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2015-10-28

エンジェル・ハートにおいて香は何故死ななければならなかったのか

 

答え:獠と香に子供をもうけるため

 

『C・H』しか読んでないひと向けに説明すると、『A.H.』は、『C・H』のパラレルワールドとして描かれたお話で、流用された設定もあれば改変された設定もありますジャンルも違えば、テーマも違うので全くの別作品と捉えた方がいいです(『C・H』はもっこりアクション、『A.H.』はヒューマンドラマ)。

でもって、香は『A.H.』開始以前に死にます。車に轢かれそうになった幼児かばって死んでしまますドナー登録をしていたために臓器が移植用に摘出されますが、そのうちの心臓が、台湾マフィア強奪されます

理由は、台湾マフィアの凄腕暗殺者である「グラスハート」に移植するため。「グラスハート」は度重なる任務に心を病んで自殺を図り、鉄柵で自分心臓を貫きました。凄腕暗殺者を復活させたい組織は、適合者である香の心臓強奪し、移植したのです。

手術は無事成功しましたが、生きることを放棄した「グラスハート」は目覚めることを精神的に拒否します。しかし、香と心の交信を行うことで覚醒し、生きる気持ちを持たないまま迷子のように新宿の獠の元に向かいます

その後、紆余曲折を経て、生きることを受け入れた「グラスハート」は獠を「獠爸爸」(パーパ)、香を「香媽媽」(マーマ)と呼び、ふたりの娘「香瑩」(シャンイン)として暮らすようになります

 

図式化すると、

・グラスハート+香の心臓=香瑩

ということですね。

 

「グラスハート」は、殺しの英才教育を受けた暗殺マシンです。人として生きることは許されておらず、名前も持ちません。27番とか、コードネームの「グラスハート」だとか、人非人の扱いを受けており、心を凍らせて生きています。ただ実際にはそういった境遇に苦しんでおり、ついには自殺を図ります

一方の香は、『C・H』の(わりと自分勝手な)少女からシティーハンターとして多くのひとの支えになる母性豊かな女性に成長(or変更)を遂げています

暗殺マシンとして教育され、扱われ、心が壊れてしまった虚ろな「グラスハート」に、慈愛に満ちた「香の心臓」が入ることによって、「グラスハート」は獠と香の愛によって育まれる機会を得、ふたりの娘の香瑩になる、という構図です(香の意識はかなり残っていて、香瑩に慈しむように語りかけたり、体をジャックして危険地帯に突っ込まないようにしたりします。香瑩を介して第三者に語りかけ癒やしたりすらする。そういう描写をするための心臓移植、という側面はかなりあると思います)。

獠と香からしても、シティーハンターである以上、子供を作ることはできない(とふたり認識してる描写があります)ので、こんなことでもないと、ふたりの愛の子存在し得ないわけです。

 

さて、ここまで読んだひとの何割かは、

養子でいいじゃん!

と感じたと思います

「グラスハート」が自殺未遂をして、死にかけているところに獠と香が通りがかって助ける展開でも良かったハズだ、と。香を殺さなくたって、ふたり養親となって「グラスハート」に愛情を注ぎ、ひととしての心を取り戻させていく話が描けたハズだ、と。

ですが、それだと『A.H.』はクッソつまんなくなってたと思います。もうちょっとオブラートに包んでいえば、作者のやりかったことが出来なかったんじゃないかと。

というのは、『A.H.』が、欠けたる者が今を精一杯生きることを肯定的に描いた物語から、なんですね。

ここでいう欠けた者とは、人生において喪失経験している者という意味です。

 

『A.H.』の展開は、冒頭にまとめた通りなんですが、それは序盤のうちに終わって、以後は獠と香瑩が、シティーハンターとして多くの家族を助ける、という話をひたすらやるようになります

たとえば、40年前からタイムスリップしてきた男の話。

男はなぜ40年後の世界自分がいるのか判りません。見覚えのある場所は残っておらず、両親は死んでおり、自分と40年後の世界との接点を見つけることができず苦悩します。そんなときにかつての恋人が生きていると知りますしかも、彼女はずっと独り身で、自分との娘がいますしかし男は、老いていない自分彼女の前に現れても、その生活を壊し、傷つけるだけと苦悩します。自分は、40年前にハワイ沖で行方不明になったとき、死んでおくべきだった、と。

そんな男に対し、香瑩は言います

男「君と違って、僕がここに居る理由なんて…」

香瑩「あると思う」

香瑩「きっとあなた必要とし…あなた必要とする事が、きっと」

香瑩「でなきゃこんな不思議な事が起きるわけがない」

男はかつての恋人と向き合う覚悟を決め、和解するに至りますしかし、男は「タイムスリップの影響」で一気に加齢し、老衰で死んでしまます

家族は、本来送れるはずだった40年という時間を失っていました。しかも、ようやく一緒になれたのに、男はあっという間に死んでしまい、家族はまた喪失経験することになりました。

にゆく男は、恋人謝罪します。それに彼女は、感謝言葉で応えます

女「あなたが帰ってこなければ……この悲しさも知らずにいたでしょう……」

女「すべてが…愛しい日々だった……ありがとう……」

男は、香瑩が励ましてくれたからだと感謝します。

それは、家族にとって、喪失を乗り越えて手に入れた、大切な時間でした。

 

私たちは知っています人生ってのは何かを失っていくことだと。大事なひとは死んでしまうし、大切にしているものも不変じゃない。友情は壊れてしまうし、愛情はいつか冷めます。描いていた夢のほとんどは達成されず、諦めて諦めて諦めて残った一握のソレを大切にするしかない。でもそんな当たり前のことすら日々の忙しさにかまけて疎かにしてしまう。そして大切にしきれずに失ったとき、ああすればよかったこうすればよかったと悔しい思いをするんです。親を亡くした時とかにね。

『A.H.』は、そういう喪失を知った、もはや少年ではない世代人間が、「このひとたちは、大切な何かを守ることが出来た、ああ、良かった」と涙する、そういうお話だと思います。だから主人公である獠と香瑩にも大きな喪失経験させておく必要があったんです(どうすべきか悩むゲストキャラに対し、獠が「つれあいをなくし」た経験を語るシーンがあったりします)。

『A.H.』は、喪失を泣かせの過剰な演出のためではなく、誰もが経験する普遍的な哀しみとして描きます。哀しいことがあってもひとは生きていかないといけないし、哀しいことがあった時、後悔しないためにも今を精一杯生きなきゃなんない。香の死もまた、そういう喪失一種です。決して考えなしに殺されたんでも、新シリーズに興味を持たせるためでもないです。そういう意味で、誠実な漫画だと私は思います

 

そうは言っても香が死んだのは受け容れられんというひとはいるでしょうし、正当は意見だと思います

あと、どこまでいっても「家族愛」とか「人情話」が描かれるので、クッサ! と反感を覚えるひともいると思います

そういう意味で、万人向けではないし、『C・H』に比べて楽しめる層が狭まってるのも事実だと思います

ただ、頭ごなしに否定するにはちょっともったいないと思ったので、本稿を書いてみました。

 

というわけで、

 

真の答え:香という大きな存在喪失物語内包することで、今を精一杯生きるというテーマを浮き彫りにするため

 

でした。

こちらからは以上です。

 

http://anond.hatelabo.jp/20151027025925

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20151027025925

2015-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20151027025925

いや、むしろ増えるんじゃないか?ドナー

ドナー自分彼女彼氏だとしたら、「この世界のだれかの中に一部でも生きている」と思える自分スイーツ脳なの?

