はてなキーワード: もごもごとは
その中でも、ダントツで受け付けなかったのがこれです。
冴えない、仕事もできない、やる気もない、コミュニケーション能力の欠如したダメサラリーマンの飯沼君が、メシを食うだけのマンガなのですが・・・気持ち悪いんですよ。単純に。
いつもミスばかりしていて、自分のミスで上司に迷惑かけても「はぁ・・・そっすか・・・(腹減ったなぁ、いつまで怒ってるんだ?昼休みが終わっちゃうじゃないか!)」としか思わず、寝坊した朝も一時間近くかけて朝飯を堪能して遅刻しちゃう(食べてたら遅刻するって自覚はある)、本当にゴミみたいな社会人です。
人を見下すような目つきで、感情の起伏に乏しく、背筋は丸まり、年上にも横柄で、もごもご喋って語尾には「・・・」、最悪です。いや、マジ最悪です。
で、この飯沼君ですね。まず、食べ方が汚いんですよ。
(おぅふっ、うんま・・・うまん・・・うんめぇ!)(まだ腹減ってる・・・隣の食べ残しが食いてえな・・・)(ふがふが・・・うまいれふぅ・・・うましゅぎれふぅーーーーーっ)(あぶぶ・・・うんうん・・・あんまい・・・うまままーん)(うんまえええ!?・・・うんめうんめぇ・・・うんめえよぉ!・・・あふあふあふ・・・!)
と心の声を存分に響かせながら、いい年こいた社会人の男がヨダレを顎までこぼして、息も荒く首を伸ばして舌を突き出し、指をベロ舐め、食べかす周囲に撒き散らし、汗ダラダラ垂らしながら食うわけですよ。
マナーも何もあったもんじゃない。貪る、しゃぶる、顔を真っ赤にする、服もベトベトに汚す、周りを見ない、赤ん坊の食い方です。
まあ、この手のフードポルノは巷に溢れてるわけなんですが・・・最悪なのがこの後です。
周りで見てた女性が赤面し、「今のサラリーマン、かわいい」「かわいすぎ!」「かわいかったねー、あの男の人!」「かわいかったなー」「うわ!飯沼君エロっ」「なんて色っぽい男の子なの!」って必ず絶賛する独り言を呟くんですよ。
男性も飯沼君の下品に食い荒らす様を見て、「おー!頼もしい!」「食欲に火がついた!お前のパンをよこせっ!」「うっわ!うまそう!」と大興奮しながらメシを食い始めるわけですよ。
いやいやいやいやいや!
いやいやいやいやいやいやいや!
妻が寝ちゃって暇なので、深夜に私の転職した話を書くよ。
■経歴と話のまとめ
WEBメディアとかやってるIT企業に就職。イメージは、楽天かリクルートかYahooかサイバーエージェントかDeNAかGMOかその辺りで考えていただければと。そこを7年ほど勤めた後に、大学時代の友人に誘われて共同で起業。ただ、とあるきっかけで起業した会社を離れることになって、転職活動を新たにして無事内定もらって働いているって話。
■起業の経緯
自分で言うのもあれだが、最初の会社ではかなり評価されていて同期の中では昇進早い方だった。年上のメンバーもマネジメントしてたし、IT企業なりの実力主義みたいなのにうまく適応できて、トントンと昇進して年収も900万円前後だった。
ただ、そんな中で大学時代の友人に起業に誘われ、共同創業で起業することになった。もともと起業には興味があって、何かやるネタがないかなと考えていたところだったので、仲の良い友人から何度も熱心に誘われたこともあり抵抗なく起業の話にのり会社をやめることにした。起業します!って行って辞めていった時の、なんとも言えない高揚感は今でも思い出す。資本も入れてるし株も筆頭ではないが十分持ってたよ。
シンプルに2つ。
・そのことを、共同創業者と分かり合えなかった
産まれた子どもに、身体的な障害があったのさ。そこまで重い障害じゃないけど、まあ矯正しないと生涯に渡って付き合っていかないといけない障害が体に残るようなレベルの。
もう、青天の霹靂。
うちは夫婦共働きだったけど、妻も理解があってベンチャーやってる俺の忙しさを知ってるから、家事や育児などはかなり頑張ってやってくれていた。ただ、子どもに障害があるとなると話は別で、やっぱり子どもへのサポートを最大限にしたい。となると、私も当然働く時間などに制約を持ちながら(と言っても普通に深夜ではなく夜には家に帰ってきてくれ、と言う程度のもの)働かなければならなくて、創業期にがむしゃらに起きてる間ずっと仕事してる、みたいな状況はできなくなってしまった。
で、そのことを共同創業者に相談したときのそいつの反応。いまでも思い出すよ。
「そうか、まあお前のプライベートには興味ないけど、結果だけ出してくれたらいいよ(笑顔)。俺に期待することある?ないよね」
で話が終わったんだよね。
もう、愕然。
もともとクールなやつだったけど、こっちが相当参っているとき申し訳なく泣きそうな思いで打ち明けたことに、↑みたいな反応されると、固まるしかなかった。
と言うことがあってからは、感情を共同創業者に出すこともせずに淡々と仕事をこなしていたり、とはいえ家庭との板挟みで(俺はもう完全に家庭に心が向いていた)睡眠時間がどんどん削られて行ったりで、身体精神ともに参ってしまった。ので、家族と相談して起業した会社を離れることに。辞めることを伝えたときには、共同創業者は最後まで怒り狂ってた。「家族を裏切れないって言うけど、俺のことは裏切れるのか」とか言われたけど、そう言うことをいうやつだから一緒にやりたくないんだよな、と思った俺は後悔はあれどスッキリし、心のもやが晴れていくようだった。
正直、今度は自分自身で起業しようかななんて思いもちょっとあったんだけど、まずは収入を安定させねばという思いでサラリーマンになることにした。起業してると、給料日=お金が出ていく日だけど、給料日をお金もらう日にしたかった。これだけで心の安定が相当違う。
上記みたいな経緯だったので、もうとにかく辞めることを優先して、転職活動は後になった。結果として、30代既婚子持ち職なしの爆誕である。無事起業した会社を退職した後に、信頼できる年上の知り合い(=最初の会社の元上司)にだけ打ち明け、信頼できる転職エージェントを紹介してもらった。取り急ぎ2社登録したけど、結果的に2社くらいで私はちょうどよかったと思う。
・案件は、大体似ている
(よっぽど特殊なスキルを持っていたりするなら別だけど、私のようにWEB系だったらまあ似たり寄ったりの求人も多く、被っている求人も山ほどある)
(私の場合、狙える年収みたいなのがエージェントによって差があった。「新卒で入った会社の900万円レベルで全然いけますよ!起業していた経験などはプラスに見られますよ!」みたいな意見と、「起業していた時の給料がほぼ皆無だったということであれば、無難に750万円くらいだったらいけますよ」という意見が両方あって、どちらも真実だろうなーと思いつつ転職活動していた)
