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2013-05-23

店の予約の話

別におつたかさんだったかおっとっとさんだったかの話ではない。店の予約の話である

昔、電話が苦手だったので、店の予約は極力しなかった。インターネット検索、店直行である。人数が多い場合はさすがに電話して確保するが、コースの話とかされてもテンパるので、基本は直行である。四人以下なら予約なしである

が、いろいろあって最近はちゃんとするようになった。というか予約なしで行くことがかなり減った。特に友達と、とかデートで、とかそういう場合は確実に予約をしていく。

なぜか。

ダメな大人とダメでない大人にたくさん出会い経験値がたまったかである

あと、年食っていろいろとめんどくさくなった。辛抱たまらんこともふえた。要するにわがままになった。歩くのめんどくさいし、期待してたものが手に入らないと疲れる。新しく店を探す気力もない。歳である。歳は取りたくないものである。だが歳を取れば知恵がつく。経験値が上がる。どうにでも、切り抜けられるようになる。それが年をとるということである

だめな大人は予約をしない。年末新宿で、宴会に使われそうな店でも予約をしない。木曜日から大丈夫だよね? などと同意を求めさえする。だめだろと思うが、そこはグッと我慢の子である。入れなかったら、まぁしょうがないですよね、また次回リベンジしましょう!(はーと)とフォローするのが女子力である若いころはそれだけでよい。しかし、三十路も近づく八十八夜ともなれば、そういえば知り合いがいいって言ってた隠れ家的な店が近くに…などと検索能力アッピールせねばならない。これは大人力である。面倒である。大人は面倒なのである。そのうえ自分怠惰人間であるがために、女子力上げさえも放棄している。むしろ女子だったかどうかも怪しい始末である。どちらかといえば男子である。肉と酒がありゃいいんだろ、ガツンとだ、ガツンと! という気持ちである。ただし、胃袋だけは女子である。むしろ年寄りである三十路ともなれば胃は弱るのだ。肉は食えない。

閑話休題

だめでない大人は予約をする。だめそうでだめでないやばい大人は予約をせず、バックアップ本命である。めんどくさくねーのかなと喪女は引く。だが、泣く腹と地酒には勝てないのである。さっくり店に入れるとそれだけで満足してしまう。良い店であれば少し気分がいい。しかし相手と気が合うか否かはまた別問題である楽しい食事になるかどうかは資質である滑舌である。頭の回転の速さである……三十路は全て藪の中である

2013-05-15

童貞でごめんなさい

まず、このタイトルからしてイラっとした人は多いと思う。

わがままでごめんなさい」的な開き直りか、あるいは被害者ぶった強い自意識と媚を感じるかもしれない。というか僕は感じる。

太宰の「女生徒」くらいむかつく。某「一つ上の男」広告にはどの程度クレームがあったのだろうか。

まあそれはどうでもいいのだが、やはりインターネットなんか見ていると童貞なんか幼稚で傲慢で堪え性が無くて生物として劣ってて…的な思想をもった人はいる(2chとかはてなとか狭い世界を見てるからだが)。

しか童貞である以上、その意見に巻かれて「ほんとって幼稚だよなー」とも言えないし、「かくいう私も童貞でね」とか媚びたくない。かと言って「童貞三十路を迎えたら魔法使いになれます(キリッ」ってほど自分彼女いない暦ウィッチズ年齢にアイデンティティーもないし、とはいえもちろん「童貞は幼稚、ブタキモオタ死ね社会でてくんな」には賛同出来ない(死にたくないしね、働きたいしね)。単に嫌ならスルーしろという話なのだが、自分はその(2chとかはてな的な)狭い世界が嫌いじゃないし、やっぱりお互い言葉の話せる日本人なんだし、なんか上手く擦り合せてほんの少しは理解し合いたい。

童貞が駄目だと思う」意見にも納得したいし、でも「童貞は男である」と思ってもらいたいと個人的には思う。

で、童貞から見たリア充童貞を嫌いになる理由は…まあ色々あるよな…

今まで定義されて来た「童貞」の社会的役割が変化したのは、良いことだとか悪いことだとかの問題ではないのだけど(必然ではあったと思うが)

それによって同じ「童貞」でも一人一人の価値観がバラバラになりすぎてしまい、

童貞なんだから最初は優しくしろや」

童貞だけど顔見ろや」

童貞から差別したなこの尼」

童貞から金かかるし寂しいかギャルゲすんだ馬鹿

童貞からってなめてんじゃねえぞ」

童貞」がありとあらゆる注文と権利を主張して来るモンスターに見えるのは仕方ないことかも。

でもこれ、それぞれ違う人の意見なのだよねえ。

いやでも実際、両方主張している人もいるしなあ…それはきつい。まあ、主張しているからといってそれが受容されている訳ではないしね。

あとは、幼い頃からモニター画面と便所の個室がすべて」という残酷バイアスがかけられているため価値観視野が狭く幼稚に見える(そして、童貞はキレやすい)とか?

あと、よく水商売に通うおっさんが言うような「童貞って得だなあ」っていうのは童貞向け紙芝居の数々のことを指しているのでしょうか?

童貞が考える理由なので、的はずれかもしれません。

みなさん、特に童貞が嫌いな人はどう思いますか?

まあ、だいたいのことは「そういう童貞もいる。そういう童貞がいる。」でスルーしてしまうのだけどね…

http://anond.hatelabo.jp/20130515215929

おっさん水商売の店に行く理由

30を超えて、ようやっとなぜおっさん水商売の店に飲みに行くのかわかるようになってきた。

ここで言っている水商売ってのは、仲間同士でワイワイと2軒目に行くキャバのことじゃないぞ。

仕事終わって、一人でしっぽりと行く、地元スナックとか、パブの事だ。

店で一番若い子がアラフォーくらいの店な。

地元おっさんなんかが入り浸っている、冴えない店だ。

20代のお前は、こんな店の存在理由がわからないだろう。

なんでババアの顔見ながらまずい酒飲まなきゃいけないんだ、って思っているだろう。

俺もそう思っていた。

でもな、お前も40になった時、多分あの店のカウンターで、真露飲みながらカラオケ歌ってるぜ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

20代のうちはさ、給料も全部小遣いだし、地元大学から友達もいるし、会社の同期とも仲良しだし・・・

女と飲みに行くのは容易かったよ、俺だって

でもさ、三十路の声が聞こえてくる歳になると、嫁子供ができて小遣いは減るし、女友達はみんな嫁に行って子供生んだりするし、転職して同期とも疎遠になったりするし・・・

飲みに行く女友達が一人、また一人と、減っていくんだよ。

おい20代のお前、よく聞けよ。

今、回りにいるイイオンナ、そいつらはみんな、早晩売れていっちまうんだ。

もちろん、友達としての縁は続くよ。

でもさ、「今晩ちょっと飲んでいこうぜ!」なんて言う訳にはいかなくなっちまうんだ。

俺もそんな日が来るとは思っていなかった。

でも、確実に来る。

仕事で疲れて、ちょっと女の子とフワフワした無意味時間過ごしたいなーと思っても、電話できる相手がいないんだよ。

の子はもう1年も会ってないし、あの子子供が生まれて授乳中だし・・・

誰にも電話できねーんだ。

で、タメじゃなくて、会社若い子を誘ってみようと思ったとする。

お前が運良く標準以上のジュアルビで、清潔感が有り、仕事がそこそこできるなら、会社の年下の子も飲みに行くのに付き合ってくれるだろう。

若い子と飲みに行くのは楽しいよな。

さあ、お望みのフワフワした無意味時間・・・とはならない。

相手は、お前のことをそれなりの目上の人間だと認識して話しかけてくる。

お前も立場があるしな。

アホな姿晒すわけにはいかねーんだよ。

おまけに、自分より5-10若い子と行くんだ、笑笑に連れて行くわけにはいかねーし、会計も当然お前持ちだ。

カネがかかるんだよ、けっこうな。

田中泰延の大先輩いわく、「二十歳の男が、二十歳の女の子と付き合うには、財布に1万円入っていればいい。三十歳の男が二十歳の女の子と付き合うには、財布に10万円入ってないと恥ずかしい。四十歳なら100万円、五十歳なら1000万円、六十歳なら1億円、財布に入ってないと恥ずかしい。」

これは真実だ。

自由になる金が必要なんだよ、歳相応にな。

だけど、お前には嫁さんと小さな子供がいて、小遣いが月4万円だったりするんだよ、昼飯代込みで。

10万なんて大金、財布に入ってねーんだ。

若い子と、ちょっといい店に1回飲みに行ったら、次の給料日まで昼飯はコンビニおにぎりか立ち食いそばになる。

それに気付いているから、会社若い子には声が掛けられないんだよ。

家に帰って嫁さんと話すればいいじゃんって思っただろ?お前。

青いな。

青すぎる。

空より蒼い。

藍より青し

嫁さんがちゃんと話し聞いてくれりゃーこんなに悩んでねーんだよ。

俺も結婚した時は、「これでソープなんかに一生行かないで済むわwww無料風俗GET!!!」とか思ったよ。

でもな、現実はそんなに甘くねーんだ、これが。

育児につかれた嫁さんは、家に帰るとグーグー寝てる。

朝は朝で、子供幼稚園の準備やら何やらで忙しい。

たま~に休みの日の夜なんかに、運良く二人の時間がとれたとしても、「幼稚園ママ友が…」とか「マンションゴミ出しが…」なんていう、向こうの愚痴を聞く時間だ。

こちらの話など聞いてもらう時間はない。

当然、セックスなど子供が生まれてから一度もしてない。


これが現実だ。

繰り返す、これが現実なんだよ。

30代の入り口の時点でこれだ。

40代になった時なんて、もう目も当てらんねーよ。

今の俺の現状に加え、子供の進学・親の介護中間管理職糖尿病デブハゲ加齢臭なんて奴らが、俺から時間と金と魅力を奪い、女を遠ざけるだろう。

もう生きる希望もねーよ。

そんなお前に、唯一手を差し伸べてくれるメシアがいる。

スナックのおねーちゃんだ。

多少トウが立っていようが、ちょっとふくよかであろうが、そんなの関係ねーよ。

いつでもニコニコしながら、俺達にフワフワした無意味時間を与えてくれる天使だ。

こっちの愚痴に、全肯定の姿勢で答えてくれる女神だ。

2時間喋って飲んで柿ピー食べてちょっとカラオケ歌って4000円だ。

月3回は行ける。

なんて素敵な場所なんだ。

今はまだ、かろうじてスナックには通っていないが、40歳の俺は、間違いなくスナックに通っているだろう。

安っぽい柿色のカウンターで、チーズおかき齧りながら、みゆきちゃん(39歳:バツイチ)に、グダグダ会社での出来事を愚痴っているんだろう。

あゝ、なんて素敵な未来

Gott ist todt! Gott bleibt todt!

Und wir haben ihn getödtet!

Wie trösten wir uns, die Mörder aller Mörder?





















・・・・・・・追記・・・・・・

朝起きて、反響の大きさにびっくりした。

増田初心者なので、空気感読めずにすまん。

TBブコメSNSを通してたくさんの人の意見が聞けて嬉しい。

異論反論は多数あるだろうが、結構割合で真意を汲んでくれているコメントが有って驚いた。

俺だけじゃ・・・なかったんだな。



この戯言を、アラサーの仲間たち、40代の先輩方、20代の輝いている若者達、そして、すべての奥様に捧ぐ。

Thank you for having discovered me!







