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2021-11-21

anond:20211121211717

しか日本語起源について、肯定にせよ否定にせよ、答えを出すのは言語学では不可能だと思っています

これはある程度同意します。比較言語学で遡るのが可能なのはせいぜい数千年のスパンに過ぎず、それを過ぎると言語の変化が大きすぎて文献が残っていない限り系統推定は困難になる。したがって日琉祖語がどこから来たのかという問題に完全な決着をつけるのは難しい。

からわからんならわからんブラックボックスにしときゃいいんじゃねって思うんですよね。無理に「トランスユーラシア語族」とかでっち上げずとも、遺伝的な系統がわかればそれで十分じゃんって思うんですが。繰り返すように、血縁言語系統関係が一致するとは限らないわけで。そして後者は今のところ文系的な方法論でしか探索できない。

テュルク語族を見ればわかりますよね。トルコ人中東っぽい彫りの深い顔立ちで、クルグズ人は日本人そっくり平たい顔族ですけど、言語としてはトルコ語アラビア語、クルグズ語と日本語より、トルコ語とクルグズ語の方が近い。それはゲノムではわからんから言語学手法で解き明かすほかないわけですよ。

https://anond.hatelabo.jp/20211111231157 で紹介した文章ですが、以下のように国内言語学者たちもゲノム研究を軸に研究を進めているのが現状だと思います

うーん、「軸に」ではないと思いますよ。あくま言語学というベースがあって、それでも説明できないところをゲノムでどう説明できるか、みたいなことを喋ってるんじゃないでしょうか。この座談会は全体として伝統的な言語学研究の話をメインに据えた上でちょこっとゲノムにも触れた、みたいな感じに読めました。

たとえばそこで言及されてる伊藤英人氏の研究は、元増田でも「蛇足だけど」の項で引用しましたけど、基本的オーソドックス文献学研究ですし、木部暢子氏の研究伝統的な方言研究ですよね(彼女が取りまとめた報告書はけっこうウェブに上がってます)。「国内言語学者たちもゲノム研究を軸に研究を進めている」というのは言い過ぎでしょう。

ゲノムよりも重要なのは個人的には、きちんと「日琉語族」内部の系統推定をすることですわ。きちんとした比較言語学手法に基づく従来の方言分類の見直しが急務でしょう。琉球語群内部の系統についてはローレンス氏が沖縄語や与那国語八重山語、喜界語といった諸言語系統位置についていくつも論文を書いていて(どれも日本語です。うち2本は元増田の参考文献に挙げました)、従来言われてきた系統樹を再確認したり修正したりしてますし、もっと大きいやつだと五十嵐氏による日琉語族の分類の見直しとか、そういった成果が出てきています

これすごい重要で、琉球語本土日本語姉妹群なのか(五十嵐氏がいうように)九州語の内系統なのかで話が違ってきますからね。たとえば、Aという語が長崎宮古島でみられ、東日本ではまったくみられず、大陸などから借用語ではないとした場合、仮に琉球語日本語姉妹群なら「Aという語は日琉祖語に遡る祖型である」といえるんですが、琉球語九州語の内系統なら「Aという語は九州語を特徴づける改新である」ということになるので、祖語の再構にものすごい影響するんですよ。だから本土言葉琉球言葉比較しようとしたらまず系統をきちんと推定した上ででなければ危ういと思うんですがそのへんの危機感があまり感じられないような……(まあ、これは門外漢による感想に過ぎませんが)

失礼、そうですね。その論文DNA研究論文ですからね。

言語については以下の論文ですね。

アメリカ人言語学アレキサンダーボビン

"Origins of the Japanese Language(2013)"

“From Koguryo to Tamna: Slowly riding to the South with speakers of Proto-Korean(2013)”

ヴォヴィン氏はアメリカ人ではなくロシア人ですが(それともも帰化してるんでしたっけ?)、それはさておき、この2本は元増田でも(「蛇足だけど」の項で)言及してあるはずですが……? 既に言及済みの文献を改めてご提示いただくのは少々困惑します。

でもって、「高句麗から耽羅へ」ってそういう論文でしたっけ? 改めて読み返してみましたけど、日琉語が朝鮮半島原住民言語であり、朝鮮語は内陸アジアから南下して朝鮮半島に入り、日琉語を駆逐した、ということを主張している論文であって、日本語の原郷については触れてないように思うんですが……「日本語の諸起源」も遼河流域について触れてなくないです? むしろ元増田引用したようにアルタイ説を強烈にdisってるような。

っていうか、元増田への追記で書きましたけど、ヴォヴィン氏は最新の論文オーストロアジア語族起源である可能性を論じているわけで(以前からオーストロアジア語族への目配せはありましたよね)、遼河流域仮説を支持するなら一番持ち出しちゃいけない人物だと思うんですが……

