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はてなキーワード: 建設とは

2022-11-04

anond:20221104163535

頭の悪い目立ちたがり屋ができることはコメント欄でワーワーわめくくらいなんだなーと思う

そういうコメントこそ建設コメント順位づけアルゴリズムで目立たなくしてほしいものだ

2022-11-02

anond:20221102142839

どんなことやってるの?ってきいた増田だけど

これ元増田なのかな

芸術やってて、フリーランス定義を調べる余裕があるなら、同じ労力で瓦の葺き方調べたほうが建設的じゃない?

「単純な肉体労働」に対する価値観が変わるかもよ

anond:20221102065453

雰囲気が悪いのはネタ増田の減少と、発掘しなくなったファーストブクマカのせい

それと例の建設API

間違いない

2022-11-01

環境じゃなくて遺伝だ!」って盛んに言いたがる人達ってさあ

https://gendai.media/articles/-/101407

この記事もそうだけど、

最近はとかく「環境よりも遺伝大事だ!」と言いたがる意見が目立つ

あと、こういう記事を書く人って「環境が全てであって遺伝は一切関係ない」なんて言っている人は実際には存在しないのに

たかもそういう主張があるかのように藁人形論法反論して叩くのが卑怯だと思う

ていうかさあ、遺伝環境がどういう比率だろうとも、遺伝は(少なくとも今現在科学技術では)事後的に変えられない以上、

事後的に変える事が可能環境改善に全てを注力するしかなくない?

遺伝環境比率が7対3だろうが9対1だろうが、99対1だろうがおんなじ事だよ

遺伝の影響がこんなに大きいんだ!と言った所で、それに何か建設的な意味があるのか?

2022-10-31

だってかわいそうだろ」で行動できる人になりたい

久々に森薫乙嫁語り』を読んだのだ。

ここに出てきた、名もなき善人に、わたしはなりたい。

10巻に、英国人言語学者スミスの所に後に彼の婚約者となるタラスが、スミスの事を忘れられずに追いかけてきて、合流するシーンがある。

当然ながら、この時代、女の一人旅は無理だろう。そこで、登場するのが、名前すら明かされない「いい人」である。本編では名前すら明らかにされない彼、仮に善人(よしと)さんと名付けよう。

当時の時代背景では、結婚当人同士と言うよりも家と家の絆を深めるためのものであり、親が決めるものであった。

からスミスも、タラスのことを好いていたにもかかわらず、タラス母親結婚した相手意向、と言う形で、一度は結婚を諦めることになる。

そこで、登場するのがこの名もなき「善人」(よしと)さんである

タラスは一度スミスの事を諦め、結婚する相手としてこの善人さんを紹介される。が、結婚式の後、スミスのことが忘れられない、と言われて、なんとタラスと供に身銭を切ってスミスを追いかけてきたのだった。

そうしてスミスタラスと会えたわけだが、この10巻には、スミスが善人さんに対して「どうしてそこまでしてくれるのですか」と聞くシーンがある。

ここで善人さんは一拍おいてから、答えるのだ。

だって、かわいそうだろ」

「いろいろとままならない世の中だけどさ、女の人だって幸せになるべきだよ」

痺れる。

彼は現状を受け入れることがまずできて、そこから常に建設的に考えているのだ。

タラスは言うまでもなく美人であるスミスの事を受け入れられるように聡明でもある。そんな魅力的な人が嫁に来た、しかし、既に心に思い人がいて自分の所には来ないと言う事を知った。

それをまずは受け入れて、諦めているのだ。そして、その上でタラス幸せにするように行動している。

最後には「結納金は返されるだろうし、別の人を探すよ」といって、名前も告げずに帰って行くのだ。

まり自分にも結納金が戻ってくるから、新たな出会いを得ることができるような環境に持って行ったという事である

まさに三方一両損であるといえる。

乙嫁語り登場人物の中で、一番語らいたいのはスミスだし、一緒に暮らしてたのしそうなのはカルルクの家だろうし、兄貴と仰ぐならアゼルだし、上司にはスミス兄貴分ホーキンスだろうが、しかし、誰になりたいといえば、名もなきこの「善人」さんになりたい。

2022-10-30

anond:20221030230156

仮にプロ棋士だとしたら、こんな空虚で非建設的な意見将棋界に対する思慮の無さを晒すなんて、恥でしかないだろ

近所にスタバ店舗建設

今のうちに注文のしたかたを予習しておこう

2022-10-29

近所にスタバができる

建設中の建物に、スタバスタッフ募集が貼ってあったわ。

自転車で5分くらいの距離

やった。

2022-10-28

anond:20221027170101

はてな大喜利レベルが大幅に低下していることが露見してしまった。それもこれも建設的なんとかの仕業である。そしてそれを導入したはてな責任である

2022-10-24

anond:20221024212009

そういえばその会社には派遣社員はいなかったなあ

ていうか会社である限り色んな取引が発生するから協力会社がいるのは当たり前だし、むしろお互いリスペクトするのは大前提で、してないとあっという間に干されるでしょ

クビにならなくても会社が潰れたらおしまいだし、自分の身の心配でもしてた方が建設的じゃない?

2022-10-23

anond:20221023195536

もうすぐ、日本地域社会イスラムを受け入れるか対決するかの時代がくるよ。

すでに墓地造成モスク建設で対決になってる。

一神教が強いのは保守層少子化してないんだよね。

2022-10-22

中国共産党20党大会(二十大)後の新人

中国共産党20党大会(二十大)後の新人

※習派以外はほとんど引退という人事になった。習近平独裁地位確立されたと見て良いのか?

 ソース記述は、wikipediaといくつかのニュースサイト、及び個人的観測に基づく。

1 総書記最高指導者

習近平最高指導者中共総書記国家主席中共中国中軍委(中央軍事委員会主席習近平

2 中央政治局常務委員(留任) ※記載序列

王滬寧(中共中央書記常務書記中共中央精神文明建設指導委員会主任。党内の理論担当で元々は江沢民に抜擢された)習近平

趙楽際中共中央規律検査委員会書記党大会代表資格審査委員会主席

この他に4名又は6名補充される?

