「素粒子」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 素粒子とは

2018-10-10

物理科 素粒子分野の業績事情

人文系の文献の取り扱いとか業績についてちょっとだけ - dlitの殴り書き

こちらの記事賛同したので続いてみます

かに異分野の事情をお互いにわかっていたほうがみんな幸せになりますよね。パーマネントや学振採用とか。

はじめに

素粒子分野は大きく分けて

に分かれています。これらの間には超えられない壁がありまして全てをまとめるのはちょっと難しいのですがなんとか書いてみます

間違いを見つけたら教えてください。

論文事情

素粒子論文は全て英語で書かれます国内雑誌としてはPTEP(旧PTP)がありますこちらも英文です。当然どれも査読があります

業績リスト論文査読なし)には国際会議研究会の proceeding を載せたりします。

素粒子分野には論文投稿前に arXiv に載せる慣習があります

これは投稿前に業界の人たちに意見をもらい論文修正するためです。accept 後に査読済みの論文差し替えます

arXiv に載っているのは基本的投稿前/査読中/査読済み の論文及び国際会議の proceeding です。

素粒子査読をしないというのは誤解です。

論文雑誌とIF

特に素晴らしい研究Physical Review Letters (Phys. Rev. Lett) に投稿されます。IF8.839 です。

Nature や Science に投稿することはまずありません。

IFの基準業界によりかなり異なるでしょう。

おそらくは  [ 業界の人数 ] x [ 1年間に発表する論文数 ] に依存するはずです。まあ人数の少ない分野は引用数も少なくなるでしょうね。

同じ素粒子業界でもその専門ごとにかなり違うはずですが、とりあえず Inspires によると以下のように分類されています

# of citations
Renowned papers 500+
Famous papers 250-499
Very well-known papers 100-249
Well-known papers 50-99
Known papers 10-49
Less known papers 1-9
Unknown papers 0

自分確認したい人は Inspires で fin a s Masukawa などと打ってみてください。

業界事情

素粒子実験論文を出せない

素粒子実験特にエネルギー方面ではなかなか論文が出せないことがあります

理由簡単実験計画から結果が出るまで多数の歳月がかかるからです。

例えばLHC計画からヒッグス発見まで20年弱かかりました。論文の著者数は5000人を超えました。

このような事情なので「博士課程単位取得満期退学後に研究を続けて論文を出すと同時に博士を得る」というような方がたまにいらっしゃいます

博士号をもっていない素粒子実験の人に出会っても決してバカにしてはいけません。

彼らは博士号取得と同時にノーベル賞を得る人たちなのです。

素粒子理論学生論文を出せない

素粒子理論研究に入る前の勉強量が膨大です。

まず 場の量子論超対称性理論群論リー代数 あたりは三分野共通勉強すると思います

加えてそれぞれの分野の専門的教科書、例えば弦理論なら String Theory (Polchinski) 格子なら Lattice Gauge Theories (Rothe) など。

分野によっては位相幾何学微分幾何学勉強しなければなりません。共形場理論もですね。

この辺りでようやく基礎ができてきましてこのあと30年分くらいの論文を読みます

研究に入るまでの勉強時間がかかるので修論レビューになることが多いです。

当然学振は出せない・・はずだったのですが最近どうも事情が変わってきたようです。

学生の方が学振(DC1)に固執して勉強も途中に研究を始めてしまう、勉強途中のM1研究できることなんてたかが知れているので

必然的にあまり重要ではない研究に貴重な時間を費やしてしまう、というような話をぼちぼち聞くようになりました。

学振についての考え方は人によるとは思うのですが、ちょっと危うい傾向だなと私は思うことがあります

そこでちょっとお願いなのですが

学振研究者の登竜門!取れなかったらやめよう!」などとblogに書いて煽るのをやめていただけないでしょうか?

いや書いてもいいのですが主語を書いてください。「情報系では」「生物では」とかね。

理論博士号を取れない

博士号は足の裏のご飯粒」と言われて久しいですが、弦理論では博士号を取るのはまだまだ難しいと思います

まあとったところで「足の裏のご飯粒」なんですけれどもね・・・

追記

放置していてすみませんまさか今頃上がるとは思っていませんでした。

いただいた重要コメントこちらにも転載しておきます

new3 言いたいことはわかるけど、普通は「ヒッグス発見」を博論テーマにせずもうちょっと控え目な研究に留めるものでは?日本でもJ-PARCからSuper-Kにニュートリノ撃てるんだし10年に1本はさすがに少ないと思う。

どうもありがとうございます文章を少し修正いたしました。他にも間違ったところがありましたら教えてください。

niaoz 懐かしい。補足するとストリングやるなら一般相対論ベース重力理論必要/場の理論は確かに簡単じゃないけど楽しい量子力学特殊相対論(電磁気学含む)を修めたらやってみるとよいです。



kirarichang 学振出せないと思われるのは,(学振の)制度不備だよなぁ.

monopole 素粒子理論分野では修士論文書きにくいけどDC1の枠はあるので、採用者は実績によらずほぼランダムだったり有名研究室に偏ったりする。まあ論文なしでも通る可能性あるから学振気合い入れて書け

えっ!!論文なしでも通ることあるのですか!

Ho-oTo 今時の素粒子理論院生DC1用に1本は書いてるイメージが強い。

最近は大変ですよね。指導している方もすごいと思います

kowa 素粒子系は知性の墓場だと感じてる。優秀な人材があまりに何もできなくて、消えている。魅力はわかるが、1/5000のcontributionだかでいいのだろうか

猫も杓子も素粒子目指しすぎですよね。宇宙論も。

2018-09-19

追記しました

理論系ということは物理科ですか?

