はてなキーワード: 経済政策とは
とりあえずすべての政策を考えるのは無理だからいくつかテーマ決めて消去方をとってるんだけど自分にとって一番大事なのは医療や介護政策で
それは自分は発達障害で家族にもうつ病を長く患っていて最終的には精神障害者手帳とるんじゃないかって言う話しになってる、それに可能な限り回避すると言われているが妻の側の親の面倒を見る可能性がある、っていう話が第一にあって、第二に家族には医療従事者が多いから医療の市場開放と代替療法に近すぎる人は消去ってのがあって。
http://d.hatena.ne.jp/lessor/20160627/1467042320
これを見て家族とおおさか維新だけは絶対に無理だわみたいな話にはなっている(まあ一応幸福も)
なので今の民進が右旋回して都民ファースト-おおさか維新-民進ってライン組んだらその辺の事がグダグダになるんじゃないかなあ嫌だなあとは思ってる。
となるとまあ国会でのキャスティングボードは取れんけどとりあえず左派に入れとくかみたいな感じになり残り3党を見た時に
自由党は
山本太郎×ひとびとの経済政策研究会presents 「全てのひとびとのための経済学講座」第3回
https://economicpolicy.jp/2017/08/19/932/
この辺見ると山本太郎って案外まともなのかなと一瞬思うけど、彼が支援してた三宅洋平は
https://twitter.com/MIYAKE_YOHEI/status/695437681409392641
って感じで平然と代替療法を支持してるから第二ルールに従って絶対無理ということになって。
あとは社民と共産なんだけどどうなのかなぁ一応共産の方がその辺はキチっとしてんのかなとは思うんだけど
豊洲の時の騒ぎ方を見ると化学的でなくても火をつけれればどうでもいいみたいな空気を感じたし
とりあえず反医療に首をつっこまない限りは共産に入れとくけど正直いつまでもつかなとも思ってる。
医療という面を見たとき右からは新自由主義による小さな政府論に基づく削減の圧力が来てて、左からは反原発だとか自然保護とかにのめりこみ過ぎて代替医療が来てて、どっちにしても行く先は厳しいよなぁという感がある。
イギリス紙ガーディアンと、フランス通信社AFPの記事で、日本国内で問題視された、最近のナチス礼賛ととられる言動がまとめられている。
151 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ ca64-2x4P)[sage] 投稿日:2017/08/30(水) 21:21:00.43 ID:TNp4hX3k0
https://www.theguardian.com/world/2017/aug/30/japan-minister-tara-aso-praises-hitler-right-motives
https://www.afp.com/en/news/23/japan-deputy-pm-aso-hot-water-over-hitler-remarks
2017年原田泰日銀審議委員の「ヒトラーが正しい経済政策をした」発言、
2016年欅坂46のナチス風衣装、2011年氣志團ナチス風衣装
ガーディアン、AFP通信の記事で上記の過去の件(全てサイモン・ウィーゼンタール・センターが批判声明を出している)を紹介してるが、
SWCが高須氏に批判声明を出してからもう週明けしたのに、未だにマスコミは報じていない。
薄々気づいていたけど、特定の条件下での話ができない人がかなり多い
世界的に多い
「◯◯という条件下で、殺人することをどう思うか?」という問に
他の例もみてみよう
「もし雨が降ったら休もう」→「雨も降ってないのに何休もうとしてるんだ」
「もし俺が◯◯だったら、好きになると思う?」→「あなたは嫌い」
「この動物は人を大量に殺したので殺処分しました」→「動物が可哀想」
「彼はアメリカ生まれだが、赤ん坊の頃から日本に住んでいる」→「日本語上手ですね」
「ここに白いリンゴがあったとする」→「白いリンゴなんて存在しない」(これはスルーじゃなくて前提の破壊だね)
特に正義感ぶった人、あるいは正義感を持った瞬間に多い気がする
思想信条に触るからだろうか? 自分の都合の悪い条件を排除しているのか、はたまた条件をスルーする能の機構が存在するのか
ただ、ロジックを扱う職業(IT・コンサル・化学・学者など)、ストーリー・キャラクターを生み出す職業では大分少ないと思う
自分が気づかなかったのは、周りにそういう人がたまたま少なかったからだ
避けてたのかもしれないけど
これは色々なシーンで弊害が出る。
・小難しいストーリーや、キャラの心情を理解してもらえない(創作への不理解、万人向けほど薄味になる)
・癇癪を起こす、不必要に怒る
どうしても「例えば」「仮に」「この場合」などの話ができないと
制御しようとするのが間違いなのかもしれない、できないものはできないのだから
「仮定の話を抜きにして話す術」や「相手の順応性を見極める力」が重要になる
ただ、これのおかげで世の中の政治家や、個人の主義主張が玉虫色になりがちというのが残念だ
どう仮定を用いてもタブーには触れられないので、本質を語るのはどうしても密室になってしまう
重要な意思決定がオープンにできなかったり、特定の少人数で行われるのはそういう理由があるのではないだろうか?
