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はてなキーワード: btobとは

2014-03-01

http://anond.hatelabo.jp/20140228153331

俺も子供の頃からそれなりのBtoBメーカー営業に入るところまで

殆ど似たような人生送ってきた28歳男だけど

自己評価が低い割に、実は人生に対する期待感が大きくて

そのギャップに苦しんでるように感じた。

今の境遇に満足して1~2年惰性で生きても良いと思うぞ。

満足するコツは2つある。

1つはもっと努力して自己成長に邁進し、達成感を胸に生きる方法

もう1つは人生諦めてしまえば後人生は余興みたいな物と達観して生きる方法

他にもあるだろうけど俺はこれしか知らん。

2014-02-28

おれの半生と未来

※追記あり

少し長くなるが、良かったら読んで欲しい。

おれは地方の中堅都市で生まれた。父、母、俺の3人家族だ。

家族には恵まれた。こればかりは自慢だ。

目一杯愛情を受けて育った。幼稚園までは本当に楽しかった。たくさん友人もいた。自分を素直に出せた。だれをおれの存在を否定しなかった。おれは受け入れられていた。

小学校に入る。

ここからおれの人生は歪む。

おれは極度の人見知りだった。 幼稚園の頃は人に配慮することをまで気が回らず素の自分を出せていた。もしかすると友達作りに苦労したが忘れてしまっただけなのかもしれない。

交遊関係ほとんど広がらない、というか広げようともしなかった。さっさと学校から一人で帰っていた。自分でもそれでいいと思っている節があった。一人でいるのは嫌いではなかった。その傾向は3年生くらいから強くなった。幸い、おれは勉強ができた。小さい頃から親が本を買い与えてくれ、もともとも好奇心の強さとあいまって勉強が楽しかった。でもこれがいじめの引き金になった。よく考えてくれ。たいして喋らない陰気なやつが、テスト高得点をだしまくってる。むかつくだろ。おれもそう思う。おれがあいつらの立場なら恐らくいじめていただろう。

友人は離れていった。辛うじて残った友人もいたが、今は連絡をとってない。

一番残念だったのが、俺自身はそれをいじめと思わなかったことだ。視野が狭すぎた。自分人格が否定されているなんて考えに至らなかった。それに学校で辛くとも、家に帰ればおれを全肯定してくれる家族がいた。

そのまま中学に入る。いじめは続いた。この頃に入りやっと自分いじめられていることに気づいた。常にビクビクしながら生きていた。休憩時間は机に突っ伏して時間を潰した。学校で話した記憶はない。もはや友人の作り方がわからなかった。辛かったのだろうが、ほとんど記憶に残っていない。現実から目を背け続けていたからだろう。

この頃になっておれの勉強好きに拍車がかかった。というか勉強しかおれには無かった。現実をひと時でも忘れようと机に向き合った。

県で一番の進学校に入った。変わりたい。この頃はそう思うようになっていた。運動部所属した。初めて自宅以外に居場所ができた。親友と呼べる友人もでき、ただただ楽しかった。残念ながらクラスではなかなか打ち解けられなかったが、学校で話す友人がいること自体がは非常に大きな成長だった。初めて彼女もできた。ルックスは悪くなかったので、クールな爽やか系男子にに見えたらしい。無論、中身はスカスカなのですぐ別れることになった。中学の三年間ほとんど家族しか話しておらず、精神的に2、3歳ほど幼い状態だった。

引退後、失恋をバネに3年から受験勉強に全力を注いだ。頭は決して言い訳ではなかったが、要領が良かったようだ。現役で国立大文系学部に進学した。

高校大学受験をそれなりにうまく乗り切ったおれは浮かれていた。自分があたかも生まれ変わったかのように感じていた。ここで挫折経験する。サークルに馴染むことができない。高校部活では運動がメインだったので、喋りが下手でもなんとかなった。しかし、おれは自分を見誤って少しチャラいサークルに入ってしまったのだ。次第に浮いて孤立し二年に入る頃には行かなくなった。

学部の友人も数える程で、学校バイト先と家を往復する生活を過ごした。なにも楽しくなかった。夢のキャンパスライフなんて幻想はとうの昔に崩れ落ちていた。3年になる。

そんな時ふとしたことから海外に短期留学に行くことにした。卒業後は公務員になるつもりでいたので、学生の内に1度くらい海外に行っておこうという安易な気持ちだった。

しかし、これが一つ人生の転機になる。コペルニクス的転回とはこのことかと思った。今まで生きてきた世界どれほど小さかったのか、自分世界を限定してしまっていたのだ、と気づいた。

長期留学しよう。公務員になり国内まったり生きようという人生設計が狂った。その後一年留学する。しかし、ここでもコミュニケーションに苦労する。英語力は問題じゃなかった。いくら英語勉強しても、発想や語彙力、コミュニケーション能力母国語以上なることは決してない

ますますおれは絶望した。

自分コミュニケーション力の無さに。人間力の無さに。中身の無いペラペラ人間だった。

就活が始まった。おれは迷った末、公務員になるのをやめ、民間就職決断した。海外で働きたいという思いがあったのと、公務員になったら自分を変える機会は二度とこないと感じたからだ。

BtoBメーカーの営業職になった。この4月から働くことになる。コミュニケーションが苦手と言っても、雑談が苦手ななだけで、あらかじめ話す内容が予測できる就職面接はそれほど苦労しなかった。というか学歴英語力もあったので、思ったより良いところに滑り込めた。

ある程度したら経理などのバックオフィスに異動を願い出るつもりだ。

それほど派手な業界ではないため、打ち解けるとまではいかないが少なくとも浮いてはいない。

ここまでがおれの半生だ。

人生を進んでいく気力が湧かない。ある程度の企業就職できた。金も信頼もそこそこ手に入るだろう。安定してるし、年功序列的に役職にもつける。希望していた海外にも行ける。

もう将来が見えた。

おれの力じゃこの会社でレールにのりながら人生を進めて行くのがもっと現実的で最善の選択だろう。

なんだろう。このもやもやは。

もうこのまま一生独り身でささやかに生きて行くのだろう。大きな波もなく、平穏平穏に。

今は社会人デビューにワクワクしてる部分があり、人生に楽しみを残していると言える。

じゃあ五年後は?十年後は?