(これも、私の場合上記のような経緯だったので、起業した会社の退職理由をどう話そうかと迷っていた。一方では「正直に言った方が、自分自身の納得感も大きいし、本当にFITする会社を選ぶためには話すべきです」という意見と「子どもの理由だけで十分なので、創業者と分かり合えなかった〜みたいなことは言わなくていいですよ」みたいな意見があった。私は、性格的に隠し事が好きではないので前者の意見を採用してありのままを伝えることにしていた。これは前者のアドバイスに救われたと思う。)
大体各エージェントで10社ずつ、20社ほどエントリーを出した。最初はビビって多めに出したけど、書類落ちたのは2社くらいで、面接に忙しくなってしまった。印象的な会社を下記に述べる。
①某数千億規模のオーナー企業。3年前に役員に、某外資から鳴り物入りで転職してきた常務が手腕を振るっている。常務と意気投合して内定出しますね、って口で言われたのに、5日後くらいに「オーナーに人を取りすぎだ」って言われてどうしても内定が出せない、申し訳ないって断られた。なんだそれww って思ったけど、俺以上に転職エージェントがめっちゃキレてた。一度口で内定って言った以上、出さなくなるなんて本当に失礼だと。そりゃそうだ。
②某六本木のベンチャー。無借金経営でそれなりに名前を知ってた。会社に入ったらみんながみんなしっかり挨拶してくれて、それだけで印象がめちゃくちゃいい会社。挨拶大事。新卒4年目みたいな人と面談だったが、よくいうと非常にビジョナリーな感じの人で、悪くいうと地に足がついていない感じ。悪い印象もないんだけど、肌に合わなかったのでこちらからお断り。
③某六本木のベンチャー2。ベンチャーで有名なビルに入っていた。ここはもう最悪だった。人事に清潔感がなく、面談中もずっと髪の毛を触っていた(女性)。それで、30分くらい面談した後に「それでは、詳しい求人票はまたエージェントからもらってくださいね」とか言われた。思わず「今この場でないってことですか?」って聞いたけど、そしたら「いろんなエージェントに求人票出したりしてるので、そのエージェントさんの最新のものは、エージェント自身に確認してもらった方がいいんですよ」とか言われる。もう話す気もなくなったのでそれ以上質問せずに終了。大体、職務経歴書や履歴書を紙で印刷してもってこいとか書いてあるのに、こちらが渡そうとしたら「データであるので結構ですよ」とかさらりと言ってくる時点で、求職者への扱いがぞんざいなんだなって印象である。会社でた瞬間、お断りの電話をエージェントにした。
④渋谷のAIベンチャー。本当にあけっぴろげに会社の課題や求める人材を語ってくれて、1時間の面談が本当に充実した時間になった。結果的に、私がやりたいことと違ったのでお断りする形になったが、お断りの電話をエージェント経由ではなく俺から直接電話でさせてくれと頼んだほど、真摯に採用に向き合っている方で本当に好感触であった。こういう人と会えるなら、転職活動は貴重な経験になるなと実感した。
⑤某港区の大企業。1兆越え。採用がシステマチックで本当にうまくできていた。後一次面接から役員が出てくるとか、採用にかける本気度をの高さを非常に感じた。後、毎回面接の後に、エージェントを経由してくる俺の評価も言葉を尽くしてくれるので本当に嬉しかった。「マネージャー経験しかないが部長レベルも担えるポテンシャルを感じる」とか「物腰柔らかで好印象」「新しい領域でも安心して任せられる安定感」とか、そんなことを箇条書きで毎回伝えてくれて次の面接に進んでいくので、こちらも嬉しい気持ちで進められた。内定をもらったけど、最後まで悩んだ会社である。やっぱりどういう評価をされているのかがわかると、こちらはとても愛着がわくし興味を持つ。
⑥某社。Newpicksのジョブオファーを見ていて、面白そうだったから話を聞いていってトントン面接が進んで内定をもらった。ただし、Newspicksの求人票に書いてあることと違う条件でオファーが出てきて(本社の募集だったのに、子会社で採用みたいな)、そのことを質問するともごもご言い訳をしていたので、気持ちが離れてしまった。一言「面接の過程で、意思を確認しながら別ポジションでのオファーとなることがあります」くらい書いておけばいい話なのに、内定出しますね〜っていって面談に言ったら違うポジションで、とか、印象悪くなりすぎる。
⑦某社。これもNewspicksのジョブオファー。一度面接にいって、面白そうなので2次面接に進むときに、途中でメールが途切れてしまい(あっちの候補日程提示に対して、俺が返信しても返事がなかった)、そのまま当日を迎えてこちらからメールをすると「(要約すると)ごめん忘れてた、ほんとごめん」みたいなメールが返ってきて、すでにいくつか内定をもらっていた中なのでもういいやとなりお断り。ダイレクトリクルーティングを頑張るのはいいが、人手足りないなら最低限のアレンジくらいはアシスタントなど雇わないと回らないのではないかと思った次第である。
⑧某ヒルズの大きめベンチャー。オフィス綺麗かっこいい。すっごい早口の面接官で、2次面接の後に「よかったらオフィス見学していきますか、時間オーバーしてますけど」みたいなこと言われて、志望度それなりに高かったのでしっかりオフィス見学させてもらった。でも3日後くらいに落とされた。「優秀な人材で非常に残念だが、今のチームへのフィット感がないため泣く泣く断念する」みたいなことを言われた。非常に便利な断り文句だなと思ったw ことと、事実オフィス見学までさせてもらっての不採用なので、その会社のことは全く嫌いになれない(むしろ今後も応援したいなと思った)。断り方ひとつとってもエクセレントだなって感じた。
■結論的に
で、そんな俺だけど、結局転職したのは20人くらいのベンチャーだった。
起業した会社を退職した経緯が↑みたいな理由だったので、今度働く会社は、お互いのプライベートを尊重しながら、困ったときには支え合えるような会社がいいなって思っていた。
そんなことを面接で伝えても迎え入れてくれて、3回面接をしてオファーをもらった後にも何度もランチを設定してくれたり、「もしベンチャーということで不安になることもあれば、私から奥様にお話をすることもできますので、何なりとおっしゃってください」みたいなことを社長自らが言ってくれたり。入社前に社員半分くらいに会わせてもらって、シンプルに「いい会社だな」って思ったんだよね(入社してから今もその印象はかわらずむしろ高まっておる)。もちろん会社の課題感なども隠さずに伝えてくれるし、その課題に対して自分が貢献できそう、と確信できたことも大きかった。
ちなみに年収は、オファーをもらった中では一番低かった。800万を超えるようなオファーもあったけど、お金じゃなくて働きや働く人が大事だなって心の底から思えていたので、そこはそんなに問題ではなかった(ベンチャーとはいえ、決して低くはないので。後半年働いたらSOオファーがある、というのも大きい。)
ということで、チラシの裏に書くような話なんだけど、転職活動中の人に参考になれば嬉しいです。後中途採用やってる人事の人にも役立てば嬉しい。