___
追記
条件下の話において、「どんな場合でも」という返答は、条件を無視していないと思う。
「どんな場合でもではないこと」が用意できればよかったんだが。
相手に文脈を理解してもらえるとか、自分の想定している話の前提を理解してもらえる、などと期待すると思わぬしっぺ返しを食らう
面白いのは、議論が得意とされる国ですら似た現象が起きていることだ
複雑な構造を伝えるのはそもそも難しいし、頑張って伝えようとすると長文になり読んでもらえなくなる
私はいつも同じ前提ではない反論を受けるたびに「またやってしまった」と相手と自分に対して憤りを感じる
自説が否定されたことではなく、議論が破綻したことがやりきれなくなる(逆に上手く反論してもらえると喜ぶ)
ブコメでも感じたこと
「逆に自分もやってしまっているかもしれない」という観点は今まで弱かったと思う
相手と同じ前提に立った意見を言えているか、これから意識してみたい
(あまり意識すると、質問攻めになってしまうからこれも難しいんだけど)
ところで、私はブログなんかでもいつも伝わりづらいことや、仮定の話をしてしまう(しかも分かりづらい)
これは理解されるのを半ば諦めてしまっている独り言に近いんだけど
たまに「わかる」「スッキリした」と褒めてもらったりバズることがある
そんな時ちょっと嬉しい
_
追記2
何かえらい伸びたな
説明が下手ですまない。正直これは自分でも書いてて下手だなと思っていたw
もうちょいちゃんと書けばよかった・・・でもそうすると伸びないのか
でもマジメにコメントしてくれる人多くてありがたい。もっとボロクソに言われると思った。
「秋葉原でアンケートしたら、男性の90%がアニメ好きでした」 → 「男はアニメすきだからね」
「X総理の経済政策は素晴らしいが、軍事政策は良くない」 → 「そうだ、早く辞任するべきだ」
「N動画の有料会員数は5年で50万人から250万人に増え、今年は5万人減った」 → 「N動画は最悪だ、皆酷いと思っている」
うーん
頑張って緊縮を捨てたのは偉い(だって民主も自民も殆どの人は未だに捨ててねーし)し
安倍総理の政策であっても続けるべき部分は続けていくっていえたのはさすが(枝野さん以外野党で誰もこれいえてねーし)なんだけど
いまの安倍政権が取り組んでいる金融緩和を、政権交代で打ち切ることは不可能です。私が首相になっても継続します。
金融政策は時々の状況で判断するもの。「べき論」だけでは進められない。
脱緊縮派宣言である。無駄は削りつつ、しっかり財政出動をする。ただ、自民党とは、お金の使い道が違うのだと強調する。
《看護師、介護職員、保育士など、低賃金で潜在需要がある、公的な仕事があります。その賃金底上げのために、財政出動をします。
この人は絶対何もわかってないぞ
これが起因していろいろな問題を引き起こしてるけど、問題の本質に取り掛からずに上辺だけの政策をバカみたいに進めているよな。税金使って。
医療制度は過剰すぎるよね。もう病院行くと老人だらけじゃん。なんか老人からすればお茶飲みにきている感覚。
でも1割負担で済むからなんてことはない。大量の税金をこういうところで消費しているのに、何の手も打たないよな。
しょっちゅう病院行くからちょっとでも体の数値に異常があれば、薬漬け。そりゃ寿命も伸びるわ。
税金を大量に投入して大量の老人を量産するこのシステム、いつになったらなくなるのか?