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おっさん水商売の店に行く理由 http://anond.hatelabo.jp/20130515153030

おっさん風俗で何をしているか知っていますか http://anond.hatelabo.jp/20130517180521

おっさんの話を読んでくれてありがとう http://anond.hatelabo.jp/20130523134045

2013-04-23

http://anond.hatelabo.jp/20130423101625

わかってらいww

うすうすと条件だけだとだめぽい(自分が)というのはわかってたのでどちらかというと恋活系のmatch.comとyahoo!パートナー選んだけどそれでもだめなんだよ。心が折れたんだよ…あたしゃどんだけ少女漫画の中の主人公なんだよ…乙女もいいかげんにしろ三十路だぞっておもってるけどもーねーアボカドバナナかと

ただ、家だけはなー買ったら長い間住むんでしょ。独身でいいと思う家と世帯持ちでいいと思う家とさら子どもができてからいいと思う家って違うくね?それを一人で決断ちゃうの?なんかほかのことも相談なく決めちゃいそうなひとだなーと思っちゃったよ。あとローンの支払とか含めて家計どうすんのっつう話もあるし。平たく言えば借金もちと変わらんわけだよ。アピールポイントじゃねーよ(少なくとも自分にとっては)

つうか家買うって結婚より大事だと思うんだが…一人でもできるけど後戻りできないという意味で。

2013-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20090621154203

三十路越えた独身恋人なしの女だけど、「女の価値若さ!」って言われても、あーそーですかーとしか思わないな。

女として見られなくなるって、思った以上に楽なもんだ。

「女としてしか見られていない」状況って辛いよね。

年をとると「女」という価値が消えるから、「ひとを女としてしか見られない」男が近寄って来なくなる。なんてスッキリ!!

「女としても人間としても尊重してくれる」人は、「女としての価値」がなくなっても大事にしてくれるし。

よく言われることだけど、「女の若さ」と「男の金」はよく似てる。男の金だけを求める女が鬱陶しいように、女の若さだけを求める男は鬱陶しい。

お金はあればいろいろ役に立つけど、「若さ」は「女の価値若さ」と思ってる男を引き寄せるくらいの効果しかないしねー

「女の価値若さ!」って言われてカチンとくるのは、「自分には女としての価値しかないと思っている女」と、「本当は『女の価値若さ』って思ってるけど、自分をいいくるめて我慢して年増と付き合ってる男」と、「若い女にも年増にも相手にされなくてルサンチマンをためてるモテない男」のどれかなんだろう、と思う。

若さを売りにして結婚相手を見つける、ってことは、「女の価値若さ!」と思っている相手と結婚するってことだよね。で、男の方は

>30になった嫁が劣化しても「あー、でもあの10年間はかわいかたからいいか」と愛着がもてる

らしいけど、毎日「あー劣化したなー昔は可愛かったのに」って思われながら生きていくのか。

こういう価値観男性って

劣化したけど昔は可愛かったという思い出のある女性への愛着」<「いま若くて可愛い女の子への性欲」

になりがちで、チャンスさえあれば、浮気に走ると思うんだけど、どうなんだろう。

「『女の価値若さ』と思ってる男」には、まあご勝手にどうぞって感じだけれど、「『女の価値若さ』と思ってる女」は不幸になるんじゃないかなーと思う。まあ、「男の価値は金」と割り切れる女だったら問題ないんだろうけど。

2013-04-06

http://anond.hatelabo.jp/20130406092610

そんな事してもますます差別が酷くなって生きづらい世の中になるだけだぞ by 三十路オカマ中年の危機

2013-04-03

http://anond.hatelabo.jp/20130403213122

独身はいえ30代も半ばになってしまうと、18歳なんて年齢の娘さんはもはや自分の娘と同じような目線で見てしまうから「ろくな学も付けられず、どこの馬の骨とも知れない三十路ジジイ生殖機械にさせる(しか子育ての用が済んだら今度は外貨稼ぎの馬車馬として70歳まで介護と平行してコキ使われる)ために18年間大事に育てて来たんじゃない」って言いたくなってしまうよ。

どこの親御さんだって自分の子供を少子化解消の道具にするためにこの世に送り出すわけじゃないだろうに(仮にそんな親がいるとしたら、それは親でもなんでもないただの鬼畜だ)。

違う人間から当たり前なんだけど、同じ30代の女でもこんなに考えてること違うんだな。

あなたが幼い娘を持つ母親でないことを祈ってやまない。幼い息子を持つ母親なら、どうかその子犯罪等に走らないようまっとうに育ててやってくれ。

http://anond.hatelabo.jp/20130401181801

いやだ!

12歳も年上のオッサンとなんか絶対結婚したくない!

プラマイ2歳までの同年代がいい!

臭いおっさんはいやだ!

三十路はいやだ!

オッサン死ね死ね死ね

死ね死ね死ね死ね

2013-04-01

三十路オカマ中年の危機

はじめに。ちょっと今辛いので吐き出し。

野郎同士のおはなしです。

付き合って8年、同棲して7年になる相手がいる。家賃、その他光熱費は折半。

それなりに長く続けば、それなりにツーカーにもなり、それなりに飽きもでてきて

そしてやる事やらない、枯れた関係になる。

みんながみんなそうじゃないと思うけど、ウチはそうなった。

毎日仕事行って帰って、海外ドラマDVDをだらだらと二人で観て、寝るの繰り返し。

そして夜も一緒の布団で寝るは寝るけどそんだけ。

ミスチルの歌にあった

「つじつま合わせるように、抱き合って眠る

自分としてはまさにそんな感じだった。

かと言って別れたいか

というとそうでもない。刺激はないし、つまらない、恋人から家族としての

情みたいなものに変わりつつあって、きっとこのまま続くんだな、という安心感と、

そして永遠にこのままなのかも、というある種の恐怖を感じた。

この辺、普通カップルみたいに、結婚とか子育てとかマイホームとか

親戚とかのしがらみとか、そういうのが降りかかってきて

二人で対処していく!てのがあればまた違うのかもしれないけど。

そしてセックスレスになれば、同然、外で発散してくる。

相方はどうしてるかわからない。自分が外で遊んでる手前、相方が同じことしてても

咎める権利はないし、咎める気もないが、確実に相方自分が外で発散しているのは気づいていたと思う。

そんな時、某所で知り合ってちょくちょく会うようになった奴がいた。Aとしよう。

Aは同じ30代。身体の相性が良くて、何度やっても何時間やっても全然飽きなかった。

というか今でも身体の相性は過去最高だと思う。

Aは素朴な顔立ちだけどキリっとしていて精悍さがあった。

そしてAのモノはすごくデカくて太っとい。

恐らく今まで見た中で形も色合いも質感も完璧だった。

見てるだけで惚れ惚れした。

はいわゆる水泳体型というやつで

肩幅はがっつりあるのに腰はきゅっと細くて、

ぶら下がってるモノが一段きわどく目立っていた。

自分の手首ぐらいはあるソレを握って、じっくり愛撫して

ゆっくり確実に体の中に入ってくる感覚

根元まで入りきった時の充実感、

そして繋がったまま、Aの細い腰を

太腿でしめつけながらずーっとキスをしてると、

ほんとに幸せだと感じた。この為に生まれてきたとさえ思った。

正直慣れるまで相当痛かったが、

そんなの関係ねぇと思えるぐらい脳が痺れまくった。

体で惚れてるのか、人格を好きになったからなのか、

多分最初はマジイキを恋と勘違いしたんだと思う。

それだけならそれで、まだお互い「遊び」の範疇だった。

でも次第にAも俺の事が好きだ、ずっと一緒に居たい、早く相方と別れてよ

と言い出すようになった。始めは相手にしなかった。

誰にでも言っているリップサービスだろうと思った。

実際、自分よりAは多弁なので掛けてくる甘い言葉

額面通り受け取っても肩透かしをくらうだけだと思ったし。

でもその内、Aの事が好きで好きでたまらなくなった。

知り合った場所場所だし、お互いヤリちぎってたので、

絶対心が動く事はないと思っていたのに、

毎日でも会いたい、でも会えない、それでも会いたいけどあなたはいない。

最近の安っすい邦楽みたいな会いたい地獄に堕ち、

同棲しているので泊まりはできず、かといってAから

朝まで一緒にいたい、もっと一緒にいたいと言われ

そのストレート物言いが心の隙間にジャストミート

気づいたら相方に「別れたい」と口走っていた。

まさに「寝耳に水」だっただろう。

仕事後に呼び出しだ居酒屋

別れ話をされた相方は驚きつつも淡々としていた。

「他に好きな人ができたの?」

とっさに

「違う、ただ今の生活が窮屈になった」

と誤魔化した。

この時の誤魔化した事こそが、事実だったと今は思う。

そして、

「いつか自分から切り出すかもと思っていたけど、先に言われるとは思ってなかった」

と言って、その日は相方は元々地元民だったのもあって実家に帰った。

一人で部屋にいると、

ほんとにこれでよかったのか?

Aの事は好きだけど結局今の勢いだけで

すぐに駄目になるんじゃないか

好き好き言ってきていても、他にも男の影があるAに

若干の不信と嫉妬もあった。

相方だって始めはラブラブだった。

Aとだって結局マンネリになるかもしれない。

わざわざ同じ道を別の人と歩く意味はあるのか?

二人用に揃えてた食器や家具を眺めて

相方との思い出ががんがん頭をよぎって責めて、

その日は眠れずにずっと同じ考えがぐるぐる頭を回るだけで終わった。

結局、後日話し合って、家庭内別居になった。

30越えると1発完全別居はお互いにしんどいし…という話で。

別々の布団で寝て、相方はちょくちょく実家に帰るようになっていった。

そしてAとはますます深くなっていった。

毎日メールして会うたびに何回もHをして愛をささやき合った。

脳内麻薬ダダ漏れだったと思う。

Aは

「その内自分のとこに来てくれるまでずっと待ってる、俺ちゃんの事以外はもう考えられないよ」

自分が転勤になってもずっとついてくればいいじゃん」

自分んとこに永久就職しちゃえ」

そう言って俺に抱きつきながらさくっと寝落ちしていた。

今思うと口だけ感ありありだけど、

その時はラリっていたのもあって心を鷲づかみにされた。

Aの寝顔を撫でながら、永遠に続けばいいのに…と思った。

早くきっちり別れてAと一緒になりたい。

そう思いながらも踏ん切りがつかなかったのは、

いわゆる「オカマの勘」という奴で、

Aは俺に合鍵を渡し、俺の事は特別な部分もあるのだろうが、

いまだに他所でも遊んでる感があった。

ここ、自分の事は棚に上げまくって誉められるもんじゃないけど

本気だと言ってくるからには、その言葉に裏はないと信じたかった。

Aは転勤族だし、結局離れ離れになったり、

自分仕事をやめてまでついていった挙句

Aが他所で遊ぶようになって捨てられたらたまったもんじゃない。

結果今の生活を失うのが怖かった。

そうして打算と情とエゴで2重生活を続けた。

家に帰れば相方がいて、相方とAと、どっちにも罪悪感と後ろめたさで

薬を飲まないと眠れなくなった。

そんなある日、Aがシャワーを浴びてる間、携帯が光った。

LINEメッセ

明日は8時から○○ホテル集合で」

と出ていた。

頭が真っ白になった。

Aが寝た後、

よくない結果があるのは120%わかっていて

携帯を見た。ロックは簡単に解除できた。アタイすげぇ。

明日は8時から○○ホテル集合で」

「オッケー、楽しみ」

「まだAくんデカ○ラかな?俺の相手もよろしくね」

「もちろん、全然デカ○ラだよ☆」

こいつ、ただセクフレがいるだけじゃなく

乱パ参加してやがる……!?