おそらく無理だ。途中で一人で生きていくのは辛くなるだろう。

自分のためだけに生きる人生なんて虚しいだけだ。

家族ができれば子供の成長を見ながら働くことにも精が出るだろう。おれにはそれも期待できそうにない。おれが女なら絶対にこんなやつと結婚しようと思わない。

見た目と肩書きという上辺だけのクズから

人生23年を生きてきて友人5人しか作れないようなクズが、人並みの生き方を望めるのか?

日陰でゆっくりと一人で生きるのが関の山だろう。

もう生きるのもそろそろいいかなと思い始めた。

生きる意味なんて持たなくても、飯食って寝たら次の朝が来てる。惰性だ。

これでいいのか?何度も何度も自分に問うてる。

こんな人生をあと60年も過ごすのか?と。

人生は案外楽しい。それはわかってる。少ないながら大事な友人も、尊敬する先輩もいる。飯を食えば笑顔になる、スポーツするのも大好きだ。ネットを見ればいくらでも楽しんで時間を潰せる。人と価値観をぶつけ合うのがこんなに楽しいなんて最近まで知らなかった。

それでも、子供の頃に欲張って多めの水で希釈したカルピスみたいな薄い人生をこのまま進んでいく気力が起きない。

いっそのこと、この人生は早めにリタイアして、次の人生に賭けたほうがいいんじゃないかと思う。

結局おれは弱いんだ。自殺できる人間は凄いと思う。おれはそこまでするほど本気で絶望してないってのもあるが、考え込み、悩むほど自分人生真剣に向き合えていない。

なんといえばいいのか。

ゆっくりと首を締められてる感じだ。今すぐ死ぬわけじゃないが、人生を謳歌できてもいない。

他人と体や記憶スイッチできるなら、まだまだ生きようと思えるかもしれない。

でも、そんなこと無理だ。今の自分を背負って生きるのに疲れた

人と打ち解けられない。また中学の時みたいに、自分人格が否定されるんじゃないか、陰で否定されているんじゃないかと考えてしまう。

あれは良くも悪くもおれの人格を形作った。

人格を否定される辛さを知ってるから冗談でも命令形を使うことは絶対にしないし、人の意見にはどんな小さいものでも耳を傾けるようになった。

人は変わるのもわかってる。現におれは中学の頃と比べれば遥かに明るくなった。でも変わるのもも簡単なことじゃない。時間と気力が途方もなく要る。

そんなことを考えながら目を閉じる。

目覚めれば明日だ。また始まる。何度も何度も。薄っぺらで、楽しくて、クソみたいな日常が。

一つだけみなさんに聞きたい。

みなさんはどうして、何を思いながら生きてますか?

追記

「半生」は「今まで生きてきた人生」という意味があります

煽る気は全くありませんが一応。

皆さんかなり食いついてますが、彼女はいもの童貞なので安心してください。

自分で言ってて寒くなりますが、見た目はそこそこいいです。両親には感謝しています。ただ、中身の無さとのギャップ女性露骨に離れていくとかなり傷つきます

営業職は採用数が多いのでとりあえずそれを選びました。すぐに他部署に異動できる企業なので特に問題ありません。

2014-02-07

プログラマビジネスが解ってないとダメ」という人が解ってない件

コーディング技術にこだわり過ぎるとITエンジニアの地位は向上しない

http://getlife.hateblo.jp/entry/2014/02/06/030300

この人なんですけど、「プログラマビジネスが解ってないとダメ」みたいな事を言う割りにこの人がビジネス全然解ってない可能性が高い。

なにがダメってBtoCでのWEBパッケージBtoBSI違いがわかってない可能性がが高いと思ってしまった。

契約交渉が存在しない

Web上での自社サービスみたいな会社だと、SIみたいに顧客に折衝交渉して契約みたいな段階が存在しない。

ネット上で見つけてきて便利だと思ったらユーザー登録だ。お金を払う価値があると思えば上手くいけばプレミアム登録をしてくれるかもしれない。

あなたは、はてなブログtwitterを開始するのにはSEだの営業だのと契約交渉をしただろうか?少なくとも私はした覚えはない。保険不動産とは違うのだ。

その様な会社契約交渉の技術って何の意味があるのだろうか?

まぁそれでも顧客クレーム処理は必要なのだが、それはて開発の仕事だろうか?電話処理、メール処理はサポート仕事だと思われる。

常にプロダクトの競争に迫られる

契約があるということは此方側も契約に縛られるのだが、同時に契約を結んでいる相手側も契約に縛られる。此方が契約を履行している以上契約期間を打ち切って、他の会社発注すると言うのは正当な理由が無い限り無理なはずだし、なにより開発に投入した莫大なコスト無駄になってしまう。もしそんなことをすれば最悪裁判賠償金を支払う判決をされるだろう。

しかし、はてなブログやめてライブドアブログを開始して訴えられたり、発注したサンクコスト無駄になったりするだろうか?せいぜいはてなスターだかはてブ数が引き継がれないだけだ。

しかし、自社サービスやBtoCは違う。ユーザーがBの方がいいと思えばその瞬間から他のサービスに乗り換えるだろう。

更にいうとSIようなような形態だと完成品がないわけでA社とB社どちらがいいか全く分からないはずである

自社サービスはもうすでに完成がありユーザー比較することが可能だ。まりWeb企業などは常プロダクトの完成度を高めてないとユーザー獲得競争に敗北してしまう。プロダクトの質は超重要ユーザーはそれで判断する。

逆に言うと、SIのような形態では契約の段階でプロダクトが存在しないため、契約締結のための折衝交渉が重要だといえる。

差別化のために技術重要

なぜ、技術重要かというと一言で言うと差別化別に差別化技術でなくても良いが。現状技術重要であるあなたは結果が遅い上不正確な検索エンジン自由にシーク出来無い上UI改悪ばかりされる動画サイトや放送が頻繁に途切れるブロードキャストサービスなどを使いたいだろうか?

