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はてなキーワード: 齟齬とは

2020-07-20

anond:20200720072309

年収関係ない。そもそも子供と関わりたくないという意志があるのだから共働きだとしても子供には関わらないだろう

というか外出の話しか無いけど、単に出不精なだけでは?家の中で完全に子供無視してるならともかく、そこそこに関わりを持っているなら、子供としても父親はそういう人間なんだと理解すると思うけど。母親想像する子供気持ちと、実際の子供の気持ち父親もっと遊びたいのにかまってくれないとか)に齟齬がないかが気になるところ

2020-07-17

漢字検定って意味ないだろ

もちろん、趣味でやってる人はその道を極めればいいと思う。そこは否定しない。

だが、「漢検 メリット」とかでググると、はっきりと「進学や就職の役に立つ」と言っているものから、やや控えめに「大学就職先によっては役に立つ場合もある」というものまで、結構ヒットする。

いやいや、断言するが何の役にも立たねーよ。そりゃ、すげー極端な事例には当てはまるかも知れないが、普通に生きてて漢検実用的なメリットを感じる瞬間なんか無いって。

漢字知識ってのは、そりゃ重要だ。たとえば、「有終の美」の「ユウシュウ」は優れているという意味の「優秀」ではない。そういうことは日本語を使う上で知っておいた方がいい。しかし、「齟齬(ソゴ。意見事柄が食い違うこと)」とか「髣髴(ホウフツ。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること)」なんて字を手書きで書けるかどうかは、全く重要ではない。意味は知ってる方がいいが。

今はコンピュータがあるから漢字が書ける必要は無いという意見がある(勿論、山とか水とか木とか、そのレベルは書けないと困るだろうが)。これは正論だが、コンピュータの無かった時代も、複雑な字や使用頻度の低い字を書ける必要は無かったんじゃないのか。「彼の振る舞いは、政治家であった彼の父をホウフツとさせる」などの用例は、今も昔もよくあると思うが、昔はこの「ホウフツ」を調べずに書けなければいけなかったかどうかは、非常に疑わしい。

今も昔も重要なのは、「漢字を知っているかどうか」ではなく、「内容のある文章口述等の中で正しく使えるかどうか」だ。その意味では、漢字検定はほとんど役に立たない。漢字検定の問題は読みと漢字対応を暗記させるだけであり、具体的な文脈からは切り離されている。また、出題される漢字は、単に使用頻度に基づいて分類されているだけであり、政治経済に関するもの文藝で用いられるもののような実用的な分類がされている訳でもない。

また、知的好奇心を満たすために漢検勉強をする人もいる。これは異論ある人もいると思うが、上に述べたような理由から漢検勉強がそういう目的に則するかどうかは微妙だと思う。本当に生き生きとした漢字知識を得たいのであれば、近代以前に書かれた文学作品とか、漢籍などを読んだ方が有意義であると思う。

2020-07-14

今までのジャンルでは雑食だったのに突然左右固定過激派になった話

今までのジャンルでは雑食だったのに突然左右固定過激派になった理由を吐き出したい。吐き出したいだけの、まとまってないクソ長い文章自己満足

自己満足ですが共感反論を見るのは好きなのでコメントはお待ちしております

そもそも今まで雑食だったのは、推しの攻めの姿も受けの姿も好きだからだった。でも今回左右固定になったのは、推しの攻めが嫌だったとかそういう話ではない。

仮にそのCPをABと置こう。もしそのCPがわかっても伏せておいて欲しい。

Aは、頼りなく見えるがBを何度も助けたり守ったりしている。オドオドしているように見えて意志が強い。図太い。攻撃一言で表すと「豪快」。

Bは、性格がややこしいので私のような馬鹿には完全に理解は出来ないのだが、多分他者に対しての態度は完全な素では無い。まだ描写はないが、Aの前でだけ素になることが何となく察せられる。一見チャラいけど、とても誠実で、誰かを抱いたり抱かれたりしなさそうなイメージ攻撃一言で表すと「妖艶」。妖艶は欲目が入っていたかもしれないが、とにかく綺麗で優雅な感じ。

だが、これは左右固定の思想に定着してからイメージなので、ハマった一番最初のまだ固定していなかった時はもうちょっと考えがあったかもしれない。

ここからは、私が固定になるまでの流れだ。

Aは、公式の態度や発言を照らし合わせると明らかな男性脳である。その事が受け攻めに通じるのは少し安直であるし今まで男脳っぽいキャラ受けは扱ったことがある。男脳であることの何が重要かと言うと、それほど「典型的な男」を考えられて作られたキャラクターであり、例えば好きな相手が男だったとしたら抱きたいと思うタイプだと察した。でも私は抱きたい派がねじ伏せられる話も好きだ。じゃあなぜ固定になったのかと言うと、Bの性格である

Bは、相手に合わせることで上手く生きてきたタイプだ。それは公式キャラクターたちによって明言されている。

そんなBがAと結ばれたらどうなるか。抱きたいA、相手に合わせたいB。

ABにしかならないのである。仮に、Bも抱きたいかもしれないと考えようとしても、Bは「抱こう」と思うタイプではないと行き着いた。Bの性格を改めて考えると、誠実すぎて、ねじ伏せてまで攻めをするタイプではなかった。

仮にAの相手がBでなかったらねじ伏せられてAは受けになっていたかもしれない。

仮にBの相手がAでなかったら、好きな相手を「抱きたい」と思うタイプではない相手だったら、流れで攻めになっていた世界線もあったかもしれない。(私の視点ジャンル内を見てみると、抱きたいと思うタイプ相手に合わせるタイプかの2択しかいないように見えるため言いきれないが。)

AとBが出会ってしまい、仲良くなってしまったが故にABとなってしまったのだ。この2人の性格がいい感じにあわさってAB以外の形を取れないのだ。

ちなみに、Bは分析してみると女脳に近いらしいが、それは後付けで知って少しはしゃいだ。

固定過激派になったからだろうか、改めて考えてみると逆であるBAはありえないことなんだ。そもそも、Aの性格考慮すると、BAになるようなBであったら付き合いがここまで長続きしないということが固定脳となった自分分析で導き出された。Bは確かにAをグイグイ引っ張っていくタイプではあるが、決してAのためにならないと思ったことはしない。Bの判断勝手にAのためになると決めつけて行動してしまうことはあるが、それも「一般的に見ればいい事だがAからしたら余計なお節介レベルだ。自分は攻めになるという考えしかないAが抵抗しているところをねじ伏せて尻に突っ込むことは私の中ではそれにあてはまらない。いわゆる「Bはそんなことしない」現象だ。当事者じゃなかった時は「夢見すぎ」と思っていたがBは本当にそういうキャラなんだ。原作描写でも、理想体現したようなイメージで描かれることが多々ある。諸事情で夢女子向けのキャラでは無いのだが、夢の多いキャラなのだ

BAでありがちと思われるBの性格で付き合いを長続きさせようとしても、Aが嫌気をさして去ってしまうだけだ。言い忘れていたが小学校から大人までの付き合いである。しかBAだった場合おそらく中学で疎遠になり高校で付き合いが無くなるだろう。

そもそもBAのBは表面だけをかすりとっただけで、いわば「Bとちょっと似てるモブ」と変わりがないのだ。固定しか見れなくなるまでの記憶のため今は違うかもしれない。もう見る気は起きないため答え合わせはできないが。ABも完全に理解出来ているかと言ったら否だが、私のような馬鹿には完全に理解が出来ないと表現した性格が全く入っていない。一見チャラいのチャラいの部分しかない。そんなんモブじゃねえか。BAのAは男性脳とは程遠い女々しさで、昔なぜ読めていたのか今も疑問である。もはや顔とオドオドしたところしか合ってない。原作では助け合ってる2人だが、BAのAはBのことを助けられないほど女々しく弱々しいものが多い。たまに男前けが好きな人の、男らしい豪快なA受けもあったが、そもそもAもBも性格分析したところあまりに真面目すぎてビッチにはならない。よって襲い受けもしない。1度抱かれたら話は別だが、その1度がBAに関しては前述の通り存在できない。

その点ABは、Aは過度なキャラ崩壊は多くない(たまに変態化というキャラ崩壊があるがそれはBAも同じなのでキャラ崩壊の回数としてはBAより少ない。攻めの変態化は腐女子の悪い癖だと思っている)、BはAの嫌なことをしない、よって付き合いも長続きする。

ABの方が、事実との齟齬ほとんどない状態だ。

このようにして私は今ジャンルに限り左右固定過激派となった。

なぜここまで逆カプに詳しいかというと、リバ可だった時代がまだ記憶に新しいくらいだからだ。じきに記憶が薄れることを考えると、今しかこれを書く時はないと思い発散させてもらった。

今までは好みに従っていたのに、もう解釈しか萌えられない。ABのせいだという責任転嫁甚だしい一言で終えたいと思う。

2020-07-09

anond:20200709042412

従来の右翼左翼軸と

緊縮対財政拡張軸とが齟齬が始まっている。

右翼だって内部は緊縮対財政拡張軸で分離し始めてる。

そもそもが「右翼」と言われていた中身だって1990年代以前と1990年代以降とでは違う。1990年代以前は財政拡張場合によっては視野。1990年代以降は財政均衡重視=不景気でも緊縮だから

財政拡張右翼西田安藤)、財政拡張左翼山本、馬渕)(れい信者

緊縮右翼安倍、岸田)、緊縮左翼枝野前原)(オール野党

経済なにそれ右翼経済なにそれ左翼

2020-07-06

感想屋にジャンル感想を公開されたオタクより愛を込めて【ちょと追記

自分ジャンルがひっぱたかれたために怨嗟でこれを書きます。単純に恨みです。

感想屋さんが繁盛するのをなんとかして止めたいと思っています。衰退してほしいです。

さん付けをしているのはアカウント名に由来しており私個人としては別の呼び方を心の内でしております

個人感情が目立つかとは思いますが、お付き合いください。

また、これは自ジャンルファン全体を肯定するものではありません。

記事公開前の所感

感想屋、と聞いて最初に某トラオくん二人称みてえだな……というふざけた感慨しか抱いていなかった人間です。

ツイートで回ってきたときから嫌な雰囲気を感じ取っていましたが、私は世話になることないなあと思ってスルーしていました。

どうせ淘汰されるだろ、明らかに穴だらけだし問い合わせ対応も悪い。誰も依頼しない。そう多くの人も思っていた、……いたと仮定します。

案の定すぐに、サイレント値上げサンプルなしなどの運営上の問題から中の人に対する懸念やらまで流れてきました。

きな臭すぎます絶対淘汰。そう思っていたところ、感想屋のツイートに自ジャンル名前を見つけました。

そんな! 嘘だといってよジョー



▼本記事における筆者の前提的な考え

まず、ジャンルの状況を説明します。

サービス終了が8月半ばに決定している

・メインストリーを開放しておりダウンロードするだけで話が読める

・終了が決まってから積極的布教し、新規ユーザーを歓迎する風潮が強い(これは筆者の主観です、これに対する是非は今回は言及いたしません)

課金もできなければ新規グッズも望めず過去のグッズも多くが在庫なしの状況です。

感想屋にジャンル感想を書いてもらうことで、ジャンルを盛り上げたい。

そういう考えが過ってしまったひとも居たと思います

そして、そのなかに行動にうつしてしまった人がいた。

今回、この記事ではそのように仮定しております

他の説としては

ジャンルに対するアンチの行動では

感想屋さんの中の人の身内からまれたのでは

感想屋さんの自作自演では

など様々な考えが見られましたが、

今回はこれらの仮定棄却しています。要点を絞るためこのような仮定とさせていただきました。ご理解ください。

今回、感想屋さんは(半ば炎上のけらいもありましたが)ジャンルをとわず広く話題にもあがっていました。

お金を払えばジャンル布教する文が発言力のあるひとに書いてもらえる。

そう考えて行動されたのではないでしょうか。

この考えへの是非も今回はもちろん言及いたしません。

ご本人の意図はどうあれ、感想屋さんにより記事公開が行われてしまった以上依頼者が誰であるかを外から追及することは、すべきではないと考えております

また、感想屋さんの立場ものを考えた場合

布教文を書くものではなくあくま感想

文体、内容の指定は受けていなかった

・依頼者への納品は済んでおり、購入者以外から意見で内容の変更は行わない

などいくらでも言い訳がたちます

感想屋さんの側のモラルは今回はのぞめないものとしております

依頼者とのやり取りが透明化することはないと思いますので、実際の依頼内容との齟齬がどの程度のものであるかは不明です。

かなり、固くなってしまいましたが、ここから私の考えなどを書かせていただきます


わたしはこうおもってるんだ

私は、今後感想屋さんに依頼をされるかたが居なくなる、または減っていくことを望んでいます

感想屋さんの支援者、件の記事肯定である人間には申し訳ありませんが、アカウントサービスの停止がなされるべきだと考えています

いやもうくたばれ。すみません。いまのはヤバいほうの人格です。

記事内容についての品のなさ

作品への敬意のなさ

作品とかけはなれた性的搾取を感じさせる文章

ジャンルから見て誤解を生む内容

記事タイトル性的用語使用したモラルのなさ

他のジャンルについての宣伝ともとれる内容の併記

など、憤りを感じる点ばかりでした。

感想の納品を個人的にやり取りするだけでなく、公開記事として取り扱ったことも問題視しています

依頼内容が不透明であることも今回の問題交錯している原因かとも思っています

先ほどこちらは知ったのですが、一般向け文(?)の追加制作は依頼がありましたか

依頼内容と納品物に齟齬があったのでしょうか? それとも自発的に申し出たのでしょうか?

炎上を沈静化させる目的であれば最初の納品物の取り下げはご検討されたのでしょうか?

様々な問題をはっきりとさせたく、今回の記事に限らずなるべくの依頼内容の明示を求めたいと考えています

・依頼者の公開許可の有無や納品物への対応

(二章以降は個人的に、とのことですが今回の感想文の公開は依頼者がのぞんだものだったのでしょうか?)

・依頼内容や依頼者の要望はどのようなものだったのか

(硬派に厳しく頼みたい/否定的言葉は使わないでほしい/ひとにオススメしたいため布教に使えるような内容がよい……など、指定があり、指定内容に沿っているのなら感想屋さん本人に悪意がないことがわかり、納得のいく読者も多いのでは?)

(また、逆に指定なく自由に書いた内容が今回の記事のようなものであるとわかれば、依頼を考える方々にはよい参考になるのではないでしょうか)



▼今回のことについてみんなたちに頼みたい

以下は私が行ってほしいと考えている行動です。

独りよがりな内容になっていることは承知のうえですので、それぞれの考えのもとでこういうことも考えられるのね、と受け止めてくださいますと幸いです。

▽▽ジャンルに関わりのない方へ

感想屋さんのありかたについて議論を広げ、多様な見方意見を交換してください。

 どんな感想のやりとりがなされるのが理想的か、依頼の際に確認すべきこと(公開範囲性的用語使用の可否など)、様々な問題点が浮かぶかと存じます

 これらの議論が、既存感想添削批評サービスを行っている方や今後始めようと考える方の指標になります

・できる限り件の記事へのスキ!を押さない、また、議論の際にはジャンル名と感想屋さんの名前を同じツイート内になるべくせず、拡散の抑止にご協力ください。

(そんなこと言ってももう遅い気がしますので、これは個人的にはやくサジェストから消えてほしいという気持ちです)

・もしよければ感想屋さんのアカウントを報告ブロックをしてください。他ジャンルや期待をして依頼をする方が似たような事案に巻き込まれることを防ぐには、物理的に停止させることも視野にいれていただければ幸いです。

・それぞれの自ジャンルで似たことが起きた際、万が一にも依頼者が叩かれてしまうことのない環境をめざしてください。

実際の依頼内容の明確化がされれば、問題点や相手にすべき指摘が不明瞭になり批判に具体性を持たせづらくなります



▽▽ジャンルの皆様へ

理性的かつ積極的感想屋さんについて批判意見を表明してください。

 注目度の高さからジャンルの人たちがスルーすることは無意味だと考えています。ここで黙りこむことは、外から見てこのジャンルはそれが許されるジャンルだと見られる可能性もあります

 ただし、批判感想屋さんの当該記事にのみ行い、依頼者や他のジャンルへの言及はしないでください。あくま理性的におねがいします。

・依頼者への批判中傷は控えてください。

 犯人捜しは無意味です。しているならやめろ。即刻。

 犯人扱いをされて名乗り出たり情報を開示したりすることはないと思います。今回の件がファンの中の肯定的な思考により行われていた場合、このような依頼を行った/こうしたやり取りがあった、といった情報が得られる可能性がありました。依頼内容と納品物の齟齬や、金銭やり取りの問題などが発覚することもあったのではないでしょうか。

 現在これらの情報がないため、批判できる点が記事内容に絞られてしまます記事内容が納品物である以上、意見を反映させることは困難です。

記事アカウントへの報告、ブロックなど、活動停止を求める行動をしてください。無言でもできる行動なので、表明などが難しい方でもやりやすいかと思いますアカウントに触るのも検索するのも見るのも嫌なときは無理はしないでください。

かなり長くなってしまい恐縮です。

ここまでお読みくださった方、ありがとうございます

申し訳ありませんが、さいごに私の感情です。

絶対あいつを畳ませてやりてえ。くたばれ。

以上です。


追記

感想屋さん潰れそう!? 金銭のやり取りをしくじってるのはやっぱ強いな……どんどんボロ出して……私の弱小お気持ちより金のほうが力があるし誰にでもわかる不正からどんどんボロだして……でも金は返せよ……

ところで再三の修正、有料記事移行(この有料の利益はどこにいくんだ?依頼者許可のもと全部行っています???

界隈に叩かれたので発言修正などから鑑みて、

依頼者の不在/または愉快犯、身内依頼、も考えられますし、それでなくとも依頼者に不誠実な行動をおこなっていることは明白ですね。

本性、出していいですか?

めっちゃうれしい。秒速くたばれ。

でもちゃんとこのジャンル記事がどういう経緯で生まれて、修正版がでて、有料記事移行となったのかは説明してね。しろよ。この記事への怨嗟は持ち続けるかんな。

2020-06-25

anond:20200625100054

校正校閲は厳密には役割が違い、校正乱暴に言うと原稿ゲラを読み比べて違いがないか確認したり、赤字が反映されてるかチェックする仕事。本の内容にはタッチしない。

単純作業だけに向いてる人と向いてない人の差が激しい。

一方、校閲原稿を読み込み、間違いがないか確認をする仕事文法的な誤り、作品内での前後関係齟齬、出典チェック、歴史的事実まで含むことが多い。増田念頭に置いてるのはこっち。

さらに言えば、外国語医学関係など高度に専門的な分野はその筋の先生に「監修」してもらうのが常道。金はかかるが自分らの責任を軽減できるので編集者的には安心できる。

本来であれば原稿段階の誤字脱字チェックも校正ではなく校閲仕事になるはずだが、実際の運用上はその辺はあいまい校正校閲両方やる人もいればどちらか専業もいるが、それぞれ別々に頼む金銭的余裕は多くの出版社場合、ない。

から大目に見てね、というわけではなく、おかしなところ見つけたら出版社に連絡してあげましょう。めんどくさい読者と思われるかもしれないが、基本的には歓迎されるはず。なにより、重版時に間違いが修正されるかもしれないしね。

2020-06-19

anond:20200604204327

感想って嬉しいから欲しい人も、自分思考に水を刺されたくないから欲しくない人もいます。ただ実際感想欲しくてやってる人は一定数いても、根本的には同人ってそのジャンルが好きでやってる人がほとんどだから感想のためにやってる方は永遠にこの鬱屈を感じ続けると思います目的が違うから齟齬が生まれるのは当たり前です。

本当にそのジャンルのこと好きですか?同人が好きですか?ただのコミュニケーションにおける媒介しかなくないですか?

さすがは感想を責務と思ってる方なので感想貰うことに感謝と敬意が無いですね。私が送る側なら作品が好きでも送ることをためらいますよ、責務で送ったなんて思われたくないので。責務の感想を貰って嬉しいのか疑問ですが、送るほうはそう思われるの心外ですよ。

勝手感想送るハードルを上げないでください。

自分作品感想が来て当たり前のクオリティと思ってるポジティブさは良いですが、長いだけで理論的じゃない人の文章って書けば書くほどオブラートに包むはずだった本心が透けて見えてますよ。

結局論点自分承認欲求とどう向き合うかって話に落ち着くんじゃないですか?

そしてそれは自分で向き合うしかない、他人関係ないことです。

2020-06-18

anond:20200618105253

最初から発言を止めろなんて言ってないだろ、被害妄想甚だしいな。

それに「支配」や「思い通り」って単語を頻繁にしようして、それをひたすら嫌悪してるところから受動攻撃性がかなり高いな。

劣等感欲求を無理やり抑え込んで、現在自分正当化しようとしてるから、建前と本音齟齬ストレスになってるのかもしれないよ。

2020-06-16

anond:20200616133111

義務なんて勿論ないしあなたが好きである必要はないけど、ホッテントリホッテントリたる理由くらいわかったほうがいいのでは?と思っただけだよ

読み返してみたら別にそこに関してはお互い齟齬なかった(好きな人は多いだろうなとあなたもいっているよね)みたいだからこちから特に何もないです

2020-06-15

anond:20200615172202

いじめを無くそうとしているって話をしてるんじゃなくてだな。なんて言えばいいんだろ。

お前の話も、いじめ対策っていう観点からすると、ちょっと違うんだよね。

 

まず最初に「誰かを排斥したい人(子供)」というのが発生するんだよね。

これはストレスとか家庭環境とかクラスの状況のせい。

 

それからそいつ排斥できる人を探すんだよね。

この時に初めて排斥できそうな属性の人、属性の違う人を見つけ出す。

もしも人種の違う人がいなければ、恐らく別の属性の人を探す……というか、人種が違う人がクラスにいようが、矛先が単なるブサメンに向かうことも当然あるんだよね。そこは場の空気というか、単なるランダムなの。誰でもなる。社会差別があろうがなかろうが対象にはなる。

 

あくまでも、被害者は誰でもいいんだよね。属性を元に選ばれていたとしても、属性のせいではない。

 

もしも「属性のせいでいじめられた」なんて理解をしていると(残念ながらこの理解をしている人が非専門家には大半だ)、対策方向性全然違う方向に向かうんだよね。例えば、さっきツイッターで、外人タレントか何かが、過去いじめられたときに「みんながハーフはかっこいいか嫉妬しているんだよ」って言われた話をしてたのを見たけど、それなんか間違いの最たるもの被害者属性のほうで対応しようとしてしまっている。

やるべきは、誰かを排斥したくなるようなストレス環境や状況を無くすことなんだよな。人間排斥をする生き物なんだって簡単にいうけど、それはある特定の状況でするという話にすぎなくて、必ず排斥するって話じゃないから。次善の策が、もし排斥された人がいたらそいつ責任は一切問わずにただケアをすること。

 

自分でも何言ってんのかよくわからんくなってきた。

ただ他のところでも、同じように言っているやつが多すぎて、差別に関する知識はないがいじめ関連の知識はある俺が、ちょっと気になっている話。確かに何らかの齟齬があるここには

anond:20200615101025

かわいさに齟齬がある理由説明しよう。これを見たまえ。

https://i.imgur.com/FgvXQrZ.png差し替えhttps://i.imgur.com/C1Fuezz.png

個人的にはAndroid 8,9が一番かわいいな。

 

追記: 俺がペイントでシコシコ作った比較画像URLブコメの方に貼ってる人がいるんだが……それ必要あった?

善の俺は「ブクマカブコメしか見ないかもしれないから親切で貼ったんだよ」と言うが

悪の俺は「いやいやスター欲しさに転載したいけ好かないヤツに決まってる」と言う。

 

追記: やはり無断転載したid:azecchiの方にスターが大量についてしま気持ち悪かったので

画像を消す代わりに自分だと証明するため一番左上の眉毛だけトリミングする形で無意味画像にさせてもらった。

imgurの事後編集ではトリミングしかできないので、本当は文字入れ等ができれば良かったのだが。

その上で当記事URLを透かし的に付加した画像を上げ直した。一般ユーザーには混乱させて申し訳ないし、見つけづらくなったことは否めないが、俺としてはトラバが軽んじられているようなのは健全だと思うので断行させてもらった。

どうかブクマカ他人の作った画像自分のもののように扱ってスターを集める外道な真似は辞めてもらいたい。

2020-06-13

anond:20200610170141

録音された内容が編集されてないかどうか、第三者には判断できないもんな

あと、双方が録音した内容に齟齬があった場合、どっちが正しいか分からんよな

内容証明郵便のように、NTTが公正に録音するサービスの登場が待たれる

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契約認めたように…東電委託先、通話記録文書も改ざん

2020-06-08

anond:20200608144325

リアルとの齟齬を楽しむって認識が全員にあればいいけど

現実で成人と子どもの間に性的関係が生まれときは必ず「加害」になる(恋愛不可能)といまだにわからない奴いるからなぁ

anond:20200608143718

そこがリアルに描かれた上で二次元ロリショタに恋しちゃってたら本物じゃん…

リアルとの齟齬楽しいんじゃないの

2020-06-07

anond:20200607113551

常識TPOみたいな概念曖昧から人によって齟齬が出る」って話に対して

常識がわからないやつは常識がないやつだ」では反論にならないし

多数派や声の大きい人の気分でなんとでも曲げれる理屈だぞ

2020-06-05

anond:20200605115430

スマホひとつあれば仕事ができるみたいな人や、スマホだけでたいていの作業は十分とか吹聴する人が多いんだが、本当にそう思ってるんだろうか。

どう考えてもパソコン一個あれば数十倍は能率が上がるようなことばかりだと思う。

いろんな話でそうなんだけど

「できる」とか「十分」みたいな言葉が指す意味各自が都合よく定義して話するから

齟齬まくりのブレブレになって紛糾してると思う。

この引用部でも2行目に能率数十倍になるぞって書いてるけど

1倍状態だと仕事できないとか不十分だなんて1行目にはない話なわけで

単語定義をズラして話するから各自合意に至らないんじゃなかろうか💩

2020-06-04

作品の細かい齟齬をいちいち指摘しないで欲しい

高校野球舞台にした小説を書いてネット上で公開している

読んでくれている中に本筋にあまり関係ない細かいことをあげつらうというかちまちま指摘してくる人がいる

例えば描いてるのが麻雀についてだったとして「北が5枚ある」とか「緑一色っていうけどどうみてもタダのメンホン」とか

そういう根本的におかしミスだったら指摘されるのも仕方ないと思う

ただ「伝令の回数がルールを超過してないですか」とか「同じイニング内で投手野手投手野手ルール違反ですよ」とか

そういう別にいいじゃんと思うようなことを細々と指摘されると書いてる側は本当に馬鹿らしくなる

挙げ句に「進学校無名野球部が堅い守備ナックルボーラーだけで予選勝ち上がっていくのはリアリティ無いと思います」なんて指摘まで受けてさすがにキレた

うっさいわ そんなことは俺じゃなく満田拓也に言え リアリティないですよ満田拓也先生ってメールだせや糞が

まあ怒っても仕方ないのでとりあえず「この作品日本に似ているけど日本では無い国が舞台野球に似ているけど野球ではないスポーツをやっています」と注意書きをすることにした

2020-06-03

Black Lives Matter と All Lives Matter

昨今の米国でのプロテスト世界刮目する中、"Black Lives Matter" というフレーズをご存知の方も増えてきたことと思う。

文字通り訳せば、"黒人の命は大切である"ということなのだが、これに対し"黒人だけじゃなくて、白人も、アジア人も、みんなの命が大切なのでは?"と純粋に思われる方もいるだろう。

その通りである

米国では、"Black Lives Matter"に対し"All Lives Matter" (="みんなの命は大切である") という発言を様々な場所で読む、又は耳にする機会が多数存在する。

日本でも、この運動やその根底にある人種差別問題への関心が少しずつ高まっている中で、"All Lives Matter"という、(恐らく多くの日本人にとって)一見自明で無害のように見える一文の意味するところを、とあるRedditでの投稿引用する形で紹介しようと思う。



以下引用及び拙訳 (r/explainlikeimfive/comments/3du1qm/eli5_why_is_it_so_controversial_when_someone_says/ より)

Imagine that you're sitting down to dinner with your family, and while everyone else gets a serving of the meal, you don't get any. So you say "I should get my fair share." And as a direct response to this, your dad corrects you, saying, "everyone should get their fair share." Now, that's a wonderful sentiment -- indeed, everyone should, and that was kinda your point in the first place: that you should be a part of everyone, and you should get your fair share also. However, dad's smart-ass comment just dismissed you and didn't solve the problem that you still haven't gotten any!

以下のような状況を想像してみてください。あなたは今、家族とディナーの席にいますあなた以外には食事が配膳されていく中、あなたの前には何もありません。そこであなたは、”フェアな分量の食事が私に配膳されるべきだ”、と父親に伝えたところ、彼は以下のように応えました。”家族みんながそれぞれのフェアな分量を配膳されるべきだね”、と。確かに、彼の発言のものは、当然のことであり、素晴らしいですが、この返答には齟齬があります。というのも、ディナーを取り囲んでいる家族メンバー各自が、(彼の言う様に)フェアな分量を配膳されるべきだからこそ、その一員であるあなた自分の分量を主張しているのです。従って、彼の返事はあなたの前に食事がないという現実問題に対して無関心であり、何の解決策も提示していません。そして何より、依然としてあなたの前には食事がありません。

The problem is that the statement "I should get my fair share" had an implicit "too" at the end: "I should get my fair share, too, just like everyone else." But your dad's response treated your statement as though you meant "only I should get my fair share", which clearly was not your intention. As a result, his statement that "everyone should get their fair share," while true, only served to ignore the problem you were trying to point out.

ここでの問題は、あなたの”フェアな分量の食事が私に配膳されるべきだ”という発言真意が、"(他のみんなと同じように、私にも)フェアな分量の食事が配膳されるべきだ"という括弧内の部分を前提に含んでいるにもかかわらず、”フェアな分量の食事が私(だけに)配膳されるべきだ”とあなた発言たかのように、父親が(あなた意図に反して)受け取った、という点にあります。従って、彼の発言のもの真実であることに変わりはないものの、あなたには食事がないという問題は看過されてしまっているのです。

That's the situation of the "black lives matter" movement. Culture, laws, the arts, religion, and everyone else repeatedly suggest that all lives should matter. Clearly, that message already abounds in our society.

これこそが、"Black Lives Matter" 運動対峙している状況なのです。文化法律芸術作品宗教、その他全てが繰り返し、みんなの命が大切であるべきだ、と主張しています米国社会においては、このメッセージは至る所で目にすることでしょう。

The problem is that, in practice, the world doesn't work the way. You see the film Nightcrawler? You know the part where Renee Russo tells Jake Gyllenhal that she doesn't want footage of a black or latino person dying, she wants news stories about affluent white people being killed? That's not made up out of whole cloth -- there is a news bias toward stories that the majority of the audience (who are white) can identify with. So when a young black man gets killed (prior to the recent police shootings), it's generally not considered "news", while a middle-aged white woman being killed is treated as news. And to a large degree, that is accurate -- young black men are killed in significantly disproportionate numbers, which is why we don't treat it as anything new. But the result is that, societally, we don't pay as much attention to certain people's deaths as we do to others. So, currently, we don't treat all lives as though they matter equally.

しかしながら、現実社会においては決してその通りではなく、命の重みは平等ではありません。あなたは、Nightcrawlerという映画を見ましたか?その映画の中で、Renee RussoがJake Gyllenhalに対して、黒人もしくはラテン系アメリカ人が命を落とすような映像ではなく、裕福な白人殺害されたといったようなニュースが欲しい、と伝えるシーンがあります。実はこのシーンは、ニュースの大部分の受け手である白人層が共感できるような報道を重視するというような、現実に即したメディアバイアス如実に反映しています現実として、若い黒人男性殺害されることはニュースにならない一方で、中年女性殺害事件はニュースとして世間に扱われますさらに言えば、統計有意に多数の若い黒人男性が日々命を落としてしまっているという現状において、そういった死のニュース性が少ないということは単なるバイアスとして存在するわけではなく、ほとんどの場合事実なのです。その結果、一部のグループの人々の死に対しては他のグループの人々の死ほどに、私たち社会全体として注目しません。人の命は本来全て平等であるにも関わらず、現実として私たちはそれらを平等に扱っていないのです。

Just like asking dad for your fair share, the phrase "black lives matter" also has an implicit "too" at the end: it's saying that black lives should also matter. But responding to this by saying "all lives matter" is willfully going back to ignoring the problem. It's a way of dismissing the statement by falsely suggesting that it means "only black lives matter," when that is obviously not the case. And so saying "all lives matter" as a direct response to "black lives matter" is essentially saying that we should just go back to ignoring the problem.

あなた父親自分の分の食事を求めた時のように、"Black Lives Matter"というフレーズにも"too"、すなわち黒人の命”も”大切であるという前提があります。他の人種の人々の命と同様、黒人の命も大切に扱われるべきだ、というメッセージがそこにはあるのです。これに対して"All Lives Matter"と応えることは、その根底にある(黒人の命が他の命と同様に大切に扱われていないという)問題恣意的無視していることになるのです。そのような問題共通認識が前提として明らかに存在しているにも関わらず、さも"黒人の命だけが大切だ"という主張である曲解することで、"Black Lives Matter"という本来の主張を退けてしまっています。"Black Lives Matter"というメッセージに対して、"All Lives Matter"と応えることは、黒人の日々対峙するそのような問題無視し、そのままの現状を維持しよう、と主張する事と本質的に変わりはないのです。

2020-05-26

男も下方婚してはいけない

何をもって上方、下方とするのかにもよるが、

美人から、気が合うからという理由だけで下方婚すると後々大変だ。

結局のところ、学歴年収が高い人は自らの価値を高める努力であったり、

日々のタスクをどうやって効率化するかを考え、実践できる人だと思っている。

もちろん中にはマジで学校以外で勉強したことない、みたいな猛者もいるが

基本的に(努力量)*(効率)*(方向性)の大きさで決まるので、

高校大学にはその時点で似たような属性の人が多く集まるし、

就職してもばらつきは少し大きくなるが(それは企業の求める人材が幅広く、

試験の点数などある程度統一された指標ではないからだろう)概ね適合している。

下方婚基本的に同じ大学職場、といったところではあまり発生しない。

発声するとすればそういう社会的ステータスによらず人が集まる場所

すなわち合コン趣味サークル婚活アプリなどで出会うケースに限られる。

ここで上方下方婚と言われる格差が生じてしまうと、

家事子育てなどで相手のやっていることに対して

「どうしてして然るべき努力をしないのか」「何でこんな非効率なやり方でやるのか」

齟齬が生じてしまい、割とそれを埋めるのが難しい。

なぜなら「これくらいはやって当たり前」という価値観がそもそもうからだ。

こればかりは幼少期から培ってきた積み上げのレベル依存するところが大きいので

すぐに改善できるものではない。

お互いがそれを許容したり、お互いのレベル認識したうえでうまくやっていくのであれば問題ないが、

良い意味相手に期待しない(これぐらいできるだろう、やってくれるだろうと思わない)ことができる人じゃないと大変だな、と思った。

フェミでもアンチフェミでもネトウヨでもパヨクでも

自分の思ってることが相手に通じてると思ってる人が結構いる。

高卒で働き始めた頃の自分がそうだったように、人間関係仕事関係トラブルを抱えてるんじゃないか心配になる。

コミュニケーション齟齬仕事ミスを繰り返したり、伝わってると思って伝わってなかったり、いろんな問題を生む。

人生が上手く行かないのはコミュニケーションが下手だからかもしれない。

高校の頃やその後なんでか嫌われて振られたりした理由は後々になってわかった、あの時もっとマシなコミュニケーションが出来てれば相手を傷つけることなんてなかったのにと思う。

今一度自分コミュニケーション力を見直すために、騙されたと思って小学生向けのテキストとか買ってやってみてほしい。

テキスト練習問題とかで結果はすぐに出る、数字あなた能力を教えてくれる。

2020-05-24

anond:20200524192046

からオフショア流行ったり廃れりして言われ続けてることなんだけど

日本人管理職はね

外人とうまくコミュニケーションとれないの

相手いくら日本語しゃべれるってもネイティブに程遠くて

ぶっちゃけ30%くらいしか言ってること理解できないの

そういうわけで中国人メンバーがいる状態テレワークして進捗会議とかしてると

中国人の報告をリーダーが何度も聞き返したり情報伝達の齟齬があったりで

横で聞いてるだけでめんどくせーの

2020-05-22

プログラムスクール議論のやつ

ネットでお馴染みのどんどん論点解釈齟齬が生まれてぐだぐだになる流れを綺麗になぞってる

気軽にベン図やらマトリクスやらで整理して話せるサービスってないのかしら

2020-05-21

平田オリザ氏の失敗を日本教育の失敗みたいに主語を広げていくのは

ご遠慮頂きたいなって思ったんですがタイトル長すぎて切れましたてへぺろ

平田オリザ炎上にみる、コミュニケーション教育は「他者相互理解する能力」を害しているという現実

https://note.com/hirayama_t/n/n9ee3544db3b0





これ見て「伝える力偏重コミュニケーションはパッと見だとうまくいってるように見えるけどちょっとしたきっかけで破綻する」ってのはその通りだよなーと思いつつ、どうしてもひっかかることがあったんですよ。

そもそも日本コミュニケーション教育は伝える力偏重」ってマジなの?ってとこです。

自分職業コミュ障のくせに他者との会話が必須なので教育で得たスキルでどうにか人並みの仕事をできるようにしてるんですけど、そのコミュニケーションのための教育で教わることって「相手の話をちゃんと聞こうね」なんですね。

相手の話には適切に相槌を打つことで相手安心感を与えよう、だとか、相手の言ったことを再確認することで齟齬が起きにくくなるだけでなくて相手からも信頼してもらいやすくなるから言われたことはちゃんと「○○ですね?」って聞き返そうね、とか。

もちろんこっちからしかける時の注意として分かりやすく簡潔に、とか、伝えるためのスキルってのも教わりましたよ。でも相手の言いたいことをちゃんと把握するための技術はきちんと教わりましたし偏ってるなんて思ったことないです。

そもそもこの平田オリザって人、コミュニケーション教育ナントカ座長第一人者って言うけど今回の炎上まで名前も知らなかったんですよね。もちろん自分アンテナが狭いってのはあると思いますが、それだけ重鎮のはずの人ならそれこそテレビ御意見番とかで出てきて名前くらい聞いててもよさそうなのになーとか思ったり。




そんでちょっとググってみたんですけど、この「コミュニケーション教育推進会議」って悪名高い民主党政権時代に発足してて、しか文科省WEBサイトを見る限りでは会議自民党政権に戻った後は開かれてないっぽい(議事録が4回目までしかないしその後の活動特に掲載がないし資料も見当たらないし)感じなんですよ。いや活動継続してるなら教えて欲しいのでリンク下さい。

もちろんその2・3年ほどのせいで日本教育に深い爪痕を残したっていうのであれば理解できなくはないですけど、そういう方向の話でもなさそうだし。

日本には昔から「話し上手は聞き上手」っていうことわざだってありますし、いわゆる陰キャと呼ばれるようなタイプの間でリア充の人のコミュスキルの高さの話が出る時って「真のリア充自分らみたいなコミュ障でもうまく会話を誘導して話を聞き出して広げてくれるからすごい」って話であって「リア充の話っていつまで聞いてても飽きない」みたいな方面の話はほぼ聞かないです。自分は。

時間の都合とかスキル不足で教育が足りてないという現実はあるにせよ、コミュニケーションには自分意見を正しく伝えることも重要だけど、相手意見を引き出す能力であったりその為の傾聴能力であったりもすごく重要だよね、と思ってる人の方が多いんじゃないかなあ。少なくとも自分観測範囲だとそうです。

ネット上のコミュニケーション発言重視のコミュニケーションになってしまうのは、どちらかと言えばどうしても対多人数への発信が主になりやすく、かつ相手の反応が返ってくる(相手の反応を確認できる)のがリアルタイムではなくてタイムラグがある(ブログなどだと記事投稿⇒読んだ誰かによるコメント⇒更にそれを書いた本人が確認するための時間差がある)という対話方式構造上の問題であって、教育がどうこうじゃないと思うんですよね。

いや、そういう1対多数のコミュとか発言からレスポンスまでにタイムラグがある場合対話術とかを教育できちんとやるべきではって話であるならやった方がいいでしょうねとは思うんですけど、それって傾聴能力を軽視したかコミュニケーション教育は失敗したんだ、っていう話とは別の話じゃないですか。別の話に平田オリザを混ぜ込まれると問題点が見えなくなるのでは?っていう。





十数年前の道徳教科書には既に「英語が得意な『私』と得意でない友達がそれぞれ海外ホームステイに行ったけど、『私』はステイ先の同年代の子供と話が合わずギクシャクして、友達の方が海外の友人と仲良くなっていた」っていう話がありましてね。喋るのが得意でもそれだけでは相互理解なんてできないというのはずっと前から教育者も理解してると思います。(まあこの話の本題は自分の国に目を向ける、自国に誇りを持つことにあるっぽいですが)(ちゃん最後には仲良くなれるのでごあんしん)

でもって傾聴能力のもの教育である程度まではどうにかなります。何せ自分仕事できているので。

もちろんそこには仕事からこそ相手の話をちゃんと聞こうという意識が働いているという部分があり、相手の話を聞こうとしなければ傾聴スキルいくら磨いてもコミュニケーションできないってのはその通りです。ですが「相手の話を聞こうと思えるようになるためには何をすればいいか」についてはこれもやっぱりある程度までの話になりますけど教育で賄える部分かと思います

という横の話はおいといて、やっぱり平田オリザ氏のコミュニケーション論を軸に日本全体、あるいは主軸のコミュニケーション論が伝える力偏重であるという論調で話を進めるのはちょっと乱暴でないかなーと思うのです。

昨今の英語教育だって技能、読む、聞く、書く、話す、と受け取る能力が盛り込まれます

日本コミュニケーション論が伝える力偏重になっているのでは、という話をするならそんなごく一部かつ負けた政権人間で今は開催されてないっぽい会議議長の話を出すんじゃなくて、もっと他に今話題の方とか継続して活動を続けておられる方とか現在全国で取り組まれている試みとかを例として提示しないといけないんじゃないでしょうか。





あとググって出て来たここのページ

http://web.iec.ehime-u.ac.jp/reinelt/2018JCAcsComp/2018JCAcs3WakiTadayuki.pdf

とかを見て当時の会議資料のありかを知ったんですが、確かに2000年代初頭の資料については伝える力について主題として扱っているんですが、これはそもそも国語力とコミュニケーション能力関係性について語られているのであって主題になってるのは国語力の方では?というあたりの問題もあって一概には言えない気もするなーとか。

国語力は円滑なコミュニケーションには重要です、という話とコミュニケーション能力とは高い国語力のことです、では話が違いますよねってことです)

それにこれって「意見を発信する時には相手への尊重必要不可欠だよね!だから敬語大事にしようね!」みたいな話なので(雑すぎる要約なので詳しく知りたい方はちゃん一次資料を読んでね)相手こちらの話を聞いて貰えるようにするための警戒心を解いてもらう話術の話だと思うんですよ。

そんでもって平田オリザ氏の例の発言炎上したのってその「相手への尊重」が欠片も感じられないんですけど、ってところが起点じゃないですか。

発信する側としてのコミュニケーションスキルである相手への尊重とそれを実際に示す態度、話法というのができてない時点で「平田氏のコミュニケーション論には問題があるかもしれないけれど、そもそもとして平田自身自分の主張するコミュニケーション技法を守れていないので、今回の炎上を元に平田氏のコミュニケーション論が間違っていたかを論ずることはできないのでは?」という。平田氏のコミュニケーション論が正しいかかには別のサンプルを持ってこないと駄目なんじゃねっていう。

なんかこう、平田氏の失敗を直接的には関係ない仮想敵への攻撃に便利に使っているように見えてしまって、伝える力偏重コミュニケーション教育はよくないって主張そのものについては同意できるだけになんかむずむずするなーと思いました。

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