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2022-05-26

私と日本ダービー

私が初めて競馬場に行ったのは2012年天皇賞秋。

競馬というものに全く興味はなく、「土日の昼過ぎテレビでやってるやつでしょ?」くらいの印象しかなかった。

当時多摩地区大学に在籍していた私は、春・秋の日曜は運動系部活大会シーズンに重なっており

中央競馬を目にする機会はほとんどなかった。

ある日曜、多摩川沿いのグラウンド試合を終えた後、同じ寮の同級生競馬ファンから連絡をもらう。

「今府中にいるんだが競馬見に来ない?あとビール買ってきて」

これが一生の趣味との出会いだった。

ユニフォームやら道具やらが詰まったカバンをぶら下げて東京競馬場に入ると、そこは人、人、人の大集団

馬鹿かいスタンドに収まりきらない10数万人の大集団だった。

今までプロ野球Jリーグ試合観戦で大きな競技場は何回も行ったことがあったが、それとは比べ物にならないレベルの大集団がそこにいた。

「〇〇番柱の中段にいるから探して」と連絡がきたが、柱に番号が振ってある建物なんて初めて見た。効率的だと思った。

そこから時間は一瞬だった。

ビールを浴びるように飲み、言われるがままに馬券を買い、そして大損した(当時はお金がなかったのに)。

こうして競馬キチガイとなった私は同年のジャパンカップ有馬記念にも現地に赴くようになってしまった。

そうして迎えた2013年日本ダービー水曜日から正門の列に並び、開門ダッシュ場所を取り、一日中酒と馬券に溺れる。

幸せだった。

今でも覚えている、買った馬券エピファネイアロゴタイプワイド1点。

直線で武豊福永差した瞬間、自分馬券ことなど忘れ大絶叫していた。

その年から2019年まで、ダービー皆勤賞だった。

ドゥラメンテのすさまじい斬れ脚、レイデオロのロングスパート福永家悲願のダービー制覇、ロジャーバローズの大掛けで静まり返る競馬場もこの目で見てきた。

それなのに、、、新型コロナウィルスの大流行競馬場には気軽に行ける状態ではなくなってしまった。

コントレイルはこの目で見たかった・・・

というわけで今年のダービー当日の入場券が当たりました。

競馬の祭典、皆さん楽しみましょうね。

目黒記念までが日本ダービー!!

2022-03-28

牡馬クラシック勝利したうえで古馬になってGIを勝った馬

ディープ産駒で牡馬クラシックを勝った馬は古馬になってGIを勝てない」というジンクスについて検証する。

というか「牡馬クラシック勝利古馬になってGI勝利」という例がどれだけ少ないかを見ていく。

「3歳時にJC有馬などの古馬GIを勝った例」は除外。

2000年以降のみ(追記1990年代を追加した)。

2021世代古馬になったばっかりだし除外。

皐月賞日本ダービー菊花賞
2020年コントレイルコントレイルコントレイル
2019年×サートゥルナーリア×ロジャーバローワールドプレミア
2018年×エポカドーロ×ワグネリアン○フィエールマン
2017年アルアインレイデオロ×キセキ
2016年×ディーマジェスティ×マカヒキ×サトノダイヤモンド
2015年×ドゥラメンテ×ドゥラメンテキタサンブラック
2014年×イスラボニータ×ワンアンドオンリー×トーホウジャッカル
2013年ロゴタイプ×キズナエピファネイア
2012年ゴールドシップ×ディープブリランテゴールドシップ
2011年オルフェーヴルオルフェーヴルオルフェーヴル
2010年ヴィクトワールピサエイシンフラッシュ×ビッグウィーク
2009年×アンライバルド×ロジユニヴァース×スリーロールス
2008年×キャプテントゥーレ×ディープスカイ×オウケンブルースリ
2007年×ヴィクトリーウオッカ×アサクサキングス
2006年メイショウサムソンメイショウサムソン×ソングオブウインド
2005年ディープインパクトディープインパクトディープインパクト
2004年ダイワメジャー×キングカメハメハデルタブルース
2003年×ネオユニヴァース×ネオユニヴァース×ザッツザプレンティ
2002年×ノーリーズン×タニノギムレットヒシミラクル
2001年×アグネスタキオン×ジャングルポケットマンハッタンカフェ
2000年×エアシャカール×アグネスフライト×エアシャカール
1999年テイエムオペラオー×アドマイヤベガ×ナリタトップロード
1998年×セイウンスカイスペシャルウィーク×セイウンスカイ
1997年×サニーブライアン×サニーブライアン×マチカネフクキタル
1996年×イシノサンデー×フサイチコンコルド×ダンスインザダーク
1995年ジェニュイン×タヤスツヨシマヤノトップガン
1994年×ナリタブライアン×ナリタブライアン×ナリタブライアン
1993年×ナリタタイシン×ウイニングチケットビワハヤヒデ
1992年×ミホノブルボン×ミホノブルボンライスシャワー
1991年トウカイテイオートウカイテイオー×レオダーバン
1990年×ハクタイセイ×アイネスフウジンメジロマックイーン