もちろん差別化というのは技術だけではなくコンテンツなども重要だが、検索エンジンの様なコンテンツを直接持たないサービスでは技術は圧倒的に重要だ。

あるサイトを知った時のイメージと言うのは後を引くのでその時に、「おせーし。つながらねーし、デザインも最悪だしクソ」と思われたら終わりなのだ。もう使ってくれない。「今はクソだけどこのサイトの成長を暖かくみまもろ^^」なんて思うのは都知事選にでている人のグルーピーくらいのものだ。

まとめると

プロダクト以外での差別化要因があまり無いので、プロダクト品質の向上に技術力超重要だよね。」と言うビジネス形態存在すると言うこと。

http://getlife.hateblo.jp/entry/2014/02/06/030300

はい。それで、「paiza」を去年10月末に正式に開始しました。SランクからEランクまで、6段階でエンジニアを評価できます

 Sランクだと、アルゴリズムをきちんと理解していないと解けません。想定しているのはイノベーティブな開発ができる人です。例えば検索エンジンを作りましょうとか、ビッグデータの解析をするエンジンを作りましょう、といった話になると、計算速度を考えながらすごく効率的アルゴリズムを組まなくてはなりません。そういうことに対応できる人を見つけ出すのが、Sという位置付けになっています

といったコーディング志向になってしまっていますビジネスのビの字も出てきてません。

なんでそこでプログラムにいっちゃうの。せめて、ビジネス分析だとか、違った面のスキルを競えばいいのに。。。

これでは、ただのコーダから脱却できません。。。

なんて事を書いちゃう段階で自分のいる業界とそうでない業界の違いっていうのを全然考えてないなぁと。

と言うかこの格付自体そもそも採用企業サイドのニーズを考えて作ったんじゃないのか?

P.S.

このエントリ実在の人物団体一部サードブロガー起業家動画実況サイトモデルにしてません。全て架空のものです。

2013-10-13

コーダーwebアプリプログラマーの境が本当よーわからん

anond:20131013003352

意見ありがとうございます

正直突っ込みが4っつだけって言うことの方で喜んでますよ!

IDはわざとです。というよりその当時(といってもひと月前だけど)ミスってCSSコマンドと重複させて動きがへんにならなようにする防止策です

リンクは直し(というかあげ忘れ)ました。

てか、コーダーwebアプリグラマーの境が訳わからん

なぜにHTML使うのに、JAVAPHP必要とするところが特に

こんなこと言うやつに限ってフレームワーク多用してデザインないがしろにしそうだよな。

BtoBならデザイン必要じゃないだろうけど、BtoCだと致命的だぞっと。

あーもうー素直にコーダー仕事だけにしとくべきかなあ・・・

2013-10-09

いずれにせよ貴方はシステム屋にボッタクられる

http://anond.hatelabo.jp/20131005064230

システム屋に不当にボッタクられないための発注者心構え」の増田です。

システム発注業務を舐めきった増田に「ばーかばーか!お前のかーちゃんでーべーそー!」って煽り記事を書きましが、下の記事に、理性的かつ丁寧に諭されてしまいました。憑き物が落ちた気持ちです。

システム屋に不当にボッタクられたくない人のための要求講座 - novtan別館

http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20131008/p1

浅かった自分を恥じて素直に反省し、心を入れ替えて、更に丁寧に煽ろうと思います

聞いて下さい、私の歌を。

●「良い子、悪い子、普通の子」という幻想

良心的な企業なんてのは、存在しません。

利益なんて1銭も要らない。人の笑顔が見られればそれで良い」。そんな奇特偽善者は、営利企業じゃなくて慈善活動団体に身を投じてるはずですから

悪徳企業あなた会社から短期間で多大な金額をボッタクり、良心的との謳い文句の企業は同額を長期間にわたってボッタクろうとする。それだけの違いです。

営利企業が、より多くの利益追求活動に精を出さなければ、株主従業員にとって不誠実です。そうでしょう?

で、利益追求活動ってのは、同じコストが掛かったモノを、上手いことできるだけ高値で売るってことです。

利益そのままで売上額上げればいいじゃん、とか考えるの是非止めて下さいねシステムエンジニアはもう3日も家に帰ってないのです。

●5社に相見積もりを求めた貴方は、内4社に完全なタダ働きを強いるのです

相見積もりをとるってことは、確信的な空振りタダ働きを求めてるって話で。

それが発注側の正当な権利であれば、ボッタクるのは受注側の正当な権利なのでしょう。

だって空振りした相見積コストは、どっかで回収しないといけませんもの。営業人員が1回訪問してペラ2~3枚の見積もり書を1回出すのに3万円のコストが掛かるとして。利益率1%の会社だとしたら、売上ベースで300万円の仕事をこなさないと出せない大金ですよ?

IT 業界会社が5社こっきりだとしたら、1回の受注で回収しなきゃいけない営業コストは(見積もり関連だけで)15万円ってことです。まあ貴方の会社にそっくりそのまま転嫁するのでいいんですけどね。

●役に立たないコンサルタント回避するためのコンサルティング

素人で何もわからいから、導いてくれる専門コンサルに頼る? 馬鹿なの、死ぬの? よいコンサルってのは、よいシステム屋よりも稀有な存在ですよ? 見つけるには相当な努力と、幸運必要です。

膨大なインタビュー時間を拘束されて、誰も読まない資料ぎっしりキングスファイルを文書棚の下の方にしまい込むのがお好きなら、止めは致しません。

コンサルのひとは、しょっぱい過去実績を綺麗に彩る能力にも優れてらっしゃいますので、心に留めておいてください。いっしょに踊ると楽しいですよ、途中までは。12時の鐘が鳴ってパーティーが終わった後に、コンサルの人は残ってませんけど。

もし、もしも、貴方の元まで王子様を無理やり引っ張ってきてガラスの靴を強引にはめこむコンサル出会えたら、その手を握って絶対に離さないように。強くお勧めします。

発注業務で舐めプ死ぬ気ですか? ホント発注業務は地獄だぜ! フゥハハハーハァー

貴方が信じられる人は、誰もいません。

BtoB会社間取引ですから、狐と狸の化かし合いです。ちょとでもスキを見せると、誰も彼も容赦なくたかってくるでしょう。目利きの弱さで騙されるほうが悪いんですよ。美味しいですもんカモネギ鍋。

で、クソみたいなシステム屋にクズシステム掴まされて、その責任を取るのは貴方です。

運用現場から使えない効率悪いって猛烈なクレームを日々受け続けるのも、上司からこんなに沢山会社の金をドブに捨てたんだねって笑顔で人事評価を下げられるのも。

RFP」というキーワードでググって勉強しましょう。

過去に似たようなシステム発注を行った社内人員や同業他社や関連企業に拝み倒して、システム発注のコツや信頼できるシステム屋の情報教えて貰いましょう。できれば発注額も。