ほんとになんというか、

悔しいというか悲しいというか、

アタシの事好きって言ったじゃない!とか、

そもそもちゃんと付き合ってないか

そんな事思っちゃうのも筋違いよね?

とか、

そしてゲイ嫉妬って、(てか自分だけかも知れないけど)

男の嫉妬と女の嫉妬が入り混じってほんとに醜い。

皆に取り合いになってるであろうデカブツ

色んな野郎をブッ挿して気持ちよさげにヤリまくっているのを

妬ましく思う男としての自分と、

誰にも渡したくない、独占したい、アタイの恋路を踏みにじりやがって!氏ね

というオンナの情念丸出しの自分

Aに対する怒りや失望自分自身のエゴ自己中毒でとにかく吐いて吐いて吐きまくった。

Aに言えば携帯見た事がバレる、

かといって言わずにいるのも到底無理。

そんなモヤモヤ全開でもAは相変わらず

かい子犬みたいな態度で俺に懐いてくる。

そんな状態の時ですら、Aの事を可愛いと思う自分がいた。

しばしお茶を飲み、だらだらとテレビを見て

耐え切れずに、

Aにそれとなく他の奴と遊んでいる事、

今夜妙な集まりに参加するつもりなら

やめてほしいと訴えた。

Aはもちろん知らばっくれた。もうこのばっくれを

見切れないオンナは女失格!てくらい解りやすいばっくれ方で。

そもそも俺も男なので、男の嘘の付き方は解っている。

負けるわけがない戦いなのだ

携帯を見た事を言えば、確実に落ちる、

しかしそれは自分の信頼も下げる。

このまま関係を続けるのなら、

安い嘘にのっかるのもひとつの答えではある。

ほんとに心中せめぎ合いだった。

でも、

「ずっと一緒にいようね」

「何十年たってもこうしてたいね

Aとのセリフ本心が込められている、

本心であってほしいと思っていた俺は、

Aを許せずに携帯を見た事をぶちまけた。

結果、Aはだんまりを決め込んだ。

このまま責めてもしょうがないとその日は帰った。

正式に付き合ってる訳でもないし、

口うるさく咎める資格もないか…と思った。

実は他にもAのヤリチン疑惑を裏付ける事があった。

俺とは使わないハズのゴムがなぜか買い足してあり、

その使用先を不審に思った俺が問いただした。

その時は、

「もとからあった物だよ」

最近擦れて痛いからどうしてもの時は使えるし」

と言っていた。

今思えば

「アンタバカ?」

級の言い訳だが、

別に俺とは使わないんだし、そんなもんあると他に使ってそうで嫌だから捨てて」

「だったら相方とは早く別れてよ」

「ならゴム必要いから今すぐ捨てろ」

ほんっとに糞下らないゴミの掛け合いみたいなケンカだったが、

Aと一緒にいる心地よさが捨てられずなんとか収めた。

そして乱パ疑惑の後日…

Aが家の近くまでやってきた。

Aはなにか問題があって自分が渦中に立たされると

言いたいことがあってもフリーズしてしまうようで、

メールでの長文攻撃にも的外れな答えや短文で

計算なのか天然なのか

火に油を注ぐタイプだった。

でもその日はゆっくり

A自身の考えと、俺の気持ちとを話す事ができた。

Aは自分の事は反省してる、でも俺ちゃんは結局相方とまだ住んでるし、でも俺ちゃんともっと一緒にいたい。

そして、むしゃくしゃして結局乱パは行ったけど、結局何もする気にならずに帰った。

普通ここは嘘でも行ってないゆうし、そもそも行かないよな…)

でも携帯を見られた事は許せないし、信用が回復するのにしばらくかかると思う。

一瞬?

と思ったが、こちらにも元々の立場や非があるので

携帯を見た事は心から反省し、もう二度と見ないし、見たくもない。

と謝った。

その上で今の状態で相方ときっぱり別れて、Aと…てのはない、と。

ここで本来ならお開きにするべきだったのだが、脳内麻薬は恐ろしい。

Aとの蜜月に心身ともにやられていたので

関係を続行することになった。

Aの事も好きだし、男癖悪いけど、治してくれるだろう。

俺とAとお互いに信用回復したら、

ちゃんとしようね、と。

ほんとバカ。キング・オブ・ザ・バカ。

バカに付ける薬が仮にあっても効かないレベルのバカ。

それからはしばらくはほんとに楽しかった。

旅行にいったり遠出して買い物したり、鍋をしたり、

正直もう相方とは同居してるだけなもんだった。

気の置けないルームメイトと化して数年たっていたので

「アンタアタシの化粧水勝手に使わないでよね」

「それ言うんだったらアンタもアタシの洗顔勝手に使ってるじゃん」

「また流行モン買って、結局すぐ着なくなんのに勿体無い!」

ほんとにチンコついてるのあんたら?

ハッピーマニア生活になってたし。

無論相方フクちゃんで俺がシゲである

つか男相手にオネェこいた時点でその恋は終わらせるべきですね。

兎にも角にもしばらく妙なバランスを保って続いていた。

年が明けて、しばらく経った頃

地元のカマ友達と集まることになって上京した。

カマ友が集まれば、無論話す事は男の事。

いわゆるテレビで見るオネエ系ではなく

パッと見は普通の兄ちゃんの集まりです。

無駄筋肉質ではあるが・・

そんなオカマ集団がある出会い系アプリをいじりながら、

あーでもないこーでもないとキャッキャ言い合うという

一般の方からしたらおぞましい光景の中

久々の旧友とのガールズトークを楽しんでいた。

俺も件のアプリはいれないの?

友達に聞かれたが、覗いて見るのは楽しそうだけど

色こいてる相手がもし乗ってたらショックだから

と話していた。

そんな中、帰りの新幹線

せっかく上京したんだし、試しに覗いてみたい欲にから

アプリをDLしてみた。

まぁ驚く事はなく、普通ーに色々な人が色々な事を書き連ねてアピールしていた。

そして降りるべき駅に近づいた時Aを見つけた。

友達募集・気軽にメッセどうぞ!凸」

とあり半裸で顔をトリミングした状態でポーズを決めていた。

二人で行った海で俺が撮った写真で。

明らかにどーいう友達募集かアリアリと解るやり方で。

とっさにAにそのページからメッセを送った

「こら、何してんの?」

次の日

「俺ちゃん?」

めまいがした。

次の日、お土産を渡すべく

Aと飯を食べながら詰問した。

出会い系やってるのも嫌だし、あの画像、あの文言はなんなんだ、と。

Aが言うには別にメッセが着ても返信しないし見てるだけだし

実際会ったりとかはしてないから!信じて!

ただの息抜きに見てるだけ!

との事だった。

その上で俺ちゃんはもうそのページ見ちゃ駄目!

と。

もう腰がくだけ落ちそうだった。

そして

「じゃあ俺ちゃんは元相方に俺の事紹介できるの?」

ボールを打ち返してきた。

やましい事があるからこそ痛い所をついてくる。

結局、見ちゃったもんはもう見ちゃったんだから

載せるのやめるかせめて画像とか変えて。

じゃなきゃ俺から閲覧できないようにブロックしてよと言い合うと…

ほんとにブロックしやがった。笑

今までAが遊んでるっぽい事実をつつくと、いつもAは俺の事を悪魔!といって攻めていた。

いつまでもちゃんとしてくれない。どうせ俺ちゃんは自分のこと好きじゃないんでしょ!と。

正直、自分立ち位置でAに寂しい思いとかやるせない感情を抱かせていたとは思う。

俺はAにほんとに好きというならばきちんと他を精算してほしい。

Aは俺にきちんと別れてくれないなら、やりたいようにやるもん。

俺がきちんと付き合うと声高々に周りに触れ回っても

Aは絶対に男遊びを止めない確信があった。

セックスレスになろうがアツアツだろうが

絶対こいつは他所チンコを出すと。

正直遊ぶ分には甲斐性だとも思うし

解らないようにしてくれれば全然良かった。

しかし、遊び方が派手なくせに始末が下手すぎだったのだ。

隠す気があるんだかないんだか。そこだけはいつまでも素人気分。

Aとこの先続けるんならどのみち黙認しないといけない。

結局そういうスタンスで二人とも平行線だったのに

お互い見てみぬふりをしていた。

絶対どっちかが折れるだろうと。

Aに閲覧をブロックされた時、

悪魔悪魔言われていた自分の中の悪魔が息を吹いた。

「ワレなんぼのもんじゃ!」

絶っっっっ対クロ、真っ黒の癖に

俺ばっかりせめやがって!

アンタ生意気なのよ!小娘が!

完全に自分の事を棚上げ状態だった俺は

アカウント召喚という掟破りを犯してしまう。

この時まだ甘い期待があった。

言い合った手前ブロックされたけど、

きっと画像文言差し替えてくれてるだろうな☆と。

そしてやるなら別人になりきったれと

拾い画像いかにもモテ筋なプロフをでっちあげて

Aのページを踏んだ。

画像も何もかもそんままだった…

そして、それでもう見るのをやめておけばよかったのだ。

なまじイケメン画像とウケのいいプロフログインしていたので

他の奴から足跡やらメッセやらがどんどんくる。

あー、これでAから足跡きたらちょっと凹むなぁと思いつつ

Aと普通にメールをやりとりしていた。

からは、

「そんなに心配しなくても俺ちゃんしか見てないか安心してよ!」

ラリった脳にはほんとに心地よく天にも昇るその文字列。。

ふと出会いアカウントに目をやると

から足跡をすっとばして

「ヤリたいす!」

まさに高低差キーン

今まで、こんなに脈をうった事があるか?

というぐらい心臓が爆走した。

胸は早打ちなのに手足が冷たくなっていくのを感じながら

なぜか返信していた。

「いきなり積極的ですね」

A「すっげえタイプど真ん中なんで!」

あはは、そっかー」

A「よければ会いたいす!」

「いつ頃が都合いいん?」

A「今夜とかどーすか?なーんて。土日祝休みです」

「さすがに今夜は急だなぁ」

A「俺んち、○○駅近くなんで、□□さんちか俺んちでヤロ!」

あはは、とりあえず今日のところはもう休みますね」

A「あい、わかりましたおやすみなさい!」

なに軽くヤリメッセ楽しんでんの?

!?

さっき俺しか見てないよ!

って書いてた人だよね????