専門によって全く状況は異なります

例えば同じ素粒子理論でも String と Lattice では博士をとる難易度就職状況も大きく違ってきます

指導教官などあなた能力をよく知る人物相談してください。

誰もがあなたと同じように悩んだ経験があります

あなた指導教官はたぶん、世界的に有名な研究者だと思いますがそれでも若い頃は苦労しているはずです。

昔は学振ポスドクを雇う費用もなかったので若手は本当に苦しい生活を送ったそうですよ。

からみんなあなた気持ちはわかるし親身になって相談に乗ってくれるでしょう。

それから質問議論を恐れる必要はありません。

私たち学問の前に平等です。どんな相手でも対等に議論するよう訓練を受けています

仮にあなたが間違ったことを言ってもバカにする研究者はいないでしょう。

(もしいたらその人は未熟な人です)

余計なことを考えず議論に集中しましょう。

その方が相手もやりやすいしあなた楽しい

勉強を、研究を楽しんでください。

良い研究生活でありますように。


ブコメは何も知らない人たちがめちゃくちゃを言っているな。

言われなくても理論系は基本海外に出るし、

海外にも全くポストがないからこんなことになっているのだというのに。

はてなー外国信仰はなんなのだ

楽園なんて地球上のどこにもないぞ。

追記

物理学科で,素粒子ではないですけど,その例だとString寄りです.

誰かも書いてましたがまったく潰しがきかないです.きかなすぎて笑えるくらいのやつです.

String よりですか・・・それは辛いですね。

偉そうなアドヴァイスは何も言えません。ただ、共感するしかない・・

String寄り(数理物理かな?)なのにM2で成果が出ているのはすごいですね。

あなたはとても優秀な方なのではないですか?だからこそ迷うのか・・

やっぱりいちど指導教官相談してみた方が良いように思いますね。

率直な評価を聞いて、就職研究の道を決断する deadline を決めてもらって、その日まではひたすら研究に没頭するのはどうでしょうか?

このままだと集中もできないでしょう。


おそらくあなたが進学を迷うのは博士過程に進むと就職が厳しくなるからですよね。

私があなたに伝えられることは少ないのですが、少しでも役に立てそうなことを書いておきます

私の知っている範囲ですが String博士過程学生ポスドク就職成功した例は主に海外企業もしくは外資系が多いように思います

具体的には株価モデルを扱うような仕事をしているそうです。

傾向として外国企業を受けた人は就職先が決まり国内中小企業を受ける人はとても苦労しているようです。

普通の人と競うとどうしても年齢で不利なので数学能力を買ってくれるところにいくしかない・・・


売り込めるのはこの辺りでしょうか。

あなた研究人生も実り多いものでありますように・・・

anond:20180919025553

院生だけど例の九大の焼身自殺のせいで不安で夜眠れない[追記有3]

僕は現在修士課程2年の学生で,博士進学をする予定だ.ちなみに理系

から研究室を変えた.

研究はめちゃくちゃ捗ってるわけじゃないけど,週5で1日10時間程度研究勉強をしているのでじわじわ進んではいる.

修士での発表は国内3回で終わりそうだ.海外での発表と論文を出すのは叶わないだろう.

学振は出したけど通るかはわからない.

先生は,理論系にありがちだと思うがやや放置気味で,でも質問とか議論には何時間でも付き合ってくれる.

でも,毎日からなくて行き詰ることばっかりで,こんな馬鹿博士課程に進むなんてあっていいのか?とふと苦しいほどの怖さにときどき襲われる.

僕は自分に自信がない.頭もよくない.

先生と話すときもびびってるし,先輩につっこまれたりアドバイスを受けるときもびびってるし,何なら後輩に質問されるときもびびっている.

本当にこのまま進学していいのか?やっていけるのか?院に進学したときからずっと考えている.

そんな心持なら進学なんてやめてしまえ,生き残れるはずがないと皆言うだろう.だから人にはこう思っていることを黙っている.

だけど一番の不安自分の内にずっと溜め込んでいるからどんどん辛くなってくる.

そんな状況で飛び込んできたのが件のニュースだ.

この事件のせいで震え上がってメンタルずたずたになっている院生ポスドクはめちゃくちゃ多いと思う.

僕は旧帝の院生で,浪人をしているので人より遅れて大学に入っている ということも重なって余計に動揺してしまった.

正直言って,何してくれてんだよふざけんなと思った.そういう目立つ破滅の仕方はやめてくれ.

僕はあれが,僕の前に伸びている道のどれかであるような気がして仕方がない.

じゃあ就職すればいいじゃん?と言われると思うけど,

うまいこと今の時期から就職できたとして,ニュースでびびって研究を放り出したことを一生後悔するのは目に見えている.

でもこのままでいるのもつらい.

支離滅裂だけどもう本当にどうしたらいいのかわからない.

もう博士課程だったら,色々な意味で達観することができたのだろうか?

それにしても,焼身自殺なんてものすごい自殺方法を選ぶなぁと思う.

僕は痛いのも熱いのも怖いのも嫌なので仕方なく生きているが,もし万が一同じ状況になったとしても首を吊るかなぁ.

彼が睡眠薬とかお酒を飲んで前後不覚あんまり感覚もなく意識ぼんやりした状態で焼かれたことを願う.

シラフならあまりもつらすぎる.

[追記1]

こうやって見知らぬ人に心の内を吐露するだけでも少し楽になって驚きました.

今日はあまりにも気持ちが乱れすぎていたので,久々に平日に大学を休んで,海を見てぼうっとしています.飛び込む気はありません.

たとえ匿名であってもアウトプットしたことと,休んで海を眺めているおかげで少し落ち着きました(一時的ものかもしれませんが).

理科だけですが,教員免許は一応取得しています真剣教員を目指している人には失礼なことですが,ビビりなので保険のために.

学部時代教職+専門科目で忙しすぎて,もうやめたいと思いながら結局最後までとることになりました.

こうやって保険をかけるところとか,優柔不断で一度はじめたことを辞められないところに僕の駄目な性格が顕著にあらわれていると我ながらあきれます

理論系ということは物理科ですか?

専門によって全く状況は異なります

例えば同じ素粒子理論でも String と Lattice では博士をとる難易度就職状況も大きく違ってきます

物理学科で,素粒子ではないですけど,その例だとString寄りです.

誰かも書いてましたがまったく潰しがきかないです.きかなすぎて笑えるくらいのやつです.