システムに関わる予定の社内・社外関係各所の人員にしつこいぐらい話を聞いて、要件漏れがなるべく無いようにしましょう。

経営陣にはシステム化の意義と得られる業務改善効果を丁寧に説明し、ひっくり返されない確かな予算枠を確保しましょう。

繰り返しますが、世知辛い世の中なのです。知識が無いのが罪だとは言いませんが、生け贄台に捧げられる羊です。どれほど言い訳を重ねても、結局は自分を高めないと、誰かに食い物にされるだけなのです。

学んで得た知識や経験は、貴方にとって後々まで幅広く役に経つことでしょう。

●同情と泣き落としは最後にして最強の手段

最後最後は、ウエットなアレですよね。

「私は会社のしもべ・卑しい哀れな犬っころです。このシステムが完成して役に立たないと、会社を首になって、年老いた母親小学生の娘と産まれたての子猫が! 私の見込み違いで、今回は御社に足が出る形になってしまますが、改めて追加予算取って次の発注で回復できるように致しますので、どうか、なにとぞ!」

懐に出刃包丁を忍ばせつつ、ギラギラした目で土下座。最強のビジネスメソッドですよ。

●(おまけ) 良いシステムが作りたいのかい? じゃあ僕と契約して、魔法少女になってよ!

僕達SIerというのは、「何やればいいかよくわかんないんだけどシステム会社を良くしたい」って思っている人をお助けすることも大事仕事です。もっとも、そこまでのレベル会社個人商店の延長に近い中小企業くらいしかもはや残っておりません(システム化の余地が少なく、せいぜい会計給与メールシステムくらいしかない会社)し、あったとしてもお奉行様あたりのターゲットでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20131008/p1

お国が出す RFP絶望することしばしばです。私だけでしょうか?

「何やればいいかよくわからないんだけど国を良くする提案を求める」とか、1行に凝縮できることが、冗長な文で長々と書いてあったり。なんだそれ。

かい意図を直接聞いても、「高度な柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処できるようにしたい」とか大変ふんわりとした回答。

一流大学出て難しい試験合格したデキるお役人さんしっかり仕事しろと思いますが、内情を聞くと決定権を握ってるのが誰なのかわからん状態だったりして、まあそりゃしようがない。

要はその都度行き当たりばったりと言うことですな。そりゃ何割ものシステム調達プロジェクトが失敗するわけだ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20121204/441882/

ネタ元:

http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20131008/p1

2013-10-04

http://anond.hatelabo.jp/20131004233823

発注者に向けて書かれた本があっても、それを読んで欲しいタイプの人ほど読まない類の本になりそうで……

BtoBなのに「俺はお客様だぞ!」という人が読むとは到底思えなくて……

http://anond.hatelabo.jp/20131004111301

BtoBとBtoCの違いを引き合いに出してる奴いたけどさ、違うんじゃねって思う。

BtoCだろうと見積もり出すのに時間かかるんだから、カネとるべきなんだよ。

つっても、サービス業とかだと収集つかないから、タダサービス規制すればいい。1円でもいいが、最低100円辺りにすればいい。

商品説明から荷物を階下に運ぶのから全部カネとるべきなんだよ。

そういうことしないからバカがつけあがるんだ。

http://anond.hatelabo.jp/20131003212934

>「こんな簡単なシステムなのになんでこんなに金がかかるのか・・。なんでこんな差があるのか・・。」

なぜ そんなに高いのか、ではなく、あなたと、あなた会社の信用評価が各社さまざまだった、と考えたほうがよいと思います

BtoCにおける値付けは、商品の価値に対するものですが、

BtoBにおける値付けは、あなた会社価値(信用)です。

あなたは、見合ったお金を出したら かならずモノは買えるという常識世界にいるのかもしれません。

しかし実際は、先方が「あなたには売りません」って決めたら、絶対に買えない、という常識のほうをお忘れのようです。

金出せば買えるではなく、「売ってくれないと買えない」。

この姿勢がないと、それがあなたの態度に出てしまい、あなた会社の信用は下がり、転じて調達コストは上昇します。

結論を言うと、あなたが そのシステム屋を信頼するかどうか以前に、あなた会社あなたが「先方から信用されていない」という観点を持ったほうがよいと感じました。

いちばん安い値付けをした会社は、あなた会社を最も信頼している、という考え方もできるので、そういう相手には相応の敬意を持つべきではなかったかと考えます

2013-09-01

BtoBとBtoCの技術が逆転する時代

アーキテクチャWebオンリー偏見満載で語ってるみる。

ここ10年のBtoBの成果は、共通の技術基盤という妄想のために用意された

複雑大規模で、完全に閉じてて、他には誰も使えないEclipseで動く謎のゴミ

JavaっぽいJavaっぽいJavaっぽい何かで

自分達でも持て余して、パッケージ導入とか、結局Strutsスクラッチ開発だったね。

まあ、商売ネタとしては成立してたけど。

Struts1のサポートが切れる蓋を開けた時の状況は、笑いどころか失笑でした。

からってBtoCも凄かったわけじゃない。

やすいはやいゴミを量産する方向にシフトした。

PHPとかPHPとかPHPとかで

そこで事件が起きる。Railsの登場。

ビジネス的には、あんまりインパクトはなかったこれだが、歴史の転換を説明するのには便利。

Railsアーキテクチャは、エンタープライズアーキテクチャパターンを程よい感じに取りこんでいる。

馬鹿にでも使えるようにしたもので、これが世に放たれた。

そこからBtoCのアーキテクチャの質が一気に上がる。

さんざんdisられるPHPの良さは、その哲学の無さだ。

Perlパクりから始まって、Javaクラスパクッて、Railsも速攻パクった。

最近は、所謂関数言語と分類されるパラダイムも最速でパクてる。

そんな感じで、RailsからパクッたフルスタックMVCフレームワークが一気に広まる。

そしてこれらのフレームワークは、金魚のフンSierにとって銀の銃弾だったStrutsを、

鼻で笑えるもので、Strutsドヤ顔してた彼らは、この時点からPHPerからも見下される存在になった。

ORマッパーを知らないおっさん。お元気?

エース開発リーダーさん。そろそろDIコンテナあたりは使えるようになった?