「ああ、やっぱりこういう奴だったんだよ、だから言ったじゃん…」

頭の中でドヤ顔のもう一人の俺。

禍々しい嫉妬に狂った馬鹿なオンナの見本だった。

女性の方ごめんね、例えだから

Aにどう言えばいいのか、そもそも知らなくていいことをほじくったのは自分

でも俺と平行してヤリメッセを送っていた事実をなかったことには絶対に、絶対にできない。

目をつぶれば、まだしばらくAとの甘い生活を満喫していける。

かといって裏でのAをこれでもかと思い知らされた。

いくら俺の目の前のAが大好きで心地よくても

これだけ揃うともう、押さえ込むことができなかった。

世の中には心と下半身は別って男は沢山いる。

自分だってその類にはいるだろうし、それを責める気はない。

人は単純じゃない。絶対的に清いままの人なんていない。

頭では解っているつもりだった

でもやっぱり人間自分には甘い。

Aはそうじゃない、と自分自身に思い込ませていた。

自分のしてる事も揃った証拠も知らぬ存ぜぬでねじ伏せて

とっくの前にお互い遊びスタート関係だということを忘れて。

それでもAは俺がはっきりしないか

ほんとに息抜きで、最悪、魔がさしたとしてもそれぞれ1回限りだろうし!

ほんとにパンチドランカーな考えで自分を諌めAに会いにいった。

ベットでぎゅうっと抱き合った時のAだけがほんとのAだとまだ信じ込ませていた。

コンビニに用があるというAを置いて先にAの部屋に帰った時、

ふと

「またゴムをどっかに隠してるんじゃないか?」

と頭によぎった。

見つけたくないのに、見つけたかった。

見つけたいが見つからないで欲しかった。

前回の隠し場所にはもちろん無い。

あー、やっぱり出会い系も見てる分なら

もういいじゃん、と思いつつ

普段触ることの無い棚に目をやると

封の空いたゴムの箱があった。

数を数える。6個

12個入りなので少なくとも

6回はなにかしらで使い、

合鍵をもたしてる

部屋に連れ込んでヤッってる。。。

なんかもう全て真っ黒真っ黒真っ黒けじゃん

なーにがいつまでも一緒だ!

自分の間抜けさ加減とAの性欲の限りなさに笑けてきた。

残りのゴムを引きちぎりながら

ゴミ箱に捨てて、チャイムが鳴ったので

トイレに隠れた。

Aが帰ってきた。

ゴミ箱には気づいてない様子。

テレビを見て笑っているAに

「またゴムみつけちゃったんだけど」

とかます

「!なんで部屋さぐるの?」

「もー、あれは前からある奴っていってるじゃん」

「前回のは俺が隠した。今回のは明らかに新しいし、別のモノだった」

「そんなわけないでしょ、気にしすぎだって

「じゃあ捨ててよ」

「なんで捨てなきゃいけないの?」

(なんか書いてて腹立ってきた上に可笑しくなってきた)

そんなやり取りを続けながら沈黙が続き…

Aは寝やがった。

なんか、もう言葉がなかった。

そりゃ、たしかに、

せめる立場じゃござんせんけど?

寝るってなにさ?

いいくるめる気もないわけ?

てか寝落ちで逃げるとかわけからん

普通なら横っ面ぶん殴って

起してでも続けるんだろうけど

なんかそこまでの労力を使う気になれず

テレビもなにもかもつけっぱなしで帰った。

次の日、メール無視してると

A「明日休みのは出かけるのなし?」

ヤリチンはいきません」

A「意味わかんない事言わないで、じゃあいかないんだよね?」

「だからヤリチンとは行かないから」

A「そっか、わかった…」

Aは頑なに認めようとはせず、スルーしまくっていた。

俺への手前なのか、認めたくないだけなのか。

Aには

「もうAはやりたいようにやればいいよ」

と送った。

A「何!?どうせ言うほど俺(A)の事好きじゃないんだ!」

「だから、好きだけど、もうAは好きにしなよ、俺よりもっと懐ふかくて

猜疑心のない器のでっかい、身も心もかっこいい奴みつけなよ」

A「何を偉そうに、結局相方と居る癖に!」

相方と居る俺へのあてつけで遊んでるとは思えないし

いてもいなくてもやるんじゃんか…

もうこれで終わりかな…

しんみりしていたら

出会いアカウントにAから

「今夜遅く、会えませんか?」

もう笑った、声を出して。

Aにはなりすました事を言うつもりもなかったが、

とにかく食らわしたかった。

攻撃力最大だけど自分も瀕死を負う諸刃の剣とはこの事である

俺「言うつもりなかったけど、嫌われる覚悟で言うね。別アカウントとれば、Aのページ見られるんだよ」

A「だからブロックしろとか言ったくせに意味わからん

俺「でさ、俺の事、悪魔悪魔ってせめてたじゃん、ほんとに悪魔かもね」

俺「別アカとって、俺がなにすると思う?」

そして出会い系アカからAに

「信じられなくてごめんね」

と送信した。

しばらくAからはなにもなく

2時間ぐらいして…

A「お互い心底失望したね、もう連絡とりあうのはやめましょう。相方さんとお元気に。」

俺「結局お前の言ってた好きだなんだってこの程度じゃんかよ!」

A「はぁ?何年間も同棲してるくせに自分の事棚に上げてよく言うわ!つーかここまでするとは思わなかった。

ほんっといい性格してるね、君。」

俺「カギは置いてきたから。」

後日、

なんだかんだいって1年あまり一緒にいたのに

こんな形で急に途切れるのは辛すぎる…と

最後に会いにいった。

まだクズの脳髄に恋愛麻薬が残ってたみたい。

そして帰り道メールした。

「なんだかんだ、俺のやり方はひどかったかも。」

「知らなくていいことわざわざ知ることなかったね、ごめん。やっぱり一緒にいると心地よかった事思い出したよ」

A「自分もそんな風に思ってた。でもあの件はとにかく驚きと恐怖で。。。。」

A「しばらく時間が欲しい。」

結局Aは遊びちぎってた事も

ヤリメッセしながら俺と同時にラブメールしてたことも

なにもかもスルーなりすまし倫理違反だけを責めてきた。

Aの中では俺がきちんとしないからという大義名分だったのか?

単純に自分の性欲処理は恋愛とは別回路で、攻められる筋合いはないから?

チンポの根っこから腐り落ちればいいのに

本気で思った。

これがこないだあったクズクズの泥仕合。

これを書く前、正直まだ未練があった、ほんとに馬鹿自殺モンの馬鹿

なんか書いてるうちにひでぇ…と思えてきた。

もちろん自分が一番最低最悪糞野郎だけど。

Aの真意は結局なんだったんだろう。

ほんとに俺とずっと付き合っていく気があったんだろうか。

しかにAの俺への気持ちは本物だったと思う。

でもあまりにも下半身が別行動すきやしないだろã

三十路オカマ中年の危機

はじめに。ちょっと今辛いので吐き出し。

野郎同士のおはなしです。

付き合って8年、同棲して7年になる相手がいる。家賃、その他光熱費は折半。

それなりに長く続けば、それなりにツーカーにもなり、それなりに飽きもでてきて

そしてやる事やらない、枯れた関係になる。

みんながみんなそうじゃないと思うけど、ウチはそうなった。

毎日仕事行って帰って、海外ドラマDVDをだらだらと二人で観て、寝るの繰り返し。

そして夜も一緒の布団で寝るは寝るけどそんだけ。

ミスチルの歌にあった

「つじつま合わせるように、抱き合って眠る

自分としてはまさにそんな感じだった。

かと言って別れたいか

というとそうでもない。刺激はないし、つまらない、恋人から家族としての

情みたいなものに変わりつつあって、きっとこのまま続くんだな、という安心感と、

そして永遠にこのままなのかも、というある種の恐怖を感じた。

この辺、普通カップルみたいに、結婚とか子育てとかマイホームとか

親戚とかのしがらみとか、そういうのが降りかかってきて

二人で対処していく!てのがあればまた違うのかもしれないけど。

そしてセックスレスになれば、同然、外で発散してくる。

相方はどうしてるかわからない。自分が外で遊んでる手前、相方が同じことしてても

咎める権利はないし、咎める気もないが、確実に相方自分が外で発散しているのは気づいていたと思う。

そんな時、某所で知り合ってちょくちょく会うようになった奴がいた。Aとしよう。

Aは同じ30代。身体の相性が良くて、何度やっても何時間やっても全然飽きなかった。

というか今でも身体の相性は過去最高だと思う。

Aは素朴な顔立ちだけどキリっとしていて精悍さがあった。

そしてAのモノはすごくデカくて太っとい。

恐らく今まで見た中で形も色合いも質感も完璧だった。

見てるだけで惚れ惚れした。

はいわゆる水泳体型というやつで

肩幅はがっつりあるのに腰はきゅっと細くて、

ぶら下がってるモノが一段きわどく目立っていた。

自分の手首ぐらいはあるソレを握って、じっくり愛撫して

ゆっくり確実に体の中に入ってくる感覚

根元まで入りきった時の充実感、

そして繋がったまま、Aの細い腰を

太腿でしめつけながらずーっとキスをしてると、

ほんとに幸せだと感じた。この為に生まれてきたとさえ思った。

正直慣れるまで相当痛かったが、

そんなの関係ねぇと思えるぐらい脳が痺れまくった。

体で惚れてるのか、人格を好きになったからなのか、

多分最初はマジイキを恋と勘違いしたんだと思う。

それだけならそれで、まだお互い「遊び」の範疇だった。

でも次第にAも俺の事が好きだ、ずっと一緒に居たい、早く相方と別れてよ

と言い出すようになった。始めは相手にしなかった。

誰にでも言っているリップサービスだろうと思った。

実際、自分よりAは多弁なので掛けてくる甘い言葉

額面通り受け取っても肩透かしをくらうだけだと思ったし。

でもその内、Aの事が好きで好きでたまらなくなった。

知り合った場所場所だし、お互いヤリちぎってたので、

絶対心が動く事はないと思っていたのに、

毎日でも会いたい、でも会えない、それでも会いたいけどあなたはいない。

最近の安っすい邦楽みたいな会いたい地獄に堕ち、

同棲しているので泊まりはできず、かといってAから

朝まで一緒にいたい、もっと一緒にいたいと言われ

そのストレート物言いが心の隙間にジャストミート

気づいたら相方に「別れたい」と口走っていた。

まさに「寝耳に水」だっただろう。

仕事後に呼び出しだ居酒屋

別れ話をされた相方は驚きつつも淡々としていた。

「他に好きな人ができたの?」

とっさに

「違う、ただ今の生活が窮屈になった」

と誤魔化した。

この時の誤魔化した事こそが、事実だったと今は思う。

そして、

「いつか自分から切り出すかもと思っていたけど、先に言われるとは思ってなかった」

と言って、その日は相方は元々地元民だったのもあって実家に帰った。

一人で部屋にいると、

ほんとにこれでよかったのか?

Aの事は好きだけど結局今の勢いだけで

すぐに駄目になるんじゃないか

好き好き言ってきていても、他にも男の影があるAに

若干の不信と嫉妬もあった。

相方だって始めはラブラブだった。

Aとだって結局マンネリになるかもしれない。

わざわざ同じ道を別の人と歩く意味はあるのか?