もう寝かして機械取り付けておけば、大量の税金が病院に入ってくるもんね。
すげーな、日本。こんなことにまで税金を湯水のように使えるなんて。なんて裕福な国なんだ。
そんな余裕があるなら年金は50歳から支給してくれよ、ベーシックインカムも可能だろ。
そして一般の働いている世代の保証を削る。もう今働いている人にとっては年金制度崩壊してると思うんだけど、崩壊しているって言わないんだね。
老人は増えるけど、人口はどんどん減っている。
そりゃそうだわ。老人ばかりに税金投入して少子化対策まったくしてないもん。
必要不可欠なことすらやってないよな。保育所足りてね~じゃん。老人の寿命を引き伸ばすことより優先順位低いんだ、へー。
人口減を意図的に引き起こす政策をしておきながら、地方創生と称して癒着ゼネコンに金を流す。
すげーな、原因は無視して、上辺の政策に100%無益と知りながら多額の税金を投入しちゃうんだ。
もう何?癒着企業と政治家だけで金が回る社会。マスコミもだんまりだぜ。
彼らのとっておきの秘策は「洗脳」だからなあ。俺らがんばってます。でも時代に逆らえんわーみたいな感じ?あらゆる国民(老人以外)に降りかかる悲劇をしょうがいないの一言で済ますパワー。日本すげー。
人口減を逆手にとってさあ、企業とか人が足りてないことを経済政策うまくいきましてん、みたいな自分の手柄のように言っているよな。
F欄とかのバカな大学生、もう騙されまくりじゃん。安倍すげーみたいになってる。だからバカウヨはバカにされんだよ。
日本という社会を取るのか、老人を取るのかって選択肢に対して、老人を選んだんだ。
政治家的には30年もてば自分は安泰と思ってるんだろう。議員年金でな。まずこっち削るのが筋だろうけど、自分らの優先順位1番だもんね。
30年後って言ったら自分はまだまだ現役で働いているんだよなー。日本が存在していて、自分が日本にいるならね。
年金制度はもう今の時点でほぼ崩壊しているといってもいいだろう。30年後なんて100%存在してない。
遠くない未来、老人で溢れてインフラすら維持できず、老人だらけで企業は生産性を維持できないから国際競争でも取り残される。てか普通に潰れる。
国民は老人だらけで保証のない社会で明日の自分も見えない中で消費なんかしないよ。これが起因して倒産ラッシュとかそんな次元じゃない悲劇が起こる。
防衛費なんて捻出できないから尖閣どころか、沖縄、九州、北海道はもう日本の領土じゃないかもね。
きっついぜー、将来の何の保証もない老後は。さらに老人だらけの社会、経済もにっちもさっちもいかない状況だ。
そんな時代にヨボヨボのじいさんばあさんを雇ってくれる会社がどこにある?こんなやつらにできる仕事なんか自動化したほうがマシだ。
今の政治家は暗に「死ぬまで働け」と言っている。でも仕事がないんだよなー。
そんな未来を選んだ安倍政権、というか今の問題に着手してこなかった、この過去20年の間に政治に携わった人間はまぎれもない国賊だよ。
社会を健全化するためにあるはずの政治が、国そのものを破壊するためだけに存在してるじゃん。政治家と癒着企業の懐を潤わすことと引き換えにな。
異次元緩和した上に消費税の10%増税やめてもインフレが起きてないから困ってる。起きてない理由は先を参照。
ムダ金使いたくないと言う人は相変わらず多いし、ファスト産業は往時の勢いこそないものの相変らず元気
人口減少を見て中身がないと言ってるの?