[追記2]

https://anond.hatelabo.jp/20180919121421

https://anond.hatelabo.jp/20180919191533

今後の身の振り方・過ごし方についてのご助言を書いてくださった方ありがとうございます

自分自分に見切りをつけるタイミングを定めるということはとても重要であると思いました.

あのニュースは,一般的院生ポスドクなら誰しも動揺せずにはいられないだろうと決め付けていましたが,

それは「メンタルがやられている」院生ポスドクに限っているのかもしれないなと気がつきました.

僕は心療内科に行ったりカウンセリングを受けた経験がありません.

もし行ったら色々なもの決壊しそうで怖かったのと,何より自分の弱さを認めに行っているように思えてならなかったからです.

(通院している人を蔑んでいるわけでは決してありません)

しか自分でも気がつかないうちに,精神的によくない状況が慢性的に続いているのかもしれません.

少し休んでダメなら行ってみます



[追記3]

https://anond.hatelabo.jp/20180919125143

きっと研究者の方ですよね.僕のような半端者の愚痴に対し時間を割いていただいてすみません

ものすごく丁寧にアドバイスしてくださってありがとうございます

論文にまとめられるほどの成果は出ていません.優秀だったらたぶん迷ってないと思います

これまでの学会も,とりあえずのひとまとまりの経過を発表しているにすぎません.

僕の指導教員は,出来がどうであれ発表したい学生には発表させるタイプの人です.

迷っているのは,就職が厳しくなるからというのももちろんありますが,

ニュースを見てショックを受けたせいでどっちつかずになってしまたからです(そんなんで折れるような熱意だったのかと自分でも悲しくなりました).

研究を途中でやめることを考えるとものすごく未練があります

修士就職した自分が,研究を続けていれば発見できたかもしれない色々のことを考えて焼け付くような気持ちになるのが容易に想像できます

でも「研究が大好きでたまらいか?」と言われるとわからないです.

から,この感じでしがみついて博士に進んだ自分が,結局研究が何にもならなくて,

博士課程の途中で,僕みたいな阿呆がいっちょまえに思い上がってたんだと死にたくなるのも容易に想像できます

やっぱりいちど指導教官に相談してみた方が良いように思いますね。

率直な評価を聞いて、就職研究の道を決断する deadline を決めてもらって、その日まではひたすら研究に没頭するのはどうでしょうか?

このままだと集中もできないでしょう。

仰るとおり,あのニュースを見てから色々なものが手につきません.

集中して論文を読んだり勉強したりができないので,あんまり頭をつかわなくてもできるプログラム修正作業しかほとんどやってません.

やはり指導教員相談してみるしかないですね.

最近忙しくしているので少し気が引けますが…




長々と追記につぐ追記を書いてしまってすみません

言及ブックマークしてくださった皆様ありがとうございました.

プリントアウトしておいて,いつも持ち歩いて読めるようかばんに入れておこうと思います

2018-09-12

anond:20180912214709

素粒子かな。霊感いかいるかどうか確認できたことないけど、いると考えた方が楽しい。未知の現象って厨二心くすぐられる。

オカルト幽霊がいるとしたら

どれだと思う?

幽霊人類発見していない素粒子構成されている

幽霊は知覚できない次元にいる(多世界相互作)

意識物質よりも根源的なので最初から『ある』(シュレーディンガーの猫)

世界ホログラム(から仮想世界)なので幽霊でもなんでも有

2018-08-31

anond:20180831163652 anond:20180831171421 幽霊はたぶんいる

幽霊はたぶんいる
人間発見できていない素粒子幽霊構成されているかもしれないし、意識のように空間や線上などの境界なく無限存在しているのかもしれない

幽霊はたぶん居てもホラー映画のようなそれではないのだろうけど
事故物件は嫌です

2018-08-19

anond:20180818205715

これは本当にそう思うな。

中性子星の大きさを東京ドームで表してくださいと言われたとき困惑した。

わかりやすさのために身近なもので置き換えなければならないらしいのだけれども

かえってわかりにくいでしょうに。

もう一つ困るのが加速器の到達エネルギー

加速器というのは粒子を光速でぐるぐる回して衝突させる装置のこと。

こないだヒッグス粒子発見したLHCみたいなやつね。

1TeV(1兆電子ボルト)みたいなエネルギー単位がピンとこないから身近なもので置き換えなければならないらしいのだけれども

そんな高エネルギーのものうそう身近にはないわけで。。。

そこでひねり出した表現が「ビッグバン直後 ? 秒後」「宇宙誕生の ? 秒後」みたいなフレーズ

せいいっぱい身近なものビッグバン。がんばった。

でもこのフレーズのおかげで「素粒子屋は宇宙研究をしている」と勘違いする人が続出してしまった。

小林、益川さんがノーベル賞受賞後のインタビューで「宇宙研究なんですよね?」と問われ

小林さんは苦笑し、益川さんは「違います」とぶった切るもインタビュアー怪訝そうだった。

素粒子理論宇宙理論は全くの別分野。

加速器ビッグバンを起こしているわけではないし、素粒子屋の研究目標大統一理論ないしその先の理論であって宇宙ではない。

わかりやすさのために身近なもので言い換えた結果、誤解をうんでいるようにみえる。

ビッグバンとか東京ドームとかレモンとか。置き換えは本当に必要なのかねぇ。

2018-08-13

anond:20180813201131

ピストンしながら漸化式程度解くならIQ150で十分でしょ

そんだけIQあるならセルフフェラしながら素粒子やりつつ多元多次方程式ぐらいはやってほしい

2018-08-07

anond:20180806232425

20XX年、透過力の強い特殊素粒子ビーム放射性元素に当てると

一瞬で核崩壊が進行して無害な元素に変化する…現象発見されて、

放射能汚染された地域から放射能を除去することに成功

チェルノブイリフクシマはもとより、劣化ウラン弾汚染された地域も一気に清浄化された。

ビームのおかげで、半減期万年間を待つ必要もなくなったことに、人々は安堵した。


このビーム核兵器に当てれば、遠隔から核兵器を無力化できるのでは?

