「ゼロサム」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ゼロサムとは

2017-02-02

id:yoko-hirom

id:yoko-hirom・・・

香山リカの語るに落ちる低レベル発言について

yoko-hirom 香山氏が正しい。ネトウヨには数学でいう集合の概念認識に異常がある。ゼロサムで無いものゼロサム妄想したり,国家国民混同する概念未分化など。低知能と呼ぶべきもの治療不能かもしれないが。

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1076718

わたし自身中道と自認しているけれど、左翼発言者としてid:yoko-hiromコメントには唸らされることもあって着目しているのです。ところが、香山リカが正しいというのは全体主義優生思想の最悪の組み合わせに正しいとお墨付きをする行為ではないですか。やはり左翼思想家はみな極まるとそっちに行くのかと思わざるをえないじゃないですか

やめましょう。左翼安倍政権に怒るのはわかる。だが冷静に行こうよ。左翼主義は私は支持しないが、彼らの立場から見ると、急進的革命は失敗することがわかったので、穏やかに変えていくべきだとわかったわけでしょ?ソ連東欧中国は失敗したが、西欧の穏やかな社会民主主義は今のところ長続きすることもわかったじゃないか世界のどこもかしこアメリカなみのジャイアン主義資本主義を好むわけではないことももうわかっているじゃないかあなた方が社会において実践的に議論に参加しなければならない。そうしたほうが日本の将来はよくなると思います

ブコメのいくつかにもみられるように、左翼リベラル主義者は断固として香山リカを切り捨てなければならない。

でも集合の概念認識に異常がある、という考え方、面白いね。わたしからみると極右極左はどちらもそうであるように見えるけど。ま、これとて、私が中道立場を取ろうとしているから、そこからみると極右極左はどちらも距離が最長であるという、そういうことですが。

2016-12-23

君のそのお金を守る警察国防

法制度などといったものから君が受け取る価値は、その税金の軽く何倍もいくよ。

金額が増えるほどに守られることで受ける価値も高まっていく。

ゼロサムじゃないから、皆が払った税金の合計よりもそれで供給維持される公共財の方がずっと大きいからね。

たった君くらいの稼ぎでは、払った税金よりも受け取る公サービスの方が大きい。

ま、文句ゲイツくらい稼いで税金の方が大きい可能性が出てきてからにしなさいな、こっ恥ずかしいから。

http://anond.hatelabo.jp/20161222124531

2016-09-28

何故FXで勝てないのか

FX10年の増田です

 

FXってスプレッドを除けばゼロサムゲームだって言われてるじゃん?

あれはまあ正しいんだけど、実際よくよく見ると公平ではないんだよねって話

 

例を挙げる

100万円でドル円100.00円をレバ2020枚Lしたとする

スプゼロ仮定して、100pips上がれば120万円、100pips下がれば80万円だ

プラス20マイナス20

これはもちろん公平だが、それは足し算の世界での話だ

掛け算の世界だと、120/100=1.2と80/100=0.8だけど、これは公平じゃない

掛け算で公平なのは

120/100=1.2と100/120=0.8333だ

わかるかな

 

レバ100Lで100pips上がった時2倍、100pips下がった時0ってのを受け入れてるけど

掛け算の世界だと100pips上がった時2倍、100pips下がった時1/2ってのが正しい

そうなるためには、枚数じゃなくてレバレッジ固定で取引できるようになればいい

(そんな業者は知る限り無いが)

で、重要なのは自分が足し算のゲームをしてるか、掛け算のゲームをしてるかっていう話だ

1回のトレードの変動幅が小さくなればなるほど、両者は近似状態となるので実質足し算のゲームをしているが

1回のトレードの変動幅が大きくなればなるほど、ゼロサムではなくなり掛け算のゲームになる

まり負ける確率が上がる

 

天才的に上手い人でもない限り、この負け確率の増大は無視できなくなるんだが

ゼロサムゲーム」っていう先入観からか意外と気づかない

 

てわけで、一度低レバ短期でやってみるといいよ

オススメはレバ2以下のデイトレスイング

とにかくレバを一定に保てるくらいの余裕がほしい

 

そして必ず定期的にノーポジリセットする

もちろん足し算の世界になるから、複利効果はかなり長期で考えないといけなくなるけどね

2015-07-23

http://anond.hatelabo.jp/20150723083800

わかったわかった。

こういう説明なら分かるのか?

そもそも日米安保PKO法制には、現場自衛官にほぼ自殺しろという命令に近い危険押し付けることや、敵方冒険的な行動に出た場合に致命的に安定性がおびやかされるという重大な欠点があった。

これが今まで起きなかったのは、幸運に過ぎない。

それが今回の安保法制是正される。表現を変えてこれまで何度も述べたとおり。

以上。

後半にあるような幼稚な本音なるものをもつものは、ネット床屋や安酒場や君の職場はいるのだろうが、そのような不可能妄想を抱いている政治家を俺は一人も知らないし、俺の友人にはいない。

契約条約の内容変更の結果というものゼロサムとは限らない。それをゼロサムと思い込むと君のコメントの後半にあるようなゲスの勘ぐり(相手方が得しているんだから、こっちは損しているはずという思い込み)が出てくることがあることを申し添えておく。