2000年から2020年までで「牡馬クラシック勝利したうえで古馬になってGIを勝った馬」は52頭中19頭。

追記1990年代24頭中7頭)

特にダービー馬は、三冠馬たちとメイショウサムソンウオッカエイシンフラッシュの6頭のみ。

追記レイデオロ秋天勝ってるのを失念していた。合計7頭だ)

追記1990年代トウカイテイオースペシャルウィークのみ)

早熟でなければクラシックは勝てず、早熟であれば伸び悩むことも多い、ということだろう。

しろアルアイン・フィエールマンワールドプレミアコントレイルと、

条件に当てはまる馬を4頭も輩出しているディープはよくやっていると言える。

ちなみにサンデーは5頭(ジェニュイン・スペ・マンカフェダメジャ・ディープである

そもそもなぜ「牡馬クラシック勝利したうえで古馬になってGIを勝った馬」なんて奇妙な条件が設定されたかというと、

ディープ産駒はGIを勝てない→リアルインパクト勝利

ディープ産駒はGIを2勝できない→ジェンティルドンナGI 7勝

ディープ産駒の牡馬GIを2勝できない→ミッキーアイルNHKマイルマイルCSを勝利

ディープ産駒の牡馬王道距離GIを2勝できない→サトノダイヤモンド菊花賞を勝ってから3歳で有馬記念を勝利

ディープ産駒の牡馬クラシックGIを勝った馬は古馬になってからGIを勝てない→アルアイン皐月賞大阪杯勝利

ディープ産駒の牡馬クラシックGIを勝った馬は古馬になってから王道GIを2勝できない→フィエールマン菊花賞を勝ってから天皇賞春を連覇

ディープ産駒の牡馬ダービーを勝った馬は古馬になってからGIを勝てない→コントレイル三冠達成してからジャパンカップ勝利

こうしてディープ産駒に何とかケチをつけようとして条件を複雑化していったためで、こんなもの最初からイチャモンにすぎないのである

2020-03-18

ロゴタイプ

もともとは、複数文字からなる単語を1つの活字にまとめたもののこと

「御中」とか「受領」とかのハンコもロゴタイプ一種と言えるか?

2017-05-22

今更だけど東京五輪ロゴ騒動について

東京五輪ロゴ騒動もひと段落したので、ロゴタイプ、及びシンボルについて、思うところをまとめてみようと思う。

シンボルマークを考える時、切り口がいくつかある。

まずは、形態としての美しさがある。

これについては、もはやシンボルマークにおける美は死んでしまった、と言っても過言ではない。

シンボルマークに求められる美は、単純の美である。円や三角形のような、これ以上削れない、というところまで形態をそぎ落として行った先に、シンボルマークに相応しい美がある。

ところが、世の中にシンボルが溢れた結果、先行して作られたシンボル商標登録され、後発は同じようなかたちを使えない、もしくは模倣であるというレッテルを貼られる、という事態に陥っている。