そう考えた学者核兵器ビーム照射したところ、核兵器は爆発した。

濃縮されたウランプルトニウムを一瞬で核崩壊させたのだから当然の結果である

やがて、核兵器は敵を攻撃する兵器ではなく、敵がリモートから爆破できる危険地雷という認識が広まり

核兵器の廃絶は進んだが、同時に、安全性担保できないという理由原子力発電所廃炉されて行った。

エネルギーを利用できなくなった人類が、残り少ない化石燃料を巡って戦争を始めたのはその数年後である

2018-07-29

ぼくらの』の世界観

宇宙は16ビット素粒子空間で全て表現される」

「敵は平行世界分岐破壊することが目的

という設定からして、「あの世界そのものシミュレーション」みたいな裏設定があったりしない?

しないか

2018-07-15

anond:20180715001727

その理論だと、デカルト

「我思う故に我あり」

の域を出ないな。

何故なら、並行宇宙

お前がそれぞれ

同じ意識を持っていたとしても

現在のお前の意識

どうしてこの世界線なのか

について説明ができないからだ

結論として、「我思う故に我あり」

帰着してしまう。

俺が面白いと思ったのは、

素粒子レベル無限試行

経験しているが、自身生命体として、

意識自覚できるパターン現在世界線

のみであるという着想ね

まり、お前が今朝パンを食べたとして

白米を食べた世界線は何らかの因果関係

お前は存在しないというイメージ

2018-06-27

anond:20180627013820

動的平衡状態を保った素粒子の塊でしかないと思うと生きてるってそんなもんなんかなと思う

2018-05-20

anond:20180520133416

素粒子より天声人語の方がマシだろ

素粒子読んで喜ぶのは感性が擦り切れたおっさんだけだよ

天声人語じゃなくて、夕刊の素粒子を書き写すノートを発売して欲しい

そっちのほうが小学生国語勉強に使える

2018-05-09

anond:20180509181511

素粒子レベルから水を作り出したとしても、今存在している素粒子の量の分の水しか作れないんだから

やっぱり、有限としか思えません。

2018-04-26

自分が変に感情的だったので、自己分析をした。

家庭環境が主な原因だった!!

そりゃそうだ。当たり前。

大学生活で書いてきたもの抜粋した。

書きなぐった物そのままなので、非常に読み辛いけれど、

こんな人間も居るということを、ここに垂れ流しておく。

言いたいことはこの後に書いてあるので、

面倒くさくなったら飛ばしてください。


まれから今まで、直ぐに感情的になる癇癪の権化みたいな姉を持つと、

こういう人間が家庭にいなければ、もっと余裕のある生活を送れたのになあと思ってしまう。

女ばかりの家で、説得しようにも長い話ができず、本当に辛い思いをしたので、上のような性格人間は苦手すぎる。

というか、自分に伝染して変に感情的になってしまった。

本当に家庭は選べねえなあと思った。

仕事漬で鬱になり家にいる父、姉妹の長女で人の話を聞かない割に偉そうにする母、

人間関係がうまく行かなくてストレスが常に溜まり、母とよく衝突する姉。

せめてまともな男がいればなあと思ったが、そういう人間は足早に出ていくもんだろう。

普段は同じ空間にいるだけで、たまに母側の親戚が来る。

高卒姉妹が固まり田舎田舎による超閉鎖的な噂話をする。

何が楽しいのか分からないし、行きたくなかったが、

その場に行かないと飯が出なかったので仕方なく行ってた。

周りのように旅行に連れていけという姉が言う。

金は無いが時間があるので、結局車で大型ショッピングモールに行く。

姉は一時的に満足するが、しばらく経つと金がない、旅行に行きたいと同じように繰り返す。

自分のせいではないものを指摘することで、自分の弱さを隠している。

女の口喧嘩というものは絶えない。

毎日同じようなこと、くだらないようなことを言い合う。

翌日には忘れ、繰り返す。

家に”離れ”というものもなく、この拷問休日もなく毎日浴びせられる。

女の女による感情的な場からは、逃れられなかった。

感情的で閉鎖的な家庭で育ったことが、いか自分精神に影響し、

自分の進路に影響して、今の今まで悩ませていると思うともう嫌になる。

小学校3年までは小説子供向け科学雑誌学校でよく読んでた。

将来の夢は科学者だった。物質が小さい粒のようなものでできていることに感動した。

そんなことを親や先生に言っても取り合ってもらえず、科学者なんて無理と言われた。

から肯定されないし、好きになっても、役立たないものだと思えてきた。

小説も読まなくなった。誰も読まないし、話題にならないからだ。

そして何より現実味がない。あっても雑学程度にしかならないと思えてきた。

感動するものもあったが、自分環境見直しとき絶望感が怖くなった。

誰も何も誰しも自分気持ちなんてわからない。他人理解しようとしない。

そうなった子供はどうするかというと、周りに頑張って迎合しようとする。

文脈が薄い一時的な笑いと理解しつつ、こうしなければ普通になれないと自己暗示をかける。

この頃から訳もわからず泣くようになり、泣き虫扱いされる。

中学まで続けると割と周りが自我が芽生えてきていることに気づく。

自分はどうなったかというと、自己暗示を解けきれなくて、自我が地中に埋まってしまって、

ぼーっとすることが多くなった。何をやっても楽しくない。

小説を読んでいたせいか地頭は少しは良かった。

自分本位の行動なんて肯定された経験がない。夢なんてない。

全てがくだらない。

成人式とき自分宛てに送る手紙は、

絶望的な気持ち査読する先生に気づかれないように書いたのをよく覚えている。

地元工業高校に進むことになった。

何か面白いものを求めていた。

現実から離れられ、実用的な技術を身につけようとした。

でも、周りと馴染めなかった。

勉強も何が面白いのかよくわからなくなった。

資格勉強のような授業。適当に過ごす。

高1の冬、高校を辞めて勉強して大学と親に泣きついても、

何いってんの、うちには金が無い。高校卒業したら働くって行ったでしょ?