2015-05-24

http://anond.hatelabo.jp/20150523131716

フェミ弱者男性を対立させる人って富をゼロサムで考えているのだと思う。

男性間の格差平等に近づいていく近代過程で、弱者仕事を奪われる、と思っていた人もいたのだろうね。

でも実際に起ったのは、それがさらに豊かさを産み、すべての人の生活底上げが行われたということだった。

男女平等政策の進んだ国の富は増えている。

Japan as No.1の頃に先進国病と言われてこの30年間の日本と同じ状況だった国の多くは早々と回復した。

名目GDP成長の国際比較指数

 http://philnews.seesaa.net/upload/detail/image/GDP20G7-thumbnail2.jpg.html

日本生産性の動向 2013 年版

 http://www.jpc-net.jp/intl_comparison/intl_comparison_2013_press.pdf

あたりまえだ。一部の人能力を押さえつけ、社会活用しないようにわざわざしている日本は本当にはどうかしている。

それを端的に示すのが、出生率だ。

・諸外国における出生率の状況(少子化白書

http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2013/25pdfhonpen/pdf/s1-3.pdf

最近やっと上昇し始めた日本の数値が、欧米のかつての最低ラインをいまだ下回っていることに気づくだろう。

ちなみに日本と同じグループイタリアドイツ日本と同じくらい専業主婦の多い国。

からまあ、男女格差104位の国を世界は何やってるの?血迷ったの?とみているわけ。

2015-05-11

儲ける事は根本的に悪

経済構造、商活動は基本ゼロサムであり競争により成り立っている事からこれは避けられない結論である

自分が得ているもの他者から奪ったものであることを自覚し、必要以上に稼ぐ行為自重されるべき。そのように法律も整備されているべき。

2014-04-13

http://anond.hatelabo.jp/20140412234134

ゲーム理論なんだから自分利益最大化であって、敵の利害得失はどうでもいいっていうか、敵を想定していないように見えるが。

敵が必要ゼロサム想定してるようには見えないが、ゲーム理論知ってるかい

2014-03-24

http://anond.hatelabo.jp/20140324123347

金持ちを追い出した某国家普通にハイパーインフレ起こして破綻しただろ。

GDPは増え続けて どこまでもゼロサムではなく。経済は回転率で勝負する話なのに、ゼロサムだとかおもってるバカこそ黙ってろ。

株式市場ですら、手数料配当もあってゼロサムじゃねーよ。

 

回転率の低い経済のことを貧困と呼ぶんだよ。回転を止めようとするバカは黙ってろ。勉強しなおしてもう一回来てくれ。待ってる。

2014-01-09

[] 寛容じゃない人を批判する寛容じゃなさ

新幹線問題についてFacebookで見つけた批判にとても共感を覚えたので紹介します。

https://www.facebook.com/naoto.hori/posts/574178189324382

まずこの発端なった社会起業家とか言われて有名な人の発言だけど、「公共圏は、我々が当事者意識と寛容によって生み出すもの」という言い方からは寛容性が感じられないし、「そういう人は新幹線自由席じゃなく、車で移動すべきだ」というように、〝べき論〟からも寛容性は生まれない。

僕は思うけど、ぼくらはどうしようもなくて、感情コントロールできず、うっかり喧嘩もするし、そうこうしてるうちに戦争が起きるかもしんないし、そんなんだから機嫌によっては些細なことで腹も立つし、閉塞感を感じることで免罪符を得て、ダラダラ過ごし誰かの批判を呟く毎日の残念な生き物なんですっ、という残念さを前提にテーブルにつかないと有効な議論にならないと感じる。

いつも多様性を認めろという主張には、多様性がなかった。「みんなちがって、みんないい」という言葉の真意は、僕たちが思う以上に深い。多様性について話すときは、多様性と向き合う、つまり現実直視するというしんどい作業ということを認知しないと、議論が上滑りすると感じる。

私見ですが、新幹線問題の議論が全く異なる他者を認めない排除する全体主義の元で行われていることに恐怖を覚えてこのポストをされたのではないかと思います

まり社会起業家の方が「寛容さ」を根拠として、「寛容でない」人物を公共の場から排除しようと発言すること、議論の俎上に加わっていく人々も彼の始めた他者排除するゼロサムゲーム違和感を抱かないこと、それがとても怖いことなのです。

2013-12-03

安心していい

http://anond.hatelabo.jp/20131203122311

海は陸地よりも大きいのでは?という心配だが、本当の海と陸地ならそのとおりだが、富と貧困に関して言えば、富が過去数千年の間に増え続けているのに対し、貧困は減り続けており、現在もこの傾向はますます顕著になっているので、ほぼ心配はないといっていいと思う。

あなたは富める者の自己犠牲によってい貧しい者を救うというイメージを持っているよね。自己犠牲の結果富が薄まって薄まりすぎてみんなが不幸になるじゃん?みたいな。

もちろん自己犠牲行為寄付ボランティアODA、各種NGONPOという形で存在するんだけど、それは貧困撲滅のごく一部の手段に過ぎず、大部分は「投資」という手段でもって世界貧困は減少しつづけている。

貧困フロンティア農業医療産業社会の発展により有史以来一貫して後退を続けているが、特に産業革命以降の欧米貨幣経済が発達したことによりそのスピードが飛躍的にアップした。多額の投資マネーは瞬く間に欧米から貧困駆逐し、中産階級が形成された。

途中、投資活動の副作用として帝国主義による二度の大戦という悲劇経験したがそれでも勢いは衰えず、欧米と同じことが続けて日本で起こり、さらには日本以外の東アジアインドロシア南米東南アジア・・・・と、かなり乱暴かつ駆け足でまとめではあるが、おおむねこんな感じの順番で、貧困フロンティアが後退した。

貧困フロンティアが後退するところというのは例外なく猛烈な勢いで多額の投資マネーが流れ込んでいるところだね。

あなたもそうかもしれないが、自己犠牲による弱者救済こそ是とする風潮というのは少なからず世の中には存在していて、そのような人からみるとこのような話は面白くないかもしれない。