車線をはみ出した居眠り運転が対向車とぶつかってその巻き添えになった。事故に関わった人間はほぼ全員死んだ。
彼女とはまあまあ長く付き合っていて、恋人になる前から仲が良かったし、やはりめちゃくちゃショックだった。最初は何が起きたのか本当に分からなかった。
病院で死んでいるという彼女に対面するまで、どっきりか何かだと本気で思っていた。芸能人でもないのにそんなドッキリあるわけないだろ、と今なら思う。
めちゃくちゃ驚いたが、相手は彼女の妹だった。彼女は元々遠方の地方都市の出身で、母親と妹で彼女が一人暮らししていた部屋を片付けに来ているという連絡だった。俺の私物(服とか)を見つけたが、どうしたらいいでしょうか?と聞かれた。向こうは郵送してくれるつもりのようだったが、女性二人で部屋を片付けるのは大変ではないだろうかと思い、直接取りに行って部屋の片づけも手伝うことにした。ただ、電話を切ってから10分くらい泣いた。正直、「全部嘘だよ~!」と彼女が電話してくれたのではないだろうかと、少し期待していた。
部屋に行くと、やはり片づけはそんなに進んでいなかった。家電類や大きな家具は業者が引き取りに来るとのことだったので、小さめの家具の解体をすることにした。
その時にふとケージが目に入って思い出した。彼女はハムスターを飼っていた。
そのハムスターは、元々は彼女の友達が飼っていて、「帰省する間預かってほしい」と言われてケージごと預かったが、ついぞその友達は帰省先から戻ってこなかったという。元々メンタルが弱い子で、しょうがないのでそのまま彼女が飼っていた。
俺も何度か餌をやったり、ケージを洗うのを手伝ったことがある。ハムスターはケージの中ですやすや眠っていた。彼女の母親に「ハムスターはどうするのか」と聞いたら、実家までは遠く、連れて帰るつもりではあるがどうやって連れて行けばいいのだろうか、と困っていた。
部屋があらかた片付くと、「何か欲しいものはあるか」と聞かれた。まだ若いし、形見なんか持たない方がいいのかもしれないけれど、とも言われたが、ハムスターをもらいたいと伝えた。母親は驚いていたが、確かに家までこんな小さな生き物を連れていくのは難しいので、あなたが良ければ引き取ってくださいと言われ、自分の私物とハムスター用品一式が入ったでかい紙袋と、ハムスターのケージを抱えて家に帰った。
飼い始めて感じたのだが、ハムスターって本当に全然なつかない。確か彼女の手の上で餌を食べたり寝たりしていた気がするけれど、そんな姿は彼女から届いた動画の中でしか見られない。
俺がケージの前に立つと一応餌をもらえると思ってエサ入れまでは出てくるが、そこから掌にのせようとすると大体噛まれる。しかもハムスターに噛まれるとめちゃくちゃ痛いしめちゃくちゃ血が出る。めげずにまずは掌の上の餌を食べてもらうところから始めようと思ったが、においを嗅ぐだけで頑なに掌からは餌を食べようとしないので、「今日もダメか」と思いながら掌の餌をエサ入れに入れるのを毎日繰り返した。
飼い始めて何か月かして、やたらハムスターが太ってきた気がした。動きもなんだか少しおかしい。意を決してハムスターをケージの外に出した。少し噛まれたが、甘噛みみたいな感じで血は出なかった。優しく握るように持ってみると、おなかが張っているのがわかった。何か悪い病気だろうかと思い、慌てて動物病院へ駆け込んだ。そこはハムスターは専門ではないので治療はできないが、ある程度の診察はできるとのことだった。
優しげな雰囲気の獣医が、ハムスターを触診しながら俺に尋ねる。「今何歳ですか?」
言われてみれば、こいつの歳を知らなかった。詳細に話すのははばかられて、飼えなくなった知人から譲り受けたのでよく知らない、と答えた。それから、初めてハムスターの寿命が3年程度どいうことを知った。確かに逆算すれば、そろそろ3年くらいたってもおかしくない。
腹が張っている原因は詳細には分からなかったが、ただ、寿命的なものから来ている可能性は大きいし、無理に治療して体力を奪っても寿命を縮めるだけかもしれないと言われ、様子を見ますと言って連れ帰ってきた。
それからまた少し経って、ハムスターは巣箱からなかなか出てこなくなった。前はケージを開ける音が聞こえたらエサだ!と言わんばかりにすっとんできたのに、巣箱にこもって出てこない。夜中の回し車の音もあまり聞かなくなった。
ある日、ケージを開ける音で起きたのか巣箱から出てきたので、久々に掌から餌を食べさせようとすると、初めて俺の手から直接餌を口に入れた。嬉しくなって掌にのせると、そのまましばらくもごもご餌を食べてから、降りたそうにそわそわし始めたので、ケージに戻してやった。ようやく懐いてくれたのだと思った。それから数日は同じように手から直接餌をやった。本当に嬉しかった。嬉しさの余り動画を撮って彼女に送ろうとしたほどだ。彼女はもういないのだけど。代わりに、部屋の片づけの時にLINEを交換した彼女の妹に、初めて自分からメッセージを送った。動画を添えて。今までごくわずかな連絡しかしていなかったので、送ってから「こんなもの送ってよかったのか」と少し後悔したが、「元気そうでよかった。かわいい」といった内容が返ってきてほっとした。
そして今朝、ケージをのぞいたら、ハムスターが巣箱の手前でまるで行き倒れるかのように寝ていた。寝相悪いな、と思ってケージを開けてみても、全く起きない。もしや、と思ったら背筋が一気に寒くなった。いきなり触るとビビってしまうと思って、そっとケージを揺らしたり指でたたいたりしたが、結局横腹辺りをそっと指で触った。全く動かなかった。
犬や猫ならペット葬儀があることは知っていたが、ハムスターは如何したらいいんだろうと思ってネットで調べたら、植木に埋葬するという方法を知った。なるほど、と思って今日はもう休むことにしてホームセンターに行ったら、レモンの木が売っていて、おしゃれでいいなと思ってそれを買ってきた。そしてさっきまで鉢替えして、埋葬をしていた。疲れたな、と思ってぼーっとしながら適当にシャッフルで音楽を聴こうとしたら、しょっぱな米津玄師のlemonが流れてきて、そういえばあのドラマをやってた時、ドラマは途中からしんどくて見られなかったんだけど、音楽だけいいなと思って買ったんだった、とか思いながら、聞いて、そういえば彼女は「ハチの頃から知ってたのに」とかなんとかめんどくさい古参みたいなこと言ってたな、とか、いろいろ思い出して、久々に声をあげて泣いてしまった。彼女の電話番号で妹が電話してきた時以来、大声で泣いた。
嘘みたいな話だけど、ハムスターの名前みかんって言うんだ。色の濃いキンクマハムスターだったから。レモンを買ってきたのは、同じ柑橘系だしなっていうのもあったんだ。みかんはちゃんと彼女のもとへ行けただろうか。しんどい。彼女にもみかんにももう一度会いたい。もっかい一緒にケージをのぞき込んで、回し車壊れるんじゃねえのってくらい走るみかんを二人で見たい。
