はてなキーワード: 肉体改造とは
僕が争いごとに巻き込まれるのは、僕の弱そうな見た目のせいだった。
圧が無いやつは無駄な争いを産む
銃が無いやつは無駄な争いを産む
考えてみれば憲法9条で戦争を禁じられている我が国ですら平和のために自衛隊という形で武力を保持している。
残念ながら、人間の本性は清くない。
隣国がチョロイと本能で思えてしまったら、争わない事の方が難しいのだろう。
平和は安くない。
毎年、国防費としてかなりの額が予算として必要になるように、私達も真に平和を願うのならば肉体を改造して圧を身につける必要がある。
毎年、国防費としてかなりの額が予算として必要になるように、私達も真に平和を願うのならば銃を身につける必要がある。
真に争いのない世の中の実現の為には、銃は必要なコストだったのだ。
僕が地球に不時着したのは32年前で、故郷の星に戻ることを諦め今の妻と結婚してから4年になる。
結婚を機にウォーターサーバーの営業の職に就き、契約先のオフィスを巡って重たい水のボトルを運ぶ日々を送っている。
ーー
数年に一度くらいのことなのだけれど、街角で僕以外の宇宙人を見かけることがある。
地球人にはまったく気づかれないと思うが、やはり宇宙人同士だと一目でそれとわかるものだ。
苦笑いを浮かべて会釈を交わすこともあれば、こっちに気づいた瞬間に走って逃げられることもある。
お互いにいろんな事情があってこの星に迷い込み、生きることを決めたのだろう。
ーー
地球人は安全極まりない生き物だけれど、得体の知れない異星人には捕食される危険性がある。
だから宇宙人同士で会話することはないし、会話したとしても必要最小限の二、三言で、以後はできる限り互いが会わないように注意して行動するようになる。
なので今日、最終電車を待つ夜のホームで出会った宇宙人と、数分とはいえ世間話しをしたのは初めてのことだった。
普通ならそんな危険なことは絶対にしないのだけれど、彼の首筋に宇宙刑務所マークの刺青(脳に施されるため、刑期を全うしない限りはどれだけ肉体改造しても神経を伝達して浮かび上がってくる)があり、それで彼が宇宙刑務所からの脱獄囚だと気づいて、思わず自分から話しかけてしまったのだ。
「あの刑務所って、宇宙が誕生してから、たった一人しか脱獄に成功していないんですよね?」と僕は尋ねる。
「ええ……そうらしいですね」と男は遠慮がちに言う。彼は50代後半の男性型地球人が休日を過ごすときのような姿をしていた。
「なにか、生まれつき特殊な能力をお持ちだったんですか? テレポーテーションとか、サイコキネシスとか?」
「いえいえ、そんな凄いことなんて何一つ……というか、実際にそういった能力を持つ宇宙人って、実在するのですか?」
「いや、すいません」僕は頭を搔く。「地球のテレビ番組とかでよくそういう設定の宇宙人を見るので、つい。実際には、聞いたことがないです」
「ははは。そうですよね。私の故郷の星は地球とよく似た環境で、というかほとんど違いがなくて、むしろ地球人に比べてわずかに非力なくらいです。だから自動じゃないドアが重くってね、ははは」
「地球人は宇宙人の中では怪力なほうですもんね」僕は持っていた缶コーヒーを一口飲んで一拍間を空けてから「それで、どうやって脱獄したんですか?」と、一番聞きたかった質問について、できるだけなんでもない風を装い、尋ねる。
「うーん、あれは脱獄したというか、気づいたら脱獄していたというか」と彼は言葉を選ぶようにして言う。「脱獄には地球時間で8週間ほどかかったのですが、意識がなかった時間も多くて。心音を止めないと探知機が作動する通路があって、心停止していた期間とかもあって、記憶が曖昧なんです、無事に蘇生できたからよかったのですが」
「心停止、ですって? かなり、壮絶だったんですね」
「そうですね。一緒に脱獄を企てた幼馴染が蘇生に失敗して、途中で息絶えてね。あとは刑務所長から脱獄計画を中止しないと一緒に収監されている息子を拷問するぞと監内放送で脅されたりして……ブラフとわかっていても、あれはこたえましたね」
「それは……」僕は絶句する。
「宇宙警察では収監されるときに服はおろか、体毛も歯も爪も触手も手術で没収されるでしょう。食事も粉末栄養だから脱獄に使える道具もなくて、とにかく知恵をしぼりましたねぇ」