二人用に揃えてた食器や家具を眺めて

相方との思い出ががんがん頭をよぎって責めて、

その日は眠れずにずっと同じ考えがぐるぐる頭を回るだけで終わった。

結局、後日話し合って、家庭内別居になった。

30越えると1発完全別居はお互いにしんどいし…という話で。

別々の布団で寝て、相方はちょくちょく実家に帰るようになっていった。

そしてAとはますます深くなっていった。

毎日メールして会うたびに何回もHをして愛をささやき合った。

脳内麻薬ダダ漏れだったと思う。

Aは

「その内自分のとこに来てくれるまでずっと待ってる、俺ちゃんの事以外はもう考えられないよ」

自分が転勤になってもずっとついてくればいいじゃん」

自分んとこに永久就職しちゃえ」

そう言って俺に抱きつきながらさくっと寝落ちしていた。

今思うと口だけ感ありありだけど、

その時はラリっていたのもあって心を鷲づかみにされた。

Aの寝顔を撫でながら、永遠に続けばいいのに…と思った。

早くきっちり別れてAと一緒になりたい。

そう思いながらも踏ん切りがつかなかったのは、

いわゆる「オカマの勘」という奴で、

Aは俺に合鍵を渡し、俺の事は特別な部分もあるのだろうが、

いまだに他所でも遊んでる感があった。

ここ、自分の事は棚に上げまくって誉められるもんじゃないけど

本気だと言ってくるからには、その言葉に裏はないと信じたかった。

Aは転勤族だし、結局離れ離れになったり、

自分仕事をやめてまでついていった挙句

Aが他所で遊ぶようになって捨てられたらたまったもんじゃない。

結果今の生活を失うのが怖かった。

そうして打算と情とエゴで2重生活を続けた。

家に帰れば相方がいて、相方とAと、どっちにも罪悪感と後ろめたさで

薬を飲まないと眠れなくなった。

そんなある日、Aがシャワーを浴びてる間、携帯が光った。

LINEメッセ

明日は8時から○○ホテル集合で」

と出ていた。

頭が真っ白になった。

Aが寝た後、

よくない結果があるのは120%わかっていて

携帯を見た。ロックは簡単に解除できた。アタイすげぇ。

明日は8時から○○ホテル集合で」

「オッケー、楽しみ」

「まだAくんデカ○ラかな?俺の相手もよろしくね」

「もちろん、全然デカ○ラだよ☆」

こいつ、ただセクフレがいるだけじゃなく

乱パ参加してやがる……!?

ほんとになんというか、

悔しいというか悲しいというか、

アタシの事好きって言ったじゃない!とか、

そもそもちゃんと付き合ってないか

そんな事思っちゃうのも筋違いよね?

とか、

そしてゲイ嫉妬って、(てか自分だけかも知れないけど)

男の嫉妬と女の嫉妬が入り混じってほんとに醜い。

皆に取り合いになってるであろうデカブツ

色んな野郎をブッ挿して気持ちよさげにヤリまくっているのを

妬ましく思う男としての自分と、

誰にも渡したくない、独占したい、アタイの恋路を踏みにじりやがって!氏ね

というオンナの情念丸出しの自分

Aに対する怒りや失望自分自身のエゴ自己中毒でとにかく吐いて吐いて吐きまくった。

Aに言えば携帯見た事がバレる、

かといって言わずにいるのも到底無理。

そんなモヤモヤ全開でもAは相変わらず

かい子犬みたいな態度で俺に懐いてくる。

そんな状態の時ですら、Aの事を可愛いと思う自分がいた。

しばしお茶を飲み、だらだらとテレビを見て

耐え切れずに、

Aにそれとなく他の奴と遊んでいる事、

今夜妙な集まりに参加するつもりなら

やめてほしいと訴えた。

Aはもちろん知らばっくれた。もうこのばっくれを

見切れないオンナは女失格!てくらい解りやすいばっくれ方で。

そもそも俺も男なので、男の嘘の付き方は解っている。

負けるわけがない戦いなのだ

携帯を見た事を言えば、確実に落ちる、

しかしそれは自分の信頼も下げる。

このまま関係を続けるのなら、

安い嘘にのっかるのもひとつの答えではある。

ほんとに心中せめぎ合いだった。

でも、

「ずっと一緒にいようね」

「何十年たってもこうしてたいね

Aとのセリフ本心が込められている、

本心であってほしいと思っていた俺は、

Aを許せずに携帯を見た事をぶちまけた。

結果、Aはだんまりを決め込んだ。

このまま責めてもしょうがないとその日は帰った。

正式に付き合ってる訳でもないし、

口うるさく咎める資格もないか…と思った。

実は他にもAのヤリチン疑惑を裏付ける事があった。

俺とは使わないハズのゴムがなぜか買い足してあり、

その使用先を不審に思った俺が問いただした。

その時は、

「もとからあった物だよ」

最近擦れて痛いからどうしてもの時は使えるし」

と言っていた。

今思えば

「アンタバカ?」

級の言い訳だが、

別に俺とは使わないんだし、そんなもんあると他に使ってそうで嫌だから捨てて」

「だったら相方とは早く別れてよ」

「ならゴム必要いから今すぐ捨てろ」

ほんっとに糞下らないゴミの掛け合いみたいなケンカだったが、

Aと一緒にいる心地よさが捨てられずなんとか収めた。

そして乱パ疑惑の後日…

Aが家の近くまでやってきた。

Aはなにか問題があって自分が渦中に立たされると

言いたいことがあってもフリーズしてしまうようで、

メールでの長文攻撃にも的外れな答えや短文で

計算なのか天然なのか

火に油を注ぐタイプだった。

でもその日はゆっくり

A自身の考えと、俺の気持ちとを話す事ができた。

Aは自分の事は反省してる、でも俺ちゃんは結局相方とまだ住んでるし、でも俺ちゃんともっと一緒にいたい。

そして、むしゃくしゃして結局乱パは行ったけど、結局何もする気にならずに帰った。

普通ここは嘘でも行ってないゆうし、そもそも行かないよな…)

でも携帯を見られた事は許せないし、信用が回復するのにしばらくかかると思う。

一瞬?

と思ったが、こちらにも元々の立場や非があるので

携帯を見た事は心から反省し、もう二度と見ないし、見たくもない。

と謝った。

その上で今の状態で相方ときっぱり別れて、Aと…てのはない、と。

ここで本来ならお開きにするべきだったのだが、脳内麻薬は恐ろしい。

Aとの蜜月に心身ともにやられていたので

関係を続行することになった。

Aの事も好きだし、男癖悪いけど、治してくれるだろう。

俺とAとお互いに信用回復したら、

ちゃんとしようね、と。

ほんとバカ。キング・オブ・ザ・バカ。

バカに付ける薬が仮にあっても効かないレベルのバカ。

それからはしばらくはほんとに楽しかった。

旅行にいったり遠出して買い物したり、鍋をしたり、

正直もう相方とは同居してるだけなもんだった。

気の置けないルームメイトと化して数年たっていたので

「アンタアタシの化粧水勝手に使わないでよね」

「それ言うんだったらアンタもアタシの洗顔勝手に使ってるじゃん」

「また流行モン買って、結局すぐ着なくなんのに勿体無い!」

ほんとにチンコついてるのあんたら?

ハッピーマニア生活になってたし。

無論相方フクちゃんで俺がシゲである

つか男相手にオネェこいた時点でその恋は終わらせるべきですね。

兎にも角にもしばらく妙なバランスを保って続いていた。

年が明けて、しばらく経った頃

地元のカマ友達と集まることになって上京した。

カマ友が集まれば、無論話す事は男の事。

いわゆるテレビで見るオネエ系ではなく

パッと見は普通の兄ちゃんの集まりです。

無駄筋肉質ではあるが・・

そんなオカマ集団がある出会い系アプリをいじりながら、

あーでもないこーでもないとキャッキャ言い合うという

一般の方からしたらおぞましい光景の中

久々の旧友とのガールズトークを楽しんでいた。

俺も件のアプリはいれないの?

友達に聞かれたが、覗いて見るのは楽しそうだけど

色こいてる相手がもし乗ってたらショックだから

と話していた。

そんな中、帰りの新幹線

せっかく上京したんだし、試しに覗いてみたい欲にから

アプリをDLしてみた。

まぁ驚く事はなく、普通ーに色々な人が色々な事を書き連ねてアピールしていた。

そして降りるべき駅に近づいた時Aを見つけた。

友達募集・気軽にメッセどうぞ!凸」

とあり半裸で顔をトリミングした状態でポーズを決めていた。

二人で行った海で俺が撮った写真で。

明らかにどーいう友達募集かアリアリと解るやり方で。

とっさにAにそのページからメッセを送った

「こら、何してんの?」

次の日

「俺ちゃん?」

めまいがした。

次の日、お土産を渡すべく

Aと飯を食べながら詰問した。

出会い系やってるのも嫌だし、あの画像、あの文言はなんなんだ、と。

Aが言うには別にメッセが着ても返信しないし見てるだけだし

実際会ったりとかはしてないから!信じて!

ただの息抜きに見てるだけ!

との事だった。

その上で俺ちゃんはもうそのページ見ちゃ駄目!

と。

もう腰がくだけ落ちそうだった。

そして

「じゃあ俺ちゃんは元相方に俺の事紹介できるの?」

ボールを打ち返してきた。

やましい事があるからこそ痛い所をついてくる。

結局、見ちゃったもんはもう見ちゃったんだから

載せるのやめるかせめて画像とか変えて。

じゃなきゃ俺から閲覧できないようにブロックしてよと言い合うと…

ほんとにブロックしやがった。笑

今までAが遊んでるっぽい事実をつつくと、いつもAは俺の事を悪魔!といって攻めていた。

いつまでもちゃんとしてくれない。どうせ俺ちゃんは自分のこと好きじゃないんでしょ!と。

正直、自分立ち位置でAに寂しい思いとかやるせない感情を抱かせていたとは思う。

俺はAにほんとに好きというならばきちんと他を精算してほしい。

Aは俺にきちんと別れてくれないなら、やりたいようにやるもん。

俺がきちんと付き合うと声高々に周りに触れ回っても

Aは絶対に男遊びを止めない確信があった。

セックスレスになろうがアツアツだろうが

絶対こいつは他所チンコを出すと。

正直遊ぶ分には甲斐性だとも思うし

解らないようにしてくれれば全然良かった。

しかし、遊び方が派手なくせに始末が下手すぎだったのだ。

隠す気があるんだかないんだか。そこだけはいつまでも素人気分。

Aとこの先続けるんならどのみち黙認しないといけない。

結局そういうスタンスで二人とも平行線だったのに

お互い見てみぬふりをしていた。

絶対どっちかが折れるだろうと。

Aに閲覧をブロックされた時、

悪魔悪魔言われていた自分の中の悪魔が息を吹いた。

「ワレなんぼのもんじゃ!」

絶っっっっ対クロ、真っ黒の癖に

俺ばっかりせめやがって!

アンタ生意気なのよ!小娘が!

完全に自分の事を棚上げ状態だった俺は

アカウント召喚という掟破りを犯してしまう。

この時まだ甘い期待があった。

言い合った手前ブロックされたけど、

きっと画像文言差し替えてくれてるだろうな☆と。

そしてやるなら別人になりきったれと

拾い画像いかにもモテ筋なプロフをでっちあげて

Aのページを踏んだ。

画像も何もかもそんままだった…

そして、それでもう見るのをやめておけばよかったのだ。

なまじイケメン画像とウケのいいプロフログインしていたので

他の奴から足跡やらメッセやらがどんどんくる。

あー、これでAから足跡きたらちょっと凹むなぁと思いつつ

Aと普通にメールをやりとりしていた。

からは、

「そんなに心配しなくても俺ちゃんしか見てないか安心してよ!」

ラリった脳にはほんとに心地よく天にも昇るその文字列。。

ふと出会いアカウントに目をやると

から足跡をすっとばして

「ヤリたいす!」

まさに高低差キーン

今まで、こんなに脈をうった事があるか?