他の論文や本はまだ読めてないんでノーコメントということで。色々教えてくださってありがとうございます

追記

niwaradi 門外から議論を眺めたが対象スケールが違うのでは。素粒子実験物理の人が、基礎理論物理の人に観測もされてない粒子いっぱい持ち出して胡散臭いと言う話のように思えた。実験第一だが限界もある。

理論上の粒子はヒッグス粒子のようにいずれ実験によって観測できる可能性はありますが、「血統」をどれだけ使っても「言語系統」を観測することはできません。なぜなら「血統」と「言語系統」とは別だからです。……これってそんなに難しい話です?

アメリカ移住して百年過ぎた英語ネイティヴ日系人血統的には日本人ですが言語系統としてはゲルマン系ですよね? ここで日系人血統いくら研究してもゲルマン語の原郷にはたどり着かないことは明らかですよね? つまり、「血統がわかれば言語系統もわかったことになる」というのは端的に論理が間違っているんですよ。

2021-11-12

卒論と将来に対する不透明

理系学生、誰もがこの時期に思うこと

卒論、どうなるんだろう…』

自分もその一人で進捗もまずいんだが、俺は心からヤバさを自覚で来てなくて現実からとことん逃げようとしてる。

から話せばいいかからないが、自分が今ラボでどんな状態かを説明させていただきたい。


自分研究状況ついて

テーマ目標曖昧過ぎる、みんなに当初から「どう卒論としてまとめるの?」と言われ続けるも全く分からずもう11月突入

当初予定していた、特注の機械を用いた先進的なこと(具体的には言えない)は共同研究先の不手際により多分もう不可能

それ以前に研究する材料の納品が半年以上遅れて、実験をかなりやらなければならないテーマなのに他のメンバーより初動がかなり遅れてしまった。

プロジェクト担当教授が何もわかっていないせいで暴走しかけた。

しかもこのテーマ企業ノウハウ依存する部分が大きい、重要な部分がブラックボックス化してしまっている。



・配属後の自分について

研究の遅れをこじらせて鬱になり、一時期大学にも行けなくなった。(今は休みがちなものコアタイム中は行けるようにはなっている)

しばらく精神科大学カウンセラーに定期的にお世話になってた。

そんな最中、院進学を決意してしまった。理由としては一応推薦入試が受けられるというので、せっかくなら受けて進学しようと思った。ただし研究室は学内の別のところに変えることにした。



自分は色々実験という名の作業を行っているが、正直やる意義がわからないし面白味もない。

また自分研究に不適合なのではという思いが強くなってきている(テーマが悪かったというのは大いにあると思うが、それを加味してもだ。

進学した後の研究室でもうまくやっていけるか不安だ。




『お前の実験目的はなんだ』

いろんな人にこれを言われ続けて半年以上たつけど、いまだに見失う。

ゴールが曖昧過ぎてそこまでの道が組み立てられない。

この間のミーティングも報告がかなりスカスカになってしまった(しないよりはマシだとは思うが)

もう自分としては最低限やることやって卒業したい。



進学先でどうなるかは知らない。なるようにしかならないと思う。

留学したいと進学先の先生に言ってしまったが私は耐えられるのだろうか。

友人がいないわけではないが、人付き合いが得意ではない。それを研究生活で思い知ってしまった。

故郷にも帰りたい、ただクソ田舎県のため院卒はウケが悪いんだろうなあと思う。

話は卒論に戻るが、このままだと実験したことつらつら並べてテキトーに解析して『はい、何も得られませんでした~wwwwww』としかならない。

教授に俺の卒論どうなるんだと相談はしているがかなりあいまいな回答しか返ってこない

先輩方は『ここの教授はとりあえず卒業はさせてくれる』とはいう。ただ自分限界を迎えてしま可能性が高い(それを防ぐためにあまり研究室に居残らないようにしてる)

俺どうなっちゃうんだろうなあ…そんなことがもう夏休み明けから頭を渦巻いている。

留年したらもうしちゃったでもういいかな、そう思う自分がいるのも事実だ。


俺の『実験作業』は何なんだろう。

この問いは卒論が終わるまであと数か月頭をよぎるんだろうな。

引継ぎの後輩は、俺みたくならないでほしいが先輩曰く『お前の状態誰でも病むわ』って言ってたので避けられないだろう。多少状況がマシになっているとはいえ(材料がある、それだけでも自分にとってはかなり恵まれていると思う)

