はてなキーワード: 試行錯誤とは
ビジネスマナーとか新社会人になったとき数ヶ月かけて嫌ってほどやったもんだけど、うちにくる中途採用者のほとんどは仕事ができない。
仕事はできないが自分のキャリアは評価してほしい人が多かった。変にプライドあるというか。後輩なんだけど人生の先輩ではあるんだから俺を尊重しろよみたいな。あとびっくりしたのは上司から振られた仕事を「それは苦手だからできません」と断る人が結構いること。できないことをできるように試行錯誤していくのが仕事ちゃうんかい。うちの会社は年齢に応じた給与体系だからほんと中途採用の人には働いてもらわないと困るわけ。電話対応も「はい」って対応するとこを「はあ」って言ったりまじで謎。クレーム処理は新卒採用者の仕事になってる。
今日仕事中に「ワードで文字を大きくするのってどうやるんですか」って聞かれて流石につらかったよ。愚痴ですね。
追記
うちは50人以上〜100人未満の中小企業ど真ん中で、中味は身バレするからメーカーの仕事とだけ伝えておく。
今の社長が仕事できる人で一代で築いた会社だから人事部らしい人事もいないし、新卒採用者向けのビジネスマナー研修しか設けられてない。
新たな視点を取り入れたいという社長の意向で中途採用を入れてるんだけど、既存の事業の恩恵に預かろうとする人ばかりで新たな視点なんて皆無だよ。事業は増えないのに社員は増える。しかも人件費のかかる社員がね。
こんなんだったらできない部分があっても頑張って働いてくれる障害者を雇ったほうがいいと思うよ。社長も仕事はできても人を見る目はないってこと、はっきりわかんだね。
職場の後輩がほとんど化粧もしない子で彼氏もいたことがないらしく、服も毎回しまむらとかで買うと言っていてどうしても耐えられずに「◯◯さん、おしゃれしよう!」と言ってしまった。
髪も1000円カットで切ったようなザク切りカット。話しを聞いてみたらおしゃれな美容院に行くのは勇気がいるし抵抗があるのだという。ということで有楽町で待ち合わせて私が通っている美容院に一緒に行くことにした。話しやすいように女性スタッフにお願いした。後輩はどんな髪型にすれば良いかわからないと迷っていたのでスタッフさんにおまかせ。
そのあと有楽町のマルイに行ってオフィス系の清楚な感じの服をいくつか見繕って買った。まじでおせっかいおばさんなんだけど応援の気持ちで私も彼女の靴を買ってしまった。マルイのラクチンきれいパンプス最高。そのあとマツキヨに行ってプチプラコスメを揃えて化粧室でメイクアップアーティストばりに彼女のメイクをした。「口紅を塗るだけでも結構イメージ変わるんですね」と後輩もちょっと驚いていたようだった。とにかく女は飛び抜けてファッションセンスが良くなくてもよい、最低限の清潔感と手入れをこまめにしてる感を出すこと!とおしゃれ特訓に付き合わせたシメに新橋で飲んで酔っ払いながら訴えてしまった(飲みも付き合わせたようなものだ)。でも彼女はちゃんと身なりに気を配れるようになったら絶対美人になるっていう私の確信があって、美容院行って服揃えたらまじで美人になったよ。
ちょっとやりすぎたなと思っていたんだけど後輩はそれ以降おしゃれに楽しさを見いだしたみたいで色々試行錯誤しながらどんどん美人になっていった。
しばらくして後輩から飲みに誘われてなんだろなと思っていたら「実は同じ部署の○○さんと付き合うことになったんですよ!私が見た目に気を遣うようになったあたりから私のこと気にしてくれてたみたいで。増田さん最初はちょっと強引だし困ったなって思ったんですけど、今は感謝しかないです。ありがとうございます!」と言われた。もうね、私がなんかしたんじゃなくて後輩がコツコツ頑張った努力の成果でしょって。おばちゃん嬉しくてでも恥ずかしさもあって適当な相槌しかうてなくてほんとごめんね。
そしてその後輩ちゃんはその彼と結婚することになった。私に乾杯の挨拶をお願いしたいと先日言われたのです。これぞ先輩冥利に尽きるというものです。後輩、結婚おめでとう。私も精一杯おしゃれして結婚式参列させてもらうからね。ほんとにおめでとう。おしゃれって素晴らしい!