Javaの方が良いとか言うなら、せめてそのぐらいはフォローしたら良いんじゃないですかね。。。

さらには、大手BtoCのアーキテクチャ公開も普通になる。

アーキテクチャは、もはや商売道具じゃなくなった。

長年の秘伝の味を売りにしてたBtoBアーキテクチャは、

その汚い樽が馬鹿にされる時代突入する。

ただ、これは結果から見たもので、本来の本当の流れは、ネットの普及にある。

BtoCの市場が巨大化し、パイが増えて、それだけ技術者も集まった。

人が多ければ、優秀な人材が集まる確率も増える。

優秀な人材プロダクトを作れば、優秀なプロダクトが生まれる確率もあがる。

から進歩も速くなる。

みんなで作れば凄いものが作れるという勘違いは、決してしないように。

これはアーキテクチャにも影響して、その方向性を決めるようになった。

SOAPRESTなんかがまさに象徴

SOAPは、優れていなかったわけじゃない。ただ単に閉じた世界すぎた。

RESTは、実用的なアーキテクチャなんてほとんど無い。ただみんなが適当にやってたのに名前付けただけだ。

だいたい今はそんな感じで

今後はアーキテクチャはBtoCが主導するだろう。



ただし、これはアーキテクチャの話で、品質はまた別ですよ。

そこの社内SEさん。技術キーワードが凄いからって発注しちゃだめよ。

まともなもんが返ってくると期待しちゃいけない。

BtoBは、この鈍行の間、何もしなかったわけじゃない。

たった数パーセント稼働率を上げるために、何十倍時間や金をかけてきた。

実際、そういうものから仕方が無い。

彼らは、そういった品質に命をかけてきた。

設計書の文字のタイポレビューすると、単価計算で1万円以上は余裕でする。

大手Sier役割は、いつまでも必要だろう。

でも、その住人は、そういうものに命を捧ぐ時代である覚悟しないといけない。

2013-08-12

http://anond.hatelabo.jp/20130812221742

営業に向いてないんじゃなくて、

その会社に向いてないんでは・・・


BtoB会社行くとか

2013-03-02

eneloopを残すつもりだったPanasonic独占禁止法と国際経済競争

http://anond.hatelabo.jp/20130301155027

このエントリーに触発されて書いてみる。

EVOLTAとeneloopの新型のデザイン変更その反応についてだ。

もと増田氏のエントリでは、技術的な革新性と歴史、と言う切り口で語られたので、経営的、経済的な話からeneloopブランドどうしてこうなったかを考えてみる。

簡単に言うと、独占禁止法関係eneloop生産ライバル社に売却された。現状eneloopライバルから購入されている状態だから、できるだけ早く軟着陸させEVOLTAブランド統合しなければならないと言う事だと思う。

Panasoniceneloopブランドを高く評価している。評価している故に生産と同時に売却され、eneloopシェアが他社に渡り、自社の電池ビジネスが脅かされる可能性を排除する必要もあった。からこう言う事態になっているのだと。

(なお、この記事中の記事引用における強調は、全て引用者によるものである

三洋歴史Panasonicに引き取られるまでおさら

eneloopを生み出した三洋Panasonic合併した。その経緯はおおざっぱに三行にまとめると

と言う事である

Panasonic三洋を引き取るとき

「これから時代、もちろん家電も地味に売っていくけど、電池ですよ電池! 皆さん知ってましたか? 三洋電池太陽電池が強いんです。さら設備向けBtoBビジネスが良いんですよ!安定的に利益を出せます

株主に対して強弁して、株主もそれはだいたい嘘じゃね……と気付いた人はいたようだが、これを名目株主を納得させた。

当時の記事日経ビジネス - 2008年11月13日 パナソニック、痛み覚悟の三洋買収で挽回狙うには

パナソニック三洋買収の狙いは明白だ。三洋が持つ世界シェアトップリチウムイオン電池と、世界7位の太陽電池事業を掌中に収めることだ。大坪社長は「両社の持つ環境エネルギー技術を合わせれば、世界の人々にとって望ましい事業展開ができる」と語り、今後、電機業界の雌雄を決すると言われる「創エネ」の分野で絶大な力を振るう決意を示した。

とある。こうして三洋Panasonicに合流することになった。

特に電池事業では、三洋電池事業とPanasonic電池事業がくっつけば、シェアを大きく取れると言うことが期待された。

しかし…。

独占禁止法の壁と、今後重要基盤産業になる電池日本企業競争力抑制したい他国の意向

eneloopにつかわれているニッケル水素蓄電池は、Panasonic三洋シェアを合わせると世界シェア8割であった。

Panasonicは「既に市場ニッケル水素からリチウムイオンに移行しつつあるし問題ないんじゃね?」と思っていたようで、日本規制当局はその言い分を信じて承認しているのだが、海外審査が進むにつれて、だんだんと雲行きが怪しくなってくる。

パナソニック、三洋子会社化に立ちはだかる米国競争法の“壁” - ダイアモンドオンライン 2009年4月7日では以下の様に伝えられる。

最大の焦点となっているのは、環境対応車に搭載される二次電池の寡占状況である

車載向け二次電池には、ニッケル水素電池リチウムイオン電池があるが、ニッケル水素電池の両社の合計シェアは8割強を占めるので、問題視されている」パナソニック幹部)もようだ。

もっとも、パナソニック三洋連合にも言い分はある。現在は、ニッケル水素電池車載向け二次電池の主流だが、今後は大容量化を期待できるリチウムイオン電池が主流となることが確実であり、両社の統合排他的競争環境を生むものではない、というものだ。

三洋幹部は、審査の停滞について、「厳格に審査されていることは、米自動車ビッグスリーゼネラル・モーターズフォード・モータークライスラー)”の再建問題と無縁ではないだろう」と指摘する。

この頃は米国自動車業界がガタガタであり、世界潮流である環境対応自動車への舵を切らなければならない時期だった。その時に重要部品で巨大シェア企業誕生し、首根っこを押さえられるのは厳しい、というのが米国政府意向であったのだ。

さら中国でも問題になる。

中国の独占禁止法関係に詳しい、名古屋大学教授、 川島富士雄氏のブログ 2009年11月1日付によると

3)3つの電池市場が関連商品市場商務部は第1に、コインリチウム二次電池、第2に、民生用ニッケル水素電池、第3に、自動車ニッケル水素電池を関連商品市場として画定し、それぞれ企業結合後に市場占拠率が61.6%、46.3%、77%に達し、競争上の問題があるとしています。中でも、第1と第2の市場について、結合後、単独価格引き上げ能力中国語原文「単方面提価的能力」)を持つと指摘している点は、公告された決定では初めてであり、注目されます