というぐらい心臓が爆走した。

胸は早打ちなのに手足が冷たくなっていくのを感じながら

なぜか返信していた。

「いきなり積極的ですね」

A「すっげえタイプど真ん中なんで!」

あはは、そっかー」

A「よければ会いたいす!」

「いつ頃が都合いいん?」

A「今夜とかどーすか?なーんて。土日祝休みです」

「さすがに今夜は急だなぁ」

A「俺んち、○○駅近くなんで、□□さんちか俺んちでヤロ!」

あはは、とりあえず今日のところはもう休みますね」

A「あい、わかりましたおやすみなさい!」

なに軽くヤリメッセ楽しんでんの?

!?

さっき俺しか見てないよ!

って書いてた人だよね????

「ああ、やっぱりこういう奴だったんだよ、だから言ったじゃん…」

頭の中でドヤ顔のもう一人の俺。

禍々しい嫉妬に狂った馬鹿なオンナの見本だった。

女性の方ごめんね、例えだから

Aにどう言えばいいのか、そもそも知らなくていいことをほじくったのは自分

でも俺と平行してヤリメッセを送っていた事実をなかったことには絶対に、絶対にできない。

目をつぶれば、まだしばらくAとの甘い生活を満喫していける。

かといって裏でのAをこれでもかと思い知らされた。

いくら俺の目の前のAが大好きで心地よくても

これだけ揃うともう、押さえ込むことができなかった。

世の中には心と下半身は別って男は沢山いる。

自分だってその類にはいるだろうし、それを責める気はない。

人は単純じゃない。絶対的に清いままの人なんていない。

頭では解っているつもりだった

でもやっぱり人間自分には甘い。

Aはそうじゃない、と自分自身に思い込ませていた。

自分のしてる事も揃った証拠も知らぬ存ぜぬでねじ伏せて

とっくの前にお互い遊びスタート関係だということを忘れて。

それでもAは俺がはっきりしないか

ほんとに息抜きで、最悪、魔がさしたとしてもそれぞれ1回限りだろうし!

ほんとにパンチドランカーな考えで自分を諌めAに会いにいった。

ベットでぎゅうっと抱き合った時のAだけがほんとのAだとまだ信じ込ませていた。

コンビニに用があるというAを置いて先にAの部屋に帰った時、

ふと

「またゴムをどっかに隠してるんじゃないか?」

と頭によぎった。

見つけたくないのに、見つけたかった。

見つけたいが見つからないで欲しかった。

前回の隠し場所にはもちろん無い。

あー、やっぱり出会い系も見てる分なら

もういいじゃん、と思いつつ

普段触ることの無い棚に目をやると

封の空いたゴムの箱があった。

数を数える。6個

12個入りなので少なくとも

6回はなにかしらで使い、

合鍵をもたしてる

部屋に連れ込んでヤッってる。。。

なんかもう全て真っ黒真っ黒真っ黒けじゃん

なーにがいつまでも一緒だ!

自分の間抜けさ加減とAの性欲の限りなさに笑けてきた。

残りのゴムを引きちぎりながら

ゴミ箱に捨てて、チャイムが鳴ったので

トイレに隠れた。

Aが帰ってきた。

ゴミ箱には気づいてない様子。

テレビを見て笑っているAに

「またゴムみつけちゃったんだけど」

とかます

「!なんで部屋さぐるの?」

「もー、あれは前からある奴っていってるじゃん」

「前回のは俺が隠した。今回のは明らかに新しいし、別のモノだった」

「そんなわけないでしょ、気にしすぎだって

「じゃあ捨ててよ」

「なんで捨てなきゃいけないの?」

(なんか書いてて腹立ってきた上に可笑しくなってきた)

そんなやり取りを続けながら沈黙が続き…

Aは寝やがった。

なんか、もう言葉がなかった。

そりゃ、たしかに、

せめる立場じゃござんせんけど?

寝るってなにさ?

いいくるめる気もないわけ?

てか寝落ちで逃げるとかわけからん

普通なら横っ面ぶん殴って

起してでも続けるんだろうけど

なんかそこまでの労力を使う気になれず

テレビもなにもかもつけっぱなしで帰った。

次の日、メール無視してると

A「明日休みのは出かけるのなし?」

ヤリチンはいきません」

A「意味わかんない事言わないで、じゃあいかないんだよね?」

「だからヤリチンとは行かないから」

A「そっか、わかった…」

Aは頑なに認めようとはせず、スルーしまくっていた。

俺への手前なのか、認めたくないだけなのか。

Aには

「もうAはやりたいようにやればいいよ」

と送った。

A「何!?どうせ言うほど俺(A)の事好きじゃないんだ!」

「だから、好きだけど、もうAは好きにしなよ、俺よりもっと懐ふかくて

猜疑心のない器のでっかい、身も心もかっこいい奴みつけなよ」

A「何を偉そうに、結局相方と居る癖に!」

相方と居る俺へのあてつけで遊んでるとは思えないし

いてもいなくてもやるんじゃんか…

もうこれで終わりかな…

しんみりしていたら

出会いアカウントにAから

「今夜遅く、会えませんか?」

もう笑った、声を出して。

Aにはなりすました事を言うつもりもなかったが、

とにかく食らわしたかった。

攻撃力最大だけど自分も瀕死を負う諸刃の剣とはこの事である

俺「言うつもりなかったけど、嫌われる覚悟で言うね。別アカウントとれば、Aのページ見られるんだよ」

A「だからブロックしろとか言ったくせに意味わからん

俺「でさ、俺の事、悪魔悪魔ってせめてたじゃん、ほんとに悪魔かもね」

俺「別アカとって、俺がなにすると思う?」

そして出会い系アカからAに

「信じられなくてごめんね」

と送信した。

しばらくAからはなにもなく

2時間ぐらいして…

A「お互い心底失望したね、もう連絡とりあうのはやめましょう。相方さんとお元気に。」

俺「結局お前の言ってた好きだなんだってこの程度じゃんかよ!」

A「はぁ?何年間も同棲してるくせに自分の事棚に上げてよく言うわ!つーかここまでするとは思わなかった。

ほんっといい性格してるね、君。」

俺「カギは置いてきたから。」

後日、

なんだかんだいって1年あまり一緒にいたのに

こんな形で急に途切れるのは辛すぎる…と

最後に会いにいった。

まだクズの脳髄に恋愛麻薬が残ってたみたい。

そして帰り道メールした。

「なんだかんだ、俺のやり方はひどかったかも。」

「知らなくていいことわざわざ知ることなかったね、ごめん。やっぱり一緒にいると心地よかった事思い出したよ」

A「自分もそんな風に思ってた。でもあの件はとにかく驚きと恐怖で。。。。」

A「しばらく時間が欲しい。」

結局Aは遊びちぎってた事も

ヤリメッセしながら俺と同時にラブメールしてたことも

なにもかもスルーなりすまし倫理違反だけを責めてきた。

Aの中では俺がきちんとしないからという大義名分だったのか?

単純に自分の性欲処理は恋愛とは別回路で、攻められる筋合いはないから?

チンポの根っこから腐り落ちればいいのに

本気で思った。

これがこないだあったクズクズの泥仕合。

これを書く前、正直まだ未練があった、ほんとに馬鹿自殺モンの馬鹿

なんか書いてるうちにひでぇ…と思えてきた。

はてぶに少子化ネタが何個かあったので

アラフォーに入ったばかりの生涯非婚男がテキトー放言してみる。

文章にまとまりも何もないので注意。

まず、私はATMしてあげられるほどのお金はない。いわゆる平均収入レベルモテはしない。

後、性欲も最近だんだんなくなってきた。常時賢者モード。いわゆる手遅れ(笑)

私はなぜ生涯結婚しなかった(確定事項)のだろう?

多分一番大きな理由は簡単でやる理由がなかった。

朝起きる→仕事に行く→寝る。

休みの日は朝起きる→テキトーに散策して楽しむ→寝る。たまに勉強ゲーム

たまに一人旅のんびり楽しむ。どう考えてもそこに相方必要なかった。正直今も必要はない。

まあ、他にも理由はあるが(あんま子供きじゃないとか)話がずれるので語らない。

今の生活はそれなりに楽しいのでこれを変えようとか一切思わない。

でも問題は一つある。これを(もし変えたくなっても)変えるわけにはいかないということだ。

なぜならこの国は自己責任がきつい。

その割にセーフティーネットも薄くレールを踏み外すと大変だ。

落ちたが最後そこから復活できても結構な労力を要するOR出来ない。

一度踏み外したことがあるからよくわかる(ニート歴2年)

あの時はまだ若かったからどうにかなったが、今踏み外したらもうだめな気がする。

こういうのが行き過ぎるとどうなるか。

今の私みたいに一度平穏なレールに乗ったが最後余計なことはしないってのが一番賢い生き方になる。

三十路も半ばになったら転職ひとつとっても簡単ではなくなる。

私生活にしても私はせっかく一人でお気楽生活のレールを引いたのだ。今更異分子を入れるとか考えられない。

レールは引いたら最後、簡単には引きなおせない。

そしてレールの多くは結婚が金銭的に検討可能になるころは大体引き終わっているのだ。

ニート歴がある私はさらにその年齢が遅い。)

まり今の日本では(最初のレールで視野に入らない時点で)結婚育児はレールの外側にある事象と言うことになる。

延長線上にすらないのだ。

こうなると結婚はレールを踏み外し無理やり捻じ曲げる行為になる。

そして捻じ曲げたリスク責任は己で取らねばならぬ。

でも捻じ曲げてまで結婚したとしてそこから失敗しないためのサポートはほぼない。

結婚をする以上当たり前だろって言われるのかもしれないが、

それが見透かされてしまたから問題なのだろう。

やらない以上責任を取らないというレール(最初結婚視野に入れないレールの延長線上)の方がはるかリスクはないんだから

その辺の理解がない若いうちの方が結婚やすいってのは確かなのだろう。

そういう人は深くは考えないし最初のレールの上に結婚があるかもしれないし。

強いて結婚する人しない人の差を言うとすると

最初のレールで結婚視野に入れたか入れなかったかの差だと私は思う。

いれずに結局後悔しないままなら非婚な私、後悔すると婚活…なのかな?

昔はそういう私みたいなのを見合いでどうにかしていたのだろうが

そういうのは今はないし(まあ私はあっても断ると思う。)

この国レールから落ちたら浮上が難しい。

解雇やすくするだの議論されてたっけ。セーフティーネットが先じゃね?)

