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はてなキーワード: 植物とは

2018-10-21

anond:20181020195622

ビーガンは頭のおかし宗教組織

そもそも主張がめちゃくちゃ。

 

肉はダメ植物は食べてもいいのか?

植物は痛みを感じないとか、意識を持たないと主張するが根拠がない。

 

ビーガン基本的アイデンティティの欠乏した人がかぶれる思想

「肉を食べてる民衆より偉い」と思いたい劣等感の反映。

自分ビーガンから環境配慮してるとか優しくて知的だと思いたい変態だ。

 

しかビーガン向けの食品はあるが、

消費文化でお客さん扱いされてる思想なんてろくなもんじゃねえ

[]2018年10月20日土曜日増田

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2018-10-20

anond:20181020225137

そういうのは興味深い研究ではあるけれども、「植物を食べていい理由は痛みを感じないから」と信じたい一部のベジタリアンの主張が反証されるという程度の話であって、彼らが肉食を再開する理由にはならん。「痛みの質が違う」という再反論可能ではある。


そもそも好きな人だって動物をよく殺してるからといって人間も殺していいとは思ってないわけで、植物を殺していいか動物を殺していいは理屈として成立しない。あくま感情による線引きの問題なのよ。反論するなら「食われる動物はかわいそうかもしれないが、自分食べ物の命は尊重しない、あるいは殺してから感謝・お祈りしてそれでいいことにする」って言うべきなんだな。それが世界でもメジャーなやり方だし。肉屋を襲う過激派ビーガン迫害扇動する人間自分倫理観絶対あるいは科学的に正しいものであってそれを人に押し付けるのが正義だと思ってるのが根本的によくない。

anond:20181020223508

平和にしようという気持ちがあれば平和には出来る。

人物増田に引き戻す事が出来れば。だけどそんなのは一瞬で、すぐまた腐敗してしまう。

植物の芽を撒いても猪が土ごと荒らしていくように、また誰かが「低脳」と蔑みの言葉を使い始める。

はてブベジタリアンビーガンに対する偏見が低レベル過ぎてヤバい

肉屋を襲う過激派ニュースのせいで勘違いしてる奴がいると思うんだが、ビーガンそもそも過激派でなんでもないからな。

ビーガンは頭おかしい滅ぼせって言ってる奴らは、イスラム教徒は全員テロリストだ滅ぼせって言ってるのと変わらないからな。

欧州じゃ人口的にも数%はいて、お前らがやってるのは、「ユダヤ教教義ヤバイ、全員改宗殲滅しなきゃ」ってのと同等。こっち来てビーガン滅ぼせ表明したら逆にナチスレベル過激派扱いされても不思議じゃない。

ヨーロッパ大学学食じゃ必ずビーガン向けメニュー提供されてるし、若い人にはかなり浸透してきている思想だ。(ビーガンと書かれた食べ物は必ずしもビーガンけが食べるわけではなくて、欧州では肉を食べる量を減らそうと考える人は多い)

典型的批判動物を食べるなら植物を食べるのもおかしいってのがあるんだが、そういうのはあくまで線引きの問題で、「自分と近い命をどこまで尊重するか」という話に帰結される。歴史をたどればほんの少し前まで白人有色人種の間に線を引く人間もいたし、戦争状態ともなれば自国民とそれ以外の間に線ができかける。

それにしてもビーガンは極端に思えるだろうが、伝統的にも欧州で言えば修道士日本で言えば厳格な僧侶実践すべきと教えられてきたことだ(実際はよく破ってたんだが、それは現代ビーガンにもいえるかもしれない)。歴史的にも何一つおかしい話じゃない。(ビーガン滅ぼせって言ってる奴らはもう一度比叡山でも焼くんだろうか?)