エンジェル・ハート生理的に嫌いな心臓患者

エンジェル・ハートドラマ化されて日テレから放送されているらしい。先天性心疾患を持つ者として、エンジェル・ハートは好きになれない。

前作のシティ・ハンターは、ほぼ全部原作を読んだのだが、エンジェル・ハート原作は、心臓移植の話が出てきた途端に、生理的嫌悪感で読めなくなった。

何が気持ち悪いかって、移植された心臓を通じて、故人の気持ちレシピエント(移植された臓器を受け取った人)に伝わってきたりする描写がそこかしこにあること。そんなこと、あるわけないじゃない。

移植された臓器を通じて故人の気持ちが伝わるという設定なら、なぜ、心臓なわけ?腎臓肝臓でも良かったのでは?

その辺りを考えると、結局、医学的には否定されていても、心臓という臓器に「心」が宿っている…と少しは思っているからこそ、心臓移植されたという設定にしたのだろうと事が透けて見える。

それが、気に食わない。

移植された心臓を通じて気持ちが伝わるような描写テレビで広く放送されてしまうと、「心臓には心が宿っている」という大衆幻想を強化することになる。すると、心臓障害を持って生まれ人間は、心にも障害があるのだろう、と思う人がチラホラ出てくる。あるいは、移植された臓器を持つ人間が、ドナー気持ちに背くような行為をしたら、苦しんで当然だ、と思う人がチラホラ出てくる。

結果的に、心臓患者臓器移植レシピエント全体がとばっちりを食うのですよ。ただでさえ、臓器の疾患は、自分からさなければ他人にはわからないことが多い。だから病気職場に隠して普通に会社員として生活している人も大勢いる。ああいう、心臓患者悲劇主人公にするような話が放映されると、患者の側は、「医学の知識の乏しい職場人間にどう思われるかわからない、話したら、『こいつは自分悲劇主人公であると思ってもらいたくて、ゴマをすっているのだろうか』と思われて、自分仕事評価に影響するかもしれない。とりあえず、何かあるまでは隠し続けよう」となる。

正直、大変やりにくい。あの話を作っている作者やドラマ製作者は、心臓患者を食い物にして、儲けているのですよ。

他にも、エンジェル・ハートは、移植観点からも本当に悪影響。日本心臓移植合法的に出来るようにするまでは本当に大変だったと聞く。心臓は、他の臓器と違って脳死状態じゃないと移植出来ないから日本臓器移植法が出来るときに、心臓移植必要とする患者は「人の命を奪ってまで生きたいのか、この命泥棒」ぐらいの事を大衆から言われ、批判されてきた。「日本人死生観脳死ではなく心臓死、心臓が生きている間は日本では人は行きている、だから日本では心臓移植は出来ない」、みたいな論が真顔で流され、昔の心臓移植必要とする子は、アメリカまで行かないといけなかった。そんな中で、ようやく日本でも心臓移植が出来るようになった。

にも関わらず、あんな、「心臓にはやっぱり心があります」みたいな話を放映されたんじゃぁ、話が逆戻り。ただでさえ持っている人が少ない、臓器移植ドナーカードで、心臓移植したくない人が増えるかもしれない。そうすると、助かる命が減る。正直、エンジェル・ハートの作者も、あのドラマを作っている人も、心臓移植必要とする子に死んで欲しいのだとしか思えない。ただでさえ、ドラマお話の中の「心臓病」は、登場人物悲劇的に殺して話から退場させる手段として使われてきた。心臓患者は、そういう悲劇的な話を大衆に売って儲けようとする作家テレビ局のダシ・食い物にされてきた。

もうこれ以上、我々心臓患者を、話のダシに使って搾取するのはやめて欲しい。

2015-09-08

前々から思ってるけど、nakaharamei さんは僕が盛り上がってる時に遊びに来てはちゃぶ台返ししようとするケースが多すぎる。しかも、彼自身自分意見がなくて、屁理屈で僕の意見の逆を押し通そうとするだけだから、彼と話してもあまり生産性がないのが悩ましいところ。好きすぎやろ

ああ、自分の反応されない人は偉くないという俺様基準を頂きました。僕もあんたになんかしらのツッコミをいただかないとほとんどやり取りしてないから、そういう存在という事を察していただきたいものだ。これは僕にとってね

おおよそ8000万人いるドナーカードの保持者がいる国でアニメの中でドナーカード名前を出し、全く嘘っぱちの虚構で作り上げた設定を根拠物語を展開し、それがいい話であればいいということに違和感はないとお考え?

あと、艦むすの弓の持ち方が間違っててもそもそも弓が戦闘機になるというアニメ版艦これ場合ストーリーに大きく関係しない。だが、ABはドナー自体の設定が嘘だとその先の音無天使関係が成立しない。ストーリーへの影響が全然違う

そもそも、弓道警察って艦これが人気を集めた理由(艦むすが萌えキャラとしてではなく、装備がマニアック再現されてて、萌え以外のオタクも反応した・艦これ世界観を説明する上で装備が大事ファクターになってる)という理由の裏返しなんだよなぁ…悪いものだとされてるけど、そこまでは…

しろ熱心な艦これファン(敵と艦むすの装備が実は一致するキャラが居る、装備の再現パない事を知ってる)人なら「そこまで完璧で、動いてこうなるのかよ」という気持ちがするのはわからなくもないんですよねぇ…注目と期待、期待と批判は紙一重なものだし

それよりもよくないのは東方警察無断転載警察で、東方警察なんて同人ゴロの言い換えでしかない(同人ゴロという言葉だって実態があるか疑わしい)し、無断転載警察無断転載ですよね?も制作者本人が追求するならまだしも、作った人でもない人が追求するのは筋違い後者は本物川による弊害

kanose  自分ブログ横須賀線を始めたしたインチキ情報を下調べなしに書いてみたり、躁うつ病うつ病について適当なことを書いて記述の正確性にケチを付けられると逆ギレする人と同一人物とは思えない。

Charlotte見て思ったが、だーまえ作品江戸しぐさのような恐ろしさを感じる

なんかCharlotte見てたら、1話Angel Beats!の二の舞いになりそうな匂いがプンプンして、あー見なくてよかったという気持ちしかなれなかった。一時期のKey作品面白いっていう評判は他の人にはともかく、少なくとも僕個人でそれが信じられたのは京アニのおかげなんだろうね。一昔前の京アニ作品もそうだし、ハガレン1期のアニメ版もそうだし、原作にはストーリーがなくてまとまりにくいものにうまく落とし所を見だしぱにぽになんかもそうだけど、アニメシリーズ構成脚本ってクリエイティブなことよりうまく噛み砕いてくれることがすごいんだろうなぁ~と正直思った

僕がアバン見た時に「あ、この設定というか、この言い回し変だ」と思った作品が殊の外人気だから、試しに見てみたんだけど…やっぱり開始6分で設定の破綻を感じてる。コピーしかできない奴が受験で1位って…。それって正解がわかってるってことだろ?2位以下にならないとおかしいはずなのに

あと、マドンナ存在って言うキャラ死ぬほど聞くんだけど、これも実在しないんだよなぁ…。例えば、GTOみたく「ドジっ子アイドルなっちゃいました」とか、コクラセみたく「いいところのお嬢様で送り迎えがつく人がいるんだ」みたいな誰がどう見ても浮いてる理由必要なのにそれがないとか…

トドメ事故ったのを救った時に女の子が「一組のだれだれくんが助けてくれた」ってこの台詞も変なんだよなぁ…。なぜクラス言った?