定期的にここに自分の思いこんでいることを書いて行こうと思う。

不完全燃焼ではあるが、明日作業が沢山あるのでこの辺で

2021-11-11

もっとシンプルに考えよう

ブラックボックス化する 損したか得したかからないようにする

これはお風呂のフケで学んだ 混ぜてブラックボックス化するっていう

始祖はわからねえ PCスペックや中身を見てみないとなんともいえないのと一緒で

この世の中身を見てみないと

じぶんの宗教は完成はない 常に更新されるべきだとおもっている 

機嫌はよくしといたほうがいいんじゃないの そのほうが宗教更新もはかだろうような どうだろう わからねえな

どっちでもいいか 機嫌をよくするしないはどっちでもいいすきにすれば 自分宗教を語るうえで死とゲーム(どうもり、オクトバス は外せないだろう

2021-11-07

変則的コンプガチャ確率について

副題:これ消費者庁はほっといてていいの?

タイトルの通り、コンプガチャを揃える確率変化形のような問題なのですが解説していただけるとありがたい。

くじが33本があったとします。そのうちの9本が当たりくじであり、当たりは各個区別され一度引いた種類の当たりは記録しておく。

一回につき2本引くこととする。クジは引いた後に戻される。

また一回引くごとには「はずれのくじ」が一本追加される。つまり、たとえば二回目には34本の中から当たりを引かなければならないということだ。

このようなくじにおいて、n回引いた時点で初めて全種類の当たりくじを引いたことが記録されている確率はいくつだろうか?どういう風に考えて立式していけばよいのだろう?

n回に対する一般式がないのであれば、10回目でそうなる確率で考えてほしいです(原理上全て揃うのに最低8回は必要だ)。

たこのようなくじにおいて全種類の当たりくじが記録されるまでにかかる回数の期待値も求めてほしい。

なんて質問を某サイトに挙げたがどうしてこういう疑問を投げかけざるをえなくなったのかにもっと業が深い問題が絡んでいてかつ長文なのでここに書く。

ネット上にはクリエイターに月々お金を払うとその対価がもらえるパトロンサイトと呼ばれるサービス存在する

私はイラストが好きで特に好きな作風の作者に対してそういったパトロンサイトを通じてお金を払うという形で支援をしている。

そのなかで複数パトロンサイトにまたがって受け口を用意している作者がいる。

支援期間において一か月ごとに閲覧可能作品がまとめられているのはどのサイトでも同じなのですがそれ以外のところで少し事情が異なっている。

entyというサイトでは支援していなかった月の作品を見るにはその月支援していた人が払っていた額と同額を支払うことで、バックナンバーの購入という形をとるようになっている。

しかしentyでは作者は2021年2月以降のバックナンバーを用意してないのだ。

一方fanboxというサイトではそれを補うようにして、支援した人限定で閲覧可能なページの中に、作品が置いてあるドロップボックスへのリンクが貼ってある。

その月の作品が置いてあるリンクと、2019年以降の過去作品が置いてあるリンクを「ランダムで2か月分」だ。

また閲覧可能なページの中に記載されているリンクは一か月ごとに入れ替わる。たとえばある月に支援を始めた人に対して、翌月から支援し始めた人は、その月の作品は当然閲覧できるが、先月分も含め過去作品が見られるかというについてはランダム性にかかっているのだ。

しかもどの月のもの選ばれるのかという対象範囲は、一か月経過するごとにひと月ずつ増えていくことになることが分かると思う。

まり、前述の問題におけるくじ33本というのは2019年1月から2021年10月までの期間に対応する。ランダムで2か月分見られるということはくじを2本引くことと一緒だ。

当たりが9本というのはバックナンバーとして買えない月である2021年2月から10月という期間に対応する。それ以前の月はバックナンバーとして購入すればいいだけなので、いわば「はずれ」なのだ

またはずれが一本ずつ増えるということは、たとえば11月から支援を始めた人にとっては翌月になると、11月の分も「ランダムで選ばれる2か月分」の対象になりますが、その月の作品へのリンクは既に知っているのでそれが選ばれた場合も「はずれ」ということになる。

ようするに確率に興味を持った背景が長々としていてしか問題を把握する側にとっては本質的情報がそのうちの一部であるため、くじを引くという形に単純化して質問するに至った。

まりひと月3000円かかることもあり、一体過去作品が全部閲覧できるまでには何円かかるものなのだろう、何ヶ月かかるものなのだろうと心配になったのだ。

そもそも規制されたコンプガチャだって100回に1回はそれなりの確率で当たる計算だしアマチュアからってこんな舐めた商売が許されるのだろうか。

嫌なら金を払わなければいいというのはいわゆる絵合わせさせる食玩も同じだ。しかしあれには絵合わせすることで得られるものには価値を見いださず絵(たとえばカードという形態である)自体価値を感じて購入している人もいたわけだ。それでも規制された。