そして最終的にはこのような結果になる。

5)問題解消措置として日本国内の工場の第三者への売却を条件付け。上記の関連地理市場世界市場とされたことに対応してか、第1のリチウム二次電池については、三洋電機鳥取県岩美町(公告では岩見町とあるが、正しくは岩美町鳥取工場の第三者への売却が、第2の民生用ニッケル水素電池については、三洋電機群馬県高崎市高崎工場の第三者への売却等が(ただし、パナソニック中国江蘇省の無錫工場の売却と選択的条件)、第3の自動車ニッケル水素電池については、パナソニック神奈川県茅ケ崎市湘南工場の第三者への売却に加え、トヨタとの合弁会社パナソニックEVエナジー株式会社)への出資比率引き下げや代表権放棄等が、それぞれ承認の条件とされています中国域外の工場の売却を条件としたのは本件が初めてであり、今後の実務にとっても注目の動向です。

そして、三洋電機の持つ電池工場が、FDKへと売却されることになる。三洋電機,Ni水素2次電池の製造子会社をFDKに売却 - 日経エレクトロニクス 2009年10月28日付によると

三洋電機2009年10月28日,民生機器向けNi水素2次電池の製造事業を約64億円でFDKに売却すると発表した(発表資料)。同社の子会社で,Ni水素2次電池の製造を手掛ける三洋エナジートワイセル株式FDK譲渡する。これは,パナソニック三洋電機への株式公開買い付け(TOB)により,2社合計のNi水素2次電池事業の世界シェアが大きくなり,米国中国競争法当局からTOBの認可が下りないための措置。

譲渡後,三洋電機電池事業としてはLiイオン2次電池ニカド電池ハイブリッド車向けNi水素2次電池が残る。また同社は,民生機器向けNi水素2次電池ブランドエネループ」も引き続き使用する。エネループ向け電池は今後,FDKから購入する格好となる。

こうしてPanasoniceneloopの製造は分離することになった。

当初Panasoniceneloopブランドを残すつもりだった? しかし…。

売却先のFDKとは、富士通の子会社である富士通Panasonicは、言うまでも無く電池事業、その他での競合関係にある。

通常、こういった売却の時にはブランドも一緒に売却されるのが一般的だろう。しかeneloopブランドPanasonicに残った。これはそれだけeneloopブランドが強力であることをPanasonic認識している証拠だと考えられる。

その他に、2011年4月1日のダイアモンドオンラインの特集「【企業特集】パナソニック 電工、三洋を解体・融合・再構築 100周年に向け大坪改革の正念場」には以下の記述がみられる。

次代を担う電池事業はどうか。重複するのは、繰り返し充電して使えるニッケル水素電池三洋エネループ」とパナソニックエボルタ」がメイン。これも、エネループが強いなら、エネループを残せばいい」(大坪社長)と言い切るほどで、圧倒的なシェアを持つエネループが残るだろう。

大坪社長とは、当時のPanasonic社長現在会長大坪文雄氏である。当初は当然のようにこういった観測がなされていた。

しかし、Panasonic独占禁止法の壁により、eneloop工場を売却することとなった。そこで大きく戦略転換を迫られる。

Panasonicはこれ以上ライバルFDKから購入する事を避けたい

ここからは具体的な記事は無い。通常表にでる話では無いので、推測である

FDKニッケル水素蓄電池生産工場移転する際、折衝の中で、当然FDK側はeneloopブランドを同時に譲渡することを求めたと考えられる。しかし、Panasoniceneloopブランド力を手放す事が惜しい。そこで、中間案として、eneloopブランド継続期間の定めと、eneloopブランドで販売するニッケル水素蓄電池は、"すべて"FDK生産するものを使用する、といった買い上げ契約になっているのではないか

これは企業買収ではよくある話である。自社のコア技術を洗練させていく上で事業部を切り離して売却するとき一定の期限や条件を区切るとしても継続して購買を続けると言う契約付きになるのはごく一般的だ。そうでなはいと、売却されたあと従来は社内需要がしめていた部分の需要がごっそり無くなる事になってしまったら、買い手のつかない商品を作るラインを押しつけられることになって誰も購入はしないだろう。

これは一連の動きとも合致する。たとえば従来はeneloopブランドだったスマートフォン用外部バッテリーなどからeneloopブランドは消えている。またeneloopブランドで展開されていた電気カイロ省エネ製品も姿を消した。

今回の、eneloopブランドを目立たなくして、Panasonicを全面にだすデザイン変更とブランド変更は、全量FDKから購入しなければならないeneloopブランドを徐々にPanasonicブランドに移行させたいがための措置だと思われる。

今後電池の性能は上がっていく。しかFDK側は他社ブランドeneloopに最新技術を投入する意味はそれほどない。また、これは外部から見たイメージと、社内の実際の所の見え方の違いだと考えられるが、EVOLTA技術の方が、eneloopより優れているようだ。これは事業部門は売却したが、何らかの方法eneloop開発のコアになった人材Panasonicに残っていると言う事も考えられる。今回はデザインブランドばかりに目が行きがちだが、eneloop側よりも、EVOLTA側の方が強力な技術転換がかかっていることがわかるだろう。

行き着く先

つのパターンが考えられる。

  1. eneloopブランドは徐々にフェードアウト。最終的にはEVOLTAブランドけが残る。
  2. FDKとの契約期間が終了(又は違約金の支払い)で、EVOLTA充電池ブランドが消えてeneloopに完全移行する
  3. FDKeneloopブランドを買う

順番は私が考える可能性順だ。

eneloopブランドフェードアウトはほぼ間違いが無いだろうと思うが、今回のような反応が全体におき、また有力な顧客大手家電量販店から要望などが出てくれば、2番目の可能性も考えられる。この場合eneloopは、LUMIXVIERAPanasonic Beautyと並ぶブランドに位置づけられて、下手をするとPanasonicエネルギーソリューションブランドになり、太陽光パネルシステムまでeneloopを名乗るようになるかも知れない。ただFDK同意するかは不明だし、そこまでの価値eneloopと言うブランドにあるのかと言う事は不明である二次電池市場が今後リチウムイオンになっていく中、ニッケル水素の伸びしろはそれほど大きくないだろうし、電池の主戦場BtoBであることもあって、コンシューマ向けブランドがどれだけ重要か、と言う判断は慎重になされなければならない。