いやさ、僕がノベルゲーとか小説にハマれない理由って理由付けや情報開示の順番がわざとらしくて「あームダだなぁ~」と思うものがあるから。ムダならムダ、メタならメタで突っ込んでくれればいいんだけど、それがスルーされると、嫌な意味での突っ込みどころとして頭のなかに残って嫌になるんだよなぁ

この、テストで100点とったっていう理屈がだからおかしいんだって。おおよそ正しい答えなり、途中式なりを見抜く方法を知ってなきゃ、仮に他人の答案をカンニングできたとしても、それをカンニングによって100点を取り続けたり、学年トップになることは不可能。最低でも途中式を見抜く学力はある

と、これ、ここまでAパートの話なんだけど、この矛盾にいらついて普段の僕ならここでこのアニメを切る。これが流行ってるとしたらみんな頭悪いんだろうなぁ~みたいな感想を抱きながらね。あるいは、頭が悪いかどうかではなく「きっと1クールも経れば、忘れ去られるアニメだろう」と思うか

ちなみに、僕がグダグダ言ってるアニメAngel Beats!と同じ脚本の人(有名な人だけどあえて名前は出さないで作品名を出してる当たりご理解いただきたい)なので、「あー数年の間に増えたにわかオタクか、作家名でアニメを見てどうやってでも擁護したい人が盛り上げてんだ」が感想。この脚本家には前科がありまして、最後まで見れば面白くなる・矛盾点はあるけど我慢しようと思って多くの人が見てたら、終盤の感動的なシーンが設定の雑さゆえに矛盾してて成り立たないと言うヘマを数年前にもした人なんです…それでお察しな気が

ちなみに、Angel Beats!のどこがおかしいかについては、ドナーカード意味もちゃんと検索してない、ドナーがどういう条件で提供されるのかも確認してないいい加減な脚本家ドナーカードにできないことをドナーカードによって達成したという嘘っぱちの設定を作ったこと。犯罪的な捏造だよ。天使ちゃんと音無くんは心臓提供した・されたの関係と言う話になってるけど、音無くんは衰弱死・餓死みたいな状態でとてもドナーとして成立しない死に方してる。だから転用なんかとてもできないし、それ以前に脳死じゃないドナーは使える部分が限られているか心臓移植できないのよね…ストーリーの根幹である部分の前提に現実的な設定を使う以上調べて欲しいといいますか、詳しい描写まではいらないけど、5秒で検索したらわかるようなウソは入れないで欲しい気はします…

そこら辺のところがわかったうえでもなおAngel Beats!がいい話だと言ってるバカアニメの話はできないと改めてはっきり言っておきたい。作中に出てきたから言うけど「こんなのが売れるなんて世も末だな」とABの時から私はそう思ってました

妹のキャラクター年齢不詳。兄よりも歳上であるかのような言い回しが多いけど、これは伏線?それとも雑設定からくるもの

KANONやABだけではなく、アレだけ評判がいいリトバスもですか…。しかも、作者が患っている病気で…。流石にわざとやっているのではないかと疑わしくなってきましたなぁ…。 奇跡ゴリ押しされた挙句他人事のように「なんか泣けるような胸を打つような近さはないけど、テレビ的なわかりやすいいい話とはこういうものなのだろう」とKANONに対して思ったので、「お伽話」は言い当て妙だと思います

よりポピュラー病気システムを扱えば扱うほど「間違った知識の流布」「当事者を傷つける問題」に進展しかねないところがあるため、危うい傾向だと思えました特にドナーカードの話は免許取ってから日が浅い時期だったのでなおさら気になりました

いやさ、「だーまえ作品における病気はいい話のための演出なんだ」と言うのはわからんでもないさ。ただ、普段「うつは甘え」「サプリで治る」みたいなウソを振りまかれてる躁鬱病患者としてはああいものってすごく怖いんですよ…。ドナーカード免許取って人間なら近しい話だからすごく怖いし…。例えば、「うつは甘えだ!私は君を甘やかさない」と心を病ませながらも自分仕事場で面倒を見て、厳しきして社会復帰させたらそれはいい話かもしれない。だが、それはリスクを負ってくれる人が前提で「うつは甘えだ」と厳しいところに投げ込む風潮がマスコミだーまえ作品の影響でできたらどうさ?

大体の鍵っ子は、実は自分が感動したシーンとギャグぐらいしか案外覚えていないのかもしれない。あと人物同士の関係考察とかはするけど、現実に基づいた設定の考察はあまりしてないのかもですね。更に言うと、多分keyの全作品に共通するかもしれないのですが、後半だけ見れば問題ないってぐらい、前半はギャグ日常(現実的ではないですが)の塊なんです。あまり伏線積極的に張って行かないレベルでね

寓話以上世界仰天ニュース未満ぐらいの位置の何かだと思わないととても安心して見られない感じはあります京アニ作品として矛盾ギャグが気にならない形の物ではそこまで気にならなかったのですが、近年の麻枝准自らが脚本した作品は…。例えば、Wikipedia読んでもちんぷんかんぷん日本にはほとんど患者がいない難病多発性硬化症」みたいなものだーまえ演出をなさるんだったらまだ批判浴びないし、なんとなくそんな病気があるんやろう…みたいなのがあるけど、ドナーカードポピュラーすぎるもん!ちなみに、うつ病よりも関わっている人が多いドナーカード日本中8000万人の人(運転免許の裏はドナーカードなので免許保有者だけでもおおよそ8000万人)が関わりがあります

超極論を言えば、だーまえ逮捕されるべきだったとさえ思ってますだってドナーに関わる人間はおおよそ8000万人。免許の裏のドナーカードだけで日本国民3分の2。それにありもしない間違った知識を流布したり、価値観押し付けようと言うのだから怖いと感じないほうがどうかしてる。リプライを見た限りKANONリトバスでも同じ脚本家が同じような病気矛盾点を調べないで、創作物に流用しているそうです。Charlotte脚本家に限った傾向なので脚本家全体の衰えとして捉えるのはちょっとむずかしいですが…すいません。流石に極端なたとえですし、「もし、あん調子うつ病を扱ったら」というエクスキューズが抜けてるので、不十分なツイートになってしまいました