新しいレールが敷きやすくなっているようでもない。

ましてやこの年じゃ落ちたら終わりだってのは自覚してる。

身軽じゃないとしたら子供が成人する20年後はおろか3年後もやばそうだ。

身軽だったら多分今落ちたとしても10年は何とかなる。そっから先は知らんけど。

でもやっぱりなるべくある程度固まった自分がある以上そこから落ちない努力をするのが基本系。

リスクを取ってもらいたいのならまずリスクを取りやす社会制度にしないとダメだろうけどねえ。

親学政治家には結婚育児リスキーって物言い自体が理解できないだろうが。

ま、それ以前に私は手遅れ(でいいよ別に)なので若い人に今後の子作りを託すことにしようと思うけど。

若い人が最初のレールで結婚恋愛を考えるようにすればどうにかなるって。

現実対策を考える気はないけどね、みんな頑張れ。

2013-03-25

入院が長かった子ども性格

自分が長かったからってのもあるんだけど、中学くらいになってまた入院する羽目になった時にふと気付いたこと。

こんなタイトルだけど、実は自分でもうまく説明ができない。

ただ、表情や、人とのコミュニケーションや距離の置き方が、独特なところあるよなって思ってるんだ。


こどもが入院していて、それを親とか友達が見舞いにくるじゃん。

で、時間から、って帰ってく。

エレベーターまで両親を見送りに行ってる少年を見かけたのな。

扉が閉まるまで手を振る。扉が閉まって、手を下す。

その時のなんとも言えない表情が、とても見慣れたものだった事にハッとした。

同時に、あの子はまだ入院して数週間くらいなんだろうな、と思ったことにも。


小児病棟はそういう光景多くてさ。

同じ子どもとして、見送りきった後にすぐ声をかけたりはしないんだ。

彼の中で静かに、諦め・寂しさ・物悲しさ・楽しかった時間の余韻が入り混じってて

それを「入院してるぼく」から院内コミュニティのぼく」に切り替えて引き出すまでの時間必要だろうから。(本人がこっちを見て嬉しそうに話しかけてくれたら別だよ)

…うまく伝わるかな、伝わらないかもな、ごめん。


親や看護師さんとかは、そういうのを寂しそうって言うんだろうか。

それは間違ってるわけじゃないけど、違うよ!って思ってる。

でも、じゃあ何?って聞かれるとうまく言えない。


状況を諦めて受け入れて、その中で遊ぶたくましさがある。

でも寂しさ、足りない感じからコミュニケーションのやり方がすこし日常とはずれちゃうのかな、

思い切った踏み込み方、べったりと、でも妙なとこで線を引いたり後ずさるところが、長期入院の子には共通してた。…ように思う。

後ずさってしまった時の、空いた距離の埋め方とかもな。

性差というより、入院している時間が長いほど、独特の気遣い方に長けていったように思う。

不思議だなあ。

そういうの、何て表現したらいいんだろうなって、三十路過ぎてもまだわからない。


今も入院してる子どもや、大人になった子、友達看護師さんや親は、どう感じてるものなんだろう。



それにしても、改行が上手にできない件。いまだに「はてな記法」がよくわからん

→三行開けるの人ありがとう、2行で駄目だったから諦めてた。

→<br>でいいだろの人もありがとう、まじ助かった。

2013-03-23

レス気味で辛い

レス気味で辛い。

一緒に暮らすようになって三年。

暮らし始めた頃は、家に帰ってくるなり襲われるなんてこともあったけど、いまやそんな気配はない。

行ってきます、ただいま、おやすみのチューもするし、決っして不仲ではない。

月に一回、あれば良いほう。

もう女としての価値が無いのか、魅力がないのかと打ちひしがれる思い。

一方で、まだ二十代なのに、とも思う。

身なりに気を遣え、

ムードを作れ、

押し付けるな、

否定するな

世のレス対策をみるにつけ、自分がいけないのだ、努力が足りないのだと言われているようで辛い。

愛されていないわけではない、浮気もない、それはわかっている。

眠る前に、ふざけあって胸をもまれたりすることはある。

私だけが悩んでいるようで、それもまたみじめだし辛い。

誰でもいいわけじゃない。

はぁ。

まあ、とにかく、まずは。

寝室を綺麗にすること、

リビングを片付けること、

下着の新調、

さり気ない誘い、

あたりなんだろーか…

割食ってる気がする、というのはワガママか。

なんでこんなことを私がやんなきゃならないんだ、と思っているからいけないんだろうな。

求めてるなら、求めるやつがそれなりに労を割けっていう、分かっているのに、残る不満。

欲求不満

そんなに性欲強い方では無いと思うが。

女は三十路あたりから性欲が強くなるんだとしたり顔で言う下衆はくたばれ。

2013-02-19

通勤電車で見かける女の子たちがやたら綺麗だったり可愛かったりする。さりげなく眺めてはつくづく考える。「女の子として大事にされてきたんだろうなー」「女の子としての幸せを楽しんでるだろうなー」と。

私にもああいう風に可愛い服が似合う時期があったら、可愛いと言ってもらえることが一度でもあったら、いまとは違う人生を歩んでたのではなかろうか。顔の造作がもうちょっと整っていて、背が高くなくて、デブでもなくて、ガリ勉でもなければ。生まれた時から「男だったらよかったのに」と言われてなければ。もう三十路に入ったいまは痩せたのでそれほどデブではないし、ガリ勉が功を奏して高給取りになって、ひとによっては羨む人もいるかもしれないけど……そこそこの服着てメイクして、風景には溶け込んでると思うけど、私は自分ちょっとでも「可愛い」とか「綺麗」とか思えたことなど一度もない。

女の子」としての自分を認めることもを認められることもなくこの歳まで来て、暮らしのあらゆる面が平均的30代女性とは全然違う人生になって、ふと「何が違って私はこうなったんだろうか」と思う。普通女の子らしい人生、に対するコンプレックスだかルサンチマンだかが我ながら嫌だ。

2013-02-12

人生積んでる三十路女について

お昼を食べながら会社上司女性)と話して思ったことがあるので、初めて書いてみることにする。

※女によくありがちなオチのない単なる掃溜めです。


私はついてない星の元に生まれたんだろうな、と思うことが山ほどある。

私の人生など、地球誕生と比べたら、ほんの一瞬、閃光が放たれるか放たれないかの問題だと思うが、

それにしてもついてない星の元に生まれたんだな、と時折思う。


両親には一切恨みなどない。

じゃじゃ馬どころか相当な暴れ馬の反抗期を過ごしてしまい、本当に後悔しているし、

お金のない生活の中から4年間の大学費用を捻出してくれたことは感謝しているし、

失恋して大学単位スレスレに酒浸りのやさぐれ生活を過ごし、

ロクに就職活動もせず、茶髪のまま公務員試験を受けに行ったら思った通り落ちたのに、

就職活動らしきことをしただけで嬉しがっていた親に申し訳ないほどだ。

確かに小さなころからいうことを聞かない子供だったか

殴られて育ったけど、かといってそれがDVだとか家庭内暴力だとは、思わない。

そういう時代の子育て方法だったのだ。

いま時代とは事情が違う。

大人になってから両親とは、小さいころとは違って楽しく過ごしている。

楽しくしている風に演じているのかもしれないが、実家に帰ることは苦痛ではないし、兄弟含め家族みんなで食卓を囲むことはやはり幸せなことだ。


私の彼はバツイチで、生計を別にしている子供がいる。

バツイチ子蟻とわかっていれば、付き合うこともなかった。

時間差で知らされた私は、なんと愚かだったのか。

都会の男はずる賢い、とショックだった。

気持ちをそっくり持って行かれた後に聞いたとしても、それはもう後戻りできない状態。

恋とは落ちるもの、とはよく言ったものだ。

私の場合は落ちるというよりも、「堕ちる」が合っている気がした。


の子供は15~16くらい、都内の私立高校に通っている。

それがどんな学校なのか、田舎出身の私には得られる情報源もないが、私立ということはそこそこお金がかかっているだろう。

彼は授業料は支払っていないが、子供が大人になるまで養育費代わりに住宅ローンの支払いをすることになっている。

私立の授業代は元嫁と元嫁実家バックアップしているようだ。


言葉では言わないが、どうやら子供のことは可愛がっているようだ。

彼女が書いた手紙イラストを大切に持っている。

部屋に不釣り合いな大きなディズニーぬいぐるみも、おそらく子供との思い出の品だろう。

時折予定を明らかにしないまま外出し、時間が経ってから子供に会ってきたと報告してくれる。

私としては、子供にも元嫁にも特に感情はない。

彼と関わりのあった人であり、遺伝子を受け継ぐ一個体ではあるにせよ、私は直接関係していないし、何か言える立場人間ではないからだ。

彼が子供を大切に思う気持ちを、私は大切にしてあげたいと思っている。


私と彼は、一度別れた。

2年後の東日本大震災があって、距離がもう一度近づいた。

一度別れていることもあり、もう一度付き合おうとおもって近づいたわけではない。

その時だけでいいから、誰かのぬくもりがほしかった。

そうこうしている間に数か月過ぎ、もう一度付き合おうと彼が言い、少し考えたがそれに従った。


3か月後、妊娠検査薬で陽性反応が出た。

中絶してほしいと言われると思っていたが、彼は結婚しようと言った。

産休助成金について調べ、形だけでもいいから式をあげようと、情報を探し回った。

3週間後、子宮内除去施術を受けた。

心拍もなく、胎芽は6週のサイズから大きくならなかった。

稽留流産だった。

泣きわめいて生活していたが、手術後は諦めたのか自分では落ち着きを取り戻したと思っている。

でもこうしてテキストにしてみると悲しい。

どうして育ってくれなかったのだろう。


手術から4か月経過したが、まだ入籍もしていない。

両家顔合わせは昨年中にしたが、その後の進捗は特にない。

ただのプロポーズならともかく、デキ婚未遂のような状態で結婚しようと言われ、だけど子供流産してしまい、今はお腹に誰もいない。

正直、辛い。毎日悲しい。

選択したのは自分なのだから毎日1分1秒耐えるしかない。

愛があったら大丈夫!キャピッ!!とか言える若さも、勢いもない。

私は大切な友達

「子蟻との付き合いや結婚はつらいだけだからすすめられない」

と言うことにしている。

せめて友達がつらい思いをしている姿は見たくない。


自分の憩いの場でもある実家を悪く思うことはしたくない。

自分を五体満足、入院骨折歯医者も言ったことがない健康体に育ててくれた両親を悪く言いたくない。

両親の育て方の問題でこんな私になったとは思いたくない。

(おそらくはそうだとは思っているが)自分のせいだとも、できれば思いたくない。

となると星回りが悪いと思う他ない。

学生時代に大好きだった彼にフラれたのも、上京してからバツイチ子蟻彼と2度付き合うことになったのも、そういう星回りなのだ

運がない人がいるから、良い人が際立つ。たったそれだけの差だ。

誰彼不幸になればいいとは思わないし、お祝い事も心の底からお祝いしたい。

だけど先に進まないこの状況を考えると、自分の思い描いていた人生はこんな感じではなかったなぁと残念な気持ちになる。

2013-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20130129123722

20代後半で人間として磨きがかかって、なおかつ美しいという女性がいるのはわかります。そういう人とおつきあいできるレベル自分がないことと、先日Facebookで見かけた写真があまりに衝撃的だったものでつい。5人くらいの女子同級生女子会をやって盛り上がっている写真なんですが、「女子」と呼ばれるにはもはやふさわしくなく、かといって年相応の落ち着きや美しさがあるかと言うとそれもない。くたびれた三十路女が一生懸命はしゃいでいる図はうっと来る物がありました。そんなのはお互い様で、むこうもこちらをみて同じような感慨を持っていることとは思いますしかしながら、30近くなって童貞だと、いまさら結婚するために結婚するのもみじめな物でして。

28歳年齢=彼女いない歴喪男ですが

ぼちぼち三十路が近づいて参りました。Facebookほうれい線が深まり社会にすれ、どんなに飾ってもくたびれを隠せない同級生女子写真を見るたびに、「あ、もう恋愛とか結婚かいいや」って思うようになってしまいました。いまさらあんなおばちゃんたちと恋愛して結婚する欲望が湧いてこない…。高校時代同級生から、僕が知っている彼女らの過去の姿と現在との落差が一層「おばちゃん感」を引き立てているのだろう。

これが若いからいくつか恋愛経験していたならば、そろそろ年相応の相手と落ち着こうか、という気持ちになったのかもしれない。だけど、一度しかない人生なのに自分のなかの「恋愛」が汚い物で塗りつぶされてしまうような気がしてしまって。

歳はとりたくないね…。

2013-01-25

叫びたい

最近話題の高学歴ワープアです。女です。

叫ばせてください。

結婚出産なんてできねーよーーー!!

