はてなキーワード: 度外視とは
普通のことだと思うのだけれど、おそらく日本の皆さまが歪んでいるのは「売り手は客の要求を断る権利がある」の部分で。無理してきいちゃう。だから「作り手のことを考えて要求を抑えるべし」とか噴飯物の「常識」が幅を利かせるのだが、それこそ無理な話だということを認識しろ。同じような無理な要求として「安いものは悪いと認識スべし」というものもある。
だがしかし、私は言いたい。素人部外者に、コスト構造など正確に把握できる訳がない。現代社会はお前の頭と違ってとかく複雑なのだよ。
あんなにお金のかかっているように見えるテレビ番組やgoogleやマイクロソフトオフィスみたいなwebサービスやchromeやlinuxのようなソフトウェアやすごいグラフィック音声つきのソシャゲなどが、無料で提供されているのだ。お前のしょぼいソレがその値段とか、へそが茶を沸かすわ とお客様は思っている。同じ業界のものでさえ、他社のコストについて「どうしてその値段でやっていけるのか?」と首を傾げることもある。
そもそもなぜ安いかを隠していることも多い。だからってミミズを原料に使っている的な客にとって不都合な真実ばかりではない。そのようなコストメリットを出すことこそが、業界で優位にやっていける企業秘密であり強みであり、言うなればすべての企業が持っているべき秘密で、つまりあらゆる物の値段の詳細な原価は隠されているのだ。ましてや他業界の素人部外者などにわかるわけがない。
例えば、コストを抑える技術として「原料を安くて悪いものを仕入れる」の他に「海外の人件費の安い国から仕入れる」とか「原料の安い国から仕入れる」とか「特殊な輸送方法で仕入れる(冷凍技術ができたので船で輸送できるようになったとか)」とか「スーパー職人(あるいは秘密ロボット)が1日に普通の千倍作るので給料を10倍にしても余裕」とか、いくらでも未知の技術革新は想定しうる。その他にも、フリーミアム的な無料・低価格戦略、早期にシェアを取りたいから期間限定で、でもソレを言わずに低価格で販売されるものもある(そして回収期を逃し他事業の利益を突っ込んで補填されたり、シェアが取れて薄利多売で利益回収できたりするもの=客は丸儲けパターンも多い)。それを顧客に判断しろなんて言うのは、無理だ。
同様に「高いならいいものか?」という問題もある。ただのボッタクリ値上げじゃないという判断が、どうしてできるのか?有名料亭でさえ産地偽装するこんな世の中で。お前が「お客様のために最高級の原料を」と思ったソレが、そもそも業者のぼったくりの結果の値段じゃないと、どうして断言できるのか? 冷凍だとこの味は出ない? 冷凍技術の革新的新発明がなかったとどうして言える? いやそんな悪意あるぼったくりじゃなくても、無駄に包装に手間がかかってるとか、有名タレントのCM出演料がとか、プロでしか気づかない僅かな風味の差とか、自動テストカバレッジ100%とか、客が実は「そんな価値、そこまでのこだわりは必要ない」と思ってる部分のコストが高いだけの場合もある。
他の要求も同じだ。
例えば「24時間窓口開けろ」とか「もっとキレイにしろ」とか、それが「無理な要求」「労働者の首を絞める」につながるのか?いや、つなげる経営者もいるだろうが、それは「お前の職場がブラックだから」なのであって、早々にやめるか経営者をすげ替えるべきだろう。それはお前の雇用者の問題、経営戦略の問題であって、客の要求が「取り除くべき直接の原因」ではない。