この話、だーまえさんの作品が人気を取るたびに僕を含めた誰かが「ざっけんなコラー」と言っても言っても騙される人が後を絶たないから繰り返ししてるけど、したところで得るものないからこのへんでやめます。僕以外に…つうよりももう鍵っ子の間で議論され尽くしているであろうテーマなのに、意外と周りで盛り上がるのな…

まぁ、うまる見て「あの秀才キャラ、悩みがないキャラがハナについてギャグだけを純粋に楽しめなくて少し苦痛」みたいなことを言って「そこ!?」的な返事が帰ってきた偏屈人間の言うことだからなぁ…。きっと受け入れられないんだろうなぁ

江戸しぐさ歴史的には間違ってるけど、いい話だからいいじゃない!だーまえ作品(とりわけAB)→病気患者が利用する制度を調べてないから間違ってるけど、ふんわりといい話だからいいじゃない。が重なる。僕が感じてた怖さはそういうことか!。遠い昔の話ならそれでも被害者は少ないのですが、それをポピュラー病気医療制度でやってしまうため、実際の江戸しぐさより被害者が出そうで怖く、またいい話だという言い分も江戸しぐさ的な押し売り稚拙さが絡むため、賛否が分かれる…というところでしょうか

2015-09-02

工事中

先日会社の受付にエホバの証人伝道者がやってきた。当然お引取り願ったわけである課長から、弊社は全員まとめて学会員なので結構です、と言うようにアドバイスを受けたがそれがなくともお断りしていたのは間違いない。というのもエホバはきっと姉を殺していたかである。姉の病気が発覚したのは去年の1月で、私がそれを知ったのはその1ヵ月後だった。病院へ来て一緒に説明を受けて欲しいと、突然私と両親に連絡があり、遠路はるばる出向いた先は信濃町である担当医師の説明によると姉は急性転化の骨髄性白血病で、早急な移植必要だとのことだった。両親には姉と私しか子供はいない。白血球の型が合う確率についてはABO式の遺伝の表を思い浮かべてもらうと早い。ただしAOAA区別するしABOは実はAAA~ZZZになっている。平たく言えば1/4にかけて血液検査を受けたわけだが、この結果は受けるずっと前から決まっていたわけである。だから私の造血幹細胞を姉に移植できたことについて運がよかったというのは少し違うんだろうと考えている。私はドナーとなるのに倫理的なためらいは無かったし、移植コーディネーターからリスクについて丁寧な説明を受けても、移植意思は揺るがなかった。医師家族患者に寄り添い、患者のために最善を尽くすわけだが、移植コーディネーターは必ずしもそうではない。彼をA氏とする。A氏の私に対する説明は血液検査を受ける前から始まっている、趣旨としてはこうだ。型が一致したからといってドナーには患者移植する義務はないということである

2015-08-07

http://anond.hatelabo.jp/20150806175229

システムがあってそれが機能していれば死刑殺害は要らない。

そのカスの終生の労働自分扶養されるのだと思えば、

死刑囚労働扶養されることはない。

死刑囚生産性が低いからだ。

産業革命以降、頭の悪い人間相対的生産性は下がり続けている。

まり経済的観点から死刑囚は生きてても死んでても

どちらでも変わらないどうでもいい存在

 

から治安維持的な観点から死刑囚殺害してそれを広報することで

犯罪発生抑止を期待し、社会に役立てようというのは一応筋が通っている。

 

まぁ、犯罪者の死を願うのが合理的でないという意見には同意する。

個人的には、医療人体実験や、臓器移植ドナーなんかに使うのが有益だと思う。

2015-06-22

人の命っていくらなんだろう

このまえ都内を歩いていると「かよちゃんを救う会」の募金活動出会った。


臓器移植に2億4千500万円が必要です!どうかかよちゃんを救ってください!」

臓器移植に2億、、、、

ほんとに2億もかかるのか、と色々と調べていたら

海外での臓器移植保険がきかないのに加えて、早く受診させてもらうための「割り込み料」とかもろもろ含めてそれくらいの値段になるそうだ。

ドナー登録が少ない日本だと移植までに約3年もかかるのだそう。

から多額の金額になっても海外での受診希望するらしい

ほお、と思ってその日は終わった。

2週間ぐらいたって今日たまたまこのブログを目にした。

http://kayo-chan.com/report/condition0612/

かよちゃんの近況報告だ。

どうやら状態は悪化しているらしく、あと1ヶ月で残り1億円強を集めなければならないのだそう。

そして続けて以下の文章記載されていた。

「この臓器移植問題は、我々の誰もに起こりうる、日本国民全員の抱える問題です。

 もし、もしあなたの大切な、何より大切な人が、かよちゃんと同じ状況になったとしたら。

 そして、その人を救えるチャンスが、目の前にあったなら。」

日本国民全員の抱える問題」ってなんなんだ。

割り込み料すらも寄付にお願いして、人の命は後回しにしてでも自分の身近な人の命を救いたい願望を

日本国民全員の抱える問題定義するのか


そもそも人の命っていくらぐらいなんだろう

2億5千万円払ってもらって自分は生きたいと思うのだろうか。

2億5千万円払ってもらった分の恩を一生かけて返すことができるのだろうか。

多くの方に寄付で助けてもらったから、今度はわたしが医者になって...!みたいな感じになったらいいかもしれないけれど

中学高校あたりでぐれてヤンキーとかになってろくでもない人生過ごしたらどうなるんだろう

でもまあそもそも死んでしまうとその選択肢すらも手に入れることができないから

助けられる命は助けたいと思うのかもしれないけれど、ちょっと無理やり共感呼びすぎなのかなって思った。



今回はあくまでも第三者的視点から意見を述べたが

当本人だったり、愛する人がこの状態になったら、結局自分もがむしゃらにぐちゃぐちゃにわめきながら寄付をお願いするんだろうなーと思う

2015-06-21

http://anond.hatelabo.jp/20150621164436

ということは、L型大学出身はおとなしく、企業高卒枠をガチ高卒と争ったほうがいいのだろうか。

それとも、さっさと樹海へ消えたほうがいいのだろうか…?