ハムスターが死んだ
車線をはみ出した居眠り運転が対向車とぶつかってその巻き添えになった。事故に関わった人間はほぼ全員死んだ。
彼女とはまあまあ長く付き合っていて、恋人になる前から仲が良かったし、やはりめちゃくちゃショックだった。最初は何が起きたのか本当に分からなかった。
病院で死んでいるという彼女に対面するまで、どっきりか何かだと本気で思っていた。芸能人でもないのにそんなドッキリあるわけないだろ、と今なら思う。
めちゃくちゃ驚いたが、相手は彼女の妹だった。彼女は元々遠方の地方都市の出身で、母親と妹で彼女が一人暮らししていた部屋を片付けに来ているという連絡だった。俺の私物(服とか)を見つけたが、どうしたらいいでしょうか?と聞かれた。向こうは郵送してくれるつもりのようだったが、女性二人で部屋を片付けるのは大変ではないだろうかと思い、直接取りに行って部屋の片づけも手伝うことにした。ただ、電話を切ってから10分くらい泣いた。正直、「全部嘘だよ~!」と彼女が電話してくれたのではないだろうかと、少し期待していた。
部屋に行くと、やはり片づけはそんなに進んでいなかった。家電類や大きな家具は業者が引き取りに来るとのことだったので、小さめの家具の解体をすることにした。
その時にふとケージが目に入って思い出した。彼女はハムスターを飼っていた。
そのハムスターは、元々は彼女の友達が飼っていて、「帰省する間預かってほしい」と言われてケージごと預かったが、ついぞその友達は帰省先から戻ってこなかったという。元々メンタルが弱い子で、しょうがないのでそのまま彼女が飼っていた。
俺も何度か餌をやったり、ケージを洗うのを手伝ったことがある。ハムスターはケージの中ですやすや眠っていた。彼女の母親に「ハムスターはどうするのか」と聞いたら、実家までは遠く、連れて帰るつもりではあるがどうやって連れて行けばいいのだろうか、と困っていた。
部屋があらかた片付くと、「何か欲しいものはあるか」と聞かれた。まだ若いし、形見なんか持たない方がいいのかもしれないけれど、とも言われたが、ハムスターをもらいたいと伝えた。母親は驚いていたが、確かに家までこんな小さな生き物を連れていくのは難しいので、あなたが良ければ引き取ってくださいと言われ、自分の私物とハムスター用品一式が入ったでかい紙袋と、ハムスターのケージを抱えて家に帰った。
飼い始めて感じたのだが、ハムスターって本当に全然なつかない。確か彼女の手の上で餌を食べたり寝たりしていた気がするけれど、そんな姿は彼女から届いた動画の中でしか見られない。
俺がケージの前に立つと一応餌をもらえると思ってエサ入れまでは出てくるが、そこから掌にのせようとすると大体噛まれる。しかもハムスターに噛まれるとめちゃくちゃ痛いしめちゃくちゃ血が出る。めげずにまずは掌の上の餌を食べてもらうところから始めようと思ったが、においを嗅ぐだけで頑なに掌からは餌を食べようとしないので、「今日もダメか」と思いながら掌の餌をエサ入れに入れるのを毎日繰り返した。
飼い始めて何か月かして、やたらハムスターが太ってきた気がした。動きもなんだか少しおかしい。意を決してハムスターをケージの外に出した。少し噛まれたが、甘噛みみたいな感じで血は出なかった。優しく握るように持ってみると、おなかが張っているのがわかった。何か悪い病気だろうかと思い、慌てて動物病院へ駆け込んだ。そこはハムスターは専門ではないので治療はできないが、ある程度の診察はできるとのことだった。
優しげな雰囲気の獣医が、ハムスターを触診しながら俺に尋ねる。「今何歳ですか?」
言われてみれば、こいつの歳を知らなかった。詳細に話すのははばかられて、飼えなくなった知人から譲り受けたのでよく知らない、と答えた。それから、初めてハムスターの寿命が3年程度どいうことを知った。確かに逆算すれば、そろそろ3年くらいたってもおかしくない。
腹が張っている原因は詳細には分からなかったが、ただ、寿命的なものから来ている可能性は大きいし、無理に治療して体力を奪っても寿命を縮めるだけかもしれないと言われ、様子を見ますと言って連れ帰ってきた。
それからまた少し経って、ハムスターは巣箱からなかなか出てこなくなった。前はケージを開ける音が聞こえたらエサだ!と言わんばかりにすっとんできたのに、巣箱にこもって出てこない。夜中の回し車の音もあまり聞かなくなった。
ある日、ケージを開ける音で起きたのか巣箱から出てきたので、久々に掌から餌を食べさせようとすると、初めて俺の手から直接餌を口に入れた。嬉しくなって掌にのせると、そのまましばらくもごもご餌を食べてから、降りたそうにそわそわし始めたので、ケージに戻してやった。ようやく懐いてくれたのだと思った。それから数日は同じように手から直接餌をやった。本当に嬉しかった。嬉しさの余り動画を撮って彼女に送ろうとしたほどだ。彼女はもういないのだけど。代わりに、部屋の片づけの時にLINEを交換した彼女の妹に、初めて自分からメッセージを送った。動画を添えて。今までごくわずかな連絡しかしていなかったので、送ってから「こんなもの送ってよかったのか」と少し後悔したが、「元気そうでよかった。かわいい」といった内容が返ってきてほっとした。
そして今朝、ケージをのぞいたら、ハムスターが巣箱の手前でまるで行き倒れるかのように寝ていた。寝相悪いな、と思ってケージを開けてみても、全く起きない。もしや、と思ったら背筋が一気に寒くなった。いきなり触るとビビってしまうと思って、そっとケージを揺らしたり指でたたいたりしたが、結局横腹辺りをそっと指で触った。全く動かなかった。
犬や猫ならペット葬儀があることは知っていたが、ハムスターは如何したらいいんだろうと思ってネットで調べたら、植木に埋葬するという方法を知った。なるほど、と思って今日はもう休むことにしてホームセンターに行ったら、レモンの木が売っていて、おしゃれでいいなと思ってそれを買ってきた。そしてさっきまで鉢替えして、埋葬をしていた。疲れたな、と思ってぼーっとしながら適当にシャッフルで音楽を聴こうとしたら、しょっぱな米津玄師のlemonが流れてきて、そういえばあのドラマをやってた時、ドラマは途中からしんどくて見られなかったんだけど、音楽だけいいなと思って買ったんだった、とか思いながら、聞いて、そういえば彼女は「ハチの頃から知ってたのに」とかなんとかめんどくさい古参みたいなこと言ってたな、とか、いろいろ思い出して、久々に声をあげて泣いてしまった。彼女の電話番号で妹が電話してきた時以来、大声で泣いた。
嘘みたいな話だけど、ハムスターの名前みかんって言うんだ。色の濃いキンクマハムスターだったから。レモンを買ってきたのは、同じ柑橘系だしなっていうのもあったんだ。みかんはちゃんと彼女のもとへ行けただろうか。しんどい。彼女にもみかんにももう一度会いたい。もっかい一緒にケージをのぞき込んで、回し車壊れるんじゃねえのってくらい走るみかんを二人で見たい。