「24時間対応しろ」が無理な場合、正しい回答は「それでは利益が出ないのでできません」や「それならこの値段になります」とかだ。もちろんライバル社がやりだして客が取られることもあるだろう。それに文句をいうのは売り手・作り手としての矜持にかけるんじゃないかね。それがライバル社のブラック労働の結果なら、労基に相談だ(こういう敵対的提訴が増えるといいですね)
だいたい客に行儀良さを求めても、行儀の悪い客は出てくる。そうなると損するのは行儀の良い客だけ。そもそも、素人部外者のお前の判断する「コスト度外視のひどい要求」が、実は店側にとっては「採算の取れるかんたんな要求」かもしれないだろ?もしかすると利益の増える方向の要求かもしれない。客は売り手のすべてを知っているわけじゃないのだ。
客は無理を言えばいい。売り手は、それが無理なら、単に断ればよいだけ。戦うべきは客の要求をブラック労働につなげる職場であって、無理を言う客の存在ではない。
残業が禁止になった。これまで20時や21時に退社する人の方が少なく、「22時過ぎてからが残業だ」とさえ思っていた。もともと仕事が好きで、何時間でも没頭出来るタイプだったし、そういうタイプの人間が多い職場だった。23時頃に一息つきながら、そういった仲間と仕事の話で盛り上がるのが好きだった。
会社から残業禁止を言い渡され、定時退社する社員が増えた。20時にフロアに2~3人しか社員が居ない事もザラだ。入社から5年で、初めて見る光景だった。これまで「早く帰る奴はやる気が無い」と公言していた上司が、「残業する奴は仕事が出来ない奴だ!」とまで言い出した。「1日8時間で仕事を終える」事が職務優先事項の第一位となった瞬間だった。
自分自身も周囲に同調する形で積極的に定時退社を行った。これまでより1日6時間少ない労働時間。その中に仕事をどう収めるのか。何をやり、何をやらないのか。真っ先に削ったのは積極的に上げていた企画や提案書作成に割り当てる時間だった。締め切りがあるルーチンワークは削れない。それを淡々と消化するだけで手一杯だ。他部署からの依頼に快く応じる事が困難になった。初めて、「それ本当に急ぐ必要ありますか?」と言ってしまった。
社内で社員たちが雑談する姿もめっきり見なくなった。皆淡々とPCに向かってタスクを消化している。社外へのデータ持ち出しが制限されている為、PC作業は就業時間にしか行えないからだ。残業申請にもそれ相応の理由が必要になった。「書類作成」なんて理由では却下される。クライアントや下請先の都合など、外部が絡まないと認められないのだ。「どうすればもっといい仕事が出来るのか?」そんな濃い話をしていたメンバーとの会話は、朝に挨拶を交わす程度になった。
定時出社に定時退社、残業代も分単位で正確に払われる。これは素晴らしい変化だ。今年もリクルーターをやる事になったが、この話を聞けばきっと就活生の目はキラキラと輝くだろう。うちはいわゆるホワイト企業ですと胸を張って言える。応募者も増えるかも知れない。
でもそうじゃない。俺が彼らに伝えたいのそういう事じゃない。自分の力を最大限に発揮する為に努力する事や、困難な状況を仲間と乗り切った話や、企画がスマッシュヒットした時の達成感。お客さんから「次もまたあなたにお願いしたい」と言われた時の感動。そういったもっと熱のこもった話がしたいんだ。
残念ながら今の自分はそんな働き方をしちゃいない。時間を度外視してでもやり遂げたい何かを語る資格なんてない。
やっぱそうとしか考えられんよな。
というか何で金払ってプロのコンサルを雇ってるのに自分の意見を採用させようとするのか本当に意味分からんよな。
俺海外のこと分からんけどこれって日本の経営者あるあるに入るんじゃない?