人間の考えが変わらないと思いこんでいる親に対しめちゃくちゃ腹を立てる。

勉強をしても大学なんて行けない。大学に行く人間なんて、

自分より頭が良くていい環境で育って塾とか行っている人間なんだろうな。

うちに生まれた時点でそんなものできないことは決まっていたんだ。

満足できない思いを反芻しながら、納得行かない家庭から与えられたことを無理やり正当化しようとする。

そんなことをしながら、何のために勉強しているかからなくなったまま勉強を続け、高3までそれなりの成績をおさめる。

その後突然大学に行きたくなる。少しは希望を持ったらしい。

勉学というよりは社会に出る前に、自由な身と力を手に入れられると思った。

難しい話は通用しないことはわかっていたので、

から出て、高校の延長線上の分野で、大学しかできない勉強をしたいというが、反対される。

金がないから、心配から不景気からあんたのために言ってるから

は?結局オメーの都合だろうよ。俺の何を見てきた?

大学卒業してから年収を見ろと返す。

大卒就職率が低いってニュースでやってたし、高校卒業して安定した職を付けたほうが良いんじゃないと言われる。

お前、45年間、何を見て生きてきた?本当にいってんの?

ニュースで得た情報自分身の回りを見て、適当に集めた情報から意見を言っているだけじゃん!と返す。

めちゃくちゃ怒って、お前は社会の何もわかっていないと返される。

お前じゃい!

その後担任との三者面談をしたり、大学説明会に足を運んだりして、

なんとか格安の寮がある国公立受験することにした。

勉強は続けたが、やはり高1のとき高校をやめればよかったと言う思いが引っかかる。

何より自分大学進学を許した親に対して、姉が私も家を出て学校生活送りたかったと毎日激昂し、

感情的空気ヒートアップしていた。

何をやってんだかわかんなかった。家にいるのは人間じゃないとわかってていても、

ストレスを感じてしまう。

そんな生活を送っている中、父がなんの前触れもなく自殺する。

家に自分と2人で居たときに突然自殺。その第一発見者となる。

もうなんだかよくわからなかった。救急車警察も呼ぶ気になれなかった。

30分ぐらいしてから、ようやく呼ぶ気になる。

パニックと言うか、この状況に対して自分は何を考えているのか、全くわからなくなった。

恨み積もった家庭にどう抵抗してやろうかと思っていた矢先の理解できない死。

もう何がなんだかわかんなかった。

自殺した父に対して、苛立ちが積もりに積もって吐く。血も吐く。

悪気がなく、自然法則のように動く肉親に腹が立って仕方がない。

だんだん気分が落ち込み、抑うつ状態になる。

自分が違うのか?田舎に生まれ自分田舎に埋もれなければいけないのか?

精神科に行ったが本当に自分が何を言っているのかさえわからなかった。

自殺したのはもちろん原因だったが、そればかりを話すだけで、

自分の育ってきた環境問題があることを分析できなかった。

正直父が死ぬ前に、無理やり不登校になって、心療内科に行くべきだった。

もちろん今まで書いてある期間は絶え間ない感情を浴びせられている。

どれもくだらないものだ。居場所もない。捌け口もない。

周りの人間が信頼できないこともあり、相談できないことがどれだけ苦しいか身を持って感じた。

子離れできない親から親離れできない。

何をしたらこ気持ちが収まるかがわからない。

なんとか大学合格し、家から出た。

試験会場でも途中退室したくて仕方なかったことを思い出す。

大学生活は最初から精神を病んでいた。

毎日感情的な刺激を受けてきたせいで、隣の部屋の騒音などの刺激に反応してしまう。

頭の血管が触ってわかるほど浮き出て、ズキズキして、眠れなくなる。

さら自殺した父の死体をよく思い出して、生理的に気分が落ち込む。

実家を出て数年経った今でも、文を書きながらこの症状が出ている。

講義課題をこなすのが精一杯である文字も読めない。

あーもう何もしたくない。考えたくない。

人の気持ちを考えるってことはこんなにもよくわからないものなのか。

こうも時間無駄なのか。

悩まない人間にとって悩んでいる人間気持ちなんかわからない。

逆もまた然りだ。一生分かり合えない。

本来人間はお互い抽象的なもの部分的しか理解できない。

自分は具体化しすぎなのだ人間とか今見える環境とかを具体化しても、精神が辛くなる。

記憶を消し去りたい。

せめてこの性格学問に向けられたらと何度も思う。

他人理解できない。他人なんているのか?

自分理解できる他人なんているのか?

からある不満が積もるとこうも気分が落ち込むのか。

降り積もる不安は階差数列のように増え、それが積もっていく。

この問題解決するのか?本当はどこか解決策がわかっているんじゃないか

わかっているけど、この先の未知の刺激に耐えられるか不安で仕方ないんじゃないか

本能的に楽しめるものをまだ知らないだけじゃないか

なんでこんなこと考えるようになったんだ?