あるいは、臓器ドナー登録献体登録を済ませてから自殺か。自殺だと臓器が台無しになるからドナーは無理か。せめて献体か。

2015-05-06

自分チンコ見てると

「俺はこのチンコの主人たり得るほどの男だろうか(語弊があったら困るが、チンコは別段デカくも太くもない)」

「あの人(男女問わず)は俺より強いから、俺のチンコを真に備え付けるべきはあちらではなかろうか」

「俺はチンコを備え付けるに不適格かもしれない(というかほぼ確実に不適格である)けれど、果たしてマの字を備え付けるに適格かといえば、全くそうではない気がする。何も無いのがベストなのか?」

内臓移植するが如く、五体チンコ不満足の人にチンコをあげるチンコドナーってもう世の中にあるのかな?あるなら多少の謝礼をもらったうえでチンコを手放したい」

「本当にこのチンコは俺の一部なのだろうか。チンコがまるで自分の外部の存在であるかのように思えてくる」

チンコという表記と音がゲシュタルト崩壊してきた。チンコとは何だ」

2015-04-07

子供ほしいけど結婚無理そう、でも子供ほしい!をこじらせてるなと、

卵子バンクについて検索してて自覚して

生きてるのますますつらくなった

ドナーになるにも、年齢的にギリギリだとわかった

卵子バンクドナーになるより

伴侶見つける方が簡単かな

別々の内容で同じだけしんどいかな

やりたいこと諦めて、

食い詰めて死なない生活は手に入れたけど

死なないだけでなにもやりたいことないし

遺すものもない

途方にくれてる、虚しい

2015-02-03

骨髄バンクドナーを断った

母に反対され→負担のことを考え→後遺症も怖いし→ドナーはたいてい複数の候補がいる

ということで,断った。正直,断ったことに対して罪は悪感がある。

多分,謝礼金がいくらか出るなら断らなかったと思う。

何回か通院+入院3泊4日+術後の痛みにたいして無料ボランティア

自分ボランティア精神では,その負担を乗り越える事ができなかった。

年間2000人ほどが骨髄移植をするらしい。一人に一律5万円渡しても1億円。

へんな所に税金使うよりはいいと思うんだけど,どうかなあ。

無償のままやってくれる人がたくさんいるから,制度が成り立ってるんだいよな。

そこらへんよく考えないで登録してしまたかもしれない。反省

2014-11-17

http://anond.hatelabo.jp/20141116190540

子宮移植手術は技術的には可能だろうけど

日本は2人以上子供がいる既婚者でなければ不妊手術は法律上許されない。

産む機械勝手仕事放棄されては困るんだとさ。

移植の為のドナーだっつっても健康子宮を摘出する時点で不妊手術と同じ扱いだろうから国内じゃ無理。

性同一性障害者の性適合手術としての子宮摘出はあくまで「病気治療」だから例外的に許されてるだけ)

かと言って海外行ってまでって感じだろうしなあ。

海外でも患者の身内とかでない赤の他人しか外人)がドナーになれるのかは知らんけど。

2014-06-19

臓器提供を嫌がる気持ちが理解できない

家族自分意思関係なく嫌がるってのはまだわかるけど、自分のものを嫌がるのが理解できない。

別に無理に臓器提供しろって言うわけじゃないけど、死んだ後火葬されたらなくなっちゃうのがもったいなさすぎるだろ。

俺なんか飲酒喫煙もしないきれいな臓器だと思うから消し炭なっちゃうくらいならぜひ使ってほしいって思うけど。

ドナー待ちなんていくらでもいるし。

つってもどこぞの炎上したブログみたいに、「提供して当然」みたいな考えを押し付けるのも違うとは思うんだけどね。

あと安楽死もぜひやってほしいね延命装置ついただけの植物人間になってもう意思表示もできないレベルだったら生きるの辛すぎる。

自分が辛いというよりは、それによって周囲に迷惑をかけるのが辛い。

死んだら人間なんか肉の塊でしかないんだから・・・とは思うんだけど、死後のあれやこれやっていかんせん残された人のためっていうところが大きいんだよな・・・難しいのう

2014-04-02

http://anond.hatelabo.jp/20140402000136

その通り。男のほとんどはいらない。

日本精子バンクにいくと、

1.当機構ドナーはいずれも東大京大慶應等、国立又は私立の最難関大学を出ており、国内高水準の学歴を有しています

2.容貌も魅力的な者

3.運動神経にも秀でている

http://japan-reproductive-organization.net/info.html

少なくともこの3つを満たしてない男が女のために提供できる事は

1.稼いで貢ぐこと

2.家政婦を雇い家事負担を減らすこと

3.新潟農村か何かに籠ってずっとネット農業かなんかやって細々と邪魔にならないところで生きること

2013-05-17

献血ルームに出かけたら,死にたくなった件。

献血ルームに行ったことある人はよく御存知だと思うが,献血に行くといろんなサービスが受けられる。

そのサービスの一つが,献血中の映画視聴だ。

とくに成分献血という時間のかかる献血方法を選択した場合は,その間の退屈を紛らわしてくれるため,非常にありがたいサービスである

ただ,さすがに映画1本分(2時間)も献血すると死ぬので,映画の途中で献血は終わり,いそいそと引き上げることになる。

そう,普通ならね(どや顔

しかし,観ていた映画がなかなか面白かったから,そうも素直に帰れない。

しかも,周りの献血席を空いている(というか,ガラガラである)。

だったら,最後まで見せてもらってもいいよね!?

と,厚かましくも考えてしまった俺は,一応,若い看護師さん?に許可をいただいて,献血後も映画を見ることにした。

でも,やっぱり迷惑だったようで,しばらくしたら別のベテラン看護師さん?に「この席に次のドナーの方が座るので,席を空けていただいてもよろしいですか?」と断られてしまった(念のため弁解しておくが,やっぱりガラガラである)。

もう献血ルームを後にするまで恥ずかしくて死にたくなったわ。。

2013-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20130123130849

ドナーカードみたいに生前意思表示すればいいってことだね個人個人が。

意思表示が無ければ消極的保守的方向に措置(公表しない・ドナーにしない)って感じで。

2012-07-03

精子バンクを利用した人工授精にかかるお金

女性男性恋愛結婚をせずに子供だけ作り育てるにはいくらかかるのか試算してみました。

 

アメリカから精子を輸入する際にかかるお金

Recipient registration(精子バンク登録料)7700円

Donor Sperm(精子代)2万円~3万円

Shipping Fee(日米往復送料)4万円

Tax(入国時の税金)2万3000円

 

日本での人工授精にかかるお金

人工授精 6000円

 

合計すると約10万円。

1回で妊娠するケースは少ないので、多めに見積もって5回人工授精したケースだと、約20万円。

安くはない金額ですが、男性卵子を購入し代理母出産を依頼する場合費用が平均1600万~1800万円であることを考えると、まあ出せる金額かなという感じですよね。

卵子提供を受けるには一回100万円ほどかかりますし(摘出するのが本当に大変なのだそうです)、他人の子宮を10カ月借りるわけですからやはり相当な金額がかかります

出産には危険も伴いますから代理母への危険手当的な意味も含まれたこの金額なのでしょう。

精子の値段に幅があるのは、洗浄処理などの加工を行った精子場合や、詳細プロフィール付きでの精子提供場合、それぞれ料金が上乗せされるからだそうです。

また精子アメリカから輸入するのはその方が却って手続きが簡単である日本精子バンクは未婚女性精子提供しない)のと、

値段が安価である日本精子を購入すると値段が5倍になる)ことを考慮した結果です。円高が追い風ですね。

同性婚などの議論がさかんな北米では精子バンクを気軽に利用するレズビアンカップルもおり、需要は多いそうですよ。

精子バンクではドナー学歴容姿などでどの精子を購入するか選ぶことができます

ハリウッド女優ジョディ・フォスターが、精子バンクで学才・運動能力容姿にすぐれた男性ドナー精子を購入し、子供をもうけた話も有名ですよね。

彼女レズビアンだそうです。

 