これを逆に考えれば、絵師作品というのは「全ての作品を持っている状態」に一定価値を持つ層がいてそのために支援を続ける人がいるわけで、しかしその状態に持っていくには何百回何百ヶ月と試行しなければならないのだから、やはりこれもコンプガチャ類型として問題視されるべきではないかということだ。

どのような期待値なのかもわからない不安のなかで諦めの目安もつけられなくなり支援者を縛り続けることが問題なのだコンプガチャもまた確率的なブラックボックスのなかで購入者錯乱させていたように。

コンプガチャよりもたちが悪いのは、はずれが増えていくわ、ガチャみたいに金があれば何回でもすぐに回せるわけでもないということだ。

半導体設計ソフトってオープンソースでなんで広まらなかったんだろ

Cadence、Synopsys、Menterあたりで寡占や。

もう一部の使ったことがある人しかからないブラックボックスになってる。

2021-11-01

AWSGCP政府向けって一般向けクラウドとは違うよね?

政府クラウド関係コメントについて、企業向けと同じ感覚コメントが多く気になった。

別に詳しいわけではないので想像だが、政府一般人企業視点とは違うだろう。


1つ目は、軍事関係情報を取り扱うか。

米軍企業から購入している武器情報については、同等のセキュリティが求められるはずである

軍事向けの規格に合格しているクラウド業者情報を置くこと」と契約に書かれた時点で、国内企業選択肢ハードルが上がるのではないだろうか。

日本民間企業軍事に関わることを避けていること、規格に合格しているかどうかの判断米国あたりがハードルだろう。

そもそも合格が取れるのか?取りにいったら全部の情報開示しろ米国政府から要求されるのではないだろうか。

一般企業が使っているクラウド領域と、政府クラウドではもちろん分けられているはずで、スケールメリットがないため、政府クラウド価格が高くなると考えるのが普通だろう。

データセンター日本国内にあったとしても、重要な部分は米国企業内で開発、ディスク不良といった手のかかる部分のみ日本国内から人員配置されるが、

日本政府からブラックボックスとならないだろうか。

イージス艦などを購入しているのだからクラウド金も追加で払うのも構わないという話もあるかもしれない。

防衛費がGDP1%を維持しているが、クラウドにかかっている料金は別会計で毎年値上げされるとか、いざ国内クラウド業者に移動となったときデータ移行料をボラれるとか、色々あるだろう。


2つ目は、米国政府から日本政府情報の開示請求があったときに、米国企業は断れるのか?

