山口達也さんのたいしたファンでもない私が記者会見の情報を見て、一番「えぇー!」と思ったのは、山口さんが退院後、一人で荷物の片付けをしていたってこと。そうなの!? あんなアイドルになってもそういうもんなの? 入退院なんて一大イベントじゃん? だれも心配になって来てくれないの? と心がざわざわした。アルコール依存のことも記者会見で何度も問われ、いろいろ書かれてるみたいだけど、それならなおさら、なんで誰も迎えに行かなかいか?って思った。
ちなみに私は山口さんと同じ歳、しかも子どもは高校生(女子)。
子ども中心目線で考えれば、今回の件は、ちゃんと拒否できてよかった、社会的に対応されてよかった。同じようなことがあれば、私(親)もすぐ助けに行けるように、相談してもらえるように、しておこう、って思った。
でもそれを越えて、私自身が山口さんと同じ状況にあるじゃん、どうしたらいいの?って気持ちがある。
40歳を越えると、誰でもいいって訳にはいかなくなる。私は公務員なので、特に、社会的に問題になったときの、職場への影響を考えてしまう。その上で、
・不倫は嫌だ(これは信条。お互いの子どものことを考えると説明できないし影響が大きすぎる)
・身の回りで紹介してもらうと後がめんどくさい(元夫/妻への体裁もあるが、そもそも、どういうつもりで紹介してほしいか説明し難い。「彼氏」が欲しい…って、はあ?って感じだし。そういう風には思っていない)
こう書くと擁護してるように思われるかもだけどそうではない。言いたいのは、じゃあどうやって日常を乗り切れるパートナーをみつけられるのか、って部分。これが山口さん(バツイチアイドル)とシングルマザーで共通してるっていう…すみません…そういう主張です。
山口さんの記者会見の中で、「彼女はいません」という発言にめっちゃ違和感を感じた。
全貌をちゃんと検証できてないのだけど、記者の質問に応えた後、あっ、もしかしてこれ聞かれてる…?という雰囲気の中でのコメントだったと思う。違和感は、それが期待されているのかやっぱり…!?っていう部分。
知り合いのシングルマザーで、「彼氏」がいる人はけっこういるんだけど、そういう枠組みがもう嫌。子どもと同列じゃん?
もういい大人なんだし、彼氏、とかではないと思うんだよね。山口さんだって「彼女」がいればどうかなったって訳じゃないよね、たぶん。
呼び方はもういいや。日本語で「彼氏」「彼女」しかないなら、それでいくとして、
求めているものそれ自体も違う気がする(だからこの呼称が使えないと思っている訳なんだけど)。必要なのはセックスだけでは当然なくて、仕事への理解や人生を支えること、(お金はそれぞれでどうにかする、というのを基本として>私の友人のシングルマザーは変な彼氏を養ってる人もいるので自戒)などを満たしてくれるかもしれない人と、どうやって出会えるのか、という点。
もっと大人がフランクに出会える場とか、それが許容されるストーリー(それが当然だと社会的にも認められるようなシチュエーション)が必要だと思う。出会い系サイトとかホストクラブとかじゃなくて。
子ども(高校〜大学生)は試行錯誤の期間だし、いろいろやってみたらいいと思う。
でも大人は試行錯誤できない社会的制限がある。しかも、いま提供されている売春やらお見合いサイトやらでは、問題もある上、満足できないのは明らかだ。(だって人間関係の充実を求めているんだからね、基本的に。セックスももちろんしたいけどさ!それだけでは満足できないのはもう明らかだし)
ということで、知りたいのは、世のシングルマザーがどうやってパートナーをみつけれてるのかってこと。
知り合いには、シングルマザーになって、職場とかで相手みつけて再婚(出産)ってケースはいくつかある。
もうでも私は産む気はないし、でもセックス含めて、よい関係の相手をみつけたい(男性じゃなくてもいい)。でもそういう場は、日本にはないし、社会的・制度的に性的関係から阻害されている気がする。社会の中で、そういうニーズをうまく位置づける仕組みなり物語なりが必要な状況だと思う。