そこまで聞いて僕は、最終電車が来るまであと数分もないことに思い至る。
彼に聞きたいことは山ほどあった。だが、残り時間でそれを全て聞くことはできそうにない。
「どうして、あなただったんですか?」この機会を逃したらもう2度と会えないのだ。僕は失礼を承知で、思い切って知りたいことを端的に尋ねることにする。
「宇宙刑務所では毎日、何億人という荒くれ者や知能犯の宇宙人たちが、ありとあらゆる方法で脱獄に挑んでは命を落としてるって聞いたことがあります。どうして、あなただけが、脱獄できたんでしょうか?」
「そう……ですね」彼はうつむいて、黙り込んでしまった。僕は気に触るようなことを言ってしまったかと一瞬不安になったが、彼の表情を見るに、僕の投げかけた問いに真剣に答えてくれようとしているみたいだった。僕は辛抱強くその問いの答えを待ち続ける。
待ちながらふと、その問いは彼がずっと自分自身に対して問い続けてきた質問なのではないか、と僕は思う。
「私は、ずっと」と絞り出すように、彼は言った。
「私はずっと幼い頃から、【この世界は私のためにつくられてなんかいないんだ】と、はっきりと認識していました。
どうやら、家族や友達はみんな、この世界が自分自身にとってなんらかの意味があると自然と感じているんだ、と知って、自分にはそれがとにかく不思議でしょうがなかったんです。
世界と自分が大なり小なり呼応した存在であるという、周囲の人たちが当たり前に感じる感覚を、私は幼い頃からずっと感じることができなかった。私は、この世界は自分というちっぽけな存在を全く気にしてもいなくて、ただ自分の隣を通り過ぎていくだけの存在でしかないのだ、と、そういうふうにはっきりと感じていました。
この世界は偶然私と出会っただけで、私のことに気づいてなんていやしない。深い海の底で巨大な鯨と出会っても、鯨は私を気にもとめずに泳ぎ続けていくでしょう。私にとって世界とは、そういうものなんです。
私は生まれつきこの世界に対して、違和感というか、距離感を感じていました。なんというか、それを私のように感じている人に出会ったことがないんです。近いことを感じていても、私のようにはっきりと確信している人は、いない。もし、私だけに宇宙刑務所を脱獄できた理由があるとするなら、脱獄の手法は全く本質的ではなくて、その距離感こそが――」
彼がそこまで話したところで、僕が乗る最終電車がホームへ入ってきた。
僕は彼の顔を見る。彼はまだ何か話したそうな、もどかしい表情をしていた。
もう少しだけ。もう本当にわずかな時間さえあれば、彼が幼い頃から感じてきた何かを、やっと言葉にできる手助けができるのかもしれない、と僕は思う。
でも僕にはそれを待てるだけの時間がない。明日も仕事があるし、なにより終電を乗り逃したら、家で待つ妻がひどく心配するだろう。
けれど――
その時、そんな言葉が、僕の口を衝いて出てきた。
僕と彼はその言葉に、一瞬だけあっけにとられたような顔で見つめ合ったあとで、あはは、と一緒に笑った。
ああ、彼もあの詩を読んだことがあるんだ。と思い、僕は嬉しい気持ちになる。
無言の会釈を交わして僕たちは別れ、それぞれの日常へと帰っていく。
ーー
自宅のマンション前に辿り着くと、部屋の明かりが消えているのが見えた。妻はもう先に眠っているようだった。
僕はエレベーターで八階に上がり、音を立てないように玄関を開け、リビングの明かりを灯す。
リビングテーブルの上に、妻が僕のために作ってくれた夕食と、A4サイズの封筒が置かれていた。
僕は夕食のおかずを電子レンジに入れてから椅子に座り、封筒を手に取る。中には書類が入っているようだった。僕は中の書類を取り出す。
そこには、妻の不妊治療の結果と、夫向けの精子検査のパンフレットが入っていた。僕は詳細については読まず、書類を封筒に戻す。
僕はその封筒をじっと見つめ、それから寝室で寝ている妻のことを思った。
と彼は言っていた。僕には彼の話を完全に理解することはできなかった。
彼の言ったことが僕にも当てはまるとしたら、僕と妻はこの世界でどれだけ一緒にいられるのだろうか、と僕は考える。
僕は僕の夕食が温まりきるまでのわずかな時間、目を閉じ、『二十億光年の孤独』の詩を思い出そうとしてみる。
万有引力とは
それ故みんなはもとめ合う
その時にはっきりと、故郷の星に戻ることを諦めたのだ。
宇宙はどんどん膨らんでゆく