3 前・中央政治局常務委員引退) ※記載は退任前の序列

栗戦書(全人大常務委員会委員長習近平

李克強国務院総理)反対派?

汪洋(政協主席)反対派?

韓正(国務院常務副総理)反対派?

※通常、元老として扱われる。元老としての序列不明だが、おそらく栗戦書と李克強温家宝の次、汪洋と韓正は末席に列するのではないかと思われる。


4 中央政治局委員以上(留任) ※記載姓氏簡体字画数の順

丁薛祥(中共中央書記処書紀、中共中央弁公庁主任総書記弁公室主任国家主席弁公室主任中央国家機関工作委員会主席習近平

李希(広東省党委書記習近平

李強(上海市党委書記習近平

李鴻忠(天津市党委書記習近平派?

張又俠(軍人人民解放軍上将)、中共中国中軍委副主席習近平

陳敏爾(重慶市党委書記習近平

胡春華国務院副総理団派胡錦濤派)。反対派?

黄坤明(中共中央書記処書紀、中共中央宣伝部部長)習近平

蔡奇(北京市党委書紀)習近平

5 中央政治局常務委員参加者(二十大以前の状況。この対偶が続くかは不明王岐山元老として扱われる資格がある)

王岐山(元常務委員国家副主席)反対派?(元は習近平派)党大会開会式欠席

6 前・中央政治局委員 ※記載姓氏簡体字画数の順

王晨(全人大常務委員会副委員長序列1位)、元中中央宣伝副部長、元「人民日報」総編集習近平派→引退

劉鶴(中共中央財経委員会弁公室主任国務院副総理習近平

許其亮(中共中国中軍委副主席習近平

孫春蘭(女)(国務院副総理団派胡錦濤派)?

楊潔篪中央外事工領導弁公室主任外交トップ習近平派?

楊暁渡(中共中央書記処書紀、中共中央規律検査委員会書記国家監察委員会主任習近平

陳希(中共中央書記書記中共中央組織部部長、中共中央党校校長国家行政学院院長。習近平とは大学で同室の親友習近平派、党大会代表資格審査委員会副主席

陳全国(元新疆ウイグル自治区委員会書記、元新疆生産建設兵団党委書紀)団派胡錦濤派)?習近平派?

郭声琨(中共中央書記処書紀、中共中央政法委書紀。司法トップ江沢民派。反対派?

7 正国級元老(元最高指導者、元常務委員)※記載序列

江沢民(元最高指導者江沢民派。反対派?党大会開会式欠席

胡錦濤(元最高指導者団派胡錦濤派)。反対派?党大会閉会式直前に追い出される

朱鎔基(元国務院総理)反対派?党大会開会式欠席

李瑞環(元国務院総理)反対派?党大会開会式で全く拍手せず

呉邦国(元全人大常務委員会委員長)反対派?党大会開会式欠席

温家宝(元国務院総理団派胡錦濤派)。反対派?

賈慶林(元常務委員江沢民

張徳江(元常務委員

兪正声(元常務委員

宋平(元常務委員1917年まれ建国以前から共産党員周恩来秘書胡錦濤温家宝を抜擢。胡錦濤江沢民後継者に推薦)保守派。反対派?

李嵐清(元常務委員

曽慶紅(元常務委員江沢民派。反対派?

呉官正(元常務委員

李長春(元常務委員

羅幹(元常務委員)反対派?党大会開会式欠席

賀国強(元常務委員

張高麗(元常務委員江沢民派。2021年に性スキャンダル発覚

8 その他

王毅中央委員。留任)

2022-10-21

何故昔は大量の死体を穴の中で焼いていたのか?

ホロコーストマニアになって2年以上の私だけれど、ホロコーストには理解しにくい話も多いとは思っている。何故増田にしばしばホロコーストの話を投稿するかというと、こんな話「チラシの裏にでも書け」だと思っているからで、チラシの裏といえば増田しか思いつかないからだ。チラシの裏でなくてもいいネタちゃんnoteかに書いている。

 

歴史とは「起きた事実」について考えることであって、起きた事実を「実際には起こらなかった」と考えることではないので、事実認定は慎重ではあるべきだが、単純にその事実が信じられないからと言って否定的に考えるべきものではない。

しかし、ホロコースト否定派は、「自分が信じられないことは起こらなかった」と考える傾向が極めて強く、フランス人修正主義者として名高いロベールフォーリソンはとにかく自分が信じられないからと、アウシュヴィッツガス室代表例として徹底的に否定した。

 

さて、そのアウシュヴィッツビルケナウ)の火葬場の火葬能力現代火葬場に比べて桁違いに処理能力が高いという史実は、もちろん否定派は信じない。1943年6月28日付のアウシュヴィッツ建設部がベルリン親衛隊経済行政管理本部に送った書簡には、収容所全体の火葬場の能力として1日あたり、4,756体の処理能力があったと記されている。これは計算上、15分で一体を火葬していたことになるため、現代日本では一体1時間かかるので、実にその能力は4倍もあったことになる。しかも、アウシュヴィッツ火葬場は連続稼働が可能で、火葬場が壊れない限り(実際には何度も故障修理していたが)延々と火葬を続けることすらできた。従って実質的には、日本現代火葬場の4倍の能力どころではなく、約二十倍遺体処理能力があったのである日本場合いくら頑張っても1日に最大五体だが、アウシュヴィッツ火葬場は百体近い。

 

何故そんな高処理火葬可能だったのかについては、一つは、日本火葬場では、というか世界中火葬場がそうだろうが、一炉につき一体ごとにしか遺体火葬してはいけないかである。これは当たり前の話で、遺骨を遺族が引き取る必要があるからだ。だから普通火葬炉を一回ごとに冷ましてから台車などで焼け残ったものを炉の中から取り出し、遺族が箸で骨を拾う儀式を行うのである。もちろん遺体を炉に入れる前には通常、僧侶が付き添って儀式を行ってから、となる。清掃も必要だし、あれやこれやで一回転あたり最低でも2〜4時間はかかる。つまり日本現代火葬場はそれ以上処理能力を上げられないボトルネック存在するのである火葬場の人員上の問題もあるので、1日五回転がせいぜいなのだ