東京五輪の事案で、佐野ロゴをあまり気に入らないとは言いつつも、ほとんどの見識あるデザイナーが「最初から作り直した方が良い」とは言わなかった理由がここにある。

シンボルにおいて、単純であることはそのまま美に直結する。しかしながら、単純であればあるほど他のシンボル類似やすくなる。

このジレンマ理解している人であれば、あのような騒動に加担しようとは思わない。

外野ながら事の進展に全く暗澹としたが、あの泥沼の中から凛然と輝く野老案が選ばれたのは奇跡的といえる。

次に、理解のしやすさ。

具象性、と言い換えてもいい。要するに、「この図は何を表しているのか」ということである

これは、難しい。なぜか。

シンボルあくまシンボルであり、決して具象絵画ピクトグラムではないかである

上で述べた通り、シンボルマークにおける美は、抽象化し、単純明快に切り取るところにある。

これは、具象性とは正面から相対するものである。多くの場合、両立は出来ないが、

良識あるデザイナーはここで「何とか両立できないか」と腐心する。

最後社会性(汎用性である

シンボルは、使われてこそのシンボルである

社会の中でどのように利用されていくのか、ということを考えたとき、引き伸ばして使われる場合ポスターの一部として埋め込まれ場合

またはエンボス加工される場合、はたまた布地に印刷される場合など、様々な利用シーンを想定して作られている。

さなものから大きなものまで、どんなシーンでも一定イメージを伝えられるシンボルマーク面目躍如といったところだろう。

この様々なものに使っても問題のない設計は、経験者でなければ難しい部分がいくつもある。

小さく使って潰れないように。多少滲んでも形態認識できるように。大きく使ってもエレガントなように。別メディアで展開しても色等の統一に困難がないように…など、

気を遣うポイントが大量にある。ただマークを作って終わりではないのである

この、美と具象性と社会性の区別がついていない人々によって、佐野ロゴは引き摺り下ろされたと言っていい。

氏にとってはとんだ災難だったろう。

また、五輪ロゴにとどまらず、騒動の際に氏のデザイン事例を「オリジナルではない」としてやり玉に挙げる記事が多く出回ったが、

それらがオリジナルかどうかと、五輪ロゴ問題とは切り離して考えなくてはならない。

仮に、氏のデザイン表現オリジナルではないものがあったとしても、大きな問題があるとは思えない。

先に述べたロゴ問題と同様、デザイン表現においても、何かを「これがオリジナルだ」と認めるのは大変難しいのである

少なくとも、平面におけるデザイン表現には、必ず先行事例がある。

これは先行事例がない、と言える例はきわめて稀で、

多くの場合、「先行事例はない」=「先行した権利者がいない」というだけの話である

過去デザイナーたちが李朝の民画や、琳派などに参考事例を求めた一端には、

この「先行した権利者がいない」ところを求めた結果という、泥臭い理由もあったのではないか

そして、不幸にも「表現における先行した権利者」がいた場合であっても、

基本的には当事者同士の間だけの問題であり、

両者間で話がついてしまえば、我々外野が声を上げる理由などどこにもない。

本来ワイドショーで取り上げるような話ではなかったのである

五輪ロゴ問題が下火になった後、今度は築地移転先、豊洲市場問題ワイドショーで取り上げられた。

現在では次第に「既定路線が(現実的には)正だった」という像が明らかになりつつあるが、どうも話の構図が似ている。

共通点は「素人が、ドキュメントも読まずに、素人考えのままちゃぶ台をひっくり返す」というところだ。

結果的に多額の税金無駄になった点も同じだ。

これらから得られる教訓は、

「知らない話は勉強してから参加しないと、場合によっては多くの人を不幸にすることがある」ということだと思うが、

かかったコスト勉強料にしても高すぎる上、今も支払が続いていると思うと、暗澹たる気持ちにならざるを得ない。

2017-02-14

競馬世代GI勝利

1998年から2021年までのデータをもとにした世代GI勝利数まとめ。

世代限定GI地方GI障害GI海外GIは除く。

2000年ジャパンカップダートチャンピオンズカップ)、2006年ヴィクトリアマイル2017年大阪杯が追加。

「平均」は単純に勝数を頭数で割った数。

生年クラシックダービー馬)勝数頭数平均GI
20182021(シャフリヤール)3勝2頭1.5勝エフフォーリア(2)
ピクシーナイト(1)
20172020コントレイル5勝5頭1勝コントレイル(1)
カフェファラオ(1)
レイパレ(1)
アカイイト(1)
テーオーケインズ(1)
20162019(ロジャーバローズ)115頭2.2勝グランアレグリア(5)
クロノジェネシス(3)
クリソベリル(1)
ワールドプレミア(1)
ダノンキングリー(1)
20152018(ワグネリアン25勝16頭1.56勝アーモンドアイ(5)
ラッキーライラック(3)
スワーヴリチャード(2)
フィエールマン(2)
インディチャンプ(2)
モズカッチャン(1)
ペルシアンナイト(1)
ステルヴィオ(1)
ルヴァンスレーヴ(1)
ブラストワンピース(1)
ミスターメロディ(1)
ノームコア(1)
タワーオブロンドン(1)
モズスーパーフレア(1)
チュウワウィザード(1)