三番目はあり得ないとは言い切れないが、ほぼ無いだろうと思う。これだとPanasoniceneloopブランドを手元に置くことで二次電池市場を手放さなかった意味が無くなるし、二次電池市場を他社に明け渡しても良いほどの対価をFDKが支払えるのならば買収の時に実行されていただろうからだ。今後十分にEVOLTAに移行された後でeneloopブランドFDKに渡る可能性はあるが、正直行って、ニッケル水素電池はこれから大幅に伸びる分野では無いので、そこにコストを賭けるかどうかはわからない。

いろいろと騒がれたが、この戦略はだいたい上手くいくだろう。何故かと言うとPanasonic電池シェアは半分近くを占めていて非常に高く、それらの販売網を使って一気にEVOLTA蓄電池を押し込んでいけば浸透するのは時間の問題だと思われるからだ。充電器の共用化はその布石である。今後、EVOLTA蓄電池はあるのに、eneloopが売っていない、と言うシーンは増えていく。その時にいくらeneloop派でも、同じ充電器での保証がされているEVOLTAが販売されていた場合EVOLTAはだめだかeneloopを探す、と言う行動をとるだろうか? とる人は非常に限られているのではないか。後は、eneloopブランドでなければ売りにくい、と言う販売店側から圧力だが、これは徐々に減っていくものだと思われる。

追記:忘れてはならない事「こんな事情、お客さまには関係無い!

思ったより反応が大きく、感謝申し上げる。

その中で一つだけはっきりさせておきたい事があるので念のため追記させていただく。この話は本質的にはお客さまには関係が無い事であるこれを忘れてはならない。Panasonic関係者はこれを言い訳に使うべきでは無い…いや、Panasonicはこれを言い訳にすることは無いだろう。客に寄り添う事で、時にはマネシタなどとあざけりを受けながらも成長してきた会社なので、これがベストではない事ぐらいは百も承知だろう。その上で、取り得る限られた選択肢の中での判断だったのではないか、というのが要旨である

また、EVOLTAの方を売り払う事でeneloop工場を残すべきだったのでは無いかと言う意見も拝読した。忘れてはならない前提条件として、三洋経営を行き詰まらせたのは、確かに引き金となったのは新潟県中越地震であるが、本質的には市場変化への対応の遅れと、コスト構造からの採算性の悪化であるPanasonicニッケル水素電池生産拠点は海外にある。一方三洋生産拠点は日本国内にあった。(分離されたFDKトワイセルの会社概要にあるように、ニッケル水素電池生産国内に残っているのはこの拠点のみだ)2009年は円が急速に値上がりしはじめ、どこまで円高が進むかという事に各社頭を悩ませていた時期である。最終的に、どちらを売却すべきかと言うのは当時の内部資料を見なければならないだろうが、おそらくこの辺りから三洋工場が売却され、Panasonic工場が残った理由がある。またパナソニック国内電池関連施設は、トヨタとの合弁で作った当時のパナソニックEVエナジーとの関連などもあり、そう簡単に手放せるものではなかった事も推測できる。(ただ、パナソニックEVエナジーも、独占禁止法回避のため、出資比率を引き下げざるをえなかったわけであるが)

この他に、EVOLTA工場で作ったものeneloopを付けて売ればよかったのでは無いか、と言う指摘も頂戴した。ただしこれでは、おそらくFDKに売却するときに交わされたであろう生産に関する契約と、独占禁止法上に引っかからないために競争相手を作るという目的が達成できないので不可能であった。

追記の2

上記追記でも伝えきれなかった部分がある様なので再び追記させていただく。

この文章は、このような事情があるからデザインが悪いと批判をした人々は軽率だ、等と非難をするものではない。

あくまでも、そのような批判が出る事は承知の上で(お客さまの不満が出ることは分かっていて)、取りうる選択肢はこれしか無かったのではないかと言う分析を重ねたものである事を承知して欲しい。

2013-01-18

ブラック企業in営業

ブラック企業in営業

この項目の内、一つでも該当しないのがあればブラック(労基違反)

残業手当が出る。(みなし残業ではない)

・営業手当が出る。(交通費支給分に含まれない)

・基本給(大卒平均初任給19.5万円前後)+インセンティブ制(完全歩合制でない)

・基本給が普通。(営業手当+地域手当+調整手当が別途でつくが基本給が低く抑えられていない)

この項目の内、一つでも該当したら身体を壊す可能性あり

生保営業。(震災後の需要に対して供給過多。不払い問題。大手のつぶし合いのため中小零細が死亡。大手は未だ女性向けに求人を出しているが求職者が殆ど来ない悪循環に陥ってる)

不動産営業。(サブプライムローンリーマンショック等でポスティング営業が死亡。不況の影響でBtoCが急増したため潰し合い。ノルマが多い。その割に営業ノルマへのインセンティブが異常に低い。完全実力主義)

証券営業。(先物取引現在もっと不況煽りを受けている営業種。肉体労働メインのため自殺者が最も多い(日経調べ)。粉飾決算が多く詐欺も多いため殆ど違法行為で何かしらの罰則を受けている)

・提案営業。(ブラックによくある「コンサルティング営業」のこと。飛び込み営業や新規開拓営業がとりわけ多い。企画営業よりも難しくノルマが厳しい上級者向け。新卒で勤まるのはOFFJT・OJT教育が万全の主要大手のみ。残業手当がないことが多く、当然営業手当もない。人脈作りにはもってこいなのでコミュニケーションの取れる体育会系向け。俗に社畜と呼ばれる人は大抵この営業種)

金融営業。(気苦労の多い営業種。やや飽和気味。インセンティブはそれなりだが、BtoB(ルート含む)でさえ人格破綻者が多く鬱にかかりやすい。)

ホスト(ホステス)。(完全歩合制。主に人間関係トラブルが多く、指名が取れれば取れるほど負担の大きい内勤営業。一部カリスマを除き格差の多い構造暴力団との繋がりが根強くたびたび警察マスメディアに御厄介になる華やかな営業種。学歴は中卒以上であれば誰でも、犯罪者でも指名手配犯でもなれる楽な業界。実際に15歳程度から働いているところもある。実は風俗の方が管理体制が行き届いており、ホストクラブは非常に劣悪な環境にある事が多い。)

飲料営業。 (ルート営業の一つで飲料の配送や配達などを行う。普免必須ビール主要大手、特定健康飲料系を除いてブラックと呼ばれる。冬場の過労死がきわめて多い。基本給が低く、インセンティブも全く出ない社畜スペシャリストが集まる営業種。何故か文系が多い)