ここからは一般的な養育・教育にかかるお金です。

子供を22歳(大卒年齢)まで育てるのにかかる養育費は、食費や医療費など全て合計して約1700万円だと試算されています

それと別にかかる学費が、全て国公立でも幼稚園から大学までで約1200万円。

合計すると2900万円です。

 

男性恋愛する、男性結婚する、という道を選ばずに一人で子をもうけて育てるには相当な経済負担がかかります

普通女性」が実現するのは難しい生き方であると言えます

外資系エリート女性など、飛びぬけた高収入の一握りの女性けが実現できる夢なのでしょうね。

2012-03-07

http://anond.hatelabo.jp/20091019233503

先日、ドナー候補に選ばれたよ。

宝くじ1万円以上に当たるのとどっちが確率が高いのだろう。

2011-11-03

尊い資源(A priceless resource)

要約:自閉症統合失調症に対する治療の鍵は、最近亡くなった子供たちの脳にあるかも知れない。治療進歩のために、研究者たちは寄付された研究材料の国際バンクへのアクセスを必要としている。

現在科学課題事項の中で、死んで間もない子供の脳の研究匹敵するほどのショッキングな話題はまずないだろう。その研究から得られる結果―自閉症統合失調症といった精神状態の理解(おそらくは治療も?)の進歩―は曖昧ものである。そして、その困難はと言えば、明確である。突然の、そしてときには暴力的な状況によって自らの子供を失い悲しみに暮れる両親から譲り受けなければならないのだ―その子の、脳を。

から、個々の研究者機関財団が、中絶から胎児脳と同じように新生児幼児、それより大きな子供たちの脳をもっと研究できるようにしてくれと大っぴらに表明するのがはばかられるというのはよくわかる。それでもなお、ttp://www.nature.com/news/2011/111026/full/478442a.htmlで取り上げたニュースが示すように、一部のアメリカ患者グループは声を上げ始めている。これらのグループは、支援を受けるに値する。更に、彼らはアメリカ内外でより野心的な目標に向かってともに進み、支援をしてくれる科学研究機関を必要としている。その目標とは、世界中から集める数万を超えるであろう子供胎児の脳を保管する国際組織バンクであるNature今日ここに、そのようなバンクの支援をすることを誓約する。

そのような施設であれば、発達の早期段階にある脳組織研究を行いたいと願う膨大な数の科学者を集めることになるだろう。今日生物学技術を持ってすれば、不完全な発達による神経学的疾患についての豊富情報抽出できる。自閉症統合失調症双極性障害と言った精神発達状態は今日社会にとって巨大な負担となっているにもかかわらず、これらに対する有効な治療はまだ無い。統合失調症だけでもアメリカでは毎年数十億ドル費用がかかっている。

これらの疾患について研究している多くの科学者は若年者の脳組織アクセスできない。現在存在する脳バンクを非公式に調査した結果では、バンクが保管する胎児幼児10代の若者の脳は僅か1300だという。

ある子供個性の座、などという微妙な問題を含む研究材料供給を国際的な尺度で増大させるなど、どうしたら可能だろうか?供給不足の一因は輸送の問題であるしかしこの問題はいくつかの成人脳バンクが解決しており、原理的には子供場合も違いはない。

現実ものであれ想定されたものであれ、最大の障害はこの話題の微妙さと両親からの募集にある。究極的にはこの障害に直面しなければならない。そして、アメリカでの議論を主導しているのは苦しむ両親たちとの会話の経験がある自閉症支援団体である。彼らは、事故子供を亡くした両親にその子の脳を寄付することの価値を納得してもらうよう働きかけを続けている。それと平行して、NIH子供の脳を積極的に集め、より広く生体医療コミュニティーに利用してもらえるような、脳組織収集の全国ネットワークを立ち上げる方針である

これらの事はゆっくりしか進行していないが、ともかく動き続けている。そして、これらのゆっくりした国内での動きが国際的な動きに発展するためにどうすればよいか考えるのに早すぎるということはない。より多くの国が集まればより多くのドナーが集まる。個人の脳に大きな可変性がもともと備わっていることは、脳組織研究統計学的に有意ものであるためには大変多くの数が必要になることを意味する。

バンクの国際ネットワークは以前にも行われたことがある。たとえばBrainNetヨーロッパヨーロッパの19の国で脳組織を集める唯一の門戸として10年前に設立されたが、どの国でも子供の脳は意味のある数を集められていない。アメリカの支援団体であるAutism Speaksは既に自らの脳バンクオックスフォードにあるイギリスの保管所に加えている。

ネットワークでつながれた収集組織胎児脳にも同様に広げるべきで、これが国際的な取り組みを行うもう一つの理由でもある。アメリカでは過去20年間に、少なくとも8人の中絶医療関係者が殺されており、そのうち4人が医師であるNIHのような団体が(中絶胎児からの収集について強力な公式の宣言をするわけにいかないのもわかろうというものだ。

正式には今年開かれたばかりだが、精神発達疾患について精力的にtranslational researchを行っているMarylandのBaltimoreにあるLieber脳発達研究所は、自らの研究プログラムのために若い人々の脳の収集を行っている。収集はそれほど政治的に反対の強くないヨーロッパの3国(スコットランドデンマークブルガリア)の胎児の脳から始まる事になっている。実際、Lieber研究所は個人的、政治的な感情に十分配慮した上で小児や胎児の脳バンクを運営していく方法の見本を実証しようとしているのだ。国内や国際的な脳バンクネットワークができたとしたら、それらに協力するのですか、とOrganizerらに問うたところ、「協力する」とのことであった。しかし、それを待っているわけにはいかない。行われなければならない重要研究は既に多すぎるほどなのだから

A priceless resource

Nature 478, 427 (27 October 2011) doi:10.1038/478427a

Published online 26 October 2011





この文章に、不快な思いをする人もいるかも知れない

しかし、日本ではこうした議論が少ないように思う。科学は、ひとりでに発達したりしない。犠牲も伴う。

疾患に苦しんでいる人を救うのはこうした働きの積み重ねだったりする。

拙い訳だが、せめて、片隅でいい。誰かの頭に引っかかってくれれば。

2011-03-05

骨髄の正式なドナーに決定しました

コーディネーターさんから電話が来て、そう聞かされた。
正直「やっぱりね」という感じ。自分に決まる予感がしてたから。

父が悪性リンパ腫に罹患している事がわかったのも、ちょうど去年の今頃だった。
癌が国民病と云われるようになって久しかったけど、まさか自分家族が患うことになるとはと、母と2人最悪の事態ばかりを考えていた。
主治医の説明を受け、余命宣告されなかった事に安堵はすれども、治療の過程におけるリスクがある…即ち、何らかの原因で死んでしまうという可能性が1%でも存在しているという事が怖くて、怖くて、毎日夜になると自室に引きこもって泣いていた。

そして、今。
父は奇跡的にも腫瘍が全て消え、普段と何ら変わらぬ生活を送っている。
去年、あれほどやつれ、禄に歩くことも出来ず、ドデカい輸液パックに24時間繋がれていたのがウソたいだ。
さぁー、私も早く仕事を見つけなk(略