追記
起きたらバズってた。あのさぁ確かに私独身アラサーだけどさぁ!そういうの書いたらなんか卑屈ぽいというかさぁ!女の嫉妬みたいに言われるから書かないようにしたの!
いやでも私が独身でもさ、仲良くしてた後輩が嬉しそうに結婚報告してきたら先輩は喜んでしまうものだよ。パワハラって意見もわかるけどね。そこは前々から親しくしていたから後輩も許してくれたんだと思ってる。
後輩の彼というのも一応私の同僚にあたる人なのである程度顔を知ってる信頼はあるかな。まぁなんていうか後輩が幸せそうだからそっと見守りながらやっていきます。
あるのは膨大な試行錯誤による経験をもとにした確率的判断、いわば直感である。
AIは理論をたてたりしない。そんなことよりもひたすら試行を繰り返す。そして経験をつみ記憶していく。
理論をたてないことは欠点かと思うかもしれないがそれは人間基準での話かと思う。
人間は立方体のサイコロのある目が出る確率を1/6、つまり0.16666...と理論的に考える。
AIは実際にサイコロをふる。何万、何億、10^nと試行し確率が0.16666...と実測する。
人間の理論的思考力は素晴らしい。1度もサイコロを振らずに結論をだすことができる。
一方でモンティ・ホール問題みたいな100回も試せばわかるような問題に引っかかったりもする。
実際にこの動画の男がどう思ってるかは知らないけど、元増田の言いたいことは分かるような気がするよ
リア充でもなくて、かと言って熱中できる趣味もなくて(学生時代は暇つぶし程度にアニメやゲームやって、今は惰性で続けてるスマホゲーくらい)、趣味がないから友達もそんなにいない
学生なら同じような奴らでつるめたけど、就職したら途端に縁遠くなって土日はひたすら暇
誰かと何かを話したりしたりしたいけど、きっかけもないし情熱もない、ただめんどくさい。今更新しい事で試行錯誤したり、要は傷つきたくない
本当にただ時間を潰すためにネットしてる。自分と全く関係ない記事やコメントを読んでは苛つきだけが溜まる
女は深い怨嗟の対象じゃない。「女尊男卑の世の中はおかしい」「女は格下」そんな思想がないわけじゃないけど、特別深い恨みはない
恨みを抱くほど異性と深い関係を築いたことがない(好きになったけど相手にされなかった、とか一方的な恨みはあるかもしれない)
ただ得体の知れない、出口の見えない苛立ちを解消するために、トラブルになりにくい女をターゲットに選んでるだけ
だいたいこんな感じ
表現力>実装力>画力>レベルデザイン>根気>コミュ力>作曲能力>客観性>主体性>文章力>プログラミング能力
「ゲーム作りたいけど~~」みたいな事言ってる人間の多くが、一番どうでもいいはずのプログラミング能力を過大評価しすぎ。
今はツールがいくらでもあるからアイディアとそれを形にするだけのセンスと根気があればあとは試行錯誤を繰り返せばいいだけ。
絵が上手いとか音楽作れるとかいうのはあれば有利な能力だけど、自分なりに世界観を表現することができるなら画力とかは最低限度あればいい(ひぐらしなんて手グローブだぞ。クリームパンだぞ)
プログラムかけないからって理由でゲーム制作諦めてる人はちょっと調べて見るといい。
なんだかんだゲームってのは世界観とレベルデザインさえしっかりしてれば面白いもんだから。
ゲームのためにプログラム勉強する時間があるなら、手触りよくするのに試行錯誤するのに時間使うほうが楽しいし色々手っ取り早かったりするよ。
各権利者が決めること。以上。
統一的に決めて、何も考えてない自分も甘い汁据えるような枠組みを作ってくれってのは通らないよ。
まだだいぶ試行錯誤な段階だから、先鋭的なところが自分の身を傷つけるの覚悟でいろいろやってみて、取捨選択していい枠組みを作っていくということだろうね。
先鋭的なところがこれ以上独走できないために枠をはめようなんての通らない。
で、そもそも人気の基準が、ネットでの露出度になった以上、二次創作ガイドラインつきコンテンツの独走になってる。(東方、ボカロ、艦これ、fate、刀剣乱舞)
ただ、ちょっとお絵かき楽しすに金払え+申請しろというのは通らない。許諾の枠組みができたが、もう全く見向きもされなくなってるのがJASRAC曲の二次創作だな。