投資媒介とした貧困の減少というのは「富める者が自分の富をもっと増やしたい」といういわば我欲モチベーションになってるからね。

ともすれば汚いとか真の貧困層は救われないとか批判を受けがちだ。

でもそんなことはない。

もちろん、途上国人間がすべて同時に貧困脱出できるわけじゃなく、特権階級だったり、有能だったり、ずるかったりする奴らが先に豊かになることは避けられない。プロセスは決して平等でもないし人道的でもないんだが、それでもその先には必ず貧困層中産階級へとランクアップするという現象が待っている。

なぜなら中産階級が分厚くなったほうが金持ちにとっても都合がいいからだ。中産階級が増えることは、自分会社商品を買える人間が増える(市場が拡大する)ということだし、金を持てばそれを失いたくないので犯罪は減り治安がよくなる。差別マイノリティの問題も富めるものにとってはリスク要因でしかないので、差別に反対しマイノリティ人権保護する社会志向するようになる。我欲といってしまえばそれまでだが、豊かになった結果心に余裕がうまれ「みんなで仲良くやろーぜ」という気持ちがうまれた思えば悪いことではない。

親にとっても子どもは稼ぎ手ではなくなるので少子化が進むが、子の幸せな将来のために教育に金をかけるのでそこにも市場が生まれるし、そうやって教育を施された子どもたちがその国をさらに豊かにしていき、やがては次の貧困フロンティア投資するようになる(念の為に言っておくと給料銀行預金するだけでも間接的に投資していることになるからね)。

今、目下の貧困フロンティアアジアからアフリカへ移っている最中で、中国アフリカ積極的投資しているのも、上の話があるとすんなり腑に落ちるんじゃないかと思う。ただし中東宗教オイルマネーの問題、アフリカはそもそも投資を受け入れるだけの社会制度が整っておらず部族宗教の対立も激しくて苦戦している。日本で売買できる投資信託でも中東アフリカに関するものは限られている。まだまだ一般には投資不適格というわけだね。アフリカ貨幣経済ベースに乗るまでは、ボランティアベースの支援活動が大きな役割を果たさざるを得ないだろう(余談だが俺はそのような考えから国境なき医師団に毎月自動寄付をしている)。

それに先進国だって少子化とか労働需要海外移転による失業問題とか格差とか高齢化による社会保障費の増大とか問題がないわけではない。

このような問題はあれど、長期的かつ全般的にみれば世界は「みんなが幸せ」の方向に向かって進んでいるよ。今の日本に住んでいるととてもそうは思えないが(笑)これは間違いのないことだ。

大事なのは世界の富の総量は一定でもゼロサムでもなく増え続けてるってこと。貨幣経済破綻してしまうとこの限りではないかもしれないが、少なくともあなた心配するように「豊かなものが貧しい物へ分配することでみんなが不幸になる」なんてことはないか安心していい。

2013-11-24

http://anond.hatelabo.jp/20131124224816

奪う奪われるで考える人関係ってうまくいかないんじゃないかな。

ゼロサムじゃないんだから、与える与えられる関係大事だよね。

2013-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20131109113048

いや別に

から一番幸福結婚ってのは、夫婦のどちらかが「結婚してよかった」と言えるような結婚ではなく、どちらとも「してもしなくてもおんなじ」と言えるような結婚なのではないかと。

夫婦間で「ゼロサム」になるとは限らないだろう。

周りに押し付けまくって夫婦二人共がのさばってる奴らなんていくらでもいるわけで。

2013-09-10

自由意志による結婚が難しいのなんて考えてみると当たり前では

結婚した夫婦のうち離婚するのは約1/3らしいが

日本離婚コストの高さを考えると、中々高い数値だと思う

しかも、離婚結婚生活破綻だけど、離婚しなかったからといって幸せとは限らんよな

配偶者が嫌だのうざいだの死んでほしいだの、四六時中言ってる人はリアルでもネットでもまったく珍しくない

多少多めに見積もって、半分ぐらいは共同生活の運営に失敗してるのではないか

で、考えると、「自分の意思で結婚を選択し、維持し続ける」って割と難しい行為だよな

協調の維持ってそもそも難しかった

家事やら、子育てやらを単純に「労働」とみて、生活費の配分を「利益分配」と捉えて個人としての経済的利益を大きくしようとすると

いかに相手にやらせるか」「いかにして相手から分捕るか」って話になる

結婚だけじゃなく、あらゆる共同作業でありうる話だけど、ただ乗りしてくる奴にペナルティ必要

会社みたいに全く働かない奴はある程度排除できれば問題ないけど、結婚場合はその時点で破綻する

からあらかじめ、「自分負担を最小にしよう」ではなく、「なるべく平等コスト負担しよう」という

合意形成必要ってのは、一見明らかな気がするけど、これって実はかなり難しい

家事等を全部半々にすればいいじゃん、という人も居るけど、どれくらい家庭の外で労働してるかは違うから

客観的に見て「これが平等労働配分」ってのは定義しづらい。それこそ「家事労働年収千万」なんていう人も出てくる

そうするとどうなるかというと、交渉と駆け引きの問題になる

交渉と駆け引きって、まず個人の能力依存する上に、

ゼロサムから自分利益主張するほど破綻につながる。だから結婚を維持したいと思ってる側が「不利」になり、破綻してもいいかと思ってる側が「有利」という話になる

お互いの能力結婚維持した気持ちが拮抗してればいいけど、差が出ると年収800万で小遣い1万の哀れなおっさんやらが誕生するわけだ

超単純モデルで考えると、破綻したり、一方が大損したりすることを排除できないどころか誘発するシステムとわかる

破綻コストをでかくするのが手っ取り早いが…

はいえ、結婚生活終わらせるのもコストがかかるのは事実。これをでかくすれば破綻しないわな

まず社会が支払わせるコスト裁判所結婚破綻の原因と認定した方に相手への賠償金払わせる上

離婚者はバツn(nは1以上の整数離婚経験回数)という不名誉レッテル貼られて、再婚しにくくなり、煩い親戚にゴチャゴチャ言われるわけだ

前者に関しては必ずしもデメリットにならんし(むしろ利益になることもあるので、これ自体が破綻リスク高めることも)