と、安堵していた所に届いたのが、例のあのオレンジ色の封筒だった。
バンク自体には、父の病気が発覚するよりかなり前に登録していたのだが、まさかよりによってこのタイミングで来るとは。
しかも、骨髄採取する病院は、父が入院していたのと同じところ。
普段はこんな事軽々に考えはしないんだけど…この時ばかりは「まさに運命だ」と思ってしまった。
(人の命がかかっていることだからあんまこういう事は思っちゃいけないとはわかってるんだけども…ね。)

まぁー、正直全身麻酔で? 腸骨に針ぶっ刺しまくるとか? 説明聞いただけでも結構怖かった。
一緒に説明についてきてくれた親友もめちゃくちゃビビってた。
正直今も怖いし、この一件を知った親戚からマゾだとかアホだとかとも云われてる。
(流石に腹がたったけど、まぁそう思われてもある意味仕方が無いことだから…。)

でも…それでも、私はドナーになる。
あの頃のことはあんま思い出したくなかったから今まで考えないようにしてきたけど、こうして文章にしてみたおかげで改めて決心できた。

取り敢えず、頑張ってみる(`・ω・´)

2011-01-05

大学生の私が母を看取るまで。

私の母が死んだ。47歳の誕生日を迎えてまもない冬の日。半年の闘病生活の末のことだった。

病名は、慢性骨髄性白血病

以下、情報が正確でないことにご留意下さい。伝聞や、うろ覚えで書いているものが含まれています。

私は一人暮らしをしているから、その時の状況は電話越しに伝えられた範囲でしかしらないことが多い。以前から頻繁に連絡は取っていたが、病気がわかって以来、母の体調が許せば毎日電話していた。

大学夏休みになるまで二月余りを残していたと思う。どうも母が白血病しい、と言うことを聞かされた。私が真っ先にしたのがググって見ること。いかんせん、TVでよく見る難病の一つと言うイメージしかない。調べていくと、ここ10年くらいでしい薬が開発されて、治療に関わる環境はだいぶ良くなっているらしい。良くはわからないが、いまでは直る病気になったようなのだ。

私は安心した鵜呑みにするのはいけないと思いながらも、信用できる情報だったからだ。

投薬治療で症状が落ち着けば、通院しながら普通に生活できるらしい。母は電話越しに、「仕事を辞めて暇になったかお菓子を作ってるんだ。夏休みになったら作ってあげる。」と普段とあまり変わらぬ調子で言っていた。

この頃は病名を聞かされたショックから立ち直ってた時期だったと思う。

事態が変わったのは夏休みに入る前のことだ。母が入院したグリベックという薬が効かなくなっていたらしい。後で聞いた話だが、急遽病院に行き、検査を受けてる間にも体調が急変していたそうだ。これはマズイと言うことで、入院することになった。

入院してからしばらくは、薬で抑えていた病気の症状が現れていて、かなり苦しんだらしい。母の体調を鑑みて、長時間電話は避けざるを得なかった。この時期の全てはあとから聞いた話しになっている。

薬は何種類かあって、人によっては合う合わないがあるし、量の匙加減も難しい。過剰に生産される白血球が下がりすぎてもだめだし、抑えられなくてもダメなのだ。必然的に、治療長期間に渡るものになる。

ともあれ、主治医の尽力の下、母は体調が安定するようになった。

夏休みに入って、私は実家に戻った。蛇足ながら以下に私の生活パターンを記す。

朝十時ぎりぎりに起きてバイトに行き、午後3時くらいにはバイトから上がりがてら買い物をして、風呂を浴びた後、母を見舞い、午後6時前後に家に帰って夕食の仕度をする。父が母の見舞いにいくなら付いていって、大体12時には寝る。バイトがなければ家事をしながら、できるだけ母のところで過ごす。

実家田舎にあるので、私は去年取ったばかりの免許片手に車の運転に習熟することになった。病院までは大体車で20分。

家事一人暮らしである程度の経験はあるものの、家一つ切り盛りするのは容易ではない。私は祖母と分担してやっていたが、母には到底及ばないことを痛感する。

母は夏の間は比較的安定していたように思う。血液中の成分を分析した数値は上下していて、分からないなりに私たちは不安になったものだったが。熱は高めであったが合併症を起こすことも無く、起きて歩いたり出来ていて母は体力を必要以上に落とさないようにするなど、治療について前向きだった。お医者さんが重い病気にも関わらずしゃんとしていてこちらが勇気付けられる、という風なことを言っていたほどであった。

ただ、病気に対する抵抗力は徐々に失われていっていたようで、秋が近くなったあたりでアイソレーター(空気清浄機の親玉)が個室に入った。母はこれを自分の病状が悪化した証だと見たのか酷く気にしていて、アイソレーターがはやく取れないかとこぼしていた。他にも、入浴は洗浄して誰も入らないうちにしたり、食事に制限がついたりした納豆などの菌がついてるものは冗談抜きで命に関わるようだ。

治療方針についてだが、これは二転三転していた。母の検査の結果次第であるからだ。当初は入院は短期間のことであるとの話しだった。ついで退院が見えてこなくなり、移植検討しなければいけなくなり。最終的には移植するしかないとのことになった。移植についても、中々方針は決まらなかった。少なくとも素人目にはそう見えた。が、この場合主治医の熱心さの表れでもあった。聞いたところによると他の病院血液内科(要は専門)の先生とも協議を重ねていたとのことであった。それに母は遺伝子が特殊だったらしい骨髄バンクドナーを探すのも難しいだろうと言う話しを聞いた。私か兄かの造血肝細胞を用いての半合致移植に踏み切ることも有力な選択肢の一つだった。最終的には、主治医が見つけてきた、完全に一致する臍帯血を用いて移植することになった。

リスクは大きいがそれしかない、との決断だった。母はま比較的若くて体力があることも後押ししていた。

施設の問題で、最初入院した病院では、移植の前処置に必要な放射線照射が行えないらしいので、他の病院に転院することになった。

夏休み最後に、父と共に、その病院で転院に必要な手続きと、担当して頂く医者との顔つなぎにいった。穏やかな、経験豊富先生であった。どうも、前の主治医も今回も医者には恵まれたようだ。

私としては、付き添っていたいのは山々だったのだが、母たっての希望で、大学に戻ることになった。

それからは、移植前の前処置に入る直前までは連絡をとっていた。以降は父を通してたまに状況を確認するに留めた。

移植後2週間くらいたった、12月のある日。

移植がうまくいっているかが、おおよそ見えてくるだろうから、私は土日を利用して母を見舞った。

愕然とした。準無菌室に居た母は、長く伸ばしていた髪をそり落とし、管に繋がれて、一瞬誰だかわからないほど人相が変わっていた。見るからに弱弱しく、その辛さは如何ほどのものか、本人にしかからない辛さだろう。つい先日風邪を引いたくらいで弱音を吐いていた私は自分を恥じた。