自分のブログにでも書こうかなと思ったけど、だいたい https://www.metacritic.com/pictures/oscar-best-picture-contenders-for-2019?ref=hp からのパクリだしそんなに力いれて調べてないので増田に放流します。
本命は『スター誕生』、『BlacKkKlansman』、『グリーンブック』あたりか。ノミネーションだけなら『ファースト・マン』や『女王陛下のお気に入り』も。
今年のカンヌで『万引き家族』の次点でグランプリを獲得した、黒人映画永遠のトップランナーの最新作。
黒人なのにKKKにもぐりこんでしまった潜入捜査官の実話を描く。
スパイク・リー監督作のなかでは『ドゥ・ザ・ライトシング』や『マルコムX』をも凌ぐ評価を獲得している(そして興行的にもここ十年で自己最高)。
公開時期が夏季であることと、ややコメディよりのタッチがノミネーションに不利に働くかもしれないが、トランプ政権下において「ブラック・リブス・マター」運動はまだまだ意気軒昂。「黒人映画」枠競争を勝ち抜くポテンシャルは十分だ。
ブラックパンサー(ライアン・クーグラー監督)
解説は不要だろう。今年米国内で最高興収をあげた作品にして、マーベル映画史上でも最も支持された傑作ヒーロー映画。
アメリカ国内外の黒人問題や歴史的視点にめくばせしてオスカー好みの社会性もばっちり備えているものの、やはり「アメコミ映画」のレッテルがネック。
まだまだ白人・男性・おじいちゃんが大勢を占めるオスカー会員にあっては弱い。ギリギリノミネーションがあるかどうか、といったポジションだろう。
余談だが一時期新設されそうだった「ポピュラー映画賞」部門はブラックパンサーを受賞させるために作られるのだという噂だった。裏返せば、作品賞本選に選ばれる格ではない、と会員からみなされているのだろう。
Can You Ever Forgive Me?(マリエル・ヘラー監督)
落ち目のライターが有名人の手紙や文章を捏造して高値で売る詐欺に手を出し、それが嵩じて博物館から実物を盗みだそうと企む実録犯罪コメディ。
日本ではあまり知られていないけれど主演のメリッサ・マッカーシーはアメリカで今いちばんアツいコメディアンのひとり。
夫のポール・フェイグと組んで『ブライズメイズ』、『SPY』、『ゴースト・バスターズ(リメイク版)』などの陽性の笑いでヒット作を飛ばしてきた。
そんなマッカーシーが一転してシリアスでブラックなコメディに挑戦し、見事大成功。本年度の主演女優賞ノミネートが確実されている。
演出したヘラー監督の手腕も高く評価されており、初の監督賞ノミネート、さらには作品賞も夢ではない。
とある気難しい現代っ子少女の中学生活最後の一週間を描いた青春コメディ。
中学生版『レディ・バード』にもたとえられる(中二病的な意味で)痛々しくも切ない、みずみずしくもどんよりとしたフレッシュなローティーンライフの描写が広範な支持を集めている。
監督は若干28歳のコメディアンで、なんとユーチューバー出身。アメリカ映画界における新世代の台頭を予感させる一本。すでに数多くの映画祭や映画賞にピックアップされている
オスカーはコメディを敬遠する一方で、サプライズ的なインディー作品を好む傾向にあるが、はたしてこの作品の出目は吉とでるか凶と出るか。最悪でも脚本賞ノミネートは固いか。
『ロブスター』、『聖なる鹿殺し』と強烈かつキテレツな作風で知られるランティモス監督最新作にして初の時代劇。
アン女王を演じるオリヴィア・コールマンを巡る二人の家臣(レイチェル・ワイツとエマ・ストーン)のバトルを描く百合時代劇……たぶん百合だとおもう。
すでに巨匠の地位を確立したランティモス監督の過去作のなかでも群を抜いて評価が高く、今年のベネツィア国際映画祭でも第二位にあたる審査員賞を勝ち取った。オスカー前哨戦となる各種賞レースにももちろん名前を連ねている。
今年の本命作のひとつとも目されるが、ランティモス特有の変態さ加減が(今回は脚本までは書いてないとはいえ)どこまでお上品なオスカー会員たちに受け入れられるか……。
『ラ・ラ・ランド』で幻の作品賞受賞というなんともかわいそうな結果に終わった(それでも本人は史上最年少で監督賞を獲っているが)デイミアン・チャゼルとライアン・ゴズリング。