ダノンスマッシュ(1)
20142017(レイデオロ)9勝7頭1.28リスグラシュー(3)
モズアスコット(2)
レイデオロ(1)
モズカッチャン(1)
ペルシアンナイト(1)
インティ(1)
アルアイン(1)
20132016(マカヒキ108頭1.25勝ゴールドドリーム(2)
ファインニードル(2)
サトノダイヤモンド(1)
セイウンコウセイ(1)
アドマイヤリード(1)
レインボーライン(1)
ジュールポレール(1)
ミッキーロケット(1)
20122015(ドゥラメンテ116頭1.83勝キタサンブラック(6)
モーニン(1)
クイーンズリング(1)
サトノクラウン(1)
シュヴァルグラン(1)
ノンコノユメ(1)
20112014(ワンアンドオンリー128頭1.50勝モーリス(3)
マリアライト(2)
レッドファルクス(2)
ショウナンパンドラ(1)
ゴールドアクター(1)
ミッキーアイル(1)
ビッグアーサー(1)
サトノアラジン(1)
20102013(キズナ108頭1.25勝ラブリーデイ(2)
コパノリッキー(2)
エピファネイア(1)
ロゴタイプ(1)
コパノリチャード(1)
ラキシス(1)
メイショウマンボ(1)
サウンドトゥルー(1)
20092012ディープブリランテ19勝9頭2.11ゴールドシップ(4)
ジェンティルドンナ(3)
ストレイトガール(3)
フェノーメノ(2)
ジャスタウェイ(2)
ヴィルシーナ(2)
ホッコータルマエ(1)
スピルバーグ(1)
サンビスタ(1)
20082011オルフェーヴル15勝101.50勝ロードカナロア(4)
オルフェーヴル(3)
グレープブランデー(1)
ホエールキャプチャ(1)
リアルインパクト(1)
スノードラゴン(1)
ダノンシャーク(1)
トーセンラー(1)
サダムパテック(1)
ベルシャザール(1)
20072010エイシンフラッシュ11101.10カレンチャン(2)
ヴィクトワールピサ(1)
ローズキングダム(1)
エイシンフラッシュ(1)
アパパネ(1)
ビートブラック(1)
ヒルノダムール(1)
レインボーダリア(1)
エイシンアポロン(1)
ニホンピロアワーズ(1)
20062009(ロジユニヴァース106頭1.67勝ブエナビスタ(3)
トランセンド(3)
テスタマッタ(1)
ストロングリターン(1)
ナカヤマフェスタ(1)
トーセンジョーダン(1)
20052008(ディープスカイ6勝5頭1.20エスポワールシチー(2)
サクセスブロッケン(1)
アーネストリー(1)
リトルアマポーラ(1)
エーシンフォワード(1)
20042007(ウオッカ18勝111.64勝ウオッカ(5)
ダイワスカーレット(2)
ドリームジャーニー(2)
ローレルゲレイロ(2)
ジャガーメイル(1)
エイジアンウインズ(1)
ショウワモダン(1)
スリープレスナイト(1)
アストンマーチャン(1)
クィーンスプマンテ(1)
スクリーンヒーロー(1)
20032006メイショウサムソン14勝111.27勝メイショウサムソン(2)
アドマイヤムーン(2)
キンシャサノキセキ(2)
ファインレイン(1)
マイネルキッツ(1)
アドマイヤジュピタ(1)
コイウタ(1)
フサイチパンドラ(1)
ブルーメンブラット(1)
アロンダイト(1)
マツリダゴッホ(1)
20022005(ディープインパクト126頭2.00勝ディープインパクト(4)
カネヒキリ(3)
ヴァーミリアン(2)
サンライズバッカス(1)
スズカフェニックス(1)
エイシンデピュティ(1)
20012004(キングカメハメハ)13勝8頭1.63勝ダイワメジャー(4)
スイープトウショウ(2)
カンパニー(2)
ハーツクライ(1)
メイショウボーラー(1)
スズカマンボ(1)
ダンスインザムード(1)
ハットトリック(1)
20002003(ネオユニヴァース7勝4頭1.75勝ゼンノロブロイ(3)
アドマイヤグルーヴ(2)
オレハマッテルゼ(1)
ヘヴンリーロマンス(1)
19992002(タニノギムレット16勝101.60勝シンボリクリスエス(4)
デュランダル(3)
ヒシミラクル(2)
アドマイヤドン(1)
ゴールドアリュール(1)
アドマイヤマックス(1)
サニングデール(1)
イングランディーレ(1)
アサクサデンエン(1)
ファインモーション(1)
19982001(ジャングルポケット119頭1.22勝マンハッタンカフェ(2)
ビリーヴ(2)
ジャングルポケット(1)
クロフネ(1)
ショウナンカンプ(1)
ツルマルボーイ(1)
ダンツフレーム(1)
カルストンライトオ(1)
タイムパラドックス(1)
19972000(アグネスフライト8勝4頭2.00勝アグネスデジタル(4)
タップダンスシチー(2)
イーグルカフェ(1)
ゼンノエルシド(1)
19961999(アドマイヤベガ)13勝7頭1.86テイエムオペラオー(6)
トロットスター(2)
メイショウドトウ(1)
ノボトゥルー(1)
アドマイヤコジーン(1)
トゥザヴィクトリー(1)
トウカイポイント(1)
19951998(スペシャルウィーク14勝8頭1.75勝スペシャルウィーク(3)
グラスワンダー(3)
エアジハード(2)
ウイングアロー(2)
エルコンドルパサー(1)
キングヘイロー(1)
マイネルラブ(1)
ファレノプシス(1)