上手くいってない社長って金払い良くないか、人の意見を素直に聞かないかどっちかだわ。
ある程度はもちろん意見聞かずに上り詰めることができるかもしれんけど、
そっから先は自分の得意分野以外は他人に丸投げ=プロに金払って全部やらせる方が圧倒的に楽で確実なのに、
何故か独りよがりの社長って自分のセンスを信じて疑わない、そのくせプロを雇うという意味不明な行動してるんだわ。
おっしゃるとおり自己肯定してくれるソースが欲しいだけで、本当に良くしたいとは端から思ってないと思う。
凡人経営者に許されるのは仕事できるやつを探して来て仕事させる、これしか勝ち筋ない。
色んな経営者パターン見てきたけど結局生き残れるやつって誰に仕事任せたら上手くいくのかっていう嗅覚が鋭いのと
金突っ込んだら倍になって帰ってきそうなら躊躇なく突っ込むやつの2パターン。
自分がプレイヤーになってやろうとするやつは見えてないところがどんどん増えていって結局何もできなくなる。
みんな怖いから誰も注意しない。
そんで細くなっていく。
人も離れて辞めていく。
何度繰り返すつもりなんだろうか。
特に金払いに関しては未だに就職氷河期時代のノリを引きずってるのか分からんけど安ければ安いだけいいと思ってる。
安かったらお得意さんじゃなくなるし、クオリティも二の次にされたり、新しい試作コスト組めないし、
納期も優先順位後にされて早まらないし、何より契約切られても痛くないから最悪切ってもいいかって思われて結局時間無駄にするだけ。
今日日、仕事なら犬のクソも踏みますなんて利率度外視なやつはもう生き残ってない。
犬のクソ平気で踏めるやつが出せるのは犬のクソだけ。
日本アニメ(ーター)見本市において、どんな人がどういう姿勢で作品を作り上げたのかの一端を垣間見ることができる。
そんでイケメンの趣味はバイクでやっぱりイケメンは違うなと思った
つーか女性に見える
髪型もあるけど
本上まなみに似てる感じがする
庵野がラスト、スタジオのベランダから電柱をスマホで写メってるところが映されて、相変わらずだなあwとニヤリとさせられた
NHKわかってるな
アニメーターはほんと理想高く仕事してて、よるもめっちゃ遅くまでやってるし家でも絵の練習してるしでほえーすげーなーと思った
でもそれじゃ意味がないんですよ
とかかっこよすぎだった
パねえわ
何もしなくても食ってける天才と、かなりうまいけどさらに努力する秀才と、その他大勢の動画マンか・・・
一般企業と違う芸術業だから当たり前だけど、誰かいなくなっても代わりはいない業界だよなあ・・・
一部のすごくできる・わかってる人がやめちゃったら一気に廃れそうな危機感がある・・・
うーんでも板野サーカスでもなんでもフォロワーは出てきてるし、なんだかんだで受け継がれていくのかなあ・・・
巨娘ってマンガに出てきたアニメ会社で、アニメのしごとだけだったら食ってけないからエロリ本をコミケで出してもうけてる人間いたけど、
もし自分がアニメ業界入っても最終的にはそうなっちゃいそうだわ
とことん理想と夢とクリエイターのこだわりによってなんとか続いてる業界だなあと改めて思った
しっかし見本市は採算度外視のはずなのに、○○○○は予算オーバーについてキレすぎでしょ・・・
うーん・・・いやまあ経営者として予算・納期オーバーしてることについて切れるのは正しいのかもだけど・・・
そのくせその後のインタビューではケロッとニコニコしてるからまじでこわい
この人こわすぎる
ナレーションが鈴木敏夫で、そのときに「○○が一番の笑顔になるのはこういうときだ」ってうれしそうに言ってて、こっちもぞっとした
寝る前にふと目に入った。
自分も障害者関係ではないけど地域イベントにはよく関わってる。バザー的なイベントも見てきた。というかそんなイベントのスタッフみたいなこともやってる。のでつい言及してしまう。
そうだよ、こういうのって儲け度外視なんだ。
「作ることに意味がある、販売した実績に価値がある」たぶん主催者サイドは言うだろう。実際それでよい結果を生む部分は、あるのだろう。
ただ、それだけじゃだめなんだろうと思う。施設のためにも、入所者のためにも、こういうところはキチンと儲けを考えないといけないんだろうと思う。