そんな彼らのリベンジマッチが実録宇宙開発物語『ファースト・マン』だ。人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長にスポットライトを当て、彼の視点からドラマを描く。
企画段階から作品賞ノミネートは当然、という空気のなかでプレッシャーを跳ねのけて見事高評価を集めた。ノミネーションはほぼ確実といっていいのではないだろうか。反面、今度こそ受賞なるかというと、今ひとつパンチがきいてないようで不安が残る。
オスカー前哨戦の最も重要とされるトロント国際映画祭で観客賞に輝いた作品。ここ十年で同賞を得た作品でオスカー本選にノミネートされなかった例はたった一回しかないのだ。
黒人差別が法的に是認されていた時代のアメリカで、自分もちょっとレイシスト入っている用心棒の白人男が南部へコンサートを開きに来た黒人ピアニストを送迎する仕事を命じられる。最初は「黒人のくせに上等なスーツを着てお上品にピアノなんぞひきやがって……」と反感を抱く用心棒だったが、行く先々で差別待遇を受けるピアニストに対してだんだんシンパシーが湧いてきて……という内容。
ほろ苦くもユーモアとメッセージ性に満ちた内容はまさしくオスカー好み。「分断されたアメリカ」というテーマのタイムリーさもある。ちなみに監督は『メリーに首ったけ』などのロマコメで知られるファレリー兄弟の兄。このところは過去のヒットコメディのリメイクなどで仕事に恵まれなかったが、もともと潜在的に持っていた社会派なセンスが一挙に花開いた。
If Beale Street Could Talk(バリー・ジェンキンス監督)
『ムーンライト』で一昨年の作品賞を獲得したジェンキンスの最新長編。今度こそはチャゼルにかっさらわれた監督賞もいただいて完全制覇を目論む。
原作は今年日本でもドキュメンタリー映画『私はあなたのニグロではない』が公開された、黒人小説家ジェームズ・ボールドウィンによる短篇。濡れ衣をきせられて収監された夫を助け出すために奮闘する若き妊婦のお話。
テーマの重厚さも話題性も十分だが、公開が当初予定していた11月から12月にのびたことが若干きがかり。クリスマス狙いのブロックバスター大作のなかで埋もれてしまう恐れがある。
Mary Queen of Scots(ジョージィ・ルーク監督)
互いにイングランド王位をかけてあらそったスコットランド女王メアリーとイングランド女王エリザベス一世を、それぞれシアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーという旬な女優が演じる。
脚本を担当したのは『ハウス・オブ・カード』や『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』などの現代政治劇の名手、ボー・ウィリモン。
いずれもオスカーノミネーション歴を有した名前ぞろいでクオリティも保証されている。同じくイギリスを舞台にした時代劇である『女王陛下のお気に入り』がライバルか。
ROMA(アルフォンソ・キュアロン監督)
世界的に見れば今年最も評価の高い映画といっても過言ではない。ベネツィア国際映画祭の最高賞。
1970年のメキシコ・シティで家政婦として働く女性とその一家のドラマをモノクロで撮る。
評価の高さと『ゼロ・グラビティ』でオスカーを獲ったキュアロンの知名度があれば当然作品賞も……となりそうなものだが、障害は多い。
まずスペイン語映画であること。長いオスカーの歴史のなかでこれまで十作品の外国語映画が作品賞にノミネートされてきたが、受賞にいたったものは一つとしてない。
次に Netflix 映画であること。カンヌみたいに公に締め出すことはしないにしても、アカデミー会員のなかでも動画配信サービス勢に対する反感は根強い。一昨年の『最後の追跡』やドキュメンタリー作品を例外として、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』『マッドバウンド』といった作品たちもその年最高クラスの称賛を受けながらもオスカーノミネートには至らなかった。
いちおうネトフリも『ROMA』については配信に先駆けて劇場公開を行うなどの「オスカー対策」をやっているが、はたしてどうなることやら。