 

アウシュヴィッツ火葬場ではそんなボトルネックなどない。儀式など必要ないし、遺骨を遺族が引き取ることもないか複数人の遺骨が混ざっても大丈夫だ。とにかく大量に死人が出るので、遺体処分けが目的である。だから、焼却を妨げない限り、遺体は常時複数を炉に入れて焼却し、炉の下に落ちた焼却灰(完全焼却などされていない)は焼却中にガンガン取り出し、炉内の遺体を入れる箇所に隙間が出てきたら、連続的に新しい遺体を投入してゆく。火葬炉は、三つ(あるいは八つ)のレトルトが内部でつながった構造になっているので、それらそれぞれのレトルト火葬している限り、炉内はあまり温度が低下せず高温を維持できるようになっていた。このように温度変化が少ない状態が続くので、理屈上は火葬材も長持ちするのが特徴でもあった。ただし、戦時下建設された火葬場なので火葬材の品質が悪く、故障は頻発したようである

 

しかし、そんな高処理能力火葬場があったのに、それでも火葬能力が追いつかないほどの死体は発生することもあった。1日あたり最大で一万人も殺していたとされる時期、1944年5月から7月にかけてのハンガリーユダヤ人大量虐殺を行っていた時期である。やっと本題である

 

この時期、火葬場が足りないので、野外に穴(壕)を掘って遺体を焼却していたのだという。ゾンダーコマンドのシェロモ・ドラゴン証言によると「長さ25メートル、幅6メートル、深さ約3メートルの穴が5つありました」だそうである。この証言の他にも野外焼却をやっていた場所もあった。司令官ルドルフ・ヘス回想録によると、大半の遺体を野外焼却によって処理していたそうである。 

 

否定派の疑問(難癖)の一つは、そんな大量の遺体を焼却するためには大量のガソリン必要だったはずだから終戦前年くらいの時期にそんな大量のガソリンを用意できたはずはなく、嘘に違いない、というものである。これはしかし、否定派は「ガソリンが用意できなかった事実」を証明していないので、難癖の域を出ないわけだが、実はアウシュビッツ収容所群の一つ、第3収容所であるモノヴィッツ収容所があったのは大企業であるIGファーベンの工場であり、ここではメタノール製造していた。メタノールが燃料となることは言うまでもない。事実、誰の証言だったか忘れたが、野外焼却でメタノールを使っていたとする証言も見たことがある。

さらには、死体を焼却していると死体から脂肪分が溶け出して垂れてくるので、それを壕の底に溝を掘って溶け出した油をその溝に流して、別の場所に溜めてからその脂肪油を死体ぶっかけて燃料替わりにしていたのだという。もちろんそんな話否定派は信じない。

もう一つの難癖は、壕、すなわち地面に穴を掘ってそこに遺体を溜めて焼却することなど、科学的に考えてできるわけがないとするものである。何故ならば、穴の中が燃焼によって酸欠になってしまうからだ、という。しかしこれは、穴の形状にもよるはずである。凹型の壕ならば、それもあり得るかもしれないが、上に向かって広がっている穴ならばどうか。あるいは幅六メートルに対して深さ三メートル、長さ二十五メートルから、これならば何となく酸欠になりにくい感じもする。もちろんその程度の理屈では否定派は納得したりはしない。

ところが調べていると、日本のあの関東防疫給水部、731部隊撤退時に証拠隠滅目的で、大量の死体を同様に穴を掘って焼いていたとする証言があった。

外には穴が掘られており、穴の中に薪と"マルタ"が交互に積み上げられ、あとは火をつけるだけになっていました。(P93)

 ところが、ほんとうの意味での処理は、それからであった。

 七棟と八棟の近くに、それぞれ大きな穴が一つずつ掘られていた。この穴に、直径一五センチぐらいの丸い鉄棒が何本も平行にわたされた。ちょうど、巨大なバーベキューの網のようである

 わたしたちは、二人一組になって各監房から丸太」の死体中庭に運び出した。運び出した「丸太」の死体は、鉄棒の上に並らべられた。

 そのうえに、たしか重油だったと思うが、燃料がぶちまけられた。火が放たれた。瞬間、赤い焔とともにもうもうたる黒煙があがった。

 「丸太」はこうして、次から次へと、鉄棒の金網の上で焼かれていった。全部で二〇〇体くらいはあったのではないか。(P116-P118)

731部隊(10) 終戦時、「マルタ」の「処分」より

 

残った骨などは砕いて近くの川に捨てに行ったというのだから、規模こそ違えど、やってることはアウシュヴィッツのまんまである

論争相手にこれを示しても、どうやらホロコースト否定であると同時にネトウヨでもあるらしく、731部隊丸太処分の話など信じないのだという。

しかし懲りずにもっと調べていたら、広島原爆でも、穴を掘って大量遺体の焼却処分をやっていたことがわかった。

原爆投下後二日以後方方でこんなすがたが見られた

灼けつくやうな八月の炎天下も夜には満天の星空・・・・・

ひる間の呻き声も次第に聞かれなくなって数多くの人が昇天していった そうして町のあちこちで穴が掘られやけただれた鉄骨を並べた上に死体がうづ高く積まれ油をかけて焼かれていった

穴に死体をうず高く積み上げ油をかけて火葬する風景が町のあちこちで見られた。 | NHK 原爆の記憶 ヒロシマ・ナガサキ

 

調べたのはネットだけだが、他にもいくつか穴で遺体を焼いていたとする記述は見つかった。

 

まず焼却燃料について、終戦間際の物資に窮乏していたはずの日本ですら、原爆被害の酷い惨状でも燃料となる油があったとする事実は、ナチスドイツ親衛隊運営していたアウシュヴィッツ収容所終戦前年に「ユダヤ人絶滅作戦という中で、燃料を用意できなかったとする否定派の理屈を非常に弱めるだろう。

そして、ネトウヨ731部隊を信じないとしても、原爆被害実態否定するのは難しいはずである

ともかく、怒涛のように証拠だらけなので、否定派の難癖は無意味である

 

しかし、では何故穴を掘って遺体を大量焼却していたのか? 実のところ、そこがよくわからない。穴を掘る意味がよくわからないのである

高いところから油をぶっかけやすいからだろうか? それとも、焼却後に遺体処分として埋めるのが簡単からだろうか?