後者に関しては、バツnの人々が増えるにつれて社会圧力は弱まっていく傾向にある。今後もそうなるだろう

次に子供処遇。これはなかなかコストがでかい

親権もった方は再婚しない限りシングルで育てなきゃならんし、そうじゃないほうも養育費がかかる

配偶者に何の情もなくても子供への悪影響や偏見心配して離婚しない場合も多々ある。血縁関係結婚と違って解消できないしね

しかしこのコストも将来的には減少していくのではないかと思われる

子供への偏見に関しては絶対数の増大にともなって漸減するだろうし、社会福祉も(どうなるかは確定ではないが)長期スパンでみれば拡大するだろう

このように全体的に離婚コストは減っている

欧州の国をみならって結婚制度改革!事実婚権利増進!なんて流れもあるし、すくなくとも今後50年は離婚やすい方向に進むだろう

結局、どこに行き着くのか

なんかどこかで聞いたような話を書いてきたけど

タグ増田 アホ なにをいまさら

「要するに自分利益だけ考えてもダメ、互いが互いを人間として尊重しようってことだろ?俺はそうしてるぜ」☆☆☆

的に一部ブコメ民に総括されそうな気がする。だが、そういう「理想的な結婚」はますます減っていくのではないかと思う

なぜなら、そういう価値観を持った人間は「不利」だからである

「互いを尊重」するには前提として相手に尊重してもらうことが必要だ。離婚に抵抗がなく、自分利益を求める人間ますます増えていくであろうから

そのような理想的な相手とマッチングするのは難しい。仮にうまくいっても、その子供が同じ価値観をもって結婚に臨むとまた同じ難しさがある

こうして考えると、そういう理想をもった人間は淘汰されやすく、「自分利益大事場合によっては即離婚オッケー」派がどんどん増えていく結果となる

ますます「互いを尊重する」結婚は難しく高コストになり、そういった価値観を持つ人間はそもそも結婚をしようとすらしなくなる

こういった流れになるのではないか

ますます結婚して子どもを産む人間は減るだろう

じゃあどうするか

こういう予測のもと、どういった制度変更が可能なのか妄想してみる

ケース1:別に結婚離婚しまくって子供生みまくればよくね?税金とりまくって社会全体で子供育てようぜ?

そもそも結婚維持なんていらんかったんや。子供うまれりゃオッケーオッケー。独身者にもその分課税な

結婚しなきゃ損するシステムを組めばいい。合理的

幸せ結婚じゃなく、利益を求める方向で結婚促進する

人間の性欲はなくならないし、破綻コスト下げまくれば参入者は増える。

実は現実的かも。北欧モデル的?いったん定着すればまず後戻りはしない・できないだろう

ケース2:自由意志による結婚ってのがまず糞だよな。未婚者は国が結婚させよう。遺伝子検査等で相性チェックだ

発想は前時代的だが、なぜかSFチック。まあ今世紀中にはないと思うが

ケース3:アセンションがおき、日本人価値観が変わって、互いを尊重して幸せになる

去年ネット預言者がこういってた。なんでも2012年末にアセンションがくるようですな

あれ?今年って西暦何年だっけか?

ケース4:制度とか変えるのめんどくせえ。ってか、今のままでよくない?幸せ結婚できない奴って自己責任だし、自分利益しか考えてない奴かキモオタだろ

ありそう。人口減少への道のような気がしなくもないが、別にそうなると決まったわけじゃなし

というか人口減少してるのって恋愛してない若者と、キモオタの増加のせいだよね。人類から活力を奪う風俗店アニメエロゲ規制しすれば解決!そもそも日本人たるもの国力増強のため(略

冗談はさておき、先進国で超強烈なポルノ風俗同時規制した場合結婚への影響は気になる。

みなさんはどういう結婚制度を求めますか?

2013-08-05

出生率解釈について。あるいは少子化対策雑考。

例の「いうほど国は何もしてないのか?〜エイベックス松浦氏ポエムに寄せて〜 」のエントリhttp://anond.hatelabo.jp/20130804050326 )の元増田です。

あれの「出生率2005年の1.26から2011年の1.41まで上昇してきた」にたいしてのブコメid:sea_side氏よりこんなブクマがつけられてたのだが・・・

「まだ不十分ながら少子化対策が形になって現れてきたとも考えられる。」これは違う。若い時に産まなかった人の一部が今産んでるだけで、若い人が産まない状況は変わってないのでこのままなら回復は早晩止まる。





これは俺の書き方も悪かったんだけどいわゆる「出生率」の話じゃないかな。俺の書いたのは「合計特殊出生率」の話だ。

1.26や1.41という数字も出していたし、日本では一般に出生率合計特殊出生率として語られることも多いので、誤解を与えた(かもしれない)表記については勘弁して欲しい。


ちなみにブコメが言いたいのは、人口の分厚いアラフォー団塊ジュニア女性が駆け込み出産してるから出生率が上昇しただけ、彼女らはじきに産まなく/産めなくなるし、その後の世代は人数減ってくので、出生率上がってるのも今のうちだけだよということだよね。出生率だとその通りの解釈でいいのだが、合計特殊出生率場合は、「各年齢の平均出産数」を足し算するので、人口構成の偏りの影響をうけない。