小学生の時に、いつも不潔で太っていて殆ど話さなくて大変見苦しくて、皆から避けられていた女子を思い出した。
その子はいつも同じ服(墨汁や給食のシミがついていた)を着て、髪はモジャモジャでシラミの卵やフケが沢山ついていた。
何度もクラスメイトから1対1で「このままでいいの?」「とりあえず髪切ったら?」と心配・アドバイスされてたけど、もごもごと「わかった」と頷くだけで一向に改善せず…
暫くすると、誰もその子に関わらなくなっていた。
体育で○人組作る時もいつも余らせてた。
給食当番でその子が配膳したものに手をつけず、残す子が続出した。
そうされてもその子は常に無表情で、いつも隅っこに一人で居た。
見ていて堪り兼ねたのか担任が「これはいじめだ!仲間に入れてやれ!」と学級会を開いたけど
皆表面上はわかった素ぶりをしても、終わればいつも通りその子に一切関わらずスルー…もちろん、私も。
それは卒業まで改善されることはなかった。その後は別の中学に進んだので、消息は知らない。
どうすれば良かったんだろう。
未就学児のとき、キーホルダーの動物などをプッチー生物という生命体と称して妹と人形ごっご遊びをしていた
プッチー生物はプッチー語をしゃべる
もごもごフガフガしたおばあちゃんみたいな言葉で、ぷっちーしぇいぶちゅみたいな特別なしゃべり方をする
それを話せるのは俺と妹だけだった
プッチー生物のリーダーは俺が持ってたキーホルダーのシマウマくんと、妹が持ってたキーホルダーのカモちゃん
シマウマくんの毛羽立った表面は手垢で真っ黒、カモも毛がはがれてつるつるのハゲ状態になってた
でもプッチー生物全体としてかわいくて人気があったのがカモちゃんのほうだったから、俺はものすごく悔しかった
今ためしにプッチー語をこっそり声を出さずにしゃべってみたら、今でもできた
20年以上ぶりでも覚えてるもんだな
他人が聞いたら「何でそんなこと?」と思いそうでも、本人にとっては真剣な家族に絶対秘密のことの一つや二つくらい無いんだろうか。
もしかするとこの女性は家族に自分が酒飲みであることを明かしたくないのではないかと思う。
会社でお酒をもらうということは、会社では酒飲みだと思われていることの証左なので、家族に酒を飲むことを知られたくないなら持って帰らないだろうと思う。
もう一つ思うのは、この人は好きで飲んでいるのか、仕事として飲んでいるのかということ。
若者が酒を飲むと上司の受けも良いので、会社の飲み会で好きではないお酒であっても仕事として飲んでいるというのはあると思う。
元増田およびその同僚はそれを酒好き、ビールも好きと誤解し、好きではないビールを押しつけまくったと言うことはないのだろうか。
先輩や上司の理不尽をそこそこ受け入れてしまうタイプの人だと、思いお込みによる理不尽な行動が我慢の限度を超えさせたということはあると思う。
...まあ、そういう新人をどうしたらいいんだと言われると、傾聴だね。
元増田みたいな人は人の話を聞かず、相手が言葉を選んでもごもごしているうちに、自分の思いをぶつけてそれが相手の考えだと思ってしまうから、自分からは何も発さないようにして、ちゃんと腰を据えて相手の考えを聞くことが肝要だよ。
まだ半ドンがあった頃の中学時代、まだ朝の早い時間の人のいない路上でおっさんに声をかけられた。
「フェラチオしてくれませんか」
と。
おっさんがもごもごとした口調だったのと、当時そんな単語は知らなかったのとあって、「はい?」と聞き返したらば。
「やっぱり駄目ですよね……」
とすごすご引き下がってので疑問符を浮かべながら学校へと向かった。
教室に着いてからあのおっさんがズボンからブツを取り出していたことに気が付いた。
でも言えなかった。
時間が経っていたので先生に言ってももうおっさんはいなくなっているだろうことが一つ。
もう一つはただひたすらに恥ずかしかったのだ。生理すら大っぴらに言えなかった小娘がどうやって説明出来るというのか。
後日、成長してフェラチオという単語を初めて耳にした際に「あのおっさんが言っていたのはこれだったのか!」と納得したのと同時に
「あのおっさんは女子中学生になんてことをさせようとしたんだ!」という気持ちがわき上がった。
商店街の中を通って行く途中で、寿司屋がランチ営業の看板を出していた
刺身定食が1200円、海鮮丼や中落ち丼などが900円だったと思う
そんなに付いても1000円しないなら悪くないと思って店に入った
カウンターが10席くらいと、テーブルが4卓くらいあったと思う
2階に座敷席があるらしいことを話していた
店員は50代くらいと思われる板前さんと、その奥さんっぽい人が接客をやっていた
2人で回せる席数ではないので、夜にはバイトか家族の人も働くのかもしれない
板前さんは無愛想だった
私が入り口の戸を引き、中に入ったとき、「いらっしゃい」の一言だけははっきりと聞こえたが、
私がカウンター前で「ここに座ってもいいですか?」と尋ねても、もごもご言っていて聞き取れない
ダメそうではなかったので座ることにした
板前さんは奥さんらしき女性を「おい」と呼んで私の来店を伝えた
この店はハズレだなと思った
客は他に3組が入っていた
二人組みのサラリーマン、女性の一人客と、常連だろうと思われる二人組の女性だった
混雑しているというほどではないが、昼のピークを過ぎた時間帯にしては悪くない入りに思える
そうこうしている内に私の海鮮丼が出来上がった
女性が持ってくるものかと思ったが、無愛想な板前さんがカウンター越しに、
今日は仕入れが無かったのかウニに変わってイクラになっているとのこと
このイクラが美味しい
粒はわりと小ぶりではあるんだけど、一粒一粒にしっかりと弾力がある
口の中ではじけると、決して生臭くはないのだけど、磯の香りが広がる
スーパーの弁当に乗るようなのは本物のイクラではなく人工的に作られたものだという話はよく聞くが、
そういったレベルの話ではなく、本物のイクラの中でもかなり美味しい部類のものだ
もちろんイクラだけではない
マグロも、エビも、ホタテも、しっかりとした濃い味が詰まっていて、
たとえ紀ノ国屋で良い素材を買ってきたとしても、同等の味を出せるようなものではないだろう
椀は、鯛だろうか、白身魚のアラから出た旨味が詰まったすまし汁
茶碗蒸しは、まさに今蒸し上がった熱々のもので、こちらもしっかりと出汁の味が染みている
とにかくすごく美味しかった
回転寿司を除けば、寿司屋に入ること自体がもう5~6年振りになるが、
たまたま入った町の寿司屋でまさかこんなに美味しいものが食べられるとは思わなかった
週に何度も通うような距離でも値段でもないけれど、これからはたまに食べに行くようにしたい
妊活じゃない話で申し訳ないけど、ちょっと俺の話をしてもいいかい?