同人誌であれば緩いからある程度マルチジャンルだが、音楽の二次創作は東方と艦これ以外ほぼ絶滅状態なのは見ての通りだろう。(ボカロはあくまでオリジナルだし)
そして、昔は東方だけだったが、そこそこ二次創作ガイドライン付きコンテンツも増えてきた。とすると、その中での競争も始まってる。もうそんな時代。
東方はSTREAMやLINE上での使用許可を出した。金が絡んでるからまあ、本家サイドにもいくらかは回ってるだろう。
でも、この辺りも極力二次創作者に負担がかからないような枠組みでやっている。
で、商売をやるうえで、いちばんは「顧客の満足をどうやって満たすか」なんだよね。法律でこうだから取れる取れないじゃなくて。
二次創作者が楽にいいものを作れるようにして、露出を増やし、エンドユーザーへの波及を図る。
東方は正直二次創作者が創作を楽しんでほしいという気持ちだけがスタートだったのかもしれん。
そこで二次創作者が使いやすいようにしたから二次創作者がふえ、エンドユーザーまで波及するというモデルになった。
結果的には二次創作者を利用した露出を増やさんと人気が出ない時代になった。
正直、創作だけじゃなくて、日本の商売全般として「客をどう満足させるか」ではなく「ここはもうかるはずだから出ていく」みたいなとこがある。
で、自己満足で顧客に使いにくいものばかりを作って、黒船が突撃しきて日本勢全滅みたいになってる。
ただ、今回の黒船は東方だったってこと。黒船も万全とは言えないけどね。下らん喧嘩でコンテンツ全部をだめにした動物みたいな例もあるし。
動物も典型的な「ここはもうかるはずだから出ていく」で顧客ガン無視でのごちゃごちゃだ。
東方もうまく立ち回らんと下らん喧嘩でコンテンツ全部をだめにするリスクはまだまだあると思う。
もちろん、ほかの2次創作ガイドライン付きコンテンツもね。まだネット時代黎明期だというのは感じる。
あれだよ、元増田はもう空母の時代(二次創作者という艦載機を含めての時代)になってるのに、戦艦の排水量制限を設けようとか言ってるようなもの。
今日はてブを見ていたら「『病むくらいなら逃げなさい』というアドバイスは無責任」ではないかという記事がホットエントリーに上がっていた。
それについて思うことがあったので、書かせてもらう。
[参考記事]
https://news.careerconnection.jp/?p=54001
自分は小さい頃からほとんど全てのカテゴリーでいじめられてきた。
小学校、中学校、高校、塾、部活動と。さすがに大学になるといじめはなくなったが、それでも大学生、社会人となった今も友達はほとんどできない。
いじめに対して先生が悪かったとか、いじめてた人が悪いとかいうつもりは全くなくて、むしろ先生は見つけ次第、(今では問題になるであろう体罰も含めて)叱ってくれたし、そうすると一定期間はいじめられなくなる。
でも結局、いじめられる原因は自分にあったから、すぐにまたいじめられるようになるし、先生も同じ人間だから全てを未然に防ぐことなんてできない。
最初は「なんで自分だけ」と思っていたけど、だんだん時間が経つにつれて自分に原因があることは分かっていたから、周りが悪いとか一切思っていないし、むしろ平均よりモラルが高い環境にいたから、この程度で済んだのが幸いというくらいに思ってる。
翻って何が言いたいのかというと、少なくとも自分の経験則からしていじめられる人は、(「いじめられる人よりいじめる人の方が悪い」といった比較論は理解できるにせよ)多分にいじめられる要素を普遍的に持っていると思う。
そしてそれは、もしかしたら転校するなり環境を変えることが改善される可能性は多少あるにせよ、確率論で言えば環境を変えても同じ目に逢うことも多い。
さらに同じ目に遭った場合、「環境を変えてもダメだった」という経験がますます自分の無能感を高めて、それを受け入れるようになり、さらに社会不適合になるという負のスパイラルに陥る。
もちろん命に支障が出るようないじめられ方をしているのなら環境を変えたり、引きこもっても良いが、その環境に異常性がないのにいじめられているのであれば、環境を変えることは自分の経験則からして一概に正解とは言い難いところがある。
社会で生きている以上、そういったいじめが起こるのはやむをえないところはあるし、その矛先が自分に向いてしまうことは受け入れるという度量は多少必要だと思う。