アラフォー世代がいっぱい産んだからすごく数値が上がりましたとか、逆に20代前半女子がいっぱい産んだんだけど人数少ないから大して数値上がりませんでしたー・・・みたいな話にはならないということな。もしブコメの指摘のとおり今後伸びがとまったとしても、人口構成が理由ではなく、別の理由ということになる。


ブコメに対するフォローとしては以上です。以下はすべて余談。コンビニ店長じゃないがすげー長くなったのでよろしく。


上に書いた「合計特殊出生率の増減は人口構成が理由ではなく別の理由による」・・・これは裏を返せば、合計特殊出生率2005年から2011年まで0.15上昇しました、というのも十分に数字どおりの意味があるということだ。

もちろん俺もこれが政治行政のおかげだ!すごい!と短絡するつもりはなくて、他の影響、たとえば出産関連の商品・サービス提供している企業マーケティングの一環として、団塊ジュニア世代に向けてメッセージ(まあ広告のことだ)をたくさん発して、商品・サービスのものも力を入れて開発しましたとか、金利の低い経済状況も手伝ってこの世代向けに手頃で子育てやすそうなマンションが大量供給されたとか、広義での「人口構成の偏りの影響」はあると考えている。

彼らにしてみれば団塊ジュニア出産育児需要を、彼らが出産適齢期を迎える15年ほど前から今か今かと楽しみに期待していたのがいっこうに産んでくれなくてアテが外れてしまい「もうここ5,6年が最後の勝負やで!頼むでもう!」とばかりに必死にやっただろうからね。

第2次ベビーブームときだって合計特殊出生率理屈で言えば上昇しないはずなのに、実際には一時2を割ったこともあった合計特殊出生率が(ひのえうまじゃないよ)、2.15近辺で数年間推移したことがあった。

企業マーケティング以外でも、たとえば、お隣さんもお向いさんも赤ちゃん産まれるのを間近で接して「じゃあうちもそろそろ」なんてベビーブーマー以外の世代までその気になっちゃうなんてのは十分考えられることだ。子ども産むか産まないかっていうのは、政策だけでなくこのような「社会雰囲気」の影響も強く受けるんじゃないかと思う。


社会ふいんき()の次は金の話だ。もう書いてる内容がめちゃくちゃだな。


正直俺も楽観視できないとは思う。なぜなら若者仕事がなく結婚できない出産できないからだ。

要するに金の問題だ(ほかにも人生価値観多様化ということももちろんあるが、そういうのはもう仕方ないのでここでは置く)。


金がないことに対するひとつの解としては、最近話題のベーシックインカムだ。ただこれには数十年単位での時間がかかる。

俺がその手前の段階で期待してるのは、仕事の細分化によるワークシェアだ。

いまひとりの人間に500万払ってやらせてる仕事を300万ずつ2人にやらせる。

雇用規制を緩めるのとセットだが、暇な時はひとり解雇できるようにすれば企業にもメリットがある。

400万の仕事を250万ずつ2人にやらせる。300万なら180万ずつ2人にやらせる。あるいは500万の仕事を200万ずつ3人でもいいし、150万ずつ4人でもいい。

これを社会全体でできるようにすれば、解雇されたやつも他の企業にすぐ移れる。

解雇普通になれば、世間体も問題ない。

企業はムダの少ないフレキシブルな人員計画が可能になる。

いわゆる雇用の流動化というやつだ。

アルバイトとは異なり、年金健康保険などは従来どおり加入させる。もちろん年収が少なければ年金の支払いも少なく老後もらえる額も減る。

からどのみちこれだけではダメだ。ダメだが今できる少しでもプラスになる雇用対策、少子化対策としてのワークシェアだ。

そうやって年収200万の若者結婚し(あるいは同棲事実婚で)400万の世帯収入を無理なく見込める環境をつくってやる。200万の収入は心もとないが、世帯収入400万ならなんとかなる。

そうやって将来不安雇用不安出産不安を少しでも軽減してやる。


余談に余談を重ねるが、俺は主にネット進化IT化によって、基本的には仕事の総量は減っていくと思っている。

海外に流れてくのもあるだろうし、それがなくても今まで10の人手が必要だった仕事が5とか3とかゼロでできるようになってきている。

ゼロサムではなくマイナスサムだ。それをなんとかゼロサムキープするために「細かく切って皆で分ける」というワークシェア必要だと思っている。

それでもおそらくは数十年単位での一時しのぎだ。

それで時間稼ぎしておいて、ベーシックインカムなどより抜本的な対策を考える。そういう話だ。



次は金の話とも密接な関連のある出産育児支援の話。


出産子育て支援もっと大事だ。

今、大卒まで全部義務教育でも子どもひとり800万と言われてる。塾とか習い事込みの金額だ。

これを大卒までの22年でわると年間36万になって1ヵ月3万だ。民主党が月2.6万だっけ?子ども手当やりますって言ってたけど、かなりいい線いってると個人的には思ってた。ま、民主党はそれ以外の問題がありすぎたんだけどね。

ともあれ2.6万は結局半額1.3万になって、いまでは月5千円?元に戻っちゃった。乳児で1万だっけ?

