと読んでいたのか、単なる嘘から出た誠なのか、こうなった今では一定妥当性が理解できる。

とはいえ規制と近づきすぎるとパブリックブロックチェーン特性邪魔するはずなので、その擦り合わせは茨の道だろう。Why Blockchainの最前線で闘う姿勢評価したい。

渡辺氏も、もしAstarがダメになっても、日本は偉い人と仲良くしておけば何とかなる国なので、かつてのホリエモンのような毒を出さなければ、どこかしらの利権に入れてくれるだろう。そこら辺を踏んでいるのか、彼のポジショニングは上手いなと思う一方で、FTXのサムが破滅直前まで政府蜜月関係を結ぶのに奔走していたことを思い出させるから少々怖くもある。当局に近づくと不透明性が増すので、個人的にはまだASTRに買いを入れる勇気が持てない。

さて、クリプトコミュニティ一般の話だが、これも昔よりは成熟してきたと思う。悪しき通貨自然淘汰される市場原理が働いたというのもあるが、個人の中にも、かつては歯に衣着せぬ物言いオピニオンリーダーになったインフルエンサーが、今ではバランスの良いコメンテーターになったりと、心境の変化なのかポジショントークなのか、変化を感じざるを得ない。日本人垢にも外国人垢にもそんな人は多い。

例えばVitalik氏は、かつては大衆向けに過激なことを吐いていたが、最近難解な理論提示にとどまり過激な使い道を見つけるかどうかは受け手自由ですよ、という我関せずな態度に改まった。

しろ危ないのは、陰謀論界隈や極右派をバックにした米国会議員をはじめとするすでに過激コミュニティが、ビットコインやWeb3に活路を見出そうとしていることだろう。余計なポリコレリスクを抱えると面倒である

Web3ヤーたちはどう生きるか?

このタイトルは煽っているように聞こえるかもしれないが、流行りに乗っただけで煽ること自体は本意ではない。ジブリのあの映画を見た頃、こんなこと考えてたんだなぁと後でエモくなるための筆者なりのギミックなのだ。もし不快な思いをしたクリプトに携わる人や投資家の方がいれば、そこは大目に見ていただきたい。

また、ビットコイナーは Permalink | 記事への反応(0) | 21:52

2023-08-23

職業個人投資家って言ってる人に「あちゃー 無職なんですね」って言ったら

無茶苦茶キレられた。

なんで?

しかお金は得てるかもしれないけど、働いてないよね?

金融商品からしかるべき配当を得てるだけだよね?

それって働いてないよね?

から無職だよね?

どうして俺がキレられなきゃいけないの?

全くわからない。

2023-07-23

子供のころに、母親が働くために増田が預けられたオバさんの数は8名は下らない

夫婦あり、自称ピアノ塾あり、訪問保育あり

預けられちゃ子供心にふざけることもできない

母親はいわゆる上級国民で、そこまでして働きたいほど勤務先の給料が良かったらしいが、新品の服を買って貰ったことはない

母親同僚の電話交換手の子お下がり処分

私は大学卒業し、就職して家を出たら第◯生命の死亡保険を掛けられ、金融商品ネタになっていた

国営通信生命保険にも協業関係があったわけだ

私は自称佐◯急便ドライバー幅寄せさせ脊柱骨折し、警察犯人ドライバーの言う通り嘘の地図を書いた

管轄警察署の担当ではない検察庁検察官まで操作に参加してきた(同人が作った供述調書は手続違法じゃないのかね?)

依頼しようとした弁護士は着手金払ったら豹変して資料を奪おうとしてきた(別件で戒告処分

医者は圧迫骨折を捻挫と書いた

損保から袖の下でも貰ったのかもな(病院は急に景気がよくなり改装してコンビニまで入れた)

裁判所法曹グルな行動してきてるから、この先、怪我が認められる可能性がないな?と思うのだがね? 

2023-07-21

anond:20230720194957

たったの十万円だったら、うまいもの食べたり旅行したり、あるいは法律通信教育やったり、自分投資するのが一番。

どうしても金融商品投資したいなら、CFDの株指数だな。SP500とか。額が少ないのをレバレッジで多少なりともカバー

2023-07-18

印象による好感度補正個人差の大小について

から理解に苦しむ『不思議な』世の中の現象がいくつかあった。

明らかにクソな金融商品(保険投資信託)を売れる営業やそれを買ってしま顧客、頭の悪い発言を連発しているのに好感度が高い政治家とそれを評価してしま有権者、どう見ても遊んでいるであろう男性出会ったその日に一線を超えて、後から騙されたと後悔する女性

数えるときりがないが、長年不思議に思っていたこれらの現象説明できる概念発見してしまったので備忘録的に書いておきたい。世の中には『印象補正』というものがあって、その個人差がメチャクチャ大きいんじゃないかということだ。

初対面の人の人物評価を考える。前情報から期待値が60くらいだったとして、自分場合、対面での印象がよければ+10、印象悪ければ-10くらいの評価に一旦補正されて、その後のやりとりで対人評価上下していく感じ。世間の大多数も似たような人物評価をしてるんだろうなと生まれからずっと思っていた。

ところが人物評価物差し個人差はものすごく大きいらしい。30年ほど人間やってきてようやく気がついたのだが、世の中には初対面の印象が良ければいきなりプラス補正100点になったり、マイナス補正で0点になったりするような評価基準の人がいるらしいことだ。