まして社会人ともなれば、お金を稼いで自立しなければならず、環境を自分好みに変えることはさらに難しくなる。逃げてばかりでは生きていけないし、(むしろ現代は共同体から省かれても生きていけるという点で幸せであり、)残念ながらそれを受け入れる経験は必要なのかもしれない。
では結論としていじめられている人は何をすべきなのかということについて、これといった答えは持っていない。
ソフトウェア用語で「銀の弾などない」という言葉があるように、パーソナライズ化された苦境の中で、それを一括りに取り除ける行動術がないと思うし、その人自身が色々な試行錯誤をして何とか生き延びていかなければならない。
幸い自分は引きこもらず、いじめに耐えながら、勉強だけは人よりできるようにするという意欲を持てたことで、そこそこ良い大学に通っていじめから脱却できたが、仮に勉強すら放棄してしまったらと思うとゾッとする。
結局のところ「辛かったら逃げて良いんだよ」というのは、銀の弾丸を求めている人々の潜在意識に訴えかける良質なコンテンツということで、実用性はさほど伴っていないのかもしれない。
逃げていても誰もが幸せに暮らせる社会を実現したいという志は全く否定しないが、残念ながら自分たちの生きている時代では実現しそうにないし、まずは目の前にあることを一つずつ対処していく他はないのではないのだろうか。
別れてから数ヶ月、1人でもそれなりに楽しく生きていたつもりが、話を聞いてから丸1日はそのことしか考えられなくて、自分の中で彼とのことを消化できていないことに気づいた。それは本件について誰にも本音を吐き出せていないからかもしれない。彼に大切な人ができた今なら、私が何を語っても大丈夫だろうし、今まで何かが怖くて言語化してこなかった自分の気持ちを文字にすれば、これまた何かを供養できるんじゃないかと思い立ったので筆を執ることにした。
4年間という短くない期間を共にしたので、長文になるだろう。でも、文章にしてしまえばとても陳腐な話なのかな。書き終わる頃には少し楽になれてるといい。
一目惚れだった。内定先の会社で開かれた先輩社員との飲み会で隣の席になり、仲良くなれる気配を感じてSNSのアカウントを交換したのが始まり。
当時大学生の私にとって、たった2歳上でも社会人はものすごく大人に見えて。そのバイアスも多分に含まれていたとは思うけど、落ち着いた雰囲気ながらもユーモラスな彼はとにかくかっこよかった。ルックスも好みで、特に目元がゾウさんみたいにぱっちりでマツゲが長いところは、ずっと眺めていたいほど。背も高くて、大きな手が魅力的だった。
その飲み会では、彼に彼女がいるということを聞いて(周りの先輩達がわざわざその場で言ってくれるくらいには、私の好き好きオーラはバレバレだった)、ものすごく残念に思ったけど、私にも彼氏がいたので飲み会後は「入社が楽しみだな」という気持ちで帰った。
でもせっかく連絡先を交換したので、飲み会の後から頻繁に連絡を取り合うようになる。ライン上での会話のテンポや言葉遊びの感覚が非常に合って、話ははずんだ。最初は先輩後輩としての会話だったものが、だんだんプライベートな話までするようになっていき、私の好意はもちろん伝わっていただろうし、向こうもまんざらでないように思えた。
そして2ヶ月後には彼が大阪まで遊びにきてくれるという進展っぷり(私は当時大阪在住、内定先および彼は東京だった)。一緒に大阪の観光名所を遊び回って、電車の乗り間違えなんていう些細なことでも笑いが止まらないほどだった。この旅行での胸の高鳴りは今も忘れていない。
大阪旅行を経て、私は彼の恋人になりたい気持ちが強まった。当時の彼氏に別れ話をして、彼と付き合えるように準備を進めた(私が悪いので当然だが、別れ話はもめにもめた)。そんな中、彼からは決定的な言葉はなくて、まだ彼女とも別れていないようだった。スカイプでのテレビ通話中に不安を伝えると、無言になって部屋の中で何かを投げ始めて、びっくりした。どうやらイラついたらしい。そのような感情表現をとる人を見たことがなかったので本当に驚いた。これが最初の違和感。そのほか、お互いの恋愛観についてもいろいろと話をする中で「とにかく楽しいほうに流れたい。現状を変えるのは面倒」といった旨の意見を聞いて、このあたりにも少し不安を覚えたけど、恋は盲目だからそっと記憶の端に追いやった。