あの2.6万をパチンコに使わず必要ないとき(公立の小中学校なら月2.6万もいらん)はちゃんと貯蓄するようにしておけば、そして22歳まで支給すれば、子育て不安は相当なレベルで軽減される。


パチンコ不安なら2.6万支給じゃなくて高校大学も学費をどーんと下げる。高校授業料無償化になったけど、ケチケチせず修学旅行無償でいいじゃないかと思う。

元増田国会予算の話でいうなら此度の高校授業料無償化で、一般会計から4000億円支出されたんだそうだ。文教科学振興費5.3兆円のうち、0.4兆円な。


もっと大事なのは保育園幼稚園でここは非常に金がかかる上に、親も若年で経済力がない。ここも無償化だ。

このサイトhttp://educationalcost.com/list.php)によると公立保育園で120万。1歳から6歳まで年間24万。対象が500万人(乳幼児1世代100万人の計算)として約1.2兆円。

文教科学振興費がプラス1.2兆円は相当な負担だが、幼保一元化などサービス効率化によりなんとか捻出する。

そして待機児童ゼロに。駅近、駅中にも設置。ここはさらお金時間かかるだろうけどね。

さらには出産から義務教育終了までの医療費無料化。これは一部自治体で近いレベルまで実現されているが拡大する。

乳幼児期の出産子育て支援については、もうこれをやらずに他に何をやるのかというくらい大切な、少子化対策の1丁目1番地だ。

育児手帳出産手帳だっけ?話題になってた。あれやめてこっちをやって欲しいくらいだ。


とにかく大事なことは、出産育児なんとかなりますよ。というメッセージとそれを裏付ける具体的支援だ。

乳幼児期の費用医療費さえなんとかなれば、もう公立義務教育終了まではなんとかなる。

高校授業料無償化されている。

そして公立大学の学費も上のサイトによると、215万だが同じく2万円補助してみると4年間で96万円。ほぼ半分の負担になる。

(国の負担は50万人×4学年=200万人×24万=年0.48兆円の支出となる)


こんなもろもろで就学前120万、大学100万、それから上の800万には高校無償化の影響が入ってないようなので高校3年間で50万減として、合計270万親の負担が減るなら合計530万。年間24万の月2万となって33%減。とくに就学前負担が減ることによる心理的効果は大きいのではないかと思う。800万には塾や習い事も入ってるので「必要不可欠」な金額としてはもっと減る。


国庫負担はここに数字あげただけでも2兆円を超える。試算してない待機児童ゼロを目指すための保育園認定こども園)の充実と医療費をあわせるとさらに増える(このへんは別途どこかで試算が出てるだろう)。

自分国家予算とにらめっこしてモノゴト発言しましょうねと言っときながらなんだが、厳しい数字なのは間違いない。

ただ、それでも年金問題ヤベーよという話に比べると、はるかに見通しが立てやすいし、金額的にも現実味のあるレベルではないか

なにやり少子化改善することは将来の日本経済のためだ。


急激な少子化日本経済破壊する。合計特殊出生率1.2なんて論外だ。この資料(http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/point.pdf)によると、合計特殊出生率1.35で37年後の2060年、日本人口は8600万人になるらしい。33%減だ。

同じ8000万でも若者老年バランスがとれてる8000万なら問題ない。でも合計特殊出生率が1.35ということは頭でっかち人口ピラミッドでの8000万だ。じきに将来5000万を割るとわかっている中での8000万だ。その社会はどんな社会だろうか?そんな市場世界グローバルカンパニービジネスしたいと思ってくれるだろうか?

荒廃しきったマンション団地住宅地商店街オフィス街だらけの国に、世界中から観光に、留学に来たいと思えるだろうか?

全国津々浦々「リアルデトロイト」みたいな国だよ、37年後の日本は。あれデトロイトリアルか。

あいいやとにかく「日本全国総デトロイト化計画」待ったなしだよ。

デトロイトは全盛期185万人の人口が今半分以下の70万だって日本人口6000万でデトロイトになれる!そうなりたいのかという話。


今ならまだ間に合う。合計特殊出生率1.41を1.5にすればメディアちょっと騒いで社会に前向きな雰囲気生まれる。日本いけるやん!」という気分になれば経済にも好影響が間違いなく出てくる。

そうして1.8まで回復すれば、ひとまず「急激で破壊的な」人口減は防ぐことができ、ひといきつける。あるいは人口1.2億から減るとしたって、緩やかに9000万くらいまで減少したとしても、もろもろ破綻しない仕組み、構造に変えていく時間を稼げる。人口9000万への軟着陸というイメージだ(9000万は適当数字だよ)。

そこからまた腰をすえて「2」を目指し、また抜本的な社会保障制度の構築を目指して、国民みんなが前向きに考える。

そんな社会になればいいなと思ってます

最後におまけでウィキペディアの出生数と合計特殊出生率の推移グラフを載せときます

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/77/日本_出生数と合計特殊出生率の推移.jpg

2013-07-19

http://anond.hatelabo.jp/20130719120018

オタク擁護側の意見まとめ

この時点でずれてるから話にならない。「おかしさ」「無能さ」ってのはゼロサムじゃないんだから

挟まれた側が無能だと指摘することはオタクを擁護していることにはならない。

 

それに元増田の主張も改ざんしすぎ

池沼の寄せ集まりなの?もしかしてそれでDQNの批判とかしてんの?

はっきり言ってDQN未満の知能に見えるぞ?DQNボタンくらい押せるぞ?

こう言ってるから「自衛しないで挟まれる奴もそのオタクと同レベル知能だよね」と言われているだけ。

2012-09-04

http://anond.hatelabo.jp/20120902200440

よくわからん思考だ

幸せが限られたパイの奪い合いだという発想からきてるのかな?