日本国内データセンター米国データセンターで常にデータが同期されており、米国政府からは丸見えというのは考えられないだろうか。

どうせ米国にはダダ漏れなのだから気にしてもしょうがないという意見もあるだろうが・・・


3つ目は、税金使うならノウハウ持ったほうがいいのではないか

いざというときに言いなりになるだろう。

2021-10-31

日本が失敗したと思うこと

裏付けのない個人勝手な考えを書き散らかす。

コンピュータを使うことを前提した数学物理教育

STEM、DXなどバズワードでは、理系文系という分け方がされるが、重要なのはおそらくそうではない。

数学物理では、学校が紙での試験を前提としているため、コンピュータを使うことを前提に出来ないため、いざコンピュータ計算させようとすると躓く。

また逐次処理になりやすく、物理的な演算回路を複数持った場合に使いこなせるかという視点があまりない。

Wordエクセルといった事務処理だったり、1つのパソコンの中に限定する処理になって大量のコンピュータを使いこなすという視点がない。


情報系にしても、プログラム言語にこだわり過ぎる嫌いがある。

またライブラリの使い方といった、長期的に差別化出来ないもの時間を割いてしまっている。



ハードではなくソフトだと勘違いし、サーバーなどのハードを大量に持つという物量戦略を持てなかった

GoogleFacebook(Meta)、Amazonマイクロソフトとも、サーバーという大量のハードを持っていることが差別化要因となっている。

サーバー規格化を進め、価格競争をさせ、他社の競争力を阻害するといったことにも力を入れた。

インテルCPUセキュリティ脆弱性暴露するといった価格交渉に有利になるようなことも欠かさない。

TPUのようにクラウド上にあってサイドチャネル攻撃確認しにくくするといったことも欠かさない。


日本が間違ったのは、ソフトウェアが差別化要因の時代になった、ハード時代遅れでソフトサービスにこれからシフトしなければならないと、バランスを欠いたことだ。

ハードソフト必要だった。

先端の半導体は作れず、国内需要も作れないので設計する技術もなく、振り回されっぱなしになっている今の日本を見れば明らかだ。


機械学習がバズって数年経つが、物量勝負となっている。

サーバーデータも大量に持っている所でないと、投資する意味がない。

また先の企業からすると、機械学習流行が終わっても、工場のように限定されたハードではないし、通信でつながっているため他への転用可能だ。


世の中の変化は速くなっているというが、革新的技術は数年かかっている。

大量にサーバーを持っている企業からすると、機械学習成功しようか失敗しようがどちらでもいい。

自社内で他の革新的技術に注力している間に、他社の研究結果の成果が花開いたとしても、大量のサーバー必要になるので、結局自社サーバー顧客となる。

商品が売れなくなった時代に、研究費用から稼ぐ手段を持ったという側面もあるだろう。

国家企業研究からクラウド代金で稼ぐ。

自社から優秀な研究結果が出てこなくても、他社や大学から研究結果が出てきたら結果を取り込める。


ソフトウェアに注力する際に、OSや、設計に関わるソフトに注力出来なかった

OSに関してはCPUGPUといったハードを持てなかったので育てることも出来なかった。

RISC-Vでワンチャンという議論を見ていると、CPU演算部分のみ議論しており、デバッグトレース周りの議論がない。


TRONに関しては、OSとしてはカバーする範囲が狭すぎて自力実装しなければならなかったり、

ハードの差を吸収するだけの開発力がなかったりで、結局失敗したのだろう。


設計に関するソフトについては、WebゲームエンジンCGソフトといったソフトを作るためのソフトや、

製造業設計を支えるソフトも作れなかった。

ソフト対応していないか製造できないという状況が起こり、ソフト修正を依頼するとノウハウ差別化要因が漏れる。

自国内で閉じないため、主に米国ソフト企業ライセンス料の上昇についていくことができず、設計すらできなくなった。


政府支援しにくい書籍出版

表現の自由があるため、政府出版業界支援政策を出すのは困難なのだ想像している。

漫画といった市場に任せておけばいい分野はいいが、産業や国力に長期的にはつながるが売れない分野は持続できなかった。

紙でも電子書籍でもいいが、産業で役立つ内容を出版出来ず、ブラックボックス化した。

昨今問題になっている半導体分野なんて特にそうだろう。

株主向けの情報流通するが、技術者向けの情報流通しない。情報がないか大学での研究もされない。

日本国内の半導体業界団体としての活動も活発ではないため、業界紙も出版されない。

学生も何をしているかからないので業界に入らない。

Web業界のように頻繁な情報発信は必要だったのだろう。


他の業界についても同様だ。

生物系のように数千ページある洋書が定期的に更新され、その翻訳本でカバー出来る分野はあるが・・・


中国での書籍を見ていると、産業界に近い書籍が大量に出ていることがわかる。

そして中国出版された書籍翻訳できない、売れている書籍情報すら把握出来ていない状況が、今の出版業界限界を表しているのだろう。


政府日本国内にいる優秀な人をメディア経由でしか把握できていない。

政策検討する会議に呼ばれる人物が、メディアでよく取り上げられる人しかない。

情報収集能力がないのか、それとも個人情報から政府がわざと把握してないからなのかはわからない。

政府プロジェクトを立ち上げるのであるから、そこには解きたい課題があり、ゴールがあり、それに必要な人・金・リソースがあるはずである


日本は、国の威信をかけた失敗できないプロジェクト経験が少ないのか、避けているのか、下手だ。

高齢者若者も生き生きとした社会の実現」といった、曖昧なゴールを設定する。

(数字を出すと延々と議論し収拾しない、日本の持ってる問題もあるだろうが)