数ヶ月後、晴れて彼も彼女と別れ、私が正式に恋人となることができた。幸せだった。遠距離は寂しかったけれど、名古屋で会ったり彼の家に泊まりにいったりして、私が入社のために東京に引っ越すまでに5回ほど一緒に過ごしたのではないだろうか。私は時間を、彼はお金をお互いのために割いた。卒論は彼の家で書いた。
大学を卒業して、ようやく社会人になった私は極力彼の近くにいるようになった。彼の住む駅と同じ場所にアパートを借り、ほぼ私の家で一緒に過ごしていた。6畳のせまい家だけど、大好きな彼とやっと一緒にいられる楽しさで全然苦ではなく、べたべたとくっつく毎日。
けれど、頭の隅に追いやったはずの不安が少しずつ顔を出す。発端は彼が家事をあまりやらないこと。ありがちかよという感じだが、気になったのはそこではなくその後の対応である。家事の負担に対して私が不満気にしていた日、彼は「(私)が不機嫌みたいだから」と出て行こうとした。話をするのではなく去ろうとした。違和感その2である。私もただ不機嫌なのはよくないなと思い、家事の分担について話すと「俺のほうが疲れてる」「昔は文句言わなかったのに」と的外れかつ見下した返事をする。結局その後チャットでもう一度話して分担を決められたけど、この時のそこはかとない不安な感覚は鮮明に覚えてる。
それから、忘れられないのがその年の私の誕生日。彼はほぼ常に誰かしらの女の子と連絡を取り合っている人であったが、その時期特にはまっている相手がいて、私の誕生日にも目の前でスマホばかり見ていてかなり辛かった。出かけていたけど、悲しくなってすぐに帰ってきた。彼にとっては私の嫉妬がうざったかったようだが、それならそれでもう少し上手くやってほしいと願う。彼へのいくつかの不信感はこの後どんどん増大していく。
なんだかいきなり悪いことばかり書いてしまったけど、基本的にはすごく楽しい日々だったし、彼のことも尊敬している。私が配属先のことで悩んでいた時、彼の的確なアドバイスで希望通りに進んだことは感謝のしようがない。常に向上心を抱いていて、努力を努力と思わずストイックに進み続ける人。でも私にはどろどろに甘くて、一緒に歩く時は手をつないだり腕を組んだり、駅の階段を上る時は体力のない私を押してくれたり、そんな何げないシーンに幸せを感じていた、確かに愛されていた。1人では何もできなくなるんじゃないかと思うくらい甘やかしてくれた。シングルベッドと壁の間にぬいぐるみが挟まって爆笑したり、旅行して写真を撮ったり…このあたりの時期に撮ってもらった2ショットはその後3年間ずっと部屋に飾るほどの宝物だ。ここまで書いてやっと1年。ちょっと飛ばそう。
やはり6畳では手狭に感じてきたので、私が社会人2年目になる頃には広い部屋を借りて同棲を始めることに。さすがに同棲をするのに親に内緒というわけにはいかず、私の親に電話であいさつをしてもらった。2~3年後には結婚を考えていると電話口で言っていて、常套句ながら口元が緩んでしまったのを覚えている。
新しい1DKの部屋で、私は世界一幸せだった。夜、眠くなったら優しく寝かしつけをしてくれて、朝は私から行ってきますのキスをして、毎日ハグして、一緒にゲームして、くっついて寝て。手をつないでふらっとコンビニに行った。テレビを見てやいやい意見を言い合ったり、ばかみたいに妖怪ウォッチのダンスを踊ったりして笑顔が絶えない日々だった。ご飯を食べる時は、小食な私の食べ残しを彼が食べてくれることに強烈な愛情を感じていた。うれしくて、別にそこまでお腹いっぱいじゃなくても彼にパスしちゃってたな。私のドジで笑ってくれるのが愛しかったから、いっぱいドジした。大柄な彼の上にのしかかるのが好きだった。お互いの寝言について笑った。関西弁を使ってくれるのが嬉しかった。2人にしかわからない符号がたくさん生まれた。彼の好きなものを真似して、私にも好きなものが増えて、世界が広がった。彼の脱いだTシャツですらいとおしかった。彼に愛され続けるように、見た目も中身も、かわいくいようと努力した。