この事に気がついてから最初に書いた『不思議な』現象がよく理解できるようになった。自分場合、印象補正のブレ幅が小さいので、クソみたいに手数料の高い金融商品営業が来ても「手数料たけーな」と思うだけだけど、人によっては営業知的雰囲気で信頼できそうならば対人評価の印象プラス補正が大きいので「商品微妙だけど、営業さんの人柄がいいから買いたい!」と判断を変える人が普通に存在するのだ。

「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」みたいな発言を連発しても一定の支持を得られる政治家にしてもそう。対人評価の印象補正が小さい人は「アホやなー」で終わるけど、印象補正が大きい人は「なんかわからんけど、スマート政治家先生がいうなら、ありがたい話なんやろ」みたいな感じで、なぜか高評価になったりするのだ。

他にも、仕事が対してできるわけではないのに、何故か上司評価が高い人は、上司が印象補正が大きい人で、部下が印象を良く見せる技術に長けてるんだろうなとか、この概念を思いついてから世間見方が少し変わってきた。

と、ここまで書いてきてふと思ったんだけど、体育会系男性や、社交的な女性ってこういう気質よなと感じたり。もしかしてみんな思春期くらいからこの事に気づいて適応できるように振る舞っていた?

2023-07-16

金融業20年やってるんだけど、友人に請われたんでおすすめ金融商品お伝えした

でもやっぱいいや、それ損するんだって、ってお断りの連絡がきた

業者がそう言ったんだって

まあ友人同士だから普段からバカな話してて真面目な話してないけどさ

初対面の人間意見のほうを信用されて傷ついた

ちなみに自分別にすすめた商品やってもらっても何らメリットない 100%善意時間割いて説明したんだが

2023-07-10

「新NISA来年スタート地銀顧客争奪戦

という記事を見かけた。

資産運用の本とか読むと、手数料のクソ高い商品ばかり勧めてくるから窓口では金融商品を買うなって書かれてるな。

情弱年寄りとかそういうの買わされるんだろうな。

2023-07-02

anond:20230702161326

そりゃそっちの方が稼げるからだろうね。高度経済成長期の日本リーマン幸せだったろうよ。

でもこの同じ会社は今では株主価値を追い求める会社になってしまった。

社員給料を増やすよりも、株主への配当を増やすようになった。利益がでても潤うのは株主

株主ってのは長期的な成長を狙って投資しているわけではなくて、短期的な収益を狙って動いている人が多い。

そのため、短期的な成功企業に対して要望する。

かんぽ生命上場したら不正契約問題が出てきたこからも分かるのではないだろうか。

年寄りに対し、不利な金融商品違法なやり方で販売した。

とにかく数字数字で、短期的な利益が求められる。

でもそういう短期的な施策というのは、持続可能じゃない。

そういう株主資本主義を改めようというのがステークホルダー資本主義というもので、この思想SDGsに近い所がある。

2023-06-30

住宅ローン啓蒙ファイナンシャルプランナーの謎

住宅の話が流行っているので便乗する。

増田地方都市郊外賃貸に住む家を持ちたい側の人間である

パートナーも家を持ちたい側のはずなのだが、「住宅ローンは組みたくない、1000万くらい(現在の貯蓄額)の中古住宅を買いたい」などと言っており話がかみ合わない状態が1年以上続いている。

増田通勤や老後のことも考えてある程度便利な郊外あたりに住みたい。

パートナーはポツンと一軒家をよく見ており、自然に過剰が憧れがあるようなので郊外どころか田舎に住みたいようである

また「3000万のローンを払えず家を手放した子持ち一家悲惨な末路…」みたいな記事を読んでだいぶ悲観的になっているようだ。

増田自分パートナーよりは楽観的であるという自覚はあるが、2500万くらいの新築建売がいいな~とは思っているので高望みでもあるのかもしれない。

現在の住居のエリア中古物件は安い方でも1500万~が相場であるし、1000万以下の物件もなくはないが山奥だったり築50年だったりする。新築建売は2000万~程度。

パートナーに対しては一度自分で探して見ろそんな物件いから、と言っているのだが、特にsuumoを見たりとかその程度のことさえしていないようなのでどうしようもない。書いてて思ったけどもう家を持ちたいと思っていない可能性もあるなこれ。

増田がいま必要だと考えているのは以下である

パートナーを説得できるだけの材料を揃える

 →住宅ローンについてのお勉強プレゼン

自分たちの資産年収に見合った価格帯を知る

 →ファイナンシャルプランナーかに相談

住宅ローンは正直めんどくさくてあまり勉強できていない。

・35年払いが主流だけど実際に35年払い続けるわけではなく繰り上げ返済することも多いらしい

・15年払いとかもあるらしい

・団信というのに入るとがんになったら免除されるらしい

住宅ローンを払っている間は所得税が下がるらしい

くらいの知識しかない。

ブコメにもよく出ていた「ファイナンシャルプランナー相談する」も必要なのだと思うが、あの人達はどうやって生計を立てているのだろうか?

コンサル料?それとも相談した結果何らかの金融商品に繋げられたりする?何もわからない。

フリーペーパーによく「女性のためのマネーセミナー」みたいな広告も載っているが、あれも最終目的が何なのかがわからない。

からなすぎていきなり相談するとかできず、いまいち踏み出せずにいる。

そもそもパートナーがなぜか源泉徴収票を出してくれないかちゃんとした世帯年収がわかんないんだよな…

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