 

何か知っている人がいたら是非教えてほしい。近所の図書館に行って、司書さんにまで手伝ってもらって文献を調べたが、それでも結局その理由がわからなかった。

 

※前回書いた似たような内容の増田日記は削除しました。とにかく、何故「穴を掘って」遺体を大量焼却していたのか? 何か知っている人は教えてくださいませ。

anond:20221020011014

はじめに

モチ

漫画感想

増田解釈ではこの漫画の要所は、【自己理解発達障害の把握)】と【自己理解により過去経験価値が出たこと】。

話の流れ上旦那さんは登場しなくちゃいけないけど、上記要所を考えると大して触れる必要のない存在

個人的面白かった点

こう書いてみると、そもそも定型発達向けの漫画ではなく発達障害向けの漫画に見える。

というか、この手のジャンルそもそも発達障害向け」なのでは?(あるいはゴリゴリ承認欲求

元増田への言及

構成と言うか表層面では確かに【辛いこともあったが乗り越えた克服者】的になっているかもしれないけど、

上述の通り主人公の「気づき」と「成長」が主題に見えるので、「男に支えられただけやん!」がまったくわからん

それと、自分発達障害は「付き合っていくもの」と考えているから、「克服」という言葉に強い違和感を抱く。

そもそもTwitterを中心に発達障害女性自伝漫画がちょくちょくバズってて

けどそれが否定的な読者からの「毎度同じこの変な展開」「彼くんキター」のような揶揄や反発的な反応も集めて作者らが傷つきを表明してて

この対立的なレスポンスは何からまれてんのかな、解決する方法あるかな

これは無理でしょ。

発達障害者クリエティティ創作意欲)や自己完結(自己満足)性の傾向の高さ、なんかをみんなが理解してくれるアンパンマンみたいな世界は来ないと思う。

更にそこに、人それぞれの大小ある承認欲求が加わってくるからカオス

そもそも発達障害」との一括りも本来誤っていて、定型発達と発達障害者の間はグラデーションですよ?

本質的には、「発達障害」とか関係なくコンテンツ価値観の多様性の急速な拡大に、人類は表面上でしか追いついてないだけ、とか言えちゃうかも。

ただ、「発達障害者は気分の浮き沈みが大きい傾向にある」というのは一般的に言われているので、問題顕在化しやすいのかもしれないし、その解決方法を考えようとしてくれる元増田には非常に好感が持てる。

さいごに

冒頭書いた通り眠い中の書きなぐりで整合性も何もないぐちゃぐちゃだと思う。

本当はきちんと整理・推敲して書きたかったけど、鉄を熱いうちに打ちたかった。

けど、数年後自分自身で読み返すのが楽しみでもある。

追記

改めて元増田よく読むと、↓を読み落としていたけど、

現実には漫画というコンテンツにまとめた時点ネット流通させた時点で

読む側の人の多くには「コンテンツ消費者」や「客」の型が出てくるので

作者が肯定的バズや理解やあわよくば商業成功なんかを収めたいなら

枠と中身が違うグロい仕上がりは直した方がいいし

受け取った反発については別に人生否定されてるのではなく

コンテンツの出来への反応と受け止めた方がダメージ減るし建設的になる。

この部分が最も共感できる。でも『コンテンツの出来への反応と受け止める』は土台無理だろうね。

客側の表現にも一定の水準が求められるし。

あと眠い

anond:20221020011014

はじめに

モチ

漫画感想

増田解釈ではこの漫画の要所は、【自己理解発達障害の把握)】と【自己理解により過去経験価値が出たこと】。

話の流れ上旦那さんは登場しなくちゃいけないけど、上記要所を考えると大して触れる必要のない存在

個人的面白かった点

こう書いてみると、そもそも定型発達向けの漫画ではなく発達障害向けの漫画に見える。

というか、この手のジャンルそもそも発達障害向け」なのでは?(あるいはゴリゴリ承認欲求

元増田への言及

構成と言うか表層面では確かに【辛いこともあったが乗り越えた克服者】的になっているかもしれないけど、

上述の通り主人公の「気づき」と「成長」が主題に見えるので、「男に支えられただけやん!」がまったくわからん

それと、自分発達障害は「付き合っていくもの」と考えているから、「克服」という言葉に強い違和感を抱く。

そもそもTwitterを中心に発達障害女性自伝漫画がちょくちょくバズってて

けどそれが否定的な読者からの「毎度同じこの変な展開」「彼くんキター」のような揶揄や反発的な反応も集めて作者らが傷つきを表明してて

この対立的なレスポンスは何からまれてんのかな、解決する方法あるかな

これは無理でしょ。

発達障害者クリエティティ創作意欲)や自己完結(自己満足)性の傾向の高さ、なんかをみんなが理解してくれるアンパンマンみたいな世界は来ないと思う。

更にそこに、人それぞれの大小ある承認欲求が加わってくるからカオス

そもそも発達障害」との一括りも本来誤っていて、定型発達と発達障害者の間はグラデーションですよ?

本質的には、「発達障害」とか関係なくコンテンツ価値観の多様性の急速な拡大に、人類は表面上でしか追いついてないだけ、とか言えちゃうかも。

ただ、「発達障害者は気分の浮き沈みが大きい傾向にある」というのは一般的に言われているので、問題顕在化しやすいのかもしれないし、その解決方法を考えようとしてくれる元増田には非常に好感が持てる。

さいごに

冒頭書いた通り眠い中の書きなぐりで整合性も何もないぐちゃぐちゃだと思う。

本当はきちんと整理・推敲して書きたかったけど、鉄を熱いうちに打ちたかった。

けど、数年後自分自身で読み返すのが楽しみでもある。

追記

改めて元増田よく読むと、↓を読み落としていたけど、

現実には漫画というコンテンツにまとめた時点ネット流通させた時点で

読む側の人の多くには「コンテンツ消費者」や「客」の型が出てくるので

作者が肯定的バズや理解やあわよくば商業成功なんかを収めたいなら

枠と中身が違うグロい仕上がりは直した方がいいし

受け取った反発については別に人生否定されてるのではなく

コンテンツの出来への反応と受け止めた方がダメージ減るし建設的になる。

この部分が最も共感できる。でも『コンテンツの出来への反応と受け止める』は土台無理だろうね。

客側の表現にも一定の水準が求められるし。

あと眠い

2022-10-20

anond:20221013140431

開示した上で言い合ったほうが建設的だけどな

発達障害女性の半生漫画がムカつかれる理由

漫画スタイルと内容のミスマッチ

描き方と内容がマッチしてないんよ。

   

具体例を出すと問題有りそうなので各自で調べてほしいが

漫画構成が「辛いこともあったが乗り越えた克服者」の体なんだよね。

でも内容見ると社会人として全然使い物にならず

彼くんが生えてきて結婚して子供産んで夫に支えてもらってるだけ。

  

まり王道漫画テンプレで描いてるのに

王道漫画必須の「主人公の奮起・成長・挑戦・勝利」がなんもないわけ。

から読者は違和感凄くて「あんたその面については男に支えられただけでは?」て言いたくなっちゃう。

 

これは弱者への意地悪の感情じゃなくて

漫画構成と内容がズレてる気持ち悪さへの瞬間的反応だと思う。

   

面白いネタはもってるのに  

自分社会的無能のまま伴侶が現れて助かっちゃったぜ」はそれはそれで面白い話で

ちゃんとそういう話の構成でそういう内容を描けば読み応えある筈だと思う。

 

なのになんか発達女性自分語り半生記って

「辛いこともあったけど私は元気です」みたいな王道構成でまとめるので

そうするとキキがあらゆる試練と成長を迂回してトンボ扶養されて安定してるだけなのが読者の心に圧倒的に引っかかって来て

「なによこれ」っていう反応になる。

 

発達障害女性人生が語るに値しないんじゃなくて  

語り方が明らかに間違ってるというか別ジャンルのとこに応募してるというか

「お前これ応募要項満たしてないだろ落選」みたいな感じになってる。

 

発達障害からなのか、アマチュアからなのか、女性からなのか、よくわからん

けどなんか発達が関わってる?ような気もする。

 

自分コンテンツがどういうジャンルで出していけば好感や理解を得て人気出るか、みたいなことが判断つかない。

結果、まるで不適切テンプレート使ってグロい仕上がりになって世間に 「なんじゃこれ」と言われる。

 

 

発達障害王道漫画主人公になれるのは相当な努力の人  

発達障害がかなりあるけど努力と十代から根性と工夫で克服してすこしずつ社会適応してきました!

いま25歳3社目だけど問題なくなり優秀社員として評価されてます!」

とかならその自分発達障害との向き合い方や所感をドヤ気味に語りまくってもいいんだよ。

そこが一番読み応えのあるところなんだから

 

若い頃はこの障害翻弄され絶望してたけど、今は自分のそういう要素をこんな風に眺めています」と

そういう克服者・成功者の語りをしてみてもよい。

構成と内容が噛み合ってるという意味で。

 

 

でも夫に支えられて専業主婦しながら子供産んだっ人なら

上の人と同じテンプレで「今は発達障害をこう思う」的な語りをするのはおかしいんだよ、

だって自分そこについて克服とかなんもしてないんだから(実人生の話じゃなく主人公ドラマとしておだし出来るコンテンツの話ね)。

 

 

邪道で切実なサバイバル漫画なら絶対面白いのに

しろそういう女の人生で一番面白いのは

「このままじゃ人生ヤベーと思って全力で婚活しました!」とか

社会じゃウザがられたヌケ感も婚活の場でこれこれこういうタイプの男には刺さりました!」とか

「上手く伴侶ゲットしたら苦手なとここんなにやってくれて物質的に精神的にこんな風に生活改善していきました!」とかでしょ。

 

こちゃんと語れたらめっちゃ面白いと思うんだよね。

へたな克服者漫画よりコンテンツポテンシャルあるでしょ。

 

でもなぜか彼くんルート発達障害女性ってその

「彼くんをゲットして結婚に持ち込むまで」の自分努力や行動とか

「彼くんがこんな風にケアしてくれて自分生活がこう向上していった」という変化の記録とか

そういう一番面白い部分をまるっと省略すんの。 

 

で、自分材料全くない「克服者が生涯を見つめ直す」のムーブを描くの。

するとお前はその描き方ではスコアが出てなくて語ることな人間だろ!っていうツッコミが渦巻く。

 

まとめ 

長くなったけど言いたいことわかるよね?

別にそれぞれがどういう生き方してても人生に貴賤とかランクとかつける気はない。

けどそれぞれの人生コンテンツとして見たとき「一番面白い部分はどこか」というのは別の話。

  

努力して社会人としての能力改善してきた発達障害なら

「その工夫の内容や周りの反応の変化や自分能力や気分の向上」の部分が楽しい

 

夫をゲットして生活改善した発達障害なら

「夫を捕まえるまでの手管と挑戦」「保護者を得たことでこんなに変わる生活!」の部分が楽しい

  

後者王道主人公テンプレ漫画を描くとうまく行かんっていうそれだけなのよ。

あんたの持ってるコンテンツ後者なのに何故前者のような漫画を描いちゃうんだと

そこなんだよ読者に腑に落ちなさや微妙イラつきを与えてるのは。

(多くの人はたぶんその違和感を俺みたいにくどくど理屈っぽく考えず瞬間的直感的に得ている)

    

  

発達障害から一人で生きていくのはヤバい!」って気付いて

障害を抑えながら猛烈に婚活してついに理解ある夫を掴み取る漫画、夫と理解しあってく漫画絶対人気出るし笑って泣けるぞ

そのコンテンツを持ってるのになんで安手の克服者漫画ばっかり描くのかなあってことよ

そういう自分の「世間に受けるとこ」や「受ける見せ方」がわかんないのが発達障害だと言われればそれ以上どうこうも言えなくなるが

 

 

iwashioyaji いや、そもそもムカつくのがよくわからない。他人の半生漫画は、スターウォーズ最新三部作とは違うわけで、その内容にムカつくだけ無駄な気がする。

2022/10/20 リンク

コンテンツにした時点で平等コンテンツとしての出来を問われるでしょう。

というか実際問われてるんですよ。

  

単にそこのクオリティの部分を問われてるのに

「私の(この可哀想な人の)人生否定するのか」みたいに受け止めると

ダメージ大きいし話がどんどんそれてっちゃうという話です。

 

もっと自分人生を豊かにする試みにリソースを使うべきでは?

良いこころがけなのはまちがいないですか

それ突き詰めるとまず我々ははてなのサービス時間使うのやめたほうがいいのでは?

(今回ムカついてた人達はてなではなくTwitterだけどね)

 

 

surume000 スカッジャパンとかと同じ構図だよね。自分は現状に耐えているだけでそれを改善しようとも努力していない。それなのにいつか誰かが助けてくれる、的な。シンデレラコンプレックスかいうやつ?

2022/10/20 リンク

そういう話と違うんですってばよ。

 

スカッジャパン出来てるならそれでいいんだけど

現状あの手の漫画スカッジャパンコンテンツにもなってないんですよ。

克服者風王道コンテンツの骨格なのに克服過程描写ゼロという味のおかしな謎コンテンツになっている。

 

bokmalbokmal オフィスYOUつげ義春が描いてるみたいなミスマッチ

そー!

そんな感じ。

 

または、ドラゴンボールの骨格なのにバトルの部分が全部飛ぶみたいな感じ。

「何読まされとんねんこれ」が読者の不満の無意識の部分ですよ。

貴方人生アカン」なんて余計なお世話の話とは別でしょこれ。

 

 

 

kamm 『でも内容見ると社会人として全然使い物にならず 彼くんが生えてきて結婚して子供産んで夫に支えてもらってるだけ。』うっせー。それだけでも十分偉いだろ

賛成しますよ。

人生に対して掛ける声の話ならそれでいいんだけど

今は漫画主人公としてその漫画必要な物が足りてるかという話だから

   

海街Diaryなら主役張るキャラ呪術廻戦の主人公にしたら「呪力もない猿が何をしに来た」って言われてみんなの戦い尻目に日本から避難する話になるし

でも呪術廻戦なので避難ディテールも心の動きも姉妹の会話も間のコマも描かれずいきなり避難先に飛ぶんです。

読者も「何読まされてるんだこれは」ってなって打ち切りでしょ。

   

    

たとえ話これで合ってますかね?

からなくなってきた。 

 

 

最後追記 

寝る前に思い付いて書いただけだったので

事情を知らない人のための前提説明とか伝える努力とか抜けてて申し訳なかったんだけど

  

そもそもTwitterを中心に発達障害女性自伝漫画がちょくちょくバズってて

けどそれが否定的な読者からの「毎度同じこの変な展開」「彼くんキター」のような揶揄や反発的な反応も集めて作者らが傷つきを表明してて

この対立的なレスポンスは何からまれてんのかな、解決する方法あるかな

みたいなこと考えた文章です。

増田がそのタイプ漫画にムカつきをもってるわけではないです。 

  

ichigocage 私がエッセイ漫画に求めるのは作者の視点から見た世界から、描かれないことは作者には取るに足らないことだと認識するだけで、ないからつまらないとは思わない

2022/10/20

この人の読み方は高度なので人類が全体的にこういうレベルになることは求められない。

みんながこの人ぐらい話の分かる人間ならコンテンツのシーンも社会全体も今とは違うものになっている。

 

現実には漫画というコンテンツにまとめた時点ネット流通させた時点で

読む側の人の多くには「コンテンツ消費者」や「客」の型が出てくるので

作者が肯定的バズや理解やあわよくば商業成功なんかを収めたいなら

枠と中身が違うグロい仕上がりは直した方がいいし

受け取った反発については別に人生否定されてるのではなく

コンテンツの出来への反応と受け止めた方がダメージ減るし建設的になる。

   

資料とかアートとして読むならばなおこの人が正しいし

提案のように直すと商品価値は上がるかわりアート性は損なわれる。

ただアートを楽しむ人なんて人類の3%も居ないでしょという気持ちがあり殆どの作者もアーティストになるよりウケたりモテたりするのがハッピーなのではと思ってこうなりました。

 

2022-10-19

魔力を有する性器、その他の話

女性が陰部を見せることで魔を祓う」という伝承に関する、本しゃぶり(honeshabri)さんのエントリ拝読したので、それに便乗して、思い出した雑多なことを書き残す。先に断っておくが、かなりくだらない話が多い。

中田雅喜(なかた・あき)という女性漫画家がいるのだが、彼女代表作の一つで、80年代に成年向け雑誌漫画ブリッコ』に発表した連載作品を一冊にまとめた『空は女の子でいっぱい』というタイトル単行本がある。作品のものの別名は『真・ダ○ボ』シリーズとも言う。伏せ字にしても意味が無いような気もするが、とりあえず○ィズニーが怖いので、形式的に伏せ字にしておく。

○ンボと言えば、耳が普通の象よりも大きくて、それで羽ばたいて飛行することが出来る、子象が主人公物語である

この『空は―』の主人公である少女も、身体の一部が通常の人間女性よりも大きく、それによって羽ばたいて空を飛ぶことが出来る。ただし『空は―』の主人公の巨大な身体パーツは、耳ではなく陰唇である

念のために再度言っておくが、作者の中田雅喜女性である

ある日突然、X-MENミュータントのように陰唇が○ンボ状態になってしまった主人公女性に悪さを働く暴漢を巨大な陰唇で退治したり、人類から差別迫害に立ち向かったり、同じダ○ボ族たちと巡り会ったり、ダ○ボ族と人類戦争が起きて巻き込まれたり和睦したりと、奮戦する主人公の姿と、普通少年との淡い恋の行方。これら全てを描き切った一大ファンタジックSFエロチックコメディ絵巻である。念のために言うが、嘘は言っていない。ろくでなし子以前に、ここまでポップに女性器を強調したキャラクター創造したクリエイター存在したことは、日本アート史上に記録しておいてよいであろう。