そんな幸せな日常の一方で、なるべく直視しないようにしていたものの、不安なことはいくつかあった。まず、お出かけを一緒に楽しめなくなっていたこと。倦怠期と言われればそれまでだけど、付き合いはじめの頃はどこに行くか、何を食べるか一緒に決めて楽しんでいたのが、だんだん彼が私についてくるだけになった。ついてくるというのは、本当に後ろをついてくるだけ。何食べる?と聞いても「どうする?」と言うだけ。目的地でも興味を示さずぼーっとスマホをいじっていて、それならむしろ1人で出かけたほうが気楽だからとそう言っても、ついてこようとはしてくれる。店員さんを呼ぶのも、席を探すのも、地図を見るのも私。前に出るのは苦手だったからかなり苦痛だった。友達とたくさん遊んでいる彼は、絶対友達の前ではそんな感じじゃないはずなのにね。甘えられてたのかもしれないけど、一緒に楽しもうとしてくれない人と出かけてもしんどいだけになってきたから、だんだんデートに誘わなくなった。最後の年の瀬、カレンダーを買いに行くと言ったらついてきてくれたけど、やっぱりずっとスマホをいじってるだけだったね。連れまわして機嫌が悪くなっても困るから、早く済まそうとして最初に入ったお店で全然趣味じゃないカレンダーを買ったときの虚無感は忘れられない。
不安なことの2つめは、彼が不機嫌になった時のこと。機嫌を損ねると無言になって話ができず、物にあたり、こちらを無視してどこかへ行ってしまうという癖があった。これは付き合う前に感じていた違和感その1と2で、どんどん膨れ上がっていた。もちろん私も黙って我慢していただけではなくて、話し合いをしたいときは、どういう話の持って行き方をすればいいのかを調べて試行錯誤したし、直接、無視するのはやめてほしいと伝えたこともあった。でも性格は簡単に直らないし、私の心もなかなか強くはならない。本当にもう無理と感じたのは、彼がケガの療養中に、少し出かけてみるというから一緒に行ったら、ケガが痛いようでみるみるうちに不機嫌になっていった日のこと。「帰ろう」と言っても「うるさい」と一蹴され、どうすることもできず黙って着いて行った。みじめだった。極めつけは、後になって「ごめんね。でもケガしたらわかるよ」と言われたこと。例えば私が生理痛であなたに当たり散らしたことが一度でもあっただろうか? ケガのせいではない、この人の性根がそうなだけだ。この人と、将来、何か問題が起きたときにうまく支えあっていけるのだろうか? 不機嫌をまきちらすこの人と。私はいつの間にか、彼の顔色を伺いながら無理におどけるようになっていて、どうにも元気が出ない日も、ドアの前で深呼吸をして笑顔を作ってから帰宅していた。できるだけ彼の機嫌が悪くならないように。そうすれば楽しい毎日が送れていたから。何度も傷ついて、もうあの空気になるのが耐えられなかった臆病者。
不安なこと3つめは、女性関係。前述の通り、彼は常に誰かしらの女の子と連絡をとっていて、時々会ってもいた。私が嫉妬するからと隠そうとしてくれるのはいいが、全然隠せていないから、結果として最悪な形で私に「女の子と会う」と伝えていることになっていた。男女入り混じったグループで遊ぶことはもちろんあるだろうが、2人でデートしたり、合コンに行ったり、ドライブしたり…これで嫉妬するほうが悪いというなら、恋人を作らないほうがいいのではないかと思う。愛されているという自覚はあったけど、彼が何を考えていたのかわからない。仕事のためだと言うこともあったけど、本当だとしたらどれだけ効率の悪いリクルーティングだろう。でも嫉妬しすぎて彼が不機嫌になったら大変だから、1人の時に泣いて消化していた。この家で不機嫌になっていいのは彼だけだから。それでもどうしても我慢できないことがあった。それは旅行。私とは満足にお出かけもせず、何にも誘わないのに、ほかの女の子とは自分で車を借りてホテルを予約して旅行するんだ。その扱いの差に耐えられなかった。出発の日には目の前で泣いてしまった。帰ってくるまで毎日涙が止まらなかったし体調も崩した。彼が帰宅後、我慢できずに口からこぼれてしまった日、彼は心底めんどくさそうにして、私と別れると決めたようだった。女の子と会うことよりも悲しかったのは「私が嫌だと感じていることを意に介さない」こと。例えば、本当に仕事なのであればそう説明するか、友達なら紹介してもらうとか、何かしら2人の間で納得できる解決策を見つけようとすることがなかったのが辛い。また思い出して泣けてきた。痛い。私の価値観が低次元とかそういうことではなく、歩み寄ろうとしてくれないことが何より悲しかったんだ。