ただ、こういう施設はたいていそういうことを考えない。「お金がなくたっていいじゃない」みたいなもっともらしいことを言って、金策を練ることを放棄する。だから結局、イベントの質もよくならないし、資金繰りも悪化する。
儲けることをまともに考えられる人間がそばにいないせいもあるのかもしれない。実際障害者就労支援施設であっても(そこらのちゃんとした企業に比べれば給料低いけど)、ちゃんと稼げてて、資金繰りができてる障害者向け施設も存在する。やれないことはないはずなんだ。
だから元記事のイベントも、「こんな価格設定で、こんなイベントでいいのか?」と真面目に問える人がもしその場にいれば、少しは変わっただろう。
ただ、残念ながらそういう人はああいう施設には関わらないんだろうな。ぶっちゃけ給料も悪いんだろうし。
障害者施設、地域高齢者施設、地域の人々誰でも来たれのコミュニティスペース、いろいろなところがあり、たいてい資金繰りに困っている。
ただ、ああいうのはやっぱり、なるべくしてなってるんだろうなあ、まともに金勘定ができて、イベントを客観視できるブレーンがいないんだろうなあ と思う。
「価値」とはなんでしょうか。
しかし前売りでのこのような市場にて飛び交う価格は、あくまでもタレント看板だけの「タレント価値(ネームバリュー)」であって、
有名著名タレントだからというだけに殆ど依存された状態にあります。実際の中身はここでは完全に度外視された状態にある・・
これが実に不透明であり、不安定であり、実態のない価格になる・・。
とある、何代にも渡り市場の中でステータスを確立して来た、Aという人気ベストセラー自動車が新型をリリースすることになったとします。
「今まで総じてよいデザインだったし、エンジンも作りも他より毎度抜きん出ていたから、今回も良いに違いないだろう」という前評判は生まれやすいでしょう。
これはいわゆる「期待値」。実車の写真やスペック等、メーカー発表も何もない状態の中、価格だけを先に発表。
それを受けて早くも市場にて、期待値のみで価格が変動、高騰していく・・
中身を全く把握されないのに、定価と過去の実績や経緯から生まれた「期待価格」だけで市場価格が先行していく・・こんなことはあり得ませんね。
ライヴに特化すれば、これがあり得るとし、事前にオークション販売にて価格が釣り上がって行くことが、果たして健全な商法なのか!?と。
「事前価値」はあくまでも「仮の価値」なわけです。決定価値ではない。
もし本当にオークション販売など主催者がやるとすれば、せめてゲネプロのプロモ映像やステージ写真等を参考資料として、事前に揃え明かさなければならないことになります。
ライヴとは、行って初めて分かる、「開けてビックリ玉手箱」の要素が本分でもありますから、それはそぐわない。
だからゆえ、プランに基づいた「制作費」を基礎に定価を定め、なるべく均等広範に売ることが結局はベターなのです。
「高額転売」のみに言及特化しようとするため、その手法のみに知恵を講じようとしますが、それ自体はよいとしても、
その有り様がライヴ興行のあり方や根本的構造、ひいては多くのファンの純然なものまで大きく揺さぶり変えるとすれば、
メリットに対してデメリットの方が勝ってしまう、ということでしょう。
よって、オークション販売などは多くのアーティスト側が望まないことは容易に想像がつきますし、
長いプロモーション活動の中に位置づけられるライヴを、点ではなく線で勘案しているアーティストサイドとしては、
このようなやり方は不健全であると認識するでしょう。無論、時として特別な企画を全面にし、このような方式がとられることは有り得るでしょうし、
またそのような他のアーティストとは一線を画した、特異なアーティストが現れることもあり得るでしょう。
そしてそのアーティストが独自手法で探求していくという活動を行うことも、それはそれとして構わないとは思いますが。
但し、後者の場合そうした「広範な音楽市場から分離した」、「二極化や孤立化された」状態で長く売っていくことはおそらく至難の業であり、
極々狭い領域と特定ファンだけしか対象にしないと端から決め打ちし、僅かの利益で細々と生きていくとするならそれでもいいでしょうが、