研究者」として生きていくのは、いい。自分の好きなことだからがんばれるし、ほぼ実力主義世界から男女差別もあまり感じることはない。いわゆるガラス天井の問題も研究世界では少なくなってきていると思う。でもそれは常に競争の中を生き残っていかなければならないということでもある。

ここで研究者人生についてもう一度考えてみたい。高校卒業後、大学進学、研究室に入って学部卒。ここで22歳としよう。まだぺーぺーだ。修士課程の二年間で研究者としての資質を見極められ、認められた場合博士課程へ。ここで24歳。そしてそれから短くて3年間、文系だと大体5~6年かけて博士号取得。ここには3年で博士号をとれる理系ポスドク留学文系留学してから博士号、という違いがありそうだけれど、いずれにせよ博士号取得&留学で通算5~6年かかるという計算だ。つまりなんとかして研究者の「免許」をとったところで、だいたい三十路前後

そしてここで襲いかかる高学歴ワープア問題。

三十路にさしかかった研究者の卵はこれから数年間で、バイトなりポスドクなりしながら、研究の業績を積み、非常勤講師をしながら教育の実績を上げ、一年に一回あればラッキーアカデミックポストの募集に応募を続けることになる。もちろんその募集には他の優秀な研究者たちが100人単位で応募してくるし選考の条件もさまざまなので、最終的には実力だけじゃなくて運だ。2、3年でアカデミックポストにつけた人は超ラッキー。5,6年以内に常勤の職を見つけられればいいな~というところ。そうすうると30代半ばになる。100人単位の応募者蹴落としてやっと大学講師になれました。大学側も教員ポスト減らされて困っている時に待望の若手の登場です。雑用、教育研究に八面六臂の活躍を期待されるわけね。

そうやって仕事がんばって数年がすぎたときふと気づけば、出産リミットを超えてしまっている。

ものすごく頑張ればこの人生の中でも出産ってできると思う。でも、周りを見てると同年代か少し上で結婚出産に至っている人は、博士課程かポスドクの時点でキャリアから降りてる。もっと上の世代になると「結婚すべし」「出産すべし」っていう価値観というか社会的プレッシャーがあったから、女性研究者でも子供をもっている人は多い。でもね、話を聞くと壮絶なのね。「女」ということで表立って差別はしないかわりに「母親」ということで差別する。出産したことそのものを隠し通した人もいたとか。

そうやって上の世代ががんばってきたから、我々の世代が男女間のギャップを感じないで研究に打ち込めるっていうのはわかっている。だから研究を口実に結婚出産をしないということに申し訳ない気持ちにもなる。ただ一方で言えることは、上の世代は今よりずっと就職やすかったということだ。昔は博士号もとらないでよかったし、キャリアが若干出産で遅れても、十分アカデミックポストを見つけることができた。あるいは定職についてもまだ若かったから、仕事が落ち着いてから出産することも可能だった。でも今はそうじゃない。博士号とって研究業績の本数(質じゃなくて)を積み上げないと、スタートラインにすら立てない。言ってみれば「研究者の修業期間」が昔と比べ物にならないくらい長くなっている。それを普通にこなしているだけで、出産リミットオーバーだ。

博士課程からポスドクにかけてはいろいろな意味不安定だ。金銭的な面でもそうだし、明日どこで何をしているかもわからない。ポストがあればどこにでもいく、というスタンスでないと就職は難しい。僻地の、小さな大学任期講師の職にすら、応募者が殺到する時代だ。「定職ありません」「どこに住むことになるか分かりません」「いつ就職できるかもわかりません」この状態で結婚できるだろうか。いや、できまい。結婚どころか恋人をつくるのも難しい。ただでさえ高学歴学校歴のほう)で敬遠されるのに。

それでも男性はいいなと思う。30歳代なかばから40歳代にかけてアカポスについたころに結婚して子供持っていいパパになれる。産休とる必要ないしね。出産の予定があるとか、小さな子供がいるということが採用の妨げになることもないし。

でも女性は? まず20歳代後半から30歳代前半にかけての「産みどき」にワープア状態になる。このとき結婚していまどきめずらしい専業主婦しながら研究続ける、といっても実際この激しい競争のなかでそういう人はふるい落とされて消えていく。じゃあアカデミックポストについたとき出産できるかっていったら、それも普通心臓のひとには難しい。上にも書いたみたいに、待望の若手として研究室の期待と雑務を一身に背負っているのに、就職して1-2年で「じゃあ、産休、育休とりますんでよろしく♪」と言えるだろうか。(言える人もいるらしいよ。そしてそのせいで、その後のアカポス募集のとき女性応募者が敬遠されることに… 大学講師採用面接で「出産の予定は?」と聞くとかアカハラも甚だしいんだけど、それだけ大学側も厳しい状況にあるということのあらわれでもある)

まとめ

1.「私、研究するから職に就くまで養ってね♡収入ないけど忙しいから、家事育児協力してね。遠距離別居婚になるかもだけど我慢してね」と夫に言える

2.アカポスについた時点ですぐに仕事投げ出して産休とって出産できる

このどちらかができるくらい心臓に毛が生えてないと、女性研究者結婚というか出産するのは難しい。

なんとか出産に辿りつけたとしてもただでさえ忙しい仕事こなしながら子育てしていくのは難しそうだな~と思う。子供は大好きだし本当に欲しかったけど、自分はたぶん無理だ。それは研究がそれだけ大事だ、ということなので単に自分わがままなんだと思う。私は研究犠牲にしてまで子供を持つことはできないということだ。研究者仲間の男性がその両方をやすやすと手に入れていくのをみると、少し悔しいというか悲しい気持ちになるけど。

出産育児して社会に貢献できなくてごめんなさい。そのかわり一生研究がんばります教育もがんばります。そういう形で社会に貢献していこうと思うので、子供産めなくても許してください。一応の「研究者」になるまでにどれだけの支援を大学や国や諸々の機関から受けてきたかということを考えると、自分研究を捨てて家庭を持つということはモラルとして許されない気もするのです……

以上、女性高学歴ワープアの苦悩をお伝えしました。そんなこと言ってないでとっとと論文書けよ、明日の飯もおぼつかないぞ、という悪魔だか天使だかの声が聞こえてきたのでここで筆を置かせていただきます

2013-01-24

小学生と邂逅

夕方、お菓子を買いに近所のコンビニ出かけた。

お菓子を買って帰る途中に、黄色帽子をかぶった女子小学生3人が

前方を歩いていた。

彼女のうちの一人が、何か袋を落とした。

当人はそれに気づいていない。

俺は落としたものを拾った。

もちろん気づかずに歩いている女児に渡すためだが、

すこし犯罪香りがした。

俺は不審者と思われるのではないか

知らない、髭を数日剃っていない

くすんだ色の服を着ている男を、いまどきの小学生は不審者だと思うんではないか

うん、全く無邪気に信用はしないだろう。

したとすれば、教育が悪い。

無邪気に「おじちゃんありがとう!」などと、

笑顔で言えば、それは人を信用しすぎる。

犯罪に巻き込まれる。最も弱い存在なんだし、

すこしはというより、大分警戒しなくてはいけない。

ちょっと」と声をかける。

こういうときは何て声をかければいいのか。

「君」とかはないしな。「ちょっと」にした。

振り向く女児は顔は真顔。

笑顔でも何でもなくすこし警戒しているようだ。

「これ落としてない?」

「あっ」といって手に取る女児

ありがとう言葉を待ってしまう。

すこし間があって、「ありがとう」女児が言った。

その顔に笑顔は無い。いい反応だ。

警戒を解かないのは人見知りだからか。警戒するよう教育されているからかは

からないがそれでいい。

女の子が愛想振りまくのにも色々とリスクがあるのだ。

見ず知らずの三十路前には最低限の礼儀でかまわないだろう。

一言ありがとうそれで十分。

だが、俺の対応はどうだったか

小学生なんだから、「どういたしまして」笑顔

ぐらいはするべきじゃなかったか

例え相手が真顔でもだ。俺が髭面でもだ。

そのままわたして何も言わずにいくのはよくない。

女子小学生にびびりすぎだ。

いや、シチュエーションにびびり過ぎだ。

もっとわざとらしくていいのだ。

相手は子供なんだから大人と同じリアクションではよくない。

大人の振る舞いの全てが小さな子供にはすこしづつ影響を与えるのだし。

今日の俺の振る舞いが正解だと取られる恐れもある。

おれも礼を尽くすべきだった。反省だ。

2013-01-17

年収400万以下の独身三十路男は恋愛を諦めるべきか

30過ぎた独身男が誰かを好きになった時、まともに付き合うとなったら結婚視野に入れるだろう。

結婚を考えたら、相手からある程度の安定した収入貯金は期待されるだろうし、

結婚適齢期女性がそういうのを持ってない男と付き合おうという気にならないんじゃないか

収入も貯蓄もない30男がアプローチしたところで付き合える確率は低いし、相手も迷惑なだけだよね。

だったら、結婚を前提にしたまともな付き合いは諦めて、一生独身を貫く覚悟を決めるべきなんじゃないか

2012-12-23

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2012-12-20

http://anond.hatelabo.jp/20121218045004

お前さんの状況がどういう状況なのかは、その文章からしか推し量れないけど、意外となんとかなるよ。

低学歴でも、三十路過ぎてても、「暮らす」ことを第一の目標にしていれば、何とかなる。

他の人も言ってるけど、そんなことを書いていても、悪化の一途を辿るだけだと思う。

2012-12-08

かばう気にもならんわ

http://anond.hatelabo.jp/20121208055329

人通りは少ないにせよ人目がある中しかも明るい時間

って、元増田は書いてるだろ。そこで男突き飛ばして、人込みにまぎれれば、そのまま消えられるケースだろ。行きずりなんだから。それを「怖くて声が出なかった」だの「抱えられた」だのって、それこそ、幼稚園児?

三十路なら護身術くらい身につけとけ。(自分には嫌なことは起こらない)って思い込んでるようなアホをなぐさめる言葉なんてないわ。

どんな場合でも、やさしく「つらかったね。かわいそうだね」と言えばいいわけじゃない。元増田は「誰かの役に立てば」と言ってる。

不用心だ!」とののしるのが、適切なレスだと思うが?

http://anond.hatelabo.jp/20121208002659

三十路ナンパされてついていく時点で「やりましょう」と言ってるのと同じじゃん。

私だったら、そもそもついていかない。雲行きが怪しくなったら逃げる。最後金玉潰してやる。

他にも「非力な女性でもできる護身術」ってのが、いくらでもある。相手が危ないので、こんなところで公開しないが、その状況なら充分、その男天国に送ってやれた。

その男覚悟が甘い。殺されたいのか、マジで

2012-12-01

つか、やっぱり、三十路ちかくなると、ヒガミっぽくなるか・・・

かいできないなぁ、若い気持ちが重要だよ。

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