でも彼のことは、心に顔が浮かぶだけで泣きたくなるくらい大好きだった。3年目にはもう頭の中はぐちゃぐちゃで、彼と結婚してずっと一緒にいたいという強い思いと、上記の不安がないまぜになって、自分でもどうしたいのかわからなくなる。彼は結婚というものに興味がなさそうだったので、私から、結婚するのであれば子供を不安なく産めるうちに、と逆算した結果を提示し、これくらいの時期に籍を入れたい、という話をしていた。彼も了承していた。でもその時期になっても彼は何も言わない。私たちより後に付き合い始めた友達カップルが結婚した。彼は何も言わない。彼は結婚してまで私と一緒にはいたくなかったのだろうか。うちの実家には来てくれたけど、その気がなくなったのかな。わからない。
結婚したい、してくれない、でもこの人と将来ずっと生きていけるのか、そんなことばかり毎日ぐるぐると考えているときに旅行騒動があったから、私の心はポッキリ折れてしまった。このままじゃ彼のことも自分のことも嫌いになって、笑顔でいられなくなりそう。自分の心を守りたかった。でもまだ寝顔ですら愛しいと思う気持ちは変わってなくて、「別れたい」という言葉は絞り出すように口にした。
そこからは早かった。「別れたい」「わかった」というやりとりをした1か月後には引っ越して、あっさりと同棲は終了。最後に会った彼は、あの飲み会で初めて会った時と同じ顔をしていた。
今私は初めてのちゃんとした一人暮らしをしている。彼氏はいない。4年間というのはとても大きくて、生活のそこかしこに彼のおもかげを感じてしまう。彼が好きなテレビ番組、食べ物、スポーツ、手をつないで乗った電車の中、駅のエスカレーター。彼に似た人が歩いているとつい目で追ってしまう。
彼には新しい彼女ができたらしい。
高校卒業後からずっと彼氏を切らさないようにしていたが、独り身になった途端これだ。きっと逆らえずに結婚するのだろう。私の人生は親の言うとおりだから。思えば、就職先だけは自分で決めた。そこで出会った彼に恋をして、4年間幸せに生きた。途中は恨み言ばかり書いたようになってしまったけど、上京・就職という精神的に不安定になりがちな時期を支えてくれて心の底から感謝しているし、夢のように幸せな時間だった。彼の腕の中で安心して眠った日のことを思い出して、この先強く生きていけるはず。今はまだ泣いてるけど。大丈夫。1人で階段も登れるようになる。
これを書いて、匿名ではあれ公開して、誰になんて言ってほしいのかわからない。別れてよかった、別れないほうがよかった? もし彼が見たらどうしよう、見てほしい?
始まりが不義理な感じだったから、上手くいっていないなんて誰にも言えなくて。自分から別れを切り出したのに、何で悲しんでいるんだと思われそうで。「何で別れたの?」って聞かれても一言では答えられなくて。でもここで吐き出せたら少しだけ気持ちが楽になる気がする。まだまだ書き足りない思い出も気持ちもあるけど、心の中でぐるぐる回っていたものをやっと少し言葉にできてすがすがしい。
面倒くさがりな彼がこの先、とんでもなく面倒な「結婚」ということをしてまで一緒にいたいと思う人を見つけたら、ちょっと悔しい。
でも、いつ死に別れても後悔しないように、私にできる精一杯で、全力で愛したと胸を張って言えるから、その結果がこれなら仕方がないかな。
某書店員のブログがきっかけでツタヤ書店への批判が集まっているけど、いやいやいや、現実を知らない批判ばっかりで並行する。
「出版文化を破壊している!」と鼻息荒くしているけども、あのね、すでに出版文化はスマホその他で破壊されているの。
その現状に対して抵抗しようと、収益を見込めるように試行錯誤しているのが実際なの。
(1)なぜ書棚をおしゃれにするのか
そもそも本屋には人が来ない。だから見た目もこじゃれた感じにして、新規ユーザーの興味を引かなきゃいけない。それがダメって言うんならあんたら読書家たちで経営が成り立つぐらい購入してくださいよ。現状の収益じゃ成り立たないから新規層の開拓をしなきゃいけないの。
(2)なぜカフェを併設するのか
本だけじゃ利益率が低いから。それがダメって言うなら(以下同文)
おそらく批判している人は都会に住んでいて行動範囲内にツタヤ以外の大型書店があるんだと思う。でも、ちょっと郊外行ったら本屋なんてツタヤしかなくて、ツタヤは文化の最後の牙城なんですよ。おしゃれ棚もカフェもやらなかったら、とっくに潰れて本屋のない街になってますよ。