違う。簡単にいえば日本は国債発行額が大きすぎる、銀行で言えば不良債権国家になっているということ。
信用力と通貨流通量のバランスが著しく悪くなるのが、怖いんだよ。通貨価値の大暴落が起こりうるから。
不幸中の幸いなことに、まだ「何故か」信用力が瓦解はしてない。
日銀&国内主要金融機関が国債買い入れまくってるからというのが理由の一つぽいね。でもこれも実は怖いことだと個人的には思ってる。
「日銀 国債買い」とかでググると賛否色々な意見が出てくると思うよ。
海外に限らないね、今はどこの国から誰が投資してるのかは完全にボーダレスになってるから。当たり前の接頭語を付けて混乱させてすまんです。
円もドルの世界で運用されてるし逆もしかり。それは市場と投資機会が広がったとも言えるけど、
逆に言えば他通貨国との経済政策連携が求められるということでもある。したがって、日本が不良債権化していることは外国から非難されることもありうるということ。
デフレからインフレに行くはずなのに行けないのがスタグフレーション。ただこれは個人的にはちょっと言い方の問題というとこもあって
前論の「労働市場が健全に機能してない問題」が原因のデフレ下で、金融市場だけが緩和されているから結果的にスタグフレーション状態になってると個人的には思う。
労働市場が健全に機能してない理由は前増田で理解いただいたようなのでこれで大丈夫かな。
貧乏人の手に渡る以前に、頭の上の上空の方で投資マネーが超高速回転でぐるぐる回ってるような感じ。
労働者や貧困層のために落としてくれることはないんだよ。利ザヤが悪いから。
さすがにこれぐらいはググって。「ロシア デノミ」とか「ソ連崩壊 通貨危機」とかその辺で適当にミックスしてみて
増田は建設関係従事者なのかな。もしそうなら、そのせいで「いや違う!」と思うのかもしれないけど、
それは業界内にいると業界内の大小の問題が良く見えるからそう思うだけだったりするよ。
私からすると、これ分ける理由ないんだよなー原因は同じだと思っているので。ごめんね。
だから国が借金してでも財政政策が必要でしょって話なのかと。これは世界的な流れ。
~~
イギリスの例を取るまでもなく、経済活性策は減税とセットにしなきゃ「効かない」んだよね…。
日本の場合、異次元緩和をしたその金がほとんど投資市場に流れただけだった。そういう意味では消費税の8%増税は大失敗。
アベノミクスがいかにやる気ない見せかけだって分かるのはココで、消費税増税圧力は上記のとおり、
先進諸国から「おまえ不良債権国家のくせによー」と言われて圧力回避できなかったからだと邪推してる。
リーマンショック=バブルなので緊縮財政・増税はオーソドックスな方法なんだよ。市中に増えすぎた資金を国が回収する作業。
でも日本は逆のことやってんだよね。何でかは私の理解を超える。ばかだからじゃないかな。
知らん。
ただ土建屋は、本拠地より遠い場所の仕事だと人繰りや部材調達や諸々の諸経費がかさむから利益率が下がると聞いたことある。
最近は農村部でもTPPの影響で非自民勝つところ出て来たのは時代(?)の変化だと思う。
むしろ都市部の方が経済政策うまくいったら自民党支持者増えるかもななどと。
ポジショントークにはなっちゃうんだけど、地方としては農業切り捨てしてほしくないけどさ。
実業家の候補者だすなら行政や政治のことそれなりにわかるってるよってアピールした方がいいと思うんだけどな。
行政精通と政治経験が、会社を大きくした経験と天秤にかけられた時は、前者に期待し後者に不安を感じる人の方が多いんだろう。
レーガンは実績と見られるものがあったけどシュワちゃんは?って言われるみたいな。
不安を消さないことにはプラス要素をアピールしたところで…と思う。
高齢者はテレビで政治語ってるだけで内容聞かずにすごそうっていうから、うぬ。
人柄は人柄で大切な要素でありますし。
政治経験を売りに当選したのだと思うけど、負けた候補者より能力ないかもしれない。
実績や経歴を詐称しているわけではないが、
どこの小池だよ。
田中真紀子を更迭した後に小泉の支持率下がった>気持ち悪かったが分からないでもない。あのおばちゃんのアジテーションが小泉を当選させたところはあるから
でも、だから更迭には慎重にならないという思考にもしなってるんだとしたら、いくら落ちこぼれ首相とはいえさすがに頭が悪すぎる。
安倍政権の支持率の基盤は、小泉時代よりも更に強固になった浮動票の固まりがたまたま転がり込んできてるからってだけで、「小泉旋風における田中真紀子的なもの」は存在しない。
加計と南スーダンの件は、菅が会見で強い言葉で抗弁しすぎたせいでにっちもさっちもいかなくなってるから、菅も本来ならかなりやばいはずではあるのだが。