そう望むアーティスト等皆無に等しいでしょう。
ライヴにおける本当のWin-Winとは、グッズや付加要素で、小手先だけで埋めるのではなく、多くのファンが一律に目の前のステージにて
アーティストの価値を共有する、ライヴ自体の価値を共有する、そのボルテージや反応によって更にアーティストが昇華する・・
その場その時だけの特別な空間でボールを投げ受けし合う・・ものにも多少よるものの、そこが核であり、それをファンもアーティストも期待します。
その本分を中心に置けば、ファンが二極化してしまうような売り方は受け入れられない、となるでしょう。
なので、高額転売に対する方法論は、諸悪の根源とも言える手法を販売元が公式的に成り代わり行うことではなく、
本人確認等のテクニカルなものを探求し構築、法的な整備、そしてファン側のモラル・・多面的に、同時に回して機能させることが総体的な抑制となるってことでしょう。
を風俗に行くと必ず聞く。下世話な好奇心もあるが、女の子によって個性があって面白いのだ。
「あー入ってるなーという(だけの)感覚」、「棒が入ってるのと同じ感覚」と答える子たちはここに入る。
もともとセックス自体がそれほど好きでないという子が多い印象。
俺はこのタイプが大多数なのだと思っていたのだが、意外と数が少ない(遠慮して言わないだけかもしれないが)。
「私、この仕事(風俗)始めて、初めてイカされた」と答える子の派閥。
原則としてAタイプだが、テクニックやチンコの形状によって感じることもあるという子はこのタイプ。
「私、お客さんのことはバイブかローターだと思ってるの」と答える子たちの派閥。
とりあえず硬いチンコであれば、ルックスの良しあしにかかわらず、感じることができるらしい。
客の個性は度外視で、客とセックスするというより客でオナニーをしているという点で、後述するDタイプと区別される。
「チンコ入れられて感じない子なんていないよ!」という子の派閥。
これが意外と多い。風俗には、もともとセックスが好きで、多数の男たちにセフレ扱いされてきた子が、同じことやってお金もらえるならこっち(風俗)の方がいいという理由で働き始める子が多い。そういう子はこのタイプに入ることが多い印象がある。
また、このタイプの子はAタイプの子の存在が信じられず「絶対ウソだよ!」と言っていることが多かった。
ルックスの良しあしが関係するのかはよく分からないが、キモい親父の方が犯されてる感じがしていい、という奇特な子が居たのが印象的だった。
聞いてみると個性が見えてなかなかおもしろい(割と盛り上がる)し、聞かれてそんなにウザい質問ではないと思うので、風俗に行った際にはぜひ聞いてみてもらいたい。
「だがこのままでは納品時の検品は通らない。今回はお前も知っての通り、最重要顧客だから納期も品質も妥協は出来ない。この際、コストは度外視していいから、なんとか乗り切って欲しい」
「…承知いたしました。ですがそれで今回は乗り越えられても、いずれは」
「分かっている。幸い次の納期までは半年以上時間がある。この機会に、製造設備の見直しに入る」
「おお、それでは!」
「うむ。以前から懸案だった輪転機全体のオーバーホールを行う。…それから、取引先から紹介のあった、その方面に明るい技術者を招請する」
「なんですと! 外部の人間を入れるのですか!」
「…お前の言いたいことも分かる。だが国内の技術者も高齢化している。各国の造幣技術も大きく進歩している。もはや純血主義では取り残されるばかりだ」
「しかし!」
「だいたい、純血主義など、本当は存在しない。例えば先代公爵の時代にはナチス・ドイツの技術者の亡命を受け入れている。お前もそのことは知っているだろう」
「確かにおっしゃるとおりです。ですが!」
「そう、ナチスと言えば、逆に前世紀にはポグロムを逃れたユダヤ人技術者も受け入れていたな。とにかく、外部からの技術を貪欲に吸収してきたからこそ、カリオストロの地位は築かれた。この歴史を蔑ろにしてはならぬ」
「…仮に私が納得したとしても、現場の技術者達がなんというか」
「その点は腹案がある。だが今はひとまずは今の受注を無事に終わらせてからだ。分かったな」