書店を守りたいならツタヤを批判するんじゃなくて、書店で本を買ってくださいよ。金は出さずに口だけ出す。ほんとに頭にくるやつらだ。
山口達也さんのたいしたファンでもない私が記者会見の情報を見て、一番「えぇー!」と思ったのは、山口さんが退院後、一人で荷物の片付けをしていたってこと。そうなの!? あんなアイドルになってもそういうもんなの? 入退院なんて一大イベントじゃん? だれも心配になって来てくれないの? と心がざわざわした。アルコール依存のことも記者会見で何度も問われ、いろいろ書かれてるみたいだけど、それならなおさら、なんで誰も迎えに行かなかいか?って思った。
ちなみに私は山口さんと同じ歳、しかも子どもは高校生(女子)。
子ども中心目線で考えれば、今回の件は、ちゃんと拒否できてよかった、社会的に対応されてよかった。同じようなことがあれば、私(親)もすぐ助けに行けるように、相談してもらえるように、しておこう、って思った。
でもそれを越えて、私自身が山口さんと同じ状況にあるじゃん、どうしたらいいの?って気持ちがある。
40歳を越えると、誰でもいいって訳にはいかなくなる。私は公務員なので、特に、社会的に問題になったときの、職場への影響を考えてしまう。その上で、
・不倫は嫌だ(これは信条。お互いの子どものことを考えると説明できないし影響が大きすぎる)
・身の回りで紹介してもらうと後がめんどくさい(元夫/妻への体裁もあるが、そもそも、どういうつもりで紹介してほしいか説明し難い。「彼氏」が欲しい…って、はあ?って感じだし。そういう風には思っていない)
こう書くと擁護してるように思われるかもだけどそうではない。言いたいのは、じゃあどうやって日常を乗り切れるパートナーをみつけられるのか、って部分。これが山口さん(バツイチアイドル)とシングルマザーで共通してるっていう…すみません…そういう主張です。
山口さんの記者会見の中で、「彼女はいません」という発言にめっちゃ違和感を感じた。
全貌をちゃんと検証できてないのだけど、記者の質問に応えた後、あっ、もしかしてこれ聞かれてる…?という雰囲気の中でのコメントだったと思う。違和感は、それが期待されているのかやっぱり…!?っていう部分。
知り合いのシングルマザーで、「彼氏」がいる人はけっこういるんだけど、そういう枠組みがもう嫌。子どもと同列じゃん?
もういい大人なんだし、彼氏、とかではないと思うんだよね。山口さんだって「彼女」がいればどうかなったって訳じゃないよね、たぶん。
呼び方はもういいや。日本語で「彼氏」「彼女」しかないなら、それでいくとして、
求めているものそれ自体も違う気がする(だからこの呼称が使えないと思っている訳なんだけど)。必要なのはセックスだけでは当然なくて、仕事への理解や人生を支えること、(お金はそれぞれでどうにかする、というのを基本として>私の友人のシングルマザーは変な彼氏を養ってる人もいるので自戒)などを満たしてくれるかもしれない人と、どうやって出会えるのか、という点。
もっと大人がフランクに出会える場とか、それが許容されるストーリー(それが当然だと社会的にも認められるようなシチュエーション)が必要だと思う。出会い系サイトとかホストクラブとかじゃなくて。
子ども(高校〜大学生)は試行錯誤の期間だし、いろいろやってみたらいいと思う。
でも大人は試行錯誤できない社会的制限がある。しかも、いま提供されている売春やらお見合いサイトやらでは、問題もある上、満足できないのは明らかだ。(だって人間関係の充実を求めているんだからね、基本的に。セックスももちろんしたいけどさ!それだけでは満足できないのはもう明らかだし)
ということで、知りたいのは、世のシングルマザーがどうやってパートナーをみつけれてるのかってこと。
知り合いには、シングルマザーになって、職場とかで相手みつけて再婚(出産)ってケースはいくつかある。
もうでも私は産む気はないし、でもセックス含めて、よい関係の相手をみつけたい(男性じゃなくてもいい)。でもそういう場は、日本にはないし、社会的・制度的に性的関係から阻害されている気がする。社会の中で、そういうニーズをうまく位置づける仕組みなり物語なりが必要な状況だと思う。