ちなみに Netflix でも来月に配信される。驚くべき時代になったものだ。
アリ― スター誕生(ブラッドリー・クーパー監督)
ショービズ映画の古典のリメイク。この八十年で三回目の映画化です。
本年度大本命に数えられる一本。批評家・観客からの圧倒的な支持率もさることながら、商業面でも大ヒット(現時点で世界興収三億ドルを突破)を飛ばした。主演のブラッドリー・クーパーとレディ・ガガの演技もさることながら、これがイーストウッド降板を受けての初監督となったブラッドリー・クーパーの演出にも嬉しい驚きが満ちているとかなんとか。
だが、一昨年の『ラ・ラ・ランド』、昨年の『スリー・ビルボード』と「早すぎる大本命」はかならずバックラッシュに晒されるのがオスカーという場。12月以降に猛然と差してくるであろう後続期待作たちを振り切れるかどうか。
Widows(スティーブ・マックイーン監督)
2013年にアカデミー作品賞を獲得した『それでも夜はあける』のスティーブ・マックイーン最新作。オスカー獲得後の第一作でもある。
シカゴでヘマをやらかして死んでしまった強盗たちの四人の未亡人(ヴィオラ・デイヴィス、エリザベス・デビッキ、ミシェル・ロドリゲス、シンシア・エリヴォ)が亡夫の後を継ぎ女だけの強盗団を結成するちょっと変わった犯罪映画。
マックイーンとヴィオラ・デイヴィスというアカデミー賞受賞コンビで鉄板の出来。
そのパワーでジャンルムービーを嫌うオスカーでノミネーションを勝ち取れるかが見どころだ。
Boy Erased(ジョエル・エドガートン監督)
厳格なキリスト教である両親のもとで育ったゲイの少年(ルーカス・ヘッジス)が教会の同性愛矯正プログラム(いわゆるコンバージョン・セラピー)に放り込まれ、セラピストとバトルする青春ドラマ。
近年では『ダラス・バイヤーズ・クラブ』のジャレド・レトがそうだったように、LGBTものは俳優にとってオスカー像への近道だ(スカーレット・ヨハンソンみたいに非LGBTの俳優がLGBTの役を演じることに倫理的な非難が高まりつつあるにしても)。
批評家筋からの評価的には作品賞には届かないかもしれないが、演技賞ではノミネートが有望視されている。
トランプ政権下でLGBTに対する抑圧が増しつつあるだけに、時事性も捉えているかもしれない。
GWブッシュ政権下で「史上最悪の副大統領」とも呼ばれたディック・チェイニー元副大統領をクリスチャン・ベールが激太り(何度目だ)+ハゲという負の肉体改造で演じたブラックコメディ政治劇。
他にも妻リン・チェイニー役にエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役にスティーヴ・カレル、GWブッシュ役にサム・ロックウェルなどアカデミー賞級の芸達者がずらりと並んでいる。
題材としてはなかなかトリッキーだがマッケイ監督の前作『マネー・ショート』がそうだったように、ツボにはまれば一挙にアカデミー賞ノミネートまで行ける。
同じく政治ネタでライバルだった『フロント・ランナー』(ジェイソン・ライトマン監督)の評判がいまひとつ芳しくないのも本作にとっては好材料。
The Old Man and the Gun Now(デイヴィッド・ロウリー監督)
名優にして名監督ロバート・レッドフォードの引退作。15才で逮捕されたときから人生を通じて強盗を繰り返してきた70才の犯罪者(レッドフォード)と彼を追う刑事(ケイシー・アフレック)、そして彼に惹かれていく女性(シシー・スペイセク)を描く実話犯罪コメディ。
作品賞ノミネートは微妙なところだが、レッドフォードはまず間違いなく主演男優賞候補入りするだろう。
ちなみにデイヴィッド・ロウリーの前作であるゴースト・ラブストーリー『A GHOST STORY』は今日から封切り。観に行け。
一方で、実話犯罪・老人・名監督にして名俳優と共通する要素の多い作品としてクリント・イーストウッド監督の『The Mule』にも注目しておきたい。こちらは80才の麻薬の運び屋をイーストウッドが演じる。映画祭などでもまだ未公開なため、どう転ぶかはまだわからないが、近年のイーストウッド作品に対するアメリカ人の冷め方からすると賞レース的な意味での期待はあまりできなさそう。
その他有望そうな作品
『シカゴ』でアカデミー賞作品賞をさらったミュージカルの名手ロブ・マーシャルがディズニーの伝説的名作の続編を制作。
エミリー・ブラント、ベン・ウィショー、こりん・ファース、ジュリー・ウォルターズといった英国の名優たちでがっちり固めつつ、リン=マニュエル・ミランダやメリル・ストリープといったミュージカルで定評のある俳優陣をフィーチャーし、万全の Permalink | 記事への反応(3) | 16:07
減量(減ってない)を始めて2か月。食事制限と筋トレとプールによる肉体改造を目指しておりましたが全然体重減らない。びっくりするくらい減らない。1日のカロリーを1600kcalくらいにしてたんぱく質を潤沢に、鶏むねと野菜をもりもり食う。そして筋トレ、プロテイン、プール。上半身メッチャ仕上がってるのに体重は一向に減らない。ふくらはぎもバッキバキになってきたけど体重減らない。
減量始めようこのままでは死ぬ、と思ってジムに入会した時のトレーナーさんの言葉がよみがえる。「Tさんは日常生活してるだけで自重トレーニングみたいなもんですからね」確かに。3桁超えると日常のすべてが自重トレーニング。そう考えるとプロテインバリバリ飲んで鶏むねバリバリ食ってることで筋肉がついて体が重くなってるんだ、と思いたい。信じたい。
だってこの努力のモチベーションの素が「体重を減らす」ってことなので、体が仕上がってるのはうれしいんだけど体重が減らないと続かない!足腰の負担も減らない!!!!111
セックスの最中に肉体への嫌悪感でヒステリックにゲラゲラ笑われ、美輪明宏に嘲笑され、それでも裸の写真をとりまくった三島由紀夫はマゾの鑑。
https://mikuriyan.hateblo.jp/entry/2018/02/27/232159
福島は実際の体験こそないものの、自分が同性愛者であることは自覚していて、三島の小説「禁色」に「ルドン」という名で出てくるゲイバーに行きたいと思い、三島由紀夫の家に訪ねていきます。
三島由紀夫は何回かのデートの後、福島次郎をホテルに誘って身体の関係を持つのですが、福島は三島の「電気コードの被覆部をはぎとった『裸線』のような」痩せた貧弱な肉体にまったく魅力を覚えず、セックスの間、ずっとマグロ状態だったといいます。
世間でもて囃されている流行作家である三島由紀夫と親しく付き合えることを光栄に思い、東京山の手のハイカラな中流階級の三島家に出入りできることを嬉しく感じるのですが、三島とのセックスは苦痛以外の何者でもなかったといいます。
いっそのこと福島がノンケだったら三島とのセックスは可能だったのではないかと思うのですが、あいにくと福島はホモで、タイプ以外の男とはヤル気になれないんですね。
それでもしばらく我慢して三島と付き合うのですが、夏になって伊豆の旅館に三島と一緒に逗留しているときに、セックスの最中にヒステリックにゲラゲラ笑い出して、その場の雰囲気をぶち壊してしまいます。
それで三島との仲は破綻し、福島は故郷の九州に戻って高校教師になります。
以下は15年後の逢瀬のときの記述です。このときには三島もムキムキマッチョに鍛えています。
熊本にやって来た三島由紀夫は宿泊したホテルで、福島の前でふんどし一つの裸になってボディービルで鍛えた自慢の肉体をみせびらかします。
そして二人は久しぶりにセックスするのですが、福島の身体はやはり反応しないのです。
福島は、三島の不恰好で不自然な「肉体美」を目のあたりにして「どんなに鍛えても、この人の体はやはり裸線なのか」と思ってしまうのです。
……三島は若い頃はベッドでは「タチ」だったそうですが、このときは「ネコ」になっていたそうです。
福島は三島がネコになったせいで、やたらと男っぽく振舞うようになったのではないか、と興味深い推察をしています。
(※タチ:攻める人、ネコ:受ける人)
たしかに……ゲイではない私から見ても、三島の裸体はかっこよくない。筋肉があるだけで。
一般的に三島の肉体改造のきっかけは「美輪明宏に嘲笑されたから」と言われていますが、福島との行為中の「哄笑」にあったのかもしれませんね。
何が人間の身体の可能性の追求だ、本音ごまかして世界平等同じ立場で仲良しこよしのスポーツ大会なんて反吐が出るわ。
みんな究極の速さと力を求めてるんだろう!!??見てる方はこいつ怪我しねえかなこけねえかなあの国ぶっつぶせとか思ってんだろ!!??
こちとら一瞬の栄光のために祖国のために力をだしきって死ぬ、そんな本気のスポーツが見たいんじゃ!!!!
だからドラッグドーピング肉体改造洗脳なんでもありで人間の限界見せてくれや!!!!!
アメリカも最初は反対ですなんて優等生ぶってるけど中露の技術革新見たら焦って参戦してえぐい選手だすんだろうなああ
日本はヒロポン打って頭は戦時中のバーサーカー、体はサイボーグみたいなのでがんばるんやろうなぁあああ
みてえええなあああ
色々試したけど、でもやっぱり「普通」のバランスのいい食事が自分には一番合っていた。それが最も肉体が万全の状態だった。やっぱり人によってその方法が合う、合わないというのはあるよな。たんぱく質の比率を高めた食事をしていた時もあったけど、筋肉の発達はあまりなかったように思う。たんぱく質多めで炭水化物を少なめにしてると気持ちが晴れやかじゃなかったし。炭水化物って大事。特に自分は炭水化物が大好きだし、炭水化物を食べると全身に力がみなぎる。減量も炭水化物をカットしてたら体に張りがなくなったし、腹の脂肪だけ落ちずに、胸筋や腕の筋肉がこそげ落ちていった感じだった。俺には炭水化物を重視した肉体改造が合っているようです。白いご飯うまい!おかずを少し頬張って白飯をかきこむの最高だ!
今更かよって感じだけど、あれは非モテが恋愛の何が欲しいのかってところを理解しないといけない
非モテが恐らく恋愛や結婚を究極の承認と見なしているであろうことすら分からないのなら駄目駄目だ
人の評価は間違ってるということを
人の評価を正すことや努力を減らし極力自然体で生きてもいいってのは
評価は括弧付きの動物的本能を超えて相対的に、そしてなによりフェアなるべきだというのが彼らの主張だ
んで、それに対して、努力しろよだとか社会に併合しろというのは
私はサンクコスト払ったんだからお前もやれよという横暴でしかない
そう言った態度は極端にいえば結局恋愛工学を肯定することになる
社会に併合し、努力するってのはシステムの一員たれということだし
エマ・ワトソンの周りにはセレブしかいないからエマ・ワトソンはセレブと付き合ってるだけなんだと言えばいい
セレブは歯の矯正する金も肉体改造に勤しむ時間があるからカッコよくマッチョなだけで
もし、あなたと私に交流があって気が合えば私はあなたの恋人だったかもしれないから
そして話し合いましょうと
ちなみに私はというと嫌々合コンにでて適当に話していたら恋人ができた、3度も
盛り上がろうぜという場所で黙ってるだけで出来るんだぜ恋人なんてそれもポンポンとさ
だから、余計に努力しろとか社会に併合しろとか、システムにハックしろとかアホらしくてしかたない
一応、非モテの皆さんにも理解して欲しいが恋愛は究極的承認ではない
あらぬ誤解で恋人になろうとする人もいるのだから結局スタートは自己満足で、恋人を選ぶのは相手への承認じゃない
それは確かに酷く加害的でどうしようもないことだが