「はっ」
我々は経済効果に変えるためにやるわけではないので、そこは絶対に踏み外さないようにしましょう、と。「コンテンツには必ず終わりが来るので、コンテンツにばかり寄りかかっていると、なくなった途端また元に戻っちゃう。次に皆さんがやったほうが良いことは、いま来てくれているお客さんに“大洗のファン”になってもらうことですよ」
我々はそんなおこがましいことを考えていませんでしたと。我々は面白い作品を作るための努力はできるけれど、それ以上のことはできません。(ヒットする約束を)先物取引のように、舞台となる町との交渉材料には使えません。
「我々も町には必要以上に甘えません。だから町の皆さんも我々に必要以上に甘えないでください」と。どちらかがどちらかに甘え始めた途端に、関係はきっと不健全になります。
ロイヤリティーは当然必要ですが、MGについては大洗だけではなく――ケース・バイ・ケースですが――ガルパンに関しては商品化にあたってMGをいただいたことはほとんどないですね大きな企業以外は、商工会で版権の利用申請受付と利用状況をまとめてレポートし、それを元にバンダイビジュアルさんから商工会へ請求が届き、商工会がお支払いする、という流れ
大洗に行って、実際に商品を手に取ってみるとわかりますが、ほとんどロイヤリティーが乗っていないような金額で商品が販売されています。最近は大晦日にガルパンファンが、磯前神社で初日の出を見ようということで夜明かしをするんですね。年末の海のそばだからものすごく寒い。そうしたらウスヤさんは朝の5時まで店を開けてくださったんです。ファンが暖まれるようにって。串カツも売るんですが、一緒に甘酒を振る舞っちゃう。それ、下手をすると赤字でしょ、と。でもそれをやる人たちなんですよ。誰から頼まれるでもなく、自分たちでやり始める。そういうことをしてくれる町だからこそ、「ガルパンがきっかけだけど、大洗が好きで、どこそこの商店のおばちゃんに会いに来ました」って、ファンが手土産持っていく
大洗って、もともと観光地で、ホスピタリティーが高く、年間を通じてイベントが多いんです。いろんな仕掛けをしてお客さんを誘引する努力をしてきた町なので、ガルパン1つに町の命運を委ねる気はない おカネ・経済効果を度外視してみんなでガルパン面白いねって言ってくれる町だから、ファンが安心して来られる。そもそも大洗は、まちおこしなんてする必要がないレベルの有名観光地でしょ。おカネにならなくてもファンを歓待するというのは、目の前の利益じゃなくて、町や店を好きになってもらうほうが先……といった商売人ならではの嗅覚が働いている
年季が入っているオタクって――わたしもそうですが――いわゆる偏見に晒されながら生きてきたので、自分たちがどういう風に見られがちか、よくわかっています。せっかく町の人たちがよろこんでくれているのに自分たちが間違った行動をして、それを台無しにしてはいけない、という認識の人がすごく多いのです。
たまに、コンサルタントから送られてくる企画書を見るんですけれど『うーん』って。過去事例を並べて「あなたの町もこうすれば……」という内容で、言い方は悪いけれどお手軽過ぎというか『考えてないでしょ』って思っちゃうんですよね。―― あなたたち、6年間毎月のように通って、面倒事もモデレートしながらやっていけるんですかっていう。町の人たちを中心に作って盛り上げていく形でないかぎりは、たぶんうまくいかないんじゃないかなあ……。
輪廻のラグランジェの話はそこまでだ。
ホントどのメディアを見ても、保育園不足の理由(の一つ)として
「若者世代の所得が減って夫婦共稼ぎでないと家計が成り立たない世帯が増えたから」なんて言ってる。
家庭問題に詳しい専門家がしたり顔で主張している。それをコメンテーターが疑いも挟まずに肯定している。
だから、若い夫婦世帯への支援が必要だ、子育て支援が必要だ、なんて結論に至って番組が終わる。
でもさ、よく考えたらそんなわけないじゃん。ありえないよ。ホントありえない。
だって、「共稼ぎでなければ家計が成り立たない」レベルの男が 結 婚 で き る わ け な い じゃ ん ! ! !