肉食わないと生きてけないみたいに言う人間もいるがビーガンよりマイルドベジタリアンは卵とか乳製品食えるから栄養的には問題ないし、ビーガン大豆由来のタンパク質なら食い放題、タンパク質の加工技術が上がってビーガン向けの肉料理もどき加工食品ラインナップが充実したことで、栄養学的にも健康実践できるようになった生き方なんだよ。(多少平均寿命が縮むかもしれんが、こっちは肉の食い過ぎで太り過ぎてる人も多いのでなんともいえない。)植物由来でタンパク質をとれることを知らないレベル議論してる人間ビーガン栄養認識馬鹿にするとかどんな地獄なんだか。

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/newsphere.jp/national/20181019-2/

このブクマ偏見に満ちてるが、犬だって肉食性ではなく人間と同じ雑食性だと記事説明されてるし(実際日本では犬に肉由来のペットフード食わせるようになったのは最近の話。)、動物愛護の観点っていうのは「現状ビーガンドッグフード栄養が足りていないor高価であり保護されるような貧しい犬に行き渡らないという」極めて論理的でまっとうな指摘であって、お前らが表明してるような「犬が肉食えないのかわいそう」みたいなそれこそ人間視点見方じゃないわけ。


あと肉の生産に関する議論を補足すると、肉の生産には飼料コストがかなりかかっていて、地域によっては食料よりも飼料生産が優先されるせいでそこの貧困層人間が飢えているって指摘があるわけ(実際肉の生産止めたところでそいつらに食料がまわるかは知らんけど)。実際ペットフード生産地で餓死者が出てるんだとしたら、動物殺すのも植物殺すのも変わらんお前ら風に言うと、お前らの犬は途上国貧困層人間食い殺してるのも変わらんってことになるな。


ちなみに自分ビーガンじゃないし、欧州じゃ価格が安いのをいいことに毎日肉食ってるけど、自分ユダヤ人でも黒人でも朝鮮人でもないか差別してる奴らを無視するっていうのは違うと思うから怒りの増田を書かせてもらった。




追記誤読している人がいるようだが、普通ビーガン肉屋を襲わない。お前らの見てた海外ニュースには肉屋を襲う過激派ビーガンと呼ぶって書いてあった?度々引き合いに出してイスラム教徒にはすまないが、それは9.11の直後に「テロリストイスラム原理主義者」って誤解を広めたメディアがいたのと似たような問題最近だと一部メディアの「インセル」の使い方もそうか。それにしてもいつもはマスコミ不信決めこんでるのに、何かを悪く言うレッテルときだけは簡単に信じて扇動される層よくない。

もっといえば普通ビーガンは鬱陶しい街頭活動もしない。まあそれは言論の自由だけど。肉食について過剰に批判する層は表現規制フェミと一緒で一部の過激派という認識でよろしい。


ブコメに少し返信

ketudan

統計は知らんが欧州では明らかに多い。出羽守という指摘は正しい。

我が国事情も知らない物知らずが説教するな」っていうのは、ミャンマーサウジアラビア中国弾圧する側は同じようなこと思ってるだろうね。実際のところほとんどの人はそのあたりの国の歴史的背景について詳しくないでしょ?

mori99

ビタミン剤健康によくないという考えは、味の素健康によくないというデマに近接するところにあるんだが、逆にそう思ってるエセ科学層とビーガンが被るところもあってそのタイプ人間無知なまま子供育てると虐待まがいの結果を招くということはあるので難しい問題だとは思う。

verda

一応主語はてブではなくて偏見のはずなんだが。はてブ場所ととるか人の集合ととるか。人の集合にしても思想統一されてないのが当たり前だしなあ。タイトルで煽らないと人が釣れないと思ってたところは残念ながらある。

maguro1111

犬の幸せ特別視する思想いいと思う。やっぱり恣意的な線引きの問題ではある。犬は歴史的にも人にとって特別といえると思う。対立はいいと思う。非難されるべき偏見無理解。あと自由主義を前提とすれば他人自由を奪う押し付けもよくないとはいえる。そういう意味で嫌われるビーガンがたくさんいるのは知ってるが、おかしいのは押し付けあるいは個人自由を軽んじる姿勢であって肉を食べない思想じゃない。犬が肉を食べる自由は、その犬の飼い主の自由なのか犬自身権利なのかという議論はあるだろう。

2018-10-18

anond:20181018211414

イチイの木の実とか

植物系の毒 足つきやすいけど

anond:20181017141813

性別の要素」って書いてあるけど、何が「性別から分離しているんだろう?「人間」かなあ?

個人的性別っていうのは動物植物レベル存在して、言語依存しないというか、言語の中にどうこう言う対象ではなく、むしろ使用者側の性別言語に表れてくるだけ、

ととらえているんだけど、逆に言語性別規定しうると見ているのかな?