特に南スーダンについては、誰の責任だろうがあの事態が明るみになった時点でヤバすぎる案件。それなのにあの強弁。最初の段階で平謝りして稲田の首を生贄にすりゃ消火できたろうが、残念ながら安倍政権は9条改憲・軍隊明記を目標としてるのでそれはできなかった。それやったら最下層の支持母体である日本会議初めとした極右どもが離れてく可能性あるだろうし。
安倍の母体の極右勢力は9条改憲&侵略戦争も辞さずというキチガイだらけなので、そういう意味では「小泉政権における真紀子」=稲田というか「改憲のための布陣」ではあるのだが、自称穏健右派=浮動票の固まりは、さすがにシビリアンコントロールが効かない体制になってしまってる(南スーダン日報の件がそれを白日の下に晒した)自衛隊を軍隊化して9条改憲することに、100%もろ手を挙げて賛成するとは思えない。
【ニュースソクラ編集長インタビュー】武藤正敏元駐韓大使に聞く
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00010001-socra-int
知韓派として知られた武藤正敏元駐韓国大使が著した『韓国人に生まれなくてよかった』(悟空出版、1250円税別、6月1日)が多くの韓国メディアから「嫌韓本」と批判された。袋叩きのリスクを犯してまで、出版したのはなぜか。真意を聞いた。
――韓国の多くのメディアに、バッシングといえるような記事が載りましたね。
見出しはほとんどが「嫌韓本」というトーンでしたが、記事のなかでは冷静に内容を紹介してくれたところも多かったのです。中央日報の記事などがそうでした。そのなかでは、「文政権の登場が韓国民全体を不幸にする方向に進めたように思えてならない」というこの本で訴えたかった点も取り上げてくれています。
主に保守系の方々からはタイトルは刺激的だが、内容は納得できるものだという声もいただいています。
実は韓国から日本語の本なのに60部ほど注文がありました。韓国語に翻訳したいというお話も3件ありました。しかし断りました。
――どうしてですか
冷静に読んでもらえないことが分かっているからです。内容は、嫌韓派ではなく、ごくごく一般的な日本人からの視点を意識してまとめています。しかし、文在寅政権が80%以上もの支持を得ている今、特に若い世代は読まずに嫌韓と反応しだします。韓国社会全体としても本を出せば「けしからん」という反応になることは明らかです。
タイトルが少し刺激的に過ぎたとも正直感じてはいます。(タイトルで踏み込んだことで)私自身ダメージを受けましたが、それでも文政権のありようや、韓国社会の問題点は訴えておきたかった。
――先週から週末にかけ、文大統領は米、中、日本と首脳会談をしました、いわゆる外交デビューです。韓国メディアは評価する論調が多かったようですが。
メディアはブリーフ(政権側の説明)に引きづられます。確かに、安倍首相との会談では慰安婦問題への直接的な言及はないなど、日中米のどことも無難にこなした。しかし、よく発言を分析すれば、新大統領の最大の関心事が浮き彫りになります。北朝鮮問題です。韓国が主導権を取り、対話路線で北朝鮮問題を解決すると、各国首脳に伝えました。安倍首相、トランプ米大統領、習近平中国国家主席のいずれに対しても、対立は避けながら、北朝鮮との対話路線を主張しています。
対話で北朝鮮の核・ミサイル開発を止めることができないのは過去20年の経緯から明らかです。しかし、文在寅大統領は本気で言っています。少なくとも中国とロシアは対話路線の方が都合いいと思ったのかもしれません。韓国の提案に乗る形で米韓軍事演習の規模縮小などを言い出しています。その一点では、文在寅外交は成果を上げています(苦笑)。
文政権の対話路線で、北朝鮮に圧力をかけていこうというムードが殺がれています。トランプ大統領がどう出るかが焦点です。
現実感のなさには驚かされます。都鍾煥・文化体育観光相は来年の平昌冬季五輪のスキー競技の一部を北朝鮮のスキー場で行う案を明らかにしました。兄を毒ガスで殺すような人物が治める国に、世界一流のアスリートと世界のメディアを入れ、各国の応援団も入れ、そこから全世界に生中継しようということです。
IOC(国際オリンピック委員会)も北朝鮮も、受け入れられるはずがありません。それを提案するわけです。
経済政策、財閥改革、南北統一政策、文在寅政権の政策にはいずれも現実感がありません。一人あたりGDPや有効求人倍率が日本より低いのに最低賃金を東京以上に上げるなど、経済を知っていればありえないことですけどね。
――韓国国内でそのような指摘はないのですか?