なんと言っていいものか、躊躇ううちに1時間が過ぎて、母は疲れてしまったように見えたので、その日はそれだけにしてアパートに帰った。後から聞けば、私は何もできなかったけれど大層喜んでくれたようだ。

クリスマスには冬休みになるから、その時また会おうね。そう約束した

クリスマスを目前に控えた日。

から何通もメールが来ていた。文面は全部、すぐに連絡を下さい。

普段は強いて何も考えず、その日も暢気にバイトに精をだしていた私は、すぐに思い至った。まずいことが起こった。そして、そこで考えるのをやめて、すぐに飛び出す準備に取り掛かった。久しぶりの全力疾走。兄が近くまで迎えにきているらしい。気ばかりが急いて、結局アパートの外で30分ばかり兄を待って立っていた。

病院についたら、丁度父と医者が話しているところだった。呼吸器をはずすのはどの時期にするか。そう漏れ聞こえた。私は泣き崩れてしまった。

母の術後の経過は良好だった。白血球の数値も戻ってきていた。ただ、血小板は立ち上がるのは遅くなるもので、どこかから出血すれば手の施しようが無い。その危険性については何度も言われていた、と父は語った。

母の脳内では出血が起こっていた。最も起こって欲しくなかった事態になってしまったらしい

病院で、個室を一つあけてくれて、母はICUからそこに移された。自発呼吸はしていない。瞳孔も開いてしまっている。脈拍と体温、それに呼吸器の音だけが母の生きている証だった。それでも母は生きていたのだ!

泣き疲れて、寝て起きれば、母は目を覚ましているのではないか最近眠れてなかったらしいから、2,3日寝てるだけなんじゃないか。そんなことばかり考えた。

その日から、3,4日ほどだろうか。父、兄、私の3人で交代で寝ずの番を立てて母に付き添った。呼吸器のリズムを厭いながらも、安心させられもする、最も堪えた日々だった。最も、精神とは面白いもので、1ガロンも涙を流せば人間立ち直る方向に向かえるらしい。水を飲んだそばから涙に変えれば少しは気が晴れたものだった。

深夜1時、父と兄と私が見守る中で、母は息を引き取った。


繰り返し、情報が正確ではなく、うろ覚え、伝聞が入っていることにご留意下さい。

最後に、ここまで書き散らして、文体も統一できてないんだけど、言いたいことの欠片ほどしか書けなかった。

風呂桶一杯分くらい泣いたのでここで筆を置きます。気が向いたら修正します。

2010-11-05

守るべきもの、という言い訳について

パソコンをしながら

妻が見ている月9ドラマを横目に見て、

馬鹿にしていた。

 

腎臓移植」を断る主人公の親戚達。

そして、ついには婚約者にも断られる。

 

自分が同じ立場だったら…?

「死ぬわけじゃないって言ってるんだし、協力するだろ、普通。」

ご都合主義、くだらない。」

そう思っていた。

 

先日、伯父が白血病にかかった。

 

割腹がよく、明るい性格の伯父だったので、

突然の知らせに驚いた。

 

すぐに「骨髄移植」という言葉が頭をよぎったが、

薬で治療をする、という事らしく、

本格的治療に入る前に見舞いに行ったりした。

 

その後、忙しくなり、なかなか顔を出せなかったが、

どうやら退院をしても良い期間と、

入院をする期間とを交互するような生活に入り、

安定してきたという話を聞いていた。

 

ところが急に耐えられないほどの痛みを訴え、検査をしたら、

骨髄移植による治療が必要な段階に入ったらしい。

 

唯一の兄弟である母が提供者となるべく、検査をすることになった。

そこで、医師より以下のような説明があったらしい。

 

骨髄移植には以下の2通りの方法がある。

全身麻酔を行い、骨髄より骨髄液を抽出する方法

・薬により血中の白血球数を通常の10倍ほどに増やした状態で採血(?)を行う方法

 

前者は全身麻酔リスク(マヒなど)があり、

後者は薬の影響で数年後、自身が白血病にかかるケースがある、という事らしい。

 

そして、近年では後者が主流になってきているそうだ。

白血病リスクがある後者が主流という事に耳を疑ったが、

医師の話を母から又聞きしているので、情報が欠けているのかもしれない。)

 

テレビタレントドナー登録をカジュアルに訴えているような世の中なので、

恐らく医師の言ったようなリスクは非常に低い確率で発生するようなことなのだと思う。

 

しかしそれを聞いた時、

検査の結果、適合して伯父を救って欲しいという気持ちと同時に、

適合せずに母が安全でいて欲しいという気持ちが生まれてしまった。

 

仮に、母に代わって自分が行けるか、と考えると、

妊娠中の妻と、生まれてくる子供の事が浮かび、確実に躊躇している自分がいた。

 

まさに、鼻で笑っていたドラマの薄情な親戚そのものだった。

直接医師に確認をしていないので、情報が足りていない状況だが、

自分がそう考え事がひどくショックだった。

 

そして今日検査の結果、

残念ながら母の血液では伯父に適合しなかったという連絡があった。

 

まずはリスクについて、直接医師から説明を受けに行こうと思う。

2010-08-17

姉ちゃんありがとう

俺の高校の学費のために姉ちゃんは毎朝3時に起きて新聞配達してくれた。

本人は「私の食費稼いでるだけ」て言ってたけど、俺が高校いかなきゃ姉ちゃんのご飯代なんて当たり前にあるわけで。

俺が勝ち組大企業に入って恩返しするからて旧帝大はいったときも学費のためにソープでバンスしてくれた。

しかも氷河期就活失敗してニートになってからも俺の生活費のためにパパを3人くらい掛け持ちしてくれて、「私はセックスが好きだからいいの」とかいって、毎日毎日おっさんたちにネチっこく弄られて。

負担かけてばかりじゃ悪いと思ってサラ金から借りて毎週コツコツパチスロやら競馬やるようになったけど、

どんどん借金が膨らんで毎日怖いおっさんから「心臓売れや」言われて欝になったときも

ドナーになって人助けした」とか言うから

「ねーちゃんの心臓なくなるの?」とか言ったら

「まだここにあるよ」っておっぱいさわらせてくれたし

という妄想オナニーしてみた(;´Д`)ハァハァ

2010-07-18

新米医師が問う命の重さ

http://anond.hatelabo.jp/20100718044500

脳死による臓器提供ドナー制度が変わったのは、みんな知っているだろうか

愛する人が脳死として判定されたとき、臓器を受けられる人が出てくる

その人の臓器のおかげで、生きながらえる人が出てくる

たばこの吸いすぎで肺がんになった患者さん

新たに肺の移植を受けたあと、またタバコを吸う現場を見たときの挫折感

わかるだろうか

医者には、臓器の提供先は選べない

出来るのは目の前の患者さんに脳死を宣告すること

脳死の判定は複数の医師による基準が明確になっている

しかし、現実は、グレーなこともある

脳死ではないけれども治療費の負担が大きいこともあり、ご家族の方から相談を受けることもある

また、一方、完全に脳死として判断されるけれども、脳死として受けられないご家族もいる

脳死として判定する命の重さ

眠れない日が続く

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