最もGI勝数が多いのは2015年生まれ「18世代」の25勝。

GI最多勝利のアーモンドアイの存在はもちろんだが、とにかくGI 1勝馬が多い。

勝数25、頭数16、どちらの数字もぶっちぎりの史上最多である

そのぶん1頭あたりの勝利数は低めで、アーモンドアイ以外はやや小粒な印象もある。

しかし「世代」として最強だったのは間違いのないところだろう。

次にGI勝数が多いのは2009年生まれ12世代」の19勝。

牡馬GI 6勝のゴールドシップ牝馬は7冠牝馬ジェンティルドンナ代表格。

さらに中距離では国際レーティング1位となったジャスタウェイダートではGI 10勝のホッコータルマエ

春天連覇のフェノーメノVM連覇のヴィルシーナストレイトガールと、多士済々のうえにGI連覇が多い。

98世代が「競い合って強くなった」なら、12世代はそれぞれの得意条件で活躍していたという感じだ。

質・量ともにハイレベル史上最強世代候補の筆頭である

番手2004年生まれ「07世代」の18勝。

ウオッカダイワスカーレットという宿命ライバルが鎬を削り、牝馬最強時代の開幕を告げた世代である

圧倒的な女傑に率いられつつGI 1勝馬が多いというのは18世代と似た傾向かもしれない。

オールファンから支持の厚い98世代は意外にも勝数はそこまで多くない。

強豪馬たちの引退の早さが仇となったか

関連:https://web.archive.org/web/20181105153258/http://www.geocities.jp/right009/keiba.generation.htm