そりゃあ、世の中には出来た女性もいて、
「あなたと一緒に暮らすためなら私も頑張るわ」と言ってくれる天使みたいな人もいるだろう。
でも、現実を見れば、そんな女性はごく少数派。ガツガツしたら上昇婚志向の婚活までいかなくとも、
女性が婚約者に対して「経済力」を重要視しているのは常識的な皮膚感覚でも明らか。
普通、結婚して経済的にラクになったり、せめて安定したりするから結婚するわけだし、
どのみち子育てを考えているならどうしたって男性の経済力が不可欠になるだろう。
だから、結婚してより状況が悪化するような相手と一緒になりたがる女性なんてほとんどいないですよ。
別にこれは女性差別じゃなくて、男目線からしても「そりゃそうだよねw」と自然に受け入れられる話。
(経済力度外視で相手が好きなだけだったら、別に結婚せずに交際続けていればいいだけ)
実際、似たような少子化特集だと、「彼女はいますが、正社員にならない限り結婚できません」
メディアの皆さん、明 ら か 矛 盾 し て る だ ろ ?
若者は「金ないから結婚できない」のに、「結婚しても金がない」ってなんだよ。
男は経済力なかったら原則的に結婚できないんだから、結婚後に経済力がないことに悩むのはレアケース。
(失業したり、事故や病気で働けなくなったり、そんなところでしょう)
だから、少子化問題が語られる場面って、必ず自分の政治的主張をゴリ押しする奴が登場してくるんだよ。
リベラルなら「何とか支援政策」、保守陣営なら「伝統的家族観の復権」とかそんな感じね。
実際、少子化自体は現実で、それが将来的に大問題になるであろうことも確からしいから、
もちろん、それを受け入れてあげている理解のある自分を演出したい人間もいるだろうが、
LGBTにしろ、障害もちにしろ、個人の幸福を尊重する傾向にある。
男性は自身の価値観を省みる人間は想像以上に少なく、価値観の中で異端とされている対象には非情な態度であることも珍しくない。
一方、女性の方が仲間に対してとても厳しい。
察する能力が男性以上に要求され、仲間の秩序を保つことを非常に重要視する。
そのため、弱者を受けいれはするものの、減点方式で人物評価をしていき、
その点、男性は突出した長所を持つモノを他の面は度外視して評価できる傾向にある。
おおまかな傾向としてこういった特色があるように思える。
コスパって基本、どっちがいいかなーって迷うときに出てくる言葉だかね。
http://anond.hatelabo.jp/20160605200100
近ごろ若者(特に女性)が面白半分でウソ情報を添えて人物や場所の写真を公開するイタズラが気になる。
2年近く前になるが、大阪~神戸あたりで自動車のナンバープレートがハッキリと写った写真とともに
「最近夜道を歩く女性を連続強姦した男の車です。死者も出ている模様」
といったツイートが(少なくとも自分の周囲では)大変な話題になっていた。
当時、同じ親世代の大人たちは、バカバカしいと思いながらも気にかかっていた記憶がある。
冷静に考えれば、本当に死者が出るほどの連続レイプ事件が起きれば、
少なくとも何らかの形で報道されるだろう。
だが、情報の受け手が10代女性が中心だったせいもあり、客観的な視点なんて度外視で情報は広まっていた。
その噂が収束しつつあった頃、これも噂に過ぎないが、この写真は彼氏と喧嘩別れした女の子が
腹いせに「こいつにヤリ捨てされた」といったセリフとともに写真ツイートを公開したところ、
事情を良く分からないフォロワーの口コミに尾ひれが付いて拡散していった、という話を聞いた。
(最初は非公開ツイートだったが、誰かが無断アップロードしたらしい)
結局のところはマナーの問題でしかないが、性的な盗撮画像と違って
肖像権やプライバシーに関する情報はあまり重んじられていないのが現状だ。
ことに若年層は何気なしに誰かを社会的に抹殺できてしまうようなイタズラをすることもある。