この最高に馬鹿げた漫画執筆した切っ掛けが果たしてどのようなものであったのか。それは、同じ作者によるエッセイ漫画『純情ももいろ日記』に経緯が描かれている。

この『ももいろ―』についても説明すると、現在でこそ、女性漫画家性愛などについて赤裸々に語るエッセイ漫画自伝漫画のような作品は、決して珍しくもないが、中田による『ももいろ―』は、そのようなジャンルの先駆的作品である日本漫画史上、もっと高い評価を受けて然るべき作品であると、個人的には考えている。

ももいろ―』の内容も少し紹介する。例えば、成年向け作品執筆に関して、誌面では最終的にボカシで消されるとはいえ、生原稿では性器を描かざるを得ない。他にモデルもいないし仕方が無いので、作者である中田雅喜は、自身彼氏性器の実物を見ながらスケッチしたという。そういったユーモラスなエピソードの数々が『ももいろ―』では、ポップで可愛らしい絵柄で描かれている。ちなみに、性器スケッチモデルにもなった彼氏は、後に中田雅喜結婚して夫婦になるのだが、漫画で描かれている外見的な特徴を見れば、彼氏の人の自画像そのままなので、誰なのかは一目瞭然である。よく本人がオーケーしたな……。器が大きすぎる……。ダ○ボだけに。

それで『ももいろ―』によれば、若き日の中田雅喜は、隙間風が吹く風呂無しアパート暮らしており、冬の寒さに難儀していたため、ガス湯沸かし器を購入する資金が欲しかった。ちょうどそんな時に、知り合いの編集者が成年向け雑誌仕事を持ってきた。その依頼を受けたことが切っ掛けで、中田は成年向け作品執筆するようになった。そうして傑作『真・ダ○ボ』シリーズが生まれた。なお、中田雅喜は、無事にガス湯沸かし器を手に入れたそうである

成年向け雑誌仕事中田雅喜のところに持ってきた、その編集者とは、何を隠そう「オーツカ某」である。この呼称を覚えている人がいたら、その人は若くない。これは、現在大塚英志である大塚英志といえば、千葉徳爾宮田登の教え子であり、その学問的な素養を活かして『北神伝綺』『木島日記』『黒鷺死体宅配便』など数々の傑作を生み出した人物でもある。当時オーツカ某だった大塚英志が、漫画『真・○ンボ』の内容にどれほど寄与していたのかは定かではないのだが、もしかしたら民俗学神話伝承などについて学んだ経験を活かして、アイデア中田雅喜提供したりしたのかもしれない。何か情報を知っている人は、教えて下さい。

かなり前置きが長くなったが、ようやく神話伝承話題に繋がった。中田雅喜の『真・ダ○ボ』では、物語の終盤において「牙が生えている性器を持つ、女性の姿をした怪物伝承」「自らの手で牙の生えた性器を広げる女性の姿を描いた石像」について言及される。そして「この恐ろしい怪物に関する人類伝承は、遠い未来に遭遇する運命にあるダ○ボという異種族に対する、未来記憶による恐怖の産物だった!」という話になる。分かる人には分かると思うが、これは勿論、アーサー C. クラークSF小説『幼年期の終わり』が元ネタパロディである

さて、牙の生えた性器を持つ女性神話伝承については、金関丈夫が「Vagina Dentata」と題した論文(岩波文庫木馬と石牛』に収録)で、台湾東南アジアなどに分布するもの特に詳しく紹介している。この神話は、日本列島にも存在する。

この神話群は、おおむね次のような内容である。「昔、とても魅力的な女性がいて、大勢の男たちから求婚された。しか結婚しても、初夜に夫が死んだり逃げ出したりして、夫婦生活は長続きしなかった。その原因を調べてみたところ、彼女性器に牙が生えていて、夫の性器を食い千切って死に至らしめることが判明した。その牙を抜いたり砕いたりすることで、彼女普通女性となり、新たに夫を迎えて幸せに暮らすことが出来るようになった(バリエーションとしては、単なる怪物として退治されて死んだといったもの存在するようである)」

この物語典型の一つが、江戸時代奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収録されている「金精神(こんせいじん)の事」と題する一篇である。これは、津軽で「カナマラ大明神」と称して祀られていた、黒銅(黒鉄)で作られた男性器型の御神体について、その由来を聞き書きしたものである

この由来物語でも、やはり、牙が生えた女性器を持ち、それが夜の夫婦の営みの際に夫の性器を食い千切って死に至らしめるために、結婚しても夫婦生活が続かないという女性が登場する。その悩みを聞きつけた或る男が、この女性結婚を申し込んだ。そして迎えた初夜、新しい夫は、自らのものを初めて挿入する代わりに、まず黒銅で作った男性器を妻の性器に挿入した。すると牙の生えた女性器は、黒銅の男性器に噛み付いたために、牙が砕けて全て抜け落ちた。それ以後、女性普通女性となり、つつがなく夫婦生活を送った。その時に夫が用いた黒鉄作りの男性器が、後に神として祀られ、今のように崇敬されるようになったとの由。

古今東西神話呪術において、男女のいずれの性器も、生命力呪術的な力の源泉として神聖視される事例が数多い。その中で特に女性器は、妊娠出産による人間誕生という重要役割を担うことから生命象徴のものであった。しかし、それとは対照的に、Vagina Dentata神話で描かれている女性器は、牙を生やしていて、生命を生む存在ではなく、むしろ奪う存在である。これは、陰唇と口唇の形態的な類似と、性行為時に男性器を受け入れるという機能から男性器を喰らう女性器という発想に至ったと考えるのが自然なことであろう。けれども、それだけではないように思われる。

Vagina Dentata神話根底には「生命を生み出す魔力を持つ女性には、それと表裏一体のものとして、生命を奪う魔力もまた備わっているのが当然である」とする、呪術的な発想もあったのではないだろうか。ニギミタマ、アラミタマという言葉が示すように、聖なる力は、好ましい側面だけでなく、同時に好ましくない側面や荒ぶる側面を併せ持つとされることも多い。聖なる力が人間の役に立つ時には「カミの力」とされるし、人間に害を及ぼす時には「妖怪の力」とされる。こういった「カミと妖怪の間を振り子のように行き来し、変貌する超自然的な存在」という妖怪の有様は、京極夏彦作品に多大な影響を与えたことでも知られる妖怪学者小松和彦著作で、詳しく論じられている。女性器の神聖性に対して人類が抱いた、善悪判断を超越した畏怖の感情。それがVagina Dentata神話には残されているのであろう。

もう一つ。生命力の源泉という呪術役割を巡る主導権争い、すなわち、女性原理男性原理との間に生じた闘争対立記憶を、Vagina Dentata神話は今に残して伝えているのではないだろうか。『耳嚢』の金精神(こんせいじん)についての伝承は、生命を生むための呪術的な過程において、vaginaを重要視する女性原理から、phallusを重要視する男性原理が、地位や主導権を奪ったこと、男性原理の側から見た勝利記憶を留めているのではないか。牙を失い、呪われた存在ではなくなった女性器は、その代償として呪術的・超越的な力を失って馴致されたとも読める。

しかしまた、こうも考えられる。生命力の源泉としての呪術的な力は、女性原理場合女性器の妊娠出産の力として発揮されるが、男性原理場合男性器の種付けの力として発揮される。その一例として、田植え神事において、男性器を模した御神体田圃の泥土に突き刺し、稲の豊穣を祈願するという儀礼存在するという事例が挙げられる。金精神(こんせいじん)の由来物語も、新たな生命創造する過程である男女の営みの中において、生命の根源に係る呪術的な部分で、男性原理の種付けの役割にも"平等に"重きが置かれるようになったことを示しているとも考えられる。そう考えるならば、つまり精神(こんせいじん)の由来物語とは、男女双方の原理二人三脚でなければ、人間生命を生み出す呪術的な力を得ることは出来ない、女性原理だけ或いは男性原理だけでは決して呪術は成り立たないのだという「男女の共存和合を説く物語」だと解釈することも可能である対立征服物語として捉えるよりは、そのように考えた方が、建設的で平和的なのではないだろうか。

ところで、魔を祓うのとは少し違うが、男性器もまた、困難時に着衣を脱いで曝け出すことで窮地を脱するための呪術的な行為とするという事例がある。例えば、猟師が山で迷った時に、勃起した陰茎を山に向けて見せれば、山の神(女神)が喜び、その男性を助けて無事に下山させてくれるという伝承がある。

また一方で、女性器にも似たような発想の伝承がある。田植えをする時に女性和装下着を着けていないと、丸見えの女性器を田の神(男神)が見て喜び、田植え作業が早く進んで終わるように手伝ってくれるという伝承がある(そういったエロ話をしながら、田植え作業に勤しむ農村女性たちの活き活きとした姿を、宮本常一が記録に残している)。

このように性器を曝け出して超自然的な存在に祈願する人間の姿は、文明化した我々現代人の目から見れば、大らかではあるが、馬鹿馬鹿しく滑稽に映る。しかし、自らの肉体の恥ずかしくて重要な部分を曝け出すことができるというのは、相手が神(カミ)であろうと人間であろうと、それを捧げる対象に全幅の信頼や愛を抱いていなければ出来ないことであり、ある種の真摯さや敬虔さの証となる行為でもある。そう考えると、男女間の異性愛だけに限らず、全ての性愛行為根本において、信頼や愛が何よりも大切であるとされることの原点が、これらの呪術行為図像には秘められているとも言えるであろう。

そう考えれば、魔力を持つ性器を曝け出すという古来の伝承図像、それらの子孫として現れるポップカルチャー的な表現は、単にこれらを面白がるだけでも全く構わないとは思うが、改めて見つめ直してみれば、案外と我々現代人が真面目に学べる何かをも多く含むのかもしれない。

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過去駄文こちら。

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anond:20221009074333

anond:20221010212603

明治政府幹部の方が人斬りより多くの人を殺した

たった数人程度を殺した人斬りよりもキル数が多い兵が戊辰戦争などで存在したはずだが、ことさらに人斬りは恐れられる。そういった新政府軍の兵を戦争に投入した指導者は兵が殺したすべての敵を間接的に殺してるといえる。人斬りが殺した人数など比べ物にならない。

大阪城建設したのは誰か問題では大工さんではなく豊臣秀吉が答えなのに、幕末から明治で人を殺した者として人斬りばかり目立つの不思議だよね。

特別企画】緊急座談会!若手女子5人が土木建設業界の今と未来を徹底討論!

https://kensetsu-ict.com/column/600/

ぶちゃいくな経済学部生やら

土建部外者を5人も出して

何がしたいの?



タイトル素直に読む人なら

土木建設につく女性はぶちゃいくばかり、って

ネガティブイメージ操作じゃない?

2022-10-17

anond:20221017210216

成長して立場が変わっていくと悪口の質とか量も変わっていくかなあ。社会的責任が大きくなっていくに従って、発言リスクがともなうようになっていくと、言語能力の高い人は建設的で詳細な批判をするようになっていくし、低い人は意識的に口を噤むようになっていく。

anond:20221017134402

法律では、一級建築士免許を取得するための試験まで規定されているのだが、当初は経験者などには無試験資格を認めるという抜け道も用意されていた。現場建設に携わる人々の利便性を考え調整するのは「ドン」の発想だろう。

実際、この抜け道を利用して角栄一級建築士資格を取った。

「習国家主席アメリカをも超える強国建設長期政権へ強い決意」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221017/k10013860621000.html

アメリカが没落するのは仕方ないとしても、民主主義でない国が覇権国家になるのって嫌だわ。

中国崩壊しねえかな。

2022-10-16

anond:20221016212153

過去建設費まで上がるわけではないので新築ほど中古家賃住宅価格が上昇するわけではないという話

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