2018-10-17

anond:20181017104426

植物への遺伝子組み換えは平気で行われているのに動物人間でそれをあまり行わないのはおかしいんだよな。

現時点の技術ですら雌豚から人間の子供を産ませるくらいは可能なのに。

2018-10-16

anond:20181016163632

真面目な話、ありがとうという気持ちが魚を食べやすくさせた可能性はある。植物だって無闇矢鱈に人間が選別しても、人間の思う通りに品種改良出来なかった事例は山ほどあるし。水からの伝言なのかもしれないし、何らかの偉大な存在が本当にあるのかもしれない。

2018-10-10

バカマツタケの"完全人工栽培"は偉業なのか

先日、加古川肥料メーカー多木化学バカマツタケ(Tricholoma bakamatsutake)の完全人工栽培成功を発表した。それを森林ジャーナリスト田中淳夫氏がyahoo!ニュースで取り上げた記事は、多数のブクマを集め話題さらった。

http://archive.is/fdyLb 

ただ記事の内容には不正確な情報や、やや解説が不十分と感じる点があったので補足したいと思う。なお増田は単なるきのこ愛好家に過ぎず本稿は信憑性に乏しいが、ブクマカのきのこへの興味と深い理解一助となれば幸いだ。

冗長になってしまったので、概要だけ知りたい方や長文が苦手な方は、先に下部の【まとめ】を読まれることを推奨する。

以下該当記事の一部を引用するかたちで解説

バカマツタケマツタケの近縁種。名前名前だけに、マツタケより劣るように思いがちだが、実は姿もよく似ているうえに味と香りこちらの方が美味しくて強いと言われるキノコである

マツタケよりも香りが強いというのは一般に言われるが、マツタケよりも美味しいという話は聞いたことがない。野生下ではマツタケよりも相当に貧弱で、発生時期が早く暖かいこと、一般湿度の高い広葉樹林に生えることからマツタケよりも柔く品質劣化がはやい(一般的にきのこ寒冷地・痩せ地に生えるほど日持ちが良く高品質ものを得やすい)ことが関係すると思われる。近縁で姿がよく似ているというのは本当で、素人目には見分けがつかない。増田にも発生場所情報なしに個体だけで同定できる自信はない。

別名がサマツ早松であるように、マツタケより早く8~9月に発生することから名に「バカ」がついてしまった。

バカマツタケサマツと呼ぶ地域は確かにあるらしい。しかし必ずしもサマツバカマツタケではない。きのこ地方名は極めて多様で曖昧世界だ。その証拠に「サマツ」といっても梅雨時期に少量発生するマツタケを指すこともあれば、モミタケオオモミタケ等を指す地域もあるようだ。

マツタケの人工栽培がなかなか成功しない中、バカマツタケの方が環境適応やすいか栽培もしやすいのではないかと注目する研究者はいた。実は昨年には奈良県森林技術センターが、人工培養の菌を自然にある樹木に植え付けて発生させることに成功している。

『人工培養の菌を自然にある樹木に植え付けて』という表現は正確ではない。菌に感染した苗木を人工的に作り出し植樹することで自然下で発生させた、とするのが正しい。既に自然化で定着している樹木に植菌を施すのと、無菌状態の苗木に植菌するのとでは似て非なる技術だ。(ところで同様の研究マツタケでも行われており、無菌培養の松苗木の感染には成功しているものの、植樹後のマツタケ発生については再現性に乏しい。理由としては自然環境化においてマツタケ菌が他の害菌に負けてしまうこと、マツタケの発生にはまとまった菌糸量とそれを支える大きさの松が必要なことが挙げられる。例えば自然下でマツタケが生えるためには一般20年生程度の松が必要とされる。)補足になるが、奈良県森林技術センターバカマツタケ栽培研究農水省委託事業で、2015年より森林総合研究所(国立)との協働で進めている。要するに国策が3年の歳月を経て文字通り実を結んだかたちだ。今年の2月頃に、はてブでも話題にのぼった。しかし本件とは全く関係のない別個の案件であり、おそらく情報の共有などもされていなかっただろう。奈良県森林技術センターが松の苗木を利用するのに対し、多木化学は菌床を用いた完全人工栽培に取り組んだ。研究テーマアプローチも全く異なり、時期も多木化学のほうが先行している。

これがバカマツタケ栽培の第1号で、今年も継続発生させて実用化に一歩近づけた。ところが多木化学は(中略)木クズなどによる人工培地(菌床)で培養から生育までを室内環境で完結させたのだ。これは画期的なことで、キノコ栽培常識を覆す大発明かもしれない。

菌根菌(樹木との共生関係を結ぶ集団)とされるバカマツタケで『人工培地(菌床)で培養から生育までを室内環境で完結』、つまり”完全人工栽培"に成功したというのは実に画期的なことである。この成果は偉業と言っても差し支えないものであると思う。三重大学の菌学者白水先生も、

とその成果を讃えている。

しかし本文にある『キノコ栽培常識を覆す大発明』というのは誇張にあたる可能性が極めて高い。なぜなら「菌根菌の完全人工栽培成功」という点においては既に先行研究があり、実はとうに商品化もされているのだから。例えばホンシメジの人工栽培がこれにあたる。

とくにマツタケ類は、植物との共生必須と考えられてきた。これまでマツタケ菌糸の培養成功した例はいくつかある(私もその度取材に行って、いよいよマツタケ栽培成功か、と期待していたのだが……)が、子実体(傘のある姿のキノコ)を出すことに成功していなかった。だが多木化学は、とうとう菌糸から実体を出させるシグナルを見つけたのである。この研究成果は、これまでの定説を破るものであり、学術上も大きな成果だろう。

繰り返しになるが、多木化学の成果が学術上も大きな意味を持つ可能性は高い。しかし、その成果がどのレベルかという点については当該記事では説明不十分なので、詳しく補足する必要がある。一般きのこ栽培はざっくり以下の工程をたどる。

a. 優良品種の選定・組織分離

b. 菌糸の培養

c. 原基形成

d. 原基の成長肥大

e. 子実体きのこ)の発生

ごく簡単に一連の流れを説明する。はじめに野生のきのこをたくさん採ってきて、それらの中から有望そうな株の組織(胞子ではない)を切り取って培養する。具体的には寒天培地というデンプンなどの栄養素を添加し固めたものを使う。きのこ組織を切り取り培地に置くだけで(コンタミを防ぐ必要はあるものの)、比較的容易にクローンである「菌糸体」を得ることができる。無事目的の菌糸体が得られたら、それらを培養して増やす必要がある。従来は木くずの他に、米ぬか、フスマなどを添加し水を加え固めたもの(=菌床)を用いる。菌糸体は、適切な温度、水分、光などある条件が重なると原基(きのこの基)を形成する。原基は一般に、低温、水分供給、切断などの刺激により成長をはじめ、十分な菌糸体の量と栄養供給を伴って肥大し、きのこの発生に至る。

ここで問題になるのは、b. 菌糸の培養、c. 原基形成、d. 原基の成長肥大という三つの工程それぞれに、全く違ったメカニズム存在することであるマツタケを例にとると、これまで少なくとも半世紀以上もの研究蓄積(野外での観察研究の記録を遡ると実に70年以上)がある中で、c,dについては再現性に乏しく、bについてもまともな成果はあがっていない。マツタケ栽培の難しさにして最大の課題は実はここ《b. 菌糸の培養》にある。とにかく菌糸の成長が遅い上に、どのようなメカニズムで菌糸が栄養素を取り入れ増殖するのかということがほとんど未解明なままなのである

理由は当該記事にあるとおり、マツタケ樹木共生関係を結ぶ「菌根菌」であることが大きい。マツタケ菌糸の生育には生きている樹木必要で、実験室での再現ほとんど不可能といっていい。それではなぜバカマツタケは完全人工栽培可能だったのか。

マツタケなどの樹木共生する菌根菌に対し、シイタケナメコなど、倒木や落ち葉などを分解し、栄養源とする菌類は「腐生菌」と呼ばれる。腐生菌の多くは菌床による栽培可能で、多くが一般に出回っているのは既知のとおりである。実は菌根菌は、腐生菌が進化過程樹木共生する力を獲得し、腐生的な能力を失った集団だと考えられている。ところが菌根菌の中には、完全に腐生的な能力を失っておらず、腐生と共生、いわば両刀使いが存在するのである。その代表ホンシメジであるホンシメジは「香り松茸、味しめじ」と言われるように、我が国における代表的な食用である。菌根菌とされるホンシメジ栽培は、マツタケ同様に長らく不可能と考えられてきた。しか系統により極めて強力な腐生的な能力を備えるもの発見された(研究により、これまで同種と考えられてきた本種が実は様々な系統もしくは別種に分けられることがわかってきた)。1999年タカラバイオなどにより菌床による完全人工栽培法が確立され、その後商品化もされており、少量ながら現在一般流通している。

多木化学バカマツタケ栽培は菌床を用いた完全栽培なので、上記ホンシメジ栽培成功と同様である。つまり、本件はバカマツタケの中から腐生的な能力を持つ系統を選定し、培養から実体を発生させるまで成功したということだ。リリースにあるとおり、今後は栽培の安定化と供給体制の構築が図られ、数年後にバカマツタケ食卓に並ぶことの実現性は極めて高い。それではマツタケ栽培への応用についてはどうか。

勘の良い方には察しがつくと思うが、前述のc〜eの工程については応用が効く可能性が高い。他のきのこ栽培でも成功しているように、十分な菌糸体と栄養を確保することさえできれば、原基形成〜子実体に至るまで管理可能なことを初めてマツタケ類においても示したことは大きい。ただし、最大の課題である《b. 菌糸の培養》については、ほとんど応用が効かない可能性が高い。なぜならマツタケにおいては既に膨大な先行研究があり、当然ホンシメジバカマツタケ同様に”両刀使い”が存在する可能性も、その系統選びも、菌糸培養を促進する成分や菌糸の栄養源についても、少なくともバカマツタケよりは遥かに詳しく調べられているかである。それをもってしてもまともな菌糸培養に至っていないのが現状なのだ

つまるところ、多木化学による本研究の主な成果は以下の二点にまとめられる。

繰り返すがこれらが偉大な成果であことに疑いの余地はない。一方でマツタケや他の菌根菌の人工栽培を実現するには、それぞれの種類において腐生菌的能力もつ系統の発掘と培養法の確立必須となる。その意味において本研究の応用範囲限定的となる。田中淳夫氏は今回の研究結果により、さも菌根菌の栄養吸収のメカニズムが明らかにされ、あらゆる菌根菌の人工栽培可能になるかのような書き方をしているが(あるいは本当にそう思っているのかもしれない)、残念ながらそうではないことはここまで読んでくださった聡明ブクマカ殿にはご理解いただけたかと思う。

菌床栽培なら、植物共生させないので培養期間が短く、室内の環境を調整することで季節を問わず生産できる。また室内栽培から虫の被害にあわず収穫時も混入の心配がない、収穫も簡単……などのメリットがある。

逆にデメリットを挙げるとすれば、野生のものとは全く異なる味わいと食感になることである。つまるところ、野生の品と菌床栽培のものとでは全く別物と考えるべきである養殖ブリと天然ブリの味わいが全く異なるように(それでも近年の養殖技術進化は素晴らしく、季節によっては天然物を凌駕するものさえある)、それぞれの美味しさと楽しみ方があると増田は考える。今回の成果によりバカマツタケ普通に食べられるようになったら嬉しいし、美味しければ普及すると思う。ただし、仮にマツタケの完全人工栽培確立されたところで、天然松茸価値のものは今後も揺るぎのないものである消費者がどう捉えるかはさておき)。

菌根菌のキノコの中には、マツタケ類だけでなく、トリュフポルチーニホンシメジタマゴタケなど高級キノコが多い。今回の成功が、これらの人工栽培技術もつながるかもしれない。

トリュフポルチーニは、日本におけるマツタケ同様にヨーロッパで盛んに研究がなされているが、今のところ菌床での栽培成功したという話は聞かない。ホンシメジは前述のとおり既に栽培法が確立されており既に商品化もされている。

これらの菌根菌の人工栽培可能にするには、ひとえに”両刀使い”の系統発見と、それらの培養方法確立である。ちなみに本家マツタケにも、実は”両刀使い”の存在示唆されており、引き続き研究が進められている。また、マツタケ類は世界中に似たような種が多数存在しており、マツタケ(Tricholoma matsutake)の中にも、例えば中国の山奥には広葉樹共生する系統があり、更にはそれらが日本ナラやカシと共生関係を結ぶことがわかっていたりもする。種の中にも多様性があり、それらをしらみつぶしに調べていけば、そのうち栽培可能ものに出くわさないとも限らない。その点はトリュフだろうがポルチーニだろうが同様である。ただし、その研究がどれほど途方もなく根気のいる仕事なのは間違いない(ちなみにトリュフポルチーニ国産種が知られており、積極的に狙うマニアが相当数いる)。ところで、遺伝子組み換え技術により、これらの菌根菌に腐生菌的能力を付加することも可能とする研究者もおり、そのうち遺伝子組み換えマツタケの完全人工栽培実験レベル成功する日も来るかもしれない。

まとめ

参考文献

https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20181006-00099530/

http://fs.magicalir.net/tdnet/2018/4025/20181003413938.pdf

http://www.kinokkusu.co.jp/etc/09zatugaku/mame/mame04-3.html

https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/bulletin/424/documents/424-1.pdf

http://www.jsmrs.jp/journal/No31_2/No31_2_167.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjom/50/2/50_jjom.H20-07/_pdf/-char/ja

トラバブコメに反応

見た目 味も 香りも 同等以上なら 偉業

あくまで野生産同士の比較なら、やや下位互換という感じではないでしょうかね。栽培バカマツタケは食べてないのでわかりませんが、うまくすればそこそこ美味しいものができる可能性はあるかなと。ただ、マツタケって単体で食ってそんなにうまいものじゃないと思うので、一般家庭での調理には手を焼く気がします。炊き込みご飯するにも炊飯器臭くなるしね。料亭とかでマツタケ代用品として普及する可能性はあるかもしれない。<

2018-10-08

anond:20181007175933

花壇程度しか許されない団地食用植物を耕作したといって

文句を言ってきたり公団とか役所クレームを入れるやつを

予め防いでおきたいというようなことですか?

それとも、ノビルと間違ってユリ科植物の根を食って中毒になるやつが出るのを防ぎたいとか?

2018-10-06

品種改良で芽の出ないジャガイモは造れないの

毒性のない植物は何で作れないのか

調理時にカットするの面倒くさいよ

2018-10-04

anond:20181004183641

コンニャク芋に限らず、植物を灰汁で煮込むのは普通調理法だと書いてあるだろ。

灰そのものの利用について言えば普通Wikipediaでも見ればいい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%B0

灰は手軽に入手できる有用化学物質として、古より様々に用いられてきた。

石鹸は、動物の肉を焚き火で焼いた後、灰が泡立つようになったのがきっかけで発見されたといわれる。

茶碗等の器物の洗浄や、作成したての汚染されていない灰で人体の洗浄剤や傷口の消毒剤にも用いられてきた

衣類の洗濯食器の洗浄、傷口の消毒とくれば、「山菜の毒抜き」がそれほど遠いとは思えないな。

コンニャク製法特に不思議ではない

(毒性のある)球茎を粉状にして水とともにこねたあと石灰乳、炭酸ソーダ水溶液、または草木の灰を水に溶いたものを混ぜて煮沸して固める。

これをひとかたまりに考えるから不思議に思うだけで、

「毒性のある球茎(コンニャクイモ)を食べる」

「球茎を潰して灰汁で煮る」

「球茎を乾燥させて粉状にする」

を別々に考えれば良い。

コンニャクイモには毒があり、そのままでは食べられない。

なぜ毒性のあるものをわざわざ食べるのか?

毒性があるぶん他の動物に食べられづらいからだ。

コンニャクイモは畑を荒らすイノシシでも食べないという。

コンニャクイモ以外でも、飢饉とき野草の根だとかを三日三晩も煮込んで食べたなどという話は多くある。

コンニャクイモを毒抜きするためには灰汁で煮込むことになる。

灰汁(あく)とは、原義では灰(藁灰や木灰)を水に浸して上澄みをすくった液のこと。この灰汁を使って食品自体もつ強くてクセのある味を処理した

灰汁(灰の上澄み液)を用いる方法ワラビゼンマイなどのアク抜きに用いられる。灰汁(灰の上澄み液)はアルカリ性であり植物の繊維を軟化させる性質もつことを利用し浸したり茹でたりすることでアクが溶け出すことを容易にする。

灰汁で煮るということ自体は、決して特殊調理法ではない。

コンニャクイモを細かく割って灰汁で煮込むということは中国大陸で古くから行われていたという。

http://square.umin.ac.jp/mayanagi/students/01/01komatsu.html

独特の食感となることで、コンニャクは他の食材とは別に珍味」としての地位も手に入れた。

リンク先によると薬としても食べられていたようだ。

かの有名な中島藤右衛門が「粉こんにゃく製法発明するのはその1000年後である

収穫した生芋は重量もあり,腐敗・凍結しやすかった。藤右衛門は安永5(1776)年ごろ,生芋を輪切りにし,自然乾燥ののち粉にすることを考案した。これによって長期保存や軽量化可能となり,販路が拡大し,水戸藩特産物となる。

これも長らくアイディアが出てこなかっただけで、

「すぐに腐るものを保存するために乾燥させる」という発想そのものはごく自然なように思われる。

このように製法を分解していけば、一つ一つは自然な流れであり、それも1000年以上かけて少しずつ改良されてきたことがわかるだろう。

anond:20181003175550

anond:20181003175550

タンパク質発酵食品魚介類は多量に含まれアミノ酸うまいからだ。ウニフグや、納豆シュールストレミングやらがこれだ。

海苔は保存して運搬できるようにするのに手間がかかるだけで、海岸でとってその場で食べるならお手軽なグルタミン・ミネラル食品だ。調味料かにもなる。

乳なんて高栄養物質ほっておくわけなくて牛だろうが山羊だろうが世界中で飲まれてる。そのままは消化吸収がきつくても発酵させればokだ。

キノコ類が生のまま出回るようになったのは昭和になってからで以前は乾燥したものだけだった。乾燥させればキノコは強烈な旨味を出す。あと地味にビタミンDというほかでは取りにくい栄養素をふくんでいるのもおおきい。

タケノコ流通に殺されてる食品代表だ。採ってすぐのタケノコ食ってみろ。あれ食わないとかありえないぞ。あれに限らず植物の「芽」ばだいたいうまい

2018-10-01

菜食主義に対する誤解

植物は食べても良いの? 同じ生き物なのに差別じゃないの?

→ 肉を作るにはエサとして植物必要なので、植物の代わりに肉を食べても植物犠牲は減らない。むしろ増える。動物植物も含めて殺生を減らすには人が植物を直接食べる方が良い。

2018-09-30

anond:20180930153308

植物に不必要に過剰な苦痛を与えないような加工方法発明されるに100ペリカ

ていうかメーン州の新しい州法とかまさにそれだよね、ロブスター福祉のために〆る前に氷漬けにしろって。

ロブスターにも痛覚があるんですよ!

植物に痛覚があることが分かったら生野菜食わないんかな

2018-09-27

人名にできる存在しない植物

リュウって存在しないくせに竜二とか龍太郎とか名前になって調子に乗ってるし

他にこういうやつない?

2018-09-26

anond:20180926185029

・35歳 大卒個人事業主 一人暮らし

ネットビジネス 月収 30,000円

身長168cm 体重62kg

髪型ごまかせるレベルの薄毛 猫背

・15歳年上の彼女いる

・男友達 3人 (ほとんど遊ばない)

借金 0円 貯金があと2年くらいで底をつく 働けない

趣味 ゲーム インターネット アニメ DTM 読書 料理 植物 

 俺はこれからどうすれば

2018-09-25

人類宇宙に出ず、繁栄し、詰むSF?

魔術的遺伝子操作により

生殖コストゼロ

単独生存可能状態で生まれ子供

あらゆる耐性を手に入れる

全てのエネルギー遺伝子レベル生来能力で取り込めるようになる

人類は一瞬の宇宙進出のチャンスを逃し

セックス魔境→共食い→単一植物

の道を辿る。

最終的に泥のような脳のみと化し、文明細胞間の電気信号としてのみ存続する。

地球ブラックホール似て非なる外部からエネルギー情報を吸うだけの特異点と化す。

人類はただ地球質量を増やすだけの現象となる。

但しその人類史は、太陽系の終わりとほぼ同時に終わる。

それまでは人類の総数自体は増え続ける。

エネルギー保存則的に、宇宙進出なしにこれを上回ることは有り得ない限界点に辿り着く。

後は、人類定義を弄ってやれば、内部の無駄信号伝達に費やされるエネルギーも減って繁栄速度があがるかも。

2018-09-24

anond:20180924113420

一番困ってるのは伸び放題の薔薇

それから隣の家から侵入してくる植物なんだよね…

これは切るしかない。ありがとう

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