お昼を食べながら会社の上司(女性)と話して思ったことがあるので、初めて書いてみることにする。
私はついてない星の元に生まれたんだろうな、と思うことが山ほどある。
私の人生など、地球の誕生と比べたら、ほんの一瞬、閃光が放たれるか放たれないかの問題だと思うが、
それにしてもついてない星の元に生まれたんだな、と時折思う。
両親には一切恨みなどない。
じゃじゃ馬どころか相当な暴れ馬の反抗期を過ごしてしまい、本当に後悔しているし、
お金のない生活の中から4年間の大学費用を捻出してくれたことは感謝しているし、
失恋して大学の単位もスレスレに酒浸りのやさぐれた生活を過ごし、
ロクに就職活動もせず、茶髪のまま公務員試験を受けに行ったら思った通り落ちたのに、
就職活動らしきことをしただけで嬉しがっていた親に申し訳ないほどだ。
殴られて育ったけど、かといってそれがDVだとか家庭内暴力だとは、思わない。
大人になってから両親とは、小さいころとは違って楽しく過ごしている。
楽しくしている風に演じているのかもしれないが、実家に帰ることは苦痛ではないし、兄弟含め家族みんなで食卓を囲むことはやはり幸せなことだ。
バツイチ子蟻とわかっていれば、付き合うこともなかった。
時間差で知らされた私は、なんと愚かだったのか。
都会の男はずる賢い、とショックだった。
気持ちをそっくり持って行かれた後に聞いたとしても、それはもう後戻りできない状態。
私の場合は落ちるというよりも、「堕ちる」が合っている気がした。
それがどんな学校なのか、田舎出身の私には得られる情報源もないが、私立ということはそこそこお金がかかっているだろう。
彼は授業料は支払っていないが、子供が大人になるまで養育費代わりに住宅ローンの支払いをすることになっている。
言葉では言わないが、どうやら子供のことは可愛がっているようだ。
部屋に不釣り合いな大きなディズニーのぬいぐるみも、おそらく子供との思い出の品だろう。
時折予定を明らかにしないまま外出し、時間が経ってから子供に会ってきたと報告してくれる。
彼と関わりのあった人であり、遺伝子を受け継ぐ一個体ではあるにせよ、私は直接関係していないし、何か言える立場の人間ではないからだ。
彼が子供を大切に思う気持ちを、私は大切にしてあげたいと思っている。
私と彼は、一度別れた。
2年後の東日本大震災があって、距離がもう一度近づいた。
一度別れていることもあり、もう一度付き合おうとおもって近づいたわけではない。
そうこうしている間に数か月過ぎ、もう一度付き合おうと彼が言い、少し考えたがそれに従った。
3か月後、妊娠検査薬で陽性反応が出た。
中絶してほしいと言われると思っていたが、彼は結婚しようと言った。
産休や助成金について調べ、形だけでもいいから式をあげようと、情報を探し回った。
3週間後、子宮内除去施術を受けた。
稽留流産だった。
泣きわめいて生活していたが、手術後は諦めたのか自分では落ち着きを取り戻したと思っている。
でもこうしてテキストにしてみると悲しい。
どうして育ってくれなかったのだろう。
両家顔合わせは昨年中にしたが、その後の進捗は特にない。
ただのプロポーズならともかく、デキ婚未遂のような状態で結婚しようと言われ、だけど子供は流産してしまい、今はお腹に誰もいない。
正直、辛い。毎日悲しい。
愛があったら大丈夫!キャピッ!!とか言える若さも、勢いもない。
私は大切な友達に
と言うことにしている。
せめて友達がつらい思いをしている姿は見たくない。
自分を五体満足、入院も骨折も歯医者も言ったことがない健康体に育ててくれた両親を悪く言いたくない。
両親の育て方の問題でこんな私になったとは思いたくない。
(おそらくはそうだとは思っているが)自分のせいだとも、できれば思いたくない。
となると星回りが悪いと思う他ない。
学生時代に大好きだった彼にフラれたのも、上京してからバツイチ子蟻彼と2度付き合うことになったのも、そういう星回りなのだ。
運がない人がいるから、良い人が際立つ。たったそれだけの差だ。
誰彼不幸になればいいとは思わないし、お祝い事も心の底からお祝いしたい。
確かに人生は運だけど、君の場合は運悪く「頭が悪く学習も努力もできない人間として生まれ育ってしまった」ということだと思うよ。
「頭が悪い」は意味のない煽り。 しかし、運の良し悪しというのは、つまるところ「学習や努力によって人生を変化できる」という信念を抱ける環境だったかどうか?になるだろう。「...