他人が不幸せになることでその分自分幸せになるわけでもなし

両者に関連はないんだけど

どちらかつーと、ゼロサムではなくて、相乗効果があるような気がする

類は友を呼ぶから、しやわせそーな奴はそういう奴同士つるんでるもんだし

2012-08-14

http://anond.hatelabo.jp/20120814104030

奴隷から労働者消費者になって時間経済ゆとりができたなら豊かになったといっていいのでは?

資本家が得をしてるから他は損してるというゼロサムしか見れないんだろうけど

2012-07-23

http://anond.hatelabo.jp/20120722225552

いじめられる側の苦しみ」は「いじめる側の快楽安心感快感、優越感?…etc)」とゼロサムだと考えれば、総和は変わらないと言える。

また、前者が大きい「からいじめは悪いことだ、という論が成り立つか? 多分成り立たない。なぜなら、それが成り立つなら、後者が大きい場合には、いじめは悪いことではないという理屈になってしまうからね。「総和を増やすことが善だという前提は危うい」という主旨のことを別の増田が書いているけど、そういうことだと思う。「サバイバル・ロッタリー」に関する話を聞いたことがあるだろうか? 知らなければ、一度見てみるとよいと思う。

個人的には、

・「一人の苦しみ」を計量することは不可能である

・「苦しみ」と「快楽」を、計量的に比較することは不可能である

 (前者は命に関わる割合が大きいが、後者は直接は命に関わらないことが多い)。

・Aさんという人間価値を、Bさんという人間価値比較することはできない。

人間には「共感」し「予測」する能力が備わっている。そのため、「一人の人間の不当な苦しみ」の存在は、全ての人間の生存に対する脅威となる。

 (昨今の、いじめ問題への社会の多大な反応は、そのよい事例である。)

ゆえに

いじめ問題を総和で論じることはできない。

と考えている。

2011-12-11

不況時には「メシウマ」が合理的

不況だと「得するための努力」よりも「損しないための努力」の方が重要になってくるし、

全体のパイが縮んでいく状況だと「自分は損をせずに他人に損をさせる努力」が重要になる。

もっと儲けようという努力よりも、他人の足を引っ張ってでも今の利益を確保するための努力

デフレ労働力人口減少が進む中では、社会全体がゼロサムマイナスサムにしかならないから、

国民がみんなメシウマを求める心理になるのは合理的と言える。

行政にしても、税収減の中で増税するか社会福祉を削るかの選択を迫られてるわけで、

結局は「誰に負担押し付けるか」の議論にしかならないから、

「誰に利益を分配するか」という発想しか持っていない既存政党が有効な政策を打ち出せず、

国民からの支持を失っていくのは当然だろうし、

特定の階層や集団を叩くポピュリストが大多数から支持を集めるのも当然だろう。

反橋下が「マイノリティを見捨てるな」と言ったのは致命的な戦略ミスで、

大衆はまさに「マイノリティを見捨てる」ことを望んでるんだから

最初から選挙で勝てる見込みはなかったんだろうし、仮に橋下が負ける時が来ても、

社会全体が縮小していく状況が続く限り、第2第3の橋下が出てくる。

手取り収入が減少していく中で、社会保障費はこの先も上がり続けるのだから

他者への共感想像力を働かせる余裕もなくなってきたんだろう。

2011-10-15

「Y=X/1(X分の1)」の方程式重要

この方程式の意は

X(分母)の値が少なければ少ないほどYの値は大きくなるが

X(分母)の値が大ければ大きいほどYの値は限りなくゼロに近くなる

しかし、如何にゼロに近くなったとしても、Yはゼロになることはない。

―――と、イウモノ。

これは、ゼロサムで考える(金融的)思考とは乖離する方程式になるが、どちらかというと、個人的には孫子兵法の思想に近いモノがあると思う。

http://blog.livedoor.jp/yamato26840/

2011-08-19

http://anond.hatelabo.jp/20110816220206

こんにちは絶望格差を書いたマスダです

思いのほか、反響が大きくて驚きました。ご質問やご意見に、反応と言うか、意見を書きたいと思います


[上から目線ではないか]

観察したり批評するという行為自体が、基本的に上から目線です。絶対そういうことを言われるだろうなと思ったのが自分ブログではなくマスダで書いた理由です。「天皇機関説」「産む機械」「暴力装置」等々、社会科学の文脈で語られた言葉でさえ優越感ゲームで処理されてしまう世の中です。こうした負の連鎖について、学校で教えればいいという意見もありましたが、絶対に無理だと思います当事者たちから感情的な反発が来て、社会的リンチにあうのが目に見えているのに誰が火中の栗を拾うでしょうか。お金のこと、キャリアのこと、仕事のこと、本当は中学までに教えておいた方がいいことがたくさんありますが、それがなされていないのにはそれなりの理由があります


[地主のことが書かれていない]

H町は地方であり郊外ではあっても農村ではないということです。一時的な土地バブルがあったとしても、その恩恵を被ることが出来るのは資産家だけです。農民は、フローは少なくてもストックは持っているので、都市郊外の開発初期には、バブル資産家が続出しました。しか郊外に住んでいる人はそうした人ばかりではありません。H町は、一度、農村から工業化の過程を経ているために、住民の大半はプロレタリアート層(あるいは下層ブルーカラー)でした。地方=貧困とじゅっぱひとからげで見るのが間違いであるように、主に都市プロレタリアートの人が言いがちな、地方資産家の構図も全体に敷衍するのは間違いです


[戦後にはそういうところから成り上がった人たちがたくさんいる/別にブルーカラーでも不幸とは言えない]