昔とある病気で定期的に通院をしないといけない人がいる職場にいた。
その人は体力的に他の人と同じ業務ができないということで荷物運びとかめんどくさい力仕事は全面的に免除してもらってたんだ。
でも経営者には気に入られてたみたいで職歴は長くてオフィスの鍵とか大事な書類の扱いとかはまかされてた。
俺もそういうもんかなって思って仕事してたんだけど、ある日始業時間になってもオフィスの入り口が開かずスタッフの大半がオフィスの入り口にたむろしてたことがあった。
理由を聞いてもスタッフはもごもごって感じだったんだけど、それから1時間くらいして悠然と走ろうともせずその持病持ちの社員さんが駅から歩いてきたのを見て全てを悟った。
何か文句を言うべきかとも思ったんだけど、その人曰く「通勤中に具合が悪くなって、少し休んだ。でも急ぐと体調が悪くなるかもしれないと思ってゆっくり来た」とのことだった。
そのあとしばらくして会社で大規模なリストラがあって真っ先にその人が切られた。
退職直前の飲み会でその人が言ってたのは「これまで会社の売上とか考えてきてやったのに」というセリフだった。
売上考えるってスタッフなら当然だろって思ったんだけど、その人にとっては体調の悪い自分は仕事以上に尊重される存在だったんだなってわかってなんかがっくりしたんだよな。
妊活と違うかもしれないけど「私は通院してる身なのよ」みたいな態度取られたら確かにイラッとくるかもなと読んで思った。
チラ裏すまん。
それまで結構長い間別の部署にいて、大過なく勤めていたつもりだったのだが
しかし、うちの上司は常識人のようでいて、頭のネジが飛んでいたのかもしれない。
独身非モテ非コミュ挙動不審のアラフォーおっさんを、美少女と同じ部屋に配置したのだ。
うん。少女が会社にいるわけない。わかってる。よく知らないが25才前後だったと思う。
だが、短めのポニーテールにまとめられたくせっ毛、大きな瞳と白い肌にうっすら浮かぶそばかす
もはやキャンディ・キャンディから沸いて出たような雰囲気を漂わせている。
こちとら、もう長い間、既婚子持ちのおばちゃんと仕事するようにチューニングされているのだ。
それがいきなり若い子と一緒になり、さながら練炭用の火鉢に間違ってガソリン注いでムカチャッカファイアー状態だ。
小動物をおびえさせないようにと思って、かえってもじもじとキモい猫なで声を出してるオヤジが俺だ。
もう落ちつかないったらない。
ただ、こんなおっさんと一緒にされるくらいだから、その後輩も難がないわけじゃあない。
何か話しかけても、大抵は、こちらをその大きな瞳で見つめて無言である。
百戦錬磨のおばちゃんも、あの子とは話せないわーって言う鉄壁レベル。
俺「おはようございます」
後輩「………………(無言でうなずく)………………」
後輩「………………あの………………」
俺「ああ、これね。これはああしてこうしたほうが、いやこうかも」
後輩「………………(無言でうなずく)………………」
俺「おつかれさまです」
後輩「………………(無言でうなずく)………………」
ただ、コミュニケーションを除けば仕事ができないわけじゃない。作業は速い。
こちらが、ごにょごにょもごもご言ったことも、きっちりと理解して、次回には完璧に押さえてくる。
気をつけなければいけないところは、自分で考えてきちんと気をつけてくれる。
ほとんど1回見ただけで機械の操作も覚える。実は天才じゃないのか。
そうしてみると、一生懸命さが見えてきて、ちょっとテンパリすぎな所も、いちいちかわいくみえてくる。
「………………あ///………………」
とか、かわいすぎて胸がきゅんきゅん、動機息切れ、きゅーしんきゅーしん!
がりがりと、寿命とかSAN値が削れている気がして身が持たない。
コミュニケーションさえなんとかなれば、本当に大化けするはず。
「こんな所にいては駄目だ。もっと光の当たる場所で大きく羽を広げなさい」
と言ってやりたいが、あいにくこちらも非コミュで、アドバイスもできない。
どうするか。
とりあえず昇給か。
http://anond.hatelabo.jp/20140704205933
の32歳童貞です(まだ)。
予定が合わなくて日曜日はあれ以来となる久しぶりのデートだったんだけど、「ホテルへ行こう」と言い出せなかった。
理由はこの2つ。
「今日はもうどこへも入らないよね?」と言われて「そっか、今日はそういう気分じゃないのか。忙しかったし、疲れてるのかな」と納得して、言い出さなかったんだけど。
ひょっとして「今日はもうどこへも入らないよね?」というのは「ホテルへ行かないの?」という意味だったりするんだろうか。
彼女は物事を凄くはっきり言う人なんだけど、そういうことだけはもごもごとなる(こともある。そこがかわいいと思う)。あ、自分は童貞だけど彼女はそうではない。
長いこと童貞やっている身にはむずかしいな。愛想をつかされないように……というよりも、彼女が気分よくいられるようにその辺うまく察せるようになりたい。
「それってポジショントークだね!」を口癖みたいにしてる女の同僚が居て、一回流石にちょっと辟易したから指摘したんだよ。
「それな、かわいいけどちょっと馬鹿っぽくみえるから止めた方が良いよ」って。
そしたらさ、なんか顔赤くして下でなんかもごもご言った後に、
「……増田君っていま気になってる人いる?」みたいな全然関係無い話するわけだよ
「いたら同僚とは言え会社帰りに女と二人でモスには来ねえよ」って返すと
「そうなんだ。じゃ、じゃあさ、次の日曜映画行かない?アナと雪の」
「俺ディズニー苦手」「えー、じゃあさ」
みたいな会話は実は創作が入ってて映画には誘われてないしモスにも行ってないし、会社の同僚とは少し険悪になった。
まあポジション(持ち株)を上げたり下げたりする、Yahoo掲示板の売りだと思います買いだと思いますが元々の用法なんだろうけど、それはまあいいや。
どっちかというと、「そいつの立場だからそういってるだけ」みたいなヤジり目的の単語になってると思うんだが、逆じゃねーかな
発言から、そいつの立ち位置を想定するのが普通なんだから、会話は全てポジショントークだろ
なんつうんだろ良く初対面で、スポーツ、政治、宗教の話題はするな、みたいな会話術的な話があるだろ
あれはさ、会話で相手のポジションがすぐに推定できて、ポジションに対立が生じやすいから、避けろ、って話だろ