文在寅がすべて正しく、朴槿恵がすべて間違っているという「感情」が今、韓国を動かしています。文さん自身も、外交をうまくやっていると確信しているように見えます。
――大使館、総領事館の前の慰安婦像の撤去を声高に言う段階ではないとお書きになっています。
それは戦術的な問題です。基本的に慰安婦合意は断固として履行させるべきです。あの合意は日韓両政府が互いに譲歩してまとめた歴史的なものです。これまでの日韓交渉は日本が譲歩ばかりしていましたが、その時代にはもう戻れない。日本がそれではもう持たないことをうまく伝える必要があります。彼らが理解するためにも、合意からの譲歩はあり得ません。
文在寅大統領の対北朝鮮対話路線が世界の流れになってしまうことを恐れています。その兆候はすでに出ています。肝心のアメリカがそちらの方向に向かっているのではないかと思わせるサインを、マティス国防長官の発言などから感じています。
――どうして韓国の左翼勢力は力を維持してきたのでしょう。なぜ、左翼政権が誕生したのでしょうか。
政府と財閥の癒着が強く、コネ社会である韓国では、財閥批判が政権批判に直結するからです。韓国がIMF管理下になった時、大統領が左派の金大中だったことは韓国にはある意味幸いでした。金大統領は財閥との関係が薄かったため、いわゆる「選択と集中」に成功したと言えます。
――文在寅外交が対話を推し進めるなか、北朝鮮が核実験をすれば、対話路線は失敗となるのでは。
一時的には北朝鮮を批判しても、文政権は対話路線を変えないでしょう。ある種の信念を持ってやっているのでしょう。それは人事にも表れていて、北朝鮮との実質的な責任者である国家情報院長には、これまで2回の南北首脳会談を仕切ったソ・フン氏を、青瓦台(大統領官邸)の秘書室長には、左翼学生運動の元議長で国会議員のイム・ジョンソク氏を選んでいます。ほかにもありますが、どの人も対話派ばかりです。文政権は安倍政権以上に「お友達内閣」ですよ。
仮に、核実験があっても彼は「外交的に成功している」と主張するでしょうし、外交面で大統領を批判する大きな流れは起きないと思います。文在寅政権が崩れるとしたら、最大の要因は経済でしょう。もしくは北朝鮮を統合する負担が大きいと分かったときです。対話路線への反対で政権が崩れる可能性は極めて低いと見ています。
米中が北朝鮮の将来についてビジョンを共有することでしょうね。その際には日本も韓国も蚊帳の外になるでしょう。それは文在寅大統領が最も嫌うところですけれど。
■武藤正敏(むとう・まさとし) 横浜国大卒、外務省入省。韓国語研修の後、在大韓民国日本国大使館勤務。クウェート大使を経て2010-2012年韓国大使。著書に「日韓対立の真相」「韓国の大誤算」(悟空出版)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設