移動販売。 (化粧品・布団など自社製品売れ残りを高く売る詐欺商売。体育会系が多く、肉体労働メイン。ノルマは実はそれほどでもない。というのも自爆営業という画期的な商売によって成り立っている。誰にでもできる簡単なお仕事です)

サービスエンジニア。(IT土方の草分け。残業手当が出る所もあるが出向会社次第。実はIT派遣が一番儲かる。土日は完全週休2日制の所が多いが1日の拘束時間が相当なので負担が大きい。3年以内の離職率が高いため入社難易度がきわめて低い)

郵便局員。 (契約社員だけでなく正社員にも多い、自社の商品を社員に買わせてノルマを達成させる「自爆営業」で成り立っている。民営化以前までは羽振りが良くカラ残業も多かったが民営化後は自爆営業によって保ってきた。のちに公社化すると共に正社員カラ残業も復活。但し契約社員以下長期パートなどは特に給与都道府県最低賃金待遇も変わらず奴隷のまま。正社員登用有の甘い罠に注意。)

家電営業。(エコポイントの終了と共にバブルが弾けた。それ以前から問題視されていた自爆営業ますます酷くなった。メーカーと異なり社員割引がなくノルマですらない。給与が低くインセンティブ便りだが家電が全く売れず。詐欺まがいの営業でたびたび話題になっている。社長神様本社玄関肖像画が置いてる所もある(ワタミじゃないよw)

芸能人。(大手事務所だったり軌道に乗ると問題ないが、中小事務所供給多気味で最近着エロからAV転向スライドさせている。枕営業存在し、日本以外にも韓国アメリカ社会問題にまで発展したケースもある。給与固定給(5~10万)+印税(事務所90%)。超絶ブラック学業優先の事務所が多いため拘束時間はそれほどないが肉体的負担が多い。常にマスメディア世間の目を気にして生きて行かなくてはならない。バーニング系事務所は要注意)

2013-01-15

http://anond.hatelabo.jp/20130115170959

普通に製品の単純な魅力だけで、売ってると思うけど、そういうのじゃダメなのか?

そういうのが円高のせいで「ここまで値段に差がついたら、ちょっと品質悪いけど安い韓国産にするか」

って感じで乗り換えられてるの。BtoB企業向けは、コストベネフィットの判断がシビアから

同じ価格なら、あるいは多少は高くても品質の良さから選ばれてきたのが、円高で淘汰されてるの。

http://anond.hatelabo.jp/20130115131442

いい加減 やすければ売れるから脱却しろ

限界まで競争しているからこそ、安ければ売れるは不動の真理なのよ。

まして、輸出品は種類が多々あるので価格競争が中心になるものも必ず出てくる。

とくにBtoBだと、どのような性能の差も、厳しく価格当たりの価値で評価される。

他国では作れない日本の超高性能産業ロボットだって、値段が高すぎれば売れないし、安ければ販売数は増える。

そもそも「安ければ売れる」から脱却したものって何だ?アップル製品

んなわけないよね。あれだけ世界中で最適生産を行なっているということは、コストそして販売価格重要だという証拠。

2012-12-20

頑張ったを評価してくれない会社はいたくない

http://tech.blog.hisaju.org/2012/12/18/eng2/

上の記事を読んでみて、そうだよねと思ったり、そうなのかなと思ったり。

以下、自分の小さい恨みつらみです。

自分社会人になってからプログラミングを始めて、数年前BtoBIT会社からBtoCのIT会社転職した。

その転職一年目のこと。

開発のメインで使う言語は同じものの、併用する言語フレームワークサーバOSなど、がらりと開発環境が変わった。

から業務を満足にこなせるようにとひたすら残業をしていた。

上司からはよく、早く帰りなよと言われた。

それで、最初のうちは、遅くまで頑張っているね~的なノリだったんだけども、

いつしかこいつ仕事できないんじゃないかというような視線を送られるようになった。

一方、自分はというとBtoCの会社転職したこともあって、

俺はこの会社で良いサービスを世に出すんだ、残業なんて屁でもないぜと意気込んでいた。

ちなみにみなし残業制だったので残業代はつかない。

それから大人の事情で80時間を超える残業はまずいらしく、80時間未満になるように調整して出退社していた。

そんな働き方をしていたら入社して3ヶ月目か4ヶ月目くらいに上司面談があった。

早く帰れ、そんなに仕事ないだろ、と。

余計なお世話だった。いろいろ覚えたいことがあるし、いろいろやりたいことがあった。

例えばチームの運用業務の負荷が非常に高かったので、スクリプトを整備して負荷を下げたかった。

でもスクリプトをどう書いたらいいかからない。viかいテキストエディタも分からない。

なので通常業務を片付けてから残業していた。

さらにチームの年間目標の中に、チーム内で新規アイデアを数件だしましょう、というのがあった。

正直、通常業務で定時いっぱいになってしまって(運用負荷が高いし)、

そちらになかなか取り組める時間を捻出できない。

から、そんな目標よりも運用負荷軽減策に取り組みましょうよと上司相談した。

上司は、目標は絶対だ、最初から諦めるな、というような感じで聞く耳をもってくれなかった。

新規アイデア発表のネタをつくるために残業を積み重ねた。

ときには早朝出社し1,2時間仕事してから出勤の打刻をしてみたり、

退勤の打刻を忘れたふりしてこっそり徹夜したり、

しまれない打刻のごまかし方の手法も編み出していった。

そんなこんなで一年間を過ごして、12ヶ月中10ヶ月くらいは70時間~80時間残業時間(本当は超過しているが打刻の記録上では。)で働いた。

スキルも向上したし、以前に比べたら余裕時間は作れるようになったし、目標達成にも大なり小なり成果を残せたと個人的には思っている。

いくら要領が悪くても費やした時間は嘘をつかない。

俺は頑張った。

しかし、この年、自分が受け取ったボーナスは社内で最低水準の額面だった。

この評価が残業のしすぎによる影響かどうかはわからない。

自分としても残業の悪い側面は理解できるし、残業マイナス評価とする風潮が一部あることも知っている。

でも自分はそういう会社で働きたいとはあまり思わない。

熱意のおもむくままに愚直に働きたい。

頑張ったを評価してくれる会社だったら超頑張るんだけどな。

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