キャッシュコンバージョンサイクルをマイナスや短く出来るようなビジネス領域と強い契約が出来ない

キャッシュコンバージョンサイクルは、簡単説明すれば、原料などを仕入れるのにキャッシュを払ってから商品を売ってキャッシュを手にするまでの時間のことをいう。

Amazonはこれがマイナスで、マーケットプレイスへの支払いを極限まで遅らせるといったことで実現している。

これの何がいいのか。

企業からすると銀行から借りずに手元に自前のキャッシュがあるという状態で、投資をしやすい。

また雑な言い方だが、倉庫に入ってる商品は既にキャッシュになっているということで、商品の返品といったリスクを取ることができ、顧客満足度向上につながっている。


これは大規模で有利な契約を結べるからこそ実現出来ている。


Appleなども米国企業からこそ出来ている面がある。



ニュースサイトSNSに多くの人の多くの時間を奪うことを止められなかった

飽きというのは強い原動力となるので、四六時中ニュースサイトを見、SNSで絶えず新しい何かを目にするようになった。

フェイクだろうがなんだろうが、飽きることよりも刺激的だ。

監督官庁も効かなければ、業界自主規制団体も効かない。

2021-10-25

半導体設計方法ってなんで書籍ネット記事にならなかったのか

CPUGPUなど、一部の界隈には注目される。

でも、半導体設計方法やら、設計に使うソフトになると全然話題にならない。

身近にあるわりに、ほぼブラックボックスだ。

真剣にググって設計ソフト名はわかるだろう。

そこからどうやってソフトを使って設計するかになると、深淵を覗き込むようなものになる。

anond:20211025150908

改行しないバカネットやめろよ



失礼

これエンジンルームブラックボックスにすると整備周りの責任運転者からなくなるからしないだろうし

開けられたら悪意のある攻撃ができるし

上手く行くビジョンが浮かばねぇな

2021-10-22

Excelという宗教

ここ最近Excelで作られたデータや簡易的な業務ツールが「けしからん」という空気をひしひしと感じている。

サイ○ウズとかがいかにもExcelは悪というCMを流して自社製品への誘導を企んでいる。

  

そういった類の「Webデータベース・ノンプログラミング開発ツール」が隆盛を極めている状況だが、実のところExcelの様に柔軟にエンドユーザーが何かを作れる仕様にはなっていない。

Excelを5年くらい使っている人が作ったファイルをそういうツールに乗せ換えようとすると、「出来ない」事が多すぎてすぐに頓挫してしまう。

ExcelVBAccessを組み合わせようとして難易度が跳ね上がるのとは真逆の、「低機能で作れない」という状態に陥るのだ。

そしてサービス提供会社は「専任スタッフが開発代行するなら30万円です」「追加でDBを構築する必要があるので○○万円くらいは必要かと」とか言って来る。

  

あのな、「簡単に出来ます」っていうならせめてExcelくらい柔軟にノーコード、ローコードで開発できる環境提供しよろタコ

もしくはクラウド系の経費精算や売掛管理サービスと同等レベルプリセットくらい最初に用意しておけ。そこから自社用にカスタマイズ出来て初めて「便利」だろうが。

Excelファイル作った人が居なくなったらメンテ出来ない」って言うけど、そんなの内製化したアプリなら何だって同じ。担当者が居なくなった時点で一時的ブラックボックスになってしまう。

Excelが悪なら「Webデータベース・ノンプログラミング開発ツールだってすべからく悪だ。ツールの内製化には死を。クソDXは地獄に落ちろ。

2021-10-15

金は能力の高さに比例しない

変えの効かなさ、手に入りにくさで積まれ

が、変えづらいと言っても、ブラックボックス独自仕様コイツしか回せず引取先もいない、となると

使う側は金をかけてでも「適切な部品」に置き換える方を選ぶ

2021-09-30

アクセスが稼げない技術はどうやって継承するのか

伝統技術でなくても、和書でない技術があり、どうやって伝承するのかが気になっている。

プログラミングに関しては問題ないだろうが。


企業統合が進んでしまって、数社に限られてしまっている分野だと、その会社に入らないと知ることが出来ない、という状況になる。

例えば半導体設計などどうだろう。簡単なRTLの書き方くらいは出てくるとして、USBGPU物理設計ボード設計となるとブラックボックスだ。

身の回り使用していたとしても、ブラックボックスとなる。


そして難しい話になるのでネット記事を書いてもアクセスを稼げない。

数ページで完結しないからだ。


書籍もも出版社の力がない。

2021-09-25

anond:20210925081159

から徹底的な脳死設計と、無意味なまでの例外対処はいる。

ブラックボックス化で嘆いても仕方ない。 プログラムコメント可能な限り残すけど、後任に期待しない。

メンテナンスするくらいなら破棄して新しいものをつくるべきだ。

anond:20210925080355

VBAとか使わせる場合はこのボタンを押すだけって徹底脳死設計しないと誰も使ってもらえない。

ブラックボックス? 気持ちはわかるがブラックボックスじゃないように作っても結局誰もメンテなんてできねえよ。

2021-09-24

anond:20210924135923

マクロ化してブラックボックスになる様な仕事の振り方をしているのがそもそも間違ってる

それで困るって事は仕事を振る側が仕事の内容を理解して無いって事だから

2021-09-22

障害者の描いた絵に数百万の値が付く奇妙な時代

というよりも、社会的弱者の絵にバブルが起こっている。

まなみ工房という障碍者福祉施設があってそこに通う人がリハビリがてらに描いた文字を羅列しただけの絵に100万だかの値がついてる。

割と時間をかけた力作もあるがそれでも300万とか400万とかいう値がつくのは行き過ぎではないか

他にもNFTだかい技術の波に乗って小学生Windowsペイントで描いたようなクオリティの絵が万単位で売れていく。

その小学生は数か月で300云十万稼いでいる。どうにも海外有名人の目に留まりSNSアイコン作品の一つが使われたことによって価値が爆上がりしたらしい。

俺はなんでも鑑定団をよく見るがあの番組では芸術文字通り生涯を捧げた人達が紹介される。

画材などに財を全てなげうって、食べるものも切り詰める清貧生活の中で芸術家として大成していく様が伝えられる。

そんな人が描いた絵なのに、たとえ本物でも「150万円」という鑑定額だったりする。

前はそれを安いとか思ったことはなかったが今の風潮に照らし合わせると過小評価な気がする。

あるいは逆か。障害者の描いた絵が数多の芸術家達の歴史を踏まえず評価されすぎているきらいがあるように思える。

なんで芸術家と比べてしまえば本気度が低いに決まってる人たちが悠々自適に描いた絵に悠々と大金をかっさらっていくのか。これでは芸術家が報われないのではないか

別に障害者が作り出すものは劣っている」とか言いたいわけじゃない。障害者どころか健常者の平均的な画家と比べても、なんでも鑑定団特集される芸術家の芸術に捧げる熱量は、比較にもならないだろうが。

まあ作品一品物だからということもあるわけで、たまたま金持ちがその障害者の絵を気に入ってそういう金額が買い取ったというだけの話かもしれない。

まりそういう金額は一個人にとっての価値であるだけで、客観的価値を反映したものではないのかもしれないというわけだ。

客観的」という言葉を途端に胡散臭く感じるだろう?「『客観的価値』ってなんだよ」と言いたくなるだろう?

脱線するがアレイスタークロウリーなる魔術師自称した実在人物は法の書という出版物のなかで「真の意志」という概念について説いている。

「真」という言葉も、客観性と同じようなうさん臭さを持っていると思う。

たとえば惰性で好き勝手振る舞うことを真の意志とは異なるというようなことが書かれている。でも見方によっては、好き勝手振る舞うとは何かしら律するものの影響下にないということで、そこで発現されている行動はありのまま意志の反映なのではないのか。

ありのまま「真」という言葉で言い替えれるとするなら結局それはそのまま真の意志という概念に対する反論になる。

それを退けるためにはこのような「ありのまま」が真というものに対する言い替えとはならないわけとともに、では真という言葉は具体的にどのような性状を指しているのかを説明する必要がある。

真とか客観かい言葉を使う人たちは往々にしてそこらへんを「当たり前のもの」として、分かっているものとして論を進めてしまうから胡散臭いのだと思う。

とはいえ、こうも当たり前のように客観かい言葉が飛び交っていると、その中身は素人にはブラックボックスながらも客観というもの自体幻想ではなく確かに存在すると思うことこそが妥当健全生き方なのかなとも思えてきてしまう(こういやって長いものに巻かれる感じで客観や真などのような概念存在を信じることにしたのは俺だけだろうか?)

俺は気象学が好きでその勉強をしているなかで「予報精度はモデル計算の不確実性に依存する」という文言が出てきたのだが、まあ不確実性って言葉もまた客観とか真という言葉と同等なあいまいさ、抽象性を帯びているったらない。

そりゃ人間が作ったモデル現実物理法則に完全に依拠したものではないだろうことはわかるが、不確実性って単語一つで言いくるめられてもしっくりこないわけよ。それでもまあ「モデル計算の不確実性」が在るものとして、そらんじれるぐらいに自分にとって真実になるように努力するわけ。科学的な文脈で語られていることまでいちいち無いものとして疑ってかかるよりも、とりあえず丸呑みにする方が妥当な態度な気がするから学術的な文脈でも「客観」という言葉をよく見るから、とりあえず客観というもの存在するものとして妥協しておくというのと同じ。

話を戻すが、たとえば俺がモナリザとかひまわり価値ないといったところで、それらの絵画価値には微塵も傷がつかないだろう。

そう言うとき価値客観的価値だ。逆に言えば、一人の人間いくら熱狂的に特定の絵を愛して大枚を叩いたところで、ただちにその絵の客観的価値がそれに相当する客観的価値もつものとして裏付けられるわけではない。個人好き嫌い客観的価値はいうまでもなく独立したものであるはずである

ダヴィンチとかピカソみたいな大芸術家、あるいはバンクシーも含めてああいう人たちに作品の絵の価値客観的価値を反映しているといえる。

それは同じ絵が(何度も)オークションにかけられるという過程を経てその経済的価値民主主義的に固まっていっているからだ。これを実勢価格ともいう。

一方で障害者の絵に対するにわか景気はある個人にとっての価値の反映でしかない。それを指標としても客観的価値は見えてこない。

からまあ結局、このような状況は五体不満足障害者にせめて富がもたらされる機会が作り出されているだけであって、芸術家より評価されているというわけではないから、まあ誰も(故人も含めて)実体的そして精神的な被害者はいいからこのままでいいかなと思う。

2021-09-06

仕事教えるのが下手なやつとの会話

これやっといて(ドン!!!!!

具体的な指示がこれだけ

たこともない書類だったので、これ何ですかって聞いたら交通費計算をしてほしかったらしい。じゃあそう言え

しか計算をしようにも弊社で適用しているガソリンの単価が分からないので、単価を聞いたら教えてくれた。じゃあ先に教えろ

計算してみたところ、金額は分かったが後ろに洗車の領収書まで付いてたので、この洗車の代金は何ですかって聞いたら洗車の代金って言われた。そんなことは知ってる

この代金も足せばいいのですか、と訊ねてみたら合計金額を書けと言われたので合計金額を書いて確かめてもらって、やっと仕事の一つが終了



いや効率悪すぎか。不器用なお父さんかお前は

主語と述語と目的語概念が抜け落ちてんのか。やっといてじゃねーんだよ。新人にやっといてで通用するわけねーだろ

こんなしょうもない計算するのに何ステップ踏んだと思う?4ステップだぞ?不器用な親子のキャッチボール劇をやりたいわけじゃねーんだよ

その割になんでExcelの使い方はやたらと丁寧な説明なんだよ

ここは数式が入ってるから弄らないでねって、確かめてみたらA3セルに=A1+A2って入ってるレベルじゃねーか。関数ですらねえぞ

ブラックボックス化してるのかと思ったら、むしろなんでここ関数使わねえの?ってレベルばっかじゃねーか逆に説明要らんわ

しかExcel説明は丁寧なのに専用ソフトの使い方は何一つとして教えてくれねーからこっちの方が苦労してるわ

保存、とか取消、ぐらいは言葉から読み取れるけど、そもそもどこに何の機能が置いてあって何が出来るのか分からねえから下手に触れないし

完成形を知らないからどこまで行ったら完成なのかも分かんねえし、ホントなんなの。周りに質問しまくって1か月ぐらいかけて、ようやく理解できたぞ

2021-09-05

anond:20210905024718

オカルトは隠されたものの意。

まり、よーわからんことが全部放り込まれブラックボックス。それがオカルト

から、その中にはまだ科学的に解明されていないことも含まれる。そういう意味で、オカルト未来科学を含むということだ。

2021-08-31

車の故障や欠陥ではないとどうして断言できるんだろうな

メーカーがどうとか言ってるが、根本的にブラックボックスなんだから嘘ついてもバレないだろうに

anond:20210831034210

40代後半から記憶ブラックボックス化がわかってない。

すっぽりと記憶がなくなるから40代後半からは。

さらっと読んだ本の記憶なんて全く残ってないよ。

ほんとねびっくりするよ。

自分記憶断崖の淵に深淵の闇を見た時には。

ほんとうな真っ暗で何もないんだよ。

あー確かこれ読んだなあ……、とか手がかりとか全く残ってなくてただ闇があるだけ。

2021-08-30

anond:20210830222639

そら取り扱い方によっては約束破ったって言われるよ。

戦争相手捕虜に対する取り扱いですら人道から反すれば責任問題になんねんで?

問題はその取り扱い方が現状では完全にブラックボックスになってるってことや。被害者家族に開示された分の映像口伝えしかない。

なにも情報が出てない現状で入管に同情できると確信できる君の根拠がよくわからへん。

然るべき判断を行うために必要材料を開示するまで日本政府責任は追求されるよ。

anond:20210830175217

そうだね

ちょっと話がずれるけどIT業界でもそういうことはままある

運用を属人化することで自分以外はわからないブラックボックスにさせるとか

スクリプトを書けば2日で終わることを、手作業で2か月かけてやったりする

これはサラリーマン的な生き残りの手法としてよくあるが、控えめにいってクズである

家族もちで守りに入ったエンジニアに多い

anond:20210830133312

プログラミングを必修化するなら、UNIX哲学も必修にすべきだと思うわ。

「一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け。」が出来ないかブラックボックス化するんだろ。

2021-08-28

anond:20210828165443

期限決まってちゃんと成果出すならそれで良いよ

進捗が全てブラックボックスで何度問い詰めてもシラを切り続けて何も手を付けてませんでした、とかされてみろ

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