「いや、何の話?羽生選手ってコメント優等生っぽいけど努力家っぽくて、スケートも優雅で良いと思うけど」
みたいな会話は当然創作で俺もそういうのしたいから土曜の朝からそれを想像しながらひつじのショーンの録画みてんだけどさ。
つまりさ、どんな人間もどこかには立ってるわけだ。だから当然発言はすべてポジション(立ち位置)トークになる。
刑事物とかでさ、お前の娘なんだから捜査からハズレろ外すなら俺を殴れ殴ったな女王様にも殴られたこと無いのにみたいなシーン良くあるだろ
もちろんポジションだってガチガチじゃないから、TUBEみたいな夏側にしか立てないヤツも居れば、どっちでも良いみたいな歌手も居る。
天気は絶対に雨が良いとかそういうヤツは少ないから、天気の話題とか、大抵のネットの話題は自分に関係無いから議論になるわけだろ。
で、その立場を発言から追い込んでいく潜水艦ゲームみたいなもんだろ。
「4の五」
「波高し!えーと、あたし駆逐艦東に4移動」
「艦種を言えって、あとはみ出てないかソレ」
「えっと、駆逐艦。あー、ずるーい!」
「何言ってんだ。今のが移動しようとしてたのか無しでも良いぞ」
「良いよもう。あたしコーヒーおかわりする」「あ、俺も」
みたいな会話は当然創作で、移動を入れた手書きの海戦ゲームってどっかで訳分かんなくなってケンカになったりする友達も居ない。ビッツァー恵まれてんな。
だから結局何が言いたいかって言うと、議論に参加してるヤツも多かれ少なかれ立場はあるわけだ。
だから会話に参加しないってことも含めてポジション想定ゲームなわけで、ポジショントークだって指摘は、いい加減にしようぜってことだ。
「結局おいだされたな」
「モスでもそういうのあるんだねー、次どうしよっか?」
「どうするも帰るだろもう遅いし」
「……ちょっと飲んでいかない?」
文字数オーバーになってしまった前回(http://anond.hatelabo.jp/20131229045340)の続きである。
『ロジック・ロック・フェスティバル』において、警察に通報すべきだと意見するのは、ヒロイン(鋸りり子)である。
りり子は穏やかな声音で言葉を重ねた。もっともその中には、最後の審判を告げるガブリエルのごとき決然さをも含んでいたが。
「先ほども申しましたが、会長の心境には私自身強い同情を感じています。ただ……人が一人死んでいるという状況、命を落としたという事実に対して応じることは、やはり何にも増して優先されるべきだと思います。どんな信念、心情を差し置いても、です」
これに会長が返答をする前にある人物によって言葉が差し挟まれた。
「そ、その通りです……!」
金牛事務員だった。彼は周りを窺いながらもごもごと続ける。
「……会長さん、でしたっけ? お気持ちは分からないでもないですが、これはやっぱり一刻も早く警察を呼ぶべきです。議論をしている間にも、ほら、時間経過と共に重要な手掛かりが失われているかもしれないですし……」
『天帝のはしたなき果実』において、警察に通報すべきだと意見するのは、志度一馬である。
(中略)
「アタシの臓腑(はらわた)は今煮えくりかえってるわ。だからこそ、一刻も早く腐れ下手人が死刑になればいいと思ってる。そのためには通報すべきよ。それに、ひとの生き死に以上の優先事はないわ。たとえ音楽だろうと」
人の死は何事にも優先されるという理由が一致している。
『ロジック・ロック・フェスティバル』において、多数決で決めるとの宣言はなされない。生徒会長(衿井雪)とヒロイン(鋸りり子)の意見に続く形で、副会長(成宮鳴海)が会長の意見を支持したことにより、多数決の流れが自然にできる。
「一時沈黙、に一票ということです。鋸さんとも対立することになってしまいますね。しかしここはどうか目を瞑っていただきたい」
多数決の結果が決まった後に、多数決という方法で決めたのが正しかったのか山手線太郎が意見する場面がある。
「そんな取り違えはしてないよ。ただ行動の選択に時間を取られていてはいつまでたっても行動自体を起こせない。今は総意をある程度一致させてとにかく動き出すべきだと思う」
『天帝のはしたなき果実』において、部長(柏木照穂)が多数決で決めることを宣言する。
「決を採る。それには全員従うこと(この面子だと――)」と柏木。
「多数決で決めていいことなの? 瀆魂(とくこん)じゃない?」詩織さんが遺体を見遣った。
「どっちの意見を容れても、すぐ行動しなきゃいけない。みっちり討議してる暇がない」と柏木。
多数決で通報するか否かを決める理由を、すぐに行動しなければならないからとするのが共通点である。
『ロジック・ロック・フェスティバル』において、「警察に通報しないことを、倫理的に糾弾する」のは山手線太郎である。
「――いいえ、速やかに通報するべきですよ」
そう言い切って、副会長の前に颯爽と立ちはだかったのは線太郎だった。一瞬、二人の男の正義がぶつかり合う音が聞こえた気がした。
「会長の鷹松祭への熱意も、それを慮る副会長の誠意も、最大限に斟酌したいと思います。でもやはりそれとこれとは別問題と言わざるを得ない。通報を保留し、再度この部屋に鍵を掛けて、知らぬ存ぜぬでさあ鷹松祭ですか? 死者を前に失礼ですが、僕は生前、灘瀬先生のことをあまり快く思ってはいませんでした。そんな僕でもこんな所業はあんまりだと思います」
『天帝のはしたなき果実』において、「警察に通報しないことを、倫理的に糾弾する」のは切間玄である。
「敢えていうけど(デンク・マール・ナッハ)」と切間。「奥平事件なんてあれだけ先陣争いみたいな捜査して、あれだけ関係のない可能性の高い生徒、総ざらえで調べたんやで。それでも解決してへん。まして発見者が協力せえへんかったら」
上記引用した「糾弾」がはたして「倫理的」なものかどうかは私には判断できなかったが、該当する部分が他になかったので上記部分を引用した。
『ロジック・ロック・フェスティバル』において、沈黙派が3人(衿井雪、成宮鳴海、万亀千鶴)、通報派が3人(鋸りり子、金丸遥、山手線太郎)で同数となる。最後に主人公(中村あき)が沈黙に一票を入れ、通報しないことが決まる。
なんてったってこれで三対三、通報か否かを巡る決議はもつれにもつれていた。本来、人様の死に対し、こんなやり方で接することなんて許されない。そんなのは分かっている――分かりきっているけれど、今はそんな採決の図式を思い描かないわけにはいかなかった。
事実、僕以外の全員の目がこちらに向けられている。
「僕は――」集まる注目の中、僕はおもむろに口を開いた。「沈黙を支持します」
『天帝のはしたなき果実』において、沈黙派が3人(志度一馬、修野まり、切間玄)、通報派が3人(古野まほろ、穴井戸栄子、上巣由香里)、棄権が1人(峰葉詩織)で同数となる。最後に部長(柏木一馬)が沈黙に一票を入れ、通報しないことが決まる。
「棄権する」
「はい?」柏木が、いや一同が眉を寄せる。「棄権は想定してないんだけど」
「どちらを選ぶにしても、失われるものが多すぎますわ。あたしには決められない」
「珍しいな、瞬殺(ブリッシュラーク)の詩織さんがよう決められへんなんて、理由訊いてええか?」
「黙秘権を行使します。それに理由を説明したところで、そしてみんなが納得しなかったところで、あたしの意見は変わりません。以上」彼女は以降の意思疎通を拒否した。
「最後は僕か」部長はため息を8拍ほど延ばした。「通報はしない」
『ロジック・ロック・フェスティバル』において、実況見分をしようと提案するのは会長(衿井雪)である。「15. 現場検証」をまるまる使って実況見分する様が描かれる。
「ではまず、手早く研究室内の様相を検めようか。その後、施錠したら私たちも粛々とここを立ち去るべきだ。いまでさえグレーだというのにここで長居していたら、余計に捜査が入った時に疑われる」
『天帝のはしたなき果実』において、実況見分をしようと提案するのは修野まりである。
「なら」由香里ちゃんがいった。「ここは撤収すべきですね、粛々と、急いで」
「もちろん」修野嬢がいった。「この部屋に何がどのように配置されているのか、確認してからだけど」
「どうして?」栄子さんが訊いた。「当面の間、知らぬ存ぜぬを通すんでしょう?」
「まり、『犯人』よ。『容疑者』でもいいけど」詩織さんが微苦笑した。その声は何か哀しかった。
「――犯人による現場改変に対処するため。いまひとつは犯人を特定するためよ。ただし前者については」修野嬢は呼吸をずらした。「瀬尾先生がいまカードキィをお持ちなら成り立たない理由だけど」
『ロジック・ロック・フェスティバル』において、現場から移動するように提案するのは生徒会長(衿井雪)だ(上記引用部分参照)。その理由は「余計に捜査が入った時に疑われる」との判断だからだ。移動先に音楽室を挙げるのは副会長(成宮鳴海)である。
「音楽室はどうでしょう?」と副会長。「今は誰もいないはずです」
音楽室は鷹松学園の新館でも旧館でもない、別館にあった。吹奏楽班や合唱班には別に練習室が設けられている関係上、入っていくのを見られたら何をしに行くのかと怪しまれるかもしれないものの、それさえ注意すれば後夜祭以後のイベントの間、ほぼ百パーセント誰も入ってこないような場所である。
こうして音楽室で落ち合うことに満場一致で決まり、すぐにそれぞれの組で行動を開始した。
『天帝のはしたなき果実』において、現場から移動するように提案するのは上巣由香里だ(上記引用部分参照)。移動先に第4会議室を挙げるのは部長(柏木照穂)である。その理由は相互監視をするためだ。会話文内にある括弧は柏木の心の声である。主人公(古野まほろ)は柏木の心の声を聴くことができるという設定がある。
「一馬」部長がいった。「一馬、美術得意だったよね。まほと見取図を作ってくれ。切間と僕で先生の遺体を改める。女性陣は第4会議室に先行して」
「柏木、きみは」僕は口を挟んだ。「僕らのなかに、教師殺しがいると?」
「(そのとおり)その議論は引っ越ししてからだ。誰も来ないとは思うけど、急ごう」
古野まほろ(作者)は「現場に留まるのは危険、との判断から」を「同一性」としているが、『ロジック・ロック・フェスティバル』においては捜査が行われたときに疑われるからであり、『天帝のはしたなき果実』においては相互監視をするためなので「同一性」とは言いがたい。
また「無人の部屋」とあるが、『ロジック・ロック・フェスティバル』における音楽室は無人の部屋だが、『天帝のはしたなき果実』における第4会議室は無人ではない。アンサンブル・コンテンストの運営を手伝っている勁草館高校の生徒の控室であり、実際に訪れた際にも内田という生徒が中にいる。
「あ、柏木先輩。例のおつかい終わりました」内田が焼きそば(大盛)を啜りながらいった。
「ここの部屋は」でんでんでん、と軍人のごとく爆進(ばくしん)しながら柏木が訊いた。「勁草館(うち)の人間以外は来ないんだね?」
古野まほろ(作者)側の主張に沿って見れば、勁草館生徒は事件関係者であり「(事件関係者以外は)無人の部屋」と無理矢理解釈することもできなくはないが、普通に考えれば第4会議室は「無人の部屋」ではなく、こちらも「同一性」とは言いがたい。
『ロジック・ロック・フェスティバル』と『天帝のはしたなき果実』を両方読了した印象としては、影響を受けているのは間違いないと感じた。今回検証した被害者のキャラクター造形と警察に通報しないことを多数決で決めるシーンは明らかに参考にしている。とはいえ文節単位の剽窃はなく、仮に裁判になったとしても著作権侵害との判断が下されるかどうかは微妙なところだ。
上記のように細部を比較すると必ずしも「同一性」と呼べない部分もある。箇条書きマジックを演出するために無理矢理同一だと主張した部分もあったのではないだろうか。とはいえ私が参照したのは旧訳であり、新訳では同一なのかもしれない。
駅でホームレスっぽいおっさんに「100円貸してくれ」とか言われた
何か見た目も汚いししゃべり方とかもごもごしてて
障害入ってるっぽくて
そうしたら隣にいた彼女がずいっと出てにっこりと「貸しますよ」と
その瞬間彼女の優しさに感動すると同時に
見て見ぬふりしようとした自分が恥ずかしくなった
「ほら、100円出してあげて」
えっ?と思いつつなんか反射的に100円出してしまった
おっさん感激したのかおおげさに俺に抱きついて
「ありがとう」とか言ってくる
去っていこうとするんで、呼び止めて
「彼女が声をかけてくれたんですよ、お礼は彼女にしてあげてください」といった
その瞬間彼女の顔が引きつる
そして俺にしてくれたのと同じようにおっさんの熱き抱擁が彼女を襲う
今度こそおっさんが本当に去っていったあと
彼女はすっげー俺をにらんでくんの顔真っ赤にして
それで服をめっちゃばしばしはらってるの
「何であんなこと・・・!ああもう汚い・・・!」とかいいながら
もうこの一連の流れにドン引きした