最近になり、かなり昔から、閉鎖的実家からの膨大なストレスが、

自分性格にかなり影響しているということが、かなり明確に示すことができた。

自分にとってこの問題が、

いか無意味不快で人に相談しにくく、

時間精神無駄に消耗し、

自分を納得させるためのものしかないとわかってても、

納得いく解釈を探しつつけてたのは、

親との思想が合わなかった事実をどうにか納得したかっただけである

生来性格と言うのは恐ろしい。

でもこうするしかなかった。

こうしないと、その場に居なくても襲ってくるからだ。

自分気持ちを書いてそれを見直し、また書く、という生活を数年繰り返してわかったのは、

早々に自分気持ちに蓋をして、自分気持ちに嘘をついてきたということだ。

頭の中身をタイプしたり、図に書いたりして、ようやくわかった。

くよくよする性格は、自分本位で動いていないからだ。

気持ちが落ち着いてくると、文字をよみ、抽象的なものも冷静に理解できる様になる。

他人が書いた物語を見て感動する。専門知識が頭に入って感動する。

俺はここまで何も知らなかったのかと落ち込む。

でも、今までよく生きてきたと、無条件な自己肯定感が芽生えてくる。

そんなことが少しづつできるようになることが、大学に入ってからの生きがいである。

自分本位で生きたことがない」人が、心から人に好かれるということは難しい。

皆どこかで「他人に従ってもどこか違う」と思い、自分表現をするのだ。

それが自我形成というやつだ。

それを乗り越えてこなかったことが十分、身にしみてわかる。

素粒子でできている肉体に、生きる意味なんて無いってことは十分わかった。

からこそ本能が指す、好きなことをしていいと思えるようになった。

ほどほどに好き勝手に生きていいと思える。

自分のことを文字にする行為は、できて妙である

結局こうするしかなかった。

よくもまあ何日もこんなに長くて下手な文章を書き連ねられたもんだ。

最近落ち着いてみると、なんで落ち着いていなかったんだろうと思ってしまう。

その場しのぎで余裕がなかった。

焦りからくる選択ほど後悔するものはない。

後ろを見ると後悔した経験しかない。

自分の焦りに気付けることなんてあっただろうか。

いや、なかった。あっても解決策がわからず、もとに戻る。

これに関しては納得行くようになってきた。

自己欺瞞を重ねるほど自分がわからなくなる。

自分本位で行動していない。自分がないのと同じである

不安から行動するが、結局疑問を感じストレスを感じる。

書いてみると1ページで終わるような話を、どうしていままで耳にしなかったんだろう。

これは終わったことだし仕方がない。



見直すと、気が合わない肉親と18年間いたことが原因だったと今見返すとよくわかる。

原因がよくわからない鬱と診断されて、4年経ったが、

はじまり小学生からだよなーと思う。

自分が書いたことは超悲観的だが、これまで経験してきたこと全てではない、

と納得できるのは、自分自身に対する姿勢が変わったからだと思う。

最近ようやく治る兆しをみせている。

何度か兆しを見たが、今度は本当に、今までになく楽になれそうな気がする。

学校も肉親もただランダムに振り分けられた人間が配置されていただけと、やっと、心から解釈できた。

漫画とか映画とか小説かには本当にお世話になった。

本を読むのを辞めてしまったのがいけないなあ。


あれもこれも、過ぎたことだと思えるようになれた。

自分気持ちを書き表さないと立ち止まってしまうことも、よくわかった。

やっと人間らしさを取り戻した気がする。

今までどこか、頭を何かのタイミングリセットできると期待していた。

まあ解決しようにもできないもんな。

からいから。でも、もがかないと、掴めるものがあっても見逃してしまう。

放置するほど、もがく力が弱くなり、流されてしまう。

自分に近しい人にアドバイスするなら、誰もいない、静かなところで正直な気持ちを書きなぐるということかなあ。

自宅が嫌なら喫茶店でとかでいい。

環境が用意できたら、書き始める。媒体は紙でもPCでもなんでも良い。

初めてみると止まらなくなって、気がついたら4時間以上立ってたということも珍しくない。

時間がもったいなかったとは思えない達成感がある。

見直すと何に悩んでいたかよくわかって、どこか整理できていないことが悩みの種だっとことに気づく。

苦しいとは思うが、自分内面で見てこなかったことに対して、対面することだ。

対面して初めて分かるもの自分だけの発見であり、自分で掴んだものから信頼できる。

こうしてどうにもならないことに納得し、物事への姿勢は変えられる。

あと、外部の情報に目を向けるべき。

漫画喫茶で見たことのないジャンル漫画を手にとって、一日過ごすのも悪くない。

まあとにかく、映画館や図書館など、場の空気を感じられるところに行く。

そうすれば外部に注意が向く。

そこで他人創作したものを見て、視界を広げて、

自分一人がこんな思いをしているというわけじゃないということ、

他の人の、物事への解釈理解しようとする。

そうすると、だんだん自分に近しい物がわかってくると、信頼できる著者という対話相手が出てくるので、どこか楽になれる。

結局他のことを考えてもいいということ、その行為自体自分のためになっていると思うこと。

そんなことで、案外心が落ち着いて、人間そんなもんだと思えてくる。

とにかく、今の気分がずっと続くことはなく、

人は変われるということを知るには、自分の頭で行動することだ。

書きなぐるだけでも、十分自分の頭を使っている。考え方も変わる。

そのことを忘れないでおきたい。

(追記)

終わりに

自分体験から言えることは、

カウンセリングや薬だけで完治するものではないということ。

薬は脳内流れる伝達物質の取り込みなどを制御し、

カウンセリング患者気持ちを引き出す手助けをしてくれる。

風邪薬のように特定の菌を殺して治るもんじゃない。

カウンセリング適当にしても治るもんじゃない。

内面気づきを報告するとフィードバックを貰えるのは非常にありがたい)


全体を見ると、自分内面にあるものがわからなくなっているという状態に対し、

気になるもの自分の中で見つけ、解釈し、納得していくかということをひたすら繰り返していた。

ネットや本にあるものは参考にはなるが、それをすっぽり当てはめて自分が治る。というわけじゃない。

他人にとっては経験談で、参考になる手法しかない。

趣味などの気分転換でやっていけるなら、その対処法も良いと思う。


湧き出てくるものは人によって違うし、参考になる意見も人によって違うし、考え方も違う。

これを理解するのは、自分のような人間にとって難しかったし、これが頭になかったから病んだとも言える。

どういう形であれ、このような考え方を獲得することは、生きる上で重要だと思う。

加速器を作る副産物として

素粒子とかの研究で使う何十キロって言う長さの加速器

その副産物としてその地下に一緒に地下鉄を走らせたら

環状線だし、それこそ地域住民の足にもなるだろうし

結構便利だと思うんだけどなぁ

2018-04-23

生きる意味とかってどう考えてます

素粒子逐次入れ替わって意識だけ残っている自分自身の体や心についてどう思っている?