現在高度経済成長を経て、安定成長の時代も経て、デフレの時代です。そうしたチャンスの時代を経てなおかつ成り上がれなかった人たちが取り残されている問題なのです。「生きがい労働」がどうしたと散々不平不満を言っている今の世代が、ブルーカラーでもそれなりに幸せというのは偽善じゃないでしょうか。選んだ結果ならばともかく、それしか選べなかった、実質的には選ばされている状況で、人それぞれというのは気休めとしか言いようがありません。


[新住民も"上層"下層プロレタリアートに過ぎない]

これはある意味そう思います。元記事は、勉強という切り口から見たのですが、根本知的好奇心が欠けているのは新住民も原住民も大して変わりません。これは精神論の話をしているのではなくて、根本の欲求がない限り、勉強能力として身につかないという側面があるので、これは重要な問題です恐竜博士といわれるような小学生は興味があることについては専門家レベルの知識を持っています。そういう人に、興味もない人が付け焼刃で暗記したところで太刀打ちできません。メリットシステム上層部は、恐竜博士みたいな人ばかりなので、いずれ新住民も挫折を強いられることになります。それでも、下士官まりであっても日常的に殴られる二等兵よりはマシです。新住民はその程度のことは理解しています。彼らは将軍になるためではなく二等兵にならないために走っているのです


[金持ちを引きずり落とす必要がある]

金持ち貧乏にしたからと言って貧乏人が金持ちになるわけではない」と某女性が言いましたがこれは間違いです経済自体はプラスサムですが、経済構造にはゼロサムの部分があるからです。一番わかりやすい例は農地解放です。富の偏在の是正を比較的可能にした戦後日本と、戦後すぐには日本より豊かであったフィリピン現在の姿を比べれば一目瞭然ですメリットシステムの結果発生した富と、アリストクラシーの結果保持された富はまったく性質が異なります。前者はメリットシステムを強化し、後者メリットシステムを弱体化させます。少なくとも新住民に「努力報酬」を与え、原住民努力の動機を与えるためにはメリットシステムの強化は不可欠であり、そのためには既得権益層を弱体化させる必要があります


[アボリジニの盗まれた世代を肯定してしまうのではないか]

そういう極端な例を言うなら、逆のことも言えます。そういうことを言う人たちは家庭内の虐待助長しているのではないでしょうか。

家庭には子供を抑圧し、スポイルしてしまう面もあると指摘することが、アボリジニの盗まれた世代に直結するというならば、家庭の不可侵性をことさら言い募る人たちは、親が子供を所有物のように扱い、虐待することを是としているとも言えるのではないでしょうか。物事を多角的に見ずに、だから進歩主義ダメなんだみたいに言いたがる人には、おぞましいという感情しか持てません。

じゃあ、どうすればいいという具体的な解決案が私にあるわけではありません。あるというなら、あると言う人が提示してくれればいいと思います。分かり易い具体的な解決があるならすでに実行されているでしょう。問題だけ示して解決も出さないのが無責任と言われるなら、そう批判されてもしかたがないと思いますしかし問題があるものをないということは出来ません。


[原住民別に不満に思っていない]

不満に思っていない、と言い聞かせている、と私は思います。仮に宝くじにあたって、以前と同じライフスタイル、以前と同じ消費財で満足できるでしょうか。できるというなら、それはそれぞれの好みだと言えるでしょうが、実際にはそうではないわけです。選択可能性があって、初めて選べるのであって、選択可能性がないところで手に入れた物はあてがわれたものに過ぎません。努力をする人、特に自分子供努力をするのを引きずり落とそうとするのは自己欺瞞を突き付けられるからではないでしょうか。戦後の、教育熱心なお母さん(北野サキさんみたいな人)とそうした原住民の親の違いは自己欺瞞の自覚の有無だと思います

原住民友達の中にはマンガでさえ本というものは読まない子はたくさんいました。そういう子たちも中学の頃には「少女コミック」を熱心に読んでいました。素敵な彼とセックスしてしあわせ、みたいな話です。今にして思えば、小学館貧困ビジネスをしていたんだなと思います


[原住民にも向学心はある]

逆上がりができるようになって嬉しいくらいの向学心はあります小学生の時の「勉強ができない」は本当に簡単なところで理解がつまずいているのですから、少し整理してあげるとパッと分かって、魔法みたい、嬉しいということはありました。ただ、それが続かないのです。それを続かせてサポートする環境がないのです原住民の子でただひとりだけ、有名大学に進学した子(男の子)がいました。彼は頑張ってそうしたのではなくて、もともとの知的好奇心がある子だったので、勉強しないことの方が苦痛、という子でした。彼とは何でも話せる友達になりましたが、彼は少年時代ずっと、家族からさえ変人扱いされました。彼を励ましてサポートしたのは私と私の家族くらいだったと思います。彼の場合は、たとえ変人扱いされたとしても向学心の衝動があったので、どうしてもそうせざるを得ない結果、勉強したのであって、そういう生まれながらの衝動がない子ならば、そうじゃないならとっくに「かわいがられる方向」にシフトチェンジしただろうと思います。ちなみに彼は私の今の夫です

2011-08-10

なんか最近すごい体調悪い。でも仕事休めないか病院行けない。何とか土曜まで我慢するしかない。

しかし、「子供達を守れー!」って言う割には、現役世代の健康不安には冷たいんだよな…。気軽に半休取って休めるようにはできていないし、無職でも健診を無料で受けられたりもしない。

自殺者の多くは健康理由で、それには経済的な理由で適切な医療が受けられない人だって多い筈だ。

その子供達が将来大人になって病気になった時のためにも、いざというとき休める制度が整っていた方がいいと思うんだけど。結局病気にならない事しか考えてないみたいなのがゼロサム思考でいやだと思う。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん