はてなキーワード: 植物とは
彼岸花の別名は1000種類を超えるらしいが、全てを書いてるサイトを見つけられなかったので、取り敢えず見つけられた分だけメモ。
曼珠沙華(天上の花を意味する仏教用語。一説に、東北弁の「まんず咲ぐ(葉のつく前にまず花が咲く)」が訛って、美しい漢字をあてたものとも言われる)
親死ね子死ね、親殺し、親知らず(親子が互いに殺し合った結果花と葉が同時に出ないと言われている)
花知らず葉知らず(花と葉が同時に出ない)
狐の提灯、狐の花火、狐の簪、狐の扇、狐のたいまつ、狐のロウソク、狐のタバコ、狐の嫁御(狐の嫁入り行列で火を灯すのがこの花と言われている)
提灯煌々、提灯灯籠、チャンチャンゲーロー、チンカラポン、チンリンボーリン(煌々と燃える提灯のように赤い、後半は訛っていった物)
喉焼花(食べた時の中毒症状)
南無阿弥陀仏、なんまいだっぽ(食べたらお陀仏)
水子衆花(腹の中や生まれてすぐに死んだ水子達の魂が咲いて現れたと言われている)
馬背花(馬の鬣のような花、もしくは馬も背を向ける)
吐掛婆、鬼婆、婆殺し、歯抜け婆、嫁簪、姑花、舅花(嫁姑戦争関連?)
死人花、地獄花、幽霊花、手腐花、手焼花、野松明、猫騙花、雷様花、雷花、夕立花、忘花、道忘花、道迷草、牛舌曲、蛇舌曲、毒花、痺れ花、天蓋花、剃刀花、龍爪花、捨子花、石蒜、三昧花
銀鎖匙(銀のカギ)鬼蒜、避蛇生(蛇も食わない植物)石蒜,烏蒜,龍爪花,山烏毒,新米夜飯花,義八花,老鴉蒜,蒜頭花,水麻,壱枝箭,蒜頭草,紅花石蒜,蟑螂花(ゴキブリ花),红花石蒜, 毒蒜(ドクニンニク),彼此岸花,秃蒜,月月红,野蒜,一支箭〔江西〕,赤色箭,寒心花,蒜头草,
想思花、相思華、相思花、相思草(想いを思う花、彼岸花は花と葉が同時に存在することは無い。それでも、花は葉を想い、葉は花を想っている)
悲しいつらい死にたい…
今28歳、来年すぐ29歳のアラサー女なんだけど突然彼氏にフラれて立ち直れない。苦しい。
仕事と新しくやりたいことで忙しいからもう会えないって、すぐに結婚はできないからアラサーの君をこんなところで引き留めたくないって。
ふざけんな!!!!!別にしょっちゅう会いたいとかすぐに結婚したいなんて一言も言ってないのに!!!!!!!
フラれる前日までは楽しく電話してたのに、悩んでるなら結論出す前に相談とかしてよ。なんでいきなり「サヨウナラ、もう連絡して来ないで」なの。ふざけんなよ!!!!
そういう…そういう独りよがりなところ、ほんっっっっとうに良くないと思う!!!!!!でも、それでもこの女を手放したくないって思わせることが出来なかった自分が一番大嫌い!!!!!!
結局私には魅力が足りなかったってこと。アプリのアンインストールと同じ。もう飽きた、いらない、ってこと。
もうやだ。年々こうやって捨てられることへのダメージが増えてく。もう頑張りたくない。
仕事もなんとか融通つけて休んで2日間も寝込んでしまった。もうこれ以上は休めない。無理だ…このまま植物になって静かに枯れて土に戻りたい。
足りない知恵を工夫して、日本が 全日本人が 消費しているエネルギーを計算した。
間違いが有れば指摘して欲しい。
参考ページ。日本植物生理学会 > みんなのひろば > 植物Q&A > 一人当たりの緑量
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1519
"日本人1人の生存、活動の結果として発生する二酸化炭素をすべて植物光合成によって固定するためには、農耕地であれば約35000平方メートル以上が必要になります。"
35000平方メートルってのは、=0.035平方キロメートル。
0.035平方キロメートル × 一億人 =3500000平方キロメートル
え~と……。
日本の面積はWikipediaより、377,972.28km2
……。取り敢えず雑に割ってみるか……。
3500000平方キロメートル ÷ 377,972.28km2
=9.2599382724048532214856961389566
……。全日本人の年間消費エネルギーを"すべて植物光合成によって"賄うには、日本全土の【9倍強】の面積の農耕地が必要っぽい……。
終わってるだろ。
基本的に、人間に限らず全ての動物は、植物が太陽光から光合成して固着したエネルギーで生存してきた。
日本だと、このエネルギーの循環を自然の恵みを太古の昔より こう呼んできた筈だ。
天照大神 と……。
現在、我々日本人は、悍ましい事に[普通に]1年間生活するだけで、
天照大神 九柱 以上の神通力≒エネルギーを消費している事になる。
天照大神ですら現代日本のエネルギー消費量の1/9以下のエネルギーしか供給出来ないのだ……。
サマータイムは、美容に良くない。ホルモンバランスが崩れてカロリー消費が減ってしまい太る。サマータイムをすることで、EUでは代謝が減ってしまい食べてもヤセ体質だった人でも、ぶくぶく太るようになる。食料品の栄養素の比率が変わってしまうのだ。サマータイムによって、畜産物への脂肪分が10%アップした。牛乳、チーズに含まれる脂肪分、エサとなる牧草の日照時間と刈り入れのタイミングも悪影響を及ぼしているようであった。短い時間で、栄養を吸収しようとする植物の光合成の効率が加速したのであった。EU全土で、サマータイム実施以前よりも肥満率が年間で5%ずつ上昇しているということであった。一方、このことは食糧難にあえぐアフリカの民には朗報だった。主食としてのトウモロコシやジャガイモでの食物繊維ならびに植物油の含有量が飛躍的にアップしたのだった。脂肪分8%の向上によって、それまでの生産高に対して余剰な栄養素が増えたのだった。
昨日私の部屋に迷い込んでしまった結構大きめの虫が今日また姿を見せたので逃がそうと思い、私は戦闘態勢を整えた。
ベッド横に置いている芸術新潮の山に留まっていたので「動くなよ」と思いながら近づくと、その虫は今まで見たことの無い美しい虫で驚いた。
細い緑色の胴体が透けて見える 薄くて大きな羽を持っていた。
なんだかちょっとだけ弱っていそうだった。
ティッシュペーパーを近くに置くと上に登ってきたので、そのままペーパーごと外にやった。
後で調べるとクサカゲロウという虫らしい。
結構どこにでもいる珍しくも何ともない虫らしい。
仏教の話に出て来る伝説上の植物に「優曇華(うどんげ)」というものがあるらしい。
ストーリー上、優曇華の花は3000年に一度しか咲かない設定で、このクサカゲロウの卵は優曇華の花とも呼ばれているものの1つらしい。
優曇華の花が咲くのは、良い事とか悪い事とかが起る前兆と言われたり言われなかったりするらしい。
そういえば以前 吉祥草という植物について調べていたとき、この植物もまた滅多に花を付けず、花が咲くと良い事が起ると言われることからこの名が付いたとあった。
しかし実際は、あまりに花が地味すぎて、その上生い茂る葉に埋もれるように咲くため目につかないだけで、ちゃんと毎年花は咲いているとの事だった。
何かはよく分からなかったので、無造作にちぎってみた記憶もある。
幼少時代、学校の長い帰り道、1メートルほどの幅の用水路の横を一人で歩いていたとき、私は透明なトンボに出会っている。
今思えば、あれはクサカゲロウだったのだと思う。
ただなんとなく生きる方を選択したんだ思う
それが世代を重ね、継続していくうちに個あるいは群として死にたくないという普遍の価値観、生物普遍の本能という形になった。
そのために生物は痛みを獲得したり頭脳を発達させたり体を硬い殻で覆ったり植物は自らの身体に毒を仕込んだりと、それぞれ様々な工夫を凝らしている。
別に生きたくないと考えた連中は皆死ぬから我々にその素養は受け継がれない。死にたいやつはみな死んで絶滅するからますます生きたいバイアスが強くなる。呪いだ。
人間やその他の生命にとっての根幹は本能であり知能は生き残るための手段、道具に過ぎない訳だけど
出自が完全に異質な彼らが自立的に思考し価値観を獲得してその能力を自由に扱えるようになったとき
何が起こるのかは我々生物には及びもつかないし、人間には解読出来ない存在になってると思う。というか現在既にAIが学習していくプロセスは作った人も解読できないらしい
わかる。
子供の頃、両親に「なんのために生きてるかわからない」と言って困らせたことがある。
今思えばだいぶ親不孝なことを言ってたなと思う。
どんな人間も死ぬことだけは同じくやってくる。どうやって死ぬかが違うだけで。
何のために生きてるか分からない人間にとって、その人生に「終わりがある」ということが唯一の救いなんだよね。
その終わりを迎える時に「そこそこいい人生だったな」と思えればいいかな、と思って生きてる。
自殺しないのは、今まで生きてきてしまった責任があるから。責任というか、しがらみが多すぎる。
親のこともそうだし、兄弟や親族、友人、会社…今の自分はそういうものによって生かされているので、勝手には死ねない。
「親が生きてるから死ねない」のであれば、親以外に自分にとってそういう存在を作ってみるといいかもしれない。
生きてるのはそこそこ楽しいしそこそこ辛いのであれば、それでいいんじゃないかな。人生プラマイゼロくらいでいいんだと思うよ。
anond:20180416183334 の続き。新しく読んでお気に入りになったもの。
異世界転移。転移する人の中にはこういう人もいるよな、という話。2013年完結なのでちょっと前の作品。内容はタイトル通り。
異世界転生。いわゆる転生トラックのトラックドライバー側が主人公。飛び出し交通事故で轢き殺してしまった者が先に転生しており、勇者として生きている。それを殺しに行く話。
異世界転移。主人公は元からとんでもなく強い人。異世界ということを理解していないという勘違い系の話でもある。面白かったけど、どこか惜しい作品だという印象。
異世界転移。プロレスラーが異世界の剣闘士として生きる話。ただの殺し合いの見世物をショーとしてできないか、など改革を目指す。
エッセイ。「異世界ものでよく話題になる『異世界における貨幣制度をどのように設定するべきか』というテーマを、現役の経理マンの立場から描いてみました。」という内容。
ファンタジー。人類VS恐竜&恐竜人類。主人公は国9番目の弓取り。霧の向こうから現れる恐竜たちとの戦いの話。魔法というものはない。基本的に敵が強い。人類側にも強い人はいる。ファンタジー色強めの武器も少し。未熟な主人公も魅力の一つ。
国家転移もの。このジャンルの多くの作品のように自衛隊や米軍が無双する話ではない。転移先は地球レベルに発達した世界で人は空に立つ。孤立無援の状態から戦争を避けながら日本を守らないといけないので緊張感がある。言語文化学者が主人公(だった?)。
ファンタジー。転移要素あり。チートレベルの者たちによるトーナメント。陣営レベルでの戦いなので、純粋に出場者の実力で決まらない勝負も多い印象。熱狂的なファンがいる作品。合う人はすごくハマると思う。なろうの更新は止まってるのでカクヨムで読んだほうがいい。
ちょっと変わった異世界転生。例外なく人外に転生する世界での集団サバイバル。主人公強い。召喚災害という名の通り、作中ではこの集団転生は災害として扱われており、一部の帰還者によってある程度の情報が政府に提出され、それが民間にも発表されていた。被害者の年齢性別職業は様々。
一部の国で異世界と行き来が可能になって(GATE方式)からしばらく経った。繋がる先はそれぞれ違う世界。日本と繋がった世界の調整官に任命された主人公が任期満了を待ちながら現地で奮闘する話。主人公側の異世界は火薬がうまく作動しないという現象があり、地球側の人間は武器に制限がある。現地人には魔法がある。そんな世界。
現代ファンタジー。明らかに目立つのに周囲の誰も存在を認識していない謎のビルに潜入し、そこから抜け出すサバイバル。「彼女」はチートというか、人間として性能が高いという感じ。スキルとか魔法とかあるが、戦闘はなかなか緊張感がある。
異世界転移。明治初期の忍者が異世界で騒動を起こしたり巻き込まれたり。ギャグ要素が強いが、きつい描写も多い。主人公ら忍者は山田風太郎の忍者ばりに様々な能力を使う。魔法あり。モンスターもいる。次回予告が毎回あって、たいへん味がある。
異世界転移・転生。一話完結もの。特定の主人公もいない。異世界に行った人々の、様々なストーリーを一話ずつ。過去に登場した人物が、後の話で世界に影響を与えていたことが分かったり、とかはある。
ファンタジー。一話完結もの。語り部が、過去に存在した様々な殺人鬼を紹介していく。特定の場合は殺人鬼の名前を伏せたりと、細かい芸を仕込んでいたり。語り部 → 殺人鬼の一人称 → 語り部というフォーマットが基本。一話ごとが短いのでさくっと読める。
ファンタジー。異世界? タイトル通りの内容。異世界遭難日誌の作者。微生物から植物、動物までが敵となった世界。大豆だけが味方。大豆がなければ外を歩くことも水を飲むこともできない。そんなふうに壊れた世界を元に戻すため、大豆を作って(土に植えるところから)、知ってる限りの大豆料理(調味料含む)を作る話。
このジャンルのなろう作品をいろいろ読んでみたが、最初に「蛮族めが」といって戦争を仕掛けてくる国家に自衛隊無双したあたりで飽きるのか、そこでエタってる作者が多い印象がある。完結した作品も少ない。書籍化&漫画化作品である日本国召喚はちゃんと続いてるので終わりまでやってほしい。
このジャンルはミリオタに突っ込まれたり、日本が極端に不利だと反日作者だと言われたりするので大変そう。逆に相手が無能すぎて突っ込まれている作者もいる。
母が入院した。
今治療しなければ今後治ることはないらしい。
家は一人になった。正確に言えば一人と一匹と、いくつかの植物だけ。
犬は毎日寂しそうにしている。窓の外から足音がするたびに嬉しそうにする姿に、母がいないという事実を改めて認識し悲しくなる。
親の死とはこういう事が永遠に続くのだろうか、と考えたら親孝行をしようと思った。
スマホを開けばいつもと変わらないSNSのアイコンが目に入り、一層惨めになる。
最近、人と疎遠になる境界線というのを何となく感じるようになってきた。
大抵の場合は相手から、それもある日を境に、突然死んだように返信がなくなる。
かなり拙くて分かりづらいけど前バイオメガについて書いた増田があるからまずURL貼っとく。
https://anond.hatelabo.jp/20160124183345
僕が思うにデビューからシドニアまでの弐瓶作品で起こることは作品が違えど同一世界の出来事だと捉えている。そしてBLAME!の世界とシドニアの世界はがっつり分断されている、まるで違う。
過程のうえでBLAME!で描かれていたような世界が滅びシドニアの世界が生まれたターニングポイントがあって、それを描写したのがバイオメガなんだと思う。
先の増田で書いたようにバイオメガはしぶとく生き延び世界を支配しようとするガウナの脅威や、庚造一の旧態依然とした態度と新世界の様相を対比することでなお強調される、合成人間という存在の拠り所のなさ、そして一貫して人間味を感じさせないアンチヒーローであった弐瓶作品の主人公が復物主の世界に転送後は唯一人間らしい存在となる関係性の逆転などが見受けられる。メタ的に捉えればバイオメガ後半は舞台をがらりと変えることで自らの作風を逆説的に洗い出す作業だったのかもしれない。
又バイオメガはシドニアの前日譚だと僕は思っている。復物主の発芽に伴う地球での人類文明の崩壊によりシャトルで避難したものの成れの果てがシドニアに出てくる人々だと。
そしてフニペーロと造一の共闘やフニペーロとニアルディの対峙する様はシドニアのストーリーを示唆している、というかシドニアのデモストレーション的意味合いがあったように見える。(加えて言えばABARAで描きたかったものはBLAME!世界のハルマゲドンかもしれない、するとその点でバイオメガ前半のデモ版といえるのではないか。)
ガウナの復物主ももとは何らかの思念体でそこに植物に近い驚異的な力を持った肉体が付与された生き物なのだろう。
ニアルディが復物主に融合しようとしたり吸収されたりしたのはニアルディが思念束という相手の意識に入り込める能力を持っていたからで、思念体を乗っ取れば自由自在という目論見が逆に自分が相手に乗っ取られてしまったというわけだ。
シドニアでエナ星白やつむぎが誕生できるのも、シドニアに出てくる人型生物が植物に近い肉体を持っていて、ガウナとの肉体の親和性の高さから思念を共有することが可能だったってことなんじゃないだろうか。
バイオメガの大筋はDRFという世界征服を狙う悪徳企業の討伐で、世界が復物主の物になっても幅をきかせているDRFのボス「ニアルディ(とそれを吸収して操る復物主)」を復物主の子であるフニペーロの力で倒すというオチなのね、多分そう。復物主とフニペーロは同じものから出来ているから融和した。造一との旅でフニペーロは強くなってたから復物主の思念体が飲み込まれて消えた。僕はそういうことにしている。
なんにせよ僕が確信するのはバイオメガを描いたからこそ、弐瓶勉はシドニア以降のスタイルに移行できたのではないだろうかということだ。
面白い部分が無いわけではない。酒飲みの話とか、夕焼けを何回も観られる星の話はむしろ気に入っている。
ただ作品全体に漂う「コドモは純粋、オトナは何もわかっていない」みたいな雰囲気が嫌いだ。
冒頭のボアの話は、まだいい。両親が相手にしてくれなくて残念だったね。ただ大人になってまで初めて会った人にいきなりヘンテコな絵を見せて返ってきた反応が、気に入らなかったからと言って「こいつは何もわかってない」というような評価を下すのにはもやもやする。他人を品定めするような態度は失礼だとさえ思う。まぁ、ボアの話はいい。最初に読んだとき(確か12歳)も大して引っかからなかったし。
その後も「何もわかってないオトナ」を批判する展開が続くわけだが、大人は数字が好きという話は当時から納得できなかった。子供が友人の家の様子を説明するときに、レンガの色や花壇に咲いている花などの定性的な描写にオトナは耳を傾けず、建てるのに幾らかかったという数字のみを重視するというのだ。流石にそれは言いすぎだろうと思った。仮に、自分の子供が「今日〇〇くんの家に行ったけど、10億円のおうちだったよ」ということを報告してきたとして、我々オトナはそれだけで何かを理解できるだろうか?10億円、多分とても豪邸なのかもしれない、いや確実に豪華だろう。けれども親子の会話はそこで終わらないだろう。「洋式なのかな、和式なのかな」とか、「そんな家ならプールが付いていたりする?」とか色々問いかけてみるはずだ。確かに10億円という数字からそのお友達の親の収入なんかを想像することもあるかもしれない。ただそれを子供に言うようなことはしない。少なくとも自分は。
当時、国語の授業でそれを読まされた私は、星の王子様の冒頭で繰り広げられるオトナ批判にもやもやしたものだが、「もしかしたら自分も年齢を重ねたらこういうオトナになってしまうのかもしれない」という一抹の可能性を危惧し、持論を主張をすることはなかった。しかし、アラサーになった今、確実にそうではないと言える。むしろ10億円だの1000万円だのの数字は子供のほうが好きじゃないか?「ひゃくおくまんえん」みたいなこと言ってる子供よくいるじゃん。
挙げ句、決定的だったのが破壊の象徴とされているバオバブという植物の扱いだ。そもそも植物(生物)に良い悪いもあるか?という話。勿論、農作物を荒らす害虫とか、害獣なんかの概念は理解できるし、バオバブが星を壊してしまうのは決定的に害だからという論理は理解できなくもないけど。ただ生きているだけの植物に"悪"の概念を押し付けてるのが当時から納得できなかった。現実だったらバオバブは星を破壊するようなことはしないわけで、架空の世界で一方的に悪者にされている感じに義憤ぽい感情を抱いたのを覚えている。
さて、昨日から批判されているプラントハンター西畠氏の話であるが、どうやら星の王子様ファン(?)が大層ご立腹な様子。その様子をきっかけに色々調べてみると、バオバブはファシズムの象徴とされている(真偽はさておき説として)とか、セネガルではとても親しまれているなどの事実を知って更に星の王子様嫌いが加速してしまった。サン=テグジュペリ何も知らねーでバオバブ悪者にしてんじゃねーよ的な。西畠氏が胡散臭いとかそういう話は置いといて、「プラントハンターという立場的からすると、悪者にされてるバオバブの名誉を回復させたかったのでは」位の想像は自分でも出来るんだがな。いや、別に西畠氏が完全に悪人で金儲けのために世界的文学作品を汚そうとしたみたいなオチでも良いんですけどね。私はバオバブの立場にしか興味が無いので。
読んた当時は言葉にする術を持たなかったけど、大人になって書き表せるようになったので、書いてみた。冒頭でも書いたように、好きなシーンが無いわけではないが、作品全体としては嫌いっす。なんかマックの女子高生とか、電車内の子供とか、片言の外国人みたいな純粋さの権威的象徴(他の星の金髪純粋王子様withキラキラしたイラスト)に自分の意見を代弁させる嘘松みたいなものを感じるんだよなー。
P.S. いい機会なので読み返してみたら、学会の小話は感心した。そんなことあるのかなと思ってたけど、女性というだけで侮られるとか名前がアジア系だと英語に文句つけられる話とか、現代のアカデミアでもよく聞く話だったので。