生きる意味なんてないのは分かって、感情なんて長い目で考えればいっときのもので、

でも気の合う他人との対話面白いと感じて、

自分の頭で考えて、議論して、仕事して、

たまに絵画音楽を鑑賞したり、作ってみたり、自然現象の動きを考える。

でも結局死ぬ

自分死ぬまでにやりたいことは何?と聞かれれば、まだ認識していないもの認識したい。

生理的に無理なものは十分に経験してきたと思う。

家族教師不快な思いをぶつけられたり、そういう人間自殺して、死体を見せられたりして、でもどうにか立ち直れた。

その時無限に湧き出てくるものをどうにかしたくて、自然科学宇宙物理学世界史哲学の本を読み漁り、いろんな小説漫画も読んだ。

勉強という形でなく、気持ちをどうにか、とりあえず自分の疑問が解決出来るようになるまで突き詰めた。

今までにないダメージを受けて、頑張って自分で考えてきたから、もうそういう経験は慣れすぎた。

他人が全力で考え表現してかいものを見て、自分表現した。

話題になるなんてどうでもいい。自分認識できるのは自分が思う他人のみなのだ

それでももどかしい思いを持った他人自分に対して、

自分もっとうまく伝えられるような、物語とかの表現をしたつもり。

文字や絵や音というものから本能やありそうな経験に語りかけてくる自然現象、その表現が好きだ。

それを追求することを職にしている人はすごいなあと思う。

自分には真似できないかなあ。

自分は何も気にしないまま表現するのがやはり好きなのだ表現表現として割り切りたい。

自分の好きなものを突き詰めて、気がついたら、

前人未到!未知の純粋な世の中の法則を見つけて、言語化した!

んなもの幸せなのかなあ。

後世に面白いと思う思考を伝えるのがいいのかなあ。

年増の研究者とかそんなことを考えるのかなあ。何考えてんだろ。

最近そんなことを考えて書き連ねて、1日が終わる日も少なくない。

今のところやりたいことは、グランドキャニオンとかオーロラとか、

生で見たことない自然現象を、今分かっている自然科学知識を得た上で見てみたい。

何もしなくても本能的に感動するものに対して、

より満足感を得られる行為を続けていきたい!

日本だと…東尋坊とか面白い形をしていた気がする。

金は…まあどうにかなる?

後楽器を弾けるようになりたいなあ。

一人でのんびりと静かな場所で弾きたい。

最後になりますが、オススメの本とか、自分の行動の分析とかあったら教えてください。

2018-03-17

5分で読めるホーキングの業績

1. ホーキング放射

“Black hole explosions?” Nature 248 (1974) 30-31 (引用数 2592)


ブラックホールはあらゆるものを吸い込むだけで何も放出しないと長らく考えられていました。

ところで素粒子理論によると真空でも粒子が現れたり消えたりしていることが知られています。(対生成/対消滅

ホーキングブラックホールの表面付近を調べ、これらの粒子が放出されていることを発見しました。粒子が出ていく分ブラックホール質量が減り最終的にブラックホール消滅してしまます




2. ブラックホール熱力学誕生

“Particle Creation by Black Holes” Commun.Math.Phys. 43 (1975) 199-220 (引用数6991)


ホーキング温度

光さえ飲み込むブラックホールは熱放射をせず絶対零度であるとそれまでは考えられていました。

ホーキングは1. の研究に関連してブラックホールの「温度」と「エントロピー」を導出し、ブラックホールにおいて熱力学法則が成り立つことを示しました。

ベッケンスタインホーキング エントロピー

ホーキングの導出したエントロピー

エントロピーブラックホールの表面積に比例する

といういっけんすると奇妙な式でした。

本来ならエントロピーは体積(3次元)に比例するはず。それがなぜか表面積(2次元)に比例している。

ブラックホールーーー重力理論はひょっとして、1次元低い別の理論で表せるのではないか

こうしてホーキングの導出したエントロピーの式から「ホログラフィック原理」の発見へとつながったのです。

量子重力理論

“Wave Function of the Universe ” Phys.Rev. D28 (1983) 2960-2975 (引用数2143)


一般相対論では重力は時空の歪みです。

量子力学ではあらゆる可能性を足し上げて計算します。(経路積分

一般相対論量子力学を融合すると「あらゆる時空の”歪み方”(計量)について足し上げる」ことになります

ホーキングはこの”歪み方”を足しあげるうまい方法提案しました。


ホーキング関連の記事ネタだらけで

業績に触れる記事がないのが悲しかったので自分で書いたよ

専門外なので間違いがあったらごめんね

適当にInspiresしてabst読んでまとめようかと思ったら

citation 1000越えだけで10本、500越えが数十本あって無理だわこれ…ってなった

追悼記事解説記事を書いた人いたらリンク貼るから教えてね

2018-03-14

考えてたら眠れなくなって、もうこんな時間だよ

昨日寝る前に、嫁とこんなことを話してた。

俺「あの時エッチしてなかったら、この子は居ないんだよね」

嫁「そうだね。あの時、お義理父さんが気まぐれで(長いので略)」

俺「うん。でも、それだけじゃなくて膣の濡れ方や子宮内のわずかなひだ、どっち向きで寝たか、でも変わるよね」

嫁「それもそうだし、射精をどこまで我慢するか、だけでも違った結果になったはずだよ」

 

この調子で書いてるとえらいことになるので、はしょるが、要約すると

一卵性双生児ですら、違う人間だということ。つまり、Aが体験することはBは体験しない。

例えば、昔、アメリカ実験で、双子のうちAは貧乏な家に、Bは金持ちの家に養子に出す、ということをやったらしいが、

満足な教育も受けられなかった貧乏なAからしたら「なぜ俺の方がBじゃなかったんだ!!」と思うだろう。

 

同じ遺伝子でもこれなんだから精子が違えば、もうそれは完全に別の人間だ。

極端なことを言えば、物質に影響を与えないはずのニュートリノのような素粒子の振る舞いが、わずかにでも違えば人類歴史は変わってしまう。

例えば、ニュートリノ発見のされ方が少しだけ変わって、発見した人の振る舞いがわずかに変わる(例えばコップを置く位置が少しずれて、それを助手がこぼしたせいで電車に遅れる)などしたせいで生まれなかった人が存在する可能性はありえる。

 

それでも大きな科学発見や、大きな歴史の流れは、もしかしたらそんなに変わらないかもしれない。

でも、そこで生きている人間は、完全に別の人で埋め尽くされてる可能性がある。

(いや、タイムマシンなんてないのだから、そんな可能性はないんだけども)

 

まりそんなわずかな違いで、この子は生まれなかった可能性があるのだ。

というか、俺も存在しなかった可能性がある。

素粒子の振る舞いは確率的にしか確定しないのだから、何もなくても俺が存在しなかった可能性すらある。

(いや、可能性はないんだけども、なんと表現するのが正しいのか。。。)

 

でも、本当にそんな、天文学的どころかグラハム数を使わないと表現できないような確率で俺が存在しているのか?!

と改めて驚愕しているのだ。

どうにも納得ができない。俺がいないってことは、俺的には世の中は存在してないってことだからね。

本当にそうなのか?

などと考えると、かなり強めな無心論者の俺ですら、魂という言葉を使って、こう言いたくなる。

 

俺「いや、多少の遺伝子が違っても、やっぱりそれは別バージョンの俺だったんじゃないかな〜」

嫁「別バージョン?何それ?」

俺「う〜ん、つまり魂は俺で、器が違うだけ、というか」

嫁「あなたからそんな言葉が出るなんて。。。」(呆れ顔)

俺「だから、親父も俺も同じようなもんだと思ってさ。。。」

嫁「それは無理」

 

これからどうしよう。

から仕事だし。はぁ。。。

 

追記:書き忘れてた。魂という言葉を使わずに、うまく俺の言いたいことを表現できる人います?いたらトラバでもブコメでも良いので教えて下さい。

2017-12-24

物理法則のちがう異世界の思い出

遠い昔、若いころ、小説家になろうと思った。

なぜなら、ちょうどそのころ、高校時代から引きずっていた恋が終わって、カネが欲しかたからだ。まとまったカネと名声があれば、失った恋が戻るか、戻らなくてもちょっとは癒されると思った。

ちょうどファンタジー小説文学賞ができたところで、じゃあこれに応募して大賞をとってやろうと思った。

はいっても、書きたいことはただひとつしかない。失った恋のことだ。

から主人公はふられたばかりの若い男で、それが思いがけず別れた恋人と同じ屋根の下で暮らす、という設定にした。

主な登場人物は5人。2人はもう書いた。残る1人は弁護士かなんかをやってる中年男で、その年齢の離れた嫁さんが主人公同級生。そして、この弁護士大学時代同級生元カノリケジョ大学に残って理論物理学やってる研究者。この研究者研究室ボス博士が、「世界に穴をあける」方法発見する。サイクロトロンかなんかで加速した素粒子をなんかにぶっつけると、この世界と並行して存在するいくつものパラレルワールドのどれかひとつとつながる穴ができる、というわけだ。

で、これはすぐに最終兵器転用できる。その危険性を察知した彼女は、それを世の中に知らせようとするが、最初研究守秘義務がうんたら、そのうちにこれを国防に利用しようとする政府機関の手によって追われるようになり、ついには生命を狙われるようになる。

そして頼ったのが、弁護士である元カレだ。彼が法律の力で対抗しようと準備するのを知った闇の組織は、ボス博士研究を利用して、この弁護士の家ごと二人をパラレルワールドにふっ飛ばししまおうとする。その家にいる嫁さん、そしてたまたま遊びに来ていた同級生も巻き込まれる。そして最後の瞬間、この嫁さんと電話をしていた主人公電話回線越しに巻き込まれて、5人が家ごと奇妙なパラレルワールドに飛ばされる。

その世界は、重力が鉛直方向じゃなく水平方向に働く世界で、つまりは地面が垂直の崖。どこまでも続くこの崖にできた小さなテラスに家ごと引っ越しする。そこでなんとも奇妙な日常生活が始まるわけだけれど、その平穏日常を脅かすようにこっちの世界から刺客が送り込まれ…。

とまあ、プロットだけ並べたらそこそこのラノベぐらいにはなりそうな気もするが、なんせ下手くそだった。ちなみに、この「どこまでも続く崖」の世界にしたのは、当時まだマイナースポーツだったフリークライミングに興味があったからで、山場で主人公決死フリークライミングをする場面を入れたかたから。そういう意味でも何十年たって感慨が深いものがあるわ。ともかくも、予選すらかすりもしない、惨めな駄作だったなあ。

当時、まだあんまり普及していなかったワープロで書いたんだけど、なにせメディア1Dフロッピーディスク(これが後に2D2DD、2HDと進化していく)だったもんで、データを救出できなかった。だから、もう復元はできない。復元しても、あんまりにも下手くそで、顔を赤らめずに読めないだろうなと思うけどね。なんか思い出したんで、書いた。

2017-07-22

ミシェルウェルベックにハマった

なんやこいつ。面白すぎやろ。

服従」を読んだ。色々とスキャンダラスで、フランスでは結構有名な本らしい。

フランスイスラム教支配されるって話なんだけど、主人公40代孤独な冴えない大学教師ってのも妙にリアリティあるし、

エログロ絶妙な味付け加減も素晴らしい。フランス人性格の悪さをいい方向に発揮したなあと思える本。

それから地図領土」も読んだ。美術かじってる人間には結構クる内容だったが、成功した美術家の一生を描いていて、こんな人生送れたらいいなと思える内容だった。

劇中に登場する絵画作品映像作品もかなり詳細に描かれている。自分もこういう作品作ってみたい!と大いに創作意欲が湧いた。こんな小説は読んだことがない。

作中に作家自身が登場するんだけど、なんかいキャラしてるし。

この作家基本的主人公が似通っているという批判もある。だが、それって別に悪いことじゃないし、むしろ違う主人公を描いている作家のが少ないと思う。

今「素粒子」を読んでいる。出だしからやっぱり惹かれてしまものがある。

なんというかハマりすぎて、はけ口を求めているのだが日本だとやっぱりマイナーらしい。

孤独テーマの本ってやっぱりいいよね。

ウェルベックは明らかにナボコフに影響されているけど、自分ナボコフ好きなんでそれでまた好印象を持った。(あの嫌味な文体ね。最高だね)

フロイト嫌いな点とか。

彼は昔に精神おかしくなって精神病院入院したことがあるらしいが、やっぱり精神おかしくなるといい作品が書けるようになるのかな?

誰かこの作家に似た小説を書く人がいたら教えてください。

この作家に詳しい人いたら色々教えて欲しい。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん