コーディング技術にこだわり過ぎるとITエンジニアの地位は向上しない
http://getlife.hateblo.jp/entry/2014/02/06/030300
この人なんですけど、「プログラマはビジネスが解ってないとダメ」みたいな事を言う割りにこの人がビジネスが全然解ってない可能性が高い。
なにがダメってBtoCでのWEBやパッケージとBtoBのSI違いがわかってない可能性がが高いと思ってしまった。
Web上での自社サービスみたいな会社だと、SIみたいに顧客に折衝交渉して契約みたいな段階が存在しない。
ネット上で見つけてきて便利だと思ったらユーザー登録だ。お金を払う価値があると思えば上手くいけばプレミアム登録をしてくれるかもしれない。
あなたは、はてなブログやtwitterを開始するのにはSEだの営業だのと契約交渉をしただろうか?少なくとも私はした覚えはない。保険や不動産とは違うのだ。
まぁそれでも顧客のクレーム処理は必要なのだが、それはて開発の仕事だろうか?電話処理、メール処理はサポートの仕事だと思われる。
契約があるということは此方側も契約に縛られるのだが、同時に契約を結んでいる相手側も契約に縛られる。此方が契約を履行している以上契約期間を打ち切って、他の会社に発注すると言うのは正当な理由が無い限り無理なはずだし、なにより開発に投入した莫大なコストも無駄になってしまう。もしそんなことをすれば最悪裁判で賠償金を支払う判決をされるだろう。
しかし、はてなブログやめてライブドアブログを開始して訴えられたり、発注したサンクコストが無駄になったりするだろうか?せいぜいはてなスターだかはてブ数が引き継がれないだけだ。
しかし、自社サービスやBtoCは違う。ユーザーがBの方がいいと思えばその瞬間から他のサービスに乗り換えるだろう。
更にいうとSIようなような形態だと完成品がないわけでA社とB社どちらがいいか全く分からないはずである。
自社サービスはもうすでに完成がありユーザーは比較することが可能だ。つまりWeb企業などは常プロダクトの完成度を高めてないとユーザー獲得競争に敗北してしまう。プロダクトの質は超重要。ユーザーはそれで判断する。
逆に言うと、SIのような形態では契約の段階でプロダクトが存在しないため、契約締結のための折衝交渉が重要だといえる。
なぜ、技術が重要かというと一言で言うと差別化。別に差別化は技術でなくても良いが。現状技術は重要である。あなたは結果が遅い上不正確な検索エンジンや自由にシーク出来無い上UIが改悪ばかりされる動画サイトや放送が頻繁に途切れるブロードキャストサービスなどを使いたいだろうか?
もちろん差別化というのは技術だけではなくコンテンツなども重要だが、検索エンジンの様なコンテンツを直接持たないサービスでは技術は圧倒的に重要だ。
あるサイトを知った時のイメージと言うのは後を引くのでその時に、「おせーし。つながらねーし、デザインも最悪だしクソ」と思われたら終わりなのだ。もう使ってくれない。「今はクソだけどこのサイトの成長を暖かくみまもろ^^」なんて思うのは都知事選にでている人のグルーピーくらいのものだ。
「プロダクト以外での差別化要因があまり無いので、プロダクト品質の向上に技術力超重要だよね。」と言うビジネス形態が存在すると言うこと。
http://getlife.hateblo.jp/entry/2014/02/06/030300
はい。それで、「paiza」を去年10月末に正式に開始しました。SランクからEランクまで、6段階でエンジニアを評価できます。
Sランクだと、アルゴリズムをきちんと理解していないと解けません。想定しているのはイノベーティブな開発ができる人です。例えば検索エンジンを作りましょうとか、ビッグデータの解析をするエンジンを作りましょう、といった話になると、計算速度を考えながらすごく効率的なアルゴリズムを組まなくてはなりません。そういうことに対応できる人を見つけ出すのが、Sという位置付けになっています。
といったコーディング志向になってしまっています。ビジネスのビの字も出てきてません。
なんて事を書いちゃう段階で自分のいる業界とそうでない業界の違いっていうのを全然考えてないなぁと。
コンサルが言う、お前はXXがわかっていない。は 意訳すると俺を雇え。 だから、聞かなくてOK。