2014-09-26

母親文化的愛情

先日、妻の妊娠がわかり、そしてつい最近戌の日」というイベントがあった。

妻の母は海外在住だが、妻の妹の出産のためにちょうど来日していて同行し、

である私の母も同行した。私は仕事の都合で行けなかった。

ついでに、私の姉も同行した。私たち夫婦にとっては初めての体験であり、

とてもハッピーだった、と喜んでいた。「ついで」だった姉が一番喜んでいたらしい。

仕事から帰ると妻が「お義母さんに美味しいお菓子もらったの!」と報告してきた。

ダイニングテーブルには「銀座あけぼの」という会社名が記載されたお菓子があった。

*

我が家給食費をなんとか1か月遅れで払うことができる、平たく言ってしまえば貧乏過程で、

クラス全員の前で遅滞の事実を伝えられていた小学校時代の私は、

とても悲しく、寂しかった。それをきっかけに、大好きだったスポーツをあきらめたりした。

不幸自慢ではないし、これ自体大して珍しいケースでもないと思うが、

大学卒業まで、もちろんそれ以降も、自分自身で稼いだお金でなんとかした。

(もちろん、五体満足に産んでくれて、健康に育ててくれたからできたことで、

私は私だけの力でなんとかした、などというつもりは毛頭ない)

大学生になった頃から、あることをきっかけに文化的ものへの興味関心が高まった。

アートファッション読書、食。それらはいずれも自分自身にとっては未知の世界で、

子どもの頃には美術館に行ったこともなければ、服について深く考えたこともなく、

小説学校読書感想文のために読んだくらいで、食はお腹が膨れればいいのだ、という

人間だった私の知的好奇心を大いに刺激した。結果として、そういうものを扱う仕事に就いている。

金銭的な余裕がないと、文化的ものへの投資は行われない。

心を満たすより、空腹を満たす必要があるからだ。

給食費がない我が家には、村上春樹を買うお金もなければ、

コム・デ・ギャルソンを身に付ける発想もなかった。

*

銀座あけぼの」。

こういう言い方は失礼かもしれないが、私の中では「普通」であり「チェーン」の和菓子屋である

どこにでもある、と言ったら言い過ぎかもしれないが、その平凡なロゴタイプへの既視感は、

きっと今まで何度か口にしているのだろうと思う。意識こそないものの。

自分自身がそういう場所に行くとしたらそのチョイスはしないだろう、と思う。

どんなに時間がなくてもチェーンの店舗は避け、自分自身手土産リストから厳選し、

3日前くらいには予約しないといけないそういうものを持って行くんだろうな、と思う。

でも、私の母には、今の私に少なからず身についていると思われる「文化的な何か」はないのだ。

関東の片田舎スーパーと家との往復を基本に、たまに地域卓球クラブに通ったり、

あとは、地元駅の駅近くにある喫茶店で知人とお茶をしているくらいの人間だ。

都内に来ること自体が非常にレアケースであり、親切な方にとってもらった集合写真には、

見たことのないような格好、それは必ずしも素敵とは言えないのかもしれないが、

精一杯妻を応援し、祝福し、喜ばせよう、という意図が感じられた。

そんな母が「銀座あけぼの」に赴き、このお菓子を買ったんだと思うと、泣けた。

おいしいかどうかなんてこの際どうでもいいのだ。

自身の息子の妻を喜ばせるために、彼女なりに考えを尽くして出した結論が「銀座あけぼの」であり、

私はそれにいたく感銘を受けた。それでいいのだ、と。

*

私は文化的ものが好きだ。それと同じくらい、必ずしも文化的ではない母のことが大好きだ。

出来る限り長生きしてほしいと心から思うし、無理の無い範囲彼女が見たことのないような、

味わったことのないような、感じたことのないようなものひとつでも多く手渡してあげたいと思う。

「恥ずかしい」「味もわからないのにもったいない」毎年の誕生日にそう言われながらも

すっかり細くなった手を引っ張って色々なところを連れ回しているのは、単なる私のエゴなのかもしれない。

ただ、翌日届く質素なお礼メールには、私と母の間にしか通じ合わないであろうさまざまな感情が盛り込まれている。

あと何回そういうことができるかわからないけど、できる限りのことをしようと思う。

そして、「銀座あけぼの」を食べた感想を、質素メールで送ってみようと思う。

 
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